主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。
会社帰り。何時もなら若い綺麗な女の子に目が行く所だが、そんな気分にはどうしても成れない。
何時からだろうか。そう、もう2ヶ月位にはなるだろう。それも今日ではっきりすることに成るだろうと思う。
どんな結果が待ち受けてい様と覚悟は出来ているつもりだ。しかし、やはりその時が近づくと心穏やかでは無い。私はどうゆう結果を期待しているのだろうか。
思い起こせば、私は妻とは心底惚れて結婚した訳では無い。色々な女と
適当に付き合い、其の中で成り行きで結婚した迄なのだと思う。それでも、情が厚い性格なのだろうと勝手に思っているのだが、家族には良き夫で有り、良き父親で有るつもりではいたのだけれど・・・・
私はサド的な性格男だと思っていたが、この後及んでひょっとするとマゾなのでは無いかと思ったりもする。
そんな事を思いながら、私の足は妻の居るであろう所へと歩を進めた。
- 2014/09/27(土) 09:09:46|
- プライド・高田
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私が妻に対して疑いを持った理由は、単に妻が無防備であったからに他ならない。
妻にしてみれば、余りに何事にも無関心な私を見くびったのかもしれない。しかしながら、其れ程鈍い訳では無いので、何気ない変化が続くと気付くに決まっている。どんな変化かと言うと其れはお決りである。
外出が多くなった。そんな時は、必ず理由を付けて帰りが遅い。その時の化粧も何時もより派手であるし、服装もやはり気合が入っている。
言い訳に「勤め先の飲み会」「短大時代の友達と久し振りに会う」「同窓会」今迄これほど頻繁に出かける用事が続いた事は無い。私がその事を言うと「たまたま重なっただけよ。貴方だって羽が伸ばせて良いんじゃないの」何を言ってるんだ。私は妻が嘘を言っているのに気付き始めていた。
「今に見ていろよ。しっかりと証拠を掴んでやる」嫉妬とは違う、何かワクワクする様な高揚感を覚え自然と口元に笑みがこぼれる。そんな自分に気付くとまた違った意味で笑みが浮かんだ。
証拠を掴んで如何するのか。離婚するのか、取り返すのか。この時点で考えはまとまっていなかった。
ただ決まっているのは、たっぷりといたぶってやろうと言う事位なものである。そもそも、如何やって証拠を掴めばいいのかも分からない。
さて、如何したものか。取り合えず探偵まがいに尾行でもしてみるか。
- 2014/09/27(土) 09:10:50|
- プライド・高田
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私の仕事は外回りの営業なので、時間が比較的に自由に成る。それを利用する事にしようか。
妻は育児が一段落すると仕事を始めた。手に職は無いので事務員である。
もしも浮気をしているとして、相手は同じ職場の男なのか。まあ、そんな事は如何でも良いか。
妻の外出する日に、こちらの都合を合せられる時に実行しよう。この時は妻の行動に確信に近くとも、まだ半信半疑で心に余裕が有ったのだと思う。
何日か経ってから「申し訳ないんだけど、明日出掛けてもいいかしら。あまり遅くは成らないと思うから」
「またか。今度はな何があるんだ」
「ええ、あの子が高校の時の友達のお母さんにばったり会っちゃて。」
「相手が主婦なら夜は都合が悪いんじゃないのか。相手の旦那も良い顔はしないだろう。」
「それが少し羽を伸ばそうと言う事に成って、仕事が終ってから会う事に成ったのよ。彼女も仕事をしているし。ちゃんと夕食の用意はしておきますから。ごめんなさいね。」
「友達の母親って何ていう人?」
「・・貴方に言っても分からないと思うわ。そう言う事に無頓着だったじゃない」
「そうだな」私は一瞬の動揺を見逃さなかった。妻にしてみれば嫌味の一言位でそんな事迄聞かれるとは思わなかったのだろう。確かに話を聞いているのかいないのか、空返事をする事が今迄は多かった。
ここ最近外出す機会が増えてから、文句を言う様に成った位なものである。
しかしながら妻は嘘をついている。きっとそうだ。明日計画を実行しよう。チャンスだ。
「仕事は定時で終るのか?」
「ええ、そうよ。だから明日は早起きして夕食の用意をしておくわ。」
そうか。一旦家に帰る事はないのか。一応思いつく情報は手に入れたつもりだ。。
明日会社には直帰と言う事にしよう。
私はあまりパニクラない方である。だからその日もごく普通に仕事を済ませ時間に余裕を作った。
予定通りに会社には直帰する事を伝え妻の職場へと向かった。。
妻は本当に女同士で飲みに行くのか、それとも私の想像通り浮気をしているのか。今日ではっきりするだろうか。何回かの空振りはしょうがないのかもしれない。
- 2014/09/27(土) 09:11:36|
- プライド・高田
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妻の終業時間は普通に5時である。普通にちは言っても民間企業、特に営業会社では7時から8時と言うのが当たり前だ。羨ましい限りである。
私が着いたのは少し早すぎた。それでも妻の会社の出口が良く見え、尚且つ目立たない所を探し待つ事にした。何だかワクワクする。そんな気持ちが我ながら変なのかもしれないと思っているうちに妻が出て来た。
ごく普通の服装で変わった所は無い様だが、化粧の仕方迄は確認は出来ない。ただ、パンプスのヒールがづいぶん高い様な気がする。あいつあんな靴を持っていたっけ。私は知らない。
とにかく後をつけて行くとデパートのトイレに入っていった。たいして時間は経っていないのだろうが、待っていると長く感じるものだ。しばらくして出て来た妻の化粧が明らかに派手であるし、初めは気がつか
なかったが、ストッキングの色が肌色から黒に変わっていた。これは変だ。女と会うのにこんな事をするだろうか。相手は男だと確信した。
さて、これからどんな事になるのやら。
妻は私に気がつくはずもなく出口へと向かって行く。
デパートから出た妻は辺りを気にする様子もなく歩いているが、女とはこれ程脇目も触れないものなのだろうか。無防備なのか無神経なのか。言い換えればタフなのかもしれない。あくまでも好意的に考えればの話だが。
そうこうしっているうちに、会社から大分離れた所迄きていた。
そんな時、一台の車が妻の近くへと停まった。
その時ばかりは辺りを少し気にして乗り込む妻であったが、急ぎ過ぎたのか少し短めのスカートが微妙に捲くれ上がり、私の目に太ももの白い部分が映った。あいつ、もしかしてパンストではなく、ガーターストッキングを履いているのか。なんてこったい。
- 2014/09/27(土) 09:12:38|
- プライド・高田
