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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

上司と妻 第1回

私は35歳の会社員(営業)です

営業先や、取引先で人妻をおいしく頂くことは結構あり、いい思いも
かなりした。しかし、妻に限って・・・そんなことはないと思っていた

営業のテリトリー替えで自宅の付近を廻ることになった。ある日、
自宅の前をとおると、妻の会社の商用車があった。
「忘れものでも取りに帰ったかな?・・・」
次の日にとおりかかると、また車がおいてある
「あれ?・・・」
その次の日も停まっている。
「・・・」
まさか・・・、でもまさかうちの女房がそんなわけないよな・・・
たまたまだろう・・・

家に帰って聞いてみた。
「同僚のKが、おまえの会社の車が止まってるの見たらしいぞ、
さぼってんのか?」
一瞬、台所にいる妻の手が止まる。
「あ、あれね、お客さんに届ける商品を分けてるの」
あまり悪びれる風でもない。
「そんなの会社でやればいいじゃん・・・」
「でも、私の机じゃせまいし、会議室まで使うわけにはいかないし、
所長は、早くお客さんの所に出て行けというし・・・」
なんだか苦しそうないいわけである。かといって、何がどうしたとい
う証拠をつかんだわけでもない。
「係長も一緒にまわるんだろ?一緒にいるのか?」
「そ・・そうよ。でも別にやましいことなんかないのよ。」
「何いってんだよ、誰もそんなこと言ってないだろ?」
(係長・・・そうだ、妻と必ず外回りをするのは係長だったよな・・・)
お互いの語気が荒くなってきた。こんなことで喧嘩するのもいやだ。

とにかくその場は、追求するのも
怖い気がしたので、会話は途切れた。

「そういえば長いことセックスしてないよな。たまにはどうだ?」
「・・・」
背中を向けて妻は寝ている。手をかけると、すごい勢いで払いのける
「怒ってんのか?」
「・・・」
何も言わない。結局その夜は眠ってしまった。

次の日・・・
同じ時間くらいに、自宅の前をとおってみると、車庫の妻の車の
後に、隠すようにして妻の会社の商用車が置いてあった。
踏み込むべきかどうか考えた。恐ろしいほど長い時間が過ぎた気が
した。結局その日は踏み込むのはやめた。
自宅の窓から死角になるところに停まって、2人が出てくるのを待っ
た。ちょうど、私が車を止めてから3時間が経過していた。
2人は、あたりをキョロキョロと見回すと、そそくさと車を入替え
出て行った。私の事には、全く気がつかなかったようだ。
その後、私は自宅に入っていった・・・


  1. 2014/05/23(金) 20:52:20|
  2. 上司と妻・陽太
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上司と妻 第2回

私は、自宅に戻って唖然とした。
リビングには、タバコの吸殻(私のものではない)と破れた妻の
パンスト。何に使ったのかわからないティッシュが10枚近く。
さらに、寝室のベッド(ダブル)の上にはなんとなくまだ暖かい
感触。乱れたシーツ。その上には私のものではない陰毛。
散乱した二つの枕。やはりティッシュが10枚程度。
ごみ箱をあさってもコンドームの形跡はない。
(まさか中だし?)
浮気の疑惑は確信に代わったが、この感覚をどう表現すればいい
のだろう?
ここで、さっきまで妻と係長が・・・
私は、リビングに戻り脱ぎ捨ててあったパンストを持ってくると、
勃起している自分のモノに巻きつけて擦った。少しでも妻の臭いを
嗅ぎたい衝動に駆られたのだ。そのオナニーであっという間に放出
してしまったが、一度くらいではその勃起は収まらなかった。
怒り狂って当然のはずなのにこの感情はなんだ?・・・
さらに、パソコンの妻の日記を開いた。(PCの練習用にと、私が
セットしてあげたもの)そこには、係長との交わりが克明に記され
ていた。無防備にも程があるが、この事実は受け止めなければなら
なかった。同時に、妻になんと言って切り出そう?という不安も
覚えた。それでも湧き上がるこの嫉妬感を先に満たしてしまいたか
った。私は、何とか妻が犯されるところを見たいという衝動にから
れてやまなかった。そこで、次の朝出勤するときにいつもカーテン
を締めたままの寝室の窓のカギを外しておいた。
通常そこはいつもしまっていることから妻も出かけるときはチェッ
クしないはずだ。これで、外から寝室はのぞくことが出来る。
リビングも見てみたい。そこでは、必ず何らかの会話が行われているはずである。その会話がどんなものなのか聞いてみたくて仕方がな
かった。しかし、リビングのカーテンは薄く、外からのぞくのでは
完全に内側からばれてしまう。・・・仕方がない、危険だが少し遅
れて家に入り、キッチンの側のドアを少し開けてのぞくことにした
。少々の危険は冒してもいい。私はとにかく妻の痴態が見たかった。


  1. 2014/05/23(金) 20:57:48|
  2. 上司と妻・陽太
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上司と妻 第3回

決行の朝がやってきた。いつものように振舞う妻が居る。そしてい
つもの様に会社に出かける私が居る。
「車だけは気をつけてね」
という妻の声を背中に、私は玄関から出た。全ての準備は万端。
携帯で会社に電話を入れる「ちょっと風邪を引いたみたいで・・」
有給はあまり放題だ。一日くらいなんと言うことはない。公園で時間をつぶした。
そろそろ妻が出勤する時間。この公園の前をとおる。今…妻が通った
(あんなスーツ持ってたか?)そのスーツは薄い黄色で、かなりスカートは
ミニに近い。確かに、出勤するときの妻の姿はほとんど見た事がなかった。
やはり妻に対する気配りを忘れていたのか?と少し後悔する。
その辺を散歩しながら時間をつぶした。いつもは気がつかない辺りの
風景が目に入る。なんだかものすごく場違いな所に居るような感じだ。
そうこうしている内に、とうとう妻の会社の商用車が現れた。
時間は9:30分。勤務時間が始まって10分後には会社を出た計算だ。
そそくさと、自分の車を前に出す妻。係長が商用車をバックで入れる。
二人とも、走るように玄関のドアに駆け込んだ。(今だ)私は、窓から
死角になる場所を選びながら、50mの距離をダッシュした。
玄関にたどり着いたが、鍵はかかっていなかった。(無用心な)…
足音を忍ばせながら、キッチンに滑り込む。(何で自分の家なのに…情けない)
顔をあまり出すと、ガラス戸で透けて見えるので、顔半分を、わずか
数センチの隙間から、妻を観察した。会話がきちんと聞き取れる。
「おい、由美子、旦那にはさせてないだろうな」
「ええ、触らせてもいません」
「これが、今日も欲しいのか?旦那とはもうしたくないだろう、淫乱
な女だ。旦那が居るというのに毎日違う男のちんぽを咥え込んで…」
そういうと、自分のモノを取り出したようだ。この角度からはよく
見えない。
「由美子にしゃぶらせて下さい。係長の大きなちんぽを…」
向きが変わった。その時、妻の目の前にそそり立っている係長のペニスは
確かに大きかった。私のより長さで5cm以上、太さで1cm…
そのペニスに手を添えると妻は、何のためらいもなく唇を開いてその
怒張を咥え込んだ。おいしそうに亀頭の辺りを舌で舐めまわす。
「んぐ、んン・・おいしいのこれ…」
係長が、妻の頭を押さえる。
「もっと深く咥えろ、舌を使え!」
ディープスロートだ。裏ビデオでたまに見るその姿と同じだった。
妻はもうメスに変わり果てていた。係長が、ソファーに腰を降ろしても
妻のフェラチオは続いた。タマを軽く揉みほぐしながらフェラチオを
続けている。私にはあんな激しい行為をしたことはない。貞淑な女と
思っていた妻がこんなことを・・・やっぱり信じたくなかったが、仕方がない
これは、今現在起こっていることなのだから…
一方の私は、(そんなことはやめろ、なんでそんな男に奉仕する?)
と思いながらも、もう股間の愚息は限界とも思えるほどの勃起。
妻もソファーの上に乗り、四つん這いの状態でしゃぶり続けている。
係長は、高く突き出された妻の尻を撫でると会社の制服のスカートを捲り上げた。
角度が悪い。妻のパンティーの色がわからない。しかしそのなまめかしい
足を包むパンストがセクシーだ。
「今日は薄緑か、中々趣味がよくなったな、旦那は知らないんだな、
そのいやらしい由美子のマン毛まで透けるそのパンティーを…」
「そうです、知りま…せん…見せて…ません…」
妻の上下運動が激しくなった。のけぞる係長。足はピンと伸ばしたままだ。
「んん・・いいぞ、イクぞ、出すぞ、由美子の口の中に…ウッ…」
妻の動きが止まった。今射精している最中なのか?それを妻は、苦しげな
顔をすることもなく飲み干してしまった。しかも一気に…
手を添える必要もなく、私は同時に射精してしまった。中学生でもあるまいに…
夢精じゃない…



  1. 2014/05/23(金) 21:01:11|
  2. 上司と妻・陽太
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上司と妻 第4回

妻は、係長のペニスを綺麗に掃除している。尿道口や、竿の部分に
舌を這わせて…。
「今日はこぼさなかったな。昨日はあんなにこぼしたのに。」
「私だって、こぼしたくなかったんです。でも係長の多すぎて…」
妻の唾液と精子でテラテラとイヤらしく光るペニスは硬さを失っては
いなかった。それどころか私の目には、かえってたくましさをましたようにも見えた。
怪しく黒く光るカリ部分はかなり使い込んでいるのだろうか?カリ高
という言葉はこの男のためにあるのではないかと思うようなペニス。妻が惚れるのも仕方がなかったことかも知れない。
四つん這いの妻の尻を抱えると、係長はパンストに手をかけると、一気に
ビリビリとパンストを裂いた。
「ああん、レイプされてるみたい。でも…、係長も好きよね、毎日由美子のパンスト
破ってる…」
「イヤなのか?じゃあ、今日はお預けだ」
「イヤよ、イヤ。由美子のパンスト、毎日破ってください。お願いです。由美子を奴隷にしてもいいですから…係長のちんぽがないと由
美子は気が狂いそうです。」
「脱げ、ストリップだ、早く脱げよ!」
「は…はい」
妻はブラウスにてをかける。ボタンが外れて、薄い緑色のブラが現れる。
やはり、私が見たこともない下着だった。
ブラウスが床に落ちた。
腕を頭に回し、次の指示を待つように腰をくねらせている。さながら
ストリッパーの様だ。
「次はスカートだ」
その声に反応し、ファスナーに手をかけ、はらりとスカートを落とす
妻。パンストの伝染が、太股にまで及んでいる。これもまた私の知らないショーツ
本当に陰毛が透けて見える。係長は、妻の手を引き、寝室の方向へ妻を
連れていった。私は、又忍び足で家の外に出ると寝室の窓に顔を近づけた。
二人はキスをしていた。ペチャペチャと言う音が、ベッドから少し離れた
私のところまで聞こえてくる。まるで恋人同士だ。
(俺の寝室だぞ!)声には出せない。
また、愚息が勃起して来る。
そのうち、係長が、パンストとショーツだけになった妻に覆い被さる。
乳首を噛み始める。妻の「あ~ん、あ~ん、係長、イイ…」
と言う声が聞こえる。妻の両手が子供をあやすように係長の頭を胸に
押し付ける。
「旦那より上手か?、答えろ由美子」
妻の名前をさっきからずっと呼び捨てにしているこの男、しかし今の
私は、この男に妻同様服従するしかないのかもしれない。


  1. 2014/05/23(金) 21:03:02|
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上司と妻 第5回

「由美子、どうなんだ?旦那より上手か」
係長の手は妻の下半身を刺激し始めている。ショーツの中で、手が
モゾモゾと這いずり回り、時折ピクリと反応する妻の体。弓なりに
何度となく硬直する。どんな責め方をしているのかは、この角度では
わからない。しかし、妻の反応からして、あきらかに感じているのは
確かだった。妻の喘ぎ声が大きくなる。
「あぁ、あぁ…係長、イイです、イイです、あぁぁぁ…」
ベッドに横向きに絡み合っている二人。係長の背中に腕を回して爪を
たてるように激しく抱きしめている。
体位が変わり、妻の秘部を舐め始めた。係長の頭の動きはかなり速い。
又妻を行かせてしまうのだろう。係長の頭に思いきり腰を押し付けて
「もっと舐めて、係長最高よ、噛んで、噛んで、イクゥ…」
叫びながら絶頂を迎えたようだった。妻の体から力が抜けた。
私とのセックスであれほど激しい声をあげ、しなやかに体を動かした
ことがあっただろうか?恐らくないだろう。今までに妻が言っていた
「イッたわ…」というのは、全て演技だったのだろうか?
そんなことを思っている間にも、妻は散々係長の舌と指で弄ばれて、
ヘトヘトになっているようだ。
「旦那とじゃ、こんな風にはならないだろう、気持ちいいんだな?」
「はい、気持ちイイです。主人はこんなにイカせてくれません。係長だけです。私は係長の女です」
「そうか、俺のがもう欲しいか?」
「はい、欲しくてたまりません」
「じゃあ、言ってみな…」
「はい、あなたごめんなさい由美子は悪い女です。係長の特大のチンポを、由美子のオマ●コに入れます」
「だいぶスムーズに言えるようになったな…いいぞ、最初は言えなかったのにな…ハハハ・…」
その笑いは、明らかに妻を征服した喜びの笑いだった。人の妻である
由美子を服従させたという勝ち誇った笑い…
妻は、ベッドに仰向けに寝ると大きく足を開いて、秘部に手をやり
そこを開いた。
係長の腰が沈み始める。
「あ…大きい、係長の大きいチンポが入ってくるわ、あぁん大きい、
先っぽだけで由美子のオマ●コはもういっぱい…すごい…」
ゆっくりと時間をかけ、妻の中に入っていく。この角度からでは、
係長の尻しか見えないが、そのペニスは確実に妻に侵入した。
「ほら、入ったぞ、どうだ、デカイか?」
「大きいです、もう、奥にあたってる、すごい…大きい…」
「旦那のより、大きいだろ、そうだろ…」
「そうです、大きいです。比べ物になりません、あぁ…」
2回くらい、ゆっくりと係長がピストンしただけで妻はまたイってしまったようだった。
係長の首に巻かれた指に光る結婚指輪は誰のためのものか?…
係長がピストンするたびに大きな声を上げる妻。淫乱そのものだ。
メスの本能というべきかもしれない。
バックから突かれはじめ、歓喜の声をあげ、シーツをつかんで腰を
グラインドさせる妻。泣いているようでもある。しっかりと妻の尻を
かかえ、中心部目指して黙々とピストンする係長。
さらに体位は騎乗位へ。妻の妖しくなまめかしい腰の動き。係長が
妻の下から突き上げるたび妻の首がガクッとうなだれる。再び、正上位に…
「よし、もうイクぞ、中に出すぞ、たっぷりだしてやる。元気な子を産めよ、俺の子だ」
「来て、係長の精子欲しい、来て、来て、あぁぁん…」

ピストンの動きがとまった。
恋人のようにキスを交わし、余韻を楽しんでいる。
しばらく、休んだ後、後始末をし始めて、二人は制服を着て出ていった。…
俺は、今からどうすればいいのだろうか?


  1. 2014/05/23(金) 21:04:26|
  2. 上司と妻・陽太
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上司と妻 第6回

空白の時間だった。現実とはかなりかけ離れた妖しい時間。私はその
目撃者でしかないのだろうか?。これからのことは頭にない。とり
あえず私は二人の居なくなった自分の家に入っていった。随分と散ら
かっているその様は私がいつも帰宅するときの静けさではない。
あちこちに散乱するティッシュと破れたパンストは昨日と同じだ。
私は妻のPCの電源を入れ例の「日記」を覗き見した。
ことは、去年の冬にまでさかのぼった。
最初にキスされたのが忘年会でペッティングが年明すぐ。フェラチオが
先先月末。セックスに及んだのはなんと先月だったようだ。
日記にはそれこそ妻の心の動きがリアルに刻まれてあった。
最初のキスのときは
(急に抱きしめられて、無理やりキスされた、
でも最近主人にかまってもらってないので少し寂しい。二回目にされ
たときには舌を絡めちゃった。ちょっと気持ちいいかも。胸に触って
きたけどそれはパスした。私は人妻。それでも前からちょっといい
なと思ってた係長だからちょっとうれしいかな?)
ペッティングのときはこうだ
(仕事で落ち込んでると思った係長を励まそうと、飲み会に行った
帰り、家の近くの公園でまたキスされた。今度は素直に受け止めた。
係長の手が体中を這いまわって、生き物みたいだった。下着の中にも
入ってきて、もちろんあそこにも…体が火照るのがわかったけど、
最後の一線は越えなかった。主人が家でまっているから…それでも
今度誘われたらわからない。)
最初のフェラのとき
(スカートの丈が短かったのか、朝から係長が興奮してて、会議室に
鍵を閉めて(みんな出払ったので)キスからペッティング。係長の
を無理矢理触らされた。驚くくらい大きくて顔の前に出されたときは
もうメロメロだった。主人しか知らないわけじゃないけど、あの大
きさは見た事がない。言われるままに口に含みました。久しぶりの
男の臭い。主人のとは少し違う。中々イカなかったけど、色々教えて
もらってイカせちゃった。すごく多くて後始末が大変だった。主人は
明日から出張。2週間は長いよね。今日くらい抱いて欲しい。)
そして、ついにセカンドバージンの喪失が来る。…


  1. 2014/05/23(金) 21:05:39|
  2. 上司と妻・陽太
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知らなかった 第1回

 僕は28歳。ごくごく普通の会社員だ。結婚してもうすぐ
2年になるが、なかなか子供はできない。どっちが悪いという
訳でもないと思うのだけど、まあ最近の男性は生殖能力がおち
てるらしいし、仕方がないのかも。

 妻は26歳、良くある話しだけど職場結婚だ。一応秘書課で
働いてた。誰に似てると言ったらいいかなあ、僕は個人的には
AV女優の小室なんちゃらにそっくりだと思ってるのだが、妻に
はとても言えないよね。

 結婚してからずっと専業主婦をしてた彼女が、働きたいと言い出し
たのは、去年の冬のことだ。僕のボーナスが予想より低かったのと、
まあしばらく子供は諦める気にもなったのだろう。家でじっとしてる
のにも飽きてきたんだろうね。多分。

 僕も別に反対する理由もないし、適当にみつければいいよって言っておいた。しばらくして彼女は中堅の商社の事務を見つけてきた。こ
の不景気にたいしたもんだ。短大の友達のダンナさんの会社らしい。
女ってのは不思議なコネをもってるもんだなあ。

 そこまではよかった。おかしくなってきたのは、妻が事務ではなく、そこの専務付けの秘書になってからだった。



  1. 2014/05/23(金) 21:07:54|
  2. 知らなかった・みつる
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知らなかった 第2回

 妻の話しによると、そこの専務は27歳。つまり社長の
息子ってわけだ。ちょっとびっくりしたのはなんと黒人と
のハーフらしい。つまり実の息子では無く、養子なわけな
んだな。なんかこむつかしい養子縁組をする団体があって、
そういう親子が生まれるわけらしい。

 社長は、英語のできる彼を、すっかり後継者として決めて
いるみたいだ。妻は秘書の経験もあるし、いわゆる内部のご
たごたとも関係ないし、(やっぱり後継者関係は、色々大変
らしいからね。スパイがいるかもしれないらしい。大げさだ
けど)

 妻は、家事もあるし、そんな責任ある仕事はできないって
断ったらしいいんだけど、社長も専務も無理はさせないから
って頼み込んだらしい。結局は受けてきたみたいだ。

 それが半年前の話。僕が離婚届けを出されたのが昨日。

その間の話は、昨日の晩にすっかり聞いてしまったんだ。はっき
り言って、気が狂うかと思ったけど、妻は取り付かれたように
話続けたんだ、、。
 「ごめんなさい、もうあなたとは一緒に住めない。
始めは黙ってようと思ったんだけど、あまりにもあな
たに悪いと思って。
 私は実は、専務と何回も寝てるの。え?そう私の会社
の専務よ。はっきり言って、もうあの人無しでは生きていけない
位なの。
 え?いつからかって?始めにそれがあったのは、年末の、あなた
の忘年会と私の出張が重なったあの日なの。私は日帰りで東京に
もどるつもりだったんだけど、あなた達が二泊するって聞いてたし
ちょっと気がゆるんだのかもね。
 その日は仙台での商談だったの。ずっと気をつかって、私を出張
には連れていかなかった専務も、私が一泊していくって聞いてあわててホテルをとってくれたわ。それも違うホテルを。
 仕事が終わって、食事にいくことになったの。ご主人におこられな
いかなあって彼は言ってたわ。私は笑ってたけど,その時はあんなこ
とになるとは思わなかったもの。
 食事を終えて、それぞれのホテルに帰ろうって時に、専務が、仙台にちょっと良いクラブがあるんですよって急に言ったの。良く考えたら彼もまだ27だし、おまけにハーフなんだもの、クラブに行ってても不思議じゃないわよね。
 私は結婚してから、全然行ってなかった。あなたを責めてる訳じゃ
ないわよ。私だって別に行きたいなんて思わなかったし。でも出張な
んてはじめてだったし、なんとなくハメをはずしたくなったのかなあ。

 そこはとてもシックなクラブで、どちらかというと凄くスローな曲
ばかり掛かってるようなとこだったわ。専務は、おかしいなあ、もっと元気なとこだったんだけどって言ってたけど、後で考えたらそれも
あやしいかもね。

 フロアには、15,6組のカップルが踊ってた。みんなすごく体を
くっつけて、なかにはキスしてる人達もいたの。私も雰囲気に飲まれて、だいぶお酒も飲んでしまったし、専務と踊るようになるまで、そんなに時間は掛からなかった。


  1. 2014/05/24(土) 10:15:34|
  2. 知らなかった・みつる
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知らなかった 第3回

「、、、フロアは狭かったし、踊ってる人も多いし、
彼と私の体がくっついてくるのに、それほど時間は
かからなかったわ。、、、ねえ?本当に聞きたいの?」

 僕は呆然とうなづいた。つい一週間ほど前、家まで
送りに来た専務の顔を思い出していた。180以上は
ある、筋肉質で、とても、そうセクシーな男だった。

 「,,彼は自然に、私の腰や髪の毛、太ももやお尻に
手を回し始めたわ。私もそのころには、、もうたまらなく
成ってたと思う。彼は、、そうすごくセクシーだもの、、
 本当のことをいうと、秘書になってからずっと彼のこと
を素敵、、いやはっきりいってやりたい,,と思ってた。
 体が完全にくっつくと、彼のあの部分が私のお腹にあた
ってくる。無意識に手で触ったりもした。
 、、、なんて大きい,,いや,,太いのだろう、、て思った
わ。彼は知らないうちに私の胸に触って、あそこにも手を伸ばし
てた。

 どうやってホテルに戻ったかも憶えてない。彼は私をベットに
押し倒すと、あっという間に脱がせてしまったわ。シャワーもあ
びさせてくれなかった。、、ねえ、、。体が、いや手足が長くて
大きいひととのセックスってなんであんなにいいのかしら?
 彼の舌が私のあの部分を食べている間も、彼のては胸や太もも
や背中をはいまわるの。私はもう、声をあげっぱなしだった。
 彼は30分くらい、私のあれや、あれの周りを食べていたわ。
私は、、それだけで、、3回いってしまったの、、。
 私が荒い息をしていると、彼は、ねえ、もうこんなになってるんだ
さっきからずっと、、といって私の目の前に出してきた、、。
 それは、、黒い、、見たことも無いような大きくて太いもの
だったわ、、。私は無意識のうちに、舌をその頭にのばしてた、、」

 彼は私の顔の横に膝立ちになってたわ。大きな手で
私の横になった顔をなでながら、「,,さん,口でして
ほしいなあ、、」っていいながらそれをどんどん口の中
に入れてきた。
 右手で私の頭をつかんで、左手で私の体を攻めてたの
私はまるで二人の男に犯されてるみたいだったわ、、。
 
 僕の顔を見てよ、、。彼は余裕しゃくしゃくで笑ってた
わ。くやしいけど、私はもう彼のそれをくわえるので必死
だった。「ご主人に悪いなあ、、」って言いながら、彼は
私の頭を片手でかるがると、ゆっくり動かしてた。
 その間も彼の左手は私を攻めてる。私は恥かしかったけ
ど、自然に腰が動くのをとめられなかったわ。かるくいって
しまって、思わず彼のを軽く噛んでしまったりもしたの。で
も彼の硬さは、私の歯くらいは平気なの、、。信じられない
硬さなの、、。」

 妻は冷静に話している。僕は妻の、良く知っているはずの
体がうねるのを想像して、なぜか興奮してしまった。小柄な
わりに、アクセントのある彼女の体は、専務にとっても魅力
的だったろう。僕は馬鹿みたいにそんなことを考えていた。

 「彼の親指が、私のピアスをゆっくりと撫でるの。私は完
全に頭を預けてしまってるんだけど、彼は余裕の表情で私の
頭をゆっくりと動かしてたの。時々、「ご主人に悪いなあ」
とか、「前から君の口を、使いたかったんだ」とか笑いなが
らいうんだけど、私はもう半分失神してるみたいで、よだれ
を流しながら、舌を使ってた、、。

 「気持ち良いけど、、そろそろだよね」って言うと、彼は
私の口からそれをはずして、私のそこに当てたの。彼は私の
両手を1つにまとめて右手でつかむと、左手で腰のあたりを
つかんだ。、、本当に犯されてるみたいだったわ、、。

 「ゆっくりと彼が入ってきた。想像してたのより、ずっと
大きく感じたわ。私はもうずっと声をあげていた。あなたは
たぶんあんな声聞いたこと無いと思うわ。彼はゆっくり、回転
さえしながら私を串刺しにしたの、、。そう口からでてくるか
と思うくらい、、。

 彼は右手を離した。私は無意識に、彼の広い広い背中をつかんだわ。彼はゆっくりうごいたり、早くうごいたり、、私の反応に会わせ
て楽しんでたみたい。私は声をあげつづけてたみたい、、。彼は
ときどき体をおこして、私を後ろから抱きかかえたり,そのままうしろから攻めたり、、もう余裕の表情で私を味わってたみたい、、。」


  1. 2014/05/24(土) 10:17:22|
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知らなかった 第4回

 妻はそこで言葉を止めた。彼女の目が少し
潤んでいるのが解る。僕は彼女の、きめの細かい
肌と、胸のふくらみを眺めていた。彼女の白い体
が、あの浅黒い専務と絡み合ってる姿を想像する
と、僕はひどく興奮してしまった。

