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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

別れた妻 第18回

 時雄は冷蔵庫から安物のワインを取り出した。
 時刻はもう深夜三時を回っていて、明日は休日とはいえ、いまから飲み始めるには遅すぎる時間帯だったが、飲まずにはとてもいられなかった。
 それでいて、身体も心もひどく疲れている。
 手酌でグラスに酒を注ごうとしたら、千鶴が「私が注ぎます」と言った。時雄は無言でボトルを手渡した。
 こぽこぽ、とワインの音だけが室内に響く。
「君はいらないのか」
 千鶴は首を振った。
 そして、また沈黙。
 いったい―――自分は何をすべきなのか。
 何を語るべきなのか。
 何を想うべきなのか。
 そんな思念が川底の水泡のように、意味もなく時雄の頭に溢れていた。だが、その思念を真剣に考える余裕も気力もすでになかった。
 暗澹たる気分だけが、泥濘のように時雄の全身にまとわりついていた。
 眼前の千鶴は、かつて時雄の妻だった女は、ただ静かに座っている。その顔に過去を語っていた先ほどまでの張りつめた様子はなく、むしろ放心したような表情をしている。
 彼女もまた疲れきっているのだ。
 過去に、そして現在のこの瞬間に―――。

 千鶴の語ったことのすべてを、時雄が理解できたわけではなかった。いや、頭では分かっても、心がそれを受け入れることを拒否していた。
 七年前に千鶴が辿った苦しい道のりのことは分かる。夫であった自分がそのときの彼女に何も出来なかったことについては、改めてほぞを噛む思いだ。
 だが、たとえいかなる事情があったとしても、千鶴がある瞬間に木崎を受け入れたこと、そのことに間違いはなかったのだった。それから現在に至るまで、たしかに彼女の心の一部分は木崎に占められている。信じられないような途中の経過さえ抜けば、当たり前すぎるほど当たり前の事実。だが、その事実を実際に彼女の口から聞くことは、何にもまして時雄には耐えがたかった。
(馬鹿げた話だ・・・)
 ふっと時雄は内心で自分を哂った。七年前、自分の役回りは、誰よりも滑稽なものだった。そして最大の滑稽事は、七年後の今になっても、自分がすすんで最も滑稽な役を引き受けたことだった。哀れな道化師の役を。
 なぜだろう。なぜそれでも自分はやめられないのだろう。
 いま目の前にいる千鶴は、時雄の知っている千鶴ではない。いや、時雄が彼女のことを真に理解していたことなど、きっと一度もなかったのだろう。時雄は自身の望む女の姿を千鶴に見ていただけなのだ。
 ずっと、あまりにも長い間―――。
 だから、ふたりが夫婦でなくなったときでさえ、何ひとつ気づくことが出来なかった。
 千鶴はきっと知っていた。時雄が自分のことなど少しも分かっていないということを。面と向かってそう言ったとしても、きっと彼女は否定するだろうが。


「今日はもう寝よう。これからのことは明日考えよう」
 台所でグラスを片付けている千鶴の背中に、時雄はそう呼びかけた。
「・・・・・」
 千鶴は黙って振り返り、時雄を見つめた。翳りを帯びたその瞳が何を想っているのか、時雄には分からない。
「歯磨きは新品のが洗面所にある。ベッドは君が使ってくれていい。俺はソファで寝る」
 千鶴の唇がかすかに動いた。
「どうして・・・?」
 何に対しての「どうして?」なのか。やはり分からないまま、時雄は口を開いた。
「・・・今回、俺はわけも分からないまま、衝動的に動いてしまった。もしかしたら、いまの君には迷惑なことだったかもしれない」
「迷惑だなんて・・・。ただ・・・どうしてあなたがそこまでしてくれのかが分からなくて・・・。七年前から私こそ迷惑のかけどおしで・・・さっきの話でなおさらそのことが分かったでしょう。それなのになぜ・・・?」
 かすれたような千鶴の声だった。
「なぜなのか、俺にも分からない。ただ、あのときの俺は何も出来なかった。そのことで君も、俺も傷ついた。今も後悔してる。だから、今回のことは俺の問題でもあるんだ。俺はもう傷つきたくないし、君にも傷ついて欲しくないんだ。本当にそれだけなんだ」
 もう興奮で我を忘れるような真似はしたくなかった。出来うるかぎり穏やかに、時雄は自分の真情を伝えたかった。たとえ自分の見ていたものがすべて幻影だったとしても、いま眼前には彼女がいる。そのことだけは幻ではなかった。
 千鶴は黙って、床を見つめていた。
  1. 2014/09/10(水) 02:01:33|
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別れた妻 第17回

 自分がかつて最も愛した女―――。
 その女の坂道を転げ落ちていくような人生―――。
 時雄には辛すぎる話だった。もうやめてくれ、とさえ思った。
 だが、千鶴は語り続ける。何か得体の知れないものに衝き動かされてでもいるように。

「風俗のお店で働いているときには、いつも母のことを想っていました。母のためだ、母を救うために私は働いているのだと強く想っていなければ、私は私を支えられそうになかったんです。その一方で見知らぬ男性と肌を合わせているときには、いつもあなたの顔が浮かびました。あなたはいつも私の心も身体も大切にしてくれていた、愛してくれていた。それなのに私はあなたを裏切り、あげくの果てにこんなことをしている。そう思うと、あなたへの申し訳なさと自分への情けなさで気がおかしくなってしまいそうでした」
 実際、思い余った千鶴はいっときは自殺すら考えたという。
 だが、母親のことを思うと、それも出来なかった。
 ぎりぎりの状態まで千鶴は追い詰められていた。
「そんな頃でした。木崎がお店に現れたのです」
 木崎が『客』として自らの目の前に現れたとき、千鶴は驚愕し、そして憤った。
 現在の自分の境遇を知己に見られる恥ずかしさなどというものもなかった。ただただ、自分をこんな境遇まで堕とした男への憎しみがあった。
 もし、その日、木崎が『客』として千鶴を意のままにしようとしていたら、千鶴はその場で木崎を殺すか、自分が死ぬかぐらいのことをしたかもしれない。千鶴はそう語った。
「でも・・・木崎は私に何もしなかったんです」
 意外なことに木崎は、千鶴に憐れみの視線を向け、自分のしたことを詫びたのだった。木崎が千鶴を買った時間の間ずっと。
「もちろん、私は木崎の言葉を聞く耳を持っていませんでした。いまさら何を言ってるのだ、と思うだけで、彼を憎む心は消えませんでした」
 木崎はそれからもたびたび店に訪れた。訪れるたび、木崎は千鶴を指名し、ひたすら自分のしたことを謝罪し続けた。
 そんなことがずいぶん長く続いた。
 いつしか千鶴の心も変わっていった。
「最初は木崎の顔を見るのも厭でした。彼が私に対していくら謝っても、彼のしたことが消えるわけではありません。でも・・・その頃の私は日々の生活に、仕事に本当に疲れていました。たとえ厭な相手であっても、木崎が来ているときは、その間だけは私は嫌いな仕事から解放されることが出来たんです」
 やがて、千鶴は木崎の訪れを心待ちにするようになっていった。
「認めたくないことです。でも、本当のことだから・・・。その頃の私は本当にひどい精神状態でした。そしてそんな私に優しい言葉をかけてくれたのは木崎だけだったんです。自分でいやになるくらい、私も女だったんですね。表面的には木崎を憎もう憎もうと思っていても、いつしか彼に対して甘えの心が生まれていったんです」

 千鶴の変化を敏感に察知したのか、やがて木崎はひとつの提案をすることになる。
『君の今の境遇はすべて俺のせいだ。その罪滅ぼしとして、俺が君のお母さんの治療費を払う。だから、君はこの店をやめても大丈夫だ』
 千鶴はその言葉に何も応答せず、その日木崎は帰っていった。
「木崎の言葉が何を意味するのか、分かっていました。その提案を受け入れたら、どうなるのか、私にもよく分かってはいたんです。だから、この件に関しても、私は何一つ言い訳は出来ません」
 次に店を訪れたとき、木崎は再びその話を持ち出した。
 千鶴は―――その提案を受け入れた。
「その日、私は初めて自分の意思で木崎に抱かれました」
 そして千鶴は店をやめ、木崎のものとなった。

 千鶴の話はそこで終わった。
 時雄は―――打ちのめされていた。
 言いたい言葉はやまほどあった。
 だが、言うべき言葉が思いつかなかった。
 激しい虚脱感が時雄の全身を覆っていた。

「おかしいじゃないか・・・」
 苦しい沈黙の後で、時雄はようやく言葉を発した。絞り出すような声だった。
「君が木崎に救われたのは分かった。たとえ木崎にどんな思惑があったとしても、だ。その当時木崎は君を救った。これは間違いない。だが、なぜ今の君はその木崎の言いなりになって、他の男に身体を売るような真似をしている。絶対におかしい。納得できない」
 子供のように痛む頭を振りながら激しい言葉を投げつける時雄を、千鶴は憐れむような哀しむような瞳で見た。
「あなたに納得できないのは当たり前のことです。私にだって自分のしていることが分からない・・・。ひとつだけ言えるのは、木崎の提案を受け入れたとき、私は彼にすべてを売り渡してしまったんです。自分が追いつめた女に対する同情だけで、彼があんな提案をしたとは私だって思っていませんでした。でも、私はそれを受け入れてしまった。その頃、私はひどい境遇にいて、なんとしてもそこから逃れたかった。だから私は木崎の差し出した手を掴んでしまったんです。ひとりの女としての誇りも何もかも投げ出して」
 そのときから私は決して彼の言うことに逆らえない女になってしまったんです―――。
 千鶴はそう言った。
「何もかも投げ出して・・・か。その何もかもに、俺も、俺との思い出も含まれていたんだな」
 時雄は呟いた。絶望が身体中の血に溶けて、全身を駆け巡っているようだった。
「ごめんなさい・・・」
 すっと顔を伏せながら千鶴が言った言葉を、時雄はどこか遠い場所で聞いた。
  1. 2014/09/10(水) 02:00:38|
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別れた妻 第16回

「俺と別れた後―――」
 ソファに沈み込みながら、時雄は独りごちるように言った。
「君はどうしていたんだ? 木崎とは・・・」
「木崎とは別れました。あなたという脅しの材料がなくなった後では、もう彼との関係を続ける意味はなくなっていました。その頃の私にとっては、彼はあなたとの関係を破綻させた憎むべき対象でしかありませんでした」
 その頃の私にとっては―――。
 今は違うということか。
 ならばなぜ、いつ木崎は千鶴にとって別の意味を持つ存在になったというのか。
「あなたと別れて、私は大桑にアパートを借りてひとりで暮らしていました。近くのスーパーでパートをしながら、細々と生活していたんです。後悔や慙愧の念は消えないけれど、こうなってしまった以上はもう誰も傷つけず、迷惑もかけずに静かに暮らしていきたいとそればかり願っていました。でもそんなある日、突然母の病気が発見されたんです。血液の悪い病気でした」
「お義母さんが・・・」
 千鶴の母親の久恵のことはもちろん、時雄も知っている。久恵は若い頃に夫と別れていて、千鶴と娘一人母一人の生活を送ってきた。それだけに千鶴のことをとても大切にしていて、彼女が時雄と結婚することになったときも、くれぐれも娘をよろしくと何度も頭を下げられたことをを覚えている。
 いつもにこにことしていて、仏様のように優しい人だった。
「全然知らなかった・・・」
「母の病気は手術などで治る類のものではないそうです。長期入院して薬物投与を続けながら、経過を見ていくしかない。母は今も入院しています」
 悲痛な声で千鶴は語った。
「当時、私はパニックになりました。あなたと別れて、このうえ母までいなくなってしまったら、私は本当に独りぼっちになってしまう。でも、私にはお金がありませんでした。パートの給料くらいでは母の治療費すら満足にまかなえません。私たち母子には頼りになる親戚もいませんでしたし」
「なぜ・・・俺に何も言ってくれなかった」
「あなたには言えなかった。絶対に。どんなことがあっても、あなたにはこれ以上迷惑はかけられなかった」
 きっぱりと言った千鶴の言葉に、時雄は絶句した。
「私はパートをやめて、お金になる風俗の店で働き始めました」
「・・・・・・」
「厭な仕事でした。あなたと結婚して幸せに暮らしていたころは、まさか自分がそういうお店で働くことになるとは思ってもいませんでした」
 千鶴は広げた自分の掌をじっと見つめていた。
 消せない過去を見るように。
「当時、私は人妻のソープ嬢という名目で売り出されていました。冗談みたいな話ですね」
 あなたと別れて間もなかった私が―――。
 千鶴は言った。
 時雄は声もなく、天を仰いだ。
  1. 2014/09/10(水) 01:59:29|
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別れた妻 第15回

 窓の外から電車の過ぎ行く音が聞こえた。時雄の住むマンションのすぐ近くには線路が走っている。もう終電は終わっているはずだから、回送電車か何かだろう。
 時雄は立ち上がって、少しだけ空いていた窓を閉めた。秋の空気が冷たかった。
「一本、吸っていいかね」
 千鶴はうなずいた。いままでどうしても打ち明けられなかった過去の話をしているうちに、千鶴はかえって冷静さを取り戻してきているようだった。いや、そうではない。話しているうちに、千鶴の顔から次第に表情が消え、声にも抑揚がなくなってきている。それだけだ。神経のほうはいっそうに張りつめているように思える。
 生気を失ったようなその表情を不安な想いで見つめながら、時雄は煙草を取り出した。火を点ける手が震えている。冷静さを欠いているのは、時雄のほうも同じことだった。
 だが、もう引き返すことは出来ない。引き返す気もない。
「君は木崎に脅された」
 呟くように言った自分の声が、ひどく酷薄なものに聞こえて時雄は心中で驚いていた。
「そして関係を強要された。そうなんだな」
「そうです」
「・・・それでも、どうしても俺には分からない。君がなぜそんな木崎の手管にやすやすと従ってしまったのか、納得できない。脅された時点で、君はただの被害者だった。木崎が俺にバラすのを恐れたと言うのなら、君から俺に打ち明けてくれればそれですんだ」
 時雄は煙草をもみ消した。
「何度も同じことを言ってすまない。済んだことを咎めても仕方ないとは分かっている。でもそう思わずにはいられない」
 言いながら、時雄は木崎が千鶴に言ったという言葉を思い返していた。
『あいつはひとの過ちを簡単に許せるような人間じゃないからな』
 そう―――なのか。
 木崎が自分をどういうふうに見ていたか。そんなことは問題じゃない。ただ、千鶴まで自分をそんなふうに思っていたかと想像することは苦痛だった。
「あなたのことを信じていなかったわけじゃない」
 時雄の心中を見透かしたように千鶴は言ったが、その後に自らの言葉を否定するように弱々しく首を振った。
「いえ・・・そうではありませんね。どう言い訳しようと、あなたに打ち明けられなかったのは、私が弱かったせい。あなたを信じ切れなかった私の弱さのせい。あなたに責任があるわけではありません」
「責任とかそんなのはどうでもいい」
 ただ哀しいだけだ。情けないだけだ。
 時雄は思った。
 だが、千鶴は語ることをやめなかった。
「私は弱かった。あなたのことを愛している、信じている。そう思ってはいても、心の底では真実を知ったあなたに捨てられることに怯えていたんです。あなたとの平穏な暮らしを失うことが何よりも怖かった―――」
 凍りついた瞳で、千鶴は時雄を見た。
「そして私はあなたを裏切った―――」

 最初は『あと一度』という話だった。
 あと一度、会ってくれるだけでいい。それで今までどおりの生活が還ってくる―――。
 月並みな悪魔の誘惑。
 そのあと一度が二度になり、三度になり、やがて破綻するまでの数ヶ月ずっと続いたこともまた、月並みな展開である。
 くだらない三流ドラマ。
 当たり前のように夫と顔を合わせ、何食わぬ顔で普段の自分を演じながら、他方では別の男の前で女の貌をすることを強要される日々。
 そんな二重生活が長くなればなるほど、千鶴の肢体にまとわりつく罪はその重さを増していった。
 不実、背信、裏切り―――。
 増えていく罪の重さが増せば増すほど、もう途中で放り出すことは出来なくなっていく。
 いくら疲れても、磨り減っても、止まることは出来ない。
 壊れるまでは。
 そして―――そのときは訪れた。

「あの日、出張が急に取りやめになって帰ってきたあなたに、すべてを見られて・・・私はもっとも危惧していたことが現実になったことを知りました。それでも―――私は心のどこかでほっとしていました。もうこんな綱渡りのような日々を送らなくて住む。そのことばかり思っていました」
 千鶴の大きな瞳がニ、三度瞬いた。
「本当に私はエゴイストですね。誰よりも辛いのは、傷つけられたのはあなたのほうなのに、私は自分のことばかり考えていた。最初はあなたとの生活を守りたい一心だったのに、その頃にはもう嘘をつき続けることに疲れきっていて、自分が楽になることばかり考えていたんです。それでいて、この期に及んでも私はまだ体裁を気にしていました。あなたに何があったんだと問い詰められて、私は何一つ語りませんでした。言い訳をするのは厭だった。真実を告げて、木崎の奴隷になっていたことをあなたに知られるのも厭だった。嘘をつくことにももう耐え切れなかった。結局―――私はもっとも卑怯なやり方で逃げてしまったんです」
 そう語る千鶴の声には、底知れぬ暗闇の響きがあった。
  1. 2014/09/10(水) 01:58:18|
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別れた妻 第14回

「・・・その日、すべてが終わった後で、木崎は今さらのように獣から人間の顔になって、泣きじゃくる私を慰めたり、『昔からずっと好きだったんだ』と言い訳を始めたりしました。私は頭の中が真っ白になっていて、ただただ明日あなたが帰ってきたとき、なんと言えばいいのかと、そればかり思っていました」
「何も言い繕う必要はなかった。嘘をつくことも謝ることもしなくてよかった。ただ事実そのままを教えてくれればよかったんだ」
 時雄は呻くように言った。もしそうしていたら―――という言葉はかろうじて飲み込んだ。
「事実を聞いて俺が君への態度を変えるとでも、思っていたのか。そんなに俺を信じられなかったのか」
 そう言って、時雄はため息をついた。
「・・・俺は残酷なことを言っているかい」
 千鶴はにこりと哀しく笑った。
「いえ。そうすれば―――よかったんですね。でも、私には出来なかったんです。あなたは木崎を昔からすごく嫌っていた。私はその木崎に」
 犯されたんです、と千鶴は言った。
 時雄は絶句した。

「呆然として人形のようになっている私に、木崎は再三言葉をかけましたが、私があまりに無反応なので、そのうち癇癪を起こしはじめました」

『今日俺との間にあったこと、旦那に言うのなら言え』
『俺は何も怖くない。失くすものがないからな』
『もし旦那にばれて失うものがあるとすれば、それはお前のほうだぞ』
 木崎はそんな月並みな捨てゼリフを残して、その日は去っていったのだという。
 そして一日、二日と日は経った。千鶴は悩んだ末、帰宅した時雄に結局何も告げることなく、木崎との出来事をひとり胸に閉まって洩らさなかった。
 時雄も妻の微妙な変化にまったく気づかなかった。
 千鶴の小心と時雄の迂闊さは、木崎のような人間にとっては格好の獲物だった。いくら日にちが過ぎても時雄からの反応がないことで、千鶴が時雄に何も告げなかったことを知った木崎は調子づいた。
 再び木崎からの電話がかかってきたとき、千鶴の心臓は凍りついた。その頃の千鶴にとって木崎は心の傷、憎むべき男以外の何者でもなかった。
 犯されてからの日々で溜まりに溜まったストレスを吐き出すように、千鶴は最初、泣きじゃくりながら電話口で木崎を激しくなじったらしい。木崎はそれを黙って聞いていたようだが、やがて
『旦那には何も言わなかったようだな』
 と、言った。
 図星を指されて千鶴は思わず絶句したという。
『それがいい。あいつはひとの過ちを簡単に許せるような人間じゃないからな。たとえどんな言い訳をしようが、俺に犯されたと聞いたら、お前は即刻その家から叩き出されるぞ』
 まさか、そうなりたくはないよなあ―――
 時雄の耳に木崎のあの厭らしい声が響いた。  
  1. 2014/09/10(水) 01:57:16|
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別れた妻 第13回

 そして―――
 千鶴は昔語りを始めた。
 今まで決して彼女の口から語られることのなかった、あのときのことを。

「大学の美術サークルの同窓会がすべての始まりだったんです―――」

「同窓会のあった七年前のあの日、私はお友達の金谷エミさんと一緒に会場のお店に出かけることになっていました。覚えていますか?」
「覚えているよ。俺は仕事でいけなかったが、その話は君から聞いた」
 時雄が答えると、千鶴はこくりとうなずいた。
「そうでした。でも実際は違ったんです。私はその日、同窓会へ出席しなかったんです」
「なぜ・・・・」
「あの日、あなたがお仕事に出かけてからしばらくして、電話がかかってきたんです。木崎からでした」
 『木崎』の名前を聞いた瞬間、時雄の胸はざわめいた。
「木崎は同窓会を主催していた幹事の田村さんに聞いて、私たちの連絡先やあなたが当日欠席することなどを知ったらしいのです。そして、あなたがいないのなら、自分が代わりに会場まで送っていこうかと誘ってきました。私が『金谷さんといっしょに電車で行くことになっている』と断ると、『それなら二人まとめて車で送っていこう』、と言われました。それ以上断る理由もなくて、私はその申し出を受けてしまいました。それが間違いでした」
「・・・・・・・」
「木崎は予定の時刻より、かなり早めに私たちのあの家へやってきたのです。『金谷さんはまだ来ていません』と言うと、『それなら家の中で待たせてくれ』と言われました。あなたが大学時代から木崎を嫌っていたことは知っていましたし、私自身正直言って苦手なタイプでしたけれども、気の弱い私は面と向かってその申し出をはねつけることも出来ませんでした。結局、私は木崎を家にあげてしまったのです。そして」
 細く白い喉がこくっと動くのが見えた。
 千鶴がその先に何を言おうとしているのか、時雄はすでに分かっていた。
「木崎に襲われたのか・・・」
 呟いた声はかすれていた。
 千鶴は答えなかった。ただ、震えていた。
「私は馬鹿でした。油断があったんです。好きなひとではなかったし、学生時代に彼から自分がどう見られていたかも知っていましたけれど、その頃にはもう何年も時が経っていて、私はすでにあなたの妻でした。だから―――何も危険なことはないと、そう思っていたんです」
 千鶴はすっと瞳を閉じた。
「木崎に襲われて・・・犯されているときに、何度も何度も玄関のチャイムが鳴りました。あれは間違いなく金谷さんだったのでしょうけれども、そのときの私はなぜかあなたが助けに来てくれたと思いました。夢中になってあなたの名前を読んだことを覚えています」
「俺はそのとき出張で仙台にいた・・・」
 言わずともいいことを、時雄は言った。限りなく絶望的な声で。
「そうですね・・・」
 千鶴はうつむき、短くそう答えた。
  1. 2014/09/10(水) 01:56:21|
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別れた妻 第12回

(いったい俺は何をやってるんだ)
 浴室を出た時雄はリビングのソファに腰を下ろしながら、ひとり自己嫌悪に陥っていた。
 千鶴はもう時雄の妻ではない。遠い昔に別れた女だ。
 だが、時雄は現在の彼女の夫である木崎を殴り倒し、あまつさえ彼女を店から連れ去って自宅へ連れてきた。ほとんど衝動的な行動だった。
 木崎の悪行を目にしたという事実を知らなければ、誰が見たって時雄のほうこそ異常な人間に思えることだろう。
 嫉妬に狂った元夫の蛮行―――。
 そうではない、とは時雄自身にも完全に言い切れない。だから余計に始末がわるい。
 過ぎ去った七年の月日は、あまりにも重かった。
 いつの間にか七年前よりもさらに深い泥沼へ入り込んでしまった自分を時雄は自覚した。
(そうじゃない。自分から飛び込んだのだ)
 千鶴を救いたいという熱い想いは真実だった。だが、そこに愛憎の根が絡みつくと、もう平静ではいられない。純粋な気持ちは失せ、どろどろしたエゴと後ろめたさが顔を出す。
 そんなつもりではなかったのに―――。
 ふと気配を感じて振り返ると、千鶴が立っていた。湯上りの身体に来たときの服を身に着けている。肩まである濡れた黒髪が艶やかだった。
 千鶴は赤く腫れた瞳を伏せながら、ゆっくりと近づいてきて時雄の正面に座った。
 気まずい雰囲気がふたりの間に流れた。
「さっきは・・・わるかった」
 時雄から、そう切り出した。
「ついイライラとしてあんなことを言ってしまった。すまない。本当に後悔している」
 千鶴は黙ってうつむいている。折れそうなほど細い頸がやけに弱々しく見えた。
「俺はこんな人間だ・・・カッとなると見境がなくなって、エゴが丸出しになってしまう。それがよく分かった。だから―――七年前、君に愛想尽かしされて出て行かれたのも、今となっては当たり前のことのように思う」
 うなだれた千鶴の肩がぴくりと動いた。
「だから過去のことはもういい。俺は―――現在の君を救いたい」
 迷いを振り切るように、時雄はきっぱりと言った。
「以前、俺が君に『幸せなのか』と尋ねたとき、君は『幸せだ』と答えた。あれは真実なのか? 俺にはとてもそうは思えない」
 千鶴は顔を上げた。腫れぼったい瞳が時雄を見た。
 朱い唇が震えるように動いた。
「その前に言わせてください。私があなたのもとを出て行ったのは、すべて私に責任があることです。あなたは何もわるくない。そんなふうには考えないで欲しい」
 胸の奥から絞り出すような声だった。
「わるいのは、本当にエゴイストだったのは私なんです」
「過去のことはもういい」
「よくはありません。ごめんなさい、私にこんなことを言う資格はないけど、あなたが仰ったように謝るのは卑怯だというのも分かるけれど、それでも私はあなたに謝らなくてはいけないんです。七年前も、その後も、そして今もあなたには迷惑ばかりかけてしまいました。本当にすみません」
 千鶴はそう言って、床に手をつき、深々と頭を下げた。
 時雄は何も言えなかった。黙って千鶴のそんな様子を見ているのも忍びなく、時雄は立ち上がって意味もなく窓際へ寄った。
 窓から見える街は―――いつもの夜の街だった。人間たちの織り成すどんな悲劇もどんな喜劇も飲み込んで、街はいつも変わらない。

「あのとき―――」

 背後から千鶴の声が聞こえた。
「私は嘘をつきました。あなたの仰るとおり、私は今、幸せではありません。七年前のあのときから、私が幸せだったことは一度としてありません。でも―――それでいいんです。悲劇のヒロインを気取っているわけではありませんが、今の私は堕ちるところまで堕ちてしまいました。それもこれもすべて私の心の弱さのせいです。私にはもう幸せになる資格も、あなたに助けてもらう資格もありません。本当にそう思っています」
 時雄は思わず振り向いた。千鶴は立ち上がってまっすぐに時雄を見ていた。長く見なかった凛とした瞳で。
「だけど・・・あなたと再会して、今の汚れてしまった自分を見られて・・・私は恥ずかしかったけれど、それ以上にとても嬉しかった。変わらないあなたと会えて嬉しかった。こんな気持ちは我がままだと分かっています。だけど、どんな形であれ、あなたの心の中にまだ私が残っていたことが嬉しかったんです。だから、さっきお風呂場であなたが仰ったことは、本当に心に突き刺さりました」
「あれは」
「いいんです。すべて真実のことですから。やっと分かりました。私があなたに何も語らなかったのは傷つくのが怖かったからです。嫌われても憎まれてもいい、ただこれ以上軽蔑されたくはなかった。堕ちるところまで堕ちて何をいまさらと思われるかもしれませんが、本当のことを話してあなたに軽蔑されるのが怖かったんです」
 千鶴の瞳に涙の珠がみるみるうちに盛りあがり、やがて溢れた。
  1. 2014/09/10(水) 01:55:21|
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別れた妻 第11回

 風呂に入ると、酷使した肢体が緩んだ。
 ひどい一日だった。
 時雄の人生における最初の大きな波乱が千鶴との離婚だったとしたら、今日は二度目の波乱だった。
 何のことはない、どちらも千鶴がらみだ。
 これから先、ふたりがどうなるかは分からない。今の時雄は千鶴とは赤の他人である。
 それでも彼女と関わることをやめられない。
 将来、自分が年をとり、過去のことを思い返すとき、自分はいったい千鶴のことをどのように思い返すのか。
 そんなことをふと時雄は考えた。それは痛みを伴う想像だった。
 不意にバスルームの戸が開いた。
 振り向くと、裸の千鶴が立っていた。
 時雄はなぜかどぎまぎした。見てはいけないものを見てしまった気がした。
「どうした?」
 やっと、それだけ言った。
「いえ・・・」
 何が「いえ・・・」なのか分からないが、千鶴はそれだけ言って、無言で浴室へ入ってきた。耳まで赤くなっていた。
 台の上にしゃがみこんで、千鶴はシャワーを使い始めた。
 その裸の背中を時雄はちらちらと眺めた。
 この前、再会したときは随分痩せたと思い、それはたしかにそうなのだが、いま時雄のほうを向いている千鶴の裸の尻は、昔と比べてずいぶん豊かになったと思う。昔はもっと少女めいた身体つきをしていた。
 そういえば、乳房もかなり大きくなったようだ。
 自分の知らないうちに―――
 時雄は木崎のことを考えた。そして自分が顔も知らないような、大勢の男たちのことを考えた。
 この七年のうちに千鶴の身体の上を通り過ぎたであろう、大勢の男たちのことを。
「―――出る」
 むくむくと湧き上がってきた不快な気持ちを振り払うように、時雄は短く言って、風呂から出ようとした。
「待ってください」
 千鶴が振り向いた。浴室の光に照らし出され、白い肌が光沢を放っている。細い上半身に、そこだけ豊かに張り出した乳房から滴り落ちる水の粒が、妙に生々しかった。
 時雄はぞくっとするような欲望と殺気に似た想いを同時に抱いた。
「・・・お背中を流します」
「いや、いい」
「でも・・・」
 すがるような瞳で見つめてくる千鶴の顔。
 その顔を見つめ返しながら、時雄は自分を抑えられなくなった。
「いいかげんにしてくれ。理由を問われても何一つ満足に答えられないからといって、今度は色仕掛けで俺を誤魔化そうとする気か」
 千鶴の大きな二重まぶたがいっそう大きく見開かれた。あまりのショックに呆然となっているように見えた。
「君も変わったな。客商売をやるうちに男扱いが巧くなったのか。そうやって男の前で身体を晒して気を惹けば、最後にはどうにか辻褄を合わせられるとでも思っているのか。馬鹿にするな」
「違います! 私はそんな」
「そんな女じゃないとでも言うのか。自分の今までやってきたことを考えてみろ。金をもらって、知らない男に言われるままに、股を開いてきたんだろう。昔の君からは想像も出来ない。今の君は身体も心も汚れきっている」
 一息にそれだけ言って、時雄は浴室から出て行った。
 ぴしゃりと締めた戸の向こうから、千鶴の号泣が聞こえる。
 時雄自身、自らの言葉に深く傷ついていた。傷つきながら、さらに傷口を広げるようなまねしか出来なかった。
  1. 2014/09/10(水) 01:54:30|
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別れた妻 第10回

 静かな調子に激情を孕んだ時雄の言葉に、千鶴はうつむいて視線を逸らし、じっと何かを考えているようだった。
 やがて、言った。
「・・・その前に傷の手当てをさせてください。薬箱はありますか」

