主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。
「ええっ! 結婚するん? ほんまに??? おめでとう~。相手は?相手は?? 」
曇りひとつない満面の笑みで,陽子は目をまん丸くして由紀に聞いる。
木曜日の昼間,今は専業主婦となった陽子は1歳になる娘を連れ,自宅近くの京都のファミリーレストランで団欒している。
陽子と由紀は28歳。
2人ともそれぞれ別々の四大卒だが,ともに国文科を卒業し,同期で入社した同僚だ。
22歳で●●メディカルという医療機器の販売会社に就職し,営業アシスタントとして男性営業マンたちの補佐をしてきた。
この会社では毎年,陽子や由紀のような大卒新入社員を迎えるが,ここ大阪支店では上は32歳まで合計15人の女性アシスタントが在籍し,毎年平均2人を採用している。陽子と由紀は唯一の近場にいる同期だ。
2人とも背が比較的小さく,営業先にたまに顔を出すときは客先に可愛がってもらえた。
由紀は身長154cm,陽子は152cm。
陽子のほうがやせているというか,多少体型は華奢な感じもある。
かといって,由紀が太っているわけでもなく,標準的な体型で,2人ともセクシー体型というわけではない。
体型面では似ているが,顔は由紀がボーイッシュで常にショートヘアなのに対し,陽子はお嬢様系で髪は肩まで。たまにポニーテールにする。
いつも笑顔で目も輝いており、少女マンガに出てきそうな容姿だ。
由紀は多少茶色いカラーリングをしているが,陽子は生まれててこのかた,カラーリングをしたことがない。「いつか黒髪に戻る時代が来るんや」と周囲には言っていた。
アイドル系にも見えるが,どことなく田舎臭さも漂う素朴な雰囲気もある。
2人は会社に入って初めて出会ったが,よく気があった。高校時代,陽子は陸上部でハードルを。由紀はバスケットボールをやっていた。
ともに優秀な成績ではなかったが。大学時代,陽子も由紀も茶道をたしなんだ。
よく遊ぶ最近の大学生とは異なり,授業もサークルも真面目に過ごし,中学の教員免許を取得した共通点がある。
4年勤めたある日,陽子が先に結婚した。
会社を辞めて子供を産み,今は子育てに専念している。
一方の由紀は,まだ結婚せずOLのままだ。由紀はこの日,午前中だけ出勤し午後は半休を取って陽子と会っていた。
由紀が陽子と会うのは3ヶ月ぶりだった。
陽子が妊娠8ヶ月で会社を辞めたあとも,由紀とはメールなどではよく連絡を取り合っていた。
だが,陽子の旦那の福岡転勤が決まり,引越しを2ヶ月後に控えたいま、遠くなってしまうこともあり,久しぶりに会おうということになった。
「こないだ,付き合ってる人いないって言ってたや~~ん」
陽子はおおいに祝福し,由紀にいろいろ問いただした。
「陽子かって,付き合っとるとか結婚するとか,私に先に言ってくれへんかったやん?」
由紀も笑顔で答えた。
さかのぼること1年半前,陽子を唯一無二の親友だと思っていた由紀に衝撃が走った。
陽子の突然の結婚報告である。由紀は事前に陽子から聞かされておらず,女性陣が昼食で弁当を食べているいつもの部屋で,女性5人の前で突然発表された。
「あの・・・・・・皆さんにご報告が。再来月,結婚することになりました・・・。
結婚しても仕事続けるし,何も変わることないと思うので・・・。結婚式は親戚だけで地味にやります」
みな突然の報告に固まった。
しかも相手が親会社の医療メーカーで,販売会社への教育リーダーをしている前原という30歳の男性だ。皆が彼を知っている。
さらに時間が固まり,何とも言えない空気になった。
医療機器販売会社は新製品が出たり,製品改良があると,親会社であるメーカーから販売に際しての教育が行われる。
そのリーダーである前原には,誰もが2か月に1度は全体教育やグループ教育でかかわっていた。
親会社には野球部があり,関西の社会人2部リーグに入っている。
前原は3番ショートのレギュラーだった。親会社の野球部の試合には,子会社もサクラとしてたまに動員されていた。
由紀も前原のことは気に入っていた。
だが接触のチャンスは少なく,バレンタインのチョコをここ2年続けて冗談ぽく自宅宛に送り,中には真剣な手紙も入れていた。
2度とも社内のEメールで簡単にお礼の言葉が返ってきただけだった。
モテるのかどうか,知名度は高いので競争相手が多いか,彼女がいるのだろうと思っていた。
由紀は喉がカラカラになり,ショックと怒りで,その後の食事が口に運べなくなった。
特にその教育リーダー好きだったという話でもなく,嫉妬でも何でもなく,ただ,先に何も聞かされていなかったことのショックで。後にこのことが由紀の奥底で大きな恨みの始まりとなった。
(何でみんなと一緒の報告なの?何で先に言ってくれへんの?おかしいやん!)
陽子は固い性格で,合コンとかも行くような子ではなかったが,由紀とはよくグルメ同士で食事に行き,何でも話す間柄だと信じていた。
性の話などはお互いあまりしなかった。
「保健体育の話ね」と冗談を飛ばし、時折相手の情報を得ていた。
由紀の知る限りでは,陽子は大学3年の20歳の時に,高校時代の同級生に言い寄られ、少しだけ付き合った。それが初体験だという。
入社時も彼氏はおらず,この4年間に何もないわけはないにせよ,軽く男性についていくような子ではなく,貞操観念はしっかりした子という認識で,おそらくこの30歳の教育リーダーである前原が,人生2人目の男性であろうことは確信した。
しかし,彼と交際している雰囲気さえも,陽子は由紀に言ってはくれなかった。
由紀は怒り心頭だったものの,怒っても仕方がないことだと自分を律し,陽子の前では笑顔で接し,祝福した。
その数日後,陽子を誘って居酒屋へ行き,彼とのことなどを聞いて,すべてを受け入れようと思った。
居酒屋では,陽子は隠していたことに対して由紀に素直に謝り,話題に花が咲いた。
実は陽子が前原と付き合ったのは,そんなに長い話ではなく,半年前。先月妊娠してしまったのが判り,急きょ両親と相談のうえ,結婚を急ぐことになったらしい。
いわゆる,できちゃった結婚である。(この陽子が…。)
由紀も陽子が結婚前にそんな無防備なことをする子ではないのはよく判っていて,前原が陽子欲しさに,避妊したふりでもしたのではと,疑いを持ったくらいだ。
陽子も,「ちゃんと気をつけたはずだったのに…」と言っていた。
しかも,寝たのは2度だけだという。格式を重んじる生粋の京都育ちである陽子には,妊娠に対する両親の怒りがすさまじかったらしく,苦労した話を聞かされた。
妊娠中ということで,陽子は居酒屋でもウーロン茶しか飲まなかった。
だが,何事も前向きに考え,時にはノロけが垣間見える陽子の話を,由紀は真剣には聞いていなかった。
事を話さず自分を裏切り,前原を取っていた陽子,無神経な話題を話す陽子を心の底ではまったく許してはいなかった。
由紀は陽子の結婚式に,親族以外の数少ない出席者として参列した。
その後陽子は今まで通りの外出手伝いはできなかったが内勤で仕事を続け,妊娠8か月のときに退職した。
子供も生まれ,由紀も表面では祝福した。
陽子夫妻のマンションにも招かれ,時には家族で,時には旦那の出張している晩に,この1年間,4度ほど家で団欒した。
由紀も陽子の前では祝福していたが,陽子も悪気は無いものの子供を自慢するそぶりや,幸福を感じる言葉を聞くと,腹の虫は納まらない。昔はまったく知らなかった野球の話も詳しくなっていて,よく聞かされた。不愉快だった。
そんな折,陽子一家の引越しが決定し,由紀はかかわりが少なくなることに安堵していた。
一方の,由紀は28歳になった今,社内で2歳年下の営業マンと付き合っていた。
由紀は結婚してもいいと思っている。
だがまだ26歳の彼は真剣に口にしてくれていない。
由紀にはまた,別の一面もあった。たまにアシスタントで行く病院の内科の医師に気に入られ,遊びのつもりで不倫関係にある。
相手は37歳の妻子持ちだ。
由紀も遊びつつ,ふつうでは考えられないお小遣いをもらえた。
援助行為をしている認識はないが,結果的にはそうなっていた。
その佐藤医師と関係を持ったのは4か月前。月1度,今までに4度遊んだ。
ただ,1度目は食事だけだったので,寝たのは3度だ。
性格は穏やかで,体は大きくマッチョである。由紀も初めて誘われたときは迷ったが,お互い飲んでいるうちに気が合ってしまった。
いままで経験したことがない筋肉質で大きい人間に愛されることを考えると,体が彼の誘いを断らなかった。
佐藤は口ひげが自慢で,それがなんともくすぐったく,また厚い胸板に生える胸毛もものすごかった。由紀としては佐藤のワキガが気になったが,もらえた小遣いを考えると,そんなことは小さなことだった。
1度目は普通に愛された。
しかし,2度目のとき,佐藤は本性を丸出しにし,由紀に性癖をぶつけ始めた。
「医者の性癖というものはここまですごいのか…」というものであった。
3度目に会って行為が終わったとき,由紀は佐藤から思わぬ言葉を聞いた。
「3Pしてみないか。御礼するから」
「えっ!! 絶対イヤです! それだけは!」
由紀は佐藤の腕枕の中から飛び上がった。
「ほな,誰かそういう対象の女性,紹介でけへんか? お礼するから」
「いるわけないやないですか! こんな変なエッチかって,たとえ相手が佐藤先生一人だけでも居ませんよ!」
「そこまで言わんでも…。普通の子が変化していくのを見るのが好きなんや。もともとそういうプレーが好きそうな子にしても、面白くもなんともあらへん。」
お互いしばらく沈黙が続いた。
由紀は,佐藤に抱かれるのは今日で終わったと思った。所詮,性癖を満たす道具くらいに扱われていたんだと,みるみる気持ちが冷めていった。
しばらくして,由紀は陽子のことを思い出した。
あと2か月で福岡へ行ってしまう陽子を。
旦那の前原は1年半前に陽子と結婚し,できちゃった婚だが娘が生まれた1年前,肩を痛めてレギュラーから離れた。
もともと生まれが福岡で,実家の両親も福岡にいる。福岡の野球チームの強化もあって転勤となった。
「それって,合意でなくても・・・やるつもりとかあるんですか?」
あろうことか,佐藤に言ってみた。
「合意がなければレイプやん。レイプはまずいわ。」
佐藤はしばらく考え,
「でも,最初のきっかけが合意でなくても,途中から合意にさせてしまうというか,なってしまうってことやったらありかもしれんよ。たいがい,そう持っていく技はあるけどな。 そんなことさせられそうな子,おるん?」
「・・・」
「・・・」
「北田陽子ちゃんってご存知ですか?1年前までうちの会社で私と同じアシスタントしてた子」
「・・・思い出せんなぁ」
「うちの会社は先生の病院でも何人も出入りしてるから。やっぱりわからへんですよね・・・」
確かに,医療器具は科によって製品が違うため,担当科によって販売担当も分かれている。
佐藤のいる総合病院も大きいため,同じ会社で何人もの担当がいた。
陽子は主に皮膚科・耳鼻科・泌尿器科の器具を扱っているグループだった。
だが,半年に1回,会社主催でホテルの宴会場で謝恩パーティーを開いていたので,由紀もいろいろな先生を知っていた。
また書類を届けるような簡単な仕事であれば,ついでに届けるなどの手伝いもしていたので,顔と名前程度は一致する先生が8名くらいはいた。
じつは陽子も佐藤を知っている。由紀の課の書類を届けてもらったこともある。
色黒で大きいので存在感がある。身長は185くらいありそうな体格だ。口ひげも印象的だ。陽子も,
「なんか怖そうな人やった…」と言っていた。
佐藤は思い出せず,由紀がパソコンで陽子の顔写真を送ってみることに決まった。
由紀が陽子の写った写真を佐藤に送信した2日後,佐藤から思わぬ返事が返ってきた。
「北田陽子さん,顔見て思い出したんやけど,よく覚えとるよ。おたくの会社のパーティーの時,デート誘ったけど断られたんや。
僕のむちゃくちゃタイプやった。童顔でね。
その後,僕のところに2度くらい届け物に来たことあるし。彼女,結婚したんやなぁ。子供も産んだなんて。あの子をどうにかできるんやったら,何でもするで。
しかも,俺が3Pとか言ってたもう1人の男,北田陽子さんが担当してたやつでね。
陽子ちゃん陽子ちゃんって,大のお気に入りやったらしくて。
泌尿器科の松尾っていう医師や。由紀ちゃんも知ってるやろ?挨拶来ずに辞めたって怒ってたわ。
もう松尾にはこの話してしもうた。もう,ノリノリで俺も後に引ける状況でないぞ」
(陽子が佐藤からデートに誘われたなんて聞いてない…。でも陽子もそんなこと私には言えなかったんやろうな…)
(それにしても,この流れはマズいのか,チャンスなのか…)
由紀は悩んだ。
だが,佐藤からのメールはその後何度か入り,妙に計画が緻密で現実味が増し,由紀もだんだん昔の陽子への苦い思いがよみがえってきた。
佐藤も自信をみなぎらせていて,すべての計画や資金は佐藤と松尾で。ということで進んだ。
由紀としても陽子が引越すまでのタイムリミットがあり,やるなら決断を急ぐところまできていた。
3か月ぶりに会ったファミレスで,由紀は陽子に結婚が決まったことを伝えたが,これも嘘だった。
佐藤の計画の1つである。また,由紀は陽子に持ちかけた。
「陽子が遠くに引っ越す前に,2人で温泉でもいかへん?前に行った●●温泉に」
「行きたい行きたい!」
娘は自宅マンションの近くに住んでいる陽子の両親が1晩くらいは預かってくれるし,引越したらなかなか孫にも会えなくなるから,そういうチャンスを両親に与えてあげるのも親孝行だと言っていた。
温泉旅行や行先,ホテル,日程などを水面下で決めたのも,全部佐藤だった。
「日程はまた連絡取ろうね。絶対行こうね」
と,陽子は眼を輝かせていた。
もう1つ,大事な宿題を由紀は佐藤から託されていた。陽子の生理の日を把握することである。
「ここだけの話,私のあの日がだいたい来月の12日くらいからやから。行くんやったら17日以降がいいなぁ。陽子は?」
「わたしは…たぶん明後日の土曜とかからやから。」
「平日に休んで行くのが空いてていいやんね。私が安いツアー探しとくしね。」
由紀がツアーを申し込むことにした。
「陽子は生理不順とかないん?」
「子供産んですぐは多少なったけど,今はちょうど30日周期。そやから,明後日っていうのはたぶん外れへんと思う。じっさい,今朝から腰が重いしね。なる2日前のいつものこと。」
「変な話してるなぁ」
「保健体育やね」
お互い笑った。
そのデータは佐藤に送られた。佐藤は笑みを浮かべて計画を練りだした。
(陽子の引越し予定は3月末。今日は2/1木曜日。陽子の次の生理初日は2/3土曜日。その次の生理初日は30日後だから,3/4日曜日。そこから12日前の2/20火曜日が一番排卵日となる。
その翌月の20日周辺は引越し間際だから困難。だから2/20しかない!)
緻密な計画に陽子も引っかかってしまうこととなる。
佐藤によって宿と電車の予約がなされた。
由紀も会社に休暇を申請した。出発日の6日前,由紀が仕事がてら切符を佐藤のもとに取りに行った。佐藤は病院では一切そういう話はしない。
ただA4の封筒を由紀に渡し,
「よろしくお願いしますね」
と,ビジネス的に言うだけだった。
佐藤と由紀は,3度目以降は会うこともなく,このようなやり取りはすべてお互いのパソコンメールで行っていた。
顔を見るのは久しぶりだった。
渡された封筒の中には,切符と宿泊クーポンが入っていた。
それと,
佐藤がワープロで書いた多少の説明書きと一緒に,あるものが入っていた。
弁当についてくる小さな醤油ケースである。中には水色の液体が入っている。
それが3つあった。
説明書きには,
「この液体は,ある睡眠薬を粉砕して水に溶かしたもの。当日,合図とともに陽子さんの飲み物に入れるように。睡眠薬といっても,こちらも量をちゃんと計算している。あの程度の子の体重と,飲んでる酒の量によって,その場で入れる本数を決めるから,その指示に従ってほしい。その数は指を立てて指示するから。」
「睡眠薬で眠らせることが目的ではないのでご安心を。気が張れば眠らない量になってるし,ただ,下半身から下が腰抜けたようになったり,しばらくちゃんと発声できないような感じだから」
由紀は医者の恐ろしさを感じた。
「私も何かだまされるのでは」と思い,メールで何度も確認をとった。
また,陽子に対するすべての行為に由紀がまったくかかわっていない。
陽子の目からは由紀も被害者になることを再度念押しし,佐藤も「わかってるから安心して」とのことで合意していた。
- 2014/06/18(水) 17:20:52|
- 清楚人妻 一夜の陵辱劇 ~親友に騙された~・仁
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いよいよ,旅行の当日。2/20火曜日。
特急サンダーの2号車後ろの乗降口で陽子が先に待っていた。
明るいピンクのアンサンブルに黒の綿ズボン。
白いコートを袖にかけていた。
電車が来て2人は乗り込んだ。
旅行代金の2万3千円を陽子は由紀に渡す。
楽しみな旅行の話題で花が咲いた。陽子の旦那は新しい職場の福岡に2泊の予定で行ってしまったので,旦那を1人にせずによかったと笑っていた。
その出発と同じくして,佐藤と松尾は車にたくさんの荷物を積み,京都を出発していた。
一方,ここで松尾のことを少し書く。
松尾は佐藤の1つ下,36歳である。
泌尿器科を担当していて,風貌は佐藤と違い,若ハゲがきている。
身長は佐藤より小さいが,180センチくらいあり,大きい。色白でおなかが出ている。
見るからに由紀は嫌いなタイプだった。顔の脂が不潔である。何より,あとでわかることだが,変態中の変態である。
電車の中では,陽子の娘自慢も聞きながら会話が弾んだ。
由紀の婚約者はいとこの紹介で知り合ったとか,結婚は半年後にとか言ったが,それは嘘だった。
結婚や子供に対するいらぬアドバイスを言ってくる陽子がうっとうしかった。
いつのまにか電車は目的地の金沢に着き,お昼にうどんを食べ,名所の庭園を観光した。茶道という共通点を持つ2人は、庭園には興味があった。
「せっかくやから15時にチェックインして,早くからお風呂入らへん?」
合意し,15時前には加賀温泉に行き,ホテルに入った。
有名なホテルで,陽子も
「こんなところ,相当高かったんやないの?」
と当初言っていたが,
「平日パックでむちゃ安いんよ」
と聞いて喜んでいた。
佐藤が出したお金とは知らず・・・。
部屋はベッドが2つ,和室付きの和洋室。和室にも布団が敷けて,どちらでくつろいでもよかった。
オーシャンビューで気持のよい眺めだった。
夕食はその和室に配膳される。
一方,男性陣も同じタイプの部屋を用意していた。階は違ったが。
大きな大浴場,露天風呂と,2人で入りに行き,浴衣姿になる。
のんびりしながら部屋に戻って,テレビを見ながら夕食を待った。
「遠くに行ってまうと,陽子ともなかなか旅行なんかこれへんね」
「そうやね~。誘ってくれてうれしい」
陽子はいつもの笑顔で満足そうに,ぼんやり外を眺める。
女中さんのノックで,夕食の配膳が始まった。
夕食は早めの17時半から。ビールもあけて,ゆっくり食事が始まった。
陽子はもともと酒に強くはないうえ,子供を妊娠してから今までまったく飲んでいない。
妊娠中は胎児に影響するし,産後は母乳に影響あるとのことだ。
ただ,母乳も1か月前に卒業したから,やっとアルコール解禁になった。
とはいえ,家で旦那さんも飲まないので飲む機会がないのだ。
「今日だけは飲もう!」
「うん!飲もう!」
旬の蟹料理のごちそうを前に,ビールをたしなんだ。
由紀もそんなに強くない。2人で1本空いただけで,2人とも真っ赤になり,お互い笑った。
2人は談笑し,蟹づくしのコースを堪能する。
デザートのメロンとアイスまで食べつくす。
「もう食べられへーん」
陽子が畳に寝転がり,由紀も真似する。
「1階にバーがあったやん。あそこ行かへん?」
「少ししたら行こうか?そんなとこ,結婚前に行ったきり,しばらく行ってへんなぁ・・」
「温泉なんやから,化粧もいいやんね。すっぴんで行こうか。」
由紀の提案に陽子も賛成した。
由紀も陽子も化粧は薄いほうで,普段もファンデーション少しと口紅程度しかしない。
すっぴんもそんなに抵抗はなかった。
陽子の携帯の音楽が鳴った。
すぐ音楽が消えたのでメールだ。
夫からだった。
(白水さんと楽しんでるか?俺は今日の仕事は終わって,4月からの部長とか同僚と博多の街に出かけます。長い夜になりそう。陽子もゆっくりしてきてください。明日は夕方出発やから,家には夜帰ります)
陽子もメールを返した。
(連絡ありがとう。由紀と楽しくやってます。旅行許してくれてありがとう。ヒロも飲みすぎんように気いつけてな。カニはほんまにおいしかったーー)
絵文字をたくさん使った返事だった。
ヒロとは前原宏和、旦那の呼び名だ。
バーは19時開店だったため,部屋で20分くらいゴロゴロした。
2人は緑地に白の模様が入った浴衣に羽織を着て下駄を履き,バーへと向かった。
一方,男性2人の話である。
佐藤は37歳、松尾は36歳。
この病院での勤務がともに長く,仲は良かった。
佐藤は結婚していて子供も2人いる安定した家庭だ。
それに対し松尾は独身で彼女もいない。モテないタイプだ。
特定の女性と付き合った経験はない。
医者になりたてのころ,金目当ての看護婦と少し遊んだ程度だ。
もっぱら風俗や援助交際での玄人ばかりが相手であり,AVも大好きだ。
佐藤と松尾がたまに2人で飲みに行く時は,医療の話が主になっていたが,ここ最近,下ネタも話すようになった。
2人の会話の中で由紀や陽子の話は出たことがない。
医者に出入りする女性OLはたくさんいるため,そんな話題は特に出なかった。
実際,2人で風俗には行ったことがあるが,今回のようなことは経験がない。
お互い,変態性癖の一端は話題で見せるものの,「妄想やね~」という程度であった。
佐藤が陽子の話を由紀から聞いた際,陽子が泌尿器科を担当していたと聞き,佐藤の中で一瞬にしてストーリーが出来上がった。
「松尾に持ちかければ乗らないはずはない」
佐藤は松尾を呼び出し,飲みに行き,打診した。
「●●メディカルの北田陽子さんって知っとるか?」
「知っとる,知っとる。小さくてかわいらしい子やった。もう結婚して辞めたらしいから,病院にはこんけどなぁ」
「今は子供産んで,1歳になるらしいわ。社内結婚かなんからしいが。」
「佐藤は陽子ちゃんとつながり無かったんやろ?」
「なかったなかった。でも顔は知っとる。カタログとかを代理で持って来とったし」
「ああいう純真な子,最近なかなか見ないよなぁ」
「もし,その陽子さんを料理できるとしたらどうする?」
「あんな子,エッチの姿なんて想像できひん。お人形みたいに大事にしまわれてる感じやわ。でも,こんな子を料理できるとしたら,100万払うかもな」
と,松尾は大笑いした。
「100万はいらんが,少し出資せんか?協力者がいるんで,けっこう簡単に事が運びそうなんや。こっちも男1人では心もとないし。危険はほとんど無いようにする。もし失敗したら,資金は俺がかぶるし」
「うそや~・・・」
「ほんまや。今から言うこと,茶々入れずに聞いてくれ。俺の科に今でも来てる,白水由紀って知っとるやろ?その子が・・・・・・・・・」
佐藤は延々と●●温泉計画を話し出した。
佐藤が由紀を抱いたことも驚きだったが,それ以上に陽子に対する欲望がどんどん増大してくる。
佐藤は由紀から送られてきた陽子の顔写真3枚をプリントアウトしてきて,それを松尾に見せながら淡々と計画を話す。松尾の眼の色が変わりだした。
「やってみようか。騒いだり事が大きくなってきたら引けばいいし。あんたの計画やったら,無理やり何かをする場面が少なそうやし,なんか,むちゃくちゃ成功しそうや・・・」
「平日で都合がいい日を教えてくれ」
「金曜以外やったら,2日前にわかればいつでも都合つけられる。いくらくらい用意すればいい?」
「単に我々の旅にかかる料金で1人3万くらいか。あとは飲み代とか,彼女らの予算オーバーの補てんとかで。彼女らにも不自然にならないくらいにいい部屋取ってあげてな。でも格安でいけへんと不自然やし。だいたい,俺達1人6万もあればおつりがくるか?」
「でも,そんなんやったらせっかくやし,いろいろ試したいなぁ。陽子ちゃんの体で。自腹でもいろいろ買ったりしてええか?SM道具とか。ハッハッハッ」
当日の準備は松尾のほうが積極的だった。
