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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

家主 第26回

取っても、取っても、毛むくじゃらな股間を汚す白濁はとても取り切れるような量では無かったが、口舌での後始末を命じられるままに舌を這わせ次々に絡め取る。
今までにも茎吸いで自失した夫の射精を口腔内で受けとめたことは何度も有ったが、ひひ親父のそれは、全くの別物のようにさえ感じる。
水っぽい夫の液体と違って、垂れ落ちても形さえ崩さない上に色も白というよりもクリーム色に近く、夫の米の洗い汁のような白濁よりも数十倍の濃度が有りそうだった。
こんなに濃かったら精虫の量だって桁違いなんだろうな。
垂れ落ちて殖栗の皺肌を汚す練乳のようなザーメンを舐め清めながら、目には見えない夥しい数の生命を想像していた。
ひと舐め、ひと舐め流れ込む液体の細部に渡りうよめく生き物が口の中で溢れている。
驚くほど大量に放出されたザーメンは舐め取っても舐め取っても、まだまだ股間全体にへばり付いているし、ベッドのシーツにはオネショ染みのような大きな地図を描き自分の股間と未だに糸を引いて繋がっている。
どれほどの生命が無益に地に放たれたのだろうか。その数は想像を絶する数であろう。
しかし、自分の子宮にも確実にこれら競争に打ち勝った一握りの兄弟が存在しており、命を繋いでいる筈だった。
これほどの力強さを有するひひ親父の分身が、ただの一体も残さずに全滅する事は絶対に有り得ないだろう。私がひひ親父の子を宿さないですむ最後の希望は昨日の性交で夫の精子が着床を果たしている事、これを祈るのみだが、もしもそれが果たされていたとしても、ひひ親父の精子は夫の精子を難無く追い払ってしまいそうな、そんな気さえする。

口だけでは、とても掃除しきれない量をそれでも懸命に磨く。
口腔内は直ぐに白濁で一杯に成り、強烈な嘔吐感と闘いながら必死で喉奥に次々と飲み込む。だが、その生臭さで次第に気分が悪く成って来ている。すきっ腹に大量に飲み込まされたザーメンが胃の中で凭れて来ている。
「大家さん・・・。もうこれ以上は無理です、幾ら何でも飲み切れません・・・。ティッシを使わせて。」
懇願するのだが、ひひ親父は「あー、いい気持ちじゃ・・・もっと、ベロベロやってくれや。」などと言うだけで一向に取り合わない。
放出後やや硬度を失っていた、男根は舌腹の刺激で再び頭をもたげ始めている。
すごい・・・。眼前でブルブル胴震いを見せる巨根は完全に復活を遂げており、その威容は先程までの激しい交合を再び思い起こさせ、被虐的な胸の締め付けを感じる。

ひひ親父は嘶く男根を私の口に捻じ込み、頭の両サイドを鷲掴み激しく出し入れを開始する。
大口を開いて飲み込まされた巨根が我が物顔に口の中を支配する、あまりの苦しさで涙が零れ、今にも胃の中の物を吐き出しそうだった。
苦しくて苦しくて、突き飛ばして逃れたいような気持ちとは裏腹に官能が再び口を開いて訪れつつあり自身を戸惑わせる。
「梓・・・。もう一回、いかせてくれ・・・。今度はあんたがわしをいかす番じゃ。」
「ふ・・・ふん・ふ・ふんん・・・」
飲み込んで唾液を塗し込み、舌腹を擦り付けて、出し入れを続ける。そして、とても入り切らない根元に両手を添えて扱きをくれて、ひひ親父の官能を追い込む。
「あー・・・あー・・・ええぞ・ええぞお・・・梓・あっ梓ああああ・・・」
喉の奥で先端が大きく膨れ上がるのを感じた。手の動きを一層早めて追い込む。
「うおおおおおお・・・・・」
唸り声を耳にすると同時に、睾丸がポンプのように収縮して激しい射精が口内で発生した。
喉奥で放出を感じ慌てて頭を上げようとしたが、ひひ親父は両手で後頭部を抱え込み更に力を込めて押さえ込む。
頭を上げるどころか、もっと深みまで飲み込まされて。そこで暴力的な射精が繰り返し繰り返し襲って来る。
飲み込まなければ窒息してしまう・・・。必死に喉仏を蠢かせ呑下するのだが射精のスピードに付いて行く事が出来ない。筒一杯に溢れ尚も吐き出されるザーメンが行き場を失う。

ブバッ!
一杯に巨根を含んで隙間が無くなっている唇の端から激しい勢いで白濁の飛沫が飛び散る。それは口ばかりか鼻の穴からもダラダラと溢れ出て、呼吸を完全に遮断する。
顔を真っ赤に紅潮させ殺されるのを待つ心境に陥った。
「ふああ・・・最高だあ・・・梓よ最高の心持ちじゃあ・・・。」
後頭部の手が緩められ、男根がゆっくりと外される。
思いを再び遂げて大の字で寝転がるひひ親父の傍らに取り残された私は、あやうく危機を逃れ「げえ!げえ!」と激しくむせ返りながら口内を焼き尽くした白濁を吐き出そうとしていたが、大量の粘液は容易く吐き出す事さえ出来ず。口から重く垂れ下がり顎から喉元乳房にかけてベットリと張り付く。また、鼻の穴に残ったままの液体も容易には出ては行かずに呼吸を遮る。
「はあ・・・はあ・・・」
やっとの思いで口から空気を取り込んだ私の耳に冷たい物が押し当てられた。

「まだまだ、時間が掛かりそうじゃよ・・・。亭主の予定を確かめとけよ。」
耳に当てられたのは、私の携帯電話で既に夫の携帯を呼び出す通信音が聞えていた。
「や、息が出来ないの・・・これじゃ・・・話せません。」
しかし、時既に遅く夫の声が「はい!」と響いた。

「うまく、ごまかしたな。上出来だよ・・・駅前のPOCOだってさ・・・ふふん・・・梓、お前も悪だよなあ。」
「何て事を・・・酷すぎます。勝手に電話したら・・・ああ言うより無いじゃないですか・・・。」
「いや、いや、わしは梓を誉めとるんじゃよ。よう出来た演技じゃ思うてな。アドリブであれだけ喋れりゃバラエティ番組のレギュラーにでも成れるぞ。ははは・・・」
「・・・。もう充分でしょ。今日はもう帰ってください・・・。主人もじき帰りますから。」
「いや、いや、充分なら電話なんぞさせやせんよ・・・。そうか旦那は、もうすぐ帰るか。どうしたもんかのう・・・。」
しばし思案顔を覗かせ腕組みをしていたひひ親父だったが、おもむろに私から携帯電話を奪うと何処かへ通話を始めた。
「わしじゃ、おう・・・。どうせ暇じゃろ。今すぐ家に帰って来い。ああ・・・鍵を掛けて出て来りゃ良い・・・。かまわん電話は何時ものようにお前の携帯に転送されるようにしておけ。いいな、直ぐじゃぞ・・・帰ったら隣へ来い・・・。ああ・・・そうじゃ101号室じゃ、分かったな。早くじゃぞ。」
何処へ掛けているのだろう・・・?ひどく不安な気持ちに支配される。
「おっと、帰りにコンビニでも何でも良いから食いもんを買って来い。二人分じゃ。ええか、早くじゃぞ・・・。」
  1. 2014/06/11(水) 06:24:09|
  2. 家主・えりまきとかげ
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家主 第25回

「う・・・うっうっ・・・」
腰を固定していた両手は背に回され、強く掻き抱かれ口腔を濃厚に舌で犯され、鼻から引っ切り無しにうめきがもれ出ていた。
自由を取り戻した腰の中心には亀頭の楔が依然として打ち込まれたままで、そこから伝わる電流が、支えを失った中腰の姿勢を維持する事を困難にしていた。しかし上半身は抱き抱えられ動きを封じられているため、矛先を交わすには尻を打ち振るしか手立てが無かったのだが、膣口にがっちり食い込む亀頭は、いくら尻をずらしてみても決して外れる事は無かった。

膝を折り曲げ爪先立つ足下に限界が訪れつつあった。ひざはがくがく前後に揺れ動き、脹脛には痙攣を起こす前触れの引き攣るような痛みを感じる。
ドロドロに潤み切った股間は更に多量のジュースを溢れさせており、膣口から連なる太茎をズルズルに泥濘ませている。このまま、腰を降ろせば否応無く長大な勃起をはらわたまで飲み込む事に成ってしまう。
必死で危機から逃れようとひひ親父の肩に手を掛け身体を浮き上がらせようともがくのだが、脇の下から後頭部、腰骨にかけてしっかりロックされておりびくとも動かせなかった。

前屈みに丸まった背中に回されたひひ親父の腕が上から体重を乗せてくると、耐え続けていた膝の辛抱も遂に事切れた。
踏ん張って耐える左の膝がまず崩れ落ち、ベッドに片膝を降下させる。とたんにメリメリッと太茎が斜交いにめり込んで来る。あまりの衝撃で右の脹脛が悲鳴を上げ両膝でベッドにしゃがみ込み膝立ちになる。入り口付近を押し広げていた掘削機が更に身奥を拡張しながら前進し、子宮口にハンマーでぶっ叩かれたような痛みが襲う。捻じ込んで来た極太の一物で膣内の襞と言う襞が押し広げられ裂けてしまいそうな恐怖感が襲った。

夫とのセックスでは、決して到達する事の無かった子宮口が猛烈な勢いで押し潰される。
「かは・・・はああ・・・ぐっ・ふ・・・」
押し広げられる痛みは衝撃的な快感へと変わっていた。必死で官能と戦うのだがとても勝ち目は無かった。
「どうじゃ?梓よ、亭主とは比べ物に成らんじゃろうが?」
大きく何度も頭を振った、夫とのセックスとは全てにおいて次元が違っていた。
子宮口をこれでもかと言わんばかりに抉っておきながら、未だ全長の半分ほどを余したままだった。

ひひ親父は、再び大きな尻に手を回して円を描くように牝肉を捏ねくる。
「あああ・・・・ひっ!・・・おおおおお・・・だっだめー!」
「ほれほれ、どうじゃ、どうじゃ。まだ、もつか?ええ・・・梓」
「う―――ん・・・んっん・・・もう、もう・・・」
尻肉を揺り動かす手の動きを早め、梓の官能を追い詰める。
「うきー!いいい・・・いっちゃうー!あああーお・・・あーおおおおおおおお」
口から涎を垂れ流しながら、高らかに絶頂を告げる。
髪を振り乱し首を狂ったように振りまわしながら、肩を突っ張らせベッドに踏ん張る。
狂態を確認すると、ひひ親父は連結を解かぬまま梓をベッドに押し倒し、膝の裏を両肩に乗せ上げ官能の渦の真っ只中でのたうつ身体を海老のように小さく折り曲げて組み敷くと、真上から強烈な一突きを打ち込む。
「あぎ――――――――ッ!」
断末魔の悲鳴が鳴り響き、ひひ親父の背に回された指が力の限り爪を肉に食い込ませる。
根元まで完璧に食らい込まされ、切っ先が臍の下まで侵入しているのが感じられる。
ズンッズンッズンッズンッ!ただでさえ奥の壁が強烈な衝撃を受けているというのに火花が散るほど連続して打ち込まれ、悲鳴を発し続ける喉奥から刺し貫かれた先端が飛び出して来るのではないかとさえ思われた。

ひひ親父との肉交は、梓の想像を遥かに超えていた。
様々に体位を入れ替えながら延々と喜悦の声を搾り続ける。しかも激しい腰使いは止まる所を知らず、そのスタミナは無限を感じさせる。

四つん這いで犬のように髪の毛を引っ掴まれて、丸々と突き出されたブイのような尻を見下ろしながら激し過ぎるストロークを送り続ける。
パン!パン!パン!と、肉のぶつかり合う音が高らかに鳴り続ける。
「お・・・お願いです・・・も、もうダメ!これ以上したら死んじゃう・・・ねえ、もう許して下さい・・・。」
息も絶え絶えに懇願する。幾度、気をやらされたか皆目見当がつかなかった、もう精も根も尽き果て身体を支える事さえまま成らなかった。それなのにあそこだけは、まるで別の生き物でも有るかのように歓喜の汁を吹き続け、巨根に食らい付いている。
「もう、限界か?」
「は、はい・・・もう・・・。」
ひひ親父の抜き差しは、驚くほど長いストロークを送って来る。内部の肉襞と言う肉襞を奥へ奥へと捲き込みながら子宮の壁をひしゃげるくらい強く押し潰し、ズルズルと何もかも掻き出すように去って行くかと思うと全長を納めたままでグルグルと回転運動を加えるかと思うと、小刻みに抜き差しして一気に埋め込まれる。様々に変化をつけた動きに翻弄され尽くし、あまりの呻き声で喉は枯れ果て息も付けない。

「そうか、そうか。限界か・・・わしもそろそろフィニッシュじゃよ。だがのう、ちゃんとおねだりせんと願いは叶わんぞ・・・男を喜ばす言葉でお願いしてみい。わかるな?梓。」
ひひ親父の方も限界が近い事は、眉間に刻まれた立て皺が物語っている。
「はあ、はあ・・・何を・・・あああ・・・お願い、大家さん。い・・・一緒にイって。はあ、はあ・・・わ・私もうダメ、またイっちゃうう!」
「ほう、ほう・・・そうか、そうか・・・わしにイって欲しいのか、うんうん、よいじゃろう、よいじゃろう。わしもそろそろ堪らんように成って来おったからのう。けど、梓よこのままイってもエエかのう・・・?梓のオマンコの中で大往生したいんじゃがのう。」
「ああ・・・な・中はダメえ!最後に抜いてください。お願い・・・恐い!」
「それじゃあ、目的が果たせんなあ・・・。しょうがない梓が良いと言うまで、もうちょっと辛抱するかいのう・・・。」
再び激しい抜き差しを再開する。そうしながら眼下に見下ろす尻のおちょぼ口に右の中指を当てがう。噴き出す液体でベトベトに汚された蕾は何の苦も無く根元まで中指の侵入を許してしまう。
産まれて初めて味わう菊蕾への悪戯に、激しく狼狽し尻を揺り動かす。
「こっちは亭主にもさわらせとらんようじゃな。なあに直ぐにこっちでもセックスが出来るように広げてやるさ・・・。こっちの味も格別じゃぞ・・・。」
太茎でがしがし貫かれ、肛門への刺激も加わり又しても絶頂を迎えつつあった。
「いやあああ・・・もう・もう・・・はあはあはあ・・・うっくく・・・」
「我慢は身体に毒じゃぞ・・・素直に成ってみい、梓よ。本当は欲しいんじゃろ、わしの絶頂を身体の奥で噛み締めたいんじゃろう。正直に言うてみい。」
「あはあ・・・ひ・ひどい・・・ひどいです。うっうっ・・・そうよ、そうです・・・中に・・・中に欲しいの、でもダメ・・・許されません。」
「何が許されんのじゃ、これだけバカバカ嵌められ、気をやって・・・まだ、許されるとでも思ってるのかい。どうせ許されんのじゃ、ならば本能に従がえ・・・のう、梓。」
「うう・・・つ・辛いです・・・。はあ、大家さんのが欲しい・・・欲しいのう。でも・・・でも・・・。」
「ばれやせん、亭主の精子は絞ってあろう・・・。ばれやせん・・・ばれやせんぞ、梓。」
「うくく・・・」
涙が零れた。これほどまでに私を征服した男に最後の止めを差されたかった。しかし、それがどのような結果を招く事に成るのかも充分に分かっている積もりだった。されど幾ら抵抗しようともひひ親父の思いのままに種子を子宮に撒き散らされることに成るのは、火を見るよりも明らかだった。現に中で射精しようと思えば私が抗おうがどうしようがこのまま出してしまえば全ては終わるのだし、ただ私に同意させたいだけなのも充分に理解できた。ひひ親父にとって、それが私の屈服の証となるのだから。

「ほれ、ほれ。いつまでやせ我慢が続くかのう・・・。これでどうじゃ。」
尻の穴に突き刺さっている中指が激しい出し入れを開始した、膣の男根と呼応するように腹の中を掻き回す。
「く・・・ふうう・・・」
イってしまう・・・。またしてもイってしまう、ひひ親父の腰と指の動きに合わせるように独りでに尻が蠢き、自ら快感を追い求めた。もう、どうにでも成れと言う捨て鉢な思いがグルグルと子宮を掻けまわる。
「ああ・・・イくう・・・イっちゃうう・・・!お願い一緒に・・・一緒に・・・。お願-イイ!」
「このままいいか・・・出すぞ!いいんじゃなあ・・・。」
うん、うんと頷いた。最早、限界だった。夫への思いも・・・しがらみも・・・モラルも全て消し飛んで、ただ尻を打ち振り頂点を目指した。
「はい・・・はい・・・出してえ・・・一杯、一緒にイってえ・・・はうあうううう・・・」
「中じゃぞ、オマンコの中に出すぞお!ええなあ!ええんじゃなあ!」
「はい、はい。中で梓の中でイって-ああああ――――あ-あ-あおおおおおおお」

バチ-ン!バチ-ン!
尻と下腹部が激しくぶち当たる、太腿の付け根には大きな大きな、毬のような睾丸がビンタをくれるようにぶち当たる。
ひひ親父は、ラストスパートに入ったマラソンランナーのようにゼイゼイと息を切らしながら太鼓腹を揺すってピッチを上げる。
顔面は汗だくで口許で何やらぶつぶつと呟きを漏らす。
「梓あ・・・あ・梓。やっと、やっと、わしのもんじゃ!誰にも渡さん・・・わしだけの梓じゃあ・・・どうじゃ、どうじゃ・・・たっぷり種付けしたる・・・そうじゃ、種付けじゃ!孕ましたる・孕ましたるでえ・・・梓ア・・・梓ア・貯め込んどった子種じゃ・・・一杯出すぞお・・・逃がしはせんぞう・・・夢にまで見た梓の子宮じゃあ・・・ぶっ掛ける・・・ぶっ掛けるぞう!」
「あ・はあああ・・・イって、イってえ。一緒にイってエエエエ・・・アオオオオオオオ!」
激しく襞を擦り上げる巨根が更に膨れ上がるのを胎内で感じた。腿で感じていた睾丸のぶつかる位置が迫り上がり、今や肉芽を激しく叩いている。
「オ――オ!ウオオオ!出すぞ!梓!出すぞ!・・・全部食らえ!全部飲みこめええ!」
膨張を続ける男根が最大に膨れ、ひひ親父の口から歓喜のうめきが発せられた。
子宮を打ち続ける亀頭の先から熱い塊が噴き出したのを真奥で感じた。同時に私にも絶頂が訪れる、それは強烈な今までの絶頂を更に超越した最高峰の頂であった。
「オオオオ_・・・アアアアアア・・・イくう、イくう!ア・ガハア!」
顔をシーツに突っ伏し両手で枕を掻き抱き果てた。背は背筋に逆らうように仰け反り足のつま先が反り返る。シーツに埋まった顔は、涙やら唾液やら汗やらでぐちゃぐちゃに汚れており、白いシーツに溶けて流れ出し化粧の色をべっとり擦り付ける。
爆ぜたザーメンはあまりに大量だった。最初の爆発だけで男根の嵌り込んだ膣口から溢れたザーメンがシーツの上にボタボタと音を立て滴った。
立て続けに射出される度に滝のように結合部から流れ出し、シーツに盛り上がるように糸を引きながら次々に垂れ落ち、それでも巨大な睾丸がビクビク蠢く度に後から後から垂れ下がる。
梓も、次々に塊と成って子宮に叩きつけられるパワーに震撼させられていた。それはまるで口を塞いだホースの水を一気に開放したような、そんな激しいぶつかりが連続して胎奥の粘膜を焼き尽くしていた。

何度、発作が続いたのだろうか。恐ろしいほどの回数で完璧に注がれ、その度に気をイかされ、意識もうろうと成りながらベッドに崩れ落ちた。
上から、ひひ親父の巨体が覆い被さるように落ちて来て、部屋には粗い男女の息遣いとむせ返るような男性ホルモンの匂いが満ちていた。
うつ伏せに寝た尻の上に、ひひ親父の下腹部が乗っかっており二人の連結は未だ解かれていない。完全に尻の上に下腹を重ね合わせているというのに男根は、まだ子宮口に届いており、その長大さを新めて教えていた。
乗り掛かられている重量に耐えきれず腿を動かしてみて新たな衝撃を受けた。腿の周りは吐き出されたザーメンで沼のように成っており、身動きする度にズルズルと濃厚な粘液の滑りがモロに伝わってくる。
ベッドのクッションで沈んだ腿の半分ほどの高さにまで濃いザーメンが層となって貯まっている。
とうとう、取り返しの付かないことに成ってしまった・・・。
絞り尽くされた女の身体が本能で妊娠を伝えていた・・・。産婦人科など必要は無い。疑いでも、恐れでもなく・・・。確信を持って知覚していた。
  1. 2014/06/11(水) 06:23:20|
  2. 家主・えりまきとかげ
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家主 第24回

既に入り口は熱い滾りでベトベトに泥濘でいて、受け入れ体勢は万全の備えを整えている。
密着する矛先がぴたりと当てがわれ、今正に狙物を割裂く構えをとりながら上から止めど無く滲み出る潤滑液を頭部全体に行き渡らせる。
腰に置かれた両掌の十指の先が肉に食い込み、二の腕に筋肉の太い瘤を浮かび上がらせながら少しずつ、少しずつ尻を降下させる。
花弁の全てが丸々と肥えた先端部分で押し潰され、やや上方で真っ赤に充血した肉芽まで一度に捕らえていた。女性器の全部を覆い隠してしまう程の径を持つ亀頭部が容易く膣口へ潜り込めるとは考えられなかった。

「ああ・・・やっぱり、無理です・・・入る訳ありません・・・ふ・太すぎます。」
「そうじゃろう、そう思うのも無理ない事じゃ。じゃがのう梓、美穂だって他の女達だって、ちゃんと根元まで飲み込んだんじゃ。梓は子供を産んでおらんからそう思うんじゃろうが女子の性器はいくら太くとも、ちゃーんと男を受け入れられるように出来とるんじゃ。」
最先端の尖りが肉襞を掻き分けて更に粘り気を増した液を吐き出す膣口へ到達する。
「あああ・・・怖い・・・お願いですから、ちょ・・・ちょっと待って。」
「待ってどうなる!入れなければオマンコは、始まらんわい。ぐずぐずしとったら旦那が帰ってくるぞ。このような姿を晒してもええのか・・・どうなんじゃ。」
「あ・あの人には、み・・・見せられません・・・。どれほど傷つくか・・・。」
「そうじゃろう、そうじゃろう。妻が寝取られる瞬間を目の当たりにして傷つかん亭主など居りゃせんよ。ましてや留守中の自宅で、それも己が寝床の枕の上で白昼堂々と近所の顔見知りのお爺相手に山ほど本気汁を垂れ流しとるんじゃからのう。」
「いやあ~!やめて!」
両の耳を手で塞いだ、それは紛れもない事実・・・だが、決して耳にしたくない言葉だった。
先程までは、ほんの数センチだけ膣口に侵入していた亀頭部はズリッズリッとゆっくりゆっくり確実に連結を深めている。
大切な性器を破壊されるのではないかと言う不安感で狼狽した。とりあえず逃れたかった、後の事はそれから考えても遅くはない・・・無理やりこじ開けられる感覚が一歩一歩増して来て時間的な猶予は僅かしかなかった。
尻を逃そうと腰を引こうとしたが、脇腹と腹筋に食い込んだ握力は信じられないほど強靭だった。後ろへも上へも固定された腰はびくともしなかった。ただ、下に向かいゆっくりゆっくり降下を続けていた。
「何をそれほど恐れる・・・生娘でも有るまいに。わしゃあなあ梓よ幾人もの娘っこを大人の女にして来たんじゃ。一番若い娘は中学の三年生じゃった、もちろん発育のええ娘でのう乳もオケツも大人顔負けにパンパンに張り切った娘じゃったし、好奇心も性感も旺盛じゃったが、歳は紛れもなくあんたの半分じゃ・・・。もちろん痛がったさ、けどな最後には完全に気をやりおってエエ声を聞かせてくれよった。それからはわしとのエッチが病み付きに成ってしもうてのう・・・。二十歳を過ぎ人の嫁になった今でも、わしに抱かれに通って来おるんじゃ。昨日も久しぶりにやって来おったんじゃがの、今日の梓との記念すべき日に備えて放出には堪えたんじゃ・・・ふふ。辛かったんやで・・・。まあ、そんな小娘でも女子の性器は充分に丈夫に出来とってのう、三十路を迎えて成熟し切った梓に出来んわけは無いんじゃ。幼稚な事を何時までも言うとらんで覚悟を決めえや。のう梓よ。」

ひひ親父の亀頭は丸々と肥えていたが全長の長い円錐形をしており、狭まった切っ先は容易く道を切り開き、大きく張り出している根元のかりの部分まで外向きの緩いカーブを描きながら徐々に径を増す、この形状はきつく閉じ合わさる経験の浅い性器に道を付けるのに多いに力を発揮する。
梓の秘口は花弁を膣の内側にズルズルと捲き込みながら徐々に押し開かれ、今だ嘗て開けた事のない広さまで広げられている。
「ああ・・・き・・・きつい・・・もうダメ耐えられません。」
べそを掻くような表情で訴えるが、もちろん聞き入れられる筈は無い。両側の五指で引っ掴んだ腰骨から蜂腰に至っての左右への厭らしいほどの張り出しを総身の力を集中して押し下げる。
「ぐうっ!」
声にならない悲鳴が貫通を伝えた。
巨根の先で圧倒的な存在を掲示した矛先は最太に張る返しのかり首までを一気に内へ消し去る。矢が貫いた肌は中に埋没した大玉に内側から押し上げられ股間部を盛り上げている。そこから連なる中太りの長竿は、梓に尻尾を生やしているように見せた。

唯一、梓の支えと成っているひひ親父の両手を中心に身体は大きく折れ曲がった。
手から下はだらしなく両脚を広げひひ親父の目の前に全てを曝け出し、膝から下で足下のマットレスを踏み締めスプリングを軋ませる。真っ白な内腿は尻尾の生えた部分を中心にガクガクと痙攣を繰り返す。扉を叩き破られ肉矢の矛先が埋没した瞬間、大量の潮を噴き出し自らの脚は元より、ひひ親父の裸の胸板や顔、ベッドのシーツをびしょびしょに濡らす。
そして手から上は後方に大きく仰け反り、支えなくしてはもんどりうってベッドに投げ出されていたであろう。顎先を天井に向け瞼は見開かれ白目を向いた目でグルグル回転する天井を見詰める。肉厚の唇はわなわなと小刻みに震えながら、まるで金魚のようにパクパクと呼吸を求めるかのように開閉を繰り返し端から涎を垂れ流す。そこからはヒュッヒュッと空気を吐き出すような絶息のみが聞き取れる。
瞬時に果ててしまっていた、それと知らせる鳴き声さえ失って・・・ただ・・・天空か?奈落かへ突き落とされた。
惨たらしく亀頭がめり込んだ牝裂からは栓をされ内側に滞っていた高濃度のよがり汁が一度に溢れだし真っ黒な竿の胴体を伝って大きな殖栗の上に流れ出し糊のように張り付き、尿道あたりからは汐吹なのか小便なのか判別のつかない透き通った液体がずっと噴き出している。
強烈な挿入感は、まるで拳を丸ごと飲み込んだような衝撃だった。そして内側ではその拳により合わさった細かい襞を押し広げられ、このまま真っ二つに割り裂かれて仕舞うように感じた。

「どうじゃ、ちゃんと嵌ったじゃろう。だが嵌ったのはまだ先だけじゃぞ、気をやるのはちと早過ぎるんじゃないかのう。この分じゃ今日は何回、果てるか見物じゃのう。」
何処か遠くの方でひひ親父の声が聞えていたが何を喋っているのか皆目判断がつかなかった。それは念仏か何かそのような意味の無い響きに聞えていた。

  1. 2014/06/11(水) 06:22:20|
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家主 第23回

長年の間、夫との愛を確かめ続けた夫婦のベッドの上で無遠慮に大の字に寝そべって口を使っての奉仕を要求しているのは夫とは似ても似つかない巨根の持ち主のひひ親父である。顎が外れてしまうのではないかと思うくらい目一杯に口を開いて隙間なく含まされるが、それでも全体のの三分の一も飲み込めてはいなかった。
野球のボールほども有りそうな亀頭部を含み込むだけでも口腔内は満杯状態に成っているにも拘わらず、後頭部に手を添え更に奥へと押し込む。
切っ先は口腔と喉の境界線を遥かに越えて奥へと侵入して来ているにもかかわらず、口の中まで入る事の叶わない男根の付け根は今だ両手で握れる長さを残している。
息が出来ず窒息しそうな意識の中、新めてその長大さを思い知らされる。しかもその先からは例の先走りの液体がとろとろと流れ続けているらしく、息が叶わず真っ赤になって堪える喉奥に飲み込めずに滞ってきており息苦しさに今にも、胃の内容物と共々戻しそうになる。
真っ赤に紅潮し眉間に幾筋も立て皺を浮き出させ、冷や汗と共に涎と目からは流れ出す涙で顔全体がベトベトに汚れて行く。壮絶な表情でコックの付け根を思い切り両手で許しを請うがごとく押え付ける。喉奥では声に成らずにただ「うっ・・・うっ・・・」と嘔吐のうめきが漏れてくる。塞がれているため出ないだけでとっくに嘔吐は何度も繰り返し訪れていて、この状態が続けば鼻の穴から未消化物が溢れそうだった。
無常な責めに苛まれながらも、身体はしっかりと反応を示していた。
陰部は火のように火照り、ねっとりとしたネバネバの液体を湧き出させ覆われたパンツの股間をベチャベチャに濡らしている。
ひひ親父は右手で後頭部を固定したまま左でワンピースのスカートを捲くり四つん這いで口腔奉仕を続ける突き出された臀部を剥き出しにして純白のパンツを一気に膝上まで引き降ろして感嘆の声を上げる。
「梓、凄いぞ。捲ったとたんにオマンコからボタボタ助平汁が垂れ落ちたぞ。」と言いながら二本の指を中に埋め込む。
「ん・・・ん・・・」声が出ないがひひ親父にはしっかりと歓喜の嬌声が伝わっただろう。身を小刻みに震わせて再び果てた。
頭の戒めを解かれひとしきりゼイ!ゼイ!とむせた後、愛液を滴らせる股間を晒してひひ親父の顔を跨がされる。
分厚い舌腹で幾度も陰部をなぞられ溢れ出す粘りの強いよがり汁を音を立てて吸い取られる。臍の穴程の太径を持つ鈴口からドクドクと引っ切り無しに溢れ出るカウパー脂腺液からもひひ親父の興奮も加速をつけて高まっているのが見て取れる。
「こんな粘っこい助平汁は始めて見たぞ。まるでとろろ汁みたいじゃ・・・。味の方も恐ろしく濃い口じゃのう。梓お前、相当な好きもんみたいじゃなあ。これじゃあ、亭主に満足出切る訳がないのう。」
「そんな・・・。でも、助平なのは間違いじゃないかも・・・。だって、凄く興奮するの。大家さんのこれが悪いのよ・・・。」と言って先端から滲み出る塩辛い先走りを舌先で啜る。
「好きなんじゃろ?これが。欲しいと言うてみい。わしも梓のこのむちむちしたおケツが大好きじゃった。いつか食ろうてやろうと思うとった。今日は人生最良の日じゃ。」
「・・・はい・・・大家さんの大きなのにずっと興奮してました・・・。早く入れて欲しいです・・・でも・・・。」
「でも・・・?」
「う・・・うん・・・怖い。主人との事もあるし・・・。」
「亭主に義理立てして諦められるのか?」
頭を横に振り、ひひ親父の巨根を口に含んで舌を絡めて情熱的に吸い上げる。
「うう」
ひひ親父の方も官能のうめきを漏らしながら尻の合わい目に舌先を突っ込み激しく捏ねくりだした。

「うん・・・うん・・・」
「はう・・・はう・・・」
寝室には男女の吐息が溢れ、ピチピチャと互いの性器をしゃぶり合う水音が響く。
巨大な殖栗を優しく揉みしだき、太茎を激しく扱きながら唇を亀頭に被せ舌で舐めまわす。溢れ続ける液がどんどん濃度を増しているのがはっきりと感じ取れる。
ひひ親父は三本の指を花弁に差し込み、片方の手の中指を尻の穴に根元まで沈めて両穴を激しく掻き回す。膣と腸の境の薄皮を通して両手指が交差するのが解る。舌先は蕾を舐め回し、膣口から流れ出すジュースを啜る。
「ああ・・・ああ・・・も・・・もう。」
先に根を上げたのはやはり私の方だった。
「も・・・もう、だめ・・・欲しいの。」
「何が?」
「こ・・・これえ、これ・・・。」
ひひ親父の勃起を両手を使って激しく扱いて見せた。
「ちゃんと言わんか、これじゃ分からんわい。」
「意地悪う・・・。欲しいの大家さんのチンポ・・・梓の・・・オマンコに入れて・・・もう我慢できない。」
にたにた笑いながらひひ親父は身体を起こし、ベッドの中央に胡座を掻いた。股間の勃起は垂直にそそり立ち、獲物を狙う大蛇のように見えた。
「よーしゃ・・・よう言えた。梓の望み、よう解った。叶えてやるぞ今すぐになあ。」
手招きされるままに真ん前に立ち、脚を開いて胡座を跨ぐ。
下から見上げるひひ親父と視線がぶつかる。目を瞑りゆっくりと腰を沈める。
「もう少し、前じゃ。」
指示の通りに腰を迫り出しながら膝を折って行く。
「ああ・・・」
予想よりも相当早く股間が先端部と触れ合ったのが感じられた、まだ中腰にも成っていなかった。
いよいよね・・・。期待と恐怖感がごちゃ混ぜに成った心理状態の中で何故か夫の事を考えていた。もう打ち合わせは終わった頃だろう・・・。お昼ご飯でも食べているのかしら、真っ直ぐに帰ってくる事は無いと言ってたけど・・・もし帰って来たらどうしよう。こんな所、見られたら間違い無くお仕舞いね・・・。悲しくなった・・・本当に良いの梓?胸の中で理性が囁く。しかし私の欲望はとどめを刺される事を明らかに望んでいた。禁断の果実を諦める事は今となっては不可能だった。

ウエストの括れを節くれ立ったひひ親父の両手で掴まれた、ワンピースのスカートをたくし上げて切っ先を食い込ませる。
あなた・・・サヨナラかもしれないね・・・ごめんなさい・・・悪いのは、全部梓です・・・。
夫との日々が走馬灯のように浮かんでくる。そして一気に消し飛んだ。

そして夫は暑い夏の日差しの中へ電車から降り立った。運命が大口を開いて待ち受ける中へ・・・。
  1. 2014/06/11(水) 06:21:26|
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家主 第22回

ちくちくと頬を刺激する髭面から顔を背けるものの、左手で猿股の上から握り締めた男根から手を引く事が出来ない。筒の周囲を指でぐるりと捲いてみるも親指が他の指に届かない。
そしてそれは掌の中でビクッビクッと水から上げたばかりの魚のように蠢き、手の押さえを意に介さぬように根元から跳ね上がる。
何て、力・・・。巨大なばかりではなく熱を帯びた太茎は信じられないパワーで上下動しており、支える掌さえ振り回していた。
ひひ親父はといえばその動きを凝視しているものの特別下腹部に力を込めている風でもない。大筒はそれ自身の脈動と血液の流入と海綿体への膨張で腕を振るような力強さで頭を上下させている。
「はあっ!」
握っているだけで溜め息が漏れる。
「梓、気に入ったみたいやな・・・。一発目はあんたの中に思いっきり濃いーのをたっぷり注いでやりたくてなあ、おととい用具倉庫でぶちまけてからはずっと出すんを堪えとったんじゃ・・・。もう堪らん言うて駄々を捏ねとるじゃろうが。」
「はあ・・・はあ・・・」恐るべき凶器に手を添えている興奮で喉がからからに乾く。
「顔を背けとらんで正面向いて挨拶せえや、これから梓に子種を仕込んでくれる大切な宝物なんやで。」
頭をこずかれ上体を起こし、自らの左手の先を見る。驚いた事に根元を握り締めた掌に収まり切れずにはみ出した棍棒の全長は両手で上下を握ったとしても、その倍以上を優に余すように見える。
「猿股捲って、生で見てええんやで・・・。興奮してオマンコ、ヌルヌルになっとるんやろ。」
言われる通りだった、さっきから夫の持ち物とは雲泥の差の真の巨根を握らされ、股間は恥ずかしい汁を大量に溢れさせている。
黙って俯いて目を閉じ両手を猿股の腰の部分にかけ、ゆっくりと引き降ろす。嘶く勃起の先端が布に突き立って思うように下げられない。右手を猿股の内に入れ、直に陽根の頭を下げさせ布地を引き下げる。
膝の辺りまで猿股を下げ終えると、そっと瞼を開いてみた。

そして目にした光景は、私の度肝を抜いた。
牡馬! 本当にそう思った。かつて実家の牧場で何度も目にした種牡馬の生殖器を思い浮かべていた。その頃まさか自分が将来、家畜の性器で繋がれようとは予想だにしなかったが、今現実の事として振りかかろうとしている。
「どうだ?梓、感想は、亭主のちんぽと違ってるか?」
「ああ・・・もちろんです・・・。大きさも何もかも全く比べ物には成りません。」
ひひ親父の生殖器官は肌の色を留めず真っ黒に色素が沈着しており、まるで黒人の持ち物のようだった。その全容は夫の10倍以上は有りそうで、これから行われようとしているセックスの凄まじさは容易に想像できた。そして回りの皮膚は皮膚と言うよりも鯉の鱗のようにテカテカと輝くと同時にざらざらとした強い強度をも感じさせ、その上を血管が無数に這い回っており、その一本一本は自分の小指ほどの太さが有りまるで瘤のように茎との凹凸を大量に作っている。先端の亀頭部は鈴口を頂点に鋭い尖りを見せ、カリ首にかけて大きく外へ膨らんでいる。カリと胴の継ぎ目は小指の第一間接以上の括れを作っており、研ぎ澄まされた槍の穂先を思わす。その部分から括れた胴体は中心部分くらいで最大の膨らみを見せ根元にかけて狭まる、こけしのような格好をしていて、中心から上部に反り返る。又、勃起力も凄まじく仰向けに寝そべるひひ親父の身体に逆らうように天井を向いてそそり立ち、ビクビクと跳ね、その度に膨張を更に高めているように見える。そして根元に鎮座する殖栗は重く垂れ下がりベッドのシーツまで達し、そこで大きく広がっており。ふたつの睾丸はそれぞれがソフトボールくらいの大きさをしており、中に詰まる精子の莫大な量を思わせる。
夫と比べる・・・比べられる代物ではない。鳶と鷹、と言う言葉があるがこれは犬鷲と雀ほどの違いがあった。

巨大な亀頭の鈴口からは透明な先走りがだらだらと漏れ出ており、それが強烈なフェロモンの香りを漂わせている。それもその筈だった、カウパー脂腺液の量だけでも夫の射精量の倍以上が分泌されていた。
それを見ていると、本当に恐ろしくなった。
「お願い!私もう逆らいません。家主さんの逞しいのが欲しいの・・・。」
「おうおう、梓、望みは完全に叶えてやるぞ。嫌と言うほどなあ。」
「でも、怖いんです。だから・・・ひとつだけ聞いて・・・。私、大家さんとの子供だけは作れない・・・。だから・・・。」
ひひ親父に小さなパウチのシートを手渡す。
見詰めていたひひ親父が急に大声を出して笑い出した。
「ご主人のコンドームじゃな。これにわしのが入ると思うとるのか?」
袋を破いてゴムを取り出すと、私の手に握り返して装着を促す。
畳みこまれたゴムを先端に乗せ指先で引っ張りながら被せようとするのだが、装着はおろか亀頭部分さえも収まらず爪の先に当たってとうとう裂けてしまった。