 千鶴の細い指が、時雄の手首を掴んでいる。
 濡れタオルで傷ついた拳を拭いた後、千鶴は消毒液をひたしたガーゼを包帯で傷口に固定した。
「ほかに傷はありませんか?」
「唇を少し切ったくらいだ。あとはなんともない」
「そうですか・・・」
 千鶴の表情に何かためらうものがあった。
 時雄の胸が疼いた。
「木崎のことが気になるのか?」
 その言葉に千鶴は答えず、黙っていた。
「奴はまだ公園で寝てるかもしれないな。散々、顔を殴ってやったから」
 千鶴はうつむいて、まだ黙っている。
「奴のことが心配か?」
「・・・・・・」
「どうなんだ? 俺に気を遣わないでもいい」
 千鶴は無言のまま、血で汚れたタオルと衣服を持って立ち上がった。その手首を時雄はとらえた。
 はっとした瞳が時雄を見る。
「なぜ奴に言われるまま、他の男に身体を売った?」
 鬼気迫る顔で時雄は聞いた。
 千鶴の顔から血の気がひいた。もともと白い顔が、いっそう蒼褪めるのが見えた。
 しばらくの間、ふたりとも黙っていた。
 やがて、千鶴がぽつりと呟くように言った。
「すみません。手首を離してください。痛いです」
 時雄が手の力を緩めた。掌にじっとりと汗をかいている。千鶴の細い手首に赤く痕が残った。
 千鶴はゆっくりと時雄の前に正座した。
「ごめんなさい」
 千鶴は静かにそれだけ言った。
 時雄は何も答えずに天を仰いだ。
 やるせない気持ちでいっぱいだった。
 千鶴の瞳から、涙がすっと流れるのが見えた。
「どうしてそんなことになった?」
「・・・・・・」
「金のためか? 何かどうしても金が必要になったのか?」
「・・・・それは・・・そうではありません」
「ならばどうしてアイツの言いなりになる!」 
 時雄は思わず叫んでいた。
「七年前のあのときもそうだった。君はただ謝るばかりで、何ひとつ俺に教えてくれなかった。君はそれでいいかもしれない。だが、取り残される俺の気持ちにもなってみろ。言い訳でもなんでもいい。俺が七年間どんな気持ちで生きてきたのか、君には分かるか。たった今、どんな気持ちで君とこうして向かい合っているのか、君には分かっているのか」
 大声で言って、時雄は千鶴を睨みつけた。
 千鶴の大きな瞳に溢れた涙の粒が、みるみる大きくなっていくのが見えた。
「泣くのは卑怯だ」
「・・・・・」
「謝るのも卑怯だ」
「・・・・・」
 両手で顔を覆って、千鶴はしのび泣いている。
 自分の言葉が千鶴を追いつめているのは痛いほど分かってはいたが、それでも時雄は追いつめずにはいられなかった。
 ふうっと時雄はため息をついた。
「ちょっと風呂に入る。出てきたら、話を聞かせてくれ。今度こそ」
 それだけ言って、時雄は立ち上がった。
 千鶴は両手で顔を覆ったまま、動かなかった。
  1. 2014/09/10(水) 01:53:30|
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別れた妻 第9回

 いきなり扉を開き飛び込んできた時雄に、店内にいた者は皆、驚いた顔をした。先ほどの乱闘で時雄の顔や身体のあちこちには血が付いている。
「あなた・・・・」
 千鶴もまた驚いた顔をして、ふらふらと立ち上がった。時雄はつかつかと歩いていき、その手首を強く引いた。
 そのまま有無を言わさず、店の外へ連れ出した。
「ちょっと待て、あんた!」
 誰かが叫ぶ声を背中で聞きながら、時雄は千鶴をぐいぐい引っ張って、夜の道を走った。

 環状線の電車に揺られながら、時雄は一言も口を聞かなかった。口を開けば、何かに負けてしまいそうだった。
 千鶴もまた何も言わない。連れ出された理由を問うこともしなかった。黙ったまま、すっとハンカチを取り出し、時雄に付いた血を拭った。
 電車を降りて、時雄が現在住んでいるマンションへ行った。
「入ってくれ」
 時雄は静かに言った。 
 千鶴は招かれるまま、リビングに入って座布団の上へ正座した。
「お部屋、綺麗にされているんですね」
 ぽつりとそう言った。
「物がないからな」 
 実際、この部屋にはほとんど物がない。掃除が面倒なので、必要最低限の物しか置かないのだ。自炊もほとんどしないので、キッチンも汚れてはいない。
 あまりにも簡素で生活感のない部屋。それはいかにも寂しい一人暮らしの中年男の現実を露呈しているようで、そんな生活の一端を千鶴に覗き見られたことが、こんな場合でも時雄は気恥ずかしかった。部屋を見つめる千鶴の顔も、心なしか痛ましげな表情に見えた。

「千鶴」
「はい」
「なぜ黙っている? なぜ何も聞かない?」
 時雄の言葉に、千鶴はなおも視線を合わせず、じっと床を見つめていたが、おもむろに、
「その怪我はどうしたんですか?」
と聞いた。
「これは・・・」
「木崎、ですか」
 千鶴の勘の鋭さに、時雄は舌を巻いた。
「木崎と会ったんですね・・・」
「ああ、そうだ」
 時雄が答えると、千鶴はまた黙り込んだ。
 目覚まし時計の秒針の音だけが、かちかちと響く。
「千鶴」
 また、名を呼んだ。
「はい」
「俺からも聞きたいことがある。答えてくれ」
  1. 2014/09/10(水) 01:52:28|
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別れた妻 第8回

「・・・それとこれとは関係ない。お前のやってることは犯罪だ」
 時雄の言葉を、木崎は鼻で笑った。
「正義漢ぶるのはやめろ。お前がそんなにいきりたってるのは、相手が千鶴だからだろうが。もう七年も経つのに、いまだに寝取られた女房に未練たらたらとは笑わせる」
「話をすりかえるな」
「俺が犯罪者だというのなら、千鶴も同罪だぞ。これはあいつも同意の上でのことなんだからな」
「そんなはずはない。千鶴がそんなことを望むはずがない。お前が無理やり、千鶴に客をとらせて―――身体を売らせているんだ」
 時雄は言いながら、身を切り裂くような痛みを感じていた。自分で口に出した言葉に、自分で傷ついていた。
「なぜだ。なぜお前はここまで腐ったことが出来る」
「へっ」
 木崎はいかにも時雄を見下したような目をした。
「聞いたふうなことを言うんじゃねえよ。あいつがそう言っていたのか?これは自分が望んでやっていることじゃないとでも言っていたのか。えっ、どうなんだ?」
「聞かなくても分かる」
「何が分かるって言うんだ? お前は千鶴の何を知ってるって言うんだ? 何も知らなかったから、別れることになったんだろうが。あいつは心の底から俺に惚れているのさ。だから俺の望むことなら、何でもしてくれる。ただ、それだけだ。理屈も何も関係ない。俺が金に不自由していたら、それこそ売春だろうとなんだろうと今の千鶴は厭いやしない」
 木崎はそこまで言ってから、また下卑た顔つきで笑った。
「それに千鶴もまんざらでもない様子だぜ。お前と別れてから、初めて本当の女の悦びってやつを知ったんだよ、あいつは。もちろん教えたのは俺だがな。今じゃ毎度毎度、違う男に違うやり方で抱かれるのを、積極的に楽しんでいるようだぞ。女はいいな、どんなことも悦びに変えてしまう」
 にやにやと笑いながらそんなことを語る木崎は、時雄の理解を遥かに越えていた。薄汚いポルノ映画をみているときのような現実感のない感覚―――。
 くらくらと眩暈がする。
 視界が歪む。世界が変わる。
 
「どのみち、お前は何も関係がないんだ。あくまでも正義漢気取りを貫くつもりなら、いいぜ、警察にでも訴えるなら訴えてみろ」

 木崎は完全に開き直っていた。
 時雄は怒りよりもむしろ呆然としている。
 世の中にこれほど醜い人間がいるとは思わなかった。
 反吐が出そうだ。
 時雄はもうこれ以上、木崎と話していたくなかった。今、したいことはたったひとつ。木崎をぶちのめすことだ。
 時雄が一歩前に出る。尋常ならぬ気配を感じたのか、木崎は後ずさりした。年の差、身長ともにほとんど変わらない二人だが、今まで荒れた生活を送ってきたのが目に見えるような木崎の貧弱な体躯を前に、時雄に恐怖はなかった。いや、最初からそんなものを感じる余裕のないくらい、時雄は昂ぶりきっていた。
「また殴る気か」
 木崎が低い声で言う。声が震えそうになるのを、意地で抑えているかのような声だった。
「ああそうだよ、クソ野郎」
「殴るなら殴れよ。千鶴は俺のもんだ」
「そんなことは関係ない。何度も言わせるな」
 時雄が飛びかかるのと、木崎がぱっと身をひるがえしたのはほぼ同時だった。
 木崎の肩を捕まえ、懇親の力で引き寄せながら、殴りつける。木崎はそのパンチをよろめきながらかわし、振り向きざまに時雄を蹴りつけた。腹に打撃を受けながらも、時雄はその足を受け止め、地面へ引きずり倒した。
 そのまま、馬乗りになり、何度も何度も顔面を殴りつけた。
 木崎の顔と時雄の拳が血にまみれる。
 なおもしばらく殴った後、時雄は木崎の上から離れた。急に激しく動きすぎて、息が辛い。拳もずきずきと痛んでいる。
 木崎は苦しそうに呻いている。鼻と切れた唇から、大量の血が流れ出ていた。
 気がつくと、公園の向こう側にいた人影がいなくなっていた。誰か、ひとを呼びにいったのかもしれない。
 鉛のような身体を引きずって、時雄は立ち上がった。
 ふと近くの地面に黄色い封筒が落ちているのが目についた。
 拾い上げてみると、中には写真が入っているようだ。おそらく、先ほど木崎がサラリーマン風の男に見せていた写真が入っているのだろう。
 その写真に映っているのは―――
 考えるだけでぞっとした。時雄はむしろ後ろめたさを感じながら、その封筒をポケットにしまいこんだ。
 いつの間にか腫れ上がったまぶたの下で、木崎が薄目を開けて時雄を見ていた。
 その瞳を時雄はまっすぐに睨みつけた。
 木崎の赤黒く染まった唇が動いたが、何も言葉にはならなかった。
 時雄も何も言えなかった。振り向きもせず、その場を立ち去った。

 倒れた木崎を残し、逃げるようにその場を去りながら、時雄の胸はやりきれない空しさで翳っていた。
(これで満足か)
 心の内で別の自分の声がする。 
(七年前のあの日から、ずっとお前はこのときが来ることを望んでいたんだろう?)
(あの殺しても飽き足りない木崎を、足腰が立たないくらいにやっつけてやることを)
 違う、ともう一人の時雄が弱々しい声で呟く。
 俺はそんなつもりじゃなかった。
 ただ、ただあの女のために―――

 そうだ、あの女だ。
 何に代えても俺はあの女を救わなくてはならない。

 痛む身体を叱咤して、時雄は走った。 
 
  1. 2014/09/10(水) 01:51:29|
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別れた妻 第7回

「もう少し人気のないところで話そう」
 サラリーマン風の男がそう言って、木崎と連れ立ってその場を離れた。
 時雄はその後を付けていった。
 目の前を行く二人は、近くにあった公園の中に消えていった。
 夜の公園は数人の若者と中年のカップルがいるだけだった。
 時雄は用心深く別の出入り口から公園へ入り、茂みに隠れながら二人に近づいていった。

「これは・・・たしかに」
「・・・間違いなくあの女・・・」
 切れ切れに二人の声がする。
 よく分からないが、サラリーマン風の男は木崎から渡されたものらしい写真に見入っていた。
 見つかる危険を冒して時雄はさらに近づいていった。
「金を払えば・・・・この写真のようなことが・・・」
「・・・・お好きなように・・・どんなプレイでも・・・」
「・・・信用しても・・・・」
「・・・・・半日で五万・・・・・」
 夜の闇からかすかに聞こえてくる声は、時雄にとってこれ以上なくおぞましい内容を語っていた。
 間違いない。
 木崎はバーに通い、千鶴と関わりをもった客に何気ない顔で売春を斡旋しているのだ。
 仮にも夫である木崎が、自分の妻をまるで商売女のように扱って金を稼ごうとしている。
 あまりにも異常な出来事に遭遇して、時雄の頭の中は真っ白になっていった。
 激情が蘇ったのは次の木崎の言葉を聞いてからだ。

「・・・女のほうも望んでやっているんですよ・・・」
「・・・そういうのが好きな女なんです・・・」

 時雄の中で何かがプツリと切れた。
 気がついたときには時雄は叫び声をあげて飛び出し、木崎を殴りつけていた。
 のけぞって地面に倒れた木崎が驚いた顔で時雄を見た。
「何をする!」
「うるさい!」
 時雄は倒れた木崎の腹をめちゃくちゃに蹴りつけた。
 突然の乱入者に肝を潰し、サラリーマン風の男は脱兎の如く逃げていった。
 そのほうには目もくれず、なおも数回木崎を蹴りつけた後で、時雄は荒い息をついてよろめいた。強く噛んだ唇から流れ出た血を手の甲で拭う。身体中の血液が沸騰しているかのように、どくどくと高鳴っている。
 木崎は怯えと苦痛の入り混じった顔で時雄を見つめていたが、
「お前・・・横村か?」
 と、かすれ声で言った。
 時雄は答えなかった。ただただ木崎の顔から視線を逸らさずに、その濁った瞳を睨んでいた。
「お前がなぜここにいる。なぜ俺を殴る・・・今の話を聞いていたのか」
「お前は」
 時雄は怒りに震える声を振り絞った。
「お前は人間じゃない。犬だ。腐れきった犬畜生だ」
 木崎はよろよろと立ち上がった。
 その顔には相変わらず怯えの色があったが、口元には厭らしい笑みを作っている。
「俺をつけてきたのか。それじゃあ千鶴があの店で働いていることも知っているわけだな」
 時雄に殴りつけられ、腫れ上がった唇が歪んだ。
「相変わらず情けない野郎だ。いい年して今でも七年前に別れた女房の尻を追っかけてるのか」
「なんだと・・・」
「千鶴はお前とはもう他人だろうが。あいつはもう何年も前から俺のものだ。俺たちふたりのことに口を出すな」
  1. 2014/09/10(水) 01:50:30|
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別れた妻 第6回

 木崎は雑居ビルの中へ入っていった。
 行き先はもちろん、千鶴のいるバーだろう。
 時雄はビルの手前の道路で立ちすくんでいた。
 まだ胸がどくどくと高鳴っている。
 濡れ雑巾で心臓を鷲づかみにされたような衝撃だった。

 千鶴を間に挟んでいざこざのあった大学時代から数年後、また同じく千鶴を間に挟んで起こったあの出来事の際、時雄は木崎に久々に再会した。それからもすでに七年が経つ。
 両者の立場はあの七年前から完全に入れ替わっている。
 今では木崎が千鶴の夫なのだ。
 頭では分かっていたが、実際に木崎の姿を目にすると、その事実がひどく耐え難いものに思えた。

 七年前。
 久々に再会したときも、木崎は変わらず厭な奴だった。
 自分が寝取った女の夫である時雄に対して、一見すまなそうにし、口では謝罪しながらも、内心では時雄のことを見下していることが見え見えの態度が我慢ならなかった。
 それに加えて、木崎はこの期に及んでも時雄に対して先輩面を崩さなかった。
 話し合いのため、差し向かいで話していたとき、激昂した時雄が木崎の名を呼び捨てにしたことがあった。
「てめえ、誰に向かって話してる。俺は先輩だぞ」
 木崎は顔を真っ赤にして怒った。学生時代そのままの、子供じみた口調で。
 それを見て、時雄は気が抜けた。空しさすら感じた。
 自分はなんというつまらない男を相手にしているのだろう。 
 ひとの妻を寝取っておいて、この男は相手に対する誠意を見せるどころか、まだ大学時代の先輩後輩などという形式にこだわっている。
 くだらなすぎて、吐き気がした。怒鳴る気力すら萎えてしまった。

 時雄はバーの入り口が見える裏路地に立ち尽くしたまま、そんな過去の記憶を回想していた。
 木崎に関しては厭な記憶しかない。
 この七年間、千鶴のことを思い出すことはよくあっても、木崎については滅多になかった。
 木崎の存在は時雄にとってあまりにも忌まわしい記憶だった。無意識のうちに心が彼を思い返すことを拒否していたのだろう。

 時雄はポケットから煙草を取り出し、火を点けた。このところ、あからさまに喫煙量が増えている。
(それにしても・・・)
 木崎はなぜ千鶴―――妻がホステスをしているバーなどへ行ったのだろう。
 そもそも、三十半ばを過ぎた妻にホステスなどをやらせている男の神経が分からない。よほど家計が逼迫しているのだろうか。木崎自身はどうなのだ。きちんとした職で働いているのか。
 考えれば考えるほど、苛々した。
 ふっと時雄は自嘲の笑みを浮かべた。
 いったい自分は何をしているのか。寝取られた女房と寝取った男を前にして、あれこれと想像を巡らしながら暗い路地に突っ立っている元夫。どこの間抜けだ?そいつは。
 煙草を踏み消す。もう帰ろう。
 すべては―――終わったことだ。

 そのときだった。
 バーの入り口のドアが開いて、サラリーマン風の男が出てきた。 そして、そのすぐ後に今度は木崎が出てきた。入店してから、ものの三十分も経っていない。
 時雄は思わず、近くの家の駐車場の影に身をひそめた。
 サラリーマン風の男が目の前を通り過ぎかける。
「待ってください」
 木崎の声がした。
 サラリーマン風の男はそのまま行こうとしたが、何度も呼びかけられて振り向いた。面食らった様子だった。
「私ですか」
「そうです、そうです」
 木崎の声。
「何か用ですか?」
 サラリーマン風の男は警戒した様子で、それでもその場に足をとめた。明らかにふたりは旧知の仲ではない。
「ちょっとお話があります。いえ、わるい話じゃありませんし、危ない話でもありません」
 木崎の口調はまさに悪徳商人のそれだった。どこの世界にそんな口上で安心する人間がいるだろう。
 時雄のいる場所からは木崎の姿は見えない。
「コレですよ、コレ。女の話です」
「そんな話に用はない」
「つれないなー、話だけでも聞いてくださいよ。ナニ、女といっても見知らぬ女じゃない。あなたがさっきあのバーで話していた女です。ほら、ホステスにしてはちょっと年増だが、なかなか美形のあの女」
 時雄は思わず息を呑んだ。
 木崎は明らかに千鶴のことを言っている。
「あの女に興味はありませんか?」
 木崎の突拍子もない言葉にサラリーマン風の男は、なんと答えたものかしばし迷っている様子だったが、
「あんた、あの店のものなのか?」
 と小さな声で聞いた。
「違います。でも個人的にあの女とは懇意でしてね。あなたがお望みなら、いつでも逢瀬の機会をご用意しますよ」
(いったい、こいつは何を言ってるんだ?)
 時雄は呆然となった。  
  1. 2014/09/10(水) 01:49:27|
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別れた妻 第5回

 千鶴と再会した次の週の金曜の夜、時雄はまたあのバーのほうへ足を向けた。
 もう会わないほうがお互いにとっていいと分かってはいても、そうせずにはいられなかったのだ。
 たとえ千鶴が言った「幸せです」の一言が真実であろうと、なかろうと、時雄の存在は今の彼女にとっては重荷でしかなかろう。
 それならば、自分にとって今の千鶴はどういう存在なのか――。
 それもはっきりとは分からない。
 彼女は時雄にとって、真剣に愛した最初で最後の女だった。
 同時に、どんな事情があるにせよ、時雄を手ひどく裏切り、彼の人生を狂わせた女だった。
 出会って、やがて結婚して。千鶴と暮らした数年間は、切ない幸福の幻影と、やりきれない空しさとなって、時雄の脳裏に刻み込まれていた。 
 あの頃、仕事にかまけていたとはいえ、時雄の気持ちが千鶴から離れたことは一度もなかった。それだけは自信を持って言える。
 もともと美術に関心のあった時雄は、望んでいたデザイン系の仕事に就くことが出来て有頂天だった。仕事が面白くて面白くて、仕方なかった。早く一人前になって、誰からも認められる男になりたいという希望に燃えていた。
 誰からも―――いや、そうではない。誰よりも何よりも、千鶴に認めて欲しかった。彼女にとって、誇れるような夫でありたかった。
 千鶴を幸せにしたかった。幸せにする自信もあった。
 だが―――その夢は破れた。
 あの悪夢の日以降、時雄は荒れた。自分を裏切った千鶴が憎くて憎くて仕方なかった。
 最も愛し、最も信頼していた人間に裏切られる―――。
 言葉にすれば簡単に表現できるそんな事実が、これほど辛いものだとは思わなかった。
 時雄は千鶴を責めた。千鶴は泣いて謝るばかりで一切言い訳はしなかったが、たとえ言い訳したとしても、当時の時雄にそれを聞く余裕はなかっただろう。その頃、彼は完全にパニック状態だった。
 千鶴は離婚を望んだ。
 時雄は最初、それを拒否した。とんでもない、と思った。なぜ、自分は何もしていないのに、と思うと、怒りばかりがむくむくと湧いてきて、時雄はますます荒れた。
 しかし、その一方で、時雄の中のもう一人の人間は、冷たい現実を受け入れ始めていた。
 たとえ、このままの状態を続けていたところで、事態は悪くなる一方だ。
 そう思えるくらい、時雄は疲れ果てていたのかもしれない。
 それからの数週間は、幸福というものは実に呆気なく崩れていくものだということを確認するような日々だった。

 やがて、二人は別れた。

 しばらくは呆然と日を送った。
 仕事を終え、家に帰ってもそこに妻はいない。あるのは空虚な暗闇と、やりきれない喪失感。
 それが唯一の現実だった。とても信じられない、信じたくない現実だった。
 あえて心に鍵をかけて思い出さないようにはしていたが、やはり想うことはいなくなった千鶴のことばかりだった。
 千鶴のことを想うたび、激しい憎しみと、そしてそれを上回る思慕の念が蘇った。
 あの日、あのとき、自分の傍らで笑っていた千鶴の幻影が、瞳に焼きついて離れない。
 なぜ、どうしてこうなってしまったのか。
 思い出はやがて後悔へと変わり、憎しみは自責の念へと変わっていった。
 そんなふうに思う自分がもどかしく、また不思議でもあった。
 今なら分かる。
 あの頃、千鶴に出て行かれた時雄は寂しかった。どうしようもなく寂しかったのだ。
 

 千鶴がホステスを勤めるバーのあるビルの手前に来たとき、時雄は前を歩く男に目をとめた。
 見覚えがある、というレベルではない。
 老けてはいるが、見間違えるはずもないあの顔。
 じわっと脇に厭な汗をかいた。
 木崎だ。 
 
  1. 2014/09/10(水) 01:48:30|
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別れた妻 第4回

 時雄は大学の美術サークルで千鶴と知り合った。時雄が大学の三回生となった春のことだ。
 新入生歓迎コンパのとき、恥ずかしそうに自己紹介をする千鶴を見て、可愛い子が入ってきたなと思ったものの、それ以上の感想を最初は持たなかった。
 印象が変わったのは、彼女の絵を見てからだった。
 千鶴の絵は花や動物や周囲の風景といった日常の風景を描くだけで、特に奇をてらったところもなく、地味といえば地味な画風だった。しかし、そうした日常の小さなものにそそぐ視線の温かさが感じられ、見ているだけで心が和むような絵であった。自己主張ばかり激しくて内容のない絵から抜け出せないでいた時雄には、千鶴の素朴で温かみのある絵は新鮮だった。

 当時、千鶴のことを狙っていると噂された男が、サークルの中にいた。時雄にとっては先輩に当たる人間だった。
 その先輩は木崎という男だった。
 時雄は木崎が苦手だった。はっきりいって嫌いなタイプだった。
 木崎はアートかぶれの人間にありがちな、何に対しても斜に構える男だった。誰でも、何にでも批判的であれば優位に立てると思い込んでいるような木崎の人間性が、時雄にはひどく子供っぽいものに思えて厭だった。
 その木崎が千鶴を狙っていると聞いて、時雄は不安になった。
 千鶴は見るからに押しが弱そうな女だった。木崎のようなタイプの男が強引に迫れば、好き嫌いにかかわらず押しきられてしまいそうだと思った。
 木崎が千鶴に話しかけている姿を部室で見かけるたび、時雄の胸は騒いだ。出来ることならそばに行って、二人の会話に割って入りたいくらいだった。実際、時雄は何度もそうして木崎から白い目で見られた。
 その頃にはすっかり千鶴のことが好きになっていたのだ。彼女を誰にも渡したくないと時雄は思った。
 だから、時雄の告白に千鶴が「私も好きでした」と言ってくれたときは、天にも昇るような気持ちだった。
 一方で鳶に油揚げを攫われた形になった木崎からは、千鶴ともどもことあるごとに嫌味を言われた。攫った男が後輩だったことも、木崎のプライドを刺激したのだろう。部室で千鶴と話しているだけで、
「いちゃついてんじゃねえよ」
 と言われたようなときには、本当に殴ってやろうかと思うくらいに腹が立ったものだ。 
 大学の美術サークルでの四年間は、千鶴と出会った場所でもあり、時雄の人生の中でも幸福な思い出のひとつだったが、唯一、木崎のことだけが厭な記憶である。
 何ぞ知らん、まさかその「厭な記憶」が壁にかけられた肖像画の人物が抜け出してくるように、再び時雄の人生の前に現れようとは。

 千鶴と木崎はいつ再会し、いつから秘密の関係を持つようになったのだろう。
 はっきりしたところは分からない。だが思い当たるのは、あの悪夢の日の数ヶ月前に美術サークルの同窓会があったのだった。
 仕事で出張に行っていた時雄は出席していない。千鶴だけが行った。
 翌日、自宅へ帰ってきた時雄を出迎えた千鶴の様子には、特に変わったところはなかったように思う。
 いや、後からそう考えているだけで、実際は違ったのかもしれない。時雄は仕事にかまけて家庭を顧みる余裕のない迂闊な夫だったから、妻の些細な変化や心の動揺を察することも出来なかったのかもしれない。 
 千鶴はたとえ悩みがあっても、容易にそれを口に出すタイプではない。むしろ潰れるまで抱え込んでしまう女だ。
 あの頃、千鶴と木崎の間に何があったのかは、今でも分からない。
 だが、もしも千鶴が何か葛藤を抱えていて、自分に対してSOSのサインを送っていたとしたら―――
 そのサインに自分が気づくことすら出来ずにいたとしたら―――
 いくら後悔しても足りない。
  1. 2014/09/10(水) 01:47:25|
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別れた妻 第3回

 顔を上げた千鶴は何かを言おうとして言葉にならない様子だった。
 その叙情的な瞳から一筋の涙が伝い落ちるのを、時雄は見た。
「ごめんなさい」
 しかし、結局千鶴の口から出た言葉はそれだけだった。
「ごめんなさい、か・・・」
 時雄は呟くように言い、唇を強く噛み締めた。
 いつの間にか、七年の歳月を飛び越えて、あの日あのとき感じた様々な感情が胸に呼び起こされてきたようだった。
 目の前の千鶴は顔をうつむけて、しのび泣いている。
 その様子を見つめる自らの胸に去来する激しい愛憎の念が、今でも強くこの女に結びついていることを時雄は痛みとともに自覚した。
「・・・もういいよ」
 時雄は短く言った。
「そのかわりといっては何だが、これだけは聞かせて欲しい。君の、正直な気持ちを」
 千鶴が顔をあげた。
「君は今、幸せなのか?」
 涙で潤んだ瞳が、驚いたように見開かれた。
「・・・それは」
 戸惑ったような千鶴の声。
 いくら正直な気持ちを聞かせて欲しい、と言われたところで、千鶴ならそれよりもむしろ時雄の気持ちを傷つけない答えを選ぶかもしれない。時雄の知っている千鶴はそういう女だった。
 だからこそ、いま彼女は迷っている。どう答えるのが一番よいのかが分からなくて。分かるはずなどない。時雄自身にも自分の気持ちが分からなかった。


 時雄はその夜、どこをどういうふうに自宅まで帰ったのか覚えていない。
 夜の風が冷たかったことだけは覚えている。
 季節はもう確かに秋なのだ。
 せっかくの休日だったが、何もする気になれなかった。朝食を作る気にすらなれなくて、コーヒーだけですませた。
 煙草を咥えると、胃がきりきりと痛んだ。
 紫煙の向こうに昨夜の千鶴の面影がよぎる。

「幸せ―――です」

 最後に彼女の口から出た一言。その一言がいつまでも、時雄の耳から離れなかった。
  
  1. 2014/09/10(水) 01:46:26|
  2. 別れた妻・七塚
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別れた妻 第2回

「あなたはどうなんですか?」
千鶴がぽつりと言った。
「どういう意味?」
「再婚のことです」
「まさか。していないよ」
「どうして?」
「どうしてって。この年だし、仕事が忙しいし、なかなか女性と知り合う機会もないよ」
「そんなことないと思うわ。時雄さんはハンサムだし」
時雄の胸が疼いた。
(『時雄さん』か)
そう呼ばれたのは久しぶり―――七年ぶりだ。
「僕はハンサムなんかじゃない。金持ちでもない。おまけに女房を他の男に奪われるような、情けない男だ」
「・・・・・」
千鶴の顔が哀しげに曇った。
「・・・すまない。僕は相変わらずだ。過去のことは忘れるなんて言っておいて、僕にはとても出来そうにない」
「当然だわ。あなたには私を責める資格がある」
「・・・・・・」
時雄は思い返す。
あの日のことは忘れられない。あのとき目にした光景は胸の中に今も生々しい傷跡を残し、折につけてじくじくと痛んでいる。

雨の日だった。
商談相手の都合で急に出張が取りやめになり、雨の降りしきる中、時雄は夜遅くになって自宅へ帰ったのだ。
鍵を開け、玄関へ入ってすぐに異変に気づいた。
見たことのない男物の靴がそこにあったのだ。
そのとき感じた戦慄は、今でもはっきりと覚えている。
静かな家は雨の音以外、何も聞こえなかった。
音を立てないように時雄はゆっくりと廊下を進み、汗ばんだ手で寝室の戸を開けた。
そこで目にしたものは、今でも夢の中に時々出てくる。
ベッドの上に二人がいた。
千鶴と、そしてもう一人の男。最悪なことに、その男は時雄のよく知っている男だった。
二人は裸でシーツにくるまっていた。
そして―――夫婦は終わった。

「あのとき、君は何も語らなかった。何も言い訳をしなかった。ただ『ごめんなさい』『離婚してください』と言うばかりだった。僕は君を憎んだ。怒りのあまり殴りさえした。それでも君は何も言わなかった。最後には何もかもどうでもよくなって、離婚に同意した」
時雄は一気にそう語ってから、ほうっとため息をついた。
「正直に言うよ。今でも時々そのことを悔やんでいる」
「あなたには本当に悪いことをしてしまいました」
気がつくと、千鶴の瞳が潤んでいた。
「・・・いや、たしかに僕はあの頃いい夫じゃなかった。仕事にかまけて夫らしいことはは何ひとつ・・・。だから今でもずっと後悔しているんだろう」
「あなたはいい夫でした。それは私が誰よりもよく知っています」
千鶴は小さな、しかしはっきりした声でそう言った後、上目遣いに時雄を見た。
「ごめんなさい。それならなぜあんなことになったんだと仰りたくなったでしょう」
「いや・・・」
一瞬否定しかけた時雄だったが、ふと黙ってグラスを見つめた。
「そうだな、正直に言ってそう思った」
「ごめんなさい」
「謝らなくてもいい。ただ・・・理由を教えてくれないか。そうでなければ、僕はいつまでも先に進めそうにない」
千鶴は瞳を伏せ、また哀しい顔をした。
形のいい額の下で、長い睫が震えていた。
やがて―――千鶴は顔をあげた。
  1. 2014/09/10(水) 01:45:07|
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別れた妻 第1回

