主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。
「あんた達、そこの海岸にある飯場の人かい?」
公園に入ってくるアベックをじろじろと見ながら卑猥な声を飛ばしていた25、6歳の土方風の二人連れを見ていた私は、意を決して声をかけた。
「なんだよう、それがどうしたんだい、おっさん」
「いいから、そんなに悪ぶるなよ。ちょっと頼みたい事があるんだけど、話を聞いてもらえないかな。
もちろん、頼み事をちゃんとやってくれればお礼はするぜ」
「…」
「ハハハ…悪ぶってるようでも案外と気が小さいんだな。でもそんなに心配はいらないんだ」
「…」
「あんた達はいつも二人一緒かい?」
「ああ、俺達は仲間だよ。だけどよ、いつもは、もう一人居るんだけど、今日は来てないのさ」
「そうかい、それだったら三人だったってかまわないし、どうだい話しに乗らないか?」
「乗ったっていいけど…おい、どうする?」
「どんなことやるんだい?」
「まあ、あんた達ににすれば損のいく事じゃないんだから、どうだい? やってみるかい? 但し話を
聞いてから止めたというのは無しにしようぜ」
私の話に不安な面はあるものの、それ以上に興味ももったらしい二人は、顔を寄せ合って何やらボソボソ言っていたが、私が危ない事じゃないと言ってあることだし、損のいく事でもないと言ったことに気を引かれたのか、やがて、さっきから悪ぶった口をきいていた、いかにも兄貴分風の彼が、
「じゃあ、やってやるよ。話を聞こうじゃないか」
「そうかい、乗ってくれるか。だったら、先ず今から直ぐに向こうの喫茶店へ行くんだ。そして、電話に出てきた女をよく見てこいよ。話はそれからだ」
私の言うことに別に逆らおうともせず、喫茶店へ向かった彼達が店へ入るのを確認した私は直ぐ近くの公衆電話に向かい、その喫茶店へ電話をした。
「すみませんが、そちらに<田中サチ子>が居るはずんですが、ちょっと呼んでもらえませんか。そうです、すみませんね」
向こうからは見えないだろうが、私のいる公衆電話からは薄紫のノースリーブに濃紺のスラックスをはいた彼女が受話器を取るのが目のあたりに見えていた。
「もしもし…」
「ああ、俺だよ。ごめんねもう少し時間がかかりそうなんだよ。うん、終わり次第すぐそこへ行くから」
彼達に見せるために、喫茶店で待たせておいた妻のサチ子に電話をした私は、先ほど彼達と話をした近くに止めておいた車の中で待っていると、やがて妻を見たであろう彼達が帰ってたきた。
「どうだった? よく見てきたかい?」
「すげえ美人じゃないか。なんだよ、あの人は?」
「あれか、あれは俺の女房さ」
「へえ、おっさん、あんな美人の奥さんがいるのか?」
「そんなに美人だと思うんなら、一度あんた達に抱かせてやろうか?」
「冗談はなしにしようぜ、おっさんの奥さんだって、いま言ったじゃないか。本気にしちゃうぜ」
「ああ、本気にして結構、悪い冗談なんか言うもんか。あんた達にその気があれば、抱かせてやるよ。だけど、もう30過ぎてるんだぜ、それでも抱きたいと思うかい?」
「もちろんだよ、なあ、おい…」
悪ぶってはいても、流れ者の土方では場末の女を抱くのがせいいっぱいだろう。それだって、そんなに度々は女と寝ることもないだろうと思っていた通り、二人の若者は、にわかに目を輝かせて身を乗り出してきた。
「じゃあ、ここでは話がしにくいし、車に乗れよ」
彼たちを乗せた私は少し離れた海岸へ移動して車を止め、
「あんた達が本気で彼女を抱きたいと言うのなら抱かしてやろう。但し、彼女はあんた達に抱かれたいとは思ってもいないし、ここでこうやって私とあんた達が話をしていることも知らない。だから、彼女を抱こうとすればレイプする以外にないんだ」
「レイプって…強姦じゃないか、そんなやばいことできるかよ」
「その辺のことは心配するな。この向こうに貸し別荘があるだろうが、いま私達はあそこの右側の別荘に居るんだ。都合のいいことに、今は他の別荘には誰も来ていないし、その近辺には民家もないよな、だから大きな声を出しても誰にも聞かれることはないんだ。それに、これは私が頼んでることだ。仮に犯された彼女が警察に訴えるなんて言ったって、私がそんなことさせはしないし、彼女だって、そんな自分の恥を世間にさらすようなことはしないよ。あんた達に迷惑がかかることは絶対にないから心配しなくていいんだ。だけど実際にやる時は彼女は暴れるだろうから、そのつもりでやらないといけないぜ」
「じゃあ、その時、あんたはどうしてるんだい?」
「私は、夜の8時ころ、用事をこしらえて別荘を出るさ。だから、その時間に近くまで来ていてくれよ。そしたら、裏口から、あんた達を入れておいて、私は外に出てるから…」
「おい、トオル…どうする? やばいことないってんならやってやろうか。スリルはあるけどよ」
彼はトオルと言う気弱そうな仲間に声をかけていたが、当人はすでにやる気になっており、トオルもまた、不安はあるものの、女が、それも上等の女が抱けると言う興味には勝てなかった様子だった。
「よし、じゃあ、話は決まった。けど、いつも一緒に居るという仲間はどうするんだ?」
「二人じゃあ、いけないのかい?」
「いいや、二人でもいいさ。でも、いつも一緒だと言ってたろ? だったら、その男も連れてきたっていいから、なんだったら連れてこいよ」