「ねえ、、もういいでしょ。」
彼女は言った。
「そういうことなの。私はなんの気がねも無く、あの人
に抱かれたいのよ。慰謝料でもなんでも払うから、別れて
くれないかなあ」
僕は、かろうじて反論した。
「そんな勝手なことは許せない!すくなくても君と専務の
間に何があったかを、すべて聞く権利があるはずだ、、」
彼女は苦笑いをして言った。
「何が聞きたいのよ?」
「すべてだ。彼が君に何をして、君が彼に何をしたのかを」
「何をって、、。何でもしたわよ、、。」
僕は自分でも何を言っているのか解らなくなっていた。何でも、、
何でも、、、。
 「せ、、仙台ではそれで終わりなのか?帰ってきてから、、
な、何をしたんだ、、」
 妻はめんどくさそうな顔をしていたが、ふと立ちあがってカバン
を取ってくると、なかからビデオのカセットを2,3本とりだして僕に渡した。
「それを見て。それがすべてじゃないけど、大体わかると思うわ。
ひとつだけ言っておくけど、彼は、,凄いわ。はっきり言ってあなた
のセックスとはまったく違うものなの。、、それじゃ、あとで書類は
ここに送ってね」
 と言うと彼女は住所の書かれたメモを残して家から出ていってしま
った。
 僕は呆然としていた。何が、、何が違うんだ?僕は妻を愛してたし、それで充分じゃないのか?
 僕は残されたテープを見た。これを見たらわかるのか、、でも、、
僕はぐるぐる頭のなかで考えながら、テープをデッキに入れた。そ
こにはいきなり、信じられないような大きさのペニスと、それを幸せ
そうに口に出し入れしている妻の顔が映っていた。


  1. 2014/05/24(土) 10:20:31|
  2. 知らなかった・みつる
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知らなかった 第5回

カメラは妻の顔を上から撮っている。専務が
妻の口を犯しながら撮影しているようだ。
「ん、、ねえ、、なんで撮ったりするの、、」
画面の妻が泣きそうな、しかしひどく色っぽい声で
ささやく。
「家で見るのさ、、。後でVHSに落としてね、、。
だって君は家には泊まれないじゃないか。夜に君と
やりたくなったときに見るんだよ、、」
 と、言いながら彼は妻の頭をその大きな手で掴んで
上下にゆっくり動かしている。妻の右手は彼のペニスの
根元を掴んでいる。左手は愛しそうに彼の、スラリとした
右足を撫でている。
 彼,妻の上司はときおり声を漏らしている。妻のフェラチオ
がお気に入りらしい。
 「、、ねえ、他の人に見せたりしないわよね、、」
妻が彼の黒棒に舌を這わせながら心配そうにささやく。
「ん,アアそこがいい,,。どうしようかな。営業の、、、なんて
君を気に入ってるからなあ。この前なんて飯くってる時に、専務の
秘書、色っぽいですなあ、あれはダンナがうらやましい。あんな可愛い顔してやってるんですねえ、って言ってたよ、、」
 僕はなんとも言えない気持ちになった。妻は他の男たちにとって、
やりたくなる女なのだ。
「そんな、、お願い、、馬鹿なことはやめて、、」
彼はくすくす笑いながら,妻に「バーカ、そんなことしませんよ」
と言って、彼女の耳をなでた。彼女はときおりせつなそうな目をカメラ、つまり専務にむけながら、彼の黒棒を口に入れつづけている。

 20分ほどたった。専務は途中でカメラを机のような所に置いて撮影を続けていた。画面にはゆっくりと、ときおり早く動く妻の上半身
と、膝から腰までの専務が映っている。
「もうすぐ9時か、、。みんな出てくるな。そろそろ出すよ」
妻は無言でうなづくと、顔の動きを早めた。
 朝の九時、、ここは会社なのか、、。
呆然と見ていて気づかなかったが、妻はブルーのスーツ、僕が大好き
なタイト目のスーツを着ていた。そういえば彼女は週に3,4回、妙に早く家を出ていた,,。それが専務の黒棒をくわえるためだったな
んて、、知らなかった、、。
 妻は激しく頭を動かしていたが、専務が彼女の頭をつかんで動かし
だすと、もう彼の手の動きに頭をあずけてしまっていた。
 「んんん、、飲めよ、、。,,子。」
 彼はうめくと妻の頭を両手でつかんで、、、口内発射していた。
妻は丁寧に、彼女の舌で後始末をすると、専務の下着を上げて、ズボンのチャックをしめ、ベルトまで世話をして立ちあがった。
 「、、、、さん。今日は遅くなるっていってあるの、、」
妻が専務にしなだれかかるようにささやいていた。
「ダンナさん,気の毒だなあ、、ははは。奥さんが俺にやられてる
なんて、知らんよなあ、、」
 あたりまえだ。夜の十時に、奥さんに連絡をとりたいのですが、
いや明日のことで、、そうですか、そういえば友達に会うっておっしゃ
てましたねえ、、てうちに電話してきたのは、まさかアリバイ工作
なんて気づかないよ、、。
 「そしたら、今日は俺の家でしよう。先にタクシーで行っておいて
よ。あとでチケット渡すし、、。」
 彼女は専務にしがみついて喜んでいた。


  1. 2014/05/24(土) 10:21:57|
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知らなかった 第6回

 僕は憑かれたように画面を眺めつづけていた。
シーンがかわると、広いマンションのような部屋
が映っていた。月並みな言い方だが、ドラマにで
てくるような、広い広い部屋だった。
 白のワンピースを着た妻が映っている。外は激しく
雨が降っているようだ。
 そういえば、僕は思い出した。妻が短大の同級生
と温泉に行くと言って家を出た日も、ひどいどしゃぶり
の日じゃなかったっけ、、。駅まで送るって言った僕に
、疲れてるんだから寝てていいから、と言った妻は、
たしか白のワンピースを着ていた気がする、、。
 「髪きったんだね」と撮影している男、妻の上司の声
が聞こえてくる。
「、、、さん、ショートが好きって言ってたでしょ、、」
妻が妖しく笑う。
脱ぐ前に、やってくれよ、奥さん、、と専務が言うと、妻は
跪いて画面の下からつきだしてきた黒い棒を咥えた。
 、、、ベッドに移ると、妻の上司はビデオを頭の方向にす
えつけると、妻の体を楽しみはじめた。
 彼の体は、男の僕がみても、むだのない美しいものだった。
激しい音をたててのキス、そしていつ終わるかと思うほどの
長いクンニリングス、、。彼の黒い手や顔が妻の白い体をはい
まわり、そのたびに妻はせつなそうに声を上げていた。
 彼女は、僕が見たことの無いような体のうねらしかたで、
聞いたことのないような声を上げつづけていた。専務の黒い棒
ーおそらく24,5センチはあるだろうーが彼女をつらぬいた
時には、失神しているようだった。
 「,,子、、いい身体だよなあ、、締まるよ、、、うんうん」
彼は笑いながら妻をその大きな手で裏表にしながら攻め続けている。
30分ほど休み無く彼は妻の身体を貫いたあと、黒棒をひきぬいて
彼女の口へとさしこんだ。黒い手が彼女の頭をおさえ、彼は妻の
口にそそぎこんでいた。
 ビデオは延々と続いていく。そのなかで、僕の妻は色々な場所で
専務の黒くて巨大な棒でつらぬかれていた。なにかのパーティーの
帰りなのだろうか、深くスリットの入った黒いワンピースを着た妻
が、おそらくタキシードを着ている専務に後ろから犯されているシーンも映っていた。延々と、黒い棒を食べつづける妻も映っていた。
 僕は激しく混乱していた。一方で興奮している自分におどろいて
もいた。妻はこの半年の間、上司に犯されつづけていたのか、、、。
もうこれ以上驚くことはないと思っていた僕は、最後のテープを見て
、再び混乱した。
 そこには妻と、専務の他に、黒人が一人、白人が一人映っていた。
そして、ビデオを写している男も、英語で話している。一対四だ、、。



  1. 2014/05/24(土) 10:23:19|
  2. 知らなかった・みつる
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妻の初体験 第1回

嘘のつけない妻は何でも正直に言わなければならない性格で隠し事は
絶対できない女性です。
結婚して八年を経っても元来生まれもった性格は変わらないもので何でも正直に話てくれています。
と言っても今までの結婚生活で隠し事や嘘があったわけではなく平穏な生活であったのです。

三六歳になった妻が最近こんなことを恥ずかしげに言うようになりま
した。
「ねえ、あなた会社の○○君がね、わたしに仕事のことで相談がある
て言ってくるの、どうしたらいい?」
○○君とは妻の勤務している会社の後輩で三十三歳の青年です。
過去に仕事でチームを組んでいた頃からの知り合いで現在は子会社へ
出向いており一緒に仕事できなくなった時は妻は嘆いておりました。
どうやら○○君も妻のことが忘れられず(仕事のことで)にいたよう
で懐かしがって電話がたびたびあるとのこと。
現在の子会社の仕事のことなどで相談したいらしく妻もまんざらではないようで困惑しながらも喜んでいる様子は話の内容から判断でき
ました。
もちろん、少なからずの好意が妻にあることは伺い知れましたが変な
関係になってはいないことは重々承知していただけに反対はすべきで
なく二人で会うことを認めました。
そんなことまで僕に相談する妻ですので心配も別にしませんでした。
妻は夫の僕がいうのも恥ずかしいのですが美形タイプです、芸能人で
いえばひと昔まえのアイドル「斉藤慶子」似で若く見られます。
妻の育った家庭は厳しく女子校、女子大と進み僕と一緒になっただけ
に男は僕一人です、今時珍しいかも知れないけど。
そんな妻が僕以外の男性と二人きりになることは大変な冒険でもあり
勇気がいるようでその弁解を何度も何度も説明してきました。
「誤解しないでね、仕事の話だけなんだから」
「いいじゃないか、ゆっくりお酒でもご馳走になって愚痴でも聞いて
あげなよ」と妻を諭しました。
内心は少し心配でしたが浮気など出来る性格ではないことをよく知っていましたので当日は遅くなることを認め送り出しました。
その日は朝早くから念入りな化粧を始め少し照れながらもセクシーな
新しい下着を身につけ見違えるような美しさに変身しました。
決してそれを期待していたわけではないにしても女とは可愛いものだ
と思いました。
○○君は会社で撮った写真でしか知りませんがなかなかの好青年で
とてもモテるのに結婚しないと聞いていました。

その夜、子供たちは寝て僕はそわそわしながらもテレビを見ていまし
た。ほとんどうつろ状態で何も覚えていませんでした。
やはり妻のことが気になっていたからです、まさかはあり得ないと
しても遅すぎると掛け時計に目がいってしまいました。
既に十一時を過ぎていたからです、でも決して妻の携帯電話にかけようとは思いませんでした。それは夫としての寛大な態度を見せるプライドがあったからです。
妻からも電話がありませんでした、僕が認めただけに時間を気にしないでいたのでしょう。
僕はときおりアダルトビデオを借りてきて見ますが数年前までは妻に
隠れて見ていました、アダルトビデオを毛嫌いしておりそれを見ること事態を毛嫌いしていたからです。
しかし、最近は慣れたせいか夜の営みをする前には外人モノや人妻モノを見て刺激を感じてからすることが癖になっていました。

最近のレンタルショップは特に「人妻もの」が多くあり浮気、不倫も
のが大量に出回っており一緒に見ていると「最近の主婦ってすごいね」などと言うようになりセックスの最中はアダルト出演の主婦と
妻をダブらせてしまうことが度々起こるようになっていました。
フェラチオなどあまり積極的でなかった妻もアダルトビデオを見るようになってからは結構積極的になりそれなりの効果はありました。
昼は淑女のごとく、夜は娼婦のごとくの妻が理想的であっただけに僕はうれしかったものです。
そのうち、我が妻がほかの男とアダルトビデオに出てくるような浮気をしたらと想像すると変に勃起するようになっていました。
それは妻には絶対に言えないことでしたが日増しにその期待が膨らんできたものです。
しかし実際に妻が僕以外の男性と食事をして相談に乗ることだけで嫉妬心が燃えたぎることに我ながら驚きました。
その夜、妻は一時を過ぎた頃に帰ってきました、僕が起きていたことに謝りながらも一部始終を話てくれました。

居酒屋でお酒を飲みながらの食事、その後某ホテルのスカイラウンジでゆっくりと話をしたと、内容は一緒に仕事していたころが一番楽しかったとか、今は上司が仕事できなくて困惑しているとか、早く戻って一緒にチームを組みたいとか、○○君の愚痴を聞いてあげたそうです。でもスカイラウンジから見る夜景の時はロマンチックな気分に
なってしまいドキドキしてしまったと。
その時の話は仕事とは別で妻のような女性と結婚したいとか、もしも
旦那さんと別れるようなことがあったら僕と結婚してほしいとか、
子供も引き取るとか、具体的な告白をされたと笑って言いました。
そして別れ際に「もう一度逢いたい」と言われて妻は悩んでしまった
ようです。やはり○○君は妻のことが大好きなようで妻も好意を持っていることはわかっていましたので複雑な心境でした。

「いいじゃないか、また逢えば」そういうと妻は「ええ、本当にいい
の?」と驚きながらも僕の言葉に素直に喜びました。
きっとその時は新たな進展があると心のどこかで期待していたのかも
知れません。
もし、この次に逢ったら本当に浮気するまで発展するかも知れない、
○○君はきっと妻を誘惑するだろう、妻もそれを望んでいるかも知れ
ない、そう考えると不思議と勃起状態になりつつありました。

その晩はお風呂に入りたいという妻をそのまま寝室へ連れて行き衣服
を脱がさせずに犯すようにセックスをしました。
妻は今までにないほど濡れておりまた感じ方も驚くほどイキまくりま
した。目を閉じてイク顔を見ているときっと○○君に抱かれていることを想像しながらしているのではと思うのでした。

久しぶりの激しいセックスの余韻の後に僕は妻の心を探ろうと質問をしました。
「もしも○○君と今度逢ったときに誘われたらどうする?」
「馬鹿ねえ、そんなこと言う人じゃないわ」
「もしも、だよ」
「・・・そうねえ、分からないわ、その時になってみないと」
「ということはするかも知れないってことか」
「そんなことしたらあなたに殺されるでしょ」
「そんなことないよ、許すかもしれないぞ」
「へえ、信じられないわ、妻の浮気を許す男なんてこの世にいるのか
しら」
「まあ、その時になってみないとわからないけどな」
「そうでしょ、そういいながらも実際にわたしが浮気したら大変な
ことになるでしょね、きっと」
妻は僕が怒ることが怖かったようですがひょっとしてするかも知れないという期待を僕に持たせたことは事実でした。

その日から今度はいつ○○君と逢うのかということはお互いタブーと
なり話はしませんでしたが一ヶ月も経った頃に「明日は会社で打ち上
げ会があるので少し遅くなるわ」と言われました。
その時にピンと感じるものがありました。
「○○君は来るの?」その言葉に妻は動揺した様子を隠し切れません
でしたが正直な性格だけに「多分、終わってからの二次会には来るかも知れない」とおそるおそる返事しました。
「ああそう、ゆっくり話でもしてくればいいじゃないか」と僕が言うと妻は呆れた様子で「変な人、逢ってもいいの?」と喜びを隠しながら僕を責めました。
「いいじゃないか、また逢いたいって言ってただろ、また愚痴でも
聞いてやれよ」
僕の寛大な言葉に妻は安心した様子でニッコリと微笑んでいました。
○○君に抱かれるかも知れないと感じ取りました。


  1. 2014/05/24(土) 10:29:34|
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妻の初体験 第2回

その晩は妙に妻を抱きたい衝動に駆られました。ひょっとすると明日は○○君にやられるかもしれないという不安と期待が入り交じった
いいようのない気持ちが高ぶってきたからです。
いつものパターンでの前戯もどうしても念入りにしてしまうものでした。
それは何故か妻も同じでした、今までは数分間の儀礼的なフェラも色々とテクニックを加え驚くほど積極的に行為してくれました。
その仕草を眺めていると○○君とデキてしまったら彼にも同じように
してあげるのだろうかと想像をめぐらしてしまうものでした。
いつもより濡れていた妻、いつもより積極的であった妻の心は明日への期待があったのかも知れません。

眉間にシワをよせ目を閉じている妻の可愛い顔を見下ろしていた僕は
ついついイジワルな言葉を浴びせてしまいました。
「○○君に誘われてこうなってしまったらどうする?」
「そんなことないわ、そんなことする人じゃないもの」と○○君をか
ばうのでした。
「だから、もしもだよ、もしも誘われたら」
「知らない、意地悪なんだから・・・そうなってもいいの?」
「そうなったら、そうなったで仕方ないじゃないか」
「変な人、わたしをたきつけているようなことを言って・・・」
「○○君と浮気したくないのか、したいんだろ、したいならしたいと
正直に言えよ」
「あう、あ、あ、あん」と僕の挿入した動きに併せて嗚咽を漏らすの
でした。
「・・・だってそれっていけないこどでしょ」
僕は返事しませんでした。
「そんなことばかり言うと本当にしちゃうかもよ」
その言葉を聞いた瞬間に勃起していた男根は一段と硬さを増してきた
ように覚えています。

その日の朝
「早く帰るからね、そんなに遅くならないわよ」
と僕の期待?を裏切るような言葉を残して妻は晴れやかなクリーム色の衣服を着て出かけていきました。
しかしその晩は12時を過ぎても帰ってきませんでした。まんじりと
もせず布団に入って妻の帰りを待っていました。
(早く帰るからと言ったのに、遅いじゃないか)
(今頃、本当に○○君に抱かれてしまっているのか・・・)
(いや、性格は貞淑だ、実際にはそんなことあり得ない)
(だが、待てよ、昨夜このベッドで抱いたときそれを認めるような
発言を俺はしてまった)
頭は色々なことが浮かんでは消え嫉妬で狂わんばかりに妄想が膨ら
んできました。

帰ってきたのは1時を過ぎた頃、玄関のドアが静かに開く音が何故か
安堵感として響きました。
そして階段を静かに昇る音に何故か胸騒ぎを感じました。

寝室に入ってきた妻は狸寝入りをしていた僕の様子を伺うと安心した
ようで化粧ももも落とさずに衣服を脱ぎスリップ姿だけで僕を起こさ
ないようにそおっとかけ布団をめくり隣へ入り込んできました。
僕の心臓は破裂するかのような鼓動でした。
(いつもだったらどんなに遅くても風呂に入るのに今日はどうして
入らないんだ?)
そして帰ってきたことを感づかれないように少し距離をおいて寝入り
ようとしました。
化粧を落とす力もないほど疲れたのか、それとも化粧をどこかで落としてきたのか、僕は目を閉じたまま妄想しました。
寝返りをうち妻のうなじに頭を向けると微かに甘い香りと清潔そうな
ソウプ(石鹸)の匂いを感じました。
これはいつも家で使用しているものとは違う、そう感じるとますます
心臓の鼓動が激しく波打ちするのでした。
(間違いなく妻は本当に浮気してきた)そう直感しました。

僕は寝入る寸前の妻のパンテイの中にいきなり手を入れて確かめようとしました。
「な、何するの、寝ていたんじゃないの」
妻は慌てて僕の手を振り払うようにして抵抗しました。
「いいじゃないか、やりたいんだ」
「ダメ、今日は疲れたからダメよ」
妻は固く脚を閉じ海老かがみになって絶対にパンテイの中に手を
入れさせまいとするのでした。
「どうしてそんなに抵抗するの?」
「だ、だから、もう遅いし疲れたのよ」
僕は起きあがって妻に覆いかぶさりました。
「おねがい、今日は止めてよ」
僕は妻の声を無視して首筋に舌を這わせようとしましたがあまりにも
強い抵抗で何も出来ませんでした。
「○○君と本当にしてきたな」
「し、しないわよ」
妻は明らかに動揺していました。
「嘘をつくなよ、正直なのがおまえの取り柄だろ」
「してない、してないもん」
僕はあえて誘導尋問をしてみました。
「俺は知っているんだよ、尾行したんだ」
「う、嘘でしょ」
「嘘じゃない、本当だ、ずうっとおまえたちの後を尾けていたんだ
ぞ」
「○○君と二人っきりでホテルに入ったじゃないか」
「そんな、そんなこと嘘よ、嘘でしょ」
「どうだった、○○君は、よかったか」
「・・・あなたって信じられない」
「全て許すから・・・白状しろよ」
「許すって言ったって、何をどう言えばいいのよ」
「今日あった出来事を全てだ」
妻はしばらく黙っていましたが正直な性格上言葉を選んで喋り始めま
した。


  1. 2014/05/24(土) 10:32:45|
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妻の初体験 第3回

妻は動揺しながらも少しづつ喋り始めた。僕の心臓は飛び出さんばか
りの鼓動が打ち始めていた。
「本当に尾行ていたの?じゃあ聞くけど どこのホテルだった?」
僕は前に妻と○○君がスカイラウンジで飲んだというホテルの名を
敢えてあげた、これは一つの賭だったが自分だったら行き慣れている
場所に連れていくはずだと直感したからだ。
「疑っていたのね、わたし達のことを・・・」
直感したとおり二人はやはりそのホテルへ行ったことを認めたのだ。
「打ち上げ会の後、○○君が待っていてくれてたの」
「二次会じゃなかったのか」
「・・・二次会は部長さんたちは行ったわ、でもわたしは・・・」
「○○君がスカイラウンジで飲もうって連絡が入っていたの」
妻はアルコールは弱いのできっとカクテルか何かを飲んだのでしょう。
「怒らないでね、○○君と二人っきりだと妻であること、母親である
ことを忘れてしまうくらい楽しかったの」
「恋人のようにかい」
「そうかもね、もちろんあなたには悪いと思ったけど」
「でも11時過ぎたらもう帰った方がいいと言ってくれたのよ」
○○君をかばうのでした。
「でも帰ってきたのは1時を回っていたじゃないか」
「・・・だって彼はテーブルの上に部屋のキーを置いてあるのを
見ちゃったのよ」
○○君という呼び名から彼に変わったことは明らかに関係があったという証拠の何ものでもない確信をしました。
「今日は泊まるの?と聞いたらそうするって」
「決して彼からは誘わなかったわ」
「でも帰り際、お水だけ飲ませてと部屋についていったの」
「何となく別れるのが寂しかった」
妻は一方的に喋りました。
「おまえから誘ったのか?」
「・・・そうかも知れないけど、成り行きかもね」
妻と○○君がホテルの部屋に二人きりとなった光景が頭をよぎりました。愚息がどんどんと勃起してくるのがはっきり分かりました。
「もう、いいでしょ、これ以上話ことないわ」
「だめだ、もっと詳しく聞きたい」
「変な人、だから、そこで・・・」
だからそこで始めての浮気をしたんだと言いたかったようでした。
「本当に怒らないの?聞いたら離婚なんて嫌だわ」
「そんなこと絶対にしないよ、ただし全て正直に話せばだが」
「・・・わかったわ、部屋に入るなりわたしからキスを求めてしまったの、だってすごく身体が燃えていたんだもの」
「・・・」
僕は黙って聞いていました。
「彼も応えてくれた、わたしとこうしたかったって」
「そうか、キスしたかったのか」
「優しいキスよ、立ったままだったけど何度も何度もしちゃった」
妻もまとわりつくようなキスを思い出しました。
「最近、あなたとはしてないものね」
そういえばおろそかにしていたことを反省しました。
「それからベッドで夢中で抱き合ったわ」
妻の熟した白い裸身が○○君の身体にからみつく光景を想像しないで
いられませんでした。
「そのまま、抱かれたのか」
「・・・ええ」
「どうだった、○○君の身体は」
「・・・恥ずかしいわ、そんなこと言うの」
「いいじゃないか、ここまで白状してきたんだから」
「よかった、すっごくよかった・・・だってあなた以外の人知らないんだもの」
「比べたのか」
「そんなことしないわよ」
「だってあるだろ、大きいとか小さいとか」
「そんなことどうでもいいのよ、ただ彼を向かい入れた感触がとってもよかったの」
「おまえにとっては始めての浮気だものな・・・」
そこで一つの不安がよぎりました。
「避妊はどうしたんだ、まさかナマで」
「・・・だって用意してないんだもの、そのまま中へ」
「デキたらどうするんだ」
「大丈夫な日だったのよ、安全日よ、今は」
妻の身体の中に○○君の精液が注ぎ込まれたことはとてもショック
でした。
「まだ、あるの」
妻は恥ずかしそうに言いました・
「それからお互いシャワーを浴びてからもう一度・・・」
「二度したのか」
「うん」
「まさか、フェラもしてあげたのか」
「だって・・・それは・・・いつもあなたにするように」
妻が始めての浮気をしただけでショックなのにフェラまでするなんて
「どのようにしたんだ」
僕はパジャマを脱ぎ捨て下半身を丸出しにしました。
もう愚息は天を向いたままで鉄のように硬くなっていました。
「まあ、すごい、どうしたの?」
妻はいつものように丁寧に舌先で転がすようにくわえ始め髪をゆさぶりながら上下の律動をしてくれました。
ナマ暖かい感触を感じながら○○君にもこうして熱心にしてあげたのかと思うといいようのない嫉妬心が燃え上がりました。
そのまま妻の脚を開かせ先ほどまで○○君に挿入されていた中へ入れないではいられませんでした。
女とは不思議なもので何度でも向かい入れられるものです。
「ああ、あなた」
妻はそういいながら僕の肩に腕を廻し激しく腰をふって求めあいました。
「こうしたのか、○○君ともこうやったのか」
「やめて、そんなこと言うの・・・」
妻は目を閉じて先ほどまで抱き合っていた○○君と僕をダブらせて
いるのかも知れません、それでも構わない、夢中で妻を抱きしめました。妻が僕以外の男に挿入された肉穴は濡れ過ぎるほど濡れている
にもかかわらず今までとはない感触が僕を襲いました。
妻が浮気をしたという事実がそう感じさせたのかも知れません。
妻はぼくが望んでいたことを危険を犯して経験してくれたのだと思う
ようにしました。

妻はこれからもきっと下手な嘘を言いながらも○○君と逢い引きをす
るでしょう。
僕は妻と○○君がこれから逢うたびに嫉妬で狂いながらも妻を愛し続
ける確信があります。


  1. 2014/05/24(土) 10:42:50|
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妻の初体験 第4回

その後、妻は○○君と逢っていたかどうかは分かりませんでした。
おそらく(推測ですが)僕に知れないように逢っていたかも知れませんが帰宅時間が遅くなることもなく疑う余地はありませんでした。

妻は僕が平常心でいることに安堵していましたが不思議がっていたことも事実です。
僕は妻を抱く回数も増え抱くたびに告白したことを思い出して興奮していたものです、これはおそらく妻も感じていたものでしょう。
「○○君とこうしてやったのか」
「・・・もう何度も言わないで」
妻は恥ずかしそうに応えながらもそう聞くたびに燃え上がったものです。
妻の浮気を許すことは難しいものですが僕の場合はあえてそうさせた
原因が自分にあるので責められないのです。
「またしたいか?」
「そんなこと言っていいの?もうしないわよ」
「○○君はそうじゃないよ、きっとおまえをもう一度抱きたくて
いるに違いない、連絡はないの?」
「・・・あるけど、仕事の話だけよ」
「でもあの日の翌日はあなたに申し訳ないって電話あったけど」
「僕は知らないことになっているんだろ」
「当たり前でしょ、言うわけないわよ」
「じゃあ、一度家に食事でも招待してみたら」
僕はよからぬ第2弾を考えていました。
「来る訳ないでしょ、あなたに会うはずがないわ」
「そこを何とか上手に誘って見たら?」
「無理ね、絶対来ないと思うわ。それにわたしも嫌だわ、あなたが
何を言うか怖いもの」
「何も言わないよ、泊まって行けというかも知れないけど」
「変態ね、そんな夫ってこの世の中にいる?」
「いいじゃないか、夫公認で逢えるしおまえさえその気になったら
この家でやれるぞ」
僕はこの目で妻と○○君が抱き合うことを見たい異常な願望がわき起こっていたのです。
「そこまで変態とは思わなかったわ、信じられない」
妻は呆れ返っていました。
でも僕はどうしても二人がしているセックスを見たい気持ちは諦め
切れませんでした。
でも○○君に好意を抱いている妻は少なからず逢いたいはずで一度
秘密の関係を持っただけに続けたい気持ちはあると確信していました。これは○○君も同じであったはずです。