秋の日だった。
通山の大通りから少し外れた雑居ビルの二階にそのバーはあった。初めて入ったそのバーのカウンターで横村時雄が飲んでいると、ふと横からホステスの視線を感じた。
年のころは三十半ばくらいか。細面の顔、大きすぎるくらいの瞳が時雄の顔を見つめていた。
見間違えるはずもない。
「千鶴・・・・」
思わず呟いていた。
別れた妻、千鶴がそこにいた。
実に七年ぶりの再会だった。

「こうしていても、何から話していいか分からないが・・・まず言おう。今夜は久々に会えて嬉しかった」
「そう言ってもらえると、ほっとします」
時雄の言葉に、千鶴は顔をうつむきがちにしたまま小さく答えた。
その言葉の意味は、時雄にはもちろん分かる。
「・・・昔のことは忘れよう。さっきも言ったとおり、今夜は久々に君と会えて嬉しかったんだ。出来れば別れるときも、楽しい気持ちで別れたい」
すっと顔を上げて、千鶴は時雄を見つめた。昔と変わらず、いや昔よりもさらにほっそりと痩せている。
(少しやつれたか・・・)
時雄は思う。千鶴は時雄の心を読んだかのように、恥ずかしげにまた瞳を伏せた。
「だいぶ年をとったでしょう。恥ずかしい」
「お互い様だ。老け方なら僕のほうがひどい」
「あなたは昔と変わらない。いえ、昔よりも活き活きとして見えるわ。きっと充実した生活を送っていらっしゃるのね」
千鶴の言う「昔」が、二人が夫婦だった頃を指しているように聞こえ、時雄はとっさに何も言葉を返せなかった。

「今日は本当に驚いたわ。まさかこんなところで再会するなんて」
千鶴は相変わらず酒が強くなく、少し飲んだだけでほんのり赤くなっている。
「僕のほうこそ。まさか」
君がホステスをやっているなんて―――と言いかけて、時雄は黙った。少なくとも時雄の知っている千鶴は、およそ水商売とは生涯縁のなさそうな女だった。
千鶴はすべて察したように、
「いろいろあったんです」
と言った。
それは、そうなのだろう。でなければ、三十も半ばを過ぎた女が、こんな裏ぶれたバーでホステスなどやっているわけはない。
「ひとつ聞いていいかな?」
「どうぞ」
「君は再婚しているのか?」
少しのためらいの後、千鶴はうなずいた。
「・・・そうか。相手はやっぱり木崎なのか?」
昔のことは忘れよう、と自分から言っておきながら、時雄はやはり聞かずにはおれなかった。
千鶴はまたうなずいた。
「そうか・・・」
「ごめんなさい」
「謝る必要はない」
そう言いながらやはり、時雄は胸を切り裂かれるような痛みを感じていた。
  1. 2014/09/09(火) 12:39:02|
  2. 別れた妻・七塚
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妻を売った男 最終回

旅館の大広間の様な所で男達が集まって騒いでします。
その中心に妻が居ました。
二人の男が妻の肩を抱いたり胸や太股に触ろうとしています。
妻はその手を必死に払いのけようとしています。
そんな事がしばらく続き片方の男が妻の両手首を掴んで押えました
もう一人の男が太股と服の上から胸を触りながら妻の耳たぶを噛みました。
妻の身体がビクッっと震えました。
それが合図のように二人の男は妻の服を破くようにはぎ取り出しました。
必死に抵抗する妻の頬が張られ、スカートとシャツが剥ぎ取られました。
下着姿になった妻を見て周りの男達は一層大きな声を上げて騒ぎ出しました。
乱暴に下着も剥がれて全裸にされた身体は結婚した頃の20代のものでした。
いつの間にか二人の男も裸になっていました。
その股間には手首ほどの太く長い物がそそり立っていました。
一人に背中からガッチリと押えられ、もう一人が妻の両足を掴んで広げながら覆い被さっていきました。
男の物が触れようとする瞬間に圭子が大きな悲鳴をあげました。

いいえ、それは私の叫び声でした。
自分の声で間が覚めると、いつの間にか私は居間のソファーで横になっていました。
カーテンの隙間から朝日が差し込み、外では煩いほど蝉が鳴いていました。
私の股間は十代の頃のように破れてしまうかと思うほど勃起していました。
  1. 2014/09/09(火) 12:20:32|
  2. 妻を売った男・隆弘
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妻を売った男 第3回

 電話は一方的に切られてしまいました。
私は受話器を握ったまま呆然としていました。
頭の中が真っ白になって何も考えられませんでした。
やっと受話器を置いた後もこれからどうすれば良いのか考えられず立ち尽くしていました。
情けない話ですが、精神的に弱い私は、嫌な事辛い事が有ると思考が止まってしまうのです。
どれくらい経ったのかわかりません。
私はやっと、兎に角、桑名の事務所に行かなくてはと思い車のキーを手にしました。
 お盆休みとあって、市内は比較的空いていました。
周りの車は家族連れや遊びに行く人達ばかりのようでした。
こんな時にも、そんな事にばかり目が行ってしまうのです。
妻が、圭子がひどい事をされているのは誰にでもわかることです。
いいえ、桑名が圭子を一人で来させるようにと言った時に何事も無く帰してくれるはずが無かったのです。
私はいつも問題が起こると直ぐに解決しようとせずに先送りにしてしまいます。
こんな私が経営者など出来る訳が無かったのです。

 桑名の事務所に着いたのは19時少し前でした。
当然、玄関のシャッターは下りていました。
それも一枚だけではなく、外側にもう一枚格子状のシャッターも下ろされていました。
見上げても4階建てのビルの窓にはフィルムが張られているせいなのか明かりは見えませんでした。
裏に廻ると小さな鉄の扉がありインターホンが付いていました。
ボタンを押す指が振るえ、咽がカラカラに渇いています。
数秒間がとても長く感じられました。
何も反応がありません。
もう一度押しましたが、変わりませんでした。
(誰もいない・・・やっぱり電話のとおり旅行に行ったんだ)
この時に警察に届ければ良かったのかもしれません。
でも、また悪い癖が出てしまい、(本当にただ旅行に招待されただけかもしれない。直接連絡が無いのは、盛り上がって忘れているだけなのかもしれない。家に帰れば圭子から電話が入っているかもしれない・・・)
都合の良い言い訳ばかり考えてしまいました。
もちろん家に帰っても連絡などありませんでした。
娘が部活動の合宿で居ないので言い訳をしなくて良い事が
せめてもの救いでした。
その晩からは食事も殆ど出来ず、遅くなって布団に入ってもなかなか眠れませんでした。
土曜の晩は気を紛らわそうと酒を飲みました。
酔えば酔うほど、頭に浮かぶのは妻の事ばかりです。
悪い事ばかりが浮かんできます。
それを振り払うためにまた飲み続け知らぬ間に眠ってしまいました。
明け方夢にうなされて目が覚めました。
今でもその夢ははっきりと覚えています。
妻が、圭子が男達に・・・・
  1. 2014/09/09(火) 12:18:58|
  2. 妻を売った男・隆弘
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妻を売った男 第2回

 4ヶ月間何とか落としてきた手形でしたが、最後の一枚は
03年8月15日が期日でした。
当てにしていた8月10日の集金も日曜日、お盆休みのため集金は20日まで伸ばされてしまいました。
そんな事は、振り出すときによく考えれば分かったはずです
自分の馬鹿さ加減に腹を立ててももう手遅れです。
もしかしたら桑名は、そんな事は最初から分かっていたのかもしれません。
          
 私は、言われたとおりに15日の昼過ぎに妻を送り出しました。
それでもまだ私は、世間はお盆休みだし最後の一枚の手形を待ってもらうだけだからと、それほど深刻に考えていませんでした。
経営者としてはまるっきり失格です。
18時過ぎに桑名から電話が入りました。
「なかなか綺麗な奥様じゃないですか。うちの者たちも喜んでましてね。一緒に盛り上がってますよ。」
電話の向こうからは何を言っているのか分かりませんが、男達数人の声が時折聞こえてきました。
「そうですか・・・」
私は急に不安になりそんな返事しか出来ませんでした。
妻は確かに人を疑うという事の出来ない性格です。
でもどちらかというと人見知りする方で、初対面の、まして男性とすぐ打ち解けるとは思えません。
「これならあなたが手形を買い戻しに来てくれるまで私達も喜んで奥様をお預かりできますよ。」
「え!預かるって、桑名さん、そんな約束は・・・」
「あんたを信用してないわけじゃないけどね。こちらも商売なんですよ。最後になって夜逃げでもされたらたまらないからね。」
「ちょ、ちょっと待って下さい。必ず払いますから!今から何所かで借りてでも・・・」
そう言おうとする私を遮って桑名は、
「残念だけど、うちの会社は土日は休みなんですよ。」
「だから、今晩中に何とかしますから!」
私はもう何所からでもいいから借金をして桑名に返しに行くつもりでした。
「それに、今日の午後から日曜日までうちは社員旅行でね、もう現地まで来てるんですよ。
もちろん奥さんもご招待しましたよ。
悪いけど月曜日以降にしてもらえますか。」
「それじゃ犯罪じゃないですか!」
「おい!川田さん滅多な事を言うもんじゃないよ!」
桑名の口調はいつもの紳士的な物とはガラリと変わっていました。
「せっかくここまで返してきたんじゃないか、後三日我慢すれば楽に慣れるんだぜ。まあ最初の約束どおり21日でも俺はかまわないけどね。
ジャンプした分の利息だっていらないって言ってるんだ。
それに何もとって食おうって訳じゃねーんだから、ただ奥さんを社員旅行に招待しただけだろ。」
「でも・・・」
気の小さい私は、桑名に圧倒されていました。
「何だったら月曜日一番で手形を銀行に入れるぜ!」
「それだけは・・・」
「まあ、頑張って金を集める事だ。」
そう言うと桑名は電話を切ってしまいました。
  1. 2014/09/09(火) 12:17:28|
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妻を売った男 第1回

私は40歳、妻は42歳、半年前まで東京近郊で小さな工場を経営していました。
とは言っても前の社長は妻の父親で、彼が亡くなった為婿養子であった私が社長になっただけなのですが
小さな会社でも社長の娘であった妻は、お嬢様育ちの世間知らずでした。
結婚したときも処女で(私も童貞でした)40を過ぎても、中学生の娘と話しているのを聞くとまるで姉妹のようです。
 長引く不況の中、何とかがんばってきましたが、大口の取引先が倒産してからは、銀行からの融資も止められ去年の春には、どうしても振り出した500万円の手形が落とせなくなってしまいました。
その時に諦めれば良かったのですが、婿である私が潰したと言われたくないだけで飲み屋で知り合った男から金を借りてしまいました。
「金が必要な時はいつでも言ってください」
以前からそう言っていた私と同年代の桑名と名乗る男は、普段は紳士的でしたが、どこか怪しく私は距離を置いて付き合っていましたが、その時は後の事まで考える事が出来なくて、彼に借金を申し出てしまいました。
500万円を借りる為に120万円の手形を5枚振り出しました。
それでも半年後にはその手形さえ落とせなくなってしまいました。
手形のジャンプを頼んだ私は、桑名に言われるまま何も知らない妻に「大切な取引先に書類を届けて欲しい」と言いつけ
一人で彼の事務所に行かせてしまいました。
ふと、借金を頼みに言った時に彼が何気なく言った事を思い出しました。
「あれだけ綺麗な奥さんと可愛い娘がいれば、この程度の金なら何とでもなりますよ・・・」
(なぜあの男は俺の家族の事を知っていたんだろう?)
そんな疑問が沸きましたが、手形をジャンプしてもらえる安堵感にそれほど深刻には考えていませんでした。
本当に世間知らずだったのは妻ではなく私だったのです。
  1. 2014/09/09(火) 12:10:40|
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野球妻 最終回

次に妻の股間に座ったのは、山本さんでした。
「奥さん、災難でしたね。これに懲りずにこれからもよろしくお願いしますよ。」
何が災難だ。そもそも山本さんの誘われたばかりにこんなことになってしまったというのに・・・
「すみませんね、ちょっと見せてもらいますよ。」
山本さんはぐっと顔を近づけて覗き込みました。
「これが奥さんのあそこですか。そうですか。ふーん、なるほど、なるほど。」
山本さんは、淡々とそしてじっくりと妻のそこを観察しているようでした。
長い沈黙が続きます。

その間、山本さんに見られているかと思うといたたまれない気持ちになりました。ふっくらした大陰唇、そこに生えたまばらな陰毛、少し色濃くなった小陰唇、そこを広げると鮮紅色の秘肉が・・・まさか、クリトリスまでむき出しにされたりしていないでしょうか・・・私はじっと目を閉じました。
そして山本さんが最後に言いました。
「濡れてますね、奥さん。」
「ああ・・・恥ずかしい・・・」
なんてことでしょう、濡らしてしまったところまで見られてしまったなんて。

他の人も次々と交代して妻のあそこを見て感想を言っています。
「うちのかあちゃんのとぜんぜん違うな。」
「美人でもやっぱりこんなふうになっているんだ。」
「いやあ、ほんと今日はラッキーだ。監督に感謝しないと。」

次にお母さんたちの順番がきました。お母さんたちも遠慮なく覗いています。
「由美子さん偉いわ。私にはとてもまねできないわ。」
「でもよく恥ずかしくないわね、信じられない。」
「そうね、普通そんなとこ見せないわ。」
「おしゃれにしているけど、あそこはやっぱりいやらしくない?」
「けっこう、活躍してるみたいじゃない。だんなさん元気だし。毎晩かしら。」
女性の批評は辛らつです。
妻はじっと目を閉じ羞恥と屈辱に耐えてます。男性に見られるより女性に見られる方が辛いんだろうな、そんなことを漠然と考えていました。

「ご主人、あなたの番よ。あなたが最後だから、ゆっくり見ていいわ。」
加藤さんの奥さんに促され、私はゆっくりと妻の前へと進みました。
後ろから山本さんに声をかけられました。
「4月になったら、新人歓迎会をやりますから、またよろしくお願いしますよ。」
新しく入るお父さんやお母さんの前で・・・私の興奮は収まりませんでした。


  1. 2014/09/09(火) 12:09:22|
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野球妻 第13回

妻が両足をテーブルに上げ、膝を立てました。お父さんたちがかぶりつきで覗き込んでいます。必死に足を閉じようとしていますが、もう隠しきれませんでした。
「おっ、見えた。」
「こっちは見えないぞ。」
「もうちょっと、足開いてくれる。」
「・・・・」
「もっと。」
テーブルに横たわった妻の足がM字開脚になりました。もう正面からは隠しようがありません。
「わぉ、丸見えだあ。」
「どれどれ、俺にも見せてくれ。」
「あら、私も見たいわ。」
妻の股間にお父さんだけでなくお母さんたちも殺到してきました。皆、妻のあそこを一目見ようと興奮しています。
「ちょっと押さないで、押さないで。」
「よく見えないよ、前の人どいてくれよ。」
「順番よ、順番。一人ずつゆっくり見れるんだから。」
加藤さんの奥さんが仕切っています。

「よし、俺からだ。」
真っ先に手を上げたのは監督でした。ゆっくりと正面に座ると、M字開脚された妻の両膝をさらにぐっと開かせました。
「おおー、これが奥さんのおまんこだ。うぉー!!!」
興奮した声で叫びます。そして、はあはあ言いながら覗き込んでいます。
突然、監督があそこに手を伸ばしました。
「だめよ、触っちゃ。見るだけよ。」
加藤さんの奥さんが注意します。
「へんなことしないって。拡げて見るだけだから。」
「しようがないわね。」
監督が両手の親指で秘肉を左右に割り広げました。
「ああ、いやっ・・・」
「おおー、すげー。ばっちりだ。」
「だめ、恥ずかしい・・・」
我慢しきれないお父さんたちが監督の頭の後ろから覗いています。監督は妻の大事なところを広げて見て興奮しているか、大きく肩が揺れています。
妻の大事なあそこの中味までが、他人の目に晒されている・・・私の心臓の鼓動も激しくなり、息苦しくなってきました
  1. 2014/09/09(火) 12:07:39|
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野球妻 第12回

いつの間にか、妻はテーブルの上に立たされています。ほんの数十センチ高いところに立たされただけなのですが、ますます屈辱的な晒し者になった感じです。皆にテーブルを囲まれ、前後左右からしっかり裸を鑑賞されています。

「それでは、奥さんにも感想を聞いてみましょう。」
山本さんがテーブルの上の妻に話しかけます。
「今日は最後までがんばりましたね。」
「いえ、そんな・・・」
「皆さん奥さんのヌードには大感激ですよ。」
「ああ、そんなに見ないでください。もう十分ご覧になったでしょう。」
「いやいや、まだまだ。これからご開帳ということになりますが、緊張してますか?」
「あの、やっぱりそれは許してください。」
「何を許してくださいなのですか?」
「ですから、お見せするのは・・・」
「何を見せるのはですか、はっきり言わないとわかりませんよ。」
「お、お・・・をお見せするのは、許してもらえないでしょうか?」
「とんでもない、ご主人も今日は特別サービスといってますよ。」
妻の最後の願いに非難の声が上がります。
「そうだ、そうだ。」
「旦那以外には見せられないというのか。」
「でも、お医者さんには見せるんじゃないの。」
「早く俺たちにも見せろ。」
その露骨な言葉に、妻の顔が赤く染まりました。

「由美子さん、往生際が悪いわ。約束でしょう。」
加藤さんの奥さんがいらだったように言います。
「そうよ、女らしくないわ。」
「由美子さん、いいかげんあきらめなさいよ。」
ほかのお母さんたちからもひんしゅくの声があがると、妻はがっくりとうなだれました。

「テーブルの上に横になって。」
加藤さんの奥さんの冷たい一言に周りはしーんと静まり返りました。妻はゆっくりと腰を下ろすと、そのままテーブルに仰向けに寝ました。テーブルの長さが十分でないため、膝から下ははみ出し、下におろした格好になっています。そして、妻の足元にお父さんたちが集まってきました。

「由美子さん、約束だから見せてもらうわ。」
「・・・・」
「テーブルに足を乗せて広げてくれる?」
「ああ・・・」
  1. 2014/09/09(火) 12:06:41|
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野球妻 第11回

まるで、時間が止まったようでした。妻の出したチョキと監督のグー、二人の手を私はじっと見ていました。

妻のチョキが震え、監督のグーがガッツポーズに変わるのと同時に歓声が上がりました。
「うぉー。」
「やったー。」
私は目の前が真っ暗になりました。それは、負けたら・・・という仮定ではなく、負けたという事実なのです。そして、それが意味することは・・・

「決まりね。ちょっとテーブル片付けて。」
加藤さんの奥さんが冷たく言い放ちます。お母さんたちはテーブルの上を片付け始めました。

「それでは準備が整う間、監督にインタビューしましょう。」
山本さんが調子に乗っています。
「監督、おめでとうございます。会心の勝利でしたね。」
「ありがとうございます。皆さんの声援のおかげです。」
「勝因は何ですか?」
「勝利への執念というか、欲望というか、ここまで来たら全部見たいという気持ちの強さですかね。」
「そうですか、おかげでいい目の保養をさせてもらえそうです。ありがとうございました。」

「次に、ご主人に話しを聞いてみましょう。」
山本さんが私のところに来ました。
「奥さんが残念な結果になりましたが?」
「そうですね。しかたないです。」
「それにしても、奥さんいいからだしてますね。」
「いや、そんなことはないです。」
「またまた、ご謙遜を。これから、大事なところを見せていただくわけですが。」
「いや、お恥ずかしい。人に見せるようなところじゃないんですが。」
「皆さん、期待していますよ。」
「そうですか、それじゃあ、今日は特別サービスということで。」
「ばっちり、ご開帳していただけるわけですね。ありがとうございます。」
なんとも言えない憤り、悔しさを感じつつも、その場にあわせた受け答えをしてしまいました。そんな自分にまた自己嫌悪を感じつつも、またまた激しく勃起していました。
  1. 2014/09/09(火) 12:05:52|
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野球妻 第10回

妻のを見せる、そんなことはできません。
「俺はまだあきらめてない。自分が勝負する。」
そう言ったつもりでしたが、歓声にかき消されてしまいました。私は押しのけられ、代わりに妻が皆の前に連れられてきました。再び、皆の前に裸で立たされた妻は両手でしっかりそこを抑えています。ぜったいに見せたくないというように。
全員の視線が、妻が両手で隠したそこに集まります。そして、そこがどんな形をしているのか、どんなふうなっているかを想像しているにちがいありません。旦那の前で人妻のおまんこを見る、そんな破廉恥な行為に興奮しているにちがいありません。

「どう、由美子さん。いいでしょう、最後の勝負?」
「私・・・そんなところ・・・」
「ご主人を助けてあげたら。もう勝ち目ないわよ。」
「でも・・・見せるのは・・・」
「大丈夫よ。ご主人思いのあなたなら、最後は神様が味方してくれるわ。」
「・・・」
「勝負してみたら。これでおしまいにしましょう。」
「・・・」
加藤さんの奥さんの言葉に、妻は静かに首を縦にふりました。

「由美子・・・お前・・・」
私は声が出ませんでした。負けたらどうするつもりなんだ・・・

「よし、その勝負俺が買った。」
そして、再び監督の登場です。最悪の相手です。
「監督、男だ。」
「由美子さん、最後のチャンスよ。」

会場にはこれまでと違った緊張感が漂っていました。
妻の表情は少し青ざめているように見えます。本当にやるのか、そして、もし負けたら足を開いて皆に見せるのか・・・
お父さんたちがいやらしい顔でにやついています。お母さんたちは意地の悪い視線を妻に送っていました。私はもう我慢できませんでした。

「由美子!!」
しかし、私の叫び声とともに、歌が始まってしまいました。

「やあきゅうう、すうるなら・・・・」
監督は、大げさな振りで踊っています。そして妻は両手でそこを抑えたままリズムをとるように小さく腰を振りました。

「アウト、セーフ、よよいのよい!!!」
  1. 2014/09/09(火) 12:05:07|
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野球妻 第9回

私は長い間、最悪のことを考えていました。次の勝負に負ければ、いや仮に勝っても、相手の慶子さんはまだ何枚もシャツを着ています。いずれ私が負けるのは目に見えていました。
そうすると今度は私が10人もの男女の前でパンツを脱ぎ、勃起したペニスを見せなくてはいけなくなります。けっして人に自慢できるようなものではありません。サイズは人並み以下かもしれません。お母さんたちに「あら、かわいいわね。」なんて言われてしまったらどうしましょう。
いい歳して、裸にされた妻に興奮して勃起している姿を見て、お父さんたちやお母さんたちは、どんな反応をするのでしょうか。私の哀れな姿に、大喜びして、大笑いして、ペニスの感想を口にして・・・さっき妻が全裸になったときの哀れな姿を思い出し、私は屈辱感でいっぱいになりました。
妻が裸にされたばかりでなく、自らの醜態を晒す、あまりの情けなさに涙が出そうでした。そんな屈辱から逃れたいばかりに私は逃げていました。
しかし、応援してくれる人のためにもがんばらなくてはいけません。これから勝ち続けて、慶子さんを裸にするしかないのです。

「ちょっと待って。」
突然、加藤さんの奥さんが声を上げました。
「これじゃ、いくらなんでも由美子さんがかわいそうだわ。自分も裸にされて、ご主人の大事なおちんちんまで見られてしまうんじゃねえ。」
「でもルールだから、最後までやってもらわないと。」
「わかってるわ。でも、最後の勝負は由美子さんにさせてあげたら。それに勝ったら、今日はこれでおしまい。ご主人もパンツ脱がなくていいし、由美子さんもそろそろ服着させてあげていいんじゃない。」
「負けたら?」
「そうねえ、由美子さん、もう脱ぐものないから、大事なところを見せてもらうっていうのは?」
「賛成!」
「おもしろそうね。おちんちんも見たいけど、それでもいいわ。」
「ご開帳でおひらきってわけだ。」
「おまんこ見せてもらえるのか。そりゃいいや。」

大事なところ・・・ご開帳・・・おまんこ・・・妻のおまんこを見られてしまう・・・
私は急に胸が締め付けられる思いになりました。妻は裸にされ、さんざん晒しものにされました。言われるままにバストもヘアもお尻も見せましたが、ヘアの奥までは見られていないのがせめてもの救いでした。それを、人には見せることない大事なところを、そこは私しか見たことがないというのに・・・ご開帳とは・・・
  1. 2014/09/09(火) 12:04:20|
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野球妻 第8回

「初めてじゃないか、女が負けたの?」
「そうかもしれない。」
「記念写真、記念写真。」
誰かがカメラを取り出し、写真を撮り始めました。
「奥さん、こっち向いて。」
「監督、横に並んで。はい、ピース。」
「俺も一緒に撮って。」
「私も。」
結局、全員が裸の妻の周りに集まって来ました。
「じゃあ、ご主人、シャッター押してもらえますか?」
「はあ・・・」
なんということでしょう、私は一人裸の妻を囲んでVサインをする男女の写真を撮ることになりました。

妻が人前で裸にされ、さんざん晒し者にされた挙句、写真まで撮られ、私は屈辱感でいっぱいでした。
そのうえ、今はビールを注いで回らされ、お父さんたちに間近に裸を見られては冷やかされています。いったい、いつ終わりにしてくれるのでしょう。私はたまらない気持ちでした。
「ご主人、奥さんが裸にされて悔しいんじゃない?」
加藤さんの奥さんが声をかけてきました。
「いや・・・遊びですから。」
私は強がってみました。
「でも、このままずっと裸じゃかわいそうよ。」
「いつまで、ああしていないといけないんですか?」
「みんながいいって言うまでよ。」
「そんなあ・・・」
「ご主人、リベンジしたら。」
「リベンジ?」
「ご主人もガチンコ勝負よ。勝ったら、奥さん服を着てもいいわ。」
「ほんとうに?」
「慶子さん、相手してあげて。」
「えー、わたしなの。」
そう言いながらも慶子さんは立ち上がりました。どうやらやる気のようです。いくらなんでも妻だけが裸にされたのではかわいそうだ、慶子さんも裸にしてやる、私は急にファイトが沸いてきました。

私と慶子さんが前に出ると、勝負が始まりました。
勝負は勝ったり負けたりでしたが、慶子さんは脱いでも、脱いでも下にはTシャツを着ています。いったい、何枚重ね着していたのでしょう、まだ下着すら出てこないというのに、私の方はズボンを脱ぐことになってしまいました。
「ご主人だらしないわね。返り討ち?」
「夫婦そろって裸んぼじゃ、しゃれにならないわね。」
今度はお母さんたちが冷やかします。
先ほどから、勃起しっぱなしだった私のペニスはまだいきり立っていました。ズボンを脱ぐとテントを張ったパンツにお母さんたちが大騒ぎになりました。
「きゃー、元気。」
「奥さんの裸見て興奮しちゃったの?」
「慶子さん、あと1回がんばって。」
「早くおちんちん見たいわ。」
「どんなのかしら、楽しみだわ。」
さっきより、女性陣の歓声が大きくなってきました。
  1. 2014/09/09(火) 12:03:36|
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野球妻 第7回

「皆さん、すみません、新入会員の自己紹介を忘れてました。今、やってもらっていいですか。」
突然、山本さんが言い出しました。
「いいわよ、からだの方は先に紹介してもらっちゃったけど。」
「わっはっは・・・そうだ、そうだ。」
「じゃあ、奥さん、お願いします。」
「はっ、はい。あの、篠原由美子です。雄太の母です。よろしくお願いします。」
妻が裸のまま挨拶します。
「そんなかっこうでよろしくお願いしますなんていわれちゃうと、変な気になっちゃうな。」
「こちらこそ、よろしくですよ。」
お父さんたちが冷やかします。
「歳は?」
「34歳です。」
「ええー、見えない。まだまだ20代でいけるよ。」
「でも、さすが30代、しっかり熟しているなあ。」
「趣味は?」
「テニスと映画鑑賞です。」
「いいねえ、やっぱ違うよね。」
「エッチな映画ばかり観てたからそんなからだになっちゃったんだ。」
「テニスも裸でやるんですか?」
「いいえ、しません。」
「じゃ、今度はテニスで勝負だ。負けたら脱いでいくってのどう?」
「そんなあ・・・」
「大丈夫、俺がペア組んでやるから。」
「ますます、危ないなあ。」
つまらない質問が続きます。

「スリーサイズは?」
「それはちょっと・・・」
「あなたたち、裸見せてもらってるんだから当ててみたら。」
お父さんたちが妻のからだを値踏みするように眺めます。
「88-60-88?」
「ヒップはもっとあるな。90? いや92」
「いや、そんなにないと思うな。」
かってなことを言っています。
「ちょっと、お尻見せてよ。」
「後ろ向いて、後ろ。」
また新たな命令です。もう逆らえなくなっている妻はゆっくりと後ろを向きました。形のいいヒップが晒されました。
量感があって、深く切れ長の割れ目が自慢のお尻です。ただ今は人に自慢するような状況ではありませんでした。
「いいケツしてるなあ。」
「やっぱり90はあるよ。」
「あら、けっこう大きいわね。」
「むちむちだ。あんな尻たたいてみてえな。」
お尻の鑑賞も長いこと続きました。
  1. 2014/09/09(火) 12:02:29|
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野球妻 第6回

妻が人前で裸になるなんて考えたこともありませんでした。私の前でパンティを脱ぐことすらありません。それが、今大勢の人の前で最後の一枚を脱ごうとしているのです。
何でこんなことになってしまったのか、やめるタイミングはなかったか、私は後悔でいっぱいでした。その一方で私の興奮はおさまりませんでした。

妻は一気にパンティを引きおろすと、足首から抜きとりました。一瞬バスト全体が晒され、黒いヘアが見えましたが、すかさず右手でバストを、左手でヘアを隠しました。
少しでも隠したい、その心理がそうさせたのですが、その羞恥に満ちた姿はかえって見る者を楽しませ、また焦らせた分より興奮させることになりました。

「そそられるねえ、そのかっこう。」
「お母さんになってもやっぱり恥ずかしいのかな。」
「もったいぶらないで、早く見せてよ。」
「そのままじゃ、いつまでも終わらないよ。」
そう言われると、早く終わりにしたい一心で、妻は両手をおろしました。
バストもヘアも全てが皆の前に晒されました。
「うぉー、いいぞう。」
「すげー、ナイスバディ。」
「おっ、奥さんこんなからだだったんだ。」
「由美子さん、えっちー。」
女性からも声がかかります。誰もが妻のからだを鑑賞し、そして興奮し、口々に感想を言ってます。
「やっぱり、いいおっぱいだなあ。」
「乳首立ってない?」
「ほんとだ、見られて感じちゃったのかなあ。」
「かもね。」
「あそこ、もじゃもじゃだ。」
「あらやだ、由美子さんたら、おけけまで見せちゃって恥ずかしい。
「いやっ・・・」
あまりの恥ずかしさに思わずヘアを手で隠しました。
「隠しちゃだめだって。手を下ろして。」
「はい・・・」
全裸のまま何も隠すこともできず立つ妻は、まさに晒しものでした。
  1. 2014/09/09(火) 12:01:40|
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野球妻 第5回

調子にのった監督はまたハッスルポーズです。腰を卑猥に振っています。
「ハッスル、ハッスル。よし、ラスト勝負。」
「監督、がんばれ。すっぽんぽんにしちゃえ。」
「由美子さん、しっかり、あとがないわよ。」
確かにあとがありません。今度負けたら本当に素っ裸にされてしまいます。大勢の人の前で、山本さんも加藤さんも島田さんもみんなが見ている前で妻は全裸にならなくてはいけないのです。どうしよう、私はパニック状態でした。
「やあきゅうう、すうるなら・・・・・・・よよいのよい!!」
気がついた時には歌が始まっていました。