「おっさん、奴のこと、なんにも知らないからそんなこと言うんだよ。ケイはハーフだぜ。それも日本語はペラペラのくせして、みかけは真っ黒さ…」
「へえー、おもしろいじゃないか。かまわないから連れてこいよ。だけど、そのケイってのは誘ったら来るかい? こんなことに…」
「喜んでくるさ。あいつは強姦で二度もくさい飯を食ってんだ。女ときたら目がないんだから。だけどよ、女とやらせたらめっぽう強いくせに、もう32、3になるんだけど、おつむのほうはちーっとお留守だぜ」
「強姦させるには、そんな男はうってつけじゃないか。よし、じゃあ必ず連れてくるんだ。いいな」
「おっさんがいいと言うのなら連れていくさ。だけどよ、あいつにやられたら、あんたの奥さん、しばらくは身体がガタガタになるかもよ」
「いいとも、じゃあ、とりあえず三人として三万やっておこう。事がうまくいった時にはまたやるが、それでもいいだろ?」
「なんだか照れるよな。あんな美人の奥さんをやらしてもらって金をもらうってのも…だけどよ、折角くれるってんだから、もらっとくよ」
「ああ、とっとけよ。ただね、レイプする時にも女房に怪我だけはさせないようにしてくれよな。怪我さへさせなければ、何回やったってかまわないよ。朝までいたっていいんだ。私は6時ころ帰るから、その前に出ればいいさ」
「何回やったっていいんかい?」
「ああ、やってくれよ。あんた達は若いんだから何回でもできるだろ? 思いっきり女房を辱めて、気のすむまでやったらいいさ。そのケイって奴だけじゃなく、あんた達も今までにレイプしたことあるんだろ?」
「高知でだけどさ、2、3年前に、30過ぎの幼稚園の先公を3人でまわしたことはあるさ。だけど、その才子って先公は、もともと夜の9時ころに遊びにこいって俺を誘ったんだし、俺とやるのは承知だったんだから、強姦って事はないよな。俺達3人が部屋へ入ったら<いったいどういうこと?>って、最初は怒ったけど、少々暴れたって、押し倒したらそれっきりよ…やり始めたらヒイヒイ泣いて悦んでたもんな」
「へえ、じゃあ、その先生とも何回もやったんかい?」
「いや、その時は1回だけよ。最後に突っ込んだケイがあんまり激しくやったもんだから、へたばりやがって、もうこれ以上できないって言いやがったのさ」
「そうか、じゃあ今夜はやりたいだけやるんだな。何回やったってかまわないんだから。ケイってのにも好きなだけやっていいからって言っとけよ」
「俺だって、いくらやってもいいのなら、2回や3回は軽くできるさ。トオルだってできるよな?」
「そのケイって…黒人とのハーフだったら、体も大きいんだろうな?」
「そうでもないけど、それより奴はデカマラだよ。だから、突っ込まれたら、あんたの奥さんびっくりするぜ」
「へえー、そんなに大きいのか。それだったら、ケイがやってる時に写真撮っとけよ。ポラのカメラがサイドボードの上にあるから、だけど、写真は後から私がもらうよ」
「写真なんか撮っていいのかい?」
「ああ、フィルムは10枚入ってるし、新しいのも一緒に置いてあるから、裸にしてヌード撮ったり、あそこの大写しを撮ったらいいんだ。ケイがデカマラ突っ込んでるとこは絶対に撮っとけよ。私が見た後で、あんた達にやるからさ。但し、1枚はケイとやってるところを、二人の顔がバッチリ写るように
撮っとけよな」
「分かったよ、へへ…久しぶりに楽しみだな今夜は…」
「私も、あんた達がやってる最中に帰るかも知れない。ケイがやってるとこ見てみたいしな。だけど、そおっと入ってくるし、やってるとこへはいかないから安心してやれよ」
「おっさんはやらなくていいのか?」
「女房が廻されてるとこへノコノコ出ていけるわけがないじゃないか、とにかく、あんた達がやり易いように、女房にワインでも少し飲ませておくよ…、じゃあ、今夜の8時、まちがいなく来てくれよな、そのケイも一緒に…」
- 2014/07/11(金) 10:14:52|
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私は歩いていた。どこをどう歩いているのかさえ分からずに、ただ歩き続けていた。
足を棒のように堅くして何の意思も目的もなく歩いていた。焦点がなくうつろな目に写る風景も全く意識には残らない。瞳の奥には暗い哀しみと怒りがよどんでいた。
私の心の目は女の裸身を見ていた。白く抜けるような肌、豊潤な肉付きで爛熟しているが子供を産んでいないウエストは快く締まり、ウエストからヒップへの曲線は色香を匂わせ、まるで男を誘っているように見える。うつ伏せになった女体の椀を伏せたように隆起したヒップを男の手が撫で回し、わし掴みにする。女体は私の妻サチ子のものであった。
男の手は女体を反転させて仰向けにし、形を崩していない乳房を掴み揉みしだき、紅く勃起した乳首を抓まれた妻は濡れた声を上げている。しかし、その手は私の手ではない。私以外の男の手なのだが、男は一度も顔を見せない。
「お前は誰だ、顔を見せろ!」
それには応えず、男は妻の身体を開かせる。一掴みの毛糸屑を乗せたような陰毛、その下の潤っているピンク色の襞を男は掻き分けて侵入しようとする。
「止めてくれっ!」
私は、声にならない声を上げたが、とたんに妄想の淫景は水面に小石を投げ込んだように崩れ、そして消えた。