計画を練ること10日間。
インターネットのアダルトサイトで異端なプレーなどを研究し,自分の性癖に輪をかけた。
ショッピングサイトで様々な道具や女性用の下着なども買い揃えた。
独身の松尾は車で佐藤の家に迎えに行き,佐藤の奥さんに見送られながら出発した。
松尾は後部座席に大きな荷物を置いていた。その大部分はバスタオルなどでかさばっていた。
(事が始まったら,いかにバスタオルとかが必要か,よくわかったが)
レンタルおしぼりも100本くらい持っていて,おしぼり業者から仕入れたとのことだった。
さすがである。
松尾がインターネット通販で揃えた様々な凌辱道具も入っていた。
気合いがすごかった。
それらのものは,助手席から後部座席に移動して物色していた佐藤の目から鱗が落ちるようなものが多かった。
「おまえ,ここまでする気かよ!!」
と笑ったが,佐藤も体内の血が騒いできた。
「ここまで準備して彼女を誘うのに失敗したら収まらへんやろ?」
「そうなったら,ピンク街に繰り出して,残念会でもしようや」
松尾も余裕じみたことを言う。
「おいおい!これなんや!内視鏡スコープやんか」
「こないだうちの看護婦がお前のところに借りにいったやろ?最新式のを内科で買ったって聞いたからな。陽子ちゃんの体を覗けるチャンスがあればな」
「おまえ・・・」
佐藤は松尾のすごさに驚くが,こいつをパートナーにしてよかったと思った。
「泌尿器科なんてな,じいちゃんやオヤジしか来おへんしな。女なんて,おばあちゃんがたまーに来るくらいや。女は女の先生に行ってしまうし。若い女なんてありえんからなぁ。」
佐藤も医者として手に入る,いろいろな薬や器具は持ってきた。もちろん,自分たちがいざというときに飲むバイアグラも。
2人とも,3Pは経験がない。他人のSEXも見たことがない。経験したい願望はあったが。
「お互い,中出しとか禁止にせーへんか?」
と佐藤が切り出した。
「中出しすると,そのあと不潔で楽しめなくなるやろ? 生で出すことは脅しに使うとして,ゴムつけようや」
松尾も賛成し,
「ソープとか行っても,中出しOKのところは,自分の前に誰かが出したかと思うと,あそこ舐められへんもんなぁ。俺も楽しみたいし,そこはルールにしとこ。」
「でも,フェラとかはどうする?」
「フェラは生でもいいやん。口内発射とか,飲ませたりとかをどうするかやなぁ」
「まぁ,飲ませたところで,うがいさせればええやろ。口臭予防液も持って来とるし」
「用意がええなぁ。確かに,口は一生懸命うがいできるけど,あそこはうがいできないからな」
2人はまた大笑いした。
車は観光などせず,いきなりホテルへ向かった。
ホテルへは14時にチェックインし,まずは風呂に入ってからゆっくり準備に取り掛かった。
部屋は佐藤が何軒かネットで間取りなどを研究して決めた場所だけあり,いろいろとイメージが浮かぶ間取りであった。
やはり,和室と洋室が一緒になり,セパレートされているのがいい。
風呂からあがり,2人は部屋でビールを飲み落ち着いた。あまりにいい湯,いい部屋なので,
「こんなゆっくりできるんやったら,失敗しても旅行だけで満足できるなぁ」
と松尾が言った。
「ここまで来たら,最高の旅にしてしまおうや。あとは,由紀ちゃんがどこまで度胸もてるかだけやな」
2人は部屋のセットに取り掛かる。
部屋の夕食があるので,あまり派手にはできない。
ベッドの4隅の支柱にそれぞれ金具をつけた。
洋室にあるテレビ台の横にまったく自然な黒い箱を置き,中にビデオカメラをセットした。
持ってきた黒い箱にはレンズが同化し,まったくカメラに気づくようなものではない。
このビデオはDVDを入れて直接焼ける最新のものでハンディーサイズで小さい。
手ぶれ防止機能も付いている。撮影も12時間連続可能な優れものだ。
もちろん,こんな時のためではなく,泌尿器科でも治療方法や経過を撮影して研究するために病院の経費で買ったばかりのものを松尾が借りてきた。それをコードで和室のテレビにつなげたり。
部屋が変な雰囲気に見えないよう,コードなどもうまく這わせ,目立たぬように。カメラのアングルは,ソファー周辺に向けた。
松尾の大きなかばんに入ったバスタオルや様々な道具は,蒲団が入った押入れにそれぞれしまった。
女中さんには
「ベッドしか使わんし,蒲団とかは自分らで敷くから,食後の布団とか敷かんでいいですよ」
と伝えておいた。
その後,彼らも17時半からの部屋食を堪能した。
ビールや日本酒も飲んだが,あまり飲みすぎないように。
かと言っても,今夜のことを考えると,気分が高まって酔っ払いようもなかった。食事をしながら松尾が提案した。
「どっちが先に彼女をいただくんや?」
「もめ事にならんように,ゲームで決めへんか?」
「どんなゲームでや?」
と佐藤が目を輝かすと,
「北田陽子ちゃんの体当てごっこや。たとえば,今日の下着の色とかスリーサイズとか」
「それ,最高やな!」
佐藤が乗る。
「ほな,カルテとか作るか?カルテ1枚持ってきとるし」
「お前,なんでこんなところにカルテ持って来とるねん!」
松尾が未記入のカルテに名前を書こうとした。
「新しい苗字はなんやっけ?」
「前原って言うねん」
「前原・・・陽子・・っと。カッコして旧姓も書いとこっか。北田・・陽子・・」
「ほな、ゲームの内容やな」
松尾が饒舌にしゃべりだす。
A4の白紙を何枚かかばんから取り出し,何かを書こうとしている。
「それより佐藤,陽子ちゃんの写真見せてくれ。持って来とるやろ」
「おー,あるであるで」
佐藤が旅行かばんから陽子の写真3枚を持ってきた。由紀がパソコンメールで送ったものをプリントしたものだ。
「これ見ると,ますます現実味があるよなぁ」
「ほんまはこのゲームも,実物の陽子ちゃん見てからにしたいけど,そんな余裕もないやろうから,写真で想像でもすっか」
松尾がボールペンを走らせた。
(1. 今日の下着の色)
「第1候補から第3候補までや。佐藤、先にええで」
佐藤が言う。
「第1, ピンク。第2,水色。第3,黄色」
「いいところとられたなーー」松尾も考え,
「仕方ない。第1,白,第2,茶色,第3,黒」
「クロはないやろ~」
「わからんで。大穴狙いや」
おおはしゃぎしながら,
(当たったら,下着を全部脱がせる権利・・・と記入)
(2.スリーサイズ)
「佐藤から決めてええで。バスト,ウエスト,ヒップ。あと,アンダーバストと何カップかや。」
「そっか。うーーん。バスト78,アンダー70,ウエスト58,ヒップ77,カップはB」
「それ,けっこう肉体派やで。もっと華奢ちゃうかなぁ。」
松尾も考え込み。
「えっと,バスト82,アンダー72,ウエスト61,ヒップ80やな。カップはC」
すらすらと書きこむ。その横に,
(ビンゴ賞3点,ニアピン賞1点,合計が多いほうが先にクンニの権利・・・と記入)
たて続けにあと3枚同じようなものを書き,合計9つのゲームが出そろった。
残り7つのクイズと権利は、
「乳輪の直径」・・・胸へのペッティング優先権
「腋毛は抜いてるか,剃ってるか」・・・腋を舐める優先権
「陰毛がアナル付近まで生えてるかどうか」・・・アナル舐めの優先権
「陰部周辺のほくろの数」・・・フェラチオの優先権
「上付き具合か下付き具合か」・・・挿入の優先権
「アナルの皺は何本か」・・・アナル付近の剃毛
「排便の色は黄土色か,こげ茶色か」・・・
それぞれに当たったほうの特権が書かれている。
最悪のシナリオが陽子に襲いかかるまで,あと2時間ほどになっていた。
バーは開店直後でもあり,けっこう広い店にお客は少なかった。
由紀と陽子以外は,3人組と4人組がポツリポツリと間隔をおいて座っていた。
3人組は男性のみ,4人組は男女2人ずつで,みな40代の人たちで,由紀と陽子は湯上りのせいもあり,ひときわ若く見える。
由紀と陽子はチーズやチョコレートをつまみながら,サワー系のカクテルを飲んでいた。
バーに入って20分,1杯目も残り少なくなったころ,佐藤と松尾が店に入った。
2人とも浴衣である。男性特有の,あまり着こなせてない姿だ。
最初は気付けかずに離れた席で飲み始めたが,しばらくして佐藤が近くにやってきた。
「あれ?白水さん?やっぱりそうや!」
「あっ!佐藤先生! どうされたんですが??ご旅行で?」
「偶然やなぁーー。久々の休みで温泉に来たんよ。松尾君と。」
「松尾先生ですか?」
松尾がこっちを向いてにこにこしている。
「もしかして,北田さん?北田陽子さん?」
佐藤もしらばっくれて,陽子に声をかけた。
「そうです!ご無沙汰してます。覚えてくださってたんですか」
満面の笑みで言い返した。
「松尾先生にはいろいろお世話になりまして。ごあいさつせんといけません」
陽子が松尾のほうを向いて,ペコリと頭を下げた。
「せっかくやから,一緒にいかがですか?」
と,由紀が切り出した。
陽子も(こんな偶然もめずらしいなぁ)
と感心していた。
一緒に飲むことにはまったく抵抗なかった。
男性2人はソファー席に座っていて,彼女たちのイス席よりもよかったので,彼女たちがそちらに移動し,ウエイターにその旨を伝えた。
「松尾先生,ご無沙汰しております。北田陽子です。今は前原陽子ですが。」
「変わっとらんなぁー。相変わらずいい笑顔で。その笑顔見ると嫌なこと忘れてまうよ」
「お勤め中はいろいろとお世話になりました。」
4人は陽子がまだ会社にいたころの話をしばらく続け,盛り上がっていた。
バーの代金も,プライベートということで佐藤達が払ってくれるから,好きなもの頼めということになった。
佐藤がウエイターに,
「おすすめのシャンパンと,いちごを」
と言うと,
「すごーい!プリティーウーマンですね。」
みんなで笑った。
「そっかぁ。子供も産んだのかぁ。この小さい体でね。陽子さんのほうが子供みたいなのに」
松尾に言われ,プンッ とほっぺをふくらませ,冗談で怒ったりする陽子。
「二人とも、小柄でかわいいよなぁ。身長どのくらいなん?」
「私が154、陽子が152やんね」
陽子は小さいことを多少コンプレックスに感じていることもあるが、小さいことを褒められると悪い気はしない。
「3月末に福岡に引っ越してしまうんやねぁ。せっかく会ったから,またこうし飲める機会でも作れるかと思うたんやけどね。でも今日楽しめればそれでよし。一期一会やね。」
佐藤も乗っていた。
シャンパンで乾杯し,フルーツも出てきて,会話に花が咲いた。陽子もまぁまぁの酒量だ。
男性2人は緊張もあってか,酒がどんどん進み,シャンパンも早く空いてしまったが,もう1本注文した。
しばらくして由紀が
「すみません。お手洗い拝借させていただきます」と言って席を立った。
その3分間もごく自然な会話が進み,由紀が戻ってくる。
「陽子は平気?」
と軽く声をかけると。
「わたしも失礼します」
入れ替われに席を立った。
陽子の姿が見えなくなったのを確認し,佐藤が由紀に,
「ビール,コップでいうとどのくらい飲んだ?」
「コップ3杯くらいです。あとここでサワー1杯と,さっきのシャンパン」
佐藤は由紀に,ピースサインをした。2本入れろということだ。
由紀のまなざしが真剣になった。
ポーチから渡されていた弁当の醤油ケースを2つ出した。
「先生が入れてくれませんか?」
「どっちでもいいけど,早くせんと!」
焦らされ,
「わかりました・・・」
由紀が赤いキャップをあけ,陽子のグラスをテーブルの下に持っていき。入れた。
続けてもう1本。
薬は水溶液なので,簡単に溶けた。
水色の溶液だったが,シャンパンには順応し,たとえ色が変わったとしてもバーの薄暗さで気づくほどではない。
陽子が戻ってきた。
また病院での面白いエピソードに話が戻った。
陽子はシャンパンに手を伸ばし,飲んでいる。
佐藤が由紀に注ぎ足そうとした。
由紀はグラスの残りをゴクゴクッと飲み干した。いうほど大量でもない。
「おー!いけるねー!」
次は松尾が陽子に注ごうとする。
「わたしは由紀みたいに強くは・・・」
「無理強いしないよ。楽しく飲もう!」
その言葉で逆に陽子は警戒心が解かれて,ゴクゴクッとあけた。
「すごい!」
「こんなところで営業の頑張りなんて出さんでええのに」
佐藤が言うと,
「主婦ですからもう営業なんて関係ないですよ」
と笑ってみせた。
佐藤の計算では,おそらく46キロ前後の陽子の体重,酒量と酔いかた。
それで決めた2本の薬が効き始めるのは15分後。
下手すると20分後には眠ってしまう可能性もある。
眠ってしまうと面白くないので,眠る前に場所を移動し,頭を緊張させておけば眠らずに一番面白いパターンに持っていける。
佐藤が提案した。
「俺達の部屋で飲みなおすなんてどう?レディーに失礼かな?」
しばらく間があった。由紀が。
「いいですね~。いいやんね,陽子?」
と明るく聞く。由紀は酔っていなかったが,酔っ払ったふりをしていた。
「でも,ご迷惑ですから・・・」
と,2度丁寧に断りの言葉を出す陽子。
「陽子が行かんでも,私だけでもよければ」
と佐藤に言う由紀。
薬が効きはじめる時間があるので,早くバーを出たい。
「ほな,あんたらの部屋ででもええよ。飲み代はこっちで持つし」
陽子は,女性の部屋に来られるほうが抵抗があった。
「それやったら,先生たちの部屋で少しだけ・・・」
「そうこなくっちゃ!」
と,由紀も喜んでいた。
「由紀も少し休んだほうがええよ。飲みすぎみたいよ」
と,なかば由紀を心配してついてくる雰囲気でもあった。
男性部屋で飲むことと,女性の部屋に呼ぶこととでは,女性としては部屋に入れるほうが抵抗あるにきまっている。
逆手に取った提案をされて引っかかった。
陽子はまだ普通に歩けた。
頭もしっかりしていた。
何より,酔っ払っている由紀を心配な目で見ている。
彼らの部屋は510号室だった。
角部屋だったし,平日で客も少なく,隣部屋には空室なことも何気なくフロントに聞いてある。
女性部屋は715号室だった。
彼らの部屋に着くと,松尾が,
「ちょっとだけ待って。脱ぎ散らしてるから片付けてくる」
と言って1人だけ部屋に入り,ビデオのスイッチを入れ,3人を部屋に入れた。
予定通り,2つのソファーとテーブルで飲むことになった。
和室は閉められている。蒲団が敷かれているのだ。
佐藤がビールを冷蔵庫から出してきた。
4人分を注ぎ,乾杯した。
(そろそろ陽子が効きはじめる)
テレビをつけて気をそらした。
夜の8時半になろうとしていた。
陽子もだんだんと,腰と頭に重みを感じ始めた。
(そろそろ飲むのも限界かな。どうやって言おうか・・・)
佐藤が陽子に,
「陽子さん,ビール1本冷蔵庫から出してもらえる?」
「はい」
明るく言ってはみたものの,ソファーから立てない。
「陽子,酔っ払ったんや~」
と由紀は隣でからかって,由紀が冷蔵庫に行った。
そのすきに,松尾が陽子の隣に移動した。
由紀がビール片手に戻ってくると,座る席は佐藤の隣しか空いていない。
座ったとたん,すかさず佐藤が由紀を引きよせ,抱きしめた。
「何するんですか!やめてくださ・・・・」
強引に由紀は唇を奪われた。
唖然とする松尾と陽子。
陽子の目がむき出しに開き,固まっていた。
佐藤は体も大きくマッチョで,由紀の抵抗なんかかなわない。
由紀も唇を奪われたままバタバタしているだけである。
「おいおい!変なことやめとけや」
と松尾が佐藤をたしなめ,陽子を見ると,陽子も思考回路が混乱しているかのように,固まったまま、目を見開いて唇を震わせている。
由紀もすべて演技なのだが,佐藤に首締めでもくらった感じでぐったりなり,お姫様だっこをされて和室に運ばれた。
「覗くなよ!」
と佐藤が言い,ふすまをしめてごそごそ音がする・・・。
「ゆ・・・ゆ・・・由紀!・・・由紀!!!」
「俺達はどうする?陽子ちゃん」
松尾がいきなりスケベ口調になり,陽子の手を握ってきた。
陽子は手を振り切り,胸の前で祈るポーズをとり,腰が立たない状況をどう乗り切るか必至に考えた。
(しゃべれない。言葉が出てこない。どうしよう・・・)
薬の効き目だけでない。
恐怖も手伝った。
もともと,何か怖い目にあったとしても,声を出して助けを呼べるようなタイプでもない。
蛇に睨まれた蛙状態だ。
陽子の歯がカタカタ鳴って,下唇がガクガク震えだした。
- 2014/06/18(水) 17:22:32|
- 清楚人妻 一夜の陵辱劇 ~親友に騙された~・仁
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松尾は立ち上がり,仕込んだ片方のベッドのカバーと掛け布団をはがした。
ソファーで怯える陽子の後ろから肩に腕をまわした。
(昔から生理的にも受け付けないタイプの松尾に,始めて触れられた・・・)
両わきの下から両手を入れて陽子をベッドまで4mほど引きずり,ベッドに放り投げた。
陽子は怯えた。体が動かない。
ボーッとしている間に,松尾はビデオの入った箱をベッドへ向けた。
角度とズームは夕方合わせる練習をしたので,素早く一発でセットした。
陽子はそんな動作には気づかない。
「お願い・・・します・・・無茶は止めてください。今なら・・・今なら誰にも言いませんから・・・」
やっとの思いで発した言葉も,蚊の鳴くような声だったが,しっかり松尾は聞いた。
情にも流される。こんなど素人の28歳の若奥様に,こんなことをしていいのか。
人生を狂わせてしまわないか。子供もいて幸せな家庭を。
だが,やはりここは鬼となり,佐藤の手前もあるので計画通りに淡々と手を動かした。
陽子は仰向けにされ,手を万歳の形でベッドの上両サイドに固定された。
手首など,暴れても傷やあざが残らないように,柔らかいタオル生地で巻いた枷にしてある。
陽子はいとも簡単にYの字になった。下半身が動かないが,一生懸命曲げ,くの字にしようとする。
乱暴なことをしていないため,陽子の浴衣はしっかり着つけたままだ。
さすがに京都育ちだけあってか、浴衣の着付けもしっかりしている。
松尾としてもフライングはしない。Yの字状態のうえから掛け布団をかけた。一瞬,陽子は安堵した。
「由紀ちゃん,寝ちまったわい。おもろうないわ」
佐藤が和室から出てきた
「寝てる女を抱く趣味あらへんからなぁ」
と笑みを浮かべたが,今までの笑顔と違う。
完全に人格が変わっていた。
「陽子ちゃんも隣部屋に友達がいると嫌やろうから,由紀ちゃんは部屋に運んだらどうや」
松尾が言うと,
「そやな。運んでくるわ。ちょっと待っててくれや」
ぐったりしている由紀をお姫様だっこし,和室から出てきた。
佐藤に抱っこされている由紀の,なんと小さなことか・・・
「鍵はカードキーやし,2人とも持っとるやろうから大丈夫やな」
佐藤は部屋のドアを開け,出て行った。
しかし,これも演技である。
由紀は廊下ですぐ立ち,いったん自分の部屋へ行き,佐藤の指示通り,陽子の旅行カバンと靴を持ってきた。
少し時間をおいてから,2人で松尾と陽子のいる部屋に入った。
由紀は佐藤に忍び足でついて行き,和室を通って佐藤が洋室に入った。由紀はそのまま和室にとどまった。
「いやぁ~,まいった。マグロ女は重いわ。部屋でぐっすり寝とるわ。」
という佐藤の言葉を陽子も疑うすべもなかった。
由紀は覗くわけにはいかないものの,和室のテレビをつけ,音声は出せないにせよ(ふすま越しに聞こえるが),隣部屋の風景を見ることになった。
このようなことをした自分が怖くて掛け布団にくるまる。
「やれやれ」
佐藤と松尾はお互いに目を合わせ,冷蔵庫から出した缶ビールを開け,乾杯した。ゴクゴクゴクゴク飲んで,心を落ち着かせた。
「何を!何を!」
陽子がか細く言う。
「申し訳ないが,友達が寝てもうた以上,奥さんで楽しませてもらうしかないからなぁ。ウッシッシッシッ」
下品に笑うことで,佐藤は自ら悪人になり下がる。
「由紀ちゃん運んだとき,奥さんのカバンと靴は持ってきてやったからな。ここにお泊りしてもええで」
佐藤が黒い旅行カバンを陽子に見せる。
「なんで!なんでそんなこと!」
「さぁ,始めましょっか!」
佐藤の号令で,佐藤と松尾が自らの浴衣を脱いだ。
「ヒッ!何するの!」
これから自分の身に降りかかるであろうことは,経験の薄い陽子でも想像がつく。
旦那と25歳で知り合って以来,ほかの男性とは手もつないだことがない。
男性経験だって,初体験の人と2度した以外,旦那だけである。
覚悟といってもできる話ではない。
佐藤も松尾もブリーフだった。佐藤は紺色,松尾は白だ。オヤジ系ではなく,スポーツ系のブリーフである。
陽子は彼らから眼を反らし,
「こんなことして,いいと思ってるんですか!」
「早く放してください。部屋に帰らせて!」
佐藤と松尾は黙々と準備をしている。
押入れに入れてあった荷物を出し,ソファー上に置いた。
「暴れるだけ暴れろや。こっちもじゃじゃ馬馴らしが大好きでね」
悪びれる佐藤。松尾も続いて
「いや~。ほんまにおいしそうやわー。陽子ちゃんは完全に俺のタイプやからなぁ。
ちっちゃいし,童顔やし。子供産んでるってのがまたええやん。女は子供1人産んだ体が一番食べごろやって言うしな」
「確かにな。それにしても,この部屋に漂うフェロモン,只者ではないなぁ。体から発してないか?」
佐藤がからかう。
「いい加減にしてください!少しでも触れたら訴えますよ!」
「そうそう。その勢いで抵抗してくれや。」
時計は夜の9時になろうとしていた。
準備が落ち着いたところで,佐藤と松尾がベッドの両サイドに立ち,陽子の肩の付近から陽子を見下ろした。
陽子は眼のやり場もなく,目をギュッと閉じ,ワナワナと唇を震わせている。
佐藤と松尾は,陽子に掛った掛け布団を両サイドからつまみ,ゆっくりと上のほう,足のほうにめくり始めた。
「いやー!」
まだまだ薬は効いている。
陽子の足は閉じたまま,棒のようにまっすぐ伸びたままだ。
掛け蒲団が取られ,隣のベッドに置かれた。
陽子は着崩れせず,浴衣のままYの字だ。
男たちは2人がかりでは陽子を襲わない。
2人とも3Pに興味はあるものの,やはり清潔感もあるため,一緒にするには抵抗がある。
他の男が舐めた上を舐める行為はできそうになかった。
「どんな色の下着かなぁ??」
佐藤がほくそ笑むと,
「じつはさっきのバーでブラチラ見てもうたからなぁ。答えはわかっとるんや」
「そっか。その顔見る限り,俺の勝ちなんやな?」
「佐藤先生,丁寧に浴衣捲ってあげてくださいや。ふっ,ふっ,ふっ」
佐藤が手始めに陽子に顔を近づけた。
陽子は首を起こして,少し出ている上の歯で佐藤の顔に襲いかかった。
「いてててっ! こらっ!」
怒るものの,余裕の態度だ。
「まぁ,顔なんていつでも舐めれるしな。焦らんとこうや。」
「さぁ,どんな下着つけてるのか,拝借といきましょうか。」
「いやぁーーーーーー」
佐藤の手が浴衣の帯に手が掛かる。
いくら温泉といえども,冬場で寒いうえ,陽子はあまりお腹も強いほうではなかった。
せっかくの旅行なので,持ってる中ではある程度おしゃれなブラとパンティーを持ってきたが,それに加えて体のために,白の腹巻と,おばさんが穿くに近いような肌色のガードルを着ていた。
(いくら襲われるといっても,女として腹巻や,あのガードルを見られるわけにはいかない)
陽子はそのことで頭がパニックになった。
「やめてください!それは見ないで!見ないで!・・・いやぁーー・・・」
帯が強引に抜かれ,丁寧に浴衣が片方ずつめくられた。陽子は終わった。
「ほほーーーっ!!」
部屋の空気が固まる。
「腹巻にガードルねぇ・・・男に抱かれる態度やないなぁ。」
佐藤が嘲笑する。
「ブラはおしゃれやないか」
「なるほど。松尾の勝ちやな,水色。脱がせる権利GETやな。くやしいが」
薄い水色でレースをあしらったものだ。パンティーとセットであるが,そちらのほうはガードルに隠れて見えない。
「それより,透き通るような色白やなぁ。真っ白すぎず,いい感じの色白やで。最高や!」
「高校時代に陸上してたのになぁ。もう面影もあらへんってか」
佐藤がベッドの縁,陽子の腰付近に座り,陽子の胸をブラの上から両手でもみはじめた。
「意外とあるやん。着やせするタイプやな?」
「触らないで!触るなっ!」
「どうや?旦那以外の手で触られるのは? それとも浮気とかしとるんか?」
「するわけないやないですか!いい加減に下ください!離して!・・離してっ!!」
言葉でも侮辱され、陽子の顔がみるみる真っ赤になっていく。
佐藤の腕が陽子の背中とベッドの間に入り,陽子の背中を少し浮かすと,手早くブラのホックが外された。ブラが首のあたりまで持ち上げられる。