「せっかく、目一杯貯めこんだ子種じゃ。勿体無い事を言うでない。すべてわしにまかせるのじゃ。そうしなければ真の快楽は得られん。」
ひひ親父の言葉に中出しは避ける事の出来ない運命と悟った。今更、私の身体も後へは戻れなく成ってしまっていた。
  1. 2014/06/11(水) 06:20:34|
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家主 第21回

あっという間に二度も気をやらされた・・・。あれほど追い求めていた物がこうも簡単に手に入るとは思ってもみなかった。
そういえば最近の主人とのセックスでは満足のいく前戯は殆ど受けてはいなかった、自分で努力して股間を濡らしてそのまま挿入される。そうしなければいつも久々で溜まった状態の主人は挿入前でもお構いなく精を吹き上げ、それで終わりに成ってしまうのである。とにかく早く入れてもらうというのが常と成っていたのだ。
今、軽い前戯だけで呆気なく果ててしまったのは、勿論それだけが理由では無く極度の興奮状態がもたらした事なのだろうが、あれほど果てる事を拒んでいた身体が乳首のひと吸いでいかされてしまった事実は驚き以外の何物でもなかった。

ひひ親父は横たわる私の枕元に胡座をかいて、左手指で露出したままの乳首をコリコリと擽りながら、右手でベッド上部の小さな引出しを何やら探っている。
「有った、有った・・・。これこれ、ご主人の・・・。」
見ると右手にコンドームの箱を持ち出していた。
「やだあ、止めてください。そんな所を開けないで・・・。」
「バイブとかも有るかと思ったんじゃが、それは見当たらんな・・・。」
「そんな物、無いですよ。いやだ、止めてください。」と言ってコンドームの箱を手から奪い取った。
「昨夜のセックスでは使わなかったみたいだな。屑篭に入ってないから・・・。中で出させたのか?」
「ううん・・・。もう、嫌だわ・・・。中でなんて出させてません・・・。危ない日だし、今子供が出来ても経済的に困るから・・・。」
「本当か、じゃあどうやって避妊したんじゃ。」
「・・・外で出したの・・・お腹の上。もう、何でそんな事聞くのよ。」
「外じゃと?その割にはティッシュかすが一個しか無いぞ・・・。外で出したなら梓の濡れ濡れのオマンコと旦那のザーメンを拭くティッシュが最低ふたつは必要な筈なんじゃがなあ。」
「・・・・・。」
「中に出させたろう・・・。本当の事を言うてみいて。」
何もかもお見通しと言わんばかりの大きな顔で見詰められ、隠し通す事は不可能と感じた。
「・・・そうです。昨夜は、中で・・・。でも、それが何なの!夫婦が中出ししちゃいけないっていうの・・・。」
「いやいや、いけないのは夫婦では無くて、梓あんたじゃよ。」
「何がよ・・・!!」
「ふふ・・・あんた、今日もしもの事態に備えて旦那のザーメンでカモフラージュしようとしたじゃろう。」
「・・・。」
指摘された通りだった。何時ものように抜去しようとする主人に中出しをせがんだ、もし出来たとしても夫との間の子だという既成事実を用意しておくために・・・。それにしてもひひ親父の洞察力の前には何事も隠し立ては出来そうに無いと観念した。
「まあ、梓が至れり尽せりの準備を整えてくれている訳じゃし。安心して事に向かえるって事じゃなあ・・・。昨夜は着床しなかった事を望むよ、わしの種を植え付けたいでなあ。・・・はははははは。」

ひひ親父は、横たわる私に添い寝するように身を寄せて来た。
やはり近づかれると自制心が湧き上がる。腰を密着させようとする動きから身をずらして逃げるが直ぐに壁に到達し追い詰められた。
「逃げんでもええ、怖い事あらへん。三十にも成ってセックスの良さをよう知らん可愛そうな梓にたっぷりと女子に生まれた喜びを教えてやるだけじゃ。もちろん始めて桁違いのちんちんを咥え込むんじゃから最初は優しくソフトに扱こうてやるから心配無い。女子の身体はのう・・・どんな男でも受け容れられるように成っとるんじゃよ。けどなあ、こいつの味を一辺覚え込んだら最後、自分から・・・もっと、もっとと必ずせがむように成るんじゃ。梓、今日からあんたはわしのもんじゃ!」
ひひ親父は髭面を頬に擦りつけながら身を硬くしている私の手を取ると猿股の前部を大きく持ち上げている股間へ導いた。
  1. 2014/06/11(水) 06:19:30|
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家主 第20回

横目で床にうずくまっている私を眺めるながら、ひひ親父は遠慮なくベッドの上に寝そべって、リモコンでエアコンを操作している。
「この熱さじゃ、こっちが参ってしまうわい。窓を開ける訳にもいかんじゃろうしなあ。」
強風で回されたエアコンは勢い良く冷風を噴き出す。
冷気がじっとり汗ばんだ身体の熱を冷ます。
今日のいでたちは淡い水色と白のチェック柄のゆっくり目のミニ丈のワンピースで肩紐のみで吊られており胸から上は露出しているため最強にされた冷風は寒いくらいだ。

「昨夜は、ご主人とお楽しみだったみたいだな。」
ひひ親父はベッド脇の屑篭を覗き込み、中から丸まったティッシュペーパーを引っ張り出した。
顔がカーッと熱くなる。
「止めてください!」ひひ親父の手からティッシュをひったくる。
その動作が隙を作り。太い腕に抱き留められベッドに押し倒された。

「お楽しみって聞いたがのお・・・。本当に楽しめたのか?どうせまた、置いてきぼりを食らったんじゃないのか?ええ、梓どうなんじゃ・・・?」
上から大きな身体でのしかかられ、両手で頭の動きを封じ込まれる。真上から老眼用の眼鏡の奥に光る細長い目でじっと見詰められた。
「止めてください、大きなお世話です。止めないと大きな声を出しますよ!」
「ほう、梓はなかなか勇敢じゃなあ・・・。ふふ、出すなら出したらええぞ。けど、ご近所はみんな仕事に行っとるから、この時間じゃ誰も居らんよ。あんたもよう知っとるじゃろ。今の時間居るのは内の静くらいじゃが静はこんな熱い最中、外へ出たりはせん。大方家でテレビでも見とる筈じゃ冷房して窓を閉め切ってのう・・・。聞えやせんよ、ここからじゃあなあ。」
巨体に組み敷かれ最早、絶体絶命の危機だった。手足をばたつかせて何とか緊縛から逃れようともがくものの、簡単にぶっとい片手で両手首を押さえ込まれ、丸太のような両股で太股を外側から固定されてしまう。柔道の寝技を決められたかのように全く身動きを封じ込まれてしまった。
空いている右手で顎を掴まれ、背けようとする顔の動きをも制御されてしまう。
「梓、わしゃあなあ、あんたに惚れちまったんじゃよ・・・。こんな気持ちはほんま久しぶりなんやで。あんたさえわしの望みを叶えてくれるなら、わしゃあ何も惜しい物なんて無いんじゃ。金じゃって望み通りにくれてやってもええんじゃ・・・。どっちが得かよう考えてみいや。」
がんじがらめに身体を羽交い締めにされ、巨体の重量感で息苦しい。
じっと見詰めて来る厭らしく濁った瞳をキッと睨み返してみるが、ひひ親父の下品な笑みを引き出しただけだった。
「怖い顔や、そんな目で睨まれたら興奮してくるわい。ホレ、感じるじゃろうお腹の辺りに・・・。」
毛むくじゃらの下半身で巻き取られた下腹部の恥骨の辺りで感じていた、もこもこしたゴムのような感触が次第に変化して行く。
力を込めて絡み付き強く密着しているため、もろにその蠢きを自覚させられていた。
その塊は、驚くほどの速度で膨張している。それはまるで風船にエアポンプで一気に空気を送り込んでいるような、そんな性急さで無理やりに腹の肉を割り裂いてめり込んで来ていた。
「ああ・・・。だめです・・・。今日は許してください。」
「わかるじゃろう。わしの気持ちが・・・。最愛の梓と二人っきりでベッドの中に居るんじゃ。堪えられる筈が無かろう。愛しとるんじゃ、のう・・・梓よ。」
「愛してる?愛してるなんて言わないで!美穂さんにも同じ事をしといて!」
「阿呆!美穂とはな、ただの遊びなんじゃ・・・。解っとろうが、わしの性欲が並外れて強いのを・・・。誰かとしちょらんと漏れてしまうんじゃ・・・。じゃがな梓が止めろと言うならいつでも止めたる。その代わりのう・・・梓、解るな?」
今やひひ親父の陽根は下腹部全体を押し潰すほどの太さまで膨張しており、恥骨辺りから始まる塊は私の臍を通り越してみぞおちの辺りまで届いている。
凄い・・・、思わず溜め息が漏れる。ひひ親父の巨大な持ち物の全容がしっかりと腹全体で感じ取れる。想像を絶するほど巨大なだけでは無く、木の杭を思わせるほどに硬く腹にのめり込んでおり、大河の流れを思い浮かばせる脈拍をドクドクと伝えて来る。
「凄いじゃろ・・・?」
ひひ親父の目を見詰めて黙って頷く。何かが再び身体の内部で溶け出すのを感じた。
口を重ねられた・・・。イヤイヤをするように唇を歯の裏側で噛み締め舌先の侵入を必死で防ぐ。だが巧みに右掌であやされ陽根を押し付けられ、思わず溜め息が漏れ出る。瞬間的にひひ親父のやに臭い舌先が歯の裏側まで侵入してくる、その辺りをひと舐めふた舐めすると唇ごと吸い取られ、舌の根ごと根こそぎ奪われる。唾液をたっぷり乗せた舌腹で何度も何度もねぶられ、嫌と言うほど蹂躙された。下になって口を犯され続け、大量に流し込まれた唾液が口端から垂れ出て頬を伝い、首筋をベトベトにしてベッドのシーツに大きな染みを作る。
既に私の抵抗は終焉を迎えており、唇と舌による愛撫と下腹部の感触に股間は、湿りを帯び出していた。

ひひ親父は私の両手を封じていた左手の戒めを解くと、ワンピースのウエストまでの前ボタンを上からふたつ外し。白いストラップレスのスポーツブラを押し上げると敏感な乳首を両手で摘み取った。
「・・・む・・・ぐぐ・・・」
重ね合わせた口の奥で悲嘆がくぐもった。
見詰め合う瞳で、ひひ親父は愉悦を梓は戸惑いを語っていた。
やに臭い唇から開放されたとたん、梓の唇からは引っ切り無しにそれと解る呻き声が漏れ乳首を抓られ手の腹で薄い乳肉を捏ねられると、最早どうにも堪らない風に腿と腿を擦り合せる。
「堪らんようじゃなあ・・・。何をそんなに感じちょるんじゃ?もう、いきそうって顔に書いてあるぞ。」
「いやん!いやん!」
拒絶の意思はどこかへ消し飛んでいた。
理性は踏み止まるよう何度も忠告を繰り返していたが、溶け切った欲望が踏み止まる事を許さなかった。
ひひ親父曰く、見た事も無い長くて尖った乳首を唇でひと吸いされ。
「あ・・・ひいいいい・・・ああああいい・・・いい・・・い・・・いっちゃう――!」と歓喜の声を張り上げた。
尚も、ひひ親父は右の乳首をチュバチュバしゃぶり上げつつ左の乳首を右手で捻くり、左手をスカートの中に侵入させ内腿を際どく指先でなぞり上げる。
「だめー!だめー!ああああ・・・またよー・・・またいく――――!」

梓は肩でぜいぜいと息をしながらベッドに力無く横たわっている。その髪を撫でながらひひ親父は。
「良い声で鳴いたなあ・・・。けど、まだまだ序の口じゃぞ。これから梓には鳴き声が出んようになるまで鳴いてもらうんじゃからのう。」と告げ、ロングピースを美味そうに燻らせた。
最強にセットされた寝室の冷房は普通なら寒い位、効き過ぎているのだが、梓の肌は水を被ったように汗だくでワンピースの背には大きな汗染みを浮かべていた。
  1. 2014/06/11(水) 06:18:13|
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家主 第19回

「それじゃ、行って来るよ。」
「行ってらっしゃい。いい仕事が取れれば良いね。」
「うん、それはそうと。打ち合わせは昼には終わるから、お前もその頃出て来ないか?久しぶりに街で食事でもしよう。」
「うーん、行きたいけど。美子と時間掛かりそうだし・・・。今日はやめとくは。又、今度誘って。」
「残念だな。美子さんも一緒に出て来れば良いのに。」
「うふ、もし行くんなら携帯に電話するは。それはそうと昼からついでに集金とかして来たら?」
「うん、集金は無いけど二三軒寄りたい得意先が有るから、帰りは少し遅くなるかもしれないよ。」
「そう、じゃあ気をつけてね。」

主人は私を残して行ってしまった。
一人残されると急に不安感が襲ってきた。
昨日の私はどうかしていたのかも知れない、いざ今日になるとあまりの恐怖感に逃げ出してしまいたくなっている。
洗濯物を干しながら、家主宅を眺める。やがてあの玄関からひひ親父が剥げ上がった頭頂部をテカテカさせ、欲望に濁った目で現れる筈だった。
梓、あなた本当に醜い化け物のような老人の肉欲を満たすためにじっと待っているつもりなの・・・。自問自答を繰り返す。だが昨日約束を交わしてしまったのは紛れも無く事実なのだ、それも私の方から・・・。
あの巨大な持ち物に思いきり欲情していたのは事実だし、今でもその事を考えると胸の内がざわめき出す。しかし相手は自分の父親よりも十以上も年上の老人なのだ、ロマンスの欠片も感じられない相手を、ただ肉と肉との繋がりのためだけに夫の留守を狙ってまで自宅へ引きずり込もうとしているのである。
面と向かっていると巧みな誘導によって、蕩けさせられる欲望も冷静に成れば成るほど貞操感と恐怖感の方が勝って行く。
昨夜の夫とのセックスも私に平常心を取り戻させた大きな理由だった。やはり夫は私を絶頂へ導く事は叶わなかったものの、必死で射精を堪え何としてでも私を取り戻そうとでもするかのような懸命なセックスに、いくら強いからと言っても自身満々で女を玩具としか見ていないようなひひ親父とでは心の通じ方に雲泥の差があった。
確かに美穂との事は許しがたい裏切りだった。だが私だって温泉で主人を裏切ったではないか、挿入が有ったか無かったかはあまり大きな問題ではない、口だけとは言え欲望を搾り取ったのは事実だし、未だに美穂のご主人に抱かれたいと思う事だって有る。その美穂のご主人にしたって私を欲望を解き放つ道具としてしか扱わなかった。やはり私には主人をおいて愛すべき相手はいないのだ。
このままでは、今まで気付かずにいた大切な人を失ってしまうかもしれない。
ひひ親父が現れたら全て手遅れに成ってしまう。洗濯物を干す手を早めた、とにかく逃げ出そう、後の事を考えている余裕は無い。主人が居る日なら何か方法も有ろう、アルバイトも仕方が無い上手すぎる話には裏が有ると言う事だ。

“!”家主宅の玄関の引き戸のすりガラスを通してがっちりした人影が見えた。靴を履いているのか屈み込んでいるのが解る。
しまった!洗濯物を干す手を中断して、慌てて家の中へ掛け込んでサッシ戸をピシャリと閉め鍵を掛けカーテンを引き、家中の電気を消した。
馬鹿だった、洗濯なんて放っておいてさっさと家を出れば良かったのだ。だが今となっては後の祭だった、じっと居留守を使ってやり過ごすしかなかった。
インターホンのチャイムが鳴り響く、寝室の隅でじっと息を潜めた。
インターホンはだんだんとせっかちに続けざまに鳴らされ、ドアを拳で叩く音が加わる。
ドアを叩き破って入ってくるのではないかと生きた心地がしなかった。
閉め切った室内は夏の暑さでむっとして来ており。額から玉の汗がぽとぽと畳に落ちる。
ガチャ! 何と鍵が外から開かれる音がするではないか。
一瞬、主人が忘れ物でも取りに帰ったのかと思ったが、私を呼ぶ声が淡い期待を裏切った。

「梓さん、居るんでっしゃろ・・・。さっきまでベランダにおったんやし急に留守に成る筈あらへんもんなあ。」
甘く見ていた・・・。相手は家主である、合鍵を持っていても何の不思議も無い。しかしいくら家主とはいえ無断で人の家に侵入して良い筈が無かったが、この家主は草履を脱ぎランニングシャツにステテコ姿で、ずかずかとリビングまで上がり込んで来た。
最早、隠れていても見つかるのは時間の問題だった。意を決するとリビングへ出向いた。
「ひどいのう、今日会えるとゆうたのは梓さんあんたじゃなかったんかのう?」
「済みません・・・。身体の具合が悪くて・・・。」
「身体のう・・・。洗濯途中で干すのを止めて、部屋を閉め切ってしまったのも具合が悪かったからかのう。」
「ごめんなさい、だから今日は無理なんです。お願いします一人にしておいてください。」
「ふん、女心と秋の空って言うからのう。まだ真夏じゃと言うのにのう。梓さんあんたの身体の具合が悪いのは欲求不満のせいじゃよ。安心せいよ、わしがたっぷり治療してやるからのう。」
「それは・・・夫婦で何とかしますから、大家さんの手はお借りしないでも大丈夫です。」
「そっちが大丈夫でもこっちは大丈夫じゃあらへんぞ、期待だけさせといて裏切るような女子は通常より、ちーときつい責めに成るかもしれんでなあ。覚悟・・・じゃなかった、楽しみにしとれよ。」
「そんな、謝ってるじゃありませんか。昨日はどうかしてたんです・・・。それより、大家さん酷いじゃないですか!勝手に合鍵を使って入って来るなんて、いくら家主さんでもこんな事する権利は無い筈ですよ。」
バシーン! 頬に激しい痛みを感じてその場に崩れ落ちた。
ひひ親父はそんな私の髪の毛を鷲掴みにし寝室へ引っ立てた。
「手荒な真似はしとうないんじゃ・・・。あんたさえ素直にしとれば、乱暴はせんから。いずれにしても今日は一日中、この老いぼれ相手にとんでもない位に、女を搾り取られる事に成るんじゃ。どうせなら、楽しまんと勿体無いで。」
張られた頬の熱みと、根こそぎ引っ掴まれ引き回される髪の激痛に悔しくて涙が後から後から零れ落ちる

  1. 2014/06/11(水) 06:17:24|
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家主 第18回

やっとの思いで駅まで到達したものの何をする当ても無かった。
バス停のベンチに腰を下ろし自動販売機で買った栄養ドリンクで喉を潤した。
身体から気力もやる気も全てが失せていた。ドリンク剤でも飲めば少しは回復するかと思ったのだが何の効き目も得られなかった。ただ、喉の渇きは癒され一息つけた。

目の前の小さな公園で恐らく一歳くらいだろうか、小さな子供を楽しそうに遊ばせている若い夫婦のはしゃぐ声が聞えてくる。
梓とあんなに楽しそうに笑い合ったのは何時以来だろうか、漫然とそんな事を考えていた。子供を作らなかった事が全ての始まりに成ってしまったように感じた。
夫婦とは所詮は他人どうし、子供はその絆を結ばせ危機を乗り越えさせる大切な架け橋に成っているのかもしれない。
どうしてひひ親父と対決してでも梓を取り戻そうとしなかったのか・・・。それは、梓との愛に確信も自信も失っていたからに相違無かった。梓から決定的な決別の言葉を聞く事が怖かった、あのまま部屋へ踏み込んでいたならば必ずそうなっていただろうと思えた。既にずっと前から我々夫婦は形式的な夫婦と成り下がっていたのだから。ただ、直面して始めて梓の掛け替えの無さ、梓への思いの強さを噛みしめていた。だがこの気持ちが梓に届くとは思えなかった。

突然、胸の携帯電話が着信音を響かせた、梓の携帯電話からだった。
「あ、あなた・・・ごめんなさいね。今、打ち合わせ中?」
この電話が最後のチャンスに成るのかもしれない・・・。もっとも梓の貞操が無事という事は、最早有り得はしないのだったが。
「いや・・・。あの約束キャンセルになっちゃったんだよ、急な出張とかでな、馬鹿にしてるよな暑い中出掛けて来たのにさ。別の得意先に来てるんだけど、くそ暑いしこれで帰ろうと思ってるんだ。お前は友達の家か?」
「あ・・・ううん、駅前に来てるの。美子、洋服を買うって言うから。えっ今?うん、POCOでお茶してるの、ほら正面のビルの知ってるでしょ・・・。ええ、もう出るわ。これから分からない・・・うん、帰るかもしれないけど。美子の家に行くかもしれないから。ご飯食べたの?あ、じゃっ外で食べて来て私、いないかもしれないから。うん、じゃ・あなたも気をつけて帰って来てね。それじゃね。」
梓の電話に特に変わった所は感じられなかったが、声は妙にかすれていた。まるでカラオケで張り切り過ぎて声帯が潰れたようになった時の、まさにそんな声だった。
もしやと思いPOCOに入ってみたが梓の姿など当然有る筈は無かった。
クラブハウスサンドとコーヒーを注文して煙草に火を点けた。これでどうにか家へは帰れそうだった、ただ梓は私がまだ都心に居ると思っている筈で、あまり早すぎるとひひ親父とばったり、何て言う事も考えられる。もう少し時間を潰さなければならなかった。
腹ごしらえをして店を出るとPOCOの二軒隣に有るひひ親父の所有する商業ビルへ向かい、エレベーターで最上階に上がる。
“株式会社 新星商事”ひひ親父の資産を管理している会社で以前営業回りをしていて偶然見つけた事務所だ、たしか中はかなり狭く事務員の女性が一人きりで勤務していた。
この事務員がかなりの美人で驚いた事を思い出した。こんな寂れた町の薄汚れた事務所勤務をしなくても一流企業の受付嬢や秘書にでも成れそうなくらい洗練された都会的な女性だった。
しかし今日はその女性ではなく中には美穂が居る筈だった。美穂は退職する前任の事務員に代わって、ひひ親父の事務所でバイトを始めたと言っていた。と言う事は梓や美穂と同じようにあの女性もやはりひひ親父のお相手を務めていたと言う事なのだろうか。
次から次へと狙った獲物を物にして行くひひ親父の甲斐性に驚かされる。
二度ノックし扉を開く。正面で美穂がビックリした顔で見ている。
美穂は電話中で受話器を耳に当てハイハイと返事をしながら私に指を立て沈黙を求めている。
「はい、分かりました。じゃあそのように。はい、成るべく早くします。それじゃ失礼します。」
電話を切ると何しに来たと言わんばかりの視線を向ける。
「ちょっと、駅前まで来たから。美穂いるかなと思って。」
「こんなとこに来ちゃダメよ。家主さんが知ったら私が怒られるじゃない。」
「わかったよ、二度と来ないさ。だけど俺の気持ちも分かってくれよ、それに最初に誘って来たのは美穂じゃないか。」
「昨日も忘れようって言ったじゃない。それに・・・あなた、私の所へなんて来てる場合なんかじゃないかもしれないわよ。」
「梓の事か・・・。」
「・・・。」
「やっぱりそうか・・・。俺、どうすればいい・・・。な、美穂。」
「どうにも成らない・・・。気の毒だけど。今言えることは梓さんを大切に思っているのなら知らない振りをしている事だけ。それと、今日は家に帰っちゃダメ。貴方が傷つく事に成るわ。」
「・・・。」
美穂の返答に言葉が出ず、ただ目の縁が熱くなった。
「私、これから直ぐに出掛けなきゃ成らないの・・・。悪いけどこれ以上時間は取れないから・・・。さっき言った事きっと守ってね。」
こう言うと美穂は帰り支度を始めた、私は無理に居座りはせずに事務所を後にした。
再びバス停のベンチに座り様子を覗う。
すぐに美穂はビルから現れると自宅の方向へ足早に去って行った。

一時間くらい時間を空けて自宅へ向かった。時間は四時を過ぎていた。
美穂の忠告の意図はわかっていた、しかしどうしても全てを確認したかった、猜疑心に苛まれ続けるのはもう沢山だ、何が待ち受けていようともここまで受けたショックによって免疫力は充分ついている筈だった。
自宅へ戻ると物干しの洗濯物の量が昼間より増えていた。相変わらずサッシ戸は閉じられているもののカーテンは開いている。
鍵を開け中へ入ると強烈な香水の匂いが部屋中に充満していた。一体どれほどの香水を使用したのだろう、目が痛いほどだった。
梓は思った通り不在だったがスイッチの切られた冷房の冷気はまだ充分に残っており、つい今しがたまでここに人が居た事を知らせていた。
台所の換気窓が開けられており、換気扇もうなりを上げて最強で回転していた。
とにかく、寝室へ急いだ。
そこは綺麗にかたづいており、昼間覗き見た時に転がっていた私のパジャマはきちんと畳まれてベッドの上に置かれていた。ただ香水の匂いはこの部屋が一番強烈で瓶ごとぶちまけたのではないかと思う程の凄さだった。
とにかく痕跡を探すため、まずはベッドの掛け布団をめくってみるが真新しいシーツが掛けられており縮れ毛一つ発見できなかった。
ベッドサイドのくず入れの中は綺麗に始末されており空っぽだった。
もしやと思い洗濯機の中や台所の生ごみ用のごみ袋の中も調べてみたがそれらしい物は何も無かった。
ひひ親父のロングピースの吸殻が無いかと灰皿も調べてみたが私のマイルドセヴンの吸殻しかなかった。
バスルームの中もシャワーを使った形跡は有るもののそれ以外には何も無かった。出ようとした時、換気扇を通して、あの時の声が聞えてくるのに気付いた。
なるほど、昨夜美穂が梓の声を聞きつけて飛び出してきたのはこのせいだったのだろう。
とすると聞えて来ているよがり声は隣室の物なのだろう。
美穂が慌てて帰って行った事を思い出した。ひひ親父の奴め今度は美穂を呼び付けやがったらしい、本当に昼間、梓を抱いていたのだとしたら・・・。夕方からは美穂を相手に・・・どこまでタフな老人なのだろう。本当に八十を過ぎているのだろうか?ただ老けて見えるだけではないのだろうか。
しかし今の私は美穂の情事に心を奪われている暇は無かった。梓とひひ親父がここで結ばれたとすれば必ず痕跡が有る筈だった。何としても探し出さなければ気持ちのけじめが付かない。何事も無かったなどとは最早信じる事など出来はしないのだから。

帰ってからかなりの時間が経過し既に七時半。夏の長い日もさすがに暮れて夕闇が我が家を包み込む。
だが、痕跡は今だ見つからないままだ。ひょっとして取り越し苦労だったのかだろうか?
早くしなければ・・・。タイムリミットは梓の帰宅まで、この時間だしいつ帰っても不思議ではない。それにしても梓は何処へ言ってしまったのだろう。ひひ親父はとっくに美穂に相手を切り替えているというのに・・・。本当に友達の所へ言っているのだろうか?昼間の声は疑心暗鬼に陥った私の空耳だったのだろうか。
サッシ戸から家主宅の脇を通りアパートに通じる私道の先を眺める、梓が歩いて現れそうな気がした。
“!”私道を見詰めていてある事に気付いた。
私道脇にはアパートの共同のごみ置き場が有る。決まりでは猫などに荒らされる事があるため、ごみは朝出さなければ成らない。それなのに大きな黒いごみ袋がひとつ既に置かれている。
どうして今まで気が付かなかったのだろう。痕跡が家の中に有るとは限らないではないか。
大急ぎで屋外のごみ置き場へ走り人目を避けるように辺りを見まわしながら大きくパンパンに膨らんでいる黒いポリ袋を屋内へ持ち込んだ。
ポリ袋は大きさの割りに意外なほど軽く中に生ごみなどは捨てられていない事は直ぐに分かった。玄関先で胸の鼓動を鎮めようと大きく深呼吸を二度ばかりすると、固く結ばれたポリ袋の口を指先を使いきれいに開いていった。
その時、携帯電話が着信を知らせる。右手で袋の口を解しながら、左で応答する。
「あ・・・あ、あなた・・・あ、ああ・・・あた・し・・・うう・・・」
梓からだった。様子がおかしい。
「ご・ごめんなさい・・・おそく・・・うっ!な・なっちゃ・・・あう・う~んん・・・てえええ・・・」
「梓?一体どうした?どこにいる?」
「う・うう・・・よ・よしこ・・・よしこんち・・・ああ・・・ちょっと・・・よっちゃって・・・うう・きぶんわる・・・はああああ・・・もうだめ!はなせない・・・だから・おそく・・・なっちゃ・・・あうああああ!」
一方的に切れた。そして格闘していたポリ袋の結び目がやっと解けた。
強烈な生臭さい匂いが辺りに漏れ出る。
それは紛れも無く男と女の性の分泌物の匂いだ。しかも半端な量ではない事は、むせ返るような悪臭が証明している。
今の電話・・・。まさかセックスしながら掛けて寄越したのか・・・?
はっと気付いた!急いでバスルームへ飛び込み、換気扇の吸い取り口に耳を近づける。
「オオオ―――!いっちゃう!いっちゃう!またあ・・・またよお・・・。狂っちゃう・・・狂っちゃう!」
「牝豚め!何回、いったら満足するんだ!美穂の目の前じゃぞはしたないと思わんのか。」
「わかんない、わかんない!・・・あ~あ・・・あああ・・・いっちゃう―――!見ないで!見ないで!」
「ほれほれ、いっちまえ!いっちまえ!腑抜け亭主はこんなにいかしてくれんじゃろうが!」
「は、はい。主人はもう要りません・・・あああ――!梓は大家さんの物です。もっともっと!・・・は・あああ・・・いっく――――――!!!」
何と言う事だ、己の鈍感さを呪った。隣の声は当然、美穂の声だとばかり思っていた。最初から梓は隣へ連れ込まれていたのか。美穂は鍵を開けるために呼び出されたのだ、私の帰宅を交わすために。昼間の美穂の忠告の意味がよく分かった、これは正に生き地獄だった。

ポリ袋の中からはぞくぞくと動かぬ証拠が現れた。
梓の朝着ていたワンピース、ブラとパンツ。ベッドのシーツに枕カバー。ティッシュペーパーの空箱が何と四個も、そしておびただしい数の使用済みのティッシュペーパーの山。その上、私愛用の薄い掛け布団まで。
そしてその全てが驚くほど大量の体液でベタベタに成っており。縮れ毛や口紅や梓の物と思われる髪の毛など。正にセックスの残骸は全て揃っていた。
ただ、どこにもコンドームの姿は無かった。

開け放ったままにしてあるバスルームから再び大きな咆哮が漏れて来る。
朝、家を出てから十二時間。延々とやり続けているというのだろうか。

「オオオ――!わしも出すぞ!しっかり受け取れよ!!!」
「あー!あー!頂戴頂戴!一杯出して――――!」
「何処に出す?ええっ、梓あ!」
「中に中に一杯!ああ、出してえ!」
「おおおおおおお!」
「あああああああ!あ・あはあ・・・あーあーあー!」
強烈な絶頂を伝える声を最後に静けさが訪れる。
妻と淫獣の断末魔の声を聞きながら手の中で握り締め、精を吹き溢した。
  1. 2014/06/11(水) 06:16:34|
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家主 第17回

まだ八時前だというのに今日の暑さは強烈で拭っても拭っても汗は次から次から吹き出してくる。
プラットホームは通勤の会社員で一杯で今日の暑さを更に増殖させる。
回りの人と肩と肩とを接し合わせながら郊外の駅から都心へ一時間かけて到着した時には既にクタクタでこれからの大事な打ち合わせに向かわせる足取りを重くしていた。
九時、まだ約束の時間まで三十分早い。冷房の良く効いた喫茶店に入り一息入れる。
昨日から今日の約束をキャンセルできないものかと悩みつづけていた。梓とひひ親父を放って外出するのが躊躇われた。
しかし今日の約束の相手は残された唯一といって良い大口契約をくれている代理店でもあり簡単にこちらからキャンセルと言うわけにもいかない。
だが、今の私にとって一番大事な相手は梓であり疑念を抱きながらも放置する事はそれ以上に辛い選択だった。しかし昨夜久々に身体を重ね、そろそろ子供を作っても良いねと言って中出しを許した梓に不安感は単なる杞憂に過ぎなかったのかとも思った。
それに今日は家政婦のアルバイトが休みなので近くに住む友達の家へ行って来ると言う言葉にも少し安心して家を出てきた。
だが、梓が下着をおびただしく汚していた事は勿論事実だし、風呂場で自慰行為に耽っていた事も間違いは無く、アルバイト以前とは明らかに梓の中で何かが変化している事は明白だった。
壁の時計が五分前を指している。なるべく早く終わらせよう、と考えながらレシートを取りレジへ向かった。

「申し訳ありません。あいにく、部長は出張で関西へ今朝出発致しまして不在で御座います。御訪問の件は伝えておきますので来週以降にお連絡下さい。」
スタイルの良い受付嬢が丁寧では有るが極めて事務的にこう告げた。
ふざけるなっ!心のうちで罵りながら、丁寧にお辞儀を返す。
汗だくに成ってここまでどんな思いで出てきたのか分かってるのか!と吐き捨てながら。
「そうですか、お忙しいようですね、分かりました。じゃあ又連絡致します。」
と言って取引先を後にした。真っ白な夏用のタイトな制服に包まれた若い受付嬢の姿態は眩しく見送る笑顔に嘲りを感じた、自分の惨めさが強調されたように思った。

さあこれからどうしようか。何時もなら折角出て来たのだから気を使わない他の取引先を幾つか立ち寄りで訪問していただろうし、今朝出かける前に梓にも打ち合わせの後、二三の得意先をついでに訪問するので帰りは遅くなるよと言って出た。
だが元々の不安感に加え、この暑さが私の気持ちを萎えさせる。
結局、さっき下り立ったばかりの駅に戻り早すぎる帰路に着く。
車内は往きとは大違いで、ピークを過ぎた時間と逆の方向のためがらがらでゆっくり座って乗れた。
「どうした・・・どうした・・・大丈夫か?」
肩を揺り動かされて目がさめた。見ると老婆が心配そうに隣から窺がっている。
「あ、すいません。夢を見てたみたいです。」
「びっくりしたよ、あんまりうなされとるから。どっか痛いのかと思うたよ。疲れとるんじゃろう、少し休んだ方がええぞ・・・。」
「はい、有難う御座います。もう大丈夫ですから。」
冷房の冷気が心地よく居眠りをしていた。昨夜からの不安が夢となって姿を現したのだろう、私の出かけた後の我が家へひひ親父が厭らしい笑みを浮かべながら消えていった。私は飛び込もうとドアのぶに手をかけたのだが、同時に中から施錠する音が冷たく響いた。ドアをどんどんと外から叩き梓の名を呼び続けた。
そのとき、肩を揺すられ目がさめた。
見ると電車は我が家の有る駅まで後僅かの地点に到達しており、丁寧に老婆に礼を言うと、今朝出た駅に下り立った。

駅前のバスターミナルを抜け、日差しを避けるため商店街のアーケードの中を通り、田畑の残る閑静な住宅街を行くと、まもなく我が家だ。
時計は十二時を大きく過ぎており、家を出てから既に五時間が経っている。
昼過ぎと言う事も有り腹が減っていたが、それよりも留守をしていた間の我が家が気になってどこにも寄り道せずに真っ直ぐ帰路をたどっていた。
梓は友達と会っている筈で帰っても誰も居ない筈だが、カップラーメンくらいは確か有った筈だ。
思った通り部屋の窓やサッシ戸は締め切られており内からカーテンが引かれている。テラスには洗濯物が干してあり例の藤色のパンツも風に揺れている。女性用の下着を無造作に干しておくのはあまり感心しなかった。我が家は一階だし手前の駐車場との境のフェンスと物干し竿は一メートルと離れておらず、今でもちょっと背伸びして手を伸ばせば簡単に藤色のパンツまで手が届きそうだった。

その時、フェンス越しに洗濯物を見ている目の先に有るクーラーの室外機が勢い良く回転しており設置されているコンクリートの地面にかなりの量の排水が零れているのが目に入った。
更に注意をサッシ戸に集中して見るとカーテン下部の十センチほどの隙間から室内に明かりが点いている事が確認できた。
梓、居るのか?
カーテンの隙間から内側を覗いてみようと背を屈めてみたが、フェンスを設置した下部のブロック塀に遮られ外側からではほんのカーテンの足元しか見る事が出来ない。
意を決してフェンスによじ登って内側へ下りようと手を掛け身を持ち上げた瞬間、背後で「誰か!泥棒!!」と言う悲鳴に慌てて元の駐車場の地面に戻った。
声の主は静だった。
「あれ、ご主人かね?ビックリしたじゃないか。てっきり下着泥棒かと思ったよ、最近この辺多いらしいからね。この前も警察からチラシが回とったから。それにしても何をやってたのよ。」
「は、はあ。実は洗濯物が風で外れそうに成ってたので・・・。」
「人騒がせな事しないでさ、中に入ってからやれば良いじゃないか、そしたら誰も泥棒だなんて思わないんだからさ。」
「は、はい。済みません。」
「まあ、泥棒じゃ無くて良かったけどね。それにしても梓さんにはこの前注意しといたのにね。下着はなるべく隠すように干してくれって・・・。泥棒ばかりじゃなくて家の爺さんにも刺激が強すぎるからってねえ・・・。あの爺さん年甲斐も無くホント女子に目が無いんじゃから特に梓さんにはなあ、まったく。」
「ご冗談を。まあ、確かに下着ドロには気を付けた方が良いし。梓には私からも言っておきます。」
「頼みましたよ。今だってよりによって爺さんが居ない時にどうしようと思ったんだから。」
ひひ親父、居ないのか?
家主宅を見るとクロは小屋の中で暑さにグロッキーの様子で舌をだらしなく伸ばして寝そべっていた。
「大家さんお出かけですか?」
「そうなんだよ珍しく早起きしてたんだけど突然消えちゃってね。ランニングシャツにステテコ姿なんだし直ぐに帰ると思ってたんだけど、まだ帰って来ないんだよ。クロの散歩もほったらかしてねえ・・・でも、珍しいねえ、クロを忘れるなんて。」
「そうですか・・・。大家さん居なくなったの何時頃だったんですか?」
「そうだねえ、私が洗濯してる間だから・・・。八時頃かね。」
八時・・・私が家を出て間も無い。それから、五時間あまり・・・一体何処で何を・・・。
まさか・・・。

静はぶつぶつ文句を言いながら家に入って行った。
私はとんでもない所へ帰って来てしまったのかもしれなかった。
帰ろうと思えば直ぐにでも帰れる目の前の我が家がとてつもなく遠くに感じた。煙草に火を点け辺りを見回す。夏の暑さを避けているのか、何時もなら小さな子を遊ばしている近所の若い奥さん達や夏休みの子供達の姿はどこにも無く、炎天下に私だけがぽつりと取り残されていた。
直ぐには玄関へは向かわず家の横や裏手に回ってみたが、何処の窓もきっちり閉じられカーテンで隠されている。聞き耳を立ててみるのだがうるさいほどの蝉の鳴き声以外は聞き取る事が出来なかった。安アパートとは言っても最近の軽量鉄筋住宅は密閉度も相当に強化されており少々の音は遮断してしまう。
辺りを良く確認した上で再びフェンスを越えた。サッシ戸脇の壁に我が身を隠しそっとカーテンの隙間を覗った。手前のリビングと奥の食堂の足元が見て取れたが特に変わった物も人の姿も見ることは出来なかった。しかし、おかしな事に洗濯籠に洗濯物が残されたままサッシ戸脇に放置されている。梓は洗濯を干すのを途中で中断して戸を締め切ってしまったようだ。食堂の脇に有る寝室への襖は三分ばかり開いているようだがこの角度からは入り口の柱しか見て取れない。その寝室への入り口付近には今朝私が脱ぎ捨てたパジャマがそのまま転がっていて、そのパジャマの上に麦藁帽子が無造作に放り投げてある。
麦藁帽子・・・。最早、間違いは無かった、あの麦藁帽子は紛れもなくひひ親父がクロを散歩させたりしている時に着用している麦藁帽子だった。