妻、サチ子32歳。157cmと上背はそれほど高くないが、バスト85cm、ウエスト60cm、ヒップ88cmとプロポーションはいい。膝裏からふくらはぎへの艶めいたふくらみ、それがよく締まった足首でまとまり、歩くたびに丸いヒップが左右に揺れる。男を楽しませる機能を備えていることを示した女体が、私にはひどくエロチックに思えたものだが…。
その足も男の身体に絡み付いて震えたことだろうし、丸いヒップは男のため、自分のために激しく揺さぶられたことであろう。
サチ子の浮気を知ったのは偶然であった。3日の予定の出張が2日で終わった開放感が会社からの帰途、駅からネオンの輝きが増し始めた夕暮れの町へと足を向けさせていた。
馴染みの店で水割りを飲んで開放感を味わい、タクシーを拾うために駅への近道を通ろうとホテル街へ入った。
人目を避けるようにホテルから出てきた男と女…、その前を歩く女の後姿を見て思わず自分の目を疑った。40歳前後の男に寄添うように歩く女、それは疑いもなく私の妻サチ子であった。
「ねえー、まだ時間あるんでしょ? もっと一緒にいたい…」
少しハスキーだがよく通る声、紛れもなくサチ子の声だが、まだその声も潤んでおり、その男との歓喜の時の声を想像するに充分であった。男は腕時計を見てうなずく、サチ子は嬉しさを全身で表現して弾むように自分の腕を男の腕に絡ませた。
その夜、私はサチ子の居る我が家に帰る気にならず、駅前のホテルに入ったが、殆ど眠れず、うたた寝で一夜を明かした。その間、ひっきりなしにサチ子と男の情痴シーンを見ていた。
サチ子は感じ易い部分を指でさして男に教える。そこは私にも要求する蟻の門渡りと言われるところだ。そこを男の舌が執拗に這うとサチ子は身をくねらせて悶える。男は、自分の股間を指差す。するとサチ子はこっくりと頷き嬉々として男の下腹部に顔を埋めた。
やがてサチ子の頭が上下に動き始める。男の手がサチ子の頭を押さえ、腰を浮き上がらせる。男のものはサチ子の喉を突き通しているようだ。再び、サチ子の頭が前後左右に動き始め、やがてサチ子の喉がゴクリと動いた。おそらく男が放出したものを飲み込んだのだ。おもむろに顔を上げたサチ子が唇の端に滴った白い蜜を舌で舐め、幸せそうな表情を見せる。
「ちくしょう!」
そこで私は胸を掻きむしられる思いで目が醒めるのだ。あのサチ子が見知らぬ男に抱かれ、肌をまさぐられている。いや、その男に抱かれて喘ぎ悶えているという思いは私には耐えられないことであった。
夜が開けても、会社へ出る気もなく、と言って家へ帰ろうとも思わない。ホテルの狭い部屋の中を、まるで檻の中の熊のように歩き回っているのに飽きた私は、ホテルを出て、ただ意味もなく歩き続けたのであった。
あれから三晩、私はまともに眠っていない。眠ったと思うとサチ子の激しい痴態を夢見て目を醒ます。サチ子の秘肉に没入する男の顔は分からない。それをサチ子に問うすべも知らない。なにもかも、サチ子のせいなのだ。サチ子のために三晩眠っていない。しかし、その男のことをサチ子に問い質す勇気は私にはなかった。
「俺は嫉妬深い男だろうか、それとも、それほどまでにサチ子を愛しているのだろうか」
とにかく、やりきれなさは同じだ。
サチ子に復讐してやろうか。だが、どうすればいいんだ。そうだ、サチ子には魔性が棲んでるんだ。それが男を狂わし、女を淫らにしているんだ。その魔性を追出すためには、数多くの男たちによって魔性の穴を塞ぐんだ。これは復讐ではない。サチ子を他の男達に犯さすことによって羞恥心を刺激し、虐めることによって魔性を追出すのだ。多くの男たちを迎えて魔性の何かは、かえって悦ぶだけかもしれない。だが、今の私にはそうしないではいられなかった。
翌日、私は会社へ休暇届を出し、海岸沿いに貸し別荘のある南九州への旅行にサチ子を誘った。
- 2014/07/11(金) 10:15:41|
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約束の8時に海岸には3人の若者の影があった。
「おっさん、本当にいいのか?」
「ああ、しっかりやってくれよ。だけど、私は知り合いになった人とマージャンをすると言って出てきたんだ。マージャンをする夜は、朝まで帰らないことが多いから、おそらく女房はいつも見ている9時からのテレビドラマを見る前に戸締りを確かめるだろう。だから、あんた達が別荘へ入るのはその後だ。その前に、私が裏口の錠を開けるから」
「ちくしょう! まだ1時間もあるのか」
「まあ、そんなにガツガツすんなよ。時間はたっぷりあるんだ。それより裏口から入って真っ直ぐいくと玄関だ。そして手前右側の部屋で女房はテレビを見ている。ベッドはその部屋の続きにあるから、女房を襲ったら、直ぐにベッドへ連れていけよ。ソファーの付近にはいろんなものが沢山あって危ないからな。向かって右手の壁にスイッチがあるから、ベッドのほうの明かりをつけておくんだな」
「わかったよ、入ったらまかしときな」
「そうか、じゃあ思いっきりやってくれ。泣いたって喚いたって気にすることないから」
「おっさんも変わってるよな、あんなにきれいな奥さんを俺たちに廻さそうとしてるんだから…」
それは私の心にズキッと針を刺すような言葉であった。彼達は女房を抱けることに興味はもっていても、やはり、どうして自分の女房をほかの男に抱かすのか、それも3人もの男たちに廻さすのか疑問に思っているだろう。しかし、それを彼達に説明しようにも、私自身それが分からない。だから、私はそれには応えず、