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目の前から遠ざかる車を見ながら、尾行が失敗だった事を悟った。こんな時には都合良く空車が来るはずもない。素人のする事はこの程度のものか。車に乗っていた相手が男なのか女なのか、妻との距離を空けていたのとプライバシーガラスが邪魔をしてそれすらもハッキリと確認出来なかった。
ただ、仕事帰りに会ってアルコールも口にしないのか。それも相手が飲めないからと言われてしまえばそれ迄だし、化粧を派手にしようがストッキングをどんなものに履き替えようが浮気の決定的証拠にはならないだろう。不自然ではあるし、私の疑いがより深く成ったのは確かであるがそれ迄の事だ。
落胆しながら家に帰り、冷蔵庫から妻の作り置きしてあった夕食をレンジで温めたがどうも食欲が湧かない。
こんな時はビールを出して一気に飲み干したが少しも酔わない。
自分の気持ちが不思議である。妻の浮気を確認しようと思い立った時にはワクワクする様な高揚感があった。
しかし、今の感情は何なのだろうか。古女房がまさか浮気等しないだろうと勝手に決め込み安心していたので、妻の少しばかり不審な行動に妄想を膨らませてその事を楽しんでいたのか。
それにしても、見慣れ過ぎ何時もは何も思わない妻であったが、猜疑心を持ち今日後をつけて見ると良い女であった。成り行きで結婚したつもりでいたが惚れているのか。変なプライドが邪魔をして認め様としていなかっただけで、きっとそうなのだろうな。
妻が私を好きに成り付き合い始めたのは事実であったから、少しでも強い立場に自分を置きたかったのだ。そんな事を思いながら無理やりビールを流し込み食事を取った。気が付くとかなり飲んでしまっい酔いが回って気分が悪い。こんな時にアルコールは味方をしないものだ。
ベットに入り色々考えてみたが、堂々巡りで何も見えない。そのうちに寝てしまったのだろう。
妻の寝室に入って来た気配で目を覚ましたが、今は何時なのだろうか。寝たふりを決め込み何気なく足に目をやるとストッキングの色が肌色に変わっていた。妻を問いただしたい気持を抑え目を閉じた。まだ証拠は何も無い。妻は着替えると浴室に行った様なので、音を立てない様に起きハンドバックの中を調べたが別段変わったところもなく落胆させられた。妻が寝てから他も調べてみようか。
- 2014/09/27(土) 09:13:26|
- プライド・高田
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妻が寝息を立てている。深い眠りの様だ。疲れているのか。それは何をして来てなのか。
私はそっと起き出し居間へ降りたが変わったものはなかった。
携帯電話は何処にあるのだろう。ハンドバックの中には無かった。そんな事も今迄は興味もなかったから後は思いつかなかった。
脱衣所を見てみたがここも変化がない。
そばに有る洗濯物の中にも何も無い。ただ、妻がさっき迄身に着けていただろうものもない。
下着位は穿き変えるだろう。洗濯機の中を見てみると布団カバーが突っ込まれており、なにげなく引っくり返してみた。
黒い下着とガーターベルト、黒いストッキングが隠す様に紛れていた。普段家で何もしない私がまさかこんな所をホジクリ返すとは思わなかったのだろう。
ストッキングはやはりパンストではなく、ガータータイプのものだったか。こんなものを穿いて何をして来たのか。これらを身に付けて会う相手はおそらく男だろう。このまま知らない顔をしている訳にはいかない。しかし、素人の尾行では今日の二の舞に成ってしまう。金は掛かるが興信所に頼むしかないのか。
妻を寝取られたピエロ役を演じているだけでは情けない。それにしても単なる危惧であってくれれば良いのだが。寝室にそっと戻り妻の顔を改めて覗き込んだ。そう言えばあっちの方も随分と御無沙汰しているな。
余談に成るが、妻の性技は物凄いものがある。普段の顔からは想像もつかなが、私も結構経験豊かな方だと自負しているつもりでも妻のテクニックに掛かってはひとたまりもなく、妻をいかせる前に2度は発射させられてしまい、そのままダウンと言う事もしょっちゅうある。妻はベットの中ではサディスッチクに変身する。
と言ってもSM 嗜好がある訳ではなく自分の技で男をいたぶる様にプレイするのが好みだ。若い時に何人かの可也年上の男と付き合い、そのテクニックを仕込まれたが、その内に男の方がヒーヒー言っていたそうだ。これは結婚前に妻から直接聞いた話で、その時は私も適当に遊んでいたので余り気に成らなかったものである。むしろ、そんな所に引かれ付き合いをしていた女の中から彼女を選んだのだった。
結婚後は寝物語にその話をさせながら何とか妻に一泡吹かせよう様と試みたがリードされるのは私の方であり、終った後にニヤリと笑われた。妻は相手の男とそんな事をしているのだろうか。
朝に成って目を覚ますと既に妻は起きて朝食の支度をしている様だった。居間に降りた私は声をかけたが、一寸だけ妻に不安感を持たせてやろうと企み、
「まとまった金がいる。如何にか成るか?」
「幾ら位かしら?」妻は背を向けたまま聞いてきた。
「30万位だ。」
「えっ、そんなに何に使うの?」流石に今度は私の方へ顔を向けた。
「ああ、大切な事に使う。今後の二人の為だ」
妻が怪訝そうに私に聞いてきたが、まさか興信所の費用に成るとは思ってはいまい。
「二人の為って・・・。」
「良いから何とかしてくれ。お前にもその内に分かるかもしれないから心配するな。女に使う訳じゃない」
その言葉に私から目をそむけたが、効果があったのか。
「そんな事は思っていないけど・・」
その言葉にも力がない。
今迄私は用途のはっきりさせない金を、当然の事だが妻に要求したりはしなかった。
妻も渋々ではあるが、明日迄待ってくれればと言う事で取り敢えずは納得した。
後は何処の興信所に頼むかだがネットででも探してみよう。まあ、何とか成るさ。
次の日、妻から金を受け取り探偵のところに足を向けた。料金は本当に高かったが、初めての経験で比較の仕様もなく頼むしかない。それでも、日にちのの指定をすると少しは安く成る様なのでそれでお願いする
事にしたが、後は妻の外出する日を待つしかない。その日は想いのほか早く来た。
- 2014/09/27(土) 09:14:18|
- プライド・高田
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「ごめん。また出かけなきゃいけなくなったの」
「今度は何の用事だ。飽きもせずそんなに続くものだな」
「職場の女の子が結婚する事に成って皆でお祝いしてあげる事に成ったのよ。家の事はちゃんとしておくからお願いします。今度から出来るだけ出ない様にするから気持ち良くいかせてね」
「しょうがねぇな。少しは控えるようにしろよ。今日なのか?」
「ええ、昨日言えばよかったんだけど、この頃貴方に不自由かける事が多いでしょう。何か言いずらくて」
「明日は土曜日か。休みだからと言ってあんまり羽目を外すなよ。なるべく早く帰って来る様にしろな」」
「勿論そうするは。ありがとう」
そうか。今日出かけるのか。何がありがとうだ。もしも浮気なんかしていたら只じゃ於かないぞ。
私は早速興信所に連絡を入れた。