あまりにもオープンでいる僕を怪訝がる妻、きっと心では動揺して
いたに違いありませんでしたが意外に早くその日が来たことに
僕の方が驚かされました。


  1. 2014/05/24(土) 10:44:28|
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妻の初体験 第5回

調教という言葉が適しているかどうかは分かりませんが妻の思考が
急速に変化してきたことは違いありませんでした。
あれほど真面目で貞淑であった妻でもこれだけ変わるんだという実感は不安でもありまた楽しみでもありました。

「あなたがあまり言うものだから○○さんを家に誘ってみようと思う
の」そう妻が切り出しました。
僕は子供もことなどどうするのかということを真っ先に考えましたが
子供は二階で一〇時過ぎには寝てしまうし来客は珍しくないので
気にすることはないと自分に言い聞かせました。
「いつ?」
「今度の金曜日がいいと思うの」
妻は恥ずかしそうに答えましたがこれは既に話合っていたものと推測
出来ました。
「そうか、じゃあおまえの美味い手料理でも造って上げるか」
「そうねえ、○○さんは独身だから」
はにかみながら妻は嬉しそうでした。
しかしよくぞ、○○君を呼ぶことに成功したものだと感心したものです。
僕の頭は○○君と妻が抱き合う姿を隙間から覗けるかも知れない
という期待でドキドキでした。
「○○君は泊まっていけるのかな」
「わかんない、帰るんじゃないの、だって食事の招待だけよ」
「お酒は強いかい」
「あまり飲めない方みたい」
僕自身も○○君をいつのまにか気に入っていたようです。
一人の女を男二人で所有する共有感のようなものが芽生え始めて
いました。

その晩の食卓はまれに見る豪華な料理を妻は造りだしました。
子供も「何かあるの」と不思議がるほど美味い料理が並べられました。
玄関のチャイムが鳴ったのは子供が先に食べ終わった頃でした、
僕たちは来客があることを子供に教えて早めに風呂に入らせて
待っておりました。
妻も僕もソワソワしているのがお互いわかったものです。
○○君は玄関で直立不動で恐縮しながら立ちすくんでいましたが
僕たち夫婦の暖かい歓迎に心を開いたのか手土産をくれました。
「ご招待いただき申し訳ありません」
礼儀正しい挨拶は好感が持てました、妻が好意を持つ男を僕は
まじまじと見つめたものです。
「そんなに硬くならないで、いつもお世話になっている○○さん
よ、あなた」
妻はにこやかに僕に紹介し仕事の説明を始めました。
僕は何も頭に入らずただ相づちを打って聞いていました。
それよりこれからどうなるのか、どうするのかという考えが
先走っていたのです。


  1. 2014/05/24(土) 10:46:04|
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妻の初体験 第6回

正常な夫婦であれば僕の取っている行動は異常に見えよう。
しかし愛し合っていればこそ妻の喜びを僕の喜びとしたい気持ちを
分かってくれる人は少ないだろう。
愛があれば嫉妬もある、その嫉妬が異様な快感となっている自分なの
である。

妻は○○君と僕の間に入って精一杯の気遣いをしながらもてなしを
していた。
○○君は緊張しながら僕の様子を見入っていることが痛いほど分かった、しかしお酒が入ってくるとその緊張も解けてくる。
仕事の話から趣味や生い立ち、恋愛感など話題となりいつの間にか
親近感の持てる友人のような錯覚になっていました。
「すっかりご馳走になってしまいました、そろそろ帰ります」
○○君は時間の頃合いを見計らって立ち上がりました。
妻は食器を片づけている手を止めて僕を見ました、その目はどうする
のという目でした。
僕はあわてずに言葉を選んで○○君を引き止めようとしました。
「いいじゃないか、もう遅いし泊まっていけば・・・」
「とんでもありません、そこまで甘えるつもりはありません」
恐縮する○○君に妻が追い言葉をかけました。
「いいじゃない、明日はお休みよ、客間にお布団敷いてあげるから
心配ないわよ」
「でも・・・それじゃあ」
迷う彼を妻は引き止めることに必至でした。
「帰っても・・・誰かいい人がいるの?」
「いえいえ、そんな・・いません」
「だったらいいじゃないか、遠慮しなくていいよ、シャワーでも
浴びて」
僕は妻の気持ちを察して彼を促しました。
しかし、頑なに拒んだ彼は僕と妻の期待?を無視して帰ってしまいました。

キッチンの片づけが終わった妻が落胆した様子で居間のソファに
座りました。
「○○さんは真面目だから」
「ああ、残念だったよ」
「何が?」
「ううん、何でもない」
妻が抱かれるところを見たかったといいたかったのですが・・・
そう簡単にいかないものでした。

他人の秘め事を覗き見ることは異常な刺激ですがそれが自分の妻だ
ったらどうなるんだろう、その機会が意外や早く到来したのです。


  1. 2014/05/24(土) 10:47:52|
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妻の初体験 第7回

家に家庭料理の招待をした時に彼とは変な一体感が生まれましたが
それは妻を中心とした一妻二夫との間柄にあるものでした。
もちろん、○○君に対して不快感などではなく好感が持てた結果から
でしょう。

一度不貞を犯してしまった主婦はのめり込む、こんな話を聞いたこと
があります。聡明な我が妻もやはり同様であったものです。
家庭では良き母であり良き妻であっても夫以外の男と関係を持ってし
まったことは後悔よりも覚悟の上でのことでありましょう。
その後、何度か○○君とは逢っているかを訪ねましたがそれはNOでした。
一度だけで収まるはずはないと思ってはいましたがそれはバレないように密かに行動しているに違いないと思っておりました。

妻のとても仲の良い友人で紗江さんという方がいます、現在は旦那さんの浮気が分かって別居中の女性です。
お子さんはいないので気軽な一人暮らしをしているようですが彼女は
細身でとても綺麗な方です、彼女は旦那さんを信頼していたのですが
会社の二十代の子との浮気が発覚してから絶対に許せないと別居状態
にあり妻はその相談などで電話や行き来をしているのです。

妻が子供の食事を済ませ紗江さんの家にお邪魔したときから次の話
は始まります。


  1. 2014/05/24(土) 10:49:33|
  2. 妻の初体験・変な夫
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堕ちていく天使の影 第1回

「あなた-。お仕事中ごめんなさいね。きょうは、あなたの誕生日だから、私も早めに仕事を切り上げて、帰りにス-パ-へ寄って買い物をして帰ります。いっぱいあなたの好きな料理を作って待っていますから、早めに帰ってきて下さいね。」
私の携帯電話に、妻の佐知子の明るい声が響いた。
「ああ-、そうかぁ、今日は俺の誕生日だったんだ。すっかり忘れていたよ。ああ-、わかった、早めに帰るよ。8時すぎには帰れると思う。」
私はそう言って、携帯電話のスイッチを切った。

私は、河村雄一郎(仮名)45歳。妻の佐知子(仮名)は、38歳。
私と妻の佐知子は、大恋愛の末結婚して15年。
子供は、ひとり。長男信一郎。小学6年生。
夫婦とも勤めていて共稼ぎ家庭。昨年、A市郊外に念願の一戸建てのマイホ-ムを購入して、今や毎月住宅ロ-ンの支払いに追われている。
私は、A市中心部の広告会社に勤めている。
妻の佐知子は、A市郊外の小さな土木建設会社に勤めている。

最近噂で、妻の佐知子が勤めているこの建設会社の業績が、かなり悪くなってきていると聞いた。
家で、佐知子にこの話しを切り出してみると、
「ああ-、そうなの。でも、あのやり手の社長だから大丈夫だと思うわ。仕事の実績の数字は、かなり厳しくはなってきているみたいだけれど、あの戸波社長は結構顔も広くて、代議士や銀行の頭取ともお付き合いが結構あるそうよ。だから、戸波建設が倒産することはないと思うわ。」
「そうかい。それならいいけどねえ-------」
私はその時、なぜか不気味な言い知れぬ強い不安感に襲われていた。


私は午後7時50分頃仕事を切り上げ、会社を出た。
外へ出ると、ムッとした暑い空気が体中を包み込む。今夜もまた熱帯夜だ。もうこの夏は何日もこんな夜が続いている。
私は急いで自分の車に乗り込み、エアコンのスイッチを強にして我が家へと走った。まだまだ車が多い市街地を走り抜けて30分ほど走ると、暗闇の中に木々のみどりと点々と明かりが灯る郊外の住宅街に入ってきた。その住宅街の奥まった所に、レンガ色の瓦屋根の白い家が我が家である。小さな門扉の横から車庫へ車を入れて、玄関のドアを開けようとした。玄関ドアはカギが掛かったままだ。

「あれっ!おかしいなあ、佐知子が先に帰ってきているはずだが・・・・・・」
そういえば、家の中の灯りも点いていない。真っ暗なままだ。
おかしい。佐知子はどうしたのか。
私は暗がりのなか自分の持っているカギで、玄関ドアを開けようとした。だが、カギの持つ手がガタガタと震えだし、大きな不安という荒波が、自分に覆い被さってくるのをひしひしと感じていた。


  1. 2014/05/24(土) 12:34:15|
  2. 堕ちていく天使の影・赤いかげろう
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堕ちていく天使の影 第2回

私は、募る大きな不安な気持ちを抑えながら、震える手で玄関ドアにカギを差し込んだ。カチャッと冷たい響きが返ってきた。
そして、思い切ってドアを開けて叫んだ。
「佐知子-、お-い!さちこぉぉ--・・・・・」
暗い玄関先で、私の声だけが寂しげに流れていった。
「おかしいなあ-!佐知子はまだ帰ってきてないのか。もう9時を過ぎているのに・・・・・まだ、会社にいるのかなあ・・・・」
私はぶつぶつと独り言を言いながら、玄関先や部屋の中の灯りを点けていった。

私は居間ののソファ-に腰を下ろすと、早速、携帯電話のスイッチを入れた。妻の携帯にかけてみた。
「あれっ!かからない・・・・」どうやら電源が切ってあるらしい?
今までに妻の携帯に電話して、電源など切ってあったことなど一度もなかったのに・・・・なぜだ・・・・・佐知子はどうしたんだ・・・・
会社の事務所にも電話してみた。何度も何度も無情な呼び出し音だけが耳元で響くだけだった。

私の背中を冷たい汗がす-っと流れていった。

それから、私は妻が勤めている会社戸波建設に向かって、すぐさま車を猛スピ-ドで走らせた。佐知子はそこにいるのだろうか?
暗闇の中を走る私に、更なる不安が襲いかかってきた。


  1. 2014/05/24(土) 12:35:42|
  2. 堕ちていく天使の影・赤いかげろう
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堕ちていく天使の影 第3回

私は、妻の佐知子の身を案じながら、走る車のアクセルをぐっと踏み込んだ。妻の勤め先である戸波建設の会社の建物を目指した。
30分余り走り、ようやく戸波建設の前に着いた。
会社の前の駐車場には、暗がりの中に黒塗りの高級車が2台と白の乗用車が1台止まっていた。そして端の方には、妻の佐知子の軽自動車が止まっていた。
「やはり佐知子は、まだここにいたんだ。」

私は、少しだけ心の中で安堵しながら、そして、妻の車を確認しながら、ふと会社の建物を見た。
古い鉄筋の3階建ての建物である。白い色の壁のあちこちが、長い間の雨や埃でシミが至る所に付いている。玄関口に取り付けられた株式会社戸波建設という看板も、もうすっかり色あせてしまっている。

私は一度だけ、ここへ妻の佐知子と一緒に、社長の戸波剛造に挨拶に来たことがあった。妻が就職する時、どうしても一度だけでいいから一緒に来てほしいというので、気乗りしないまま戸波社長と対面した。

その日戸波社長は、社長室の応接セットのソファ-に私達夫婦を座らせ、にこやかに笑みを浮かべ大柄な体を揺すりながら、
「いやぁ-、こんなきれいな奥様にうちの会社へ来てもらえるなんて、大変ありがたいことですなあ。・・・・・うちの社員全員が、毎日会社に来るのが楽しみになっていいじゃないですかあ-。いいねえ-、いいねえ-。わっはははははは・・・・・・・・」
戸波社長の大きなガラガラ声の笑い声が、広い社長室に響いていった。

だが、その時戸波社長の鋭い眼が、薄い水色のス-ツ姿の佐知子の身体をじっくりと、そして舐めるように足元からふくよかな腰のあたり、そして豊かな胸のふくらみから、白いうなじからアップされた黒髪へと、食い入るように見つめていたのを私は見逃さなかった。
まるで獰猛な野獣が、えさの子ウサギを手中に入れて、時間をかけてじっくりともてあそぶかのように・・・・・・・・・
その時、私の全身を凍り付くような極寒の吹雪、ブリザ-ドが、襲いかかるかのような恐怖感を感じていた。


会社の玄関も一階の事務所も、すでに灯りは消えていた。
暗闇のなか3階を見上げると、3階の奥の一室だけがなぜか灯りが点いていた。窓はすべてブラインドが降ろされていて、部屋の中のようすはわからない。
私は玄関のドアを開けようと、ドア-のノブに手を掛けてみた。
まったく開かない。もうすでにカギが掛けられていたのだ。私は、裏口があるはずだと思い、暗がりの中を手探りで、裏手の方へ回ってみた。
建物の裏手に回ると、ぼんやりと小さな灯りがドア-ガラス越しに漏れていた。「あっ!裏口があった。」私はそう心の中でつぶやきながら、そ-っとドア-を開けておそるおそる中を見つめた。
そこは1階の各部屋への通路となっていて、すぐ左側に2階への階段が付けられていた。私はドア-を静かに締めて、そのコンクリ-トの階段をそ-っと昇り始めた。むっとする蒸し暑さと泥ぼこりのにおいが、私の身体を覆い尽くす。汗が全身に吹き出して流れる。

「あつい!暑いなあ-・・・・・・・・」そう心の中でぼやき、私は額の汗を拭いながら、そろりそろりと3階までの階段を昇っていった。3階まで来ると奥の一室だけが、こうこうと灯りが点いていた。佐知子は、この部屋にいるのだろうか?・・・・・・・・
私は、高まる緊張と不安な気持ちを懸命に抑えながら、その奥の部屋に近づいていった。


「あっ!部屋の中から声がする。」・・・・・・・・・・
私は、身体を低い姿勢にしながら、その部屋のドア-の前に来た。
ドア-前でじっと聞き耳を立てて、中のようすをうかがおうと懸命になった。
しばらく沈黙が続いて、・・・・・・・そして、
「ああぁぁ-、だめぇ-!だめぇぇぇ-・・・・・・・いやぁ-、いやぁ-、やめて-やめて-お願いですから・・・・・・おねがい・・・・・・・・・・・・」
それは、まさしく妻の佐知子の声であった。
私はその声を聞いて、身体がガクガクと震えるのを止めることができずにいた。



  1. 2014/05/24(土) 12:36:49|
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堕ちていく天使の影 第4回

昼間、じりじりと照りつける太陽からの眩しい日射し。
来る日も来る日も毎日が真夏日の連続である。
額の流れる汗を拭いながら、照りつける天空を仰ぎ見ても、雨のしずくさえ蒸発してしまうのではないかと思えてくる。
街路樹の木々の木の葉も、心なしか水気を取られて萎んで見える。

昼間の熱気を吸収したコンクリ-トの建物やアスファルトの地面が、夜になると周りの空気にその熱気をじわじわと吐き出そうとしている。今夜もまた熱帯夜だ。むしっとした熱い空気が、人間達の生きざまを包み込もうとしている。

戸波建設の3階の部屋用のエアコンの室外機が、ブ-ンと勢いよく闇夜の中でうなり声を上げている。
その建物の3階の奥の一角だけが灯りが点けられていて、暗い闇の中でぼんやりとした空間を、浮かび上がらせていた。

その3階の部屋の中では、異様な空気が漂っていた。
そこは、かなりの広さのある会議室になっていて、会議用の横長の長テ-ブルが、すべて隅の方の一角に寄せられていた。
その部屋の中央には、折りたたみのイスに座らされた女がひとり。
両手を後ろ手にされて、ロ-プでイスの背もたれに縛られ、両足はスカ-トのまま、やや両足を開くようにイスの左右の足に、同じくロ-プでしっかりと縛られていた。
女の艶やかな黒髪は大きく乱れ、着ている薄い水色のス-ツもあちこち泥と埃で汚れていた。クリ-ム色したハイヒ-ルもなぜか泥埃にまみれていた。女は疲れたように、大きく前に頭をうなだれたままとなっていた。
その女こそ、妻の佐知子であった。

その佐知子の周りを囲むように、7人の男がイスに腰掛けて女を見つめていた。
戸波建設社長の戸波剛造。同じく専務で社長の弟の戸波隆雄。それから、課長の田島幸男。そして、金融会社社長の坂崎竜介。社員の黒田と塚原。証券会社課長の飯田。7人の男達の眼が、佐知子の全身を眺めていた。

「いいか、奥さん!。あんたは株の売買で失敗して、今現在うちからの借金が400万円あるんだぜ。わかってるんだろうねえ-フッフッフフフフフフフ・・・・・」
佐知子の正面にドカッと腰を下ろして座っていた、でっぷり肥えた貫禄のある体型の金融会社社長の坂崎が、含み笑い浮かべながら怒鳴って言った。

それを聞いた佐知子は、おもむろに顔を上げて言った。
「いいですか、何回も言うように、私はあくまでも戸波社長にお金は借りましたが、おたくの会社では一切借りていません。!それになぜこんな仕打ちを、受けなければならないんですか?こんなひどいことをして、絶対に警察へ訴えますよ。いいですか。!」
佐知子は、坂崎を睨み付けるようにして強い口調で言った。
佐知子は、芯のしっかりした気の強い一面を持った女であった。自分の置かれた立場が、どんな状況であろうと正義感と鼻っ柱の強い性格の持ち主である。

だが、
「なにぃ-!生意気言うな!」
バシッ!!と、にぶい音が部屋の中に響き渡った。
坂崎の大きな手が、佐知子の頬をぶった。
「あっ!うっ!・・・・・・」
声にならないうめき声を出して、ドタッと、佐知子はイスに縛られたまま、床に倒れ込んだ。一瞬、床の白い泥埃が宙に舞い上がった。



  1. 2014/05/24(土) 12:47:52|
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堕ちていく天使の影 第5回

白く立ち込める泥埃の中、イスに縛られたまま転げ落ちた佐知子は、頬に走った激痛と倒れた衝撃で、一瞬気が遠くなるのではないかという感覚に襲われそうになった。
頭がフラフラとして目眩(めまい)を起こしたような状況の追い込まれていた。床の上に横倒しにされて、アップした艶やかな黒髪も細面の顔も薄い水色のス-ツも、白い埃にあちこちまみれていた。

横倒しのまま時間が経過するにつれ、倒れた時に撲った右肩と右腕、そして右足に痛みが戻ってきた。それと同時に、スカ-トが膝上まで捲れ上がり、女の白い、しかも艶めかしいほどの太股が周りの男達の眼に釘付けとなるには容易いことであった。
それに、その太股を包んでいた薄い黒のストッキングが、倒れた衝撃で両膝とも膝から両方の太股の内側へかけて裂けて破れていたのだ。
そんな状況さえも、周りの男達の欲情の炎に油を注ぎ、めらめらと燃え上がらせるには充分であった。
さらに、その両方の太股はイスの足に、左右に開き気味に縛られて固定されているため、太股の奥の付け根の布切れを確認するのは容易なことであった。

倒れたまま佐知子は、自分の置かれた体勢に気が付き、懸命にその状態を抜け出そうと、必死に両膝を閉じようと試みる。だが、何度も何度も必死にやろうとしても、両足がしっかりとロ-プでイスに固定してあるがために、まさに無駄な努力であった。しかも、両方の太股をもじもじと動かすことになるため、かえってさらにスカ-トが捲れ上がり、太股の付け根の秘やかな布切れを、男達の眼に披露することとなってしまっていた。


  1. 2014/05/24(土) 13:47:30|
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堕ちていく天使の影 第6回

でっぷりと肥えた大柄の身体を揺すりながら、坂崎の大きなごつい手が、佐知子の悩ましい色香を漂わせ露出した太股を撫で回していく。足首から、ふくらはぎへ、そしてストッキングが破れた女の白い太股へ・・・・・さらに股間の奥の布切れへと厭らしく這うように撫で回す。
「あっ!いやっ、やめて-・・・・うっ、お願い・・・・」

坂崎の脂ぎった顔が、イスに縛られて横倒しに倒れたままの佐知子の顔に近づいた。臭い荒い息が佐知子の耳元に近づき、男の舌がいきなり耳たぶを舐め始めた。さらに、はぁ-という荒い息遣いが、佐知子の耳の周りに執拗にまとわりつく。そして次に、首筋へと舌が這い続ける。
「いやぁ-!いやぁ-やめて-・・・・・」

佐知子は、男の這いずり回る舌先を拒否しようと顔を懸命に揺り動かす。坂崎は、さらに執拗に横になっている佐知子の身体の上へ、覆い被さるように乗り掛かり、薄い水色のス-ツの前ボタンを外し、下に着ている白いブラウスの上から、胸の乳房をまさぐろうとごつい手を掛けた。
「おっおお-!いい乳(ちち)してるじゃねえか-。たまらんなあ-うっふっふふふふふふ・・・・」


女好きで有名なこの男、坂崎。
前から、人妻である佐知子に眼を付けていたのである。この戸波建設へは前々からよく出入りをしていて、事務所にいた佐知子の身体を、いつも嘗め回すように視姦していたのである。
どうしても佐知子を自分のものにしたいと思った坂崎は、金の力で佐知子に罠を仕掛け、どうしようもない状況に追い込んでから、じっくりと自分好みのやり方で、女を料理しようと考えたのである。

金融会社といっても消費者金融。高い利息をとって暴利を貪り、やくざとも繋がりが深いまさに高利貸しである。
戸波建設によく出入りしていたB証券会社の課長の飯田を丸め込んで、戸波建設の社長からの借り入れ金だと嘘を言って、初めに100万円の借金をさせ、最初のうちはかなり儲けさせていたが、IT関連の会社の株がどんどんと下がり続け、さらに他の会社の株を買わなければだめだと佐知子に煽り続けて、どんどんと借金が膨らんでいったのである。

最終的には400万円の借金となり、とても佐知子の給料では返せる額ではない。しかもその借入金は、戸波社長からの借り入れではなかったのである。
借用書の契約書を見ると、しっかりと坂崎の金融会社と銘記されていた。しかも、大変な高利の利息が書き込まれ、返済出来ない場合は貴社の提示するいかなる条件も承諾すると書かれていたのである。
それも皆、坂崎があとから付け加えて書き込んだもので、すへて計算された謀略へのシナリオであった。

この高利貸しの坂崎は、金に対する執着はすざまじいものがあり、どんなことをしても貸した金は返してもらう。
自分に手に入れたいと思ったものは、どんな汚い手段を使っても手に入れるという恐ろしい考え方の持ち主であった。
しかも、やくざの兄さん方とのお付き合いも深く、闇金融の業界でも名うての男で通っていた。

戸波建設の戸波剛造社長も専務の戸波隆雄も、この坂崎から莫大な金額の借金があり、まったく坂崎の意のまま言うことをきかないと命さえも危ない状態になっていたのである。
佐知子が、坂崎の手中にはまって今夜の状況になっても、周りの男達は見物はできても口出しは、とても出来ない立場に於かれていた。

「うっ!うううぅぅぅ・・・・・あぁ-いやぁ-あぁぁぁ・・・・・」
佐知子の悲壮な呻き声が、徐々に官能絡みの旋律へと調べを奏で始めていた。
坂崎の女の太股を撫で回していたどす黒いごつい手が、その調べに合わせるかのように、佐知子の股間の薄い水色の布切れへと一気に侵入を始めた。


  1. 2014/05/24(土) 13:48:27|
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堕ちていく天使の影 第7回

ぼんやりとした薄暗い灯りに照らされた部屋の前の通路の空間を、蒸し暑い空気が重々しく包み込む。じりじりと噴き出る汗が、私の額や背中を伝う。
私は、その部屋のドアの前でなおも聞き耳をたてながら、部屋の中から聞こえてくる妻の佐知子の悲壮な叫び声を聞き取っていた。
だが、早くなんとかしなければという思いが、頭の中でぐるぐると駆け巡っていても、極度の焦りと緊張感で身体が棒立ち状態で動けずにいた。

「ああぁ-!!・・・いやぁ-ああぁぁぁ--・・・」
さらに、佐知子の絶叫する声が私の耳に突き刺さる。
私は思わず意を決して、その部屋のドアのノブに手を掛けた。
思い切り開けようとした。
だが、開かない。!