あまり長くここに留まる事は出来ない。ショックで身動きが禁じられたように固まってしまっている身体に鞭を入れフェンスを引き返した。
どうすることも出来ずに玄関へ向かう、鍵を握り締めた掌がじっとり汗ばむ。ドアの真ん前に立って・・・鍵を差す事が出来ない。
その時、人の声を聞いた・・・。見るとドアの内つけポストに朝刊が挟まったままになっており、その僅かな隙間から漏れ出ていた。
人の声と言ったが、その二色の音色は既に人というよりは獣の声に他ならなかった。

入室を諦め、フラフラとした足取りで駅から今しがた我が家へ帰りついた道呈をまた逆に当ても無く駅に向かわせていた。
胸には絶望と敗北感が渦巻き、立っていられるのが不思議なほど疲れ切っていた。
そんな私の頭上から真夏の日差しが情け容赦無く降り注いでくる。
  1. 2014/06/11(水) 06:15:38|
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家主 第16回

湯の音で主人が風呂場に居るのが分かった。そして、重大な忘れ物が脱衣所に有る事を思い出していた。

身体はまだシャンとはしておらず、立ち上がると足元がふらつく。だが、行かねばならなかった。
ようやく脱衣所に到着すると手提げバッグの中を改めたが、忘れ物は既に無くなっておりポリ袋のみが無造作に脱衣篭の中に置かれていた。
バスルームの扉は完全には閉ざされておらず、ほんの少し隙間を空けている。扉を完全に閉めないのは主人の癖で、風呂場に限らずトイレでも玄関でもいつも少しだけ開いているのだ。昔からよく注意して来た事だったが、未だに直ってはいなかった。

音を立てぬよう注意しながら、そっと隙間を窺がった。
主人はバスタブの中央部に少し前屈みになって私に背を向けて座っていた。
その左手には、しっかりと私の忘れ物が握られており、あろう事かそれを口に含んで吸い立てているではないか。そうしながら右の肩が小刻みに揺れ出したかと思うと大きく頭を仰け反らせ浴槽の縁に背を投げ出した。
仰向けに浴槽に寝そべるような格好に成ったため口一杯に頬張った忘れ物も、忙しなく上下する右肘もしっかりと確認できた。
握り締めているペニスから湯の内に吐き出され浮かび上がるザーメンや、歯を立てて噛み締められる私の忘れ物も見て取れた。

危うくベッドに潜り込むと、元通りにタオルを額に乗せた。
私の身に興った性の疼きを見落とす筈は、いくら淡白な主人でも有り得ないだろう。それほどあのパンツには大量の分泌物が付着していたのだから。
ひひ親父の存在に身の内を疼かせている事もばれてしまったかもしれない、そうでなくても勘繰っている節が有ったのだから。だとしたらこれ以上のひひ親父との接触はかなりの危険を伴うだろう。しかし自制を促す自分に抵抗する欲望は更に膨れ上がっている。
ただ、主人はひひ親父と私の事をどう考えているのだろうか?
妻の肉欲の証を手に入れながらも責めるのではなく、こそこそと隠れて自慰に耽っていた主人の考えが分からなかった。
興奮してオナニーで果てた自分と同じように、ひひ親父に汚されようとしている妻の貞操に逆に興奮しているのではないのだろうか?そんな考えが頭をもたげる。
どっちにしても自分は既に後戻りできない欲求に支配されており、今更、あれほど身を疼かせた目の前にぶら下がっているひひ親父との背徳の肉交を諦める事など出来よう筈も無いし、あの強引なひひ親父がここまで期待させた女をみすみす見逃す事など有り得はしない。もし拒めば美穂と同じように類稀な腕力で無理やりレイプされるのは火を見るよりも明らかだった。
いずれにしろ、決定権は奪い去られた後でしかなかった。主人が万が一にもひひ親父に対抗しようとも、腕力、金力、精力どれを取っても勝ち目は無かった。

明日の合瀬に対する不安とは別物の新たな不安感が湧き上がっていた。
私だけが生贄に成ろうとしているとばかり思っていたのだが、きっとそうではなくて夫婦揃ってひひ親父の祭壇に供えられようとしているのだろう。
私だけでなく主人を巻き込んでしまっている事は、さっき覗き見した自慰にふける主人の姿からも明らかだった。
夫に対する罪悪感が大きく胸を締め付け出していた、間違いなく主人を傷つける事に成ってしまうような行為が許される行為なのか自問自答が始まっていた。
その時、音も無く襖が開き主人が寝室に入って来た。タンスに下着を出しに来たなと思っていたのだが、全裸のままでベッドの私の隣に入り込んで来た。
とても意外に思った、普段主人は夜型に変わった作業のパターンのせいも有るのだが、週の殆どの夜をリビングで過ごすようになっていた。今日のようにベッドに潜り込んでくる時には決まって、身体を求めてくる。だが今日は先程、自慰により放出したばかりで淡白な夫が一晩に二度もその気に成ることなど、未だ見たことが無かった。

ベッドに入るや直ぐに手を私の胸に這わせてきた。その手を払いのけて背を向けた。
主人が本当にもう一度、やろうとしているとは思えなかったし、またいつものように触るだけ触ってその気にさせておいて、いざと成ると寝息を立ててしまうのが落ちのように思えた。
主人の求めを拒否し背を向けたものの美穂との不倫の事実から来る憤りと、自分の置かれた現状から来る申し訳ない気持ちが胸内で渦を捲いていた。
私は主人を拒んだこのベッドの上で、留守をいいことに明日、背徳の契りを結ぼうとしている。ひひ親父は言った、わしに抱かれたなら亭主とは二度と出来ない身体に成ってしまうと・・・。事実ならば今夜が夫婦で愛を確かめ合える最後のチャンスなのだ。
このダブルベッドは売却したマンションから私が無理にここへ運び込んだベッドだ。
主人は反対した、それはそうだろうと思う。四畳半しかない畳みの寝室にはどう考えても大き過ぎたし、不釣合いだった。
しかしこのベッドは結婚のお祝いに郷里の友達がみんなでお金を出し合ってプレゼントしてくれたもので、メッセージカードにはこう書かれていた。
「二人のそばでいつも二人を見守って、喜びや苦しみも悲しみも包み込んで、老いたなら慈しみ守り。二人の終生のパートナーで有らん事を。」
誰が考えた文句なのだろう・・・たぶん、秀才の敬子当たりだろうか?
敬子は三人の子供に恵まれ、札幌で幸せに暮らしていると聞く。
先だって同窓会の案内状が届いたが、札幌までの旅費は今の私達には重過ぎ、泣く泣く欠席の返状を送った。
そんなメッセージカードの言葉通り、良きにつけ悪しきにつけ私達を見守り続け、特に私を何も言わずに優しく毎晩、抱いて眠ってくれた。
このベッドには主人と私の生活の全てが記されているような気がする。

背を向けたまま、手を這わせて長きに渡り私の唯一だった男性を探った。
驚いた事に出してから一時間も経っていないと言うのに、そこは充分な硬度を甦らせていた。
ゆっくりと上下に擦りながら顔を向け主人を見た。目と目が出会い、どちらからともなく唇を重ねた。激しく口を吸い合いながら主人を愛している自分に気付いていた。
そう私は主人を愛している、どんなに苦労しようとも私にとってかけがえの無い人・・・。ひひ親父に勿論、愛などは無い。有るのは熟し切った怨めしい己が身体が示す肉欲のみ。
だから貴方が満足させてくれたなら、明日ひひ親父を拒絶する事も出来るかもしれない。祈るような思いでペニスを握り締めた。

私が上になりお互いの性器を貪り合った。既に女陰はしとどに蜜を溢れさせており主人の口の周りをベトベトに汚している筈だった。蕾を刺激する舌先の動きと膣口を出入りする指の動きに、はしたなく尻を打ち振りながら、口の中を唾液で満々と満たして慎重にペニスを飲み吐きする。慎重に扱わなければ主人は直ぐに口の中で果ててしまう、今まで何度も味わった苦い経験である。今日だけはそれを許しては成らない。今夜が最後のチャンスなのだ、ここで私一人取り残されるならば明日はひひ親父の良いようにされてしまうのは目に見えている。今は夫婦の絆を作る事が全てなのだ。
「もう入れていい・・・?」
媚びるように聞くと、上に跨った身体を下方にずらし、ペニスの根元を握って上向きに固定して主人の顔に背を向けた体勢でゆっくりと腰を沈めた。
慣れ親しんだ夫のペニスが根元まで埋没した。中腰で尻を上げ下げしながら、指先で自ら蕾を押し潰した。
「ああ・・・いい・・・いい・・・」
何時ものように媚声を吐く振りをしながら腰の動きを早めた。そうしながらも夫がいつ先にいってしまうのか心配で思いっきり動けない。尻を最大まで落とし、跨ったまま座りこんで膣口をこれでもかと言うくらいまで押し付けてみるのだが、やはり少し届かなかった。痒い背中を掻こうと手を回すのだがあと少しで痒い場所まで届かない、そんなもどかしさももう慣れっこになっていた。
「もう少し・・・もう少しなの・・・」と心の内で叫びながら、口からは「あああ・・・いいの・・・いいの・・・奥まで来てる・・・」と言いようの無い演技を繰り返す。

二度目と言う事も有るのだろう、今日の主人はいつもより数段頑張ってくれていた。背面騎乗位の後、後背位そして今は正常位で蜜壺を責めている。額には大粒の汗がいくつも光り吐く息も荒く成っていた。
私も官能がかなり疼き始めていた。演技ではなく本音で言葉が発せられた。
「もうちょっと・・・もちょっとだからいかして!もっと早くやってエ!」
はあはあと息を弾ませ腰を激しく打ちつける。私も我慢が出来なくなり主人の腰に両手を回し引き付けて猛烈に尻をブンブン振り回した。
「あああああ・・・いきそういきそう!お願い!お願い!」
と突然主人の動きが止まり、私の尻たぼに手をかけ動きを封じた。
ど・・・どうして・・・。
涙が零れそうに成った。主人に限界が来ていることは分かっていた、続ければ直ぐに果ててしまうため一時中断して間を取ろうというのだろう。いつもならとっくに果てているはずだが今日の主人の頑張りには危機迫るものを感じる。
主人も私とひひ親父に只ならぬ気配を感じている筈だった、恐らくは自分の手で私を取り戻そうとしているのだろう。
しかし、全ては水泡に帰してしまった。後少しの所で寸断された官能は十歩以上後戻りしてしまっていた。
再び激しく出し入れをしたかと思うと、また中断してしまった。
こんな行為を幾ら繰り返されても、果てるどころかだんだんと冷めて行く自分を感じていた。
最早これまで・・・諦めの念が決意と成った。
主人の動きと呼応させて声を発した。
「あ・あ・・・あああ・・・いっ!いちゃう!・・・あああいく――――!!!」
身体を仰け反らせ、口を大きく開き。結婚以来、主人によって仕込まれた最高の演技で応えて見せた。

主人は満足した様子で動きを緩め、まだ果てていないペニスを引き抜こうとしている。
口で吸い出されるのが好きな主人は度々、私の演技に気を良くして抜いたペニスをフェラチオさせ果てた。
果てる演技だけの私は、もんもんとしながらも主人を絶頂へ導いてやった。
しかし今日は、それでは決意を果たせない。
主人の尻に手を回し、抜去を封じ。
「お願い、今日の貴方最高だった。だから、中に欲しいの。このまま出して。」
「子供、大丈夫か今は作れないって言ってたじゃないか?」
「うん、今日は安全日だから・・・それにアルバイトで少し楽になりそうだし、だからもうそろそろ作ってもいいかな・・・。ねっ!お願い。」

主人は動きを再開すると呆気なく膣内に精をしぶかせた。
主人の性癖と子作りを制限していたため、もろに精子を注がれたのは一年振りくらいに成るかもしれない。
主人が抜け落ちた後の膣口を指で弄り、流れ出る白濁を確認すると。
「これで、ばれないよね・・・。」
と小さく呟いた。
  1. 2014/06/11(水) 06:14:27|
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家主 第15回

「冷たいお水下さい。あっ、それから水でタオルを冷やして持ってきて。」
「医者へ連れて行かないで大丈夫かなあ。」
「うん、お湯で逆上せちゃったのね。軽い熱中症みたいに成ってるね。でも心配無いわ、冷やして少し休めば大丈夫。明日には元気になるわ。」

美穂は梓の枕もとに座り、固く絞ったタオルを額に乗せながら。
「今日は大人しく寝ててね、動くと貧血を起こしちゃうから。」
と、梓に声を掛けているのだが、気付いているのだかいないのだか梓は何も答えようとしなかった。

「じゃ、ご主人。私はこれで帰ります梓さん大事にして上げてね。おやすみなさい。」
「おやすみ、ありがとう。」
玄関でお礼を言って送り出すつもりでいたのだが、美穂の愛くるしくスレンダーな姿態は私の劣情に火を点けつつあった。
想えば半年ほど前までは梓の目を盗んでしょっちゅう不倫の情交を重ねていた。それなのに、この頃は私の誘いに全く乗って来なくなり、何かと言い訳をしては態良く断られ続けていた。
あれほどセックス好きな美穂が何の置換策も無しに私を遠ざける理由は新しい彼氏が出来たとしか考えられなかった。そして丁度その頃、美穂もひひ親父の事務所で経理の仕事を始めており、今回の梓の件と全く無関係だとは思えなかった。
ひひ親父・・・あの醜悪な老人に美穂を奪われ、今回は何と妻の梓までも奪われようとしているのかと思うと、どうにも成らないもどかしさに気が狂ってしまいそうだった。

背を見せ部屋を出ようとしている美穂の肩からふくよかな胸にかけて両手を回し羽交い締めのように抱きしめると耳元に小さな声で囁いた。
「俺、もう我慢出来ないんだ。どうして避けようとする?」
美穂は何も答えず、身を硬くしながら腕を振り解こうとしている。
「子供、もう寝たって言ってたよな。なら俺も一緒に行くよ、もう堪らないんだ。」
「だめです、堪えてください・・・あんな事続けていたら梓さんの顔まともに見られなく成ってしまいます。貴方だって同じでしょ・・・あれは一時の過ちだったの・・・これ以上罪を重ねる事はお互いの破滅に繋がります。その思いは私にではなく梓さんに向けてあげて・・・。お願いします。」
と言うと、私の手を振り切って逃げるように自室へ引き上げて行った。
残された私は惨めに立ち竦むだけだった。梓も美穂も近くに居ながら、とてつもなく遠くて手が届かない場所へ行ってしまったような気がした。

リビングへ戻ると寝室から梓の声がした。
「どうして美穂を呼んだの?」
額にタオルを乗っけたまま、身動ぎもせずに問い質すような口調で告げた。
「呼んだんじゃない。声を聞いて驚いて飛んで来たんだ、強盗かと思ったらしいよ。」
「・・・あなた、美穂に何か喋った?」
「いや・・・風呂場で倒れたとしか言ってない。逆上せたと思ってるよ・・・。」
「貴方に見られたのね・・・。でも、あれは私のせいじゃないから・・・。分かってるでしょうね。」
「何となくは・・・。」
後はお互いに無言に成った。何か喋ろうとしたのだが気の利いた言葉を見つけられなかった。
額から汗が流れて目に沁みた。気が付くと全身汗だくになっている。シャワーを浴びに先程、梓が気をやったバスルームへ向かった。
肌に張り付いたTシャツとショートパンツ、下着を一気に脱ぎ捨て全裸になる。洗面台の鏡に勃起して上を向いたペニスが写っている。「何を興奮してるんだ・・・梓も美穂も絶望的な状況なんだぞ・・・。」ピクピク上下するペニスを見詰め苦笑いがもれた。
足元を見ると梓愛用の手提げバッグが床に置かれている。何故、脱衣所に置いて有るんだろうと疑問を感じながら、何気なく中を覗いて見た。
「ん?」藤色の小さな布地がポリ袋に入れられ、隠すように底の方に置かれていた。
手に取り袋から取り出してみる。布地の正体はパンツだった、あまり見たことの無い色で生地の感触からも、かなり新しい物でひょっとすると下ろしたてかもしれない。

藤色のパンツはグッショリ湿っており、見た目から判断できる重量の倍くらいの重さになっている。
ドキドキしながら布地を裏返して見ると女性器に触れる部分の当て布一杯に厚紙ほどの厚みの黄色っぽい分泌物が乾いてバリバリに成り幾重にも層をなしてこびり付いていた。恐らくは何度も蜜を溢れさせ、乾いた上から再び蜜を吐き出したと思われる。勘定してみると少なくても四回の上塗りを重ねてあるように思われる。
なるほど、着替えを持って行ってたのか。とすれば・・・梓がひひ親父に何らかの感情を抱いているのは確実だった。しかも、おニューの下着を着けて・・・。俺だって始めての女を抱くチャンスがある日には、きっとこうするに違いないと思った。
倒れなければ、入浴後に洗濯機に移すつもりだったのだろう。
一体、梓は今日一日で何回欲情していたのだろう。女性特有の臭気を放つパンツを手にしたままバスルームに入った。

湯船の湯は既にぬるま湯に成っており、今の自分を暗示しているかのように感じた。
それは梓が吐き出した大量の分泌液により、薄っすらと白く濁っている。その中に身を浸し、生ますっぱい匂いを湛えた梓のパンツを鼻っ柱に擦りつけて大きく息を吸いこみ嗅いでみる。
梓よ、どうしてこんな厭らしい汁を一杯、溢したんだ・・・ひひ親父に何をされた・・・何がお前をあんなに興奮させ、気を失うまでオナニーに耽らせたんだ・・・。
梓の樹液でカリカリに乾いた内布を唇を尖らせチュウチュウしゃぶると、乾いた液は再びぬるぬるとした感触を取り戻し、口一杯に酸味の効いた塩辛い味を広げた。
そうしながら、ひひ親父の巨大な一物に舌を這わせる梓の姿を・・・又、美穂の姿を想像し、その想像上の一物よりも遥かに微小な己のペニスを激しく湯の中で磨いた。

物の一分とかからなかった。口一杯に梓の藤色のパンツを頬張って、あっという間に果てた。鶉の卵よりも小さい睾丸がピクピク蠢き、力なく精子を吐き出す。湯の中で梓の愛液と己の精液が触れ合っているのだが、劣情に苛まれる今の自分には湯に触れ水分を抜かれ固まりのようになりながら漂う、己の残骸が湯と溶け合う梓の愛液に拒絶されているように見えた。
  1. 2014/06/11(水) 06:13:25|
  2. 家主・えりまきとかげ
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家主 第14回

「今日はえらく早かったじゃないか。」
三時過ぎに帰宅した梓に声をかけた。
「ええ、使わない部屋の掃除は少しずつで良いんだって。」
「それじゃああんまり稼げないな。」
「うん、でもしょうがないわよ。不必要な仕事を時間給のためだけにする訳にはいかないでしょ。」
「まあそうだけど・・・嫌な仕事を引き受けた訳だし金くらいは充分貰わなきゃ割りに合わないだろ。」
「嫌な仕事って、別に私、嫌々やってる訳じゃないわよ。」
「でも、ひひ親父の家だぜ。嬉しい訳無いだろ。」
「大家さん、そんなに変な人じゃないわよ。静さんだって凄く良くしてくれるし。それに私、あなたにちゃんと暮らせるだけの収入さえ有れば、こんなバイト引き受けなかったわよ、家賃だって帳消しに成るんだし他に何処にこんな良い話が有ると思ってるの。」
そう言われると実際そうだし何も返す言葉が無かった。
「私、汗かいたからシャワー浴びて来る。あなたは明日、大事な打ち合わせが有るんでしょ、私に絡んでる暇があるんならしかっり構想練ってよ。数少ない大口クライアントなんでしょ。」

湯船に湯を注ぐ音が聞える。シャワーだけではなく湯に浸かる積もりでいるらしい。
ひひ親父とパソコンで何を見ていたのか聞いてみようと思っていたのだが、予想外に挑戦的な態度をとった梓の前に口にする事が出来なかった。
カーテンの奥で何が行われていたのだろうか。疑念は益々膨れ上がっていた。
脱衣所へ忍び込むと梓の下着を探した。バスルームでシャワーを使っている梓の後姿がすりガラス越しに見える。パンツは直ぐに見つかった、綿素材で白地に小さな薔薇の花が幾つもプリントされている以前から良く見かけるパンツである、裏返して調べてみたが股間の当たる部分の内張り布に長い使用期間を思わせる茶色い染みが付着している程度で思っていたような疑惑を裏付けるような痕跡は何処にも無かった。

湯船にはぬるめの湯が張ってある。ゆっくりと肩まで浸かり今日の出来事を反芻してみた。
あの後、ひひ親父は地下に有るトレーニングルームへ消え、静と二人リビングに残された。洗い物の後、昼食の鯵の開きをグリルで焼いていると、テレビを見ていた静の前のテーブルに置かれたビジネスフォンの内線が鳴った。応対した後、静はキッチンへやって来ると冷蔵庫からスポーツドリンクを取り出し、「マシーンルームに届けてくれって。」と言いながら私に手渡した。
「鯵は、見ておくから。」と言って菜箸を取り上げた。
「玄関脇の階段を降りたら正面よ、他には地下には部屋は無いから。」
レンガ造りの階段を降りると“MACHINE ROOM”と表示された大きな鉄製の引き戸が現れた。開くのにかなり力が必要だった。
中へ入ると中央のベンチにひひ親父が仰向けに寝ており、その上部には百キロの表示の有るウェイトを積んだバーが架けられている、左右合わせて二百キロ。八十を過ぎた老人がこれを持ち上げようと言うのだろうか。
「おお、梓。ご苦労だったな、そこのテーブルに置いておいてくれ。」
と言うとバーベルに石灰の粉を塗りつけた手をかけた。
「うりゃあああああ!!!」
掛け声もろともバーベルは重りを軋ませる音を立てながら仰向けに寝そべる頭上へ高々と持ち上げられた。「やっ!!」今度は胸の上まで降ろされると「えやっ!!」再び頭上へ差し上げられる。その度に重しが悲鳴を上げ、ギシッギシッとバーベルを軋ませる。
過重がかかったひひ親父の腕や胸の筋肉は先程までとは桁違いの張り具合を呈しており、その太さはプロレスラーかボディビルダーを思わせる。歳が八十を過ぎているとは知らない人にはとても信じては貰えないであろう。ひひ親父の強さはこのトレーニングによってもたらされた物なのだろう。
ギシッギシッギシッギシッ!!!既に十回近く上げ下げは繰り返されており、流石のひひ親父も背をベンチの上で反り返らせ逆海老反りの姿勢になって来ている。
それでも驚くべき強靭さでバーベルと闘う「オリャッ!!」「オッシャ!!」身体中、汗でテカテカに光っている。しかし私の目はさっきから別の物に釘付けに成っていた。
私はベンチに寝転ぶひひ親父の足の方向に立っているため、身体を反らすひひ親父の下腹部が嫌でも目に付く。ピチピチのボディスーツ一枚で包まれただけの下半身は脚を踏ん張る度に尻をベンチから浮かせ股間を突き上げる。
サポーターは着けていないのであろう、股間の大きな生殖器はもっこりどころかくっきりとした形まで完全に浮かび上がらせている。
「オオリャッ!!」必死でバーベルと格闘しているのを良いことに、真っ直ぐ足元に近づき、屈み込んで股間の間近まで顔を近づけてみる。
先程の屹立状態は治まっているにもかかわらず、自分の手首ほどの太さが有る。それは途中で二度ほど折れ曲がり先端は右腰骨の上まで達しており、そこに鶏の卵ほどの亀頭部の瘤を作っている。思わず溜め息が出てしまう、平常でも勃起した夫の三倍は楽に有る。これがさっきの様に膨張したなら・・・恐らく五倍、いやいや十倍ほどの容積に成るのではないだろうか。
もう一つ私を驚かせたのが丸々とした睾丸だ、片方の玉だけでも自分の手に収まり切れないであろう、両方の玉を合わせたなら一リットルは入りそうだ。昨日の凄まじい噴出量もこれなら納得が入った。ひひ親父がいつもだぶだぶの綿パンツを履いているのも頷けた、もしぴったり目のズボンなど履こうものなら脱腸と間違えられるだろう。
この怪物のような物を自分が受け容れる事に成るのだろうか。ぞくぞくと背筋に冷たいものが走るのと同時に股間は妖しい期待で再び蜜を吹き溢した。

ガチャン!!!「ふううう~~~」
ようやくベンチプレスは終了した。
「梓、残念だったな。静の奴、今日に限ってえらく早くに帰って来やがったもんじゃ。いつもは一度出掛けたら最後いつまでたっても帰って来んくせに・・・。その上、めったに外出する事も無いしのう・・・。やっかいな婆さんじゃ、折角念願が叶って梓が来てくれたというにじゃまもんが居っては願いが叶わん・・・。さて、どうしたもんじゃろうのう。来週の通院日まで待てそうに無いんじゃがのう・・・。」
「あの、私の家では拙いですか?」
「あんたの家は亭主が居ろうが。」
「明日は主人、大事な打ち合わせが有って、たぶん夜まで帰りません。」
「成る程な、梓もわしを待きれんか?あんたの家なあ・・・。ご主人との愛の巣でわしに夫婦の引導を引かされるわけじゃな・・・。悪くないのう。人妻を寝取るのには最高の舞台じゃ。大事な打ち合わせをしている真っ最中に、己が妻を愛し続けたベッドの上で最愛の妻は醜い老人の手にかかり夫との決別を声高に誓わされながら何度も何度も快楽の果ての果てを嫌と言うほど味合わされる。仕事で疲れきった体を休めに帰宅してみれば、そこに妻は無く、居るのは無頼漢の性の奴隷に落とされた淫乱きわまりない生身の女の性のみ・・・。ええシナリオじゃ。よっしゃよっしゃ、明日は梓には休みを取らせようただし外出は禁止じゃ、ええな約束さえ守ったならボーナスに三十万、いやいや百万出そう。梓ほどの女を食らえるんじゃそれくらいな~んも惜し~無いわ。一生懸命打ち合わせしようとも梓の旦那の仕事にはそんな価値は有りゃ~せんじゃろうが梓の身体には充分それだけの価値が有るんじゃよ。ええな、お前から言い出した事じゃ最早、後戻りは許さんぞ。」

湯船の中で脚を広げて股間を弄くる。
想像しただけで蜜は止めど無く湧き出し湯の中に白い濁りを吐き出す。
中指と人差し指の抽送に加え薬指までも参加させズボズボと卑猥な音を立てながら腹の中を掻き混ぜる。白い濁りは驚くほど大量に浮かび上がって来て今や湯面から股間部の眺めを奪い去っている。
「うう・・・やっぱり、三本はきつい・・・。」
三本の指を挿入したのは生まれて始めてだ、夫の細いペニスしか受け容れた事の無い膣口は指二本が限界で三本では痛いばかりで感じる事さえ出来ない。再び指を二本に戻し膣内の上壁を擦り上げる。「あああ・・・い・いい・・・」やっぱり二本の方が数段気持ち良かった。「はあ・はあ・・・」マスターベーションの快感を更に高めるため尻を浮かせ女性器を湯面の上に持ち上げる。滑りを洗い流していた湯が無くなると膣の入り口付近の摩擦が無くなりぬるぬるしたジュースで全体が潤う。指も遥かにスムースな出し入れが可能に成り早くもアクメを迎えつつあった。
しかし明日の事がとても不安に成っていた。ひひ親父の人間離れした巨根を果たして自分が受け入れる事が出来るのだろうか。
そして何故かロストバージンの事を思い浮かべていた。
入社してすぐに夫は私を口説いてきた、最初の内は何度もやんわりと交わして来たのだが相手が社長だという事を考えればいつまでも曖昧な態度を取り続けるわけにもいかず、真剣に考え出したのは一年を過ぎた頃だっただろうか。
夫は歳はかなり上だったが中々の男前だったし、脛っかじりとはいえ業績を伸ばしている会社の社長でも有った。断る理由も見つからず夫を受け入れる決意をした。
最初、私が嫌がった事も有り夫は性急な肉体関係を強要はしなかった、いたわりの気持ちだとばかり思っていたが、今思うとするとその頃から既に性に対して淡白だっただけなのかもしれない。
しかし、私もいつまでも拒みつづける訳にもいかず、ついには当時一人暮らしをしていたワンルームマンションで処女を捨てた。
今までずっと拒みつづけていたもののセックスに対して興味が無かった訳ではなく、コンプレックスに成っていた小さな胸を晒すのが怖かっただけだった。
夫は何もかも優しくしてくれた。私の要求には全て従がってくれたし無理な要求もしては来なかった。
私は、キャミソールを付けたまま下半身だけ露出して夫のペニスを受け入れた。
余りの激痛に何度も動きを制限したのだが、その要求も全て受け入れてくれた。私は夫に動かす事を禁じた、最後は自分の手でティッシュペーパーの中に吐き出し果てた。
私の出血はかなりの量でシーツに真っ赤な大染みを付けた。
あれほど痛かった初体験を思うと、夫がかなりの短小なのが不思議だし、ましてひひ親父の巨大な一物を己が受け入れなければならなくなった現実が恐ろしかった。

バスルームは湯の熱気と我が身の火照りで、灼熱の様相を呈して来ていた。
身体中に汗がべっとり張り付き息苦しささえ覚える、ただこのまま上がる訳にはいかなかった。あと少しで気をやる事が出来るのだ。
空いている方の手を使い水道の蛇口を捻りシャワーで冷水を頭上から雨のように降らせた。
火照りきった肌に冷水の滴が当たると白い湯気が立ち上る。二本の指を激しく出し入れさせ官能を追い込む事に必死に成った。あと少し、あと少しでいってしまえる、だが手の届く所まで来ている絶頂の扉にどうしても手が届かない、もどかしさに気が変に成ってしまいそうだった。
冷水シャワーの影響で肌の火照りは鎮められそうに成っていた。「また・・・また、ダメなの・・・。」瞳からは大粒の涙の玉が零れた。
ひひ親父・・・閉じた瞼の裏側に卑猥にニタニタ笑うひひ親父が現れた。その淫靡な顔を遮るように下方からもりもりと巨大なペニスが伸びてくる。「ああ・・・凄い・・・顔まで届いてる・・・。」ひひ親父は大きく口を開け頭ほども有る亀頭の先端に自ら吸い付いた。
「嘘でしょ・・・自分でフェラチオ出来るの・・・どうして・・・そんなに・・・凄いの・・・どうして・・・私を苦しめるの・・・」
抽送を繰り返す二本の指に、再び薬指その上に小指と親指まで加え掌を丸め込んで五本指を一気に膣口へ捻じ込んだ。
「ぎゃあああああああ!!!!!!うううう!!あああああああああああ!!!!」
その一突きが十数年に渡り頑なに閉ざされていた禁断の地への扉を開いた。
「おおおおおおおお!!!はっはっははははあはあああ・・・ああああ!!!おうん!」
ドボンと音を立てて浮かしていた尻が湯船の底に落下した。生まれて始めて果てる事の出来た喜びに涙が後から後から湧き出してきた。

「どうした!」夫があまりの大声に驚いてバスルームへ飛びこんで来た。
私は何も答える事が出来ず、夫も恐らく凄まじい光景に全てを悟ったに違いなかった。
ピンポーン!
チャイムの音が響き、玄関の扉を激しくノックする音と「どうしたの!梓さん!何か有ったの!」と叫ぶ美穂のけたたましい声が耳のどこか遠くの方で鳴り響いていた。
湯船にへたり込む私は髪は乱れ果て前髪が顔の全てを覆い隠すように濡れて張り付いている。左足はだらしなく浴槽の縁に引っ掛かり大股を開き右手は五本指を女性器の中に挿し込んだままで身体全体、とりわけ内腿の筋肉が引き攣ったように痙攣を繰り返している。
張られた湯は全体に乳白色に濁りを見せ、五本指の挿入されたままに成っている膣口からは身体を震わす度に真っ白な本気汁を塊と成って噴き出している。
そんな私を夫はまんじりともせずに、ただ黙って見詰めていた。
美穂の叫びが聞えていたが、やがて何も聞えなくなった。どうやら気を失ってしまったようだった。
  1. 2014/06/11(水) 06:12:17|
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家主 第13回

「ああ・・・梓、気持ち良いぞ・・・。噛んでくれ。歯で噛んで・・・。」
歯を立て甘ま噛みすると、ひひ親父は目を瞑りうっとりした気色の悪い表情を浮かべ「ああ・・・いい・・・いい・・」とうめき声を発する。
眼下の下半身はだぼパンの布地を目一杯伸ばし切っているにも拘わらず、更に膨張を増しているのだろう、布地の皺をギジギジと引き絞りながら鋭角に持ち上がって来ており、身を浮かせて奉仕する私の胸に遂には到達してしまった。
一体どこまで大きく成るのだろう・・・あれ以来、美穂のご主人との露天風呂での背徳の行為を思い返しながらあの時達成されなかった膣口への巨根での挿入にいつも胸を焦がして来た、八十を過ぎた醜い男とのこんな行為に没頭してしまっているのも全ては巨根への憧れからだ・・・。しかし眼下で跳ねるひひ親父の一物がそんな梓の願望を超越した巨大さを持つことは実物を目にせずとも明らかだった。
確かにずっと夫よりも遥かに大きなペニスを持つ美穂のご主人のような・・・露天風呂で目にしたその他の男達のような・・・雄大な一物で貫かれてみたかった、セックスで一度で良いから我を忘れて果ててみたかった。ひひ親父とこう成ってしまったのも人間離れした巨大な一物を有すると言う噂を耳にしたからに他ならなかった。確かにその噂は事実だったようだ・・・ただ、あまりにも大きすぎる。顔の下でむずがる膨張はまるでビール瓶か大根を連想させる。無理なのではないか・・・そんな不安が胸内に大きく広がっていた。ただ、かつてないほど興奮している事は溢れつづける愛液を確認せずとも間違い無かった。
「よーしゃ・・・!もうええ。梓の舌技堪能したわい・・・。今度はお返しじゃシャツのボタンを外してパイパイ見せてみい。」
黙って頷くと、迷彩柄のシャツの前ボタンを上から外していく。前を肌蹴るとパンツと同じくこれも真新しい藤色のブラが現れる。この下着を買いに行った時、十代くらいに見える髪を金髪に染めた店員の女の子にサイズを聞かれ、本来ならさっきひひ親父が言った通りAカップで充分なのだが、その娘のTシャツのボーンと大きく迫り出した胸に恥ずかしくて本当の事がどうしても言えずCカップを買ってしまった。今までにも何度も有った事だしCカップなら中はかなり余るがシリコンパットを入れれば付けられなくも無かった。
ひひ親父は気にも留めずパイパイ見せろと言ったのだろうが私にとっては最大のコンプレックスで女子大では梓ボーイなどと言う有り難くない仇名を頂戴した。実際その当時は殆ど乳房が無いに等しかった、鏡に写して見るとまるで男の子のように見えた。発展的な女の子が回りに沢山居たし、言い寄る男も後を絶たなかったにもかかわらず、結婚するまでバージンを捨てられなかったのはそれが大きかったと思う。結婚し夫は「俺は小さい胸が好きなんだ。」と言ってくれたが、たまにテレビにビキニ姿の女の子が登場したりするとじっと見ていたし、「この子、胸大きいな。」などと発言し、その気では無いにしても度々私を傷つけた。結婚し三十に成ると流石に少しはふっくらしたものの、いまだにAカップが適サイズだ
シリコンパットが下に落ちないよう注意しながらブラを引き上げた。
「ふふふ・・・梓・ホンマにお乳無いんやなあ。まるで男の子みたいやな・・・。」
「恥ずかしい、分かってるんですから・・・言わないで。」
「ふん、こいつはなあ、主人の責任じゃよ。梓ほどむっちりした腰付きしたおなごが乳だけがぺたんこな訳が無い。それはな梓が人より少し遅かっただけなんじゃよ・・・。性の満つる時期にねっとりとした快楽と男性のホルモンを注入されとったなら、今ごろは美穂なんぞに負けん立派な豊乳に成っとるはずじゃぞ。子が出来んのもそのせいじゃ。じゃがなあ・・・安心するがええぞ、わしはお前の亭主の百倍以上のホルモンを毎日でも与えてやる事が出来るんじゃ、男の質が圧倒的に違うからのう、美穂くらいになら一月でしてやれるからのう・・・ふふふ・嬉しかろう。整形外科なんぞより遥かにわしのホルモン剤の方がよー効くからのっ・・・ふははははは・・・楽しみじゃ。じゃがのう何度も言うようじゃが一度わしを咥え込んだなら二度と亭主とは出来んように成ろうぞ、美穂がそーやったようにな。ええな覚悟せえよ、亭主には今の内にさよならを言うておけ、事が済んでしまえば梓は亭主を男とは見れんように成ってしまうさかいになあ。」
そう言うと首の下に引き上げられているブラパットの中から隠していたシリコンパットを掴み出し私の頬に押し付けながら。
「可愛そうにのう、梓。わしの気持ちは早うから知っとったじゃろうに、素直にさえ成っとればこんな思いなどする事は無かったんじゃぞ。」
両の手で僅かばかりの乳房の肉を掻き集めながら強く握られた。同時に親指と人差し指の腹で乳首を摘まれこりこりと刺激を与えられる。
「ふ・ふう・・・」
敏感な乳首を触られると早くも声が漏れ始めた。
分厚い舌先にたっぷり唾液を乗せて左右交互に転がされると根元から先に向けて順に芯が入り出す。
「これや、これや。昨日始めて見してもろうて、もの凄い気に入ったんや・・・梓、ごっつい長い乳首やのうビューて伸びて来よったでこんな乳首の女めったにおらへん。これを根っこから吸い上げとうて堪らんかったんじゃ。念願叶ったって訳よ・・・。梓も見たじゃろう・・・?倉庫にぶちまけたザーメンを・・・こいつを思って扱いて出したんじゃ、今日は吸い上げながらベちょベちょのオマンコにぶっかけられる思たら、もういつお迎えが来ても本望じゃ。」
チュバチュバと湿った音を部屋中に響かせながら、指のニ間接分は有ろうかと思われる長い乳頭がやに臭い薄い唇に吸い立てられる。唾を次々と吐き出したっぷりと潤滑を与え出し入れを繰り返す。腹部にはズボンの前を持ち上げている勃起がめり込んで来る。
「あう・・・あう・・・」
吸われる度に靡声が漏れ出る。最早、官能の渦は押さえを失っていた。
そして、昨日の倉庫での生々しい記憶が甦る。そこで目にした精の残骸は人の能力を超越していた・・・。私は、北海道の酪農農家で生まれた。今では年老いた父母が後継ぎも無く昨今の輸入攻勢に持ち堪える事が出来ずに廃業を余儀なくされてしまったものの当時は競走馬の生産を行っていて、ダービーや天皇賞で勝つような優秀なサラブレッドも出した。男兄弟がなかった事も有り長女の私は小さい頃から良く手伝いをさせられていた。今でも瞼に残る強烈な記憶は種付けの時、種馬が水道パイプのような長大でグロテスクな生殖器からバケツに満々と満たした水をぶちまけたかと思う程、大量の精液を肌馬の人の頭部でも楽々と入ってしまいそうな巨大な局部に注入するシーンだった。
サラブレッドの種付けはあっという間の短時間で終了するのだが、優秀な種馬は九割以上の高確率で種を植え付ける。
その父親も今年、八十の大台に乗る既に足腰は立たず車椅子の生活を送っている。ひひ親父は八十を超え九十も近いとさえ聞いている。この体力と精力が信じられなかった、そんな父親よりも遥かに年上の醜老に身を委ねる自分が信じられなかったし又、ひどく興奮しているのも事実だった。
「あ・・・ああ・・・お・大家さん・・・一つだけお願いが・・・あ・・ああ・・・有る・・・ん・・・です・・・あああ・・・」
「何じゃ?要らん事考えんと、快感に没頭せんか!」
「あんん・・・で・でも・・・ひ・ひとつだけ・・・お願い・・・」
「何じゃ、手短に話せよ。」
「は・はい・・・実は・・・出す時だけは・・・そ・外で・・・」
「外じゃと?」
「はい・・・あうう・・・だって・・・今日危ないんです・・・あんなに一杯、中で出されたら・・・」
「どうなると言うんじゃ。」
「で・・・出来ちゃいそうで・・・こ・・・怖いんです・・・」
「成るほどな、出来るだろうな。ほぼ、十割の確率で梓は身篭る事に成ろうのう。」
「は・はい・・・そうなったら・・・私・・・主人に何て言えば良いか・・・」
「主人?あんな種無しの能無しなんざどうでもええ。子が出来んばかりか、梓ひとり満足に養う事もいかせる事さえも出来んような最低の男じゃ、いつ捨てても未練など有るまい。」
「わ・・・私・・・そこまで考えていません・・・主人は今までずっと私を愛してくれました。」
「ははは・・・簡単に美穂の誘惑に溺れた亭主に愛など有ろうものか・・・ご亭主は美穂にこう言うたらしいぞ・・・、こんな大きなおっぱいに憧れてたんだ、女房は男みたいにぺったんこだから、してても男を抱いているようで興奮できないんだ。俺はホモじゃ無いからな・・・ってな。分かったろう亭主に義理立てする理由などどこにもありゃあせん。亭主が梓と暮らし続けるホンマの理由はのう金も無く地位も無くした今、他にええ女を獲得する事など不可能だと言う事を亭主自身が自覚していると言う事に過ぎんのじゃ」