「あんたがケンってのか? しっかりやってくれよ」
兄貴格のヤスシの後ろで、黙って突っ立ってる本当に影のような黒漆の男に声をかけた。
あと1時間もしないうちに、サチ子はこの3人の狩人、ヤスシ、トオルそしてデカマラだというケンに自由を奪われ、そのサチ子の白い肌に巣くっている魔性は、若い猟人達によって巣くっている穴を塞がれ、追い立てられるであろう。男を狂わす何かをもっている魔性は、かえってそれを悦ぶかも知れないが…
「もう、そろそろだな。じゃ私はいったん帰って裏口を開けておくから、後15分くらいしたら入るんだな」
女肉に飢えた彼たちの触覚は、熟れた女肉の匂いをかぎつけて、さぞや、いきり立っているであろうと思われる彼達を残して、私は別荘へと引き返した。
私には、彼達がここへやってくるまでに、まだしておかなければならない事があった。それは、裏口の錠を開けて、前もって開けておいた窓から納戸へ入り、納戸の押入れから天井裏へ上がることであった。
彼達には別荘を出て行くといったが、私には最初からそのつもりはなく、3人の男達によってサチ子がたっぷりと陵辱されるさまを最後までこの目で見届けるつもりだ。
裏口を開けた私は中へ入ってみたが、案の定、テレビに見入っているのか、サチ子が気づくことはなかった。
天井裏に持ち込んであった毛布の上に腹ばいになった私の眼下にはベッドが見え、その向こうにはソファーに横になったサチ子の姿があった。おそらく戸締りは確認して回ったであろうが、誰もいない気安さからか、サチ子はパンティもブラジャーもつけずに素肌にじかに黒のナイロン地のネグリジェをまとっており、まっ白い肌がより効果的に悩ましく裸身を浮き立たせていた。
天井裏へは下の部屋の明かりが、まるでサーチライトのように何本も何本も差し込んでいたが、その明かりで時計を見ると9時15分…、サチ子はテレビの画面に見入っている。
しびれを切らした猟人達が美味な女肉を求めて襲ってくることも知らずに…
いきなりドアが開いた。サチ子はハッとしてそちらを見たがそこには誰もいない。
「だれっ? 誰かいるの? あなたでしょう、おどかさないでよ、びっくりしたわよ」
「ねえ、あなたでしょ?」
「あっ!」
入口に兄貴格のヤスシを真中にして右にトオル、そして左には全身に墨を塗りたくったようなケンの3人が姿を現した。
「だれ? だれよっ!」
「あなたたち…いったい、なにを…お金なんかないわよ!」
「バッカヤロウ! 金なんかいらねえよ。俺たちゃ強盗じゃないんだ」
「…」
やにわにトオルとケンがサチ子に飛び掛り、トオルがサチ子の右手首をぐっと掴んだ。
「あっ! なにをするのっ…」
びっくりして手をひっこめようとする隙に、今度はケンがこれもがっしりとサチ子の左手首を掴んだ。
つい今まで、くつろいでテレビを見ていたのが、異様な黒人を交えた若い男達の突然の出現には、驚きとともにあっけにとられていたサチ子だったが、
「立つんだよ!」
と言うヤスシの声と同時に、両脇からとられていた腕を二人の男に持上げられてはじめて狼狽した。
救いを求めるように、ヤスシの方を見たサチ子は、そこに獣欲の炎に燃えた“男”の眼に会い、言うべき言葉を失ったのであろう。まるで催眠術をかけられたように、フラフラと立ち上がったサチ子の前にヤスシが近づいた。
「いやっ! なになさるの」
「あんたが、この別荘にきた時から、俺達は目をつけてたのよ。旦那がマージャンの約束をしてるの聞いたんでよ、今夜がチャンスだって思ったのさ。その旦那が出かけたんで、じゃあ、その間に俺達が楽しませてもらおうって思ったわけよ。まあ、あんたもたっぷりと楽しませてやっから安心しな」
「いやっ! 許してっ! お金…あるだけあげる…」
「金はいらないって言っただろうが、俺達が欲しいのは、あんたの、この身体だけよ」
「あんたたちなんかに…」
サチ子は激しく抵抗し始めた。両腕を捻るようにもがいても、トオルとケンにがっちりと掴まれた腕はビクとも動かなかった。
「やめなさい! こんなこと…やめなさい!」
「俺は、命令されるのが大嫌いなのさ」
ヤスシはトオルの持っていたナイフをとり、そのナイフの先をサチ子の顔にあてた。
「きれいだ…だがよっ、暴れるとそのきれいな顔に大きな傷がつくぜ…おとなしく俺達に抱かれるんだな。逃げようったって逃げるところもないし、それによいくら叫んだって、ここじゃあ、誰もきやしないさ」
ズボンの前を異常に突っ張らせたケンが声を荒げた。トオルも目をギラギラさせている。
「ガツガツすんなよ時間はたっぷりあるんだ。奥さんはよ、俺達に抱いてもらいたいって、用意して待ってくれてたんだよ。俺達がきたらすぐにでもできるようにネグリジェの下には何も着てないのさ…パンテイまで脱いでやんの、お前も触ってみなって」
その声を聞くとケンは左手をサチ子の胸元にまわし、彼女の胸のふくらみをぐいぐいと揉みしだいた。
「すごいっ! ヤスシ、お前知ってたのか? このスケのデカパイを…」
「ああ…やめて!」
身をよじって暴れるサチ子の身体を、背後からがっしりと抱きこんだケンは、両手を生き物のように、豊かな胸元に這わし、唇をサチ子の首筋に荒々しく押し付けていた。ケンのしぐさに勇気づけられたのか、トオルも同じように触っている。
「なんてすべすべしてるんだ…」
「いやっ! さわらないで…」