ドアは中からカギが、掛けられていたのだ。
私は、さらにドアのノブをガチャガチャと力任せに回した。
それでもドアは開かない。
さらに私は、ドアをドンドンと思い切り叩き続けた。
そして、「ここを開けろ-!!開けてくれ---」
そう大声で叫びながら、ドアを叩き続けた。



すると、しばらく沈黙の間が続き、部屋の中が静まり返った。
その沈黙の時間が異様に大変長く感じられて、私の気持ちの中の不安感が一層大きくなり、全身を包み込み押し潰されるのではないかと思えた。
カチャッ!と音がしてドアが開いた。
私は一瞬、ほっとして部屋の中へと入ろうとした。
すると、いきなり二人の大柄な男達に左右から両腕を押さえ付けられて、部屋の中へと引きずり込まれた。

「おいっ!おっさん、ここへなんの用や。」
坂崎の部下の黒田が、怒鳴るように言った。
「そこにいるのは、私の妻だ!ロ-プを解いて帰してくれ!。」
私は、すぐ横にいる黒田を睨み付けるように言い返した。
妻の佐知子はイスに縛られたまま、埃まみれの顔をようやく上げて、私の顔を見た。
「あっ!あ、あなたっ!・・・・」
佐知子はすがるような目つきで、私の顔をじっと見つめた。
佐知子の瞳から、涙がす-っと頬を伝って落ちていった。

縛られた佐知子のブラウスのボタンは、引きちぎられて大きく前ははだけて、ブラが丸見え状態となっていた。
また、足元のスカ-トも腰元の方までずり上げられて両足が開き、太股からその奥の下着の淡い水色のショ-ツが、大きく露出していた。

「これは、これは、・・・うっふっふふふふふ・・・・こちらの奥様の旦那さんかいなぁ-。へぇ-、よくいらっしゃいましたなぁ-。」
坂崎が、佐知子の前にでっぷり肥えた身体をイスにドカッと腰掛けて、タバコを吸いながら薄笑いを浮かべて言った。
私はその坂崎の不気味な薄笑いに、ひしひしとした底知れぬ恐怖感をさらに感じ取っていた。


  1. 2014/05/24(土) 13:49:49|
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私の妻 第1回

私達夫婦は、もう結婚してかれこれ4年になろうとしています。
私の名前は剛志、妻の名は聡子です。
今の年齢は私が39歳で妻が31歳になりました。
4年経った今でも子供はできずに、ローンで買ったマンションの5階に二人で住んでいます。
私は安給料の会社員で、妻は医療関係の仕事についています。
妻は私の2倍くらいの給料をもらっており、子供ができて働けなくなるとマンションのローンを返せなくなるのも、子供をつくらない理由の一つです。

そんな夫婦ですが、半年ほど前まではなんの問題も無く楽しく暮しておりました。
そう、半年前まではです.....。

それが、少しずつ狂ってきた最初の前兆はそれまでは、私の休みに合わせて休みを取っていた妻が急に私に合わせて休みを取らなくなったのです。

「私ばっかり、ワガママ言って好きな時に休みを入れられなくなったのよ」

私が休みについて聞くと、そんな答えが返ってきました。
そして、職場の飲み会だとか親睦のボウリングだとかと言っては、週に二三度は帰りが遅くなるようになりました。
もちろん、今までも飲み会やら何やらがありましたが、月に一度くらいの割合でした。
それにその時は、車を運転しない妻は私に電話して来て、私が車で迎えに行くのが常になっていたのですが、職場の友達に送ってもらったと言って私が迎えに行くことは
なくなりました。

その日も、妻は飲み会で帰りが遅くなると言って出掛けました。
私はテレビを見て妻の帰りを待っていたのですが、見ていた番組が終わり、ふと時計を見ると1時になっていました。
妻は私が部屋の中でタバコを吸うのを嫌うため、いつものようにベランダへ出てタバコに火をつけて、ふと下を見るとマンション脇の道に白いクラウンが横付けされました。
薄暗く外灯に照らし出されたフロントガラスから、顔の部分は車の屋根で見えませんが、男女二人が乗っているのがわかりました。
何気にぼーっとタバコをフカしながら見ていると、しばらく何か話しているようでしたが、急に助手席の女性が運転席の男性に覆い被さりました。
きっと、キスでもしていたのでしょうが、すごく長い時間だったような気がします。
私は情熱的だなあと、羨ましく思ったほどでした。
そして、覆い被さった女性が元に戻ると、助手席のドアーが開いてミニスカートの女性が降り立ちました。
私はその姿を見て、愕然としました。
そうです、先ほどまで運転席の男性に覆い被さっていたのは、私の最愛の妻だったのです。
私は急いでベランダから部屋の中へ戻ると、夫婦のベッドに潜り込みました。

『カチャッ』
ベランダから妻の姿を見てから30分位経ったでしょうか、ベッドに入って布団をかぶっていると、寝室のドアが静に開いて妻が入ってきました。
シャワーを浴びたのか、妻の頭にはタオルが巻かれ既にパジャマ姿に着替えていました。
私を起さないようにか、妻はそーっと布団を捲り上げて私に背中を向けるような体勢でベッドに入ってきました。

「飲み会は楽しかったかい?」

そう言って私が妻の肩に手を載せると、『ビクッ』と驚いたように身体を震わせました。

「あ、あら、あなた起きちゃったの?」

「ああっ、ちょっと眠れないでいたんだよ」

「そうなの」

「もしかしたら、迎えに来てくれって電話が入るんじゃないかと思ってね、今日は誰かに送ってもらったのかい?」

「そうよ、洋子に送ってもらったのよ」

私が見ていたのを知らない妻は、職場で同期の洋子さんに送ってもらったと嘘を言いました。
洋子さんなら私も知っているので、とっさに名前が出たのでしょう。

「ふーん、そっかあ、洋子さんは確かマーチに乗ってたけど、クラウンに取り換えたの?それに、運転してたのは男性に見えたけどなあ」

「み、見てたの?」

「ああ、タバコを吸いにベランダへ出ていた時に車が来たからね。何で洋子さんに送ってもらったなんて嘘を言うんだよ?!」

私は少し興奮して、声を荒げて妻に問いただしました。

「それは、男性に送ってもらったって言ったら、貴方が怒ると思ったからよ。私はただ、その人の相談にのっていただけなのに何かあったんじゃないかと変に勘ぐられたら嫌だったからよ、何か文句があるの?私は寝るわ」

妻は逆切れしてそう言うと、布団を頭から被って黙り込んでしまいました。
私は妻の言葉を信じることなど出来なかったのですが、これ以上追求して生活を乱すことを避けようと、眠りにつくことにしました。


そんなことがあってから、妻と私の会話は極端に少なくなったのですが、何事もなく一週間くらい過ぎたころ、私にとって信じがたいことが起きたのです。
その日は普通に仕事へ出掛けた妻が、夜の11時を過ぎても帰って来ないので、心配していた時です...。

『ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン』

玄関のチャイムがしつこいくらいに鳴らされました。
私は妻が帰ってきたのだと思い、居間から玄関へ急ぎドアーを開きました。

「うっ、ただいまあ!」

そこには、酔って足取りの覚束ない妻と、その妻を支えるように抱きかかえた見知らぬ25,6歳の大柄な男が立っていました。

「おいおい、聡子、こんなに飲んでしょうがないなあ。送ってもらってすみませんでした」

私はそう言いながら、妻を抱きかかえて部屋の中へ連れて行こうとしましたが、男は妻を離そうとはしませんでした。

「ああっ、後は私一人で大丈夫ですから」

「もうっ、何言ってるのよ、洋之も上がってよ」

そんな私を制するように、妻は男に家へ上がるように促しました。
洋之と呼ばれた男は、私を無視するようにそのまま妻を抱えて居間へ入っていきました。
そして、二人は寄り添うようにソファーに腰掛けたのでした。

「貴方、話しがあるの、そこに座って頂だい」

妻は自分たちが座っているソファーと対面している一人掛けのイスを指差しました。
私は何が起きたのか分からずに、とりあえず座ることにしました。
私の向かい側には妻と男が肩を寄り添わせて座っていました。
そして、視線を下の方へ移すと妻の白いしなやかな手と男のゴツイ手が握り合っていました。

「は、話ってなんなの?」

「うん、それはね、こちらは私の病院で事務をしている大木洋之さん。この間どうしても付き合いたい女性がいるので相談にのってくれって頼まれて、居酒屋へ行ったら付き合いたい女性は私だって言うのよ。洋之は私が結婚してるのも知ってたけど、私とお茶を飲んだり、食事をするだけでも良いから付き合ってくれって....。それで最初はそうやって付き合ってたんだけど、いつのまにかこんな関係になっちゃって...」

妻はそう言うと、更に大木という男に上半身をしだれ掛けていきました。

「こ、こんな関係って言われても、どういうことなの?お、大木さんと結婚しようとでも言うのかい?」

私は聡子を睨みつけるように更に問いただしました。

「そうじゃないのよ、洋之はまだ25で若いから家庭におさまりたくないって言うし、私も洋之を家庭に縛りつけるなんてことしたくないのよ、だけど私は洋之にしか愛情を感じられ無くなってしまっているの。貴方にはもう愛情を感じないの、だから私と別れて欲しいの!」

私は聡子の最後の言葉に、目の前が真っ暗になり身体中から力が抜け落ちてしまいました。

「な、なんで別れなくちゃいけないの?」

私から発せられた言葉はきっと涙声になっていたと思います。

「だから、言ったでしょ、もう貴方には愛情を感じることができないのよ」
「そっ、そんなぁ、だからってそんなに急に決めなくたって良いじゃないか、冷却期間をおけば愛情だって戻るかも知れないじゃないか...」

私はそこまで言って、愛する妻を失うことを恐れるあまり、座っているソファーから降りるとフローリングの床に正座して、二人の方に向かって床に頭を付けました。

「お願いです、どんな条件でも飲みますから、別れるのだけは勘弁してください」

「あはははっ、聡子の言うように本当に女々しい男だな」

今まで黙っていた大木が急に笑い出すと、妻のことを呼び捨てにしていました。
私はそのことで急に大木に対する憎しみが沸いてきたのですが、ただひたすら頭を床に擦り付けていました。

「聡子、旦那がここまで言うのだから、別れるのだけは許してやったらどうだい?」

「うーん、洋之がそこまで言うなら良いけど...。だけど、ちゃんと私達からの条件は守ってもらいますからね。守れなかったら即、離婚よ。分かった?分かったら離婚するのを止めてくれた彼に、ちゃんとお礼を言いなさいよ」

私に妻は不倫相手にお礼を述べろと言うのでした。

「あ、ありがとうございます。お、大木様のご配慮感謝致します」

私は妻と別離たくない一心で、自分より14も年下の男に感謝の言葉を述べていました。

「離婚しないための条件だけど、まず私と洋之の行動には何も注文をつけないこと。それから、このマンションの合鍵を洋之に渡して、彼の出入りを自由にさせること。
そして、私達がエッチする時は外へ行くこと。そうすれば、あなたの両親や友達には普通の夫婦を装ってあげるわ。ねえ、洋之もそれで良い?」

「ああ、だけど最後の条件は変えてくれよ。俺達がエッチする時もこの家に居て良いぜ。たまには二人の交わっている所を見せてやるぜ!」

「そんなぁ、恥ずかしいから旦那は外へ行かせましょうよぅ」

「良く言うぜ、聡子もこの間車でやってる時に覗かれて感じまくってたじゃないか?」

「もう、良いわ、洋之の言うことには逆らえないもの」

聡子は甘ったれた声でそう言うと、顔を真っ赤にしながら大木に更に枝垂れかかっていました。


  1. 2014/05/24(土) 13:52:39|
  2. 私の妻・つよし
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私の妻 第2回

冷静にそして常識的に考えると、私の方が不倫をしている二人に土下座して頭を下げるなんて変な話なのでしょうが、いきなり妻と不倫相手にのり込まれたのと、離婚話を突きつけられて、私は他にどうする術も持っていなかったのでした。
ソファーに仲良さそうに妻と座る大木の姿を目の当たりにして、私は若さも体格も体力も何一つ敵わないような気がして来ました。

「おい、旦那さん、手始めにそこに座って見ていなよ」

そう言うと、ひざまづいた私を目の前にして、二人はお互いの唇を貪るようにくちづけを交わし始めました。
妻は目を閉じ、両腕を大木の背中に回しています。
時折、大木の舌の動きに感じるのか、その手が強く大木の身体を抱き返すのが見ている私からも分かりました。
そして、接吻しながら大木のゴツイ指が妻のブラウスの中間のボタンを一つ外すと、その大きな手をブラウスの中へ差し入れました。

「あっ、あーん」

妻の乳首を大木の手が捉えたのでしょう、妻は大きく仰け反って大木の顔から唇を離し、甘い声を上げました。
同時に大木の口から妻の口へ、ヨダレが糸を引いて繋がっているのが見てとれました。
ソファーに座った妻の脚は力なく開いて、少し膝上だったスカートは中が覗けるほどに腰の方へずり上がっていました。
ストッキングを穿いていない白い太腿の付け根には、私が今までに見たことのない黄色いパンティが見え隠れしていました。
私は自分の置かれた惨めな立場を忘れて、その様子を食い入るように見つめていました。

「ほらっ、聡子、旦那に良く見せてやりなよ」

真剣に見入る私に気づいたのか、大木は妻のずり上がったスカートを掴むと腰の方へと捲り上げました。

「いやんっ、ダメよ!」

その瞬間、妻は力なく開いていた脚を閉じて私の視線から股間を遮り、スカートの裾を元に戻しました。

「そんなこと言わずに、見せてやりなよ。聡子も俺の言うことは何でも聞いてくれるんじゃなかったっけ?」

「でもぅー、こんな男に見せるなんてぇ」

妻は年下の大木に甘えた声で拗ねてみせているようでした。

「俺の言うことを聞いてくれれば、後で聡子の大好きな俺のオチンチンをオマンコに入れてやるよ。そのかわり、言うことを聞いてくれないなら、またお仕置きだよ」

大木は妻の髪を撫ぜながら、耳元に囁いていました。
私は自分たちの行為を私に見せ付けたり、会話の中のお仕置きという言葉に大木という男のアブノーマルさを感じ取ったような気がしました。

「あーんっ、洋之のオチンチンは好きだけど、お仕置きは手加減してくれないから嫌あ」

「だから、聡子がお仕置きされるのが嫌なら旦那に見せてやれば良いだろ?」

そう言われた妻は、元に戻したスカートの裾をまた腰まで捲り上げ、脚を開いて私の方へ自ら腰を突き出しました。
黄色いレース地のパンティのクロッチ部分は女性自身の形にクッキリと、濡れて黒い影のようになっていました。

「あっ、あっーー」

大木は再び妻のブラウスに差し入れた手を動かし出しました。
そして、差し入れた手とは反対の手でブラウスの残りのボタンを外しだしたのです。
妻は相変わらず大木に身を任せて、時折小さな声をあげていました。
大木はボタンを外し終えると、妻のブラウスを肩から脱がせました。
ブラウスを脱がされた妻の胸はというと、ショーツとおそろいの黄色のブラジャーは既に外されていて、たぶん女性の標準より小さな妻の胸の下にずり落されて、硬くしこった両方の乳首が上を向いていました。
その小振りの乳房を包み込むように、大木の大きな手は円を描くように時々スピードを変えながら愛撫していました。
妻は愛撫を加えられる度に、腰をもじもじさせていました。

「聡子、大分感じてきたじゃないか、旦那に見られていると余計に感じるんじゃないの?それにしても、聡子の乳首は感度抜群だな」

大木はそう言うと、揉むのを中断して感じて立った妻の乳首を親指と人差し指で挟んでギュッと軽く捻りました。

「あんっ、感じるぅ!」

妻はその瞬間、ソファーに沈めていた腰を脚を開いたまま、宙に浮かせました。
先ほどから女性自身を形どっていた染みの部分が更に大きく広がっているように見えました。
しばらくの間、大木は妻の乳首への愛撫を続けていました。
妻の腰の動きは更に休むことなく激しいものになっていったのでした。
私は胸を攻めたてられただけで、こんなにも妻が腰をくねらせたり宙に浮かせたりするとは思ってもいませんでした。

「どうだい?いつものように聡子のオマンコはもう大洪水になってるのかな?そうだ、旦那に聡子のオマンコがどうなってるか調べてもらおう」

「嫌ぁ、あんな奴に調べてもらうなんてご免だわ、ねぇ、お願い、洋之が調べてぇ」

妻は長身の大木の顔を下から見上げるように、媚びた声を大木に投げかけました。
しかし、大木は答える代わりに妻の乳首を強く抓り上げたのでした。

「痛ーい、止めてぇ!痛い!」

いきなりの強い痛みだったのでしょう、妻の目は涙目になっていました。

「なんで聡子は、そんなに俺の言うことに逆らうんだい?エッチしてる時は何でも俺の言うことを聞くって誓ったろ?こんなに逆らうんじゃ本当にお仕置きだよ」

「嫌っ、お仕置きは嫌よぅ。あいつに調べてもらうから許して!」

妻は、またお仕置きという言葉を聞いて、すぐに大木の言うことを了解しました。
妻はこれまでに大木からお仕置きを受けているのでしょうか、私に対してはいつも強気で、お仕置きなど受けるはずのない妻なのです。

「そうか、分かったらパンティを脱いで旦那の前に四つん這いになって、調べてもらいなよ」

「えっ、よ、四つん這いでなの...」

妻は恥ずかしそうにして、しばらくは動かないでいました。

「いいよ、それが嫌ならお仕置きにしようか?」

そう言われると妻は慌ててソファーから立ち上がると、黄色いショーツを脱ぎ捨て捲れ上がったスカートを腰に巻き付けたまま、正座している私の前に四つん這いになって、やや脚を広げて白いお尻を向けています。
お尻の中央には固くすぼまった肛門が位置し、そのすぐ下に愛液で濡れ光った妻の割れ目が見てとれました。
4年間一緒に生活したきて、私は初めて妻の秘所を明るい場所で間近に見たのでした。
妻は私とセックスする時は必ず照明を消して行っていたからです。
私の股間は初めて目の当りにした妻の肛門や秘所に刺激されて、正座しているのが苦しくなる硬く大きくなっていました。

「あっ、あのぅ...」

妻の下半身を前にして、私はどうすれば良いのか分からずに大木の方に視線を移しました。

「はははっ、旦那さんどうしたの?自分の女房のオマンコが濡れているかどうか調べれば良いんだよ。触ってみなくて分かるのかい?」

その言葉に私は人差し指を妻の秘所の割れ目に、そーっと差し入れました。

「あっ、」

妻のオマンコは相当に敏感になっいるようで、私の指が触れるか触れないかのうちに短く、そして、切なそうな声を発しました。
そこは今までに私とのセックスでは、なったことの無いほどグチョグチョに濡れ、燃えるように熱くなっていました。

「あ、あのぅ、妻のオマンコは凄く濡れています...」

私はおずおずと大木に妻の割れ目が濡れているのを報告しました。

「そうかぁ、旦那さんよ、どうして濡れているんだと思う?」

「そ、それは胸を揉まれて、感じているからだと思います...」

「うんうん、そしたら聞くけど以前旦那さんが聡子の胸を揉んだ時の濡れ方と同じなのかな?」

「い、いいえ、私が胸を揉んだ時はこんなにも濡れませんでした。ほんの少しだけでした」

私は何故か恥ずかしくなって、下を向いて答えました。

「ふーん、不思議だなあ、同じように胸を揉んでいるのに濡れ方が違うなんて、どうしてだ?」

「そ、それは、私の揉み方が下手で、大木さんの揉み方が上手いからだと思います」

私はそう答えてから、顔がカーッと熱くなるのを感じていました。

「うんうん、良い答えだな。本当にそうなのか聡子に聞いてみよう、聡子、本当にそうなのか?」

大木は私の答えを受けて、四つん這いになったままの妻に質問しました。

「ああんっ、そうよ!洋之にされると気持ち良くっていっぱい濡れちゃうの!逆にこの男に揉まれても殆ど濡れなかったのよ。前にも言ったでしょ、洋之と知り合って私の身体ってこんなに濡れるのを知ったって...」

大木は妻の言葉を聞いてニヤニヤとしていましたが、私は消え入りたくなる程に落ちこんだ気持ちになっていました。

「分かったでしょ?私がどうしてあなたと分かれたくなったのか!」

妻の言葉に私は更に打ちのめされて、フローリングの床を見つめるだけでした。

「もう良いでしょ?洋之、明日も仕事なんだから後はゆっくり寝室で、ねっ」

妻はそう言うと立ちあがり、ニヤニヤしている大木を伴って寝室へ入って行きました。
そう、私達夫婦の寝室へ....


  1. 2014/05/24(土) 13:54:11|
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私の妻 第3回

妻と大木が寝室へ入った後、居間に残された私は仕方なくソファーに毛布を抱えてパジャマも着ないで下着姿のまま横になったのですが、急に訪れた今日の不幸な出来事に興奮してか、寝室へ行った二人のことが気になってか、少しも眠気が襲ってきませんでした。
そして、私は寝室で二人は大人しく寝たのか、それとも妻は大木とエッチをしているのか、などと考えると自然に片手をパンツの中へ入れて、既に硬く勃起している私の分身を擦りました。
何回も射精を繰り返し、パンツは気持ち悪いほどに濡れてしまいましたが、そのうちに私はソファーで眠りに落ちてしまったのです。


そして、次の日の朝、私は妻の声で目を覚ましました。

「なによぅ!これっ!」

妻の声に目を開けると、私の寝ているソファーの脇に上半身だけパジャマを着け白い素足を丸出しにした妻と、その妻の背後から腰に手をまわし身体を密着させて大木が立っておりました。
妻は私の下半身を指差し、大木はニヤニヤと笑っています。
私が掛けていた毛布はソファーの下で丸くなっており、私の身体を覆うものは下着だけになっており、昨晩の射精でゴワゴワになって大きな染みを作ったパンツを妻は指差していたのでした。

「なによ、大きな染みを作って寝小便でもしたの?」

「えっ、え、いや..」

私は何も言えずに、慌てて落ちている毛布をひろいあげて股間を隠しました。

「あははっ、その染みはオナニーの染みだな?そうなんだろ?」

大木はすぐに私のしたことに気づいたようでした。
「は、はい...」

私は消え入るような声で答えていました。

「うっそー、やだあ!バッカじゃないの!」

妻は大きな声を出し、気持ち悪い汚物でも見るように私を見下ろしました。

「聡子の旦那がオナニー好きとは思わなかったよ、今日はこれから仕事だけど今夜は是非オナニー姿を見せてくれよな。あははははっ」

大木はそう言って笑うと、朝食のためにテーブルに行き、妻は大木の為にキッチンの方へ歩いて行ったのでした。
そして、二人は仲良く朝食をとると再び着替えの為に寝室へ入って行ったのです。
私は何をして良いのか、ただソファーに呆然と座っているだけでした。

暫くして、寝室のドアーが開くと妻と大木は出勤するための着衣に着替えて出てきました。

「あんた、私達は今日は飲み会で遅くなるけど、あんたは寄り道しないで帰って寝室の掃除と洗濯をしておいてよ」

妻はそう言い残すと、大木と夫婦のように仲良く手をつないでマンションの玄関から出掛けて行ったのです。
この様な状況になっても、私は他のマンションの住人が妻と大木が手をつないで歩いているのを見たらなんと思うだろうか、などと自分の妻が寝取られた悔しさよりも世間体を考えている始末でした。


その日は会社へ出勤しても殆ど仕事も手につかずに、ぼーっとしていたような気がします。
そして、会社の終了と同時にすぐに会社を飛び出して、家へと向かったのでした。
マンションに帰ると私はすぐに朝出がけに妻から言われた洗濯に掛かりました。
寝室のベッドは布団もシーツも直さないで妻と大木が寝たままの姿を晒しており、妻の脱ぎ捨てたのであろう衣類はベッドの下に散乱していました。
そして、ベッド脇に置いてあるゴミ箱には丸められたティッシュが山のように捨てられてありました。
そのティッシュの量から、私の妻は何度も大木に抱かれて快楽をむさぼったのだと感じました。
私はそのゴミ箱の中身をフローリングの床へぶちまけて、あるものを探そうとしました。
そうです、私はティッシュの中から使用済みのコンドームを探し出そうとしました。
しかし、それは無駄なことでした...。
ゴミ箱の中からは使用済みのコンドームを発見することはできませんでした。
私は、恐れていた中出しの事実を自分自身でゴミ箱をひっくり返すことで、確認してしまったのでした。
最初は目の前が真っ暗になったのですが、妻がで大きく開いた股の間の割れ目に大木の巨大なペニスが生でピストンする姿を思い浮かべて、私の股間はギンギンに勃起していました。
そして、私は股間の充血を鎮めるのと同時に、妊娠の心配を振り払うかのように激しく股間のペニスをしごきたてて果てたのでした。



私は洗濯と掃除を済ませると、簡単に食事を採ってからテレビと時計を交互に見ながら妻の帰りを待ちました。
テレビを見ていても全然内容は頭に入りませんでした。
待ちながら考えることといえば、今日は妻が一人で帰ってきてくれれば、などということでした。
そして、夜中の1時を少し回った時にインターホンの音が鳴ったのでした。

『ピンポーン』

私は応答もせずに急いで玄関に走ると、施錠を外してドアーを開きました。
そこには私が期待したように妻一人ではなく、大分酔っているのか足元の覚束ない妻を抱えるように大木も妻の脇に立っていました。
そしてまた、妻を抱えて大木の反対側に妻と同じ位の年齢で150cmの聡子より10cmほど背の高いスラッとした体形の女性が笑顔を見せていました。

「こんばんはー、おじゃまーす!」

その女性は明るい声で私に向かって挨拶をしました。

「こ、こんばんは..」

私は第三の人物の出現に戸惑い、挨拶を返しながら妻の方を見ました。

「同じ職場で私と同期の野田雅美さんよ、今日は旦那さんが出張で居ないって言うから、うちで三次会しようってことになって連れてきたのよ」

妻はそう言って居間へと入っていきました。

「あらぁ、聡子さん、そんな紹介の仕方しないでぇ、大木さんはどう思っているか分からないけど、私は大木さんの恋人って思ってるんだからぁ」

雅美と紹介されたその女性もかなり飲んでいるようで、笑いながらテンションの高い声で話していました。

「あははっ、雅美さん、酔って何を言っているんだよ、さあさあ、お邪魔して飲み直すぞ」

妻への手前なのか、大木は少し苦笑いをすると雅美さんの手をとって、妻に続いて居間へ入って行きました。
私は慌てて三人の為にビールやらつまみの乾き物などを居間のテーブルに用意しました。
三人は妻と雅美さんが大木を挟んで並んで座っていました。
その様子は、まるでどこかのクラブかスナックで客をホステスがもてなしているかのような感じでした。
女性は二人ともミニスカートを履いているのですが、飲んでいるためか脚が開きかげんで、向い側に座っている私は目のやり場に困ってしまうほどでした。

「もうっ、聡子さんは旦那さんがいるんだから、洋之さんから離れてよ!本当はいつものように今日は洋之さんと二人で過ごしたかったのに、洋之さんが面白いことをしようって言うからついて来たんですからね」

そう言いながら、雅美さんは大木に身体をすりよせていきました。
その言葉と態度に私は大木と雅美さんが良い仲なのだと、すぐに分かりました。
このことを私の妻の聡子は知っているのでしょうか。
それにしても大木という男は家庭を持った年上の女性に手を出すのが相当好きなようです。

「あははっ、今日は二人で聡子を責めてみようかと思って誘ったのさ、雅美はレズの経験があるって言ってたから誘ったのさ」

大木は雅美にそう言いながらも、聡子の反応をうかがうようにしていました。

「な、何を馬鹿なこと言ってるのよ!雅美はどうだか知らないけど、私は絶対にそんなの嫌ですからね。それに洋之は雅美とは別れて、ただの飲み友達に戻ったって言ってたじゃないの」

妻は酔いもどこかへ吹き飛んだのか、大木に険しい目を向けて叫びました。

「そうかあ、分かったよ。聡子がそう言うなら帰るけど、二人の関係も終わりだな。聡子は旦那へ返すぜ」

大木は怒ったようにそう言うと雅美さんの手をとって、ソファーから立ちあがりました。

「あっ、嫌よぅ、洋之お願い、そんなこと言わないでよ。私が悪かったわ、何でも言うことを聞くからそんなこと言わないで!洋之が私から去ってしまうことを考えると、いつも胸がキュッと締めつけられるの..」

妻は立ちあがった大木の脚にすがりついて、哀れな声で大木が出て行くのを引きとめるのでした。
私はこのまま大木が帰ってくれるのを願ったのでしたが....。

「そうか、やっと自分の立場が分かったのか。聡子はもう俺のチンチンが忘れられなくなったってことだな、えっ、どうなんだい?」

「は、はい、そうなのよ、私は洋之と洋之のチンポから離れられないの..」

妻は顔を赤らめながら、大木の言葉にうなずきました。
大木は再びその言葉に満足したようにソファーに座り直しました。

「あらあら、二人はそれで良いかもしれないけど、私はしらけちゃったから帰るわよ」

今度は雅美さんがソファーから立ちあがろうとしました。

「分かった、分かった。そんなこと言わずに機嫌直してくれよ」

今度は大木が雅美さんの機嫌をとる番でした。

「そうねぇ、私はレズっても良いけど今ので冷めちゃったから、私の前で二人のエッチを見せてよ。そうすれば、またその気になるかもしれないわよ。どうかしら、できる?」

もうすっかり私のことなど無視して、雅美さんは大木と妻にセックスをする様に求めました。

「あ、ああ、やってやるよ、そのかわりに俺と聡子がエッチするのを見せたら雅美も俺の言うことを聞くんだぜ。聡子、おまえも裸になれよ」

そう言うと大木は立ちあがっていきなり服を脱ぎはじめて、あっという間に素っ裸になりました。
妻の聡子もその勢いにつられたように服を脱ぎはじめました。
大木の股間のペニスはもう巨大に勃起して上を向いています。