仕事をしていても妻の事が気に掛かってしょうがない。この前尾行をした時にはそれ程でもなっかたのに、今回はやけに気に成る。妻へ対する疑惑がより気持ちの中で深まっているからだろう。
早々に仕事を切り上げて帰り、探偵からの連絡を待った。 証拠として写真は予め含まれていたが、オプションで録音も頼んで於いたから、連絡は遅い時間に成るのかもしれないがどうも落着かない。
本当に浮気をしていたら如何しようか。私の危惧であれば良いのだが、そうだとすると興信所に払う金がもったいない等と馬鹿な事を思ったりもした。まだ心の片隅で妻を信じているからそんな考えも浮かぶのだろう。妻よ、早く帰って来い。時計を見るともう11時をとうに回っていた。
そんな時携帯に探偵からの着信が入り、
「残念な結果です。奥様は男とホテルに入り先程出ました。男の素性も調べましょうか?」
「頼みます。幾ら程追加にに成りますか?」
想像していた以上の衝撃の大きさが私を襲ったが、何処かに冷静な部分も有ったのかそんな事を聞いていた。
「そんなには高くないです。1万に必要経費で良いですよ。サービスして於きます。詳しい事は明日連絡します。それから、奥様には今日は知らない顔をしていた方が良いと思います。明日までには全て揃えて於きますから。余計な事ですが経験上からの忠告です」
「分かりました」妻の顔を見たら平常心を保つ事は出来ないと思うが、忠告に従う事にするか。
私はこんな経験がない。良く知っている者の言い分の方がきっと正しいのだろう。
しばらくして妻が帰って来たが、私は気持ちを抑える為に寝た振りを決め込んだ。殆ど眠れなかった。
朝に成り会社に行く素振りを見せたが、その積もりは初めからなかった。欠勤の連絡を入れ興信所にと向かったが、早す過ぎて事務所はまだ開いていない。しょうがない、喫茶店で時間を潰す事にしよう。
朝の珈琲は欠かせない方だが、何の味も感じない。こうしていると複雑な感情に支配されてしまう。
何て事をしてくれたんだ。何の不満が有ると言うのか。そんな事を考えていると不安な気持ちに成ってしまう。不満がないはずがない。私は妻の事を女として見てやっていたのだろうか。余りにも大柄ではなかったか。そう受け取られたいるとしたら、あいつは男の事を私よりも愛してしまっているのだろうか。
釣った魚に餌をやらな過ぎたのか。後悔先に立たずか。我に返ると興信所のドアの前に立っていた。
ノブを回すと鍵はもう掛かっていない。
「ああ、早いですね。当然ですか。お気持ちは分かるのですが11時頃に全てが揃います。録音したメモリーカードは有るのですがもう少し待って頂けないでしょうか」
「そうですか。時間を潰してまた来ます」
少しばかりガッカリしたが、考えてみれば男の勤め先も調べるにはその位はかかるのだろう。
悶々とした気持ちで如何にか時間を潰し再度興信所に行くと、紙袋を渡され、探偵が何か言ったが耳に入って来なかった。早々に金を払い自宅へ急いだ。
紙袋の中から数枚の写真とメモリーカード、それと男の名前、勤め先が書かれた用紙が出て来た。
男の顔には、見覚えがない。ただ、可也若い様である。勤め先は、妻と同じ所かとも思っていたが、違う様だ。ただ、会社の名前からして同業のなのだろう。会社同士の付き合いがあり、知り合うきっかけに成ったのかもしれない。はやる気持ちを抑えパソコンにメモリーカードを入れると、流石にプロの仕事である。その音はす横からでも聞こえて来る様に鮮明なものであった。しかし、これは強烈なパンチだ。
- 2014/09/27(土) 09:15:09|
- プライド・高田
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(此処からのナンバーの無い部分に関しては、私のトラウマに成っている部分なだけで、趣味に合わない方はスルーする事を、お勧め致します。スルーされても、今後の話が分からなく成らない様に書き込みさせて頂きます)
画面がないのがせめてもの救いか。妻達が入ってから探偵も直ぐに部屋を取ったのだろう。行為はまだ始まっていない様だ。
「この頃呼び出しが多過ぎるわよ」妻の声が聞こえて来た。
「だって逢いたいんだもの。何度を言うなよ。何かあった訳じゃないんだろう?」
「別に何もないけど、夫がこのところうるさいのよ。気付いてはいないと思うんだけど。気に成るの。少し怖いわ」
「ばれたら、ばれたで良いじゃないか。僕が責任を持つよ」
何を格好付けて嫌がる。ボコボコにしてやろうか。
「嫌よ。あの人と別れるつもりはないもの。それに、その気もないくせに、よく言うわ」
別れるつもりがないのなら、初めからこんな事はするな。思わず拳に力が入る。
「シャワーを浴びて来るわ」
「そのままで良いよ。僕はそのままの貴女が好きなんだから」
男に抱きすくめられたのか、布が擦れ合う音が聞こえる。服もまだ脱いでいないらしい。
「駄目よ。今日一日仕事して汗臭いわ。私が気持ち悪いのよ」
「しょうがないな。その代わり、シャワーの後もちゃんとストッキングを穿いてくれるね」
「もう変態なんだから。フフフ、良いわよ。何時もの通りにして上げるわ」
あいつ、ストッキングを履き替えたのはそんな事の為だったのか。何と破廉恥なのか。アダルトビデオじゃあるまいに。男だけではではなく、そんな相手の趣味に合せる妻も充分に変態である。
それでも私が要求した事もない姿を男の前で晒す妻に、嫉妬心めいたものを感じずにいられない。
妻がバスルームに入った様でしばしの静寂が訪れた。ここ迄証拠が揃っていれば、もうこれ以上聞かなくても良いものだが、パソコンの前から離れる事が出来ないのである。
「貴方も入ってきたら。汗臭いのは嫌よ。ちゃんと穿いておくから。」
妻がシャワーを浴び終わった様だ。
「うん。期待してる。入って来るよ」
静かな中に、妻がストッキングを穿いている音がかすかに聞こえる。男の趣味に合せる妻。何を考えているのか。
不倫では普通出来ない事も平気で出来ると聞くが、本当の様だ。あいつ、こんな事をしている位だ、ばれなければ当分この関係を断ち切る事等出来まい。しかし、それも今日迄だ。覚悟して於け!
男は声からして若い。写真の印象よりも若いのかもしれない。この分じゃ妻のテクニックにぞっこんなのだろう。
あいつに掛かっては一溜りもないはずだ。あいつも、それに魅力を感じているのかもしれない。
男が程なく出て来た。これではカラスの行水だ。若い分、もう我慢出来ないのだろうな。
「如何?色っぽい?貴方の好きな黒いストッキングよ。ちゃんと穿いて上げたわ」
「何時見ても色っぽいね。凄く似合ってる。黒いストッキングにガーターベルト、そんな格好の女の人を抱けるなんて、僕は本当に幸せ者だ。それだけで興奮しちゃう」
「こんな格好、結構恥ずかしいのよ。」
「じゃあ、嫌なのかい。」
「そんな事ないけど。貴方が喜んでくれるなら・・・でも絶対に他の人には言えないわ。夫にばれたら離婚ものよ。そんな事に成ったら如何しようかしら。」
一応は俺に気を使っているのか。だけどもう遅いな。知ってしまったんだよ。馬鹿野郎!