妻はグー、監督はパーでした。
「やったあー、勝った。」
「いいぞ、監督。」
「よっしゃあ。」
「由美子さん、ドンマイ。」
「早く脱げー。」
「かわいそう、由美子さん。でもがんばってー。」
「パンティ、パンティ、パンティ・・・」
会場はパンティ、パンティの大合唱です。誰もが、妻が負けたことを喜び、全裸になるのを待ち望んでいました。

妻の顔は引きつり、膝が震えていました。
「お願いします。これ以上脱げません。」
「何言ってんだ。パンティがあるじゃないか。」
「これ以上脱げませーんって、言うじゃない。でも、あんたが脱がなくちゃいけないのは、そのパンティですから。ざんねーん。」
「わっはっはっは・・」
会場は大笑いです。でも妻と私は笑えませんでした。
これ以上じたばたするのは、かえってみっともないと思ったのでしょう。じっと目を閉じると、パンティに手をかけました。会場はしーんと静まり返り、全員の目が妻に集まりました。
いよいよだ、私は息を飲みました。
  1. 2014/09/09(火) 12:00:44|
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野球妻 第4回

これはもはやゲームではありません。これ以上の恥ずかしい姿を晒すかどうかの真剣勝負です。妻の表情は緊張のためこわばっていました。
一方監督は余裕しゃくしゃく、そして、ここ一番の勝負強さも監督が上でした。また妻の負けです。妻は思わず両手で顔を覆いました。
「やったあー。」
「監督、いいぞ。」
「早くブラジャーとって。」
「由美子さん、あきらめちゃだめよ。まだあるわ。」
「ブラ、ブラ、ブラ。」
会場は大騒ぎです。
私は心臓が張り裂けそうでした。妻のバストを大勢の人に見られてしまいます。この雰囲気では脱がないわけにはいきません。何とかしなくては・・・そう思いながらもどうすることもできませんでした。

どうすることもできなかったのは妻も同じです。まわりは大騒ぎ、呆然と立ち尽くしていても、野次は激しくなるばかりです。もう脱ぐしかありませんでした。
大きく深呼吸をすると、巧みに腕でバストを隠しながらブラジャーを外しました。かろうじて乳首は隠れているものの、豊かなバストを隠しきることはできません。細い腕からバストがこぼれ落ちます。
「おおー。」
歓声があがりました。
「おおきいなあ。」
「あらあ、由美子さんのおっぱいすてきじゃない。」
「うちのかあちゃんみたいに、垂れてない。」
「早く全部見たい。」
羞恥で真っ赤になった妻が必死に胸を隠しながらパンティ一枚の姿で立っています。早く終わりにしたい、でもそのためには次の勝負をしなくてはなりません。ここから逆転すれば・・・負ければ・・・・
妻が恥ずかしい姿を晒し、羞恥に耐えているというのに、その姿に勃起している自分が情けなくなりました。
一瞬妻と目が合いました。すまない、由美子、思わず目をそらしました。
  1. 2014/09/09(火) 11:59:59|
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野球妻 第3回

このままでは、本当に裸にされてしまう、私の不安はましていきました。そんな不安とは関係なくゲームは進み、とうとう妻は皆の前でブラジャーとパンティだけの姿にされてしまいました。
妻はいつも下着にも気をつかっています。今日は淡いブルーの上下そろいです。レースをあしらったおしゃれな下着なのですが、大勢の人に見せるものではありません。
妻のエロチックな姿に会場は異様な雰囲気になってきました。身に着けているのはブラジャーとパンティだけですので、からだの線がはっきりわかります。二児の母親とは思えないくびれたウェスト、それなりに丸みを帯びた腰からもも、まっすぐ伸びた足、そして87Dカップの形のいい胸、その見事なプロポーションはお父さんたちを興奮させ、お母さんたちを嫉妬させることになりました。
誰もが遠慮なく妻の下着姿を眺めています。普段、気にすることもないおへその穴でさえ、こうして妻が他人に見られているとたまらない気分になります。
お父さんたちは、興奮が抑えられないようでした。
「いいからだだなあ。」
「たまんねえ。」
「へその穴まで上品だ。」
「おお、上下そろいだ。勝負パンツってやつか。」
「そうだな。うちのかあちゃん、あんなの持ってないぞ。」
「少し、毛が透けて見える。」
「ほんとだ。」
「おれ、もうがまんできねえ。」

ほんの付き合い程度と思っていたのが、ここまで脱がされてしまい、妻は泣きだしそうでした。
「もうだめ、これで許してください。」
「冗談じゃない、これはガチンコ野球拳だよ。」
「ふざけるな、だめだ、だめだ。」
「ここでやめたら、女がすたるわよ。」
「監督、続けて、続けて。」
「由美子さん、ファイト。」
やめさせてもらえません。他のお母さんからも声援があがります。誰もがこのゲームを楽しんでいました。とても、途中でやめられる雰囲気ではありませんでした。あとは妻が勝つしか逃れる手はありません。監督もズボンとパンツだけです。あと2回勝てば・・・私は祈るような気持ちでした。
  1. 2014/09/09(火) 11:59:11|
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野球妻 第2回

「二人とも準備はいいですか。はい、ガチンコ野球拳スタート。」
山本さんがゲームの開始を宣言しました。
「えっ、何?どうするの?」
妻がおろおろしているうちにも、周りが歌いだしました。
「やあきゅうう、すうるなら・・・よよいのよい。」
いきなり妻が負けました。妻の表情がこわばっています。
「私、いやです。何でこんなことしなくちゃいけないんですか。」
山本さんが横で言いました。
「奥さん、ゲームだから、もっと気楽にやってください。せっかく盛り上がっているのに、しらけちゃいますよ。雄太君だって、チームに馴染んできたのに、お母さんがこんなことじゃあ。」
「でも、ここで脱ぐなんてできません。」
「大丈夫ですよ、みんな酔っ払っているし、遊びですから。」
たしかに酒の席の遊び、あんまり目くじら立てては大人気ないかもしれない、そんなことで子供が仲間はずれにされてはかわいそうだし、ちょっと付き合えば許してもらえるだろう、そんなふうに考えて妻はセーターを脱ぎました。
セーターを脱ぐともうスリップとブラジャーでした。下はスカート、ストッキング・・・
厚着をしてきていない妻の姿に会場がどよめきました。

次に負けるとためらいながらも、スカートに手を入れ、ストッキングを脱ぎました。もうこの辺が限界でしょう、そろそろ止めなければ、そう思いつつ言い出せませんでした。私はだんだん焦ってきました。
次いでスカートも脱ぎ、とうとうスリップ姿です。どこかで許してもらえると思っていたのに、誰も止めてくれません。それどころか、妻が脱ぐたびにみな大喜びです。
「これで勝負ありですね。」
「何言ってるの、これからだよ、これから。」
私はとなりのお父さんに言ってみましたが、相手にもされません。
「女性にはこれ以上無理ですよね?」
「女なら最後まで勝負よ、ガチンコなんだから。」
向かいのお母さんに同意をもとめても、女性も味方にはなってくれません。この人たちは本気で最後までやらせる気だということを知りました。


  1. 2014/09/09(火) 11:56:10|
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野球妻 第1回

夫35歳と妻34歳、小学生と幼稚園の子供がいます。仕事の関係で私たちは最近この町に引っ越してきました。ずっと都会で暮らしてきた妻はこの町になかなかなじめませんでした。
そんなおり、近所の山本さんの勧めで息子を地域の野球チームに入れることになりました。もともと野球などまったく興味のない妻でしたが、おかげで知り合いもふえてきました。その野球チームは、人数は少ないわりに監督もコーチもいて、親もなかなか熱心なのです。私も何回か見に行きましたが、母親だけでなく父親もずいぶん来ていました。
美人でおしゃれな妻は、たちまち監督やお父さんたちの人気を集めました。妻が練習や試合を見に行くと、すけべ親父どもが寄ってきました。そして好色な目で妻を見て、妻の容貌やからだについてうわさしていました。それも無理はありません。ほかのお母さんと比べて妻は飛びぬけて美人で、スタイルがよく、垢抜けていました。そんな妻に優越感を感じるものの、お父さんたちの品のなさはどうしても好きになれませんでした。
妻も同じような感じを持っていたと思います。なんとなく、私たち夫婦は浮いていました。
12月に入って、野球チームの父母の会の納会がありました。私たちは新入会員ということで幹事の山本さんに誘われて出席することになりました。納会には監督とコーチ、幹事の山本さん、それと熱心な父母の計10名ほどと、それと私たち夫婦が集まりました。
はじめは野球の話などをしていたのですが、酒が進むにつれ場が乱れてきました。私も妻もあまり飲める方ではないので、えんえんと続く宴会がだんだん苦痛になってきました。

始まってから3時間を過ぎ、幹事の山本さんが立ち上がりました。これで、お開きかなと思ったのが間違いでした。
「それでは、皆さんお待たせしました。恒例のガチンコ野球拳の時間です。」
「うぉー、いいぞ。」
「今年の対戦は、男性代表、監督!!」
「監督、がんばって。去年のリベンジよ。」
「女性代表、雄太君のお母さん!!!」
いきなり妻が指名されました。
「今年は抽選ではなく、新入会員の推薦がありましたので、以上の対戦に決定しました。」
いきなり指名されて、妻はびっくりしていましたが、みなに促され、前に出て行きました。まだ、何のことかわかっていませんでした。

前に出てきた監督はハッスルポーズなどしておおはしゃぎです。
「ハッスル、ハッスル!」
「いいぞう、監督がんばれ。今年の対戦相手は最高ですよ。」
「いえーい、絶対勝つぞう。」
「そうだ、がんばれ。」
「由美子さん、がんばって。」
女性からも声援が飛びます。会場は大騒ぎでした。

ガチンコ野球拳?ただの野球拳と何が違うのか?
私は隣にいたお父さんに聞いてみました。
「ガチンコ野球拳って何ですか?」
「ギブアップなしの野球拳だよ。」
「ギブアップなしって?」
「どっちかが素っ裸になるまでやるんだよ。それにしても奥さん大丈夫?あまり厚着していないみただし。」
たしかに、今はセーター1枚、もともと妻はすっきりした着こなしが好きだから何枚も着ているはずがありません。
「これ毎年恒例で、女の人は選ばれたらたいへんだからみんな厚着してくるんだよ。知らなかったの?」
知らなかったも何も、妻はもう前に出て監督と向き合っています。どうなっちゃうんだろう、私は不安になりました。
  1. 2014/09/09(火) 11:55:13|
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第11回

第11章 そして、私にも犯された妻


 私は、妻の半開きの唇に自分の唇を押し付けました。
 「むぐう」
弾力のある妻の唇が、私の唇を柔らかく押し戻します。
鈴木さんの唇と、裕太くんと副会長のペニスに犯された妻の唇をやっと取り戻したのです。
妻もチロチロと私の舌を舐め、私の感触を確かめているようです。
私が舌を引っ込めると慌てて追いかけてきました。
舌を折り曲げ、もう一度妻の口の奥にねじ込むと、妻は唇をすぼめてしっかりと私の舌の根元を押さえ、その舌を私に絡めてきました。
 「ピチャ、ピチャ」
同時に妻は唇を前後に動かし、私の舌をフェラします。
私は妻の乳房に手を這わせ、乳首が手のひらの中心になるように軽く掴みました。
円を描くように乳房を揺らすと、手のひらでグリグリと乳首が踊り私を喜ばせました。
まだべっとりとついたままの裕太くん、副会長、山本さん、鈴木さんの精液を妻の乳首に塗りたくるようにして乳首を刺激すると、乳首はさらに勃起し、その存在感を訴えます。

 「ああーん」
妻の官能モードはすでに完全に蘇っていました。
私は妻の唇をふさいだまま、妻をソファーに座らせました。
そして妻の左右のふくらはぎを掴み、ちょうどM字になるように両足もソファーに乗せました。
鈴木さんの巨大なカリを持つペニスにかき回された膣は、もはやその二枚の陰唇が閉じ合わさろうとする力を失い、ぱっくり口を開けていました。
ゆっくりと指を這わすと、膣中は妻の淫液と鈴木さんの精子がまざり、ぬるま湯のように溜まっていました。
 「すごいぐちゃぐちゃだね。まるで中身が溶けてるようだ・・・」
再び沸き起こる嫉妬心から、思わず自虐的に言っていました。
 「そうよ。とってもよかったの・・・」
私の思いを知ってかしらずか妻が応えます。

 私は妻の両足首をつかみ、陰部に顔を寄せました。
鈴木さんの精液が混じった妻の淫汁を啜るのには少し抵抗がありましたが、一気に妻の下の唇をめがけ、猛烈なキスをしました。
 「ジュパパ!」
 「あああん。」
鈴木さんの逞しいペニスですでに達していた妻は、再びの官能に腰をくねります。
私は唇で妻の陰唇を咥え、その味を十分に味わいながら、鈴木さんの精子の残骸をかきとるように、出来る限り舌を差し込みました。
 「ああ・・・はーん。」
妻の膣がヒクヒクと私の舌に絡まり、妻の淫液と鈴木さんの精液が混ざった、少しピリッとした感触が私の舌を刺激します。
私は妻のビラビラを唇に、陰壁を口内に見立て、激しくディープキスをしました。

 「ジュルジュルルルルルル・・・・・」
 「ああ。ああああん!」
妻は腰を前後に振り、私のキスに応えてくれます。
 「あん。いい!!あなた」
妻は、腰を振りながら淫らな声をあげました。
私は、思い出したように親指をクリトリスにあてがいました。
 「やん!」
妻が、ビクッと仰け反ります。
妻の反応に気を良くした私は、親指に神経を集中し硬く突起した妻の陰核を攻め始めました。
 「いや。あうう・・・」
妻の腰がグリグリと私の顔を圧迫します。
二枚の陰唇で口と鼻まで塞がれ、息苦しいほどでした。

 「ああ、だめ、だめ・・・またいっちゃう!!」
『また』と言う言葉が私を興奮させます。
妻は膣中に納めた私の鼻でオナニーをするかのように、腰を振り続けました。
 「あなた、もう入れて・・・」
私は愚息を取り出し、妻の膣口に亀頭の先をあてがいました。
 「あーん。」
妻の反応に催促されるように一気に体重を乗せ、膣内にペニスをめり込ませました。
 「あーーん」
私のペニスが妻の膣壁を擦りながら、奥のほうへ吸い込まれていきます。
妻のヌルヌルした膣壁が、私の敏感な亀頭をヒクヒクと締め付けるたびに、私は今まで味わったことのないような快感に身震いしました。
いつも清楚で落ち着いた格好をしている妻が、今は5人の男たちの目の前で脚をM字に開き、私のペニスを淫らに欲しているのです。
「どうだ?いいか?」
私は、喘ぎ声を出しながら妻に言いました。
「・・・・あん」
亀頭がひっかかる感触が好きな妻は、自らリズミカルに腰を上下左右に動かし、私のペニスを深く浅く出し入れしました。
 「ああ、・・・そんなにしちゃ、だめだ・・ああ。」
私は、情けない声を出しました。
恥ずかしいことに、妻の中にペニスを差し入れてまだ3分も経たないうちに、すでにイきそうになっていました。

 「ああん。だめ・・・。もっと我慢して・・・、あふ」
私が少しでも長持ちさせるためにペニスの出し入れをゆっくすればするほど、妻の腰の動きはどんどん激しくなっていきます。
 「あん。あん。あーん!!」
沈んでは出てくる私のペニスによって、卑猥に形を歪める妻の陰唇が私の視覚をも刺激し、もう耐えられなくなっていました。
 「あああ、そんなにしちゃだめだ!!」
私は少しでも長く妻の膣内の感触を楽しむため、腰の動きをとめ、ペニスへの刺激を抑えました。
 「あん。もっと・・・」
妻はそれを許さず、自ら腰をグリグリと押し付けてきます。
 「もうだめだ。イくよ・・・」
 「ああん・・・わたしも!!」
妻は、私の精を搾り取ろうとするかのように、自ら膣ヒダをヒクつかせました。
 「ウゥ・・・」
とうとう私のペニスが堪えきれず、毒汁を吐く準備態勢に入りました。

一瞬、頭の中が真っ白になったかと思うと、出番を待っていた私の精子がその行き場所を求めて、ドクドクとペニス内部を疾走しました。
勢いよく流れ出た私の精子は、先をあらそうように妻の膣に流れ込み子宮を目指しています。
「ああん。」
膣内が私の熱い精子で満たされ、妻はブルっと震えました。
私は、妻の膣口から精子がこぼれださないように、下腹部をぐりぐりと押し付けました。
私の精子が妻の子宮に流れ込む確かな感触に私も満足しました。
 「終わったよ。」
私は、少しも軟らかくならないペニスを妻の膣内に残したまま、言いました。
 「・・・うん。」
私の精子を素直に受け入れた妻が愛しく、私は妻にキスをしました。
妻は、いつもするようにやさしく舌をからませてきました。
 柔らかく暖かい妻の舌を吸いながら、わたしはボーっと姦通の余韻に浸っていました。
やがて私はゆっくりと妻の膣中からペニスを抜きました。
しばらくすると、妻の膣口から私の精子がブクブクと出てきて妻の太ももを伝い、床を汚しました。
 「奥さんも、またイッたみたいですね。」
妻の肉ヒダを割って流れ出る私の精子を眺めながら、副会長が言いました。

 「これでみんなしっかり抜いてもらいましたね。あとは・・・・」
みんなが、相変わらず写真を撮り続けている高橋さんを見ました。
 「やあん」
妻が慌てて乳房を両腕で隠しました。
今までの痴態がすべて撮られていたことに、改めて気づいたようでした。
 「僕は、今日はいいです。」
高橋さんがレンズで妻を狙いながら言いました。
 「僕は今日の写真で部屋でオナニーします。」
 「そんな・・・・」
妻が唖然とした顔をしました。
 「もう撮らないで!!それに写真は消すって約束・・・・」
 「だから、それはさっきお断りしたはずです。こんなすばらしいズリネタ他にありませんよ。」
 「だめ、絶対だめです!!」
妻が慌てて言います。
 「約束が違います・・・」
 「だから、一回オナニーするだけですって。」
 「そんなのひどいです。」
 「なんでしたら、どこかのサイトに投稿してもいいんですよ。」
高橋さんが目つきは、人を強請る時のものでした。

 「もう、許してください。」
妻の顔は先ほどの妖艶な表情と打って変わって、恐怖に泣き出しそうに震えています。
 「まあまあ、奥さん。高橋さんにも少しくらいは楽しみを残してあげましょうよ。悪い人じゃないから、約束は守ると思いますから。」
山本さんが妻をなだめます。
 「ひどい・・・」
結局、妻は写真を撮られた弱みから逆らえませんでした。
 「後で必ず、消してください・・・・」
小さな声でそう言うのが精一杯でした。
 「わかってます。ご心配でしょうから、奥さんの目の前で消去しますのでまた招待してくださいね。そうですね、今度はご主人がお留守のときにでもいかがですか・・・・」
妻は、高橋さんの虚ろに鈍く光る目から逃げるように俯きました。

 接待から始まった妻と役員たちの性宴が終わったのは11時を過ぎていました。
結局、高橋さんが妻の写真を持って帰ったほかに、副会長がブラジャー、山本さんがパンティを持って帰りました。
妻は嫌がりましたが、「今日の記念に」と押し切られてしまったのです。
 5人が帰った後、私は酔いと疲労で、ろくに片付けもせずに布団にもぐりこみました。
妻も「お休み」と一言だけ言って、寝てしまいました。
妻と話をするのが怖かった私は、ほっとしました。
 疲れているはずでしたが、興奮して頭がさえてしまい、全く寝付くことが出来ません。
私は、今日の出来事を順番に頭に思い描きながら布団の中で愚息を弄くりました。
ひとつひとつのシーンを思い出すたびに沸騰する愚息を静めるため、一晩で3回もトイレに立ちました。
 
 ・・・翌朝、どんよりとした気持ちで目を覚ますと、すでに妻は起きだしていました。
 「昨日はご苦労さま」
何気ない振りをよそおいながら、私はリビングに入りました。
昨日の性宴が嘘のように、ほとんど片付けられたリビングに背を向けて、妻は朝食の支度をしておりました。
 「おはよう。」
妻は振り返ることもなく、挨拶をしました。
 『やっぱり、怒ってるのかな?』
忙しい朝、妻はたいてい背中越しに挨拶をするのですが、その日はそんなしぐさすら気になって仕方がありませんでした。
朝食をとり、息子を迎えに妻の実家に向かいました。
車内では特に話が弾むというわけではありませんでしたが、よく考えれば妻とは普段からこんな調子でした。
昨日のことをさりげなく言い出したいのに、何と言っていいか分かりません。
私たちの間に、普段とは違う不自然な息苦しい空気ができていました。

 「ママ!ほら、おばあちゃんにこんなに買ってもらったんだよ。」
息子が小学校で流行っているという昆虫のキャラクターが描かれたカードを抱えて駆け寄ってきました。」
思えば、息子にとって初めてのお泊りになったのですが、昨日は息子の心配どころではなかったのです。
 「いい子にしてた?ユウ…タ」
一瞬だけ妻が言葉を詰まらせました。
 「ユウタ」
昨日副会長が連れてきた甥の名前も裕太くんでした。
おそらく妻もそのことを改めて思い出したのでしょう。
あの時私はそんなことにも気がつかないほど興奮していたのですが、妻は裕太君のペニスを咥えながら、罪悪感を新たにしていたのに違いありません。

 それでも妻が惑ったように見えたのはその時だけでした。
息子や義母に接している時も、普段とまったく変わったところは見せません。
私は妻の気持ちが全く読みきれないまま、不安な日々を過ごすことになるのでした。


第1部 完
  1. 2014/09/09(火) 11:42:06|
  2. 管理組合の役員に共有された妻・エス
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第10回

第10章 鈴木さんに入れられてしまった妻


 いったいどうしてこんなことになってしまったのでしょうか。
私たちはただ、妻が駐車場のシャッターを壊してしまった負い目から新年会に役員を招待しただけなのに・・・。 
 「奥さん、そろそろこっちの口にもチ○ポが欲しくなったんじゃないですか?」
山本さんに代わって、鈴木さんが妻の下腹部に手をあてました。
 「いやあ、だめー。」
妻はあわてて腰を引きましたが、鈴木さんの指はすでにぬかるみのようになった妻の膣肉に抵抗なく滑り込みました。

 「だ、だめ」
口ではそういいながらも妻の陰部は、鈴木さんの指を締め付けます。
 「奥さんのフェラ見てたら、私も楽になりたくなっちゃいましたよ。そろそろオ○ンコ借りてもいいですか?」
鈴木さんが妻に適度な刺激を与えながら聞きます。
 「いや。お口で・・・お口でしますから、そこは許してください。ああん。」
 「そんなこと言いながら、奥さん、口と腰が全然別人格ですよ。どっちが本当の奥さんなんですか?」
鈴木さんは、意地の悪い質問を投げかけて楽しんでいます。
 「あああん。」
妻の声は、もはや言葉になりません。
 「いいってことですね?じゃあ、奥さんのオ○ンコ、ちょっとお借りしますよ。」

 「いやあ。だめー!!」
最後の一線はやはり妻も簡単には譲りません。
必死で鈴木さんから離れようとしますが、あっけなく鈴木さんに後ろから抱きかかえるように、お尻を持ち上げられてしまいました。
鈴木さんは器用に亀頭を取り出して、妻の膣口に狙いを定めました。
 「やああん!!」
妻が腰を振って必死に抵抗します。
 「奥さん、動いたらダメですよ。」
と言いながら、鈴木さんは亀頭の先を擦るさわさわとした妻の陰毛の感触を楽しんでいるようでした。

やがて鈴木さんが、その頑丈な手で妻の腰をしっかりと掴み、亀頭の先端を妻の膣口に固定しました。
今まさに、私の目の前で妻が犯されようとしているのです。
私は、胸を締めつけられるようでした。
初めて女性に振られた時のような、甘く苦しい感覚がこみ上げてきました。
 『妻が犯られる、妻が犯られる・・・』
私の頭の中は真っ白になっていました。
 いよいよ鈴木さんが、妻の割れ目に亀頭を差し込もうと、お尻をがっちりつかみました。

 「いやああ!」
妻が再び激しく抵抗し、手で自分の入り口を塞ごうとします。
 「奥さん、そんなに動いちゃダメって言ったでしょう。」
副会長が妻の正面に立ちました。
 「だめ。それだけは、許して・・下さい。」
妻が最後の抵抗を試みます。
妻は鈴木さんにお尻を向けた格好で、前かがみになりながらも秘部を守ろうと必死に後ろに手を伸ばしていましたが、その手はあっさりと副会長に押さえ込まれてしまいました。
そんな光景を見つめる私は、おそらく傍目には他人事のように某然と見つめていたように見えたと思いますが、脳内にはアドレナリンが充満していました。

 『もう十分だ。そろそろ止めなければ。それこそ取り返しがつかなくなる。こんな中年オヤジに犯らせるなんてもったいない。それとももう、手遅れなのか・・・』
 『このまま妻が犯されたら、どうなってしまうのだろうか。今後、夫婦としてやっていけるのか。妻が離婚を言い出したらどうしよう・・・』
 『妻は、誰のチ○ポでも気持ちいいんだろうか。女性だから仕方がないのか・・・』
 『それでもやっぱり、夫の前で他人に汚されながらもよがる妻を見て見たい・・・』
私の中で、複雑に絡まるさまざまな気持ちが一度に噴出し、パニックになりかけていたのです。

 「ご主人、奥さんに暴れないように言ってくださいよ」
鈴木さんが、右手で自分の竿を握りながらまた私に振りました。
目の前で起こる恥演は、もはや『接待』や『サービス』の域をとっくに越えています。
それなのに何も言えない私を、役員たちは完全に舐めきっていたのでしょう。
あるいは、私のマゾ的な性癖が読まれていたのかもしれません。
 「え?・・・・・ええ、まぁ」
何も言えない私をあざ笑うかのように、鈴木さんは妻の陰唇を捲り、亀頭の先端を挟みました。

妻がイヤイヤとお尻を振るたびに、妻のビラビラが鈴木さんの亀頭を刺激します。
 『ばか、なにやってんだ。それじゃあ、鈴木さんが気持ちよくなるばかりだ・・・』
私は、不甲斐なく心の中で妻に突っ込んでいました。
 「ご主人、私もいいですか?」
いつのまにか、ズボンを下ろした副会長がわざわざ私に断りました。
 前かがみにくの字型に体をまげている妻の顔の前に、副会長のペニスがありました
 「奥さん、お願いします。」
副会長は、今度は妻に直接言いました。

 妻はお尻を弄る鈴木さんのペニスに気を取られながらも、無言で副会長のペニスに触りました。
すでに一人を口で射精に導いた妻にとっては、フェラチオはすでに許容範囲なのでしょう。
会長のペニスは歳の割には立派で、全部を口に入れるのは大変そうなほどでした。
 「長・・・い。」
妻が思わず呟きました。
 妻は先ほど裕太くんにしたように、小さな舌先でチロチロと亀頭を舐め始め、手順どおり亀頭全体へキスをしました。
唇と亀頭の粘膜が接触するたびに
「チュッ、チュッ、チュ・・」と可愛い音がしましたが、その音はやがて
「チュバ、チュバ・・」と変わっていきました。

 私は妻の口にあてがわれた副会長のペニスと、膣口にあてがわれた鈴木さんのペニスを交互に見ました。
出来れば鈴木さんのペニスが妻の膣内に侵入することだけは防ぎたい、と思う気持ちもまだ残っていましたので、
無遠慮に妻の二枚のビラビラを割って膣口に半分ほどめり込んでいく鈴木さんの亀頭に、言いようのない絶望感を味わされました。
ただでさえイヤらしい妻のビラビラは、鈴木さんの亀頭を咥えてさらに卑猥に変形しています。
 『鈴木さんのチ○ポが、妻の中に・・・』
心臓のドキドキが一段と加速しました。
妻の脚も、心なしか先ほどより開いているようにも見えました。
鈴木さんは、せっかくの人妻をじっくりと堪能するためか、亀頭のみを妻の膣に収めた状態で静止しました。

 「いや・・・」
副会長のペニスを口にしながら、妻がもじもじとお尻を振っています。
妻の舌は裏筋に移り、ていねいに副会長のペニスを舐め上げていました。
副会長の長いペニスを、陰嚢から亀頭までを舐め上げる妻の目が欲望を秘めたように潤んでいます。
やがて妻は少し大きめに口を開き、「ジュポッ」と卑猥な音をたてて副会長の亀頭を包み込みました。
 「ジュルルル」
妻の唾液が副会長のペニスにまとわりつく音がリビングに響きます。
妻は前後に顔を揺すり、ペニスを自分の口中に出し入れし始めました。

 妻の頭の動きが、だんだんと激しくなっていきます。
 「おお奥さん、いいですよ。」
副会長が悶えます。
 「もっと奥までお願いしますね。」
 「むぐぐ、ムリです・・・」
妻が、口を唾液だらけにしながら答えました。
 「副会長さんのおちんちん、長すぎです・・・」
 「え?」
一瞬、誰もが耳を疑いました。
『あの奥さんが「おちんちん」?』
みんな、そんな顔をしています。
鈴木さんと副会長は、今度は妻にその言葉を言わすことに熱中し始めました。

 「奥さん、どう?さっきから奥さんのオ○ンコに何か当たってませんか?」
 「・・・当たってます。ああん。」
 「何が当たってますか?」
 「あん。わかりません。」
 「当ててください。」
 「・・・鈴木さんの・・・です。あん!」
 「鈴木さんのなんですか?ちゃんと言ってください」
 「お・ちんちん・・・です。ああん。」
副会長の長いペニスをマイクにするかのように、妻が言います。
 「正解です。一段階進みます。」
と言って、鈴木さんが『一段階分』妻の膣に亀頭を沈めました。

 中途半端な位置でとめられていた鈴木さんの太いカリが妻のヒダの奥にすっかり隠れてしまいました。
 「ああああん。」
妻が呻きます。
 鈴木さんのペニスの侵入を拒むため、左右に振られていた妻のお尻は、
いつの間にか、まるで鈴木さんのペニスを受け入れるような前後の動きに変わっていました。
しかし、鈴木さんは容易にはそのペニスを埋め込まず、妻を焦らしています。

 「奥さん、ご主人以外のチ○ポは初めてなの?」
 「やあん。内緒です。」
 「奥さん、ずいぶん気持ちよくなってきたみたいですね。そろそろ、私のチ○ポ、入れちゃいますか?」
 「いいです・・・あん。」
 「いいです、ってどっちなんです?『遠慮します』ってこと?『入れてもいいです』ってことですか?」
 「入れても・・・いいです。はああん。」
 「いいんですか?奥さん。ご主人のチ○ポじゃないんですよ。ご主人に悪いと思わないんですか?」
鈴木さんの言葉いじめはどんどん激しくなります。
 「いやあん。言わないで・・・ああん。」
 「本当に、いいんですか?私は奥さんの近所に住むただの中年なんですよ。」
鈴木さんは、太いカリで妻のヒダを内側から圧迫しながら言いました。
 「あーん。それでもいいですう・・・」
 「ご主人が、見てますよ。」
 「いやあ。ああん。」
妻は、狂おしいほどに腰をくねらせました。

 鈴木さんは自分の竿を持って、妻の入り口に埋まった亀頭を弧を描くようにぐりぐりと回しました。
鈴木さんのカリの動きに合わせて妻のヒダがえぐれ、軟体動物のようにゆっくりと動きます。
 果たしてこの瞬間はまだ『一線を越えていない』状態なのでしょうか。
鈴木さんのペニスは、妻のヒダ二枚によってかろうじてせき止められているだけなのです。
ここでやめさせれば、まだ妻は犯されていないといえるのでしょうか。
 意味のない葛藤が続きました。