まるで蛇が這いずり回るように、手首から肘へ品定めでもするかのように二の腕を握り締めたり撫でたりしているが、おそらく彼達には肉付きのよい女の成熟した肉体のやわらかい弾力が、こまかく震えて掌の中いっぱいに広がっているであろう。暖かいぬくもりがじかに伝わって、彼達のものは一段と膨らみを増している。
二人の男が欲情に目をギラギラさせて、嫌悪感と羞恥と、そして恐怖感でふるえているサチ子の肌を楽しんでるいる間に、ヤスシは腰をふり、脚をばたつかせてもがくサチ子の身体から、アッという間にネグリジェを剥ぎ取ってしまった。
しみひとつない白い肌を隠すものは何一つなく、男達の淫らな視線がその裸身を這いずり回っていた。
「あなたたち、気でも狂ってんじやないの! こんなことして私が許すと思ってるの? 後で警察に訴えますからね…」
「ああ、サツに言いたきゃ言ったらいいさ、サツでよ、奥さんに突っ込んだら、もっとして、もっとしてって、泣いて嬉しがりましたって、くわーしく白状するからよ。実地検証をさせてもらえたらいいな、実演でもすりゃあ、サツの旦那も大喜びよ」
おそらく、サチ子は愕然としているだろう。たかが脅しだと思っていたのが、なにもかも計算づくでやっている。初めて、サチ子の顔に絶望感が現れた。
「奥さん、分かったろう? 今夜は、俺達と楽しくやろうや。旦那には絶対にバラさないからよう」
「ヤスシ、早くやろうよ。もう我慢できないよ…下のほう、触ってもいいか?」
「ああ、たっぷり刺激しておいたほうが、奥さんも悦ぶからな。そうだ俺達も裸になって元気のいいところを見せようぜ。奥さんだけが素っ裸じゃ不公平だからな」
三人の若者はかわるがわるにサチ子を押さえて、一人づつ裸になっていった。ヤスシもトオルも、それにケンも、素っ裸になった連中は若さを誇るように、これ見よがしに勃起したものを突き出しており、その中でもケンはブリーフを弾き下ろした途端、30度近い角度をもってまるで鉄ん棒のように逞しく怒張した肉塊を、ぬっとばかりに突出していた。
ヤスシから、ケンのはでかいと聞いてはいたが、いま眼下に見えるそれは、ヘッドだけはテカテカと赤みをおびて光っているが、股間から隆々と立ち上っている肉塊は猛々しく蒼筋を浮かべ、太さ長さ共に他の二人を圧倒するものであった。それは、男の私が見てもほれぼれとするものであり、手馴れた女を服従させるには、格好の武器となるであろう。
怒張した一物をこれみよがしに突出した裸身に囲まれたサチ子は、さすがにもう説得の意欲も失せたのか、男達の裸身から目をそらせるのに懸命のようであった。
「すげえオッパイだなあ…」
トオルが何回目かの嘆声を漏らして手を差し伸べた。
「奥さん、そろそろベッドへいこうか。奴らもしびれ切らしてるからよう」
「やめて…」
サチ子が、二人に掴まれている手をふりほどこうとして悶えると、ヤスシが反対側からその白い乳房の頂点についている乳首を指で抓みながら、
「奥さん立ったままでやるのが好きかい? それだったらここでぶちかましてやろうか」
ヤスシは怒張したものをサチ子の下半身に突き立てた。
「いやっ! いやっ! やめて…なぜ、こんなことを…ああっ!」
突き立てられた腰を引きながらも、もっとも敏感な性感帯である乳首を、ヤスシに指の腹でコロコロと刺激されて、サチ子が思わず声をあげた。
- 2014/07/11(金) 10:16:32|
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ふっくらと盛り上がった乳房の上に、硬くしこった小さなグミのような乳首をヤスシが指ではさみ、ころがすように愛撫するたびに、二人の男に掴まれたサチ子の白い腕がピクピクと痙攣するようにひきつるのが私にもはっきりと見えた。
「へへへ…なかなか感度がいいらしいな、奥さん、これは楽しみだぜ」
私が言うのも変だが、サチ子は着痩せするたちで、服の上からは想像するよりは大きな乳房は、大きな球を真っ二つに切断して左右の胸にくっつけたような、完璧といいたいくらいの丸みであり、掌で揉むと生ゴムのような弾力が、暖かいぬくもりと一緒に掌いっぱいに広がり、なんともいえない気分にさせてくれたものだった。
それより、私の気にいってたのは、乳首の美しさであった。子供を産んでいないせいか、ピンクビデオで見るのよりずっと小さい乳首で、淫らさやうすぎたなさが微塵も感じられない清楚そのものの、硬くしこったグミの実のようなかわいらしい乳首だった。
だが、その乳房も、乳首も、あの男がもみしだき、その快楽にサチ子は酔い痴れたであろう。私には、どうしてもそれが許せないことであつた。
私の真下にあるベッドまで、引きづられるようにして連れてこられたサチ子は、両手はケンとトオルに押さえられ、そのベッドの上で大の字になっている。ヤスシは脚の上に跨ってサチ子の自由を奪っていた。片手で乳房を揉む二人の男達の指の動きに眉をしかめ、身を悶えさせるサチ子を見ていたヤスシは、
「じゃあ、奥さん、そろそろ楽しませてやろうか」
と言いながら、手をスーッと太腿から上に這わせる。
「ああ…だめ!」
黒い恥毛の部分はことさら避けて、太腿の内側から張りのある腹部に、そして、くびれたウエストから再び太腿へと、すべすべした女の肌ざわりを楽しむかのように、ヤスシが掌をずらしていくと、サチ子はいままでになかった激しい抵抗を見せた。
「そうら、奥さん、大事なところに指が入るよ…」
掌をたるみひとつない下腹にぴったりとあてがい、指先をピアノの鍵盤でも叩くようにうごめかせる。