「だから、責任を持つよ。だけどさ、僕の気持ちを知ってて、こんな時にそんな話は止めて欲しいな」
「そうね。・・・分かった。御免なさい。気を付けるわ。ちょっと無神経だったかしら。許してね。でも、貴方の前だけなら、どんな格好でもして上げる。興奮させて上げるから」
謝る相手が違うだろう。それにどんな格好でもするとは何事なのか。
出来るものなら飛び込んで行き、二人を殴りつけたい衝動に駆られるが、残念ながら如何しようもない。
「嬉しいな。それと旦那とは、セックスしていないだろうね。しないって約束したんだから」
「ええ、していないわ。と言うか、あの人もう私の事女として見ていないかもね。少し寂しいけど・・・でも誘われても断るでしょうけどね。貴方との約束はちゃんと守るから心配しないの」
「うん、信じるよ。それにしても、こんなに綺麗な人を女と思っていないなんて。もったいないな本当に」
「口が上手いんだから。ウフフフ」満更でもない様である。幾つに成っても誉められるのは嬉しいものか。
当り前の事だな。そう言えば、あいつに何年も甘い言葉すら掛けていなっかた。
会話が止み、キスをしているだろう音が聞こえる。如何やら1ラウンド目の開始のようである。
ホテルに男と女が入ったのだから、こう成るのを理解していても、当然ながら何とも言えない気持ちである。
しかし、これは録音されたもの。如何する事も出来ない現実にイライラがピークに達しそうだ。
取り敢えずは、妻がこの若造を、あのテクニックで料理するところを聞いているしかない。焦りばかりが募る。
「タップリ苛めてあげるわ。覚悟しなさい。今日は私のテク全開で天国に連れて行って上げるわ」
あいつが命令誇張で挑発し始めた。何時もこうやって主導権を握る。その後の男は体裁が取れなく成る程翻弄されてしまう。私も風俗に言った事がないとは言わない。それはプロのテクニックを認めるが、私的には
妻の方に迫力を感じる。精神的に安心出来る夫婦間でのセックスだからなのだが、それ以上に、妻の性技もプロに負けないものがあるのだと思う。妻は女の喜びに何故か淡白で、全くと言っていい程それを求めない。それよりも、相手を甚振る事に精神的な昂ぶりを感じ、それがこの上ない快感に思う様なのである。
今迄は、成るべくどんな風にテクニックを仕込まれたのか、如何してそんな一方的なセックスが好きなのか、余計な事は聞かない様にしていたが、今度は突っ込んで聞いてみよう。
「お願いします。期待してますよ。ただでさえ凄いのに、全て出されたら僕ちゃん如何なってしまうんでしょう?」
男がふざけた調子で答えた。
何処を如何しているのかは分からないが、何かを舐めている様な卑猥な音が聞こえる。妻の攻撃が始まったのだろう。
「あーぁ、たまらないね。何時もながら凄いテクニックだ。もう少しで出しで出しそうだ。本当に風俗にいた事ないの?」
「バーカ。ある訳ないでしょ。普通の主婦よ。フフフ・・・いいのよ、出したって。こんなのは如何?感じる?」
「凄くイイけど、まだまだ出さないよ。もったいないもの」
何を偉そうに。お前みたいな若造があいつに太刀打ち出来る訳がない。
「本当かしら?我慢出来るかしら?フフフフ」余裕タップリに妻が笑う。流石に年上の貫禄がある。
今度はグチュグチュ何処かを舐めリ合う様な音が聞こえて来た。生意気にも一丁前に男も妻に反撃をしているのか?
そんな事を考えている場合じゃないよな。こんな時にも冷静な部分があるのは、余計なプライドが支えていてくれるからなのだろうか?私は他の人は如何なのだろうか?と要らん事を思ったりもしている。
そのうちに男の呻き声が聞こえ出したが、まだ発射はしない。本当に生意気な奴だ。私ならもう一回目の白旗を揚げている頃である。
「如何?まだ出さない気?本当にしぶといんだから。それならテク全開で行くわよ。耐えられるかしら?」
妻の得意技で攻め立てる様だ。これに掛かると恥ずかしい話、私は直ぐに堪らず発射してしまう。
男性自身を吸い尽くす様に絶妙な音がする。
「あぁ・・堪らなくいいよ。僕もお返しして上げるね」生意気な奴だ。
「フフフフ・・・負けないわよ。もう貴方のはちきれそうよ。そろそろ限界じゃなくて?ホホホホ」
そう言って、妻の口が吸い立てる音に迫力が増す。画面は写らないが、あいつの表情迄見える気がする。
「結構来るね。でももう少し大丈夫。でも、このストッキングの感触が堪らないな」
「好きなだけ触りなさい。貴方の好きなストッキング足、興奮するでしょう?」
「もう興奮しまくり。僕もそろそろサービスするよ」
聞き耳を立てると、妻の立てる音とは違う音が聞こえる。
「貴女のここは凄く綺麗だ。グチュ・・グチュ・・グチュ」
「恥ずかしい事言わないの。ほら、もう我慢出来ないでしょう?タマタマもこうして上げるわ」
「上手いね。主婦の技とは思えない。それじゃクリの皮を剥いちゃおう」
クリの皮を剥くって?何をしやがる。殺してやろうか。
妻に執拗に愛撫をしているのが、まるで見えるかの様に聞こえる。
「上手いわよ。感じちゃうわ。でも私はその位じゃ参らないのよ。分かっているでしょう」
妻の本領発揮だな。若造、下手な抵抗はするな。そんな事を思う自分が我に返る。冷静を保とうとしても二人の奏でる卑猥な音に飲み込まれて行ってしまいそうに成っている。
「そうだよね。。へへへ、今日も遣られちゃうのかな。」
「そうよ、貴方は私に任せて於けばいい気持ちに成れるの。無駄な抵抗は止める事ね。」
相手を支配するセックスに昂ぶりを感じるサドな妻には、こんな若者が彼女の欲求を満たすのに丁度都合が良いのかもしれない。このところ、ろくに相手もしない私に欲求不満を感じていたのだろう。
だからと言って、こんな事を許せる程、達観出来る年には成っていないのである。それにしてもこの二人、経験に差があり過ぎる様だ。
「アァ、出そうだよ。」
「出しなさいな。何頑張っているのよ。私に太刀打ち仕様なんて考えない方が身のためよ」
完全に妻のペースで行為が進められている。男なんてこんなものか。
幾ら見栄を張っても、凄い女には適わないのかもな。しかし、他の男と身体を合せる妻に、妙な色気と魅力を感じてしまう。妙な気分だ。
マンネリとは人間にとって、危険なものなのかもしれない。私さえ妻を一人の女と扱っていたなら、こんな事には成らなかったのかも・・・
「あのさ、これ迄貴女のしたい様にされていたけど、僕のしたい事もして良いかな?」
「したい事って何よ?変態行為意外なら好きにしても良いのよ。痛いのは嫌だからね。まさか、私に太刀打ちする気?」
ベッドの上では、完全に女王様だな。