 「あーん。そこは、だめ・・・。」
 「どこならいいんですか?」
 「ああん。」
妻は喘ぎ声で答えます。
 「もっと中の方ですか?」
鈴木さんは亀頭を巧みに操り、妻の膣口に不規則な刺激を与えています。
 「いやあああん」
妻は思わず、副会長のペニスから顔を離して仰け反ります。
 「よく分かりませんね、何をどこに入れるんですか?」
 「あん。鈴木さんので、もっとしてください。」
妻はそう言って、鈴木さんのペニスを求めるようにお尻を突き出しました。
 鈴木さんはすばやく腰を引き、相変わらず亀頭だけが妻の膣に収まる状態を維持しました。

 「奥さん、お口がお留守になっていますよ。どんな風に入れて欲しいかそのお口でやって見せてください。」
鈴木さんがそう言うと、妻は素直に副会長の長いペニスを再びしゃぶり始めました。
 今までにないほど大きく口を開き、一気に喉の奥まで副会長のペニスを飲み込み、根元まで咥えこんでから唇を這わせながら、少しずつ口から抜いていきます。
副会長のペニスは妻には長すぎるのか、苦痛に顔を歪めながら根元からカリの間を口中で出し入れしています。
時々レロレロと舌先で亀頭の先の方を転がしているのでしょう、妻のホッペがペコペコと動きます。
 「お、お、奥さん。いいよ。」
副会長はご満悦です。
 「なるほど、そんな風にイヤらしく出し入れして欲しいわけですね、奥さん。」
鈴木さんがわざとらしく、納得したように言いました。
 「んんん・・・ぐぐ。」
妻は、副会長のペニスをジュパジュパと音を立ててしゃぶりながら、うなずきました。

 「わかりました。」
鈴木さんは亀頭をグリグリこすり付けるのを止め、妻の臀部を掴みました。
 「では、ご希望通り入れさせていただきます。」
 「ああん。」
妻のひときわ高いあえぎ声を合図に鈴木さんは、ゆっくりと妻の中にペニスを埋めていきました。
 鈴木さんのペニスはわずかな抵抗もなく、どんどん妻の中に進入していきます。
 「あああん」
妻がのけぞり、また副会長のペニスから顔を離してしまいました。
 「奥さん、もう少しだ。口を離さないで!」
副会長に怒鳴られ、妻は不自由な格好のまま再びペニスをしゃぶりだしました。
膣肉を鈴木さんおカリ太のペニスでえぐられながら、その顔の前後運動はどんどん激しくなっていきます。
 妻の唇を副会長の長いペニスの太いカリが通過するたびに「バプッ、バプッ」と空気と唾液の入り混じったいやらしい音を立てます。

 「奥さん、いつもこんなエロいフェラしてるの?これは、ご主人だけではもったいないですよ。」
 「ぁん。こんなエッチなの初めてですぅ・・・」
そう言いながらも妻は、副会長へのペニスを唾液まみれにしていきます。
 「おお、奥さん、イきそうだ・・・。裕太みたいな童貞くんじゃなくたって、これはすぐイっちゃうよ。プロになれるよ。」
 「いやぁん。プロだなんて・・・」
 「奥さん、イくよ。」
副会長がそう言って一気に腰をヒクヒク動かすと、妻の顔の動きがピタッと止まりました。
妻の表情が歪みます。
副会長のペニスの先からマグマのように流れ出る怒張の白濁液をその口に受け入れているのでしょう。
 やがて、妻の口の端から白い濁りがこぼれだしてきました。
その液は妻のあごをツーッと伝い、糸を引いてフローリングを汚しました。
下半身を鈴木さんに征服されている妻は、口に溜まった精液を処理することが出来ません。
喘ぎ声とともに半分はこぼし、半分は飲み込んでしまっているようでした。

 「はあん。」
妻が、甘美な声を出します。
待ちわびていた鈴木さんのペニスが、とうとう妻の奥深く差し込まれたようです。
 「奥さん、入ってますよ。」
 「ああん。いいー。」
 「次は、どうしますか。」
 「あん。もっと、して下さい。」
 「どうするんですか。」
 「動かして・・・」
 「こうですか?」
鈴木さんは、ゆっくりと妻の膣内でペニスを回しました。
 「あああー。やーん。」
妻がお尻を振って応えます。
鈴木さんは、ゆっくりと腰を引きました。

 妻の膣内にすっかり収まっていた鈴木さんのペニスが再び少しずつ出てきました。
鈴木さんのペニスは、妻の膣内から止め処なく湧き出る陰汁にしたたり、ヌラヌラと光っています。
やがてその亀頭が妻の陰唇を卑猥に捲りながら現れ、スポンと抜けました。
妻の陰唇は、鈴木さんの亀頭の形のまま大きく口を開け、自らの淫らな白っぽい半透明の淫液を垂らしています。
鈴木さんは、同じ動作を執拗に繰り返します。
妻の膣口から膣奥へ向かって出し入れされる鈴木さんのペニスはとても逞しく、同性の私から見ても惚れ惚れするものでした。
短身で、見た目のぱっとしない鈴木さんでしたが、今や完全に妻を自分の奴隷のように仕立て上げたという、余裕の笑を浮かべています。
 「ああん。あん。」
妻は、鈴木さんがその太いペニスを出し入れするリズムに合わせ、自らの腰を前後に振ります。
膣肉が鈴木さんのペニスで抉られるたびに妻の口から洩れる甘美のため息と喘ぎ声が、我が家のリビング内でだんだん大きくなっていきます。

 次の陵辱方法を考えているのでしょうか、副会長に代わって妻の手を抑えていた山本さんも、時々乳房を揉んだり乳首を弄くったりしながら十分にぺニスを勃起させ、その怒張の矛先としての妻の体を凝視しています。
 「奥さん、わたしのチンポはいかがですか。」
次第に息を荒げながら、鈴木さんが妻に言いました。
 「いい・・・です。」
 「どう、いいんですか?」
 「あうっ!大きい・・・です。」
 「奥さんの中でどうなってますか?」
 「あーん。動いてます。」
 「こうすると、どうですか?」
鈴木さんがひときわ強く腰を回転させました。

 「あああん。だめー!!」
 「ご主人と比べて、どうですか?」
 「あん。分かりません。」
 「そうですか。」
鈴木さんはピタリと腰の動きを止めました。
 「やん。止めないでください。」
妻が催促するようにお尻を振りました。
 「奥さん、ちゃんと答えてください。ご主人と比べてどうですか?」
鈴木さんが腰のグラインドを再開しながらもう一度聞きました。
 「鈴木さんです・・・」
 「奥さん、意味が分かりません。ご主人と比べて鈴木さん・・・ってどういうことですか?」
 「意地悪しないでください・・・・ああん。」
 「奥さん!!」
鈴木さんが、腰をクイッと入れました。
 「主人より、いいです・・・・」
妻は堪らず告白しました。
 「とても気持ちいいです。鈴木さんの・・・」
 「そうですか。よかったです。」
そう言って、鈴木さんはすごい勢いで太いペニスにピストン運動を加えました。

 「ああん。ああん。」
妻はすべての恥じらいを捨て、大きな声で喘いでいます。
鈴木さんも、はあはあ言いながら妻のお尻に自分の腰をパンパンと音を立ててぶつけます。
 「・・・ああん。もうだめですぅ。」
妻がイきそうになっているのがわかりました。
 「そうですか。それは良かった、お好きなときにイってください。」
 「ああ、あん。」
 「奥さん、そろそろ私も・・・。奥さん、中に出しますが、ちょっと我慢してくださいね。」
 「いやあ・・・。中はだめ。」
 「奥さん、奥さん・・・」
はあはあと、鈴木さんの息がどんどん荒くなります。
 今度は、私には聞かれませんでしたが、私の心の中で『どうぞたっぷり妻の中に出してください』と叫んでいました。
 「ああん。お願いです。中に出さないで。」
妻は鈴木さんのペニスを抜こうとしているのか、お尻に手を回そうとしますが、山本さんに片手で縛り上げられるように掴まれたその手は自由になるはずもありませんでした。

 「もう、だめだ、ウツ・・・」
鈴木さんは断末の声を上げ、ガクッと腰を崩しました。
 「ああん。私も・・・・・・・・。ああー」
 「うう!」
同時に声を出したのは、三人でした。
我慢しきれなくなって自らのペニスをしごいていた山本さんも、鈴木さんと副会長に挟まれて喘ぐ妻を目の前に自分の意思とは無関係に果ててしまったようです。
鈴木さんは、山本さんの白濁で汚れた妻の背中を気にすることもなく、妻のお尻に自分の腰を密着させ、ドクドクと脈打ちながら流れ出る熱い滾りを妻の膣奥に送り込みました。
そして、最後のひと搾りまでもを流し込もうとするかのように、妻の下腹部に自分の腰を押し付けたまましばらく動きませんでした。
 官能の余韻に浸る妻は、すでに抵抗の余力を残しておらず、なすがままに鈴木の白濁をその子宮に受け入れました。
やがて鈴木さんはゆっくりと、精気をすっかり絞り取られたペニスを抜き出しました。
やや経って、妻の膣ヒダを通り、鈴木さんの白濁液がツーッと出てきて、お尻を伝って流れ落ちる山本さんの精液と混ざりました。
 鈴木さんが妻の陰唇を指で大きく開くと、妻の子宮に達することの出来なかった鈴木さんの分身が、ブクブクと泡を作りながら、大量に出て来ました。
二人はしばらくそのままの姿勢を保っていましたが、やがて体を起こしました。

 「・・・・・・・・・・・・」
妻は、大勢の前で気をやってしまった気恥ずかしさと、顔見知りの中年男に犯された屈辱の入り混じった複雑な表情を浮かべていました。
しかし、貞節を失ってしまった罪悪感のような表情を読み取ることは出来ませんでした。
 「・・・・もうお終いにしてください。」
上気した顔で官能の余韻に目を潤ませながらも、妻は言いました。
 「奥さん、まだ全員終わってないんですよ。」
鈴木さんが、ティッシュでペニスを拭きながら言いました。
 「え。でも・・・」
 「まだ、ご主人が残ってますよ。」
副会長が続けます。
 「いえ。私は・・・」
急に振られたわたしは、言葉に詰まりました。
 「何言ってんですか。今日は、公平にいきましょうよ。ご主人だけ、何もないんじゃ副会長として申し訳がない。」
副会長の理屈はめちゃくちゃでした。

 「でも・・・」
私は、妻をチラっとみました。
 「ほら、自分でどうして欲しいのか言った方がいいですよ。口にするのか、オ○ンコにするのか。」
 「いや、それは・・・・」
そう言いながらも、私は自分の置かれた理不尽な立場を受け入れ始めていました。
 「あの・・・」
妻が口を挟みました。
妻の膣からは、鈴木さんの半透明のエキスが流れ落ち、太ももを伝って床を汚していました。
 「主人としたら、これでおしまいにしてくださいますね?」
 「え?ええ、それはもちろん!」
役員たちは、目の前で起こる信頼関係の壊れかけた夫婦のセックスショーを期待して、頷きあいます。
 「さあ、あなた・・・」
妻が私の目を見ずに言いました。
私は腹をくくりました。
  1. 2014/09/09(火) 11:40:12|
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第9回

第9章  浪人生のモノを咥えさせられた妻


 「奥さん、そんな格好でそんなこと言ったってぜんぜん説得力ないよ。」
鈴木さんが、ケラケラ笑いながら言いました。
 「ほら裕太くん、奥さんがお待ちかねだよ!早く触ってあげなさい。」
山本さんもうれしそうに笑っています。
 「はい。」
裕太くんは恐る恐る妻の膣口に指を伸ばしました。
 「あん。」
一瞬妻はピクッと体をそらしました。
 「どうだ?」
鈴木さんが裕太くんに言います。
 「熱い。それにとても柔らかいです。僕の指に絡み付いてくるようです。」
 「あああん。」
裕太くんの指が妻の膣内でニチャニチャと動き、淫靡な音を立てました。
 「すごい、お汁がぼくの手首まで垂れてきた・・・・」
裕太くんは大興奮です。
 「ああん。」
再び妻の官能に灯がともったようです。
裕太くんの指に合わせてわずかに腰を浮かせています。
 「奥さん、僕の指いいですか?」
 「あぁん・・・」
妻のよがり声を聞いて自身をつけた裕太くんが、生意気にも誇らしげに続けます。
 「もっとしてあげましょうか?」
 「いや、しないで・・・・。ああん」
言葉とは反対に、妻は腰をグラインドしています。
さきほどの役員たちの愛撫のときよりも激しくもだえる妻を、私は複雑な気持ちで見ていました。

 「奥さん、フェラしてあげたら?」
鈴木さんが言います。
私はあせりました。
私以外の男が妻の唇奉仕を受けるなんて。
それも、たまたま副会長の家で受験に備えるために副会長の家に泊まっている浪人生に・・・。
 「鈴木さん、やりすぎです・・・」
と声を掛けようとするその前に、裕太くんが元気よく
 「やったー!!」
と答えていました。
一瞬、妻の動作が止まりましたが、
 「さあ、奥さん、たのむよ。」
と言う鈴木さんの言葉に促されて、妻は体を起こしました。
そして、その手は何かに誘導されるように裕太くんのペニスへと伸びていきました。

 副会長も、甥に手を伸ばす人妻を満足そうに見守っています。
やがて妻は、浪人生の股間にそびえるペニスをやさしく掴みました。
 「ああう。」
裕太くんが情けない声を上げました。
 「どうだ?」
鈴木さんが裕太くんにも声を掛けます。
 「いいです。女の人の指ってこんなにやわらかいんですね。」
妻は照れたように少し笑い、その指で裕太くんの亀頭を愛しそうに撫でました。
 「あああ、いいです。」
たまらず裕太くんが悶えます。
 「オナニーよりいいか?」
副会長が聞きました。
 「ぜんぜんいいです、奥さんの指・・・」
 「奥さん聞いたかい、彼とっても喜んでるじゃない。受験合格間違いなしだね。」
鈴木さんは大変満足そうでした。

 エプロン一枚の不自然な格好でテーブルに腰をかけた妻の指が、ゆっくりとリズミカルに裕太くんのペニスの上を這っています。
妻の手が動くたびにエプロンの脇から乳房が覗いています。
副会長が思い出したように、妻の乳房をつかみました。
 「すみませんね、奥さん、こっちがお留守になっていました。」
 「やん。」
裕太くんのペニスを握ったまま妻が仰け反りました。
自然、ペニスにも刺激が加わります。
 「おふ!」
裕太くんの眉間に快楽のしわがよりました。
 「奥さんそんなに強くしちゃ、すぐにイっちゃいますよ。」
見ると、すでに裕太くんの亀頭の先には透明のカウパーが滲み出しています。
 「あん。」
副会長の指先がエプロンの下でかたく尖った妻の乳首を捕らえたようです。

 「奥さん、いい感じですね。」
山本さんもテーブルに腰掛けた妻の股間をまさぐり始めました。
 「いやあん」
妻が、艶のある声を出しました。
山本さんは少しの遠慮もなく、先ほどまで裕太くんの指を締め付けていた妻の膣内に節くれだった指を挿入しました。
山本さんの指はズブブブと音を立てるように妻の膣奥へと沈んでいきます。
再びの強い快楽を精一杯こらえ、妻は裕太くんのお尻に手を回し、その腰を自分の方に引き寄せました。
 妻は、あっさりと裕太くんの初々しい亀頭にキスをしてしまいました。
妻の唇が裕太くんのカウパーで汚されます。
ニ、三度キスをした後、舌先で亀頭の割れ目をチロチロなめ始めました。
裕太くんのカウパーを優しくふき取っているかのようでした。

 私は激しい嫉妬にかられました。
妻が何の躊躇もなく他人の、しかもさっき会ったばかりの青年のペニスに口をつけているのです。
その行為を、一切私のほうを見ることなく続けています。
妻の目には、私は『自分を売った男』としか見えていないのでしょう。
フェラチオがあまり好きではない妻のそんな行為は、私へあてつけなのでしょうか。
それとも、中年たちと浪人生に陵辱されることにより、無意識に心の深層に眠らせていた淫猥な本能が現れ、日常と非日常の垣根が崩壊してしまったのでしょうか。
やがて妻は裕太くんの亀頭から根元に向かって舌を這わせました。
指先でやさしく竿の部分をつかみ、裏筋の敏感な部分も丁寧に舐め上げます。

 そんなていねいなフェラチオをしてもらったことのない私は、焦りました。
 「おお、奥さん、可愛い顔してフェラ上手いね。ご主人に仕込まれたか?」
鈴木さんが手をたたいて喜びます。
・・・とんでもありません。妻がそんなフェラチオテクニックを持っていることなど、私も今はじめて知ったのです。
 『いつのまに、そんなこと・・・』
私の中に、妻に対する別の疑念が沸々と湧き出しました。

 妻は、自分の膣内を刺激する山本さんの巧拙な指の動きに気を取られまいと、裕太くんのペニスに集中しています。
「奥さんのオ○ンコ、ヒクヒクしてるよ」
山本さんがわざと妻に卑猥な言葉を掛けました。
そんな間も妻の唇は自在に踊り、浪人生のペニスを刺激し続けています。
そしてそれは、私の心までもを激しく刺激するのです。
私の妻が、その柔らかな赤い唇を、女性の唇はおろか指さえも触れられたことのない浪人生の男根のまわりに絡めているのです。
そして夢中になって、そのペニスをもっと大きく硬くしようと努めているのです。

 そんな妻の様子をみんなも食い入るように見つめていました。
 『あの奥さんが他人のペニスを舐めるなんて・・・』
そこにいる全員がそんな顔をしています。
普段があまりにも清楚であるだけに、そのギャップは彼らにとっても強烈だったのでしょう。
 「奥さんそろそろ咥えてやんなよ。」
鈴木さんが、自分の願望を浪人生に託すかのように、妻の行為を取り仕切りました。
 「奥さん、お願いします。」
裕太くんも情けない声で懇願します。
妻は小さく頷くと、裕太くんの裏筋を舐めていた舌を一旦引っ込め、改めて裕太くんのペニスのサイズに合わせて口を開きました。

 『・・・・ジュポッ』
卑猥な音をたてて妻の唇が裕太くんの亀頭を包み込みました。 
 「あふ。」
裕太くんが悶えます。
妻は裕太くんのお尻をつかみ、さらに自分の方に引き寄せました。
 『ジュルルル』
妻の唾液が裕太くんのペニスにまとわりつく音が我が家のリビングに響きます。
 やがて妻は前後に顔を揺すり、裕太くんのペニスを自分の口中に出し入れし始めました。
妻の顔が前後するたびに、それに合わせるかのように山本さんの2本の指をねじ込まれた妻の下腹部が微妙に前後します。
山本さんは自分の指を固定し、妻が体を前後させるのに任せています。
妻は、裕太くんのペニスをしゃぶりながら、自ら山本さんの指に自身の陰肉をこすりつけ、エロチックなお尻をグラインドさせていました。

 『クチャ、クチャッ』
下の唇からも卑猥な音が洩れています。
妻の腰の動きがどんどん激しく、卑猥になっていきます。
 「気持ちいいの?」
と言う山本さんの問いかけにも、腰をくねらせて応えています。
 「気持ちいいです・・・」
かわりに裕太くんが答え、妻の頭の動きに応えるように腰を振ります。
裕太くんのペニスで犯される妻の唇が卑猥にゆがんでいます。
根元まで飲み込んだかと思うと、次の瞬間には亀頭をも吐き出してしまいそうな勢いで、激しいフェラが続きます。
 「ほら奥さん、こっちの口にも本物のチ○ポがほしくなってきたんじゃないのかい?」
山本さんが卑猥に笑い、妻の陰部への攻撃を強めます。 
 「むぐう」
裕太くんのペニスを口に含んだまま、妻は応答えます。
おそらく『いや』と言ったつもりなのでしょうが、山本さんの指を咥えた妻の膣肉は逆の意思表示をするように、ヒクヒクと蠢きます。
 「ああ・・・」
その時裕太くんの声が一段高くなりました。
 「出そうです、奥さん!」
 「だめ・・・」
そう言いながらも妻は、腰を引く裕太くんのペニスを咥えたままその腰を追います。
 「いくぅ・・・」
裕太くんが一瞬ブルッと震え、あっという間に妻の口中にその白濁液を吐き出しました。

 若者の精が妻の口中に溜まり、今にもこぼれだしそうです。
妻はとめどなく流れ出る裕太くんの精液をすべて吸い取ると、淫靡な笑みすら浮かべ、その一部を口から垂らしました。
ぶくぶくと泡を造って流れ出る白濁は、やがて妻のあごを濡らし、首筋をつたってエプロンを汚しました。
 「奥さん、エプロンよごれちゃいましたね。脱いだ方がいいですよ。」
山本さんが妻のセーターを脱がそうとしました。
 「いえ、大丈夫・・・」
と言う妻を無視して、山本さんはエプロンの結び目をほどきました。
裕太くんの白濁液は、妻の胸まで達していました。

山本さんはわざと妻の乳首を刺激するように、ゆっくりとエプロンを脱がせました。
山本さんが指を引っ掛けて妻の乳首を軽くをはじいたのでしょう、妻の形のよい乳房が、プルルンと軽く震えました。
 「あん。」
官能の余韻に妻も思わず声を出します。
再び全裸にされた妻は、今更ながら胸を隠しました。
 「それにしても奥さん、よかったね。若い子のチ○ポなんてなかなかしゃぶれないよ。
それに裕太もきっと、奥さんのおかげで今年こそ大学受験成功間違いなしだ。大学受かったら、またお祝いしてやってよね。」
鈴木さんが言いました。
盛り上がる鈴木さんと対照的に、妻の表情は後悔の念に暗く沈み、照れくさそうな笑顔でズボンをはいている裕太くんをチラッと見ました。

 「それにしても奥さん、いいしゃぶりっぷりだったよ。ご主人の躾がいいのかな?」
 「よしてください。」
 「次は何をしてもらいましょうか。甥にだけいい思いはさせられないですからね。」
副会長が好色そうな笑顔で言いました。
 「あの・・・もう止めてください。こんな恥ずかしいこと、もういや。」
 「奥さんは、オ○ンコに何か咥えているときは自分から腰を振って、『気持ちいいー!』とか言うくせに、何も入ってないと素直じゃなくていけませんね。」
 「そんなわけじゃ・・・」
 「そんなことを言うんだったら、これからずっとオ○ンコに何か突っ込んでままいろいろしてもらうことになりますよ!」
山本さんの言葉に妻は蒼ざめます。
 「ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったんです・・・」
妻は、また黙るしかありませんでした。
  1. 2014/09/09(火) 11:37:43|
  2. 管理組合の役員に共有された妻・エス
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第8回

第8章 浪人生の目の前で脚を開かされた妻


 『ピンポーン』
盛り上がる男たちに割り込むように、玄関でチャイムが鳴りました。
 「おお、来たな。」
副会長がうれしそうに立ち上がります。
 「なんですか?」
山本さんの問いに笑顔で答え、副会長は玄関先に向かいました。
 「よく来た、さあ上がれ、上がれ。」
玄関の方で副会長の声がしました。
 「田中さん、どちら様ですか?」
まるで自分の家のように振舞う副会長の様子に、私は少しむっとしながら言いました。
それに勝手に上がれと言っていますが、奥には全裸の妻がいるのです。

 「おじゃまします。」
副会長の後から、大学生くらいの男の子がおどおどと入ってきました。
 「みなさん、紹介します。甥の裕太です。兄貴の子供なんですよ。」
 「やだ、ちょっと待って!私こんな格好・・・」
自分の痴態を映し出すパソコンの画面を呆然と見詰めていた全裸の妻が、あわててキッチンのカウンターの後ろに滑り込むように隠れました。
 「おお、いらっしゃい。」
鈴木さんが笑顔で迎えます。
 「大学生?」
山本さんが気さくに声を掛けました。
 「いえ、浪人中なんです。」
裕太君は、恥ずかしそうに、チラチラと妻を盗み見ながら答えています。
 「こいつ、もうすぐ大学受験なんで、しばらく家に泊めてやってるんですけど、たまには気晴らしをさせてやった方がいいと思って、さっき呼んだんですよ。」
副会長は、全く悪びれずに言いました。
 「いいですよね、ご主人」
 「え?ええ、それは、もちろん・・・」
副会長にそう言われて、まさか断れるはずもありませんでした。
 「大変ですね。がんばってくださいね。」
私は裕太くんに当たり障りのない挨拶をしました。
 「ありがとうございます・・・」
そう言いながらも、裕太くんはキッチンに隠れるように立っている妻が気になって仕方がない様子です。

妻は、キッチンのカウンターに置いてあったエプロンを見つけ、それを身に着けていました。
何もないよりはましと思って、慌てて身に着けたのでしょうが、裸の上にエプロンというのは、男にとってある意味裸よりもエッチであるのは言うまでもありません。
でも、妻にはそんなことを考える余裕もなかったのでしょう。
 「どこ受けるの?」
 「一応、○○大です。」
山本さんの質問に相変わらずチラチラと妻に視線を向けながら、裕太くんは素直に答えました。
 「そりゃあすごい。ねえ、奥さん、○○大ですって。」
 「え、ええ。」
急に振られた妻はキッチンの影に隠れるようにしながら、困惑した笑顔を返しました。

 「がんばってくださいね。」
妻は、やっとの思いで平静を装いながら言いました。
 「あっ・・・、ど・・どうも、ありがとうございます・・・」
エプロン越しに豊かに膨らむ妻の乳房に見とれていた裕太くんも、あわてて目をそらしながら答えます。
 「この奥さんはね、がんばっている人を見ると応援せずにはいられないんだよ。ねえ、奥さん。」
山本さんが言いました。
 「え?ええ、まあ。」
まさか否定することもできず、妻は引き攣った笑顔で答えます。
裕太くんの視線を気にして、エプロン越しに乳首が透けていないか確かめているようです。
 「そうだ、キミも何か奥さんにお願いしてみたら?キミが受験に受かるためだったら、奥さんも協力してくれるはずだから。」
鈴木さんは裕太くんにそう言いながら、妻にも笑いかけました。
 「鈴木さん、それは・・・」
妻が、口ごもります。
 「よかったな、裕太。せっかくのご好意だ・・・、さあ、奥さんに何かお願いしてみなさい。」
そんな妻を無視するかのように、副会長が言いました。
 「いえ、とくに・・・」
裕太くんは恥ずかしそうに俯き、小さな声で答えました。
 「そうだな・・・キミは、彼女いるの?」
 「いえ、いません。」
 「じゃあ、女の子とエッチしたことは?」
鈴木さんや山本さんが遠慮なく、浪人生に立ち入ったことを聞いています。

お世辞にも裕太くんはモテそうなタイプではありませんでした。
銀縁の四角い眼鏡をかけ、いまどきの若い人にはめずらしく、黒いべったりとした髪の毛を7・3分けにしています。
やせた体を包む服装も地味で、シャツをしっかりズボンのなかに押し込んで、サラリーマンのようなベルトまでしていました。
一昔前の「がり勉くん」のイメージです。
おそらくセックスどころか、女性の裸を見たことすらないに違いありません。
そんな青年が、半裸の妻を前に真っ赤になって俯いているのです。
私は、そんな裕太くんを可愛そうに思う反面、この青年に妻が性の手ほどきをするストーリーを勝手に想像し、興奮していました。

 「ありません・・・」
私の予想通り、裕太くんはそう答えました。
 「じゃあ、女の人のアソコ見たことは?」
副会長が、優しい顔で言いました。
 「・・・・・まだ・・・・」
 「ちょっと、田中さん、もう・・・」
副会長のたくらみに気づいたのか、妻があわてて言いました。
「じゃあ、どうかな。奥さんに見せてもらったら。」
副会長が当たり前のように、さらりと言いました。
 「え!?」
いいんですかと言う表情で、裕太くんが妻の顔を見ました。
妻はかぶりを振ります。
 「うそよ。ごめんなさいね、裕太くんの叔父さん酔っ払ってるのよ」
妻は無理して笑顔を作っていいました。
 「ぼく・・・」
 「え?」
 「女の人の・・・見てみたい・・・」
浪人生が震える声で言いました。

 「ほら、そうこなくっちゃ。男はみんな女のアソコが見たくてしょうがないに決まってんだから。」
鈴木さんが手を叩いて喜んでいます。
 「…無理です。」
妻が弱々しく拒みました。
 「そりゃあないでしょう。可愛そうにこんなに緊張しまくってるじゃないの、この子。」
山本さんが援護します。
 「うそよね。私なんか・・・もうおばさんよ。」
妻は、キッチンの隅のほうで身を屈めながら一生懸命裕太くんを説得しようとしています。
 「だから彼女いないんだって!奥さん。かわいそうなこと言わないであげてくださいよ。」
山本さんが裕太くんを代弁するように答えました。
 「ほら、奥さん、責任とって見せてあげなよ。減るもんじゃなし、さっきだってさんざんみんなに見せまくってたじゃないの!」
鈴木さんもだんだん興奮して声を荒げます。
 『いったい何の責任なんだ・・・』
鈴木さんの言葉は理不尽でしたが、誰もが息を飲んでその先を期待していました。
もちろん、私も。
妻は、鈴木さんの迫力に押されて何も言い返せなくなっていました。

 「せっかくこんな格好していることですし・・・」
山本さんも鈴木さんを応援します。
 「でも・・・」
 「そんなこと言うんだったら、またさっきみたいに無理やりしちゃうよ。いいの?」
副会長が冗談ともつかぬ口調で言いました。
 「・・・いや。」
 「ほら奥さん、子供じゃないんだから・・・」
一転、鈴木さんがやさしく言いました。
裕太くんは震えながらそのやり取りを見つめています。
 「さあ、奥さん・・・」
山本さんが、妻をキッチンまで迎えに行きました。
 「やめてぇ!」
腰をかがめ、脚を踏ん張りながらもずるずると引きずられていく妻に裕太くんが熱い視線を注いでいます。
妻の胸は、薄い生地とはいえエプロンで隠れていましたが、お尻は丸見えでした。

 「こちらにどうぞ」
山本さんからバトンタッチを受けたように、鈴木さんが妻をテーブルの方に促します。
 「え?」
妻が軽い驚きの表情を見せました。
 「どうするんですか?」
 「どうって、この子によく見えるようにここに乗ってもらうんですよ。」
鈴木さんは、そう言いながらいそいそとテーブルの上のお酒を片付け始めました。
 「そんな・・・」
 「だって、さっきみたいに後ろからじゃ恥ずかしいでしょう?お尻の穴だって見えちゃうし。
だから少しでも恥ずかしくないように、このテーブルの上で脚を開いてもらうんですよ。」

 いったいどちらの方が恥ずかしい格好なのでしょうか・・・。
妻が先ほどと別の体勢で、そしてさきほどよりもはっきりとした角度で陰部を晒す姿を想像し、再びアドレナリンが私の体中を駆け巡りました。
 「いやあ!!それだけは・・・」
妻は頭を抱えてしゃがみこみました。
 「じゃあ、さっきみたいにバックから見せてもらえますか?どちらでも奥さんの好きな方でいいですよ。」
 「どっちも、イヤ・・・」
 「奥さん、いい加減にしなさいよ。」
こんどは山本さんが凄みます。
性格的に大人しい妻は、他人から強めに言われるのがとても苦手でした。
普段真面目な山本さんにまで叱られてしまい、妻は恐怖と緊張で縮み上がっていました。
 「埒明かないからまた脱がしちゃいましょうか?おや、いつの間にそんなの着ちゃったんですか?
裸にエプロンなんてますますエッチですよ。サービス満点ですね、奥さん。」
鈴木さんがわざと大きな声で妻を辱めました。
妻は屈辱に顔を強張らせています。