「おおおおーーーーー。きれいやなぁ。素人奥さんのって,こんなんやぁ。」
「ピンクや桜色までは無理やけど,黒ずみも少なくてきれいや。薄茶色やなぁ」
松尾は感嘆する。
「かわいらしい乳首やなぁ・・・まだ勃っとらんわい」
松尾がメジャーを佐藤に渡した。
「さて,測らせてもらおう」
「ひっ!」
「乳輪の直径は,えーっと。3.4センチ」
「佐藤の勝ちやなー。くそーっ」
「上半身のペッティングは先にいただけるか!やっほーーーっ」
「やめてください!・・・くや・・・しい・・・」
陽子の体の下に腕を入れ,少し浮かしてメジャーを通す。胸のサイズが測られた。
「トップ81センチ」
「アンダー72センチ」
松尾が復唱しながらメモをとる。
「いい加減にして!あなたたちに何の資格があるの!」
白の腹巻が上にめくられた。
「これまたかわいいおへそや。あとで存分にしゃぶってあげるからな。」
メジャーは下に降りる。
「ウエスト61センチ。でもへその下の脇腹がぜい肉付いとるでぇ。さすが人妻らしいなぁ。結婚生活でついてまうんやね。下腹は・・・70センチ」
「ヒップは・・・84センチ! でも,ガードル分を引いて82センチ!」
陽子の神経を逆なでする言葉を連発する佐藤。
女として,こんな測られかたをするなんて,恥辱の極みだ。
測り終わると腹巻を戻した。
「大事なおなかやもんな」
松尾が言った。
「ビンゴ賞もあったりやけど,合計得点は断然,俺のほうが勝ったわ」
佐藤は悔しそうに,
「くそっ!着痩せしやがって。意外と豊満やないか!」
と同時に,佐藤の本格的な胸へのペッティングが始まった。
リズミカルに揉みだす。
「どうや。旦那以外の手で触られるのは。それとも浮気でもしてるんかいな?」
「そんなわけないでしょ!いい加減・・・にっ・・・・」
「どうやら,乳ガンの気配もないで。よかったな。これから健康診断もいろいろしたるしな。」
陽子は顔を真横に向けたまま,目をギュッと閉じ,縛られた手や動かない足を一生懸命動かそうとする。
少しずつ薬も切れはじめ,足が動くようにはなってきたが,少し曲がる程度だ。
抵抗までには及ばない。
佐藤の口技が始まった。
「やめてー!ほんまにやめてください!いやぁーーーーーっ」
最初は乳首には口を当てず,乳房をくまなく舐めしゃぶる。
(ペチャ,ペチャ,チュウ,チュウ,ジュボッ、チュウ,ジュボッ、チュウ)
陽子は首を左右に振るだけだ。佐藤の口ひげがあちこちに刺さる。
陽子の顔が怒りと恥ずかしさで真っ赤に染まる。
佐藤の口が柔らかい乳首を捕らえる。レロレロと,舌の表裏での愛撫が始まる。
(レロレロレロレロッ・・・チュパッ・・チュパッ・・・・レロレロレロッ・・・チュパッ・・・チュパッ・・・ジュルッ・・・チュパッ・・・ジュルッ・・・チュパッ・・・)
右胸,左胸・・・交互に施す。
「なんであんたなんかに!・・・なんであんたなんかに!・・・」
歯を食いしばる陽子。
「口じゃぁそう言ってるがな。乳首のほうはビンビンに勃ってもうてるでぇ。奥さまよぁ」
「クッ・・・クッ・・・そんなの!・・・ひどい!・・・ひどすぎる・・・」
目は釣りあがり,怒りの表情で顔を横に向け,気丈に耐える。
しばらくして佐藤の動きが止まった。
佐藤はニヤニヤしている。
「奥さん,母乳出てるで!甘いっ!」
「うそや!ほんまか!」
ソファーでボーっと見ていた松尾が飛び上がり,駆け寄ってきた。
「俺にも飲ませてくれ!」
「2人で飲むか!」
ベッドの左右に分かれ,2人とも床にひざまずき,左右から2つの乳房に男たちの顔が埋まった。
(チューチュー,チューチュー)
なんとも言えない音が響く。
「いやぁーーーーーーーーーっ」
愛娘に飲ませていた母乳。1か月前に卒業したが,まだ揉むと出てくる。
揉まれるほど,溢れだす。
「オエッ・・・ゲボッ・・・」
陽子はあまりの気持ち悪さに吐き気を催し,空気を何度も嗚咽した。
「初めて飲んだというか,赤ちゃんのとき以来か。ハッハッハッ」
「甘いもんやなぁ。ミルクの匂いがすごいでぇ。」
「あんだけ夕食でご馳走食べたんやから,栄養たっぷりの母乳,いっぱい出してくれや」
「食後2時間くらいで母乳になるからなぁ。あの夕食がおっぱいになった頃やな」
さんざん貶される。
10分くらい飲んでいるのか。2人の変態は,母乳を飲むのをやめない。
やっと2人とも満足した時には,陽子はもう何も答えなかった。
少し張っていた感もあった乳房が,搾乳され、柔柔になっている。
「奥さんにもらった栄養で,今日の精力もたっぷりついたわ。なんか,感動を覚えるわ。」
「思いもしなかったごちそうやったな。さあ,これからや!頑張るでぇ!」
「・・・・・・」
遠くを見つめる陽子。信じられない世界だ。
和室では由紀が体育座りで布団にくるまり,じっとモニターを見つめている。
由紀の目も,やさしい女性とは程遠いものになっていた。
(もっと,どんどんやってしまって・・・)
そのあと一瞬,部屋は静かになった。
松尾がおしぼりを6本持ってきて,3本を佐藤に渡す。
2人は陽子の胸をおしぼりできれいに拭いた。男同志のマナーを守る最初の行為だ。
陽子としては,自分を弄った男性の唾液を拭かれ,ホッとする面もある。
しばらくして佐藤が足をまだ伸ばしている陽子の膝元に腰掛け,肌色のガードルに両手をかけた。
陽子は固まって動けない。薬も切れるころだろうが,搾乳の絶望感と,今後の自分の運命を考えると,金縛りのように動くことができない。
ガードルはキチキチで,上のゴムに指は入るものの降ろそうにも難しい。
下着も一緒に降りないように,丁寧に少しずつ捲っていく。
水色のパンティーの全貌が見えた。
おしゃれなレースではあるが,今どきのものではない。
何年か前のものだろう。
閉じ目には、うっすら大人の印が浮かんで、水色の一定部分を濃くしている。
ガードルは太ももを通り過ぎ,ロール状になる。一気に足首を抜けてとられた。
続けざま,佐藤は白の腹巻に手を懸け,腰から下に抜いていき,腹巻をも足首から抜きとった。
「鋏あるか?」
すぐに松尾が持ってきた。
はだけたブラの肩ひもを手際よく,パチッ,パチッと切る。
さんざん吸われてあらわにさらけ出されている胸の上方にひっそりと残っていたブラが,陽子の体から無残にも離れていった。
陽子は,はだけた浴衣の上にYの字になり,水色のパンティーだけになった。
陽子の脚が少し動き出した。さすがに恥ずかしかったのだろう。
くの字に脚を曲げる。
その姿も妖艶に見えてしまう。
「ほんまに・・・いい加減にしてください!そろそろやめませんか?こんなこと・・・」
男たちは何も聞こえていないように、ニヤニヤ笑って陽子を見下ろしている。
松尾がソファーの上の荷物から,コインサイズの小さい容器を持ってきてキャップをあけて佐藤に渡した。
佐藤はニヤッと笑い,右手人差し指で軟膏を救う。くの字の陽子の太ももを,松尾ががっちり押さえる。
「ちょっと失礼」
佐藤がお尻のほうからパンティーのクロッチ部のゴムを少しめくり,人差し指を入れた。
ものの3秒くらいのことだった。
陽子の秘部に何かが塗られた。
塗ったらすぐに2人は陽子を離れ,ソファーでまたビールを飲んだ。
松尾が持ってきた薬は,痒みを発生させるものだ。
山芋のシュウ酸カルシウムという成分を凝縮した軟膏である。
口に入れても問題ない,無味無臭のものだ。数分でものすごいかゆみに襲われる。
3分くらい経ったか,陽子がもぞもぞ,足を動かしている。
「クーッ,クーーーーッ!」
地響きのような,声にならない我慢の音がする。
しばらくすると,陽子がえびのように脚をあっちへこっちへ運動させはじめた。
見ていて面白い。
「奥さん,何の体操してるんや?」
佐藤がからかう。
「何したんですか! 早く手をほどいてください!」
「どないしたんや?むずむずするんか?」
じつはこの行為,由紀も佐藤にされたことがあった。
両手を縛るのは合意で,遊び半分でされた行為だ。痒くて痒くて,気が狂いそうになる。
確かに由紀も,水からあげられた海老のように両足を左右にばたつかせるしか方法がなかった。
彼らはそれを陽子にやっている。
しかも,合意でもなく,強姦で。
陽子の全身から汗が出始めた。
「早く解いて,早く解いて。お願い!」
男たちはまだまだ我慢させる。汗をたくさんかかせて,陽子を美味しくする。
「だめ!かゆい!かゆい!」
佐藤と松尾は眼で合図し,立ち上がり陽子に近づくと,片足ずつを強引に引っ張り,ベッドの両サイドに設置してあった枷に縛った。
陽子は大の字,いや,X字の状態だ。
しかも水色のパンティー1枚で。
「いやぁーーーーーーーーっ」
足を閉じることも動かすこともできず,痒さが何倍にもなった。
「気が狂います!解いて!解いてーーーーっ!」
「なんでこんなひどいことを!」
今まで気丈にも涙は見せなかった陽子だが,目が真っ赤になり,鼻水を啜りだすと,ポロポロ涙が耳のほうに流れ出した。
「痒いよなぁ。こんなに汗もかいてもうて」
「掻いてもええで。奥さんの利き手のほうを外してやるから。」
佐藤が陽子の左手の枷を外す。
陽子は左利きだ。バーでフォークを使う手をよく観察していた。
左手を解くと,佐藤と松尾はベッドを降り,陽子の足元のほうへ行き,床に胡坐をかいた。
陽子は右手の枷を外そうと,必死で左手でまさぐろうとするが,右手には届いても,枷までは届かず無理だ。
それよりも,痒さの限界の中,男たちが見ている前で自ら股を掻かざるを得ない状況がそこまできていた。
そうなることに時間はかからなかった。
陽子は左手をパンティーのクロッチ部分に持っていき,思いっきり掻きはじめた。
4本の指の爪を立て,水色のパンティーのクロッチをしきりに掻く。
手もやっと届くあたりだ。
床に胡坐をかいている男たちの目線は,そこと同じ高さだ。
彼らの顔がうっすらと見えてしまう。
「見ないで!見ないで!ひどいっ!」
屈辱のあまり,陽子の顔は真っ赤になる。
耳まで真っ赤だ。
だが,布の上から掻くことが痒みを増大させているのは陽子にもわかった。
自ら下着の中に手を入れざるを得ない。背に腹は代えられない状況だ。
(仕方ない・・・こんなやつらに恥ずかしがっても・・・・この苦しさから逃れるしかない)
自分に言い聞かせ,陽子は少しふっくらしている下腹から,下着のゴムの中に手を入れ,思うがままに掻きはじめた。
「クーーーーッ,クーーーーーーーッ,見ないで!」
「奥さん,気持はわかるが,入口だけにしときや。中に薬が入ってもうたら,収集つかなくなるで。」
佐藤が忠告する。
「気持ち良さそうやないか。いつもそうやってオナニーしてるんか?」
予想されたとおり,馬鹿にされる。それでも陽子はやめない。かゆくて仕方がない。
この痒みは山芋の微細な成分が皮膚の細部に刺さっている状態なため,拭いて取れるものでもなく,レモンのような酸をかければ一気に取れるものだ。
松尾はその液体も小瓶で持っていていた。
ただ,痒がらせるプレーはいくらやっても楽しい。まだまだその小瓶を使いはしない。
「もうええやろ?」
3分くらい掻かせただろうか。
佐藤が立ち上がり,陽子の左腕を無理やり上にあげた。陽子の手が下着から出て,再び枷にはめられた。
「なんで!なんで!」
叫ぶ陽子。
まだまだ痒くて仕方がない。掻いていたものが掻けなくなると,ぶり返しがものすごい。
「お願い!もう駄目です!駄目です!気が狂うっ!」
「掻いてほしいって言うとるんか?」
「違います!手をほどいてっ!」
「掻いてほしかったら掻いてやるで」
佐藤はニタニタ笑う。
その攻防も長く続かなかった。
「お願いします。このとおりですから・・・」
泣き声の陽子。
「陽子ちゃん,パンティー脱がせてええんやね?俺らが股を掻いてええんやね?」
松尾が助け舟を出した。
陽子の口から掻いてくださいとは言えるわけもない。そんな小説のような妄想は時間の無駄だ。
陽子は首をガクガク縦に振り,うなずいた。受け入れてしまった。
佐藤と松尾が両脚の枷を外す。
パンティーを脱がすのは色当てで勝った佐藤だった。
「奥さん,ほんまにパンティー脱がせてええんやな?」
目を固く閉じ,静かにうなずいた。
「うなずくってことは,和姦になるんやで。強姦ちゃうからな?」
「それでもええんなら,俺の目を見てちゃんとうなずきなや」
「俺がパンティー脱がすことを合意するんやな?和姦に合意するんやな?」
脚をもじもじさせながら,陽子は泣きそうな顔で佐藤の顔を見て,ゆっくりうなずく。
佐藤が,陽子のパンティーのゴムに両手をかける。
「脱がせやすいように,自分で少し腰を上げてくや。」
「よいっしょ!・・・そう,そう,いい子や」
陰湿に少しずつずらす。
陽子の大事な毛が見えた。
2人とも息をのむ。
色白な下腹に,真っ黒なコントラストだ。
「早くしてください・・・」
何とも言えない言葉だが,痒さでせっぱつまっている陽子。
足を閉じたまま,パンティーは膝まで下りた。
陽子の逆三角形の黒い茂みがまぶしすぎる。
毛がしっかりと1本1本生きているように立っている。
「やっぱり,まゆ毛を見て想像ついたけど,お毛毛ちゃんもしっかりして濃いなぁ」
松尾が感心する。
「まだご開帳してへんから,濃いかどうかはわからんがな。確かにお毛毛に力はあるな」
パンティーが足元から抜かれる。
陽子を何年もの間守り続けてきた水色の年季の入ったパンティーが、初めて他人の手に渡った。
それを持って佐藤はソファーに座る。
「うーーーん。ええ香りやーーー。」
パンティーを鼻に押し当てて深呼吸している。
「そんなことやめてください!変態!」
おぞましすぎた。
「やっぱり,つつましく濡れた液体が付いとるで・・」
あれだけ胸をなじられ,股間も薬で遊ばれたら,濡れないほうが異常である。
しかも陽子は人妻だ。婚前の女性より濡れるのが早いのは仕方ない。
「おっ!,おしっこの黄色い染みもあるで。」
佐藤はからかう。
「汚いことやめてください!そんなの放して!放して!」
陽子はホテルに着いてからすぐの入浴で下着は着替えた。
だからそんなに極端な汚れはないはずだ。
だが,夕食,バー,そしてこの部屋での男たちのいたぶりで,汚れは染みついていた。
「ウっホー!これが若妻さんの香りなんや! そこいらのあばくれ女の香りとは違うわ。生活感あるなぁ」
松尾もうらやましそうに,
「そりゃラッキーなお宝ですなぁ。俺が本物をちょうだいする前に持っていかれた気分やわ。その下着は最初の約束どおり、俺が持って帰るからお前の唾で汚すなやぁ」
陽子の体を先に舐めるのは,サイズ当てで勝った松尾である。
陽子としては,あまり知らない佐藤ならいざ知らず,昔から大嫌いで生理的に受け付けないタイプの松尾にいたずらされる。
体を見られただけでも吐き気を催すのに。
どんな地獄になるのか・・・
舌を噛み切ってもいいくらいだが,家庭がある。子供がいる。
どうしたらいいのか。
娘と夫の顔が浮かんだ。
娘の出産のときも、少し潔癖症の陽子は女医の産婦人科を選んだ。
夫の前原もやきもち焼きなので,女医だと伝えたときに心の中で喜んでいたのがわかった。
夫とは約2年前に初めて食事に誘われ,ものすごい情熱でアタックされた。
あまりに強い愛に,陽子ものぼせてしまった感じでもあった。
付き合って2カ月で彼の部屋で初めて抱かれ,妊娠までしてしまった。
おそらく,最初に抱かれたときの結果だった。
その後,彼と1度寝たあと1週間くらいで妊娠の気配に気づいたからだ。
それを前原に伝えたら,焦りどころか大喜びされた。結婚に向けてのスピードとパワーもすごかった。
妊娠後は体も大事にされ,SEXも妊娠5カ月の新婚旅行までしなかった。
前原の仕事の都合と陽子の体調もあり,3泊5日の短いハワイでの新婚旅行でも,お互い気を使いながら形式だけの営みを行った。
子供が産まれてからも,SEXを開始したのが半年後くらいであり,子供が一緒に寝ているのでそんな機会も難しいまま,夫に誘われる月1度か2度程度,子供が起きないような静かな行為で終えていた。
陽子は今まで,大学時代の初体験はあたものの,たとえば男根を口にするなどの行為は,前原以外はないし,自分の股間を見られたり,舐められるのも前原以外ない。
しかも,前原のを口にする行為でさえ,婚前の2度目の行為の時が初めてであり,それが人生初の口での行為であった。
25歳のときだ。
自分のを舐められたのも,その時が初めてだった。そういう行為は初体験の時は拒んだし,前原との最初の時も拒んだ。
前原も陽子も,2度目はしたものの,婚約してからはお互いそ口での行為はしないようになった。
「一生一緒に過ごすんやから,そういう行為ってあまりしたくない。年をとってお互い老人になっていったら,いつかしなくなるやん。そうなった時が悲しいから,年をとっても抱き合って普通にできるようにしていきたい」
という,新婚旅行の初夜が終わった直後の陽子の言葉に前原も心を打たれ,強要もお願いもしなくなった。
陽子のフェラ行為は,前原には2度だけだ。
付き合って2度目の時と,新婚旅行初夜のとき。
しかも,おそらく世間一般がやっているようなものではなく,口付けを施す程度のものだ。
逆に前原は陽子の股間に顔をうずめても,陽子は本気で嫌がっていたので,あまり堪能したこともない。
陽子としても,自分の汚いところからの汚物を愛する人に口にされるのは,まったくSEXの気分からほど遠くなる気持ちしかなかった。
それを愛されていると解釈するのが無理だった。
2度そんなことがあったとはいえ,ともに電気も消した真っ暗な中でのことだったため,まじまじと見たことも見られたこともない。
まして娘を産んでからは,自分の股間にはますます自信がなくなっていたので,見せるようなまねは絶対しないし,前原も以前の陽子の言葉通り,何も要求しないままの夫婦生活だった。
短い時間にいろいろなことを思ったが,ふと我に返ると,はだけた浴衣の上に全裸でYの字になっている陽子の足元に,白のブリーフ1枚の松尾が座っている。
陽子は何よりも痒みの現実で,足をくねくねもじっている。
「は,は,早くなんとか・・・してください。ひどすぎます・・・」
「ひどいって,なにがひどいんや?早く掻いてくれへんからか?」
「こんなずるいまねして。あなたたちそれでも医者ですか!」
陽子は額に汗を吹きはじめながら必死に言った。
「いろいろ言うのはいいが,自分から股を開いてお願いしないと何も解決せんよ」
松尾の口調はいつまでも柔らかい。
「苦しい!・・・もう!,もう!」
叫び始める陽子。
松尾は黙って何も言わない。
「なんとかしてください! 限界です!・・・限界ですっ!!・・・」
バタバタバタバタ,足が躍った。
「なんとかじゃわからんよ。」
「・・・痒いのをなんとかしてください!触っていいですから!」
松尾はニヤリとした。
くの字に足を曲げた陽子が,足をまっすぐ伸ばした。
「触るで」
陽子が首を枕から持ち上げ,カウカクうなずく。
松尾が陽子の下腹部の草村に手のひらを乗せて覆った。
おなかをさするように,時計回りに手のひらを動かす。
陽子も痒みに耐えながら腰を回す。足は緊張のあまり,閉じたままピンッと伸びている。
しばらくして緊張していた陽子の足からガクッと力が抜けた。
陽子は両ひざを上げ,ひざを直角に曲げる。
松尾の顔を通り抜けて後ろの壁を見つめ,膝と膝の距離を開けはじめた。
「よし,よし。」
松尾は陽子の草村にてのひらを当てたままさすっている。
松尾の手が逆手になり,開いた陽子の股間に,4本の指が降りていく。
「ヒッ!」
陽子の足が閉じ,松尾の手を挟む。
「こら,こら。それじゃ掻けへんやろうが」
陽子もまた力を抜く。
「そんなん・・・余計痒くなるぅ・・・」
せつなそうな陽子。
缶ビールを片手にしてじっと見ていた佐藤が口をはさんだ。
「松尾よう,花びらだけにしときなや。中に薬入ったら収集つかんで。後始末もできひんようになるからな」
「了解,了解!」
確かに,佐藤はこのプレーを何人かの女性にしたことがある。由紀もその1人だ。
和室でモニターを見ている由紀も,陽子に憐れみを感じていた。自分で股を開かざるをえない状況。
おそらく,どんな女性でもこれは耐えれるものではない。
佐藤もこのプレーを覚えた頃,膣内にまで軟膏が侵入してしまったケースがあった。
そのときは,痒みを治ずどころか,結果的には膣内がはれ上がってしまうことになり,単に女性を苦しめて助けられない状態だった。
指入れも痛がり,本番なんてできる状態でなかった。
それを松尾に注意したのだ。
由紀がされたときは,そんなこともなかったが。
でも,合意でされたことと陽子のケースは訳が違いすぎる。
再び20センチほど開いた陽子の膝によって少し空いている股間に松尾が3本指の腹を滑らす。
「おーーー。いい感じで濡れとるなぁ。おしとやかや。まぁ,あんだけ体を触られたら仕方ないわな。陽子ちゃんが自ら濡らしたわけちゃうから,安心しいや。」
やさしい言葉をかける。
あまり指でなぞると薬が中に蔓延しては困る。
松尾は陽子の足のほうにから陽子の両ひざに手を当て,ゆっくり斜め上に押し上げて陽子の股間をあらわにした。
一瞬だけあられもない姿になった途端,
「なにを!」
陽子が暴れた。
松尾が少しキレぎみに言った。
「はぁ・・・。もう俺からはやらん。掻いてほしかったら自分で開きな。せっかく開いてやったのになぁ」
「・・・」
陽子も限界が来ており,その言葉に自分が暴れたことを後悔した。
「お願いです。部屋を暗くしてください。そうすれば・・・」
「それは無理なお願いや。」
松尾はそれを許さない。
「それなら,目隠しでもしてやりゃあええんやないか?」
佐藤が松尾にアイマスクを投げた。
「うーん。陽子ちゃんの顔が見えなくなるのもなぁ。」
といいつつも,陽子の頭を少し持ち上げ,手際よくアイマスクをした。
「こんなん,いやぁーーーーー」
「これで見えへんから大丈夫や。俺の顔の前に股を開きなや」
「・・・」
目隠しで少しは現実から回避し,痒みの限界の助けで,膝を開け始めた。
「もっと。開いて。上に浮かす!」
松尾の指導が入る。
女性として,初めて明るいもとに性器をさらけ出した。
しかも絶対見られたくない相手に,自分から開かされて・・・。
「おーー!きれいやなぁ。」
佐藤も立ち上がって見にきた。
「子供産んでるとは思えんな。」
「確かに。まだ桜色というか,ピンクも充分残っとる。
このおさね全体のコンパクトさに比べて,小陰唇がちょっと大きくないか?」
「確かになぁ。でも小陰唇が大きいほうが,竿にからみついて気持ちええで。特に抜くときとか,根元への絡みとかなぁ」
「楽しみやなぁーー」
「どうやら,下腹に傷も見えへん帝王切開やなくて自然分娩やったみたいやな」
佐藤は時折,医学的に分析する。
「お毛毛は肛門周辺まで生えてました!俺の勝ち!」
佐藤が喜ぶ。
(仕方がない。何も見えへんし・・・現実だと思わなければ・・・)
「これ以上暴れたりするなよ!」
陽子がゆっくりうなずく。
陽子が陰部から発するフェロモンに誘われるように,松尾の顔が近づく。
股間の唇に,口付けが行われた。
「ヒッ!ヒーーッ!」
あられもない姿のまま固まる陽子。
「うーーーん。ちょびっと誰にでもある女性器独特の匂いがするわい。
ええ感じや。どんな愛液をご馳走してくれるんかいなぁ。」
松尾は陽子の両膝の裏に手のひらを当ててつかみ,多少上に持ち上げながら顔をうずめた。
陰部周辺にキスの嵐が始まった。
「チュッ,チュッ,チュッ,チュッ」
軽いキスの嵐。わざと音をたてる。陽子の繊毛が鼻の頭やほっぺたにチクチク刺さる。
「こんなん・・・いやぁーーー・・・」
実際,そんなことをされても痒みが増すばかりだった。
松尾は無言でキスを続けている。
「いや,いや,いや」
腰が上に逃げていく。
「自分から押し当ててくれば,噛んだり吸ったりしてやるで」
松尾の言葉に,何も見えない陽子はすがった。
陽子の腰がまた下がりだした。
「そうや,そうや。俺の顔に押し付けておいでや」
松尾が舌を出した。
(ペロッ)
小陰唇の中心を舐める。
「ヒッ!」
ただ,今度は陽子も逃げない。松尾の顔に自分から押し当てはじめた。
松尾も,犬のようにぺろぺろ舐める。
「いや!いやっ!」
「いい汁たくさん出とるよ,陽子ちゃん!」
「美味しいわぁ・・・こんな美味しい愛液、久しぶりや」
陽子の汁を舌で救い上げ、ゴクリと飲むと、人妻を抱いている気分が出てきた。
「おっと陽子ちゃん,お毛毛ちゃんが抜けて歯に挟まるわい。抜けやすいんか?」
口内に入ってくる何本かの抜け毛も気にせす,のどの奥にしまっていく。
佐藤から見ると,なんの強引さも存在しない光景だった。