「思っているさ。僕も一応男だからね。女の人に遣られっぱなしじゃ様に成らないもの。だから今日は僕も本気を出すよ。覚悟して於いて」
「あら、大した自信ね。お好きな様に。受けて立って上げるわよ、坊や。フフフフ・・・・・期待してるわ。」
自信たっぷりに挑発している。妻のサド的な自尊心がそう言わせるのだろう。若造に勝ち目はないと思う。
「まあ、頑張ってみるさ。」この若造も一応男か。
「フフフフ・・・頑張ってね、坊や」また女王様が挑発している。
- 2014/09/27(土) 09:16:33|
- プライド・高田
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妻と男を追い詰める証拠はもう揃っている。私がこれ以上この痴態を聞いている必要はないのだが、パソコンを閉じれずに聞いてしまっている。しかし、理性と感情の狭間に迷い込み、私は席を立てない。
その間にも、二人の行為の音が聞こえて来る。
「ねぇ、膝の裏って感じるでしょう?あぁ、黒いストッキングの足か。素敵だなぁ」
妻の足に舌を這わせているのだろう。
「ええ、気持ち良いわよ、とても。それより貴方はまだ我慢出来るの?そろそろ限界じゃない?」
「うん。一生懸命我慢しているよ。へへへ・・・若いから何度でも出るけど、やっぱり最初が一番気持ち良いから」
「あら、中々言うじゃないの。頑張ってね」
あの行為の卑猥な音が続く。
「本当に頑張るわね。何時もならもう降参しているのに。如何したのかしら?」
「何時もの僕と違うって?いや、今日が本当の僕かな、へへへ。貴女は感じない?」
「フフフフ、ちゃんと感じてるわ。でもさっさと出してしまいなさいな」
「それは出さないけど、本気を出すかな。きっとビックリすると思うぜ」
「フフフフフ」妻はあしらう様に笑うだけで、それに答えず男を口に咥えて離さない様だ。
妻との行為に、会話が多くなってしまうのは、私だけではない様だ。この会話で相手を翻弄し、彼女も昂ぶって
行くのが性癖なのだ。それでいてS・Mプレーは好まない。変わった性格をしてるよ、全く。
「じゃあ、行くぜ」男の声と同時に、突然激しくベッドの軋む音が聞こえた。
「アッ、こら乱暴は嫌よ」
「任せなさいって。変な事はしないから」
「もぅ・・・我慢出来なかったんでしょう?ずるいんだから。まぁいいわ。何処まで出来るか試して上げるわ」
こんな時の妻は、本当にサデスティクな態度を取る。相変わらず何時も通りにペースを握っている。
「ねぇ、もう何回寝ただろうか?覚えている?僕はその間じっくり研究してた。貴女の弱点をね。これから試してみるから。きっと凄く感じるよ」
「どうぞ、お好きな様に。フフフフ・・泣かせるもんなら泣かせてみて。楽しみだわ。さぁやってみなさい」
妻の女王様の闘志に火を点けてしまったな。
「余裕だね。それじゃあ此処は如何かな?効くだろう?」
「ウフフフ・・・そうね、悪くはないわ。でもそんなの何度も経験ずみよ。そんなに驚かないわ」
「ああ、分かっているさ。でもね、此処も一緒にこうしたら如何?」
何処を如何しているのだろうか?それにしても、勝手な事をしやがって。しばし二人の沈黙が続く。
「・・・・ハァーハァーウッ」妻が始めて反応を示した。
「ほ~ら来た。感じるだろう?我慢しなくても良いから」
「・・・生意気な事言わないの。ハァー、その程度じゃまだまだまだよ。・・・ウッ」
「だから我慢するなって」この男成りに、必死で抵抗しているのだろうな。男は女を征服する喜びを感じたいものだから。私が妻とセックスが疎遠に成ったのも、そこに原因がある。
「我慢なんてしていないわよ。・・・ハァーハァーアン」確かに妻の息遣いが荒く成って来た。
「ほら感じてる。ここも責めちゃおっと」
「・・女ですもの、全く感じないなんて事はないわ。でも、その位で私が泣くと思うの。甘いわね。貴方とは経験値が違うのよ・・・」
あいつらしい言いぐさだ。
「何時までそんな強がり言ってられるかな?これからが本場さ」
ベッドが軋んでいる。妻は何をされいるのだろうか?
「ちょっと待って。一方的にじゃ卑怯よ。私にも愛させて」
「堪えきれなく成って来たんだろう?本当に負けず嫌いなんだから」
「・・・そんな事ないわよ。まだ余裕。私は責められるの好きじゃないの」
「へへへへ、そんな事言わずにもう少しさせてよ。でもさ、本当の快感って知らないんじゃないの?」
「ウッ、そうかしら。でも結構上手いじゃ・・アッ・ないの。いい感じよ・・私も・アン・・こうしてあげる」
妻も男に反撃する様だ。何をしているのか、ガサガサ音がする。流石に男が呻き声を上げている。
「気持ちいいー。最高だよ。こんな事普通出来ねぇよ。僕は本当に幸せだ」
この餓鬼、本当に苛立たせる奴だ。
「フフフフ・・・もう駄目かしら?早く認めたら?」
「出したら飲んでくれる?」
「それは嫌よ。夫のだって飲んだ事ないのに」
「それじゃあ、まだ出さない。だけど今日は飲んでもらうよ」
「絶対に嫌よ。でもその気にさせられるなら話は別よ。フフフ」
また妻の男を吸い尽くす様な卑猥な音が聞こえる。
何だか訳の分からない駆け引きを演じている様だが、こんな馬鹿らしい破廉恥な会話を聞いていても、私はパソコンを閉じる事が出来ない。
- 2014/09/27(土) 09:17:22|
- プライド・高田
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妻と男を追い詰める証拠はもう揃っている。私がこれ以上この痴態を聞いている必要はないのだが、パソコンを閉じれずに聞いてしまっている。そう、理性と感情の狭間に迷い込んでしまった。
その間にも、二人の行為の音が聞こえて来る。
「ねぇ、膝の裏って感じるでしょう?あぁ、黒いストッキングの足か。素敵だなぁ」
妻の足に舌を這わせているのだろうか。
「ええ、気持ち良いわよ、とても。それより貴方はまだ我慢出来るの?そろそろ限界じゃない?」
「うん。一生懸命我慢しているよ。へへへ・・・若いから何度でも出来るけど、やっぱり最初が一番気持ち良いからもう少し頑張るさ」
「あら、言うじゃないの。頑張ってね」
男女の行為の音が続く。
「本当に頑張るわね。何時もならもう降参しているのに。如何したのかしら?」
「何時もの僕と違うって?いや、何か今日は頑張れるみたいだ。へへへ。貴女は感じない?」
「ふふふふっ、ちゃんと感じてるわ。でもさっさと出してしまいなさいな」
「まだ出さないけど、貴女にサービス出来る様、頑張ってみるかな」
「ふふふふふ」妻はあしらう様に笑うだけで、その声はくぐもっている。男の物を咥えているのか?