その時、私の後方の寝室の扉が開かれる音が耳に飛び込んで来た。
「あら・・・ここに居たの。クロは狭い所に繋ぎっぱなしだし、二人とも靴が有るのにどこにも居ないし・・・。もうお昼だっていうのにカーテン締め切って、何やってるのよ。」
静の声だ。
私は突然の事にどうして良いか分からず、ただ身を硬くしていた。ひひ親父の手は私のシャツの前をそっと閉じ合わせると中程のボタンを掛けた。
静の位置からは中腰の私の背から尻、椅子に座ったひひ親父の足と顔から肩にかけてしか見えてはいない筈だった。
「これから、トレーニングを始めようと思ってな。梓さんに着替えを手伝って貰っとたんじゃ。」
「トレーニングも良いけど布団くらい仕舞ってからにしたらどうなの。誤解されるわよ、そうでなくても色々噂されてるんだから。それに、梓さんだって、そんな頼み困っちゃうでしょ。さあ、梓さんゴメンナサイねもういいからこっちへいらっしゃい。」
シャツの前を掻き合わせながら静の立つ出口へ向かう。
ひひ親父はズボンと下着を一緒に脱ぎ捨てピチピチのトレーニング用のタイツに着替えるとカーテンを開け放った。

先に寝室を後にしてキッチンで先ほどの食事の洗い物を片付けていると。静がやってきて、「梓さん、あなた良く考えた方が良いわよ家の兄は、あなたが考えている以上に物凄く危険な男なのよ。」とだけ言い残して居間のソファへ移動しテレビを点けた。

  1. 2014/06/11(水) 06:11:05|
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家主 第12回

ピチピチのジーンズのジッパーが少しずつ引き下げられる度に窮屈に仕舞い込まれていた下腹部の肉が後から後から前開きを割り裂きながら溢れ出した。
妖しい何事かを期待して着用して来た小さなおろし立ての藤色のTバックが土手の高みを晒した。膣の辺りまでジッパーを下げ終えた無骨な指の先がパンツの上から性器を弄る。既にそこは洪水のように愛液を溢れさせており指でなぞられる度に水を弾かせるような音を響かす。
「凄いな。梓、垂れ流し状態やないか。ビチャビチャで割れ目からはネバネバの液まで出て来とるで。興奮するんか?なあ、梓よ。」
視界にはジーンズのジッパー部分から侵入し下腹部で蠢くひひ親父の手が見える。親指で蕾を押し潰しながら中指で割れ目を上下になぞり薬指がパンツの縁を越えて侵入して膣口に潜り込んで来た。
「ああ・・・あう・・・」
声を堪える事が不可能に成りつつある。更に深く薬指が挿入されると声を堪えてもヒュッヒュッと空気を吸いこむ音が漏れる。
「辛抱しないで良いから、思い切りいきたいんやろう・・・。肩の力を抜いて思うが侭に身を委ねるんや。どうしてもらいたいのか素直に口に出して言ってみいな。」
「はあ・・・あ・・・はあ・・・お願い・・・いかして・・・」
「美穂のようにして欲しいんじゃろ・・・ほれ、お願いしてみんかい。」
「う・う・・・み・美穂さんみたいに梓も思いきりいかせて下さい・・・もう・・・我慢できないの。」
「よしよし、よくお願いできたのう。叶えたるで梓の願い・・・それも、梓の想像を遥かに超える、最高の快楽をなあ。」
うんうんと頭を縦に振った。どうなっても構わなかった。ただただ、いきたかった。いくと言う事がどんな事なのかどうしても知りたかった。
「よっしゃ、よっしゃ。ひひ親父に全てを任せるのじゃ。お前の亭主となどでは到底叶える事の出来ないホンマモンの男の味をたっぷりとその熟れ切った身体に仕込んでやろう。ただ、これだけは覚悟しておけよ・・・。一辺わしの味を覚えてしまったなら二度と亭主に抱かれる事の出来ない身体に成ってしまうそれでええなあ。」
更に激しく頭を振った。とにかく持て余しているこの身体に早く決着をつけて欲しかった。それ以外は何も見えなく成ってしまっていた。
ひひ親父は弄んでいた股間から手を引いた。突然愛撫を中断された私は腰を手指を追うように上下にバウンドさせた。
「ふふ・・・はしたない奥さんじゃのう。待て待て、まずは梓とわしが一つに成れる場所が必要じゃ。梓よわしの手にかかって過去の自分と決別し、女に生まれた喜びを受取るための神聖なる場所を自らの手によって準備するのじゃ。」
私は覚束無くなっている足元でふらふらと立ち上がると、さっき夜具を仕舞い込んだ押入れの襖を開いた。
ひひ親父は窓側に立つとにやりと笑みを漏らしながらカーテンを引いて外部からの明かりを遮断してしまった。部屋の照明を灯し、椅子に座ってニタニタしながら見詰めているひひ親父の前で、押入れから再び取り出した敷き布団を畳の上に二組並べて敷きつめた。掛け布団を重ね枕を二つ並べ終えると、ひひ親父に向かって正座し三つ指を突き「お願いします。」と頭を下げた。
「ふふふ・・・よ~しゃ。これからは、わしの言う事に何でも従うんじゃ分かったなあ。」と言うと着ていたシャツを脱ぎ捨て上半身、裸になると手招きで梓を呼びつけた。
歩み寄る梓の肩を抱きかかえると頭を厚く迫り出した毛むくじゃらの胸板に押しつけた。
むっとするような体臭が鼻腔を刺激した、夫の匂いとは全く違う、動物性のような濃厚な匂いがする。
「乳しゃぶってくれや、わし物凄い乳が感じるんや。唾たんとだしてべろべろ舐めるんやで。」
椅子に掛けるひひ親父の膝と膝の間に割って入ると乳首に舌を這わせた。唾を塗し込んで吸ったり押え付けたり、歯を軽く立て噛んでみたり。自分が知っているあらゆるテクニックを駆使して乳首を愛撫した。ひひ親父の乳首は見る見る膨れ上がり女性の乳首を凌駕するほどの大きさに硬く勃起した。
「そうや、上手いもんやなあ。ごっつー気色ええで今度は舌の腹で転がしてくれや、優しく優しくな。」
乳首を愛撫しながらひひ親父の下半身に変化が生じている事にさっきから気付いていた。だぼだぼした綿パンを履いた下腹部は最初、肉まんが中に入ってでもいるかのようにもっこりとだぼパンの布地を押し上げていただけだったのが乳首の勃起と呼応するかのように蠢き出している。徐々に布地を引っ張りながら盛り上がりを増してゆき今やだぼパンの生地を完全に押し上げ、まるでズボンの中に大根でも入っているのかと思う程、巨大な膨らみを見せている。
嘘でしょ・・・。ひひ親父の膨らみを凝視しながら胸の内で呟いた
その時、窓の外でクロがけたたましい鳴き声を発した。ビックリして身を起こした私に向かって、ひひ親父はニタつきながら「のろまないも虫か泣き虫毛虫でも来たんじゃないか。」
と答えた。
  1. 2014/06/11(水) 06:09:52|
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家主 第11回

ひひ親父は“美穂”のフォルダアイコンをクリックした。“美穂”の中は“梓”とは異なり三つのフォルダで中が仕切られており、それぞれに番号がうってある。
ひひ親父は“3”のフォルダを開くとやはり数十枚の画像ファイルが有りその中の一枚をクリックした。
いきなり梓の目に剥き出しの男性の股間が飛び込んで来た。ベッドの縁から撮られたと思われる写真は股を開いて横たわる男性の股間を太股の間から捉えたものでベージュ色のネイルカラーを塗った手が中心部を握っている。その、女性の手の甲に阻まれて男根の姿は見えないが付け根に佇む小さな陰嚢が覗いている。恐らく男根を握り締めていると思われる手の親指と人差し指の間の腹には弾き出されたザーメンが手首にかけて流れ出している。
次の画像が開かれた、今度の画像は先ほどの掌は無くなり心持ち上方から撮られている。下腹部の陰毛に埋まるように小さく萎びた男根が力無く寝そべっており、その回りはザーメンで汚れている。
「梓よ、見覚え有るじゃろうが。このふにゃチン・・・。」
横たわっている写真の主は、夫に間違い無かった。極端に小さな睾丸や吐き出した後、完全に埋没してしまう亀頭部など全く疑う余地など無かったが。決定的な証拠として左足付け根の五センチばかりの蚯蚓腫れが物語っていた。この傷跡は夫が学生の頃、スキーで転び付いた傷を、医者に行くことを躊躇いケロイド状に残ってしまった傷跡だと夫から聞かされていた。
続いて正常位で繋がる男女を結合点を中心に男の顔まで捉えた写真が続いた。女が入れられながら撮ったものだろうはっきりと額に汗を浮かべ女を組み敷く夫が写っていた。
そして決定的な写真が開かれた。大きなドレッサーに脚を広げて腰掛けている美穂に立位で挿入している男の股間が男の手にしたデジカメで映し出されていた。しかも鏡に背を凭れさせている美穂の顔のすぐ脇に鏡に映ったカメラを構える夫の顔がハッキリと写っていた。
「この写真は決定的じゃろ。あんたの亭主の雑チンが美穂のオメコを割っとるじゃろう。」
「・・・でも、大家さん。どうしてこんな写真を手に入れることが出来たのですか。」
「ほれ、単身赴任中の美穂の亭主がな、こんな写真を写すのが趣味だったらしいわい。それが美穂にも伝染したらしくてのう・・・。おおそうじゃそうじゃ美穂とご亭主の写真も有るんじゃぞ。ちょこっと見てみるか。」
“3”のフォルダを閉じると“2”のフォルダを開く、同じように並んだ画像ファイルから一枚が開かれた。先ほど夫の顔が写っていた大きなドレッサーの前に椅子を持ち出し、ご主人が美穂を膝の上に乗せ上げて鏡に映し、その鏡を真正面から撮っている。
美穂の花弁には擂粉木のような巨大な一物がめり込んでおり。その目は熱病患者のように宙をさ迷っている。
次の画像は見覚えの有る凶悪な面構えをした凶器が大写しで捉えられており、美穂の唇が醜く張り出した先端部に口付けを与えていた。その唇からは濃厚な白濁が大量に溢れ出ており、堂々とした男根の胴を伝い根元に向かって幾筋も流れ落ちている。
「どうじゃ、梓。美穂の旦那、なかなかの物を持っとるじゃろう。わしには及ばんがこれだけの持ち物はそうは居らんぞ。美穂の奴な、これだけの男に色事を仕込まれとったんじゃから、一人身に耐えられる訳がないからのう。あんたの亭主を誘惑しよったらしいわ・・・あんたの亭主なかなか男前じゃからなあ。あんたが出かける隙を伺うて乳繰り合っとったらしいわい。わしもあんたの亭主が美穂の家に入ったり、美穂があんたの家に行ったりするのを何度も見とるからのう・・・。じゃけどな、長く続く訳はないわなあ。あんたの亭主のセックスは最低じゃから。逞しい亭主に鍛え上げられた美穂を満足させられる訳は無いからなあ。」
「あの、そうじゃ有りません・・・。大家さんがこの写真を手に入れた理由です。」
「ああ・・・。写真がどうやって撮られたかじゃなくて、わしがこの写真を手に入れた理由かい・・・。簡単な事じゃよ・・・。ちょっと考えれば誰でも分かるじゃろ、梓は分からんのか?」
「何となくは・・・。」
「そう、そんの通りじゃよ。」と言うと“1”のフォルダから一枚の画像を開いた。
激しく舌を吸い上げられている美穂が現れた大きな口で美穂の可憐な口をべたべたに汚しているのは確かにひひ親父だ。
続いて、気をやった美穂の顔を大写しで捉えた写真が現れる。額から頬、首筋それにショートヘアの黒髪に至るまでまるで水でも被ったかのように汗まみれに成り、激しく反応している。白目を向いた瞳は完全に切れており、口の端から涎の束が一塊と成って垂れ下がっている。
「わしの、腹の上で昇天した瞬間じゃよ。この後、美穂の奴何度も何度もわしの玩具に成る事を誓いよったんじゃ。亭主以外の男の手で始めて成仏した記念すべきワンショットじゃよ・・・。下からわしの太魔羅で内臓一杯に男精を注入されとる所じゃ。この時の子が今、美穂の腹の中で命を育てとるんじゃ・・・。わしの通算百ニ十七人目の子としてな。」
「ひゃ・・・百・・・。し・・・信じられません・・・。」
「信じられんかったら信じんでも良いは・・・。だが、美穂の腹の子は間違い無くこの時の子じゃ。」
美穂が妊娠している事も知らなかったが、もしひひ親父の話しが本当だとしたら産むつもりなのだろうか。幾ら何でも二十三歳の美穂が八十過ぎの男の種を宿すとは背筋がぞくぞくと震え止まらなかった。
「美穂は言うとった・・・。わしとの出会いが人生最高の出会いじゃとな。今まで最高と思っていた亭主との出会いなんざあ、どうでも良くなったと、日本へ永遠に帰って来なくて良いとな。そして頼んだんじゃよ・・・私に大家さんの子種を植え付けてくれとな。」
気をやらされる美穂の官能の溶け切った表情を見ながら、ひひ親父の刺激的な話しを聞いているだけで自分の情念が蕩け出すのを感じていた。あれほど凄まじい性技を持つご主人が有りながら、ひひ親父によって更に高みを極める美穂が憎らしかった。その上、自分の夫にまで手を出した女・・・。今まで仲良くしてきた分、憎悪の念は余計に燃え上がっていた。
「美穂は、最初はわしに歯牙一本かけては来んでな。二人っきりじゃと口さえ聞こうとせんかったんじゃ、よっぽどわしが怖かったようじゃよ。それもあんたら夫婦の要らぬ噂話のせいじゃ・・・。」
言いながら左腕を私の腰に回して来た。最初こそ理性で払い除けていたのだが、ねっとり肌を撫でつける巧みな指の動きに股間は熱く滾って来ており、最早拒絶の意思は無くなり形だけの抵抗を示したに過ぎなかった。
「そんな美穂にあんたの亭主との不倫話を持ち出して脅迫し、無理やりこの部屋へ連れ込んでレイプしたのが始まりじゃ・・・。」
「それじゃ、犯罪じゃない・・・。」
「さよう、そこまではな。しかし美穂とて肉の味を覚え込んだ生身の女にしか過ぎなんだ。しかも最愛の亭主とは離れ離れ、火遊びの愛人はからっきし弱かったと成ると、禁断の欲望が燃え盛るは必定。レイプされながら何度も何度も絶頂を極め最後は白目を向いて失神してしまいよったんじゃ・・・。レイプなんて事はとうに何処かへ忘れ去られ、快楽と欲望を追い求める一匹の牝に成り下がっておったのよ。“ああー大家さんこれからもずっとずっと美穂を抱いて下さい”などと懇願しながらな・・・。」
ひひ親父の手指は、ジーンズの皮ベルトを外し臍の下のボタンに懸かっている。私は手をその上に重ね抵抗しているかのように装いながらもされるに任せていた。美穂が味わった禁断の地へ自分も連れて行かれたいと願い始めていた。

  1. 2014/06/11(水) 06:08:56|
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家主 第10回

美穂が夫と・・・。ひひ親父に証拠を見せてやると言われても信じる事など出来なかった。
美穂とは入居した時から何故か馬が合うと言うかずっと親しくして来た。彼女はまだ、二十歳そこそこで所謂、出来ちゃった結婚らしく、夫婦揃って若いせいも有り色々と相談にも乗ってきた。ご主人の転勤が決まった時などかなり悩んでいた様子で良く相談にも乗った、私は子供も小さかった事も有り一緒に行く事を勧めたが、結局単身赴任に成ってしまった。行き先のタジキスタンは治安が悪いためご主人が決意したようだ。
その後は子供の面倒を見たり、私達と海水浴や遊園地などへも度々出かけ家族ぐるみの付き合いをして来た。
また、私とは歳も離れている気安さからか下の話題なども話し合うまでになっていた。
やはりご主人が長く留守をしている事は喜びを覚えた身体にとってかなり堪えるらしく悶々とした夜を重ねていたようだ。
そんな時、私も夫との性の不満を隠さず話し、単身赴任だけが寂しい訳ではないと言う事などかなり込み入った話題さえ話せる仲に成っていた。
私が一番辛かったのは、美穂のご主人が帰って来た時で、若い二人は離れ離れの歳月を埋めようとでもするかのようにセックスに明け暮れ、壁の薄い安アパートでも有り猛烈な咆哮が筒抜けで聞えてくるのだ。激しい時には外が明るくなるまで延々と繰り返される事も珍しくは無かった。普通なら苦情のひとつも言えたであろうが事情が分かっているだけに何も言えなかった。その声を聞いても主人は若いからしょうがないよと言うだけで相変わらず私の方は欲求不満を更に蓄積するだけで単身赴任の夫婦の方が遥に恵まれて感じられ辛かった。
それと、今回の私の巨根に対する憧れが芽生えたのも実は美穂夫婦が原因だった。
二年前、単身赴任から帰国した美穂達親子と私達夫婦の五人で一晩泊まりの海水浴に行った。美穂のご主人は競泳用のバタフライパンツを身に付けており厭でも、もっこりが目に付いた。美穂はしきりに恥ずかしがっていたが、若くて筋肉がこりこりと引き締まった日焼けした裸体に怖いくらいセクシーに感じた。
しかも目に付くもっこりはかなりの盛り上がりを掲示しており、ご主人が近くに来ると息苦しいぐらいドキドキした。
宿舎に帰ってからも、もっこりが頭から離れず一緒の部屋に泊まる今夜、何とか中身を拝むチャンスが無いものかと本気で考えていた。仲居が空いた食事の器を下げに来た、夫がどこか、楽しめる所が無いかと尋ねている。年配の仲居はちょっとの間考えていたが、歩いて五分ばかりの所に有る混浴の露天風呂へ言ってはどうかと言い出した美穂さんは冗談じゃないと拒否していたが夫たち二人はかなり乗り気だ。仲居が「奥さんもたまには旦那さん以外の男性の品定めしてみるのもいい事ですよ、旦那さんに失望するか惚れ直すかは旦那さん次第だけどね。」と言ってけらけら笑った。
行こう、行こうと言う夫たちに困り果てた美穂が私に意見を求めてきた。嫌がるのを期待したのだろうが、私は即座に「面白そうじゃない、露天風呂にも入りたかったし。湯船に肩まで浸かってたら裸だって見えないんだし折角来たんだから行ってみようよ。」と答えた。美穂はビックリしたように私の顔を見詰めていた。

男性と女性は脱衣所は別々で中で一緒に成っているらしい。美穂は浴衣を脱ぐのを躊躇っている、そう言う私も不安で一杯だった。さっき浴場へのドアを開いてみた所、湯気で中はよく見えなかったもののかなりの人数の男性の声が聞えて来た。それに対して女子脱衣所に居るのは私と美穂の二人だけで脱衣篭にも他の衣類は無かった。
「さっ、早く行こ!旦那たちもう入ってるよ。星の見える露天風呂なんて素敵じゃない」と言って浴衣の帯を解いた。「梓さん恥ずかしくないの?」美穂さんが聞いてきた。私だって恥ずかしかったが「平気、平気」と前をはだけてすっぽんぽんに成ると胸から下を大き目のタオルで覆った。美穂も観念したのだろう帯を解き全裸に成ると私と同じようにタオルを捲きつけた。美穂のおっぱいが目に入る巨大ではないが充分に重さを湛えつんと上を向いた見事なおっぱいだ。自分のペチャパイが恥ずかしくて浴場へ踏み込むのが怖かったが、思いきって扉を開いた。
浴場はかなり広く薄暗い、その中に二十人ばかりの男達が私達の方を遠慮がちに又はジロジロと見詰めている。痛いほど男達の視線を感じ、夫たちを探している余裕など無かった。一番手近に有る湯船に身を沈めるとほっと一息ついた。
「見たか、二人共かなりの上玉だぜ。」「先に入ってきた方、でっかい尻ぷりぷりさせてたな。」「後で来た方は見事なパイオツだったぜ。」「女二人で来たのかな?」「欲求不満じゃねえのか、それなら俺が手伝ってやるのによ。」「あーダメだチンチン立ってきちゃったぜ。責任とって貰ってくるかな。」などと方々で小声で呟き合う声が聞える。
「やっぱり、やめといたらよかったよ。」美穂が泣きそうな顔で私を見ている。
私も心細く成って来て、辺りを見回して夫たちを探した。そうするとあちこちで手を振る親父どもが目に入る。突然、後方に人の気配を感じて振り返ると目の高さにぶよぶよした腹と重そうに垂れ下がった玉袋、腹の脂肪の下に引っ付くように鎌首をもたげた男根がぶるぶる震えていた。「姉ちゃん達、どこから来た。女だけじゃ詰まらんやろ、わしらと遊ぼうや。」と言いながら勃起した一物を右手に握って扱いて見せた。よく見ると周りにも同じような厭らしい笑みを浮かべた男達が五、六人寄って来ており。それぞれが極限まで男根を勃起させていた。
私は思わず目を伏せてしまった。嘶くような勃起はどれも、見慣れた夫の持ち物と違い驚くほど太かった。
「ちょっとごめんなさい、通してください。」
下品な男立ちの間を掻き分けて、美穂のご主人が近づいて来た、後ろに夫も続いている。
「ごめんなさい、私達の女房なんです。ナンパなら他所でしてください。」
美穂のご主人、中々度胸が有る。私達を取り囲んでいた男達は三々五々散って行った。
私達の居た湯船に夫たちが入ってきた。今、目の前に美穂のご主人の腰が有るのだが生憎タオルを捲いているため膨らみ具合しか見て取る事は出来なかった。ただすぐ隣に居る夫の前の膨らみと比べ遥に出っ張っているのは一目瞭然だった。
夫たちが来ると美穂はべそを掻きながら「私、もう上がるは・・・こんなんじゃ落ち着けないから子供も心配だから先に宿舎へ帰ってるから。」と言い残して浴室を後にした。温泉の湯で濡れて張り付いたタオルを捲きつけた美穂の後姿は圧巻だった。日本人離れした細くて長い脚に深く括れたウエストラインに足首と膝、小尻ながらつんと格好良く上を向いたヒップ、頼りなげでいてしなりを感じる肩から背中のライン。まるでファッションモデルのようだった。横を見ると夫が口をだらしなく開いてじっと見送っていた。

夫たちは流し場で身体や髪を洗っているが私は湯船から出る勇気は無い。本当ならば美穂と同じように早々に退散したいのだが、折角のチャンスだ美穂のご主人のもっこりの正体を暴くまでは上がる訳にはいかなかった。回りから男達の猥褻な視線が尚も注がれていたが何だかもう慣れっこに成って来たみたいだった。それよりも湯に浸かり続けているせいでのぼせてしまいそうだった。
流し場に居た美穂のご主人が身体をシャワーで清め終えると私の待つ湯船に歩いて来た。さっきまで腰に捲かれていたタオルは石鹸を使ったことも有り腰ではなく頭の上に畳んで乗せられている。つまり願ったように股間を丸出しにして歩いて来たのだ。夫を見るとシャンプーを髪に乗せ泡立てている、まだ暫くかかりそうだった。
湯気に遮られていた視界が近づくに連れてはっきりと望めるように成っていた。
思った通りかなりの重量を湛えて歩く度に大きく左右に揺れている。
「凄い。」思わずうめいていた。夫の持ち物など比較には成らなかった、美穂のご主人の一物は頭を垂れているにも関わらず、夫の勃起時の容積の遥かに上をいっている。
美穂のご主人は私が浸かっている、すぐ隣の湯船の縁に下腹部を剥き出したまま腰掛けた。
私の目から数センチの距離にとぐろを捲いたような男性器と毛むくじゃらな卵のような垂れ袋が放置されている。
「ずっと浸かってて暑くない?」と声を掛けられた。
「暑いわ、もう倒れそうよ。」と答えると。
「あの岩の陰に水風呂があるんだ、そっちへ移動しないか僕も暑くてかなわないんだ。」
水風呂は完全に浴場から死角に成っており、湯気の影響も手伝って探しでもしない限りはまず見つかる事は無い場所だった。岩陰から覗いて見ると夫は呑気に鼻歌を奏でながらシャンプーを続けている。

「奥さん、俺の事、昼間からずっと見てたろう・・・?」
水風呂に浸かっていた筈の美穂のご主人はいつの間にか岩陰の私の背後に回っていた。
「え・・・そんな事無いよ・・・。」どきどきしながらも否定してみた。
「正確に言うと俺をと言うよりも、俺の・・・と言ったほうが正解だろうね。」
全てばれていたようだ、恥ずかしくて穴があったら入りたい心境になっていた。
「ずっと視線を感じて平常でいるのが辛かったよ。梓さんみたいな色っぽい奥さんに見詰め続けられちゃ俺みたいな若造じゃ辛抱出来なくなるんだぜ。」
「ごめんなさい。そんな積もりじゃなかったのよ、ただどんな形してるのか見たかっただけなの。」
「そうなんだ、見たかっただけなんだ。じゃ、もう見たんだし満足できたんだね?」
「満足って、うん・・・でも、確認できたから良かった。」
「確認?何を確認したの?」
「え・・・恥ずかしいな・・・えとね、大きさよ。」
「で、ご感想は?」
「うふ・・・おっきかった。やっぱり。」
「誰より・・・?」
「やだー・・・聞かないで。」
「聞きたい。どーしても・・・。」
「やだなー・・・もちろん、あの人よ。しゅ・じ・ん!」
「そーだよな、小さいよなご主人。さっき見てて思った。」
「そんなに、小さい。」
「うん・・・たぶん。立ってるとこは見たこと無いから分からないけど、この風呂の中で一番小さいんじゃないの。」
「やだー、あんまりひどく言わないでよ。私、主人しか知らないんだから。」
言葉を交わしながらも夫の動きを目で追っていた、こんな所を夫に見せる訳にはいかなかった。夫は髪を洗った後、少し目で何かを探していた様子だったが酔いが回っているせいも有るのだろう、さっきの湯船に浸かると目を閉じてしまった。
その時、美穂のご主人が私の手を握って来た。
「ダメよ、美穂さんに叱られるわ。」
振りほどこうとしたが、強い力で手首を握られ女の力ではとても振り払えはしなかった。
彼の手が私の手を掴んだまま強引に引っ張った。
手の指に何か振れる物が有る。
耳元で「握ってみて。」という囁きが聞えた。
指先でそっと触れてみると、それはカチカチに硬く、ドクドクと脈を打っている。
私の手首を掴んでいた手は手の甲に移動し脈拍を伝える物体を強引に握らせた。
ビクッとした。それは私の想像を超える太さと長さを持っていた。夫の二倍・・・いや、それでは利きそうも無かった。
「凄いのね・・・。」
思わず口をついて溜め息が漏れ出した。
「梓さんのお尻だって凄いよ、こんなに張り出してプリプリしてる。」
もう一方の手で濡れたタオルの上から尻肉を鷲掴まれた。
興奮で立っていられなくなりその場でしゃがみ込む、美穂のご主人は私の身体を反転させると目の前に凶棒を突き付けた。口に含めそうも無いほど太く青筋を何十本も浮かべて先から涎を振り撒いていた。
「梓さん。分かるよな、してくれよ・・・お返しにたっぷり突き刺してやるから、まずは口でたっぷり舐ってくれよ・・・。前からずっと梓さんのタラコみたいな唇で搾り取ってもらいたかったんだ。」
両手で頭をがっちりと抱え込むと一気に腰を迫り出し強引に唇を割った。
夫の物とは長さも太さも桁違いな一物を激しく出し入れされて、両目から涙が引っ切り無しに湧いて来た。顎が外れてしまいそうなほど、激しい出し入れとあまりの長さに咽返って咳き込むものの、美穂のご主人は情け容赦無く腰を送り続ける。零れ出る唾液を飲み込む事も流れ出る鼻水を拭う暇さえ与えられない。
暴力的なまでの激しさで唇を犯され、酸欠状態に陥る一歩手前まで来ていながらも、股間では恥ずかしいお汁が後から後から湧いて出て来るのを感じる。
最早、責められるのは限界に達していた。
そのとき、私や美穂のご主人を呼ぶ声が浴室に響いた。
「あなた~!梓さ~ん!もう出てきてよ一人じゃ怖くて帰れないよ~!」
美穂の声だ、その声に呼応するかのように夫の声が聞えてきた。
「美穂さ~ん!二人ともどこに居るのか分からないんだ。分かった~探してみるー。」
美穂のご主人と私を呼ぶ夫の声がだんだんと近づいて来る。
「間抜けな、亭主だぜ!」と噛み捨てながらも、ますます腰の動きは早まり、両頬を押え付けている掌は爪まで立てながら頭を前後に激しく揺さぶる。
あまりの激震に耐え切れず後へ後へと身をずらしていたが背中が遂に私達の姿を視界から遮っている岩肌にまで到達してしまった。強烈に喉奥に突き立つ凶器から頭を逃がそうともがくが、ぶち当たった岩はびくとも動かず喉の奥が岩肌と非情の強棒に挟み込まれる。
最早、白目をむいて生死の境目を行き来しているような状態に陥ってしまった。本当にこのまま死んでしまうのかもしれないなと、遠のく意識と戦いながら漫然と考えていた。
ひときわ激しく楔が突き刺さるのを感じると同時に、喉奥で精が一気に爆ぜた。ブブッと噴き出した熱い白濁は容赦なく喉の奥の奥を焼いた。ズヒッ!ズヒッ!噴出の勢いは猛烈で体内の皮膚に激しくぶち当たりそのあたりを汁で満たすと更に奥に向かって川のように流れ落ちて行く。
「あっ!ご主人こんな所にいらしたんですか。美穂さんが探してますよ、怖くて帰れないんだとか。ずっと呼んでたんですよ気が付かなかったですか?」
「そうですか、この裏に居たら声が全然聞えなくて・・・どうも済みません。」
岩を間に挟んで夫同士の会話が続いている。
その間も美穂のご主人の太茎は、いつ止むとも知れない長い長い射精を私の喉奥で繰り返していた。飲み込み切れない量の多さに下腹部を手で押して身体を離そうともがいてみたが乱暴に根こそぎ鷲掴んだ髪を手綱のように引き絞って、最後の最後まで口の中の奥の奥に根元を扱きながらも注ぎ込んだ。
私は、被虐の中でとうとうエクスタシーを迎えてしまい、力無く美穂のご主人に操られるがままと成ってしまっていた。
「それはそうと、梓を見ませんでしたか?女一人の筈なのに居なくなるなんて・・・もしや何事かに捲き込まれたんじゃないかと思ってるんですよ。館内放送でもしてもらいましょうかね。それでダメなら警察へ行くしかないかな・・・困りました。」
「あっ!ご主人、梓さんなら大丈夫です。ほら、ここに居ますから。」
美穂のご主人は足元を指差す。
「ああ・・・梓、どうしたんだ?」
床にへたり込んでいる私を夫が抱き抱えた。
「いえね、梓さんをここへ運んだんですよ・・・長く湯に浸かっていたからのぼせちゃったみたいでね。水風呂にでも浸かれば良くなると思ったんですがね・・・どうも、具合が悪いみたいだ。出たほうが良かったみたいですね。梓さん一人で出られるかな・・・?」
夫の肩に身を預けて女子脱衣所まで覚束無い足元で歩いた、反対側では美穂のご主人が腰に手を回して身体を支えてくれている、しかしその指先はべったりと身体に張りついているタオルの上から尻肉の合わい目をなぞって肛門のあたりを弄くっている。恐らく後方から見ている野次馬の入浴者達には美穂のご主人の厭らしい手の動きが丸見えに成っている筈だったが、真剣に私に手を貸す夫には何も見えてはいまい。
夫の目が私の顔を心配そうに覗き込んでいる。その私の口の中には吐き出されたばかりの美穂のご主人のザーメンが唾液と交じり合って糊のようなバリバリの形状に変化して大量に残っていた。
「梓、大丈夫か?熱は無いのか?」
このままでは夫の問い掛けに答えることが出来ない。
目を瞑り、吐き気を催しながらも口の中の生臭い塊を一気に飲み込んだ。
美穂のご主人は私の喉がごくりと動くのを見届けると。
「ご主人、もう梓さんは心配有ません。じき喋れるように成りますよ。」と嬉しそうに笑うと、菊座に中指の先を付き立てた。

  1. 2014/06/11(水) 02:16:40|
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家主 第9回

「梓さん、あんたなんぼでも逃げよう思たら逃げられるのにそうしてわしの話しをじっと聞いている所をみると、何か期待してはるんでっしゃろう?違うかのう・・・目の回りなんかポッと赤みが差して色っぽくなっとるし、目も潤潤して・・・おなごがこんな顔に成る時はのう・・・だいたいがえろう感じとる時って決まってるんだがのう・・・梓さん、違いますかいのう・・・?」
「ば、馬鹿な事言わないで下さい、私は勝手にパソコンを触ったのを悪かったと思ったから・・・それだけですは。」
「ふむふむ、よかよか・・・。なーんぼあんたが否定しはっても、全てはその顔に書いてあるわ、梓さんさえその気に成ったらなーんの邪魔も無しに生きながらにして極楽を拝めるんじゃがのう。どうじゃ・・・もう、その気に成っとるじゃろ・・・うん。」
「違います!」
思わず語気を荒げてしまった、椅子を蹴って立ちあがると玄関に一直線に向かった。
ひひ親父の言う事は間違っていない・・・と言うか心の内を見透かされてしまっているようだ。ここの所、確かに女としての欲求を痛いほど感じている、夫に対しての不満も人一倍有る。だが、私は人妻なのだひひ親父の思いのままに成る訳には行かなかった・・・。ひひ親父が二十代のハンサムな青年だったなら又違った行動に出れたかもしれない、しかし相手は幾らセックスが強いと言っても八十を過ぎた醜い老人である、肉体的な欲求を満たすためだけの獣のような振る舞いは躊躇われた、よしんば不倫の情交で欲求を満たすとしても、そこには精神的な逃げ道を作っておきたかった。不倫は出来たとしても淫乱には成りたくなかった。
玄関の上がりがまちに腰掛けスニーカーの紐を結ぶ。その時玄関の引き戸が音を立てて開き、ひひ親父が現れた。
スニーカーをはき終えた私はその横を擦り抜けて表へ出ようとしたが、ひひ親父のごつい身体が行く手を遮った。
「出してください、アルバイトとは言えあんまりです。」
「ふふ、まあそう怒りなさんな・・・あんたやご亭主がわしの事を近所でひひ親父なんて呼んどる事だってわしゃ全部知っとるんじゃぞ。」
「・・・そ、それは・・・」
「馬鹿にしちょったろう・・・うん、どうなんじゃ・・・梓!答えてみんかい。」
強く名前を呼び捨てにされた。ひひ親父の目は先ほどまでとはがらっと違い、鋭く私の瞳を睨みつけている。
「馬鹿になんて・・・でも・・・ごめんなさい。」
「何でも知ってるんじゃぞ・・・あんたら夫婦がわしの事をネタに近所で陰口叩いている事も。まあ、その陰口も全くの出たら目とは言えんがのう・・・それでも言っていい事と悪い事が有るんじゃ。わしと静が実は出来とるなんて出たら目は証拠を掴んだとしたって言って良い事ではないぞ・・・。それは侮辱と言う事だ肝に銘じて置けよ。」
「は、はい。済みません・・・。」
ひひ親父は自分の事を棚に上げて私達の事を非難している。私達が陰口を叩いたからと言って隠し撮りをして良いと言うことには決して成りはしない・・・。悔しかった、涙が頬を伝った。
「梓、お前。亭主とのセックスで気をやることが出来ないらしいな・・・。」
「な・・・何を!」
一体何を言い出すのだろう。確かにひひ親父の言う通りだった、だけどどうしてそんな事まで分かると言うのか。
「ふふ・・・わしは何でも知ってると言った筈じゃ。お前の亭主が事業に失敗して今や安アパートの家賃を払う事にさえ四苦八苦している事や亭主がお隣の若奥さんと出来とる事だってな。」
「!」
「驚いたようじゃな、じゃが事実じゃよ。証拠だって有る、今すぐ見せてやる事もな・・・ふふふ、どうかな・・・見てみるか、えっ!」
思いも寄らなかったひひ親父の言葉に頭がくらくらして来た、主人と隣の美穂さん・・・。
隣の部屋には、私達が入居する以前から若い夫婦が住んでいた。奥さんの美穂さんは二十三歳ショートヘアーが良く似合う健康そうな奥さんでそれほど美人ではないが女の私が見ても可愛いと思える、笑うと八重歯の覗く愛くるしい顔立ちをしている又いつも清楚であまり身体の線を強調するような服は着ていないもののスタイルの良さが感じられる、ご主人は三つ年上と聞いているがずっと海外へ単身赴任しており年に1回くらいしか帰ってこない。夫婦には三歳の男の子が一人いて、美穂さんはこの子を保育園に預けてパートに出ている。そう言えば美穂さんのパートはひひ親父の資産管理の事務だと以前に聞いた事があった。