「あっ、洋之ぃ..」

大木はいきなり妻に覆い被さって床に押し倒すと、濃厚な口付けで妻の口を塞ぎました。
妻も大木の背中に細い腕を巻き付け、くちづけを返しています。
しばらくは二人で床を転げ回るように激しく唇を求め合っておりました。
そして一度二人は身体を離すと、聡子は大きく脚を広げ、大木をその間に迎え入れようとしました。
それを見て大木は、妻の割れ目に私の物とは比べ物にならないくらいに大きくなったペニスを宛がいました。
その瞬間巨大なペニスは何の抵抗もなくヌルッと妻の割れ目に納まってしまいました。大木はお尻の双肉を引き締めては緩ませる動きをリズミカルに繰り返し、妻の中に大きなペニスを出し入れしていました。
その度にクチュクチュッっという音を繰り返しています。
妻は目を閉じて、恍惚に近い表情をしていました。
しかし、私には嫉妬はまったく感じられませんでした。
互いに喜ばせあう二人を見る快感だけを感じていたのでした。

その二人を見ながら、私は熱くなった股間へと手を伸ばし、二人のリズムに合わせてペニスを擦り始めました。
そして、向側では雅美さんも息遣いを荒くしながら、手をミニスカートの中へと伸ばしていたのでした。


  1. 2014/05/24(土) 13:56:15|
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私の妻 第4回

しばらくは大木のリズミカルな腰の動きが繰り返されていましたが、急に動きが止まると大木の尻肉はキュッと引き締まりました。
そして次の瞬間、尻肉の力が緩んだと同時に大木のペニスを飲みこんだままの妻の股間の割れ目から、スペルマが溢れ出しました。
妻はというと、オーガズムに達したのでしょうか、顔を仰け反らしてくったりとしていました。
それと同時に私もズボンの中へ生暖かい液体を発射してしまいました。
そして、雅美さんもまた自分の手でオーガズムを味わったようでした。
大木が妻から身体を離すと、割れ目からは後から後から白いスペルマが溢れ妻の太腿を伝わり落ちてきました。

「旦那さん、奥さんのお股を拭いてキレイにしてやってくれよ」

私は大木からそう言われると、急いでティッシュを手に取り妻の股間から溢れている愛液と混じりあったスペルマを拭きました。
妻の割れ目は腫れたように赤く充血し、ポカッと大きく割れ目は開いた状態になっていて、身体からは力が抜け落ちていました。

「さあ、これで良いだろう?今度は雅美の番だぜ」

そう言うと大木は立ちあがって、雅美さんへ話しかけました。

「そんなあ、わ、私は何も返事してないわよ」

「何を言ってるんだよ、俺と聡子がやってるとこを見て、散々自分の指で楽しんだくせしてよ」

言われた雅美さんは顔を赤らめ、半開きになっていた膝を慌てて閉じていました。
すぐに大木はソファーに座って、手を雅美さんの太股にはわせ、割れ目に手が届くくらいまで滑らせました。
そして大木は、ミニスカートをたくし上げきれいな長い足を全部あらわにしました。雅美さんも両足を伸ばして、少し開いて小さなパンティが私からも見えそうにしています。
二人はねっとり接吻を交わして、互いに舌先を突き出したりしていると、雅美さんは体を震わせ両手で大木の頭を抱え込みました。
大木が手をパンティの中に入れ、滑らかなオマンコの唇を上下になぞったのか、雅美さんが首をのけぞらせたので、耳の下あたりから首にかけて舐めまわしています。

「オナニーしてみせろよ」

大木は彼らしくなく、優しく耳元に声をかけました。
雅美さんは、両手を自分の太股の内側にはわせ、さすりあげ深く息をしながら、ゆっくりと両足を開いていきました。
スカートは紐の輪のようになって腰に巻き付いています。
白いパンティが丸見えの状態になっています。
雅美さんは、白いレースの端のところから指を滑り込ませ、脇にずらしリズミカルにクリトリスらしき場所をさすりだしました。
中指はきっと割れ目の中に出し入れしているのでしょう、雅美さんは自分からうめき声を上げ出しました。
興奮するにつれて、両足を投げ出すように大きく広げ、指でいじりながら腰を上下に動かし始めました。
雅美さんは大木の手をつかみ、彼の指を自分の指といっしょにあそこに入れさせました。
濡れた熱い割れ目の奥まで突っ込んでいるのか、大木の手を早く前後させてオナニーを始めたのでした。

「やってほしいのあなたのチンポがほしいの。知ってるでしょ、やって。お願いだから。かき回して。あなたの大きなチンポが欲しいの!」

雅美さんは、かすれ声で大木に言いました。
大木は雅美さんをもっと深く座るようにさせ、あらわになってる腰の上の柔らかい肌に手を置きました。
大木がが少しずつスカートをたくし上げ、太股をだんだんあらわにしていくと、私はそこから目が離せなくなり、また股間が硬くなりはじめました。
大木は手を雅美さんの服の下に入れ、ブラのホックを外してカップを払いのけました。そして彼女は身をよじらせて服を脱ぎ捨てたのでした。
これで雅美さんの白い締まった胸がさらし出されました。
乳首は勃起していて、硬く大きくなっていました。
それから大木は、雅美さんの両腕を背中に引っ張り、雅美さんの胸が前に押し出されるようにしたのでした。
彼女の胸を突き出させたまま大木は、両手を雅美さんの脇の下に持っていき、指の間に乳首を挟み込んで転がました。
そうすると雅美さんは泣くような声を出していました。

大木に胸を責めたてられていた雅美さんは、もう待てないという感じで自分の腰に手を伸ばし、白いショーツに手を掛け腰を浮かせると一気に脱ぎ捨ててしまい、ついに雅美さんのオマンコは直接部屋の空気に触れるようになりました。
興奮しきっていたのか、オマンコの唇はてかてかに光り、開き気味になっていました。雅美さんは両足を思い切り大きく開き、腰をゆっくりとリズミカルに上下させ始めたのでした。
大木は指を雅美さんの太股の付け根近くまで這わせており、オマンコのすぐ近くまできて、陰唇に触れそうな所においています。
雅美さんの腰はクイックイッと動き、息遣いも荒くなっていました。
雅美さんは大木の方を見て、固い勃起した男根が柱のようにまわりで揺れているのを目にして、興奮しているようです。

「いい、いい、触って、ちんぽちょうだい、やって~」

雅美さんはじれったそうに叫びました。
これこそ待っていた合図だったのか、すぐに大木は更にミニスカートを腰までたくし上げ、雅美さんの両足を更に押し広げてオマンコをぐっと近づけ指を入れました。
大木が二本の指を深く押し入れる所が見え、指をぐるぐる回し出し入れするとビチョビチョに湿った音を立てるのが聞こえました。
雅美さんは、激しくあえぎながら親指と人差し指と中指で大木の男根を握り、それをなめたりキスをしたりしてテカテカに光らせ、それから、ゆっくりとしごきながら先端を唇で包み込み、徐々にその大きなビクビク鼓動するペニスを口の中に飲み込んでいきました。
フェラを受けながら大木はまだ雅美さんのオマンコを触り、指を中へ出し入れさせていました。

それにしても、ほとんど素っ裸に近い女性が両足を大きく広げ、指で穴をほじられていて、それと同時に唇でペニスを熱心に吸い上げ、こすりあげているのを生で見るのは、私にとってたまらなくゾクゾクする光景でした。

大木はまだ二本の指で雅美さんの穴奥ふかくをこすりあげていましたが、顔を彼女の腹のあたりに寄せて、だんだんと下の方に舐めたりキスしたりしながら降りていきました。
そして、雅美さんの両足の間に顔を埋め、舌先でクリトリスを擦りあげ、オマンコを吸い始めたら、雅美さんは両足をグイッグイッとリズミカルに上下に動かし始めました。
雅美さんがいきそうになっているのは間違いありませんでした。
舌と指で愛撫を受けているところを見ていると、急に雅美さんの体中を大きな痙攣が走り、両足を信じられないくらいに広げ、激しく大木の口と指に体をぶつけています。それから、大木のペニスを両手でつかみ、狂ったように自分の口の奥へとそいつを飲み込んでは出し、飲み込んでは出しをものすごいスピードで繰り返しました。
大木がいきはじめたとき、雅美さんもいったようでした。
興奮で夢中になり、弓のようにからだを反らせ、腰を空中高く持ち上げたのでした。そして、大木は雅美さんの身体のいたるところに精液を撒き散らした。

雅美さんは震えながらうめき声をあげ、体をゆすってソファから身体を前に押し出しました。
雅美さんの完全に丸見えの身体を見ていたら、私のチンポはこれまでになく固く大きくなって、目の前の女体を味わいたくビクンビクンと脈動しました。

「ようし、いいぞ」

大木はグッタリした雅美さんの身体を抱えると、床にあお向けになったままの妻の方へ連れて行きました。

「さあ、雅美、今度は聡子とレズって見せてくれ」

そう言うと大木は雅美さんを私の妻の上に、被いかぶせました。

「いやよぅ、まだ洋之のチンポ入れてもらってないよぅ」

雅美さんは大木の方を見上げて言いました。

「あははっ、俺はもう少ししないと回復しないよ、きっとレズっているの見たらギンギンになるから、そしたら、雅美のオマンコに突っ込んでやるぜ」

その言葉に諦めたのか、雅美さんはシックスナインの体位でのしかかり妻の両足の間に顔を沈めていきました。
その舌が最初にあそこに触れた時、妻はビクッとして小さな声を発し、妻の柔らかい肉襞を彼女が舐めると、すぐに身悶えはじめました。
彼女の指は、太股に当てられ、完全に開いたままにするように押さえつけ、舌に加えてその指でも妻のあそこを弄り回していました。
妻は彼女の腰にしがみつき身を捩じらせ、のたうち回わり次から次へ絶頂に送り込まれるのにあわせて、叫び声を上げていました。
先ほどの大木としていた時も感じましたが、雅美さんは私の妻よりもエッチに関しては、数段上手という感じです。
雅美さんは、すばやく体の向きを変え、彼女の尻が妻の汗まみれの腿の間に挟まれたとき、妻の最初のエクスタシーの叫び声で、私に恍惚とした震えを与えたのでした。
レズの不思議な魅力を感じながら、私は雅美さんの尻が上へ下へと規則的な動きをする所を凝視し、彼女の股間が深く擦り込まれるたびに妻が恍惚とした叫び声を上げるのを聞いて、言葉にできないほど興奮しました。


  1. 2014/05/24(土) 14:36:55|
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私の妻 第5回

大木に大量のスペルマを子宮に注入され、更に無理やりに雅美さんからレズの洗礼を受けた私の妻は、全裸の上に私が掛けた毛布を羽織ったまま、フローリングの床で軽い寝息をたてておりました。
大木と雅美さんはと言うと、疲れきった妻を居間の床に放ったまま、昨晩は私の妻と大木が過ごした私達夫婦の寝室へと入って行きました。
私にとっては大木と雅美さんの関係を見せ付けられたことで、妻が私のところへ戻って来るのではないかと内心期待はしました。
その日は私と妻はソファーへ寝たのでした。
しばらくは、私達の寝室で何が行われいてるのか、気になって耳をすましていたのですが、私の期待したような音も声も聞こえずに、そのまま眠りに落ちてしまったのでした。


次の日は二連休の初日だったのですが、雅美さんは旦那さんが出張から帰ってくると言うので、大木さんを残して帰って行きました。

「な、なんで洋之は雅美にあんなことさせたのよ。ねっ、お願いだから雅美とは別れてよ、ねっ」

雅美さんが居る間は黙りこくって下を向いていた妻の聡子は、雅美さんが帰ったとたんに、大木にすがる様に話し出しました。

「あははっ、俺はもっと色々とセックスを楽しみたいんだよ、俺のチンコは女一人じゃ満足してくれないんだよ。31歳の聡子には辛いんじゃないかな?だから、俺は雅美も抱いてやっているのさ、もっとも雅美も同じ歳だったっけ?」

「そんなこと言わないで!私、洋之の為に頑張るから...」

妻は余程大木に去られるのが怖いのか、私になど一度として見せたことのない不安そうで弱気の表情をしていました。

「ふーん、だけど頑張るって言ったって、どう頑張るつもりなのかな?」

大木は勝ち誇った態度で妻に接していました。

「そ、それは....。ま、雅美より沢山尽くすから、ねっ」

「でも、雅美は色々なことしてくれるんだぜ、アナルセックスだってしてくれるし、俺が浣腸したいって言えば、させてくれるしさ。それが聡子にもできるかい?何でも俺の言うことを聞けるかな?」

「あーん、何でもするからぁ、いきなりは無理だけどアナルセックスも出来るように頑張るし、浣腸だって洋之がしてくれるなら文句言わない!」

最初は大木から私の妻に近づいて、妻を口説いたようでしたが、その時はもう完全に妻の方が大木の虜になってしまったようでした。
そして、それを良いことに大木の要求はエスカレートしていきました。

「そっかぁ、それなら聡子と別れることはしないよ。でも当分は聡子が色々と出来るようになるまでだけど、聡美とも付き合せてもらうぜ、良いだろ?」

「う、うん...」

妻は渋々という感じで大木に頷いていましたが、彼女の頭の中には大木に気に入られようということしか無い様に思えました。

「そうかぁ、分かってくれて嬉しいよ、聡子の旦那も俺達の関係に理解があるしな、ははははっ、またこれから聡子を可愛がってやるぜ」

そう言うと、私などのことはお構いなしに、再び二人は身につけていたわずかな服をすぐに脱ぎ捨て、大木は妻を引寄せると長く執拗で濃厚なキスを交わしてからソファーへ彼女を押し倒しました。
今回は優しく妻の上に乗り、両足を取って自分の肩の上に抱え上げました。
それから大きな大木のペニスの先端を妻の割れ目に擦り付け、彼女のオマンコから既に溢れ出している愛液をその先端部分全体にまぶしました。
彼がペニスを彼女の割れ目にに擦り付けると、妻の聡子は身体を左右にひねったり、うねらせたりして息は乱れきり、もう夫の目の前だという事など全く関係無く、呻き声をあげていたのでした。

「あっ、あーん、焦らさないで早く中へ入れてぇ」

そして、大木は手でペニスを擦り、さらに固く大きくしていました。
そのペニスはいつ見ても長く巨大で、私のペニスと比べると倍はあるように見えていました。
それからピンクのカリの部分を彼女のいやらしいオマンコの割れ目に納めていったのです。
最初はゆっくりと‥‥。
そして、この太いペニスが少しずつ埋め込まれていくにつれて、妻は、泣いているような声を上げたり、悲鳴に近い声を上げていました。

「いいいぃぃ、洋之のチンコがオマンコのなかにいっぱいになって来るぅぅ!」

そして突然、お尻がソファーから浮き上がるように抱え上げられて、それに合わせて、彼の畏怖すべきペニスの全長をすべて挿入されたのでした。
私は、あの巨大なペニスの肉茎があれほど深々と妻の割れ目に埋め込まれる光景から目を離すことができませんでした。
妻の聡子は体を震わせ、お願いだからもっと犯してくださいと言う感じに、そのペニスを割れ目に飲みこんで身体をうねらせていました。
私は彼が入れたり出したりを始めると、このまま、大木は妻の中へ射精するだと感じていました。
妻の全ては彼のものとなっていて、彼がピストン運動をする間、彼の大きな身体にしがみついて離れませんでした。
数え切れないほどの快感を味わっていることは明らかだったし、彼女を満足させる以上の感覚を大木が与えているのも明らかでした。
まもなく大木は妻の中に射精し、唸り、背を反らせながら身体を深く押し込めました。

「も、もうダメぇぇぇぇ...」

さほど長い時間を必要とせずに、妻は大木のペニスでオーガズムを迎え、大木の身体にしがみついていた腕と脚は、力なく解かれていました。

「何だよ、もうイっちゃったのかよ。俺はまだイってないんだぜ」

大木はそう言うと、クタッとした妻の脚を再び持ち上げて抱えるようにすると、先程よりも早いスピードで腰を妻の股間に打ちつけはじめました。
そして、暫らく大木はピストンを繰り返していました。

「うっ、うっ、いい、イクぞ!」

唸るように大木は言うと、昨晩に続いて妻の子宮の中へ子種を注ぎ込んだのでした。
暫らく大木は妻のオマンコの温かみと、膣の痙攣を楽しむとおもむろにペニスを妻から引きぬきました。
割れ目を大きなペニスで擦られて、赤く充血までさせた妻は疲れ切って大の字になっていましたが、その顔は何故か穏やかで満足そうな表情をしていたのでした。


  1. 2014/05/24(土) 14:39:23|
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僕の不貞な妻 第1回

僕の妻、香織は27歳の専業主婦。ちなみに僕、智之も同い年だ。
結婚して2年目になる。大学時代にゼミで知り合ったのだが、彼女は
現役合格で僕は一浪だったから、当時は後輩だった。ほんとは僕の方が
二ヶ月ほど年上なのだが。
ある時、ゼミ発表の打ち合わせの帰りに、二人きりで飲みに誘われて、
そのまま彼女の下宿に誘われてセックス。それがきっかけで付き合う
ようになった。まあ、別に何の変哲もない普通の学生カップルだった。
だが、香織はその頃からとても尻が軽かった。もちろん当時だって
女子大生ともなれば多少の男性経験があるのが普通だったし、僕も
とくに昔の男のことを問いただそうなんてことは考えなかった。知りたく
ないといえば嘘になるが、度量の狭い男だと思われるのは嫌だった。
それでも、香織の貞操観念のなさはやっぱりぶっ飛んでいたと思う。
付き合い始めて三ヶ月目には、もう僕に向かって平然と浮気を告白する
ようになったのである。最初の浮気相手は同じゼミの先輩だった。

「私、小野くんとセックスしちゃった。」

香織が僕の耳元でそうささやいたときの気持ちは今でも忘れられない。
僕はしばらく茫然としていた。なんと言っていいか分からなかった。

「ね、怒ってるの?ねえ…。」

怒るというよりも、彼氏に向かってこんなことを平気で口にする彼女の
意図が分からなかった。今になると恥ずかしいが、月並みな言葉しか
出てこなかった。

「…別れたいんなら、別れたいってはっきり言えよ…。」

「あ、やっぱり怒ってる。」

「………」

結局、僕は何も言えなかった。同時に、自分が小心者だということを
いやというほど思い知らされた。僕は肝心なときには何もできないのだ。
やがて、固まっている僕を抱き寄せ、香織は優しく語りかけた。

「私、別れないからね。智くんのこと好きだもん。」

「………なに言ってんだよ。」

「智くんのこと大好き、愛してる。でも私だってまだ若いし、性欲だって
あるんだよ。智くん以外に、いろんな男ともセックスしたいのは当たり前
でしょ?」

「俺じゃだめなのかよ。」

「智くんがだめってことはないよ。でも、セックスって相性もあるし、
上手い人も下手な人もいるんだからさ、いろんな人としたほうが
楽しいでしょ?」

「俺が下手クソだって言いたいのか。」

「んー、そんな下手でもないと思うよ。あ、でも小野くんの方がずっと
上手かったな、えへへ」

結局、その夜は朝の五時ごろまで、狂ったように香織を犯した。
別れようという考えは、いつのまにか僕の頭から消えていた。


  1. 2014/05/24(土) 14:42:25|
  2. 僕の不貞な妻・カウニッツ
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僕の不貞な妻 第2回

香織が僕に浮気を告白してからも、結局僕は彼女から離れられず、
付き合いは続いていた。
正直言って、しばらくは割り切れない気持ちが残った。だが香織は
一向に悪びれる様子もなく、相変わらず他の男と浮気を重ねていた。
やがて彼女の浮気は既成事実のようになり、僕もそれをとがめることは
なくなった。それは、香織が考え方を変えなかったせいでもあるが、
なにより僕自身が、嫉妬心から奇妙な興奮を覚えるようになり、次第に
そのマゾヒスティックな快感の虜になってしまったからだ。
香織もそんな僕の変化を敏感に感じ取ったのだろう。浮気をする度に、
わざと僕の嫉妬を煽るような言動をするようになってきた。浮気をした後、
シャワーも浴びないまま僕の下宿に来るようなこともあった。

「智くん、ね、臭う?」

「あ、香織、また…」

「へへ、智くんタバコのニオイ嫌いだもんね。ましてや今まで自分の彼女と
セックスしてた男のニオイだしね。そう思って、シャンプーどころかシャワーも
浴びないで帰ってきたんだから。ほら、髪とかニオイ付きまくりだよ。」

そう言って香織は僕に抱きついてくる。タバコや汗や香水が入り混じって、
なんともいえない臭いだ。だが、この臭いをかぐと、僕はもう条件反射的に
勃起してしまうようになっていた。盛り上がったジーンズの前を見て、香織は
くすくす笑った。

「そうそう、今日はいっぱい付けてもらったんだよ。見せてあげるね。」

香織はおもむろに襟元のボタンを外し、Fカップの胸元を露出する。
鎖骨から豊かな胸の谷間まで、真新しいキスマークが覆い尽くしていた。

「シャワー浴びてないから、ちょっとベトベトするなあ。でも、
智くんはその方がいいんだよねー。舐めたい?」

「うん。」

「じゃあ、ちゃんと言って。
『僕は彼女の浮気相手が付けたキスマークを舐めたいです』って。」

そんな。
ああ。
香織のこの言葉だけで、僕はもう倒れそうなほど興奮してしまう。
くらくらするような屈辱感に打ちのめされながら、僕は彼女の言葉を復唱した。

「僕は、彼女の、浮気相手が付けた、キスマークを、舐めたい、です。」

「ふふ、ヘンターイ。」

僕は夢中で香織のおっぱいに吸いつく。彼女の汗と男の乾いた唾液の味が
口一杯に広がった。ああ、僕はいま彼女の浮気の跡にキスをしているんだ。
そう思うと僕のペニスはもう痛いほど勃起していた。

「わあ、智くんのチンポ、おっぱい舐めただけでこんなに勃ってるよ。
なんかもう出ちゃいそうだね。出したい?」

「う、うん。」

「じゃ、オナニーしていいよ。いつも通り全裸でね。」

そう言うと香織はおっぱいを露出したままベッドの脇に腰掛けた。
僕は言われた通り全裸になり、香織の前に座ってペニスをしごき始めた。
目の前には、彼女のすらりとした脚が組まれている。
やがてその脚がゆっくりと開かれ、見せつけるようにミニの奥を露出させていく。
そこには、ついさっきまで他の男のペニスを咥え込んでいた性器があるはずだ。
僕の視線はもうその一点に吸い寄せられていった、その時。

「ふふっ、もうイきそう?」
突然、香織がつま先でペニスを突っついた。
「うあっ!」
敏感になっていたペニスは突然の刺激に抵抗できず、あえなく大量の精液を
吐き出してしまった。香織も驚いたようだが、噴出する精液は次々に香織の
足を汚していった。

「すごーい、いっぱい出たあ。ティッシュ敷く間もなく出しちゃうなんて…。
よっぽど溜まってたのね。」

僕は声もなく、肩で息をしていた。

「でも、汚したところは綺麗にしてもらうわよ。智くんのお口でね。」

その後一時間近く、僕は平伏して香織の足を舐めさせられた


  1. 2014/05/24(土) 14:45:34|
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僕の不貞な妻 第3回

香織と僕は、やがて大学を卒業し、それぞれ社会人になった。
彼女の方が学年は一つ上なので、一足早く就職したわけだが、
在学中の僕は一人取り残されたようで、淋しくてたまらなかった。
僕が足を棒にして就職活動をしている間にも、彼女がどんどん
大人びていくのがわかるのだ。
彼女に捨てられはしないか。そんな不安で一杯だった。
でも、香織はそんな僕の心配をよそに、新しい環境を大いに楽しんで
いるようだった。同期や先輩からしょっちゅう飲みに誘われるらしい。
実際あのFカップを目の前にすれば、無理もないことだろう。
一年遅れで就職したとき、正直言ってほっとした。就職難を乗り越えた
というより、彼女にやっと追い付いた、そんな気がした。
だが学生時代のように、毎日学校で会うというわけにはいかない。
週末しか会えない。僕は今まで以上に彼女のことが愛おしくなった。

でも、香織はやっぱり浮気をやめなかった。
社会人になってからは、学生時代に何人もいた浮気相手とは自然と
疎遠になってしまったらしい。そのかわり今度は職場の同僚とセックス
するようになった。職場は大学と違って年上の男が大勢いる。彼女は
すっかり中年男の味を覚えてしまったようだ。
僕は週末には必ず香織に会うが、彼女が僕のアパートを訪れるのは、
たいてい土曜日の昼頃である。金曜日の夜は、彼女は別の男と枕を
並べている。その足で僕のアパートに朝帰りだ。

「おはよー、智くん。起きてた?」

「…意外と早かったな」

「株主総会が近いからさ、総務部の男はみんな土曜出勤なんだって。
主任も始発で帰っちゃった。大変だよね、男って。」

「…俺も大変だよ」

「でもさ、主任ったら、眠いはずなのに朝からチンポがびんびんなの。
だから無理言ってもう一回ハメてもらっちゃった。
すっごく硬くて、よかったよ。」

「…で、やっぱり?」

「もちろん中出ししてもらったよ。智くんも喜ぶしね、へへへ。」

そうなのだ。
香織はいまやコンドームを全く使っていない。
前からコンドームの感触を嫌っていた彼女は、低用量ピルが解禁
されると真っ先に飛びついた。そして、ピルを飲んでいるからには
やりまくらないと損だと思っているらしく、それからの彼女の男漁りは
すさまじい勢いだった。
「このクスリ発明した人って超偉いよね。ビルゲイツより偉いよ。」
などと、よく分からないことを言いながら目を輝かせていたものだ。


「あ、もう勃ってる。ちょっとからかわれただけですぐこれだもんね。」

「………」

「スケベだよね、智くんって。」

「…ぁ」

「ヘンタイ」


僕はもう立っていられず、ふらふらとその場にへたり込んでしまった。
職場で着るには短めのスカートが、僕の目の前で揺れている。
香織は優しく僕を見下ろしていた。

「ヘンタイの智くん、昨日はいっぱいオナニーしましたか?」

香織は僕の頬を撫でながら、まるで幼児を相手にするように尋ねる。

「はい…」

「どんなこと考えてオナニーしたのかな?」

「はい、か、彼女が、他の男の人と、セ、セックスしてるところを想像して、
オナニーしました。」

「智くんは、彼女に浮気されるとチンポが勃っちゃうんだよね。
超恥ずかしいよね。」

「は、はい…、恥ずかしいです。」

「ふふ、よく言えたね。じゃ、ご褒美あげる。」

そう言うと香織はスカートをたくし上げ、ブルーのTバックをするりと
抜き取った。

「はい、あーんして。」

僕が素直に口を開けると、香織は脱いだパンティを広げ、汚れた部分を
僕の唇になすり付けると、そのまま一気に口の中に押し込んだ。

「う、うぅ」

口の中いっぱいに、苦く不快な味が広がった。
間違いなく彼女は中出しされてきたのだ。
僕は吐き気ともに強烈な屈辱感に酔いしれた。

「どう?智くんのために全然拭かないで帰ってきたんだよ。
私の浮気の跡、いっぱいしゃぶって綺麗にしてね。」

その後、僕は下半身を裸に剥かれ、つま先でペニスを弄ばれながら、
丸一時間、精液まみれのパンティを舐めさせられた。

その後、香織はようやくセックスさせてくれた。
僕は、自分でも何が何だかわからないくらい、滅茶苦茶に香織を犯した。

「智くん、智くん、大好き、愛してる。絶対離さない。」
獣のように腰を振る僕の耳元で、香織は確かにそう言った。


  1. 2014/05/24(土) 15:14:21|
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僕の不貞な妻 第4回

