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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

妻をエロ上司のオモチャに 第8回

今日の土曜日も妻は休日出勤。下半身裸での勤務をしてきました。
今日は下半身裸のまま本当に仕事もしたらしいですが、わずか1ヵ月半でエロ上司の
性欲処理係まで落ちました。昔の便所女を抑えつけていた重石を取り除いてしまったようです。
公衆性欲処理係になるのも遠くない気がします。
だったらという訳じゃないですが、エッチしながら聞き出した妻のこれまでの性体験をここで
暴露したいと思います。
妻は高1の夏休みに先輩と初体験。その後25歳で私と結婚するまで男は4人。といってもこれは
恋愛関係として公然と彼&彼女の関係になった数。
他にナンパ、不倫、なんとなく、勢いで…を含めると正確には不明。
ざっと40人くらいには淫らな陰唇を開き咥え込んでしまっているよう。
特に19,20の頃はナンパ相手にはめられ放題の公衆便所だったようです。
公衆便所として多いのか少ないのかは良く分かりませんが、私は完全に負けです。
妻曰く、この頃は今ほど感じるのでもなく遊びの延長でされていた、と。
「でもエッチ好きだったんだろ?」との問いには「うん」と答えます。
以下妻の性体験データ
◎最高記録
 ○1日でした最高回数8回。
 これは二十歳の頃、元彼と弁当持参でホテルに行った時の記録。
 もと彼の発射回数が8回。元彼には頭が下がります。
 ○1日でした最高相手人数4人。
 ナンパの彼のアパートで何故か女(妻)1、男4で宴会。
 深夜隣の部屋で先に休んでいると始めにナンパの彼がやってきて1発、終わるや否や入れ替わりに
 次の男が入ってきて、やらせて、と言われて1発、そしてまた…。4人全員にやられてしまった。
 レイプとはならなかったのが妻らしい。
 ○エッチした相手の最高年齢
 スナックでバイトしていた時のお客さん。推定70歳。ちゃんと勃起してはめられたらしい。
 この時お小遣いを渡されてしまったとのこと。これって限りなく援助交際ですよね。
 今も妻を虐めるネタにしています。
◎いけない関係
 当時の彼の弟。彼の家で彼の留守中、弟と話していて突然抱きつかれ、そのままずるずると
 エッチしてしまった。兄弟ふたりとの関係が2ヶ月ほど続いたらしい。
◎ご乱交
 尻軽友達のK美といるところを二人組みにナンパされ、遊んだ後ホテルへ。
 同じ部屋の中でそれぞれに合体。終わると今度は相手を入れ替えて2回戦。
 K美と並んでバックで責められ、先に終わったK美の目の前でアクメを迎える。
 この時、もう1人の男に下から乳首を吸われたのがものすごく感じてしまったらしい。。
 妻は否定するが乱交Pです。
◎こんなところで
 前の会社の慰安旅行で、大部屋で男女入り混じって雑魚寝状態へ。
 深夜、隣の男が妻の浴衣の中に手を。妻は寝たふりを続けて触られるままにしてしまったが
 結局ばれて、そのまま横に寝たまま後ろからはめられる。
◎悲惨体験
 またまたナンパの彼と隣県の海までドライブ。深夜カーセックスしたが中出しされ怒ると逆上され、
 ほとんど裸状態で置き去りにされる。優しいトラックに拾われ送ってもらうが
 運賃とジャンパー代を体で支払う。
◎おまけ(赤面体験)
 花火大会の時、急にお腹の具合が悪くなったが仮説トイレは長蛇の列。
 いろいろな我慢と努力をしたが、個室目前にして脱糞。

性玩具としての素性をもっと開花させてやろうと思います。
 
  1. 2014/11/25(火) 10:24:53|
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妻をエロ上司のオモチャに 第7回

妻は今や完全にエロオヤジの性玩具になってしまいました。
しかし女とははこうも割り切りが早く性に貪欲になれるものなのかと迷わされる毎日です。
最近はむしろ私を挑発するように淫らな行為を行い、私に告白する始末。
土曜日は休日出勤を続け(もちろん仕事ではなく奴の欲望のはけ口となる為に)、平日も奴から
プレゼントされたガーターベルトや下着とは名ばかりのスケベな下着を身にまとい出勤しています。
(この点、奴が色々なものを買ってくれるので助かりますが)
給湯室ではブラウスを開けられ乳房を引き出されては乳首を弄くり固く尖ったところで
吸い付かれ舌の上で転がされながら毎日お茶代わりに生乳を吸われているようです。
最近は会議室も使われ始め、先日は立ったままノーパンのスカートをたくし上げられると、
ラビアを一枚づつ、穴のまわりから入り口、さらには尻の穴の中にまで舌を入れられ
丹念に舐められたあげく、剥き出しになったクリトリスをイクまで吸いつづけられました。
妻も奴の肉棒に舌を這わせ、勤務時間中にも関わらず奴の精液を口に受けたそうです。
これほどまでに淫らな関係になったのはあの休日出勤からですね。
その日は妻は制服姿で出勤。出勤するや奴は妻のスカートを腰の部分で折り返させ
ミニスカート状態にさせてしゃがませたり、椅子に座らせて少し足を開かせたり、
あげくには自分の頭を跨ぐように妻をたたせ下から覗くなど、
普段の奴の欲求をストレートに妻に求めてきたようです。
妻もそんなプレイに体が熱くなるのを感じながら要求に答えたのです。
そして次にエロオヤジが妻にさせたのは下半身だけ裸になることでした。
ブラウスの丈は短く、妻の陰毛もいやらしく張った尻も余すことなく丸出しにさせ、
そんな格好でコピーを取らせたり、お茶を入れさせたりなど妻に普段の仕事の真似を
させながらそれをジーッと見つめていたそうな。
そんな視姦プレーに妻も激しく興奮し恥部から淫汁を溢れさせていたのでしょう、
「こんなに濡らしていやらしい人妻だな」などと言葉責めを受けたのです。
もう奴には完全に妻の性癖を見抜かれてしまったようです。(昔からかもしれませんが)
妻に自ら求めるように尻を突き出させながら、入れないという焦らし戦法。
さすがエロオヤジ。その後妻を全裸にさせて無人の会社の中を歩かせて視姦したようです。
妻の羞恥心を煽り、身体中から淫臭が発するほど昂ぶらせ、妻自身に「入れて」と
懇願させて奴は妻を貫いたのでした。視姦だけの前戯で妻の陰部は淫汁にまみれ
奴の肉棒を受け入れたのです。オフィスの自分の机の上で。
後はもう妻の頭の中は真っ白になるほど感じ、獣のように淫欲を交じりあったのでしょう、
その日帰宅した妻の陰唇は淫靡な牝臭を放ちながら貫かれた肉棒そのままにぱっくりと口を開き、
白濁した涎を垂れ流していました。私はそんな妻を日光消毒だと、ベランダに向って股間をさらけ出させ
ながらすべてを聞き出したのです。

毎日の淫蕩な生活の中に身を置きながらも、恥汁を垂れ流しながら楽しむ妻。妻の性感は前にもまして
敏感にそして淫らになりました。そんな妻を愛しく感じます。でも同時に妻をもっと
恥辱の中へおとしめたい、昔のような公衆便所女に戻してみたい欲求が募ります。
楽しみな事が二つ。
妻の今の会社は結局、前の会社の上司の紹介。すなわちエロ上司からエロ上司に引き渡されて
いたのでした。妻はヤリマンという履歴書とともに今の会社に就職したのかも。
現エロ上司曰く、妻の元上司が久しぶりに飲みにいこうなんて言ってるらしい。
新旧エロ上司に囲まれる妻。妻はどんな顔をするのだろう。

もう一つは妻の会社の慰安旅行。最近では女性や若者が参加する事はほとんどなく
オヤジたちのまさに慰安旅行。コンパニオンを呼んで派手に慰安してるらしい。
今年は新入社員も無く女性参加はゼロに違いありません。
エロ上司の強い誘いに乗せて妻を中年の獣たちの中に放り込むのも悪くないと思っています。
なんせ会社にはあと二人、妻と以前ペッティングまでした奴がいるはずですし
他にも妻の履歴を知っている奴がいるかもしれませんからね。

しかしミイラ取りがミイラにならぬよう気をつけねばなりません。
予想以上のエロ上司の淫技、それに反応する妻に戸惑いを覚える事もあります。
奴以上に時には淫らに、時には慈しむように。私も苦労しています。
  1. 2014/11/25(火) 10:23:55|
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妻をエロ上司のオモチャに 第6回

妻をエロ上司のおもちゃにして、そんな鬼畜的行為に多少なり自責の念を抱いていた
私でしたが、妻は結構楽しんでしまっているようです。
今週は生理であることもあり大人しくしているのかと思いきや、生乳房は毎日弄られてる
ようです。そして今度の土曜日は休日出勤するとのこと。もちろん二人きり。
妻が全裸で仕事をする姿が見たいなどと言い寄られ土曜日ならと受けてしまったとの事。
全裸で勤務する妻の姿。私も見てみたい!しかし難しそうです。
でも喜んで妻を出勤させることにしました。制服姿で。
  1. 2014/11/25(火) 10:22:54|
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妻をエロ上司のオモチャに 第5回

前回投稿したあの夜の日以降、エロ上司の妻に対するセクハラ攻撃はエスカレート。
妻の露出羞恥性癖を知ったのか、結構卑猥なポーズを取らせたりするようです。
奴は妻にほとんど布のないヒモ状の下着等をプレゼントしてきました。
もちろん翌日は妻にその下着を身につけて出勤させ、披露させます。
妻は毎日のように給湯室で剥き出しの尻を突き出し、奴にオマンコを晒しては弄られ濡らして
帰ってきていました。でもさすがのエロオヤジも社内では眺め、弄り、舐める程度。
連夜、妻を誘い出そうとしました。しかし私は暫く妻に拒否させました。
それはあの夜の二人の想像していた以上に馴れ馴れしい仲に少し嫉妬心を覚えたからです。
互いの股間を舐めあう仲なのですからなれなれしいのは当たり前とも思えますが、
舌を絡める妻、自ら奴に尻を突き出した妻、アナルをほじられながら奴のザーメンを飲み干した妻、
その後も全裸姿のまま奴と語り合っていた妻。
その姿にひょっとしてあの夜は俺が見ているかも知れないからセックスしなかったのか、
ひょっとしたら俺と知り合う前から奴とはセックスしていたのでは…、と疑惑が生じました。
しかし疑惑が生じるほどに妻を淫乱・羞恥の渦の中に置いてやりたい欲求にかられ、
毎日セクハラで濡らしてくる妻を、感じさせながらいかせてやらない仕置きをしました。
そして妻に「本当は昔セックスしました。今もしたくてたまらない」旨のことを告白させました。
これが本当か、私に話を合わせたのかはもうどうでもよく、スケベな妻に奴とのセックスを
許可する事にしました。少し注文をつけて。

遅めの待ち合わせの時間。奴の車に乗りこむ妻。二人の影が重なりました。
そして妻の頭が奴の股間に埋もれるのが分かりました。
妻には、ペニスが欲しくてたまらない発情中の人妻、を命じていたのです。
妻の影が埋もれたまま奴の車は動き始めました。
食事の後、二人は前と同じため池のほとり。
エロオヤジはすぐさま妻の乳房にむしゃぶりつくともう遠慮なく妻の身体中をなめつくし
始めました。妻は奴のペニスをしゃぶりながら股間を奴の顔に移動。
せまい車の中でのシックスナイン。妻の身体は完全に窓に晒されました。
いやらしく破廉恥な姿。これを妻に命じていたのです。
妻の陰唇に這う奴の舌。例の覗きも見ていました。
(覗きの事は妻に秘密にしています)
やがて妻が向き直り奴のペニスが妻の淫穴に分け入りました。
妻が「もう我慢できない。入れて。」とお願いしたのです。
こうしてとうとう妻はエロ上司をもくわえ込む淫乱妻となりました。

その後二晩続けて妻は奴に誘い出され、辱められながら犯されました。
週末はラブホにてゆっくりと身体の隅々まで舐めつくされ様々な格好で犯されてきました。
私が海外出張のはずの2週間の期限がせまり、やつは嬲り尽くすように3回も求めたそうです。

妻をエロ上司の性処理係に貶めて、その上性的興奮を覚える自分につくづく、変態だなあ、と
実感しています。もちろん妻の事はこのうえもなく愛しい気持ちになります。
なのにますます虐められたい、虐めたい欲求にかられます。
エロオヤジに責められる妻に自分を反映しているような、自分がMなのかもしれません。
妻が昔のように、公衆便所と噂されるまでさせてしまうかも。
  1. 2014/11/25(火) 10:21:51|
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妻をエロ上司のオモチャに 第4回

妻のエロ上司に対する挑発が成功し、そしていよいよ先週から私が出張で不在のはずの2週間。
しばらく妻に機先を外させて焦らしていたのが効いたのか、妻に給湯室での機会をつくらせると
エロオヤジは飛び付いてきた。すでに生乳房まで触らせてある、もう奴は躊躇無く抱きついてきた
そうです。もちろん妻は無抵抗。但し触らせるだけ。
妻の「触るだけよ」の言葉はある種承諾の意ととらえられたのでしょう、より大胆に制服のベスト、
ブラウスのボタンを外され弄られたそうです。ブラウスを肩から半分落とされ、後ろから右手で
乳房を鷲掴みに揉まれ、乳首をつまみ出されながら左手はスカートの中、尻を股間を這い回った
ようです。もちろん尻の割れ目もバッチリのスケスケパンティもきっと奴の目に焼きついたに違いない。
妻は私との再現の時と同じように押し殺した喘ぎ声をエロオヤジに聞かせていたのでしょう。
先週はこんな、許す、焦らすを繰り返させそして週末にとうとう奴とのデートに妻を向かわせました。
妻には一旦帰宅させ、ノーブラにタンクトップ、尻の形がくっきりでるタイトミニ、それに一応シャツブラウス
を羽織らせて向かわせました。シャツを脱げば上も下も体にピチピチ、もちろん乳首も乳房の形さえ
浮き出るほど破廉恥な格好。下着もヘアの透き出るヒモパンにさせました。
家を出る前、少し悪戯したせいもあり妻はすでに上気した雰囲気。私も車で後を追う。
エロオヤジと待ち合わせの駐車場、私はやや離れた所から観察。
妻が車に乗り込むや奴は妻を見回しながら何か話し掛けている。するとなんと妻はシャツを脱いでしまった。
いきなり奴に挑発的露出姿を晒してしまったのです。私が考えていたより馴れた仲の二人?
後で聞くとこの時既に奴は妻のスカートをめくり露出下着というよりはヘアまでも見ており
ギラギラした雰囲気になっていたそうだ。
奴が行きそうな店、プレイスポットは妻と調査済み。
二人はその中のイタリアンの店で食事。さすがに妻もシャツを着て入店。1時間ほど、私は先ほどの
二人に妙な嫉妬心を覚えながら待ちました。
やがて出てくると妻はまたシャツを脱いで奴の車に乗り込みました。
期待通り?いやでも奴に素直に体を晒す妻の姿を目にして確かに私は嫉妬していました。
車中ではエロオヤジは率直にホテルに誘おうとしていたらしいが私の命令どおり妻は拒否。
二人はカラオケボックスに移動。ここでは妻はシャツなしの姿で入店。エロオヤジにも
妻の露出性癖がばれたのか。いや昔から知っていたりして、と余計なことも想ったりする。
どちらにしても今後の妻の会社生活を淫らにできるぞ、と自分に言い聞かせる。
ボックスの中は密室だ。全く伺うことは出来ない。しかしやっぱりこのとき奴はもう
妻の胸、腿を触っていたそうだ。奴に触られまくりながら裸身に近いスタイルで歌う妻の姿、
一人非常に興奮を覚えていました。私は一旦帰宅し、車からバイクに乗り換えまた尾行。
カラオケを出て車中で何やら話している二人。
そして二人はやっぱりかつて行った事があると聞いていたスポットに向かって行った。
そこは郊外の田んぼだらけの中を通る川を利用して作られた池のほとり。
バイクをおり覗きの気分で二人の車を探し出す。興奮していました。
そして車を見つけやや離れた草だらけの小堤防の上から覗き見た。
運転席側からだったが妻の助手席も見える。シートはすでに倒れていた。そしてその時妻は、
すでにタンクトップの肩ヒモを外され両方の乳房を晒していたのでした。
エロオヤジがマッサージするように妻の乳房を大きく回すように揉んでいる。
妻はうっとりとしているのかされるがままになっている。
そして奴はスカートをめくり上げ妻の下半身を晒しながめていた。
さすがはエロオヤジ、ゆっくりとしたいやらしい責めだ。
そしてとうとう奴は妻の乳房にむしゃぶりついた。
詳細は見えない。でもきっと妻の乳首は奴の舌でころがされ、ビンビンに固くなり
吸われているに違いない。妻の吐息が聞こえてきそうな気がした。
次に奴は妻の体を抱き寄せると後ろから抱えるようにしながら妻の乳房を揉んだ。
奴はこのスタイルが好きなのか?そして片手は妻のパンティの中に。
会社での光景を見させられているようでたまらない。
妻は感じているのだろう、体をのけぞらせるようにしながら、そして首をひねって
奴のキスを受けた。貪るように舌を絡めあっている雰囲気が伝わる。
奴に乳首をこねられ、オマンコを弄られながら夢中に舌を絡める妻。
奴がヒモを解いてパンティを取り去ってもされるがまま。
羞恥心より性の快感が勝ってしまっているのだろう。このキスシーン、私も激しい興奮を感じ
下半身が爆発しそうな疼きを感じた。
二人の熱気がすごいのか、エアコンがついているのに窓が曇り始める。
その時、人の気配が。私以外に黒いトレーナーで身を包んだ男がいたのです。
本物の覗き。妻の痴態をまた別の男が…。
今や妻は腰の周りに衣服がからみついているだけの全裸。そして今度は助手席で蛙のように
膝を抱えるように股間を開きエロオヤジに舐められていました。
頭の位置関係からするとアナルまでも舐められているのか、それをまた知らない男に見られている。
覗きは軽快に車に近づき直近で覗いています。その光景に喉がやけ付く。
やがてエロオヤジは妻の乳首を貪りながら激しい指マンをし始めた。
いつのまにかエロオヤジのパンツも半分降りており、妻が奴のペニスを握っているようでした。
そして妻の身体が反り、奴に抱きつくようにしながら脚にギュッと力を入れる姿が。
イッたようです。しばらくして妻がおきあがると奴の股間に手をだすのが分かりました。
しごいているようでした。やがて妻の頭がエロオヤジの股間に。
そして奴が妻の尻をトントンと叩くのが見えました。すると妻はごく自然に頭を股間に埋めたまま
助手席で四つん這いのようになるとエロオヤジの手が届くところまで尻を近づけました。
なんと言うあさましい姿か。この光景にも大変な興奮を覚えました。
妻の身体に染み付いた淫乱性。車の中でなかったらエロオヤジの頭に自分の股間を持っていった
ような気がします。これまでの何人もの男との経験の中で身体が動いたような気がしました。
エロオヤジは妻の肉襞と舌の感触を思う存分味わっている。そして覗きは後方ピラーに張り付き
妻の尻を覗いている。妻のおしゃぶりは長く続きました。
覗きが私の近くに戻り囁きます。
「ありゃ不倫だな。あの女、尻の穴にまで突っ込まれながら夢中でしゃぶってるよ。」
そう、妻はアナルにまで指をいれられていたのでした。
二人が覗きつづける中、エロオヤジは妻の頭を抱えながら射精しました。
その後覗きがつぶやいた言葉、「あの女、飲んじゃったよね」
はい、妻が奴のザーメンを吐き出す仕草は見られませんでした。
その後、妻は全裸姿をさらしたまま奴となにか話していました。

激しい興奮、嫉妬、そして昂ぶり。この夜のことは妻と再現することもなくあまり話していません。
ただ、その夜、妻を犯しながらもっと淫乱性を引きずり出してやりたい、そんな気持ちにかられました。
  1. 2014/11/25(火) 10:21:00|
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妻をエロ上司のオモチャに 第3回

妻の会社が木曜日から始まりました。休み中、エロ上司に仕掛けた挑発はまんまと成功。
妻の会社の制服は茶系のタイトスカートにブラウス、ベストの組合せ。
普段から妻はややミニにしているが、さらに5cmほど短くさせ、大胆に透けるブラウスに
ノーブラで出勤させました。
(郊外の田舎会社で妻は制服のまま車で出勤しています。)
エロ上司は朝から妻にギラギラした視線を注いでいたようだ。
午後になり同僚OLが銀行に出かけ職場に二人になると、奴は机に向かう妻に後ろから
近づき、「この前はどうもありがとう…」と言いながら肩をもみ始めたそうだ。
そしていきなり俺の出張の確認。
妻が打合せどおり「今度の日曜日から2週間USAに行ってしまいます」と告げると
「それはさみしいねェ、心も体も」などとさすがはエロオヤジ、単刀直入だ。
妻は「ええ、まあ」と答えると「お茶を入れてきます」と給湯室へ。
妻の話では給湯室は休憩室の奥にあり、勤務時間中はほとんど人が来ることはなく、
来たとしてもすぐには見られないちょっとした密室で、昔ここでエロオヤジに
ペッティングされたとのこと。二人の思い出の淫行場所へ妻が誘惑すると、やっぱり
ノコノコと後からエロオヤジはついてきたそうだ。
お茶を入れている妻の後ろに立ち、「普段は一段とセクシーなんだね…」といいながら
妻の後ろ姿を見つめていたらしい。妻は背中や腰、尻に視線を感じ、またエッチな場面が
頭に浮かんでこの頃にはもう少し濡れ初めていたかもしれないと言っていた。
それから「旦那さんが出張中なら今度食事でもおごるよ」と誘ってきた。
妻が少し焦らしたあとOKの返事をすると、妻の真後ろに近づき腰に手を回しながら
首筋に顔を埋めてきたとのこと。「いい匂いだな」などと言いながら。
妻のメス臭に触発されたのか?妻が命令どおり無抵抗で入ると、腰の手が尻や下腹部に
回る。妻が流し台に手をついて目を閉じて立っていると奴の手はやがてベストの裾から
中に手が入り、ブラウスの上、お腹から胸へと手を伸ばしてきた。
妻がノーブラでいることに気が付くと驚き、しかしよりいっそう大胆に激しく乳房を揉み
乳首をつまんでこねくり回しはじめたとの事。
そして今度はベストのボタンを外すとベストを開いて覗き込んだ。
固く尖った乳首の形も色も、乳房全体までもが透き出てしまうブラウス、妻はこの時が
一番恥ずかしくそして感じたらしい。横の食器棚のガラスに映る自分の姿が恥ずかしかったとのこと。
エロオヤジはブラウスのボタンの間から手を入れると妻の生の乳房を揉み乳首を楽しんだのだ。
しかしこの日はここまでで終わった。ほぼ俺の計画どおりだ。
せっかく妻にスケベなスケスケのパンティをはかせていったのにそれを奴に見せつけてやれなかった
のは残念だが、簡単にはやらせない。
妻を奴のオモチャにしてしまう計画ではあるが奴には焦らして焦らして…と思っている。
もちろん妻も焦らしてやるのだ。もっとも妻が許してしまえばそれまでだがそれもまたOKか。

その夜は妻の報告を聞きながら燃えました。
妻自身、勤務中の淫らな行為、許された範囲内での挑発と抑制行為に興奮を覚えたようです。
リプレイで楽しみ、妻の濡れ具合を確かめながら虐めてやりました。
妻が「エロオヤジとやらせてください」と言ったら許してやるか?

金曜日は一転して妻には触らせなかった。
エロオヤジは朝からやたら元気で妻にエロ視線を送っていたようだが、おあずけにしてやった。
来週は何をさせようか?
月曜日はとりあえず過去と同じ、オッパイに吸い付かれるところまで許してみるか。
エロオヤジとのデートは水曜日にさせる。
リアルタイムで妻の痴態を見てみたいが、ホテルに入られると不可だし、あのオヤジが
車等で淫行に及ぶかは?だ。
妻に、恥ずかしい事をされると感じる事を告白させるのも一手かもしれない。
それに妻の制服姿での痴態もいいし、露出用のマイクロミニワンピで食事に行かせるのも楽しみだ。
やっぱり迷っている夫でした。
  1. 2014/11/25(火) 10:19:29|
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妻をエロ上司のオモチャに 第2回

盆休み中に妻の上司のエロオヤジに挨拶に行きました。妻はいやがりましたが田舎からの
贈物を分けるなどと勝手な理由をつけ妻に電話をさせて。
短い時間だったがエロオヤジはかなり喜んでいた。
妻には下着をつけさせず、白ブラウスに深いスリットの入ったスカートにさせていた。
訪ねる前に充分に乳首と淫穴をいじくりまわしハッキリと乳首が固く突出る状態にしておいた。
奴の視線が妻の乳首や深いスリットから除く太腿に注がれる。
妻は顔を上気させながら、命令どおり胸も露わになったスリットも直さず耐えていた。
妻の体がこのエロオヤジの手で揉みまわされ、この口でしゃぶられ、このすけべな目の前に
痴態がさらされていたのかと思うと激しい嫉妬と興奮を覚えました。
帰り際、「赤ちゃんはまだ?頑張ってる?」の問いに
「最近忙しくて全然かまっていません。休み明けも長期の出張の予定で」
とカマをかけておいた。
挑発にしては不足だったかもしれない。しかし休み明けには何かが起こるかもしれない。
妻にはもし会社でセクハラがあったらすべて無抵抗でいるように命じました。
もしどこかへの誘いなら受けて一旦帰宅して出かけるように命じた。
より挑発的な格好をさせるために。
奴との会話の想像を妻と楽しんでいる。
休み明けが待ち遠しい。
  1. 2014/11/25(火) 10:18:05|
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妻をエロ上司のオモチャに 第1回


私の妻はいわゆる公衆便所女でした。
私自身、妻とは2回目のデートでやらせてもらっており、それ以降会えば必ずだったから
分かってはいましたがね。優柔不断というか求められるとなかなか拒絶できないタイプ。
しかしエッチのウマが合うというか、露出プレイやソフトSM的な事も楽しんでいるうちに
欲情と愛情が重なってそのまま結婚した。
最近セックスの時、妻に過去のことを告白させて楽しんでいます。
妻自身、自分の過去の事を話しながら羞恥心で昂ぶるようで、私もまた妻の告白に
妙に興奮を覚えます。しかし出ること出ること、さすが便所と言われただけの事はあります。
4P(妻は違うと言っているが)やら慰安旅行でしてしまったやら。
妻はかつて大手の銀行に勤めていましたが、今まで転職は配置された支店が通勤に不便だったから
とか聞いていたが、案の定、不倫が原因なようでしかも便所女が知れ渡って居られなくなったようだ。
そんな話も夫婦のエッチの興奮剤にしている私も私だが、最近気になる事がひとつ。
妻は今の会社でも3人と途中まで関係したとのこと。しかもその中の一人は妻の上司。
私達の披露宴でスピーチをし、私にビールを注いできたあのエロオヤジだ。
妻は最後までは行ってないというが…。妻の話が本当だとしてもあのエロオヤジは
妻の乳房を揉みまくりむしゃぶりついたことがあるというわけだ。
別に嫌悪感や憎しみは感じていない、ただ何故か興奮を感じ、胸が熱くなる。
そして妻が他人に抱かれ乱れる様、便所女の姿を見たい欲求にかられてきている。
特にあのエロオヤジに。
結婚してからはなくなったというが、エロオヤジが妻の独身時代にしたセクハラの話に
興奮してしまったのかも。
(このHPのTOPの写真のイメージのようなことがあったらしい)
またおまえの体であのエロオヤジを挑発して虜にしてやろうか、但し最後まではやらせずに、
いっそのこと今の会社でも便所社員になるか?
などと妻とセックスの時に話しています。

妻は私の命令なら…などと、本気にしていないようだが、徐々に気持ちが膨らんできています。
どうせそのうち俺は転勤、妻は退職だしね。

しかしセックスは別に割り切れると豪語する妻、踏ん切りつかないのは私の方かもしれない。
  1. 2014/11/25(火) 10:16:42|
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おかしな趣味 投稿者:MIM

妻と結婚前に付き合っていた男と二人でおかしな趣味にはまっています。
事の発端は近所の温泉センターでその男とばったり出会ってからです。
サウナの中で男が先に声をかけてきました。

「あの、○○さんですよね。私木村(仮名)と申します。以前お宅の奥さんと...」

私はびっくりしました。私もその名前は知っていました。
なぜなら妻を寝取ったのは私ですから。
しばらくあれこれと世間話をしていました。
しばらくして、男は私のペニスをジロジロと見ながら

「そのチンポで紀代美は犯られたんですね。結婚するとまで
言ったのに。」

ポツリとつぶやいた男のペニスは勃起していました。

「今更そんなことを言われてもしょうがないじゃないですか」

男は突然、目をギョロッとさせて、

「終わったことですからね...でも私だって仕返しはさせてもらいましたよ。」

「なにっ?」

「8月に紀代美と大ゲンカしたでしょ?その日紀代美は帰ってこなかったでしょ。ハハハハハ」

「このやろう!」

私は男に飛びかかろうとしましたが、汗ですべって転びました。

「久しぶりの紀代美は人妻らしい体になっていい味でしたよ。
このチンポの先からたっぷりと俺の精子を出してやったよ。」

男は勃起したペニスをこすっていました。
しかし、顔は情けないくらいに涙ぐんでいました。
私が妻に「前の男のペニスはどんなんだった?」と聞いたときは

「あなたのほうが大きくて太くてすごいわ」そう答えたはずなのに
男のペニスは太さは普通でしたが長さは私の1.5倍はありそうで
しかも、へそに付きそうなくらいに硬くそそり立っていました。
この長いモノに貫かれていたのか...
そう考えると私も勃起してしまい、タオルで隠しました。

「あんたも今日から俺と同じだよ。他の男のチンポですすり泣く紀代美を想像しながらたまらない気持ちでチンポをこするんだよハハハハ」

「場所を変えましょう。人が来る」

二人は温泉センターを出て、車の中で話をしました。
私自身、今までに感じたことの無い嫉妬と興奮で頭がおかしくなりそうでした。

あの日、妻が一晩家を出て翌日仲直りして妻を抱こうとしたら
妻は猛烈に嫌がったのは、まだ怒っていたのではなく、
この男の精液が体の中に注ぎ込まれていたからなのだ...