「どうじゃ、見てみるか?梓にはかなりショッキングかもしれんがな・・・ふふふ」
黙って頷いた。そうなのだ私達には生活が懸かっていた、いくら無礼な振る舞いを受けようともひひ親父にすがるしか方法が無いではないか。又、その原因を作った夫が本当に美穂さんと不貞な関係を結んでいるとしたら・・・私は導かれるままに再びひひ親父の寝室へ足を踏み込んでいた。
  1. 2014/06/11(水) 02:15:41|
  2. 家主・えりまきとかげ
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家主 第8回

ちらっとパソコンのディスプレイに一瞥をくれた。
“梓”・・・何あれ・・・?
静もひひ親父も外出し邸宅に私一人残されている。いつまでもひひ親父の部屋に留まるのも気が引けるが、あのフォルダが気になって仕方が無い。
マウスを手にしてそっとアイコンをクリックしてみた。胸がドキドキ高鳴り、まるで盗みをはたらく子供のような心境である。
フォルダの中は百を越える大量の画像ファイルで一杯に成っていた。その内のひとつを開いてみる、出て来たのは女性のウエストから下を背後から捉えたデジタルカメラの画像で白のミニスカートは太股を半分以上露出させており、布地に包まれた臀部の肉は厭らしいほど左右に張り出しておりパンツのラインは元より淡い桃色の生地までも薄っすらと透けて見えている。次の画像を開くと今度はデニムジーンズの尻を捉えた写真で厭らしいほど張り詰めた肉がデニム地をパンパンにはちきれさせている。
開く画像、開く画像が全て腰回りを強調した写真ばかりであった。
そしてフォルダ名が示す通りモデルは全て自分である事は着用しているボトムが物語っていた。
延々と続く尻のアップに混じって時折、全身写真や局部のアップ・・・ここで出てくる局部とは唇や耳たぶ、足首、胸の膨らみなどであるが・・・などの写真も点在する。
また、テラスに干されたパンツやブラジャーなどの下着類の写真やジーパンやTシャツなどの写真も見られる。
確かにこの部屋の位置ならテラスで洗濯を干す私を盗み撮りする事は容易いだろう、しかしこれほどの枚数を撮られながら何も気が付かなかった自分の無用心さを改めて思い知らされた。
窓越しに見える我が家のテラスを確かめようと視線を光の差し込む窓に転じ、愕然とした。クロを散歩に連れて行った筈のひひ親父がニタニタしながら室内を覗っているではないか。
慌てて、フォルダを閉じようとマウスを動かすが、ひひ親父は外から室内へ身を乗り出して私からマウスを奪い取った。
睨み付けてみたもののひひ親父の厭らしい笑みを止める事は出来なかった。
「よく、撮れてまっしゃろ。気づかれんように撮るの苦労しましてな、最初はピン惚けばっかりやったんですが、お陰さんで腕前も上がって・・・ほれ、これなんかよー撮れてまっしゃろ。グンっておケツが盛り上がってて・・・なあ。この写真にはかなりお世話になりましてな十回じゃ効かんやろな。梓さん最高のおケツやさかい全部合わせたら三百回は出しましたな・・・へへへ二十リットルじゃ効かんやろなあ・・・勿体無い事でっしゃろ、みーんな地べたに垂らしたんやから・・・梓さんあんたが座っとる足の裏の有る辺や、あんまりボタボタやったんで畳の色が剥げてまっしゃろ。まあ、ホンマに世話んなっとります。」
「止めてください、私何もお世話なんかした覚え有りませんから。」
「いや、いや。ホンマ世話んなっとるんですよ・・・一番最近では・・・おお、これこれ」
と言いながらカーソルを最後の方へ移動し画像ファイルを開くと、汗でべとべとのTシャツを肌に張り付かせブラジャーまで丸見えになっている写真が現れた。
「覚えてますやろ、梓さんのアルバイト初日の記念に撮らしてもろたんです。まだまだ、有りますで・・・。」
次々に画像を開いて行く。Tシャツを脱ぎブラをずらし、次第に肌を露出させて行く様が克明に記録されている。
最後はブラジャーを取り乳房を完全に露出させた横顔の写真が映し出された。
「梓さん、あんたごっつう迫力有るデカ尻とは対照的な小じんまりしたお乳してはるんやなあ。物干しに干してあったブラジャーは確かCカップやった思たけど、どう見てもこれはB・・・いやいやAカップでも充分や無いんでっか?」
「ホント止めてください。こんな厭らしい写真、全部削除して下さい。」
「勿体無い事言ったらあきまへんで・・・わしの宝物ですさかい。ほーら、可愛い乳首がおっ立ってまんがな汗で濡れたブラで擦れて感じてはったんやろなあ・・・びゅーて上向いてお乳は小っちゃいけど乳首は立派ですなあ、色もピンク色で綺麗なもんやし・・・子供も有れへんし旦那にもあんまし吸われてへんみたいですなあ。吸いごたえの有りそうな長い長い立派な乳首やのに勿体無いのう。」
やはり昨日も窓から覗いていたのはひひ親父らしい。その上こんな厭らしい写真まで撮っていようとは。と言う事は道具倉庫に精を撒き散らしていたのもひひ親父でまず間違いは無いようだ。それにしてもこの歳で何という精の強さだろう。主人はまだ四十前だというのに最近すっかりセックスが弱くなって来ている、せいぜい月に一・二度求めて来るぐらいだし、やってもあっさりしたのを一回だけ、その上勃起力も衰え始めているのか何だかフニャフニャしている上に、根元がゆるゆるである。射精の量も勢いもお粗末なもので二三回漏れ出すように先から零れると足元にそのまま滴る・・・全く飛び出さ無い。昨日の倉庫の中の射精とは余りにもかけ離れていた、同じ人間の射精とは信じられない位の凄まじさだった。
恐らく、ひひ親父に犯されてしまうであろう・・・漫然とそう思った・・・と言うよりも身体が犯して欲しがっているのかもしれなかった。自分でも股間がぬるぬるに泥濘んでいることにずっと気付いていた。
  1. 2014/06/11(水) 02:14:54|
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家主 第7回

梓の姿を始めて確認できた。ベランダから真正面の部屋で何やら腰掛けて作業をしている様子だ。横顔が見えるものの手元は外壁に遮られ覗う事が出来ない。
「何をしているんだろう?」目線は真っ直ぐに正面を凝視しているようだ。
何かを見ている様子だが・・・。テレビ?バイトに行ってテレビにかじり付いているのもおかしな物だな・・・。それとも、パソコンか?家政婦がパソコンで作業をするっていうのも余り聞いた事が無い、ただ油を売っているだけかもしれないな。
それにしても梓の表情は真剣そのもので画面に釘付けになっている様子が伝わってくる。
今、梓が居る部屋は朝になるとよくひひ親父が雨戸を開ける部屋で寝室ではないかと思う部屋である。あの窓からベランダで仕事をする梓を鼻の下を伸ばして観察するのも時々見かける。
そのひひ親父がクロを連れて現れた。家の壁際に沿って注意深く梓の居る窓際へやって来ると、そっと中を覗きこんだ。
梓はそれには気付かず尚も真剣な眼差しを正面に向けている。
ひひ親父は暫く中の様子を覗っていたが突然、窓から身を乗り出し部屋の中の梓に声を掛けたようだ。梓は何か非常に慌てた様子であたふたと手元を動かしているようだが、ひひ親父は手を伸ばして手元を制したようだった。
梓は罰の悪そうな表情を浮かべながら何やら喋っているらしいひひ親父に時折、首を横に振ったり縦に振ったりしていたが、いきなり立ち上がると窓枠の外へ消えていった。
何だか盗みを働く所を見つかってしまった。そんな雰囲気が伝わってきた。
梓が消えた後、ひひ親父はクロを窓脇の植木の根元に結わえ付けると玄関から家の中へ入って行った。
その後、何と窓枠内に梓とひひ親父が揃って現れると、先ほどと同じ位置で共同で何やら作業を始めた。
一体何を見ているのだろう・・・?好奇心は最大に膨れ上がった。
玄関を出て、二人の手元にあたる場所が見える位置まで移動を試みた。家から二十メートルばかり歩くと窓の見える角度が変わり二人の背後が見える。やはり二人はパソコンの画面と向き合って座っている。だが、ひひ親父の大きな頭と肩に邪魔され表示されている画面までは確認出来なかったが、別のショックな光景を確認してしまった。何とひひ親父のごつい左腕が並んで座る梓の大きく張り出した腰に回され抱き抱えているではないか、その手に抗おうともせず時折、左右にむずつかしている。私が見ている事など気付かず・・・ひょっとして気付いていたのかもしれない。ただ、私に見せ付けるためにあんなに身を寄せ合っているのだとしたら・・・。憤りと同時に強いジェラシーを感じた。
暫くそうしてパソコンに集中していた二人だったが、おもむろに梓が立ち上がると押入れの戸を開いた。と同時にひひ親父は開いていた窓を閉じカーテンをかけてしまい何も見えなくなってしまった。
窓際に立った時、ひひ親父は駐車場に佇んでいる私の姿を確認したに違いなかったが何の反応も示さずカーテンを引いてしまった。
私の胸は大きく高鳴った。部屋の中で何が行われようとしているのか、何とか確認したかった。梓は何のために押入れを開いた・・・?押入れと言えば普通は布団を仕舞っておく場所・・・。先ほども梓はその中に布団を仕舞っていたではないか、今更押し入れに何の用が有るというのか?私は無が夢中で外塀のすぐ向こうに有る窓に近寄った。その瞬間、窓の脇の植木に繋がれていたクロが激しく大きな声で鳴き声を立てた。
ひひ親父は全てを読み切ってここへクロを繋いだのだろうか?私は絶望感に打ちひしがれながら我が家へ戻った。ただ、向かいの窓から片時も視線を外す事が出来なかった。
それから十分ほどすると出かけていた静が自転車で戻って来て家に入った。
暫くして、窓のカーテンがひひ親父の手で開けられた。ひひ親父はカーテンが閉まる前といでたちが変わっており、レスリングの選手が着るようなえんじ色のレオタードに着替えていた。
静が帰るまでの時間、部屋の中で何が行われていたのか?想像はどんどん膨らみ今日一日全く仕事に手がつかなかった。
その日、梓の姿は帰宅するまで一度も見る事は無かった。
  1. 2014/06/11(水) 02:14:04|
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家主 第6回

ひひ親父がシャワーを使う音が聞えて来る。鼻歌まで出ているようで上機嫌のようだ。

静が作った朝ご飯を電子レンジで温めながら、気持ちは振れ動いていた。
部屋が暗かったせいで最初気付かなかったのだが、ひひ親父は夜具の上に白褌一丁で寝転んでいた。
巨体は胴太で鮪を連想させた。異様に腹の部分が長く内臓量の多さを感じさせる。どこもかしこもが、ぶっとい・・・そんな身体の作りだった。
しかし驚いたのは、そんな事では無い、毛むくじゃらの下腹部を覆う唯一の布切れに包み込まれた男根の驚くべき存在感だった。
褌を下から持ち上げる一物はまるで小山のようだった。その塊自体の本体を想像すればするほど全てが本物だとは信じられなかった。だがもしも、紛れもなく正真照明のひひ親父自身だったならば容積は恐らく自分の両手でも抱え切れないほど巨大な物であることは明白だった。
昨夜、むらむらする欲求に突き動かされ閲覧していたアダルトサイトでの黒人達でさえ、あそこまで巨大な物は持っていなかったように思えた。
ひひ親父は、誰にでも有る朝立ちだと言った、しかし高校生の童貞君ならまだしも八十を越えた男が朝立ちなどするものなのだろうか?主人でさえ最近は朝立ちしているのを見た事が無かった。
巨大な膨らみとの出会いを思い出していると太股の合い目がじくじくして来ているのを感じる。「やだ、私・・・何、考えてるの・・・」自分を否定はしてみたものの明らかに陰部は潤んで来ていた。太股同士を擦り合わせて何とかこの状態から抜け出そうとするのだが火に油を注いでいるような感じだ。
堪らない気持ちに成って来ていた・・・あんなので嵌められたら・・・どうなっちゃうんだろう?・・・嵌められたいの?・・・あんなじじいなのよ・・・私には夫だって居るのよ・・・それでも嵌められたい?・・・欲しいの?梓・・・欲しいの・・・欲・・・欲しい・・・あんなの・・・欲しい・・・嵌めて・・・
どうにか成ってしまったようだった。さっきから身体が欲しがって欲しがって狂いそうだ。デニム地の上から股間を椅子の肘掛けに擦りつけながら、腰を前後にスライドさせる。濡れそぼち熱を帯びた女陰に摩擦感が堪らなかった。「うう・・・」軽くいってしまった。
ふと顔を上げると、ひひ親父がバスルームから出て来ていた。にやにや笑いながら。
「梓さん、女盛りっちゅう事や。恥ずかしいことあらへんで。」とこっちを見ている。
「ああ・・・疲れちゃった。」と自分の行為をごまかすためにそのまま椅子に腰掛けた。
ひひ親父は尚もニタニタ笑いながら食卓へついた。
「あれあれ、梓さん。朝からようこれだけ精の付く物ばかり並べたなあ、ひょっとしてあんたも満更でも無いんじゃないか?えっどうなんじゃ!」
「あ。それ、静さんが作って行ったんです。私は温めただけで・・・。」
私、何を言い訳なんてしてるんだろう?ひひ親父の言葉にいちいち反応している自分が憎らしかったし、情けなかった。
食事をとっているひひ親父を食堂に残し、先ほどの夜具を片付けに部屋に戻った。
押入れに布団を押しこみながら、部屋に置かれているデスクトップ型のパソコンの画面を見ていたら“梓”と言うフォルダアイコンが有るのに気付いた。梓以外にも“美穂”だの“玲奈”だの“祥子”だの女性の名前を使ったアイコンが多数有る。
“梓”を開いてみようとマウスに触れた時、廊下で足音が聞えた。慌ててマウスを置くと床に残されているふたつの枕を拾い上げた。
「梓さん、クロの散歩に行ってくるから後頼みますわ。」
枕を押入れに押し込みながら「はい」と返事を返した。
  1. 2014/06/11(水) 02:13:12|
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家主 第5回

この日は昨日の失敗を繰り返さない為に少々汗を掻いてもいいように、サブリナ丈のデニムジーンズと迷彩柄の半袖の綿シャツで出かけた。
静は、六時だというのにもう目覚めており庭で植木に水を捲いていた。
「おはようございます。」
「あら、おはよう。もう来たの?早いわねえ。」
「はい、結局昨日は掃除も大してはかどらなかったので、今日は絶対終わらせようと思って早く来ました。」
「本当に家の家政婦に成るつもりみたいね。なら丁度良かった、私これからお医者に行くつもりなんだけど、兄さん朝が遅いのよ、あんまり遅く行くと病院が混んじゃうからあなた兄さんが起きてきたら朝ご飯食べさせてくれる、もう台所に作ってあるから温めるだけでいいから。」
「あ、はい。お易いご用です、ゆっくり行って来て下さい。」
「そう、じゃ安心して行ってくるわ。病院の後、友達の所寄って来るから少し遅くなるかもしれないけど昼までに戻らなかったら、冷蔵庫に有る鯵の開きでも焼いて昼ご飯にして頂戴、あなたの分も有るから。じゃ、お願いね。」
と言うと静は自転車で出て行った。
任せてくれと言ったものの昨日の用具倉庫の事を考えるとひひ親父と二人で家に居なければならない事は非常に不安だった。

玄関を入ると、奥からすぐにそれと分かる大きな鼾が聞える。ドアが閉まっているにもかかわらずゴーゴーとまるで地下鉄の音のように響き渡っている。ひひ親父の寝室は一階の一番奥の部屋で、丁度我が家のテラスから真正面に見える部屋である。
台所に入ると静がこしらえた朝食が綺麗に盛り付けされナイロンラップを被せられている。
泥鰌の柳川鍋、鰻の肝の佃煮、とろろ芋の卵のせ、冷蔵庫には馬肉のゆっけ風・・・朝からこんな精の就きそうな物ばかり本当に食べるのだろうか?

何時の間にか大きな鼾は止んでいた、ひひ親父が目を覚ました様子だ。
部屋の外に立つと「おはようございます。朝ご飯にされますか?」と声を掛けた。
「ふわあああ・・・おはようさん、梓さんかい・・・早いのう、今何時じゃ?」
「六時半です。」
「まだ、そんな時間か・・・静は?」
「静さんは私と交代で病院へ行かれました、お食事の支度は出来てますがもう少しお休みに成られますか?」
「いや、起きるよ。折角、梓さんが来てくれとるのに寝るなんぞ勿体無いわ・・・寝るんなら一緒に寝てもらいたいもんじゃ。ふわはは・・・」
「はあ、それはちょっと・・・でもまだ早いですし、お休みになっていらしても構いませんよ。」
「いやいや、起きる起きる。じゃが梓さん最近ちょっと目が悪うなってのう・・・暗くて何も見えん。こっち来て雨戸を開けてくれんかのう。」
「あ・・・はい。ただいま。」
引き戸を開けて中へ入る、薄ぼんやりとした六畳ほどの和室は真ん中に何故か二組の夜具が並べて敷かれており、枕まで二組置かれていた。
その一方でひひ親父が大の字に寝転がっている。
百八十を越す巨体は夜具から両手両足の先をはみ出させており、その右手がもう一方の夜具をパンパンと叩きながら。
「梓さん早起きしたからまだ眠いじゃろう、こっちで添い寝してくれんか・・・あんたが手伝いに上がってくれよったんで、よもやの期待から二組布団を出してしもうたんじゃ・・・何にも無しでしもうたら布団に申し訳なかろう。そう思わんか。」
「家主さん、ご冗談ばっかり・・・さっかたずけは私がしますから。顔でも洗ってきてください。」
と言いながら窓を開け雨戸を開いて眩しいばかりの外光を部屋の中へ引き込んだ。
夫が眠っているであろう、我が家が真正面に覗えた。
ひひ親父の寝室の窓から我が家を望むなんて事は想像さえしなかった、夫はひひ親父とこんな所で二人きりに成っている事を知ったら何と言うだろうか?別に夫に詫びなければ成らない事など何もしてはいないのだが、妙に済まない気持ちが湧いて来た。
昨日のザーメン事件などを考えてみても、このバイトはかなり危険を伴っている事は自分でももちろん気付いている。その上今、背後ではひひ親父がきっと私のGパンに包まれたお尻の丸みを舌舐めずりするようにして凝視しているのだろう、痛いほどに視線を感じる。
「ええ、尻やのう・・・ホンマに、生で一度だけ死ぬ前に見てみたいのう・・・梓さん、老いぼれの願い聞き届けてくれんかう・・・。」
「何を言ってるんですか?エッチねえ・・・家主さん。」

!!!!!!!!!!!!!
明るくなった部屋を振りかえった私の目に、余りに衝撃的な光景が広がっていた。
何も言えずに一目散に寝室から飛び出ると台所へ逃げ込んだ。
心臓は張り裂けそうなほどにドクドクと血液を送り出している、脈が倍ほども上がっているのが分かる。
「済まん、済まん。梓さん何もあんたを脅かそうと思うたんやないんや・・・誰にでも有るやろ、朝立ちっちゅうやつや。可笑しな事しよう思たんやないんや。勘弁してな・・・。汗かいとったから、シャワーをまず浴びてくるさかい。朝飯はその後で貰うわ・・・。」
と言いながら浴室の引き戸を開く音が聞こえた。
  1. 2014/06/11(水) 02:12:20|
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家主 第4回

目を覚ますと妻の梓の姿はもう無かった。
時計の針は11時を指している、デザインオフィスを家に移動させてからだんだんと公私の区別を付ける事が難しくなって来ていた。起きたい時に起きてやりたい時に仕事をして寝たい時に寝るといういい加減な暮らしが身に就きつつある。
梓は初めのうちこそ、こんな私に文句を言っていたものの、一向に改めるどころか益々ひどくなる一方の私の自堕落な生活振りに最近は文句さえ言わなくなってしまった。

食卓にはいつもの様にコーンフレークが置いてある。最近の私の朝食である、いつ起きるか分からない私に対して妻の考えたワンパターンのメニューだ。冷蔵庫から冷えた牛乳を取り出し、コーンフレークの盛られた皿に注ぎ、味気ない朝食を頬張りながら、昨夜の梓の行動を反芻してみた。

帰ってくるなりシャワーを浴び、手際よく私の夕食をこしらえると、自分は食べる事無く寝室へ引き上げてしまった。食べないのかと聞いてみたが疲れて食欲が無く朝が早いので寝るとの事だった。
夜鷹の私は、それから深夜までパソコンワークを続けていたのだが、早く寝た筈の梓の居る寝室のノートパソコンから繋がれている居間のターミナルアダプターが接続のランプを点灯させている。それもかなり長い時間に渡って続けられていた。
寝室に残されている梓のノートパソコンは鍵が掛けられており開く事が出来ない。
遅くまで何をやっていたんだろう?
梓は、もともと隠し事を好む方ではない、なのに何故こそこそと部屋に篭ってパソコンを弄っていたのだろう?二日前、教えたエロサイトの事が頭の中に浮かんだ。

ベランダ越しにひひ親父の邸宅を眺めてみるが、しんと静まり返っているだけで何も動きは無かった。
ひひ親父は、いつも庭や駐車場をうろうろとしょっちゅうぶらついているのだが昨日からその姿を全く見ていなかった。「あの、ひひ親父が家に篭りっきり・・・。それも、梓がバイトに行くように成って急に・・・。」ざわざわと胸に不安の影がちらつき出していた。
その時、玄関脇にいつも止められている二台の自転車の内、妹の静の自転車が無い事に気付いた、クロはベンツの入っているガレージの奥に有る小屋に繋がれ日差しを避けるように木の陰に成っている地面に寝そべって舌を出しハアハア肩で息をしている。今日の暑さは今年一番になると昨夜の天気予報で伝えていた。
梓はひひ親父と二人きりで家の中に居るのか・・・。家政婦のバイトに行っているのだからそんな事は当たり前である、しかし私の動悸は早鐘のように高まっていた。

  1. 2014/06/11(水) 02:11:34|
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家主 第3回

「あーあ、汚れちゃってる・・・」
梓は脱いだばかりの下着の股間部分を確認し、顔を赤らめ洗濯機を開き他の衣類の下に隠すように放りこんだ。
湯船に浸かりながら刺激的なバイト初日を思い返してみた。

家に入ると静は「適当にやってて、別にあなたに頼む仕事なんて無いんだし。」と耳を疑うような台詞を吐いた。
「適当にって言われても始めてですし何をしていいか全然、判りません。せめて今日一日やらなければ成らない事、だけでも指示して頂けませんか?」
「指示って言ってもねえ、本当にやってもらう事なんて無いのよ。居間でテレビでも見てたら?」
「それじゃ、バイトに成りません。静さんからご指示頂けないなら大家さんに聞いてみます。大家さん今どちらに居られるのですか?」
「兄さんに聞いたって一緒よ。あなたの事兄さんは凄く気に入ってるの、だから家の中に置いておきたいだけなの。アルバイトが本当に必要ならとうに置いているわ。」

途方に暮れてしまった、しょうがないので掃除でもしようと掃除機の有りかを尋ねると「あなたもしつこいわねえ」と言いながらも出して来てくれたので、取り敢えずお掃除を始めた。
屋敷内の間取りも全く判らぬままに、目に付くドアを片っ端から開いて中に入ると殆どの部屋が長く使われた形跡が無く畳や絨毯、家具などにうっすらと埃が積もっていた。窓を開け放ち空気の入れ替えをすると、はたきで埃を払い、掃除機で吸い取り雑巾で磨いた。同じ作業を延々と繰り返しながら部屋を移動した。どこまで続ければ終わりに成るのか皆目見当がつかなかった。
三時ごろ、静が冷たい麦茶とあんみつを持ってきてくれた。各部屋にはそれぞれ、冷房が付いていたが一度も使用しなかったし、もし使用したとしても長く使っていないクーラーが埃を噴き出すのは確実だったろう。冷たいおやつがとても嬉しかった。
「あら、あら。梓さん、まるで裸じゃない。」と静に言われ部屋の隅に置かれたドレッサーの姿見に自分の全身を映して見た。そこには赤面するような状態に成った自分が映し出された。

ベットリ汗をかき、白いロングTシャツは肌に完全に張り付いている。白い色見は既に失われ、肌色が透けて露出している。また、白いスポーツブラの線は線ではなく丸ごと眼下に晒されており、ブラジャーのコットン地の下部をフィットさせている紺地のゴム部分に白抜きで描かれたメーカー名まで読み取る事が出来、小振りな胸の隆起の頂きに位置する可憐な乳首の鮮紅色までうっすらと見て取れる。
「あのう、ちょっと着替えさせてもらえませんか。」
「もちろん、構わないわよ。着替えは持って来てるの?」
空き部屋は幾らでも有った。適当な部屋に入り、汗で濡れたTシャツとブラジャーを急いで脱ぐと持って来た足元のバックから着替えを取り出そうとしゃがんだ瞬間、窓の外から部屋の中を覗う目線と出くわした。
「キャッ!」思わず声を上げてしまった。
「どうしたの?」静が声を聞きつけ入って来た。
Tシャツで胸を隠ししゃがみ込んでいる私を見て。「誰か居たの?」と声を掛ける。
「済みません、窓の外に・・・たぶん、猫だと思うんですが・・・何か動いたので。」
静は窓を開けて外を見たが、「何も無いわよ。でも、可笑しいわね家にはクロが居るから猫は殆ど寄り付かないんだけど?」と首を傾げた。

猫なんかじゃないのは判っている。間違い無く人が鼻から上を出して私の着替えを覗いていたのだ。咄嗟の事に動転してはっきりと確認する事は出来なかったが、あれは・・・ひひ親父・・・恐らく間違ってはいないだろう。
静が出て行った後、窓の外を覗いてみるとそこは小さな裏庭になっていて私が顔を出している窓のすぐ隣には母屋の壁に面して置かれている用具倉庫のような小屋が有った。
「・・・まさか・・・あの中に、ひひ親父が・・・」確かめて見たかったが怖くて出来なかった。と言うよりもこの窓から飛び降りる訳にもいかなかった。

「梓さーん!ちょっと来てえ!」静の呼ぶ声が聞えた。「はーい!ただいま!」声は玄関脇のトイレから聞えて来る。「トイレが詰まっちゃってるのよ。裏庭の用具倉庫に道具が有るから、ちょっと取って来てくれない。」
裏庭の用具倉庫・・・ドキッとした。「ほら、さっきの部屋の窓の外が裏庭よ。行けばすぐ判るわ。」
アルバイトの立場で断れる筈は無かった、しかしもしも中でひひ親父に出会ったらどうすればいいのだろう・・・なるべくゆっくりと裏庭へ向かった。

倉庫の前に立ち暫し悩んでいたが意を決して引き戸をノックした。中からは何の応答も帰っては来なかった。恐る恐る引き戸を開けてみたが中に人の気配は無かった。
ホッとして中に入ったが薄暗くてよく見えない、明かりの在り処も分からないので手探りで棚の辺りを探してみた。暫く探していたが中々見つからないので半開きの引き戸を全開にして外光を取り込もうと内側から引き戸に触れた瞬間、両掌にドロッとした感触を覚えた。
外の日に晒して見ると掌全体にベットリと粘りの有る液体が付着していた。
同時にむせ返るほどの男性特有の臭気を感じた・・・精液・・・頭がくらくらして来た。目を凝らして引き戸の内面を見ると、驚くほど大量で糊のように濃いザーメンが扉を汚している。
何人もの男が精を放ったとしか考えられない、しかしここで複数の男が射精を試みる事など余りにも不自然だった。
ひひ親父・・・私の着替えを覗いた後、ここで出したのだろうか?とすればさっき窓から覗いた時にマスを掻いて・・・私のお乳を肴に・・・足元がフラフラして来た、しゃがみ込もうと足元を見て再び衝撃を受けた。立て板から流れ落ちた精液が水たまりのように床に貯まっており、自分のサンダルがその中で泳いでいる。
少しの間に一体何回、射精したというのだろう・・・。
チーママから聞いた話を思い出していた。
―――みっともないくらい巨大な殖栗がブルンブルンと脈打ち種馬ほどの大量のザーメンを撒き散らしていた。―――
帰り際。今日一日、全く姿を現さ無かったひひ親父が外から突然現れて、「ご苦労さん、明日からもよろしゅう頼むよ。」と声を掛けてきた。
私は、ひひ親父の顔をまともに見る事が出来ずに俯いていた。その目線でだぼパンに隠されている股間をじっと見詰めていた・・・。あの話し全くの事実かもしれない・・・と考えていた。股間の膨らみ方は確かにそれを思わせる物が有った。
「どうしたい、社会の窓でも開いとるか?」
ハッとして顔を上げたが、見透かされたような恥ずかしさで見る見る赤面した。
「おかしな人じゃのう、梓さん・・・今度は照れとるんかい?」

挨拶もそこそこに逃げるように我が家へ向かった、胸がバクバク高鳴っていた。
  1. 2014/06/11(水) 02:10:32|
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家主 第2回

夕方、買い物に出ていた梓は帰って来るなり驚いた事を言い出した。
「今ね大家さんに呼び止められてちょっといい話し聞いて来たんだ。大家さん所でアルバイトすれば家賃払わないでいいんだって。その上バイト代も出してくれるって。いい話しだと思わない?」
「そんなの出来過ぎだよ、一体何のバイトするんだ?」
「大家さんの家って大きいじゃない、妹さん一人だと掃除が大変なんだって。だからお掃除とそれから洗濯や食事の支度なんか・・・まあ、家政婦さんみたいなものよね。」
「それだけで、そんな美味い話し有る訳無いじゃないか。お前、まさかひひ親父と・・・」
「まさかぁ~!何変な事考えてるの?そんな事なら断って来るに決まってるでしょ。」
「でもなぁ、いずれにしてもひひ親父の家に行くわけだろ?中で何か有ったら・・・。あの、じじいマジでお前に気が有りそうだし。」
「そんな事有る訳無いじゃない。いくら大家さんが私に気が合ったとしてもあんなおじいちゃんに私がオーケイする筈無いでしょ。」
「でも、無理やりにって事だって・・・」
「その時はすぐ近くなんだし、あなた殆ど家に居るんだから大声出すから助けに来てくれたらいいじゃない・・・。いずれにしたって今のままじゃ生活できないんだし子供だって作れやしないんだから、やってみようと思ってるから・・・。」
梓の言う通りかもしれない、あんな老人に三十に成ったばかりの妻が気を引かれる事など有り得ないのかもしれない。しかし先ほど黒チンポを熱心にチェックしていた姿を思うと絶対に無いとは言い切れないような気がした。現に実際に見てみたいとも言っていたではないか・・・。言いようの無い不安が胸の内で渦巻いていた。

梓は早速、翌朝家主に承諾の旨を伝えると、迎えに来た妹の静さんと一緒に昼過ぎにテラス戸から見送る私に手を振りながら、ひひ親父の邸宅へ入って行った。今日の妻は白のロングTシャツに薄手のサテン地の銀のクォーターパンツ姿、Gパンのようなしっかりした服装を勧めたのだが動きにくいし冷房が効いていなかったら熱くて堪らないからと膝から下が露出しているパンツを選んだ。だがこれではTシャツの裾がちょっとでも捲れるとひひ親父がいたく気に入っている大きなまあるいお尻の形をくっきりと見せてしまう。妻が家の中へ消えた後、静さんは私に丁寧に一礼をすると玄関の引き戸をピシャリと閉めた。
そうか、ひひ親父の屋敷には静さんも居る・・・いくらひひ親父でもあまり無茶は出来ないだろう。少しホッとしてパソコンに戻り、明日に納期が迫っている仕事に取り掛かった。
急ぎの仕事をしながらも、どうしても梓が気になり時々向かいを覗いてみるが、妻の姿を見る事は一度も無かった。

妻は五時ごろ帰宅した。途中、目と鼻の先に居ながら一度も顔を合わす事は無かった。近くだし一度位は戻ってくるかなと思っていたのだが電話さえ寄越さなかった。
「どうだった?」
「もう、大変よ。たかが掃除って言っても部屋が二十以上有るのよ・・・もう、くたくた。それでも全部は出来なかったわ。それ以外の事なんてとてもやる時間無かった・・・。静さんが手伝ってくれたけど明日からは一人でやるように言われたし・・・。どうしよう、一人じゃとても無理だわ。悪いけど明日から朝6時に行くわ・・・終わらないと返さないって言われたし・・・いくら時間が掛かっても時間給はちゃんと出すって言ってくれてるし。」
「時間給っていくらなんだ?」
「二千円よ、凄いでしょ。一日十時間なら二万円、月二十日出れば四十万よビックリするでしょ。それだけ貰える所なんて他に有る訳無いし、その上家賃まで要らないって言うんだから、どうしても頑張らなきゃ・・・。辞めさせられたら大損だし。」
「有る所には有るんだよなあ・・・金・・・不公平だよな神様は・・・」
今日一日掛けて作ったチラシのデザイン料が五千円。これがプロの作る仕事の値段。かと思えば素人家政婦が二万円を一日で稼ぐ、仕事をするのが馬鹿馬鹿しく成ってくる。

かんぐっていたひひ親父との関係だが、梓のいつもと何ひとつ違わない態度を見ているとただの杞憂に終わったように思えた
  1. 2014/06/11(水) 02:09:29|
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家主 第1回

「あら、大家さんずっといらしたんですか?」
「おお、ずっとおったぞ!奥さんの丸々としたごっついお尻につい誘われてしもうたわい。ほんにやらしいでっかい尻じゃのう。年甲斐も無く感じてしもうたわい。」
「厭ですわ、恥ずかしい。妹さんに言い付けますよ。」
「あかん、あかんっ!静にだけは、言わんでくれや。あいつが一番怖いからのう。それにしても、ええオケツじゃええ子が出来るじゃろうに、あんたら何で子作りせんのじゃ?夜のお楽しみはお嫌いかのう?」
「変な事言わないで下さいよ。たまたまですよ、お金が足りないから神様がもう少し待てと言ってるのかもしれませんわ。」
「金のう、もったいない。奥さん歳はなんぼに成ったんじゃ?旦那とは大分離れとったろう?」
「今年で大台です、ふふ・・・厭だわ。主人は三十七ですから七つ違いかな。」
「奥さんは、まだまだ若いのう。けんども旦那はそろそろええ歳じゃけえ、はよう作った方がよかよ。旦那が役立たずなんだったら、わしが手伝うてやってもええんじゃがなあ。」
「もう、馬鹿な事言わないで下さいよ、大家さんの方こそ充分いい歳じゃないですか。まだまだ、主人は元気ですからご心配なく。」
「わしゃのう歳は確かに食うたがの、あっちの方は若い頃から盛んでのう、まだまだ若い者なんぞに負けはせんぞ。奥さんも一偏食ってみたらよう判るはずじゃ。どうかの?一度手合わせ願えんもんかのう?歳よりの冥土の土産と思って。のう、考えてみてくれや、なっ!」
「はいはい・・・じゃ、考えときますから。期待しないで待ってて下さい。」
洗濯を干し終え妻は家の中へ戻って来た。入り際ひひ親父は、「奥さんさえその気になりゃ金の心配何ぞは、なーんものうなるのになあ。」と独り言を呟いた。

「まったく!あのひひ親父。聞いてたでしょ?厭らしくて困っちゃうわ。あんな話で私がその気に成るわけ無いじゃない。ねえ!」と気味悪そうな顔で喋りながら私の後ろを擦り抜けてキッチンへ入って行った。
「金の心配無くなるって言ってたじゃないか。」と冗談っぽくからかってみると。
真顔で「それは、確かに魅力よね・・・でもなあ。いくら何でもあんな薄気味悪いおじいさん相手に出来る訳無いわよ。」と言いながらも。
「前、チーママが言ってたの冗談だよね・・・絶対・・・そんな化け物みたいなの持ってる人なんて居るわけ無いし・・・居たら怖いよね。どうする?あなた・・・私が怪物みたいな物で犯されたら?」
「そんなので、されてみたいのか?」と少しドキドキしながら聞いてみると。
「されたいって事は無いけど・・・でも、ホントだったらちょっと見てみたいよね。あなた、そんな大きな人見た事有るの?」と逆に質問を受けた。
私はパソコンの作業を中止してインターネットに接続しながら。「実際には見た事は無いけど、ホームページにはそんなのが沢山出てるよ。」と妻を手招きした。

ディスプレイ画面には無修正ポルノ画像が映し出されており、コーラ瓶程も有る黒人の陽根が白人女の花弁を割り裂いている。
妻の梓は驚きの声を発した。
「うそーーー!まるで芋みたい。こんなの入っちゃうんだね・・・あなたの三倍くらい有りそうよね、それに形が違うね。先がこんなに膨らんでいたら引っかかって抜けないんじゃないかしら・・・」
画像を切り替える度に驚きの声を上げている。画面を見詰めながらかなり興奮している様子だ。最後に「黒人は確かに大きいって良く聞くけど日本人にはこんな人居ないわよね。」と口にした。
「あまり居ないと思うよ。でも、たまには居るかもしれないけど。」と答えると「ふーん。」と気の無い返事を返しながら画面に尚も見入っていた。
  1. 2014/06/11(水) 02:08:37|
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家主 プロローグ

ひひ親父・・・また、見てやがる。
ベランダでは妻の梓がさっきから忙しく洗濯物を物干し竿に干している。
我が家はニ階建ての2LDKコーポラスの一階でベランダは正面の駐車場に面している。
私は六畳の洋室でパソコンと向かい合いながら陽の差し込むサッシ戸の向こうで立ち働く妻のいつもの愚痴を聞いていた。その視界にあのひひ親父の姿が現れたのだった。
ひひ親父・・・正確には、我々が借りている賃貸アパートの家主で、このコーポラスの五台ばかりの駐車場の向い側に建つ御殿のような邸宅に住んでいる。
歳は恐らく八十は越えているだろう、老人と言って間違い無いのだが、この老人、そこいらの老人とは訳が違った。腹は少々弛んでドテッと迫り出しており、肌の表面も老人斑が浮かびかさかさした印象を受けるが内の身は十二分に詰まっておりランニングシャツから露出する胸筋は筋肉線を浮きたて、二の腕は丸太のように太く、身の丈百八十の居丈高で、長身からはアンバランスなほど短い脚もステテコからはみ出ている腿や脹脛は胴太の杭を思わす。
邸宅にはトレーニングルームが完備されており、ウェイトトレーニングを欠かさないらしい。狩猟が趣味で猟犬のドーベルマンのクロを連れ歩くのに力の衰えは最大の敵なのだと以前聴いた事がある。とにかくこの老人、世の老人連中とは一味も二味も違っていた。
そればかりではなく、この辺りの大地主で田畑やマンション、山河、株、ホテルの経営など総資産は地価の下落でかなり減ったと言う事だが、それでも数百億は下らないだろうと噂されている。
若い頃から生涯独身を口外しこの歳まで妻は一度も娶らず、今も自分と同じように独り身の妹と二人きりで大邸宅に居住している。
ただし、浮名は相当に流したようで、妹との仲を勘繰る声や妻は無くとも子供の数は五十人を越えているなどの噂話は後を絶たず。八十を越えた今も絶倫振りは衰えるどころか益々盛んで、隣町の商売女や水商売の女などを中心に最大限に金に物を言わせて囲っている彼女の数は両手の指で足りないなどとも聞いた事があり、その中にはOLや女子大生、人妻まで含まれていると言う。
以前、妻と二人でひひ親父との関係が噂されるママの居るバーへ飲みに行った折、そこのチーママから妻は家主の好みのタイプだから気を付けた方が良いと忠告された事が有った。そのチーママかなりの下ネタ好きでその日も際どい下ネタ話に花が咲いた。
こと、ひひ親父の話題になるとママが風邪で寝込んで休んでいるのを良い事に偶然忘れ物を取りに戻って目撃した閉店後の店内での情交現場を事細かに披露してくれた。
とりわけ、ひひ親父の一物の話は強烈だった。
なんでも臍を越えるほど長く、手首ほども太く、八十の歳が信じられないほど勃起は天を突き太鼓腹に垂直にぶち当たっていたと言う。先端部はテニスボールほど丸々と肥え、カリ高でまるで毒キノコのようだったそうだ。真っ黒に陰水焼けした表皮は松ノ木の皮を思わせるほどゴツゴツでザラザラしていたそうだ。また、殖栗はみっともないほど巨大で設楽焼きの狸の置物を思い出すほど重々しく垂れ下がっており、それが射精の時にはブルンブルン弾んで種馬を思わすほど大量の体液をぶちまけたそうだ。
烈しい情交は明け方まで続き老人は五度も精を放ち、ママは数え切れないくらいイカされて阿呆のように涎を垂れ流し放心状態になっていたそうだ。
帰りの車内で妻は、あんなおじいちゃんにそんな真似が出来る訳無いわよね?とか、そんなオチンチン有るはず無いよねえ?とか、誇張のし過ぎか全くの出たら目のどっちかだと主張していたが、かなりの刺激を受けたらしく帰り着くまでずっと手首より太いのなんて入らないよね。だの陰水焼けってどんなの?だの延々とその話題を口にしていた。
それから性交の折、時々、ペニスの大きさを口にするようになった。あなたのって大きい方なのそれとも普通なの?等と聞いてくるのだ。他の男を知らないから判らんといつも答えているのだが、実際には私のペニスは日本人の標準サイズより少し短くボディはかなりスリムで太さの方はかなり細目だろう、その上先細りで先端部は亀頭を完全には露出してはおらず、睾丸は鶉玉子ほどの大きさしかないためか精液の量も少なめで結婚して八年になるのに子供が今だ出来ないのはそんな事が影響しているのかもしれなかった。