大股を開いた陽子の股間で松尾の頭が上下左右に揺れている。
陽子も腰をクネクネさせている。まさに和姦になっている。
すべてがDVDに撮られている。
しばらく味わったあと,松尾はベッドを下り,ソファーから枷を取ってベッドに戻った。
多少痒みから落ち付いている陽子の両ひざのすぐ上に手際よくタオルと枷を巻いた。
陽子は茫然として抵抗する暇もない様子である。
その枷を,ベッドの上方,頭の上のベッドの右支柱に右足をつないだ。
片足をつながれた時点で,あられもない格好になった。もう片足をされたら,どんな格好になるか・・・急に陽子が暴れた。
「何するの!」
しかし,すでに左足のひざにもタオルと枷は巻いてあるので,ロープを引くだけで簡単に上にあがる。
松尾のやりかたは,いままでもそうだったが,陽子にはアメとムチを与えている。
陽子の羞恥心を隠してあげるため,隣のベッドに放置した掛け布団を陽子の胸から下を隠すように,掛けてあげる。
そして,陽子のアイマスクを取った。
陽子は久しぶりの明るみに,キョロキョロ辺りを見回す。だが,風景は何も変わっていない。
しかし,松尾は釣りでもしているように楽しみながら右足のロープを頭のほうに引きはじめる。
「おっ!おっきい獲物がかかったで!これは生きがいい獲物や!」
といいながら,ぐいぐい引っ張り,右足と同じ姿勢にした。
布団に隠れて見えないが,両手はYの万歳,足はあられもないM字に開脚されている。
「なに・・・なんで・・・こんな・・・」
陽子がか細い声で,少し優しさを見せてくれた松尾に聞く。
「まだまだ陽子ちゃんを舐め足りないしなぁ」
「布団の中でしてやるから,恥ずかしがらずにたっぷり気持ちよくなってええからな」
確かに,陽子の痒みはまだおさまっていない。
「では失礼しまーす」
松尾がベッドの足もとから布団にもぐりこんだ。
ものすごいフェロモンが布団の中に溜まっている。
「いやや,いやや・・・」
怖がる陽子。
陽子はまったく動けない状態に縛られている。
娘のおむつ交換で両足をM字にして拭いているシーンに似た格好だ。
それを思うと,いかにすべてがさらけ出ているか想像がつく。
だが幸い布団がかかっているので,見られていない。
フェロモンを発する人妻の花園に誘われてたどり着いた松尾の鼻が陽子の中心に埋まった。
(グチューッ)
鼻が挿入される感じである。
松尾は陽子を鼻で吸った。鼻の奥に陽子の汁が突き刺さる。
「うーん。匂いも味も,いい感じや。」
実際,まだ透明な汁とはいえ,臭さはまったくない。逆に甘みがある。
「いま,治してやるからな」
枕元の小瓶を取り,蓋をあけ,指につける。
濃縮のレモン汁である。
細かい針のように刺さっているシュウ酸カルシウムを取るには,レモン汁が即効く。
医者の知識だ。
レモン汁を陽子の大陰唇,小陰唇に指で塗っていく。
塗ってはタオルで拭き,塗ってはタオルで拭き。だんだんと痒みもおさまってくる。
松尾は再び口技を披露する。
陽子の小陰唇を片方ずつ,歯で噛む。
「ヒッ!ヒッ!ヒッ!」
なんとも言えない陽子の裏返った声。
「痒いところを噛まれると気持ちええやろ?」
がくがくうなずく陽子。
(この噛むの・・・もっとしてもらわないと治まらない・・・悔しい・・・)
両側の花びらを丁寧に歯で噛む。
陽子が喜んでいるのが、陰唇から伝わる。
松尾は前歯を出し,大陰唇から小陰唇へ向け,前歯でごりごりと掻いてあげる。
「うーーーーーっ。それ,それ,もっと・・・もっと・・・お願いします・・・・」
陽子が求める。
だが,これは感じているわけでもない。かゆいのを掻かれているだけだ。
松尾は歯で掻き,歯で挟み,陽子が気持ち良さそうになると,クリトリスを吸う行為に出る。
「いやー!そこは違います!」
その連続が何度も繰り返された。
胸から下は布団の中でごそごそと行われている。
陽子の顔はますます真っ赤になる。
何度もクリをいじられて,時には陰唇に鼻を思いっきり挿入される。
しばらくすると,今までとは違う質の汁が出てきたことに松尾は気付いた。
明らかにドロッとしている。
陽子にそれを伝えてもよかったが,陽子が我にかえって汁を出してくれなくなるともったいない。
松尾は布団の中でゴソゴソと,陽子の汁を堪能した。
陽子はいつまでも歯を食いしばり,何をされても耐えていた。
「おしぼりくれ」
松尾が布団の中から佐藤に言った。
佐藤はおしぼりを3本を持って松尾に渡す。
松尾は汁でベトベトの顔を拭き,陽子の股間も拭いた。
閉じることのできない陽子の大事な部分に,白いおしぼりを広げてかけた。そして蒲団から出てきた。
松尾は汗びっしょりだ。
「ええなぁ。うまかったやろ?」
佐藤がニタニタ笑う。
「こりゃ,超一級の奥さんや!。味も嫌がりかたも最高や!」
「いい加減にしてください!早く解いて!」
痒さが完全に治まった陽子が,元気を取り戻した。
睡眠薬もほとんど切れたが,今度は縛られていて動けない状態である。
「そろそろ,俺にも見せてくれや」
少し酔っ払った佐藤が,うらやましそうに言う。
「もうちょい俺の権利があるから待ってくれ。どうしてもやりたいことがあるんや」
松尾は思わせぶりに言う。
「その前に,ゲームの答えを何個か出さなんとな」
松尾がソファーに行き,机から紙を持ってきた。
「えっと,腋毛は抜いてるか剃ってるか。勝ったほうが腋しゃぶりやな」
「よし,検査や」
佐藤がペンライトまで持ち出す。
そんなことにペンライトはいらないはずだが。
手がY字の陽子は,やすやすと右腋を見られた。松尾は左サイドから見下ろしている。
(腋の下なんて,絶対に見られたくない・・・やめて)
「ほっほーーー。剃ってますな,陽子ちゃん」
佐藤も松尾も,ものすごい腋マニアである。
「剃ってるか!また俺の勝ちや!」
松尾がひざを叩いて喜ぶ。
「くっそー!これはいただきたかったなぁ。見ろよ。このザラザラ感。これは電気シェーバーやないぞ。T字で剃ってるやつや。しかも,一昨日剃ったくらいか?今は少しチクチクが頭出してるわ。」
佐藤は大興奮だ。
こんなど素人な腋,めったにない。
「松尾!頼む!片方くれんか!」
「そこまで言うならええが。2つあるしな。そのかわり,貸しということでな。あとで俺の頼みも聞いてくれよ」
(なに?なに?なにが起こるの?)
男2人は目を合わせたと同時に,陽子の両腋に顔を近づけた。
「なに?・・・・やめて!」
胸から下を布団でかぶった陽子は,足をばたつかせようとするがM字で動けない。
2人は腋に鼻が当たる数センチ手前で。クンクン臭いをかぎ始めた。
「うーーん。さっきっからの汗で,少しすっぱい匂いしないか?松尾。」
「そうやなぁ。するする。佐藤の言うとおり,T字で一昨日剃った感じやな。」
「やめて!やめてーーー!」
「せーの」
佐藤の号令で。2人の唇が陽子の脇の下にひっついた。
「キャーッ」
唇に刺さるザラザラが心地よい。
陽子は逃げようとするが,どちらかに逃げると,どちらかに強く押し付ける形になり,身動きが取れない。
実際に彼らの言うとおり,T字で一昨日の朝,剃ったばかりだった。
男たちはチュウチュウ吸い,ペロペロ舐めた。
(くすぐったすぎる。耐えられない)
「いや!いや!気が狂う!やめて,やめてぇーーーーーーーーーーっ」
佐藤は時折口を離しては,
「うまい!最高や!」
鼻を押し付けた。
陽子はくすぐったさに耐えられない。
ふと,松尾の顔の動きが止まった。
「ええものみーつけた」
「陽子ちゃん,左の腋,剃り残しがあるでぇ。」
「ほんまか!」
反対側に駆け寄る佐藤。
(!!!いやや!・・・・)
「オッ!ほんまや!3ミリくらいのが,1,2,3,4,5本や!左腋のほうが当たりやな!」
「これは,俺に権利ありやろ?ヒッヒッヒッ」
松尾はすかさずソファーに行き,毛抜きを持ってくる。
「陽子ちゃん,左利きやから,左腋を剃るのが苦手なんやね」
佐藤がからかう。
陽子は真っ赤だ。
彼らの居ない右側に顔をそらす。
だが,顔をそらすと右腋近くに右のほっぺたや鼻が付いてしまい,さっきまで舐めて佐藤の酒臭い唾液の匂いがする。
佐藤がペンライトで左腋を照らす。
松尾が床に膝を立て,毛抜きで陽子の剃り残しを1本抜いた。
「痛いっ!」
「そっかそっか。剃ってる女性は抜くのに慣れてへんわな。あと4回の我慢や」
松尾は抜いた腋毛を分析する。
「顔を出してたのは3ミリやけど,根は深いでぇ。毛根からの長さは7ミリや」
「おっ!ほんまや」
「いただきまーす」
松尾は腋毛を舌に乗せて食べた。
「何を!!」
恥ずかしさの極みだ。
さらに松尾は4本抜いた。
佐藤も1本もらい,口に入れてニヤニヤした。残りの腋毛はティッシュに包まれ、脇机に置かれた。
「腋毛を食べるなんて初めてや!」
佐藤は言ったものの,松尾も,
「俺も初めてや。陽子ちゃんのやから食べれんねんで」
またベッドの左右に分かれ,2人は腋を堪能した。
舌が少し降り,肋骨の脇あたりに行くと,陽子は気が狂いそうな顔になっていく。
しばらくして腋攻撃は終わった。
陽子は地獄から解放された。
かゆみ地獄,くすぐり地獄・・・
「いい加減にしてください!あなたたち,人間のクズです!。許しませんから!絶対に訴えて,世間で!世間で生きていけなくする! もう離して!」
陽子は力の限り言うものの,臆病ゆえ大きい声が出せない。
(実際,大きい声を出して,ホテルの人とかが来てしまったら,今の自分の姿が見られて助かるわけである。どうすれば一番いい方法でこれ以上傷つかずに脱出できるのだろうか。)
怒る陽子を無視し,佐藤は両腋を丁寧におしぼりで拭いた。
「そろそろ,下半身といくか」
(えっ?・・・やっぱり解放なんてされない・・・どうしよう)
文句とは裏腹に,恐怖心で心臓がつぶれそうだ。
松尾がテレビの横の黒い箱からビデオカメラを取り出した。
右手にセットし,液晶モニターを出して確認すると,陽子の顔の近くに持っていく。
(ビ,ビデオ!!)
「イヤ!!!,何してるんですか!!やめてください!ビデオだけは!やめてください!」
力いっぱい暴れた。両手はYの字で足はM字,ガチガチに縛ってあり,動けない。
蒲団をかぶっているので,肌が露わになっているのが肩から上だけなのが,まだ救われる。
それにしても縛られている状態を撮られるのは屈辱だ。
「ひとでなし!」
「そんなに心配せんでも大丈夫や。ビデオは記念やし。だいたい自分たちが映ってるのをどこかに流したりせんから大丈夫や。」
佐藤が続ける。
「部屋に入ったときから回してるんや。奥さんが和姦に応じたこととか,自らパンティーを脱がすのに協力したことも,全部収めてるで」
「そんな・・・ひどい。なんでそこまでされんとあかんのですか!
今すぐビデオ止めて!いやや!いやや!」
「絶対に誰かにみられるようなことはあらへんって.俺らかって,自分の姿を自分で見るのも嫌なくらいやで。
撮影しとる気分を楽しみたいだけやって」
佐藤が真面目な目で陽子を説得した。
「ほんまに,ほんまにここで撮るだけで・・・」
「帰りにこの中のDVDは渡したるから」
陽子はこれだけは嫌だったが,もう撮られてしばらくたつこともあり,半ば観念したかのようだ。
(確かに。男性自身が映っていたら,悪用されることもないかもしれない・・・)
「そろそろ始めましょっかな」
佐藤が肩口からスルスルッと掛け布団をめくりとった。
「オオオーーーっ!」
「キャーーーーッ」
あられのない姿が露呈する。
上半身はYの字,下半身はM字である。
だが,大事な部分にはおしぼりが掛けられていた。
「ひとでなし!変態!そんなんやから女性社員から嫌われるんです!やめなさい!やめてっ!」
ありったけの言葉を言った。
松尾が様々な角度から撮影をしている。
36歳独身で,いまだにAVが大好きな松尾は,こんな場面の撮影を夢見ていた。
監督気分である。
どんなアングルでどう撮影すれば最高のビデオができるか,過去に何千本見たわからないビデオから自然と身に付いていた。
最初の合コン状態は固定カメラ,ある程度凌辱するまで固定し,途中からビデオの存在を女性にわからせる。その瞬間は裸ではなく,蒲団で隠している。
すべて松尾監督のストーリーだ。
「そっか。あんまり汚い言葉を聞きたくないしなぁ。」
「それに,陽子ちゃんも何言っていいかわからんやろうから,口にかませてやるか,早いけど」
松尾がボールギャグを持ってきて陽子の頭を押さえてはめた。
はめるとき,松尾の指に陽子が噛みついたが,間一髪逃げれた。
「やさしさでしてやってんのに。あんまり刃向かうなや」
ボールが口にはまってしまった陽子の顔。
松尾は頭をなでて慰めた。
「まだ夜も10時過ぎや。まだまだ遊ばんと,俺らも納得しーひんからよぉ」
「では,ご開帳させていただきます」
佐藤がおしぼりに両手をかけ,手品のようにサッと取った。
「おーーーっ」
「さて。クイズの答え合わせしよ」
「さっきわかったように,肛門周辺まで陰毛は生えてますなぁ。これは佐藤の勝ちや」
「ウグッ・・・ウグッ!」
陽子は声が出ない。
ビデオは陽子の秘部をアップで舐めるように捕える。
時折,陽子の悔し顔にも向けられる。
陽子はレンズを見ると即座に目をそらす。
「あそこの周辺にホクロあるか調べましょか。松尾が3個,俺がゼロやな」
佐藤がペンライトで照らし,松尾が医者のような手つきで陰毛を掻きわける。
ペンライトなんて使わなくてもわかるような明るさだ。
「おっと!あったあった。左側小陰唇の外側,直径2ミリ」
「もう1個発見。会陰,つまり蟻の戸渡りの真ん中右寄り。これは直径1.5ミリ」
「以上2個やな。俺の勝ち」
「まぁ。ほくろの1つくらいはあるわな」
「しかし,きれいな会陰してるわぁ。産むときに会陰切開もせんかったようやな。小柄な女性は切れてまう可能性が多いんやけどなぁ。」
佐藤はあきらめ顔だ。
「陽子ちゃんの顔写真見たとき,口の左下にくいしんぼうホクロがあったやろ?あれ見て,絶対あると思うたんや。実際かわいいことに,お股の唇にも同じような場所に同じような大きさのがあるやん」
「これはこれは。笑い話にもなるわな。奥さんの秘密や」
「次に,上付き具合か下付き具合かやな」
「これはどうやて測るんや?」
「これは産婦人科の本にも基準があるで。膣口の一番下と肛門中心の距離や。6センチを基準に上か下かわかれるんや。それによって分娩の安全性とかも判断するんや」
松尾が自慢げに言う。
「よー勉強しとるなぁ。ほな測るか」
(そんなん測られたら・・・死んだほうがましやわ・・・)
「ウグッ!ウグッ!」
頭を枕から持ち上げ,陽子は首を横に振りたくる。
当初体を測った白のビニール製の巻尺があてられた。
肛門のすぐそばに,佐藤の指が当たる。
(やめて!やめて!肛門なんて触られたら・・・もう見られただけでも死にたい!)
「6.8センチ,いや,7センチ」
「この小さい体で7センチは,けっこうな上付きやで!」
佐藤が喜ぶ。
「俺の勝ちや!松尾。でも,俺も遊び人やけど,上付きってのはなかなかいーひんからなぁ。たまに上付きに当たると,正上位がこんなに気持ち良かったんかって思うで」
「そりゃ楽しみや。負けたのはくやしいけどな。アナル派の俺は下付きが好きなんやけどな。上付き自体経験あらへんかもしれん。経験少ないし。しかも風俗ばかりやし」
陽子は屈辱の極みだったが,松尾の「アナル派」という言葉は理解できなかった。
もしわかっていたら,死ぬ気でこの場で抵抗を始めたかもしれない。
「小陰唇は・・・・タテが5.5センチ。横は・・・広げると・・・4.5センチや。やっぱり小陰唇のヒダが大きいなぁ。絡みつきそうで楽しみやぁ」
「クリちゃんは・・・小さめやね。9ミリや」
佐藤は楽しみながら測りつくす。
「次にお尻のしわやね。スワブ取ってくれるか?」
松尾が佐藤に指示する。
陽子にとっては「お尻のしわ」なんて,こんな格好でわかるはずないと思ったが,お尻が肛門だとは思いもしなかった。
しかも,「スワブ」なんて用語も知るはずがない。
スワブとは単なる長めの綿棒である。
普通の綿ほうよりも,コットン部分がかなりスリムで細い。
動けない陽子のお尻に対し,またも佐藤が左手でペンライトを当てる。
右手のスワブの先端が触れた。陽子の体がガクッと跳ねた。
「危ないで!刺さるで!」
「ウツーッ,ウグーッ」
首を振る。
「大丈夫や。きれいやでぇ。うんちもついてへんし。トイレットペーパーもついてへん。温泉入った後は行ってないんやな。」
佐藤がわけのわからない慰めを言う。
「1分で終わるからじっといてや。暴れると肛門が怪我して大変なことになるで」
松尾の指示に,陽子はじっとせざるをえなかった。
「1.2.3.4・・・」
佐藤がスワブを軽く当てながら数える。
「小さいのも数えてや」
「17,18,19.19本や!」
「俺が20本,佐藤が25本やったし,俺の勝ちや!」
「またお前か!お前,奥さんと寝たことあるんちゃうか?」
「陽子ちゃんと寝れてたら,結婚してたわいな」
2人は笑った。
ある程度の身体検査とゲームが終わったところで,松尾が佐藤に言った。
「さっき,1つどうしてもやりたいことがあるって言ったが,やってええか?」
「おお,ええよ。無茶はすんなよ。ほな,俺は奥さんの結果をカルテに書いておくわ」
佐藤はビデオを松尾から渡された。
一旦ビデオを黒箱に置きアングルを整えると,ソファーでカルテに陽子の体を書き綴った。
佐藤の黒ブリーフの中は,今は萎れているが,勃ったり萎んだりの繰り返しでがまん汁があふれ,500円玉以上のシミができていた。
そのがまん汁がまた陰毛にからみ,悪臭を生産している。
松尾がソファーにバスタオルとスワブを取りにきた。
陽子のもとに戻った佐藤は,バスタオルを陽子の腰からお尻の下に敷く。
佐藤はまたビデオを右手にセットし,陽子の体をくまなく撮影しはじめた。
「陽子ちゃんもこんな体勢続けるのしんどいやろ?」
慰めると,口がきけない陽子もゆっくりうなずく。
目が「早く解いて」と言っている。
陽子の中では,松尾のほうが優しさを見せてくれるぶん,すがる余地があると思い始めていた。
「もうちょい待っててや。ちょっと動かんでな」
医者が患者に接する優しそうな態度だ。
陽子のお尻の下,ベッドのシーツに頭を置く。
少し持ち上がったお尻のところに目線がある。
両肘をシーツに立て,女性器を見下ろし,目と陰部の距離は10センチほどだ。
左手で小陰唇を左右に開いた。
「ウグッ!ウグッ!」
(何するの??)
右手でスワブをすばやく操作した。その瞬間,
「アウッ!」
(痛い!!)
一瞬,激痛が走った。
スワブ、綿棒を尿道口に入れたのだ。
「動かんといてやぁ。ちょっと痛いけど我慢や。」
泌尿器科ならではの技だ。
スワブをグイッと一瞬にして3センチほど入れた。
それをすばやく抜く。
(ジョボッ)
「イヤッ!! イヤアーーーーーーーーーーーーーーーッ」
尿の第1波が飛び出した。
と同時に,松尾は陽子の両内モモに両手を付け,口を大きくOの字にあけ,陽子の陰部に密着させた。
(ジョボジョボジョボ)
第1波が出てくる。
陽子にそれを止めることはできない。
おしっこが出たことは陽子にもわかった。
(うそ!うそ!そんな!)
松尾はゴクゴク喉を鳴らしている。
一度堰を切ると,尿は止まらない。男性だって止めるのは難しいのに,尿道の短い女性は不可能だ。
陽子は松尾の口内にあられもなく放尿を続けた。
(だめっ!・・だめっ!・・・どうしよう!・・・どうしよう!・・・こんなっ・・・)
断末魔の呻きが口枷を通じて響く。
(シャーーー,シャーーー)
(やめて!やめて!止められない!止められない!)
松尾も目をつむり,ゴクゴクゴクゴク喉を鳴らし続ける。
そういえば,夕方の食事以降,ビールやサワー,カクテルにシャンパンと,かなり飲んだ。
バーの途中で1度トイレに行ったが,それ以来,3時間は行ってなかった。
(いつものトイレよりはるかに多い量が出ている。しかも,勢いよく・・・)
それがわかるだけに,恥ずかしさの極みだ。
「やめて!やめて!・・・・変態!・・変態っ!」
言っている叫びも、猿轡で松尾には言葉として伝わらない。
かなり出ただろうか。
陽子は最後の身震いを3度,4度,5度と行い,最後の1滴まで松尾の口に絞り出した。
放尿が終わっても、松尾は舌で陽子の秘部全体を嘗め回し、感謝の意を伝える。
「いやーー。これはうまい!陽子ちゃん,ごちそうさま!1リッターはいただきました。」
ハアハア言いながら松尾は手の甲で口を拭った。
さすがに少しはこぼれたため,バスタオルが染みになっているが,たいしてこぼしていない。
陽子は右に顔を向け,遠くを見ていてぐったりしている。
レンズが陽子の放心顔をとらえていても,ショックのあまり目を丸くしたまま動かない。
「お前,いつも女のおしっこ飲んどるんか?」
「いやいや。おしっこってのはな,空気に触れる前は聖水のごとくきれいなんやで。
栄養もたっぷりやし。空気に触れたとたんに細菌が大量発生して臭いが出るわけや。
だからといって誰のでもというわけちゃうで。陽子ちゃんで2人目や。
風俗でかわいかった子に1度したことあるがな。素人の飲んだんは初めてや。」
「お前,すごいわ。俺にはそこまでできん。」
「やってみんとわからんもんやで。こんな奥様のおしっこ飲めるチャンスなんてあらへんし。
陽子ちゃんの体内のすべてのいろんなもんが混ざった集大成やからな。
このタオルの染みてもわかるように,けっこう黄色がきつくてな。
味もほんのり,ビールの香りもしたし,かわいいわ。」
「お前,すごいなぁ。おれはそこまでできひんわ」
「普段はおじいちゃんやオヤジ達の臭くて汚いションベンばかり見てるからな。
こんな新鮮なのははじめてみるわい。見る前に飲んでもうたけどな。はっはっはっ」
(ひどい。ひどすぎる・・・嫌いだったとはいえ,仕事で担当して3年間,あんなにいつも優しく接してくれてたのに・・・こんなことされるなんて・・・)
松尾はいったんベッドから降り,テーブルに用意しておいた排卵チェッカーを持って戻る。
陽子の尿道口に滴る残尿を指ですくい,チェッカーの白い丸い部分に塗った。
「10分後くらいにこの円に線が出たら,排卵間近の印やで。それが出たら危険日や」
そして,おしぼりで陽子の放尿後の掃除をした。
松尾がきれいに飲んでいるので,拭くまでもないくらいであったが。
あらわになった股間に鼻を近づけ,拭いた直後の乾いた陽子の花園に再度口付けをする。
「ウグッ!」
「さぁ,さっきは布団の中で見えへんかったけど,次は本気汁飲ませてくれや」
「おいおい。まだ変わってくれへんのか?」
佐藤が不満を漏らす。
「さっき片方の腋を譲ったやないか。もう少しや,ええもん見せたるし」
ものすごい勢いのクンニリングスが始まった。
聞くのも無様な音である。
陽子はガブリをふる。
さっきも自分の中で違う液体が膣から染み出して流れるのがわかった。
あれを再度されたくない。
(恥ずかしい・・・夫にもあれは許さない)
クリトリスへの巧みな舌使い。
風俗好きの独身である松尾は,若い時から風俗嬢にはいろいろとポイントや技を聞き,習得しているテクニックはものすごい。
今や風俗遊びをしても,あらゆるタイプの風俗嬢をイカす腕の持ち主だ。
こと,挿入だけでなく,指と舌のプロ中のプロである。
さっきおしっこを飲まれたときもそうだが,明かりの下でのクンニなど,陽子には耐えがたすぎた。
だが,粘着力のすごい松尾の舌,そのザラザラ。
「かゆいところを掻く」という表現がぴったりの舌の動きと口吸いのオンパレード。
クリトリスはなかなか突かず,「もうそろそろ」と女が思うときに突く。
「どんどん感じていいんやで,陽子ちゃん。感じる声が聞こえんように,口かせしてやってるんや」
「感じることは恥ずかしくあらへんしな。女なんやから仕方ない」
「アウーッ,アウッ!」
叫びだけが聞こえる。
陽子が感じているのが松尾にはわかる。
縛られてる膝の先にある足が完全に答えを出している。
土踏まずが丸まったり開いたり。
足の指先が開いたり,キュッと閉じたり。
陽子の足首から下の運動がリズミカルになってくる。
松尾は陽子の両足の足指の裏に人差し指を入れる。
感じるたびに握ってくれるのがうれしい。
松尾のクリ攻撃が本格的になる。
(まずい,まずいっ・・・)
「陽子ちゃん,出てきたよ,本気汁」
「出たか!」
佐藤がレンズをズームにして白濁液を捕える。
「どんどん出してええよ。女はな,愛する人により愛されたいがために,蜜をたくさん出すんや。その蜜で男を誘うんや。どんどん誘ってくれや」
膣内で溢れだし始めているのがわかった。
止められない。ほかのことを一生懸命考える。
(出ないで!出ないでっ!)