「あんた、まだ立ってるのか?」
「あんただって、興奮しているんだろう?」

お互い、自然に自分のペニスを出して相手のペニスを見ながら
ペニスをこすり始めました。

「4年前紀代美が突然、好きな人ができたから別れてくれって
言い出して、俺は別れないって言ったんだ。そしたら紀代美の奴
もうその人と心も体も離れられない関係になっているからって答えたんだ。俺と付き合いながら紀代美はすでに何十回もあんたに抱かれていたんだ。」

「いや違う、俺と初めてホテルに泊まった翌日、彼とは別れたって言っていた。」

「それは何月だ?」
「12月だ。」
「俺と紀代美が正式に別れたのは2月だ。」
「12月から2月は付き合い始めて毎日のように会って俺の家に泊まっていたんだぞ。」
「そうだよ、だから俺はおかしく思って問い詰めたんだ。紀代美は
仕事が終わって俺の家に来て俺に抱かれた後も母親に叱られるからと言って必ず帰っていたんだ。」

私たちは二人でその頃のことを必死に思い出し、いつセックスをしたかを教えあった。
確実に週に2日は二人に抱かれていた計算になる。

「夜、俺に抱かれるホンの一時間前にはあんたのペニスで泣かされていたのか...」
「俺だって....家に帰ると言いながらあんたの家であんたのチンポをなめまわしていたんだ。」

二人には変な友情のようなものがうまれ、それぞれのペニスを恨めしそうに眺めながら射精した。
私のほうが少し後だった。なぜか小さな優越感に浸った。

お互いティッシュに出した精液を見せ合った。
相手のほうがはるかに大量の精液を出していた。

「すげー量だな。溜まってたのか?」
「もう一度、出させてくれよ...紀代美の中に」

しばらく無言だったが、あの大量の精液がまた妻の中に出されると
思うと再び勃起してきた。

それから時々、男は私に電話をかけてくるようになった。
そして、二人で車の中でお互いのペニスを見ながらオナニーをするようになった。

最近ではそれぞれが妻を抱いた後にその様子を教えあったり、
携帯電話をベットに隠して妻の声を相手に聞かせながら
やろうと相談をするようになってきた。
  1. 2014/11/25(火) 09:20:03|
  2. 1話完結■未分類
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ある日 投稿者:寝取られ男

すみません。この掲示板ではごく初心者の話しですが。
っていうより、「犯され続けていた私の妻」っていうタイトルには合わないです。
妻は犯されたわけじゃなくて、酔っぱらってつい気軽に浮気してしまっただけなんで・・・。
ごく普通の夫婦の生活にある日ちょっとした事が、というだけの話です。

私の妄想をいつも妻にいいながらセックスしてたのがとうとうホントになってしまいました。
妄想の世界だけだと思っていたのが現実に浮気されてみると、妻には言いませんが、愛情と憎しみと嫉妬で胸がさわぎます。
でも、妻のほうはあっけらかんとしていますので可愛いですが・・・

ある金曜の晩遅く,妻はかなり酔っぱらって帰宅。
着ているものを脱ぎちらかしてパンツ一枚でベッドに入ってきました。
「ねえ、あたし浮気しちゃった・・・」
「なんだって!」
「あたし浮気しちゃったのよ、ごめんなさ~い」
「いきなり何言ってんだ。ウソだろ?」
「ほんとよー」
「誰と?」
「会社の上司、金子さん。前から言ってたでしょ、よく誘われてたって。
2次会でべろべろに飲んじゃって、帰り二人切りで酔いをさまそうって歩いてたんだけど、なんとなく腕組んじゃったの。
彼も私の肩を抱いてきてなんか恋人どうしみたいだねって言いながら・・・自然にラブホテルに入っちゃった。」
「おまえ夫がいるんだぞ」
「うん、でも、そうなっちゃったの、彼も奥さんいるけど、はずみなのよ、酔ってたし・・一回だけならって思ったの」
「オレにヤキモチ焼かせようと思って、そんなこと言ってるんだろ」
「ほんとにセックスしちゃったのよー、うわきはつたいけーん。今そこまで送ってもらったの」
「ホントかよ?」
「だってー、おまえ浮気してもいいんだよっていつも言ってるでしょ」
私のチンポはさっきからガチガチに勃起しています。
妻のパンツの中に指を突っ込みました。
「アッ!ダメ!」
「濡れてる!」
「話してるうちに濡れてきちゃったのー」
「ホントの浮気しちゃイケナイんだよ」
「だって、しちゃったものしようがないじゃない」
「素っ裸にされたのか?」
「ウウーン・・・最初、立ったまま抱かれてキスしたの。そしたら金子さん後ろからスカートめくってお尻むき出しにされて、、
めぐみちゃんのお尻可愛いねって。鏡に写ってる姿みたらすごいH!ダンナさんいつもこんな可愛いお尻さわってるんだーって言うのよ」
「おまえバカじゃないの、会社の人間とそんなことして」
「うーん、あとで思ったから、今日のことなかったことにして下さいって言ったら、心配しなくていいよって言ってくれたから安心」
「そんなこと言ったっておまんこしちゃったんだろ」
「あなたもそうだけど、男の人ってみんなスケベね」
「おまえだってスケベなことしちゃったんだろうが」
「そうなの。でも金子さんきっと女遊びいっぱいしてると思う。すっごいもっていきかたがうまいの。
もうここまできたら目一杯スケベになっちゃいなさいっていわれて、そのままベッドにいってじっとしてたらね、
握ってごらんって・・・すごい太かった・・・金子さんのチンチンすごいって思わず言っちゃった」
「・・・・・」
「金子さんたらね、私の上にまたがって、胸の上にチンチンおいておっぱいではさんで遊ぶのよ。
で、目の前に来ちゃったから思わずキスしてあげたの。そしたらグーッて口の中いっぱいに押し込まれて・・・苦しくなっちゃった」
「おまえ、そんなことまでしたのか」
「だってぇー、その方が自然でしょ?太い足でね、毛むくじゃらなのよ。でね、めぐみちゃんのあそこ見て上げるからあんよ開いてねって、
めぐみ子供みたいになっちゃって言われるとおりにして・・めぐみちゃんのまんこ小さくて可愛いだって。」
「おまえそんな風に見せちゃったのかよ」
妻のめぐみとは結婚して6年ですけど29才で小柄なもんで若く見られます。
おまけにいつまでたっても少女趣味で甘えん坊なところが可愛いのですが・・・
「だってぇー、子供ん時のお医者さんごっこみたいなんだもん。金子さん私のあそこ開いてキスしてくれたんだけど、すっごいうまいの。
あんなにうまい人はじめて」
「おまえ、ほかにも浮気してたのか?」
「想像よ。だってあなたしか知らないんだから。それがねー、もうー、ソフトタッチっていうか、堪らないくらい柔らかくされるから、
焦れて焦れて・・・でも、ホントは感じないようにしてたのよ、だってあなたのこと思って悪い奥さんかなって・・・
でも、あなたの奥さん不感症なんて思われたらイヤでしょ?でも、まだ酔っぱらってお遊び気分だったんだけど・・・
くりちゃんにキスされてるとたまらなくなっちゃうのよ・・・イキそうになっちゃうし、ずっと我慢してたんだけど」
「そこまでやってて我慢もへちまもないだろ!」
「もうだめ・・・もうだめ・・・イク・・・イクって・・・これだけだったら浮気じゃないと思ってぇー、
金子さんキスしながらわたしのまんこ指でかき回すの・・・」
妻はうわごとのように話しながら自分でクリトリスをいじっています。
私も指で妻のおまんこをかきまわしてやりました。
「あっ、あっ・・・そうよ、そうやってたの、もうダメーッて・・・イク、イク、イクって、
そしたら金子さんのちんちんめぐみの中に入ってきちゃったの・・・
ぐわーんってイッてる最中に奥まで何度も突かれて気絶しそうだったの、あんなにイッたのはじめてよ、
あなた入れて、入れて、またイキそう、入れて、あなた好きよ、大好きよ・・」
私は浮気してきたばかりの妻のおまんこにぶちこみました。
妻は下から私の背中に腕を回しておまんこを突き上げてきます。
そして、キスしながらイクのが妻の定番なのです。
「おまえこうやって金子って男としてたのか?」
「そうよ、そうよ、まったく同じ、ああ、気持ちいい、あん、あん、あん」
わたしは金子さんは妻の中に射精したのか?と思ったとたんドクッドクッとこれ以上でないくらい放出しました。
そして、次の日も日曜日も妻とその話の続きを聞きながらセックスしました。
妻は「よっぱらちゃったからできたのよ・・・でも思い出すと濡れてきちゃう」と言います。
そして、最初から一回だけのつもりだったからもうしないと言います。
「2回、3回となったら離れられなくなっちゃうから・・・あなたホントはイヤなんでしょ?」
「・・・・」

妻は月曜日、会社に行って帰ってきました。
「どうだった?」
「別に。普通に挨拶しただけ。ちゃんと約束守ってくれてる。でもちょっと淋しい、かな・・・」
その後、また普通の日々が続いて妻からまた浮気しちゃった話しも聞きません。
でも、相手の男も妻の味を知ってしまって、一度だけの浮気で終わるとは思えないのです。
妻も誘われたらきっぱり断れないようなタイプなので・・・・
  1. 2014/11/25(火) 09:16:39|
  2. 1話完結■不倫・不貞・浮気
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投稿で知った事実 投稿者:長嶋茂夫

私はマスカラスさんより酷い性生活をしています!
妻はバツイチの32歳、私は初婚で45歳です。
妻とは会社の後輩の女子社員から紹介されたのがきっかけでした。
私はこれまで結婚相手に恵まれない事もあり、とても慎重に付き合っていました。
そして、妻と結婚したのですが、結婚初夜からセックスを嫌がりました。
私のように晩婚で相手のいなかったコンプレックスの固まりのような男にとっては、セックスを拒まれても何しろ妻と一緒に暮らしたいと云う気持で一杯でした。
そんなこんなで、半年が過ぎました。
妻は演劇関係の仕事をしているので夜遅い時が結構ありました。
私は後輩の女子社員に妻がセックスに応じてくれないなどとは相談できるわけもなく、半ば諦めていました。
勿論、セックスを拒まれた亭主のする事はみな同じです。
44年間そうであったように、1人手淫で処理する毎日です。
オナニーするにも、妻と暮らしているため、Hビデオなどを見るわけにもいかず、エロ本を隠し持って、妻が買い物や出かけている隙に1人射精を楽しむと云う生活です。
妻に相手にされない、妻が他の浮気相手を作っていて、自分は1人寂しくオナニーをすると言うような妄想にかられ、投稿物のエロ本を好んで買いました。
特に人妻なのに不倫相手がいて・・・・・などの記事を読んでは興奮してオナニーをする毎日でした。
として、ある日投稿本に、「不倫人妻とN・サルトル氏、読者輪姦特集」と言う記事がありました。
タイトルを読んだだけで興奮してきます。
その日も妻が夜遅い予定の日だったので、その投稿本を買って家でオナニーを始めました。
私はその本を開いて、驚きました。
目線は隠されているものの、その人妻は間違いなく私の妻です。
私は狂ったようにオナニーをしながらその記事を何度も読み、写真を見ました。
妻の服装は間違いなく妻の持っている洋服だ・・・・・・
.......................................................
人妻A子さんはN・サルトル氏とは現在のご主人と結婚する前からの関係。
N・サルトル氏はご主人には結婚初夜からセックスは絶対させるなと命令し、A子さんはその命令を守っている。
A子さんは週に3回、N・サルトル氏に抱いてもらうためにデートをする。
しかし、N・サルトル氏はデートでも食事などとシャレた事は一切許さず、ひたすらA子さんのオマンコを自分だけが使って楽しむと云う。
今日は半年間亭主にオマンコを一度も使わせなかったご褒美に、読者6人に輪姦をさせると言うものです。
編集者IはA子さんに「ご主人を拒否してもご主人は大丈夫なのですか?疑われないですか?」
A子さんは「疑ってるかもしれませんが、主人はオクテで44歳まで独身でいた人ですから私とNさんの事知っても別れないと云うと思います。」
編集者Gは「N・サルトルさんが好きなら何故結婚したんですか?」
「N・サルトルさんは奥さんもいますし、子供もいます。夫は好きなんですが、セックスはN・サルトルさんじゃないと駄目なだけです。」
そして読者は次々とA子さんに挑んでい行きました。
........................................................
妻を抱いた読者たちが克明にその身体を楽しんだ感想を述べている。
そして、決まって云うセリフは「ご主人にさせていない人妻とセックスするのは興奮する」と云うセリフでした。

そして、さらに衝撃ななのはN・サルトルなる男の話だった。
プレイ終了後のインタビューでN・サルトルは
「A子には避妊リングをさせています。A子は今日、ナマで欲しくなってしまうかも知れないと云っていました。
私はとりあえず今日はゴムでしてもらえと云っておきました。
A子には亭主にさせないよう命令してありますが、A子のご主人が家でこの投稿雑誌を持っているのを発見したと云っていました。
きっと自分でしているんでしょう。
ですから、この投稿雑誌にA子を出す決心をしたのです。
これを読んでA子が自分の妻だと気がついたら、ご主人にはこの雑誌社に手紙を書いてもらいたいと思っています。
手紙をもらうまで何度もここで輪姦プレイをしたいと思います。
次は、編集社の方にナマで中出し輪姦してもらうつもりです。」
編集者Gは、N・サルトルをなんと云う冷酷な男と表現しています。
まさか、編集社の人達に中出し輪姦までさせるわけには行きません。
N氏の思惑とおり、私は編集社へ手紙を書く事にしましたが、その時ななにしろ興奮で、何度も何度も自分を虐めながら中年男のオナニーをしました。
編集社へ
私はA子の夫です。
投稿を見て、間違いありません。
ただ、A子に話をする勇気がありません。
自分でもどうすればいいのかわからないのですが、せめて、ナマ中出し輪姦だけは中止して頂けないでしょうか。

このように手紙を書きました。
編集社からN氏からだと返事が来ました。
奥さんにセックスを拒みつづけられているで、自慰で性欲処理しています。
俺と奥さんの関係を投稿本で知って、さぞ興奮して何度も自分でした事でしょう。
奥さんには避妊リングを入れさせていますから、当然奥さんの膣内で少なくとも週三回は射精を楽しませてもらっているが、ご主人は自分の手で射精されているわけです。
ご主人はこの関係を公認されますね。
認めないならA子と離婚してください。
A子は俺の云う通りにします。

私はN氏からの手紙を読んではすっかり自虐的自慰の虜になってしまいました。
マスカラスさんと同じように私はN氏に敗北の手紙を書きました。
妻がNさんに中出しされていると聞いて、酷く興奮した事。
自虐的なオナニーばかりしている事。
さらに自虐的な妄想が膨らんで行き、どうにも興奮がおさまらない事。
私はN氏に屈服したので、妻を抱いて、中出しする所を見せて欲しいと頼みました。


そして、数日後
妻から「Nさんから話を聞いたわ、公認するんでしょう?」
「あ、ああ」
「じゃあ、明日Nさん家にくるから、夜8時までに帰ってきて。いや、8時ピッタリにしてね。その前は駄目よ。」

そして翌日私は夜8時まで時間をぶして家に帰宅しました。
玄関から家に入ると寝室から既に妻の喘ぎ声が聞えるでは有りませんか。
私はこれから起ころうとしている事への興奮と期待で、愚息がカチンカチンに立ってしまました。
寝室の入り口に立つと妻が
「あ、ああ、ああ、・・・・あなた、シャワー浴びてきて、あ、あああ」
見るとN氏なるゴツイ男が妻のスカートの中に手を入れてもぞもぞともて遊んでいるようです。
男はバスタオルを巻いた格好をしていました。
私は急いで裸になり、シャワーをあびて出てきました。
N氏はまるでヤーさんのような感じで「おい、バスタオル取れよ!」
私はいわれるままバスタオルを取りました。
もちろん、愚息はカチンカチンに立っていて天井を向いています。
「A子見ろよ。旦那のチンポコおっ立てってるだろう。旦那、もっと近くで見ていいぞ。」
A子はNのオチンチンを口に含んでいます。
私は知らぬ間に自分の愚息をゆっくりと摩りだしました。
暫くすると「旦那よ、俺がA子に入れて欲しいんだろ?頼めよ!」
私はNさんのおかげて自虐的な震える興奮を覚えました。
何度も入れて下さいと頼みました。
勿論、Nさんは妻の膣にナマで挿入し、ピストンを開始したのです。
しばらくピストンを楽しみ、妻を何度もイカせ・・・・・
Nさんも絶頂が近そうです。
「そろそろイキそうだ・・・」
妻は「あああ、きて、きて」
「だ、旦那、頼め、中に出してくれって頼め!」
私は異常な興奮の中でNさんに妻の膣内で直接射精してくれるよう何度も、何度も頼みました。
そして、Nさんはとうとう妻の膣内で射精をしたのです。
私はそれと同時にオナニーで射精しました。
余韻を楽しんだNさんは妻からオチンチンを抜きました。
アワのような精液が溢れて、流れてきました。
妻は「あなたも、出したのね。満足した?」
私は満足した事を報告しました。
  1. 2014/11/25(火) 09:04:13|
  2. 1話完結■不倫・不貞・浮気
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危険なパート 投稿者:まさひこ

「お父さん…電話だよ!」
私は電話口に走り、娘が取った電話を代わった。
「はい。もしもし…」
ツーツー
「あれ?これ切れとるぞ…」
「でも、まさひこさん居ますかって言ったよ。」
おかしい…
私の名前は、親があて字で命名したから、まさひこと読める人はいない。
表札を見たり、戸籍から調べた業者のカタカナDMは、必ず間違った
読み方になっているので、すぐに分かる。

それが、きちんと名指しをしてきた。
そして、私が居ることが分かると切れたのだ…

この事が、まるで刑事コロンボのように、私の頭の中ではスキッと
しない疑問として残ってしまった。
というのも、妻がパートに出るようになってから、明らかにおかしい
事が連続していたからだ。

パート先への通勤距離からでは説明のつかないほど、妻の車の
走行距離があがっていたり、夜勤の時、用事で深夜に自宅へ電話
を入れたのに誰も出なかったり…

そうして考えてゆくと、さっきの電話は、携帯を持っていない妻との、
巧妙な連絡方法だ。
もし、私が居なかったら、お母さんに代わってと言えば済むし、そう
した方が、私が居ない事を確かめた事になるので1石2鳥だ。

妻を直接呼びだしてしまうと、もし私が居た場合、話を聞かれる事を
恐れる妻が、すぐに電話を切ることになって不自然だ。

こうまでして、用意周到な連絡を取って妻と話したい男とは、浮気相手
以外に考えられない。

そうした妻の行動に、ほころびが生じるのに時間はかからなかった。
ゴールデンウィークに、妻は娘を連れて、女友達の所に外泊すると
言って出かけたすぐに、免許証を忘れているのに私は気が付いた。

妻が落としたと勘違いするといけないので、女友達の家に電話をして
忘れた事を伝えてもらおうとしたが、泊まる予定など無かった。

夕食を一人で済ませ、風呂に入り、やがて小学生の娘が寝るであろう
時間になると、無性にやるせない気持ちになった。
きっと今頃、妻は男に抱かれているに違いない。

いったいオレのどこが気に入らないっていうんだ。
家族の為に、毎月何十時間と残業や休日出勤もこなし、金銭的に
何不自由無い生活を提供してきたつもりだ。

だいたい、パートに出たいと言い出したのは妻で、お金の為というより
気晴らしだった。
妻が老け込むよりはと許したが、パート先の喫茶店のマスターは、
別れた奥さんと半同棲状態になっており、性に対しては、だらしのない
中年男だ。

「今日、渡辺さんがね…」
妻がくちを開けば、パート先のマスターの話をするようになり、他愛のない
話でも、私は嫌な気分だった。

確かに、仕事に没頭してきた私は、夜の性生活がおろそかだったかも
しれない。
欲求不満のたまった妻は、男の軽い誘いに自分から応じてしまったの
だろうか。
別れた奥さんがズルズルと肉体を許してしまう中年男性のセックスとは
どんなものなんだろうか。

そんな事を考えながら、自然に手は自分のペニスをしごき始めていた。
妻が犯されている。
それも、なかなかイクことのない老練のペニスでだ。

激しく登り詰めてイカされるのではなく、妻をじらすように抜き差しをする
のだろうか。
おまんこの底が浅い妻は、きっと子宮のくちを男の亀頭で拡げられるよう
に犯されている。
妻の乳首を、男の舌がはいまわる。
そして、妻だけが何度もイカされる地獄のような快楽に浸っているに
違いない。
あぁっ…うっ…
またたく間に、私のペニスは大きく脈を打ちながら、ドクドクと精を放った。

他の男に妻が寝取られているというのに、私はその状況に性的な興奮を
覚えてしまった。

翌日、帰ってきた妻を問い詰めると浮気を認めた。
というより妻は本気だった。
私と別れて、その男と暮らすと言い出したのだ。

妻の一人相撲に決まっている。
男は妻を喰いものにしているだけだ。

でも、その浮気が発覚してから、妻はセックスしてくれませんでした。
娘が寝つくと、今から逢ってくると言い、堂々と夜に外に出て行く妻。
男とセックスする場面を想像しては、そのたびに私はオナニーをしま
した。
妻が他の男に犯されている…
その死ぬような興奮に、ペニスがまっ赤に充血して、いきり立ち、
激しくしごくと、やがてまっ白い精液まみれになる。

結局、それから3カ月で私達は離婚しました。
けれど、そんな男と結婚できるはずもなく、今でも元妻は母子家庭です。

私は、あの時の興奮が忘れられず、今でもオナニーが止まりません。
  1. 2014/11/25(火) 08:44:01|
  2. 1話完結■不倫・不貞・浮気
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悔しい毎日?快楽の毎日? 投稿者:J/K

会社員34歳、妻37歳

競馬場で知り合った悪友Tに妻を犯されました。
Tは妻に自分の彼女を私に寝取られたと言い、妻をホテルに連れ込み...

競馬友達のSが
「Tがお前の女房と寝たって言いふらしてるよ」と電話をかけてきた。
詳しい話を聞くと妻のセックスのときの癖や身体の様子など
妻の裸を見たものでなければわからない話をしていたらしい。

妻を問いただした。
妻はあっさりと白状した。私がTの彼女を抱いたと思っていたらしい。
嘘だとわかった妻は、申し訳無さそうにすべてを語った。
「どんな感じだったんだ?」
「ホテルに連れ込まれて、裸にされて...
「それで?」
「あそこを舐められているうちに、だんだんしたくなってきて...
「フェラチオもしたのか?」
「おちんちんくわえさせられて...
「どうだった?」
「すごく硬かった...
「大きさは?」
「太さは普通だけどすごく長かった...
「どれくらい填められたんだ?」
「わからないけど、結構長かった...
「イッタのか?」
「うん、2回...
「そんなに良かったのか?」
「奥まで突かれるから、変な気分になって...
「で、どこに出したんだ?」
「中はだめって言ったのに...
「中に出したのか?」
「だって...
「許したんだろう?」
「私、それどころじゃなくて...
「他の男に出されて何とも無いのか?」
「だって...
「一回だけか?」
「ウウン...
「二回もしたのか?」
「...
「何回したんだ?」
「5回...
「お前、自分からも求めたんだろう?」
「だって...一回も五回も同じでしょ?」
「そんな...

なぜか私のペニスはコチコチに勃起していた。
すぐに妻を裸にして妻の中に押し入った。
妻はすでに普段の何倍も濡れていた。

妻の中にペニスを入れたままピストンを繰り返した。
時折キュッキュッと私のペニスを詰めつけて来る。
奴はこの中でペニスを締め付けられながら快楽を味わったのだ。
全裸の妻が白い裸体を開き、長いペニスの往復を何時間も
味わいながら、その柔らかくとろけるような感触にガマンできずに
ペニスの先から快楽の白濁した液を妻の中に思う存分吐き出したのだ。
悔しいけれど、今までに一度も味わったことが無い股間を突き上げるような快感が私を掻き立てた。
いつもは当たるはずの無い妻の内部を私のペニスが突き上げた。

「あなた?いつもと違う...興奮してるの?」

妻が尋ねた。
私は無言のまま妻を責めつづけた。

いつもの何倍もの快感の束が身体中から一点に集まってきた。
すべての快感がペニスの先に集中し細い管から一気に快感を吐き出した。
その晩、私はペニスが赤く腫れ上がるまで妻を責めた。

「私が他の男に抱かれるのって、そんなに興奮するの?」

妻がつぶやいたが、返事もせずに眠りについた。

もう一度...そして目の前で...そんな気持ちを押さえつつ
それから毎晩妻を抱いている。

  1. 2014/11/25(火) 08:32:22|
  2. 1話完結■隣人または友人
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乳フェチの友人 最終回

私は自分の布団の中央まで転がって妻から離れました。
その間にSが割り込むように入ってきました。
Sはジワジワ妻に接近していき、右手を妻の前にまわしました。
額を妻の背中に当てる格好で、手をモゾモゾさせています。
私はSの後ろでそれを眺め、遂にやりやがったなぁ・・と思っていました。
私は二人の足元へ移動し、前を覗き込む体勢をとりました。
Sの手は愛する妻の乳房を手のひらいっぱいに、じんわり掴んでいました。
ゆっくり揉みながら、人差し指の腹で乳首を左右に倒していました。
私から見て妻の右手が、後ろのSの股間を触っているように見えました。
だからでしょうか。私はズボンに手を突っ込み、チ○コを触り始めました。
Sは頭を上げて少し身を起こし、妻の肩ごしから胸を見下ろしています。
自分のするがままに形を変えてゆくおっぱいを見たかったのでしょう。
自分の方へ揉み上げ、好みの薄い色をした乳首を観察しています。
寝息と混じり「ん~」という言う声が時々します。
眉も微かに動いています。
妻は夢うつつの中で、私からの愛撫を受けているつもりなのでしょう。
実は、Sなのに・・。
私は、目を開けられたら終わりだと思いつつ
チ○コを擦っていたこともあり、興奮は高まる一方でした。
Sはさらに妻を引き寄せ密着しています。
Sが私を見ました。
長くベロを出して「ん?ん?」と舐めても良いかと尋ねています。
私は気が遠くなりそうな興奮の中、うなずいてしまいました。
Sはさらに身を起こし、自分の方へもたれかかる妻の右胸に顔を沈めました。
私の位置から見えるSの顎の動きで、乳首を舐めているのが判ります。
Sの手は、空いていた左のおっぱいを揉みだし、指先で乳輪をなぞっています。
顎の動きが胸全体に舌を這わせるような動きをし始めました。
まるで残すところなく味わおうとしているようでした。
おそらくあの小さなホクロにもSはキスをしているのでしょう。
私は見なくては損に思え、もっと見える位置まで視線を低くしました。
やがてSは、手を舐めている胸に移し、全体を絞るように揉み上げ
乳首を高く突き出させると、ぱっくり口の中に入れました。
Sの頬のへこみ具合で、口の中いっぱいに吸い上げているのが判ります。
日頃何を食べているのか分からないSの口の中で、Sのベロによって、
乳首はドロドロと包まれ、吸われ、突かれ、転がされ・・・。
そしておそらく、乳輪のほんの数ミリのイボイボまでも感じ採られている。
Sにその全てを脳裏に焼き付けられたら・・・私だけのものでなくなる。
私が嫉妬という言葉を頭に浮かべたのはこの瞬間からでした。
ぺチャペチャと鳴る音。吸い上げ、離れては再び乳首を見るSの目。
興奮は絶頂に達してしまいました。
私は年甲斐もなく、パンツの中で発射してしまいました。
いつもより長くドクドクと出た気がします。果てました。
パンツを汚した自己嫌悪の後、我に返り、急に目の前の光景が
とんでもない状況に思え、後悔の気持ちが芽生えてきました。
Sのひたすら舐める様子にムカツイてきました。
私は濡れたパンツの不快感を我慢しながら膝で歩き、Sの肩を叩きました。
Sは乳首を開放し、二、三度大きく息をし、後ろの私を見上げました。
「終わりだ、部屋を出よう」合図をすると素直に従ってくれました。
妻の乳首を見ると、それはもうSの唾液でべっとりと濡れており、
鳥肌が立つほど、滑って見えました。
しかしそれは、今までにないほど綺麗に見えてしまうのでした。

部屋を出るなり、Sはトイレに入りました。
その間に私は自分の汁で汚れたところの処理をしました。
私のそれが終わってもSはまだトイレです。
思う存分味わった妻のおっぱいを想い、シコシコとやっているのでしょう。
出てくると「今日はありがと。マジ感謝する。」と言っていました。
私は複雑な気持ちで、「あ~」と答えました。
Sは帰りました。
私はすぐに妻のもとへ行き、また仰向けに寝ている胸を眺めていました。
唾液は乾いていましたが、臭い匂いが染み付いているようでした。
私は詫びるように、濡れティッシュで拭きました。
冷たかったのか、妻の体がビクッっと動きました。
そしてまた「んん・・寝かせて・・」とだけ寝言のように言うのでした。
肌蹴たパジャマを元通りにした時、何気なくオマ○コのところを撫ぜました。
『もしこれまで触らせていたら・・』想像していると
再びなんとも云えない興奮が押し寄せてきました。


以上で終わりです。

この程度の体験で長くなってしまい、すいませんでした。
でも私には、強烈な出来事でしたので、なんとかそれを伝えたかったのです。
あれから毎日思い出し、妻を抱くかオナニーをして過ごしています。
ついでに書きますが、
Sの奥さんが実家から帰ってきていたので、
数日前、出産祝いを持って行きました。
本意ではありませんでしたが、赤ちゃんを見たいと云う妻も一緒でした。
乳フェチSの目が、以前よりいやらしく妻を見ていた事と、
妻に『お前は知らないが、目の前の男はお前の乳を知っているんだぞ。』
そう思うと、またやたら興奮してしまって、何か情けない気持ちでした。
  1. 2014/11/25(火) 08:26:49|
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乳フェチの友人 第5回

妻から「んん~・・・」と言う声が聞こえました。
体も少し動いた気がしました。
私はそれが気のせいであっても、焦りを素直に行動に移しました。
Sに早く部屋を出ろと合図しました。
私も肌蹴たパジャマの前を寄せるだけのことをして、直ぐ部屋を出ました。

深呼吸をしました。心臓の鼓動が少しましになりました。
「・・どうだった」Sに聞きました。
「参った」・・聞きたかった言葉のひとつかも知れません。
ただ、当然といえば当然のセリフがSの口から出ました。
「見せてもらえたことだけで感謝するし、満足もしてる。
 でもな・・ちょっとでいい、感触を味あわせてくれ、頼む。」
「ん~、同じ男だし、気持ちは分かるがそれは無理だって。
 A美も起きてしまう。バレたら俺達はどうなるんだよ。顔見せれないよ。」
「・・・うん。」
「ま、のども乾いたし、もうちょっと飲もう、な。」

Sは妻の乳首の大きさや色の薄さが自分好みだったことや、
膨らみの下あたりに小さなホクロを見つけたことに
何故か感動したと言っていました。
私にとってもそんなことを語られるのは、なんとも云えない興奮でした。
また痛いくらい勃起してきました。
そしてSが言います。
「お前、眠ってるA美ちゃんにちょっかい出した事ないのかよ。」
「夫婦だし、もう付き合いも長いんだ。あるに決まってるだろ。」
「ちょっかい・・・今しろよ。」
「え・・・それを見たいのかよ。」
「そうじゃない・・・途中で代わってくれよ。」
私はSが何を言っているのか、やっと理解できました。
「そうか。俺の振りをしてA美のおっぱい触るのか。
 A美は当然俺だと思ってるもんな。目さえ開けなければ・・なるほどなぁ。」
苦笑するSは、私の次の返事を期待しているようでした。
とりあえず、私は想像していました。
『妻のおっぱいがSにモミモミされている』
すぐに勃起してきました。えらく興奮してきます。
やはり実行あるのみなのか・・。
「分かったよ。でもこれだけは約束してくれ。
 俺もお前を喜ばせる為だけにやっているんじゃない。
 実は俺もかなり興奮するんだ。だけど、最後までやらす気は絶対にない。
 『もう我慢出来ない』とか言って無茶をするのはだけは止めてくれよ。
 俺が終わりだと言えば、それに従ってくれるか。」
「分かってる。約束する。第一俺は乳フェチだと言ってるじゃないか。
 あのおっぱいさえ、思う存分味わえたらそれでいいんだ。」
”思う存分”に引っかかりがあったが、興奮もした。
私は再びSを連れて寝室に向かいました。