ベランダの向こうに現れたひひ親父と一瞬目線が合い、軽く会釈をする。ひひ親父の方も目礼を返したて来たものの、視線は直ぐに別のもっと低い角度へ移動した。
妻の梓はすぐ後ろにひひ親父が居る事など全く気付かず、小さなショーツを小物掛けに洗濯バサミで止めながら、なおも室内の私に愚痴をこぼしている。
「今月は集金どれくらい有るの?何か一杯作ってるけど先月も十五万ぐらいしか無かったじゃない、家賃だけでも八万するのにこれじゃやってけないよ・・・もう蓄えも使い切っちゃったし・・・今月も同じじゃどうすれば良いもう、わかんないよ。」
「大丈夫、今月は大口が入金に成る筈だから。もう少し増えるよ。」
気休めを言ってその場凌ぎの安心を与えようと務めて明るく答えたものの集金が増す希望などどこにも無かった。
私は十五年前、国立の美術大学を卒業し、そのまま自分でデザインオフィスを開業した。自分でとは言っても資金の殆どは当時、地方スーパーを経営していた両親の出資で、まあいわゆる脛っかじりってとこだろう。
しかし、バブル景気にも助けられ業績は鰻上り。最盛期には従業員を二十名も使うように成っていた。妻の梓はこの頃、入社した従業員で経理を担当していた。面接に来た時からとりたてて美人と言うほどでは無いのだが、愛くるしくとても素直な性格と学生時代、フィギュアスケートで鍛えられたボディ、とりわけ圧倒的な量感を湛えた下半身の肉付きに魅せられ二年間の交際期間を経た後、見事ゴールイン。しかしこの頃から業績は陰りを見せ始め、リストラを敢行しながら何とか凌いで来たものの二年ほど前に遂にはオフィスや自宅のマンションなど相次いで手放し、二十数名も居た従業員も妻を除き全て居なくなり、現在の賃貸アパートへ転がり込んだ次第である。
又、時を同じくして両親のスーパーも地方へもどんどん押し寄せる大手スーパーやコンビニエンスストアーの攻勢に攻し切れず廃業の道を辿って行った。
デザインオフィスの看板は自宅アパートに移し細々と維持してきたが、それさえも最近の値崩れの波で立ち行かなくなりつつあった、というよりも既に生活を支える力も無くしており、ここ数ヶ月は梓が実家から無心をして何とか家計を繋いでいるに過ぎなかった。
だが、収入が減ったから暇に成ったのかというと逆で安い料金で売上げを確保しようともがくため、殆ど毎日が徹夜と言う有り様で睡眠はパソコンのチェア-に座ったままとる仮眠のみと言う状態が続いている。
妻は何か別の仕事をと勧めるが今までデザイン一本で来た私は他へ踏み出す勇気を持ち合わせてはいなかった。妻は何度も自分が勤めに出ると言っていたのだが私は今までそれを許さなかった。しかし、この数ヶ月の状態ではそんな事は言ってはいられないし、それよりも離婚を考えたほうが良いのかもしれないとも思っている。梓をこの惨めな生活に縛り付けておく権利は無いのだから。妻の本音を聞いてみたかった。

ひひ親父は禿げ上がった頭頂部を陽の光でテカテカさせながら、銀縁眼鏡の奥で薄気味悪く光りを放つ開いているのか閉じているのかハッキリしないほどの細長い目で背後から執拗に妻の梓を凝視している。妻の梓をと言うよりも梓の尻をと言った方が適切かもしれない。
梓はセミロングの黒髪を後ろにゴムで一纏めに留めており、腰までの淡い黄色のタンクトップに白のショートパンツ、所謂ホットパンツという軽装で足元は素足にサンダル履き。
ひひ親父の目からは尻たぼから下、アキレス腱までのなま足の裏側が余すところ無く晒されている筈だった。
ムッチリと張り詰めた腿、筋肉の弾力を感じさせる脹脛、対照的にきっちりと締まった足首まで無防備に露出していた。
そして、ホットパンツに包まれた圧倒的に大きくまん丸に張り出した尻肉、恐らくパンツのラインもしっかりと確認されているだろう。そんなゴージャスな下半身と相対をなす細く括れた腰のライン、細身ながらもキッチリと筋肉の凹凸を見せる腕や肩、真っ直ぐに伸びた背骨の線と背筋のハーモニー。飽きる事無くひひ親父は、そんな梓の姿態を無遠慮に眺めている。

これまでも、このような視線が梓に注がれるのを何度も見て来た。ひひ親父が腹の内で妻を辱めているのは、その舐めるような目付きからも確実だった。
  1. 2014/06/11(水) 02:01:46|
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ビデオ 第4回

「さてと、奥さんどうだった?気持ち良かっただろう。でもこれからもっと気持ち良くしてやるからな」
ズボンを脱いだ雄二の脚の付け根には黒々と隆起したイチモツが、妻の秘部へと照準を合わせたかのようにビクビクと涎を垂らしている。妻は先ほどの絶頂の余韻からまだ抜け出せず、目を閉じてぐったりとしている。もう暴れないだろうと判断したのか、奴は妻の手足の拘束を解き、改めて衣服を脱がすとソファに座らせる。そのまま妻の脚の間に膝をつくと、妻の両足を抱え秘部にその凶暴なイチモツの先端を添える。ゆっくりと擦りつけるような動きをし、溢れ出した愛液をまぶしていく。準備が整うと、奴はまだぐったりとしている妻の頬を2・3回軽く張り、
「奥さん、起きな!ほら、今から凄いことしてやるからしっかりその目に焼き付けるんだ」
「ん、んん…」
ようやく目を覚ました妻は、まだ頭がぼーっとしているのか、まだ焦点が定かでない。しかし、クチュクチュと下半身から聞こえてくる音と、同じ場所から発せられる快楽の電流に次第に自分の置かれている状況を理解し始めた。
「・・え?な・なに?いや!なんで裸なの!?」
「ほら、奥さんよ~く見てみな。いまから奥さんのいやらしいまんこに俺のおっきなちんぽをぶち込んでやるから」
はっ、と息を呑み妻は自らの下半身に目をやる。そこには夫しか侵入したことのない自らの秘部に、今にも入りこもうとしている巨大なイチモツがあった。
「いや…なにそれ…やめて!そんなの入りっこないよぉぉ!!」
「大丈夫。女の身体ってのは案外柔軟に出来てるもんさ。おくさんのまんこもじっくり広げてやるから安心しな」
言いながら先端を妻の秘部へと挿入する。クチュッという音と妻の声が上がったのはほぼ同時であったろう。
「んはっ…はぁぁ…」
その大きさに驚いたのか妻は四肢を強張らせ、挿入をなんとか妨害しようとする。やはり私のモノしか受け入れた事のない妻には、雄二のイチモツはきつすぎるのだろう。
「奥さん、力を抜きな。何も痛いことしよってんじゃないんだ。むしろその逆、今まで味わった事のないような天国を見せてやるから。ほら、ゆっくりと息を吐くんだ」
そういうと雄二は身体を妻のほうへと寄せ、目を閉じじっとしている妻の唇を奪う。突然のくちづけに驚いた妻の身体が一瞬更なる強張りを見せる。しかし、雄二の巧みな舌技に徐々に妻の息が荒くなり始める。
「んふっん、ん、ん、んんぅ…」
ねっとりと口腔内をかきまわされ、妻の目はふたたび潤みを帯びてくる。そのうち先ほどまで強張っていた妻の身体から力が抜け始める様子がビデオの画像を通してはっきりと伝わってきた。
「奥さんいい表情になってきたじゃないか。それじゃあそろそろいくぜ…」
そう言うと奴がゆっくりと腰を進め始めた。先端だけが納まった状態だった妻の秘部に少しずつその猛りきったイチモツがめりこんでいく。
「んぁぁぁぁぁ!は、入ってくるぅぅぅ!」
「おお、締まる締まる!やっぱり奥さんいいもの持ってるねェ」
「ね、お願い!待ってぇ!お・お願いぃぃぃ!」
「ん?どうしたんだい奥さん」
「もう、もう入らないよぅ…。これ以上はやめてぇ…」
「何言ってるんだい?まだ半分しか入ってないよ?ここからがいいんじゃない」
「え?は・半分って…んぁぁぁぁぁ!」
妻が反論しようとする前に奴は更に腰を進める。
「大丈夫だって♪ほ~ら、ちゃんと入るでしょ?」
「ん・んひぃぃぃぃぃ!!」
あの小さな妻の身体のどこに納まったのか、やはり女の身体というものは心底不思議なものだ。今や奴の巨大なイチモツは余すとこなく妻の身体の中に埋没している。妻はと言えば、初めて味わう巨大なペニスの感触にまだ慣れないらしく、じっとしたまま小刻みに痙攣している。
「奥さん大丈夫かい?」
雄二は余裕しゃくしゃくで妻の顔をのぞきながら尋ねるが、答える余裕のない妻は目をぎゅっと閉じたまま小さく頭を左右に振る。
「しょうがないなぁ、じゃあ特別にゆっくり動いてあげるよ。でも、こんだけ濡れてればすぐによくなると思うよ」
そういうと雄二はその巨大なイチモツを妻の体内からゆっくりと引き出し始める。ジュルジュルと音が聞こえてきそうなほど、二人の結合部には白く濁った妻の本気汁が粘りついている。奴が半分ほど腰を引いた時であろうか、それまで必死に耐えて震えていた妻が突然背中を反り返らせた。
「う・うぁぁぁぁ!!待ってぇ、と・止めてぇぇぇぇ!!い・いやぁぁぁぁぁ!!」
「ん?どうしたんだい奥さん?」
「い・いやぁぁぁぁぁぁ!…っちゃ、いっ…いく!いくっいくっ!いっちゃぅぅぅぅぅ…、う・うはぁぁぁぁぁ!」
驚く事に、私が今まで巨大な雄二のイチモツの侵入に対して苦しさに耐えているとばかり思っていた妻は、なんのことはない、実を言えばその圧倒的な快楽に身を震わせていたのだ。さすがの雄二もその反応には面食らったらしく、あっけにとられたまま妻を見下ろしている。
「…あ、あは、ん・ん・ん…んはぁ…」
妻はその小さな身体をビクッビクッと何度も痙攣させたかと思うと、急にふっと糸が切れたように身を沈ませた。しかし、妻の身体の中にはまだ奴のイチモツが半分埋まったままである。脱力し身を沈めた妻の身体を待っていたのは、自らの全体重を預けた強烈な突き上げだった。
「ん!んはぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ビクッと身体を震わせあまりにも強烈過ぎる快楽に、今まで夫婦の営みで数回しか達した事のない妻は正気を保っている事が出来なかった。
「ぁぁぁ…、ぅぁぁぁ…」
ガクリと首を落とし、ついに妻は初めて性交による失神を味わったのである。雄二はといえば、こんなことは日常茶飯事なのだろう、慌てる様子も鳴く
「あれ?奥さん?お~い、奥さ~ん大丈夫ですか~?あ~あ、失神しちゃったよ…。、ほんとにしかたのない奥さんだなぁ、こりゃお仕置きの必要があるぞ。」
そんなことをひとりごちながら妻からイチモツを引き抜くと、奴はカメラを入れていたらしい鞄を何やらごそごそと漁っている。しかし、突然あっと気が付いたように振り向くと、鞄漁りを中断してカメラの方へと歩み寄る。するとフッと画面が暗くなり、また明るくなったと思うとそこは先ほど陵辱が行われていたリビングではなく、別の場所だった。しかし、その場所もまた見慣れた風景の一つであった。壁には休みの日に二人で悪戦苦闘して組み上げたスヌーピーのジグソーパズル、部屋の中央には新婚当初、5・6軒の家具屋をまわってやっと妻が納得し購入したクィーンサイズのダブルベット。そしてベッドサイドにはウエディングドレスの妻をいわゆるお姫さま抱っこの形で私が持ち上げている結婚式の写真。そう、そこは私達夫婦が幾度も愛し合い、睦みあいながら共に朝を迎えた、夫婦の幸せの象徴でもある寝室であった。
 中央に置かれたダブルベッドには先ほどの失神からまだ目が覚めていないらしい妻がぐったりと横たわっている。しかも、驚いた事に妻の手足は右手首を右足首に、左手首を左足首に皮製の手錠のようなもので拘束されており、必然的にM字型に開ききった両足の間から陵辱の後が残る秘部をさらす形となっている。
「さ~て、それじゃあお仕置きタイムといきますか!」
突然画面に現れた雄二は明るくそう言い放つとゆっくりと妻のもとへと近づいて行く。その右手には何やら怪しげな小瓶が握られている。
 まさかこの小瓶に詰め込まれた物があんなにも妻を狂わせ、結果、雄二のイチモツの虜へと変貌させてしまうとはこの時点の私には想像しようもなかった。
  1. 2014/06/10(火) 04:06:28|
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ビデオ 第3回

「さ~て、今日はどこのお宅におじゃまするかな~?」
ビデオには雄二が歩きながら撮ったのか、昼間の静かな住宅街の様子が映し出されている。画面全体が妙に低い視点で構成されているのは、多分奴がビデオカメラをかばんの中かどこかに入れて隠しているからだろう。
「お?この家なんか良さそうだな~」
そう奴が言った後に画面に映し出されたのは、いつも見慣れた風景。ガーデニングが大好きな妻が一生懸命造ったプランターが並び、門には『Welcome my house』と書かれた可愛い木の板がぶら下がっている。それは間違いなく、私の家だった。
ピンポ~ン
「こんにちは~」
「は~い」
雄二がチャイムを鳴らすと料理中だったのか、お気に入りのエプロンを掛けた妻が玄関に現れた。動きやすそうな赤の短いスカートに白いブラウス。いつも笑って私を送り出してくれる妻がそこにいた。
「どちら様ですか?」
「こんにちは。旦那さんの同僚の斎藤といいます。今日、旦那さんにこの時間に家に来るようにと言われてたんですが…」
「あら?そうでしたか。あの人ったら何にも言わないで…」
(やめろ!そいつを家に上げるんじゃない!それは罠なんだ!)
そんな私の願いもむなしく、妻は小声で呟きながらもすぐに
「どうぞ~。そういう事だったらそのうち帰ってくると思うんで」
「すいません、お邪魔させていただきます」
そういうと奴は遠慮もなくこれから陵辱の現場になるであろう私の家へと足を踏み入れた。妻が雄二をリビングへ案内すると
「今コーヒーでも入れますんで、くつろいでて下さいね」
「すいません。あまりおかまいなく」
妻はそのままキッチンへコーヒーを入れに行った様だ。雄二は立ち上がるとリビング全体が見渡せる位置にビデオカメラが入った鞄を移動させる。画面に映った風景からすると恐らくテレビ台の上にでも置いたのだろう。奴が座っているソファやテーブルなどが見渡せ、その奥のキッチンまでも映っている、まさに絶好の盗撮ポイントといえるだろう。奴がビデオをセットし終わり、またソファに戻るとキッチンのほうからコーヒーを持って妻が現れる。
「すいません、こんな物しかありませんけど…」
テーブルに並べらたのはコーヒーと妻が得意とする手作りのクッキーだ。
「あっ、これって奥さんの手作りですか?スゴイなぁ。僕、料理の上手な女性ってあこがれちゃうなぁ」
「あら、ありがとうございます。でも下手の横好きで…」
「そんなことありませんよ。凄くおいしいですよ、このクッキー」
言いながらばりばりとクッキーを食べ終え、コーヒーを飲み干す。
「今お昼を作っていたんです。良かったら食べていきません?」
「ほんとにおかまいなく。僕はもう食べてきたんで…」
「そうですか?じゃあ失礼して続けさせてもらいますね。テレビでもご覧になっていてください」
「はい、そうさせてもらいます。奥さんも僕の事は気にしないでお料理続けてください」

そう言われると、妻は再びキッチンのほうへ戻る。何かを刻むトントンという音が妻の背中越しに聞こえてくる。雄二はというと、料理をする妻の後姿を舌なめずりしながら眺め、一瞬カメラのほうへ視線を向けるとニヤッと笑い立ち上がった。奴はゆっくりとキッチンの方へと歩を進める。料理に夢中の妻は全く気づいていない。雄二は妻の背後に立つとおもむろに背後からその小柄な体を抱きしめる。ビデオの画面では奴の大きな体に隠れて妻の体は全く見えない。
「ちょっ!なんですか?斎藤さん!やめてください!」
「奥さん、俺、奥さんを一目見て気に入っちゃいました。旦那さんと約束してるなんて嘘です。大体旦那さんのことなんて俺知らないもん。だから旦那さん帰ってなんかきませんよ。どうせ帰ってくるのは夕方でしょ?それまでたっぷりハメハメしましょうよ」
「な…!?」
あまりの事に妻は混乱しているのだろう、言葉が出てこないようだ。
「だから~、欲求不満の奥さんのおまんこに元気なちんぽを沢山ハメハメしてあげるって言ってるんですよ!」
「や、やめてください!ちょ、ちょっと!離して!」
「奥さん、あんまり暴れないでよ。俺としても乱暴はしたくないからさ~」
「何言ってるんですか!ほんとにやめてください!離して!」
「しょうがない奥さんだな~。少し静かにしててもらいますよ」
そういうと雄二は暴れる妻の首筋に手刀を当てる。
「う…」
先程まで抵抗していた妻の声が聞こえなくなる。

「あ~あ、だから静かにしたほうがいいって言ったのに…」
いいながら奴は気を失った妻を軽々と抱え、リビングへと戻ってくる。そのままソファの間に置いてある少し大きめのテーブルに妻を仰向けに乗せると、手足をテーブルの脚に縛りつけた。
「それじゃ、頂きますね♪」
手際良く妻のブラウスのボタンを外していく奴の表情は嬉々としている。
「へ~、あんまり胸は大きくないな。感度のほうはどうかな?」
白いブラをたくし上げると大きな奴の手にすっぽり納まる可愛い胸をゆっくりと揉みしだいていく。やがて気を失っていた妻も少しづつ息を漏らし始める。
「…んっ…んん…」
「へ~、感度は良好だ。触り心地も良いし、俺このおっぱい気に入っちゃった」
誰に言うともなしに1人ごちると、雄二はその白い胸に舌を這わせ始めた。
「んあ…ふぅん…」
だんだんと妻の鼻から漏れる息も荒くなってくる。胸の裾野から円を描くように中心へと向かっていた雄二の舌が、ついにピンクの蕾を捉えた。その瞬間、
「ふぁぁぁん!…え?な・何?どうなってるの?何これ?いやぁぁぁぁ!」
やっと気がついた妻は、今の自分の置かれた状況が飲み込めずパニックに陥っている。雄二は唐突にそんな妻の唇を奪い、濃厚な口撃で黙らせた。
「んふぅぅぅ!んむ…ん・ん・ん…」
縛られて身動きの取れない妻は、その口撃から必死に逃れ様と首を振るが、縛られた体が動く範囲などたかが知れている。次第にそのことを悟ったのか、妻の抵抗は弱まり、奴のされるがままになり始めた。それに気を良くした雄二は口撃を弱めることなく、同時に妻の敏感な蕾をコリコリといじる。
「んん!んぅん!んふぁあ…」
初めこそ抵抗していた妻であったが、良く見ると息を漏らしながら奴の舌の動きに応えるように舌を蠢かしている。
「奥さん可愛いねぇ。なんだかんだ言ってても舌絡めてくるなんて、やっぱり欲求不満だったのかな?」
「・・そ・そんな事ありません…」
「ほんとかなぁ。じゃあこっちはどうなってるのかな?全然感じてないなら濡れてる訳ないよね。もし濡れてなかったら今日はおとなしく帰るよ♪」
そういうと奴は妻のスカートをゆっくりと捲り上げる。やがてブラとお揃いの白いショーツが姿を現す。それを見るなり、
「うわぁ!奥さん凄い事になってるねぇ。ショーツがびしょびしょでテーブルまでイヤらしい汁が垂れてるよ!」
すると妻は顔を真っ赤に染め、いやいやと頭を振りながら叫ぶ。
「いやっ!嘘です!そんな事あるわけありません!」
「ほんとだって。ほら見てごらん」
そう言うと雄二はショーツの上から妻の秘部を一撫でする。
「ふわぁぁぁ!」
それだけで妻は体をのけぞらせた。持ち上げた雄二の指からはねっとりとした愛液が糸を引いている。
「ほらね?すごいでしょう。もしかして奥さん、こんなに感じるのは初めてなのかな?それじゃ、もっと凄いことしてあげるよ」
言うが早いか奴は床に膝をつき、妻のショーツ越しに濡れそぼった秘部を舐め上げる。
「ああ?いやぁぁぁ!やめてぇぇ!」
最も敏感な部分を今日初めて会った男に、しかも縛られながら舐められる興奮はいかほどのものなのだろう。妻は身をくねらせながら堪えきれない喘ぎ声を漏らしている。
「うぁ…い・いや…ダメェ…そ・そこはぁ…」
「気持ちいいでしょう?女の人はここを舐められるの大好きですもんね。良いですよ、たっぷり楽しんでください。今日は何回でもイカせてあげますから」
そういうと雄二はまた妻の下半身への攻撃を再開する。
「ダ・ダメェ…ほんとに…ほんとにやめてぇ… こんなの、こんなのぉ…」
「・・あ・あ・あ… んふぅ… ふぁ!」
雄二の舌がクリトリスに当たったのだろう、妻が急激に体をのけぞらせる。
「なんだい奥さん、ここが良いのかい?」
「ち・ちがうの…そこはなんでもないの…気持ち良くなんかぁ、な・なぁぁぁぁぁ」
妻は抵抗の言葉を最後まで言う事が出来なかった。ジュルジュルと音を立てて奴が妻のクリトリスを吸い上げたのだ。
「ひ・ひぃぃぃぃぃ!いやぁぁ…すごいぃぃぃ」
「・・ダメ・ほんとにダメェェェ…何か来るぅぅぅ!おかしくなっちゃうよぉぉぉ」
「いいぜ。イキな。力を抜いてその快楽に身をまかせるんだ」
「・あ・あ・あ…ああぁぁぁぁぁぁ!いやぁぁぁぁぁ…来るぅぅぅぅぅ…」
「イケ!イクんだ!淫乱奥さん!」
「うぁぁぁぁぁぁぁ!ダ・ダメェェェェェ!んあっ!」
最後に一声上げると妻は縛られた体をブリッジさせピーンと突っ張らせると、どっとテーブルに戻り、ビクビクと小刻みに痙攣させている。
「ずいぶんと良いイキっぷりだな。ほんとに欲求不満だったんじゃねえのか?」
そう言って笑う雄二に妻は答える事すら出来ない。
「まあ良いさ。メインイベントはこれからだ。いいかい奥さん。もっと凄い世界を見せてやるよ」
雄二はゆっくりとズボンを下ろす。さっきのビデオで妻を貫いていた立派なイチモツが現れ、ビクビクと震えている。先端は早くもカウパー汁でぬらぬらとぬめっている。その様子はまさに獲物を目の前に舌なめずりする獣そのものであった。
  1. 2014/06/10(火) 04:05:40|
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ビデオ 第2回

「ねぇ、また撮るの?あたしあんまり撮られるの好きじゃないな」
私の淡い期待はあっけなく裏切られた。そこに映っていたのは紛れもなく私の愛妻、祥子であった。しかもその格好は私の大好きな、ブルーのお揃いのブラとショーツ。花柄をあしらった可愛いブラは今年の結婚記念日に妻と一緒に選んだ物だった。
「何言ってんだよ。見られると異常に興奮するくせに」
ホテルらしきベッドにちょこんと座った妻の隣にたった今まで一緒にいた男が、トランクス一枚という姿でどっかりと腰を下ろす。すると妻はあろうことか自ら雄二と向かい合わせに彼にまたがり、愛おしそうについばむようなキスをし始めたのである。そのキスは五分ほど続いたであろうか。その間、妻の腕は雄二の首にしっかりと巻きつき、雄二はといえば妻のやや小さめのお尻やほっそりとした背中を触れるか触れないかの微妙な指使いで愛撫している。
(こいつら、一度や二度の関係じゃない!)
一瞬で私は悟った。なぜならば、妻はこの触れるか触れないかという微妙な愛撫に非常に弱く、経験の浅い私の愛撫でさえ敏感に反応するのである。一度や二度の関係で女の好みを見分けられる男なんてそうそういるはずもない。となれば、妻と雄二はこのビデオの前もかなりの回数、体を重ねているはずなのである。
「ふうん… んん… はぁぁ… んふぅ…」
案の定、妻は堪えきれなくなったのか、キスを交わす唇の隙間から甘い吐息を漏らし始めた。
「ん?どうした?もう感じ始めたのか?相変わらず淫乱な奥様だな」
「ごめんなさい。その触り方ほんとにダメなの。それにあなたのキスすごく上手なんだもの」
「ほら、じゃあもっと気持ちよくしてやるよ!」
「きゃっ!」
そういうと雄二は妻の小柄な体を持ち上げ反転させ、立派な太ももの上に妻を乗せた。妻はビデオカメラに向かって大股開きで雄二の太ももに乗っている形だ。
「いや~。この格好はずかしいよぅ」
「うるさい、文句を言うならこのまま帰ってもいいんだぞ」
「ああ、ごめんなさい。もう言いません。だから祥子を可愛がって…」
「良い子だ…」
そういうと雄二は後ろからその太い右腕を回し妻の可愛いショーツの上から最も敏感な部分を撫で始めた。
「あ…ん…はぁ…」
それだけで妻は甘い喘ぎを漏らし始める。雄二の空いた左腕は妻の小振りな胸をブラの上から乱暴に揉みしだいている。
「あぁん… お願い… 胸はやさしくして…」
潤んだ目でそう訴える妻を無視し、雄二の愛撫はねちねちと続く。
「・・あ・あ・ んはぁ んくぅ」
だんだんと妻の喘ぎ声も大きくなっていく。
「ねぇ、ちょくせつぅ…直接さわってぇ…」
「ふん、しょうのない淫乱奥様だぜ」
そういうと雄二はショーツの中へと手を差し込み、その野太い指でゆっくりと妻の秘部をこね回し始めた。
「うあぁぁ…あっあっあっ んはぁぁぁぁ」
それだけで妻はあられもない声をあげ始める。
「い・いい…いいの…すごいぃぃ 気持ち良いのぉぉぉ」

普段、明るく私と冗談を言いあいながら大声で笑うくせに、卑猥な話しには「ばかぁ」と恥ずかしげに頬を染める妻からは想像も出来ない痴態だった。

今や、ビデオの中の妻は首をやや後ろに向け、雄二を見上げるように奴と唇を合わせながら大きく腰をうねらせている。
「んふぅ…ふぁっ…んっんっんー」
妻の細い両手はこみ上げる快楽に耐えるように雄二の二の腕をしっかりと握っている。
と、突然妻は唇を振りほどき
「・・いやぁ!ちょっと待ってぇ!ダ・ダメ…イッちゃう!イッちゃうよぅぅ!」
「いいぜ、一度イってすっきりしな」
「・・ア・ア・ア… ダ・ダメ…ほんとにぃ、ほんとにイッちゃうよぉぉぉ!・・あ・あ・すごいぃ…イク・イク・イックゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…」
私は少なからずショックを受けていた。なぜなら、妻は私とのセックスでただの一度もイッた事が無かったからだ。それが雄二との情事では指だけでこんなにも激しくイッてしまうとは…。
「ハァ・ハァ…」
妻は雄二の逞しい胸に体を預け、放心したように荒い息をついている。すると雄二はそんな妻の状態などお構いなしにショーツを横にずらすと、そのままその巨大なイチモツを妻のイッたばかりの秘部に挿入し始めた。さすがに妻もその衝撃に気づき、
「・・え?うそっ!・・や・やめて…、今イッたばかりで敏感になってるからぁ…」
もちろん雄二はそんな懇願を素直に聞き入れるような奴ではない。
「・・イ・イヤァァ… は、入ってくるぅぅ…、ダ・ダメ…また、また来るーー!」
驚いた事に、妻は挿入されただけでまたもや絶頂を極めたようだ。恥ずかしながら私は、女性が連続で絶頂を極められることを初めて知った。
「スゴイィ!スゴイのぉぉ…気持ちいいよぅぅ」
「なんだもう二回も気をやったのか…。もう少し我慢できないのか?」
「ご・ごめんなさいぃ…祥子はぁ、祥子はだめなんですぅ…。このおっきいちんぽはめられるとぉ、もうどうにもならないんですぅぅ」
「ははは…ほんとに淫乱な奥様だ!旦那の顔が見てみたいぜ!」
「・・あ・あの人のことは言わないでぇぇ…。」
「なんだ?奥さん、相変わらず旦那の事は愛してるってか?ほら、そんならカメラに向かってこの間教えた台詞言ってみな」
「・・イ・イヤ… そ・それだけはぁ…」
「なんだ?言う事がきけないっていうのか?」
そういうと雄二は揺れ動く妻の腰をがっちりつかみ、イチモツを入り口辺りに固定した。
「え…?イ・イヤン… やめないでぇ…」
「なら教えたとおりに言うんだ」
「…わ・わかりました… 言いますぅ… だからぁぁぁ…」
「言ってからだ」
すると背面座位で抱えられた妻はカメラのほうを真っ直ぐに見つめ
「あ・あなたぁ… ごめんなさいぃ… 祥子はぁ、祥子はあなたの事を心から愛していますぅ。んっ・・でもダメなのぉぉ…雄二様のおちんぽがぁ、雄二様のおちんぽがないとぉ…あっ・はぁ・・雄二様の精液がないとぉ生きていけないのぉぉ…。だからぁ…ふぁ…これからもぉ、こうしてゆ・雄二様のお・おちんぽを祥子のいやらしいおまんこにぶちこんで頂いてもよろしいですかぁ?」
「よし、よく言えたな。ご褒美だ、そらっ」
そういうと雄二は今までのは前戯だったとばかりに、本格的なストロークを打ち込み始めた。妻の尻を打つパシン・パシンという音と妻の喘ぎ声だけが響き渡る。
「あああぁぁぁぁ!・・スゴイィィィ!こ・これぇぇぇ…」
私の大事な祥子は背面座位の格好で私の大好きなブラとショーツを身に付けたまま後ろから巨大なイチモツに貫かれ、本来ならば私しか聞くことの出来ない声をあろうことか私の友人に振りまいている。
「・・イク…また…ま・またイッちゃうぅぅ… ねぇ、イッても、イってもいいですか…?」
「だめだ、我慢しろ。我慢すればするほどイッたときの快楽が何倍にもなる」
「そ・そんなぁぁ…だめだよぅぅ…我慢できないぃぃ…」
「我慢するんだ。俺が良いと言う前にイッたらもう二度と奥さんには会わない」
「ごめんなさいぃ…我慢しますぅぅ…あっあっあっ…んん…」
雄二はあえぐ妻の顎を無造作につかむとそのまま上を向かせ乱暴に舌を絡める。すると妻は嬉しそうに鼻を鳴らしながらその舌の動きに応える。
「…んふぅ…ぷはぁ…だめぇぇぇ!もうだめっ!我慢できないよぅぅ!お願いしますぅぅ…イかせて、イかせて下さぁい…あっ…」
「ん…そろそろ俺もイきそうだ…。今日はどこに出して欲しいんだ?」
「膣にぃぃ…いつもどおりぃぃ祥子のおまんこの中にぃ、んあっ…雄二様のぉ精液ぶちこんで下さいぃぃぃぃ…イヤァァァ…イックゥゥゥゥゥゥ…」
「う…俺もイクぞ…。ん、おらぁ!」
「んはぁぁぁぁぁぁぁ!入ってくるぅぅぅ!あっついのがぁ…あっあっあ…、イクゥゥゥゥゥ…」
両足をピーンと突っ張らせ雄二の腕をしっかりとつかみながら妻はその小柄な体を小刻みに痙攣させた。よく見ると妻の秘部からは中に納まりきれなかった奴の精液がポタッポタッっと滴り落ちている。何てことだ…。まさか、中で出すなんて…。これはやり過ぎだ…。私の胸には焦げるような嫉妬が渦巻き、堪えきれずに両の目からは涙が溢れ出た。
(なぜだ?なぜなんだ?祥子!私はこんなにもお前の事を愛しているのに!)
様々な疑問や感情が私の中に生まれ、消えることなく私をさいなむ。そんな私をあざ笑うかのようにビデオの中では雄二と妻が繋がったまま熱いキスを交わしている。妻の目は霞がかかったようにぼやけ、鎖骨や首筋には奴がつけたキスマークが赤々と残っている。そんなものが妻の体についていたことなど今まで気づきもしなかった。いや、思い当たる節はある。私が付けた記憶のないキスマークを妻の首筋に発見したとき、妻は慌てて「な・何言ってるの、昨日あなたが酔っ払ってつけたのよ。お・覚えてないの?」と不自然な言い訳をしたことがあった。あの時は(覚えてないけど、そういやつけたかな?)と納得してしまったが、あれがこのときのものだったとは…。ビデオの中の二人は長すぎる後戯を楽しんでいる。
と、突然背後から扉の開く音がした。

 がちゃ

驚いて私が振り向くと雄二がコンビニの袋を手に靴を脱いでいるところだった。
「いや、2時間くらいは楽しませてやろうと思ったけど、あんまり遅くなっちゃお前の奥さんも寂しがるだろ?だからそろそろいいかなと思って。おっ、祥子じゃんか。」
そういいながら部屋に入ってきた奴は、まだ続いているビデオの後戯をみて声をあげる。
「この奥さんがまた淫乱でさぁ。旦那の事まだ愛してるらしいんだけど、俺のちんぽが忘れらんないってあっちから連絡してきたんだぜ?胸は小さいけどその分感度も良いし、何より自分から中出ししてくれっていうもんだから遠慮なく楽しめるんだよ。」
私の愛妻だということを露知らず、奴はご機嫌で話しつづける。
「この奥さんのビデオ見るなら最初っからがいいぞ!はじめの方なんか俺のちんぽ見て、なにこれ?こんなの入んないよ!とか言って泣き叫んでたのに、二回目からはイキまくりだよ。」
そう言って奴は『人妻・祥子 26歳① 7/16』と書いたビデオを持ち出した。そのビデオをみて私はまた愕然とすることになる。そのビデオには雄二が妻を襲い、犯した一部始終が収められており、最後には涎を垂らしながら絶頂を極める様子が克明に記されていたのである。
  1. 2014/06/10(火) 04:04:46|
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ビデオ 第1回

「今日は友達のうちに寄ってくるから夕御飯はいらないよ」
「うん、わかった~。あんまり遅くならないでね」
いつものように出掛けに妻の頬にキスをして私は会社に出かけた。
しかし、この時にはもう妻は…、私の最愛の祥子は…。

 私は27歳で保険の調査官をしている。事故が起こったときに、その事故がいかなる状況で起きたのかを詳しく調査し、妥当な保険の支給額を決めるのが私の主な仕事だ。調査官という仕事のせいか帰宅する時間はまちまちで、定時の5時に帰れるときもあれば、調査報告書作成のために深夜を越えることもある。しかし、どんなに遅く帰っても妻は眠い目をこすりながら、それでも寝ないで私を待っていてくれる。そんな妻を私は心から愛していた。
 妻の祥子は私よりも一つ下の26歳。小柄で丸顔、綺麗と言うよりは可愛いといった感じの美人だと私は思っている。胸もBカップと小柄だが胸の大きな女性があまり好きではない私にとって、それは大きな魅力の一つだった。しかし、何よりも私が愛したのは祥子の底抜けの明るい性格であった。学生時代から付き合いのある私たちは、よく冗談を言い合い、腹がよじれる程笑い転げたものだった。


 私が会社を定時で終えて雄二の家に着いたのは6時過ぎだった。得意先の部長を接待した時に彼についてきた男が雄二だった。奴とはその接待で意気投合し、それ以来時々こうして奴の家に来ては遅くまで飲んだり下らない話をしたりして過ごしている。吹奏楽部に所属していた私と違い、高校・大学とラグビーをしていたと言う奴の体はまさに体育会系を地でいくようなものだった。そんな雄二が今日は見せたい物があると私を呼び出した。
「なんだよ、見せたい物って」
「まあそんなに焦るなよ。少し飲もうぜ。話しはそれからだ」
何故かもったいぶる奴の態度に、私は奴の見せたい物が卑猥な物であるという事を直感した。奴にはこれまでも何度か裏物のAVを見せてもらい、共に股間のものを熱くさせていた。
「どうせまた裏物のAVかなんかだろ。もったいぶらないで早く見せろよ」
と、私が催促すると
「今日見せたいのは違うんだ。お前と知り合ってから結構経つけど、実はお前がほんとに信用できるかどうか窺ってたんだ。でもお前はいい奴だし、あんまり友達のいない俺ともこうして付き合ってくれてる。だからお前にだけ俺の取っておきを見せてやろうと思ったんだ。」
そういうと奴は押入れからダンボールの箱を持ち出してきた。その箱はガムテープで密封された上に麻紐で縛られ、まさに秘密の箱といった雰囲気だった。
「な・なんだよ、取って置きって?」
私は雄二の言葉とその箱の物々しさに多少なりともどきどきしていた。裏物のAVでさえ雄二の家で初めて見た私にとって、それ以上の「取っておき」がどんなものか想像もつかなかった。だが、それがそれこそ私の想像を超えるようなものだということだけは容易に想像できた。
「これはほんとに誰にも見せた事がないんだ。だから絶対に他の奴らには知られたくない。お前もこの事は誰にも話さないと約束してくれ」
「あ・ああ…。それはかまわないけど…」
「くれぐれも頼むぜ。それじゃ本題に入るけど、俺の取って置きってのはこいつだ」
そういって奴が取り出したのは何の変哲もない、ただのビデオテープだった。何が取って置きだと言うのだろうか?私は疑問を抱いた。が、すぐにそれがただのビデオテープではない事に気がついた。ビデオについていたラベルにこう書かれていたのである。