 「さあ鈴木さん、早いところ奥さんを乗っけちゃいましょう。」
どうやら山本さんもその気のようです。
自ら妻の左脚と背中の辺りを抱きかかえ、鈴木さんに右脚とお尻を持つように促しました。
 「奥さん、いきますよ。」
鈴木さんも妻の右脚を抱え、お尻の下に手を入れました。
 「いや・・・・」
抵抗する妻を、山本さんと鈴木さんが一気に抱きかかえ、すでに綺麗に片付いたリビングのテーブルに座らせました。
妻は所謂「体育すわり」で、テーブルの上に乗せられたのです。
妻は脚をぴったりと閉じて、震えながらひざを抱えています。

 「さあキミ、ここに座りなさい。」
鈴木さんが妻の正面に座るように指示し、裕太くんは恥ずかしそうに従いました。
 「じゃあ奥さん、準備はいいですか?」
妻は、その質問に答えずに固まっています。
 「奥さん!!」
再び山本さんが大きな声を出しました。
 「は、はいっ!」
妻が、ビクッとして顔を上げました。
真面目な山本さんも、自分の怖いおじさんキャラに酔っているようです。
 「ほら、早くしなさい!」
鈴木さんが促します。
 「はい・・・」
妻は、少し脚を開きました。
裕太くんが、食い入るように妻の脚の奥を覗き込みます。

 「どうだい?見えるか?」
副会長が甥に声を掛けました。
 「いえ、よく見えません・・・」
裕太くんは妻の股間から目を離さずに答えます。
 「奥さん、もう少し開いて上げなよ。」
山本さんが妻に指示します。
 「はい・・・」
再び妻が脚を広げます。
妻のひざはガクガクと震え、痛々しいほどでした。
 「奥さん、そんなチンタラやってたら、この子のストレスがたまるじゃないか。さっきみたいにバッと開いて見せて上げなよ!」
さきほど無理やり妻の膣口を開いたのは他ならぬ私だったのですが、鈴木さんはまるで妻が自分から開いていたかのように言います。
 「はい、すみません。」
妻は完全に怯え、パニックになっているようでした。
ひざを抱えていた腕を解き、バランスをとるために腰の後ろの方で体を支えました。
今までよく見えなかった妻の恥ずかしい入り口が、リビングの淡いライトに照らされます。

 「これで・・・・いいですか?」
妻は裕太くんにとも、鈴木さんにともつかぬ調子でつぶやきました。
 「どうだ、見えるかい?」
副会長が裕太くんに聞きます。
 「はい。よく見えます。」
裕太君は瞬きもせず、妻を目で犯しています。
 「どうだ、奥さんのオ○ンコ、どんな風だ。」
 「はい。ひだがあります。」
 「ひだは、どんな具合だ。」
 「・・・重なって、ぴったり閉じています。ちょっとねじれています。」
 「そうか、そんな風になっているのか。副会長は満足そうに笑いました。
 「でもそれじゃ、中まで見えてないってことだな。」
 「中・・・?」
 「そうだ、そのビラビラの中が本当のオ○ンコだ。見たいか?」
 「はい。」
 「聞こえただろ、奥さん。中も見せてあげなさい。」
副会長が妻に命じました。
 「はい。」
すでに抵抗することをあきらめたのか、妻は素直に少し体を起こし、後ろについた手を太ももの下から、自分の股間に移動させました。
あまりにも素直な妻の言動に苛立ちを覚えましたが、すでに夫の立場をなくしてしまった私にはそれをとがめる資格などありません。
妻は左右それぞれのビラビラに左右の中指と薬指を添えています。
 次の瞬間『ペロン』と言う感じで二枚のひだがはがれました。
 「・・・」
妻が顔を背けます。

 「どうだ、奥さんの中が見えるか?
 「はい。」
 「奥さんの中は何色だ。」
 「ピンク色です。とても綺麗です・・・」
 「ほかには?」
 「とても柔らかそうです。それにヌルヌルしています。」
 「キミに見られて、濡れているのかな?」
 「そうなんですか、奥さん?」
裕太くんの顔がぱっと輝きました。
 「どうなんだい、奥さん?彼に見られて、また、濡れちゃったのかな?」
鈴木さんが裕太くんに続いて聞きます。
 「・・・・」
 「きっとそうだよ。よかったな。」
副会長が、とてもうれしそうに甥に言いました。
 「見られただけでこんなに濡れちゃうんじゃ、キミに触られたらもっとよろこぶよ。なあ、奥さん」
鈴木さんが半強制的な口調で言います。
 「どうだい奥さん、せっかくだから彼にも触って貰ったら?」
 「いいんですか?」
裕太くんの顔は上気し、どんどん鼻息が荒くなっていきます。
 「だめ・・・」
妻が、最後の抵抗を見せました。
 「裕太、女の人が『だめ』っていうのは、いいっていうことなんだぞ。よく覚えとけ』副会長が得意げに言い、
 「そうだよね、奥さん?」
と妻を軽く睨みました。
 「本当に・・・だめ」
妻が自らの指で陰唇を開いたままの格好で、消え入りそうな声で言いました。
  1. 2014/09/09(火) 11:36:01|
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第7回

第7章  盗撮されていた妻

 「でも奥さん、他人に見られてるかもしれないって思って、意外と感じちゃってるんじゃないですか?」
 「そんなこと絶対ありません。」
 「でも私たち4人、ご主人を入れたら5人に見られてるだけで、あんなにエッチな声出していたじゃないですか」
山本さんが意地悪く続けます。
 「だって、あれは・・・」
 「あれは何ですか?山本さんにオ○ンコを触ってもらったから?それとも、鈴木さんに乳首を弄くってもらったから?それとも、副会長のチンポを握らしてもらったからですか?」
 「・・・・もうイヤ」
 「奥さん、もうあきらめなさいよ。オ○ンコの奥まで見せちゃったんだから・・・・。どう、見られて感じたんでしょう?」
 「ひどすぎ・・・です。」
妻は、取り返しのつかないことをしてしまった罪悪感に打ちひしがれていました。
そんな妻を見て男たちのサディスティックな興奮と、私のマゾヒスティックな興奮はエスカレートするばかりでした。

 「ほら奥さん、もうパンティ脱いじゃいましょうよ。」
副会長が、妻のふとももに引っかかっているパンティを脱がせようとしました。
妻は観念したのか抵抗する気力も失せたのか、されるがままです。
副会長が足首からパンティを抜くとき、自ら足首を持ち上げて脱がせやすいようにさえしていたように思えます。
 「やっと、奥さんのオールヌードだ。」
 「もう一度立ってもらって、その綺麗な体を見せてもらいましょう。」
鈴木さんが愛撫の手を止め、後ろから妻の脇を抱えます。
妻は、操り人形のように立ち上がらせられました。

 「ほら、ここに立って。」
 妻が言葉で嬲られているのを横目に、いつの間にか高橋さんが持参したノートパソコンにデジカメをつないでいました。
高橋さんのパソコンに妻の名前がついたフォルダがあり、撮ったばかりの画像がどんどん吸い込まれていきます。
妻は『今度は何が始まるの?』とでも言いたげな顔で、心配そうに見守っていました。
 「ほら奥さん」
やがて高橋さんは、妻にパソコンの画面を向けました。

 「・・・!!」
パソコンを覗き込んだ妻は絶句しました。
さっきまでの自分の痴態がサムネイルとして映し出され、その一枚一枚が高橋さんのノートパソコンに保存されているのです。
役員たちも妻の愛撫の手を止め、画面を覗き込みました。
 「もうちょっと待ってくださいね。すぐ終わりますから。」
高橋さんは事も無げに言います。
 「ちょっと。それ私の写真じゃ・・・。なにやってるんですか!!」
妻が蒼い顔で叫びました。
 「何って、奥さんの画像を保存しているんですよ。デジカメのメモリーカードも一杯になっちゃったんで。」 
 「だって、画像は消すって・・・・約束してくれたじゃないですか」
 「奥さん、せっかく撮ったのに消すわけないでしょう。そんなの当たり前。奥さんだって最初から覚悟してたはずですよ。」
 「・・・・・そんな」
 「大丈夫。投稿なんかしないですから」
 「投稿・・・・」
妻はさきほどの高橋さんの言葉を思い出し、ますます蒼ざめました。

 「それとも、私たちだけじゃなくて、もっとたくさんの男性に見てもらいたいですか?」
高橋さんが意地悪く聞きます。 
 「そんな恥ずかしいのはいや。」
 「そうですか?でも、こんなに可愛い奥さんの写真を私たちだけで楽しむのはどうですかねえ。」
みんなが口々にもったいないとか、公開するべきだ、とか頷きあっています。
「冗談ですよね。そんなの。」
「大丈夫ですよ。顔とオ○ンコにはモザイク入れますから。」
 「毎日4、5枚くらいずつ、徐々に投稿しますか。最初はこれなんかどうですか?」
高橋さんが、料理を運ぶ妻の写真をパソコンに映し出しました。
 「2枚目も服を着ているのがいいですね。ほら、この談笑している奥さんなんかいいでしょう。」
高橋さんはいつのまに妻の画像をこんなに撮っていたのでしょうか。
私は、少し感心してしまいました。
 「3枚目はこれですね。」
高橋さんが写した画像は、さきほど撮った鈴木さんと妻のツーショット写真でした。

 『・・・・せっかくだから、記念撮影しましょう。田中さんも鈴木さんも、なかなかこんな綺麗な人と写真に写ることなんかないでしょう?』
と、カメラを向ける高橋さん。
『・・・あんまりアップにしないでくださいね』
と、可愛くピースサインを向ける妻・・・つい1時間ほど前、まだ妻が辱めを受ける前のやりとりが脳裏に浮かびます。 
 「・・・。」
妻の顔に、恐怖の表情が浮かびます。

 「そして4枚目がこれですね。」
妻がテーブルに料理を置く瞬間の写真でした。
 「パンチラです。」
 「おおおー!!」
いままで散々妻の裸はおろか、性器の形やその奥の方まで見ておきながら、中年男性たちがどよめきました。
 「高橋さん、すごいじゃない!」
副会長が感激して、高橋さんの背中をたたきます。
 「1回目の投稿はここまで。みんなのレスが楽しみですね。」
鈴木さんも身を乗り出しています。
 「他にも奥さんの画像あるんですか?」
山本さんも興味深げに聞きました。

 「こんなのも、ありますよ。」
高橋さんがパソコンに映し出したのはスーパーの買い物袋を持って近所の主婦友達と談笑している姿や、息子を自転車に乗せて出かける姿など、妻の日常生活そのものでした。
 「そうそうこれ、お気に入りなんですよ。」
次に高橋さんが映し出した妻の画像は、この部屋の内側からバルコニーに面した窓の低い位置を拭いているところでした。
ミニのスカートの奥にくっきりと水色のパンティが写りこんでいます。
 「これって・・・」
妻と私は絶句しました。
「どうして・・・・」
 「奥さんは人気者だから、日常生活も気をつけていないといけませんね。」
高橋さんがニヤニヤ笑いながら付け加えました。

 私たちの購入したマンションは、道を挟んで南側にA棟、北側にB棟が並んで建っています。
私たちの住むB棟のリビングは、高橋さんの住むA棟の北側の部屋から丸見えですが、ほとんどの家が寝室に使っているためか、たいていはカーテンが閉まっていたり、電気が消えていたりして、特に気になったことはありませんでした。
 『この部屋が・・・妻が、覗かれていた!?』
私は、いまさらながらショックと興奮を覚えました。
 「高橋さん、覗きはいけませんなぁ。」
副会長が笑いながら言いました。
 「でも、こんなエッチな可愛い奥さんだったら、覗きたくもなっちゃいますよ。」
鈴木さんが高橋さんを弁護しました。

 「そうそう、投稿するときのコメントも考えないといけませんね。『私たちの共有妻』なんていうのはどうですか?」
山本さんが言いました。
 「いいですね。奥さんは、私たちみんなの奥さんだ!」
呆然とする私たち夫婦をよそに、4人とも勝手なことを言って盛り上がっていました。
  1. 2014/09/09(火) 11:34:06|
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第6回

第6章 田中さんに手コキさせられた妻


 「あなた、本当にいいのね?ホントに知らないからね」
すでに私に愛想をつかした妻が、醒めた目で言いました。
妻は答えあぐねている私に「フッ」とため息をつき、意を決したように副会長のペニスに目をやりました。
 「さあ奥さん、ご主人も了解みたいだから」
そう言ってはしゃぐ副会長のペニスに、汚いものを触るように恐る恐る妻の指が近づきます。
妻の中指、そして薬指が副会長のペニスにそっと触れました。
 「さあ、一気に握っちゃってください。」
副会長に促され、妻は副会長のペニスをゆっくりと握りました。
 「おーーー」
一同の歓声が沸き起こります。

 妻が副会長のペニスを握ったのを合図に、手を止めて事の成り行きを見守っていた鈴木さんの愛撫が再び始まりました。
山本さんも私の代わりに妻の太ももを触りはじめました。
 「やぁあん、触らないで。気が散っちゃいます。」
 「何の気が散るんですか?そんなに田中さんのチンポをじっくり触りたいんですか?」
高橋さんがからかいながら、副会長のペニスを握る妻の痴態をカメラに収めます。
 「そんな。違います・・・ああん。」
山本さんの指が妻の太ももを割って股間を弄り、その陰核を捕らえたようです。
妻の指に力が入ります。
 「おお、いいよ、奥さん。その調子だ。」
副会長が恍惚の表情を浮かべ、妻の髪の毛に触りました。

 妻の右手が、少しずつ副会長のペニスをしごきはじめました。
 「ううー、奥さん、いい気持ちだ」
副会長がうめき声を上げました。
 鈴木さんと、山本さんの愛撫は強弱をつけながらだんだんと激しくなり、妻の体はピクッ、ピクッと震えます。
 「あーーん。いや。」
二人の愛撫に合わせるかのように、副会長のペニスを握る妻の手の動きが激しくなります。
 「奥さん、いい。もっと、しごいて!!」
副会長の息が荒くなります。
 「あん・・・。こ、こうですか?」
妻が手の動きをさらに強めました。こころなしか、山本さんの指を咥えた股間を自ら動かしているようにも見えました。
 「はあ、はあ」
副会長の息が荒くなります。
 「奥さん、エッチだね。」
副会長が声を掛けます。
 「そんなことありません。やーーん」
 「俺も、キスしちゃおうかな?」
鈴木さん、山本さんに続き、副会長までもが妻の唇を犯そうとしています。
 「やぁん。」
妻の半開きの口は、もはや副会長を拒絶していませんでした。

 とてもショックでした。
まるで妻の方から、副会長にキスを求めているように見えたからです。
副会長は妻にペニスをしごかせたまま、妻に顔を近づけました。
妻が目を閉じると、副会長は口を大きく広げ、妻の産毛の感触までも楽むように妻の唇全体をくわえ込みました。
 「ううん・・・」
妻がくぐもった声を出します。
やがて副会長が口をすぼめながら、舌先で妻の前歯を突っつくと、すぐに妻の前歯が開き、それを受け入れました。
おそらく妻の口の中では、副会長の舌が妻の舌をまさぐり、妻がそれに応えているのでしょう。

 「奥さん、鈴木さんと山本さんにいろんなところ触られて、気持ちいいんだろう?」
副会長が、キスをしながら言います。
 「そんなことありません。あん」
 「そんなこと言って、鈴木さんと山本さん、一生懸命やってるのにかわいそうだよ」
副会長の言葉を受けて、鈴木さんと山本さんも、言葉での刺激をくわえます。
 「奥さん、首筋がいいみたいですね?」 
 「あーーん。いや」
 「奥さんのオ○ンコ、ピチャピチャ言ってますよ。」
 「あん。だめ・・・」
 「可愛い乳首だ。」
 「あああん。」
 「いつも、こんなに濡れてるんですか?」
 「いやああ」
 「ほら、耳たぶはどう?」
 「いや・・・」
 「奥さんの中に指が入っちゃってますよ。」
 「あああん。いい。」
妻の声が、どんどん大きくなります。
 「奥さん、今『いい・・・』って言ったね。」
副会長が指摘すると、妻は堰を切ったかのように悶え出したのです。
 「ああん。いいの。あん。」
 「気持ちよくなったでしょう?」
 「あーーん。気持ちいい!!」

 一人取り残され、私はいつのまにか傍観者になっていました。
目の前で私の大事な妻が、3人の中年に陵辱されて感じているというのに・・・。
妻は夢中になって副会長のペニスをしごきます。
今にもそれにしゃぶりつきそうな妻を、私はハラハラと見守っていました。
 『妻が副会長のチンポを咥えてしまう!!』
私は焦燥感と嫉妬に気が狂いそうでした。

 「奥さん、ようやく素直になりましたね。」
 「これからどうしましょうか?」
山本さんは、愛撫の手を休めずに聞いています。
 「あーーん。」
副会長のペニスを握る妻の細い指は、今やリズミカルに動いています。
 「奥さん、上手いよ。ご主人にもいつもそうしてあげてるの?」
 「・・・・・。」
 「いいなあ、ご主人がうらやましい。でも今日は僕がご主人の代わりなんですね。」
 私の名前が出たためか、一瞬妻が我にかえりました。

 「もう、1分たったんじゃない?」
上気した顔をこちらに向けて、妻が私に言いました。
 私は自分が時間を計る係であったことを思い出し、腕時計を見ましたが、そもそもいつからはじめていたか覚えていませんでした。
そして、嫉妬に狂う私は、早く妻から副会長のペニスを引き離したい気持ちと、もっと淫らな妻を見続けたい、という複雑な気持ちで
 「あと少し・・・」
と言ってしまったのです。
おそらく、すでに3分はたっていたでしょう。
 「奥さん、出そうなんだ。もうちょっと、たのむよ。」
 「いやん。こんなところで出さないで。」
 「だって、奥さんがこんなにしごくから。おおう。おっ!!・・・・」

 一瞬、副会長はぶるぶるっと震えたかと思うと、妻の握るペニスの先端から白濁液を散らしました。
放たれた副会長の精液は、妻の口元から、首筋、胸に掛けてべっとりとかかっていました。
 「きゃああ・・・・」
 「妻は、慌てて、口元に手をやります。副会長の精液が、妻の指にも附着しました。
「やだ・・・ひどい。」
妻は、テーブルの上のおしぼりをとって、顔に附着した副会長の精液をふき取りました。
 「奥さん、ごめんね。つい出ちゃった。」
副会長は、悪びれずに言います。
 「でも奥さんの手つき、とってもエロかったですよ。いったい、どこで覚えたんですか?」
鈴木さんが、愛撫を続けながら質問しました。
 「いや・・・知りません。」
副会長を自らの手で射精に導いた妻は、若干の後悔を感じている様子でしたが、依然として執拗に続く鈴木さんと山本さんの愛撫を拒む様子は見せませんでした。

 「ご主人とは、どんなエッチしてるんですか?」
再び言葉攻めが始まりました。
 「ああん・・・普通だと、思います。」
 「普通、ってどんな?やっぱ、写真撮ったりするんですか?」
山本さんが尋ねると、妻は一部始終をカメラに収めている高橋さんの存在に改めて気づき、驚きの声を上げました。
 「ずっと、撮ってたんですか・・・・?」
 「そうですよ。フラッシュ光ってたのに、気持ちよくって、気づかなかったんですか?」
高橋さんは、そんな妻の表情も逃さずカメラに収めます。
 「その、写真・・・・消してくれるんですよね。」
高橋さんは、それに応えず、恥辱と官能に歪む妻の表情を取り続けます。

 「どうしようかな・・・せっかくだから、インターネットで公開してみませんか?」
高橋さんが、冗談とも本気ともつかぬ調子で言いました。
 「まさか・・・」
 「僕がよく見るサイトなんか、一度公開すると1000アクセスくらいはありますから、奥さんの恥ずかしい姿が1000人以上の男に見られることになりますね。」
妻の不安そうな顔をよそに、高橋さんはどんどん一人で盛り上がります。
 「・・・もう、終わりにしてください。写真も消して!!」
妻の上気していた顔に一気に青みがさしました。後悔の表情がありありと浮かんでいます。
 「それはないですよ。こんなに盛り上がってるのに・・・。
それに奥さん、さっき気持ちいいって言ってたじゃないですか。」
 「うそです。そんなこと言いません。」
 「それに自分からキスして、舌までいれてきたくせに・・・」
 「・・・・・」
副会長にそう言われると、妻はまた黙るしかありませんでした。

  1. 2014/09/09(火) 11:32:54|
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第5回

第5章 山本さんに愛撫された妻


 妻は12年前に短大を卒業した後OLをしていましたが、ある事情で1年間で辞めてしまいました。
その後子供好きの妻は、結婚して子供が出来るまでの4年間、保母さんとして毎日充実した日々を過ごしていました。
 私も何度か父兄参観や運動会のイベントには、よそのお父さんに混じって妻の働く姿を見学していたものでした。
 ジャージ姿で子供たちを追い回す妻はとてもかわいらしく、それでいて新妻の色気のようなものも振りまいていました。
 ある日の参観日では、園児が「先生、パパが先生のこと可愛いって言ってたよ!」と父親の前で発表し、その父親が顔を赤らめるというほのぼのとしたシーンに、うれしさのあまり今すぐ自分が夫だと名乗り出たいような衝動に駆られたこともありました。
 またある日の運動会では、よそのお父さんが子供を取る振りをしながら妻を盗撮しているしているのを発見し、憤りと興奮を覚えたものでした。
必死に働く姿は無防備でもあり、ジャージ越しにパンティのラインがくっきり現れていても、気にするどころではなかったようでした。

 思えば妻が視姦されたり、陵辱されたりすることを想像して興奮するようになったのは、その頃からではないかと思います。
 私はそれ以来、妻に私の性癖を悟られない範囲で、なるべく薄手の服や短いスカートをはくように仕向けていました。
 こうして『妻を他人に晒したい』という欲望は、私の中で日増しにエスカレートしていったのです。
 そんな私の願いがとうとうかなったと言っていいのでしょう。
今まさに妻が、前屈の姿勢で近所の中年オヤジたちに秘部を晒しているのです。
それだけではなく、その卑猥に形づいた妻の膣は、成熟した大人の女性としての十分な反応を見せているのです。

 私は、妻のヒダ壁を指ですくいました。
妻の淫汁が指に絡みつきます。
そのまま妻の膣を指で掻き回してしまいたい衝動をじっと抑え、淫蜜でべとつく指を、そのままクリトリスに運びました。
 「あん!」
妻が『ビクッ』と仰け反ります。
 「いやああん。あなた、やめて!」
妻のヒダ壁からどんどん淫蜜が湧き出してきました。
 「皆さんに許してもらうためだ、これくらい我慢しなさい」
私は意地悪く、クリトリスへの愛撫を続けました。
 「だめ、あん。そこは、いやああ!!・・・あぅ・・・」
妻が可愛い声で悶えます。
 「ご主人、ちょっと指入れてみてよ」
鈴木さんの言葉を受けて、私は妻の膣内に人差し指を挿入しました。

 妻の中はドロドロと流れ出る愛液で満たされ、私の指を抵抗なく受け入れました。
恥辱か快感か、妻の顔が淫らに歪みます。
普段決して他人に見せるはずのない顔でした。
私は妻の膣内で指を小刻みに震わせました。
 「あーーん。いやん。」
妻の声が大きくなります。
 副会長と山本さんが覗き込んでいます。
 「おー、綺麗なオ○ンコだ。」
 「かなり潤ってますよ。」
二人は、今にも妻の秘部に手を伸ばしそうでした。
私は二人によく見えるように妻の膣穴から指を抜き、妻の膣口を解放しました。
 『さあ、好きなように妻に触れてください』そんな気持ちでした。
妻の両ヒダがまるで私の指が抜けていくのを惜しむかのようにヒクヒクと動いています。
妻の恥ずかしい穴は、二人の前に完全に開かれてしまいました。

 「奥さんのオ○ンコもいいけど、この背中のラインも綺麗じゃないですか。」
そういいながら、副会長が妻の背中から腰にかけて撫で回します。山本さんも、
 「このくびれがいいですよね。それにこのお尻にかけてのライン。ああ、いい肌触りだ。うちの妻とはぜんぜん違う。」
と言いながら、妻の体に指を這わせます。
 「あっ・・・あん!」
山本さんの指の動きに合わせるように、妻が体をくねらせます。
 「そして、このオッパイ。乳首もイヤらしいですよ。さすがは人妻。このオッパイをご主人は自由にしているわけですね・・・」
山本さんはそんなことを言いながら、お尻からお腹、そして乳房に手を這わせています。
前かがみにさせられている妻の乳房がフルフルと揺れています。
 「おおー!プルンプルンですね。ほら、田中さんも試してみてください。」
山本さんがまるで自分のもののように、妻の乳房を触らせています。
 「本当ですね。とても揉み心地がよいおっぱいです。」
副会長も妻の乳房の感触に感激している様子でした。
 「ああん。」
妻は自分の乳房を陵辱する中年の愛撫に、身をよじって応えています。
 『ばか、何いちいち声出してるんだ。』
妻の思いがけない反応に、私の脳が再び嫉妬で焦げました。
 「鈴木さん、もういちど奥さんのおっぱいがよく見えるように、体を起こしてくれませんか?奥さんだって、このままじゃ疲れるでしょう」
副会長の一言で、妻は自身の内部まで公開している屈辱的な格好を一旦解かれました。

 鈴木さんは体を後ろにずらし、妻を自分のふとももに座らせました。
鈴木さんの体が、妻に密着しました。
妻のパンティは太ももの辺りまでずらされたままでしたので、陰毛こそ露出していましたが、肝心の部分は隠れてしまいました。
妻の正面には副会長、右側に山本さん、左側に私、そして高橋さんがその周りをカメラをもって自由に動き回っています。
 鈴木さんが、妻の乳房を後ろから掴みました。
 「あんっ」
妻の体が敏感に反応します。
鈴木さんは私に遠慮することなく、妻の首筋から耳たぶを舐めまわします。
 「あーーん。」
妻は弱い部分を刺激され、仰け反りながら艶のある声を出しました。
 
 山本さんが突然妻のあごをつまみ、自分の方に向けたかと思うとキスをしました。
私は妻の唇が他人に奪われるところを、あっけにとられて見ていました。
妻の唇が、副会長に続き山本さんにも犯されてしまったのです。
普段まじめな有名企業の課長さんも、もはや妻を嬲る中年オヤジに成り下がっていました。
 「んぐぅ・・・」
唇を塞がれた妻の顔が屈辱に歪みます。
4人の行為に興奮した私は『これは俺の妻だ!』と言わんばかりに妻のふとももにほお擦りしながら、時々恥毛に唇を這わせました。
・・・と言うと、かなり勇ましく聞こえるかもしれませんが、実際には妻の顔色を伺いながらの、ドキドキと遠慮がちな行為でした。
それでもサワサワとした妻の恥毛の感触が、心地よく私の口に絡みつきます。

 『パシャパシャ』
 「はい、記念写真ですよ!」
そう言ってはしゃぎながら、高橋さんが写真を撮って回っています。
 「んんん・・・」
乳房を鈴木さんに、唇を山本さんに、そして太ももと恥毛を私に占領された妻が喘ぎ声を洩らします。
 「みなさん、お楽しみですね。」
他に空いている部分もなかったため妻の右手を握っていた副会長がそう言いながら、その手を自分の股間にあてがいました。
ビクッとして妻が反射的に手を引っ込めます。
副会長はその手を離さず、再び股間に持っていき、強引にズボンの上からペニスを触らせようとしました。

 「ぅうん・・・」
妻は山本さんに唇をふさがれたまま、いやいやをしました。
きつく手のひらを握り締め、少しでもペニスの感覚が伝わらないようにしているようでした。
副会長は強引に妻の指を一本ずつはがし、やがて手のひらをペニスに触らせることに成功しました。
副会長は、ゆっくりと妻の手を上下させ、自分のペニスをしごかせました。
 「んんーー」
妻が一生懸命抵抗します。
そのうち副会長は、もう片方の手でゆっくりとズボンのチャックを下ろし、自分のペニスを取り出しました。
妻の目の前で副会長のペニスが半立ちになっています。
山本さんもキスを中断して、唖然としていました。
 「いやあああああ!!!!」
山本さんの執拗なキスから解放された妻の顔に恐怖がはしります。
男性器を目の前にし、改めて自分の立場の危うさを認識したのでしょうか。
「出さないで・・・ください。しまってください!ちょっとあなた、やめさせて!!」
妻は必死に見まいとしています。

 「そんな・・・せっかく奥さんに触ってもらおうと思って出したのに。ちょっとでいいから触ってくださいよ。ねえご主人、それくらいいいですよね。」
副会長が中年特有のだらりと伸びた性器を弄びながら言いました。
 「え?ええ、まあ・・・」
と曖昧に答える私を制して、
 「だめ、無理です!!」
と、妻がはっきりといいました。
 「あなた、どうかしてるんじゃないの!?」
妻が続けて、私をにらみつけながら言いました。
副会長は仕方なく、自分でペニスをしごきだしました。
 「ほら、奥さんがしてくれないんだったら、自分でしちゃうよ。奥さんにかかっちゃっても知らないよ。」
いつのまにか副会長の言葉遣いも乱暴になっています。
 「そんな。お願いだから、止めてください。もうしまって・・・」
妻が、また気弱に言いました。
 「わかったよ。しまうからさ。でも、ちょっとだけ触って。3分。それで我慢するからさ。」
 「無理です・・・・・」
 「じゃあ、2分」
 「・・・・・」
 「たのむよ、奥さん。」
副会長が情けない顔をして見せました。
 「・・・・・」
 「1分だけ、それでもうお開きにしますから」
 「1分・・・ですか・・・」
 「うん。私は約束を守る男ですよ。ご主人、きっちり1分計ってよ。」
副会長は私に指示をすると、妻が掴みやすいように腰を突き出しました。
 「ちょっと、まだ返事したわけじゃ・・・」
妻はそう言って、私の顔を見ました。
  1. 2014/09/09(火) 11:31:24|
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第4回

第4章 全裸にされた妻


 「奥さん、ちょっと手ブラしてみてください」
高橋さんが再び張り切っています。
 「さあ奥さん、リクエストですよ」 
そう言って、鈴木さんが妻の両手を自由にしました。
 「いや!」
妻はまた腕組みをして乳房を隠してしまいました。
 「そうじゃないでしょ!!」
鈴木さんが再び妻の腕を引き剥がし、無理やり手のひらで乳房を押さえさせました。
昔テレビコマーシャルで見たことのある「手ブラお姉さん」ならぬ「手ブラ奥さん」です。
 「他にリクエストはないですか?」
副会長が調子に乗って仕切ります。
 「だっちゅうのお願いします!」
山本さんが昔はやったポーズをリクエストしました。
 「これでいいですか・・・」
妻は声を震わせながら、ぎこちなく乳房を両脇で挟み込みました。
以外に大きい妻の胸に、男たちが生唾を飲み込んでいます。
 「次、オッパイ持ち上げて、下乳を見せてくださーい!!」
夫である私ですらさせたことのない格好を、みんなが次々と求めます。