今度は廊下の灯りを消してから戸を開けました。
薄暗さにまだ目が馴れていませんでしたが、
妻の寝相が殆ど先程と変わっていないことは確認できました。
パジャマも肌蹴ていません。
私は自分の布団に横になり、Sには私の足元で
出来るだけ身を低くしていてくれと言いました。
目が馴れてから私は妻に体を寄せ、パジャマの半分を捲りました。
スースーと眠る妻の顔を見ながらゆっくりおっぱいを揉みました。
この感触をSに味あわせるんだな・・そう思うとより愛しく感じました。
私は、Sには妻の後ろから触らせるつもりでいたので、
妻の肩の下に手をさし入れ、少し強引に持ち上げながら
自分の体を摺り寄せていきました。妻の体がむこう側を向きました。
妻の寝息が一瞬止まりましたが、目は覚ましませんでした。
妻の耳もとから見るおっぱいは、一層膨らみを増し、
いつもながら、かなり揉みごたえのあるものでした。
私はさらにパジャマを捲り、裸の肩を露わにさせました。
そこにキスをしながら、おっぱいを大きく回すように揉みました。
妻が寝ぼけたように「んん~・・寝かせて・・・」と言いました。
私はドキドキしました。『頼む、目を開けないでくれ』そう願いながら
「寝ていていいよ。少しだけこうしていたいだけだから。」そう答えました。
愛撫を続けるうちに、私の性欲も高まり本番に持ち込みたい気持ちでした。
Sが私の足を突ついています。
見ると必死で交代をせがんでいるようでした。
そうでした。私はSに触らせる為のお膳立てをしているのでした。
  1. 2014/11/25(火) 08:25:45|
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乳フェチの友人 第4回

思ったより早く、髪を乾かすドライヤーの音が聞こえてきました。
妻も久しぶりに飲んで疲れたのか、
シャワーで済ませ早く休みたいのだろうと思いました。
さらに40分ほど過ぎ、私は妻の様子を見てくると
Sに告げ寝室に向かいました。
そ~っと戸を開け、妻に近づき覗き込むと、
すでに小さな寝息をたてていました。と云うよりイビキにちかい状態です。
妻は、ほぼ仰向けで眠っています。
お腹にだけタオルケットが掛かってあり、そこに右手が乗っています。
左手は小さな万歳をして、何かあどけない感じです。
見慣れたパジャマ姿ですが、今はものすごく色っぽく見えてきます。
このまま本当にパジャマのボタンを外し
妻の生のおっぱいをSに見せるのか・・少し迷いました。
でも今夜Sが来てからのことを振り返り、
そして今から起こる事を想像すると、やはりムクムクと勃起し始め、
もう早くSをここへ呼びたくて我慢できませんでした。

Sを呼びに行きました。
時刻は深夜3時近くになっています。「そろそろ行くか。」
Sはニヤっとしながら小刻みに10回くらいうなずいていました。
私はSを連れて寝室の前まで行きました。ドキドキしてきました。
そ~っと戸を開けました。
妻が目を覚ましてしまったときの事を考え、
すぐ逃げれるように戸は閉めずにいることにしました。
薄暗かった寝室は、開けた戸から入ってくる廊下の灯りで照らされています。
念の為、先に私だけが静かに妻に近づき、妻の右側に腰を下ろしました。
そこは私の布団の上です。
妻の様子がさっきと変わりのないことを確認して、
戸に振り向きSに手招きしました。
Sも息を殺しながらゆっくり私の右隣りに座りました。
Sと顔を見合わせ、そしてうなづきました。
Sの目つきは強烈にスケベでした。
私はまず、妻のお腹の上にある右手をゆっくり降ろしにかかりました。が、
Sのバカが妻に近づき過ぎていて「もうちょっとさがれ!」と合図しました。
もう心臓はバクバクしています。
無理にでも呼吸を整え、そ~っとパジャマのボタンに指をかけます。
いよいよなんだと、かつて経験したことのない興奮を感じていました。
Sも固まっています。
めまいがしそうなくらいの緊張の中、私は全てのボタンを外し終わりました。
出来るだけ妻の肌に触れないように、ゆっくりとパジャマを開けていきます。
同時に妻の肌、そして胸の頂点への膨らみが広がっていきます。
日焼けの線も確認できます。
上の方を開き終え、続いて中央をゆっくり開けていきます。
今、自分のおっぱいが曝け出される寸前であることなど、
何も知らずに妻は寝息をたてています。
そして遂に現れました。愛する妻の乳首がSの目にも曝されたはずです。
私は完全に開ききって体勢を戻し、一息つきSを見ました。
Sは固まったまま、何か雄叫びをする直前のような表情でした。
Sは前につんのめり、しっかり目を見開き、
妻の生おっぱいの全貌を見渡しています。
かなり興奮している様子がわかります。
仰向けでも妻の胸の膨らみはしっかりと丸い山を描いています。
私は体を左に倒し、背中からくる廊下の灯りが妻に当たるようにしました。
おっぱいの傾斜がひときわ浮き出されました。
乳首は差し込む光で影をつくり、なんとも云えない綺麗な姿です。
私は妻の乳首とSの顔がひとつの視野にあることに強烈な興奮を覚えました。
Sは妻の裸の肌をマジマジと往復させて見ています。
動きのとれる範囲で角度を変えながら超間近で乳首に見入っています。
しっかり目に焼きつけているかのようです。
  1. 2014/11/25(火) 08:24:48|
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乳フェチの友人 第3回

妻を怒らせてしまい、雰囲気的にとりあえず
大人しく飲み直すしかなさそうでした。
案の定、妻は席を立ちました。その時Sが小声で言いました。
「お前がうらやましいよ。A美ちゃんいいおっぱいしてるよなぁ」
Sは自分の奥さんと比べてのことらしく、しみじみ言っていました。
「奥さん、子供を産んだんだから大きくなるんじゃないのか」
「それって慰めかよ~」笑っていました。
Sは「すごく見たい。生でA美ちゃんのおっぱい。見せてくれよ、な、な。」
「お前本気か?照れもせず、よく言えるよなぁ。」
「お前こそ、俺に見せつけるために揉んだだろ~。
 頼むよ、ちょっとで良いから。」
「バカ言うなよ。俺はべつにいいけど、A美が見せるわけないよ。」
”俺はべつにいいけど”・・このセリフは自分でも驚きでしたが、
Sの妻へのいやらしい視線の繰り返しで興奮させられてしまい、
早くから用意されていた言葉のように思いました。
実際、言った後、興奮が高まりました。
なにより、Sに対してだけ言えば、妻のおっぱいは間違いなく美乳です。
”見せたい、見せつけたい”そう思ってしまうのです。
でも妻がそれを許すなんて100%あり得ません。
「よし、妻が眠りについたら覗かせてやるよ。」
「マジか!よしっ!絶対だぞ!!」
約束をしてしまいました。

妻が席に戻ってきました。
話題もSに子供ができたこと、奥さんの様子などに変えました。
そして私は妻に「俺達今日はゆっくり飲むつもりだから先に休んでていいよ。」
妻は「そうなんだ。久しぶりだもんねぇ。S君も明日は仕事お休みなのね。」
私達の企みを知らずにいる妻を見ていると興奮してしまいます。
Sも絶対勃起しているはずです。それを思うと私も勃起します。
いっそ今ここで、Sと二人で妻を犯ってしまいたいと思ったくらいです。
しばらくして妻が「じゃぁ私、お風呂入って休ませてもらっていい?」
「あ~いいよ。後は勝手にやってるから。」
「A美ちゃん今日はごめんね、突然来ちゃって。ごちそうさま。」
「ううん、いいよ~そんなこと。ゆっくりしていってね。じゃぁお休みね~」
そんな会話も私の興奮を誘います。何も知らない妻・・。

「あいつ、風呂入った後、髪の毛乾かして、
 それからしっかり眠りにつくには・・あと2時間はみたほうがいいな。」
「2時間か・・長いなぁ。でもそれくらい辛抱するさ。
 あのおっぱいを生で見れるんだ。あ~~楽しみだ~!」
Sはこぶしを震わせて表現していました。
ビールも底をつき、水割りを飲みながら
時間つぶしにエッチビデオでも見ることにしました。
さっきまでさんざん勃起したせいもあって、
Sがいなけりゃビデオを見ながら一発抜いていたでしょう。
「あ、そうだ。この前泳ぎに行った時の写真があるんだけど、見るかぁ。」
「え、それってA美ちゃんの水着姿写ってるの。」
「当たり前だよ。でもビキニじゃないぜ。」
「見る見る。なんでもいいから見せてくれ~」
私は『こいつ人の嫁さんに欲情丸出しでプライドないのか』と思いました。
写真を渡すと、食い入るように見ていました。
意味は判りませんが、貧乏揺すりをしながら唸っていました。
私は、Sがエッチビデオと交互に妻の写真を見ているので、
妙な興奮を感じていました。
  1. 2014/11/25(火) 08:23:41|
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乳フェチの友人 第2回

三人で飲み始め、いくらか時間が経った時
それまで特に猥談にもなっていなかったのですが
いきなりSが自分は乳フェチであると話し始めました。
妻と二人笑いながら聞いていました。
エッチビデオはいつも美乳ものしか見ないとか、
手振りもまじえ、大きいおっぱいでも、タワミが少しも
胴体にくっついていないのが美乳といえるとか、
乳輪がデカイのは許せん、これ・・くらいが好い、などと熱弁しています。
それを話す時のSの視線は、明らかに妻の胸に向けられていました。
妻は少し照れ初めていましたが、それ以上に私が興奮してしまっていました。
Sの好みの条件に妻のおっぱいが合っているように思え、
『Sに妻のおっぱいを見せつけているところ』を想像してしまっていたのです。
さらに酔いが進むと、Sは遠慮なく妻の胸に視線を向け、
「A美ちゃん(妻の名)のはどれくらいあるの?大きいね。」
Sの奴、いつからこんなドスケベになったのかと私は笑えました。
妻は困った表情をしながら「え~っ」と言うだけで流していました。
私はSが妻の胸の膨らみを見て勃起しているんじゃないかと思いました。
私もSの遠慮の無い視線と妻の表情で勃起していました。
Sにもっと妻を困らせるようなことを言って欲しいと思うと同時に
Sにもっと刺激を与えてやろうと考えました。
「これって乳首~?」そう言いながら妻の胸のポッチリを指で押しました。
「いや~ん、もう酔っ払って~~」
妻が一瞬背中を丸め腕をY字にした時、偶然シャツの胸のところが
おっぱいに挟まれて線ができ、胸の形がなお強調されました。
Sはそれを見てニヤニヤして「おいおい~」と嬉しそうでした。
私も笑っていましたが、妻の体がどんどんエッチに見えてきました。
その後もSは、乳フェチでとにかくおっぱいの話しばかりです。
妻はSの視線が気になりだしているようで、少し大人しくなってきていました。
私はさっきの妻の「いや~ん」を思い出し再び悪さをしてしまいました。
トイレに席を立ち、戻ってくる時、妻の後ろからおっぱいを鷲掴みにしました。
「俺にはこんなおっぱいがあるもんな~」
妻は「も~~~も~~~止めてよ~~~~~」と言いながら
私の手をはらおうとしています。
私は両手の親指をシャツに引っ掛けて、
残りの指で下からおっぱいを持ち上げました。
ブラと一緒に乳肉がこんもりあふれ出た時、妻は素早く体ごと逃げました。
「も~~~エッチ~~~」マジで怒っていました。
「S君ごめんね~」とホローしていました。
私にしてみれば、Sに「ごめんね」なんてとんでもない。
乳房を見れたのです。勃起しまくっているに違いない。
  1. 2014/11/25(火) 08:22:46|
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乳フェチの友人 第1回

つい最近このサイトを知りました。
この夏に私が体験し、興奮してしまったその理由が
こちらのへ来て、なんとなく整理できたような気がしました。
皆さんの体験と比べると私のは子供のようなものですので、
投稿をするにあたり非常に迷いました。
ですが、とりあえず全編書き終わりましたので
思いきって投稿してみようと思います。
それとお詫びですが、私は皆さんのように文章が上手く書けないので、
気が付いたら、かなり長くなってしまいました。
ですから6回に分けて投稿させて頂きますが、止めろと言われれば
すぐ中止しますので、よろしくお願いします。


私達夫婦は高校時代の同級生で、現在28歳です。
結婚して4年になりますが子供はまだです。
夫の私がいうのもなんですが、妻はそこそこのスタイルをしています。
身長170近くあり、細い体のわりに胸のボリュームがけっこうあります。

妻とは結婚前からを合わせ11年の付き合いになるので
普段そんな妻の体を意識することなどまったくありません。
でも、買い物などで街を歩いているときに、
よその男の視線が妻の顔や胸に注がれたり、
中には露骨に舐め回すように見るオヤジなどに遭うと
不思議に興奮を覚え、人目にふれないように
妻のあちこちを触ってしまいます。

この夏のある金曜日の夜、我が家に友人のSが来ました。
Sは私の中学時代の同級生で、家も近いし妻とは何度も会っています。
奥さんが産後で実家に帰っていることは知っていたので
それで一人暇なのでうちに来たようでした。

Sが来たことで私は妻の服装が気になり始めました。
上は体に密着したノースリーブのグレーのシャツ。
ブラはしていますが、どうも薄手のやつで、
なんとなく先がポッチリしているように見えます。
下は青のニットの半ズボン。勿論、生足。
玄関でいきなりSの視線が妻の胸にいっていることを
私は見逃しませんでした。
でも、それはそれ。早速上がってもらい
「ビールでも飲もう」と妻に支度を急がせました。

結婚後、家庭に落ち着いてしまい、友人同士飲みに行くことも無くなった昨今
久しぶりの酒盛りに、なんとなく気合を入れたりしていました。
Sは子供が産まれた喜びの感想などを話すのですが、
視線がチラチラと肴やおつまみを運んでくる妻の胸や、
シャツの肩からズレて見えているブラの肩紐にいっていました。
胸の膨らみが目立ち、こころなしか揺れているのです。
男なら誰だって目がいってしまうでしょう。
テーブルに屈む時、シャツのUカットから胸の谷間が深く見えていました。
Sの前を横切り、テーブルの遠いところへ小鉢を置いた時は
Sは背をただし、明らかに胸を覗きこんでいるようでした。
妻はそんなことには気づくこともなく、慌しくしています。
  1. 2014/11/25(火) 08:21:39|
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離婚の間際にわたしは妻が他の男に抱かれているところを目撃しました 最終回

 風呂場で互いの性器を舐め合う二人。私は風呂場の戸にある湿気取りの小窓から覗き続けていました。妻が最初に男のものを、そして今度は男が妻の割れ目に舌を這わせています。一番感じる部分へは、男の舌は行ってないようです。永年連れ添った妻ですから、声の出し方で分かります。
 そのうち、「ああー、あっあっ、あー」今まではとは明らかに違う喘ぎ声です。遂に男の舌は捉えたようです。男の頭を抱え込むように、そして妻は自らの頭を後ろに傾け、感じています。やがて、二人は再び唇を重ねています。男の舌が妻の乳房へと移動していきます。妻は、その快感が両足の中心に集中したのでしょう。自らの手で割れ目を触っています。それに気付いた男は愛撫を止め、その様子を見ています。妻は乳首への愛撫が無くなったため、もう片方の手で乳房も触り始めました。全体を摩るようにしたり、指で乳首をつまんだり、男はそうして自分でしている妻の口元にペニスを持って行きました。
 妻は目をつむっているにも関わらず、まるで臭いで分かるかのように、男のペニスを1回で口に含みました。「うわぐ、うわぐ」くわえながら喘ぎ声を出しています。と思うと男は妻を後ろ向きさせました。壁に手を付かせ、両足を開かせたかと思うと、熱く燃えたぎったペニスを妻の割れ目に挿入しました。「あーあ、あ、あ、あ、あ、」腰の動きに合わせて、妻の喜びの声もあがります。妻の体はだんだんと前のめりになって行きます。とうとう、湯舟の向こう端に手を付き、湯舟を覆う格好になりました。すると、男は石鹸を取り、恐らく妻のもうひとつの穴に塗っているのでしょう。固いその穴をほぐすかのように触っています。それと同時に妻も喜びの声がさらに高まりました。「ああー、あっあっ」。すると、男はその指をゆっくりと押し入れていきます。前後に動かしながら。「うあー、うわー」今までに聞いたことのない妻の喜びの声が、風呂場に響きます。指はさらに奥へと入ります。
 指の動きが早くなったり、遅くなったり。男が腰の動きを止めても喜びの声を上げています。妻は完全に肛門で感じています。以前、私も肛門に入れてたくてしたことがありましたが、妻は痛がり、途中で止めてしまいました。それ以来、妻の肛門は触ったことはありません。それが、今、妻は肛門で感じているのです。「入れようか」男が指のかわりにペニスを入れようと、割れ目から抜きました。「痛いから」妻は以前、私とした時のこと思い出しているのでしょう。「こんなに感じてるんだから大丈夫。痛く無いようにゆっくり入れてあげるから」。
 男は妻を洗い場に四つん這いにさせ、頭を床につけさせて、尻を高く、突き出させました。自分のものにも石鹸を塗り、再度、妻の肛門に石鹸を塗ったかと思うと、ペニスを無理矢理、肛門へ、前後に揺れている男の睾丸しか見えません。「うーん、うっうっ」先程までの喜びの声と変わって、苦悶の声がします。私は「やはり、妻は痛がってる」と思いました。しかし、睾丸の下に見える妻の割れ目から新たな愛液が出て来ています。はっきりと分かる、新たな愛液が。それとともに、妻の声は再びあの「あーあーあっあっ」に戻っていってるのです。「感じているんだ」私は、この瞬間に名実ともに妻に離婚を申し出され、赤の他人になったと思いました。
 肛門を突かれ、喜びの声をあげる妻。自らの手で割れ目を触りながら続く肛門性行、やがて、一際妻の声が大きくなったかと思うと男も「あー」と言う声とともに射精したのでしょう。腰の動きが止まりました。肛門からペニスが抜かれ、男が妻の尻から消えた瞬間、ぽっこりと開いた妻の肛門は、男の白い液をひと筋の糸のように垂らしていました。男は自分のペニスにまた、石鹸を塗り洗っています。妻はその間もその姿のままで動きません。
 洗い終えた男が、妻を起こし、しゃがませました。すると、少しずつ妻の肛門から白い液が出てきます。シャワーをかけながら、男は妻の肛門を洗っています。全てが終わり、二人は湯舟に浸かり、「どうっだった。気持ちよかったろ」「知らなっかた。あそこがあんなに良いなんて」。私は二人の会話を最後まで聞くことなく、そのまま家を出てあてもなく、ただ歩き続けました。再び、家に帰った時には当然ですが、二人も出かけていました。私は、先程までの光景を思いだしながら、自分で出してしまったのは言うまでもありません。
 この経験が今の私の欲望の原点なのです。離婚する程に冷えきっていた私たちですが、その妻でさえ他人に抱かれているとこを見れば、興奮し、愛おしくなるのです、ましてや、倦怠期程度のご夫婦ならば、最良の媚薬になるのは当たり前のことです。
 最後に古鳩さんにお礼申し上げます。それではこれで。
  1. 2014/11/25(火) 07:53:44|
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離婚の間際にわたしは妻が他の男に抱かれているところを目撃しました 第3回

 妻と正式離婚する約1ヶ月前の出来事でした。私はいつものように駐車場から車を出し、会社へと向かいました。途中、車検のため修理工場に立ち寄らなければいけないので、いつもより1時間早く家を出ました。代車が借りれるものと思っていたのに、手配できない言うことで、しかたなく工場から会社まではタクシーを拾いました。どうも、気分がすぐれません。私はいつもより早く起きたせいだろうと思っていました。会社に着いて仕事をしていても、目眩がします。昼近くになって2度トイレでもどしました。これじゃ今日は仕事にならないと思い、私は午後から会社を早退し、病院で診てもらい風邪薬をもらって家で寝てました。
 カギを開ける音で目が覚めました。時計に目をやると3時少し前です。「何か忘れものでも取りに帰ってきたな」とすぐに私は妻だと分かりました。「どうぞ、中に入って」誰かと一緒です。
「冷蔵庫の中にビールあるから飲んでて」「うん」。男です。まさか会社を早退して、私が寝てるとは思っていないのでしょう。駐車場に車は無いし、それで、正式離婚はしてないものの、それに近い状況ではあるといえ、仮にも私達の住むアパートへは男をそう簡単に引き入れることはできないはずです。妻は自分の個室で何か探してるようです。「あったわ」ビールを飲んでる男のいるリビングに出てきて妻が「良かった。なんとか間に合うね」「うん、あと30分はあるから大丈夫だよ」何やら、これから向かう仕事先で必要なものを取りに帰ってきたようです。「じゃ、電話するね。もしもし、・・・・。そうですか、7時ですね。分かりました」「●●さん、時間がのびちゃった。7時からだって」「そう。7時からかーまだ大分時間あるなあ。どうしようか、一旦会社へ帰ってもどうせ、こっちに来なきゃいけないし。面倒だな」-時間が変更されて、どうしようかと妻と男は話しています。妻はブティックで働いていました。相手の男も同じ職場のパートナーだと私は思いました。こいつだ。妻の割れ目を自由にしてる男は。それは「冷蔵庫からビール出して飲んでて」と言った妻の言葉でも証明できます。ただの仕事の関係だけなら、そんなものを飲ませる訳はないし、飲ませるにしても妻が自分で出してコップに注ぐ筈です。もう、そんな遠慮のいらない仲なのです。
 しばらく二人はテーブルを挟んでビールを飲みながら、たわいのない会話をしていました。椅子を立つ時の音がしました。そして、どちらかが、移動しています。それと同時に二人の会話はぴたりと止まりました。どうしたんだろ。布団に寝たままで、私は聞き耳を立てています。すると、「シャワー浴びよう」妻の声がしました。そうか、横に並んだ二人は唇をあわせていたんです。その間、椅子がコト、コトと音をたてていました。脱衣場で服を脱ぐ音が聞こえます。風呂場の戸を開け二人は中に入ったようです。シャワーの流れる音しかきこえません。私は音をたてなようにリビングへ出てみました。「あははは、いやーん」睦合う声がします。私はそっと、例の小窓を覗きました。わずか数歩の距離なのに、音立てづに近付くために、あせる気持ちと裏腹になかなか辿りつけませんでした。やっとの思いで小窓のそばに行くと、声がしません。どうしたんだろと思いそっと覗くと、男は浴槽の端に腰かえ、妻は両膝をついて、男のものを口に含んでいました。「うんぐ、うんぐ、あーうんぐ」「気持ちいい」男に話しかける時、妻の口から男のものが出て、妻の唇と男のものの先を唾が1本の糸になって、繋がっています。「うん、すごくいい気持ち」男の答えが返ってくる前にすでに妻はまたくわえて、頭を前後に動かします。妻を立ち上がらせました。湯舟の端に腰掛けているので男の顔はちょうど、妻のへそあたりです。尻を撫でながら、腹から上に舌を這わせています。胸に舌を這わせようとしたため、妻は前屈みになっています。「だめ、そこは触るとこじゃないでしょ」尻を触っていた男の指は妻のもう一つの穴を触っているようです。「じゃーこっちに」今度は妻が湯舟の端に腰掛けました。男は膝をつき、妻の両足の間に顔を入れています。舌の先は割れ目の周辺を行き来してるようです。「あーん、うーんもっとも敏感な部分へは、まだ舌はいってないようです。(続きは明日書きます)
  1. 2014/11/25(火) 07:52:33|
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離婚の間際にわたしは妻が他の男に抱かれているところを目撃しました 第2回

風呂のアルミ戸の下のほうにある小窓から覗いていた私の目の前の妻の割れ目は、その状態が「もうあなたのものじゃないのよ」と言ってるようでした。数時間前まで、私の知らない男のものが妻の割れ目に挿入されていたということと、すでに自分の自由には出来ない割れ目に、全く知らない女性の性器を見ている錯覚に陥りました。事実、この時には、まだ正式に離婚はしていないものの、自由に妻を抱ける状態ではありませんでしたから。
 髪を洗い続ける後ろ姿に私は釘付けでした。屈んでシャンプーを流す時には、妻の白くてふくよかな尻が、まるで私をさらに挑発するように目の前に迫ります。盛り上がった二つの膨らみの真ん中には、口を開けた妻の割れ目が。
 夢中で自分のものを擦り続けました。そして私はもうその必要もないほどのものを見ながらも、それでも確認せずにはいられなくなり、脱衣かごに無造作に入れてある妻のパンティーを手に取りました。普段から澱ものの多い妻ですが、今日のパンティーにはそれとは違うものが乾いてかりかりの状態でこびり付いていました。明らかにザーメンです。二つの確証を得た喜び・・・・。
この時の私の正直な思いです。それを見た瞬間に私は射精しました。「どんな男に抱かれたのだろう」「どんな声をあげていたのか」私の頭の中でいろんなことが思い巡ります。
 私たちは部屋を完全に別けていました。妻は洋間の6畳の部屋、私はリビングを挟んで6畳の和室にと。お互い決してその部屋には立ち入れません。同じ家に住んでいても、完全に独立した二つの個室ができてしまっていました。家庭内別居ですから当然と言えば当然です。妻に男ができてから、何度か妻のいる洋間から、初めて妻のオナニーをする押し殺した遠慮がちな声を聞いた時とは違う喘ぎ声が聞こえてくるようになりました。
 頻繁には男と合えないのでしょう。それまでの体に積もり積もった欲望はまだ、完全に癒されることなく、妻の体を疼かせるのでしょう。「はあーはあーあーうんうっあっあー」部屋の向こうから切ない声がもれ聞こえます。堪らず私はリビングに立ち、しばらくその声を聞いていました。「見たい。妻のオナニーの現場を見てみたい」。しかし、扉を開けるわけにはいきません。何か方法は-。扉の下に数センチの隙間があります。私は手鏡を持ってきて差し入れてみました。天井の照明器具が写っています。鏡の向きをあれこれ替えながら、見たい光景を探しました。
 ありました。初めて見る光景が。ベッドに仰向けになり、両足を立てて開き、右手の中指が割れ目の上の小豆のようなそれを摩っています。しばらくそれを摩っては、指は回りの液体を一点に集めるように動きます。左手は乳房をまるでお乳を絞り出すように揉んでいます。時折薬指の先で乳首の先を円を描くように触ったり、顔は見えません。いつしか割れ目に這わしていた指はその中に入っています。最初は1本。そして2本。遂に3本目が入りました。中をかき混ぜるように、前後に動かしながら。「いくー」妻のそれまでの動きはその一言ですべて停止してしまいました。私もすぐに自分の部屋に戻り、その光景を思い出しながら自分で慰めました。
 風呂の覗き、妻のオナニーの盗み見はその後もしばらく続き、私はいいようのない興奮と、それまで味わったことのない気持ちいいオナニーを経験しました。家庭内別居をしなければ決して味わえない喜びとでもいいましょうか。そして、わたしは男に抱かれてる妻の姿を是非見てみたい。その思いが日々増して行くのでした。(続きはまた書きます)
  1. 2014/11/25(火) 07:51:30|
  2. 離婚の間際にわたしは妻が他の男に抱かれているところを目撃しました・匿名
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離婚の間際にわたしは妻が他の男に抱かれているところを目撃しました 第1回

 今から6年前です。私たち夫婦は1年近く口もきかなくなり、いわゆる家庭内別居になっていました。お互いに浮気をしたとかではなく、些細な喧嘩がもとでだんだんと心が離れていきました。もちろんその間はセックスはありません。
 家庭内別居が始まって3ヶ月くらいの頃でした。寝室に寝てた私は妻の泣き声で目が覚めました。か細い声でああっああっと泣き声がガラス戸の向こうの居間から聞こえました。
 一体何を泣いてるのだろう。このような状況を悲しんでいるのだろうかと思った私はしばらく聞き耳をたてていました。すると泣き声と一緒にソファーが軋む音もしています。
 何をしてるのか思い私はいろいろ考えてみました。その時、「あっこれは泣いてるのではない」 気が付きました。だんだんとその声は喘ぎ声になっていたからです。考えてみれば34才の妻に3ヶ月まったく触れてないわけですから、私もですが妻も耐えられるはずはないのです。
 押し殺したか細い妻の喘ぎ声。苦しそうな息遣い。そして体を捩らせているのでしょう、ソファーの軋む音。頭の中で私は妻のしていることを想像しました。みるみるうちに私のペニスは固くなり、触らずにはいられませんでした。妻よりも先に達した私は、その後10分以上も続いた喘ぎ声に眠ることはできませんでした。その後、妻が先にベッドに入ってからしばらくして私は眠るようにしました。夜11時過ぎ、テレビを見ていた私は冷蔵庫の中のジュースを飲もうとソファーから立ち上がりました。ガラス戸は半分開いていました。まっすぐ立つと寝室のベッドが目に入ります。布団を掛けて寝てい妻の胸のあたりと両足の付け根あたりが、特に両足の付け根あたりは、はっきりとその部分だけが上下に動いているのです。その光景はその後1週間、毎日盗み見ていました。離婚も真剣に考え始めてる妻のその光景に私は異様に興奮しました。直接ではないのですが、妻がオナニーをしているとろを見たのは初めてでしたから。
 それから何ヶ月が経ち、妻も離婚を考えはじめたのでしょう。勤め先を見つけ働きだしました。夜1時過ぎて帰ることもしばしばでした。帰ってくるとすぐにお風呂に入っていました。半年以上セックスをしてない私は、妻がお風呂で湯を使う音を聞いただけで興奮状態です。そしてたまらず、風呂のアルミ戸の下にある湿気を逃がす小窓から覗きました。そこには妻の下半身だけがあります。普段から妻は風呂の椅子は使いません。ちょうど髪を洗っていました。片膝をたてて、こちらに背中を向けて。湯舟から洗面器にお湯を汲む時、お尻が少し持ち上がりました。すると私の目の前にくっきりと、もう半年以上は見ていなかった妻の割れ目が見えたのです。陰毛は濡れて雫が垂れていました。ぱっくりと口を開けた妻の割れ目は確かに、男を迎入れたばかりのものでした。(続きはまた書きます)
  1. 2014/11/25(火) 07:48:40|
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妻の絶頂 第5回

 圭子が、母と一緒に台所で夕食の準備をしている。ペチャペチャと、よくああ話すことがあるものだ。
この家は男兄弟が二人。母も自分の娘が出来たような心境なのだろう。
 居間では、父と兄がムッツリとテレビを見ている。兄の子供たちが、台所と食堂の間を飛び跳ねている。
 僕は圭子と母に命じられて、卓上コンロの設置におおわらわだ。今日は皆んなで鍋でも突っ突くのだろうか。

 あれから、圭子が変わったかって?いや、あいかわらずさ。何も変わりはしない。
 でも、圭子は祖父の面倒をよく見るようになった。
前は、どちらかといえば母の方が多かったんだが、それが、今では圭子が祖父の部屋の掃除から食事の世話、
排泄の世話まで、ほとんど一人でやっている。
 もちろん、圭子には兄の子供たちが金魚の糞のようにくっついて歩いている。
 それに、祖父はあの風呂場の出来事が信じられないくらい、すっかり老衰の寝たきり老人に戻っていた。
また、風呂に入りたいとも言わないようだ。
 だから僕は、そんな圭子を安心して見ていた。
 ただ、僕はきっかけを探していた。何のきっかけかって?
 それは、祖父があの時、どうやって圭子を絶頂に導いたのか知りたいっていうのかな。
 あのあと、僕と圭子は何回となくセックスをしている。でも、僕がどうやっても圭子は変わらなかった。
前と同じさ。最後の一線を超えさせてあげることが出来ない。
 僕は正直、いらついていた。
 圭子は決して不満をもらさなかった。いつも、僕を優しく迎えてくれる。僕の望むように受け入れてくれる。
 でも、それが僕をますますいらつかせた。

 だから、その晩、セックスをして、圭子の中にたっぷり放出した後、
圭子の身体の余韻を味わいながらそのまま腰の動きを続けていた時、僕は圭子にそっと聞いてみた。
 あの時、どういうことがあったのか、と・・・。あの時、祖父にどういうことをされたのか、と・・・。
 僕の腕の下で、僕の腰の動きに合わせて、最後の一滴まで吸い取るように懸命に腰を振って応えながら、
圭子は満面の笑みを浮かべて首を振った。そして言った。
「あなただって素敵よ。今だって、たくさん、たくさん、感じたわ・・・」
 でも僕は悔しかった。いや、自分のふがいなさに嫌気が指していた。
 僕はそのまま抜かずに、二度目の挑戦をしていた。圭子のものから僕の精液が漏れている。音がした。
 僕は腰の振りをさらに早くした。
 圭子は僕の真下で、目をつぶって、そして・・・、感じようと努力している。いや、思い出そうとしている、僕はそう感じたんだが・・・。
 僕の腰の動きが激しいから、圭子の顔が揺れている。
 僕が二度目の放出をした後、圭子は、
「元気なのね。今日のお鍋が効いたのかしら・・・。でも、明日、大丈夫?」と笑った。

 ある日曜日。
 一面の雪景色ながら、空はカラリと晴れて、温かい日差しが部屋に差し込んでいる。
 親戚に法事があって、父も母も朝早くから出かけていた。そして、兄や兄の子供たちも、別れた義姉に会うために出かけていた。
二組とも、帰りは夜遅くになるだろう。
 家には、僕と圭子だけが祖父のお守りをしていた。こんなことってめったにない。
 僕が提案をして、今日は一日中、祖父の部屋で過ごすようにした。いや、僕が仕向けた。
 僕にはちょっとした企みがあったのだ。
  1. 2014/11/25(火) 05:57:50|
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妻の絶頂 第4回

 圭子は、身体を傾けるようにして浴槽のヘリに身体を預けている。
目をつむった顔が、湯船すれすれになるくらいに下を向いている。髪の毛が濡れていた。
 でも、けなげにも、祖父の胸に回した手は、しっかりと組まれていた。
どうなっても、自分がどんな風になっても絶対に離すまい、そんな圭子の気持ちがいじらしかった。
 祖父が僕に向かって、一言、
「いい女だな」と言った。
 祖父の手は、いや祖父の指は・・・、おそらく圭子を絶頂に導いたに違いない祖父の指は、すでに圭子には触れていない。
「圭子に何したんだ?」僕は祖父に聞いた。
「何って、かわいがってあげてたんだ」
「誰もそんなこと頼んじゃいない。何でそんなことした?」
「でも、ずいぶん悦んでたぞ」
 いつの間にか浴室の中に入ってきた父と兄が、言っても無駄だ、という顔をして、
「ともかく、じいちゃんを出そう。のぼせてしまう」そう言いながら、祖父を抱え上げようとしたが、圭子がしっかり手を組んでいる。
 僕は、優しく圭子の手をほどこうとした。でもギュッと握った手はかたくなで、なかなかほどけなかった。
 僕は圭子の顔を優しく叩いた。
「おい、大丈夫か?もういいから・・・。手をほどいていいから・・・」
 圭子は気づいた。ぼんやりして、そして、だるそうに手をほどいた。
 父と兄が祖父を持ち上げると、祖父のものが僕の目の前にあった。それは形をなさないくらい小さく縮こまんでいる。
お湯が僕の身体に掛かった。でも、僕は圭子の肩を抱いて、そのままでいた。
「私・・・」
「いいから。いいから、何も言うな」
 僕は圭子がいじらしかった。
 手で、圭子の顔を洗ってやった。手で髪の毛を梳いてやった。
 圭子は呆然とされるままになっている。
「もう出よう」
「うん。・・・。ゴメン。立てない」
 祖父は洗い場に座って、父にまた身体を洗ってもらっている。兄が脇から支えている。
 僕は、ズボンのまま浴槽の中に入って、圭子を抱き上げた。早くここから圭子を去らせたい、その一心だった。
 そのまま、浴室を出て、廊下を足早に歩く。圭子の全裸の身体から、水がポタポタと落ちた。
 母が途中から、バスタオルを圭子の身体に掛けてくれた。そして、圭子の裸の肩をトントンと軽く叩いた。圭子が軽く頷いた。
「あとはこっちで何とかやるから・・・。ともかく圭子さんを休ませて・・・」
 僕は黙っていた。圭子が、僕の首に手を回して、顔を僕の胸に押し付けるようにしていた。

 でも、不思議だった。
 あの圭子が、どうして祖父のたった二本の手だけで、いや十本の指だけで、いとも簡単に絶頂を迎えることが出来たのか?