思いとは裏腹に,どんどん溢れ出る。
縛られている状態からすると,膣口は上を向いているのだが,それでも出てくる。
ある程度垂れて出てきたものを松尾がペロリと舐める。舐めたあと,クリをチョンチョン突っつく。
また垂れてくる。
「佐藤よぉ,そこの箱にある測定器貸してくれや」
松尾は陽子の白濁液を人差し指ですくい,佐藤が出した電子体温計を大きくしたような測定器の先端部に愛液を塗る。
「陽子ちゃん,ビデオの前でこんなに本気汁出して。恥ずかしげもなく・・・」
「しっかし,おいしいお汁してるでぇ」
「俺はお前のあとは舐めたくないがな。あとで味わうわ」
「おっ!結果出たでぇ」
佐藤が興味津々に測定器のデジタル画面を覗く。
「粘度:720・・・ PH値:6.2 弱酸性」
あらあれもない数字が告げられる。
「陽子ちゃん,けっこう粘度あるなぁ。液体というより,ヨーグルトに近いかもしれへんな」
「匂いは・・・ピーチ系かな。かわいいわぁ・・・・」
松尾はしゃべりながら存分に蜜を飲むと,生殺し状態だった陽子を登らせてあげることにした。
「イってもええからな。俺の舌でイカない女はいいひんから,恥ずかしがらんでええよ」
クリの周辺に口をつけ,リズミカルなクリ突きが開始される。
「ウグッ!ウグッ!アウッ!アウッ!・・・アウ―――――――ッ!」
行くことを知らない陽子は怯えた。
足首から下の動きが速くなり,グー,パーが繰り返される。
ガクンガクン腰が跳ね,陽子は急に脱力した。
足の指もダランとなっていた。
「イッたかぁ・・・」
「お前,すごいな。指も使わず表面舐めてるだけで逝かすなんてなかなかできんでぇ。」
「ツボや,ツボ」
陽子はぐったりしていて何も言えない。
こんな男に感じてしまった。縛られてるとはいえ,下着を脱がすのを同意し,和姦にもさせられ。
(女性の体はなんでこんなん・・・)
ボーッと考えた。
ボールギャグで割られた右口元から,細くよだれが流れている。
「ついでにこの体勢で膣圧も測っとくか」
松尾はベッドをいったん降り,ソファーテーブルにある小さい箱から空気圧式の膣圧計を持ってくる。
縛られた陽子の小陰唇に先端を充て,直径1.5センチほどのゆっくり先端の挿入する。
「ウグッ!!・・・ウッ・・・」
人差し指より少し太めで長い。
すっぽり入ると,松尾が手のひらのポンプを握る。
「キュッ・・・キュッ・・・シュッ・・・シュッ・・・シュッ・・・シュッ・・・」
「ウグッ!・・・アウッ!・・・ウグッ!・・・」
すさまじい圧迫感がお腹を襲う。
「シューーーーーッ」
ゆっくり空気が抜ける。
「32mm/Hgや!すごいで陽子ちゃん!」
「この縛られた状態で38っていうたら,期待できるなぁ。女子高生並みは言いすぎやけど,女子大生くらいかもしれへんで」
陽子はただ,空気が抜かれる安心感で放心した。
「陽子ちゃん,もう体勢苦しいやろ?足解いてやろうか?」
陽子はガクガクうなずいた。
まずは口かせが外される。
唾でベトベトだ。糸を引いた。
それをボールを松尾がペロペロ舐める。
膝から枕元へ吊っていたロープが両方とも外される。
膝の裏の枷も外され,陽子の下半身はきれいな足の姿に戻ったが,恥ずかしさのあまり,また両足をとじ,くの字に曲げた。
久々に解かれ,膝から下にしびれが生じ始めた。
本当ならこの2人を蹴飛ばしたいところだが,感じてしまったショックと足の脱力感で何もできない。
ボールギャグを外された口も,麻痺していて顎がガクガク震えるだけで,言葉なんて出ない。
この脱力をチャンスに,佐藤は両手首の枷を固定している支柱の金具を取り,陽子をうつ伏せに固定して陽子の腕に残っている浴衣を剥いだ。
そして枷がからまった両方の手首を後ろで束ね,それをカチッとつないだ。
陽子ははじめて素っ裸になった。
しかも,両手が後ろに縛られている。それ以外は自由であるが,脱力で動けない。
「もういや!せめてビデオは止めてください!」
「さて,もう1つ見せてやろうか,佐藤」
「もう交代や!」
「お前,潮吹きできるか?俺は百発百中やで」
(!!)
「させたことあらへんけど。俺に試させてくれや!」
「ええけどな。無理やったら交代やで。これも一種の勝負やな,はっはっ。」
(そんな・・・いやや!いやや!)
陽子は潮吹きという行為くらいは知っている。
女性週刊誌とかでそのくらいの知識はある。
またさっきの放尿のようなことが・・・と思った。
だが,放尿と潮は違う。陽子はそのことはわかっていない。
またも仰向けにされた。
今度は佐藤が太く黒い指で陽子の股をまさぐり始める。
陽子は必死におなかを丸めて防衛する。
「やめてください!佐藤先生まで!」
目配せにより松尾も陽子の上半身を抑えにかかり,陽子は後ろ手で仰向けのまま,佐藤に無理やり股を開かされた。
だが,1度開くと佐藤の胴体がが割って入ってくるので,閉じられない。
佐藤はおしぼりで陽子の股間を丁寧に拭いた。
松尾の唾液がいやだった。
「ウグッ!やめてください。これ以上!」
佐藤は舐めたかったが,ちゃんと洗ってからにしようと思い,中指を入れる。
初めて入ってくる他人の指。
「痛い!痛い!やめて!」
入口は乾いているが,中はまだ濡れている。
第一関節を少しピストンしているだけでしばらくするとスムーズに入って行った。
「うーーーーっ。痛いー」
「痛くないはずや!」
佐藤はピストン運動を始めた。
出したり入れたり。Gスポットもすぐに発見した。
「こりゃ確かに,上付きのおさねや」
濡れ濡れの膣内に,ちょっとだけ乾いたGスポットを佐藤が指の腹で突っつく。
歯をくいしばってガブリを振る陽子。
指を入れられるだけでも,犯されている気分である。とんでもない侵入者だ。
激しく指のピストンが続く。
松尾はソファーに座って見ていた。
「まだ吹かんか?」
佐藤もプライドがある。
焦りも出てきた。
かれこれ,5分以上やっている。耐える陽子も反応が一定だ。
痛がる。
足を閉じようとする力とそれをやめさせようとする佐藤の左手との戦いもある。
「松尾先生よぉ,潮吹きのお手本見せてくれまへんか。」
佐藤もいったんあきらめた。汗をかいている。
監督気分の松尾が,ソファーテーブルを移動し,ベッドのすぐ後ろに持ってきてビデオを固定した。
寝ている足元からのアングルであり,陰部が水平にあられもない角度で写る。
そこには佐藤の指が収まっている。
そして松尾もベッドに上がる。
松尾の指示で,佐藤が陽子の右足をしっかり抱え,陽子の胸に膝が当たるくらいで固定する。
陽子の左足はM字にシーツに押しつけられ,それを松尾の肩が押さえる。
佐藤より一回り細くて白い松尾の指が陽子の膣口を犯し始めた。
「こうして固定すると,力の逃げ場がなくなって,潮吹きやすいんよ」
「なるほどなぁ。よく知っとるなぁ。」
「いやや!いやや!やめて!恥ずかしい!やめて!」
松尾の中指が根元まで治まる。
「よー濡れとる。けっこう締め付けるなぁ。名器かいな?」
「おっ!俺もGスポット発見や!」
しばらく遊んだあと,指ピストンが開始された。
「クッ!クッ!やめて!」
ものすごくスムーズなピストンが施される。
「どんどん我慢してええで。我慢,我慢」
我慢すればするほど,いい潮が出るのを松尾は知っている。
スピードが増す。
「グヌチャ,グヌチャ」
音が大きくなる。
「奥さんのラブジュースが製造されてますな」
佐藤は北田陽子には数回会っていた程度だったこともあり,あえて「奥さん」と呼ぶ。
松尾は昔から知る北田陽子だ。親しみを込めて「陽子ちゃん」と呼ぶ。
陽子は腰を上げたいが力が入らない。
どうにもならないあの一点が,どんどん熱くなっていく。
擦れる,擦れる。
「だめ!だめ!しないで!しないで!」
陽子は歯を食いしばって自分に抵抗する。
(まずい!まずい!いやっ!・・・まずい・・・これ以上・・・いやっ・・・)
「ピシャ!ピシャッ!」
勢いよく,ベッドの縁まで何滴かが飛んだ。
松尾の手のひらはびっしょりだ。
「おおっ!」
佐藤が喜ぶ。
それでも松尾は同じリズムを崩さない。
潮吹きなんてこんなものではない。
「いや!いや!いやっ!」
「グチャッ!チャプッ,チャプッ,チャプチャプチャプッ」
潮が噴き出した。
松尾の腕にも飛ばし始め,それを超えてベッドの縁まで届く雫もある。
「チャプッ,チャプッ,チャプチャプッチャプチャプッ・・・チャプチャプッチャプチャプッ」
ビデオで見るような大量の潮がベッドに飛び散る。
「イヤッ・・・イヤッ・・・イヤアーーーーーーーーーッ」
次の瞬間,
「プシューーーーーーーーーーーーーーッ」
霧が舞った。
霧は松尾の顔まで舞い上がる。
芳香剤の霧吹きが出たような。フェロモンの漂う女性臭さが匂った。
「おーーーーーっ!!」
「いやぁーーーーーーーーーーーーーっ。ごめんなさい!」
お漏らしと勘違いして謝る陽子。
佐藤の目線の高さくらいまで霧が舞う。
「こりゃ,ものすごい絵が撮れとるでぇ」
「こんな霧の潮,俺も初めてや。すごい!」
松尾は感動して口をぼんやりあけている。
松尾は陽子の股に入れっぱなしになっている指を抜き,いちもくさんに,陽子の股間にしゃぶりついた。
「陽子ちゃん!大好きや!」
陽子のありったけの体液を,あられもない音をたてて吸いまくる。
陽子はこんな男たちの前で潮を吹いたショックで体のどこにも力が入らず,股を広げたまま,涙を流しながら松尾のクンニを受け入れている。
淑女のプライドが遠のいていく。
(こんなとき由紀が起きて助けにきてくれへんやろうか。由紀!由紀!)
唯一の願いを心で叫んだ。由紀が隣の和室に居ることなど知らずに。。。。
第3章終了
- 2014/06/18(水) 17:25:16|
- 清楚人妻 一夜の陵辱劇 ~親友に騙された~・仁
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「俺,もう我慢できひんわ。1回抜かせてくれ」
佐藤が限界を申し出た。
「上付きを当てた俺に権利ありやろ?」
陽子の股間から顔を離さない松尾に訴える。
佐藤はベッドを下りると,おしぼりをたくさん持ってきて,陽子の上半身を再度拭き,やっと顔をあげた松尾がドロドロにした陽子の部分をくまなく拭いた。
陽子は抵抗なく拭かれている。
いまは後ろ手だけに拘束されている陽子を清め終わった佐藤。
松尾がビデオを構える。
「ハイ!スタート」
ビデオを途中で切っているわけでもない。
一瞬も切れることなくっ回っている。
足をくの字に曲げて右頬をシーツに付け呆然としている陽子に,佐藤が乗りかかった。
力を入れ,かつ優しく仰向けにする。
「いや!もういやっ!」
また少し気持ちが戻ったが,佐藤が陽子の首筋に頭を埋めた。
本格的に愛しはじめる。
「奥さん,かわいいで」
(チュパッ,チュパッ)
陽子はイヤイヤと,首を左右に振りしだく。
今まではいたずらの範囲だったが,今回は本気で抱かれている。
陽子にもひしひしと伝わる。
佐藤は陽子の顔へのキスを求めるが,首を振りたくられ,時には前歯で攻撃をもしてくる。
「もう!やめて!やめて!」
「じゃじゃ馬馴らし,やってみたかったんや」
佐藤は首をくまなく吸い,陽子の胸を愛撫する。
さっきは母乳を吸って遊んだが,今回は愛撫になっている。舐めては吸い,舐めては吸い。
舌先でコロコロ転がす。
「いやぁーーー」
陽子も愛されはじめたことが怖くて仕方がない。胸は敏感だ。
揉まれるごとに,またミルクがにじみ出るが,佐藤はそれを吸い,また愛撫へと戻る。
(感じない!感じない!)
陽子は歯を食いしばる。
「・・・くやしいっ!」
陽子のかすかな声が聞こえる。
佐藤の情熱と口技は眼を見張るものがある。
口ひげがくすぐったい。
だが,されることすべてが気持ち悪く,嗚咽が出そうだ。
「だめ!だめ!そこは!だめ!」
陽子の声が急に激しくなった。
佐藤の胴体で覆われている白くて小さい体が,くねくね動く。
佐藤が陽子の乳房を持ち上げ,乳房の下の付け根を舐めはじめたときだった。
「性感帯なんやな?」
「だめです!」
知ってしまった佐藤は体全体を少し下に持っていき頭の位置を今までの乳房の付近から下に定めた,両方の乳房を軽くつまんで上に持ち上げ,付け根をむしゃぶり始めた。
後手に縛られているみじめな姿。
肩が後ろに引っ張られ,胸を男に突き出している姿でもある。
「いやーーーーーーーっ」
「ジュバッ,ブチュッ,ジュバッ,ブチュッ」
「チュウ,チュウ,ペチャ」
「やめてください!そこは!そこは!いやっ!だめっ!だめっ!」
気が狂いそうだ。
こんな場所,自分でも知らなかった。
夫と普通にしていても,乳房は愛されても,それを持ち上げて付け根をされるなんて。
しかもそこは,体中の神経が集まっているくらい敏感な場所だった。
陽子は必死な顔になってくる。
(だめ!こんな男に!だめ!)
佐藤の性感帯への口技もしつこく限界に近いが,それに輪をかけて,口ひげが乳首にサワサワと刺さる。
陽子は必死に我慢していたが,膣内が大きく反応してきてしまったのがわかった。
またドロドロ溢れだしたのがわかった。
(このままいくと,股も見られる。そしたらまた馬鹿にされる・・・)
「奥さん,我慢強いなぁ。さすが,簡単には落ちんわ」
ここは陽子が勝った。
佐藤の口ひげがどんどん下に行く。
陽子のおなか,わき腹にキスの嵐を贈る。
「このおなか,ええわぁ。モチモチや。唇にひっついてくるで」
「ちょっとした贅肉がええなぁ。主婦の証や。食事の残り物とか食べてまうんやろうな」
陽子の顔に火がつく。
「そんなんやったら,しなければいいやないですか!」
「俺はそれが気に入ったって言うたやろ?」
さらに激しくなる。口を大きくあけ,おなかの肉を頬張り吸い,しゃぶる。脇腹もだ。
「痛いっ!」
陽子はそんなに痛くなくても,痛いというしか選ぶ言葉がなかった。
佐藤はまたも舌を胸に伸ばす。
右乳首に吸いついた状態で,右手を陽子の草村に伸ばした。
陽子は緊張して足を閉じ,くの字に曲げる。
歯をくいしばって逃れようとするが,逃げる拍子で隙ができ,佐藤の中指が侵入してしまう。
「おいおい,奥さん,びしょびしょやないか」
「・・・あんたに濡らしてるんやありません!。防衛本能です!」
「防衛だけなら透明なはずやな。本気汁やったら認めるか?」
「・・・」
「見たるわ」
「やめてください!」
すかさず陽子の足元のほうに移動し,陽子の両ひざをつかんで強引に開けた。
一瞬開いたと思ったら,陽子が両足で佐藤の胸を蹴った。
佐藤は勢いあまってベッドから落ちた。
「コラッ!いい気になるなや!本気で犯したろうか?」
陽子は赤ちゃんのように丸まって怯える。
「優しくしてりゃいい気になりやがって。いくらでも傷つけられるんやで!」
「まぁ,まぁ,脅すなや,佐藤」
松尾がたしなめる。
「陽子ちゃんかって,操を守ろうと必死なんや。俺らもレイプは嫌やし,楽しく仲良くやろうや」
「わかるよな,陽子ちゃん?」
「でも・・・ひどすぎます」
「痒いところを掻いてやったご恩は忘れてもうたんか?パンティー脱がすのを陽子ちゃん自ら腰を浮かして手伝ったのも忘れたんか?」
松尾も口調はやさしいが,言っていることは残酷である。
気丈にふるまっていた陽子が,シーツに顔を付けて,しくしく泣いている。
しばらく沈黙となった。
松尾が切り出した。
「よっしゃ,ほな陽子ちゃんに決めてもらおうか。わてら陽子ちゃんを犯すにしても,優しくするし,コンドームもちゃんと付けるわ。妊娠したら困るやろ?それも嫌や言うんなら,無理やり犯されると思うで。手荒に,しかも生でや。」
「おい松尾!なんでコンドームせなあかんねん!」
佐藤が反論する。
だが,この反論もシナリオ通りだ。
もともと,長く楽しむために中出しは止めようということで,コンドームも用意してきた。
しかも最新製品の5千円もする超極薄のもので,男も女も生と変わらない感覚を味わえるものだ。
佐藤としてもそれも試してみたかった感はある。
「避妊約束せんと・・陽子ちゃんかわいそうやん。」
陽子は泣くのはおさまったが,まだ顔を上げずに黙っている。
松尾はビデオをテーブルに置き,佐藤と2人でベッドの両サイドに座り陽子の説得に入った。
「わてら医者やし,今日あたり陽子ちゃんが妊娠しやすいかどうかくらいわかるんや。
白い本気汁の粘度とかでな。考えてみ?そんな日やろ?次の生理の10日から13日前くらいのはずや。特に12日,13日前が危険やからな。」
松尾の医者知識なんてデタラメであった。
愛液などで危険日がわかるはずがない。
だが,医師に言うことである。信じてしまう。
そして何より,少し考えればわかる。次の生理の12日前だ。
陽子の目がギョロッと大きくなった。
「やっぱそうか。思い当たるふしあり!ビンゴか!」
「さっきの排卵チェッカー,くっきりと線が出てるんやでぇ」
佐藤が顔を覗き込む。
(なんて運が悪い・・・)
運が悪いのではなく,旅行の日付まで仕組まれていたのだ。
それも陽子が知るすべもない。
「陽子ちゃん,知らないと思うが,妊娠についての話を1つしてやるわ」
松尾が丸まっている陽子の背中をなでながら語り始めた。
「お互い血統書つきの真っ白なオスとメスの犬がいたとする。
その2匹が交尾しました。そうするときれいな真っ白な子供の犬が産まれました。
ところがそのあと。されたのかしたのか知らないが,メスが野良犬と交尾をして妊娠しました。
それを数日後に知った飼い主はすぐに獣医に連れて行き調べました。
妊娠1か月。中絶といっても,妊娠1カ月やからまだ受精着床してまもなくです。きれいに中絶しました。
その後,メスは,前と同じ犬,つまり最初に子供を産んだ犬と交尾をし,子供を3匹産みました。
しかし,その子供たちは,耳が黒かったり,しっぽが黒かったり,背中に一部黒い模様があったり。
その後,そのメスはほかの血統書つきのオスと交尾させても,どこかに黒い色を持つ子供しか産めませんでした。
わかるか?」
松尾はやさしくなでている背中の手をわき腹のほうにずらし,わき腹をなでた。
陽子はビクビク震えだし,動けない。
「これは人間も一緒なんや。つまり,一度妊娠してまうと,すぐに中絶したにせよ,子宮はそれを忘れへん。
人間は色が似てるから犬のようにはわかりにくいが,どこかにそれを引きずった子供ができる。
だかろもし,陽子ちゃんがここで佐藤に妊娠させられたとすると,たとえば,次に旦那さんとの間にできる子には佐藤の血がどこかに入る。
たとえばほくろとか,言っちゃわるいがワキガとか」
「コラッ!」
「ごめんごめん。たとえ話や。」
聞いていた陽子は確実に青ざめた。絶対にそうなるわけにはいかない。
(もし男性たちがキレてレイプされたら。妊娠したら・・・私は次の子を産んでも・・・)
「怖い・・・怖い・・・」
陽子は蚊の鳴く声で恐れを伝えた。
「どうする奥さん?俺に身を預けるか?優しくするで。避妊もするで」
「・・・」
「・・・絶対に・・・避妊・・・してくれるん・・・ですね・・・」
「そうや,絶対に。そのかわりおとなしく抱かれるんやで」
「あと・・・ビデオは止めてください・・・」
「それはできんなぁ。松尾監督は趣味やからなぁ。これは絶対にどこにも流さへんし安心しいや。こっちは避妊だけが条件やで?」
「・・・ビデオ,絶対に悪用しないですか・・・」
「しーひん!」
「手は外してください」
「それも今はだめや。まだ逃げる余地があるやろうが」
「逃げません!」
「いや,まだだめや!」
「・・・」
佐藤と陽子のやりとりが続いた。
「このやりとりはこれで最後や。俺たちを今度怒らせたら,即レイプに移って生でやる」
松尾が立ち,ビデオをふたたび構える。
「抱かれる気になったら,仰向けになって膝立てて。少し股を開くんだ。それからや」
佐藤の指示に,陽子は時間をかけて従った。
陽子の体制が整った。
佐藤が陽子に重なる。
再びに乳房に吸い付き,首筋をしゃぶる。
さっき自分で付けた酒臭い唾液が自分に臭って気持ち悪い。
キスをしようとしたが,また首を振った。よほどキスが嫌らしい。
「ほかは我慢しますから,キスだけは・・・」
陽子の切ない願いが聞こえる。
(まだまだ焦らんでもええか。自らキスさせるほうがな)
「松尾,奥さんのキスNGのお願い,お前も守ってやれや」
「了解!」
佐藤はあきらめて下半身に移る。
陽子は避妊を命綱に,佐藤の頭が割り込む股を佐藤に任せた。
(あぁ・・・なんで・・・もう考えるのはやめ。感じないことだけを考えて,時間がたつのを待とう。)
佐藤が陽子の秘密の唇にやさしく口付けをした。
愛液が溢れては乾いているので,甘酸っぱいにおいがする
。
陽子の両ひざの付け根を両手のひらでつかみ,程よく広げて内モモから中心へ,キスの嵐がはじまった。
佐藤が陽子をクンニするのは初めてだ。今まで松尾に独占されていた。
無駄口を言わなくなった。真剣に陽子を愛している。
陽子も遠くを見つめ、佐藤に任せている。
佐藤は熱烈に吸い,舐めするが,松尾ほどのテクニシャンではない。
ただ男の欲望を満たすような愛し方だった。
陽子の皮膚から離れゆく何本かの陰毛が歯に挟まる。
口に入る。佐藤もそれをのどに貯めた。
佐藤は手を離し,顔を股間に埋めたまま陽子の両胸を揉みはじめた。
最初は閉じなかった陽子の太ももも,中心を攻撃されるにつれ,佐藤の顔を挟むようになった。
佐藤は陽子の太ももに顔を挟まれ,少し痛いのを心地よく感じながら白濁液を吸い続ける。
耳が太ももで塞がれ,周囲の音も聞こえず,「ゴォーッ,ゴォーッ」という耳と太ももの摩擦音だけが聞こえ,没頭する。
この光景も松尾監督にはいい絵に写った。
「アアァッー!もう限界や,我慢できん。松尾,コンドームくれ」
佐藤が鼻から口のまわりまでテカテカに光らせた顔をあげた。
(コンドーム・・・。いや!やっぱりいや!)