香織と僕のつきあいは、就職後も全く変わることなく続いていた。
彼女の浮気癖も、全く変わらない。いや、むしろそのことが、
僕達の関係をより強固にしたといえるかもしれない。あえて
口には出さなくても、僕達は、お互いもう離れられない関係に
なってしまったのだ。

香織の二十五歳の誕生日、僕は彼女を食事に誘い、
正式に結婚を申し込んだ。
ここ数ヶ月の僕の態度から、彼女もうすうす予想はしていた
らしい。特に驚くこともなく、喜んで承諾してくれた。

「ずっと、智くんがこう言ってくれるのを待ってたんだよ。
ありがとう、智くん。ずっと、一緒にいようね」

そう言って、香織は僕の手を固く握りしめた。
思わず涙が出た。
彼女も泣いていた。

周りのテーブルからパラパラと拍手が起こり、僕はやっと
我に返った。ぎこちない笑顔を作るのが精一杯だった。

「なんか、恥ずかしいけど、すごく嬉しい。」

「…俺も。」

思いがけないことに、隣のテーブルにいた初老の御夫婦が、
シャンパンを差し入れてくれた。なんか、ほんとにドラマみたいで
僕も香織もすっかり舞い上がってしまった。ウェイターが
勢いよく栓を抜くと、ひときわ大きな拍手が起こった。

きっと、この日のことは一生忘れないだろう。
隣の御夫婦に丁寧に御礼を言って、僕達は店をあとにした。


その夜は、久しぶりにノーマルなセックスをした。
普段がマニアックなせいか、ノーマルなセックスなのにかえって
新鮮で、三回もしてしまった。今思い出すとなんかあまりに
ラブラブすぎて、ちょっと赤面してしまうが…。

でもやっぱり、二人の愛のかたちは、変えようがない。
僕達は、とても人様には言えないような破廉恥なことを
計画してしまうのである。言いだしっぺは香織だった。

「ねえ智くん、新婚初夜のことだけどさ。」

「ん?」

「私、他の男の人とセックスしてみたいなあ。」

「……え?」

「だってさ、新婚初夜ってのは、一度しかないんだよ。
なんか記念になるようなことしたいじゃん。」

「……」

「智くんも、けっこう嬉しくない?新婚初夜なのに、新婦を
他の男に寝取られちゃうんだよ。ヘンタイの智くんには
とってもお似合いの初夜だよね、ふふふっ。」

ああ、僕はなんて非道い女と婚約したんだろう。
こんな魅力的な女が他にいるだろうか。
僕は声も出ないまま、首を縦に振った。

「オッケー。じゃあ、青木課長でいい?」

「え、青木さんなの。」

青木課長というのは、香織の所属する総務二課の課長である。
彼女が言うには、数多い浮気相手の中でも、かなりセックスの上手い
部類に入るらしい。男も中年になると皆それなりに上手いが、
彼はその中でも一番だそうだ。僕もしょっちゅう彼の話を聞かされて
いる。

「でね、青木課長には仲人もお願いしようと思うんだ。世話に
なってるしさ。昼も仲人、夜も仲人ってことで。」

「まあ、上司に仲人を頼むのは普通だけど、夜の仲人って…。
引き受けてくれるか?普通…。」

「週末にデートする予定だからさ、その時に頼んでみるよ。」


  1. 2014/05/24(土) 15:16:02|
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僕の不貞な妻 第6回

その週の土曜日、香織から電話がかかってきた。
青木課長がOKしてくれたらしい。今も一緒だから、夕方から
三人で会って酒でも飲もうという。僕はちょっと気後れしたが、
立場上会わないわけにはいかないから、香織とよく行く
六本木のバーで待ち合わせることにした。

この店は内装がちょっと変わっていて、奥にちょうど茶室の
ような個室が三つほどあり、中は座敷になっている。
入り口も茶室のような小さなにじり口で、そこを閉じると
全く密室になる。二人は一番奥の個室で僕を待っていた。

香織のいう通り、青木課長は年の割には若々しく見えた。
体格もよく引き締まっていて、若い女性にももてそうな感じだ。
僕は型通りの挨拶をしたものの、やっぱり最初はちょっと
ぎこちなかった。向こうも結構、僕に気を使っているようだ。
だが香織もしきりに話を振ってくれたので、酒が入るにつれ
次第に彼も饒舌になった。まあ、僕は社会人三年目の若造
だし、あんまり気を遣われるとかえって恐縮してしまう。
この位がちょうどいい。

「いや、僕も最初はびっくりしたんだよ。彼氏がいるってことは
聞いてたけど、こんな事を頼まれるとは思ってなかったから。」

「すいません、とんでもないこと言っちゃって。」

「いや、いいよいいよ。香織ちゃんにはいつもいい思いさせて
もらってるしね。君にも少々悪いなあとは思ってたし。君が
喜んでくれるんだったらそんなのお安いご用だ。第一、こんな
美味しい話を断ったら罰が当たるよ。」

そう言って青木課長は笑った。
実際、話してみると彼はなかなかいい人だった。
教養が感じられるし、話も面白い。僕も将来こんな感じの
中年になりたいと思わせるところがあった。

「僕の実家ってね、結構田舎なんだけど、昔は仲人が新郎に
先立って新婦と床に入るっていう風習があってね。」

「へえ…」

「もちろん、それは何十年も前の話で、今はそんな風習は
すたれてるんだけど、死んだ曽祖父がよく話してたよ。」

「なんか、すごい話よね。」

「昔は全国各地に似たような風習があったらしいよ。
日本人って性的には結構おおらかだったんだろう。
まあそれを考えれば、君達のやってることも別に大した
ことじゃないのかもね。」

そう言って青木課長はグラスを空ける。
香織は、いつの間にか彼にぴったり寄り添ってお酌をしていた。

「でも、うちの智くんはそんなんじゃなくて、ただのヘンタイ
だから。」

「おいおい、彼氏を前にしてよく言うなあ。」

「だってほんとだもん。ねえ、智くん?」

そういうと香織は青木課長の肩に腕を回し、唇を寄せた。

「ちょっと、彼氏が目の前にいるんだぞ。」

「いいじゃない。どうせ目の前でセックスするんだから。
本番前のリハーサルだよ。いいよね、智くん。」

僕の返事も待たず、香織は彼の唇に吸い付いた。
彼のほうも、もう遠慮しない。
二人は僕の目の前で抱擁し、ねっとりと舌を絡ませる。
香織の手は、さらに彼の隆起した股間をまさぐっていた。

僕は酔いも手伝ってすっかり動転してしまった。
初めてこの目で見る、香織の本当の姿。

なんとか自力で立ち上がり、
「ちょっとトイレ…」
そう言うのがやっとだった。

トイレにたどり着き、ふらふらと便座に座ると、僕はズボンを
脱ぐのももどかしく、猛烈な勢いでペニスをしごき始めた。
あまりにも鮮烈な光景が脳裏によみがえる。
あっという間に大量の精液が便器に流れ落ちた。

しばらくその場で放心状態だった僕は、他の客のドアノックで
はっと我に返る。急いで後始末をして個室を出た。

座敷に戻ると、さっきとはちょっと雰囲気が違っていた。
青木課長は、さっきまでの好色そうな表情が消えて
なにやらさっぱりした顔をしている。
香織が僕の方を見た。

「おかえいなふぁい」

その一言で、僕はすべてを理解した。
ここで何があり、これから何があるのかを。

香織は無言で、「ここに座れ」と目配せする。
僕が粛然と座ると、彼女は僕のグラスを手に取った。
グラスには、飲みかけのビールが半分ほど残っている。
香織は悪戯っぽく僕に微笑むと、口の中のものを
グラスにぺっと吐き入れた。
気の抜けたビールに、彼の精液と香織の唾液が浮かんだ。

ああ、僕は今、きっとすごく情けない顔をしているに違いない。
香織は僕の顔を覗き込み、僕の表情をじっと窺うような目を
顔をすると、もう一度、グラスに唾を吐き入れた。
そして、僕の目を見ながらにっこり笑い、無言でグラスを
突き付けた。

震える手でグラスを受け取ると、僕は一気に飲み干した。
香織は、けらけらと笑いながら拍手してくれた。

「よしよし、えらいぞ智くん。これでもう大丈夫だね、本番も。」

僕は、さっき出したばかりだというのに、また信じられないくらい
激しく勃起していた。顔が紅潮し、息が荒くなる。

「智くんどうしたの?顔にいっぱい汗かいてるよ。
ちょっと拭いたげるから、じっとしててね。」

香織はテーブルのおしぼりを手に取ると、僕の顔を優しく
拭いてくれた。火照った肌に冷たい感触が心地よかった。

「おいおい香織ちゃん、それ、俺がさっき精液拭いたやつだぞ。」

「えー、ちょっとやだ、もっと早く言ってよー。ごめんね、智くん。
………へへ、なーんてね、わざとやってるに決まってんじゃーん。」

結局、香織はすごく丁寧に僕の顔を拭いてくれた。


  1. 2014/05/24(土) 15:17:38|
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僕の不貞な妻 第7回

その年の秋、僕と香織は結婚した。
それにしても、結婚というものがこんなに面倒なものだとは。
親同士の挨拶やら式場の予約やら出席者の人選やら招待状の
発送やら、正直言って、途中で放り出したくなった。
どうしてこんな煩雑な手続が必要なんだろう。僕と香織の間に、
こんなどうでもいい儀式が本当に必要なのか?
僕達二人にとっては、あの新婚初夜の計画の方がずっとずっと
大事なはずだ。

「まあ、そうは言っても世間体ってものもあるからね。ここ数年は、
昔に比べて随分シンプルになったんじゃない?僕が結婚した頃は、
もっと面倒だったと思うよ。」

仲人の青木課長はそう言って僕をいたわってくれる。

「いろいろ大変だろうけど、一生に何度もあることじゃないし。
後になってみれば、いい思い出になるもんだよ。…それに、
夜には楽しいイベントが待ってるんだから、それを励みに、
もう少し頑張ってみなよ。」

「……そうですね。」

青木課長は、もう完全に乗り気だった。


      *        *        *        *


式は、とどこおりなく終わった。
青木課長も、ごく普通にお役目を務めてくれた。さすがに世慣れて
いるというか、こういう場でのマナーは完璧で、大いに勉強させて
もらった。新郎新婦の友人達がみんな若いから、披露宴もそこそこ
盛り上がったと思う。もっとも、新婦側の友人として、やたら男性の
出席者が多かったことが、ちょっと人目を引いたかもしれない。
二次会、三次会になると、香織の男友達はさらに増えた。
ここには親や親戚がいなかったから、若い者だけで大いに
盛り上がった。

もっとも僕は、別のことを考えていた。

この中の何人が、香織とセックスしたんだろう。
そう思うと、男性出席者がみんな香織の浮気相手に見えてくる。
香織はさっきからテーブルを回って、彼らと楽しそうに談笑している。
ここからだと、その声までは聞きとれない。

ひょっとして彼らはみんな、僕を嘲笑しているのか。
あるいは香織も一緒になって、僕のことを笑い者にしているのか。
そんな妄想が頭から離れない。

不意に、香織と視線が合った。

「………」
香織は微笑すると、また視線を他に移して男友達と話し始める。
僕は盛り上がった股間を隠しながら、うつむいて飲み続けた。


      *        *        *        *


三次会が終わり、出席者を見送ると、時計はもう十時を過ぎていた。
いよいよだ。
香織と二人、タクシーで新宿へと向かう。
車の中で、香織は僕にぴったりと身を寄せてきた。
彼女の指が、僕の勃起した股間を撫で回す。

「すごく硬いね。これから新婦を寝取られるのが、そんなに嬉しいの?」

僕は、無言で俯く。
香織は、運転手の目など気にする様子もない。
まだ少し酔っているのだろう。

「ほら、なんとか言ってみ?
これから新婦のセックスをたっぷり見せつけられるんだよ。
ね、嬉しい?それとも悔しいのかなぁ?」

香織の柔らかい唇が、耳たぶに触れる。

「ふふ、課長のセックスってね、すごく気持ちいいんだよ。
この際だから、よーく見せてもらうといいんじゃん?
『僕はセックスが下手なので見学させて下さい』って、
頭下げてさ、あはは。」

僕は、運転手に聞こえないよう、呻き声を抑えるのが精一杯だった。


ホテルに着くと、青木課長はもうロビーで待っていた。
キーを受け取ると、二人は仲良く腰に手を回して、部屋に向かう。
僕は三人分の荷物を持って付いていった。

手ぶらの二人は、エレベーターの中でも互いの体をまさぐり合っていた。
客室に入ってドアをロックするや、彼らはしっかりと抱き合って
激しくディープキスを交わし始める。互いの舌が音を立てて絡み合い、
唇の周りが唾液にまみれていった。

「…スケベだなあ香織、……んむ……あ…、
そんなにやりたかったのか?」

「すごくやりかったよぅ…。
…ぷぁ…、あ、あんなに男に囲まれてたんだもん。
はむ、ん、んっ…、みんな酔っ払ってエッチな話とかするし…、
むっ、あ…、もう、たまんなくって…。」

僕は荷物を下ろすのも忘れて、茫然と立ち尽くしていた。

「じゃ、始めようか。」

青木課長が楽しそうに言った。


  1. 2014/05/24(土) 15:19:12|
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招かれざる、客 第1回

「N課長、ご存知でしたか?Sさん、明日この本社に帰属しますよ」

「久し振りだな、N。元気そうじゃないか」
 数年前と変わらぬ、浅黒い貎が破顔する。

「お前もな、S。いや、全く変わっていないじゃないか」 
 本当に何も変わっていない。
 その笑顔の奥に隠された<何かを読み取ろうとする、盗もうとする、その狡猾さ>も。私には解るんだよ、S。
 だが、もう・・・・・・アイツはお前のモノじゃないぞ。
 奪われる者の辛さを、身を焼く様な嫉妬を、思い知れ。


 重い瞼が漸く開く。見慣れた天井。微かな物音。
【なるほど、今日は休日だったな】
 ベッドから半身を起こし、煙草を手に取る。習慣だ。如何に躯に悪いと言われようとも止められないモノが人間には在る。特に、私の様に「意思」の弱い男には。
 昨日は泥酔した。それは覚えている。問題は奴に何を話したかだ。

「あら、やっとお目覚めですか?午前様のご主人様」
 悪戯っぽい笑みを湛えた白い顔がドアの隙間から覗く。
 私は渋い表情で、煙草を灰皿に潰す。煙が目を撫でたからでは無い。その妻の甘く睨む表情に、私は年甲斐も無く照れていたからだ。
 その脇から幼い笑顔が飛び出す。今年で五歳を数える健康優良児は「TVのヒーロー」の如く、私に飛び掛ってきた。
 二日酔いの頭に、幼い男児の笑い声が響き渡る。
「裕君、ダメ。パパは未だ眠いんだからね」
 白い半袖のセーターにベージュのタイトスカート。笑いながら柔らかい物腰で我息子を抱き上げようと腰を折る妻。
 目前に、深いV字に開いた胸元が覗く。真っ白い双方の房が、重たげにゆったりと下がり、揺らぐ。ブルーのブラジャーは、その豊かな乳房を隠し切れていなかった。
「どうなさるの?」
「・・・・え」
「もう、朝食」
 再度、私を上目遣いで甘く睨む。思わず鼓動が早くなっていた。
 妻は私の視線には気付いていないのだろう。
「もう少し、お休みになる?それとも」
「ああ・・・・食べるよ」

「パパ、朝ご飯がお昼になるよ」
 妻に手を引かれ、振り返って笑う幼稚園児。そして妻。 
 無造作に一束で結った光沢の在る髪が、馬の尾の如く揺れる。
 三十路を過ぎ、更に脂を纏い盛り上がった尻に、スカートの生地が引っ張られて張り詰めていた。その下で穿いているパンティーは、激しくその臀部に噛付き、肉に食い込んでいる様が容易に確認出来た。


  1. 2014/05/25(日) 00:30:07|
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招かれざる、客 第2回「過去、そして仕組まれた言葉」

 クラブとは、名ばかりのスナック。
 緩めたネクタイ。厚化粧の女の香水。五月蝿いカラオケ。

「でもコイツ、Nはさあ、こんな課長止まりで済む器じゃないんだって」
 無骨なSの掌が馴れ馴れしく私の肩に掛けられる。
「ですよね、N課長はデキル男って感じッスから」
 頭にネクタイを巻いた部下が、饒舌になる。

 やめろよ。心にも無い事を言うな。

「でさあ、奥さんが又美人で」

 何を言ってるんだ、S。数年前ならその話はタブーだったんだぜ。
 若い連中は知らないが、社内では有名だって事を忘れたのか。

「俺、聞いた事あります。スッゲエ色っぽい奥さんだって」
「おいおい、もういいよ嫁さんの話しは」
「へー、そうなんだ」
 然して興味も無い相槌が、真っ赤な口紅から放たれた。
 同じ色のペディキュアの塗った脚が、組替えられる度にその邪魔さ加減にうんざりする。

 何を遠慮している。誰に?Sにか?それとも。

「あの娘、幾つになったっけ」
「三十一だよ、忘れたのか」
「ああ、そおかあ。もうそんな歳かあ」

 よせ。もういい。

「あの娘?え?Sさん、ご存知なんスか?課長の奥さん」
「ああ、7年位前迄、社内にいたんだゼ」
「へえ、僕、初耳です」
「俺も」
「なあ、もうその辺で」

 いい加減にしろ。それにこの歌、誰が歌ってるんだ。あのボックスのオヤジか。お経でももっとマシだ。

「そうだ、折角の機会だから今度こいつ等を自宅に招いてやれよ」
「あ、いいですね」
「課長、俺、いい肉屋知ってますから、材料は任せてください。どうです焼肉パーティー」
「で、材料費はN持ちか」
 愉快そうにSが言う。
「え、ああ・・・・そうだな」
 嫌な汗がワイシャツの下を流れる。無論、金の事じゃない。部下を自宅に呼ぶ事か。いや、そうじゃない。
「やりましょう!やった、課長の奥さんを拝めるんスね」
「いい女だぜ?俺が保証する」
 妻の「女」呼ばわりしたSは、悦に入った動作で腕組をした。

 その言葉が鼓膜を振動させ、その言語の意味を脳が理解した瞬間、私の脳裏に、幾度も浮かんでは消える、在る光景が閃光となって駈け抜けた。

 社内の給湯場。
 制服を着た女が、激しく抱きしめられその身を捩りながら、前に立つスーツの男に唇を塞がれ、吸われている。
 水色のタイトスカートの裾が掴まれ、一気に引き上げられる。
 女は身を捩って半ば悶え、半ば抵抗する。
 偶然、廊下を通りかかった目前。
 スカートは豊かな尻の厚みに阻まれ、裾はその半分を露出して止まる。食い込んだ下着から、臀部の下部が大きく食み出していた。
 男の浅黒い手が、その尻肉を弄り、掴み占めていた。

 そして。
 数秒。ほんの数秒だった筈だ。Sがそう言った後、一同が沈黙した。各々の脳裏には何かが確かに走った。それは決して、この雰囲気に合う「軽いモノ」では無かった。
 その「ある種、危険な各自の思惑」を一番敏感に感じ取ったのは、誰でも無い、この私だった。
 旋律が走って2秒程。沈黙を破ろうと部下の口が尖る。駄目だ。コイツに言わせてはならない。
 対した事はない。Sを呼ぶ事は。そう思わせなければ。

「そうだ、S。お前も来いよ」
「・・・・・・ン?俺か?」
「ああ、アイツも久々にお前の顔を見たら懐かしいと思うだろうし」
 未だ、後輩達は黙っている。伺っている。この微妙な空気を。
 下手な「歌」が止まる。
 厚化粧が面倒臭いと言わんばかりの拍手。
 どうした、S。沈黙するな。考えるな。

「よーし、じゃあお邪魔するかな、俺も」
 意外な程、自然な態度でSは言い切った。
「そうと決まったら、日を決めましょうよ」
「お前は、ホント、そういう段取りだけは早いよな」

 空気は平常感を取り戻す。
 良かったのか、これで。
 何故、今更あの妻とSを合わせる必要が在る。
 あの侭で若し「Sを誘わずに済ます」事は不可能だったのか。
 あれ如きの雰囲気に私は絶えられないのか。
 妻に、何と言えばいい。

 部下の一人が、先程の「お経」と良い勝負をする歌唱力でマイクを握っている。厚化粧が、ダルそうに手拍子を打つ。
 Sは何食わぬ表情で、グラスを煽った。
 たった今まで話しをしていた私を、無視するかの如く


  1. 2014/05/25(日) 02:27:39|
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招かれざる、客 第3回「来訪、その次に在るもの」

 プレートで焼く肉は、大して美味くない。何時もそう思う。
幾ら高級な素材であっても。
だが、キャンプでしかも「気の合う大勢」で食べるバーベキューはどうだ。美味い。例え「安物」で在っても「その場の雰囲気」がそう思わせる。雰囲気か。全てはそれに牛耳られるのだろう。

 然し私の思いを余所に、「焼き肉パーティー」は宴酣であった。

「お前、さっきから肉ばっか食ってンじゃねえかよ」
「ンな事ないって、ほらこの玉葱食えよ。置けねえだろ肉が」
 部下が「若手の漫才師」宜しくその場を盛り上げる。
 妻はその会話を聞くたび、堪え切れぬ様に口を両手で被う。
 ノースリーブの白いブラウス。決して太くない二の腕の裏側が、笑う度に細かく震える。
 そのやり取りを横目に、Sが一言辛口のジョークを飛ばす。
 嫌味な響きをボーダーライン一杯に。手馴れた口調で。
 皆が爆笑する。その中でたった一人作り笑いを浮かべる男を除いて。

 妻に「このメンバーを自宅に招く」事を伝えたのは、昨日の事だった。
 最初に部下の二名に付いて話した。妻は快く引き受けた。
 そして、S。
 通常の会話の中、その雰囲気の侭押し通す必要が在った。もう7年も前の事だ。根に持つ方がおかしい。
 だが。
 あの出来事に一番苦悩したのは、私よりも妻の方かも知れない。
 又、あの「嫌な汗」が噴出すのを感じた。言わなければ。

「実はな、アイツ覚えてるだろ?上海に行ったS。アイツがさ、この前帰ってきたんだよ」
 妻の瞳孔が一瞬、大きく開いた気がした。
「でな、アイツも誘ったんだよ。いいよな」

 しまったと思った。「いいよな」なんて何故そんな聞き方になったんだ。これでは「嫌だろうが、我慢してくれ」と取れる。
 妻以上に、俺がSを妻に会わせる事を危惧していると思われてしまう。そう、意識させてしまう。嫌だろうに。酷い目に遭わされたその過去を露出させ、助長させてしまったのではないのか。 

「ホントに?Sさん、帰って来られたの。じゃあ、Sさんの帰国のお祝いも兼ねて御持成しをしますね」
 
 呆気に取られたのは、言うまでも無い。
 妻は爽やかな微笑を浮かべ、そう言ったのだから。
 夫の私が見抜けない程の、完璧な台詞だった。いや、本心からそう言ったのか。

 そんな筈は無い。
 私と付き合い、Sが途中から本社に異動し、そして私から妻を剥ぎ取り奪い、直ぐに捨てた。
 まるで「只、その躯のみが目当て」だった様に。
 更に、妻に、いやその肉体に対する下司な私見を誰かれ無く喋った。
「肌は真っ白で、掌に吸いついてくる。只、陰毛が薄すぎる。割れ目迄丸見えだ」

「乳は水を一杯に溜めこんだ風船みたいにグニャっとした感触だ。乳輪もデカイぜ。垂れ気味だけどな。乳首を噛んだら、仰け反って叫ぶ」

「ケツもデカイ。90センチは在るな。バックが好きで突き上げたらビチッて音が鳴る。その度に波紋にみたいに、その表面がブルブル波打ってさ、いい声で泣く。犯すように突き上げ捲くったら、吼えて失神までする。シーツに爪立てて泣きじゃくるんだ、アイツは」


 妻が笑っている。本当に楽しんでいる様に見える。
 Sが妻の耳元で何かを囁く。妻は首を左右に振って、再度その白い両手で口元を隠している。
 躯のラインに張りついたブラウスの中で、柔らかく重い乳房が小刻みに揺れていた。
 部下が、空いたビール瓶を片付けようと身を乗り出す。
「あ、いいです」
 妻がテーブルに身を乗り出し、ビールを取る。それはSの目前に尻を突き出す形となった。その態勢の侭、余った皿を片付ける。
 私の真横で、妻が背を反る様にして。タイトスカートの裾が腿の上部迄捲くれ上がる。薄いグレーのストッキングが、その網目が濃くなった付け根付近まで露出した。

「Sの事、何とも思わないのか」
「もう、言わないで」
「アイツに、ベッドでどんな風に抱かれた」
 嫉妬に駆られて、妻を責めた7年前。
 Sはお前をこうして抱いたのか、と言いながら妻を裏返し、その尻を持ち上げた。妻は高い悲鳴を放ち、だが、その狭間に在る亀裂は驚く程濡れていた。

 部下は相変わらず、場を盛り上げようと掛け合い漫才を続ける。
 しかし、Sは。

 大きく伸びをし、その両足をテーブルに潜り込ませる。
 腰が擦り下がり、その目線は妻の突き出したスカートの奥へ。
 妻はその笑みを絶やさず、テーブルを拭いている。
 その動作に合わせて左右に振られる盛り上がった三十路の尻。
 Sの眼は、半眼に成り据わっていた。
 それは決して、酔いのせいでは無いと、際限無く涌き出る「疑惑」と「嫉妬」の中、私はそう直感した。


  1. 2014/05/25(日) 02:29:42|
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招かれざる、客 第4回「妻、その心の壁」

どんな宴にも終わりは在る。午後十一時過ぎ。
 誰が見るでも無く、只「日常的習慣」で点けられていたテレビがニュースを流していた。
 ふと、会話の途切れた一瞬、見慣れたアナウンサーが神妙な口調で「一家心中の未遂事件」を伝えた。何時見ても最近は、嫌な出来事しか放映しない。これに慣らされれば、人はどうなっていくのか。
いや、やはり「対岸の火事」か。
自分より不幸な人を、人は見たいと言うのか。

「じゃあ、そろそろ俺達」
「お子さん、大丈夫でした?騒がしくしてしまって」
 急に部下等が、切り出す。今のニュースで私の子供を思い出したのなら、余りいい気にはなれない。だが、独身では様々な思いは分かるまい。それにあれだけ盛り上げたのは、やはり彼等の気遣いか。然程酔ってもいない事が分かった。悪い連中では無い。改めて思う。
その横にいる男はともかく。