 僕が蒲団を敷いている間、圭子はボンヤリと横座りに座って、気だるそうに身体を拭いていた。
「敷き終わったぞ。もう寝ろ」僕が言うと、圭子はそのまま崩れるように布団の上に寝転んだ。
 明るい蛍光灯の下に、圭子は何を隠すでもなく、身体をちょっと横向きにして全裸のまま寝ている。
いつもは僕に身体を見せるのも恥かしがるのに、今は何も隠そうとしない。
 圭子が着るかな?と思って箪笥の引出しから出したパジャマも、圭子は見えているだろうに着ようとする素振りも見せなかった。
 僕は、立ったまま、そんな圭子の全てを見ていた。
 今、僕は圭子に何をしてあげたらいいのだろう?セックス?圭子は待っているんだろうか?
 でも・・・。ゴメン、圭子。僕には自信がないんだよ。
 いや、きみを抱いてセックスするくらいのことは今すぐ出来るさ。僕だってまだ若いんだ。
 でも、きみをさっきみたいにいかせる自信がないんだ・・・。

 窓の外を見ると、あんなに大降りだった雪が、だいぶ小降りになっている。もうすぐ止むことだろう。
  1. 2014/11/25(火) 05:56:13|
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妻の絶頂 第3回

 圭子を女にしたのは僕だ。まだ、高校時代の話しだ。
僕も童貞だったし、なかなか一回では出来ずに、四回目にやっと成功した。
圭子のやつ、「もうこんなこと二度としたくない!」って言ってたっけ。
 でも、何ていうかな、圭子はまだ本当の女の悦びを知らないっていうかな。
僕の要求には順々と従ってはくれるのだが、本当に達したのを僕は見たことがない。
 そりゃあ、僕もあちこちで予行練習をして来たさ。だから本当に達した時の女性がどんなかっていうのは何となくわかっている。

 僕は、母と一緒に、浴室のすぐ外で立ちすくんでいた。どうしてもあげられない。
 圭子の声が激しくなってきた時、僕は母を下がらせた。母はしきりに「ゴメンなさい・・・」って謝っていた。
 圭子の声が激しくなってきた時、僕は母を下がらせた。母はしきりに「ゴメンなさい・・・」って謝っていた。
 父と兄は、廊下に座り込んでボンヤリしている。二人にも圭子の声はハッキリと聞こえているだろう。
 父が言った。
「まあ、辛抱してくれ。あの歳じゃもう長いことないから・・・。母さんだって・・・」
「あなた・・・」
「いや、いいさ、別に・・・。どうせ、下は役立たずなんだから実害があるわけじゃない」
 母が?まさか、母も?そして父はそれを知っていたのだろうか?
「それに、圭子さんが本当に嫌なら、声を上げるさ。イヤ、こういう声じゃなくてな・・・。その時はガラスをぶち破ればいい」
「絶対に嫌がってないさ」兄が言う。
「最初から判ってたのか?」僕は兄に聞いた。
「多分そうなるかな、とは思ってたさ。だって最近、じいちゃんの圭子さんを見る目、違ってたものな。
圭子さんに入れて欲しいって聞いた時ピンと来たよ」
「・・・」
「そうじゃないんだよ。じいちゃんはな、ああしてやることが風呂に入れてくれた御礼だと思ってるんだ。
別に圭子さんのこといじめようと思ってやってるんじゃないんだ」
「義姉さんもやってたのか?」それが離婚の原因か、と僕は思った。
「あの人はやろうともしなかったわ。臭い臭いって」母が思い出したように言う。
「だから、私、圭子さんがいじらしくって、いじらしくって・・・」両手で顔を覆った。

 圭子の声がさらに激しくなった。
 僕は、圭子が泣いているのかなって思った。でも、そうではなくて歌を唄っているように聞こえる時もあった。
 僕は、今まで、こんな圭子の声を聞いたことがなかった。
 一際、圭子の叫ぶような大きな声がして、・・・そして静かになった。
「おい!」と圭子に呼びかける祖父の声がした。
 それからゆっくりとドアが開いた。ノック式の鍵だから、内側からはノブをちょっと回すだけで開く。
 僕は浴室のすぐ脇に立っていた。だから、ドアが開くのがすぐ判って、鍵が外れると同時に、パッと大きくドアを開いた。
そして何よりもまずストッパーをしっかりはめた。
 祖父が僕を見て言った。
「ベッピンさんが気をやってしまった」僕はその意味が判らなかった。
「え?」
 でも、その意味は圭子の様子を見てすぐ判った。気をやる、とは気絶することだったのか・・・。
  1. 2014/11/25(火) 05:54:19|
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妻の絶頂 第2回

 雪はまだ降っているようだ。
 兄の子供たちは、圭子との遊びに疲れてグッスリと深い眠りに入っているだろう。
そうだったな、僕が仕事から帰ってきた時、圭子は彼等と雪合戦をしていた。母がいなくなって、子供たちは圭子にすっかりなついている。
 父や兄は、ふだんからムッツリしている。『北国の春』という歌謡曲の“兄貴もおやじ似で無口な二人が・・・”という歌詞を地でいっている。
 だから、家の中でも僕や圭子はやけに目立った。

「全部脱がせて来た?」母が父に聞く。
「おゝ、全部脱がせて来た」と父。
 祖父は裸のまま、毛布に包まれている。この毛布は、以前僕等がプレゼントしたものだ。人一倍大きな身体が、毛布からはみ出している。
「風邪引かせないようにネ」
 そのまま脱衣所に寝かせて、父と兄が毛布を慎重に剥ぎ取った。まだ上半身は意外にしっかりしている。
それに比べて、下半身がやけに痩せていた。それに、肌がとても白くて、そして艶がなかった。
 圭子が、心配そうに浴室の隅から覗き込んでいる。バスタオルから飛び出している二本の足を僕は見ていた。
祖父の肌と圭子の肌を対比していた。
 祖父が、「すまんのう」と言いながら、でも「寒い」と言った。
「ほらほら、早く入れてあげて」母が、父と兄に言う。
 父と兄は、裸の祖父をもう一度担ぐと、浴室に入れた。それから、浴槽のヘリに背を立てかけるようにして、洗い場に座らせた。
 父がその身体に浴槽のお湯を掛ける。それから、容赦なく下半身を洗う。
 圭子が、
「私、やりますから・・・」と言うが、
「いいから、いいから」
 と手馴れたもんで、サッサッと洗っていく。 兄が、祖父の身体が倒れないように脇から押さえている。
 その後ろに、圭子が、バスタオルを片手でしっかり押さえるようにして立っている。何をしていいか判らないのだろう。
「これでよしっと。じゃあ入れるか」
「よし」
「じゃあ、圭子さん、先に入ってくれるか?」
 父は圭子に言った。
 圭子は兄の手前、モジモジしている。
「圭子さんお願い。風邪引かしたら大変。バスタオルのままでもいいから、早く入って!」母が指図する。
「・・・はい」
 圭子は、でもバスタオルを外した。
 バスタオルを脱衣室の方に放り投げると、そのまま湯船の中に入った。その動作は、兄の背中で行われたから、兄には見えない。
でも、父には、そして僕や母には、圭子の張りのあるお尻が湯船の中に沈んで行くのがしっかり見えた。
「これでいいですか?」
 圭子が湯船の中に、こちらに背を向けるように入った。浴槽から圭子の頭だけが飛び出している。
 父と兄は、祖父を担いだまま、入れる位置を確認する。圭子の全裸の身体は、丸見えになっているに違いない。
「そうじゃなくってね、足を伸ばしてると、じいちゃんの体重で支えきれなくなる。しゃがむようにした方がいい」
 圭子が浴槽の中で動いた。
「こうですか?」その動作を、父と兄はしっかり見ている。
「そうそう。それでいい」
 それから、父と兄が慎重に祖父を入れて行った。
「両手でね。後ろから抱くようにして・・・。そう。首から上がちゃんと出るようにネ」母がこちらからテキパキと指図する。
「うわあ、重たい。大丈夫かな」これは圭子。
風呂の湯がザーッと溢れた。
「両手で、しっかり押さえていれば大丈夫よ。我慢して・・・」母が言う。
「圭子さん。そうじゃなくってね、この手をこうやって、後ろから抱くようにするんだ」これは兄。
「こう?ですか」
「そう。こうしてね。うん。ほっとくとお湯の中に沈んじゃうから・・・。そうそう。うまいうまい」兄が圭子の手を取ってやり方を教えている。
「これでよしっと・・・」
 父と兄は、一仕事を終えたように、フーッと息を吐きながら浴室を出た。ずいぶんと重労働には違いない。
「これでいいだろう。じいちゃん、よかったな、圭子さんに入れてもらって・・・」
「おう、極楽じゃ」
「じいちゃん、長湯だから、よく入るんだぞ」

 僕は、父と兄が出た後に入れ替わるように浴室に入った。
 圭子は浴槽の中で、背筋をピンと伸ばしてしゃがんでいる。
その身体に自分の身体を預けるように祖父が足をダランと伸ばして座っている。圭子は後ろから抱っこするようにしている。
 僕を見ると、
「すっかり皆んなに見られちゃったわね」と恥かしそうに笑った。
「いいさ。別に・・・。僕の家族なんだから・・・」
 祖父が、両手で顔を洗っている。洗いながらフーッとため息をつく。さぞ気持ちいいんだろう。
「じいちゃん、よかったな」
「おう」
 圭子の両手は、後ろから祖父の脇の下を通って、祖父の胸の前で組まれている。
祖父がズルズルと湯船の中に沈み込まないようにしっかりと押さえている。
 でも、祖父が両手をしっかり下ろして、脇の下を固めているから、圭子は手の自由が利かないんじゃないかな?
イヤ、それだけじゃなくて、圭子は身体を動かすことも出来ないんじゃないかな?
「お前、大丈夫か?」
「大丈夫よ」でも、ちょっと重そうな顔をしている。
「おじいちゃん気持ちいい?」圭子が聞く。
「うん、ありがとうな。こんなベッピンさんに風呂に入れてもらって、冥土の土産が出来たようなもんだ」
「あらあら、悪かったですね、いつもは私で・・・」母が言う。
「そりゃそうじゃ、こんな張りのあるおっぱいに触れるなんて何十年ぶりじゃろう?」
 見れば、圭子の上半身は祖父の背中にピッタリと密着している。
「あら、エッチなおじいちゃんだこと」
 圭子が、顔を僕のほうに向けて、ニコッと笑った。
「じゃあ、何かあったら言えよ!」僕がそう言うと、圭子はコックリと頷いた。

 僕が浴室を出る時、うっかりストッパーを外してしまったことに僕は気づかなかった。
 母は気づいた。だから僕に何か言おうとした。僕は母を安心させるように、
「大丈夫だよ。うまくやるよ」と言った。
「違うの。早く・・・」
 その拍子に浴室のドアがバタンと閉まった。
「鍵掛けられないように!」母があわてて言ったが、それと同時に鍵の掛かる音がした。
 え?圭子は手を動かすことが出来ないから、祖父が鍵を掛けたに違いない。
 僕は、あわてて、「おい。大丈夫か?」と圭子に聞いたが、
「大丈夫じゃよ。取り巻きがうるさくっていかん。後で呼ぶから、お前たちは向こうへ行ってなさい」と祖父が言う。
 母が腰の痛いのも忘れて、ドアのところまで来て、
「おじいちゃん。鍵は掛けないで・・・。ね。すぐ外してちょうだい」とドアを叩いたが、
「大丈夫じゃよ。ベッピンさんと二人で入ってるんだ。邪魔しないでくれ・・・」と開けようともしない。
 兄が意味深い目をして笑みを浮かべながらタバコを吸っている。
 お湯の音がチャプチャプと聞こえた。それがだんだん激しくなって・・・、ちょっと争っているような感じがして・・・、そしてすぐ静まった。
 圭子の声は・・・、聞こえなかった。
 イヤ、しばらくして、圭子の「ヒッ!」という押し殺したような叫び声が聞こえたような気がした。続いて祖父の低く笑う声が聞こえた。
 母が、僕の脇で少し涙ぐんでいた。
  1. 2014/11/25(火) 05:52:20|
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妻の絶頂 第1回

 この地方では雪なんてちっとも珍しくないが、今日は朝からドッサリと大雪が降って、そしてやけに冷えた。
 祖父が、久し振りで風呂に入りたいと言う。
 僕と圭子は、部屋でテレビを見ながら蜜柑を食べていたが、父が部屋の入り口まで来て、すまなそうに僕等に頼んだ。
「じいちゃんがな、圭子さんに風呂に入れて欲しいって言うんだ」
「おふくろは?」僕は父に聞いた。
 妻の圭子が思い出したように言う。
「あゝ、そうそう、お母さん腰が痛いって言ってらしたわ」
「まあ、そういうことでな、圭子さんすまんが何とかお願いできないだろうか・・・。別にいいだろう。もう八十なんだから」
 確かに異性を風呂に入れるってことになるんだろうが、まあ、八十歳の老人ではどうってことないだろう。
「えゝ、いいですよ」圭子が応える。すでに立ち上がっている。
 僕も、圭子がいいならってことで了承した。
 祖父は寝たきりで、ほとんど風呂に入ることが出来ない。
頭はしっかりしているんだが、下半身がまったくダメだ。
だから、いつもは巡回して来る介護専用の風呂に入れてもらうのがやっとだった。
でも、稀に身体の調子がいい時、家族のものが協力して家の風呂に入れてやることがあった。
 その役目はいつもは母がやるのだが、持病の腰痛が出たっていうんだったら、まあ、しょうがない。

 僕は高校を卒業後、東京の大学へ進んで、そして地元の企業に就職した。俗に言うリターン組ってやつだ。
 妻の圭子は高校の時の同級生で、僕等はこの春結婚したばかり。
 僕の兄が離婚をしたのを契機に勤めを止め、母と一緒にこの家の家事を取り仕切っている。
 圭子は頭のいい女だ。兄嫁とは上手くいかなかった母も、圭子とは本当の母子のように自然に振る舞うことが出来る。
まあ、高校の頃からチョクチョク家に来ていたから、顔なじみでもあったが・・・。

 僕と圭子が風呂場に行くと、母が壁に寄りかかるように立っている。
「ゴメンなさいね、圭子さん。お願いしちゃって・・・」
「それよりもお母さん、腰、大丈夫ですか?」
「これは持病だからしょうがないんだけど、こんな時によりによってねえ・・・」
「どうぞ、休んでらっしゃって下さい」
「ええ、でも心配で・・・」
「で、どうすりゃいいんだ。ただ入れりゃいいんだろう?」僕が母に聞く。
「そうなんだけど・・・。でもね、一緒にお風呂に入らないとダメなのよ。
足が全然ダメでしょう?だからね、圭子さんが先に入ってて、迎えるようにして上げないとダメなの」
「入るって、裸になってですか?」
「そう。普通にお風呂に入るみたいに・・・。あとで、お父さんとお兄ちゃんが担いで来るから・・・」
「でも・・・」圭子はちょっと困った顔をする。
 そりゃそうだよな。父や兄が担いで来て、それを圭子が受け取る。
その時、圭子は全裸になっている。いくら家族の一員になったといっても、まだ新妻だ。抵抗はあるよな。
「水着か何んかに着替えたらどうだ?」と僕が圭子に言う。
「そんなこと・・・。いいですよ、バスタオルか何か身体に巻いてるから」
「私、ここにちゃんとついているからね、大丈夫よ」これは母。
「そうですね。ご高齢のことだし、間違いがあったらいけないから、お母さんにいてもらいましょうか。
あなた、椅子か何か持って来て上げて・・・」

 風呂の戸は大きく開けられている。身体のでかい祖父を入れるためにはそうせざるを得ないだろう。
 その開け放たれた戸が閉まってしまうのを阻止するように、母は椅子をおいて座っている。
その位置からは脱衣室から浴槽まですっかり見渡せる。
 僕もその脇に立っていた。
「じゃあ、私、入りますから・・・」圭子はそう言って、戸を閉めようとしたが、もちろん閉めることは出来ない。
「じゃあ、失礼します」後ろ向きに服を脱ぎ始めた。
 母や僕は、まるでかぶりつきで、圭子が服を脱いで裸になるのを見物しているようだ。
 圭子の今日の服装は、セーターにジーンズ。セーターをサッと頭から抜くと、ジーンズのジッパーを下げた。
「あんまりジロジロ見ないで下さい。恥かしいから・・・」そう言いながら、ジーンズを足から抜き取る。
 ベージュ色のブラジャーとパンティーのまま、髪の毛を後ろに持ち上げて、輪ゴムで結わえる。
それから、バスタオルを器用に身体に巻いて、その中から、巧みにブラジャーとパンティーを抜き取った。
 そして、そのまま浴槽の戸を開けて中に入ると、バスタオルを身体から外して、脱衣室のすぐ脇に引っ掛けた。
 圭子の全裸の身体が湯気の中にボンヤリと見える。
でも、その湯気は脱衣室からさらにその外に一気に広まって、そして、圭子の身体がまるで霧が晴れるみたいにハッキリと現われた。
 母はボンヤリとその一連の作業を見ていたが、
「戸はそのまま開けておいた方がいいわ。あまり温度が違ってもいけないから・・・。それからお湯はちょっとぬるめにして上げてね」
「はい。じゃあ、そうします。・・・。ちょっと熱いわね」
 圭子はお湯を身体に掛けながら、水道の蛇口を捻った。圭子の声が浴室の中で反響するように響いた。
「さっき、一度お風呂に入ったから・・・。もういいですよ。どうぞ連れて来て下さい」

「若いっていいわねえ」母がため息を吐くように僕に言う。
「結構、スタイルいいだろう?」
「そりゃあもちろん。ダメよ、大事にして上げなくちゃ・・・」
 圭子に聞こえたのだろうか?
「何、お母さんに言ってるの?」浴槽から頭だけを出して、圭子が聞く。
「お前のこと誉めてたのさ」
 母が小さな声で僕に言う。
「圭子さん、大丈夫かしら?」
「大丈夫だよ。おふくろがそこにいて、ちゃんと指図してくれれば・・・」
「ええ、それはそうだけど。おじいちゃんてね。
お前も聞いてるだろうけど、ずいぶん女遊びをした人なの。死んだおばあちゃんは、あれでずいぶん泣かされてたわ」
「うん。それは聞いたことあるよ」
「もちろん今は下半身はまったくダメだから変なことはないと思うけど・・・」
「当たり前じゃないか。ただ風呂に入りたいだけなんだろう?」
「そうなんだけど・・・。でもね、両手は達者だし・・・。お前ね、私も注意してるけど、圭子さんがもし変な風になったらすぐ助けて上げるのよ」
「何言ってるんだ。圭子じゃなくて、心配なのはおじいちゃんの方だろう?」
 その時、僕は母が何を言いたいのか、さっぱり判らなかった。

 廊下の方で、ドタドタと足音がした。父と兄が祖父を担いで来たに違いない。
 僕が、来たことを圭子に告げると、圭子は浴槽からサッと出て、あわててバスタオルを身体に巻いた。
 ちゃんと巻けているかな?僕は少し気になった。
  1. 2014/11/25(火) 05:51:08|
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窓明かり 第十二話~対峙~


 「そんな」

 そんな馬鹿なこと、あるわけないだろう―――!

 私は叫び、赤嶺を睨みつけた。


 柏木英輔氏のことを私は知らない。
 私が詩乃と知り合ったときにはすでに、彼はこの世から去っていた。
 けれど。
 けれど、自分の妻を他の男に―――目の前でわらうこの男に望んで差し出すなどという馬鹿なこと、あるわけがない。

「ふふん。だから私はさきほど言ったのです。あなたはマスコミの人間らしくない―――とね。世の中には自身の女を他の男に抱かせ、その閨を鑑賞することで興奮する性癖の人間など決して珍しい存在ではないんですよ。―――私の友人のひとりにもそんな男がいました」

 だが、英輔氏の場合は少々レアケースだった、と赤嶺はつづけた。

「彼はそもそも金の力で、彼女をわがものにした。その力は結婚生活の間ずっと、夫婦間のあいだに作用していたのです」


 ―――姉さんが結婚しなくてはならなかったのは、僕のためなんです。
 ―――相手はM社でエリートの地位が約束されたひと。歳の差があったことを除けば、まず玉の輿といっていい。でも―――僕にはそうは思えなかった。いや、そうは思えなくなったんです。


 彰の言葉を思い出す。
 あのときの彼の、暗い翳りを帯びた表情も。


「しかし、英輔氏はそれだけでは飽き足らなかった。だから、私のような男にも声をかけたのです」

 なんでもない事実を述べるように。
 赤嶺は淡々と言った。
 そして蛙を舐める蛇のような目で、私を見た。

「彼女がどんなふうに長い歳月を過ごしてきたか、あなたは聞かされていなかったかもしれない。だが、あなただって薄々何かを感じていたはずだ。どれだけ彼女が隠し通そうとしてもね。閨で見せる振る舞い、過剰なほどに敏感な肢体―――」

 そんなことはない。
 この男が言っているのは嘘っぱちだ。
 そう否定しようとする頭は、しかし別の情景を描いている。
 シーツの海を泳ぐ詩乃。あの悦びに弱い躯。
 そして先夜に見せた、息も切れ切れだった狂態。
 まるで赤嶺の言葉を裏付けるように、普段の慎ましさから離れ、性の喜悦に悶え、喘ぎ、涙まで流して長い髪を振り乱す妻を、私は今まで見たことがなかったか―――。

 それは。
 それはすべて―――

「英輔氏の望みによってつくりあげられたものです。彼は自分を愛し支える女よりも、意のままに嬲り、辱めるための淫らな雌犬こそを欲した。その意味では―――彼女はじつに有能な妻でした」

 言葉を切り、赤嶺は紫煙をくゆらせた。


 嘘だ。
 嘘だ。
 嘘だ。
 かたかたとキーボードで打ち込んだように、そんな空虚な文字の羅列が脳裏を満たしていく。
 そう、嘘なんだ。
 なぜなら、この男が言っていることが嘘でないとすれば、
 本当に嘘だったのは―――


 不意に、胸のポケットにいれた携帯が鳴った。


 手にして見なくとも分かる。
 詩乃からだった。

「携帯、鳴ってますよ」

 言わずもがなのことを赤嶺は言う。

「とらなくてよいのですか?」

 私は無言で眼前の男を睨みつける。
 理性の平衡はとうに失われている。
 だから―――私の右手は胸ポケットに伸びることなく、ただただ拳をかたく握り締めて、そのまま赤嶺の頬を殴りとばした。
 カウンターの中のマスターが、「ひやっ」という奇怪な叫びを漏らした。
 叫んだのは、マスターだけではない。私もだ。それは驚きのためだった。
 私の拳は中空で止まっていた。赤嶺の平手に阻まれていたのだ。
 くわえタバコをしたままの赤嶺は、まるで子供の手をひねるように私のパンチを受け止めて、それから酷く醒めた目で私を見上げた。
「暴力沙汰はよしたほうがいい。すくなくともここでは」
「あんたたち、何をしてるんだ。すぐに出て行かないと警察を呼ぶぞ!」
 赤嶺の声にかぶさるように、マスターの大音声が響いた。店内のわずかな客たちも、みな私を非難するように見ていた。
 だが、私は動かなかった。動けなかった。赤嶺を睨みつづけていた。そうでもしないと、気が遠くなってしまいそうだった。
 携帯の着信音はいつしか鳴り止んでいた。
  1. 2014/11/23(日) 19:03:32|
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窓明かり 第十一話~赤い闇~

 青木に教えられた六本木の「SEED」は、蒼みがかった照明の印象的な、どこか深海を思わせる雰囲気の小さな酒場だった。ホステスもいない、老いたマスター同様に枯れた雰囲気の漂う店内に、私は足を踏み入れた。


『正確な住所までは分からなかったのですが、どうやらこの「SEED」の周辺に赤嶺は居をかまえているようです。それで、時折、ふらりとここへ立ち寄るらしいのです』

 ―――ということらしい。

 もちろんそれが今夜のことか、明日の夜のことか、それともずっと先のことなのか、もちろん分からない。しかし、それ以外の手がかりが見つかるまでは、ずっとこの店に通いつめる気持ちになっていた。
 かつて前妻の玲子を亡くしたとき、私は一度何もかもを失った気になった。
 そして数年後に出会った詩乃は、私が亡くしたものと同じくらい価値のあるものを私の生活に運んできた。
 私にとって、彼女との出会いは、暮らしは、転機であり、再生であり、何よりもかけがえのないものだったのだ。その大切な中身がいつの間に掏り取られていたことに、私は気づいてもいなかった。

 詩乃、と私は胸の内で妻に呼ぶかける。
 君には分かるか、それが私にとってどれだけ残酷なことだったか。
 そして、まだ会ったことのない赤嶺という男。
 お前にとっては―――遊び半分のことだったかもしれない。詩乃は私より十以上も若く、美しい。その潔癖さを感じさせる美しさは、たしかに汚したくなる種類のものだったかもしれない。私自身、そんな衝動に駆られたことがないとはいえない。だが、お前が汚したのは妻だけではないのだ。
 会わずにはいられなかった。たとえ危険な男だろうが、面と向かってこの老いぼれの憤怒を、やるせない想いをぶつけてやらなければ気が済まない。今まで写真の中だけの存在だった男が、青木の電話で実体を持って近づいてきたときに、私の内側に生まれたのはそんな感情だった。


 店の奥のカウンターに、私は腰かけた。
 古いジャズが流れている。私はドライ・マティーニを注文した。
 ふと携帯を見る。十五分前に、妻からの着信があった。きょうだけで三つ目の着信だ。ふつか酔いの顔面蒼白で出て行った私を心配しているのか、それとも昨夜の今日で、私の態度の変化に何事かを勘づきかけているのか。
 詩乃は焦っているのかもしれない。
 『だいすき―――』、あの囁きで誤魔化しきれなかった嘘に、私がようやく気づいたのを薄々と感じているのかもしれない。
 ずきり、と胸が痛んだ。それがどういう種類の痛みなのか、或いは恐怖なのか、それも私には判然としなかった。分かっているのは―――これまでの自分が道化だったという事実だけだった。
 赤嶺と対決したら、その後には妻が待っている。私は順序を間違えているのかもしれない。この期に読んで、妻との対峙を先延ばしにしているのは―――ただの未練だ。これまでの歳月にぎゅっと詰まったものへの未練。しかし、それが未練にすぎないことも、分かりすぎているくらい、私には分かっていた。


 カクテルの底に沈んだ照明の光が濃度を変えているのを見つめながら、もの思いに沈む私の目に、ふと、バーの扉が開くのが見えた。
 背の高く、肩幅の広い男が入ってきた。鷹のように鋭い目つきにひそむ、どこか不遜なかがやき。
 間違いなく―――赤嶺だった。写真で見た印象よりは幾分年上で、四十も半ばを過ぎた頃のように思えたが、なめし皮のような皮膚も、白髪の一本もない髪も、ただならぬ精気に満ちていた。
 赤嶺はひとりだった。一瞬、その目が私の顔を通り過ぎていったが、何の反応もその表情にはあらわれなかった。
 赤嶺は私とは逆側のカウンターに座った。ウイスキーを注文し、咥えたキャメルに火を点けて、盛大に煙を吐き出している。
 私は―――立ち上がった。ともすれば震えがちになる片手にグラスを抱えて。その震えは恐怖ではなかった。相手はどう見てもまっとうな素性の人間と思えない雰囲気を漂わせていたが、ことここに至って、私が対峙しているのは妻を寝盗った男というばかりだった。ただ、それだけだった。
 だから、私は震えていたのだ。

 隣席に無言で陣取った私を、酒杯を舐めながら赤嶺はちらりと見た。
 そして、私が言葉を発する前に、言った。
「あなたの顔には見覚えがある」
「―――――――」
「秋原真さん、ですね」
 そう言って。
 赤嶺はにかり、とわらった。
 虚を突かれた私は一瞬戸惑ったが、この男が私の顔と名を知っているのは教えた人間がいるからで、その可能性のある者は妻しかいないという事実にすぐ辿りついた。
「詩乃から聞いたのだな」
 怒りで舌が麻痺したかのようだった。
「それ以外にだって可能性はあるでしょう。あなたは月刊Rの編集長で、マスコミ畑の人間には多少なりと知られた存在だ。―――まあ、こんな言い抜けはくだらないから、よしますがね」
 ぬけぬけと口にして、赤嶺はまた紫煙を吐いた。
 その肩を、私は渾身の力を込めて掴んだ。
「ふざけるな―――!」
 赤嶺はひそとも眉を動かさなかった。
「失敬。あいにく、こんな口のきき方しかできない人間でね」
 きなくさい雰囲気をかぎ取ったマスターが振り返り、厭な顔で私たちを見つめた。「お客さん、荒っぽいことをはじめるなら外に出てもらいますよ」
 赤嶺は両手を上げて見せた。「彼もああ言っているし、あと数分は話し合いに努めませんか」
「お前と話すことなどない」
「初対面でお前呼ばわりとはずいぶんですな。だが、聞きたいことはあるはずだ。そうでしょう?」細まった目が私を見つめた。「たとえば、先ほどあなたが口に出した名前について」
 これほどふてぶてしい男を、私は初めて知った。ジャーナリズムの現場でずいぶん場数を踏んできたつもりだったが、今、相手にしているような男は見たこともなかった。
「・・・・・・・いつからだ」
 腹の底から絞り出すように私は訊いた。
「いつから詩乃と知り合った。いつから・・・・・・深い仲になった」
 おや、というように、赤嶺の太い眉が動いた。「それすらまだ聞き出していないのですか? 彼女から」
 私は答えなかった。
 値踏みでもするような目で赤嶺は私を眺め、それから言った。「ふうん―――、年格好や容姿はよく似ているのに、どうやらあなたは『彼』とはずいぶん違う人間のようだ。まあ、それも聞いてはいたが」
「誰の―――ことだ」
「死んだ柏木英輔氏のことですよ。彼女の夫―――前の夫の。先ほど、いつから彼女と知り合ったと聞きましたね? それはまだ、彼が生きていた頃からです。もう十五年ほど前のことになるかな。あなたの後半の問いに対する回答も同じことだ」
 それは。
 それはつまり。
「英輔氏が生きていた頃から―――詩乃と不倫関係にあったということか」
 十五年もの長きにわたって。あいだに前夫との死別、私との再婚をはさんで。
 だが、そう言った私を見返す目に、嘲弄するような光が灯った。
「不倫ね―――。どうやら、あなたには誤解があるようだ。マスコミの人間らしくもない」
「何だ、と―――」
「柏木詩乃―――いまは秋原詩乃ですか。ともかくも私は常に、彼女にとってオブザーバーのような立場だった。つまり、お仕事ですな」
「分かるように言え」
「私がまだ二十代だった彼女と寝たのは、幾度か孕ませたことすらあるのは―――その所有者に依頼されたからです」


 所有―――者?
 孕―――ませた?