「よして! いやっ! いけません…」
ヤスシの指は恥毛をかき分けている。
「やめてぇっ! いやよっ! ああ、だめ…」
サリサリとした恥毛の硬い感触を楽しむかのように、ふっくらと盛り上がった恥毛の丘をヤスシが撫でまわすと、サチ子の悶えがいっそう烈しくなるのが、私の嗜虐感を刺激してなんともいえない気持ちになった。
「うっ…」
ヤスシの指先が、ついにサチ子の亀裂をなぞり、小さな木の実にでも迫ったのであろう。サチ子は身体を折るようにして息をつまらせた。
私の眼下にはサチ子のくぼんだ腹部と、魅力的な曲線を描く伸びた両脚がある。太腿をぴっちりと必死に閉じ合わせているが、豊かに張った太腿の付け根に、黒々と恥毛が淫靡な翳をつくって象牙色の白の中に沈んでいた。
恥毛に覆われた下腹部が、ふっくらとふくらみ、小さな丘となって太腿の割れ目へ落ち込んでいる。そのふくらみを裂くように刻み込まれた亀裂を割って、ヤスシの指が深々と埋まっていった。
「あっ! だめ! いやよっ…」
サチ子の全身に鋭い痙攣が走った。乳首が硬くとがり、白い胸元がのけぞった。
「奥さん、なんだかんだと言ったって、もう、ぐっしょりじゃないかよ」
ヤスシは腰を浮かし、そしてサチ子の膝頭をつかむと、荒々しく横に押し広げた。黒い恥毛を二つに分けるように、濃いセピア色の亀裂がのぞき、とろとろとした粘りつくようなサチ子の深部までが見えるようであった。ヤスシの二本の指が、その亀裂をまさぐると、
「いやっ! やめてぇっ!」
サチ子は必死に開かれた身体をすぼめようとベツドの上でのたうった。
「暴れたって無駄さ」
ヤスシの目には嗜虐な笑いさえ、ギラギラといろめいていた。膝と膝の間に、ヤスシがあぐらをかいていては、サチ子がどんなにもがこうが、引き裂かれた身体を閉じられることはなかった。
奥深く入れた指が淫らにうごめくたびに、サチ子は腰を引き、身体をよじり、ヤスシの手を逃れようとしているが、それが逆にヤスシのサディスチックな快感をあおっているようであった。
「そうだ、もっと暴れな! もっと腰をふるんだ!」
と、さらに手の指を烈しく、まさぐるように動かすと、グッと歯を噛み締めヤスシの淫虐に耐えていたサチ子の口から、悲鳴のようなうめきがほとばしった。
白い頸をのけぞらせ、押さえられた腕がヒクヒクと痙攣する。内腿の白い肌がピーンと張り詰めたようになり、太腿の付け根がえぐったようにくぼむ。男の侵入を防ぐように力の限り硬く合わせようとしていた太腿が、いつしか受け入れるように開いていた。
「くくっ! むむ…」
もはや理性は姿を消し、官能の炎がサチ子の全身を、身体の芯からあぶっていた。いくら歯を食いしばっても、洩れてくるのは喜悦のうめき声であった。
「うううっ! やめて…」
サチ子の睫毛がふるえ、目尻から涙がこぼれた。
「お前ら、もう手を押さえなくったっていいから、二人でオッパイを可愛がってやれや。それによ、ケン、お前のドデカイやつを奥さんに握らせてやれよ」
「よう、奥さん、俺のをしごいてくれよ」
ケンはサチ子の手を取り、動くたびにピクンピクンと脈打ち揺れているものを握らそうとした。
サチ子はそれに逆らって手を引こうとするがケンの力に勝てるはずがなく、太い蒼筋が絡み合い脈打つように浮き上がった欲望の肉塊を無理に握らされ、そのサチ子の指を囲ったケンの手の動きによって、ケンの欲望を更に昴める形となっていた。
ケンに刺激されてか、トオルも自分のものをサチ子に握らせ、やはり、自分の手を動かしてしごいていたが、3人の中では一番若いトオルは、現実にこうしてすばらしい女の裸身をなぶり、その女の悶えるさまを見て興奮が高まっている上に、いままた、その女に自分のものを握らせ、しごかせてはもはや限界だったのか、
「おうっ…」
と、叫んだかと思うと、白い肌が、さきほどから男たちになぶられて、ピンク色をぼかして溶かし込んだように、色づいている豊な胸の上に、大きい弧を描いて情欲の精を噴出させた。
「おい! ヤスシ、やらせろよ! なあ、俺に先にやらせろよ!」
と、言う、ケンのしぼり出すような声に、
「バッキャロ! ガツガツすんなよ。先ずは俺がやるんだよ! お前のデカイやつをいきなりぶちこまれたら、奥さん、目をまわすぜ、それよか、そのデカイのを奥さんにしゃぶってもらいなよ」
「いやっ! やめて…ゆるして…」
「さあ、ゆっくりしゃぶるんだ」
サチ子の胸に跨ったケンは、蒼筋を立てて怒張した黒い肉塊をサチ子の顔前に誇示するように突き出した。
サチ子は引き裂けんばかりに眼を見開き、おそらくは初めて見たであろう、ズキッ、ズキッと脈打っている巨大な肉塊を放心したように見つめていた。やがてケンは、いやがるサチ子の朱唇を割るようにして、その黒い巨大な肉塊をこじ入れた。
「むぐぐぐ…」
「あきらめなよ、奥さん…そんな大きいのにゃ、めったにお眼にかかれないぜ、たっぷりとしゃぶって楽しみなよ。それによ、そろそろ下にもぶちこんで欲しいんだろうが、今、やってやっからよ、一緒に十分に楽しもうぜ。すぐに、もっともっとって言わしてやっからよ」
「くくくっ…」
ケンのものから見れば、多少の見劣りはするものの、抑えに抑えていたヤスシの欲望の肉塊は天を指していた。
その先端をサチ子の股間にあてがい、亀裂を引き裂いたかと思うと、そのままサチ子の身体に覆い被さり、若さにまかせて一気に頂上をめざし激しく動いた。あんなに抵抗していたサチ子の両手も、いつしかヤスシの背に爪を立てるように回されていた。