 こうしてしばらくの間、妻はトップレスのまま男たちの思い思いの格好をさせられ、その恥ずかしい姿はすべて高橋さんのカメラに収められてしまいました。
 10ポーズほど取らされた頃でしょうか、さきほどから大人しく見ていた副会長が、
 「そろそろ、奥さんの大事なところも見せてもらいたいですね」
と、余裕の表情で言いました。
 『とうとう、妻の恥部が男たちの目に晒される・・・。』
当然の成り行きとはいえ、私の思いは複雑でした。
 『男たちは、妻の性器を目に焼き付けるだろう・・・。当然、高橋さんは妻の奥の方まで撮ろうと狙っているに違いない・・・。妻の写真はみんなに配られ、俺だけのものであったはずの妻が、男たちのオナニーのネタとして、共有されてしまう・・・。』
 『妻は当然拒むだろう・・・。助けてやらなければ・・・。ここまで言うことを聞いたのだから、この辺で許してもらおう・・・。もう十分だ・・・。これ以上妻を傷つけてはだめだ・・・。ほら、早く切り出せ・・・。自分の妻が、他人の目に犯されているんだぞ・・・。「もう、この辺で、勘弁してください」と言うんだ・・・今がそのタイミングだ。・・・』
反発する本能と理性が私の脳を焦がしました。
 
 「あのぅ・・・」
そう、言いかける私を制するように、鈴木さんが妻の顔を後ろから覗き込んで言いました。
 「奥さん、田中さんがあんなこと言ってますけど、どうしますか?」
 「・・・・もうお終いにしてください。」
妻は力なく答えましたが、鈴木さんは全く無視しました。
 「田中さん、どうやって脱いでもらいましょうか。」
 「やっぱり、自分で脱いでもらいましょう。奥さんのストリップだ。」
 「ダメ。絶対ダメ!」
妻は、イヤイヤと激しくかぶりを振りました。
私は、口を挟むタイミングを逃してしまいました。
『せめて妻が私に助けを求めてくれたなら・・・』
と、思いましたが、それが自分に対する言い訳であることは、自分が一番よく分かっていました。
結局、私の中のM性が完全に私自身を支配してしまっていたのです。
私の官能は、嫌がる妻をみんなと一緒に責め立てることではなく、大事な妻が近所の中年たちに陵辱されていることにこそ刺激されるのでした。

 「奥さん、みんなのお願いを聞くんでしょう?これが田中さんのお願いなんですよ。」
鈴木さんが、妻の後ろから言いました。
 「そんな約束してません・・・」
妻が再び胸を隠すように腕組みをしながら答えます。
 「奥さん、そりゃあないですよ。」
鈴木さんが妻の腕をはがしながら、返します。
 「副会長さんまで・・・。ひどい・・・です。」
妻は泣きそうな顔を副会長に向けました。
 「ひどいとは何ですか?私があなたたちのために骨を折ってあげているんじゃないですか。それとも、不正のことマンション中に公表しましょうか?」
 結局、信頼していた副会長に、妻も私も上手く乗せられただけだったのでしょうか・・・。
副会長にそう言われると、妻もまた黙るしかありませんでした。
 「ほら、早くしないと・・・まだ、山本さんのお願いだって残ってるんですから。」
 「・・・・・・いや・・です。」
 「奥さんが脱がないんじゃ、しょうがないですねえ。」
相変わらず妻のお尻に自分の股間を擦り付けながら鈴木さんが続けます。
 「じゃあ、ご主人にお願いしちゃいましょうか。」
突然の指名に、私は口から心臓が飛び出そうになりました。

 「いやあ、お恥ずかしい。お見せするほどのものではないですが・・・」
すっかり場の雰囲気に飲まれていた私は何とか冷静さを取り繕い、少しおどけた調子で言いました。
 「いやいや、ご謙遜を。とてもきれいなお体じゃありませんか。」
 「本当、ご主人がうらやましいですよ。」
みんなが私を煽ります。
 「しょうがない。今後のためだ・・・。今だけ、我慢してくれ・・・」
私は、睨むように見つめる妻から目をそらし、言い訳をしながら妻のパンティに手をかけました。
 「さあ、みなさん。よく見てくださいね。妻でーす」
私は、精一杯道化て見せました。
 すでに鈴木さんが、妻が抵抗しないように両手首を掴んでバンザイさせています。
 妻はちょうど腰骨の辺までのわりと浅めの白いパンティをはいていました。
妻の恥ずかしい部分を隠す生地にもレースをあしらった、私のお気に入りでした。
『私の勝負パンツよ』妻が微笑いながらそう言っていたのを思い出しました。
私は、陰毛の質感で少しモコモコと膨らむパンティをゆっくりとずらしはじめました。

 「ご主人、ゆっくり、ゆっくり」
またしても高橋さんです。
鈴木さんは、パンティを脱がせやすいように、押し付けていた股間を少し引いていました。
少しずつパンティがずれるにつれて、ムッチリとお尻に貼り付いていたパンティにしわがよってきました。 
 「奥さん、毛が見えてきました。」
俯いて唇をかんでいる妻を、山本さんが冷やかしました。
 「いや・・・」
妻が懸命に脚を閉じています。
 私は、半分ほど陰毛を露出させたところで、いったん動きを止めました。
どうせ高橋さんにそう指示されるのが、わかっていたからです。
 「さすがご主人!焦らしますなぁ。」
副会長に言われると、褒められたような気持ちがして、なぜかうれしくなりました。
 『パシャパシャ』当然のように高橋さんが写真を撮り続けています。
白いパンティから覗く黒い陰毛のコントラストがとてもエッチでした。

 「いよいよですね・・・」
と言う副会長に促されるように、私は再び妻のパンティを下ろし始めました。
ちょうど脚の付け根までパンティを下ろし、陰毛を完全に露出したところで、再び動きを止めました。
相変わらず妻の手は自由にならず、恥ずかしい陰毛を隠すことすらできません。
妻の陰毛は綺麗に、そして十分に生え揃い、まるで中年オヤジのイヤらしい視線から恥ずかしい割れ目を守っているかのようでした。
 「いい眺めですよ、奥さん。」
山本さんが言いました。
 『パシャパシャ』おそらく高橋さんは、妻の恥部をクローズアップしてるのでしょう。
 『妻の恥ずかしいところが撮られている・・・。しかも、私の手で脱がしてしまって・・・』
興奮が脳内を駆け巡りました。
 『妻をもっと見てください!目で犯してください!!』
私は心の中で叫んでいました。

 「奥さん、ちょっと一回りしてもらえますか?かわいいお尻も見せてくださいよ。」
副会長が声を掛けます。
その言葉を受けて鈴木さんが手を離すと、妻は急いで後ろを向きました。
胸や恥毛を見られるより、お尻のほうがましだと思ったのでしょうが、図らずも副会長のリクエストどおりの格好となりました。
しかし、妻の正面には鈴木さんがいました。
 「おお、奥さんのお毛々だ。」
そう言いながら、鈴木さんは妻のワレメを人差しで擦り上げました。
 『な、なにやってんだ!鈴木!!』
私はまたまた心の中で、鈴木さんに凄みました。
大事な妻に、勝手なことをされては、たまりません・・・。
私の脳みそは完全に二つに分離し、溶けだしているようでした。
自分で妻を辱めて興奮しておきながら、一方で鈴木さんの行動に憤りを覚えているのです。
 「いやあ!」
突然のことに、妻もびっくりして腰を引いてしまいました。
その結果、妻は男たちに向かって思いっきりお尻を突き出してしまったのです。

 「おおー、いい格好だ」
副会長が手をたたいて喜んでいます。
高橋さんがローアングルでフラッシュをたきました。
 「奥さんのアソコが丸見えだ!」
山本さんにそう言われて、妻はあわててお尻を手で隠しました。
 「だめですよ。もっとみんなに見てもらいましょう。」
鈴木さんが妻の両手を再びねじり上げるように掴みました。
今度はバンザイの格好ではなく、妻が前かがみになるように腕を下げました。
 「やめて・・・ください」
疲れてきた鈴木さんも、近くにあった丸いすに腰掛け、妻の手を掴んだまま自分の前に置きました。
妻の手は腰掛けた鈴木さんの股間付近に、お尻は突き出すような格好でみんなの方に向けられています。
手首の自由を奪われ、ふとももの付け根までパンティをずり下ろされた妻は、まさに「晒し者」でした。

 「うーん、でもやっぱり奥のほうまでは、よく見えないなあ」
副会長が妻の秘部を覗き込みながら言いました。
 「奥さん、もっとよく見えるようにちょっと脚を開いてくれませんか?」
 「そんな・・・。無理です。おしまいにしてください。もう許して!!」
妻が懇願するのを無視して、
 「しょうがない奥さんだなあ、ご主人からも何とか言ってくださいよ。」
と、副会長はまた私に振ります。
ほとんど全裸の妻をこれ以上辱めることには罪悪感を感じていましたが、それをはるかに勝る興奮が、私の意志を支配していました。
 「もう少しだけ我慢して・・・」
そう言いながら、私はゆっくりと妻のお尻に触れました。
妻のお尻は、細い腰と対照的にムッチリと肉付いて、とても官能的な形をしています。
「エッチなカラダ」とでも言いましょうか。
私は、出来るだけ官能的に妻のお尻を撫で回しました。
私の汗で、妻のお尻が湿ってゆきます。
本当はこのままほお擦りしたいくらいでしたが、妻の恥部を見たがっているギャラリーのギラギラした視線を感じ、次に進まざるを得ませんでした。

 「あなた、お願い・・・。もうやめて」
今まで私を半ば無視していた妻も、さすがにこの状況に怯えたのか私に懇願してきました。
今にして思えば、これが夫婦の信頼をつなぎとめるための、妻からの最後通告だったのかもしれません。
 「リクエストだから・・・」
興奮状態の私は、そうとは気づかず妻の秘部に指を近づけました。
 間近で見ると恥毛の奥にわずかに妻の陰唇が見えます。
少なくとも結婚後は、私以外の手が触れることを許したことのないはずの妻の陰唇は、まるで私への貞操を誓うかのようにぴったりと閉じられています。
私はそんな妻にいとおしさを感じながら、そこに軽く指で触れました。
妻の恥毛を掻き分け、二枚の花びらのようなそれを探り出すと、指先に神経を集中するまでもなく、温かい陰唇の感触が伝わってきました。

 『パシャパシャ』Mさんのカメラが、容赦なく妻の恥ずかしい姿を捉えます。
 「いや、そんなところ撮らないで!!」
妻が、振り返って叫びます。
 「じゃあ開きますよ。みなさん、妻をよく見てください」
私は、わざと妻が恥ずかしがりそうな言葉を探して言いました。
親指で妻のお尻をしっかりとつかみ、左右4本ずつの指を左右のビラビラに引っ掛けました。
 「見ないで・・・」
最後の抵抗を試みるかのように暴れる妻を、鈴木さんがしっかり押さえます。
 「ほら、皆さんにお前の中をお見せするぞ。」
自分の奥に眠っていた性癖が完全に顔を出し、私は自分でも信じられないことを口走っていました。
 「いやあああ!!」

 『ニチャッ』という音がして、ぴったり閉じていた2枚のビラビラがはがれてゆきます。
ピンク色に光る、妻の膣が見えてきました。
男たちの行為を嫌悪していたはずの妻の内部は、驚くほど潤っていました。
 「ああん。恥ずかしい・・・」
妻は、陰部を濡らしてしまったことに戸惑っていました。
 「おおう、すごい!!」
 「奥までばっちり見えますよ」
 「きれいな奥さんでも、やっぱりここは、こんなにいやらしい形なんですねぇ」
 副会長、山本さん、そして高橋さんのカメラが、思い思いの感想を口にしながら顔を近づけてきました。
  1. 2014/09/09(火) 11:29:36|
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第3回

第3章  鈴木さんに唇を犯された妻


 高橋さんの要求は本当にここまででした。
もともと下着フェチなのか、高橋さんは妻のブラジャーとパンティ姿を写真に撮ることが出来て大満足の様子でした。
 「じゃあ、次は私の番ですね」
誰も頼みもしないのに、黙って妻を視姦していた鈴木さんが言いました。
妻と秘密を共有するための儀式のつもりなのでしょうか、いつの間にか役員たちの間に『順番に思い思いの趣向を妻に試すことができる』というルールが出来あがっており、私は黙認させらた格好になっていました。
 「私は、奥さんとキッスがしてみたいねえ。」
ずうずうしくも鈴木さんは言いました。
 「やっぱり若い人とキッスが出来るなんて、そうはないからねえ。」
鈴木さんは短身で禿げていて、おまけにやけに顔が油っぽく、男の私から見てもとても不潔な感じでした。
多分リストラされた会社でも若い女子社員からは陰で「スズキって、キモーい」くらいは言われていたに違いありません。
私も『よりによって妻とキスだなんて、ずうずうしいにも程がある・・・』
と思いましたが、妻の唇が鈴木さんの不潔な口に犯されることを想像すると、異常なほどの興奮も覚えていました。

 「じゃあ、奥さん。」
副会長が、当然のように司会進行役になっていました。
 「お願いします。」
 「ええっ・・・無理です。」
さすがに、妻も顔を強張らせて私のほうを見ました。
心の中での葛藤はありましたが、私は結局妻の唇が陵辱されることを選びました。
 『ちょっとだけ、してあげなさい』
私は、目で合図をしました。
 「ほら奥さん、ご主人もオッケイですって!」
私たちの様子を見ていた山本さんが言いました。
 「さあ奥さん。こっち、こっち。」
鈴木さんは、パンティとブラジャー姿の妻をふたたびテレビの前に連れ出しました。
 「どっちからキスしますか」
副会長が残酷にも妻に尋ねます。
 「もちろん、私が・・・」
と言いかけた鈴木さんを制して、
 「私がします。」
思いがけず妻のほうから、そう言いました。
私の体中の血が一瞬凍りつきましたが、次の瞬間には、一気に沸騰するようなほどの興奮が体中を駆け巡りました。
妻は、完全に開き直ってしまったのでしょうか。
それとも、ここまで追い込まれても何もいえない不甲斐ない私に対するあてつけなのでしょうか。
いずれにしても、普段上品な妻の口からそんな言葉が出たことに、私は強いショックを受けました。
 「高橋さん、写真、写真!!」
山本さんが興奮して叫ぶ前から、高橋さんはとっくにカメラを構えています。

 160センチの妻よりも背の低い鈴木さんは、おどけて上目遣いで妻を見つめました。
 「目をつぶってもらっていいですか・・・?」
妻はそう言うと、鈴木さんの正面に立ちました。
リビングの明るい光に照らされた半裸の妻が、鈴木さんの背中越しにこちらを向いています。
そんな妻を、高橋さんがリビング内を自在に移動し、いろんな角度から遠慮なくカメラに収めます。
 『軽く、唇が触れる程度でいいんだぞ・・・』
私は、祈るような気持ちで妻を見つめました。
私を含めた4人の目が妻の唇に注がれています。
妻は、一瞬覚悟を決めたように軽く深呼吸をしました。
 「・・・」
やはり躊躇する妻を、一同が息を飲んで見守っています。
 「奥さん、がんばって!」
 「大丈夫、大丈夫!」
 「ほら、キーッス!キーッス!!」
無責任な野次は、そのうち、キスコールに変わっていきました。
 『おいおい結婚式の二次会じゃないんだぞ!』
私は、心の中で気弱に突っ込みました。
みんなのコールに煽られるように、妻は唇を鈴木さんに近づけていきました。
 『ああ、とうとう妻が他の男に・・・』
私の体内にアドレナリンが充満し、鳥肌が立ってきました。
今にも気を失いそうです。

 ・・・そして、妻の唇が鈴木さんの唇に触れました。
 『パシャパシャ』すかさず、高橋さんが写真を撮ります。
妻はきつく目を閉じ、じっとしています。
嫌悪感と屈辱で、泣き出しそうになるのを堪えてるようでした。
鈴木さんの唇から少しでも身を守ろうとしているのでしょう、唇もギュッと閉じています。
私は、鈴木さんが無理やり妻の唇をこじ開けて、分厚い舌を差し込むのではないかと、気が気ではありませんでしたが
 『こら、鈴木、早く離れろ!!』
と、またまた心の中で毒づくのが精一杯でした。
 案の定、鈴木さんは舌先で妻の閉じられた唇を嘗め回していましたが、妻の唇は鉄壁でした。
10秒くらいたった頃でしょうか、鈴木さんは妻の口内に侵入するのをあきらめたのでしょう、突然妻のブラジャー越しの左の乳房を掴みました。
鈴木さんの右手のひらと、太い指が妻の乳房に圧力を加えます。
妻の乳房が鈴木さんの指の形に沈みました。
 「ちょ、ちょっと。」
あわてて妻が離れようとすると、鈴木さんはおそいかかるように妻に抱きついてきました。
太くて毛むくじゃらの鈴木さんの腕が、スリムな妻のお尻に回されました。
鈴木さんの手のひらが、今度はパンティ越しに妻のお尻に触っています。
 「いやあ、放して!!」
さすがに恐怖を感じて、妻が叫びました。 
酔っている鈴木さんは、妻の拒絶に興奮したのか、かえって妻を絞め付けます。
背の低い鈴木さんの油ぎった顔が、妻のブラジャーに押し付けられました。
胸の谷間に顔を埋めながら、手でお尻をまさぐっている格好です。
鈴木さんが頬を妻の胸に擦り付けるたびに、妻の白い胸がブラジャーごしに卑猥に歪みます。
パンティごしのお尻と、ブラジャーごしの乳房の感触を堪能しているに違いありません。
鈴木さんはお尻を左手に任せ、右手を妻の腰から上に這わせました。
やがて、背中をまさぐっていた鈴木さんの右手はブラジャーのホックを探りあて、片手ではずそうと奮闘を始めました。

 「いやあ!やめて!!」
妻の両腕は鈴木さんに抱きかかえられており、体を揺らして抵抗するのが精一杯でした。
そのうちブラジャーのカップが浮き上がり、妻の乳輪がチラリとのぞきました。
鈴木さんがブラジャーのホックをはずすのに成功したようです。
妻の乳房から外れたブラジャーが、抵抗して身をよじるたびに上下左右にずれ、そのたびに乳首がチラチラとのぞきます。
 「おおお!!」
一同の目が釘付けになりました。
私も鈴木さんの暴走を止めることができず、ただうろたえていました。
高橋さんは、相変わらず『パシャパシャ』やってます。
やがて妻のブラジャーが上に持ち上がりました。
ブラジャーの下側のワイヤーが妻の乳首のちょうど上を押さえつけ、乳房が卑猥に歪んでいます。
とうとう妻の両方の乳首が露出しました。
鈴木さんは「はあはあ」言いながら硬くなった自分の股間を妻の秘部へグリグリと押し付けていました。
 妻は、鈴木さんの禿げた頭を掴んで引き剥がそうとしますが、それが余計に鈴木さんを興奮させてしまいました。

 鈴木さんは妻の腰に手を回し、お尻を撫で回しながら左の乳首にむしゃぶりつきました。
 「きゃっ」
と妻は小さく叫び、必死に鈴木さんを引き剥がそうとします。
 「ジュッパ、ジュッパ」
鈴木さんは、餓えた動物のように妻の乳首をしゃぶります。
唇で軽くかんで引っ張ったり、舌先でレロレロと転がしているうちに妻の乳首は自然に勃ってしまったようでした。
私は、『こんなに気持ちの悪いオヤジに舐められても、乳首って勃つんだなぁ・・・』
などと、一瞬冷静に、妻の反応に感心してしまいました。
 妻の悲鳴と、鈴木さんが妻の乳首にしゃぶりつく音、そして高橋さんのカメラの音で、現場は異様な雰囲気に包まれていました。
 やがて鈴木さんは妻のお尻から手を離し、ブラジャーを抜き取りにかかりました。
 「止めてください」
鈴木さんの頭を一生懸命引き剥がそうとしていた妻は、あわててブラジャーを押さえました。
 「ほら奥さん、そんなに押さえちゃブラジャーが傷んじゃうよ。」
鈴木さんはそう言いながら、妻からブラジャーを取り上げ、ソファーの方に放り投げました。

 「いや!」
妻は、腕組みをして必死に胸を見られまいとしています。
 「奥さん、約束なんだから隠しちゃだめだよ。」
 「そんな約束してません!!」
二人のやり取りを、私までもが他人事のように見守っていました。
 鈴木さんに両手首を掴まれた妻は、しばらくバタバタと抵抗していましたが、所詮男の力にかなうわけもなく、あっさりと両手を広げられてしまいました。
妻の形のいい乳房が丸見えになりました。
嫌悪感から、妻の腕には鳥肌が立っています。
 「鈴木さん、見えません。」
山本さんが口を挟みました。
ちょうど妻は、パンティ一枚でバンザイをさせられている格好になっていましたが、山本さんの位置からは鈴木さんの影で見えずらかったようです。
鈴木さんは妻の手首を持ち替えて、クルッと反対側を向かせました。
一瞬で妻の細い体が回転してテレビの方を向き、妻の乳房は私の視界からも消えました。
どうするつもりなのか、一同がいぶかしがっていると、
 「じゃあ、いきますよ。ジャンジャジャーン!!」
奇妙なオリジナルメロディーに乗せて、妻をバンザイさせたまま、鈴木さんはゆっくりと回転を始めました。

 「もう、止めて!!」
普段おとなしい妻が、びっくりするほど大きな声で抵抗しましたが、鈴木さんは全く動じません。
スエットの上下というラフな格好の鈴木さんの股間はパンパンに膨らんでいました。
短身の鈴木さんの股間はちょうど妻のお尻の位置にあり、勃起したそれをお尻のわれめに埋め込むように、ぐいぐいと押し付けていました。
 鈴木さんの股間を軸にして、妻の体がゆっくりと時計回りに回転してゆきます。
私の前を妻の裸体が私の正面を向きましたが、妻は俯いたまま私の方を全く見ません。
妻の乳房を締め付けていたブラジャーの跡が生々しく、卑猥でした。
さきほど鈴木さんにしゃぶられた乳首の周りが、唾液の跡でテラテラと光っています。
妻はまるでトイレを我慢するように、もじもじと太ももをすり合わせ、お尻をくねらせていました。
そうすることで、余計に鈴木さんの股間を刺激しているということに気づいていない様子でした。
 「鈴木さん、オーケイです。」
妻の裸体がちょうど高橋さんの正面を向いたようでした。
『パシャパシャ』というシャッター音と、フラッシュがリビング内に響きます。
 妻はとうとう4人の男たちにヌードを晒し、淫靡に色づいた乳首を、カメラに収められてしまったのです。
60万円の代償として・・・
  1. 2014/09/09(火) 11:27:43|
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第2回

第2章 高橋さんに撮影された妻

 「きゃあ!!」
妻が驚いて、叫びました。
 「はい、鈴木さんも、こっち見てくださーい。」
高橋さんが、淡々とした口調でシャッターを押すと、パッとフラッシュの光が散りました。
 「せっかくだから、記念撮影しましょう。田中さんも鈴木さんも、なかなかこんな綺麗な人と写真に写ることなんかないでしょう?」
妻は、場の雰囲気を乱してはいけないと悟ったのか、気を取り直したように、「あんまりアップにしないでくださいね」と、可愛くピースサインを向けました。
 「いいですねぇ」
高橋さんは、淡々とシャッターを押し続けます。
 「あれ、奥さん、今パンティ見えてたかも・・・」
わざとらしく高橋さんが言うと、
 「え、うそ!」
と、妻はあわてて脚を閉じました。
そんなしぐさの一つ一つを、全員が好色な目つきで見つめていました。
 「もっとよく見せてくださーい」
高橋さんは続けます。
 「だめですよ。」
当然妻が拒むと、山本さんが口を挟みました。
 「奥さん、高橋さんは、プロのカメラマンを目指しているんですよ。いつか有名になるかもしれませんから、たくさん撮っておいてもらっといたほうがいいですよ。」
 「え?そうなんですか?」
妻は、真面目な山本さんの言葉を全く疑っていませんでした。
 「それに、高橋さんのカメラ高そうでしょう?プロ用ですよ。」
それは、本当でした。
高橋さんは素人目にも分かる高級なカメラを持っていました。
 「腕も確かです。私が保証します。」
山本さんが、妻を説得するように言いました。

 妻のパンチラが高橋さんのカメラに収まっているかもしれない、ということに異様に興奮し、ドキドキしながら事の成り行きを見守っていると、副会長が近づいてきました。
 「例の件、私に任せてください。」
副会長はこっそりと私に耳打ちすると、山本さんにビール瓶を向けました。
 「山本さん、ちょっといいですか・・・」
副会長は山本さんにを注ぎながらヒソヒソと相談を始めました。
時々山本さんが驚いたようにこちらの方を見るのが、裁きを待っているようでとても耐えられず、私も勢いをつけるように酒を煽りました。
やがて山本さんが私のほうを向きました。
 「ご主人、聞きましたよ。私の会計ミスかと思って、とても心配していたんですよ。」
山本さんは、少し責めるように私に言いました。
 「すみませんでした。」
 「いや、いいんですよ。奥さんのために私も何とか協力しましょう。」
 「ありがとうございます。なんとお礼を言っていいか・・・」
 「そんな水臭いこと・・・。それより、本当にいい奥さんですね。」
山本さんは妻をチラリと見て、ニヤリと笑いました。
 「いや、そんなことありませんよ。」
と言いながらお酌しようとする私を無視し、山本さんはもう妻に声を掛けていました。
 「奥さん、ちょっと立って御覧なさい。ちょっとポーズをとってみましょうよ。」
 「ええ。本当に撮るんですか」
妻は戸惑いながら、私と山本さんのほうをチラっとみました。
そして、私が目で頷くと、「やだ、信じられなぁい」と言いながらもゆっくりと立ち上がりました。
 「じゃあ、奥さん、こっちを向いてください。」
高橋さんが妻に向かってレンズを向けます。
 「はい。」
 『パシャ、パシャ!』「そう、いいですよ。少し目線をはずして。」
 「こうですか?」 
妻も、酔った勢いと、将来のプロに撮ってもらっていることに満更でもない様子で、素直に応えました。
 『パシャ、パシャ!』「ちょっと横向いてください」
 「はい。」
 『パシャ、パシャ!』「ちょっと前かがみになってください。お尻をつきだすようにしてー」
 「ええーっ」
と言いながらも、妻は従順にポーズをとりました。

 ドキドキしながらことの成り行きを見守っていると、ふたたび副会長が耳打ちしてきました。
 「いい感じですね。奥さんも随分うちとけてきたみたいだし、とりあえず山本さんは大丈夫です。」
 「はあ・・・」
 「あとは、鈴木さんと高橋さんですね。鈴木さんは、見ての通り「ド」がつくほどのスケベですから、奥さんといっしょに飲めて、かなり喜んでるみたいですよ。これで下着姿でも見せてあげれば、こっちの言いなりですよ。」
 「下着姿!?」
私はちょっと驚いた振りをしましたが、予想通りの展開でした。
 「奥さんだって、結構ノッてるみたいだし・・・」
副会長の言葉に、私の中の嫉妬と興奮が騒ぎだしました。
 『妻を晒したい・・・みんなの前で全裸にしたい・・・』といういつもの妄想と、そんなこと現実に有り得ない、という冷静な気持ちが葛藤し心臓がパニックを起こしていました。
 「さあ奥さん、ちょっとしゃがんでください。」
高橋さんの言葉に、私はあわてて妻に視線を戻しました。
 「こうですか・・・?」
タイトスカートのため、正面の高橋さんから見てもおそらくパンティは見えていないと思いますが、丸いヒップにパンティのラインがくっきりと浮き出ていて、とても卑猥に見えました。
 妻はチラッとこちらを見て、困ったような顔をしました。
私は『がまんしろ』と合図をしたつもりでしたが、副会長の言葉に動揺し、自分でも目が泳いでいるのがわかりました。
 「問題は、どうやって奥さんを説得するかですね・・・」
副会長は一人で勝手にその気になっています。
 「いや、でもそれは、ちょっと・・・」
と言いかける私を無視し、
 「ご主人から説得しますか?それとも、成り行きに任せますか?」
どんどん話が進んでいきました。
 『パシャ、パシャ!』「いいですね。パンチラ!!」
高橋さんは相変わらず妻を撮り続けています。
 「やだ!!」
妻はあわててひざを抑えて立ち上がろうとしました。
 『まずい・・・このままじゃ本当に断りきれなくなってしまう!』
私は焦りました。

 「奥さん、どんどんいきましょう」
高橋さんが、プロカメラマン気取りで妻を煽ります。
妻は困ったようにこちらを見ましたが、私が何も言わないので、適当に調子を合わせてポーズをつけています。
 「奥さん、せっかくだからヌード撮影会、なんてどうですか?」
鈴木さんがつとめて明るく、しかし目をぎらつかせながら言いました。
 「ええー。無理ですよ。もうおしまいにしてください。みなさん、飲みましょうよ。」
妻がひきつりながらも笑顔で答えました。
 「奥さん、サービスするように、ご主人に言われているんじゃないんですか?」
副会長が言いました。
 「え?」
妻がまた私を見ました。
 「そろそろあのこと、皆さんに報告してご理解を得た方がいいんではないですか?」
副会長が続けます。
 「あのことって、なんですか?」
鈴木さんがニヤニヤしながら尋ねました。
どうやらすでに副会長から鈴木さんの耳に入っているようでした。
 「・・・」
黙り込んで私を見つめる妻。
私は思わず目をそらしてしまいました。
 「鈴木さん、高橋さん、ちょっと聞いてもらえますか?」
副会長が事情を説明しました。

 わざとらしく驚いたふりをする鈴木さんと対照的に、高橋さんはカメラをいじりながら淡々と聞いていました。
 「・・・・と、言うわけで今夜は私たちは秘密を共有するわけです。そうですね、ご主人」
 「え・・・ええ、まあ。ど、どうもすみませんでした。なにとぞよろしくお願いします。」
急に振られた私はどぎまぎして応えました。
 「奥さんも、いいですね。」
山本さんが妻に念を押しました。
 「と、言うことでしたら遠慮はいらないわけですね。」
高橋さんが、ボソッと言いました。
 「え・・・でも。」
妻は、助けを求めるように私を見つめます。
 「じゃあ、続きいきましょう。大丈夫、デジカメですから、現像に出す必要もないし、奥さんのセクシーショットが外に洩れることはありませんから・・・」
 『デジカメだからよけい危ないんじゃないか・・・』
心で思いながらも、すでに事の成り行きに密かに興奮を覚えていた私は敢えて黙って妻にうなずきました。
 「本当に、大丈夫かな・・・?」
妻が誰にともなく小さな声で言いました。
 「大丈夫。なにしろ、私たちは『共犯者』ですから・・・」
鈴木さんが、妻を説得するような、脅すような口調で言いました。
 「共犯者・・・」
妻が口ごもりました。

 「それでは、セクシー撮影会続けましょう。衣装はそれでいいです」
高橋さんの目が生き生きと輝いています。
妻は、高橋さんのカメラから目をそらせました。
 『パシャ』そんな妻の暗い表情をフラッシュが照らします。
 「さっきから気になっているんですが、胸元がエッチですね。それにブラジャーも透け透けだし。」
 「そうですか・・・」
妻はあわてて姿勢を直し、胸元を手で押さえました。
 「隠さないで!!」
突然大きな声を出す高橋さんに、みんながビクッとしました。
 「あ・・・はい。」
妻の声は泣きそうになっています。
 「そのまま、前かがみになってみてください。」
 「・・・・」
 「早く!!」
妻は恨めしそうに私のほうを見ながら、前かがみになりました。
 「いいですね。胸元から覗く白いブラジャー。普段の格好が清楚なだけにとてもエッチですよ。」
 「・・・・」
妻は真っ赤な顔をして俯いています。
 「そのまま、ボタンひとつはずしましょうか」
 「・・・はい。」
妻は私のほうを見ずに、右手でブラウスのボタンをひとつはずしました。
 「オッケイです。じゃあ、今度は立ってください。そうですね、そちらのテレビの前にお願いします。」
高橋さんが、我が家の比較的広いスペースを指定し妻を移動させました。
 「はい。」
妻も、ボタンを全部はずすことを覚悟していたのでしょうか、ちょっと安心したような顔をしていそいそと立ち上がりました。
 『どうせ、すぐにブラウスも脱がされてしまうのに・・・』
少しホッとしたような妻の顔に加虐的とも被虐的ともつかない快感を覚え、私の背中に電流が走りました。