陽子は挿入される現実に,また混乱した。でもこれ以上言ったら逆効果だ。
佐藤が黒のブリーフを脱いだ。脱ぐ際にがまん汁が糸を引く。
ギンギンに勃っている。佐藤は陽子の胸元に膝を置き,自慢のイチモツを陽子に見せる。
目をそらす陽子。影だけ見えたがまだ見ていない。
「奥さん,奥さんにお邪魔するお○んちんですよ」
「ちゃんと見いや,これから奥さんをかわいがってくれるんやで」
佐藤がからかう。
佐藤はフェラチオさせたかった。だが今の状況でしてくれるわけもない。
それに,イラマチオも趣味ではないし,後々ゆっくり,陽子みずからしゃぶってもらおうと。
それに,最初のフェラチオ権利は,陽子の陰部周辺のホクロの数を当てた松尾にあったこともある。
陽子の頭を誘導し,顔を佐藤の凶器に向けさせた。初めて明かりの下で見る。
陽子の目が丸く大きくなり固まった。
(な・・・なにこれ・・・・ すごい・・・怖い・・・気持ち悪い・・・)
いろんな思いが一気に浮かんだ。
「キャッ!」
目をそらす。
「目をそらすのが遅かったやん。やっぱり旦那のよりは太くて長いか?」
確かに,旦那のも測ったりまじまじ見たりはしてないが,どう見ても大きい。それに,真っ黒だ。
気持悪い。佐藤もサイズの自信はあった。
「ちゃんと付けるのを見ときや」
佐藤は陽子の顔の近くでスルッと簡単に装着した。
「しかし,俺もビデオ撮られるの初めてやし,緊張するわー」
松尾に話しかける。松尾は左手でOKマークを出し,ニヤリと笑った。
佐藤が陽子の股の間に移動し,その時が近づいた。
陽子の股間に膝を立て,太ももを引き寄せる。
下腹部の草村の上に,長い佐藤の凶器がいったん置かれ,ペンペンと,陽子の草村を叩いて刺激する。
「さぁ,ハメハメのお時間や,奥さん」
「イヤッ!イヤッ!ほんまにやめて!」
陽子は勇気を振り絞って,最後のお願いをする。
「わたしには夫がいるんです。最後の行為だけは・・・やめられないですか・・・」
佐藤も往生際で少し陽子をからかってやろうと思った。
勃起力は衰えていない。
「夫がいるのは知っとるで。だからおいしそうなんやん」
「倫理的におかしいです・・・」
「そう言うが,奥さんやって浮気くらいしたことあるやろ?」
「ありません!」
「ほな,旦那以外は経験なしってことかいな?そんなわけないやろ?」
「昔のことです!昔1人だけです。あとは夫だけ・・・なのに・・・」
「ってことは,北田,いや前原陽子のここを通ったのも2人か?」
下腹を凶器でたたきながら,膣のことを示した。
「そうです!・・・だから・・」
「ほな聞くが,初体験は何歳で,その彼とは何回くらいエッチしたんや?」
「なんでそこまで!」
「俺にお願いしとるんやろ?こっちかってわからんやん」
「・・・21歳・・・でも,2回しかしてません・・だから・・・」
陽子は最後の行為から逃れるため,自分の過去を赤裸々に語っている。
あられもない格好で。
この女性の過去を,この女性が自ら語っている。しかも経験が少ない。
男たちには最高の舞台となっていることが陽子にはわからない。
「そっかぁ。21歳がお初やったら,今どきの子では珍しいなぁ。
しかも,そいつとは2回,あとは夫だけときたか。どうりてまだまだ使われてないきれいなあそこをしてると思ったら。ここにハメたのは2本ということやな?」
「だから・・・」
「だから,俺が3人目になって,今までにない味を教えてやるわい」
佐藤の凶器の先端が,草村を滑り落ちていく。
「スルッツ」
いきなり亀頭が穴に入った。
「キャーッ,キャーッ」
「奥さん上付きやなぁ。すんなり頭が入るし。びっくりや」
「さーてっ。過去の2人を喜ばしたのは,どんなお道具なのか・・・俺が調べてあげましょう」
「おじゃましまーす!」
佐藤は腰を進める。
松尾のビデオは挿入される陽子の顔を追い続ける。
「ウグッ。無理です!痛い!痛い!」
佐藤が陽子に覆いかぶさると同時に,ヌチュッと根元まで入った。
「痛い!痛いーーー!」
「か・・・かんにん・・・かんにんを・・・・」
やはりサイズが大きい。しかも,陽子のように152センチの身長という小さい体ではハンデがある。
佐藤は根元まで入れたまま動かず。目を閉じて味わった。
しばらくして腰のピストンが始まった。ゆっくりゆっくり。
「うごかないでぇーーー」
陽子は胃袋が押し上げられる不快感で吐きそうになった。
性器が侵されている以上に,胃のほうが痛くて叫ぶ。
「5年くらい,このオ○ンコは旦那のチ○ポしか咥えてないんやもんな。最初は慣れへんわな,仕方ない」
佐藤も気を使い,最奥までは入れないようにし,抜き差しを繰り返した。
「クッ!クッ!」
歯を食いしばる陽子。
今まで以上の侵入者に対応しようと,膣壁からどんどん液体が分泌され,佐藤の竿に汁を浴びせる。
じわじわと熱いものが出てくるのが陽子にもわかる。
「くやしい!くやしい!」
陽子はかすかに言う。
「うーん。28歳の奥様にしてはきついほうやで。お道具はまあまあかな。普通のOL並や。主婦の味にはなっとらんわ。もうちょい修行せなぁ」
何分か,軽いピストンを続けた佐藤も,だんだん深く入れるようになる。
陽子はだんだん順応していく。
いや,陽子が順応しているのではなく,陽子の膣がだ。
「いやや。いやや」
「ほんまに我慢強いなぁ。いい声きかせてくれや」
「もう他人やないんやし。もっと仲良くなろうな」
佐藤のリズムに陽子の体が揺れる。
佐藤は陽子に覆いかぶさり,背中に手をまわし,合体したまま陽子の体を起こした。
正面座位になる。
「いや!いや!こんなっ・・・いや!」
眉間に皺を寄せ、首をふりしきる陽子。
左手で陽子の腰,右手で陽子のお尻をなでる。
下からの突き上げに,陽子はまた胃が苦しくなる。
陽子の足が佐藤のお尻の後ろになっている,深い正面座位である。
眼下では佐藤と陽子が完全に繋がった箇所が丸見えだ。
どこまでが陽子の陰毛で,どこまでが佐藤の陰毛かわからない。
混ざり合っている。その混ざった陰毛には,黒色を打ち消すように陽子の白濁液が花を咲かせている。
見事な光景だ。
佐藤がそこに指を差し,松尾がビデオを近づける。
「佐藤には見えんやろうが,陽子ちゃんが下のときのさっきっから,相当量の本気汁がお尻の穴を通って流れてたで。汁だくの奥様やな。」
松尾はそういうところを逃さず撮影していた。
佐藤は再び陽子を寝かせ,正上位に戻す。
「この上付き具合,正上位がむちゃ気持ちええわぁ。竿の表側がこすれて気持ちええで!」
「グヌチャ,グヌチャ,グヌチャ」
佐藤が陽子をかき回す音が出てきた。
「それ!それ!よいしょ!よいしょ!」
「クッ,クッ,クッ」
右頬を枕に押し付け,必死に耐える陽子。
いったん最奥まで入れたところで,佐藤はリズムのいいピストンをいったん止め,腰を「の」の字にグラインドし始めた。
「いやっ!」
陽子の口が餌を求める鯉のように開いたまま固まる。そのとき,
「アフンッ,」
不意に出てしまった陽子の言葉。
「ヤッホー,うぐいすの初音や!」
「もっと鳴いてええで」
陽子は我に返ったが,体が言うことを聞かない。
夫との行為でも,中で掻きまわされたことなどなかった。普通に出し入れするだけだ。
「気持ち良かったら素直に感じてええで」
佐藤は「の」「ぬ」「ね」など,いろいろな動きを始める。
「アンッ,ダメッ!」
「アンッ,アンッ,アフンッ,イヤンッ,ダメッ」
陽子の最奥のスイッチが押されてしまった。
「おいおい!ちょっと,まってくれ!奥さん!!」
スイッチが入った陽子の膣が,全体で侵入者を絞りはじめた。
「ちょっと待った!奥さん。ウッ・・・すごい!」
今まで挿入していた膣とは明らかに違う。
何十本もの指でじゅんぐり,ジワジワ絞られてるみたいだ。
佐藤は突然襲った射精の危機に,いったん凶器を抜いた。
「アフンッ」
抜かれたことにも反応する陽子。
「なんじゃこれは・・・すごい・・・」
ハアハア言いながら,また陽子に覆いかぶさる。
「奥さん!」
ズポリッと挿入すると,陽子に抱きつく。
陽子の膣は侵入者を再び絞り始めた。
陽子はまた眼を見開き,鯉のような口になる。
(もっと感じやがれ!)
佐藤は陽子の乳房の下に顔をうずめ舌でまさぐった。
「イヤーーンッ。ダメッダメッ,ハフンッ」
今度は膣内で逆回りにに絞り始めた感覚になった。
「奥さん!奥さん!すごい!すごい!」
佐藤も目を丸めた。
「アハン,アハンッ,アハンッ」
陽子は夫との時もこんな声を本気で出したことはない。かわいらしい声をわざと出すくらいだ。
「イヤンッ,イヤンッ,イヤンッ」
佐藤は限界だった。
陽子を抱きしめる。陽子にキスを求めるが,そこは陽子も応じない。
だが,陽子はガクガクしながら,声を出すのを止めるがために,佐藤の右肩を噛む。
大きく口を開けて噛む。心地よい痛さだ。陽子があえぐたび,舌がクルッと肩に触れる。
「アグッ,アグッ,アグッ」
「奥さん!奥さんっ!奥さんーーーーーーーーーーーーーっ」
佐藤は果てた。
「イヤーーーーーーーーーーーーーっ」
陽子が半分我に返り悲鳴を上げる。
陰茎から伝わるドクンドクンという射精の合図を膣が感じ取った。
そして,コンドームの精子溜まりを通じて熱い液体が発射されたことを膣奥で感じた。
佐藤は陽子に全体重を預ける。
陽子もまだ佐藤の肩に歯をあてたまま,ハァハァと肩で息をしている。
それが落ち着くまで3分くらいかかったか。
(感じてしまった・・・どうしよう・・・)
陽子の頭はパニックになっていた。
佐藤が起き上がる。
ゆっくり引き抜く。
「アアッンッ!」
陽子の最後の一鳴き。
陽子を掻きまわした肉棒が,だいぶ萎れた状態で垂れている。
コンドームの先には,本当は陽子の子宮を泳ぎたかった精子が大量にたまっている。
佐藤はティッシュで素早く処理しながら,
「奥さん,最高や!名器やで。こんなん,俺も経験したことないわ」
「そんなにええんか?」
松尾が聞く。
「最初はそうでもなかったけどな。普通の女のおま○こやったけどな。どこかでスイッチ入ったら,急にや,急に。先端から根元まで,何十本の指でしごかれてる感じや。しかも右に左に絞られて。」
「ほんまか?こんな経験少ない陽子ちゃんがか!」
「女は経験やないんやなぁ。こんなん,普通の男はいちころやで,松尾も1分もたんかもな」
「そりゃないやろ」
「ありうるで,ほんまに。でも最初のうちの感じを見ると普通やし,俺の予想では,旦那は奥さんのスイッチ,まだ知らんかもな」
佐藤の予想は当たっていた。
陽子もこんな大きなものを入れられたことがないし,自分でスイッチが入って男性を絞り始めたのもわかった。こんなことは経験がない。
自分の片づけが終わった佐藤は,後ろ手縛りで丸まって自分の行為を悔いている陽子を再度仰向けにし,ひざを立たせる。
股間に顔をうずめ,戦闘の残骸を丁寧に舐めはじめた。
こんなはしたない行為をされても,陽子は悔いる気持ちで頭がいっぱいだ。
何も反応しない。
この一部始終,松尾監督が見事に撮影していた。
隣部屋でモニターを見ている由紀も,
(これで陽子もきれいな体やなくなった・・・かわいそう?・・いいきみ?・・・)
複雑だったが,行くとこまで行くしかなかった。途中で男たちを止めるわけにいかない。
第4章 おわり
- 2014/06/19(木) 00:22:20|
- 清楚人妻 一夜の陵辱劇 ~親友に騙された~・仁
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陽子は10分ほど放っておかれた。
松尾もビデオをテレビ横の黒箱にセットした。
ソファーでカルテを書いている。陽子のさきほどの痴態を事細かに。
佐藤は風呂に行き,湯船にお湯を入れ始めた。同時にシャワーで顔と体を簡単に流した。けっこう汗をかいた。
10分くらい経過したところで,陽子がゆっくりと,上半身を立てる。
「もう解いてください。もういいやないですか。部屋に帰して・・・」
「・・・・・・」
沈黙が続く。
「さっきのあえぎ声,またききたいなぁ。かわいかったで,陽子ちゃん」
松尾がからかう。
腰にバスタオルを巻いた佐藤がやってきた。
「奥さん,お風呂いっぱいになったし,一緒に入らへんか?」
「・・・もう帰して」
久しぶりに見る佐藤の顔に,陽子は少し恥ずかしがった。
さっき自分を抱いた男である。
「奥さんに付けられた歯型,当分消えへんわ。」
しっかりと,上下の歯の本数がわかるほどの痕が佐藤の右肩に描かれている。
「ごめんなさい・・・」
小さな声で陽子は謝った。謝る必要がないのに。
こういうところが純粋だ。いや単純なのか・・・
佐藤が切り出す。
「帰してくれと言われてもなぁ。
奥さんが楽しませてくれへんやったら,俺ら,由紀ちゃんのところでも行くか,松尾」
「そうやな。陽子ちゃんにはこの部屋残ってもらって,由紀ちゃん起こしに行こっか」
「やめて!それだけはやめてください!」
「もういいやないですか。由紀には手を出さないで!」
「そんなん言うたって,俺たちはそうするんや?」
「由紀はもうすぐ結婚するんですよ!絶対傷つけないで!」
「ほぅ,由紀ちゃん結婚するんか。初耳やなぁ。ほな,逆に結婚前にいただいとかんと。」
佐藤が本気っぽく言う。
「冗談やないです!やめてください!」
「さっきも奥さんに言ったよな。逆に男は人の物にお邪魔したくなるねん。
婚約者ありなんて最高やんか」
「ひどい!絶対由紀には手を出さんといてぇ!」
陽子の声が大きくなる。
和室で聞いている由紀は,心に突き刺さった。
(陽子,ごめん・・・)
まさかここまで陽子が自分を守ってくれるとは思わなかった。
しかも,婚約話まで佐藤が指示した嘘だ。
こうして由紀を守らせて陽子を束縛する罠だ。
後悔した。男たちもものシーンで由紀が寝返らないか,一抹の不安も感じた。
「ほな,由紀ちゃんのかわりに奥さんが俺たちと遊んでくれるんかいな?」
「・・・それは・・・」
「両方ダメは・・無理なお願いやで」
「・・・・・わかりました。そのかわり絶対に由紀には手を出さないでください」
陽子はまた思うままの罠に引っ掛かってゆく。
「でもな,さっきみたいな態度を遊んでるとは言えへんからな。大人ならわかるよな?」
「奥さんがそういう態度とったら,もう言うこときかずに由紀ちゃんに行くからな」
地獄への宣告だ。でも,由紀は守らないと。
ここまでされたら自分が我慢すればいい。
由紀に助けに来てもらうのを待つしかない。
でも,助けに来られても由紀が危ない・・・
いろんな思いが頭を駆け巡る。
「わかりました・・・頑張りますから・・・」
「よし,よく言うたで。えらいな,陽子ちゃんは」
松尾が褒める。
「佐藤,お前の唾液,拭いてくれや」
「風呂に入れちまったほうが早いんやないか?」
「風呂は佐藤が権利やろうが。また持っていくんか!」
「そんなら風呂はあとにして。拭くのも面倒や~,軽くシャワー流すんがええんちゃう?」
「ほな,シャワーにするわい。」
陽子はもう口応えしないように心がけた。
松尾にも抱かれるのだろうか・・・。松尾だけには抱かれたくない。
由紀を守りたい・・・パニックだ。
「奥さん,歩けるやろ? おいでや」
シャワーをあびせられるのをわかったが,しぶしぶベッドを下り,ゆっくり歩いた。
陽子がシャワーに連れて行かれるすぐあと,由紀は和室のふすまを開けた。
何とも言えない臭いを感じる。
男の匂いなのか女の匂いなのか。
混ざり合った動物の匂いがする。
佐藤に目くばせして玄関わきの棚に置いてある715号室のカードキーを持ち,部屋に戻った。
トイレを我慢してたのと,もう見てられない状態の両方だった。
佐藤に犯されるシーンを見て,もう目的は達成された。
ベッドに横になり,涙を流した。
自分を守ってくれた陽子への罪悪感が込みあげた。
クローゼットに掛る陽子の白いコートを見ると胸が押し潰されそうになる。
現実逃避と睡魔の中,そのまま由紀は朝まで眠った。
「シャワーは俺が入れるわ。俺の汗やし」
「簡単に頼むで。いたずらすんなよ」
松尾がビデオを持って風呂について行った。
高価な部屋だけあって,部屋風呂も立派だ。
ヒノキの湯船だ。洗い場も広い。
後ろ手が外された。
陽子の頭にシャワーキャップがかぶせられる。
佐藤もバスタオルを取り,裸になった陽子にシャワーをかけた。
「あの・・・自分で洗うので・・・」
「俺が洗うからな」
佐藤の一物はまた反り返っていた。
(男性に体を洗われるなんて・・・むごい・・・)
佐藤はさきほど自分が使ったスポンジにボディーソープをたくさん付ける。
泡だて,陽子の首筋,うなじ,背中,胸と,淡々と洗い始めた。腕も手の甲も。
腕を上げ,腋の下も洗った。
おなか,お尻,足,足の指,そして股間。
佐藤はサッサと遊びなく洗い,お湯を流した。
「顔は自分で洗いや」
陽子はボディーソープをつけて目をつぶり,顔を洗い,自分でシャワーをかけた。
若妻がシャワーキャップを付け,お湯に打たれる姿も勃起ものだ。
ビデオ撮影している松尾は,もう我慢の限界だった。
「さっさとしような」
陽子はバスタオルで体を拭く。
佐藤は先にソファーに戻り,陽子の監視を松尾が行う。
松尾はきちんと浴衣を着てる。
「陽子ちゃん,ポニーテールにしてくれへんか。うちの病院に来てくれてたときから,ポニーテールが似合う子やって思ってたんや」
(なんで・・・私はなんなの・・・)
洗面台でシャワーキャップをはずし,備え付けの櫛とゴムバンド,ヘアピンで陽子はポニーテールをセットする。
きれいな黒髪だ。
結び目がOL時代よりも下になったか。そのほうが主婦っぽい。
松尾がビニール袋を持ってくる。
新品の真っ白で何の柄も飾りもないブラとパンティーが渡される。
女子中学生などが付けるような,真っ白で普通のブラとパンティーが松尾の趣味である。
「これを・・・つけるんですか??」
だまって松尾はうなずき,陽子は胸から下をくるんだバスタオルの裾からパンティーを穿く。
そしてバスタオルをはずし,ブラをする。
体当てクイズでほぼ当てた松尾が持ってきただけに,サイズはちゃんと陽子に合った。
変な下着ではないので,陽子も下着をつける安心感にみまわれた。
それでも恥ずかしく,さらにバスタオルを胸から下に巻く。
ビデオをいったん洗面台に置いた松尾が,立ち上がった陽子を突然お姫様だっこする。
すぐ横にある部屋付きの体重計に乗った。
陽子は何をされたのかわからなかったが,
「124キロやな」
松尾が言うと陽子を床に立たせた。
「俺がさっき乗ったら78キロやったから,陽子ちゃんは46キロやな」
「ひどい!女性に対して。デリカシーがなさすぎです!」
松尾の腕から飛び降りる。
「ごめん,ごめん」
浴衣を着てソファーに座って待っている佐藤の前に,ビデオを持つ浴衣姿の松尾と,白いバスタオルを巻いた陽子が登場した。
白い肩ひもが見えるので,下着をつけたであろうことがわかる。
少し下がりめのポニーテールになった陽子は,かわいいし,妖艶さも感じられる。
ソファーテーブルの上はきれいに片づけられ,ビールやおつまみが置いてある。
佐藤が宴会の準備をしていた。
「さあ,おいでおいで。陽子コンパニオンちゃん」
(そういうことか・・・コンパオンでお酒ついだりして遊べばいいんや。下着もつけさせてくれたし)
陽子は安心して少しためらいながらも佐藤の横にちょこんと座った。
松尾も座り,陽子を挟む形になった。ビデオを3人が映る位置にセットする。
「乾杯しよっか」
陽子が自分の立場を考え,置いてある瓶ビールの栓を抜き,2人に注ぐ。
「奥さんも飲みなや。疲れたやろ」
佐藤も妙に優しく,バーで飲んでいた何事もなかった時間に戻った錯覚も起こす。
でも男たちはブリーフ1枚の姿だ。
陽子もグラスにビールを注がれる。
「カンパーイッ」
3つのグラスをカチンと鳴る。
時計は夜の11時ちょっと前だ。
陽子はあんなことがあったので,ぜんぜん眠気はない。
相当喉が渇いていた。
そんなに飲めないはずだか,男たちと同じペースで2杯飲んだ。
会話は普通だった。
「由紀ちゃん,誰と結婚するん?」
「・・・親戚の紹介って言ってました」
「奥さんって何人兄弟?」
「・・・弟と2人です」
「血液型は?」
「・・Aです」
「奥さんがAやと,ご主人はO型やろ?」
「なんでわかったんですか?」
「当たりか!やっぱり。Aの奥さんにはOの旦那が一番多いっていう統計やからなぁ」
佐藤は適当なことを言う。
この宴会は陽子の本音を聞き出す演出だった。
陽子の笑顔も見たかった。
(このまま時間が流れて彼らにも満足してもらえれば・・・遊ぶって,このくらいなら・・・)
陽子は機嫌を取りなおし,ほんの少しの笑顔も見え始めた。
機嫌を取り直したというよりは,彼らの機嫌を取ろうと思った。
時折,スケベな話題を振られるが,自分と由紀を守るには仕方ないと思った。
話を振るのはほとんど佐藤だ。
「奥さん,さっき経験2人って言ってたけどほんまなん?」
「ほんまです・・・」
「旦那とはだいたいどれくらいしてるん?」
「そんなん・・・言えません」
「週1?週2?」
首を横に振る。
「週3や!」
「そんなわけないです!・・・子供と一緒に寝てるんですから」
「ほな,月1くらいなん?」
「・・・2くらいです・・・」
言ってしまう陽子。
陽子もそんなことで満足されるなら言ってしまえという感じだ。
フェラチオの話になった。だが雰囲気は明るい。
「いつも旦那にしてるん?」
「してません!」
「したことないん?」
「・・・あるけど・・・最後にしたのが新婚旅行くらいです。そんな,一生一緒の人とそんなことしないです・・・」
「そういう哲学なんや・・・めずらしいなぁ。」
松尾が久々に言葉を出す。
「ほな,男を口にするなんて,2年近くないん?初体験の相手もなかったん?」
「ないですよ! それに,相手かって強く求めへんし。求められへんものを・・・するもんと違いますしね。」
「もしかして,旦那さんのその何回かも,咥えたりしないでキスするだけだとか?」
「それ以上答えられません!」
「そっかそっか」
「でも、さっき口にボール入れたときに見えたんやけど、陽子ちゃんって、上の前歯がすごく魅力的やけど、下の前歯は意外とは並びが悪いんやね。」
「あっ!これは・・・コンプレックスです・・。」
「いやいや、かわいいよ。フェラチオの時とかは不ぞろいのが当たるほうが気持ちええもんやで。」
「しませんからいいんです!」
口を尖らせ、ほっぺたを膨らませ、愛嬌のある起こりかたを見せた。
「浮気も考えたことないん?」
「ないです!」
陽子の機嫌が少し悪くなったので,また普通の会話へ戻った。
ふとした拍子に佐藤に左手を触られる。
「人妻さんらしく,爪もきれいに切ってるなぁ。最近の若い女ってのは伸ばしすぎやで。あんなんやったら家事でけへんやん」
「しかも奥さん,手荒れがまあまああるなぁ。洗剤のせいやな。冬場やし手入れせんと。結婚2年程度でもう結婚指輪も傷が多いやん。」
人妻らしい素人っぽい手を佐藤が気に入った。
佐藤が,触っている陽子の左手を少し持ち上げ,手の甲にキスをした。
「キャッ!」
急には手を引っ込めないが,陽子は驚いた声を出す。
「指,舐めてええか?」
(・・・やっぱり少し変な方向に・・・)
だが,陽子はこの程度ならさっきまでの辛い時間よりもだいぶましだと思い,うなずいた。
佐藤は陽子の左手人差し指をゆっくり口に入れる。
舌を転がし,指の付け根まで舐めまわす。
(気持ち悪い・・・)
充分に舐めたあと,口をすぼめてゆっくりと引き抜いた。
自然に松尾も陽子の右手を持つ。
(・・・松尾先生には・・・されたくないっ!・・・)
松尾にも人差し指を同じようにされる。
同時に,佐藤は中指,親指,小指と舐める。
2人はわざと音を立て,静寂の中,指を吸う音だけが響く。
陽子の手首は上向きに持たれているので,男たちの唾液が手のひら,手の甲を伝わる。
(もうやめて!もうやめて!)