「つまり、夫ですよ。あなたではなく、その前の。―――もっとも、あれが世間一般でいうまっとうな夫婦関係だったかどうかは、さだかではありませんがね」

 赤嶺はくぐもった笑い声をあげた。
  1. 2014/11/23(日) 19:02:26|
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窓明かり 第十話~冬の公園~


「あなた、起きてください―――起きて」


 そんな声で、私は目覚めた。
 瞳を開けると、眼前に詩乃の姿があった。眉を寄せて、大きな瞳が心配そうに見開かれている。
「こんなところで寝て・・・・・風邪をひいてしまうじゃない」
 足もとの卓には倒れたグラスと空になったブランデーの瓶。そうか、昨夜はあれからぐだぐだに酔いつぶれて、そのまま居間のソファで眠ってしまったのだった、と記憶がよみがえった瞬間、ずきりとこめかみに痛みがはしった。
「あっ―――痛」
「大丈夫?」
「だいじょうぶ・・・・・ではない」
「困ったわねえ、今日は仕事お休みにできないかしら?」
「・・・・・そんなわけにはいかない」
 真実はそうではなかった。
 ただ、このまま家になどいられない、妻と向かい合っていられない―――そんなふうに漠然と感じただけだった。得体のしれない危機感のような感覚で。


 ―――だが、それはなぜだ?


 そんな問いを思い浮かべたときに、蘇ってくる情景があった。
 シーツの上に横たわる裸身。
 その肌身に刻みつけられた縄痕。
 そして―――


『誰でも挿れてOKの♀穴』


 なまめかしい下腹に浮かび上がった、そんな文字の羅列が蘇って。
 私は呻いた。

「やっぱりだめよ、あなた。辛そうだし、顔色が真っ青だもの。せめて午前中だけでもお休みになって。ね」


 散らかった卓上を片づけながら、詩乃は下から私を覗き込むようにして言う。


 ―――その肢体には、今も。


「本当にもう。無茶な飲み方をして・・・・・お年もお年なんだし、これからはもうすこ
し考えて節制しなくちゃ」


 ―――淫猥な男の痕が残っている。


「うるさい―――」
「え」
「うるさいと言ったんだ。すこし静かにしてくれないか」

 私は苛々した声音で怒鳴った。
 元来、悠長な性格で、怒ったり叱ったりすることのなかった私のそんな声に、詩乃の瞳が驚きで見開かれた。
 薄い唇が何か言おうとしてかすかに動き、結局、何も言わないまま閉じられた。そのまま詩乃は、黙ってテーブルを片づけた。ずきずきと痛む頭蓋を両手で押さえながら、私もまた黙ってそんな妻から目を逸らした。



 それからはろくろく言葉も交わさず、一時間も経たないうちに、家を出た。
『仕事へ行って来る』
 そんなふうに妻には言ったが、実のところ、きょうは職場へ出るきがしなかった。こんなとき、融通の効く仕事で、また立場でよかったと心から思った。
 ほんの少し傷ついた表情を残したまま、相変わらず何か言いたげな様子を唇の端に留めて、しかし妻は普段と同じように『行ってらっしゃい』と私を見送った。
 時刻はまだ早朝を少し抜け出たばかりで、冬の外気がひどく頬を刺す。頭の中にはまだ厭な酔いが残ったままで、それ以上に、心には無数の棘が、針が刺さっていた。


 真実を知りたいと思った。
 知らなければならないと思った。
 真実を知ってしまった。
 その後のことなど考えてもいなかった。

 いや、想像はしていたのだ。もしかして、ひょっとして、と―――。だが、最悪な想像はしょせん想像にすぎず、それを上回る現実を喉元に突きつけられた私は、ただひたすら混沌の渦の中にいた。
 怒りはある。哀しみもある。憎悪もある。
 これまで私を騙して、何事もないような顔をして、妻の役割を演じていた詩乃と、そして写真の中でしか見たことのないあの男―――赤嶺に対して。

 いつから始まっていたのだろう。
 あの縄痕。肢体に書かれた卑猥な落書き。
 それはどこからどう見ても、男と女の淫靡な結びつき、それもノーマルとは言い難い背徳的な関係を感じさせるもので。
 私の知る妻とはまるで縁のないようなその世界に、詩乃はいつからはまり込んでいたのだろう。おそらくは男の手に引かれて。
 あの男―――赤嶺は危険だと、青木は云った。


『どんな生硬い女であれ、触手を伸ばした相手を情事に狂わせるばかりか、人格性癖まで一変させるほど強烈に「仕込む」のだそうです』


 詩乃は情事に狂ったのだろうか。あの男に溺れたのだろうか。
 仕込まれたのだろうか。愛した男の快楽に応えるように。それを自身の悦楽とするように。
 それはいつから?
 そして―――


 どこまで?


 昨夜のあの悪夢のような瞬間に、私は詩乃を叩きおこして問い詰めるべきだったのか。細頸をつかまえて、この売女めと罵声を浴びせて、荒れ狂う感情のまま頬に二、三発お見舞いしてやればよかったのか。
 けれど―――それは私にはできなかった。そもそも、そういうことができない人間でもあるし、もうひとつ、行為に及んでしまえば、言葉にしてしまえば、決して戻れない場所へ私たちが行ってしまう、と―――そのことを無意識に悟っていて、怖かったからだ。
 私は酷い臆病者だ。そして愚かだ。
 もう二度と、もとの場所へなど戻れはしないのに。
 つよい北風が乾いたアスファルトの路面を吹きすぎていく。舞い上がった砂埃を避けて、私は目を瞑った。



 自宅から徒歩で三十分ほどの距離にある小さな公園。そのベンチに私は腰かけて、何時間もぼんやりと煙草を吹かした。そのほかのことは何にもする気になれなかった。

 気がつくと、寒々とした公園に人の影がふたつあった。

 ひと組の母娘だった。娘はまだ幼い。小さな赤いコートに緑の襟紐―――そんなクリスマスカラーの衣装がよく似合っている。おぼつかない足取りで、けれど元気いっぱいに毬をつき、また空中に投げ上げるなどして、ひとり遊びしている。
 娘を見守る母は―――藍色のコートに、黒い細身のパンツを履いている。地味な装いだが、長い髪を後ろでくくった横顔は、遠目にも分かるほど整っていた。歳のころは詩乃と同じくらいだろうか。小柄で細すぎるほど細い体型も合わせて、日本画から抜け出したようなという表現がぴったりくる美しい女だった。
 私が彼女らに興味を持ったのは、何も母親が美人だったからという理由ではない。無邪気な娘がひとり毬と戯れているのを見つめる母親の横顔には、たしかに愛しげな微笑が浮かんでいるのに、彼女の顔にはそこはかとない憂愁があって、妙に気にかかったからだ。
 どこか酷く不安定な―――しかしその不安定さこそが、この冬の色合いに沈んだ公園で、母親の存在を異質に浮き立たせていた。
 と、私の足もとに何かが当たった。毬だ。それに手を伸ばそうとしたらもう、娘の顔が近くにあった。瞳のつぶらな、可愛い子だった。髪を母親とおそろいのポニーテールにしていた。
「おじちゃん―――」
 毬を取って、と言われるのかと思ったら、娘はまじまじと私の顔を見つめ、「しつぎょうちゅうなの?」と言葉をつづけた。びっくりした。
「ちがうよ」思わず苦笑が出る。きょう初めての笑いだった。「ただ、ここでほんの少し休憩しているだけ」
「きゅうけい?」
 娘が小首を傾げる。しまった、難しすぎたか。―――だが、それならなぜ「失業中」は知っている。
 説明しようと口を開きかけたとき、遠くから母親が走ってくるのが見えた。
「―――すみません、この子がご迷惑をおかけしましたか」
 落ち着いた声音だったが、急に走った女の頬は紅く染まっていた。
「いや、迷惑なんてかかっていないですよ」
 私はこたえる。娘は母を振り返ってにこりとわらい、「おじちゃん、しつぎょうちゅうじゃないんだって」
「何を言ってるの」母親がめっと、娘をたしなめる。「失礼なこと言っちゃだめ」
「しつれいってなーに?」
 思わず、私はまたわらってしまった。困り顔をした女も、そんな私の反応に安堵の度合を深めたのか、うっすらとはにかむようにわらった。
「かわいい盛りですね」
「何でもかんでも、なーにと聞かれて・・・・・困ってしまいます」
 母親は呟くように言って、本当に困ったような顔をした。そんな表情のよく似合う女だった。
「いや、おめめのぱっちりした、本当にかわいい娘さんだ。きっと、将来はすごい美人になりますよ」
 あなたのような、とはさすがに口にはしなかった。
「ありがとうございます。このご近所の方でしょうか?」
「え? ああ、近所といえば近所ですかね。あなたがたは?」
「最近、こちらに越してきたんです。だから、まだ友達もいなくて」女はほんの少し切なげな目で娘を見た。「この子がちょっとかわいそうです」
「すぐにできますよ。娘さんにも、あなたにも」
 私が言うと、女は娘のように無邪気な、それでいてやはりどこか安定を欠いた微笑を浮かべた。
「ありがとうございます」
 そう言って頭を下げ、母娘は去っていった。母親の細やかな背と、その手を握る、跳ねるような足取りのクリスマスカラーが小さくなっていくのを、ベンチから私は眺めた。
 不意に、携帯の着信音が鳴った。見ると、青木からの電話だった。
 胸が騒いだ。
「あ―――編集長。お休みのところ、すみません」
 こちらの状態を慮るような気づかいあふれる声に、しかし私はそのとき、さざ波のような憎しみを感じてしまった。それを押し殺して、「仕事の用かね」と答える。


「ちがいます。編集長、すみません。あの―――赤嶺の居場所をつかんだんです」


 赤嶺。
 妻の―――相手。
 彼女を―――仕込んだ男。


「どう―――されますか?」


 かじかむ手で握り締めた携帯から、青木の声が聞こえる。
 もう一方の手指に挟んだ煙草から灰がまたぽつり、地面に落ちた。
  1. 2014/11/23(日) 19:01:20|
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窓明かり 第九話~痕~

 静かだ。

 あまりにも静かすぎて耳が痛むようにさえ感じられる。だというのに、心音の高鳴りは私の身体全体をざわめきに包みこむようだった。

 夫婦の寝室。
 私たちの寝室。
 しかし今宵、ベッドで深い睡眠状態にあるのは、妻ひとりだった。
 寝室の明かりが皓々とその穏やかな姿を照らしている。朝に弱い私と早起きが信条の詩乃、明るい照明の下で、彼女の寝姿を見た記憶は私にはほとんどない。
 口元をむすび、きつく目を瞑っている詩乃。その面差しだけを見つめていると、まるで人形が横たわっているようにも思える。だが、白のネグリジェに包まれた肢体は、たしかに息づいているのだ。
 見慣れたはずの彼女の裸身にしろ、私にとっては常に暗がりの中にあるものだった。暗闇に仄見える羞恥の表情と、責めるような、それでいて甘えているような涕泣こそ、私にとって最も親しく、愛しさを覚えずにいられない詩乃との夜の感触だった。
 あらためてその感触を思い出し、思わず一息深く息を吐いた。
 私はいったい何をしているのだろう。
 どうしてこんなことになったのだろう。
 なぜ眼前の、この愛しい生きものに、今宵の私は、これほど千々に乱れきった気持ちで向かい合っているのだろう。
そんな今さらの感慨が私を襲い、老いた心身を責め苛む。
 けれど。
 けれど、ここでためらう手をとめてしまったら。
 私は永久に詩乃を疑いながら、それでいて何気ないふうを装いながら、この先の人生を生きていかなければならない。彼女の微笑みに応じながら、心の底では悶えるような猜疑と嫉妬に耐えていかねばならない。
 そんなのは、ごめんだった。私は朗らかに生きていきたい。そして死にたい。一日でもいいから妻よりも先に。
 だから―――
 こんこんと睡っている妻に、私はようやく手を伸ばした。
 最近肩こりがひどくなった、とよく嘆いている細やかな撫で肩に手をかける。ゆっくりとネグリジェを引き下ろしていく。普段の閨の所作とはちがう、不器用でためらいがちなやり方で。やさしい肩のまるみ、眩しいような胸元が少しづつあらわになる。そして―――
 そして。



 私の心臓は止まりそうになった。



 しっとりと吸いつくような柔肌。
 そこに。
 幾つもの紅い線がはしっていた。



 年輪を重ねた女体の微妙な陰影と、歳月を重ねてなお失われない瑞々しさを併せもつ、雪白の裸身。そこに、毒々しいばかりに紅の痣が刻みつけられていた。
 


 その手の経験がほとんどない私にも、一目で分かるくらいに。
 それはくっきりとした縄痕だった。



 眩々と―――目眩がした。


 
 よほど、つよく締めつけられたのだろう。
 なめらかな胸元から腹、そして若々しく弾む乳房の周囲にも紅い縄痕は残り、幾何学的な模様を描いて、均整のとれた女体の美を汚していた。
 そのうえ。
 妻の躯に刻みつけられていたのは、縄痕ばかりではなかった。


 柔肌を荒々しく揉みしだき、つかんだ手指の痕。
 口づけの痕。
 そんな痕跡が、至るところに、残っていた。
 もりあがった乳房の、いつもは可憐な桜色をしている乳首も、男の手で弄られ、口で吸われつづけた形跡をとどめて赤く腫れあがり、いつもより肥大しているようだった。



 かつて想像したこともないほどの衝撃に見舞われて、なぜだろう、その瞬間の私の脳裏には、幻燈器で映写されたように、さまざまな場面が、言葉が巡っていた。



『お風呂わいてますから。夕食を食べたらすぐに入ってくださいな』

『このままでいいの。私は―――このままで十分幸せ』

『じゃあ、お言葉に甘えて、出掛けてきますね』



『だいすき―――』



 そんな、妻の言葉と。



 青木に見せられたあの写真―――箱根の町で、知らない男と腕を絡めた妻をうつした写真の光景が、くるくる、くるくると瞼の裏をまわっていた。



 しかし―――
 私が今夜味わうことになっていた残酷は、これだけではなかったのだ。



 夢の中にいるごとく朦朧とした手つきで、詩乃の秘密を隠していた寝衣を剥がし、彼女の下腹から太腿にかけての肌があらわになったときに、そのことが分かった。






                        変態助平女詩乃

      ちんぽ好き牝犬                  

                                              淫乱おまんこ妻
                              
                            絶対服従永久奴隷
  





 下手糞なマジックインキの文字で書かれた、そんな卑猥な文句が。
 生白い下半身のあちこちに、ならんでいた。
 極めつけの文句は、淡い恥毛の茂みの上にあった。







                         誰でも挿れてOKの♀穴↓







 声が―――聞こえていた。
 狂おしいような歯ぎしりと、喉の奥から洩れる意味のない叫び。


 それはたしかに私の口中から聞こえるものなのに、自分ではそのことが意識されなかった。がたがたと震えながらその場に立ち尽くす私は、まるで壊れたテレビのように言葉にならない声を漏らして、眠りつづける妻の汚されきった身体をいつまでも眺めていた。
  1. 2014/11/23(日) 19:00:09|
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窓明かり 第八話~暗がりに浮かび上がるもの~

「―――どうしたの? どこか具合でもわるいんですか?」


 出された夕食を前にして、なかなか箸のすすまない私の様子に、詩乃は眉を寄せて心配げな表情になった。
「いや―――ただ単に食欲がないんだ。帰る前に、仕事で付き合いのある人間のところで茶菓子を馳走されたから。そういう君こそ、一口も食べないのか」
「え? ・・・・・はい、今夜はちょっと遠慮します」詩乃は虚を突かれたように瞳を大きくした。「金沢で美味しいものをいっぱい食べてきたから―――すこしダイエットしないとぶくぶくになっちゃう」
 ぐっ、と口中にわいた苦い唾を、味噌汁でながしこむ。
「・・・・・たかだか二、三日の話でおおげさだな。見たところ、ぜんぜん変わったようには見えないよ」
「女も四十路を過ぎると、見えないところにすぐお肉がつくんです」
 冗談ぽく言って、詩乃はかすかに微笑った。
「―――そうかね。じゃあ、あとでひさしぶりに確認させてもらおうかな」
 あえて冗談のように、私も言おうとした。それは私の真情だったかもしれない。
 何もかもが―――冗談であってほしかった。
 しかし、詩乃はほんのすこし黙って、切れの長い瞳でちろりと私を見つめ、「ごめんなさい、今夜は疲れているから・・・・・」と言った。
 普段の詩乃なら―――、「夕食の席で変なことをいわないでください」と拗ねたようにそっぽを向くのが常の反応だった。或いはそれは、青木の話を聞いた後だから、覚えた異和感なのかもしれない。だが、どのみち、転がり始めた私の疑心は雪だるまのようにふくらむばかりだった。
 私が黙り込むと、詩乃はうつむき、長い手指をもう一方の手指で落ち着きなくさすった。内心の動揺をあらわしているような仕草だった。それとも、これも私の目が疑いで曇っているからなのか。
 いったい何がまともで、何が妄想なのだろう。たった一日の間に、私の世界はまったく色を変えてしまったようだった。
 わずかの間に、さらにほっそりしたような頬を心持ち蒼褪めさせた詩乃は、ふと私と目が合うと、今度は何だか弱々しい笑みを浮かべた。「お茶を淹れますね」―――そう言って、立ち上がる。
 女らしいなよやかな曲線を描く後ろ姿。そのまるみを帯びた腰の辺りを、私の目線は無意識に追いかけていた。



 詩乃が浴室へ消え、私はひとり冷蔵庫からブランデーを取り出してちびちびと舐めた。
 杯を干すたびに喉はかっと熱くなり、頭の芯は白く霞んでいく。

『編集長は聞いたことありませんか? 赤嶺という男のこと―――』

 青木の言葉が蘇る。
 そんな男は―――知らなかった。
 
『もう三年前になりますか。当時の国交相だった東原邦治の不正な金の流れを記載した秘密文書が、大々的にマスコミへリークされたことがあったでしょう』

 それはマスコミ関係者なら経緯を知らぬ者はいない大スキャンダルであり、最終的に東原は大臣の席を追われたばかりか、懲役をくらい、政治家として永遠に葬り去られる事態となった。

『当時取り沙汰されたあの秘密文書は匿名で郵送されたものでしたが、リークの少し前に、東原の秘書が不自然な形で失踪していることが関係者の間で話題になったこと、ご記憶にありませんか』
『あの女秘書―――国崎有香という名前でしたっけね―――現在も見つかっていませんが、どうやら失踪の少し前に男ができていた形跡がありました。報道の連中が血なまこになっても、詳しい裏をとることはできませんでしたが―――』
『国崎秘書をたぶらかし、秘密書類を持ち出させるまでに溺れさせたその男―――きな臭い筋の話によると、当時、東原が糾弾の声をあげようとしていたMUIに依頼されたのではないかと、そんな噂のある男』

 MUIはバブル崩壊以後、宗教界でつとに勢力をふるうようになった新興宗教団だが、以前から関東で三指に入る暴力団との癒着が噂になっていた。

『僕が先ほどあげた赤嶺という名前―――この赤嶺こそ、MUIに依頼されて国崎秘書を情事に溺れさせた男ではないか、と、その筋では囁かれているんです』
『あくまでも、噂です。そもそもこの赤嶺という男、七年ほど前に東京へ移ってくるまでは、近畿方面でエロビデオの制作なんかをやってたらしいんですな。そのころからある程度、裏側の人間と関係を持っていたと聞きます。というのも―――この男、凄腕の女殺しなのだそうです』


 おんな・・・・・ごろし?


『女たらしではなく、女殺し。どんな生硬い女であれ、触手を伸ばした相手を情事に狂わせるばかりか、人格性癖まで一変させるほど強烈に「仕込む」のだそうです。嘘みたいな話ですし、実際確証はない。真実だとしても、それはドラッグか何かの力を使ってのことかもしれない。都市伝説めいて恐縮ですが、現実に赤嶺という男の周囲にはそんな怪しげな噂が流れているのです』
『きょう、詩乃さんのことをお話したのは、このためです。僕はかつて赤嶺を見たことがある。政財界の大物が集うという妖しげな秘密クラブへ、若さ任せで頼まれてもいない潜入取材をした折のことです。取材はあえなく失敗して半殺しの憂き目に遭いましたが、そのときに偶然、赤嶺の顔を見ました』
『それが一年前のことです。そして―――先ほどお見せした写真に映っていた男は、記憶にある赤嶺に見えて仕方がないのです』


 だから。
 だから―――気をつけてくれと。
 青木は云った。
 見たこともないような必死の形相で。


 思い出すだけで―――私の混乱は頂点に達する。
 愛した妻が浮気していたかもしれない。これだけで、普通の人間なら失意、怒り、悲しみ―――それらの入り混じった困惑の極みに立たされる事態だ。
 その妻の相手が、MUIだの暴力団だのと関わりを持っているような胡乱で危険な男だとしたら―――どんな冷静な男であれ、気が狂いそうになるはずだ。

 真実をたしかめなければならない。
 だが、たしかめるのが怖い。
 とはいえその怖さは、少なくとも現時点では、赤嶺とかいう得体のしれない男に感じるもの以上に、妻の真実を―――私の知らなかった真実を突きつけられるのではないかという恐怖が勝っているようだった。
 真実を知って、詩乃と、詩乃が連れてきたこの穏やかな生活を失うのではないかという怖れ。実際、このことよりも私の心を脅かすものなど、この世には存在しないと思える。
 絶対に。
 ブランデーを舐める舌に血の味がまじった。口元を食いしばりすぎて口中のどこかが切れてしまったようだった。
 私は立ち上がり、台所へ向かった。世にも情けないやり方で、真偽をたしかめるために―――。



 風呂からあがってきた詩乃は、いつものように鏡に向って髪にドライヤーをあてた。その傍らには、ミネラルウォーターの入ったコップがある。詩乃は風呂上りに、そして起きぬけにも水を飲むのが習慣の女だった。
 鏡に詩乃の顔が映っている。長く伸ばした髪を丁寧に乾かしていくその表情は、いつものように生真面目なものだった。時折、鏡ごしに背後の私を見て、そっと微笑んでみせる。その度、私は胸を刺す痛みと罪悪感を甘受した。
「今夜のあなたは静かね」
 ふと、詩乃がそんなことを口にした。
「・・・・・おかしいかね」
「ううん・・・・・でも、やっぱりおかしいかな。本当に体調はよろしいの?」
「よろしいよ」
 そう返すと、詩乃はくつくつとわらった。
「うん。そのほうがあなたらしいわ」
「おしゃべりで、子供じみた男が亭主でかなしくならないかね」
「何をいまさらおかしなこと言ってるの」
 化粧台にドライヤーを置き、純白のネグリジェを着た詩乃は、ゆっくりと私のほうへ歩みよってきた。
 哀婉と憂愁の入り混じったような色が、その瞳には浮かんでいた。


「・・・・・・ごめんなさい」


 不意に、そんなかすかな言葉が聞こえて。


 ふわり。


 私の胸にやわらかいものが飛び込んできた。
 おどろいた私に、そっと口づける唇があった。


 そして、また消え入りそうな声が聞こえた。



「だいすき―――」



 一瞬のことだった。

 詩乃の身体はすぐに私から離れた。
 ほんのりと頬の紅潮した顔が、羞恥と照れわらいを浮かべ、私のほうを向いていた。「ああ、恥ずかしい」
「・・・・・どうしたんだい、急に」
「だって、あなたにわるいから。今夜は・・・・これで許して」
 それはどういう心情を含んだ所作だったのか。最後まで、私には分からなかった。
 妻「おやすみなさい」と言った。



 ―――半刻が経った。

 ブランデーのグラスを卓に置き、私は立ち上がった。
 両の足が、情けなくふるえている。それを励まして、妻の眠る寝室へと向かった。
 扉を開くと、明かりの消えた寝室に、静かな寝息が響いていた。
 詩乃が深い眠りについていること―――それは分かりきっていた。
 数年前から私は次第に寝つきがわるくなって、知り合いの医者からかなり強力な眠剤を処方してもらっていた。私の身体を心配した詩乃には、くれぐれも常用はやめるように言われているのだが―――。
 その睡眠薬を、今夜、私は妻に使った。詩乃が風呂につかっている間に、彼女の飲むはずのミネラルウォーターに溶かしておいたのだった。
 妻を騙した罪悪感は、しかしこの時点では、これから行う作業の緊張を前に霞んでしまっていた。
 寝室の明かりを灯し、そろそろと布団を引きめくる。
 ネグリジェを着た詩乃の寝姿があらわになった。やわらかな枕に左頬をつけ、艶やかな髪をシーツの海に浸からせて眠っている。
 呼吸と同時に胸の辺りがかすかに上下している。死んだように眠りの世界に入っている妻が、たしかに生きているという証拠だった。それを目の当たりにする私の心中には、奇妙な安堵と不安が同時に去来していた。
  1. 2014/11/23(日) 18:58:50|
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窓明かり 第七話~不吉の影~

「ご存知のとおり、この数日、僕は箱根近辺の取材に出ていました。あちこちで写真も撮りました。お手元の写真はその一枚、湯本駅近くの宿街で撮影したものです―――」


 手渡された写真には、たしかに古くからの観光地であるかの温泉街がうつっている。こ綺麗な宿の連なる通りを行きかう人並み。一年でもっとも温かい湯が恋しくなる季節だけあって、人の数は多く、年代性別もさまざまだ。


 ふと。
 切り取られた場面の左隅に、目がとまった。
 これは―――


「お気づきになられましたか?」


 青木の声がする。だが、私にはそのほうを見る余裕がなかった。


 人ごみに埋もれるようにして歩いているひとりの女がいる。
 裾がフリルになった白のブラウスに、ベージュのカーディガンを羽織り、藍色のロングスカートを茶革のベルトで締めつけている。黒のストッキングにハイヒール。長い髪が風にたなびいて、耳元を飾りつける銀のイヤリングをあらわにしていた。
 ちらりとも笑みはなく、むしろ生真面目な表情で道を行く彼女は、私のよく知る女性に―――瓜二つだった。

 女はひとりではなかった。
 並んで歩く男の姿があった。
 背の高く、苦みばしった顔つきの中年で、歳は女と同じころと思われる。太い眉に高い鼻梁、ぎらりとしたものを感じさせる瞳。どこか外国の舞台役者めいた男だった。ダークスーツに黒のシャツを着込んだ、キザな恰好をしていた。

 ふたりが道連れであることに疑いはない。
 なぜなら女の細腕は、男の太い腕に絡めとられていたからだ。
 まるで恋人同士のように。
 いや、この写真を見た百人中百人が、ふたりはカップルだと思うにちがいない。女の表情が不自然なまでに硬いことから、何か後ろ暗い秘密を抱えているような妖しさを、ふたりの関係に想像するかもしれない。
 そんな―――写真だった。

「写真を撮影したときには気づかなかったのです。今朝、帰りの電車に揺られながらデジカメをチェックしていたときに、はたと・・・・・。もちろん、僕は会社にいたころの詩乃さん、いえ、奥さましか知りません。ただ、あまりにも―――」
「・・・・・ああ、よく似ているね」


 そう。女は詩乃にそっくりだった。
 ―――そのうえ。
 悪いことに、女の身に付けている服装のひとつひとつも、私の記憶にあるものだった。


「―――すみません。お尋ねするのが前後してしまいました。奥さまはこの数日、ご自宅にいらっしゃいましたか?」


 一瞬。
 嘘をつこうかどうか、こんな状況下でも、私の脳はせせこましく動いた。
 だが、結局は本当のことを口にすることにした。


「いや、華道をやっている友だちと金沢まで旅行に行くと言って、出掛けている。今ごろはもう自宅に戻っているはずだが」

 そう口にする自分の言葉が、まるで絵空事を口にしているように空虚なものに感じられて、私はひそかに慄然とした。

「そう―――ですか」

 青木は考え込むような表情をした。
 その様子を見るともなく見ながら、私はまたキャビンに火をつける。
 ライターを持つ手が小刻みに震えるのが自分でも分かった
 しばらくして、青木は真剣な目で、私を見つめた。