それにしても、よく喋る。この会話で相手を翻弄し、彼女も昂ぶって行くのが性癖の様なものなのだろう。
それでいてS・Mプレーは好まない。変わった性格をしてるぜ、全く。
「じゃあ、行くぜ」男の声と同時に、突然激しくベッドの軋む音が聞こえた。
「あっ、こら乱暴は嫌よ」
「任せなさいって。変な事はしないから」
「もぅ・・・我慢出来なかったんでしょう?ずるいんだから。まぁいいわ。何処まで出来るか試して上げる」
こんな時の妻は、本当にサデスティクな態度を取る。相変わらず何時も通りにペースを握っている。
「ねぇ、もう何回遣っただろう?覚えている?僕はその間じっくり研究してたよ。貴女の弱点をね。これから
試してみるから。きっと喜んでもらえると思うんだ」
「どうぞ、お好きな様に。ふふふふ・・泣かせるもんなら泣かせてみて。楽しみだわ。さぁやってみなさい」
妻の女王様の闘志に火を点けてしまったな。
「余裕だね。それじゃあ此処は如何かな?効くだろう?」
「うふふふふ・・・そうね、悪くはないわ。でもそんなの何度も経験ずみよ。そんなに驚かないわ」
「ああ、分かっているさ。でもね、此処も一緒にこうしたら如何?」
何処を如何しているのだろうか?それにしても、勝手な事をしやがって。しばし二人の沈黙が続く。
「・・・・はぁーはぁーうっ」妻が始めて反応を示した。
「ほ~ら来た。感じるだろう?我慢しなくても良いから」
「・・・生意気な事言わないの。はぁー、その程度じゃまだまだまだよ。・・・うっ」
「だから我慢するなって」この男なりに、必死で抵抗しているのだろうな。男は女を征服する喜びを感じたい
ものだから。私が妻とセックスが疎遠に成ったのも、そこに原因がある。
「我慢なんてしていないわよ。・・・はぁーはぁーあぅ」確かに妻の息遣いが荒くなって来た。
「ほら感じてる。ここも責めちゃおっと」
「・・女ですもの、全く感じないなんて事はないわ。でも、その位で私が音を上げると思うの。甘いわね。貴方とは経験値が違うのよ・・・」
あいつらしい言いぐさだ。
「何時までそんな強がり言ってられるかな?これからが本場さ」
ベッドが軋んでいる。妻は何をされいるのだろうか?
「ちょっと待って。一方的にじゃ卑怯よ。私にも愛させて」
「堪えきれなく成って来たんだろう?本当に負けず嫌いなんだから」
「・・・そんな事ないわよ。まだ余裕。私は責められるの好きじゃないの」
「へへへへ、そんな事言わずにもう少しさせてよ。でもさ、本当の快感って知らないんじゃないの?」
「うっ、そうかしら。でも結構上手いじゃ・・あっ・ないの。いい感じよ・・私も・あん・・こうしてあげる」
妻も男に反撃する様だ。何をしているのか、ガサガサ音がする。流石に男が呻き声を上げている。
「気持ちいいー。最高だよ。こんな事普通出来ねぇよ。僕は本当に幸せだ」
この餓鬼、本当に苛立たせる奴だ。
「ふふふふ・・・もう駄目かしら?早く認めたら?」
「出したら飲んでくれる?」
「それは嫌よ。夫のだって飲んだ事ないのに」
「それじゃあ、まだ出さない。だけど今日は飲んでもらうよ」
「絶対に嫌よ。でもその気にさせられるなら話は別よ。ふふふ」
また妻の男を吸い尽くす様な卑猥な音が聞こえる。
何だか訳の分からない駆け引きを演じている様だが、こんな馬鹿らしい破廉恥な会話を聞いていても、私はパソコンを閉じる事が出来ない。
- 2014/09/27(土) 09:18:25|
- プライド・高田
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ちょっと足の方に下がるね」
「いいけど、私が貴方のを舐められないじゃないの」
二人はシックスナインを楽しんでいたらしい。
「少し我慢してよ」ゴソゴソ音がしている男は何をする気だ?
「足の指を舐められた事ある?ここ意外と感じるんだぜ」
「何度か有ったけどそんなに良くなかったわ。くすぐったいだけ」
「そいつ下手なんだよ。でもストッキングの足って本当に興奮するよ。ましてや黒だぜ。あっ、ペディキュアも黒だ。色っぽーい」
「喜んでくれた?でもストッキングが好きなんて変わった趣味なんだから。もう」
グチュグチュと聞こえる音は、男が妻のつま先を口に含んだのか?以前、私もやってみた事が有るが、妻はくすぐったいと言って嫌がってしまった。男が『そいつ下手なんだよ』そいつとは俺の事だ。
この小僧、後で見ていろよ。しっかり形は取らせてもらうぞ。
「ああ、この足大好きだよ。如何?気持ち良くない?」
「貴方、上手いからくすぐったくはないけれど、感じると言う程のものでもないわね」
「もう少し待ちなって。気持ち良くなるから」
しばらくの時間、またつま先をしゃぶる音が聞こえて来る。
「あ~~ん」妻の口から甘いため息が漏れる。
「ほら、感じ出した。此処は結構感じるところなんだよ。男に奉仕させる様で優越感に浸れるのかな?」
「そんな事ないわ。でも変な感じがする・・・快感とは少し違うけど・・アン」
「感じてるって。認めてよ。本当にベッドの上では負けず嫌いだな。ならここも一緒に責めちゃおうかな」
「うっ、うっ、あ~っ、何をするの!そんなのずる~い。あん、あん、う~ん」
「そろそろか」男がそんな事を言った様に思えた。
「あっ、あっ、何をしてるの?あっ、そんな事止めてよ。あっあっあっ」
妻の様子が変わった。
「何も変な事はしていないさ」
「やん、や~ん、もう嫌っ。こっちに来て。来なさい!」
「まだ駄目。もっと火を点けてからね」
「うっ、うっ、あ~~ぅ、そこは駄目よ、駄目っ、駄目だったら~。こっちにいらしゃい。命令よ!」
妻の口調がきつく成ったのは、この状況に主導権を奪われてしまう危機感を感じたのか?