「もうお帰りですか?あの子なら気にしないで。一旦寝たら梃子でも起きないんです」
 Sに半ば無理矢理酒を勧められた妻が、頬を赤く染めた顔を向ける。Sはその横で見た事も無い銘柄の煙草を吸っている。
 ニュースに見入っている。まるで、この家の主の様な態度で。

「起きないよ、心配すんな」
 私も妻に合せた。いや、逆なのか。
「でも悪いッスよ、これ以上は」
「はい、ホント、ご馳走様でした」
 席を立とうと立ち上がる。
「じゃあ、コーヒーお出ししますね」
「いや、あの」
「いいじゃねえか、貰っとけよ。美味いぜ」

 私の台詞を、Sが奪う。
「美味いぜ」か。やはりコイツは変わっていない。

【俺は、お前を許しはしないぞ、S】
  
 まるで夫気取りのSに、妻は気にする事無く席を立ち、台所へ向かった。白いブラウスの背中に、ボルドー色のブラジャーが透けている。張り詰めたタイトスカートの裾は、裏腿の半分を露出させている。薄グレーのストッキングに、真っ白な腿の裏側が堪らなく卑猥に見える。案の定、下着のラインがタイトの生地に張り付き、その形状が手に取る様に確認出来た。締付けられるガードルが嫌いな妻は、相変わらず小さなショーツを穿いている。あれでは尻の半分も覆い隠せていないだろう。
歩く度に、その生地の中で円熟した臀部が左右に振り動く。

【そんなに、Sに会いたかったか。誰がそんなミニを穿けと言った】

【お前は、清楚な人妻を演じていた・・・騙されるところだったよ】

【今でも、あのSに抱かれたい。そう思ってるんじゃないのか】

 何時の間にか、Sへの憎悪は我妻へと向けられる。

 妻が真新しいトレイに五つのコーヒーカップを乗せ、テーブルを周る。最初に運んだのは、Sへ。
 膝をクッと沈め、会釈するかの如くコーヒーカップをSの前へ置いた。Sは礼も言わずカップを取り、啜る。
 私の名状し難い怒り、いや嫉妬は堪え難い所迄来ていた。

「ちょっといいか」
 部下へコーヒーを運び終えた妻に、私は声を掛けた。


 廊下を抜けて左に折れた八畳の洋室。私達夫婦の寝室だった。
 其処に妻を連れ込んだ。話をするならこの部屋しか無い。
「どういう事だ」
「何が、なの」
 強引に手を引っ張り込まれた妻は、驚いた様子だった。
「あのSに対する態度、どういう事だと聞いている」
 自分でも声を荒げないつもりでいた。しかし、自分でも微かに奮えているのが分かる。
 妻は押し黙った。
 大きな瞳が揺れ、その視線が戸惑いながら落ちていきそうに下がっていく。
「・・・・・・お前、まだ」
「・・・・・・・」
「S・・が、す」
 怒りと嫉妬に任せて言おうとした言葉が、喉に詰まる。
 妻がその顔を上げ、こちらを見た。いや、睨んだ。その眼には今まで私が見た事も無い、怒り、いや敵意さえ感じられる鋭い感が在った。

「バカな事、言わないで」
 私は更に戦いた。初めて聞く、妻の言葉が突き刺さった。
「どうして、私があのSさんを好きだと思うの?そんな筈ないじゃない!」
 その眼には一杯の涙が溢れている。
「どうして、あんな人なんか連れて来たの。私にどうしろって言うの。無視して、冷たくして、返してもいいの?貴方と同じ職場の人達の前で!」
 搾り出す様な声で、妻は言った。隣で寝ている息子が眼を覚ましたのか、微かな泣き声が響いている。

 戸惑う私を押し退け、妻は隣で泣く息子の部屋へと飛び込んでいった。

 【何て、情けない男なのか。俺は】

 妻は我慢していた。
 初めて招待した、部下達。その中にSがいた。妻が呼んだのではない。主の私が呼んだのだ。
 妻はどう思ったろう。どんな思いで堪えていたのだろう。
 大馬鹿野郎だ。俺は。

「あの、N課長」
 背後から声がした。部下だった。
「あの・・・・Sさん、寝ちゃって・・・起きないんスよ」


  1. 2014/05/25(日) 02:31:57|
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招かれざる、客 第5回「陵辱」

 誰にでも、隙が在る。
 屈強な男でさえ、寝ている状態は無防備だ。無防備とは、構えない事か。ならば、一番素直な表情になるだろう。どんな人でさえ。

 私は、息子の寝顔を見ていた。何故だかそうすると穏やかになれる。どれ程辛い事があろうと、今迄は、そうだった。

 Sは起きなかった。
 部下は担いで帰ると申し出たが、私と妻が制した。
 Sの酒癖は私の知り得る処だ。テーブルのバーボンはその琥珀色の液体が、辛うじて底部を浸す程度迄減っていた。何時の間に飲んだのか。これでは酒豪で慣らしたSも、足を取られるに相違無かった。

【お前も、もう若くは無いな】

 妻が敷いた布団に部下と三人掛かりで、その重い躯を横たえた。
 今日が金曜日だった事は幸いだった。赤黒い肌に布団を掛ける。
 Sは微かに呻くと、其の侭泥の様な眠りに落ちた。

 部下が帰宅し、妻との二人になった。
「今日は、済まなかった」
 素直な言葉が出た。妻は何も言わなかった。しかし、その代わりに薄い微笑みを私に向けた。
「お風呂、入れます」
 そう言い、廊下で踵を反す妻。
「今日は、疲れただろ。先に入りなさい」
 妻は振り返る。さっきよりも、明るい笑みを浮かべて。


 どれほど、息子を見つめていたのか。
 気が付けば午前一時を過ぎていた。息を殺してベランダへ抜けるサッシを開けた。音も立てずに閉める。
 眼下には、街の灯りが瞬いている。
 この山の手のマンションを買ったのは何時の事だったか。
 あれから数年が過ぎ、子供が出来、妻はもう直ぐ三十二歳になる。
 入社した頃から輝いていた妻は、今のその魅力を保っている。
 子を産み、尚爛熟したその躯を思った。
 欲望が、湧いてくるのを感じた。

 ベランダは隣の寝室へと繋がっている。
 風呂上りの妻は、必ず寝室へ向かう。その鏡台で頭髪を乾かす為だ。
 私は寝室へ向かおうとし、その足を止めた。
 薄暗い灯りの中、そのダブルベッドの上に、一つの黒い影が在った。
 影はその腰をベッドに降ろし、上着を脱いでいる。夜目にも赤黒い、褐色の大きな背中が現われる。
 私は影を凝視した。
 平然とした態度で、下半身を脱ぎ捨て全裸になる。その侭、影は大の字にベッドに寝転んだ。漆黒で被われた股間には、生き物の如く、長く反り返った男根が揺れている。
 影は頭の後ろに両手を組み敷き、その野太い肉棒を自ら見つめていた。びくん、びくん、と脈を打ってそれは蠢く。

 その時、寝室の扉が開き、もう一つの影が入ってきた。
 異変に気付いたのか、ドアの側に在る電灯のスイッチがその手で押される。
 寝室の中が、一瞬にして白日の元に晒された様に輝いた。


 其処には、長い風呂から上がった妻がいた。

 全裸で立ち上がったSを見て、眼を見開き、その場に立ち尽くしている。長い髪にタオルを巻き付け、その裸体にはバスタオル一枚のみを巻いた格好で。
 何故、奥の和室で寝ている筈のSが、この寝室に、しかも全裸で潜んでいたのか。全てが妻の理解の枠を粉砕していたのだろう。
 悲鳴は愚か、一言も発さない。
 本当の驚愕、恐怖とはこういう事か。

 そして、この私でさえ、ベランダから声を掛ける事も出来ない侭、金縛りに遭ったかの様に動けずにいた。
 更にこの胸中に、名状し難い「何か」が恐ろしい勢いで膨張し始めていくのを自覚していた。

 Sが妻に近づく。怒張した男根が天を突いてゆっくりと揺れ動く。
 丁度それは獲物を追い詰める毒蛇に似ていた。
 首を擡げ、舌を出しながら。
 妻はその眼をSに向け、カッと見開いた侭動かない。
 その焦点は定まらず、微かに揺らいでいる。

 Sが、妻の前に立った。
 無言で、立ち尽くす妻のバスタオルを剥ぎ取る。その途端、妻は更に眼を裂ける程見開き、天を向く様に顔を跳ね上げた。
 蛍光灯の下、真白い裸体が、その乳房をゆらゆらと揺らせながら一気に露出した。
 盛り上がった胸元に、血管が透けて見える。
 滑らかな隆起を見せる下腹部が、波打つ。
 左右に大きく張り出した腰。
 黒いナイロン地で作られた、大きくV字に切れ込んだ下着。
 紐の様に細い部分が、その両脇の肉へと噛付く様に食い込んでいる。

 Sは無言で、凝視している。
 妻は金縛りに遭ったかの如く、只、Sにその豊かな下着一枚の裸体を晒して立ち尽くしている。

 私も動けなかった。
 そして、寝室の二人同様、無言の侭で立ち尽くしていた。

 Sは、天井を仰いだ侭で硬直している妻の二の腕を、両脇から掴み、荒々しく背を向けさせた。
 ギ、ギュッ、という妻の踵が床を回転する音が聞こえ、その裸体がSに背中を見せる。
 Sは中腰になり、真白い尻に食い込んだ下着に手を掛けた。一気に足元迄引き下げられる。皮脂の厚い尻の表面が、その振動にブルブルと揺れ動きながら、Sに曝け出された。
両脇で垂らせた格好の妻の両手が、堪え切れぬ様に自身の尻を覆い隠そうと動き始めた。
 Sがその手を掃う。妻の両手の動きが慌しくなる。
 本格的に、抵抗を始めた。まるで我に返ったかの様な動きだった。
 尻に貎を埋めようとしていたSがバランスを崩す。
 妻は背を向けた侭、尻をくねらせ身を捩り、無言の激しい抵抗を続けた。隣には息子が、リビングには私が居ると思っての事なのか。
 痛々しい程の、卑劣なSへの抵抗だった。

 その動きは、Sを苛立たせた。
 Sは、妻の振られる頭部のタオルも引き剥いで、濡れた長い髪を左手でわし掴んだ。妻は声も無く喉元を仰け反らせる。
 引き擦る様にベッドに向かう。Sは鬼の形相を浮かべていた。
 Sに頭髪を掴まれ、仰け反ったままの裸体が引き歩かされる。重い乳房が振り子の様に大きく左右に揺れ、尻から腿にかけての肉も激しく揺れている。
 Sにその尻を蹴飛ばされ、妻がうつ伏せにベッドに倒れる。白い裸体が揺れながらバウンドした。

 私の喉は、引き攣れそうに乾き切っていた。
 目前で、愛する妻が犯されようとしている。
 何故、助けない。
 何故だ。
 この・・・・限りなく歪んだ期待感は何だ。
 この・・・・・・・・・興奮は何なのだ。
 脚が関節を外す勢いで、震えている。


  1. 2014/05/25(日) 04:23:27|
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招かれざる、客 第6回

重い肉隗の跳ねる打音。
 窪んだ腰の上部で交差し、慌しく開いては硬く閉ざす、真っ白い両の掌。
 褐色の毛深い下腹部が、盛り上がった尻を叩き、突き上げる音。
 野太い男根が、深い尻の亀裂に深く押し込まれ、引き出される。
 顔を深くベッドに埋め、食い縛る唇から洩れる女の啜り泣く声。
 憎き者への責めにも似た、波打つ尻への、男の執着。
 その狂態を真横から凝視する、血走った眼。
 次の一瞬。
 這った女が苦悶に歪めたその表情を、責める男は鬼の形相で。
 見た。眼が合った。
 ベランダに隠れ、凝視する男を。
 三者の視線が、窓越しに交錯する。

 乱れた髪の下、大きく見開いた眼は驚愕と狼狽に狂いそうに揺れた。



「・・・・なた・・・・貴方ったら」
 その声に、引き戻される。聴覚から、脳へ。脳から視神経へ。
 瞼を開ける。白い光景、青いタイル、湯気、額を流れる汗。
「やだ。寝てらっしゃったの」
 声の主がクスっと笑う。リバーブが掛り、響く。
「いや、起きていたよ」
 寝ていましたと言わんばかりの口調が、私の口を割る。

 【夢・・・・・・・・・?夢、だったのか】

「珍しく一緒に入ろうなんて・・・これだからオジサンはやだなー」 幾分生温くなった湯船に両手を入れ、顔を洗う私に妻は笑いかけた。
 オジサン、か。違いない。
 若いと思っていた妻でさえ、今や三十四歳になる。私は既に中年か。
 だが。本当にそうなのか。


  1. 2014/05/25(日) 04:25:38|
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招かれざる、客 第7回「白い肌に刻まれた、証」

「ねえ、一馬ももう直ぐニ年生でしょ。あのランドセル止めようかと思うんだけど」
 
 【待て。あれは何時の出来事だった?】

 湯船に浸かる私を背に、長い頭髪を洗う妻。
 その眼に痛い程、白い背中の正中線が鮮やかに窪んでいる。
 両手を上げて洗髪する動作で、微かな泡が周辺を舞う。
 
「未だ使えるんだろ」
「うん、でもね、最近はランドセルなんて一年生だけなんですって。一馬、恥ずかしいみたいよ」

 【思い出せない程、昔の事じゃない・・・だが、そもそも】

「仕方ないよね、だから買ってあげようと思って」
 
 【真実、だったのか?】

「あの子ね、ほら、今流行ってる何とかクラッシュっていうアニメのが欲しいんですって」
 妻がその華奢な首を左に回し、こちらを覗き込む。微笑し、子供よね、と言った。
「何とかクラッシュ?」
「ゴメンナサイ、私も分からない。もうオバサンかな」
 笑う声と共に、脇から覗く乳房が重そうに波打つ。

 【待て。何故、そんな事が急に思い出された?】
 
 妻が頭を垂れ、シャワーで頭髪を洗う。窪んでいた背にその背骨が浮き出された。首元の左右から泡塗れの湯が流れ落ちる。

 【妻は・・・犯されていた・・・俺は、それを見ていた・・】

 アイボリーの風呂椅子に腰掛けた妻の尻がこちらを向いている。
 目前に、自身の重量感で肉球が押し潰れる様に、左右に押し広がった尻が在った。三十四歳の、子供を一人産んだ女の尻だった。

 【三年・・・そう、三年程前だ・・・間違い無い】
 【妻は、俺の目前で犯されていた・・・】
 【何故、そんな出来事を・・・今迄思い出さなかったんだ?】

 三十半ばにして、その裸体は更に爛熟していた。
 先程迄、私の脳裏に浮かび上がった狂態の記憶の頃よりも。
 海底深く、沈んでいた木々が長い年月を掛け浮上する様に。
 だがその記憶は朽ち果ててはいなかったのか。

「いいでしょう、あなた。買ってあげても」

 【三年前・・・数ヵ月程、俺は記憶を無くした】
 【この事が】
 
 「ねえ、聞いてる?あなたったら」
 洗い終えた妻が、今度はこちらを向かずに言った。トリートメントを両手に取り、頭髪を揉み込む様にしている。
 背中は正した様に真っ直ぐとなり、再び背の窪みが深くなった。
 その下に在る、真っ白い尻。その上部。
 丁度、腰の真下か。左右にクッ、と尻笑窪が現われる。
 そして、私の視線は更に下へ。

「ああ、聞いてる」
「じゃあ、買いますね」


 【あの妻への陵辱が・・・記憶を無くした切欠だと言うのか】
 
 笑窪の如く窪んだ左右の尻肉。
 その直ぐ下に。
 何かが、見えた。

 【いや、待ってくれ。妻を犯していたあの男は】

 何だ。あの尻にあるのは。
 何故、今まで気付かなかった。
 見えていなかったとでも、いうのか。馬鹿な。
 左右に在る。丁度、双方の肉球の頂点に。

 【誰・・・・だったんだ】

 右の尻たぶには、三個。
 左には一個。
 あれは。

 文字だ。
 筆で書いたのか。
 いや、違う。

 妻は何かを言っている。背を向け、その尻を向けたまま。
 聞こえなかった。いや、鼓膜がその音声を振動させてもその言語の意味を、私の脳は理解しなかった。脳は脊髄に繋がる視神経に、その全ての機能を集中させていた様にさえ、思えた。

 盛り上がった、透き通る程に白い尻。
 触れなくとも滑らかに軟く熟れていると判断出来るその凝脂の肌に、その彫り物と呼ぶべき「文字」が存在していた。

 右の尻たぶには「榊五郎」
 左には、「命」と。


  1. 2014/05/25(日) 04:27:28|
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招かれざる、客 第8回「真実の、壁」

それは、乖離性健忘の症状ですね」
 銀縁の眼鏡の奥で、その眼だけがこちらを向く。
「ええ。らしいですね」
「らしい、とは?」
 何かのカルテを書いている医師の手は止まらない。
 どうしてその文を日本語で書かないのか。
 何時も思う。

「そう言われましたから」
「診断された訳ですね」
「ええ」

 白い壁に掛る「シャガール」らしき画。リトグラフか。

「貴方、えーと」
「永瀬です」
「永瀬さんの場合、自宅で転倒、階段からでしたね」
「ええ、そう聞いてます」
「聞いている?ご自身では事故を把握していないのですか」
「その時から記憶が無い訳ですから」
 
 何を言っているんだ、この医者は。
 落ちた時の記憶が在るなら、喪失等するものか。

「では、やはりその部分に問題がありそうですね」
「問題、ですか」
「一般的に乖離性健忘では、個人の重要な体験、まあそれも外傷的な体験に因って、今までの生活史の一部が欠落する。思い出せなくなると言う事が多い訳ですよ」
「・・・・・」
「どうしました?」
「それは何度も聞きましたよ」

 もう出るか。やはり飛び込みで来るべき場所では無い様だ。
 肝心な処は、飛ばされてしまいそうだな。

「いいですか。私が言っているのはその事故に因って永瀬さんの記憶が喪失した訳では無く、所謂心的外傷、非常に堪えがたい程の精神的苦痛を受けて、相互作用に因りそうなった可能性も在る」
「・・・・・・・・・」
「そう言っておる訳です」

 有線か。ピアノの旋律が聞こえる。
 私と同い年程の医師の言葉が、急に「医者らしく」聞こえてきた。

「何かが見えた、そうでしたね」

 何だったか。この曲は。
 良く耳にするのに、思い出せない。

「ええ。ずっと前から在ったのかも知れませんが、昨日、突然」
「見えたのですか」
「はい」
「具体的に・・・・言ってもらえませんか。何が?」

 エリック・サティだ。
 しかし、曲名は。
 何を考えている。そんな事よりも、医者の質問に答えなければ。
 
「・・・刺青、です」
「刺青・・・」

 額から、汗が滲む。嫌な汗だ。
 妻の、爛熟した白い尻が脳裏に浮かんだ。
 深い尻の割れ目が割った、双方の肉山。
 独特の漆黒色で、縦書きに。

 いや。
 未だ俺の眼がおかしいのかも知れない。
 堂々と、風呂に入ってきた妻。
 そんなもの、夫の私に見せられる筈が無い。

「随分、前から在ったと推測出来ると」
「どうでしょう・・・ですが、気付いたのは昨日ですから」

 あんな物、彫れる訳が無い。
 極、普通の主婦が。
 幻覚だ。

「視覚障害という症状は、ある日唐突に回復したりします。黒板の字が見えないと悩む子供さんを見た事もありますから。確かにそこには書いてある。しかし、その子供には見えない」

 分かった。
 ジムノペディだ。この曲は。
 何だ、思い出せるじゃないか。

「その子供の視力を検査しても、正常でした。結局、その子供は在る教師の書いた文字だけが見えなかったという訳で。その子供も、特定の教師から外的障害を受けていた。詳細は避けますが、有り得ない話では無いですよ、永瀬さん」
  
 そんな事が実際に在るのか。
 だか、今回のケースは馬鹿げている。
 
「先生」
「はい、何でしょう」
「逆に、在りもしない物が急に見えたという事は」
「それも実際に在った話です。例えば」
「いえ、もう結構です」

 人妻が、自身の尻に他人の男の名と、まるで忠誠を誓うように「命」等と入れるものか。あの、従順な妻が。
 無理矢理でも、有り得ない。猟奇的でさえ在る。馬鹿げている。
 あの陵辱も、きっと俺の妄想だ。


 その夜、私は久し振りに妻を抱いた。
 無論、精神科医に行った事は言わずにおいた。帰り際、白い袋に入った数々の薬剤も捨てていた。どうせトランキライザーの一種だろう。もう、飲みたくも無い。

 寝室では一ヵ月振りに見る、妻の裸体は柔軟に私の行為に応えた。
 愛しそうに、しかし恥じらいも漂わせながら、久し振りの行為に反り返った私の男根を咥える。
 ベッドに寝そべった私の股間にしゃがみ込み、ゆっくりとその頭部を上下させる。結った髪が乱れ、下腹部を撫でている。
 幾分張りの失せた乳房が垂れ下がって上下に弾む。長く太い茄子に似ていた。その乳を根元から掴む。甘く、くぐもった声で、妻は身を捩った。乳首は長く頭を擡げている。
  
 その夫婦の営みを、ベッドの真後ろに置かれた鏡台が映し出している。妻からは見えない。私は湧き上がる快感を堪えながら、首を伸ばし、それを覗き込んだ。

 懸命に奉仕する、妻の裸体が上下に揺れている。
 私の膝を跨ぎ、頭を振り続ける妻。
 薄明かりの中、豊か過ぎる尻が左右に押し広がって微かに上下する。
 その、盛り上がった肉球に。
 在った。いや、見えた。
 右には縦文字で「榊五郎」左には「命」と。
 鏡に、反対の向きで鮮明に。
 
 私は唸り声を上げながら、妻を引き起こし、這わせた。
 妻は小さな悲鳴を上げながらも従った。
 天井を向かせる様に、その尻を抱え上げる。ああッ、と妻は高い声洩らした。その響きに抵抗感は無い。歓喜に満ちた女の悲鳴だった。
 
 眼下に在る、妻の尻を凝視した。
 大きく張り出した肉山を、縦の割れ目が深く割っている。
 見える。幻覚としては余りにも鮮明に。
 肉付きの丸みに沿って、「榊五郎」の字は縦軸のカーブさえ描き、それより二周り程大き目の「命」という彫り文字も、尻に沿って歪んでいた。
 身体中の血液が、頭部と男根だけに一気になだれ込む。
 狂った様に男根を、濡れそぼった亀裂に押し込む。
 妻は背を反らして呑み込んだ。
 突き上げた。我慢ならなかった。
 妻が、突き上げる度に甲高い声を放つ。
 重い尻の感触が、そのまろみが、下腹部を打ち返してくる。
 わし掴んだ指は、その半分が軟い肉に埋まってしまっている。
 「サカキゴロウ」の文字を指で引っ掻く。取れなかった。
 妻はより高い悲鳴を放つ。
 左手の中、「イノチ」の文字が、波打って揺れる尻の表面で、同じ様に波打ちながら、歪んでいた。
 必死の形相で責める中年男を、嘲笑っている様に思えた。


  1. 2014/05/25(日) 04:29:40|
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招かれざる、客 第9回「その、澱んだ声の主は」

休日でも無いのに、その百貨店は結構な混雑だった。
 天井のあちらこちらから「サマーバーゲン」の垂れ幕が眼を惹く。
しかし、そう目当ての物ばかりが売価を下げているとは限らない。

 永瀬麻利子は何という事でも無く、三階の婦人服売り場にいた。
 息子の鞄を購入する為に来た。しかし、その足は一階から順番に満遍なく周っている。
 客動線とは、巧く造られている。女なら尚更それに嵌ってしまう。
 ワゴンセールで我先にと、商品を手に取る中年の婦人達を見て麻利子はそう思った。
 人込みは苦手だった。特にああいう群集は。
 先に進もうとして、目前のディスプレイに足を止める。

 下着売り場だった。首から上と膝から下の無いマネキンが在った。
 派手なのはその黒い色では無い。デザインだった。
 そのブラジャーは小さな三角の布で、着けると乳房の半分も隠れはしないだろう。ショーツも鋭角に切れ込んだハイレッグのデザインで、前は総レースで出来ている。
 こんな大胆な下着を一体誰が着るのだろう。
 大きなショーツやガードルが苦手な自分でさえ、着る自身が無かった。きっと、若い女性なら嗜好が合うのかも知れないが。

「そんなに、その下着が欲しいのか」

 背後から声が掛る。麻利子は思わず声を上げそうになった。
 
「久し振りだな、麻利子」

 背後の声の主が続ける。
 その独特の響き。
 嘘。こんな処にいる筈が無いわ。
 意を決して振り返る。

 そして、その眼を見開いた。 

 振り返る麻利子の眼に飛び込んで来たのは、派手な配色のサマーセーターを着た男の姿だった。
「どうした。何を驚いてる」
 麻利子は何も言えなかった。言葉が出ない。
「その表情、いいねえ。前にお前を裸に引ン剥いた時もそんな顔してたなあ」
 
 その言葉の粗暴さに、麻利子は更に言葉を失った。
「相変わらず、いいケツしてるじゃないの。歩く度にブルブル左右に振りやがってよ、男でも誘ってんのか、え?」 
 男は麻利子の動揺など無視するかの如く続ける。

「どうしたよ、麻利子さん。久々の再会だぜ?何か挨拶はねえのか」 立ち尽くす麻利子に、男は告げた。
「いつ、出て・・・・来られたの、ですか」
 自分では無い様な、低い声が出た。震えていた。
 男は笑った。辺り憚らない笑い方だ。
 周りの客等が、こちらの方を立ち止まって凝視している。

「何時出て来たかって?言うね、お前も」 
 男は続ける。
「なあ、時間在るんだろ麻利子」
「え・・・」
「久し振りに会ったんだ。ホテルにでも行こうぜ」
 麻利子の横にいた中年の二人連れの女が、互いに耳打ちを始める。

「二年半振りか。あの頃より乳もケツも又肉付けたみたいだな」
 横に回りこみ、麻利子の尻を右手で軽く叩いた。
「幾つになったよ、人妻さん。美味そうな身体になりやがって」
 麻利子は蒼白な顔を地面に向けた。歯が鳴りそうだった。


  1. 2014/05/25(日) 04:31:26|
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招かれざる、客 第10回「崩壊」

連日の茹だる様な暑さ。
 揺らぐ陽炎は見ているだけで気分が悪くなる。
 ネクタイを緩めながら我慢し、歩くサラリーマンの脚、脚。
 だがそんな光景を、冷房の効いた喫茶店の窓から見るのはそう悪くない。悩みさえなければの話だが。

 私の目前にはアイスコーヒーが在る。
 早く飲めばいいものを、手を付けていない。
 先程若いウエイトレスが最初に運んできた水を、一気に飲めば何故か喉の乾きは治まってしまった。
 何をする為にこの喫茶店に入ったのか。涼む為。それも在る。
 しかし、本当は会社に帰るのが億劫だった。