「編集長―――僕は迷っていたんです。この件について、あなたにお話しするべきか。だって、そうでしょう? 夫婦のことに、僕のような第三者の若造が告げ口めいたまねをするなんて・・・・・・。でも、お話しようと決めたのには、理由があるんです」
「それは」
「この―――男です」青木は写真を指差した。その指は苦みばしった男のほうを向いていた。「僕は―――この男の素性にも、心当たりがあるのです」



 午後は代休をとって、あてどなく渋谷や上野の雑踏を彷徨い歩いた。
 ただ、歩いていたかった。都会の底で息をする深海魚の群れみたいなこの人ごみの中で、自分もそのひとりとなって、何も考えないでいたかった。だが、そんな私の願望は、あとからあとから湧き出してくる思念に破られずにいなかった。
 なぜ?
 どうして?
 いつから?
 詩乃は私に嘘をついていたのか?
 そんな疑問符のひとつひとつが浮かび上がるたび、私の心臓の血管は収縮してきりきりと痛んだ。女の正体が詩乃であるかどうか、それは詩乃の通う華道会に問い合わせれば―――その懇親旅行とやらが本当にあったのか、あったとして彼女が参加していたのか、そのことを問い合わせれば、まず七分くらいは明らかになると思える。だが、謎の答えを知りたいという渇望と、知りたくない、知るのが怖いという怯えの狭間で、心はぎゅうぎゅうと締めつけられ、真冬だというのに私の身体は冷え冷えとした汗で湿っていくのだった。

 そして―――
 夕闇が立ち去り、辺りが昏黒に閉ざされたころ、私はようやくわが家の前に立った。
 窓明かりがついている。詩乃と再婚して以来、その光は常に私の心を慰め、明日への道筋を照らしてくれるものだった。
 だが―――今宵にかぎっては、その明るさがあたかもおそろしいもののように、私の目には映じた。

 明かりのついた窓を見つめながら、私は玄関をくぐり、ドアを二、三度ノックする。そうすると、ぱたぱたと足音が近づいてきて、ドア越しに「どなた?」という詩乃の声がする。
「俺だよ」―――私は答える。


 ドアが開く。見慣れた笑顔が、私を出迎える。


 私は思わずその顔からついと視線を逸らした。そして「ただいま」と言った。
「お帰りなさい。きょうは早かったのね」
「ああ、ちょっとね」
「わたしのほうこそ、ただいまと言わなくちゃ。二日も家を空けてすみませんでした」私の手から鞄を受け取りながら、詩乃は詫び、それから私を見つめてもう一度微笑を浮かべた。「もうお風呂わいてますから。あなた、お疲れのようだし、すぐに入ったらいかが」
「そう・・・・しようかな」
 私はのろのろと玄関に足を踏み入れる。夕食の匂いがする。それは―――わが家の匂いだった。
 顔をあげる。廊下を歩んでいく妻の後ろ姿が見える。それもまたわが家のありふれた光景だった。


 そんな光景の中に佇んで、私は思い出していた。
 会話の最後の辺りで、青木の口にした言葉を。


『僕は―――この男の素性にも、心当たりがあるのです』


『ごく一部の世界では少しばかり名の知られた男です。編集長は聞いたことありませんか? 赤嶺という男のこと―――』
  1. 2014/11/23(日) 18:57:33|
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窓明かり 第六話~不穏~

 分煙化が進むこの世の中で、月刊Rの編集部にはまだその波が押し寄せてこない。
 ・・・・上に立つ人間のせいだろう。
 その日もわたしは自身の席で、ぷかぷかと煙草をふかしながら、誌面にのる形に組まれた原稿のゲラ刷りを見ていた。

「―――編集長。ただ今、戻りました」

 そんな声にふと目をあげると、ラフなジャンパーにジーンズ、肩にはカメラをぶら下げた青木がいた。
「お、御苦労。箱根のほうはうまくいったかね?」
「まあまあですね。最近はいかに充実した取材をするかより、いかに出張費を抑えるかに頭を悩ませますな」
「そう言うな。この不況で、管理の人間からうるさく言われてるんだ」
 私は苦笑いした。
 まだ若いくせに誰に対しても遠慮のない口を聞く青木を煙たがる者も多いが、私はこのいかにも頑丈そうな、フットワークの軽い青年に、ライターとしても人間としても好感を持っていた。
「きょうはもう直帰してよかったのに。わざわざ会社まで戻ってくるとは律儀だな」
 そう言うと、青木はなぜか居心地のわるそうな顔をした。
「どうした?」
「いえ、実は編集長に個人的なお話があるんです」
「個人的に? 結婚でもするのかね。仲人役なら頼まれるよ」
「そんなんじゃありません」今度は青木が苦笑いした。「少しだけお時間をいただけないですか」
「今からだろう? 一階のビローズでどうだい」
「いいですね。でも十五分ほど待ってください」
「先に行ってるよ」
 私はコートをつかんで、席を立った。


 ビローズは編集部のある雑居ビルの一階に、もう二十年近く居をかまえる喫茶店だ。かつて詩乃がR編集部に事務員としていたころは、一緒に訪れたこともあった。
 いつもの窓際の席に着き、コーヒーを注文した。裏通りとはいえ、窓の外の人波は絶えない。
 店内にはビーチボーイズのゴッド・オンリー・ノウズ―――邦題「神のみぞ知る」が流れている。I may not always love you(永遠には君を愛さないかもしれない)、か。思えばずいぶんとシビアな歌詞だったのだな。メロディーと歌声は神々しいばかりにきらきらとしているのに。
 キャビンに火をつける。紫煙の彼方に、脈絡もなく、妻の顔がぼんやりと浮かぶ。
 先夜の狂乱を思い出す。そうだ、あれはたしかに狂乱だった。
 あの夜のことを、詩乃と話題にしたことはない。詩乃はおくびにも出さない。今までどおり楚々として、生真面目な詩乃のままである。あの夜の媚態―――いや、狂態など、一片の名残りも留めていない。

 だから、いよいよ夢のような気がしてくる。

 けれど―――あれは間違いなく現実だったのだ。身体がそれを憶えている。
 灼けるような悦楽の記憶が。

 あれほどの快美を味わったことはない。それは共鳴のような感覚だった。芯から性の愉悦に身を震わし、逃れられない業のようなものに首輪を嵌められて、苦悶交じりに悶えあえいでいたおんなの熱に巻き込まれたような感覚―――。

 その詩乃は一昨日から家を空けている。通っている華道の銘流会の懇親旅行で、金沢まで行くと言っていた。
『年末のこの時期に、あなたには申し訳ないんだけれど』
 本当にすまなそうな顔で言う詩乃に、私はいつものように『かまわないよ。楽しんでくるといい』と鷹揚な言葉を返した。
 前妻の玲子はよく旅行だなんだと家を離れる女だった。それに比べると、詩乃はほとんど遠出することはない。マスコミの常で、あまり都内を離れられない私にしたって、彼女と旅行に行く機会などそうそうないのだから、たまには女友達と違う空気を吸ってくるのもいい。
 私がそんな言葉を返すと、詩乃はいっそうすまなそうな顔をしていたが、やがて大きくため息をつき、その後でなぜだかすこし哀しそうな笑みを浮かべた。
『どうしたんだい』
『ううん、何でもないの。あなたがそんなふうにやさしいから、わたし―――』
 しかし、詩乃はそこで言いかけた言葉を途切らせ、『じゃあ、お言葉に甘えて、出掛けてきますね』とだけ言った。

 そして、きょう詩乃は家に戻ってくる予定だった。いや、今頃はもう帰ってきている時刻だろう。


 ビローズの扉が開いて、大柄な青木の姿が入ってくるのが見えた。
「あ、コーヒーで。―――すみません、遅くなって」
 かまわないという代わりに、私は煙草を持った手をかるく揺すって見せた。
「君も大変だな。あちこち飛び回って、若いのにろくろく遊ぶ暇もないだろう。そうさせている人間がこんなことを言うのもなんだが」
 今さら何を言うんですか、と青木はわらった。
「好きでついた仕事ですから。取材と称して、普段見られないものを好きに見られるなんて、ほかの仕事じゃできないことでしょ。僕にはこの職しかできませんよ」
「それは頼もしいね」
「編集長だって若い頃はバリバリだったんでしょ。ほかのマスコミの人間と飲むときも、秋原真の名前はよくあがりますよ。迅速で綿密な取材、妥協を許さないペン」
「どこの敏腕記者の話だね、それは。私は昔から自分の興味ある分野にしか頸を突っ込まない、わがまま気ままな奴で、上の人間には煙たがられていたよ。だから君のような型破りには、ついつい採点が甘くなる」
「あ、ひどい。それって暴言ですよ」
 苦笑いして、青木はウエイトレスの運んできたコーヒーを啜る。
「それで。話というのは何なのだね」
 本題に水を向けると、青木は今までのどこか無理したようなおちゃらけた表情を改め、しばし凝視するように私を見つめた。
「なんだい、そんなあらたまった顔して。気になるな」
 肩の力を抜かせるようにくだけた口調で私が言っても、青木はなおためらいを見せていたが、ようやくのことで口を開いた。
「ご足労を願っておいて何なのですが、本当はこんな話をするのは気が進まないのです。けれど―――」
 そこで、また口ごもる。いつも、きっぱりとした言葉を貫く青木にしては珍しい態度だった。これはよほどのことか、と私はすこし緊張した。
「それは、何かね。社内の人間に関する醜聞のようなことなのかい」
 言葉を濁した私に、しかし青木は頸を振った。
「ちがいます。僕がお話しようとしているのは―――」


 柏木詩乃さんのことです―――。


 と、青木は言った。



 なぜ―――
 その名前がここで出てくるのか。
 私は戸惑った。
 柏木は詩乃の旧姓―――亡夫の苗字である。詩乃が以前編集部で働いていた折は、その名前だった。



「ああ、失礼しました。今は―――秋原詩乃さん、いや奥さまとお呼びしたほうがいいですね」
「いや、君にとって馴染み深い呼び方でかまわないだろう。それで―――?」
 話のつづきを促す私の胸は、何かよくない予感で、騒いでいた。
 その予感を裏づけるような暗い目で、青木は私を見た。「まずはこれを見ていただけますか」―――そう言って、抱えた封筒から、何かを取り出す。

 それは写真だった。
  1. 2014/11/23(日) 18:55:47|
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窓明かり 第五話~乱れ~

 時間は安穏と流れ、そうして三年の月日がたった。


 私はゆるやかに老境の坂をのぼり、とうとうあと二年で定年というところまできてしまった。
 仕事一筋―――というほどでもないが、ライターとして出発して以来、ジャーナリズムの世界で衣食してきた人間が、キーボードを打つやかましい音と煙草の煙うずまく職場をはなれ、さてどんな余生を送っていくのだろう。趣味といえるほどの趣味もない。
 もっとも、不安は感じていなかった。
 むろん玲子が死んで以後ずっと一人きりのまま生活していたら、不安の量は比較にならないものだったろう。

 だが、いまの私には詩乃がいる。

 話し相手がいる。同じベッドで眠る彼女がいる。
 だから―――不安などない。

 そんなふうに。
 私は思っていたのだ。


 詩乃は四十二歳になった。
 三年間で、彼女も相応に歳をとったのだろうが、しかしその顕れ方は、夫の私とはずいぶん違う。
 痩せすぎといえるほどだった肢体には幾分肉がつき、線にまるみが出たようだが、いっぽうで頬のあたりは肉がおちていっそうほっそりした。そのためか、もともと大きな瞳が余計にくっきりして見えるようになった。
 すでに結婚して四年。しかし自分の妻ながら、はっとするほど妖艶に感じられることがあった。



 そんな―――ある日のことだ。
 紙メディアの不況がささやかれるなかでも、ありがたいことに月刊Rはしぶとく生き残っていて、私は私で、まだその編集長のポストにいた。編集部の長としてエゴの強いライターたちをいさめ、けれど時にはそのエゴを認め伸ばしてやることが、長年この世界にいる自分の最後の務めだと―――そんなことを思っていた。
 その日も新企画を持ってきた若手と対立する古株の激しい言い合いを、なるべく第三者の立場で宥めつつ、最終的な決断は保留にして、家路についた。

 さあ、どうしたものだろう―――。

 考えあぐねつつ、ふといつもの場所でわが家を見ると、冷え冷えとした窓に映るは闇ばかりで、一片の明かりもない。

 そういえば、きょうは銘流会の宴席があるのだったな。

 二年と半年ほど前のことになるか。詩乃は新しい何かをやってみたいと、銘流会という華道組織に入った。性格が生真面目なのでつづくだろうとは思っていたが、以来、こうして平日の夜にも時折、集まりの会に出て行くことがあった。
 窓明かりのない淋しげな家のドアに、私は鍵を差し入れた。


 詩乃が戻ってきたのは、夜の十一時をまわったころだった。


「ごめんなさい。きょうはとても遅くなってしまって」

 入ってきた途端に詫びる詩乃は、すこしうつむきかげんだった。インナーに黒のシャツ、瑠璃色の薄いジャケットを着て同色のスカートをはいていた。詩乃の好みにしてはすこし派手のようだが、このところ彼女の嗜好には幾分変化があり、時には私がどきりとするような服装をすることもあった。

 ほんのりと顔があかかった。かなり飲んだのだろうか、と思い、近寄って見ると、やはり酒の香りがした。

「べつにかまわないよ。夕食は用意してくれていたものを食べたよ。それよりも、君は楽しめたのかい?」
「・・・・・・・ええ」
「そうかい。なら、ますます問題ないさ」
 呑気な声で私が言うと、一瞬、詩乃の表情がこわばったように感じた。

 気のせいだろうか。

 詩乃はもう一度、「ごめんなさい」と頭を下げて、浴室へと消えていった。テレビもつけず居間でゆったりと煙草をふかす私の耳に、しばらくして、彼女のシャワーを使う音が聞こえてきた―――。







 ―――とつぜん胸元に触れてきた手は、ずいぶんと熱かった。


 暗い寝室。シーツの海。触れてくる手は妻のものでしかありえない。
 と思う間もなく、私の肩にちいさな顔が押し付けられた。
「どうしたんだい?」
 尋ねる声に、詩乃は答えない。その代わり、乱れた息遣いが聞こえた。苦しげなような、それでいて聴く者の胸をぞくりとさせるような吐息。
 多少の驚きを覚えながら、それをおもてには出さず、私は身体の向きを変えて、妻のほうをむいた。


 暗がりのなか。
 潤みきった詩乃の瞳が見えた。


 見つめると、すぐに厭がって、また私の肩に顔を押し付ける。だが、寝間着の胸元をつかむ手はいよいよつよく、息はいっそう乱れている。
 こんな情態の妻を、私は今まで見たことがなかった。
 あなた、とちいさく呼ぶ声がした。なんだい、と言葉を返しても、詩乃はあなた、あなたとただ繰り返すばかりで、しかもその声は次第に大きく、切なげな吐息は狂おしいほどになっていく。
 と、思う間に。


 するり、と詩乃は私の身体の上に移動した。


 まっすぐに垂れ落ちた長い髪が私の視界を覆う。
 その奥に、先ほどの潤んだまなざしがあった。
 

 詩乃、と私は彼女の名を呼ぼうとした。だが、それが声になる前に、私の陰茎を白く細やかな手が撫ぜた。手はしばしその部分をまさぐった後で、寝間着の下に入り込み、年相応に衰えた肉棒をつかんだ。



 はあ、はあ、はあ。



 あえぎを抑えられないまま、艶やかな黒髪をぱらぱらと振り乱す様には、夜叉めいた鬼気が漂っていた。私の耳から頸筋までのあちこちになめらかな唇を這わせつつ、豊かな乳房をぐいぐいと胸に押し付け―――、詩乃は握りしめた肉柱をさすっていた。
 いつも受け身で、わずかな愛撫にも鋭い反応を見せ、すぐに高みへと駆け上がっていく妻の、まるで人がちがったような娼婦めいた奉仕だった。いや、それは奉仕などというものではなく、ただ私という男の欲情を掘りおこし、肉芯の熱を滾らせるための所作だった。
 驚き、翻弄されながら、しかし私は眼前の妻の凄じい濃艶さに釣り込まれた。そうしていきりたった男根を、私にまたがった詩乃が、根を絞るばかりに食い込んだ手で、自らの内側へ招きいれた。
 そこは。
 息を呑むほどに濡れていた。



 その後はもう、夢幻のようだった。



 あっ、あっ、あっ、あっ、あっ―――



 淫らな嬌声のリズムはどんどんとはやくなった。
 そのたびに私の身体の上で舞うものの動きもはやくなり、やわらかな餅のような臀や腰のうねりは激しくなっていった。乳房が跳ねるように大きく弾んでいた。
 際限なく、詩乃は昂まっていった。昂りの果てに絶頂を迎えても、いつものようにぐったりと弛緩することがなく、その熱はいっそう熱く、その欲望を満たそうとする動きはいっそう淫らさを加えていくようだった。
 涙すら、流していた。それでも自身を衝き動かすものを鎮められずに、乱れ舞う躯を止められないでいる詩乃は、先ほど感じた印象を超えて、まさに夜叉そのものだった。


 男を求めて、喰らう夜叉。


 そんな―――そんなイメージは、私のよく知る控え目で羞じらい深い妻からは、一万光年以上かけ離れたものだった。
 だから―――これは、夢幻にちがいなかった―――。
 




 私が意識を失ったのが先か、それとも妻が先に失神したのか、それすら覚えていない。


 翌朝、目が覚めると、詩乃はとうに寝所を抜け出して台所に立っており、味噌汁に入れる小葱を包丁で刻んでいた。
 陰茎に鈍い痛みを感じながら、私はただぼんやりと立ちつくして、その背中にかけるおはようの挨拶をなかなか思いつくことができなかった。
  1. 2014/11/23(日) 18:54:48|
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窓明かり 第四話~姉弟~

 詩乃と連れだって入った赤坂のPホテルのバーには、すでに石倉彰の姿があった。私たちの姿を見て、彰はいつものように颯爽とした笑顔をみせる。

「こんばんは、義兄さん。姉さんも、ひさしぶりだね」

 彰は詩乃の二つ歳の離れた弟であり、私には義弟にあたる。

「きょうはわざわざありがとうございます。―――なんか、すごいな。月刊Rの編集長さまが僕なんかのためにお祝いに駆けつけてくれるなんて」
「いきなり冷やかすなよ。いや、そんなことはどうでもいいか。彰くん、このたびは栄えあるK大文学部教授への昇進、本当におめでとう」
「おめでとう、彰。姉さんも自分のことのようにうれしいわ」
 私の声に唱和するように詩乃も祝いを述べる。
 精悍なおもざしをわずかにゆるませて、彰は「ありがとう、義兄さん、姉さん」と頭を下げた。


 K大仏文学科を卒業し、そのまま大学に残った彰が、大学史上最年少の若さで次期教授に決まったのはつい先日のことだった。
 どちらかといえば普段は感情表現の控えめな詩乃だが、この報せが届いたときの喜びようといったら、ひととおりのものではなかった。むろん私もうれしかったが、それは常にない喜びようの妻を見られたといううれしさのほうが勝っていたかもしれない。
 ともあれ、今夜はその祝賀会というわけで、彰と夫婦ふたりで飲むことになったのだ。


「―――しかし、その若さですごいね。もちろん、ここまでくるためには並大抵の努力じゃなかったろうが」
 乾杯を終えた後で、あらためて感嘆する私に、彰は「もういいですよ。あんまり誉められると背中がこそばゆい」と照れくさそうに手を振った。
「まあまあ。何にせよ、わたしなんかの親戚から大学の教授先生がでるなんて夢にも思わなかった。これも君の姉さんと結婚したおかげだな」
 傍らで穏やかにカクテルを傾けている妻に水を向けると、詩乃は大きな瞳をぱちくりさせて「あら」と口元に手をあてた。それから妙に色っぽい流し目で、「後家の未亡人で渋々手を打ったあなたも、ようやく少し元がとれてよかったですね」などと言う。
「お、その絶妙の切り返し。さすがは石倉教授の姉上だ」
「あなた、ちょっとふざけすぎですよ」
 そんな他愛ないやりとりを眺め、微笑を浮かべていた彰は、「夫婦仲が良くていいですね」と、ほっとため息をつくように言った。
「君はまだ身を固める気はないのかい?」
「今は余裕がありませんね。助教授なんて肩書きがついていたって、実収入は微々たるものでしたから。これからはそういった面では多少ましになるでしょうけれど、残念ながら相手がいない」
「高望みしすぎなんじゃないか。君ならいくらでも寄ってくる女性はいるだろう」
 本心から私は言った。客観的に見て、石倉彰は男前と呼べる容姿の持ち主だ。姉と似た切れ長の二重に黒目がちの瞳。俳優のように高い鼻梁、薄い唇。地位や名誉や収入といった要素を抜きさっても、内外ともに充実した男だと思う。
「どんな女性が理想なんだね」
「そうですねえ。穏やかで、寛容な、やさしい女性がいいかな。思春期の中学生みたいな答えですみません」
「ちいさい頃から母さんやわたしにがみがみ言われて育ったから。正反対の、おっとりとおしとやかな女性に憧れているんですよ、きっと」わけしり顔で詩乃は言い、それからいたって真面目に付け加えた。「でも、早く安心させてね」
「はいはい。最近は口を開くとこうなんだからね」
 降参のポーズで両手をあげて、彰は私に苦笑を向けた。


 詩乃がトイレへ行き、しばしの間、私と彰はふたりで杯をつきあわせた。
「―――義兄さんには本当に感謝しています。義兄さんと結婚してから、姉さんは見違えるほど明るくなった」
 唐突に、彰がぽつりと呟いた。
「どうしたんだい、急に」
「きょうはうれしい日でした。教授になったからじゃない。そのことで、今まで姉さんにかけていた重荷を、ほんのわずか取り除けた気がしたからです」
「重荷ってなんだい。姉さんは君のことをそんなふうに思ってなんて」
「思っていなくても」彰は珍しくつよい口調で、私の言葉を断ち切った。前髪のかかった眉間の辺りに懊悩の翳があった。「事実、僕は姉さんに負担をかけていたんです。大学への入学したときからそうだった。知っていますか? 姉さんが前の亭主を結婚したのは―――しなくちゃならなかったのは、僕のためなんです。僕を大学に行かせるために、姉さんは二十歳の若さで、よく知りもしない男の妻になった」
 およそ二十年も前の話だ。
 当時、詩乃と彰の実家は、経営していた家電の部品工場が押し寄せていた不況の波と大手企業による生産ライン一括化の波にうまく乗れなかったこと、加えてふたりの父が投機に失敗したこともあって、借金で首も回らない状態になっていたという。長男である彰を進学させることすら、ままならなかったらしい。

 そんな苦境に喘いでいたさなかのこと。有力取り引き先企業のひとつであるM社で重役を務める男が、石倉の実家に姿をあらわれた。


 ―――甥の英輔が、あんたのとこの詩乃さんを娶りたいと言っておる。


 石倉家の経済状況を知りぬいた上で、まるで天与の助けを与えるように、男は押しつけがましく言った―――という。

「僕が言うのもなんですが、当時の姉は町でも評判になるほどうつくしかった。今だって綺麗だけれど―――あの頃は、望めばどんないい結婚もできるはずだったんです」
 私は思わず唾を飲み込んだ。
「英輔さんとは―――いい結婚じゃなかったのか」
「はたから見ればそうだったかもしれません。相手はM社でエリートの地位が約束されたひと。歳の差があったことを除けば、まず玉の輿といっていい。でも―――僕にはそうは思えなかった。いや、そうは思えなくなったんです」

 どこか苦しげな表情で、彰は言葉を絞り出していた。


 それは、どうして―――?


 しかし、そのとき詩乃が席に戻ってきて、それきり彰は今まで見せていた苦渋の表情をぱたりとひっこめたので、私も口に出そうとした問いをそっと仕舞いこんだ。


 祝いの席は終始和やかにつづき、詩乃はずっと上機嫌で、いつになく酔ってしまったとしきりに言っていた。そんな珍しい姉の姿を見つめる彰の目には、安堵とともに切なさの色もまじっているようで、なぜ彼がいまだ身を固めようとしないのか、私にはどこかですとんと腑に落ちるものがあった。


 そんな感慨と同時に―――
 私は、先日の出来事を思い出していた。


 あのいかがわしいSMクラブ「玄武」での一件。
 オーナーと呼ばれていた男。
 かつて、詩乃の死んだ夫、英輔の友人であったという男。
 あの男は、詩乃を知っていた。


 いや、そんなことに問題はない。
 たとえ、どんな種類の友人がいたとて、それは個人の自由だ。その友人が、友人の妻と顔見知りだったからといって、そこに何の不思議があるのか。
 けれど。
 あのとき、たしかに詩乃は驚いていた。いや、もっと正確にいえば、その驚きには怯えがいりまじっていた。
 まるで過去から浮かび上がってきた亡霊を見るような―――。


 ―――歳の差があったことを除けば、まず玉の輿といっていい。でも―――僕にはそうは思えなかった。
 ―――いや、そうは思えなくなったんです。


 過去より現れし亡霊―――その名は。



 だが―――
 私はそこで思考を放棄した。



 傍らには慈しみ合う姉弟。
 その姉は私の最愛の女性だ。


 だから―――もう何も考えない。
 考えてはいけない。


「何をぼんやりしているの?」


 気がつくと、詩乃が横から私の顔をまじまじと見つめていた。心配そうな顔をしている。


「いや―――何でもないよ」


 そう、何でもないんだ。
 この胸にわいた厭な予感など、幸福な現在の前には何の意味も持たない。


「身体の具合でもわるいの? 昨日から急に冷え込んだし、あなた、風邪をひきやすいから」
「何でもないったら。熱もないし、身体はいたって健康だよ。ちょっと考え事をしていただけさ」
「そう? ならいいけれど」
 かすかに眉をひそめた表情を柔和なものに戻し、詩乃はまた、妻の顔から姉の顔になった。



 今にして思えば―――
 この時点で、私はひとつの選択をしてしまったのだ。


 酷く、間違えた選択を。


 だが、そのことに私がようやく思い当ったのは、以後ずっと時間が経ってからのことだった。
  1. 2014/11/23(日) 18:53:31|
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窓明かり 第三話~赤い夜のつづき~


「―――きょうは誰と飲みに行ってらしたの?」

 台所に立って、やかんの水を火にかける詩乃の背中が言った。

「関谷だよ。いつか話さなかったかな。高校時代からの腐れ縁で」
「ああ、あの映画を作っていらっしゃる方」
「当人は映画プロデューサーなんて高級な肩書きの似合わない、およそ無粋で非文化的な男だがね」
 かすかなわらいごえ。こちらからは後姿しか見えないが、おそらくいつものように口元に手をあてているのだろう。
 胸元から取り出したキャビンに、火を点けた。

「大事なひとのことほど、ちょっと悪く言ってみせるのはあなたの癖ですね」

 煙草をふかしていると、唐突にそんな言葉がふってきた。
 
「なんだい、いきなり」
「出会ったころ、あなた、よく玲子さんのお話をしていたでしょう。玲子さんのことを話すときも、あなたはそんなふうにちょっとふざけて、でもとても懐かしそうに話してた」

 そんなこともあったかもしれない。

「玲子はともかく、関谷の場合はちがうね。君も実際に奴に会ってみれば、俺の描写がいかに正確無比だったか、きっとわかるよ」
急須をのせた盆を抱えて戻ってきた詩乃は、含みわらいをしながら「はいはい」と言って、私の目の前で湯呑に茶を注いだ。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
「どういたしまして」
 詩乃はまだ微笑をうかべている。あなたのことなら何でもわかっているわ、というような笑みだった。
 ふと、そんな詩乃から目をそらして、私は白い湯気のたちのぼる茶を啜る。舌がひりひりとするくらい熱かった。

「君は―――あまり話さなかったな」
「何のことかしら?」
詩乃は小首をかしげた。
「英輔さんのことさ」


 連れ合いを亡くしていること―――それは私たちを結びつけた最初の接点で。
 逆にいえば、まだそのくらいの共通点しか見つからなかったころ、先ほど詩乃が口にしたように、私はしばしば玲子の話をした。

 気の強かった彼女。彼女の趣味。彼女の好きだった花。彼女の愛していた仕事。彼女とのささやかな年月―――。

 私は聞いてもらいたかったのだろう。同じような傷を持った誰かに、死んだ妻がどんな女だったのかを―――。
 そんな私の勝手な想いに、詩乃はいつも穏やかな微笑を浮かべて付き合ってくれた。そう、ちょうど先ほど見せたような、深い包容を感じさせる笑みを浮かべて。
 私がいつしか玲子の話をしなくなったのは、そんな詩乃の微笑に―――生きている女のほほえみに心惹かれてしまったから―――だった。
 けれど―――
 思い返してみれば、私の話を聞くばかりだった詩乃は、あのころもあれからも、彼女の夫―――最初の夫である「彼」のことはほとんど口にしなかったのだ。


 柏木英輔。
 それが「彼」の名だった。


 陽だまりのように和やかだった詩乃の顔が、わずかな翳りを見せた。それがどういう心情の変化をあらわしたものか、私には判断がつかなかった。
「そうね」どこか他人事のような口調で詩乃は言った。「あまり話さなかったかもしれない」
「どうして―――と聞いちゃだめかな」
 あら、というように、翳りを帯びた大きな瞳に、かすかに悪戯な表情がまじった。「あなた、遠慮しているの? わたしが傷つくと思って」
「べつに、そうじゃない」
「―――たいした理由はないんですよ。だって、亡くなった夫のことなんて、ほかの男性に聞かせる話じゃないでしょう」
「俺は話したよ」
「あなたはいいの」どうしてだか、やけにきっぱりと詩乃は言葉を返した。「だって、わたしは楽しかったもの。玲子さんのお話を聞いて、幸せな気持ちになったもの」
 立ち上がり、空になった湯呑を片づけながら、詩乃はそんなことを言った。そのまま台所へ向かう細い背中に、私は再び「どうして」と繰り返す。

 振り返った詩乃は、今度は困ったような、すこし疲れたような笑みを浮かべていた。

「こんなことを言っては、若くして亡くなった玲子さんに失礼かもしれないけれど―――わたし、玲子さんってとっても幸せな人だったと思うの。しっかりと自分の意思があって、短くても自分の生きたい人生を生きて、あなたというパートナーにも恵まれた―――」

 その言葉に何とこたえるべきか、私にはわからなかった。

「だから―――あなたがいきいきと話していた玲子さんのお話は、わたしにはすごく楽しかった。楽しくて―――羨ましくて―――、彼女の幸せをちょっぴり分けてもらえた気がしたの」

 詩乃の返事は、「どうして」の回答になるものではなかった。だが、そう言って、また私に背を向けて洗い物をはじめた詩乃に、なぜだか私は、それきり二の句を告げることができなかった。



 ひさしぶりに関谷と飲んだその夜、私が今まで無意識に避けていた詩乃の亡夫―――柏木英輔に話を向けたのには理由があった。

 関谷と訪れた「玄武」は、集客のためのイベントとして、素人女性が出演するという触れ込みでSMプレイのショーを催す店だった。あの夜、全裸で吊られていた女は、当夜のメインゲストだったのだ。
 ショーの前にアナウンスがあった。それによると、かの女はある一家のまっとうな主婦であり、小学生の息子を持つ母親でもある。だが、ふとしたことをきっかけに別の男と知り合い、仄暗い悦びを骨の髄まで教え込まれた。今ではその男の命令どおり股間を無毛に保ち、夫にはさせず、表では普通の生活を続けながら、時折こうして「玄武」の舞台に立っている、根っからの淫乱女だ―――。
 自分に関するそんな紹介が流れる間も、女は蓑虫同然の身体を宙に揺られていた。
 そんな説明が真実かどうかは分からない。すべてはクラブ側の演出にすぎないのかもしれない。だが、もし真実だとすると、仮面をつけて裸身を晒されている女は、普段の生活でこそ心に仮面をつけて、夫や子供の前では違う自分を演じているのだ。そして、今この場では逆に、目元を隠す一方で、剥き出しの自分を晒している―――。