誰でもSとMの要素を持っていると言われるが、妻のサド的要素は私も異常に感じる事がある。
セックスの時は、徹底的に主導権を握らないと気が済まない様だ。
それがどんな経験から来るものなのか何度か聞いた事があるが、ただ微笑むだけで答えなかった。
そんな妻が、この男にリードされる事を嫌って抵抗しているのだろう。
それにしても良く喋る。男が主導権を取ろうとし、妻が抵抗する。二人の駆け引きは滑稽でさえある。
「まだまだ。もっと感じるよ。その内に大声出すから」
「あ~~ん、馬鹿言わないで。あっあっ、私はそんなふう・う~~ん・には成らない・うっ」
「強がり言うなって。もう堪らないって顔をしてるよ」
「嘘よ・・あぁぁぁぁぁ・・でも悪くはないわ・・あぁぁぁぁ」
妻は低い呻き声を漏らしている。
「その代わりクリの皮を剥いちゃおうっと」
「嫌、嫌、そこそんなにしたら嫌っ。あっあっあっ駄目、駄目、駄目、嫌~~ん」
「へへへ、指もいれるよ」
「うっうっうっ、うっう~~~ん、そんな事されたら・・・そんな事されたら・・・うっあ~~ん」
遂に妻が低く唸った。同時にベッドもギシッと軋む音が聞こえる。おそらく妻が大きく仰け反ったのだろう。
あいつにこんな声を出させるとは、こいつ何者なのだろう?私はあ然して聞き入ってしまう。
「如何?感じている?もう認めるでしょう?」
「そうね・・うっうっ・少しだけ。でも・・まだまだ・あっ・よ・・・・うっう~~ん」
「もう無理だって。女の人は一度火が点くともう止らないからね。ほら、ほら、此処もほら」
「あ~~ん悔しい~。嫌、嫌っ・・もう止めなさいっ!あっあっあぁぁ・・・止めなさいたらっ!う~~ん・・
如何してこう成るのよ?あっ、そこ私の弱いところ!そこそんなにされたら・・あっあっ・・そこ駄目っ!
そこ弱いの。あっあっそこ駄目っ!」
今度は明かな反応を示し、同時にベッドが大きな音で軋んだ。完全に形勢逆転の様だ。
「もっと、もっと良く成るから」
「ああぁぁぁ・・悔しいわ・・あ~ん・・悔しい・・こんな事って・・あっ、そこはっ・・こんな事ってあるの?
・・うっうっ・・そこ止めて!止めなさい!止めってたら!・・うっうっうゎーーっ」
「ここ急所だろう?あぁ、楽しい。強気な貴女を泣かせるのは本当に興奮するよ。」
「ま、まだよ。うっうっうっ・・」
「あれ?反撃ですか?触り方に何時もの冴えがないな。本当に往生際が悪い。それならこれは如何?」
「あっあっあっ・・おっ、おーーっ」
「ほら手が疎かに成ってる。僕にも良い思いさせてよ」
「ああぁぁぁぁ・・出来ないっ!」
ベッドの音がギシギシ煩い。それ程激しく妻がのた打ち回っているのだろうか?
「如何したの?もう駄目?逝っても良いよ」
「嫌よ。あぁーー、まだよっ。う~~ん・・まだ逝かないんだから・・・」
あいつ、もう時間の問題だな。そんな事を思える俺は、まだ冷静なのかな?
きっと冷たかったんだろうな。何時も冷静さを装って。だから妻にこんな仕打ちを受けているんだろうな。
「はははは、良く言うよ。そんなに逝きたくないなら、もう止めるよ」
「えっ?如何して止めるの?嫌よ、嫌よ、続けなさいよ」
「素直に逝ったら?」
「・・・偉そうな事言わないの。良いのよこのままでも・・」
「ふ~ん」
「・・・嫌な人ねぇ。貴方は出さなくて良いの?」
「そろそろ限界だよ」
「じゃあ入れてよ」
「欲しい?」
「・・・・うん、欲しい。私も限界」
まだ続くのだが、此処迄で流石に私も気分が悪く成って来た。
リビングのソファーに腰を落として、煙草に火を点け様とすると、手が震えている。
さあ、これから如何しようか。色々考え様としてもまとまらない。
誰かに打ち明けたい衝動も駆られるが、こんな事を話せる相手も居ない。
「この度はお世話に成りました。情けない話だと思いますが、何かアドバイスを頂きたい。これからお邪魔しても
宜しいでしょうか」
相手は迷惑な話だと思うが、私は興信所に電話を掛けていた。あそこなら全てを知っているし、こんな事は
日常茶飯事だろう。何か良いアドバイスをくれるかもしれない。情けないが、今は其処しか頼りは思いつかない。
今は恥を掻こう。そして心に反撃の狼煙を上げろ。
- 2014/09/27(土) 09:19:14|
- プライド・高田
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興信所では、所長が一人私を待っていてくれた。
「煩わしいお願いで申し訳ありません」
そんな私の言葉に、所長は人の良い笑顔で迎えてくれた。
「気になさらずに。こんな仕事をしていると、色んな人達とお会いしますが、大半は、離婚時の慰謝料絡みが多いんですが、貴方は違うのでしょう?」
「はっはい。これから如何なるかは分かりませんが、離婚を前提に依頼した訳ではありません」
「長年の経験とでも言うのか、何気なくではありましたが、そんな気がしていました。そうなると、貴方が求めるアドバイスとは、今後の事についてかと思いますが、私ども人生相談となると、まったくの素人でして、ご期待に沿えるか如何か分かりません。今迄に有ったケースからの話なら、ある程度は出来るかもしれません。
それでも宜しいでしょうか?」
「勿論それで結構です。宜しくお願い致します」
考えてみれば、この所長の言う通りである。ここは浮気やら何やらを調べる所で、悩み相談室ではないのだ。
さぞかし、うっとうしい事だろう。それでも一見笑顔で迎えてくれた事が今は嬉しい。
「当然、御渡ししたメモリーカードは再生されたのでしょうな?」
「はい、ショックでした。今時の技術は大したものですね。あんなにはっきりと聞こえるとは思っていませんでした。
それだけにショックが大きくて・・・・」
「最後迄聞かれましたか?」
「とても最後迄は・・・・」
「そうですか。いや、お気持ちは解ります。本当に良く録音されてました。しかしあれは大した器具を使った訳では無いのです。行かれるホテルを間違ったのでしょう。恐らくは、何時もはあんなホテルでは無く、それなりの所か何かで逢っていたのではないでしょうか。相手の男も若いですし、奥様に気を使って選ばれたのかも知れませんが、一寸場違いでしたな」
私は、その意味を初め分からずにいた。
「場違いのホテルとは?」
「えぇ、あそこは今はビジネスホテル的になっている所です。ところが以前少し御洒落な路線を狙った普通のホテルでしたが、客の入りが今一でね。それで料金を落とした所、利用する客層はビジネスマンが大半なんですわ。そこ迄は分からなかったのでしょうな。何せ外見は女性が好みそうな雰囲気が有りますから。そんな造りですから、ドアの下に少し隙間が有るんですよ。以前はサービスで朝刊等を入れていたんでしょう。
調査員はそこからマイクを入れたのです。ですから、使ったのは特別に高性能な物では無く、少しだけ気を使っただけなんです」
妻らしいと思う。あいつは連れ込み等には入りたがら無いだろう。気取って格好付けるからこのざまだ。