- 2014/07/11(金) 10:18:00|
- 嘱託輪姦・Hirosi
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「ケン、お前の番だぜ。そのデカイやつが欲しいって、奥さんはせがんでんだ。早くぶちこんでやれれよ」
一人の男に犯され、陵辱のかぎりを尽くされた後で、傍若無人な新たなる闖入者が現れても、全裸のままのサチ子は身体を開いたまま動く気配もなかった。
そげたような、内股のそけい部のうすい筋肉がひきつってブルブルとふるえており、朱唇を裂くような悲鳴をあげた後の、せわしない息づかいに胸を大きく揺らせていた。その胸の白い肌も、烈しい交接でバラ色に染まり、全身から噴き出る汗で艶やかに光り輝いていた。
V字形に割られた大腿の間にしゃがみこんだケンが脚に手をかけると、サチ子は物憂げにその白い脚をひねり、よじり合わせてわずかに抵抗を見せたが、ケンは苦もなく両脚を肩に担ぎ上げ、蒼筋を浮かべて脈打っている、漆黒の巨大な肉塊を手にとり、赤黒く張りテカテカと光った先端をサチ子の亀裂にあてがった。
さっきまでは、つつましやかにぴったりと閉じていたであろう花びらが、ヤスシの陵辱によって今は濡れて輝きながら、内側の肉壁がまるで大きな大輪の紅い花を咲かせたように、内腿の白さと対照的な真紅の美しさを、惜しむことなくさらけだし、たるみのない脂ののった下腹部から股間にいたる淫らな斜面の草むらに、ヤスシの精気の名残の白液が、にぶく光っているのが痛々しくもエロチックであった。
いまはもう抵抗するすべもないサチ子の股間に向けてケンが腰に力を入れた。赤黒く肥大した先端がじょじょに亀裂を割っていく。
「ううっ! むはっ!」
ケンが腰に力を入れるたびにサチ子は腰を引きながらも重苦しそうな生臭いうめき声をあげている。
すでにヤスシのものによって道を付けられているとはいえ、そのヤスシのものとは、一回り違う隆々として巨大な黒い肉塊が、しだいにサチ子の亀裂の奥深く沈み込んでいくさまを、私はかたずをのんで見守った。
固くかみしめたサチ子の口から、
「ううう…」
と、うめき声が洩れる。ケンがゆっくりと腰を動かし始めた。
「ようし、いいぞケン、奥さんの腰をかかえこめよ!」
「なにするの? いやあっ! やめてぇっ!」
放出した後の虚脱感で、一休みというところだったヤスシがポラロイドカメラをかまえると、ケンの巨大な肉塊を、もうすでに根元までくわえ込んでいたサチ子が、ひときわ高い悲鳴をあげた。
「奥さんよぅ、ケンのようなデカイやつをぶらさげた男には、めったにお目にかかれないんだからさ、記念に写真を撮っといてやっからな。後で、旦那と見ろや」
「そんな、やめて! おねがい、写真だけは…」
腰をよじり、身体を捻じ曲げてカメラのレンズから避けようとするサチ子だったが、その身体の中心に巨大な肉塊を打ち込まれている身ではなすすべもなかった。
ピカッ! ストロボが閃く。
「そうら、もうすぐできるぜ…」
おそらくヤスシの手にしている印画紙には、ケンの肩に両脚を乗せて、その股間の付け根には巨大な肉塊を没入させた、サチ子のおぞましい淫らな姿が、しだいに鮮明に浮き出ているだろう。
「だめだ! ケン! 今のは、お前の立派な代物が見えないや。ちょっと抜いて、そのままにしてろ」
「やめてぇ! おねがい…」
ヤスシは手にしたカメラをかまえなおし、
「ようし! いいぞ…」
ふたたび、閃光が走り、サチ子の身体から力が抜けた。
「おねがい…写真だけは…」
「へえー、写真は駄目だけど、本番のほうなら、いくらでも俺達とやるってのかい?」
「うう…」
「どうなんだ? 本番なら、いくらでもサービスしますって言いたいのかい?」
「おねがい…」
「ケンよ、奥さんがお願いしますってさ、充分に楽しませてやれよ。奥さんもケンにサービスしろよ!」
卑猥なことを口にしながら、ヤスシは次々といろんなアングルからストロボを閃かせていた。
「うううっ! やめて…くくっ! むうっ…」
ケンの腰を突き出すテンポが速く力強くなるにつれて、もはや理性は姿を消し、官能の炎がサチ子の全身を芯からあぶっていくようだった。いくら歯をくいしばっても、洩れてくるのは喜悦のうめき声になり、いくら自制してもケンの腰が少しでも遠のくと身体がそれを求め、サチ子のほうからそれを追い求めていくようになっていた。
じっとりと白い裸の全身が汗ばんでいた。ただでさえ盛り上がっている乳首が、ケンの烈しい動きにつれて胸を張るたびにはちきれんばかりとなりキラキラと輝く。固くとがった乳首が私にはもぎとってしまいたくなるようなサディスチックな誘いを感じさせた。
それと同時に、ケンの両肩に乗せたサチ子の脚が快楽をあらわにし始め、ひきつってふるえているのを目の当たりにしていると、ふいに、他の男に自分の妻が、今は復習しようとしているサチ子ではあったにしても、そのサチ子が犯され、犯されながらも、しだいに燃え上がっていく姿に嫉妬を感じた。
悲愴感を覚えているのは、むしろ私のほうだった。どう虐めたらサチ子は音をあげるのか、たとえ鞭でなぐっても、このサチ子は歓喜の悲鳴をあげて、もっと、と叫ぶかも知れない。そこには絶望しかなかった。