 それは胸がひやりとするような想像だった。だが、何故そんな感覚を覚えるのか、釈然としなかった。こんなもの、私とは何の縁もない世界の話なのに。


 ショーがはじまると、舞台上の女の背後には、男ふたり―――いずれもタキシードにマスクをつけた姿だった―――がつき、手にした黒革の鞭を、なぶるように女の肌に這わせはじめた。ただそれだけで、女は打たれる恐怖に頬を引き攣らせる。
 だが―――その引き攣った頬から頸筋までうきあがった紅潮は、恐怖のためばかりではなかった。こんなことに関しては素人の私でも分かる。恥辱、屈辱、凌辱。その渦中にいる女の表情は、たしかに与えられる責め苦に歪んでいるのに、一方でそれと矛盾した陶酔の色があった。

 鞭がしなる。激しい打擲音と同時に、今度は女の背がしなる。
 あえかな悲鳴があがる。
 苦痛を訴えるその声には、どこかに媚びが含まれている。薄暗い悦びの匂いがする。
 また、続けざまに柔肌を鞭が舐めた。赤い蚯蚓腫れが増えていくと同時に、後ろ手を背中で縛りあげられた不自由な肢体の波立ちは大きくなり、女の声は甲高くなっていく。まるで絶頂への階段を駆け上がっていくように。前髪のはりついた額や胸の谷間に浮かんだ汗の珠がきらきらと跳ね飛ぶ。

 陰惨な光景。
 猥らな女。
 喰い入るように舞台を見つめている男たち。誰もかれもが素顔を仮面で隠し、ただそれだけの匿名性で、普段は心の奥底に隠している獣欲をあらわにしていた。


 ふと―――
 そのとき私は、この虚偽に満ちた空間で、ステージの袖にただひとり、マスクをつけていない男の姿を捉えた。


『彼は―――?』
 傍らの座席についた店の女の子に問う。彼女はああ、とうなずいて、
『ああ、あのひとはうちのオーナーです』とこたえた。

 オーナー、か。

 言われてみればそれらしい雰囲気はある。肥え太った身体を不似合いな白いタキシードに包み、長く伸ばした髪を整髪油でてらてらとひからせた中年の男。腕を組み、壁に背中を預けて、舞台の様子をうかがっている。

 だが―――私はこの時、何とも言えないしこりのような感覚を覚えていた。

 正体不明のそんな違和感の正体に気づいたのは、ステージの男たちが得物を鞭から紅い蝋燭に持ち替え、セピア色のスポットライトに照らされた艶めかしい素肌に、じゅくじゅくとした蝋涙を散らし始めたころだった。

 つんざくような女の悲鳴。噴き零れる吐息には、蝋に劣らない熱気がこもっていた。
 くねくねと芋虫のように、女の肢体が蠢く。それを見ているうち、なぜだか私の胸に蘇る情景があった。



 ―――昔の主人の―――友人だった方です。



 詩乃との待ち合わせの午後、窓越しに見かけた男。
 酷く驚いていた、彼女の瞳。
 
 
 また紅いものが滴り、痛みと喜悦の入り混じった啼き声を絞り取る。だが、そんなものは、もう私の意識からは離れていた。
 そうだ。
 あのとき、通りがかりの妻をつかまえて、下卑た笑みを向けていた男は。


 淫猥な見世物の行われている舞台の端に、私はもう一度目をやる。
 だが。
 そこにはもう、男―――「玄武」のオーナーの姿はなかった。


 その後も、ショーはつづき、関谷は終始ニタニタと下品な笑みを浮かべて、『どうだ、面白いだろう』と何度も言ってきたが、私はそんな感想を同じくする気分ではなかった。ただ、夏の日の入道雲のように、胸の内に不穏なざわめきが広がっていくのをぼんやりと感じていた―――。


  1. 2014/11/23(日) 18:52:18|
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窓明かり  第二話~赤い夜~

 フリーのライターだった時代は、取材と原稿書きで何日も自宅に帰らないことがあった。前妻の玲子には迷惑をかけたと思うが、彼女は彼女で仕事にカルチャースクールにと忙しそうにしていたから、その意味で気は楽だった。もちろん、玲子の癌が発覚してからは、心身両面で思い出したくないほど大変な生活が始まったのだが。
 編集長を務める現在は、他人の書いた原稿やあがってきた企画にあれこれといちゃもんをつけたり、編集サイドと営業サイドのトラブルを仲裁したりと、仕事量そのものは減ったものの、クリエイティブな部門にはめっきり関わらなくなって、刺激が薄いといえば薄くなった。これはまあ仕方のないことではある。年かさのいった人間が現場に口を出しすぎると、組織は活性化していかない。とはいえ、昔は厭でたまらなかった激務の日々を恋しく思うことはあった。
「技術や開発の職から管理職に出世した人間で、同じ虚しさを抱えているひとは実は多いようですよ。やはり、現場が一番楽しいってね。でも、秋原さんの場合は、私生活が充実しているからまだいいでしょう。何せ、新婚さんですからなあ」
 以前から付き合いのあった画廊のオーナーに、そんなことを言われた。
「新婚さんはやめてください。そんな歳でもないのに、恥ずかしげもなく年下の女性と再婚して、社内でもずいぶん冷やかされたんですから」
「何の恥ずかしいことがありますか。うらやましいですよ。新しい奥さんとは仲良いんでしょう?」
「今のところはね」
「私なんて古女房とのあいだに、ろくろく会話もないですよ。たまにあっても、二、三日前と同じ話を繰り返してる。お互いにボケてきてるから、同じ話を聞いて、二、三日前と同じところで笑ったりしてねえ。まあ、これはこれでボケの効用ですかな」
 オーナーはからからとわらった。

 挨拶をして画廊を出ると、初冬の風が冷たかった。思わずコートの襟を握りしめる。
 今日は午後から休みをとっている。これから銀座のバンプという喫茶店で、詩乃と待ち合わせる予定だった。
 ビートルズのイン・マイ・ライフを口ずさみながら、神田駅まで歩いた。

 それにしても、新婚さんとはね。
 電車の窓の外に流れるビルの海を眺めながら、先ほどのオーナーとの会話を思い出し、私は苦笑いした。この歳でそんなふうに呼ばれるなんて、昔は想像したこともなかった。
 詩乃と籍を入れたのは、今年の一月のことだ。齢五十五と三十九のカップルとはいえ、たしかに新婚といえなくもない。だが、やはりそこはかとなく滑稽だ。
 結婚といえば、詩乃との付き合いが深まるにつれて、私は次第にそのことを意識するようになっていったのだが、一方の彼女は、私がそれを口にすることを恐れていたような気がする。

『このままでいいの。わたしは―――このままで十分幸せ』

 そんなセリフを何度か聴いた覚えがある。そして、そんなときの詩乃の表情は、幸福に浸っているというよりも、何か遠いもの思いに耽っているような翳りがあった。

 詩乃は―――何を恐れていたのだろう。

 だが、それももはやどうでもいいことだ。
 彼女はいまや秋原詩乃になったのだから。私の傍であのころよりも幸福そうにわらっているのだから―――。

 バンプには約束の時刻よりずいぶん早くついてしまったので、私はコーヒーを注文し、ラックの週刊誌をぱらぱらとめくって時間をつぶした。煽情的なヌードの載ったこの手の雑誌を私が読んでいると、詩乃は顔をしかめる。玲子なら気にもしなかった。
 ずいぶんと性格が違うものだな。
 ふっと口元に浮いた微笑を押し殺しながら、私はコーヒーを啜り、胸元から取り出したキャビンに火をつけた。
 窓の外に目をやる。薄曇りの空をジグザグと切り取る四角いビルの群れ。雑踏のなかを歩く人々の足取りはせわしない。
 その人の波のなか、見慣れた詩乃の顔が現れた。白いコートを羽織り、幾何学的な模様が黒く縫いとられた臙脂のスカートを履いている。長い髪がさらさらと風になびいていた。この店に来たことのない詩乃は、どうやらバンプの位置が分からないようで、すこし途方に暮れたような表情で周囲を見まわしている。私は立ち上がって、手を振ろうとした。
 そのときだった。
 立ち止まった詩乃を、通りすがりの男がじっと見つめていることに、私は気づいた。歳は四十か五十くらい。黒く染めていることが一目で分かる髪を長く伸ばし、ブラウンのジャケットの内側に紺色のシャツを着こんだ中年男だった。下腹がぽっこりと出ている。
 その中年男が、詩乃に近づいて行く。詩乃も男に気づいた。そして―――
 そして。


 瞬間、詩乃の顔色が変わった―――ように見えた。


 私は意外の感に打たれた。彼女の驚きの意味が分からなかったからだ。そう、たしかに詩乃は驚いていた。意外なところで意外な知り合いに会った―――そんな驚きのようだった。
 男とは旧知の間柄なのだろうか。
 だが、それにしては、詩乃の表情は冴えなかった。まだ醒めやらない驚きをたたえた顔には、ちらりとも笑みなど浮かんでいない。
 むしろ―――怯えているように見える。
 一方の男は片手をあげ、にやにやとわらっている。どこか下卑た笑顔だった。
 ふたりはそのまま、雑踏のなかで立ち話をはじめた。といっても、話をしているのは、男ばかりだった。詩乃はうつむいて、その言葉を聞いていた。
 そしてようやく、男は詩乃の傍から離れた。終始笑みを浮かべたまま、男は片手を振ってみせた。去っていく男に向かって、詩乃は頭を下げた。こちらは最後まで硬い表情のままだった。ひとりになっても、まだ、どこか呆然として、その場に立ち尽くしている。
 急ぎ店を出て、詩乃のもとへ走り寄った。
「いったいどうしたんだ?」
 肩に手をかけた私に、詩乃は幽霊でも見たかのように、また驚いた顔をした。
「あ――――」


 まずいところを見られた―――。


 そのときの詩乃の表情を描写するならば、まさにそんな言葉の連なりが的を得ていた。

 私の表情が不審を浮かべるのが分かったのだろう。詩乃はすぐに表情を落ち着いたものに変え、「後ろからいきなり声をかけるの、やめてください。いつもびっくりするんだから」と言った。
「それはわるかった。でも、君も相当ぼうっとしていたようだぜ」
「いつから、いらしてたの?」
「三十分も前からさ。分かりにくい場所を指定して、すまなかった。それはともかく、今の男は誰なんだい?」
「今の男・・・・?」
「たった今、君と立ち話していた男さ」
「主人の―――」口にしてから、詩乃は上目づかいに私を見て、別の言葉で言い直した。「昔の主人の―――友人だった方です」
 そうか、としか私は言葉を返せなかった。だが、何かもっと別の、何かもっと聞かなければいけないことがあるような気がした。
「もう、行きましょ。映画が始まってしまうわ」
 私の服の袖を引っ張って、詩乃が急かすのに合わせて、私たちは雑踏を歩むふたりとなった。

 ハリウッド製の大作は、斜に構えなければ十分に楽しめる内容だった。先ほど、魚の小骨ように刺さった違和感も、映像と音楽の洪水のなかにいつしか飲み込まれ、消えていった。詩乃も、その後はずっといつもの詩乃で、私の他愛無い軽口をたしなめたり、受け流したりしながら、口元を手で押さえてくすくすわらうのも、普段と何ら変わりない彼女の仕草だった。


 そんなちいさな出来事があった、半月後のことである。
 仕事帰りに、私は古い友人の関谷と会った。映画会社でプロデューサーを務める関谷は、私と高校の同級で、卒業から四十年近くたった現在も交友が継続している貴重な存在だった。
 ホテルのバーでひとしきり近況や愚痴を言い合った後で、関谷は「今夜は遅くまで付き合ってくれるんだろうな。よし、面白いところに案内してやるよ」と言った。
「お前の面白いところというと、それは下品なところに決まっている」
「失礼なことを言いやがって」と関谷はわらう。「まあ、外れてはいないけどな」
「もう老人なんだから、少しは自重しなさい」
「何を本当の老人みたいなことを。昔はしょっちゅう、ふたりで朝まで遊んだ仲じゃないか」
「あいにく、俺は新婚さんなんでね」
「その歳で気持ち悪いことをぬかすな」・・・・言われてしまった。仕方なく、付き合うことにして、私は妻に「きょうは遅くなるから」と携帯で話した。詩乃は「あまり遅くならないでね」と念を押して電話を切った。
「奥さんは夜遊びを咎めるほうかね」
「いや、分からないな。お前のとこはどうなんだ」
「もう見捨てられてるよ。あっちはあっちで、女友達と遊び三昧さ」
 ぼやく関谷に苦笑しながら、夜の街へと繰り出した。

 関谷に連れられてやってきたのは、新宿の中心街からは離れた場所に位置する雑居ビルの、地下二階に入っているクラブだった。
 その会員制のクラブ「玄武」は、現会員の紹介がなければ入会できない仕組みになっているらしかった。受付の若い男相手に面倒な入会手続きをして、いざ入店というときに、受付の男からはマスクを渡された。仮面舞踏会でよく見るあれだ。これを付けて入れ、ということらしい。
 仕方なく手渡されたそれを顔につけ、店内に入ると、雑居ビルの古ぼけた外観から受ける印象に反して、やたらと派手な内装に驚いた。巨大なシャンデリア。ソファとテーブルはアンティークで、大理石の床には真っ赤な敷物がしかれている。赤は店のイメージカラーとなっているらしく、そういえばマスクの色も赤だ。奥に見えるピアノさえ、真紅にかがやいていた。
 正面には一段高いステージがあり、今は重たげな緞帳に閉ざされていた。柵で仕切られた座席は、その周囲をかこむように設けられていた。
「どうだ、すごい雰囲気だろ」
 マスクをつけた関谷がわらいかけてくる。
「目がちかちかするな。どうも悪趣味だね」
「時間ぎりぎりだったな。もうすぐイベントが始まる」
 何のイベントだ、と問い返す前に、シャンデリアの光が暗くなった。
 流れていた音楽が消え、かわりにこれまた赤いドレスを着た美しい女が、そこだけスポットの当たった真紅のピアノに座った。
 女の指が控え目な音で、気だるい旋律を奏で始める。よく目を凝らすと、女のドレスは透ける素材でできているようで、その奥に包まれた肌―――下着もつけていない―――がうっすらと覗いていた。

 短い演奏が終わった。
 それが前奏だったのか、するするとステージの緞帳があがっていく。

 あらわになった舞台にいたのはひとりの女だった。
 客と同様、赤いマスクが目元を隠している。それでも、すっととおった鼻筋や形の良い唇は、女が相当の器量の持ち主であることをうかがわせるものだった。
 だが、そんなことよりも目を引くのは、女がまったくの素裸であり、しかもそのむきだしの肢体を緋色の縄できつく拘束されていることだった。
 先に、私は女が「舞台にいた」と書いた。その通り、女は「立っていた」のではなく、宙に浮いた状態でその場に「いた」のだ。乳房を絞り、身体の正面でいくつもの菱形をつくった縄は、彼女の後ろ手を拘束し、そのまま客席からは見えない天井のフックに吊るされていた。
 そんなふうに宙空に吊り下げられ、セピア色の妖しい照明に照らされてかがやく身体は、なんと恥毛まできれいに剃りとられていた。女の年齢は分からないが、おそらくは三十の半ばころと思われる。熟女の艶香ただよう躯に、その部分だけ子供のように幼い縦筋を刻んでいるのが、奇妙に煽情的だった。
 すらりと伸びた脚が、床から三十センチほど離れて、ぶらぶらと揺れていた。
  1. 2014/11/23(日) 18:51:11|
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窓明かり 第一話~二度目の夫婦~③

 あのときと同じように、今宵も、詩乃は私の身体の下にいる。
 夫婦としての年月を重ねるようになってさえ、いまだ夜の営みで、詩乃が自分から積極的にすべてを解放しようとすることはない。それほど羞恥の殻は厚く、慎みの鎧は硬いのに、あまりに感度の良すぎる身体は、すぐに彼女自身を裏切ってしまう。そんなふうに脆い防壁を突き崩され、やがては喜悦にすすり泣きを漏らす妻の、哀れなような、それでいて何とも艶めいた風情に、私はしばしば息を呑む。

 うっ、、、、、、うっ、、、、、、、、あうっ、、、、、、

 蜜壺におさまった私の欲望が抽挿を繰り返すたび、眼下の詩乃は白い蛇のように妖しくのたうつ。ぎゅっと閉じられた瞳。眉間に刻まれた皺はいよいよ深い。
 蒼白い血管がうっすらと浮いた額に、汗の珠がきらきらとひかっていた。
 ぷっくりとした唇は半開きになり、白い歯が零れている。その奥からは、抑えて抑えきれない吟声が絶えず漏れている。
 悦びに弱い躯を晒して。


 死んだ玲子とのセックスは、詩乃との時間とはまったく別物だった。
 玲子は気の強い女で、私に対しても滅多に弱みを見せることはなかった。セックスでも対等の立場で与え、与えられる関係を望んでいた。生活全般にわたって、そうだった。
 何かにつけて受け身の詩乃は、私にとって生活をともにするパートナーというよりも慈しみの対象であり、一方で、彼女からは癒しを与えられる―――そんな存在だった。夜の営みでも、自身の快楽以上に、いかに詩乃を悦ばせたかということのほうが、私にとって満足の度合を左右する指標になることが多かった。それは私たちの年齢差からきているところもあっただろうが、もとより詩乃の漂わせている雰囲気が、そんな夫婦関係を規定した部分のほうが強かったようだ。
 詩乃の前の亭主を、私は見たことがない。私との再婚の前に、写真等はすべて亡夫の実家に返したと聞いている。
 けれど、彼女の死んだ夫が、生きていれば私とかわりない年代の人間であると聞かされたときは、胸が騒いだ。詩乃が「彼」と結婚したのは二十歳のころだという。当時三十半ばでしかも顔を見知っているくらいの関係だった「彼」に、是非にと乞われての婚姻だったらしい。詩乃はあまり話したがらないが、「彼」は大手家電メーカーの重役の甥で、詩乃の実家がほそぼそと経営している家電部品の生産工場とは取引関係にあったようである。
 エリートサラリーマン相手とはいえ、その年の差で、しかもおそらくは断れない結婚だったことが、その後の夫婦関係にどう影響したか―――詩乃の口からくわしく聞いたことはない。しいて聞こうとは私も思わない。ただ、詩乃が「彼」と同じ年代の私に、そして私との再婚生活にどんな感慨を抱いているのか、時折、気にかかることはあった。


 妻の目が薄く開かれた。
 涙の膜に覆われたぼんやりとした瞳は、しかし私に向って懸命に何かを訴えている。唇が声にならない声を刻んだ。

 ―――こんな表情を。
 ―――「彼」にも見せていたのだろうか。

「もう逝きたいの?」
 妄念を振り払い、あえて冗談ぽい口調で私は問う。言葉より早く、濡れきった肉の輪が、私のものをきつく締めつけてこたえた。
「言ってくれなきゃ分からないよ」
「いじわる・・・羞ずかしいの、知ってるくせに」
 私の胸にぐいぐいと顔を押しつけつつ、詩乃はつぶやいた。まるで発熱しているかのように、その肌は熱かった。
 焦らすのをやめ、律動を早くした。抜き差しのたびに響く水音を、詩乃のうわごとめいた言葉がかき消す。いじわる―――いじわる―――と彼女は繰り返した。

 やがて呆気なく、詩乃は頂点を極めた。絶頂の瞬間、張りつめた弓のごとく細い背がぴんと反りかえり、そのまま骨まで溶けてしまったようにぐったりと弛緩した。それを見送った後で、私も彼女のなかに精を放った。


 そのまま、詩乃の横にぐらりと仰向けになった。


 静かな夜だ。傍らには詩乃がいる。
 その詩乃は私の妻だ。私だけの女性だ。だから私は幸福だ―――そんな他愛もない想念が、胸の内側でひらひらと舞っていた。
 ようやく動けるようになった詩乃が、押し黙ったまま、枕もとのちり紙で自身の後始末をして、それから私の萎えしぼんだ性器に新たな紙を当てた。拭うのかと思いきや、小さな手のひらでぎゅうっと握りしめてくる。
「痛いよ」
「痛いようにしているんです」
「責めているのか」
「意地悪だったからです」
 そっぽを向いたまま、仏頂面でそんなことを言う。
 何が意地悪なものか―――そう言い返そうとしたが、その頃にはもう、私の瞼もとろとろと落ちかかっていた。やはり、もう歳だ。
 おやすみも言わず眠りに落ちていきながら、私は、性器を刺激するやさしい紙と指の感触をかんじていた。


 翌朝起きると、寝室に妻の姿はなかった。つまり、いつもの朝の光景だった。
 あくびをしながら居間に行くと、エプロンを着けた妻の後ろ姿が見える。
「おはよう」
「おはようございます」
「どうも身体が重い。節々が痛むようだ。もう歳だね」
「自業自得です」
 振り返りもせず、妻はこたえる。にやけ笑いをしながら、私はテーブルに置かれた新聞を広げる。来月分の雑誌原稿は昨日で出稿を済ませている。今朝はゆっくりと朝食を味わってから、職場に出ればいい―――。
  1. 2014/11/23(日) 18:50:07|
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窓明かり 第一話~二度目の夫婦~②

 寝室の暗がりにうっすらと目が慣れてきた。

 同じベッドのすぐ傍らに、見なれた白のネグリジェと、それに包まれた白い素肌があった。
 反対向きに眠っている妻に、私はそっと手をまわした。下着をつけていない寝巻きの上から、やわらかな胸のふくらみに触れる。細身のわりに豊かな乳房の、温かくまろやかな感触を掌にかんじる。
「きょうはお疲れだったんじゃないんですか?」
 向こうをむいたままで、あらがいは見せなかったが、そっけない詩乃の口調には、かすかなからかいの色があった。
「子どもと一緒でね。目の前に旨そうなお菓子があると、満腹でもつい手を伸ばしたくなる」
「それってほめられてのかしら」乳房にじゃれつく私の手に、詩乃はくすぐったそうに身をくねらせた。
「もちろん」言いながら私は身を起こし、薄い肩を引きよせる。妻はようやくベッドに仰向けになった。

 吸い込まれるような黒目がちの瞳が、暗闇のなかだというのに、きらきらとひかって見えた。

 肩ひもに指をかける。私を見つめていたその瞳が、すうっと閉じられた。
 何かの儀式のような真剣さで、妻の衣類をほどいていった。
 ほっそりとした少女のような身体つきに反して、乳房や腰まわりは熟した女の艶気を存分に感じさせる肉で充ちていた。すべてがあらわになり、白いシーツの海になお仄白く浮かび上がった。
 ちいさな息遣いが聞こえる。妻の吐息が。色白の乳房も、その吐息に合わせてかすかに弾んでいるように見える。
 妖しい果実のようなふくらみの頂きに、口をつけた。舌で敏感な尖りに触れると、彫像のようだった詩乃の顔が切なげにゆがみ、眉間に深い皺が刻まれた。その反応に満足して、私はさらに舌の愛撫を繰り返す。
「そこばかりはいや。やめて」
 抗議の声とともに、細い腕が私の胸を突き返そうとする。その腕をつかみ、磔のように押し広げて自由を奪い、なおも愛撫をつづける。
 いや―――いや―――の声が、高く、低くなる。いつの間にか、妻の手はシーツをぎゅっと握りしめていた。
 私はようやく妻を許した。苦しげにあえいで上下に動く胸乳。先端の尖りが、かたく屹立している。
 左右に揺れ動いていた視線が、恨めしげな色をまとって、私をとらえた。
「やめてと言ったのに」
「だから言っただろう、僕は子どもだって」
 囁きつつ、私の左手はすべすべとした太腿を撫でまわし、下腹部のあわいに達する。やわらかな草むら、その奥にひそんだ肉の閉じ目へ。指先で忍び入ると、そこはしとどに潤っていた。「すごく濡れているね」―――言わずもがなの言葉を投げると、詩乃はぷいっと顔を横に背けた。羞じらっているような、それでいて拗ねているような、妙に子供っぽい仕草に興奮した。


 詩乃との、初めてのセックスを思い出す。
 付き合うようになって半年が過ぎたころのこと。それまでにも何度か誘いをかけてはいたのだが、詩乃には毎回さりげなくいなされていた。
 当時はもう、彼女がかつて結婚しており、十五年連れ添ったその相手とは、すでに死別していることも聞いていた。そんな過去が私たちを急速に結びつけたのはたしかだったが、今度は逆にその過去が詩乃をして私に抱かれることを拒ませているのではないか―――これは私の推測だったが、死者に操を立てるというのもあながちありえないことではない―――そう思わせる雰囲気が、彼女にはあったのだ。
 だからその宵、ほんのりと酒気をまとった詩乃が、ためらいがちにではあるけれど、私の手をとってホテルへ歩み入ったというのは、単なる性欲を超えてうれしいことだった。
とはいえホテルの一室に近づくにつれ、詩乃のほろ酔い気分は醒め、口は重くなり、表情は硬くなっていった。
 シャワーを使って、備え付けの寝巻きに着替えて、いよいよ私がそのなで肩に手をかけたとき、なんと詩乃は顔を両手で覆ってしまった。
『あなたがいやなんじゃないの』
 泣きそうな声音。
『それなら・・・・・亡くなったひとへの罪悪感だ』
 彼女はしばし黙った後で、『そうじゃない・・・・ううん、それもあるけれど・・・・』と呟くように口にした。
 私は待った。気の利いた言葉など思い浮かばなかったし、何より―――小さく身を震わせている詩乃の顔が、そのとき不思議なほど美しく見えて、肩に手をかけたまま、私はただ目を奪われていたのだ。
 動揺と惑乱が、やがて決意の表情に変わった。真剣そのものの瞳が私を見上げる。睫毛の先が儚く揺れているのを見つめながら、私は彼女に口づけた。
 目を閉じて、詩乃はキスを受け入れた。抱きしめた身体の震えが徐々におさまっていくのを私は感じた。

 そしてようやく―――私たちはベッドの上でひとつになった。

 初めて見る詩乃の裸身は白魚のようだった。その美しさに目を瞠り、やがてはその蟲惑に引きずり込まれずにはいられなかった。そうして微妙な陰影を刻む女体のあちこちに手を這わせるうち、それこそ陸に揚げられた白魚のように怯え、ただ横たわっているばかりだった詩乃に変化があらわれた。すすり泣きのような声が漏れ聞こえ、最初はどこか苦しげな表情だったその顔は、やがて身中からくる感覚に押されて、いっそう切なさまじりの苦しみを見せるようになった。すすり泣きはやがて長啼きになっていった。
 ことここに至って、私は先ほどまで彼女が見せていた戸惑いに、亡夫への気遣い以外の意味があったことに気づいた。おそらく詩乃は羞じていたのだ。敏感すぎるこの身体を、男に―――私の目に晒すことを。
 一瞬、ふたつの感情が胸をよぎった。ひとつは男にとって宝のような身体を持つ女性と出会えた至福。もうひとつは―――この身体をここまで開発し、長年我がものとしていた男への嫉妬だった。
 しかし、そんな複雑に揺れ動く感情はすぐに消え、最後にはただ真正直な欲情だけが残った。深い海のような詩乃の内奥に、やがて私の理性は埋没し、ついには快楽をともなった幸福の淵へとひたすら溶けていった。遠い潮騒のように、詩乃の啼く声がずっと聞こえていた―――。
  1. 2014/11/23(日) 18:48:42|
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窓明かり 第一話~二度目の夫婦~


 「妻は窓明かりのように」―――そんなタイトルのついた小説を、かつて読んだような気がする。


 仕事帰り、いつもの駅で降りて静かな団地街をすこし歩き、朱色の屋根に白塗りコンクリートの見なれたわが家が見えてくると、いつも私は、内容も覚えていないその物語のタイトルを思い出す。
 明かりのついた窓を見つめながら、私は玄関をくぐり、ドアを二、三度ノックする。そうすると、ぱたぱたと足音が近づいてきて、ドア越しに「どなた?」という妻の詩乃の声がする。
「俺だよ」―――私は答える。


 ドアが開く。見慣れた笑顔が、私を出迎える。


 そんな瞬間が、そんなありふれた時間こそが、何よりも貴い幸福の形だ―――と、私は思う。
 いつも―――思っている。それは私が、かつて一度はその幸福を失った人間だったからかもしれない。


「きょうは早かったんですね。今月の出稿は滞りなくいったのですか?」
 夕げの膳を運びながら、詩乃が問いかけた。
「ああ。今月は要注意の作家が二人もいたんだが、なんとか締め切りに間に合わせてもらってね。いつもほどにはドタバタせずに済んだよ」
 私はさほど有名でない旅行雑誌の編集長をしている。ライターとして現場に出ていた頃よりはいくぶんましだが、それでも時には目の回るような忙しい日も、ある。
「そう。できあがりが楽しみね」
「おや、ちゃんと読んでいてくれていたのかい」
 からかうように言うと、詩乃はきゅっと私を睨んだ。
「読んでいます、毎月。隅から隅まで」
「それはありがたいね。世間には夫の仕事のことなど何一つ知らない奥さんも、五万といるのに」
「それは仕方のないことでもありますよ。―――でも、そうね。その意味でいえば、わたしは幸せなんでしょうね」
 膳を食卓に並べながら、詩乃は上目づかいにちらりと私を見た。唇に微笑が浮かんでいる。
 小づくりの面輪の中でより目立つ、切れの長いアーモンド形の瞳。ふっくらとした下まぶたのふくらみが艶っぽい。鴉の濡れ羽色をした豊かな黒髪は、ゆるやかなウエーブを描いて、細い頸筋にかかっている。
「何をじいっとご覧になっているの?」
 数瞬、ぼうっとした私を見て、詩乃は小首をかしげた。まさか、今さら「君に見とれていた」とは言えない。私はわざとらしい咳払いをした。
「いや、やっぱり何のかんの言って、疲れてるみたいだ」
「お風呂沸いてますから。夕食を食べたらすぐに入ってくださいな」


 七年前、私は、前妻の玲子を癌で亡くしている。
 私が四十歳、玲子が三十七歳のころのことだ。癌が発覚したのはそれより二年前に遡る。夫婦のどちらにも、辛い闘病生活の始まりだった。
 最初の一年、玲子は入退院を繰り返した。最後の一年は、ほとんど病院にいた。
 そのころから、合間に玲子の死という大きな悲劇を挟んで、私は長く、わが家の窓明かりというものを見ることがなかった。
 詩乃と出会い、ともに暮らし始めるまでは。

 詩乃と出会ったのは、今から二年前の冬のこと。私の働く雑誌社にある日、彼女は事務員として新しく入ってきた。
 美人だな、とは最初から思っていた。けれど、自分がその美人相手にどうにかなろうとは考えていなかった。当時、私はすでに齢五十に手が届いており、詩乃は一回り以上年下だったのだ。
 だから―――彼女と言葉を交わすようになり、ついには身体も交わすようになって、そして今では妻と呼んでいることに、私は今でも、時折、驚きのような感慨を覚えることがある。
  1. 2014/11/23(日) 18:46:41|
  2. 窓明かり ・BJ
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脅迫された妻 最終回