「ですから、周りから苦情が出て、大変な思いをされましたな。最後迄聞いて頂ければ解るのですが」
「馬鹿な奴らだ。家内はプライドだけは高い所が有りまして・・・・」
「話を戻しますが、私もね、こんな仕事をしているもので家庭サービスなんかした事がない。だからでしょうか、家内に逃げられた口なんです。それは腹も立ちましたがね、考えてみると私にも責任が無い訳では無かった。結婚してしまうと、妻なんて家政婦の様に扱ってしまってね。でも相手にしてみると、そうじゃ無いのですな。そこに中々気が付かない。毎日、少しずつ溜まった不満が何時か爆発する。それは男でも同じですよ。だから、一方的に責めると本当の気持ちを閉まって、反発して来る。そうなると、女って生き物は自分を正当化して、此方が求める反省の気持ち等は、何処かへ吹っ飛んでしまうのでしょう。お互いに、元の鞘に戻りたくても、どんどんと距離が開いてしまう。貴方と同じ様な気持ちで来られる方々の明暗は、そこで分かれてしまう様ですよ。私がアドバイスを出来るとしたら、こんな事しか言えません。人生は短い様で長い。一時の感情とは言いませんが、何時か許して元の様に愛してあげれる時が来るかもしれません。だからこそ、今は冷静に振舞う事を進めます。お互いの気持ちをしっかりと確かめてからでも結論を出すのは遅くないでしょう。それから暴力はいけませんよ。何の解決にも成らないと思います」
「・・・・その通りなのでしょうが、そこまで人間が出来ていません。ですが、冷静さは失わない様に心掛けたいと思います」
そうか!激怒するよりも、冷静さを装っていた方が、相手には威圧感が有るかもしれないな。じっくりと責めようか。
今の私はその程度にしか、所長のアドバイスを実践等出来ないだろう。
それからも、色々と話をしたが、印象が薄く頭の中には残らなかった。
妻と男を追い詰める。その為に冷静で居る事。それが招く結果が如何であろうとも。
結局此処に来たのは、一時の昂った感情を誰かに知って欲しかっただけで、私が取るべき行動は、もう決めていたのだろう。
私が時間を潰して家に着くと、明かりが点いている。妻が帰って来ている様である。
さて、如何しようか?冷静で居られるのかな?それは、あいつ次第だろうな。
「ただいま。帰ったぞ」
「お帰りなさーい」
明るい返事が返って来た。
- 2014/09/27(土) 09:20:06|
- プライド・高田
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何から言い出そうか。
居間のソファーに腰掛けてそのタイミングを狙った。
しかし、私の気持ち等お構い無しに、妻からきっかけを作る。
「何時も迷惑を掛けて悪いんだけど、来週の祭日に会社の仲間とテニスの練習に行っても良いかしら?今度、取引会社との一寸した大会があるの。今度は如何しても勝ちたいのよ。それで皆で気分を変えて練習しようと言う事になっちゃて。試合の後は暫らく迷惑を掛ける事も無いと思うの。少し遅くなると思うけど。御免、今回だけ許して」
深々と頭を下げた。いったい何を考えているのか。
知らないと思って,やりたい放題だ。
「駄目だな。その日も色々しなければならない事がある。そんな暇は無いと思うぞ。お互いにな」
「あら、如何したのよ?何時も無関心でいたくせに。もう約束してしまったの。ねぇ、今回だけ許して」
確かに今迄は、妻の行動に無関心であった。これ迄も、友達と温泉に行く事も有た。私は羽を伸ばせる位に思い、大半は文句を言わなかった。何時からだろうか。妻の行動に何の興味も持たなくなったのは。二人で過した時間だけ、女の部分に興味を失い、親兄弟の様に感じてしまっていたのか?夫婦と言えど、所詮は他人である。余りに無関心だと寂しさも感じただろう。妻にこんな行動を取らせたのには、私の責任は無かったのだろうか?
何も無い事は無かっただろう。しかし、それを理解し許す余裕は、この時の私には無かった。
「駄目と言ったら駄目だ。本当にお互いに忙しいんだ。そんな暇はない」
妻が怪訝そうな顔をする。まだ何も知らないと思っているのだろう。
もう全て分かっているんだよ!これだけ不審な行動が続けば、誰だって怪しむ。その位考えないのか?馬鹿にするのも程が有ると言うものだ。
頭に血が上るが『冷静に』と言い聞かせる。
「そもそも会社の仲間って誰なんだ?」
「・・・・・・・」
妻は答えない。それはそうだろう。仲間とでは無く男と行くつもりなのだろうから。
「言ってみろよ」
「言ったら如何するつもり?その人に文句なんて言うんじゃないでしょうね?だいたい一人じゃ無いわ。グループで行くのよ」
「そうか。団体さんか。それでも良いだろう。何人だろうと良いよ。俺もその練習を見に行って、宜しくって挨拶するだけだ。だから、誰なのか言えよ」
「・・・・そんな事してくれなくてもいいわよ。今迄そんな事してくれなかったじゃないの。今更変に思われるわ」
「変に思ってるのは俺だ。なぁ、俺が何を言いたいか分からないのか?そうだな、こんな遠回しじゃ分からないよな」
流石に妻の顔色が少し変わり、私の顔を凝視した。
「なっ何の事かしら?意味が分からないわ。ねぇ、何か誤解してない?」
「誤解ならどれ程良かった事か。もう全て分かってるんだよ。だから、これから如何したいのか、はっきり言ってくれないか」
此処まで言えば、流石にもう悟ったのだろう。
「全て分かってるって・・・・なっ何を分かってるの?」
視線を外している。その声にも動揺が感じられる。私が仕事で結果を残せず、上司の前でしどろもどろと報告している姿もこんな感じなんだろうな。格好の悪いものだ。自信のある者が取る態度では無いのだ。当たり前であろう。この女はこれから、このピンチを如何切り抜けようとするのだろうか?
「お前のやって来た事だよ。何が不満だった?確かに俺の責任も有るだろうな。不満も有っただろう。だけどな、普通そんな事をするか?今はそれが当り前の時代なのかな?なにより、お前はそれで楽しかったのか?」
私は、じっと妻の返答を待つ。
「意味が分かりません」
知を切り通す作戦の様だ。それなら此方も切り札を出す事にしよう。
興信所の封筒を妻に突きつけた。数枚の写真と報告書が入っている。メモリーカードはまだパソコンの中に入ったままである。
妻は力無くその場に、へたり込んでしまった。これから私達は何処にたどり着くのだろうか?
- 2014/09/28(日) 12:01:13|
- プライド・高田
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Author:シーザー
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問い合わせされる前に、お読みになりたい作品は一部を除き「オナニー三昧」の”逝く”ボタンで掲載サイトにリンクしますので大半が閲覧可能です。
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