 「ここで、いいですか?」
妻はテレビの前に姿勢よく立ちました。
ブラウスの前が不自然にはだけているのが卑猥です。
 「いいですよ。」
と言いながら、高橋さんは何枚か妻にポーズをつけさせました。
妻もだんだんカメラのフラッシュに慣れ、ぎこちない笑顔を向ける余裕もでてきたようです。
あきらめたのか、それとも私に怒っているのか、軽蔑しているのか、妻はもう私のほうを見なくなりました。
 「奥さん、ちょっと脚も見せていただけますか?」
 「・・・はい。」
 「じゃあ、スカートをまくってください。」
 「こうですか・・・・?」
妻は、ゆっくりとスカートを捲くりはじめました。

 「いいですよ、奥さん」
高橋さんは、片目でレンズを覗きながらカシャカシャと連続的にカメラのシャッターを押しました。
妻のスカートはゆっくりとたくし上げられ、白い太ももがあらわになってゆきます。
いつもの見慣れた太ももですが、自分の手でスカートをめくって他人の目に晒される妻のそれは、普段よりも100倍はエッチでした。
 「はい、ストップ!」
高橋さんが妻の動きを止め、指示を飛ばします。
 「後ろ向いて!」
妻は無言で後ろを向きました。
 「すこしかがんでー!」
高橋さんの指示に妻はもう逆らいません。
こちらにお尻を向けたまま、すこし前かがみになりました。
白いパンティが少しずつ見えてきます。
 「はい、もう少し・・・」
遠慮なく指示を出す高橋さんに頼もしささえ覚えている自分に気づき、慌てて心の中で否定しました。
 『本当に、まずい・・・もうパンティが見えている。この辺で止めないと・・・』
私は必死で何か言おうとしたのですが、結局何も言えませんでした。

 「はい、かがんだままスカートまくる!!」
高橋さんの非情な指示に妻は一瞬躊躇しましたが、結局素直に応じました。
ストッキングをはいていない妻のお尻にパンティが少し食い込み、左側だけ、お尻とふとももの間の肉が盛りあがっていました。
 「おっ、奥さん半ケツだ。」
鈴木さんが下品に指摘すると、妻はまるで女子高生がブルマーを直すように、恥ずかしそうに食い込みを直しました。
 「そのまま、前を向いてください」
妻はパンティを見せたまま、こちらに向きかえりました。
妻の体は少し震えていました。
 「あれ、奥さん寒いですか?」
 「いえ、大丈夫・・・」
妻が、蚊の鳴くような声で答えました。
我が家のリビングには、高橋さんの声と『パシャ、パシャ』というシャッター音しか聞こえません。
だれもが静かにその展開を見守っていました。

 「そろそろ、スカートとってもらえますか?」
高橋さんの言葉に、妻は泣きそうな顔で首を横に振りました。
 「これで最後にします。ソファーに座ってもいいですから。」
高橋さんの言葉はまるで催眠術のようでした。
妻は観念したようにホックに手をかけ、スカートを脱ぎながらソファにー座りました。
 『パシャ、パシャ』
その様子を一部始終、高橋さんのカメラが追っています。
妻が脱いだスカートを太ももにおいていると、
 「しわになりますよ」
と副会長が取り上げてしまいました。
とうとう妻は、下はパンティ、上はブラウス姿の恥ずかしい格好にさせられてしまったのです。
 「奥さん、エッチですねえ」
高橋さんがしらじらしく言いながらカメラを向けます。
 「・・・」
妻はまた俯いてしまいました。
 「じゃあ、こんどは、上ですね」
そんな妻にお構いなしに高橋さんは続けます。
 「ええっ・・・もうだめです。」
妻はブラウスの合わせ目を両手でしっかりと握りました。

 「ブラジャーも見せてください。これで終わりです。」
ここまでくると、妻も抵抗するだけ無駄と思ったのか、黙ってブラウスのボタンに手をかけました。
「ストップ!そのままこっちを見て」
高橋さんは、いちいち妻の動きを止めながら『パシャ、パシャ』と撮りまくります。
先ほどからチラチラとのぞいていた白いブラジャーがゆっくりと現れました。
形のよい乳房を自然につつみ、妻によく似合っています。
 「いいですね、奥さん。いつもつけてるやつですか?」
 「え。ええ・・・」
 「サイズは?」
 「85のCです。・・・」
 「いつも白なんですか?」
 「ええ、まあ。」
 「他にはどんな色のを持ってるの?」
 「え?」
 「教えてください。」
 「・・・ピンクとか、水色です。」
 「ほう、それはいい。清楚な奥さんにぴったりですね。」
高橋さんは妻との会話を楽しみながら『パシャパシャ』とシャッターを切ります。
まるで、カメラでブラウスを脱がしているようでした。
気がつくと、ブラジャーとパンティ姿でソファに座らせられてしまった妻を、4人の男たちと一緒になって、私までもが露骨に視姦していました。
私の股間はすでにパンパンでした。
  1. 2014/09/09(火) 11:26:10|
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管理組合の役員に共有された妻 第1部 新年会で共有された妻 第1回

第1章 田中さんに口説かれた妻

 私たち夫婦と、マンションの管理組合の男性との間に起こった出来事について告白します。

 一年半ほど前、永年住み慣れた社宅を、35歳の年齢制限のために退去せざるを得なかった事情と、一人息子の小学校入学を機に、私は一念発起し、ついにマイホームを手にしました。
中古ではありますが、駅からもそれほど遠くなく、予算内でよい物件に出会ったことに非常に満足しておりました。
32歳の妻は、私が言うのもおこがましいのですが、清楚な美人タイプの淑やかな女性で、派手な人が周りにいない生活が性に合ったらしく、穏やかな近所づきあいをそつなくこなしていました。

 ちょっとした事件が起こったのは、去年の暮れでした。
私たちのマンションの駐車場は防犯上日中もシャッターを閉めており、入居者の出入りの際は、各自がリモコンで開閉操作をするのですが、妻が車の運転を誤り、シャッターにぶつけて壊してしまったのです。修理の見積もりは60万円でした。
 マンションの組合規定では、当然シャッターの修理費用は個人負担になっていますが、管理組合の副会長は妻に同情し、何とか管理費から捻出することを申し出てくれました。
もちろん、このことは会長を含む管理組合の役員にも秘密にし、表向き修理代は私が負担したことにする、と言うのです。
負い目を感じながらも、家のローンと車の修理代を抱える私にとって60万円の負担は重く、ついお願いしてしまいました。

 年内にシャッターの修理も終え、気持ちを新たに新年を迎えていたところ、副会長から管理組合の新年会へのお誘いを受けました。あの事故以来、できるだけ管理組合に協力し、年末の雑務などの手伝いをしていた私は、すっかり役員たちとも打ち解けていました。
 「せっかくだから奥さんも連れてきなさい。例の件で、奥さんとも話しておきたいことがあるし・・・」
副会長が微笑みながら、妻の同席を促しました。
 『例の件、って解決済みじゃ・・・』と思ったものの、当然口に出せるはずもなく、また、今後のこともあるので妻にも役員と仲良くさせておいた方がいいと思い、それでは、と我が家に招待することにしたのです。
妻も当然よろこんで承諾し、1月中旬の土曜日に遅ればせの新年会をすることが決まりました。
副会長の言い回しが気になりましたが、妻には「みなさんのご機嫌を損ねないように、うまくやってくれ」とだけ言っておきました。

 当日は、子供を妻の実家に預けました。妻は、白いブラウスと黒いラメ入りのカーディガン、ひざ上のベージュのミニスカートを穿いていました。
お尻に張り付くほどタイトで、パンティの線が浮き出るそのスカートは、私のお気に入りでした。
白いブラウスも妻が持っているものの中では、一番高級感のあるものでした。妻は下着が透けるのを気にしておりましたが、密かに妻のエッチな格好を他人に晒したいという願望を持つ私は、役員たちにジロジロ見られる妻を想像して、一人で軽い興奮を覚えておりました。

 7時ごろ、副会長の田中さんを先頭に、鈴木さん、山本さん、高橋さんの4人がそろってやってきました。
 私たちのマンションでも、役員は立候補で決めることになっておりますが、誰もなり手がいないので、実際は1年ごとの持ち回りとなっています。今の会長も全くの「名誉職」で、管理組合の仕事には全く関心がない様子でしたので、実態は副会長が中心となって取り仕切っているのでした。
10年前に会社を定年退職し、以来暇に任せて自ら進んで管理組合の仕事を続けている副会長は、マンション内においてもっとも頼りにされておりました。
 鈴木さんも、最近会社をリストラ退社したため、50代前半にして無職になってしまいましたが、もともと世話好きらしく、再就職活動の傍ら、副会長の右腕となり役員会を運営しているようでした。
 山本さんは、40代前半の某有名企業の課長さんです。
とても真面目な性格で、普段は忙しくて役員会の仕事にはあまり参加できないのをたいへん気にしておられるようでした。
 高橋さんは、役員会で唯一の独身で、30代前半のフリーターです。
このマンションには、ご両親と同居していると聞いております。
役員4人についてこれまで私が知っていたことは、せいぜいこの程度だったのですが、その日、みんなの本当の性質を嫌というほど思い知らされたのです。

 さすがに、気心のしれた役員たちは、最初から盛り上がっていました。
妻も気を使い、半日掛けて作った手料理を勧めたり、お酌をして回っていました。
慣れないおじさんたちとの会話で、妻も緊張していたと思います。
お酌をするたびに、妻もお返しをされるので、もともと酒に強くない妻の顔は、すぐにうっすらとピンク色に染まりました。
私もみなさんに相当飲まされ、すぐにいい気分になり、妻が鈴木さんのコップでビールのお返しをされているのを見て、『間接キッスだなー』などと、呑気な軽い嫉妬と興奮を感じたりしておりました。

 一時間ほど経ち、妻がちょうど副会長にお酌をしている時、副会長が私と妻にこっそり言いました。
 「例の件だけど、ちょっと困ったことになりそうなんです・・・・」
 「え?」
 「他の役員が、感づいているような気がするんですよ・・・」
 「そんな」私は、急に胸がドキドキしてきました。
 「一応、山本さんが会計係なんですけど、私がごまかした60万円分が合わないって、本人が責任を感じていろいろと調べているみたいなんですよね。」
 「今さら、困ります。」
60万円も痛いのですが、不正をしたことがマンション内に知れてしまうことに、私は恐怖すら覚えました。
せっかくのマンション生活が、今後ずっと後ろ指を差されながらすごさなければならなくなるかも知れない・・・・そちらの方が重大でした。
 「私も、いろいろと手を回したつもりなんですが、山本さん真面目だから・・・・。」
 「・・・・・・・・・・・・」
 「こうなったら、ここにいる役員を巻き込むしかありませんね。」
副会長が、困ったような顔で言うので、私たちもうなずくしかありませんでした。
 「でも、どうするんですか?」
 「ええ。ころあいを見計らって、私が、一人一人に打ち明けて、説得します。」
 「大丈夫ですかね。」
 「大丈夫。みなさん分ってくれますって。ご主人と奥さんは、みなさんの理解が得られるように、一生懸命みなさんにサービスしてあげてください。そうですね、接待するような気持ちでお願いします。」
私と妻は、顔を見合わせました。
 「どうする?」と妻。
 「仕方ない、みなさんともっと仲良くなれば、なんとかなるでしょう。」
酔っ払っていた私は、すぐに開き直って、再びお酌をして回り始めました。
妻も、「接待」という言葉を意識したのか、カーディガンを脱ぎ、ブラウスとミニスカートで鈴木さんの横に座りました。

 「おお、奥さん。いいシャツ着てるね。」
相当酔っていた鈴木さんも上機嫌で、妻のブラウスを盛り上げる乳房のふくらみをチラチラ見ていました。
 「ありがとうございます。」
今日は、みなさんとのはじめての飲み会なんで、オシャレしちゃいました。」
 「そういう、スケスケのって、なんていうんだっけ・・・スケルトン・・・?だっけな」
 「シースルーじゃないですか?でも、そんなに透けてます?」
 「おお、スケスケですよ。ブラジャーのレースの感じもわかりますよ。」
 「もう、鈴木さんのエッチぃ!」
妻は、笑いながら軽く鈴木さんを叩くしぐさをしました。
妻が無理をしているのは明らかでしたが、『結構うまいな』とも思いました。

 やがて鈴木さんは、声を落として、こちらの方を伺いながら、ひそひそ話を始めました。
自然、妻の体も鈴木さんに寄り添うようになっています。
妻も酔っているせいか、お酌をするたびに、鈴木さんの腕に乳房が触れているのに気づいていないようでした。
何を言っているのか聞こえませんが、妻は相づちを打ったり、笑ったりしています。

 気がつくと、妻が自分でブラウスの合わせ目をすこし開き、何か言っていました。
鈴木さんも妻の胸元を覗き込んで、何か言っています。
 『いったい、どんな会話をしているんだ・・・・』
と非常に気になったものの、こちらも山本さんや高橋さんの相手をしながらですので、妻の方ばかりを見るわけにもいきません。
 やがて、鈴木さんと妻の様子を見て、みんなが妻の周りに集まってきました。
 「鈴木さん、さっきから何やってるんですか?」
 「いやあ、奥さんにブラジャーをチラッと見せてもらってたんです。」
酔っ払った鈴木さんは、私が聞いているのもかまわずに、平然と言ってのけました。
 「嘘ですよ。見せてたわけじゃありません・・・」
妻はちょっと怒った風に言いましたが、顔は笑っています。
 「鈴木さん、ずるいなあ。奥さん、われわれにもすこし拝ませてくださいよ。」
副会長がそう言いながら、私のほうに目配せをします。
 『こういうことか・・・』
と私も理解しました。
 『みんなを丸め込むためなら、下着を見られるくらい、いいか』。
それに、下着を覗かれる妻に内心異常な興奮を覚えていたのです。
 「ねえ、ご主人、いいでしょう?」
副会長が、私に許可を求めます。
 「そうですね。たいしたもんじゃないですけど。」
私は寛容な夫の振りをして、笑いながら答えました。
 「えー。ちょっとお、信じらんなーい。」
妻の呂律も少し怪しくなりかけています。
 「私も、胸元からチラッと見えるブラジャーが大好きなんですよ。」
副会長は、わざとそう言って妻のブラウスの合わせ目を指でつまんで、中を覗き込むようにしました。
 「奥さん、白ですね。」

 副会長の仕草に、私は妻からOL時代に痴漢に逢った話を聞かされた時のことを思い出しました。
通勤電車で毎朝同じ男性に狙われていた、という妻の話を聞き、相手の男に憤りながらも、なぜか今までに感じたことのないような、もやもやとした興奮を覚え、以来、私は妻が他人に晒されたり、弄ばれたりしているところを想像し、そのようなシチュエーションのビデオや、官能小説ばかりを好むようになったのです。
そして、それが今、実際に自分の目の前で起こるかもしれない・・・。
私の股間は自らの妄想に固く反応していました。

 「奥さん、ちょっとこっちも向いてくださいよ。」
声を掛けられて振り向くと、高橋さんがカメラを構えていました。
  1. 2014/09/08(月) 16:09:16|
  2. 管理組合の役員に共有された妻・エス
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侵略 最終回

◆終章 独白

 亜紀美と修造が旅立った翌朝。誰もいないわが家で、私は目覚めた。
(今頃、叔父と妻は二人きりの朝を迎えているのだろうか)
空はどこまでも碧く澄んでいる。吹き抜ける一陣の爽やかな風。
(それならそれでいい……いや、そうあってほしい)
 愛する者を盗まれることに暗い悦びを覚えずにいられない。思春期に開花させられた屈折した性癖。
 封印していた過去が解き放たれて以来、私は叔父に、妻を寝取るお膳立てをしてきたような気がする。
 叔父の同居を拒まなかったこと。妻と二人きりになる時間を作ったこと。会社から電話の一本すらしなかったこと。温泉宿で先に眠ったこと。三日間の出張を請けたこと……すべては関係の進行を望む潜在意識ゆえの行動ではなかったのか。
 なのに今、私の心はこの空のように晴れ渡ってはいない。
(それは、俺が……)
 想いは忌まわしい記憶の続きへとリンクする。

 ……母の四十九日を終えた夏の夜。体調を崩した私は、一人きりになったアパートで寝込んでいた。
(……このまま死んでしまうのかな……)
 押し寄せる孤独、不安。朦朧とした状態がふと途切れた時、何かが布団に侵入してきた。
「じっとしていろ。何も心配することはない」
 修造だった。寝間着代わりのトレーナーが脱がされ、パンツを降ろされていく。
「……ああ……叔父さん……」
 強い者に支配され、服従する安堵感。私は涙を流しながら、叔父を受け容れた……

 あれは現実の出来事だったのだろうか。高熱が見せた束の間の夢だったのか……わからない。
 確かなのは、深い怖れと激しい憎悪、そして倒錯した愛の結晶こそ、叔父に対する私の感情の真実だということだ。

 私は修造に亜紀美を盗まれ、亜紀美に修造を奪われてしまった。狂おしきパラドックス。救いのない迷宮。嫉妬が切なく胸を焦がす。
 もしも修造と亜紀美が帰ってきたとしたら……。
(……二人を殺してやろう……)
 もう手放しはしない。愛する彼らを永遠に私だけのものにすることで、杉山家二代にわたる呪われた物語に終止符を打つのだ。
 無論、私とて生きてはいない。
(父さんがいる。母さんもいる。皆で愛し合いながら、仲良く暮らすんだ)
 書斎のデスク。引き出しからハンティングナイフを取り出し、刃に宿る鋭い磨光を確認すると、ジーンズのポケットに仕舞った。官能的な恍惚に包まれていく。
(俺は……幸せだ……)

 そして私はデスクトップPCを起動する。掲示板に新たな書き込みをするために……。

<侵略 完>
  1. 2014/09/08(月) 15:45:31|
  2. 侵略・流石川
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侵略 第22回

◆第二十二章 ある告白掲示板への投稿<6>

728 無題 投稿者:匿名 投稿日:○月×日

 ついに、この日がきてしまいました。
 私は家庭を棄て、叔父と北へ向かいます。主人には新潟での法事ということになっていますが、まったくの嘘です。

『小さな町へ行って、二人で暮らそうじゃねえか。誰にも邪魔されずによ』
 不意に告げられたのは、一ヵ月前のことです。
『そんなこと……できません……』
『じゃあ俺と別れられるのか? あん? おまえはもう俺のものなんだよ』
 叔父を愛しているのか。そう問われれば答えは「No」です。でも……。
『……どうやって……生活していくんですか……』
 そういう質問自体が、叔父を受け容れ始めている証になるのでしょう。
『まかせとけ。と言いたいところだが、俺も歳だ。おまえに食わしてもらって悠々自適と願いたいね』
『……そんな……私……資格も何も持っていないし……』
『この身体があるじゃねえか。たっぷり稼げるぜえ』
 女の部分を無骨な指で荒々しくまさぐられました。それだけで、じんわりと熱くなるのがわかります。

『どのみち私たち夫婦は終わり……でも、どうしてこんなことを?』
 自分から身体を開き、挿入の姿勢を取りながら尋ねました。
『俺はな。兄貴が羨ましくてたまらなかった。頭は切れる。とびきりの別嬪を娶る。生まれたガキまで可愛くてたまらねえときた。俺には到底できねえことさ。だから俺は、すぐ傍で兄貴一家の幸せを見守っていられりゃあ良かったんだ』
 一拍の間を置いて、根元まで一気に挿入されました。
『だけど、あいつらは俺を邪魔者扱いしやがった。可愛さ余って憎さ百倍ってやつさ。だったら、その幸福を徹底的に破壊してやろうと心に決めたのよ』
 何度受け容れても息苦しいほどのものが、胎内で動き出します。
『兄貴の会社がヤバくなった時、俺は手伝うふりして株主たちの不信感を煽ってやった。潰れたのは当然だ。そして兄貴は死んだ。本当に自殺だったと思うか?』
 ひと際強く突き上げられました。
『エリートってのはな、いざとなっても死ぬ度胸すらねえ野郎が多いのさ。だから……ふふふ、証拠はねえよ。まあ、あったとしても今年で時効だ』
 恐ろしい告白を聞かされているのに、心も身体も官能に炙られていきました。
『義姉さんは、ずっと俺の憧れだった。最初は復讐のつもりだったのに……心底惚れちまったんだ。でも、女に愛されたことのねえ俺には、愛し方がわからなかった』
 律動が速まっていきます。自分の言葉に興奮しているのか、いつもより早く射精するようです。
『大事にしようと思えば思うほど力が入って壊しちまう。その気持ちがわかるか? ええ? わかるかよ!』
 子宮の奥で灼熱が弾けました。
『……俺は……こういうふうにしか……生きられねえんだ……』
 息を整え、目を開くと、叔父の目は潤んでいるように見えました。
『……可哀相なひと……』
 初めてこの男をいとおしく感じました。
  1. 2014/09/08(月) 15:44:41|
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侵略 第21回

◆第二十一章 旅立つ二人

「年明けに、新潟で親父の法事があるそうだ」
 修造が告げたのは、年の瀬も押し迫った頃だった。叔父の父、つまり、私の祖父の法要である。
 杉山の本家と修造は長らく絶縁状態にあるはずだ。いぶかしむ私に、
「時の流れは大概のことを解決してくれる。兄貴が死んで十五年。本家と分家のわだかまりは水に流して、一族の結束を強めようということだろうよ」
 杉山家の法事は親戚郎党を集め、何日間にわたり催される。参加するならば、平日も休まなければならない。会社員として微妙な時期にいる私が行けるはずはなかった。
「謙一郎は無理をせんでもいい。とはいえ、おまえも元々は嫡男の血筋だからな。素知らぬ顔というわけにもいくまい。俺と亜紀美さんで顔を出してこようと思う」

 その後の時間は瞬く間に過ぎた。
 例年のことながら年末年始は仕事に追われる。年内ギリギリまで働き、正月も三が日を自宅で過ごしただけで出社した。
「本当に謙一郎はよく働くな。勤勉なところは兄貴そっくりだ。自慢の甥っ子だよ」

 亜紀美と修造が新潟へ発つ日。朝からどんよりと曇っていた。
「今生の別れじゃあるまいし、見送りなんていらんよ」
 という叔父を押し切り、私は何とか時間をやりくりして東京駅まで見送った。
 十時十二分発、Maxとき三一七号。流線型のボディがホームへ滑り込んでくる。
「そうだ、謙一郎。帰ってきたら、おまえに話したいことがある。兄貴と……その……涼子さんのことでな」
「え……は、はい……わかりました」
 どれほどの憎しみを抱いていようと、修造本人の前では従順にならざるを得ない。なぜなら……。

「……じゃあ、あなた……元気でね……」
 亜紀美の言葉が私の思考を遮った。修造に付き添われ、車内へ入っていく。
「ああ……気をつけて……」
 別れ際に亜紀美の見せた、何かを訴えるような、哀しみに満ちた眼差しが妙に心に残った。
(もう二人は帰ってこないのではないか)
 ふと、そんな予感に襲われた。
  1. 2014/09/08(月) 15:43:41|
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寝取られ妻が本気で妊娠まで・浩二 (5)
ナース妻を寝取られて・由美子命 (10)
写真館派遣の妻・無知な夫 (7)
私の身に起きた事実。・ファイター (10)
イケメン部下と妻・・・リュウセイ (9)
変貌する妻・雄治 (18)
僕の厄年・田舎おやじ (10)
訪問介護・サンコウシン (6)
狙われた人妻・亜紀・恋愛小説家 (7)
マラソンを愛する妻・スポーツトレーナー (3)
妻が汚れてしまった・常陸の親方 (10)
妻は専務のおもちゃだった・道騎士 (6)
妻の二人の夫・妻を愛する夫 (27)
見えない檻・生き物係り (30)
美樹がやられた・無能な夫 (41)
愛妻を・・・・川島クロード (12)
序破急・中務 (75)
月の裏側・久生 (14)
婚約者の調教動画が見つかって (12)
官舎 送別会・公務員 (5)
撮られていた妻・スネ夫 (8)
夫婦の恩返し・赤とんぼ (8)
1話完結■職場関係 (20)
■義父または近親 (65)
妻は義父のモノ・クスコ (3)
イトコと親友に、そして・・・ ・正光 (16)
巨乳妻・ゆうき (18)
家族遊戯・六郎汰 (14)
疑わしい行動・圭太 (9)
妻の絶頂・こうくん (5)
■隣人または友人 (491)
はちきれそう・ゆう (7)
仕掛けられた糸・赤いかげろう (6)
本当のこと。・一良 (14)
リフォーム・とかげ (22)
友達・悦 (13)
悪夢・覆面 (10)
ビデオ・はじめ (4)
言えない真実、言わない真実・JOE (17)
私しか知らなかった妻・一樹 (3)
妻の秘密・光一 (54)
清楚人妻 一夜の陵辱劇 ~親友に騙された~・仁 (6)
俺が負けたので、彼女が手コキした (5)
惨めな自分・子無き爺  (6)
田舎・マス夫 (16)
秘密・POST (14)
新妻の幻想・TAKA (4)
遠方よりの友・ちかこmy-love (11)
管理組合の役員に共有された妻・エス (136)
団地・妄人 (50)
抱かれていた妻・ミリン (18)
パーティー・ミチル (33)
友人・妄僧 (7)
甘い考え・白鳥 (22)
乳フェチの友人・初心者 (6)
1話完結■隣人または友人 (7)
■インターネット (54)
チャットルーム・太郎 (19)
オフ会・仮面夫婦 (10)
ターゲット・アイスマン (5)
奇妙な温泉宿・イワシ (14)
落書きの導き・マルタ (4)
1話完結■インターネット (2)
■旅先のアバンチュール (63)
バカンス・古屋二太郎 (7)
妻との旅行で・けんた (5)
無題・ざじ (10)
A温泉での忘れえぬ一夜・アキオ (18)
露天風呂での出来事・不詳 (2)
たった1度の体験・エロシ (9)
旅行・妄人 (12)
■医者・エステ・マッサージ (62)
孕まされた妻・悩める父親 (7)
とある会で。 ・けんじ (17)
亜希子・E-BOX (14)
子宝施術サービス・かえる (23)
1話完結■医者・エステ・マッサージ (1)
■借金 (56)
私達の出来事・不詳 (9)
私の罪・妻の功・山城 (9)
失業の弱みに付け込んで・栃木のおじさん (3)
変貌・鉄管工・田中 (5)
借金返済・借金夫 (5)
妻で清算・くず男 (5)
妻を売った男・隆弘 (4)
甦れ・赤子 (8)
1話完結■借金 (8)
■脅迫 (107)
夢想・むらさき (8)
見えない支配者・愚者 (19)
不倫していた人妻を奴隷に・単身赴任男 (17)
それでも貞操でありつづける妻・iss (8)
家庭訪問・公務員 (31)
脅迫された妻・正隆 (22)
1話完結■脅迫 (2)
■報復 (51)
復讐する妻・ライト (4)
強気な嫁が部長のイボチンで泡吹いた (4)
ハイト・アシュベリー・対 (10)
罪と罰・F.I (2)
浮気妻への制裁・亮介 (11)
一人病室にて・英明 (10)
復讐された妻・流浪人 (8)
1話完結■報復 (2)
■罠 (87)
ビックバンバン・ざじ (27)
夏の生贄・TELL ME (30)
贖罪・逆瀬川健一 (24)
若妻を罠に (2)
範子・夫 (4)
1話完結■罠 (0)
■レイプ (171)
輪姦される妻・なべしき (4)
月満ちて・hyde (21)
いまごろ、妻は・・・みなみのホタル (8)
嘱託輪姦・Hirosi (5)
私の日常・たかはる (21)
春雷・春幸 (4)
ある少年の一日・私の妻 (23)
告白・小林 守 (10)
牝は強い牡には抗えない。・山崎たかお (11)
堅物の妻が落とされていました・狂師 (9)
野外露出の代償・佐藤 (15)
妻が襲われて・・・ ・ダイヤ (6)
弘美・太郎棒 (11)
強奪された妻・坂井 (2)
痴漢に寝とられた彼女・りょう (16)
1話完結■レイプ (5)
■不倫・不貞・浮気 (788)
尻軽奈緒の話・ダイナ (3)
学生時代のスナック・見守る人 (2)
妻・美由紀・ベクちゃん (6)
押しに弱くて断れない性格の妻と巨根のAV男優・不詳 (8)
妻に貞操帯を着けられた日は・貞操帯夫 (17)
不貞の代償・信定 (77)
妻の浮気を容認?・橘 (18)
背信・流石川 (26)
鬼畜・純 (18)
鬼畜++・柏原 (65)
黒人に中出しされる妻・クロネコ (13)
最近嫁がエロくなったと思ったら (6)
妻の加奈が、出張中に他の男の恋人になった (5)
他の男性とセックスしてる妻 (3)
断れない性格の妻は結婚後も元カレに出されていた!・馬浪夫 (3)
ラブホのライター・され夫 (7)
理恵の浮気に興奮・ユージ (3)
どうしてくれよう・お馬鹿 (11)
器・Tear (14)
仲のよい妻が・・・まぬけな夫 (15)
真面目な妻が・ニシヤマ (7)
自業自得・勇輔 (6)
ブルマー姿の妻が (3)
売れない芸人と妻の結婚性活・ニチロー (25)
ココロ・黒熊 (15)
妻に射精をコントロールされて (3)
疑惑・again (5)
浮気から・アキラ (5)
夫の願い・願う夫 (6)
プライド・高田 (13)
信頼関係・あきお (19)
ココロとカラダ・あきら (39)
ガラム・異邦人 (33)
言い出せない私・・・「AF!」 (27)
再びの妻・WA (51)
股聞き・風 (13)
黒か白か…川越男 (37)
死の淵から・死神 (26)
強がり君・強がり君 (17)
夢うつつ・愚か者 (17)
離婚の間際にわたしは妻が他の男に抱かれているところを目撃しました・匿名 (4)
花濫・夢想原人 (47)
初めて見た浮気現場 (5)
敗北・マスカラス (4)
貞淑な妻・愛妻家 (6)
夫婦の絆・北斗七星 (6)
心の闇・北斗七星 (11)
1話完結■不倫・不貞・浮気 (18)
■寝取らせ (263)
揺れる胸・晦冥 (29)
妻がこうなるとは・妻の尻男 (7)
28歳巨乳妻×45歳他人棒・ ヒロ (11)
妻からのメール・あきら (6)
一夜で変貌した妻・田舎の狸 (39)
元カノ・らいと (21)
愛妻を試したら・星 (3)
嫁を会社の後輩に抱かせた・京子の夫 (5)
妻への夜這い依頼・則子の夫 (22)
寝取らせたのにM男になってしまった・M旦那 (15)
● 宵 待 妻・小野まさお (11)
妻の変貌・ごう (13)
妻をエロ上司のオモチャに・迷う夫 (8)
初めて・・・・体験。・GIG (24)
優しい妻 ・妄僧 (3)
妻の他人棒経験まで・きたむら (26)
淫乱妻サチ子・博 (12)
1話完結■寝取らせ (8)
■道明ワールド(権力と女そして人間模様) (423)
保健師先生(舟木と雅子) (22)
父への憧れ(舟木と真希) (15)
地獄の底から (32)
夫婦模様 (64)
こころ清き人・道明 (34)
知られたくない遊び (39)
春が来た・道明 (99)
胎動の夏・道明 (25)
それぞれの秋・道明 (25)
冬のお天道様・道明 (26)
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タガが外れました・ひろし (13)
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