『人妻・綾子 32歳① 7/12』。

「まさか…」
「まあ、とりあえず見てみろよ。興奮する事間違いなしだぜ」
そういって奴がテープをセットする。見慣れたテレビ画面にいかにもパソコンで編集したという感じの文字で『人妻・綾子 32歳① 7/12』という文字が浮かび上がった。そこで展開される映像は私の想像をはるかに超えるものであった。

 そこは芸能人のお宅拝見とかいう番組に出てきそうな吹き抜けの立派なリビングだった。部屋の中央に置かれた応接セットのソファにこれまた芸能人と言っても通じそうな綺麗な女が座っており、その隣には雄二がテーブルに脚を乗せてくつろいでいた。女は白いノースリーブのサマーセーターにゆったりとしたスカートを身につけており、いかにも良家の奥様といった感じだ。
「おい、さっさと言え」
「こ・こんにちは。私はゆ・雄二様にお仕えする人妻奴隷の綾子です。今日も雄二様のおちんぽを綾子のいやらしいおまんこにたくさんぶち込んでいただきます。もちろん主人にはこの事は内緒です。主人が仕事で留守の日中はこうして毎日雄二様の精液を綾子の子宮に注いで頂いております。綾子の悶える様をぜひご覧下さい。ああ…」
そう言うと人妻は隣に座る雄二にしなだれかかり、両手で大事そうにジッパーを引き下げるとそこから飛び出してきたイチモツにうやうやしくキスをした。私はその行為自体にも驚いたが、それよりも驚いたのは雄二のイチモツの大きさであった。ゆうに私のモノの2倍はあろうかというイチモツは、沢山の女の淫汁を吸ったのか黒々と輝いている。
「素敵です…。ああ…。お・おしゃぶりしてもよろしいですか?」
「まだだ。その前に言うことがあるだろう?」
「ああ…。どうしても綾子を辱めるのですね…」
「うれしいんじゃないのか?」
「そんなこと…」
「なら俺は帰るまでだ」
「ううん…、意地悪…。分かりました、言わせて頂きます。」
そういうと人妻はソファから降り、雄二の脚の間に正座をして雄二を見つめ、何度も教え込まれたのであろう台詞を口にした。
「雄二様ぁ…、綾子は雄二様のご立派なおちんぽが欲しくて欲しくてもう我慢できませんんん…。どうかぁ、淫らなメス奴隷におしゃぶりさせてくださいませぇ」
「ん、よく出来たな。褒美だ、好きなだけしゃぶっていいぞ」
雄二がそう言うか否か、人妻はおいしそうにその巨大なイチモツに舌を這わせ始めた。
「ああ…、これよ、これが私を狂わせるのよ…」
そう呟きながら人妻はカリの部分に舌を絡め、時には限界と思われるほどにその整った唇を大きく開き奴のモノを咥え込んだ。雄二はその様子をにやにやしながら見下ろし、女のサマーセーターを徐々にたくし上げ、ブラのホックを外した。
「ふぅん…、いはぁぁん。おっふぁいはよふぁいふぉ。」
雄二は両手でEカップはあろうかと思われる大きな乳房をゆったりと揉みしだく。すでにビンビンに立っていた乳首を雄二がコリコリと弄ぶと女は腰をくねくねと揺すりながら堪えきれない喘ぎ声を漏らす。とうとう我慢出来なくなったのか、
「もういやぁ…お願いしますぅ!どうかぁ、どうかお情けをぉ…」
「なんだ、もう我慢できなくなったのか?仕方のないメス犬だな…。お願いの仕方は教えたはずだが、もう忘れてしまったのか?」
そういうと雄二は立ちあがり二・三歩下がるとその巨大なイチモツを手に取り、
「ほらこいつが欲しいなら教えたとおりにおねだりするんだ」
すると人妻は私には想像もつかない痴態と言葉でその大きなイチモツを欲しがり始めた。彼女は雄二に背中を向けると肩幅に脚を開きスカートをめくりあげた。そして体を二つに折ると脚の間から雄二を見上げ、自らパンティをずらした。彼女のそこはすでにヌルヌルで怪しい光を湛えていた。溢れ出た愛液は白い太ももを伝い、すでに美しいひかがみまで垂れている。
「あ・綾子のいやらしいおまんこはぁ、雄二様の大きくて堅いおちんぽをぶち込んで頂くために存在しますぅ…。今までもぉこれからもぉ、綾子の子宮はぁ、雄二様の精液だけを浴びさせて頂きますぅ…。ああぁぁ…、はやくぅぅ…」
「まだ人妻っぽいエロさが足りないが今日のところはよしとするか。」
そう言うと雄二は準備運動もなくいきなり人妻の濡れそぼった部分の最奥までその巨大なイチモツをぶち込んだ。
「あ・あ・あひぃぃ…!イ・イクゥゥゥゥ!」
我慢の限界に来ていた人妻はその一突きであっけなく絶頂を迎えた。しかし、雄二はそんなことはお構いなしにズンズンと鋭い突きを繰り出す。
「や、いやぁぁ…。今イッたばかりなのにぃぃぃ…。また、またイッちゃうぅぅ」
後ろからの激しい突き上げに人妻は膝をがくがくさせながら、それでも倒れないようにふんばっている。その踏ん張りによって激しく締め付けられる肉壁に雄二もかなり追い詰められているようだ。
「うう…。相変わらず綾子のまんこは気持ちいいな…。」
「あ・ありがとうございますぅぅ、これからもぉご自由に綾子のおまんこお使い下さいぃぃ。い・いやぁぁ…。また、またイクゥゥゥゥゥゥゥゥ」
「よし、俺もイクぞ!どこだ!?どこに欲しいんだ!?」
「おまんこぉ!おまんこに雄二様の精液注いでくださぁいぃぃ…」
「イクぞ!だっぷり受け取れ!うっ、イクっ!そらっ!」
「ふわぁぁぁぁぁ!あ・あっつぅい…。熱いのがぁぁぁ…綾子の膣にぃぃ!いや!もう、イキたくない!あ・あ・あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
巨大なイチモツを人妻の最奥まで突き入れたまま雄二はビクッビクッと腰を震わせた。その動きに合わせるかのように女も腰を震わせながらとうとう膝から崩れ落ちた。床に崩れ落ちた女の局部が画面に大写しになり、そこから流れ出る精液を最後に画面はフェードアウトしていった。

私は画面の中で行われた行為のあまりの生々しさにビデオが終わってからしばらく身動きが出来なかった。のどはカラカラに乾き、雄二のモノよりは一回り小さい私のモノもかつてないほどに堅く張り詰めていた。
「どうだ?なかなかいいだろう?」
余裕しゃくしゃくで雄二が尋ねるが、固まったまま動けない私は返事すら出来ない。
「こいつは隣の商店街の近くに住んでる奥さんで旦那が銀行員なんだ。もともと見合い結婚らしくて、夜の生活はどちらも無関心だったみたいだな。だから俺がレイプまがいにこの女を襲ったときも、二発目からは向こうから抱きついてきてヒィヒィ言ってたぜ。」
「お・お前…、こんなこと…。」
「なーに、心配はいらんさ。旦那は仕事中毒で昼間は絶対に帰ってこないし、夜のほうもご無沙汰らしい。だから多少のことではばれる訳ないさ。それに俺も奥様たちが安心して俺の奴隷になれるように細心の注意を払ってるしな。」
「奥様たちって…。お前、この女のほかにもまだこういう奴がいるのか!?」
「ああ、そうだな…。もう捨てた女を合わせたら軽く10人以上はいるかな?」
「10人!?そ・そんなに…。」
「今現在実際に会って調教してる女はこいつを含めて三人だ。どいつもこいつも旦那のちんぽに満足できないのか、むしゃぶりついてくるぜ」
「ほ・ほんとか…。」
「ああ。その箱の中に調教中の女のテープがあるから見てみろよ。」
そういうと雄二はさっきのダンボール箱を私の前に差し出した。確かにそこには女の名前と調教したらしい日付、そしてそれが何本目のテープかを示したナンバーが入ったテープが数十本ある。先ほどの人妻・綾子だけでも5本はあるだろうか?
「お前、家に帰ったら噂の奥さんがいるからビデオ見ながらオナニーなんか出来ないだろ?俺2時間くらい出掛けてくるから好きなだけ見て楽しめよ。」
テープを見ながら呆然としている私に向かって、雄二が話しかけてくる。
「そういや、お前の話しではよく聞いてるけど、お前の奥さんってどんな美人なんだ?今度会わせろよ」
靴を履きながら雄二が言う。そう言われてみれば、確かに雄二に祥子を紹介した事はまだない。いつかは私の家に雄二を招待しようとは思ってはいた。しかし、このビデオを見る前ならばいざ知らず、今となってはその気は完全に失せた。
「まぁ…、そのうちな…」
私が曖昧な返事をすると、雄二は一瞬怪訝そうな目を向けたがそのままどこかへと出かけていった。雄二に私の祥子を取られては堪らない、そう思いながらも、このコレクションで今から2時間も楽しめるかと思うと私の心は踊った。

 しかし…。その心の高揚を一気に奈落の底へ落し入れる物を私は目にしてしまった…。

 『人妻・祥子 26歳④ 8/9』

私はこのとき初めて頭の中が真っ白になるという体験をした…。
まさか…、祥子が…、うそだ…。いや祥子なんて名前はたくさんいる。
人違いだ!そうに違いない!そう思い込みながら私はそのテープをビデオデッキに挿しこんだ…。

  1. 2014/06/10(火) 04:03:49|
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悪夢 第10回

今日子が隣のベッドで寝ている。
私は、起きていた。
あのビデオも、何事もなかったかのようにタンスの中で知らん顔している。
私が悪夢から目覚めたのは、午後六時、それから床に散らばっていた自分の残骸を雑巾でふき取り、ビデオテープを抜き取ってから、またこっそりと元に戻しておいたのだ。
今日子はそれから二時間後の午後八時に帰ってきて、私の母が作ったという散らし寿司を持ち帰って来ていた。
それを食べて、寝るまでの時間、表面上はいつものように、私も今日子も、そうしていた。
時計を見る。日付が変わる五分前、さっきから何度も確認していたので、まだか・・・という苛立ちと、迫り来るその時への緊張が入り混じっていた。

“今日子はなぜ、私に訴えなかったのか・・・”

あれから心の中でずっと考えていた事だった。
レイプという事は犯罪だ。今日子は被害者になる。只、今日子の気持ちの中では、あの出来事は浮気という事になってしまっているのかも知れなかった。

“まっ、まじめなうっ、人なんですっっ・・・浮気してしまったら・・・しゅっ、主人に・・・離婚されてしまいますぅ!!”
“・・・・ああぅ・・・あなた、ごめんなさいぃ・・・今日子、顔面シャワー浴びますぅ・・・シャワー浴びますぅ・・・うぅ・・・”

ビデオの中の今日子の言葉を思い出していた。
今日子が無理矢理、高橋に体を使われてしまったのは確実だ。しかし、そうされるうちに、今日子にも快感を感じる気持ちがあったのも事実であろう。その後ろめたさゆえに、私に負い目を感じてしまっているのではないか・・・
自分を背徳な妻、背徳な母と思い込み、罪を感じているのではないだろうか・・・

“今日子は犯されたのだ・・・高橋に無理矢理、力ずくで今日子の女の部分を使われてしまったのだ・・・”

隣で眠る今日子の姿を見て、私の高橋に対する怒りが溢れ出してくる。犯された事実と、その時の恐怖と、不貞を働いたのではないかという気持ちと、私への懺悔の気持ちと、私にその事実を悟られたくない気持ちと、それに怯える気持ち、それら全ての意識に苛まれて、心の中で泣き叫びながら過ごす、普通を装った毎日・・・
こんな弱虫の今日子を救ってやれるのは、夫だ。
時計の針が重なり合っている。零時になったら事を起こそうと決めていたのだ。私はベッドからのそりと起きだした。

リビングにある電話機の目前の壁、そこには私たち家族に関係する主要な人々の電話番号が書かれたメモ紙が貼り付けてある。その一番最後の行、最新の連絡先として高橋のそれがあった。
ブルブルと指先を震わせながら、プッシュボタンを押していく。恐怖に慄いていた。さっきまでの怒りの感情をドンドンと無くしながら、最後の一桁を押し終えた。

“やるしかない・・・悪いのはアッチだ、悪い事をしたのはアッチだ・・・”

プルルッ、とコールが鳴りはじめた途端、いきなり受話器があげられた。
「はい」

ワンコールも待たない高橋の即答に私は不意を突かれ、出鼻を挫かれた。その声はもちろん、まだ起きていたという事を示すようにはっきりとしたものだった。

「あっ、・・・あっ、あの、たっ、高橋さんの、お宅で、しょうか・・・」
「そうですけど」

もっ、もちろんお前だ。お前が今日子の体を勝手に使ったのだ。私の妻の女の部分を、私の妻であるから私のモノであるはずの今日子の女の子を、人のモノである人妻の女の部分を、ただの淫売と同じように無造作に使ったのだ。許せない。当たり前だ。夫の私が怒って当たり前だ。怒ってやる!

「・・・どちらさん?」
「・・・おっ、大山ですっ!」
「えっ?・・・あぁ!、大山さんのご主人?・・・どうしたのですか、こんな時間に?」
“そ知らぬ振りしやがって!なめるんじゃない!私をなめるんじゃない”

「あっ・・・あんたっ!よっ、よくも今日子に!きょっ、今日子に酷い事をしてくれたな!!」
“この野郎!!許さない!!”

「・・・・・・酷い・・・事?えっ?奥さんに、酷い事・・・何の事ですか?えっ?私がですか?・・・何の事ですか?」
「しっ、しらばくれるんじゃないっ!おっ、俺は知ってるんだっ!あんたっ、今日子に酷い事をしただろうっ!!」
「酷い事?・・・さて、私・・・奥さんの気に触るような事・・・何かしましたっけ?何だろ?・・・私、何かしましたっけ?」
“とっ!とぼけやがって!”

「おぉ、おいっ、貴様!いい加減にしろよっ!げっ、月曜日に、今日子に何をしたっ!?」
「月曜日ですか?・・・えーと・・・あぁ、確か、打ち合わせに・・・行きました・・・ねぇ・・・その時に、何か奥さんの気に触るような事したのかなぁ、僕・・・」

とぼけ続ける高橋の態度に、私の怒りが調子に乗り出した。このまま逃げ通せると思うなよ!

「俺は見たんだよっ!!貴様っ!昨日っ、ビデオテープ持って来ただろうがっ!あっ、あの時俺は、家に居たんだよっ!あんな、いっ、イヤらしいビデオをわざわざ持って来やがって!!きょっ、今日子は、俺に知られまいと、こっそりそれを隠しているんだぞっ!!おっ、俺は、そっ、それを見たんだよっ!!!!あんなイヤらしい事っ、今日子にしやがって!それを、ビッ、ビデオにまで撮りやがって!そっ、それを今日子に!・・・押し付けやがってーーー!!!こっ、これはっ、犯罪だぞっ!!!レイプだぞっ!!!けっ、警察に!・・・警察に訴えてやるっ!!!!かっ、覚悟しろっ!!!貴様ぁーーー!!!!」
“刑務所行きだっ!お前は刑務所行きだぞっ?!どれだけ泣いても、叫んでも、許さないっ!!人妻を無理矢理、犯した罰だっ!!えぇっ?!どうだ?!コラァ!!!!”

「・・・・・・・・・・」

返答がない。恐怖に慄いているようだ。どうだ?どう許しを乞うきだ?!えぇ?えぇ?!

「ふっ!・・・ふざけるんじゃなねぇーーー!!!」
“・・・えっ?”

慌てふためき許しを乞う高橋の狼狽を予想していたわたしの期待に反して、高橋の返答は、怒声で帰ってきた。

「ぼっ、・・・僕に無理矢理あんな事させておいてっ!警察だとっ!!なんという夫婦だっ!!」

“なっ?!!!むっ・・・無理・・・矢理・・・無理矢理ぃ?!はぁ?!!!何のことぉ~~?????・・・無理矢理は、今日子が・・・お前に・・・無理矢理・・・ヤラれて・・・”

「おっ!奥さんがっ!無理矢理僕にあんな事をさせたんじゃないですかっ!!嫌がるっ、僕にっ!こっ、断ったら、犯されるぅぅぅ!!!って、そっ、そう言って表に飛び出してやるって!!そうされたくなかったら私と一発ファック決めろって!!!そう言って無理矢理僕にあんな事をさせたんじゃないですかぁーーーー!!!!」

“・・・はぁ?何がっ、どうなってんのぉ?!・・・一体どうなってんのぉーーー?!!!!きょっ、今日子が・・・君を犯したってのぉぉぉおおお??????!!!!!!”

「あっ、あんなっ、惨い事・・・僕にしておいて・・・悪い夢を見たと思って・・・もう・・・忘れようと思っていたのにぃぃぃ!!!!」
「いやっ、あの、ちょ・・・」
「それをっ!あなた達はっ!・・・私を脅迫するんですかっ!!!僕がっ、奥さんと無理矢理ハメハメしたとっ!?警察だとっ!!わっ、私を脅迫してっ、お金でもゆする気ですかっ!!!!」
「いっ?!そっ、そんな気は!・・・」
「んぼっ、僕はっ!あんなイヤらしい事っ、警察沙汰にしてしまったら、この町内に波風が立つと思って・・・ぼっ、僕だけがっ、我慢したらっ、何もなかった事になるって!そう思って黙ってたのにぃ!」
「いやっ、あのっ、一体、一体全体どうなって・・・いるのか、何が、何だか・・・」
「いいですかっ!ご主人っ!もう二度とその話は僕にしないでくださいっ!!僕はもう、あんなこと忘れたいんですよっ!もし今度っ、僕にそんな話をしたらっ、その場で警察に駆け込みますよっ!!奥さんに犯されてっ、その上、百万円をよこせと脅迫されていると訴えますよっ!」
「いっ?!ひゃっ、百万円って!そんな事いつ・・・」
「そればかりじゃないっ!町内の皆さんにもこの事をバラしますっ!こんな恐ろしい夫婦が同じ町内にいるなんてっ!みんなに知らせないとっ、また誰かがあなた達夫婦の犠牲になってしまいますっ!!!!」
「そっ!そんなぁ!おっ、お願いしますっ!勘弁してくださいっ!警察やご近所さんにチクるのは止めてくださいっ!お願いしますぅ!お願いしますぅ!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!ごめ・・・」

「ガチャリ!・・・ツー、ツー、ツー、ツー」

私の懇願に対する返答もなく、電話が切られた。持っていた受話器を手から落とし、私は天を仰いだ。

「・・・何だ?・・・何だ今の?・・・何だこれ?・・・どうなってんの?一体どうなってんの?確か俺・・・今日子が・・・高橋に・・・レイプされて、怒って、電話、して・・・あれっ?・・・俺・・・怒られてなかったっけ?高橋に怒られてなかったっけ?・・・あれっ?俺が怒られた?・・・何で?・・・レイプしたのって・・・誰だっけ?・・・今日子なの?あんな、ちびっ子今日子が、高橋を無理矢理犯したの?・・・だって・・・今日子は人妻よ?・・・ママよ?・・・あれぇ?・・・フフッ・・・フフフッ・・・俺・・・ごめんなさいだって!フハハッ、アハハハハハッ!俺、謝っちゃったよ~!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!・・・アハハハハハッ!アハハハハハッ!アハハハハハハハハハハハハハハハハッ!」

さっきの自分の様子が可笑しくてしょうがなかった。もしこれが、他人事なら、このバカなシーンにもっと大笑いしていただろう。

一夜が明けていた。
私はもちろん、一睡も出来ずに、朝、今日子に起こされる振りをして、日曜日の今日が始まった。
どうしたらいいのか分からない。
昨日言われたように、高橋にこれ以上問い詰めることは出来ない。私の口からその言葉が出た途端、この家族は崩壊し始めるだろう。
もちろん、高橋のあの言葉を鵜呑みにはしていない。只、全くのデタラメとも思えなかった。なぜなら、今日子からの、あの事についての訴えなり、相談なりが皆無だからだ。そればかりか、そんな様子さえも見せない。今日子からの意思表示がないという事は、私にあの事を知られたくないということだ。自分がレイプされたと知ったら、私が今日子の事を嫌いになると思っているのか?レイプされたと言いつつも、自分もそれを楽しんでしまったという罪の意識があるのか?それとも、高橋の言ったことが事実なのか?私には分からない。
レイプされたとして考えられるのは、それを私なり、警察なりに表沙汰として、それでどうなるのかと思っているのかも知れない事だ。こんな小さい町では警察沙汰になったりすると、即、広まる。町中にだ。
自分がレイプされた事を世に知らしめて、得するか?損するか?
それならばいっその事、昨日、高橋が言ったように、あの忌まわしい出来事を自分の中で無しにしてしまった方が得策ではないか?ご近所にももちろん、夫にさえも知られず終わりにする。そう考えているのではないか?
それならば私はどうする?黙っている今日子のように、私も黙るのか?もし、私があの話を勿論、今日子擁護で切り出して、私に知られているという事実を知った今日子が、鶴の恩返しではないが、あなたに私が汚された事を知られてしまった以上、もうこの生活を続けていくことができません、なんて言われたりしてしまったら・・・これもまた崩壊だ。
そっとしておけばいいのか?それで終わってくれるのか・・・
問題は高橋だった。
あの男がこれからどうするのか。あの一回で終わりにしてくれるのだろうか?私には分からない。そんな事を聞き出そうにも、昨日のことがある。

“僕はもう、あんなこと忘れたいんですよっ!”

私が今、考えている状況と、高橋の言い分は正反対ではあるが、高橋のこの言葉を信じたかった。もし、高橋が今になってあんな犯罪を犯してしまった事を悔いているなら、彼も口を噤むし、この先、今日子に近づくこともないだろう。彼から来なければ、今日子から行くことは無い。
みんなが喋らなければ・・・何も無しになるんだろうか・・・

気がつけば、お昼時になっていた。
ダイニングテーブルにはいつの間にか、ご飯が並んでいる。
「パパさんっ、できたよっ」
「あぁ・・・」
そう言って私は席についた。

「あの、子供習字教室どうなった?行ってるの?」
対面で健二に離乳食を食べさせつつ、ご飯を食べている今日子に、私は尋ねた。今日子と高橋の接点・・・この先、それがあってはならない。
「えっ?うっ、うんっ・・・やっぱり止めとこっ・・・たっ、高橋さんもねっ、よく考えたら一人で充分事足りるってさ!」
言葉に詰まりながらの今日子に私は、念を押した。
「でも、役員は続けるんだろう?」
「・・・そっ、それも止めとくっ。わっ、私・・・そういうの・・・苦手だから・・・」
完全な嘘だった。今日子は人のお世話をしたり、みんなでワイワイと一つの事をやったりするのが好きなのだ。
“あんな事がなければ、続けたかっただろうな・・・”
嘘をつく今日子を、私は可哀想と思い、それでも安心も、した。
「そっかっ」
ご飯がちょっとすすみだした。

「ちょっと出てくるから、健ちゃんお願いっ」
今日子が唐突に、私にそう言ってきたのは、昼御飯の片付けも終わり、ソファで三人、ゴロゴロとしていた時だった。
「えっ?・・・何処・・・行くの?・・・」
朝方、そんな事は言ってなかった。突然の今日子の言葉に、私はびっくりし、そして不安になった。
「うんっ・・・ちょっ、ちょっと・・・近くのお友達のうちに行って来るっ」
「・・・どうして・・・そんな急に・・・友達って、誰?」
「えっ?・・・あっ、ぱっ、パパの知らない人だからっ、・・・最近知り合ったんだっ・・・そっ、その人ん家に・・・私・・・けっ、健ちゃんの育児用具忘れてきたのを、忘れてたっ!」
そう言ってテヘヘッと笑う今日子の表情に、堅いものがある。私にはそう見えた。
「べっ、別に、今度でもいいじゃないか・・・」
「ちょっ、ちょっと、いっ・・・やっぱり今行って来るっ。こっ、今度いつ会うか分からないし、また忘れちゃうかもっ。・・・じゅっ、準備してくるっ」
そう言って今日子は立ち上がり、二人を残して寝室への階段を上がっていった。

“おかしい・・・おかしいぞっ!明らかに様子がおかしい!・・・どこへ・・・どこへ行くんだよ、今日子?!急すぎるじゃないか!どこ行くんだよ・・・どこ行くんだよ、今日子っ!!!”
健二を抱いて私は、今日子が下に降りてくるまでの間、またもや疑心と不安と一緒に、途方にくれ続けた

  1. 2014/06/10(火) 04:02:33|
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悪夢 第9回

パチーーン!

画面に割り込んできた左手が今日子のお尻を引っぱたいた。
「ああっ!あぁぁぅぅ・・・イイ・・・」
今日子が声を上げて首を振る。
「そうじゃねぇよ、マゾ奥さん・・・立ちバックだよ、立ちバック!!手はそのまま、床に付いたままで、膝を立てるんだ。ほらっ、・・・・そうそう、そうそう!そうやってろ!」
画面いっぱいに今日子のお尻が広がる。突然、真っ赤なものが飛び込んできた。いつの間にか引っ張り出されていた高橋の砲身だった。
ドクリドクリと脈を打ち、真っ赤に怒りながら天を睨んでいる。
「さぁ・・・そろそろファックするかい?・・・こんな朝っぱらから、旦那が仕事に行った後で・・・旦那が汗水流して働いて買った家に男引きずり込んで・・・・ファックするかい?」
高橋がそう言いながら、左手で自分の怒張をを?んで、目前にある今日子のヒップをビタンビタンと叩きつける。
「ああぁ・・・ああぅ・・・だっ、ダメですぅ・・・ヤメてくださいぃ・・・ヤメてくださいぃ・・・こんな事・・・こんな悪い事・・・しゅっ、主人にバレたら・・・私・・・あぁっ!・・・・あぁっ!・・・・あぁっ!・・・・」
怒張が、パンティの薄い生地に包まれた今日子のそれをズリズリと擦り上げている。
「ヒヒヒヒヒッ、ヒヒヒヒヒッ、行くぞ?・・・・行くぞ?・・・・・・そりゃぁ!!」
高橋の左手が今日子のパンティを掴み、横に一気にズラす。今日子の女の部分すべてが映し出された。
「ああーーーーっ!!!恥ずかしいですっ!!・・・撮られちゃってますっ!!!あなた、ごめんなさいっ!!きょっ、今日子・・・・ひっ、人前でっ・・・恥かいてますっっ!!恥ずかし~~~~~~~~!!」
「それじゃぁ、いくぜ・・・マゾ奥さん・・・」
「あっ、あなた、助けてぇっ!!こっ、興奮するっ!・・・興奮するぅ!!」
「フンッ!!!」
いつものように、無造作に高橋のペニスが今日子のそれに突き刺さった。思いやりのない、自分勝手なペニスが根元まで埋まった瞬間、一気に引っこ抜かれ、そこからまた根元まで突き刺ささる。いきなり全開で、高橋の腰がスパートをかけた。

パンッパンッパンッ、ズボジュボズボジュボ、パンッパンッパンッ、ブジュゥブジュゥ、パンッパンッパンッ、ズボジュボ、パンッパンッズボジュボパンッパンッ

カメラの前では高橋のペニスが引っこ抜かれる度に、今日子の肉が絡みついたまま引っ張り出され、ブジュゥブジュゥと淫水を撒き散らしている。そしてまた、肉を裂き割われ、絡みついた後、引っこ抜かれる。
「あああああああーーーーーー!!!いいですっっ!!いいですっっ!!いいですっっ!!いいですっっ~~~~~!!いいですっっ~~~~~!!いいですっっ~~~~~!!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!イィ、イィ、イィ、イィ、イィ!!!!!!ハメッ、ハメッ、ハメッ、ハメッ、ハメッ、ハメェェェ~~~~~!!!」
「いいかい?いいかい?奥さん、俺と不倫しちゃってるよ~~~!!不倫っ!!!不倫っ!!!さっきまで普通の奥さんだったのにねぇ?」
「あああああ~~~~~!!!ヒドイですーーーー!!!ヒドイですーーーー!!!むっ、あっ、イィ~~~!!むっ、むり、やっ、イィ~~~!!むっ、無理矢理じゃないですかぁぅぅぅ~~~~!!!はっ、犯罪ですっ、こんなの犯罪ですっ~~~~~!!!!イィ、イィ、イィ、イィ、イィ!!!!!!」
バコバコと音を立てながら、高橋のそれが突き上げられる度に、それを咥え込み、吐き出す。咥え込み、吐き出す。また、咥え込み、吐き出す。
高橋が腰を突き上げるたび、今日子の体が前に前に滑り続ける。その度にカツカツと履かされたハイヒールが音を立てた。
「ご主人はいつも何時に帰ってくるんだいっ!毎日大変だねぇぇ!!こんな不良娘のためになぁ・・・」
「はっ、はっ、七時ですうぅぅ!あああ~~っ!!まっ、まっ、まじめな人なんですうぅぅ!あああああああっ!!いっ、いつもっ、七時きっかりに帰ってくるんですうぅぅぅ!!キクぅ!キクぅ!キクぅ!キクぅ!!!」
「そうかいっ!んっ・・・んんっ!いいご主人じゃないかっ!くぅ!くぅ!人間、まじめが一番だよ!いい旦那捕まえたねぇ?!普通の女の振りして騙くらかしたのかい?くぅ!くぅ!・・・あぁっ!・・・イィ!!!あ~~~~っ、締りがいいよっ!!何か運動してたのかい、奥さん?・・・クゥ!!クゥ!!」
高橋の腰が激しさを増す。左手で腰をつかまれたまま、後ろから突き上げられ、女の部分を擦り上げられる。
「あああああ~~~~~!!キクぅ!キクぅ!!!くぅぅぅぅ!!!!・・・・しょ、小学からああああぁぁぁああああ~~~~高校までえええぇぇぇえええっ!!!ずっと!バッ、バレ~~~~ボ~~~ル~~~やってましたあああぁぁーーーー!!!!!」
高橋にファックを決められ続けながら、髪を振り乱し、必死に声を絞り出す。
「なっ!何いぃ?!バレーボールだとぉ!!!こんなオチビちゃんでやってたのかぁ!!クゥ!!」
「セッ!!!!セッターだったんですうううぅぅぅぅ!!!!!あぁっ!イィッ!!イィッ!!イイイイイイイイィッ!!」
「そっ、それでっ!!・・・ブッ、ブッ!ブルマー履いていたのかっ!こんなデカイケツにブルマー履かせていたのかっ?このっ、ドスケベがっ!巨乳をブルンブルンさせながら練習してたのかっ!!」
「はいいいいぃぃぃいいいいいっ!!!ブッ、ブルマー・・・クゥ!!!履いてましたあああぁぁぁぃぃぃイイイイイィィィ!!!!」
「そっ、それでっ!顧問の先公やっ!・・・んんっ!・・・男子部員に視姦されながらっ!濡らしてたんだろうっ!!!小学校から高校までずっと、濡らしてたんだろうっ!!!家に帰ってあの視線を思い出しながらっ、自分でヤッテたんだろうっ?!小学校のときからずっと!!!!」
「いやややあああああぁぁぁ!!!!そんなことしてませんんんんっぁぁぁあああああっ!!」
高橋の言葉責めに、より一層今日子が乱れる。
「言えっ!!!!ヤッテたって言えっ!!!!・・・言うんだっ!!!!」
「いやややあああああぁぁぁ!!!はいいいいぃぃぃいいいいいっ!!ヤッテましたあああぁぁぁっ!!!!!家に帰ってえええぇぇぇおおおおお、おっ、おっ、オナッ、オナッ、オナッてましたあああああおおおお、お父さんんんんっ、お母さんんっ!!!!ごめんなさいいいいいぃぃぃきききききょきょきょ、きょっ、今日子は不良ですううううっぅぅぅ!!!!!」
「よ~~~~しっ!!!そろそろ行くぜっ!・・・今日子っ!!」

バゴッバゴッバゴッジュポンバゴッバゴッ、ジュポンジュポンジュポン、パンパンパンッ、ズボジュボズボジュボ、パンッパンッパンッパンッ

「あああああああぁぁぁぁぁ~!!!!!!!ボコボコにっ、ボコボコにっ、私ボコボコにっ、イクッ!イクッ!イクッ!イクッ!イクッ!イクッ!こんなのっ、こんなのっ、イクます、イクます、イクます、イクます、イクます、いくぅぅぅううううううきききききいいいいぃぃ!!!!!!!!!!!!」
「オラァ!!」
高橋が左手を離し、大きく一突きした。支えをなくした今日子の体がその一突きで吹っ飛ぶ。そのまま前に倒れこんだ。
カメラが今日子の顔に近づいて、また髪を鷲?みにし、引っ張りあげて正座させる。
「ホラッ!上向けっ!他人の妻にぶっかけてやるっ!!」
「・・・・ああぅ・・・あなた、ごめんなさいぃ・・・今日子、顔面シャワー浴びますぅ・・・ヤラれた後、仕上げにシャワー浴びますぅ・・・うぅ・・・」
画面下からそびえるペニスを高橋の左手がシゴキ倒す。
「いくぞっ!・・・せいやっ!!」
見事なまでにそれは今日子の顔めがけて飛び出して行った。後から後から、それが脈打つたびに延々と飛び出してくる。今日子の前髪にベットリ、そしてオデコにタップリ、顔中に張り付いてそれらが一斉にたれ落ちてくる。今日子の丸い顔がそれで覆われた。
「くぅ、くぅ、くぅ、・・・ヘヘッ、やったぜ・・・ボコボコにしてやったぜ・・・今日子・・・俺は奥さんを初めて見たときから、一発キメてやるって決めてたんだよ・・・そのスケベな体、スッポンポンにひん剥いてやるって決めてたんだよっ!!」
高橋の手が今日子の髪を後ろに撫で付ける。スペルマが絡みつき、ポマードのようにそれは髪の毛を浸していった。
「・・・もぅ・・・もう、帰って下さい・・・はやく、帰ってくださいっ・・・帰ってくださいぃ、帰ってくださいぃ・・・帰ってくださいぃぃ・・・」
「分かったよ、もうテープも残り少ないしな・・・研究も終わったし、帰るか・・・ビデオも切るわっ」

いきなり画面が切り替わった。リビングの壁時計が映っている。それは、六時五十五分を示していた。
「・・・あれからずっと、やりまくってま~すっ!」
状況を説明するような高橋の声が聞こえた。カメラの目がゆっくりと近づいてくる。高橋の足元にはやはり、今日子がいた。生まれたまんまの姿にされて、高橋の股間の前に正座をさせられていた。相変わらず、髪を掴まれている。そして激しく揺さぶられていた。
「奥さんは今日一日で、おしゃぶりもこれだけ上手になりましたよ~!」
口で高橋の怒張を咥え込み、目は何かを訴えかけている。
「さぁ~、早くしないと、ご主人帰ってきちゃうよっ!早く早くっ!こんなトコ見られたら即離婚よ、離婚っ!!」
「・・・ぐっ、ぶはぁ!おっ、お願いですっ!もう勘弁してくださいっ!もう、主人帰ってきますっ!、もう、主人帰ってきますっ!、おっ、お願いですっ!お願いですっ!お願いですっ!お願いですっ!お願いですうぅぅ!!!」
「だから、後一回イッタら帰るって!早く早くっ!しゃぶって!!!奥さんっ!!!」
高橋が怒張で今日子の顔をビタンビタンはりつける。ふっくらしたホッペに擦り付けられ、今日子の顔が大きく歪んだ。今日子がそれを咥えようと、大きく口を開けたまま追いかけた。否応無しに今日子がそれにしゃぶり付く。ジャブジャブと音を立てて吸い込み、口でこすり上げ、舌を出してペロペロペロと一生懸命舐め上げる。
「俺の教えたままじゃねぇか!ちょっとはオリジナルの技開発しろよっ」
「・・・早くっ、ジュポジュポジュポ、早くっ!、出して下さぃい!!出して下さぃい!!出して下さぃい!!」
「あぁ~~~っ!もうちょい、もうちょい」

ズボッズボッズボッレロレロレロズボッズボッズ、チュッチュッチュッ、ボッボッボッボッボッ、チュルチュルチュルチュル~~~

「ピンポーン」
ついにそれが、鳴った。
今日子が目をむく。目線が一気にリビングのドアに移った。
「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン」
今日子が咥えたそれを吐き出そうとする。それを高橋の手が制止した。
「心配はいらねぇ、ヘヘッ、チェーンかけてあるんだ、早くしろっ!」
「きょっ、今日子~!」
遠くで声がした。
「ほらっ、ご主人のお帰りだ!やさしく声をかけてやれ!」
ズボッズボッズボッレロレロレロ
「・・・ぶはぁ!・・・はっ、は~い!いっ、今!・・・イキますーーー!!・・・はっ、早くイッテ下さいいいぃぃぃ!!!」
ズボッズボッズ、チュッチュッチュッ、ボッボッボッボッボッ、チュルチュルチュルチュル~~~~~~!!!!!!!!
「おおぅ!イク~~~!!!」
今日子の口の中でそれがビクビク飛び跳ねた。同時に今日子の喉がゴクリゴクリと鳴り響く。そして、怒張を一気に吐き出した。
「早くっ、早くっ、早くっ、早くっ、服を着てくださいっ!服を着てくださいっ!」
そう言って今日子も床に散らばった服を着始める。
「どうしたらいいんですかっ!・・・どうしたらいいんですかっ!どっ、どう言ったらいいんですかっ!こんな事っ・・・」
高橋がトランクスとスラックスを引き上げる。服を着る今日子を撮りながらうれしそうに笑った。
「ヘヘヘッ、うまいこと言いなよ?うまいこと振るまいなよ?バレたらちょっと、ややこしくなるぜぇ!?」
お尻を無理やりスカートに押し込め、乳も無理やりTシャツに押し込めて今日子が狼狽した。
「ああぅ・・・どうしたら・・・どう言ったら・・・どうしてこんな事に・・・」
「とりあえず、健ちゃん連れて出なよ、全部健ちゃんのセイにしちゃえば?どうせ喋れないんだし・・・まぁ、全部見られたけどなっ」
その言葉に従ったのかは分からないが、今日子が健二に走りより、抱きかかえた。
「おっ、お願いですっ!お願いですっ!うまくあわせて下さいっ!話をうまくあわせて下さいっ!!!お願いですっ!お願いですっ!」
そう叫びながら、今日子がリビングを出て行った。
高橋のククッという笑い声がして、ビデオが完全に終わった。

“・・・・なんて事だ・・・・こんな・・・こんな・・・事って、こんな事って!きょっ、今日子が、・・・高橋に、・・・きょっ、今日子!!それなのに、私に気づかれまいと、・・・気丈に、振舞って・・・こんな事の、後なのに・・・気丈に、振舞って・・・怖がりの今日子が・・・あの今日子が・・・子供を生んで・・・お母さんになって・・・強くなって・・・いつの間にか・・・私なんかより、ずっと・・・強くなって・・・家庭を壊すまいと、何もなかったように振舞って・・・なんて事だ、こんな恐ろしい事、わっ、私は・・・どうしたら、・・・こんな怖い現実をどう受け止めたら・・・あぁ・・・あぁ・・・あぁ・・・あぁ・・・あぁっ!・・・そっ、そうかっ・・・こっ、これは、夢、なんだ・・・怖くて、悪くて、・・・そして淫靡な、只の夢・・・そうか・・・それなら納得できるさ・・・今日子の、あのイヤラシイ姿も・・・ヘヘヘッ、俺の妻の今日子が、高橋のやつにメス豚扱いされてたぞっ!スッポンポンにされて、高橋の、チッ、チンポをジャブジャブしゃぶってたぞっ!私の妻が・・・淫売扱い・・・ヒヒッ、ヒヒッ、ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッッッ!!!!”