ストロボの閃光が、烈しい律動で充分に潤んで卑猥な音をたてている部分の光景を浮き彫りにする。その閃光の度に浮き上がるケンの肉塊は黒々と濡れ光っており、異常なほどの大きさに隆々と怒張したその巨大な肉塊を抜き差しするたびに、
「ああっ、あうっ」
と、サチ子は悲鳴をあげてのけぞり腰をゆさぶっている。まさに淫靡なその姿はすでに私という男の妻ではなく、女であり雌であった。いや、魔性の巣くう淫蕩な雌獣かもしれない。
サチ子がこんなに簡単に、早く順応するとは思ってもいなかった。
「ああっ、あうっ…いいっ…」
サチ子は唸った。うめき唸り、そして汗と脂でドロドロに光った身体を痙攣させて、連続的に絶頂を迎えている。
「あ、あっ…いいーくっ!」
「うっ、ぐぐ…うはっ、ああ、いいっ、いいわあっ…いくうっ! ねえ、いっくうっ!」
サチ子がふりしぼるような悲鳴をあげて、何度目かの絶頂に上りつめた。
柔らかい肉体も裂けよとばかりに攻め込み、サチ子を狂乱状態に落とし込んだケンは、そんなサチ子を無視してやおら立ち上がり、そのサチ子の身体を横にゴロリと廻したかと思うと顔を伏せさせ、腰を高く上げさせて四つん這いにさせた。メロンのような乳房が揺れている。ケンは膝で立ったまま、脈動している肉塊を力強くサチ子に押し付けた。
「あうっ、うううっ…」
その巨大な黒い肉塊は、サチ子の悲鳴と共に消えた。ケンは強くその肉体でサチ子の大きく二つに割れた腰を圧迫しながら、両手でサチ子の乳房を弄ぶ。サチ子の顔は、まるで激しい苦痛を味わうかのように歪んでいる。
「あーーっ! いい、ねえっ、きて、きて…」
ケンの律動が烈しくなってきた。
「ああっ! もうだめっ! だめっ! ねえっきてっ! あうっ、うっ! いっくうっ! いいっ…」
サチ子は狂ったように全身を震動させ、痙攣させ、のど首をぐうんと伸ばして反り返る。
続いてケンも、
「うおっ、ううーーむ…」
と、獣の吼えるようなうめき声をあげて、のけぞった体を前に倒し、サチ子を押しつぶして果てた。
二人の男にたちに存分に犯され、陵辱の限りを尽くされたサチ子は、再びカメラをかまえたヤスシに仰向けにされたが、それに逆らうことも起き上がろうとする気力もなく、度重なる陵辱に、いたるところ紅を散らしたように染まっている白い肌は、全身から噴き出る汗と脂で艶やかに光っていた。
乱れたほつれ毛が、汗に光る額に何本かべっとりと張り付き、せわしげに吐く吐息や苦しげに波打つ胸のふくらみが、サチ子に凄惨とも思える被虐的な美しさを与えていた。
ボロギレのように横たわっているサチ子に、ヤスシは容赦なくストロボを閃かせる。印画紙は次々と床に落ちてかってに卑猥な映像をつくっていく。
ヤスシの手によって広げられたサチ子の亀裂は、さきほどからの烈しい陵辱を物語るかのように紅い花びらが咲き誇っていた。その開いた花唇からは若い二人の男が注ぎ込んだ夥しい精液が、花唇が息づく度にトロトロと流れ出ており、サチ子の身体全体から注ぎ込まれた精液の匂いがムーッと蒸れ立っているのを感じさせた。
サチ子には魔性が棲んでいて、それが男を狂わしサチ子自身を淫らにしているんだ。その魔性を追い出すためには数多くの男のものによって魔性の穴を塞ぐしかない。
サチ子を男たちに犯さすことによって、羞恥心を刺激し、虐めることによって魔性を追い出すのだ。これは復讐ではない。と、思う一方、多くの男たちを迎えて魔性のなにかは、かえってそれを悦ぶだけかも知れないと思った。
今、私の真下でトオルに犯されているサチ子の表情には苦痛はない。最初、ヤスシに犯された時は、サチ子の表情は恐怖におののき、身体いっぱいで抵抗しており、それは強姦そのものであったが、その顔もだんだんと表情が変り、相手が変わって際限なく犯されていくうちには、どこか恍惚とした表情を浮かべ、トオルの背に双手をまわし、烈しく腰をゆすっているいまのサチ子には、淫蕩的な快美の表情を隠そうとする意図も見られなかった。
私は敗北者だった。サチ子はもう私一人のものではないのだ。サチ子の身体に染み付いている精液の匂いは、夫の私からの贈り物ではないのだ。
ただ、不思議なことに、私のこの絶望的な気持ちから、嫉妬の感情はわきおこってこなかった。いや、
わきおこってこない…と、言ったら、それは嘘になる。その嫉妬の感情に何か得たいの知れない病的な、そして情欲的な、快美と興奮を覚えている事実を私は否定できない。
私は魔性に魅入られたのだろうか。しかし、魔性に魅入られるということは、なんと言う快美なんだ。私の心の奥にある嫉妬そのものが快美なんだろうか…
髪を乱した頭を枕に乗せ、仰向けに寝たサチ子の上にトオルが両手を左右に突っ張って半身をもたげ、重みをサチ子にかけないようにしながら烈しく腰を上下させている。その横には、ヤスシが、サチ子の胸の白くむっちりと盛り上がった乳房に顔を寄せて乳首を口に含み、片手は下の女の内股に伸びている。
サチ子は激しい息づかいをしながら、乱れた髪をふりみだし、うめき、絶叫し、腰を突き上げて狂乱している。
淫乱の限りを尽くして執拗に展開される光景を後に、私は立ち上がった。ひときわ高いうめき声や、叫び声とも泣き声ともとれる激しい喘ぎ声を上げて狂乱しているサチ子の凄惨とも言える姿を、もはやこれ以上見続けるだけの感情の余裕が私にはなかった。
- 2014/07/11(金) 10:19:08|
- 嘱託輪姦・Hirosi
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