コンパニオンもここまではしないであろうが,うつむいて耐える。
松尾は手の甲や手のひらまでペロペロ黙って舐める。
佐藤が意地悪く最後まで取っておいた左手の薬指。
指輪に口付けをし,ゆっくり指を口内に収めた。
結婚式のチャペルで指輪をはめてもらい,手の甲にキスしてもらったシーンを思い出す。
あれ以来,指輪は一度も外したことがない。
(あぁ・・・ヒロ・・・,ごめんなさい・・・)
夫との絆である指輪が佐藤の口内に入り,舌先がグルグルと貼っている。
松尾も佐藤も堪能した。陽子の両腕の肘のあたりまで男たちの唾液は流れている。
陽子の10本の指の腹は,男たちの口内でふやけ,しわしわになっていた。
「専業主婦の手は,おいしいやろ?松尾」
「おいしいおいしい。この少し荒れたザラザラ感が舐めてて気持ちええわ。陽子ちゃんのかわいらしい団栗爪も気に入ったわい」
「奥さん,嫌やろうから,手洗ってきてええで」
「すみません・・・・少し失礼します。。。。」
陽子は立ち上がり,洗面台へと向かった。監視役で松尾もついて行く。
陽子は洗面台でハンドソープを取り,腕まで洗った。
(このくらいならへっちゃら・・・さっきの屈辱にくらべれば。早く諦めないかしら・・・)
松尾と陽子が戻ってくる。陽子はいまだ白いバスタオルで胸から下をくるんでいる。
「奥さん,足のサイズは何センチや?」
「23.5です」
「そっか。ちっちゃくてかわいいなぁ。次は足の指舐めたいなぁ。あかんか?」
「そんなん,あかんですよ・・・・もう・・・」
即答する陽子。
沈黙ができる。空気が断れない状況を告げている。
(足の指をなめさせるなんて・・・女性としてありえない・・・)
ソファーで陽子の両隣に座座る佐藤も松尾も,あえて何も言わない。重い空気が流れる。
「楽しい宴会だけじゃだめですか?頑張りますから。あんまりエスカレートしないでほしいです・・・」
「これがあかんくて,何を頑張るっていうんや?」
「女性にとって,足は一番恥ずかしい場所なんです。どうか・・・」
「お股よりも恥ずかしいんか?」
「そんな・・・」
「俺たちは奥さんのお股の味も知ってしまった男や。ここまできたらええやんか」
「・・・それとこれとは・・・」
佐藤がソファーから降り,床に胡坐をかく。続けて松尾も同じことをする。
陽子は両斜め前に2人の顔を見下ろす。目のやり場がない。
「体育座りしてや,さあ!」
陽子はソファの上に両足を上げ,体育座りをした。
「俺と松尾の頭が当たらんように,少し広げてくれるか」
陽子は観念した。
バスタオルに巻かれているので下着は見えない。
バスタオルが広がる限界まで,膝を20センチくらい広げ,両足首も左右にできるだけ開いた。
正面から見ると,スネがカタカナの「ハ」の字で,上が20センチくらい開いた形だ。
陽子は両手で膝間のバスタオルをしっかりと握り,パンチラが覗かれないようにした。
佐藤の指示で,かかとを立て,足指を斜め上に向ける。
「足の爪もかわいいなぁ。こっちも団栗爪やぁ」
松尾が褒める。
女なら誰でもそうだろうが,足なんて自信のある女はいない。
「左足の佐藤のほうが当たりやなぁ。見ろや。親指と真ん中の指に爪垢があるで。」
「オオッ!あるある」
確かに黒い爪垢がある。陽子は迂闊だった。
佐藤はテーブルに手を伸ばしてつま楊枝を1本取り,陽子の足首を持って爪垢を取ろうとする。
「掃除してやるし,危ないから動くなや」
屈辱だ。
だが,指示通り陽子は動かない。怪我もしたくない。
親指爪の左サイドに詰まった爪垢がほじり取られた。
佐藤が臭いをかぐ。
「フッフッフッ・・・俺の爪垢と匂いはかわらんな。人間,爪垢は臭いわい」
「やめてください!汚い!」
「どれどれ?」
松尾が佐藤からつま楊枝を取る。
「ほんまや!くっさーーー。陽子ちゃん,掃除せんとぉ」
と言いながら,楊枝を口に入れ,爪垢を食べた。
「うぇ!松尾!そこまですんのか?」
「陽子ちゃんのものは格別です。爪垢も宝です」
「・・・クッ・・・」
バスタオルを抑える陽子の手の力が増し,怒りに震える。
佐藤がもう1本の楊枝で中指の爪垢も取り,佐藤も食べてみる。
「うん。香ばしい,香ばしい,奥様の私生活すべての味が詰まっとる」
2人はそれぞれ足首を持ち,陽子の足指にしゃぶりつきはじめた。
2人ともやり方はそれぞれだ。
佐藤は足指を順番に丁寧に舐めしゃぶり,指間を手で広げては丁寧に舐め上げる。
松尾は足の甲,くるぶし,足の裏,唾液でべちょべちょにしている。
陽子は足なんて夫にはまじまじと見せたこともなかった。
足の甲や足裏は,くすぐったくて耐えられなくもなるが,足の指は性感帯に近いものを感じていた。
それがばれないように必死に耐える。
特に佐藤の足指舐めがものすごいテクニックだ。
陽子は膣内からまたもや,とめどないものが流れ出したのがわかった。
佐藤も自信があり,陽子の反応をわかってはいたが,ここは宴会の一種で陽子を傷つけずに楽しく過ごさせようと,ただひたすら,ふやけるほどに足指をしゃぶり続ける。
男たちは足首から下だけでなく,陽子の足首を持ち上げ,スネやふくらはぎ,アキレス腱も堪能し,陽子を解放した。
陽子は松尾の監視の下,バスタオルを着たまま足をシャワーで流した。
シャワーから戻り,また3人並んでグラスを傾けるシーンに戻った。
気分転換にと,佐藤がベッドの横のテレビのスイッチを入れる。
由紀が見ていた和室のテレビはブラウン管小さいものだが,洋室のは37型液晶の大画面で立派なものだ。
23時半近くになっているので,面白くないバラエティー番組しかない。
3人は特に面白くない番組を眺めていた。
しばらくして佐藤のグラスに注ごうとする陽子に佐藤が,
「奥さん,奥さんのグラスに入ってるそのビール,口移しで飲ましてくれへんかなぁ」
「・・・」
陽子が固まった。
どんどんエスカレートしている。まずい。
「あかんか?」
「そんなことやめましょうよ・・・」
「いや,やってくれ」
陽子は急いで自分のグラスを取り,なみなみ注いであるビールを一気飲みした。
「もうないですよ!できませんっ」
酔っぱらってしまいそうだ。
この宴会だけでも4杯くらい飲んだ。
いくら喉が渇いたとはいえ・・。
OL時代でも3~4杯が限度だった。
しかも冷めたとはいえ,夕方にも飲んでいる。
「そんなことしたって無駄やで」
松尾が冷蔵庫から350mlの缶ビールを2本取ってきた。
「1本ずつ,俺らに飲ませてくれや。ええやん。」
口移しということは,キスも伴う。今までさんざん凌辱されても唇は守った。
「ほかのことに・・・」
「あーあっ。おもろうないなぁ。やっぱ由紀ちゃんかっ?」
陽子がうつむく。
「わかりました・・・」
(だんだんこうなっていくのか・・・)
「プシュッ!,プシュッ!」
佐藤と松尾が同時に缶を開ける。
「バスタオル取ってくれや」
「・・・」
観念して立ち上がり,ソファーの後ろでバスタオルを取り,たたむ。
陽子が最初につけていた白の腹巻を佐藤が渡す。
「寒かったら腹巻してもええで」
「・・・」
陽子は(返して!)という勢いで腹巻を受け取ったが,穿かなかった。
女性としてどちらを選ぶのか。
こんな状況とはいえ,上下の下着に腹巻の姿で男性の前に出れるはずがない。
白い肌に純白のブラとパンティー。
ポニーテール。
それこそ女子高生スタイルだ。
だが結婚指輪はしているし,手は荒れている。
子持ちの28歳だか,童顔も手伝い,もっと若く見えてしまう。
陽子がソファーに戻ろうとすると,佐藤がパンパンと自分の左ひざをたたく。
「ここに座って」
陽子はソファーに座った佐藤の膝に腰掛けたが,膝も斜めになっているので,佐藤の胸に肩を寄せる形になってしまう。
左腕で肩が抱かれた。
右手には缶ビールを持っている。
「俺に抱きついて,甘く頼むで」
陽子は震えている。
(仕方ない・・・早くやって早く忘れよう)
「たくさん口に含んでな。ちょっとずつやと,何十回もやらんならんで」
そのとおりだ。
でもやったこともない行為であり,渡された缶ビールをとりあえず口に含んだ。
右手では缶を持ったまま佐藤の肩に腕を置き,左手は佐藤の首を巻き,抱きつくように一気に唇をつけた。
初めて唇を許した瞬間だ。
佐藤の口ひげが陽子の鼻に当たる。
「チュルチュルチュルーーー」
注ぎ込まれる。佐藤の喉が鳴る。
「うん,上手や」
陽子が2度目をやろうとする。
「俺は?俺は?」
松尾も嫉妬を覚えた。
「いちいち変わってたら奥さんもたいへんや。順番にしいひんか?」
「そりゃ時間かかるで!」
「大丈夫や,早くできるよな,奥さん?」
陽子は酔っ払って顔が真っ赤になっている。
松尾はあきらめ,ビデオを手に取り,佐藤と陽子の遊びをいろんなアングルで撮り始める。
2度目,3度目。陽子のビールが佐藤の口内に注がれる。
「もっとたくさん含んで」
4度目からは今までの倍くらい含んで注入した。
「奥さん,歯みがいてへんやろ?夕食のカニの匂いがするで」
「・・・ごめんなさい・・・」
5度目の注入が終わったとき,佐藤の腕の力で引き寄せられ,陽子の口内に舌が入ってきた。
「ウグッ!ウグッ!」
左手の缶ビールを落とす。
松尾が拾った。
足をばたつかせる陽子。
佐藤の力はすごい。
陽子はしばらく佐藤の暴れる舌を許した。
「なにするんですか!」
「怒るな怒るな。もうせんから」
気を取り直して何回もさせられた。
「口の中でクチュクチュして泡だててくれ」
そう言われたらその通りにする。
1本の缶ビールが無くなるのに,20回ほどのキスが行われた。
「いい子や。おいしかったで。こんなビール,一生味わえへんな」
(松尾にはしたくない・・・・)
だが,ビデオが佐藤に手渡され,松尾が準備して座った。
陽子は観念した。松尾の膝に座る。
(コンパニオンになりさがろう)
顔中にクレータががあり凸凹で脂ぎった松尾の顔が近づく。
松尾への注入が開始された。陽子は松尾へのキスの回数を減らしたくて,1度の量を多くした。
「ゴホッ,ゴホッ」
「多すぎるで!」
1回目で松尾がせき込む。
「ごめんなさい!」
松尾は紳士的に振る舞い,舌を入れてきたりはしなかった。
ざらついたぶ厚い唇が嫌だ。
(私の小水を飲んだ男だ・・・)
恨みもあったが続けるしかない。
半分が過ぎたころ,佐藤が口を挟む。
「奥さんものど渇かへんか?ビール飲んでええで」
そのとおりだった。
「あ,はい,私もいただきます」
陽子は引っかかった。喉の渇きもあるが,自分でそのまま飲んで,松尾へのキスの回数を減らすことが一瞬頭によぎった。
ニヤッとした松尾が陽子から缶ビールを取り上げる。
(まさか!)
松尾がビールを口に含み,陽子の顔を引き寄せた。
「やめて!やめて!こんなつもりで言ったんじゃ!」
「コラコラ騒ぐな。松尾のを飲んでやれや」
「うそーーー!無理です・・・」
松尾はスタンバイしている。
「反抗しないんやろ?奥さんは」
「・・・・」
体の力を抜き,目をギュッと閉じて松尾のほうに顔を向ける。
松尾が口付けをする。
「チュルチュルチュル」
生温かいビールがないってくる。キスが解かれたが陽子は口にためたまま飲めない。
「のまへんと?」
「ゴクリッ」
「オウェ,ゲボッ」
生理的に嗚咽が出た。
「失礼やなー。残りのビールは松尾から奥さんにで決定や」
残り7回,陽子は松尾に注がれた。3回目からは松尾はクチュクチュ泡だてた。
「全部終わったで。よく飲んだ,陽子ちゃん,ありがとう」
生ぬるいビールは酔うこともあってか,「ありがとう」という久しぶりのやさしい言葉に,陽子は真っ赤になって,松尾の胸に右頬をつけ,頭を預けててしまう。
ビデオを撮っている液晶を佐藤は見ながらつぶやく。
「恋人同士みたいやなぁ。奥さんも松尾に甘えおって」
陽子は疲れ,酔い,松尾の胸から離れなかった。
- 2014/06/19(木) 00:24:00|
- 清楚人妻 一夜の陵辱劇 ~親友に騙された~・仁
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「宴会はひとまず終わりやな」
佐藤がテレビを消す。陽子は寝そうになった。
抱いているかわいい子猫のような陽子を,松尾はやさしく抱き上げ,お姫様だっこの状態でベッドに連れて行き,ベッドの縁に腰かけさせた。
ビデオを持った佐藤も近くにやってくる。
松尾が浴衣を脱ぎ,白のボクサーブリーフ1枚になり,隣のベッドからの枕と元の枕を重ねて寝ころぶ。
「ここまでおいでや」
「松尾先生,なんですか・・・もういやです・・・」
松尾のやさしさにすがりたい陽子。
松尾もアメとムチである。
「陽子ちゃん,俺,佐藤とのゲームで,陽子ちゃんのフェラチオ優先権を取ってしまったんや。俺のが終わらんと佐藤が怒るし,俺も困るんや」
人のせいにする。まったくやさしい言葉ではない。
「なにを!そんな,いやです。いやです。絶対無理です!」
陽子は座っていたベッドの縁からサッと立ち上がった。
しばらくするとガクガク足が震えだす。陽子は立っていられなくなり,腰を落とした。女座りで床に落ちる。
「できません・・・それだけは。夫がある身でそれだけは・・・」
「夫にもしてへんって言うてたから,ええんちゃうんか」
「そういう意味と違います!夫にもしてないことを,なんで先生にできるんですか!」
「なんでって,人間なら頑張ればできるで。佐藤が由紀ちゃんに行ってしまう前にせなぁ」
「・・・・無理・・・無理・・・」
「無理って,テクニックが無いってことか?俺が細かく教えたるから」
実際,陽子の頭の中は,松尾が生理的に無理なこと,夫がいること,やり方をほとんど知らないことで頭がぐるぐる回っていた。
「ハメハメしようなんていわへんから,なっ」
陽子は「ハッ!」と目を開く。
(松尾と交わる・・・それだけはダメ!私の体はそこまで汚せない!)
「陽子ちゃん,酔っ払ってるよな?酔っぱらってるってことでええやんか。
酒のせいや。酒が悪いんや。陽子ちゃんが悪いんと違う。明日になったら忘れるがな」
「・・・・・・・」
松尾の言葉は最後の救いなのかもしれない。
由紀と自分を守るには,自分のプライドを捨てるしかない。しかもだいぶお酒も飲んでいる。
(お酒のせい。そう,お酒のせい・・・お酒が・・・)
「わかりました・・・」
「よし,ええ子や」
「・・・こ・・・この恰好でですか?」
「そうや」
ベッドの上で大の字で股を開く松尾。
上半身は高い枕で少し起し,陽子の奉仕を見れるようにしている。
床に女性座りをしている陽子。
陽子は最後の要求を言ってみた。
「電気暗くするか・・・ビデオは・・・」
「それはあかんって,最初っから言われてるやろ?」
願いは通らなかった。
地獄の時が近づく。
松尾の白くて毛深い足が目に入り,ますます嫌になる。
「この歳になって何も知らないし,何もできなくても怒らないでください。言われたことは頑張りますから・・・」
「よしよし,相当自信がないんやな,陽子ちゃん」
松尾が頭をよしよしとなでる。陽子はうなずく。
「・・・します。下着,脱いでください・・・」
「下着はこのまま。最初は下着の上からや」
「えっ・・・」
目を丸める陽子。
(下着を脱がせろと言うのか・・・)
松尾の白のボクサーブリーフは,もうパンパンだ。陽子をこの部屋へ招いてからどのくらい我慢したか。3時間はとっくに過ぎている。
佐藤は1時間以上前に陽子の中で果てた。
松尾もしたくて仕方なかったが,フェラ優先権を得た以上,この時まで我慢した。
目の前の白いパンティーの中には,佐藤が絶賛する名器がある。
そこを味わいたいのは山々だ。
だが松尾は,陽子のド素人フェラをあえて堪能することを選び,耐えてきた。
ブリーフの中は何度も出ている我慢汁でベトベトになっている。
ブリーフで閉じ込められた状態ではおそらく,竿にも玉袋にも,全体的に我慢汁が蔓延し,ベトベトのはずだ。
白だから目立たないが,ブリーフはによく見ると,500円玉2つくらいの大きな我慢汁のシミがある。
陽子がベッドに上がり,松尾の開くスネとスネの間くらいの位置に正座する。
ビデオをまわす佐藤も,白のブリーフの松尾と白のブラ,パンティーの陽子の絵に,美を感じた。
「本当に,本当に何もできませんので・・・怒らないでください・・・」
「うん,うん。一生懸命やってくれれば,俺も佐藤にちゃんと伝えるから。そのかわり,やる気がないとか,できないふりしたらんで。」
うなずく陽子。
「最初は,自分の知ってるフェラを,ありったけやってみな。何も言わへんし」
陽子の性技を見せろと言うのだ。
陽子の腰が折れ曲がり,両手をブリーフの縁にかけて下そうとした。
「ちょっと待ってや。せっかく穿いてるんやから,パンフェラしてくれへんか?」
パンフェラなんていう言葉は知らないが,言ってることはわかる。
「そんなこと・・・」
陽子は戸惑う。
「そやな。せっかくやる気になってくれたのに,ごめんごめん。旦那の下着も脱がしたことないんか?」
「ないです・・・そんな・・・」
「わかった。ええよ」
松尾はあくまでやさしい。
陽子にやる気を出させたい。積極性をどう出すか。
寝たまま腰を浮かせ,ブリーフを取り,枕元に置いた。
7分立ちくらいのの松尾の肉棒が現れる。
初めて見る松尾の武器。
見たことのないような形だ。キノコのように亀頭が強調された形だ。
陰毛がものすごい。
ハゲは下半身の毛が濃いというが,すね毛も濃い上に,陰部はものすごい。
しかも,3時間以上出続けていたがまん汁と,ブリーフの蒸れで,陰部全体が湿り,湿気で束になってしまってる陰毛もたくさんある。
見るからに臭いそうだ。
(見たくない・・・)
目をギュッとつぶる陽子。
「陽子ちゃん,始めてええよ,あんまり緊張すると,酔いも覚めるで」
(そうだ,私は酔ってる。酔ってる。お酒のせい・・・)
目を開ける。
陽子は松尾の左ふくらはぎを両手で持ち上げて少し閉じさせ,松尾の左ひざの外側に正座の位置をずらす。
(好きにやらせよう。北田陽子ちゃん,いや,前原陽子さんのナチュラルな性技や)
松尾は陽子の行動をすべて受け入れる。
陽子にとっては佐藤と違い,優しさに写る。
「・・・」
サイズは佐藤よりも小さいと思った。
夫と同じくらいか。ただ,形がぜんぜん違う。
キノコを思わせるようなカリの高さ。亀頭部分が大きい。
(夫のとは形が違う・・・)
確かに,前原は仮性包茎だ,勃起に出る亀頭のカリもぜんぜん低い。
陽子が両手を伸ばし,両手の4本指を使って松尾の竿に触れる。
両小指が立っている。
(男のモノを持つときに両手を使う子は育ちがいい。丁寧なフェラをしてくれそうや)
亀頭の裏側に両親指を添え,残り6本の指は竿の表側に添えている。
陽子の顔が降りてくる。
ポニーテールにさせたのは,可愛いからだけでなく,フェラで顔が見えるようにする目的もあった。撮影にも影響する。
顔があと10センチまできたところで,陽子はいきなり顔をそらした。
「オウェ,ゲボッ」
嗚咽が走った,ツーンッという刺激臭が耐えられなかった。
臭い。酢の匂いだ。
「失礼やなぁ。ショックや・・・夕方風呂で洗ったつもりなのに」
「ごめんなさい!ちゃんとします」
松尾のやさしさに反抗したくない。
客観的には松尾もどうみてもやさしくないが,佐藤の作り上げる逃げられない野獣の檻の中では,松尾の言葉が常に陽子を救っていた。
嗚咽はしたものの,8本の指は離していない。気を取り直した。
陽子の唇がすぼまる。
親指の下に触れた。
裏筋の上のほうにキスを施す。
陽子の性技が始まった。陽子の男性経験そのままが現れる瞬間だ。
(やったぁーーーっ)
ニヤつく松尾。
(純粋で元気に仕事に励んでいたあの北田陽子ちゃんが,俺の竿に口付けした!)