由理が私のところに来て、私の胸に顔を埋めました。「もうこれで終わったのね。もう怯えることはないのですね。あなた、本当にごめんなさい。」由理は涙ながらにそう話しました。
「二人への復讐は十分ではないけど、こんなことはもう止めよう。あいつらにいくら制裁しても俺たちの傷は癒えないよ。時間が経てばきっと俺たちの心の傷も癒えてくるだろう。」
「はい、もう止めましょう。」

  暫くして、真希が私達の前に来て正座しました。「佐伯さんと慰謝料について相談しました。私が200万円、佐伯さんが100万円の合計300万円をお支払いします。残りは分割払いでお支払いしますので、それで勘弁してください。本当に申し訳ありませんでした。」真希は泣きながら説明し、床に頭をつけて謝りました。

「分かった。お前達を許せないけど、それで忘れるようにしよう。真希とも佐伯とももう顔を見たくないし、連絡もとりたくないので200万円だけでいい。俺たちに二度と近寄るな!余ったお金は佐伯の治療費や二人の生活費にでも充ててくれ。運転手が腕の骨を折っては仕事にすぐ復帰できないだろ。」私は真希に言いました。
「はい、ご配慮していただきありがとうございます。それでは200万円を銀行に振り込みます。」

時刻は既に午後9時半を過ぎていました。
      「由理、今晩はここに泊まっていくか、家に帰るかどうする?」
「お家に帰りたいです。」由理が言いました。
「じゃ~~帰ろう!」私達は帰る準備を始めました。

「佐伯、真希、俺たちは帰る。もう会うこともないだろう。真希、明日佐伯を病院に連れて行ってやってくれ!それからそこにあるパンと飲み物は明日の朝食にしてくれ!」そう言って私は妻を連れてアパートを出て、暗闇の中を車を飛ばし家に帰りました。

その日は疲れていたので私達は寐て英気を養った。翌日は朝8時に出社し、夕刻6時半頃に帰宅しました。シャワーを浴び、ビールを飲んで、食事をしてから居間で新聞を読んでいると、由理が夕食の後片付けを済ませて居間に入ってきました。

      私は由理を私の前に座らせて、「もうこんなことは二度とご免だぞ。俺は由理と佐伯との関係を知ってから怒り・嫉妬で狂いそうだったけど、外で佐伯に脅かされ、家でも俺から責められたら、由理の立つ瀬がないと思い俺は堪えてきたんだ。こんな経験はもう二度としたくない。」私は涙ながらに言った。

      「はい、本当にごめんなさい。あなたが苦しんでいることはうすうす感ずいていました。あなたは夜中にうなされていましたし、寝言を言うようになりました。もしかしたら私のことで苦しんでいるのではと恐れていました。やはりそうだったんですね。私はあなたに言わなくてはと思いながら勇気がなくて、なかなか言い出せませんでした。これからは何でもあなたに相談します。約束します。」と目から涙をこぼし、妻は泣きながら話しました。

「約束だぞ!俺は由理を愛しているし、将来も変わらないつもりだ。今後5年、10年と年輪を重ねていけば、今回のことは忘れることはできないにしても、心の傷は薄らいでくるだろう。俺たちは年輪を重ねて人が羨むようないい夫婦になろうな。」私はそう言って由理を抱き締めました。
      「あり…ありがとう、あなた。これからは何でも相談します。」と繰り返し言いながら由理は私の胸の中で声を上げて泣きました。

そしてそれから3日後真希から200万円が振り込まれているのを確認しました。私は妻と相談して地元の子ども達が所属している野球やサッカーなどのスポーツチームに、その半分を寄付することにしました。
      お金を貰っても心の傷は癒えません。地元の子ども達の役に立てれば、少しは私たちの心も晴れるのかなと思ったのです。他意はありません。 

      そしてその2日後、真希からの手紙が届きました。このたびの事件を謝罪し、二度とご迷惑を掛けないこと、銀行振り込みをしたこと、隣町のアパートの契約を解除したこと、佐伯の腕は1カ月ほどで治る見込みであること、佐伯と別れ気分を一新して真面目に生きていくという内容の手紙でした。

「嫉妬からは何も生まれてこないさ。真っ直ぐに生きていけばきっといいことがあるよ、真希だって。」私は独り言のように呟きました。側で聞いていた妻も黙って頷きました。
  完
  1. 2014/11/23(日) 10:37:05|
  2. 脅迫された妻・正隆
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脅迫された妻 第21回

由理はタオルを持ってきて、「真希、私を虐めた罰よ。」と言いながら口にタオルを当てている。真希の声は「わ~~わ~~」という声に変わりました。
結局、ズッキーニとキュウリによる抜き差しを10分ほど続けている。真希は涙と鼻水で顔をクチャクチャにしています。

私はこの2本の野菜を抜いて、歯ブラシを取り上げそれを肛門に突き刺しました。奥に差し込みブラシで肛門内部の襞を擦りながら抜き、そして襞を擦りながら奥へ差し込むという動作を繰り返しています。

真希は大きな声で「あぁ~~あ~~」と言いながら、クチャクチャの顔を激しく左右に振り出した。由理は力を入れて押さえ付けています。
真希の動きが激しく由理が押さえているが、それでも身体が左右に動きます。歯ブラシで肛門壁を擦り上げる刺激は大きく身体を捩って逃げようとしています。
私は5分ほどでブラシによる肛門責めを止めました。暫く動けなかった真希が、「おトイレに行かしてください。」とお願いしてきた。理由を聞いたら、お尻を責められたため催してきたというのです。

「ちょっと待て!これをしてからだ。」と言ってイチジク浣腸を立て続けに2本してやった。「キクゥ~~で~ちゃ~~う」真希はそう言って両手でお尻を押さえながらトイレに駆け込んで行きました。
「公園で由理に浣腸させたのは誰のアイディアだ、佐伯か真希か?」私はトイレから帰ってきた真希に問い質した。
「あれは私のアイディアです。由理さんにもっと恥ずかしい思いをさせようとして私が佐伯さんに頼んだのです。本当にごめんなさい。」真希が三つ指を突いて頭を下げました。

「真希、尻を高く上げろ。由理と同じように責めてやるから覚悟しろ!」俺の剣幕に吃驚して真希は高くお尻を掲げました。
「浣腸してくださいとお願いしろ!」
「真希に浣腸してください。」私の命令に従い真希はお願いしました。
再び30cc入り浣腸を2本立て続けに注入した。 「トイレに行かせてください。」真希は再びお願いしました。本当にトイレに行きたいようです。

「よし、行ってこい!」私は我慢させていたが、真希の顔が歪んできたので、トイレ行きを許可したのです。
トイレから帰ってきた真希に3度目の浣腸を施した。そしてまた真希は散々我慢させられてトイレに駆け込み、やっと戻ってきたところです。さすがに真希は疲れたような顔をしています。

本当は私もこんなことを好んでしたくはなかったけれども、俺の怒りと恨みは大きく、叩きのめさないと心のやり場がなかったのです。理性だけでは抑制しようがなかったのです。しかし、こんなことをしていても何もならないし、人の恨みを増幅するだけだと悟って、私は二人に対する制裁をもう止めることにしました。      

「真希、もういい、衣服を身につけろ!」
      真希は「はい」と小さく返事をしてヨロヨロと立ち上がり、衣服を身につけ始めた。そして真希は佐伯のところに歩いていきました。
  1. 2014/11/23(日) 10:35:22|
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脅迫された妻 第20回

「よし、合格だ。みんなお腹すいただろう。夕食にしよう。パンとお弁当、飲み物しかないが食べよう!」私はそう言いながら由理と一緒に食事の用意をしました。
佐伯、真希の分ももちろん用意してあります。「真希、佐伯に食べさせてやってくれ。」私は佐伯が怪我をしているので、真希に助力するよう頼んだのである。
  「私達の分も用意していただきありがとうございます。」真希が感謝の言葉を口にしました。

「お弁当があるから遠慮しないで食べてくれ!真希には食事がすんだら恥ずかしい命令に従って貰うぞ!ところで、セックスと鼻はどう関係するんだ?俺にはよく分からんが……。」そう言って私は真希に尋ねました。

「深い意味はありません。由理さんに屈辱感を与えるために命令しただけで性的な意味はありません。そうよね、健二さん。」真希はそう説明し健二に確認した。
      「そういうことだ。」健二が弱々しく返事をした。
「そうか。それならいい。」私は自分でも訳の分からんことを言った。

それから30分ほどで食事が終わり、食後の休憩を取っている。時刻は午後8時を過ぎている。
「真希、そろそろ隣の部屋に行こうか?」私はそう言って持ってきたバッグに手を掛け、その中から1本の紐を取り出しました。

  「すまんが脚を縛らして貰うぞ!」と言って佐伯の脚を縛り始めました。
真希は命令に従い、隣の部屋で私を待っています。
「由理、すまんが佐伯を見張っていてくれ!」
「はい」
それから私もバッグを持って隣の部屋に行った。部屋に入って、「真希、全裸になれ!」と真希に命令した。真希は命令どおり着ているものを脱ぎ始めました。

私はバッグから、紐、ローション、ズッキーニ、キュウリ、イチジク浣腸、歯ブラシなどいろいろなものを取り出しました。
      真希は私の取り出したものを見て驚いたが、やがて観念したかように全裸になり、私の命令を待っています。
      「真希、そこに仰向けに寝てくれ。」
「はい」真希は小さな声で返事をして仰向けに寝ました。
私は真希の両脚を持って脚を顔の方に折り曲げてマングリ返しの姿勢を取らせました。陰裂と肛門が天井を向いています。私はズッキーニを取り上げてローションを塗り込み、膣口にあてがい、そしてゆっくりと挿入していきました。

ローションが塗ってあるとはいえ、ズッキーニは先が太くなかなか奥まで入らない。私は時間をかけて少しずつ入れていった。膣口が大きく開き太いものを一所懸命に呑み込もうとしているように見えます。
      「無理です。それは太すぎます。イタァ~~イ~タイ~~」真希は真っ赤な顔をして頻りに叫いています。
ようやく10㎝余りが入り膣口が盛り上がっている。次にキュウリを取り上げローションを塗り、肛門に突き刺し始めました。

      「イタッ~~イ~イ~タッ~~」真希は痛がる素振りを見せています。私は構わず挿入していきました。
前の穴にはズッキーニ、後ろの穴にはキュウリと、薄い襞を隔てて2本の野菜が植えられました。私は2本の野菜を握り、交互に抜き差しを始めた。真希が涙を流し大きな声を出して叫いているが、お構いなしに交互に抜き差しを続けている。

ズッキーニを奥に差し込むと、キュウリは抜き、キュウリを奥へ差し込むと、ズッキーニを抜く動作を繰り返している。真希の叫く声が余りにも大きいので、私は由理を呼んで真希の口をタオルで押さえるように言いました。
  1. 2014/11/23(日) 10:34:04|
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脅迫された妻 第19回

午後6時過ぎに真希が到着した。私達は隠れていると、真希が入ってきました。
「健二さん、どうしたの?大丈夫?」と真希は佐伯に声を掛けました。
「遠いところわざわざすまなかったな。俺が脅して電話させたんだ。悪く思うな!俺は由理の亭主だ。何で私が乗り込んできたか分かっているだろ!」私はドスを利かせてすごんで見せた。

「由理さんの旦那さん?それはどうも。アッ~~由理さんもいたの?」真希がさぞ驚いたように言いました。
「何しに来たか分かってるでしょ!私を良くも酷い目に遭わせてくれたわね!計画者はあなたでしょ、真希。佐伯が全部白状したわ!」由理が怒って言った。
「由理、ごめんなさい。」真希が両手を突いて謝りました。
   「謝らないで。うちの旦那に頼んで私が佐伯にやられたことを真希にやり返すから、覚悟してね!」由理は本当に怒っているようです。

「佐伯は腕を折っている。まともな人なら病院にすぐ連れて行くけど、佐伯は悪人だから1日痛い目に合わせる。真希、佐伯と連帯して慰謝料として500万円払え!そうしたら許せないけど忘れるよう努力する。」俺はドスの利いた声を張り上げて言いました。

       私はお金が欲しいわけではなく、酷いことをした代償は大きいことを分からせたかったから、吹っかけたのである。出るところに出たらこんな金額が許されるとは思っていません。
  「500万円なんてとても無理です。」真希が小さな声で言いました。

「ばかやろ!無いなら消費者金融から借りろ!風俗産業に身体を売ってでも払え!こんなことをしておいてお金がないから払えませんですむと思っているのか?」俺は怒鳴った。もちろん私が本当にこんなことを思っているわけではなく、脅しのつもりで言ったのです。
「………………」真希は身体を震わせています。

  「真希、計画したのはお前だろ。由理の個人情報を提供したのもお前だ。郷里の村祭りの日に由理は神社の本殿で佐伯に抱かれた。その様子をお前は嬉しそうに見ていただろ!俺はお前に復讐する。佐伯が由理にしたこと、いやそれ以上のことをお前にする。真希、全裸になれ!」俺の迫力に真希は顔面蒼白となって震えています。
「……………」

「全裸になれ!真希。1本や2本骨を折らないと俺の言うことが分からないらしいな?」俺はそう言って真希に腕を掴んだ。
「乱暴はしないで下さい。脱ぎます。全裸になります。」
      真希はそう言って衣服を脱ぎ始めました。真希は身長160センチ、体重50キロで、スラットした体型をしています。美人というタイプではないが、決して器量が悪いわけではありません。ごく普通のOLといった風情です。

「佐伯、最初に由理を全裸にしたとき、由理に何をした。どんな命令をした?真希によく教えてやれ!」
「佐伯さんから聞いております。」真希の顔は蒼白になり小さな声で言いました。
「聞いているなら早くやれよ!」
真希は諦めたように全裸で立ち上がり、脚を開いて、腰を突きだし両手でオマ〇コを広げて、「これが真希のオマ〇コです。よろしければ、これから自由にお使い下さい。」真希は震える声で言いました。

 次に真希は後ろを向き身体を前に倒して、お尻を突きだし、両手で尻タブを開き、「これが真希のお尻の穴です。よろしければ自由にお使い下さい。」
私はそれに対して敢えて黙っていた。先程は「よし!」と言いました。今度は黙っているものだから、真希はそのまま恥ずかしいポーズをとり続けました。由理も佐伯から「よし」と言うまではポーズをとり続けるよう命令されていたのです。それを思いだして、私はちょっと意地悪をしたのです。
真希はその後、乳房、お口、お鼻と順番に、ご自由にお使い下さい、ご自由にご覧下さいと口上を述べた。
  1. 2014/11/23(日) 01:27:08|
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脅迫された妻 第18回

8月22日、午後1時に由理と私はアパートに向け出発し、途中混雑もなく1時25分頃到着しました。私は由理の後について302号室に向かいました。由理が合い鍵を使ってドアを開けました。

私も由理に続いて部屋の中に入りました。「誰だ!」突然男が入ってきたので佐伯は驚いて私に叫びました。私は有無を言わせず佐伯に近づき、佐伯の頬を思いっきり殴りました。佐伯は2㍍ほど先に倒れました。
      佐伯が立ち上がろうとしたとき、私は佐伯の腕を取りました。佐伯が吃驚して暴れるのを押さえるため力を入れて、佐伯の腕を捻り上げました。

「イタ~~タ~~イタッ~~」佐伯が悲鳴を上げました。その時私が力を入れすぎたのか、ギクゥ~~と鈍い音がしました。佐伯の腕が折れたようです。私は台所にある菜箸4本を当てて2本のタオルできつく縛りました。
「俺は由理の亭主だ。よくも由理を弄んでくれたな。最初から腕の1本や2本折るつもりできたんだ。どう落とし前をつけるつもりだ。慰謝料として500万円貰おうか!」俺はすごんで見せました。

「由理の旦那?」佐伯の顔色が変わりました。
「旦那さん、申し訳ない。つい出来心でやりました。慰謝料500万円?それは無理です。100万円なら何とかします。」腕が痛むのか、佐伯は渋い顔をして言いました。

「何を甘えたこと言っているんだ。佐伯と真希の連帯責任だ。首謀者は真希、実行者は佐伯だ。違うか?真希にここに来るように言え!腕を折ったとか怪我して動けないとか言えば来るだろう。俺たちの前で電話しろ。変なこと言ったら残った腕も脚も折るぞ!」俺は一気に捲し立てました。

     「携帯電話?」俺の迫力に吃驚したのか、佐伯は携帯電話を探し始めました。
「携帯電話はここにある。さぁ~~掛けろ!」俺は佐伯に言いました。
真希と電話がすぐ繋がり、「仕事が終わったらすぐにこちらに来ます。」佐伯は力なく言いました。

「由理、コンビニへ行って、食料を仕入れて来てくれ!今晩はここに泊まることになるかも知れない。お弁当とかパンとか飲み物を少し多めに買ってきてくれないか。4人分の夜と朝の食事だ。」俺は今晩は帰れそうにないと踏んで車の鍵を渡しながら由理に頼みました。
「はい、それじゃすぐ行ってきます。」由理が出て行きました。

「買ってきました。こんなものでいいかしら?」由理は買ってきたものを広げて見せました。
「ありがとう。それだけあればいいだろう。」俺は妻に礼を言いました。
真希が来るまでにはまだ時間があるから、佐伯から話を聞くことにした。
「あんたは、黒田からメモリーカードを盗んだな。いまそれはどこにある?」俺はとぼけて佐伯に聞いてみた。

「確かに俺が盗んだ。でも昨日メモリーカードがなくなっていた。留守中に盗まれたみたいなんだ。パソコンの写真も消去されていました。誰かが俺の部屋に無断で入ったようだ。入れるのは真希しかいないが、真希が盗むわけがないし、事実知らないと言っています。」佐伯は狐に摘まれたような風情で言いました。

「そうか。メモリーカードは俺が預かった。写真を消去したのも私だ。無断で部屋に上がって悪かったな!」俺は佐伯に事実を伝えました。
「そうか、あんたか。良く入れたな?」
      「あんなドアを開けるのは簡単でね。悪く思うな!」俺はすっとぼけて言った。
「真希は由理の親友だ。何故真希は由理を陥れたんだ。何か聞いてるか?」

「嫉妬です。由理さんは美人で人に好かれる。社長の御曹司と結婚したし、幸せそのものと言っていた。それに引き替え、自分はさえない男を彼氏にしている。あんな女、淫乱にして離婚させてやる、と言っていた。自分ではできないから俺に頼んできたんだ。自由に女を、それも美女を抱けるならと承知したんだ。」佐伯は白状しました。
  1. 2014/11/23(日) 01:25:26|
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脅迫された妻 第17回

「佐伯は私を抱いてディーキスをしました。5分間の長いディープキスで、キスしている間、佐伯は私の乳房を揉んだり、股間をまさぐってきました。私は彼の言うとおりにしているほかありませんでした。キスが終わると、私を寝かせて乳房や乳首を手や唇で愛撫したり、股間に顔を埋めて陰裂を舐めてました。やがて膣に指を入れ膣壁を何度も何度も触ってました。」妻の説明が続きます。

      「散々私の身体に悪戯してから、由理のオマ〇コに健二様のオチンチンを入れてください、と言うよう私に強要したんです。それも自分でそこを開いて言わされたんです。佐伯が入ってきました。暫く腰を使ってましたが、突然抜いてスキンを付けました。人の奥さんを妊娠させる訳にはいかない、と呟いていました。」

「終わって暫く休憩していましたら、佐伯が大の字になって寝て、私にフェラを命じました。勃起すると、佐伯の上に跨るように私に命令してきました。命令に従い騎乗位でセックスしました。それからノーパン、ノーブラのまま、露出度の高い衣類に着替えさせられて、外に出て露出調教をされました。私の膣にローターという器具を入れて、遠隔操作しながら公園を歩かせたり、コンビニやゲームセンター、公園など不特定多数の人が集まるところで、見ず知らずの男性に私を触らせたり、フェラをさせたり、浣腸をしてもらうようにお願いさせられました。」

「アパートに呼び出されるたびに、佐伯に正常位、後背位、騎乗位など様々な体位で繰り返し犯されました。いま説明したようなことをその都度言わされました。私はいつかは飽きて止めるだろうと信じて、命令に従ってました。帰省した日にも呼び出されて、神社の本殿で犯されました。あなたに対する罪悪感から心の中で手を合わせ謝りながらも、一方であなたに知られれば離縁される、それだけは避けなければならないと自分に言い聞かせて命令に従ってました。」妻の話はさらに続きます。

      「あなたは私のもっとも信頼できるパートナーですから、何をさておいても最初にあなたに相談すべきだったと今は後悔しています。最近はこのままずるずる行ってしまいそうなので、あなたに今日お話ししようか、明日は言わなければと思ってました。最初脅迫された時はただ怖くてあなたに隠すことだけを考えていて、そんなことにも気がつかなくて…………どうかしてました。あなた、本当にごめんなさい。」由理は泣きながら額を床にこすりつけて謝罪しました。

「最初になぜ相談してくれなかった?夫婦なのに、本当に悔しい、怒りが湧いてくる。最初に俺に相談してくれたら事件は防げただろう。返す返すも残念でならない。由理は佐伯が好きなのかとも俺は疑った時もある。佐伯健二に強要されてしていたことで、佐伯が好きなわけではないんだな?」

「はい、私が好きなのはあなただけです。無理矢理させられていたのです。佐伯は大嫌いです。信じてください。最初にあなたに言わなかったことを恥じています、後悔しています、言い訳できません。」妻は涙ながらにハッキリと答えた。
     「由理に首の下にできた痣はどうしたんだ?」
「佐伯の命令に逆らったときに、罰として吸われた跡です。」

「よし分かった。俺は由理を信じよう。夫婦がお互いを信じられなくなったらお終いだからな。証拠のメモリーカードを取り返したことだし、俺は佐伯健二と梶原真希に復讐する!由理、手伝ってくれるか?」私は由理を見ながら言った。

「はい、何でもします。」妻はハッキリと答えた。
「佐伯がまた呼び出してくると思うので、その時は私も行く。腕の1本や2本折ってやる。徹底的に叩きのめす。真希は働いているので、佐伯の呼び出しを受けてから作戦を考える。できれば佐伯と真希を同時にお仕置きしたい。いずれにしても真希を徹底的に辱め、犯すことになるけど異存ないよな?」

「ありません。私をこんな目に遭わした女です。もう親友ではありません。佐伯ともども徹底的に復讐してください。でも警察沙汰にすることだけは………止めてください。あなたを犯罪者にするわけにはいきません。」

「分かった。小道具を準備しておくわ。」私は意味不明なことを言った。妻は「小道具?」と聞き返してきた。
     「由理は心配しなくてもいい、私に任せておいてくれ。」と言ってはぐらかしました。

8月20日水曜日、佐伯から携帯電話が掛かってきました。メモリーカードがなくなっていることに気づいているのか否かは分かりませんが、由理に8月22日午後1時半に例のアパートに来いというものでした。

私はこの電話を受けて、22日は休むと会社に年次休暇届を出した。いよいよ復讐の時がきました。
  1. 2014/11/23(日) 01:23:51|
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脅迫された妻 第16回

    「話を整理したい。まずお前の秘密とは何だ?」私は妻に率直に聞きました。由理は事件の全容を私に喋り始めました。

  「はい、2002年春、私が大学2回生になったばかりの頃です。当時私の大好きな人が交通事故を起こして即死しました。私は将来この人と結婚するという夢が消えてしまい、ヤケになって当時私が住んでいたボロアパートの近くのコンビニで万引きをしてしまいました。万引きは犯罪であることは承知してますが、その時はそんなに罪の意識はなかったのです。それを同じ村の出身者であり、そこにいた店員の黒田俊介に見つかりました。黒田は私を奥の部屋に連れて行き、もう二度と万引きはしませんという誓約書を持たせてデジカメ写真を撮ったのです。」

「その時は他に店員がいなくて忙しかったためそれで許してくれました。その1年後の2003年の村祭りの時に、偶然黒田と村で会ったのです。その時初めて黒田が村の出身者であることを知ったのです。黒田はあの時の誓約書をネタに私を脅迫してきたのです。夜呼び出し神社に連れて行き、私を犯しました。犯しているところをデジカメ写真に撮ったのです。今度はその写真をネタに脅し2004年の村祭りに呼び出され、神社で再び犯されました。これが私の秘密です。」

      「2004年の村祭りの時に、私を犯した後、黒田は二度と私に近づかないと約束してくれました。自分は結婚も決まり、ロンドンに行くことも決まったので全部忘れると言って写真を私の目の前で破いたのです。それで私は安心しておりました。」

「犯人は黒田ではなく佐伯だ!何で佐伯なんだ。」俺は疑問を妻にぶつけました。そして一瞬由理との初夜を思いだしていた。初めて由理を抱いたとき、処女でなかったことは私にも分かっていました。でもその時は結婚前に何があっても責められないと思っていました。まさか暴力で犯されていたとは夢にも思いませんでした。

「何で佐伯が私の写真を持っているのか、私にも分かりません………聞いても、佐伯は教えてくれないのです。」

「佐伯は黒田がロンドンへ行くとき、引っ越しを手伝いその時メモリーカードを奪ったようだ。佐伯は黒田が2004年夏に神社で若い女性を犯しているところを見て、あやかりたいと思っていたようだが、由理が誰なのか分からなかった。それを教えたのが親友の真希だ。真希はこの事件の黒幕だ。由理の個人情報を佐伯に提供したんだ。計画は真希が作り、佐伯が実行したんだ。」
私は調査報告書を読んで分かったことを由理に教えました。

      「真希が?知りませんでした。どうして真希が私を?」
      「由理が美人で、社長の御曹司と結婚した。それを妬み計画したようだ。この報告書に随所に真希の名が出てくる。」私の説明に由理は驚きました。

「知りませんでした。事実なら私は真希を許せません。私がどんな思いをして佐伯の命令に従ってきたのか…………悔しいです。」由理は改めて涙を流しました。
「真希は由理を淫乱な女にしたかったようだ。だから佐伯に調教をさせたんだ。302号室で佐伯に何をされたのか教えてくれ。佐伯が外でしたことはだいたい分かっている。」私は妻に聞きました。

「はい、佐伯が私を初めてあのアパートに呼び出したのは7月17日です。私に写真を見せました。黒田が私を犯しながら撮った写真です。10数枚ありました。これらの写真をあなたの旦那や旦那の会社、私の両親、村の人々に送りつける、と脅しました。佐伯が何でこの写真を持っているのか分かりませんでしたが、従うほかありませんでした。その日から佐伯は私を絶対服従する女に仕上げるため調教し始めたのです。302号室で、佐伯の前で私は三つ指をついて、小松由理です。本日より健二様に絶対服従することをお誓いします。」と言わされました。
     
      「佐伯は私に全裸になるように命令しました。私は命令どおり全裸になりました。佐伯は次に私の身体の各部分を良く見せて自由に使うようお願いしろと命令しました。私は立って両脚を広げ腰を突きだし両手でオマ〇コを広げ、これが由理のオマ〇コです。これからどうぞご自由にお使い下さい。次に身体を前に倒しお尻を突きだし尻タブを両手で開き、これが由理の肛門です。よろしければ自由にお使い下さい。」と私は言いました。

   「それから乳房もお口も自由に使うようお願いしました。佐伯は次は鼻だと言うので、私はお鼻を上に向けて、これが由理のお鼻の穴です。よろしければ自由に見てくださいと言いました。そしてとうとう佐伯が私の身体に手を出してきたのです。」

  1. 2014/11/23(日) 01:21:31|
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脅迫された妻 第15回

      大事なものならもっと厳重にしまっておけよと呟きながら、私は引き出しを閉めました。そして元のケースに鍵を返し、そして机の上のパソコンの電源を入れました。

立ち上がりまで2~3分かかったが、パスワードの要求が出てきました。kenji1009というパスワードをインプットしてみました。報告書に健二の誕生日が10月9日とあったのを覚えていてそれを入れてみたのです。最悪の場合、メモリーカードだけでも取り返すつもりでいました。

      幸運にも立ち上がりました。全くの偶然でした。私はすぐにメモリーカードを差し込み、中味をチェックし始めました。以前に見た写真と他に十数枚の写真が入っています。どの写真も由理が犯されているものでした。

      俺は念のためマイピクチャのファイルを開いてみました。由理に送ったと見られる写真が入っていました。私はこの写真を消去してパソコンを閉じました。
      証拠のメモリーカードを私の鞄に入れて正面玄関に向かいました。玄関のところで小さな声で「ありがとうございました」と言って鍵を管理人に返しました。

      すると管理人は大きな声でちょっと多すぎると言いながら、私の後を追って来ました。「感謝の気持ちです。どうぞ受け取ってください。」と言いながら私は逃げるように帰って行きました。私にとってはお金の問題ではなく、どうしても由理を助けたかったので、感謝の気持ちで渡したのです。それが多いのか少ないのか私には大した問題ではありませんでした。

これで証拠が揃った。今晩由理にすべてを話して貰わねばならないと思っています。報告書や写真などを揃えて話をさせよう。その上で佐伯健二と梶原真希に復讐しなければ気が収まらないと私は思いました。

その晩7時頃家に帰りました。由理がいつものように玄関のところで笑顔で迎えてくれました。「お帰りなさい。お疲れ様でした。お風呂にしますか?お食事にしますか?」妻が聞いてきました。
       私はお風呂に入ってから、ビールを飲んで、食事をしました。私は妻にもビールを勧め一緒に飲んだので、妻の目の辺りが赤くなっています。

妻が食事の後片づけを済ませて居間に入ってきました。「由理、少し話があるんだけどいいかな?」と私は妻に話かけました。
       「はい、何でしょうか?」妻が私の目の前に来て座りました。
       私は奥の部屋から封筒を持ってきて、「佐伯健二との関係を話してくれ!」と妻に言いながら封筒の中から興信所の報告書を見せた。写真、メモリーカードも一緒に出しました。

       最近由理が頻繁に出掛けているとの情報や、由理の首の下の痣を見てただごとではないと思って、調べて貰ったんだと話しました。
「ヒェィ~~」妻は驚きとも恐怖とも取れぬ声を出し、顔面蒼白となり、目から涙が溢れてきました。妻は座り直し、顔を床に付けて「あなた、ごめんなさい」と謝罪しました。

「私は由理を責めているわけではない。佐伯健二との関係をすべて話せと言っているんだ。だいたいのことは報告書で分かっているが、何があったんだ。正直に話してみろ!」俺は怒りを我慢して冷静に言いました。

「はい、すべてをお話しします。あなたに知られるのが怖くて、あなたとの幸せな生活が壊れるのが怖くて黙ってました。ごめんなさい!」妻は泣きながらしゃべり始めました。

「7月9日の月曜日午前10時頃、私は自分のパソコンを開きました。その時、スーパーマーケット、夏祭りの夜、神社本堂、あなたの秘密を知るXより、と言うメールを受け取りました。翌日から13日まで毎日キーワードを送ってきたんです。みんな私の秘密に関する言葉でした。」

「その後私の秘密の写真を添付してきました。そして絶対服従するか否か聞いてきたのです。拒否すればこの写真をあなたやあなたの会社、実家などにばらまくと言ってきたのです。そんなことされたら身の破滅だと思い、私は従わざるを得ませんでした。私はすぐに絶対服従するとメールしました。そして携帯番号を聞いてきたんです。私は携帯番号を教えました。」と妻が説明をしました。妻の説明はさらに続きます。

「そうしたら携帯電話で17日午後1時半に隣町のアパートに来るように命令してきたのです。私は命令どおりアパートに行きました。アパートの下から302とボタンを押して、解錠して貰い、302号室に行きました。」溢れる涙を拭いもせず妻は説明しました。
  1. 2014/11/23(日) 01:19:11|
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