 記憶を無くし、数ヵ月でその大半を取り返した。
 だが当然ながら今までの生活は元通りにはならなかった。
 勤めていた会社は辞めた。
 妻から聞いた内容では、私は二階に続く寝室に向かう際、脚を踏み外し、一階まで転げ落ちたのだという。

 一時は意識不明となったらしい。目覚めて直ぐの私は、酷い症状だったと聞く。それでも妻の麻利子と息子の一馬の事だけは忘れていなかった。その事は今でも誇りに思う。

 数ヵ月程入院し、私は徐々に回復した。
 だが、出社するのは正直怖いと感じた。
 その間、社内の様々な関係者が見舞いに来た。私も妻も丁重に面会を断った。嬉しいとは思ったが、何よりその人物が一体誰なのか、思い出せない事が怖かった。好奇の目に晒されるのも御免だった。

 妻はその事を一番良く理解してくれ、献身的に尽してくれた。
 会社を退社する事を勧めたのも、妻だった。
 未だ幼い一人息子を世話し、私の看病も身上の始末も、全て妻が一人でやってのけた。
 彼女には、感謝せずにはいられない。

 この歳での再就職は困難を極めるかと覚悟していたが、案外早く内定を貰った。今までの職種からはかけ離れたが贅沢はいえない。
だが、所謂人間関係で会社が苦手になる事は在る。
 
 【贅沢は、言えない・・・か】

 悩みは生きている限り尽きない。人はそれを解消する為に生きている気さえする。
 本当はどうでもいい悩みだった。本当の悩みは別の処に在る。
 幻覚。完全と確信していた自身への不安。

 【榊、五郎・・・・誰なんだ】

 実在する人物ではないのか。しかしその名に全く覚えは無い。
 その名は異常な形で目の前に現われた。
 妻の尻に彫られた文字で。

 何かの映画等で見た配役か。芸名か。
 平然としている妻。
 平和な家庭。
 元気で可愛い息子。

 何も異常な部分は無い。
 在るとしたら。
 私の脳。機能。記憶。学習機能。判断力か。

 止めよう。妻には言えない。口が裂けても。
 未だ私は完全では無さそうだ。

「サカキゴロウか、馬鹿馬鹿しい」
 わざと口にし、私は伝票に手を伸ばした。



「聞こえなかったなあ、もう一度言ってくれ」
 
 ラブホテルの一室。
 あの中央に設置されたキングサイズのベッドに、一人の男が仰向けに寝そべっている。
 その前に置かれた朱赤の皮張りの椅子に、女がいた。

「主人、とは・・・・月にいち、ど、くらい・・です」
 女はその首を垂らせたまま、呻く様に言った。
 全裸の身体の至る場所に、男が吸い、噛んだ痕が残っている。

「よく使うおまんこの体位を言ってみな」
 男は上半身を起こし、煙草に火をつける。一度、女に放出した分余裕がその動作に在る。

 女は首を垂らせたまま、黙している。
 真っ白い両脚は裂ける程拡げさせられ、椅子の肘掛にその脹脛を乗せていた。足首には梱包用のビニール紐が巻かれ、左右に引き伸ばされている。その両端は天井の鴨居に固定されていた。
 男に向かって、女の股間が剥き出されている。その膣口には黒いバイブレーターが半分程押し込まれていた。生き物の如く、蠢いている。

「言えよ。俺の言う事が聞けないのか」
 男はその女の剥き出しの部分を凝視している。
「・・・・前、と・・・う、しろ、です」
「感じるのはどっちだ」
「どち、らも、感じ、ます」
 女は低く唸る様に答えた。バイブレーターの蠢く音が部屋に響いている。

「へえ。そーかい」
 男は煙草を消して立ち上がり、女の前に立った。
「俺は、お前はバックが好きだと思ってたぜ?」
 バイブレーターを持ち、無雑作に奥へと押し込む。
 女は短く叫び、垂らせた首を跳ね上げた。
 それぞれの根元部分を一周巻かれる様に縛られた乳房が、ぶるんッ、と上下に撓んだ。
 男の右手が前後に往復を始める。
 女は背凭れの部分に首を乗せ、喉元を仰け反らせながら歯を食い縛った。低く、そして急激に高くなる嗚咽がその唇を割る。
 根元で拘束された左右の乳が慌しく踊り、互いを揉み合って揺れる。天井を向いた足の裏が、内に外に、折れ曲がろうと蠢いていた。


  1. 2014/05/25(日) 04:32:56|
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招かれざる、客 第11回「暴かれる、虚像」

取引先の応接室で、私は又、あの嫌な汗を流していた。
 その会社へ訪問した際、「私を知っている人物」に偶然出会ってしまったからだ。

「いや、そうですか。あれから体調を崩されて・・・大変でしたなあ」 
 
 もう初老と言っていいだろう、その人物とは約三年振りの対面だった。いや、らしかった。そう言われてもこちらとしては相手を思い出せてはいなかったのだが。

「申し訳在りません。色々在りまして」

 その大崎という人物は、この会社の元取締役だった様だ。そんな重要なポジショニングの人物さえ、この頭は消去してしまっている。「覚えていない」とは正直言えなかった為、話の辻褄合わせには苦労した。
 今迄の知識と過去の断片的な記憶を、脳裏でフル回転させて対応する他無かった。冷や汗ものだった。
 しかし商社とは縁遠い仕事に就いたつもりだったが。世間は狭いと思った。この温厚そうな人も今やリストラの対象か。名刺に書かれた「課長」の文字が小さく見える。

「あの一件では本当に助かりましたよ、流石は商社マンのエリート課長だと思いました」
 そう言い、静かに笑う。仕事を請け負ったのは、一度か、二度か。
 それさえも思い出せない。
「私はエリートなんかじゃありませんよ。恐縮です」

【三年前か、いやな時期だ。その時の記憶が一番曖昧ときてる】 

「時に、あの頃部下をされていた佐々木さんと遠藤さんもお元気でしょうか。私もあれから、こちらの支社に来ましたから、ご無沙汰しておりまして」
「どうでしょうか。私も退社してからあの二人に関しては面識も在りませんので」

【佐々木に遠藤。あの二人なら良く覚えている。元気なのだろうか】

 妙に尖がった勤務態度で始めは困惑したが、いい部下達だった。
 急に胸中を懐かしい感情が湧いてくるのを感じた。
 会いたいものだが、記憶を取り戻した当時、そんな気分にはなれなかった。今なら会えるだろうか。

「あれから私も暫くして、転勤しましたもので。同じ様な時期ですな。永瀬さんが退社されたのと」
「そうでしたか」
「お礼もろくに言えず、せめて年賀だけはご自宅のマンションに出させて頂きましたが、ご転居されておられましたね」

【転居?どういう事だ。何か勘違いしているのか】

「いや、それはありませんよ。ずっとあの一戸建に」
「一軒屋、ですか。マンションと聞いておりました。こちらの間違いでしたか、それは失礼しました。ではあの世田谷に」

【マンション?世田谷?何を言ってるんだ、この人は】

「あの、大崎さん」
 そう私が声を掛けたと同時に、初老の携帯が鳴った。
「はい・・・そうか・・・・分かった」
 携帯を切る。
「申し訳在りません。急用が出来ました。では後は宮村が」
 そう言うともう一人の社員を残し、席を立つ。
 私は挨拶をした。

「そうそう」
 大崎はドアの手前で踵を返した。
「あの方にも年賀を出しましたが、届きませんでしたわ。歳ですなあ、すっかりお世話になった方々の住所を間違えた様で」
「誰宛でしたか」
 何気なく聞いた。そのつもりだった。
「榊さんですよ。一緒に仕事をされていた」



 
「しかし、この字が見えないとはなあ。マジかよ」
 榊五郎は、眼下に在る盛り上がった尻を両手でわし掴んだ。
「・・・・だと、思います」
 永瀬麻利子はベッドのシーツに顔を埋めた侭、答えた。

 榊は今や週に二度程、自分を呼び出す。
 あの時に在る条件と引き換えに、麻利子は永遠に消えない烙印を、その尻に彫られた。強烈な睡眠薬で眠らされ、気が付くと其処にはおぞましい文字が彫り込まれていたのだった。
 死のうとさえ、思った。榊の奴隷となる事を誓いはしたが、こんなものを彫られるとは考えもしなかった。
 この字が夫には見えていない様だった。何故だかは分からない。
 見えていない素振りが出来る代物では無い。 
 
「どうだ。この尻に俺の名を彫られて一生を過ごす気持ちは」
「死にたい程、辛いです」
 ある意味本心だった。この文字が夫にも気付かれれば。
 だが、自分には子供がいる。母として、守り、育てる義務が在る。

「嘘だな、それは」
 掲げた尻を節くれ立った掌が、裂く様に中心から割って拡げる。
 剥き出された割れ目の上部に在る肛門に向け、生暖かいローションが垂らされていく。
 麻利子は身を捩った。動けない。その両脚は榊の手で座禅を組まされ、両手は背中で縛られている。榊の性癖は、あの頃より一層歪み、強暴な屈折を遂げていた。

「ケツの穴に突っ込まれて、ひいひい泣きたいクセによ」
 麻利子は固く眼を閉じた。感情は捨てなければ、堪えられない。
「どうなんだ。麻利子」
 答える代わりに、唸り声が出た。榊の人差し指が根元迄押し込まれている。初めてでは無かった。出会った頃から、その場所も榊に使われている。
「答えろ。どうされたい」
 指が内部で捻る様に動かされる。掲げた尻が痙攣じみた動きで跳ね始める。その度に短く、吼えた。
「お、かし、て、いただ、き、たい、ですッ」
 榊の口調に同調させた。半ば本気で言った。卑猥で最低な女だと、自身でも聞くに堪えがたい声を上げながら自らを胸中で罵った。
「何処を、だ」
「あッ、ああッ、お、し、り、を」
「ほら」
「あっはッ!」
 麻利子はシーツに裂ける程開けた口を押し付けた。
 掲げた尻に跨がられ、その剥き出された肛門に、毒蛇に似た榊の亀頭部分が押し込まれていた。 
「ほら、ゆっくり味わえよ、このケツで」
 内臓を抉る大きさの男根が、内壁を軋ませながら進入してきた。
 尻の痙攣は、麻利子の放つ悲鳴と同調して、震えた。



 従業員の中年女は、ベッドメイクを終え廊下に出た。
 鋭い悲鳴が、隣の部屋から洩れていた。
 泣き叫ぶ様な女の声だった。男に突かれ、喚いているのだろう。
 ああッ、ああッ、とも、あはッ、あはッ、ともとれる声だった。
 先程すれ違ったカップルか。
 男はヤクザ風だったが、女は三十前後の清楚な感じだった。
 声はより激しく、その放つ感覚が短くなってくる。
 不倫か。とんでもない淫乱女だと、思った。
 眉を露骨に寄せ、中年の女はその部屋の前を通りすぎた。


  1. 2014/05/25(日) 04:34:26|
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招かれざる、客 第12回「暴かれる、虚像」

未だ、日は高かった。
こんな平日に、街を歩く私を観ようとも誰も何も思わない。
当たり前の話だ。
スーツを着て、ネクタイも律儀に締めたサラリーマン。同じ様な格好の人種が、幾度と無く目の前を通り過ぎる。
極普通の光景。私も同じだろう。
只、違っている事は「彼らは今、仕事を真っ当に勤めている人種」で在り、私は「出張と称して、只ブラブラしているだけの人種」で在る事だ。
言わば「サボり」か。
思わず、自嘲の笑みに口元が歪む。奇妙な男に見えたのか、すれ違った女が露骨に眉を顰めた。

こんな事を始めて、もう二週間程に成る。
何時か会社にも、この放浪出張がばれるのではという危惧も、最近ではどうでも良く成りつつ在る。

【やはり俺は、頭がオカシイのかも知れんな】

無くした記憶。それはとうにこの手に掴んだと思っていた。詳細はともかく、大事な出来事、記憶、行動の大体は把握していると思い込んでいた。

<榊さんですよ、一緒に仕事をされていた>


あの、取引先で初老の紳士が放った一言。
この言葉が脳裏から離れない。悪質な腫瘍の如く、この頭の奥深く触手をべったりと伸ばし、爪を突き立てている。
あの時の、会話。

「あれから私も暫くして、転勤しましたもので。同じ様な時期ですな。永瀬さんが退社されたのと」
「そうでしたか」
「お礼もろくに言えず、せめて年賀だけはご自宅のマンションに出させて頂きましたが、ご転居されておられましたね」

「いや、それはありませんよ。ずっとあの一戸建に」
「一軒屋、ですか。マンションと聞いておりました。こちらの間違いでしたか、それは失礼しました。ではあの世田谷に」

世田谷では無く、練馬。マンションでは無く、一戸建。
現状と全てが全く異なる。
そして、何よりも。あの言葉。あの人物の名。
妻、麻利子の真っ白く盛り上がった尻に、掘られた文字。
右の尻たぶに、「榊五郎」。左には、「命」。
あれ以来、妻を抱いていない。
抱ける筈が無かった。あの文字は、本当に存在しているのではないのかという思いが、疑惑が、私の性欲を牛耳り、身動き出来ぬ様に拘束していた。
息子に聞こうかとも思った。あの一馬も今は小学生である。漢字を理解する能力は乏しいだろう。だが、妻と共に風呂に入る事の多い息子になら、見えている筈だ。あの尻に彫られた、墨黒の文字が。
だが、聞けなかった。あの字は何て書いてあるのと、逆に問われる可能性が高い。妻にも聞くだろう。いや、もう聞いているのか。
妻は、どんな言い訳をしているのか。
私にも見えていると知ったら、どう思うのか。

【いや、待て。本当にそれが在るという証拠は】

何処まで歩いたのか。
何時もこの事を考えては人込みの中をさ迷っている。
気が付けば、見た事も無い場所迄来ていた。目の前に大きな白い建物。病院だった。総合病院だろう。精神科も在るのか。

私の脚は、その方向へと向いていた。
同じ事を繰り返す懸念が在る。結局は、一番言いたい事が言えない。自分の妻の尻に、彫り物の文字が在る日唐突に見え始めたなどと、誰が正気で言えるというのか。

透明な自動ドア。これだけは、どの病院も同じ造りをしている。
冷たい緑色。一歩脚を踏み入れれば、何処かが必ず悪くなりそうな独特の空気、気配。
そのドアは左右に開いた。
女が現われる。
私は、その女を見て驚愕した。

女はビニールのような素材のホットパンツを穿いている。その丈は余りにも短かった。左右へと張り出す様に肉を付けた両腿は、その付け根迄を露にしている。その周囲を縛る如く、生地が食い込んでいた。
歩く動作に同調して、真っ白い素足の表面が波打つ。そのパンツは股上さえ異常に浅い。女の下腹部が、その半分程を剥き出させていた。窪んだ形の良い臍が見える。
鈍い光沢を放つ黒い素材は、ゴムではないのかとさえ思わせる。
上半身に張りついた白いカットソーは、その豊かな胸元を大きくU字に切り込んで開け放っている。血管が透ける程白い肌は、その谷間を誇示している。更には白い生地を突き上げる様に、双の乳首が突き上がって完全に透けていた。
大きな乳房を持っている事は、一見で確認出来る。但し、それは幾らかの張りを無くし、重たげに長い。

私は、声を掛けられなかった。
女が、真横を通りすぎる。太い茄子の様な乳が上下に揺れている。
下着を着けていないそれは、重力と自らの肉の重さを訴える。
その表情は、奇抜な容姿と反して堅かった。決して自らそれを楽しんでいる感は全く無い。俯き加減の、白い横顔が通りすぎる。
噛みつく様に、女を凝視した。
女の光沢の在る髪が、一束ねに結われている。馬の尾の如く揺れ、その細い項を見え隠れさせる。
抉れる様な曲線で窪んだ腹部。そして急激に肉を付け込んだ腰。
黒いホットパンツは、背後から見れば水着にしか見えない。
三十を過ぎた歳に見える女は、その盛り上がった尻の容量は遥かにパンツのそれを上回っている。黒い生地がそれを締めつけ、鬱血させる勢いで、女の尻に噛みついている。双の裏腿の付け根に、覆い被さって食み出した尻肉が、歩く度にブルブルと揺れ動いている。

私は何かを言おうと自身の口を開いた。だが、この状況に見合った言葉を私の脳は指令する事が出来なかった。
女の行き先には、一台のベンツが止まっていた。女の穿いているホットパンツと同じ素材で塗られているのではないかと思わせる色をしている。
そのベンツに凭れ、煙草を吹かす男。
その態度、風貌。
忘れていた何かが、地面の方から脚へ。そして脊髄を走り抜ける。

【お前か・・・・・・・・・・】

女がベンツに乗り込む。厚みの在る脂を纏った尻がこちらに向かって突き出された。息を呑む程の量感。
子供を造り、産んだ事の在る、爛熟した尻だった。

【そうか・・・・お前だったのか】

男は私に気付く事無く、ベンツに乗り込む。重いドアの閉まる音。

【榊・・・・・・・・・お前だったのか】

漆黒の車がタイヤを鳴らせて発進する。運転者の粗暴さが伺える動作で。
そのベンツに乗り込んだ、妻の麻利子を乗せて。


どの位、動けなかったのか。
数十秒。いや、数分か。

病院の前で突っ立ったまま、私は動けなかった。
そしてその間に、失われた記憶の断片が片っ端から脳裏に浮かんでは消えていった。
時には壊れかけたビデオデッキの如く、その再生画面に夥しい程のノイズを入れながら。

「あの」
「はい、何でしょう」
丸々と肥え太った顔がこちらを向く。
如何にも世話好きな風貌を持った、受け付けの中年女。
「さっきの、女性・・ですが」
「・・・・・え?」
「いえ、あの派手な格好の」
私は何を喋っているのか。だが、止まらない。
誰でもいい。今の女が妻で在る事を否定して欲しかったのか。

「ああ・・・・」
女は分かった分かったと、首を縦に振る。
「スゴイでしょう。お尻も胸も丸出しだもんね。もうブルンブルンって感じで」
女は小さな目を思い切り大きく開こうと頑張っている様に見えた。
「綺麗で上品だったのにねえ。あの奥さん」
「奥さん、ですか」
「で?貴方さんはどなた」
急に興味をこちらに移す。
「あ、いえ・・・あの女性が知り合いの方にそっくりだったもので」
疑われたか。こんな陳腐な言い訳は通用するものか。
「あ、そうなの。あの永瀬さんの御知り合い」
「あ、やっぱり」
声が上擦る。確認した筈なのに、念を押されたこの思いをどう処理すればよいのか。
「で、どこまで・・・ご存知なの、貴方」
女は又声を潜める。
「いや、それは」
わざを顔を顰めた。心臓は口から飛び出しそうに暴れている。この女は、何かを知っている。そしてその事を私は何も知らなかった。
「そうよねえ」
言えないわよねと、その顔が言う。
私の焦りは頂点に達した。
「で・・・永瀬さんのお見舞いの相手は」
「決まってるじゃないの、榊さんよ」
「・・・・・・・・え」
「旦那さんが、あの人を殴って植物人間にしちゃったでしょう?あれから、ずっと。そうね、もう三年位になるんじゃない」



「アイツ、中々死なねえな」
榊五郎は、ベッドに這い上がり、その中央に立ち上がった。
その手には、荷造り用の白いビニール縄が握られている。
ラブホテルの一室。その部屋は汗と熱気が充満し、温度が上昇している様に思えた。
榊は、真下で倒れる様にうつ伏せている全裸の女を仰向けに転がした。女の真っ白な裸体が翻(ひるがえ)る。双の乳房がゆらゆらと波打ち、力尽きた様に両脇へと流れる。
「しかし、麻利子。お前の声も相変わらずでけえな、そんなに俺のちんぽは具合いいのか」

永瀬麻利子は、その問いに答えられなかった。
榊の男根が、口に捻じ込まれている。顔を逆様に跨ぎ、たった今、麻利子に放出した男根を押し込んでいる。
「旦那の、短小ちんぽじゃあ、物足りねえよな」
麻利子は咥えた顔を持ち上げる様にして、唸った。左の乳房をわし掴まれ、上へと絞られていた。根元の部分に、ビニール縄が何重にも巻かれていく。
「三十四歳の人妻、SMに目覚めましたってか」
右の乳房も絞られる。呻く麻利子を余所に、根元を縛り上げていく。
榊は麻利子の顔に跨ったまま、その両脚を掴み持ち上げ折り畳む。逆上がりをする要領で、麻利子の尻が押し広がって天を向いた。
「なあ、今度温泉でも行くかよ、俺と」
そう言いながら、抱え上げた両足を中央で交差させる。
麻利子は首を左右に振った。身体が柔軟な麻利子でも、この体制で座禅を組まされる行為には、苦痛を感じざるを得ない。そして何より屈辱的だった。この体位には、どうしても慣れる事が無かった。
恐ろしい性癖を、榊は持っていた。
何処までも、際限無く辱められる。性欲以上の物を榊には感じる。自分に対し、その性器は愚か、口も肛門も、在りとあらゆる部分を使って犯してくる。
慣れれば、自身に対する自己愛も消えてしまうのだろうと、麻利子は思った。何故自分は一人身ではないのかと、自身の運命を呪った。
夫がいて、子供がいる。決して失えない大切な人物が。
死ぬ事は出来なかった。どんなに辱めを受けようと。
そして、心では全て否定し続ける榊を、麻利子の肉体はどう思っているのか。
聞けなかった。そしてその答えを導き出す行為こそ、麻利子が今、最も恐れる事だった。


光沢の在る廊下。
やはりこの部分も同じ造りだった。
あの中年女に聞いた、部屋番号。412号室。
私は夢遊病者の如く、その病院をさ迷った。


掃除婦は、溜息をついた。
又、あの男女が来ている。放つ、女の声で分かった。
「全く、どんな変態女だろうね」
女は、毒づいた。


永瀬麻利子は、叫び続けた。

乳房を個々に縛り、座禅を組ませるとうつ伏せに転がされた。形を崩せない両脚が交差したまま膝を付き、押し広がった尻を剥き出しにした。天を向いて晒した肛門に、何時ものローションが亀裂に伝い、ベッドに滴る程に垂らされた。身構えた時、何かを塗られた。冷たい感触に身を捩った。

「媚薬だ」

そう榊は言った。
そしてそのまま放置された。直ぐに肛門が熱くなってきた。堪らない感覚だった。熱く、そして猛烈に痒い。麻利子は嗚咽を放った。
榊は只凝視し続けた。触れもしなかった。
嗚咽を放ち、掲げた尻を振った。痒さは限界に来ていた。何でもいい、引っ掻くだけでもよかった。肛門がまるで呼吸するかの様に、蠢き、口を広げようとしていた。
「ああッ、ああああッ」
泣き喚いた。怒った様に両手を付き、その尻を振り、垂らせた首を振った。
両手は自由だった。縛られてはいない。その手を幾度と無く、尻に回しては止めた。指を入れ、掻き混ぜたかった。だが出来ない。どうしても羞恥と理性が、それに屈しない。
「お願い、お願いです!」
泣き声で訴えた。犯してくださいとも、叫んだ。
だが榊は背後に回り、もう一塗り今度は奥に捻じ入れた。
「アオオオオオッ!」
麻利子は尻を振りたくって叫んだ。両手を伸ばし切り、シーツを破れる程掴み締めた。
「お尻を、お願い!お尻を、犯して!」
涙が溢れている。その顔を狂った様に振った。
榊は未だ、犯そうとしない。
麻利子はついに、その手を掲げた尻に伸ばした。
折り曲がった指が、躊躇いながら激しく震えていた。


  1. 2014/05/25(日) 04:36:06|
  2. 招かれざる、客・使徒
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招かれざる、客 第13回「暴かれる、虚像」

永瀬麻利子は、鏡台に向かい座った。
サッシから刺し込む日差しは未だその角度を十分に保ち、午後への頂点に差し掛かろうと眩くその光を注いでいる。

時計を見た。十一時には未だ早い。
人々はその日常に追われ、働く者達はこれから多忙になるだろうとする午前の時刻。

自宅。その六畳間の寝室に一人で麻利子が居る事自体、然程不自然でも無い。子供は小学校に、夫は会社に。そして専業主婦とでも呼称すべき三十四歳の自分。
その三十路を過ぎた女の顔が、鏡に映し出されている。
幾分痩せたのか。いや、そうでは無い。
では、肌が荒れ始めたのか。違う。少なくともその張艶は以前よりも増した様な気さえする。

シャワーを浴びた侭の格好。そのバスタオルを自ら剥ぎ取る。
真っ白な肌が露出する。重たげに揺れ出した双の乳房は、その重さと軟さを誇張するかの如く、ゆったりと揺れ動く。
自身の蒼白な顔が、それを見つめる。
大きく見開いた眼が、その乳房を凝視する。

乳房の肉脂を包み込む透けた薄い皮膜の肌に、蒼い血管が幾重にも走っている。乳輪と乳首の太さが子を育てた経験を示していた。
麻利子は、その裸体を晒したまま鏡に向かい、その乳房を揺する様に左右に振った。微かな肉の打音。そしてグミに似た感触の太い乳首が頭を擡げ始める。その先端の感覚が鋭くなっていく。

淫売___。そんな言葉が麻利子の脳裏に浮かんだ。

いや、足りない。今の自分には足りない。
そして、この身体には相応しく無い。
もっとおぞましく、そして狂いそうな程の歪んだ性への狂気に満ちた言葉。
決して日頃では口にはしない、あらゆる隠語が脳裏で浮かんでは消える。

麻利子は、立った。そして鏡の中の全裸の女を凝視した。
直立不動になる。自身に縛めを掛けるが如く。
喉元が僅かに上がる。不意に湧き出した唾液を飲み下す。
華奢な両肩。浮き上がった鎖骨。
その下から急激に盛り上がり、そして幾分重みに耐え兼ねる如く瓜の形状を示した太い乳房。
滑らかに波打つ腹部。窪んだ臍。
そして左右に張り出した幅を持つ腰。更にそれより張り出した両腿の付け根。
そして、今は自ら剃毛を施している股間。その縦に深い亀裂。
盛り上がった恥骨の部分は真白い肌だけを曝し、女で在る事を象徴する深い亀裂は幼児のそれとは異なり、成熟し、男根を呑み込む為に造られた性器という機能を誇張している。

踵を反し、背を鏡に向けた。
肩越しにその背面を覗き込む。
深い正中線。その窪みが背中を真っ直ぐに割り、括れた腰の上部で止まっている。
その下に在る、重たげに爛熟した尻。歳を重ねる毎に幾重にもその脂を増し、柔さを増す。
麻利子自身、只恥ずかしくもどかしい存在で在る決して好きにはなれないこの肉塊を好み、糧とし、玩具とし、そして突き貫いた侭、跨って突き動かす乗り物として使う男がいる。

麻利子はゆっくりとその尻を左右に振った。
その度に、鈍痛にも似た重い快感がその腰を支配し始める。

奴隷___。いや、性奴隷、か。

そう考えると熱病にでも侵された様に身体全体が奮えた。

麻利子は、ゆっくりと眼を閉じ、どこまでも堕ちていく自身をその闇に観ていた。
どこまでも果ての無い、恐ろしい闇であった。
余りにも救い様の無い、強烈な自責の念、そして果てない痛みと終わりの無い快感を伴った闇。

その闇に夫の顔が浮かぶ。

あなた、助けて。

そう叫びながら、股間に自身の長い指が滑り込んだ。


  1. 2014/05/25(日) 04:37:48|
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