続いて,裏筋の下のほうに,2度,3度と軽くキスをする。音は全く立たない。
4度キスしたら,ハーモニカのように唇を滑らし,裏筋を5往復した。
それだけの動作が終わると両手を離す。
陽子は松尾の下腹部に頭を持って行き,肉棒を反対側から持った。
今度は左手だけで握った。
握ったといっても,5本の指の腹で持った。
肉棒は8分目くらいまで勃起している。
天上へ直角に。強引に持ち上げる形だ。
親指を亀頭の付け根の窪みに充て,同じように親指の下の竿に,唇をすぼめてキスをする。
(臭いっ・・・)
薄目を開けながら,陽子は目をつぶり頑張った。
(表側をする女,初めてや!。感動!。天然の奥さんはええわ。たぶん誰からも教わってへんのやろ。)
竿の表側を下り,4度キスをする。そして裏側の時と同じように,ハーモニカのように唇を滑らせ,5往復した。
(終わった・・・)
陽子は起き上がり,手を離し,松尾の左ひざの外側に再び正座した。
「終わり?」
「ええ・・・」
陽子は仮性包茎の夫のせいもあってか,亀頭への奉仕は経験がなかったし,夫も求めなかった。
「ありがとう。よく頑張ってくれた。きもちよかったで。陽子ちゃん」
決して否定的な言葉はかけない。うまく持っていく。
「2年前旦那さんにした最後のフェラも,こんな感じやったん?」
「はい。先生は物足りないと思いますけど。もっと簡単にしかしたことないです。」
「ほな,俺には頑張ってくれたんやね,ありがとう」
陽子は「うん」と声に出さずにうなずく。
松尾の肉棒は,みるみる縮んでいる。
「陽子ちゃんのフェラを評価してもええか?」
陽子は何も言わない。
「陽子ちゃんのフェラ,丁寧ですごくええよ。特に,男のものに最初に両手を添えるのは,育ちのいい証拠やし,男としては大事にされてる気分で嬉しいわ。
それと,後からした表側のほうあるやろ?表側にキスしたりしてくれる子はなかなかいいひん。
俺ももしかして初めてされたかもしれんよ。
この技は陽子ちゃんの特技や。それに,ハーモニカのように口を滑らすの,あれも男にとっては気持ちええもんや。しかも唇が柔らかくて」
怒られたり不満を言われると覚悟していた。
陽子は本当にこの程度,いやもっと軽めにしかしたことがなく,酔いの勢いを借りて頑張ったつもりだった。でも物足りないであろうことは到底わかっていた。
自分の経験では。それを褒めてくれている。
「ごめんなさい・・・」
心から松尾に言った。
「陽子ちゃん,旦那さんのために覚えろとは言わんが,28歳の女性として,も少し俺の相手してくれへんか?今晩だけで記憶から消せばええんやし。」
「・・・」
松尾のお願いである,強要ではない。
陽子は迷った。
よく考えると断るのが当然の状況だが,催眠術にでもかかっているのだろうか。
野獣の檻の中で,ライオンのような佐藤の脅威に対し,手を差し伸べて励ましてくれる松尾。
生理的にはまったく受け付けないが,心のつながりを得た錯覚になっている。
松尾だってわざとそうしているだけで,実際は佐藤よりも性癖が変態な野獣なのだ。
「ほんまにわからないと思うので・・・言われるとおりに頑張りますから・・・怒ったりしないって約束してくれますか?」
「おう!約束する。俺もできるだけ優しくするから,傷ついたり嫌な態度だと思ったら,すぐ言ってくれな」
陽子にとって今までにない優しいやりとりだった。
(酔ってる,酔ってる。がんばろう・・・)
納得いかない決意をもって,松尾と目を合わせた。
松尾がまたブリーフを履き,足を開いて寝ころんだ。
陽子が松尾の開いた両スネの真ん中に正座した。
「陽子ちゃん,パンフェラわかるか?」
「・・・したことないし・・・」
「パンツの上から,好きなように舐めしゃぶりして。好きなようにしていいで。間接的やからましやろ」
陽子は腰を曲げ,両手をブリーフのふくらみにそっと添えた。
500円玉大のシミが2つ見える。
顔をブリーフに近づけ,ブリーフの一番山頂に口付けをした。
「野性的になってええで。考え付く行為をどんどんやってや。陽子ちゃんのセンスで。」
陽子は両手を添えたまま,ブリーフの膨らみにチュッチュチュッチュとキスを施す。
少しだけ出っ歯気味の歯で噛んだりもする。最初はシミの箇所を避けていたが,始まった以上は関係なく没頭した。
「うんうん,なかなかのパンフェラやで,こっちも興奮するわ」
白のブラとパンティーで白のブリーフに一生懸命パンフェラしている若妻。
すぼめた唇を滑らせ,パンフェラでもハーモニカ往復をした。
撮影中の佐藤もブリーフの中で痛いほど肉棒が立っていた。
「そろそろ脱がしてくれるか?」
陽子はブリーフから唇を離し,ブリーフの両側に手を懸け,降ろした。
何時間か前の陽子のように,佐藤は脱がせてもらうために腰を浮かす。
ブリーフをぎこちなく脱がせ,両足首から抜いて松尾に手渡す。
「奥さんも,ブラ外さん?」
「・・・」
自分の一方的奉仕なのに裸になる必要があるのか・・・
陽子は迷ったが,松尾のやさしい目に屈し,後ろを向いてホックをはずし,ブラを取った。
きれいにブラをたたむ。手を伸ばす松尾に渡すと,両手を組んで胸を隠す。
「さあ,フェラの本番やね。無理はせんでええからね。」
うなずく陽子。
「でも・・・私に好きにやれと言われても,ほんまに口付けくらいしかできないので・・」
「できれば指示してもらえると・・・」
2人の目が合う。
「わかったよ,ほな,言うとおりにたのむな」
陽子は大きくうなずく。かわいらしい。
「こういうことはな,経験が多い少ないとかと違うんよ。
いくら遊んでる女でも,風俗の子でも,ダメな子はいつまでもダメ。
センスなんやね。センスある子は何やらしても飲みこみが早いし,最初から上手にやる。
センスいい女か,どん臭い女かの2種類なんやね。
陽子ちゃんがどん臭い女かどうか,人間性が全部わかってまうんや。
恥ずかしがったりためらうのも,どん臭いと思われるで」
陽子はだまってうなずく。
まずは,部位の説明や。
松尾は大広げに伸ばしている足の膝を立て,自分で肉棒をつまみ,丁寧に陽子に教える。
「これが亀頭,ここが尿道口や。鈴の口みたいやから,鈴口とも言う。この亀頭の付け根の段の部分が,カリ」
部位を見ながらうなずく陽子。
知っている言葉もあれば,「カリ」などは初めて聞く。
「この部分が竿や。さっき陽子ちゃんがしてくれたところやな。こっちが表で,こっちが裏。この裏側にスジがあるやろ。これが裏筋や」
「あとはこれが玉袋。中にあるのが睾丸。俗に玉とか,タマタマって言うな」
「ここから下は陽子ちゃんと同じやな。ここが会陰部。蟻の戸渡りとも言う。その下のほうが肛門や。英語ではアナル」
「わかった?簡単やろ?」
無言でうなずく陽子。
初耳なのは「カリ」「裏筋」「蟻の戸渡り」くらいだ。衝撃的な名前がすぐに頭に焼きつく。
「ほな,次は発声練習ちゃうけど,口の形の練習や」
「大きな口で『あ』『い』『う』『え』『お』ってやってみて。声は出さんでええから」
陽子はゆっくり,「あ,い,う,え,お」と口を動かした。
「小さい小さい。俺が一緒にやるから,真似して大きくやってごらん」
松尾は声を出し,陽子にまねさせた。
「『あ』『い』『う』『え』『お』」
「そうやそうや。もうひと息,もうちょっとだけ大きく,もう1回!」
「『あ』『い』『う』『え』『お』」
「そうそう!その調子。今度は一人でやってごらん。」
(『あ』『い』『う』『え』『お』)
「よしよし,その口の開け方を覚えといてくれよ。決して小さくせんようにな」
もう1度確認で練習させられた。
陽子はあられもなく大きな口を開けて口パクをしている。
正座して胸を両手で抱えて隠し,口パクしている陽子にレンズを向ける佐藤は思った。
(この女,単純なんか?こっけいやわ。追いつめられるとここまですんのか・・・)
「次は舌をめいっぱい出してごらん」
閉じた唇から舌を出す陽子。
「もっともっと」
恥ずかしいくらい出した。
ふざけて「あっかんべー」をする時もここまでは出さない。
「よし,そこまで出した状態で,顔を上下左右に動かす」
陽子は従った。
「そうそう。このパターンを『スイング』って言うからな。覚えてや」
「最後にもう1つ,『あ』をしてごらん」
陽子は口をあけてさっき練習した『あ』の大きさに口を開いた。
「その状態で舌を唇の少し外まで出して」
「上下左右斜め,あたりかまわす動かして舌を暴れさせてごらん」
陽子は従った。
「もっともっと早く暴れさす」
滑稽な姿だった。
陽子は口と舌を動かしていたが,胸は手で守っていた。
「そうそう。やればできるやん。そのくらい早くな。これが『レロレロ』」
「今までやった,『あいうえお』と『スイング』『レロレロ』の3パターンの組み合わせや」
「あとは陽子ちゃん持ち味の,口をすぼめたキスの嵐,『チュッチュ』と,『ハーモニカ』や」
「俺がいろいろ指示したら,そのパターンを思い出してな。これ知っとくだけでぜんぜん違うしな」
陽子はうなずく。
(自分がそんな口で松尾のものをすることになる。でも,酔ってるから・・・)
この檻では松尾の機嫌は引き寄せておきたい。
(由紀を守る・・・)
夫の顔・・・娘の顔・・・
いろいろな思いが頭を駆け巡る。
同時に松尾の指示のテンポに乗り,どんどん状況が進んでいく。
「実践の前に1つだけ。フェラはテクニックがだけと違うからね。あくまで愛情や。俺に対して愛情無いのはわかるが,『愛おしい』って自分に催眠術でもかけてくれるか。その気持ちがあるのとないのとでは,何倍も何十倍も違うんやで」
「わかりました・・・」
「ありがとう。いい奥様や。よろしくな。」
よろしくと言われて,陽子はカクンとうなずく。
「ほな,始めてもらおか」
陽子の両手が胸から離れ,松尾の前にあらわになる。
久しぶりに見るきれいで透き通る胸と薄い茶色の乳輪に,松尾は眼をくぎ付けにする。
陽子の両手が松尾の茂みヘ向って伸びた。
しゃべる時間が長かったせいで,松尾は3分立ちくらいまで小さくなっている。
「最初は触ればいいんですか?」
「うん。両手で丁寧にさすって」
陽子は丁寧にさすり,揉む。
(湿ってる・・・ベトベトしてる・・・)
少しずつ膨張する。生き物みたいだ。
「さぁ,裏筋の付け根から上のほうまでスイングや」
酔っている陽子の顔が茂みに吸い込まれていく。
陽子は舌を大きく出し,両手を竿に添えたまま付け根に落とした。
頭を上に動かし,舐め上げる。
「いいぞいいぞ。そんな感じで繰り返して。」
3度,4度,5度,舐め上げる。思わず松尾は7分まで立ってしまった。
「『チュッチュ』と『う』の口でレロレロして。裏筋をたくさん」
陽子は従った。
面積が広がった裏筋に,キスの嵐と,練習したとおりのレロレロが交互に繰り返される。
がまん汁が溢れ,下腹に垂れる。
「次はタマタマをなめてごらん。1つずつ」
「『あ』の口で頬張って,中で舌を転がすんや」
「・・・」
一瞬の陽子の動きが止まったが,しばらくして陽子の膝が少し下がり,頭の位置も下げた。
「片手は竿を握ったままにしてな」
左利きの陽子は,左手で竿を握る。
男根を手のひらで包むのは初めてだった。
右手でふにゃふにゃの玉袋を両方包んで持ち上げ,大きな『あ』の口を開けて玉袋を頬張った。
剛毛だ。陽子の鼻や頬に毛が刺さる。
(気持ち悪い・・・臭い)
頬張ったまま固まった。
「陽子ちゃん,愛おしいと思ってな。せっかくなんやし」
頬張ったまま軽くうなずく陽子。
舌が転がり始めた。愛情を出したことが玉を包む舌から伝わる。
「オオオーーッ,気持ええよーー。陽子ちゃん」
その言葉に,陽子も乗せられる。
「少し噛んだり,シュポッと吸いだしたり,思うようにやってごらん」
竿を握りながら左の睾丸を舐めしゃぶり,噛み,吸いだす。
佐藤は必死にいいカメラアングルを探して移動する。
しばらくしたら陽子は竿を右手に持ち替え,自ら右の玉袋を手のひらですくい,頬張る。
「気持ちええよ~。うん,うん」
舌が玉に沿って丁寧に回る。吸引もする。
「チュポッ」
小さな音とともに口から飛び出す。
陽子はまた頬張り繰り返す。
すでに臭いは気にならくなった。
自分の唇の周囲に付着している唾の匂いなのか,松尾の匂いなのか,わけがわからない。
素人ながらものすごく気持ちがいい。
逆に,素人で知識がないから,玉舐めなどという行為に特別な抵抗がないのか。
一般的に竿をしゃぶるだけのフェラもしないから,玉舐めも同じ価値感なのだろう。
「うん,うん,気持ええよ。そうやってそこを愛してくれるとな,男はかわいい女のためにたくさん精子を製造するんや」
その精子がどうなるかなんて陽子の頭にはない。
ただただ,言われるがままに,赤ら顔で睾丸にしゃぶりついている。
「2つ一緒に口に入るか?」
陽子は右手の竿を握ったままいったん口を離し,左手で両玉袋をすくいあげ,頭をさらに下にずらして最大限に口をあけた。
「ングッ,ングッ」
2つが入った。
だが舌を動かす余地はない。
最高の絵である。
佐藤はアングルを変えていく。
陽子はポニーテールなので比較的どこからでも顔が写る。
「ゴホッ,ゴホゴホッ」
陽子が睾丸を口から出し,顔をあげた。
喉に松尾の陰毛が刺さった。
「ごめんなさい」
横を向き,口の中に指を入れて毛を取り出す。
口内にあった3本を取り出し,シーツで指を拭く。
「前歯にも挟まっとるで」
松尾が言うと,陽子はまた横を向き,前歯から毛を取った。
2本あった。
(はずかしい・・・)
陽子は腰を折り,シーツに顔をつけ,口の周りにテカテカと光って付着している唾を拭いた。
その間も,右手は竿を包んでいた。
また顔をうずめに行こうとする陽子。
右の睾丸を頬張り,優しく舌を転がす。
「陽子ちゃん,もうちょい下,会陰部,蟻の戸渡りにチュッチュとレロレロしてくれへんか,俺,そこが大好きなんや」
睾丸を咥えたままうなずく。
「チュポッ」
右の睾丸がすぼめた陽子の口から飛び出した。
玉袋は行為前よりも伸びてふやけている。
松尾は両ひざを自分で抱え,腰を沈めて陽子の顔に股を向けた。
ものすごいもじゃもじゃである。肛門も見えるが,周辺までケツ毛が生えている。
陽子は蟻の戸渡りにキスを施した。チュッチュチュッチュ何度も何度も。
「おおおお!!!!!気持ちええーーーー」
『う』の口を近づけ,当てると,レロレロと舌を転がした。
「最高,最高!」
この絵もすごい。佐藤も監督気分だ。
「陽子ちゃん,尻の穴はだめかい?」
陽子はビクッとなり,顔を上げる。
「それは・・・無理です。今のところをがんばるから,それは許して・・・」
「わかったわかった,ごめんよ。今のでも充分気持ええから。変なこと言ってごめんな。」
陽子は救われた。男性の肛門なんて舐めるわけにはいかない。
ここには一線が存在した。
優しく許してくれた松尾の股間に陽子はまた顔を下ろし,蟻の戸渡りに口技を施す。
大きく舌を出しスイングし,レロレロ,チュウチュウ,前歯で掻いたり,教わった技を自らその狭い箇所に施した。
「イってまいそうや」
本当だった,風俗でお金を積んでもここまではしてもらえまい。
知識が真っ白で素直なことは,これほどにいいものなのか・・・
「陽子ちゃん,そろそろそこはええよ。ありがとう」
「内股にチュッチュしながら,上のほうにきてや」
松尾の毛むくじゃらの左右の内股を交互にキスを施しながら頭をあげてゆく。
いったん右手を竿から話した。
長いこと握っていたため,手のひらが汗でびっしょりである。
シーツで何気なく拭く。
顔をあげた陽子と松尾の目が合う。
久しぶりに見る松尾の顔。陽子は恥ずかしかった。
すぐに目をそらす。
松尾が少し起き上がり,陽子の首の後ろから右肩に右手を当て,
「こっちからしてごらん」
自分の足を閉じ,陽子の体を自分の右側へ移す。
陽子も正座から女座りになり,右肩に置かれた松尾の右手の誘導のまま腰を折り,松尾の胃の付近に左耳を付け,腹に頭を預けた。
松尾が陽子の左肩を左手でトントンと軽く叩く。
陽子は誘導されてもいないが,自分の体と松尾の体に挟まれている左手をもぞもぞと出し,ゆっくり竿を包んだ。
心もち贅肉ぎみでもある左手の二の腕が腹に触れ,心地いい。
松尾はもう9分立ちである。松尾の腹上からの目線では,グロテスクに亀頭の先端だけが見える。
先端から多少黄色がかった透明の我慢汁が出ていて,雫が腹に落ちんばかりだ。
陽子は握っている親指を亀頭先端に回し,がまん汁を指の腹ですくい,自分の人差し指の第3関節付近でうまく拭く。
(気持ち悪い・・・これだけは舐めれない・・・)
拭かれていることに松尾は気付くが,好きにさせておいた。
松尾の腹に左耳を預け,しばらく握ったままでいると,松尾が再び左型をトントン叩く。
陽子は頭を持ち上げた。
「陽子ちゃんん,さっきみたいに表も裏も,竿を頼むよ」
陽子は唇を近づけ,竿の表側にキスの嵐を贈った。
『う』の口からチロチロと早い舌運動も施す。
「それ,ほんまに気持ちええわ。」
表側のフェラが衝撃の松尾も,本気で褒める。
陽子から見た肉棒は,さっきよりも明らかに膨張している。
陽子は一生懸命だ。
「陽子ちゃん,カリの下側を舐めてくれへんか」
今まで避けていた亀頭部への奉仕だ。
陽子は握る左手を下げ,亀頭をあらわさせた。
(・・・すごい形・・)
まさにキノコである。毒キノコだ。カリと竿の段差が軽く1センチはある。
松尾のサイズは標準的だが風俗や援助交際などでは,女性にこのカリ高が喜ばれた。
挿入中の抜き差し動作で,抜く際に膣内にいちいち引っかかり,逆にえぐる技になるのだ。
玄人でもそれに狂う女性は多かった。
毒キノコは全体的に,黒ずむというよりは,紫がかっている。その色も奇異だ。
そこの谷の部分に舌の先端を這わせた。
「ウウッ!,そこきもちええーーー」
陽子は恥ずかしかった。
初めて亀頭を舐めた。亀頭といってもほんの一部だが。
陽子は頭を動かし,カリの谷を舌先っで一周,反対に一周,それを何度も繰り返す。
「陽子ちゃん,そろそろ,咥えてもらおうか。メインイベントや。」
「おそらく,咥える行為はしたことないんやろ?」
カリに這わせながら陽子がうなずく。
ただ,陽子はわかっていた。次にやらなければいけない咥える行為があることを。
そのくらいの知識はある。
女性週刊誌やコミックだって見たことはある。
自分がしていなかっただけだ。
目と鼻の先に,我慢汁の雫が見える。
今度は空いている右手の親指ですくい,シーツで拭いた。
その直後,カリの谷に這わせていた舌の口をそのまま大きくあけ,亀頭全体を口内に咥えた。
(熱い!)
弾みで舌がクルンッと回り,松尾の亀頭を一周した。
(しょっぱい・・・あの液体・・・)
拭きはしたが,亀頭に擦りついている味は感じた。
咥えてはみたものの,ここから先の行為がわからない。
陽子はそのまま口内でクルンクルンと舌をまわし続けた。
天然だが松尾にとってみれば最高の技だ。
「そう。咥えたまま,舌先で鈴口をかわいがってくれ」
従う陽子。
「そうそう,舌の表と裏で鈴口を広げるように。そう,そう,うまいで」
陽子は鈴口を舐め,舌先を少し入れる。
「陽子ちゃん,しごきかたを知らんのやろ?男はSEXと同じように,女性の口を穴のように思ってフェラされるんや。
女性も下の穴と同じ気持ちで,男性を出し入れしてくれればええ。
手を使ってもええし,首を縦にも横にも振ってええし。ただ,出し入れだけは基本や。
それをしながら口内で舌を回せれば最高や」
「陽子ちゃんのセンスの見せどころやで。頼むな」
陽子が亀頭を咥えたままうなずく。
陽子は人の話を聞いたら,変な状態でもちゃんとうなずく。
育ちがいいのだ。
陽子の左手が動いた。松尾の竿を左手が上下する。
「ウグッ」
しごいたことで,我慢汁がドクッと出た。
(ウェッ!)
一瞬動きが止まったが,目をギュッと閉じ我慢した。
でも気持ち悪く,反撃の唾液が溢れてくる。
その唾液を飲むこともできず,唇の左淵から涎を垂れ流し始めた。
涎はあふれ出て,握っている左指,竿を伝わり玉袋をびしょびしょに濡らし,松尾の肛門に届く。
それを感じた松尾はニヤニヤ笑う。
今の態勢では松尾からは陽子の顔が見えない。
そのかわり,足元のほうではしゃがんだ佐藤がしっかりとビデオを向けていた。
ベッドのシーツの高さに構え,男を咥えている陽子の顔があられもないアングルで写されている。
佐藤の目は真剣だ。
女が目の前で自分以外のものをフェラチオをする姿なんて生で見たことがない。
男の勃起を見たのも初めてである。
自分のを咥える女の顔はこんなアングルでは見れない。
この角度からの女の顔はすさまじく惨めな光景である。
普段,どんな綺麗な顔をしていても,あられもない姿に変わる。
レンズがすぐ前で自分の顔を写している。
陽子は咥えた瞬間から,目を閉じて奉仕していた。
目を閉じている顔も清楚でつつましい。
我慢汁に少し慣れた陽子の頭が動き出した。
上下左右,陽子なりに考えて一生懸命動かす。
松尾から見ると,白の布地のゴムで束ねている陽子のポニーテールのしっぽが,上下左右に揺れている。
初めて咥えるから仕方がない。
陽子の歯が、カリの谷間に当たり、少し痛みも感じる。
陽子の少しだけ出っ歯ぎみの上の歯と、歯並びの悪い下の歯が、微妙に違った感覚を与える。
「なるべく歯を当てんようにな」
「うんうん,なかなかのセンスやで」
「陽子ちゃん,足をからませてくれへんか」
咥えたままうなずく。
女座りになっている陽子の右足が松尾の右足に絡んだ。
毛むくじゃらの右スネの上に,真っ白でちょっと贅肉が乗った太ももが乗る。
(やえわらかいっ・・・。あったかい・・・)
「できるだけ奥にな。根元まで唇で覆うくらいにや。」
「呼吸は鼻でな。」
陽子は最大限に勃起した松尾を根元まで咥えようとする。
(苦しい,苦しい!)
だが,口奥のある一定の場所を無理やり通すと,楽になった。
カリをのど手前の空間に入れたのだ。
「ウウッ!すごいっ!」
松尾が叫ぶ。
左手を離し,竿の付け根を親指と人差し指だけで持った。
残りの3本は玉袋に添える。
陽子の唇は陽子の持つ指まで達した。
なかなかできる技ではない,女性の口腔の形にもよる。
亀頭の形とフェラのセンスが合わさってできることだ。
その瞬間,陽子は動物的なものを感じた。
陽子のストロークが開始する。これも陽子のセンスである。
松尾の肉棒の動脈の鼓動が口内でドクドク伝わる。
(下のでエッチしてるのと同じように・・・深く深く,上下に上下に)
陽子は頭の中で唱えた。
(初めて咥えてディープスロートできるとは・・・)
松尾の歓心が高まる。
「スーッ,スーッ」
鼻息が聞こえる。鼻息が玉袋に当たるのも心地よい。
陽子にとっては知識なしからの単なる頑張りだが,松尾はたまらなかった。
我慢の限界だ。
この日のためにオナニーを我慢した1週間,陽子を前に我慢を続けた4時間。
溜まったものはすさまじく出口が開くのを待っている。
陽子のセンスあるストロークが何往復かしたその時,
松尾のコントロールできない波が訪れた。
その瞬間だ。
「ドクドクッ,ドクドクッドクドクッツ・・・」
音が聞こえるようだった。喉奥まで入ったカリから射精が始まった。
ストローク開始から1分程度しか持たなかった。あれだけ興奮を溜めていたから仕方ないのか。
陽子の眼が突然飛び出すほどに開く。手の動きが止まる。
(うぐっ!なに!・・・なに!・・・・ うそ・・・)
松尾は陽子の頭に右手を軽く置いた。
陽子ののどちんこに,ドピュッドピュッと降りかかる。
「ングッ!ングッーーーーーーーーーーーー!」
陽子が逃れようとして頭左右にを振った。ものすごい悪臭が鼻へ突き刺さる。
「そのままそのまま。こぼさないように上手にぬいてごらん」
松尾は言っている最中も,ドピュッドピュッと出し続ける。
陽子は信じられない様子で目を見開いたまま,射精に耐えている。
すべての放出が終わったのを悟ると,陽子は根元の親指と人差し指をそのままに,唇をゆっくり上にスライドさせる。
「よし,よし。そうそう。こぼさない,こぼさない。ゆっくり」
「ングッ・・・ングッ・・・」
苦しい鼻息を竿に吹き付けつつ,ゆっくりと3度,4度,5度とスライドの余韻を深く浅く施しながら,亀頭の先端を口から出す。
口をすぼめ,こぼさずに。
これもどこかで覚えるのではなく,初めてでもできる女はできるのだろう。
ピンサロなどでの口内発射のあと,こぼさないように吸い出す行為を,この人妻は初めてのフェラチオ,初めての口内射精にしてやってしまう。
経験や技ではなく,センスなのだ。
陽子は松尾から手を離し,上半身を起し,口を両手で押さえた。
「オグェッ!・・・オエッ!」
「吐くなよ。口から出さない!」
ザーメンの半分くらいはすでに喉奥から食道に入り込んでいる。
残りはまだ口内にある。
とにかくすさまじい量なのだ。
松尾も普段の射精の3倍くらい出たのではと思った。
初めての陽子には量の多い少ないはわからないが。
「飲んでくれるやんな?」
陽子は口を閉ざし両手を当てたまま,イヤイヤ首を横に振る。
「さぁ・・・飲んで」
陽子は目をギュッと閉じ,上を向く。
「ゴクッ」
音を立てて飲んだ。その瞬間。
「オウェ! ゲボッ!」
嗚咽し,両手をしっかり口に押さえた。
大部分は飲んだものの,嗚咽の反動で多少は手のひらに付着した。
半開きの唇の左隅から白濁液がつつましく流れ,陽子の食いしん坊ホクロの上を伝わった。
「陽子ちゃん,ありがとう,ほんまにありがとう」
「オウェッ・・・ オウェッ!・・・ゲボッ!」
陽子はまた両手を口に当て,嗚咽した。
嘔吐物は出ない。
「ひどい・・ひどい・・」
「口洗っておいでや」
耐えられない吐き気と臭い,屈辱の中,陽子は急いでベッドを降り,洗面台へ走った。
その後をビデオを構えながら佐藤が追う。
洗面台では陽子が両手で胸を隠しながら嗚咽している。
喉奥のものは多少吐けるが,食道や胃のものまでは吐けない。
しばらく嗚咽してあきらめ,陽子は水を出し,何度もうがいし,嗚咽を試みた。
その姿もすべてビデオに収める。
「そこの歯磨き使ってええで。それに,そこに口臭予防液もあるしな。顔もちゃんと洗ったほうがええ。松尾の臭いが染み付いてるで,口の周りに」
佐藤がアドバイスする。
陽子はできることは何でもした。
口臭予防液で何度もうがいをする。歯もみがく。顔も洗顔フォームで一生懸命洗った。
第6章 おわり
- 2014/06/19(木) 00:25:49|
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