股間から真っ白いスペルマを撒き散らしながら・・・
寝不足の私は、ゆっくりと眠りの中へ引きずり込まれていく。
でも、何も怖くはない。
今見た、悪夢よりも怖い夢など、この先、一生見るわけがない。
  1. 2014/06/10(火) 04:01:21|
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悪夢 第8回

「世間知らずなお子様だよ全く、・・・こりゃスパルタ教育してくれる人間が必要だな」
わざと深刻そうに喋りながら、高橋が今日子の前に回った。
「おぉっ!こりゃすげぇ!特等席が空いてるじゃないか、どっこいしょ!」
そのまま今日子の目前にドッカと座り、その痴態と対面する。
くふぅ、と今日子の両足がまた閉じた。
「もう、しつこいなぁ・・・あぁ!じらし作戦かい?そんな、テクどこで憶えた?誰に仕込まれた?・・・ははぁん・・・さてはご主人と結婚する前に、こましの男に捕まって、ボコボコにされていたな?えぇっ?そうだろっ?そいつに仕込まれたんだろっ?・・・そいつの事まだ好きなのかっ?人妻になってもまだ、その男の事が忘れられないのか?」
「なっ!そっ、そんな人いませんっ!うぅ・・・どうしてそんな悪いことばっかり言うんですかっ!うぅ・・・ほんとにっ・・・じらしてなんかないんですっ!ほんとにっ・・・イヤなんですっ!イヤなだけなんですっ!もう、ほんとに許してくださいっ!ほんとに許してくださいっ!!」
「はぁ?許してほしいのはこっちの方だよ!さっきからウマい事ばっか言って、一人で楽しんでるじゃないか!?付き合わされるこっちの身にもなってくれよ!俺も早いとこ帰りたいんだよっ!」
「あぁっ!・・・もう、一体どうしたら帰ってくれるんですかっ!私に、何をっ・・・どうしろとっ・・・うぅ・・・」
「だから、さっきから言っているじゃないか?・・・この、ムチムチの太股を・・・ガバッっとおっ広げなさいっ!!」
高橋の手が、今日子に伸びた。右手は今日子の左膝に、そして左手は右膝に。
「・・・あぁぅ・・・」
「さぁ、俺の目を見て・・・言ってみろ・・・今日子のムレムレパンティー見て、ってよ・・・」
「・・・ヒドイッ!・・・酷いですぅぅぅ・・・」
今日子の目が懇願する。イヤイヤと諭すように首を振った。
「・・・・・・」
高橋はその姿勢のまま動かない。無言で下から今日子の顔を見上げている。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・そんな・・・ぁぁ・・・そんな事・・・もう・・・きょっ、今日子の・・・・ムッ、ムッ・・・ムレムレッ!・・・ムレムレパンティー!・・・みっ、見っ・・・きょっ、今日子の、ムレムレパンティー!見てくださいいっっ!!!!やっ!あああっ!!」
「それっ!」
今日子の言葉を遮るようにして、高橋が今日子の膝に掛けていた手を、一気にガバッと押し広げた。

カツツツツウゥゥーーー!

履かされたハイヒールが、音を立てながらそれぞれ反対方向に割れていく。
その音が止まった時、高橋の目前には再び、下半身を大開脚された今日子の姿があった。
「やぁーーーッ!はっ!恥ずかしいいっっ!!はしたなくてすみませんんっ!はっ!恥ずかしいいっっ!!」
「ヘヘヘッ、ヘヘヘッ、はしたないぞ!今日子!!これは、・・・確かにはしたないっ!!」
高橋が顔を今日子の股間に近づける。
「だって、・・・もう、泣いてるじゃないか?奥さんの、女の子が、泣いてオパンティーを濡らしてるじゃないか?・・・・あぁ・・・かわいそうに・・・」
そう言って高橋は、泣き叫ぶ黒バイブをまたそこにあてがった。
「あっっ!!!もうヤメて下さいいいいーーーー!!!!」
「よしよし、よく我慢したもんね~、がんばったもんね~」
あやすように、そこをバイブで撫で付ける。
「ああぅ!あぁ・・・もう・・・ああぅ!ああぅ!ヤメて下さいっ、ヤメて下さいいぃぃぃ!!!」
「な~にを止めるの?何を止めてほしいの、奥さん?」
「・・・くぅ!・・・そっ、そのっ、あのっ、・・・ああっ!・・・ぶいんぶいんするの・・・ヤメて下さい・・・恥ずかし・・・・ああぅ!!あっ、あっ、ああっ!」
「ヤメてったって、口でそんな事言ったって、下のお口は、キャンデー食べようと必死だよ?奥さん!」
高橋の右手が、黄色いパンティにペットリと張り付いた今日子のそれに、薄い生地越しから、むず痒いばかりの微妙な快感を与え続ける。
「今日子ちゃん、コンニチワする?コンニチワするの~?」
高橋が問いかける。今日子にではなくて、トロけて泣く、今日子の股間に。
「ダメですぅっ!・・・ダメですぅ・・・」
「そっかそうか、息苦しいね~、こんなピチピチパンティー履かされたら、ムレちゃうよねぇ?よし!おじちゃんが取ってやろう!・・・フンッ!!」
パンティーの横脇をムンズと掴み、そのまま横に引っ張る。パンティーが残された伸縮性のみでその動きに必死についていく。ズラサれ、黄色い一本の線になった生地の隣にそれは顔を出した。
「やっ!ダメですぅっ!・・・ダメですぅ・・・あああああっっ!!丸出しにっ!あああっ!恥ずかしいぃ!!イヤラしくてっ、恥ずかしいぃーーー!!」
「ああぅ!きれいだ!奥さん!こんな綺麗なマンちゃんが、トロトロとトロけて・・・・かわいいねぇ!こんなかわいい子にはこうしてやるっ!ブッ、ブブーーーッ!!!」
高橋がそれに向かって、勢いよく唾を吐きかけた。
「あぁっ!!!そんな!・・・・ヒドイですっっ!ヒドイですっっ!!・・・」
顔をそむけながら、今日子が言った。横目で股間の様子を覗き込む。
「ヘヘヘッ、ヘヘヘッ!、世間知らずのピンク色しやがって!!小学生のクセにもうマン毛生えてるじゃないか?ませた子だ!スパルタ先生は怒ったぞ!」
そのまま無造作に、右手のバイブが根元まで、今日子のそれに一気に突き刺さった。
「ああああっ!!やあぁーーー!!!」
今日子が叫びながら大きく仰け反る。
「よ~し・・・味わって食べるんだぞぅ・・・フンッ!」
手が、これまた無造作に、バイブの出し入れを始めた。根元まで入れ、抜けるギリギリまで引っこ抜き、そしてまた、根元まで突き刺す。細めのバイブは、斜めに入ったり、その中をかき回したり、自在に暴れだした。

ブイィーーー、ィッ、ィッ、ィッ、ィィブイィ!ジョルジョル、ビィビィーー!!

「アアアアッッ~~~~~~ッ!イイ~~~~~~~ヤァァァァァァァァァッ!!」
「大声出すなよ、みっともない・・・・小学生のくせにすでに感じてやがる。このっ、スケベッ!」
ブジュゥ、と今日子のそれが淫水を吐き出した。
「もう!なにコレ~!?奥さん言われたら燃えるほう?」
無造作に手を操りながら、今日子の顔を覗き込む。
「いやっ!言わないで下さいぇぇぇぇぇぁぁぁあああああぅぅぅぅぅ!!」
「ホラッ!ご近所さん見に来たよ、奥さんの後ろにもう五、六人来てるよ、みんな奥さんのこと、やっぱりズベ公だったってよ!!」
ブジュゥ、ブジュゥとまた勢いよく吐き出した。
「アハハハハハッ!アハハハハハッ!マン汁吐き出すオモチャかよ?健ちゃんのオモチャかよ!?」
「いやああぁぁぁぁーーー!!!健ちゃんの事は言わないで下さいいいいいぃぃぃぃ!!!いやああぁぁああ~~~~~!!!只の主婦なのにっ、どうしてこんな事におおぉぉぉわわわわっーーー!!!」
そう言いながら、またブジュゥと淫水を吐き出す今日子の顔を覗き込みながら、高橋が言った。
「あ~あぁ、・・・たくさんガマン汁飛び出してきたよ!こりゃ、よっぽどご主人のが奥まで届いてないんだねぇ?奥さんの下半身、もうペチョペチョだよ・・・結局、俺が後始末をしなきゃならねぇんだよなぁ・・・しゃぁねぇ、俺が口で掃除してやるよ、ちょっと、奥さん、腰突き出して・・・」
「イッ、イヤですーーーッ!!じっ、自分でやりますっ!自分でやりますからっ、縄をほどいてくださいぃぃっ!!!」
「こらっ、子供が大人びたこと言うんじゃないよ!」
高橋の手が今日子のふくらはぎを掴み取り、一気にそれを手前に引いた。
ガクンッと今日子の体が沈む。背もたれ棒に回されていた組紐達もそれと同時に棒の下までずり下がった。なおも高橋が、今日子の体を上下左右に揺さぶる。
高橋が手を離したとき、今日子の体は、腰掛部のシートと平行に、首から上は、背もたれ部と平行、シート部に対して直角にひん曲がっていた。
今日子が目を開けると、高々しく突き出た両乳の間から高橋の笑う顔があった。
「イッ、イヤーーー!はっ、はしたないいぃぃっっ、見ないで下さいいいぃぃぃっ!!!」
「いいかい?もうお股は閉じるんじゃねぇぞ?こんなムチムチ太股に挟まれたら、俺の頭つぶれちまう・・・どれどれ・・・」
高橋がそう言ってもう一度、今日子の股を割り開き、股間に刺さったままの黒細バイブをまた操りだした。根元まで突き刺し、先端まで引っこ抜く。突き刺したまま、上下左右にその中を引っ掻き回す。今日子の女の子をバイブで擦り上げ、それが絡みつくとまた、引っこ抜かれる。
高橋が口を突き出し、今日子のそれにプチュっと吸い付いた。
「いやーーー!らしいーーー!!!そんなトコをうううぅぅぅぃぃぃいいいっっ!!!」

プチュウ、プチュウ、レーロレロ、レロレロ、ビィーーー!ビィビィ!レロレロレロレロレロレロ、ブジュゥ!、ブジュゥ!レロレロチュウチュウ、ブジュゥ!、ブジュゥ

バイブが引き出されるたび、掻き出されるようにして流れ出てくる淫水を、なめ取っては掻き出し、掻き出してはまた、すすりあげる。
「んっ?・・・ははぁ、そっか!これがマン汁止めるスイッチか?このビンビン!のピンコ立ちになったクリトリスが!?どれどれ、俺が淫乱ママのピンピン!クリクリをフェラチオしてやるっ!ジャブジャブとしゃぶってやるっ!そ~れ!!」
口をすぼめて高橋がそれに吸い付いた。
「おっ!!!おあぁ!!!おあぁあああ~~~~~!!!いっ!いっ!いいっ!いいぃィィィィーーーーー!!!!!!!おわっ!いいぃィィィィ!!!!!!」
「あぁ!?今何て言った?今何て言った?!いいのかい?気持ちいいって言ったのか!?このマセた子がっ!!!」
高橋が口を離した。右手は一層無造作を増し、ボコボコとそれをかき回し、空いていた左手が、今日子のそそり立ったそれをバチンッと、人差し指で弾き飛ばした。
「あわわぁぁーーー!!!いっ!痛っ!いいっ!!痛っ、いいっ!!痛気持ちいい~~~~!!!!!!!!痛気持ちいい~~~~!!!!!!!!」
「ヘヘヘッ、やっと言ったな?えぇ?気持ちいいか?大山家の今日子奥さんようっ!!」
「・・・うぅっ!・・・よっ!よくないですぅぅ!!よくないですぅぅ!!独り言ですぅぅぅぅ!!!こっ、これは独り言ですうううういいいいイイぃぃーーー!!!」
「なっ!?なんてしっかりした子だっ!まだ狂ってなかったかっ!!もう、いいよ、俺の負けだよ奥さん!独り言でいいから!独り言でいいから!俺は聞かないことにするよ!いつものようにハキハキとした大きな声で!イッったらいいよ!!」
高橋の右手が無残なまでに、独りよがりに掻き回し始め、左手はクリトリスをまるでパンチングボールをするようにバチバチと弾きだした。
「あやゃ~~~~~!!!まっ!、またっ!!いっ!痛っ!!いいっ!!痛っ!!いいっ!!イタ気持ちいい~~~~!!!!!!!!イタ気持ちいい~~~~!!!!!!!イキますっ!イキますっ!イキますっ!イキますっ!今日子イキますっ!お母さんのクセにイキますっ!!!イカされちゃいますっ!!!イクゥゥゥゥゥゥーーーー!!!!」
今日子の体が大きく飛び跳ねた。それと同時に高橋が飛び起き、駆け足で今日子の後ろに回りこむ。そのままあっという間にがんじがらめの組紐を乱暴に取り払った。支えを失った今日子が、はらはらと床に崩れ落ちる。
「ほらっ!起きてママッ!!今度は俺の番だぜ!!もう、爆発しそうだっ!ホラッ立って!奥さんっ!!!」
  1. 2014/06/10(火) 04:00:24|
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悪夢 第7回

真っ暗になったテレビ画面から映像が蘇った。
いきなり、ベビーベッドの中で半寝の健司が、映し出されている。真上から見下ろすように捉えていた。
「子供って・・・かわいいよなぁ・・・、まさしく天使だよ!俺も子供ほしいな、こんなの見てるとさっ、こんなかわいい子の為なら、何だってできるよ、何振り構わず、ねぇ・・・今日子・・・さんっ!!」
カメラが思いっきりブレた。高橋の手の動きについていけなかったらしい。カメラの中で、映像が落ち着いたとき、今日子の姿が映し出された。
ダイニングテーブルの横で、さっきまでと同じテーブル椅子に座っている。体は正面を向いているが、顔はソッポをむいて、髪の毛に隠れて、見えない。
「はいっ、奥さん、こっち見て~!」
カメラがドンドン近づいてきた。椅子に座る今日子の全身が、フレームすれすれになった所で、ピタリと止まる。
今日子は、椅子に、座・・・らされていた。
紫色した、野太い組紐が、真っ白いTシャツの上から、今日子の上半身を、がんじがらめにしている。重みに耐え切れず、釣鐘型の今日子の豊乳を上から二巻き、下から二巻き、隙間なくビッシリと食い込んでいた。下側に廻された紫色のそれは、ブラジャーと、Tシャツをつけたその下からでさえ、零れ落ちる豊乳に隠され、見えなくなっていた。
両の手は、背もたれを挟むように後ろに回され、クロスにあわせられた両手首もろとも、背もたれの棒部分に、組紐でみっちり縫い付けられている。
その下でピッチリと両足を閉じ、ピンクのスカートに押し込められた、身悶えを繰り返す下半身があったが、そこには、呪縛は、なかった。
「お母さん!こっち見て!!」
「イヤッ!!・・・イヤですっ!とっ、撮らないで下さいっ!・・・あぁ・・・どうしてっ、・・・こんなっ・・・こっ、怖い事をするんですかっ!?」
「・・・奥さんのせいじゃないか・・・」
「わっ!・・・私がっ・・・何をっ、したって言うんですかっ!!」
「商店街で、ストリップショーをしてたクセに・・・」
「なっ!?私がっ・・・いつ、そんな事をっっ!」
「・・・この町に来てから、毎日毎日、男を挑発するようなイヤラシイ服着て、商店街の中を、練り歩いていたクセして・・・」
「そっ、そんなっ!・・・私じゃありませんっ!・・・そっ、そんなっ、イッ、・・・イヤラシイ服なんかっ、わっ、・・・私、持ってませんっ!!いつも、普通の服ですっ!!人違いですぅー!!」
今日子が顔をそむけたまま、大きく首を振る。
「ヘヘヘッ・・・分かってないなぁ、奥さん・・・その・・・普通がこっちゃイヤラシイんだ!!商売女がボディコン着てたって、そんなモン、ちっとも興奮しないんだよ!どこにでもいる、普通の奥さんが、ヘヘッ、普通の服着て・・・買い物する姿、ヘヘヘッ、・・・奥さん!・・・たまらねぇ!!」
「ひっ、ひどいっ!そっ、それなら・・・私じゃなくてもいいじゃないですかっ!!よっ、・・・ヨソでやって下さいっ!あぁ・・・お願い、します・・・私は・・・許して、下さいぃ・・・」
「・・・ダメだ・・・奥さんじゃなきゃ、ダメだ、もっ、モッチモチの肌して・・・こっ、子供みたいなかわいい顔してるくせに!はっ、はしたない体しやがってっ!!・・・この、ドスケベッ!!」
「イヤですっ!!あぁ・・・そんな、イヤラシイ事、言わないで下さい!もう・・・帰ってくださいっ!お願しますぅ!!」
「分かってるって!そもそも俺は、こんな事をしに来たんじゃないんだよ、仕事上で、ちょっと研究したいことがあってさ、それを奥さんにちょっと手伝ってもらいたいだけなんだよ。それさえ終わりゃぁ、俺も急いで仕事に戻らなきゃならないんだ!それさえ済んだら、すぐ帰るから・・・とりあえず、こっち見て!まず、こっち見て!」
「・・・・」
「大山さんトコの奥さん!ホラッ!!カメラ見て!!」
ゆっくりと、今日子がカメラに向き直った。眉間にしわを寄せ、涙で潤ませた大きな目を細めながら、その奥からカメラのレンズをオロオロと覗き込む。
「はいっ、いいよ~!今日子ちゃん、おねむだけど、もうちょっと、がんばろうね!じゃあ、さっさと研究やって終わらそうよ!!・・・・さぁ、奥さん、・・・そっ、その、ムチムチの太ももと、ふくらはぎ・・・ガバッっと開いて、パッ、パンティー見せろっ!!」
「あぁっ!ひっ、ヒドいっ!!イヤですぅ・・・もう、・・・帰ってくださいぃ!!・・・」
そう言って今日子はまた、目をそむけた。
「その研究さえ済めば、とっとと帰るから!早く!奥さん!!早くっ早く!いつまでたっても俺、帰れないよ!!奥さん次第だよ!終わるも終わらないも!ホラこっち見て!!奥さん、見ろ!!」
また、今日子の顔が正面に向き直った。
「・・・あぁぅ、ひどい・・・」
うめき声を発しながら、大きく深呼吸をする。上から下から搾り出され、飛び出したバストがそれだけでブルルンと揺れた。
「・・・さぁ、奥さん・・・ムチムチパンティーを見せるんだ・・・」
「・・・・」
「・・・足を、ガバッと・・・一気に・・・思いっきり開いて・・・」
「・・・・」
「・・・奥さん・・・かわいいよ・・・」
「・・・あぁ・・・もう・・・」
「・・・見せろっ!!!」
カメラを見据え、くぅっ、と呻きながら、今日子の膝が勢い良く割れた。ピンクのニットスカートが、その太い腿に押し広げられ、一気にズリ上がる。スカートが腰元まで押しやられた瞬間、今日子の下半身は見事に、ガニ股開脚にされていた。
「ああぁ!・・・いっ!イヤラシイ!!なっ、・・・なんて事をするんだっ!!子供のクセに!このっ、・・・へっ、変態女!!あぁ・・・まっ、真っ白だ!奥さんの内太股、真っ白だ!その真っ白な太股の付け根に、いっ、イヤラシイ・・・きっ、・・・黄色の、パッ、・・・パンティーが、キツそうに・・・おおぅ!ピチピチ状態!おっ、・・・おパンティー可哀想っ!!」
くぅっ、と再び今日子が呻いた。下唇を噛み、顔をのけぞらせて、プルプルと、頬を震わせながら、泣きそうな顔でカメラを見据えている。
「よし!そのまま、・・・そのまま動くなよぅ・・・」
カメラがブレた。コトッと音を立て、ダイニングテーブルに置かれる。画面はあさってのほうを向いていた。
「いいか?そのままで待ってろよ!?ヘヘヘッ、逃げるんじゃねぇぞ!?」
出来る筈も無い事を、わざと言って会話が途絶えた。キィとリビングのドアが開く音がかすかに響き、しばらくして、バタンッとそれが閉じられた。
「ヘヘッ、奥さん、コレコレッ・・・俺が履かしてやる。オマタおっ開げたまま、じっとしてろよ!?・・・・・・・・・・・・あぁ、それと玄関の鍵、開いていたから、しっかりと施錠してきたよ!何時、変質者が進入してくるか分からないからなぁ、今のご時世は!」
「・・・あぁ、ひどぃ・・・」
「・・・よし、と・・・・・・・」
あさっての方向に向いていたカメラが、テーブル上でクルリとアングルを変えた。さっきと同じ格好をした、今日子の姿が、横向きで映る。その全身が収まった時、カメラの動きが止まった。
「ヘヘッ、ヘヘヘッ・・・」
楽しそうに笑いながら、画面上に、高橋が入ってきた。今日子の後ろに周り、背もたれをがっちり掴む。
「かわいい奥さん・・・1児のママ、大山今日子さん・・・・・ほらっ!!」
そのまま椅子ごと、今日子が90度、回転した。
「あぁ・・・また、こんな・・・」
股を全開にさせた今日子の姿が、再び、正面に捉えられる。その両足には、さっき高橋が下駄箱から持ってきた黒いハイヒールが履かされていた。今日子お気に入りの、よそ行き用ハイヒールだった。
「ほらっ、カメラ見ろ・・・」
高橋が紙袋を持って、画面の中に帰ってきた。そのまま、今日子の後ろに回る。ごそごそと袋の中を物色してから、話を切り出した。
「・・・奥さん、これ、何か分かるかい?ヘヘッ」
背後からそれは、今日子の目前に現れた。
「・・・イヤッ!そっ、そんなモノ・・・どこから・・・」
高橋が両手でそれをこねる。

ビイィーーーーーーー!ビイィィィィーーーーーーー!

太油性ペンぐらいの太さで、真っ黒な色をしたそれが、一斉に騒ぎ立てた。
ぬぅー、っと高橋の日焼けした顔が、今日子の顔、右隣に並んだ。高橋のせいで、肌の白さが一層増す。同じ様に、背後から高橋の両手が、それぞれ手前に回りこんで来る。右手には、ビィビィと鳴くバイブが、親指と人差し指二本でつままれていた。
高橋の左手が、今日子の左内股にジトッと触れた。
「ヤッ!・・・」
それまで、無残に、開脚していた両足が一斉に閉じる。
「ほらぁ!また閉じたぁ・・・おっぴろげて・・・」
内股をゆるゆるとさすりながら、高橋が促す。
「・・・・もう、お願いです・・・勘弁して下さい・・・もう、いいでしょう?研究なんて・・・終わりに・・・あっ、やっ!!」
今日子の体が、一瞬にして飛び跳ねた。顔が天を仰ぎ、白い喉があらわになる。
ぴっちり閉じ合わせた今日子の股間に、黒くて、細いバイブが滑り込んでいた。

ビィビィと高橋の手につままれたバイブが、今日子の閉じあわされた股間の中を、力なく上へ下へと移動を繰り返している。今日子は顔を伏せ、ヨワヨワしく首を振りイヤイヤをしていた。
「奥さん・・・もうちょっとで、研究は終わるんだ・・・俺の言うことを聞いてくれないと、俺も帰れないんだ・・・さぁ、俺の言うことを聞いて・・・」
急に高橋の声が聞き取れなくなった。しかし、今日子の右耳のすぐそばにある高橋の口は、小声でなにやら、つぶやき続ける。
「・・・・くぅぅ・・・」
その呻きと同時に、今日子の股がまた、開きだした。コツコツとハイヒールがフローリングの床を蹴る。そして、前回同様、これ以上ないくらい今日子の両足が、ガニ股全開された時、高橋の右手の動きが活発になった。あくまでも、ソフトに、黄色いパンティーの上をかすかに先端が、当たった状態で、バイブが上下し、円を描く。
ブィン、ブィン、ビィ!、ビィ!
その度に今日子は、硬く目を閉じ、大きく口を開けたまま、天を仰ぎ、左右に首を振り、大きくうな垂れる。閉じそうになる両足を、その度に、限界まで開きながら。
「・・・奥さん・・・声出してもいいんだよ・・・我慢しないで・・・さぁ・・・」
今日子がうつむいたまま、大きく首を振った。
「そうかい・・・じゃあ・・・」
ユルユルと太股を這っていた高橋の左手が、上に移動し、今日子のお腹をさすり始めた。手のひらだけでソフトに、撫で回す。そしてまた、手が上に動いた。
狙いを、左の胸に定めたようで、組紐にくびり出されて飛び出し、垂れた下乳をTシャツ越しに捉えた。そのままその手が上昇を始める。下から持ち上げられた左の豊乳は逃げ場なく、一緒に持ち上がっていく。右で垂れ下がっている片乳とのコントラストが強烈になった時、高橋が手を離した。
「・・・くうっ・・・」
重力が蘇った瞬間、バフンッと音を立てて、左乳がバウンドする。その乳をすぐさま、また高橋の手が捉えた。手のひらだけで、やさしく、万遍に左乳をスリスリとさすり始めた。白いTシャツと高橋の左手の間で、乾いた摩擦音がかすかに響く。カメラに向かって全開にされた股間の中心では、黄色いパンティー上をあいかわらず、黒いバイブが微妙な快感を与え続けている。高橋の指二本で、操られるバイブが、上から下へ、下から上へ、時にはクルクルと円を描きながら。

ビィーーー、ビー――、ビュル、ビュル、ジジッ・・・・・ビィ!!ビビィィィィ!!!

「・・・!!、ぁふ・・・」
乳か、股間のどちらかが、ツボを捉えたようで、のけぞらせ、大きく開けた今日子の口から声が漏れそうになった。それを飲み込み、大きく首を振る。今日子の髪が、すぐ横に陣取った高橋の顔に、パシャパシャと音を立てて、ぶつかった。
「・・・奥さん・・・いいんだよ?・・・声を出しても・・・奥さんが悪いんじゃない・・・このっ、肉が悪いんだ!・・・ご主人だって、仕方ないよと、笑ってくれる・・・裏切られたと、怒りゃしないさ・・・」
「イヤですッ!・・・ぁふ・・・いっ・・・・・」
「ご主人のこと、そんなに愛しているのかい?・・・・たった一回の浮気だよ?・・・」
「・・・ああっ、愛してますっ!・・・主人も、・・・健ちゃんもっ!・・・まっ、まじめなうっ、人なんですっっ・・・浮気してしまったら・・・しゅっ、主人に・・・離婚されてしまいますぅ!!ああっ、・・・だからもうやめてくださいぃ!!お願いしますぅ!!!」
「貞操な奥さんだねぇ、全く!・・・遊び心がないよ!真面目すぎるんだな、・・・まぁ、そう言わずに・・・・気分を楽にして・・・これは、夢の中、なんだ・・・奥さんは今、お昼寝中・・・淫靡な、夢の、中なんだよ・・・罪なんかにはならないのさ・・・さぁ・・・奥さんの気持ちいい泣き声を・・・聞かせろ・・・」
「イヤですッ!・・・ぁぁふっ・・・・絶対に、イヤですぅ!!・・・」
「もぉ!・・・しょうがねぇなぁ・・・ホントにガンバリ屋さんなんだからぁ・・・」
高橋の両手が、同時に今日子の身悶えする肉体から離れた。
「・・・くふぅ・・・!?・・・」
「ヘヘッ、その格好のままでいろよ?・・・ズベ公!」

  1. 2014/06/10(火) 03:58:41|
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悪夢 第6回

寝室に戻り、ベッドに潜り込んでから、そのまま寝ずに、私は朝を迎えた。その間、何度こっそり、ビデオテープを抜き取って、リビングに下りようと思った事か。だが、今日子に見つかってしまっては、という気持ちから、結局、実行できなかった。今日子が眠り込んでいる確信などなかったし、もしそうだったとしても、子供が暴れだしたらおしまいであっただろう。私はベッドの中で考え続けた。
“あぁ・・・一体、どうなっているんだ・・・今日子と高橋の間に、何かがあったのか・・・私に秘密の何かが・・・”
とにかく、今日子があのビデオテープの中身を、私に知られたくないのは確実だ。という事は、見られたら今日子が困るのも確実だ。私は、今日子が困るようなことはしたくない。このまま知らん振りしてほって置くのか?当然、それはできない。月曜日、運送会社に勤める高橋が、ビデオカメラ片手にやってきた。私が帰った時にも家の中にいて、そして、玄関にはチェーンロック、出迎えた今日子の狼狽した様子。
しかし、その後の今日子はいつもの今日子、高橋にちょっとでも、何かされたのならば、あんな態度は取れるはずもない。それに、その時の事情は今日子からきちんと聞かされている。何かあったのか?何もなかったのか?私の判断は後者だった。
それから昨日、妙な宅配便が届いた。高橋は運送会社に勤めている。その晩、今日子はこっそりと、あるビデオを見ていた。そしてそれを私から隠す。
“アダルトビデオ?・・・”
今日子が興味半分に関心を示し、通販で注文してみた。そして、何か秘密の配送方法があって、受取人が顔を見せないで済むような受け取り方法。ちょっとした冒険心で、私が寝ている間に見てみる。そして、その下品さに嫌気がさして、後悔している。
“高橋は本当に運送屋勤務って言ってたっけ?”
そんなこと言って無かったような気がしてきた。言っていたとしても、運送屋と言えば、普通、トラックの運転手の事であろう。高橋はトラックの運転手だ。
とにかく、どうしてもあのビデオテープの中身を見たかった。それですべてが分かる。また、私の杞憂に終わるのだ。どうも最近、いらぬ事をよく考えてしまう。こんな幸福な毎日なのに。やさしく、元気な妻がいて、かわいく、元気な子供がいる。今日子が、他の男と・・・なんてことになったら、えらい事じゃないか。この毎日が崩れ去ってしまう。今日子に限って、そんなことは有り得ないが。もし、そんな事になったら、私は、戦う。今日子と、健司と、この家を守るために。相手が誰であろうとも、その覚悟はいつでもある。
“今日子は私に何を隠しているんだい?フフッ、どうせ、子供の好奇心みたいなものだ”
とにかく、あのビデオが見たい。そうすれば、私のこの一抹の不安も、消え失せる。

「やっぱり、寂しいと思うよぉ。毎日でも会いたいんじゃない?」
「そっかー、こっちに気兼ねして、電話で催促するわけにもいかないもんねぇ・・・」
「行ってあげなよ、親父もお袋も、飛び上がって喜ぶよ」
「えっ、今日?これから?」
「うん・・・何か用事あるのかい?」
「・・・ううん、そうね!こんなに近いもんねっ、行こうっ、あなたは?」
「あぁ、・・・ちょっと、仕事持って帰ってるんだ。それやらないとなぁ・・・」
「明日の日曜日にしたら?」
「いや、結構たまってるんだよ、これが・・・」
「そっかー、じゃ、健ちゃんと行ってくるっ」
「そうしてやってくれ、晩御飯も食べてくるといいよ。こっちは適当にやっとくからさっ」

「じゃあ、行ってくるっ」
「あぁ、車に気をつけてな!健ちゃん、バイバイ!」
両手に子供を抱え、育児セットの入ったリュックを背負いながら、今日子は出て行った。時間は午後一時を過ぎたとこだった。
玄関ドアが閉まると同時に、階段を駆け上がる。寝室に入って、タンスに向かった。
“一番下の段だったな・・・”
私はしゃがみこんで、ゆっくりと引き出した。
今日子の下着類が三分の一くらいを占めている。イエローの物が多かった。今日子はその色が好きなのだ。下着コーナーを掘り返してみる。
“あった・・・”
コーナー隅にひっそりと、それはあった。やはり、ビデオテープだった。手にとってみる。ラベル類が一切貼られていない。普通、アダルトビデオでもそれは付いている。
“裏ビデオ?・・・”
とにかく、見たら分かるのだ。早いとこ確認して楽になりたい。そしてその後、駅前まで出て、今日子の好きなお菓子を買って来るのだ。今日子が帰ってきたら一緒に食べる。
これまた駆け足で、リビングに飛び込み、テレビ前のソファーに腰を下ろす。テレビをつけ、デッキにテープを差し込んだ。一旦、立ち上がり冷蔵庫から麦茶を取り出しにいく。コップに移し、戸棚からクッキーを取り出した。
“まだ時間もあるし、アダルトだったら、ちょっと、楽しむか・・・”
変な期待が私を興奮させた。クッキーとお茶をローテーブルに置き、もう一度ソファーに座りながら再生ボタンを押した。
そして、それは始まった。

「あっ、どうです?映ってますか~?」
リビングのテーブル椅子に座り、子供を抱いたまま、空いた右手でピースサインをつくる今日子の姿が映し出された。対面の席にカメラを持った高橋が座っている。
「あっ!映ってます、映ってます!よかったぁ・・・これで一安心ですよ!健ちゃ~ん」
「ほら!健ちゃん、高橋のおじちゃんがビデオに撮ってくれてるよ~。ワ~イ、うれしいね~!」
今日子が健司の手を取り、ビデオカメラに向かって手を振らせる。
「あぁ、これでばっちりですよ!」
カメラが部屋のあちこちを捕らえる。高橋が立ち上がり、窓際に移動した。窓を開け、庭に出る。そして、外の景色をあちこちと撮り始めた。
「結構、綺麗に撮れるものですねぇ!あっ、これで・・・ズームかぁ!」
しきりに感心しながら、声を張り上げている。
しばらくそうした後、高橋がリビングに戻ってきた。そして再び、今日子の対面に腰を下ろす。カメラがまた、真正面に今日子を捕らえた。
「イヤ~、実際やってみると簡単なものですねぇ?しかし、こうやって構えてみると、何かカメラマンになったようですよ!」
「ですよねぇ!私もこの子が生まれた時から何かにつけてビデオに撮ってますけど、あっち向いて~とか、こっち向いて~とかって気分はカメラマンですもん!」
「じゃぁ、ちょっと慣らしついでに奥さんのインタビューでも撮りたいな!」
「エェッ!?、高橋さん、もう~、なに言ってるんですかぁ?」
「いいじゃないですか、ビデオカメラが使えるようになってうれしくてしょうがないんですよ!忘れないように完璧に覚えておかなくちゃ!奥さん協力してくださいよう」
「そうですかぁ?」
「お願いします!」
「はぁ・・・」
「じゃあ、まず、お名前をどうぞ!」
一瞬、今日子が恥ずかしそうにうつむき、意を決したようにカメラに向き直った。
「おっ、大山今日子ですっ!」
そう言ってカメラに向かって手を振って見せた。
「お歳は?」
「えっ!ちょっと・・・それは、恥ずかしい・・・」
「そんな、いいじゃないですか~、まだ言えない年じゃないでしょう?さっ、どうぞ!」
「えっ、とっ、年は・・・30才です、やだ、恥ずかしい・・・」
笑いながら、顔を赤らめ、うつむく。
「ダメダメッ!カメラ見て、奥さん~」
「あっ、はいっ・・・」
高橋の声に従うように、カメラに向き直る。
「イヤ~、とてもそんな風に見えませんよ、顔が幼いから小学生みたいですよ!」
「ちょっと!それは言いすぎですよ~」
「そんな事無いですよ、こうやって見てると子供が子供を抱いているように見えますよ、ヘヘッ、じゃぁ、ご主人の名前と、お子さんの名前をどうぞ!ちゃんとカメラ見てね~」
「・・・主人の名前は、大山、忠31才です・・・子供は一人で、大山健司、健ちゃんです!1才で~す!」
また、健司の手をとり、カメラに向かって手を振らせる。
「おっと!」
そういう高橋の声がして、カメラがブレた。
「部品を落とした!」
そう言った時には、ビデオカメラの映像がテーブルの下を映し出していた。すぐさま、対面に向けられる。そして、ピンクのスカートに無理やり押し込められた、ブリッブリの腰回りとムチムチに発育した太もも、ふくらはぎが飛び込んできた。
「だっ、大丈夫ですか?壊れたんですか?」
今日子の声が飛んでくる。
「えぇ、大丈夫ですよ、ヘヘッ、コレだよ、コレ!凄い!すごいですよ、奥さん!」
カメラが今日子の下半身を捕らえて離さない。その中心にはピンクのスカートに影となったVゾーンが、ムチムチの太ももに挟まれて、申し訳なさそうに顔を出している。
「ありました?探しましょうか?」
カメラの前で今日子の尻が浮いた。その瞬間、カメラが持ち上がり、再び今日子の上半身を捕らえた。
「はい!奥さん、カメラ見て~、大山今日子さ~ん!ほら・・・こっち見て!!」
高橋が声を張り上げた。
「あっ、はっ、ハイッ・・・」
びっくりしたように、ビデオカメラに向き直る。というより、高橋の顔を覗き込んだという方が正解かもしれない。
「じゃあ、インタビューの続き、いきましょうか!」
「えっ、えぇ・・・」
カメラを見たままの今日子の表情が曇った。
「その前に、奥さん、健ちゃんベビーベッドに移しましょ?おねむのようですよ」
「・・・あっ、じゃあ今日は、この辺で、私、これから・・・」
「ま~だいいじゃありませんか!もうちょっとで終わりますから!早く、早く!」
「はっ、はぁ・・・」
そう言って今日子が席を立ち、リビングの隅にあるベビーベッドに向かう。その後姿をビデオカメラが捉えた。
「ヘヘッ、ヘヘヘッ、ブラ線丸見え!ケッ、ケツが歩くだけでブルンブルン!・・・この、スケベ!!」
今日子にはギリギリ聞こえないくらいの声で高橋が罵声を吐いた。
「はいっ、早く戻って!座って!」
「・・・えぇ」
また今日子が席に付いた。それと同時に目線をカメラに合わせる。さっきからしつこく高橋に言われているせいか、知らぬ間に、癖になってしまった。
「はいっ、小学生アイドル、大山今日子ちゃんの独占インタビュー再開!」
「そっ、そんな、高橋さん・・・」
「ジョ~ダンですよお、奥さん、ただの遊びじゃないですか?どうしたんですかぁ?じゃぁ、小学生アイドル、大山今日子ちゃん!スリーサイズをカメラに向かってどうぞ!」
「ちょっ!ちょっと!それは・・・高橋さんっ」
「どうしてですか~?アイドルのビデオじゃ当然でしょうが!僕はねぇ、将来プロカメラマンをめざしているんですよ!その為の予行演習に協力してくださいよぅ?只の遊びなんですから!でしょ?はい!スリーサイズ!」
「でも・・・」
「バストは!!」
「・・・・・」
「何センチ!!」
「・・・・・」
「言って!!」
「・・・きゅ、90センチです・・・」
消えるような声でそうつぶやき、今日子はまた、目を伏せた。
「ほらぁ!目を伏せない!声聞こえないよ、今日子ちゃん!もう一回!ビデオカメラ見て、いつものような元気な声で!奥さん!言って!!!」
「・・・バストはっ!きゅっ、90センチですっ!!」
「はい~!いいよ~、次!ウエスト言ってみよ!」
「あぁ・・・ふっ、太いんですぅ・・・」
眉間にしわを寄せ、カメラの向こうの高橋に懇願するように今日子が言った。
「そんなのご近所のみんな知ってるよぉ!どうせみんなにバレてんだから!もう一緒!はいっ、言って!いつものように元気よく!言って!ウエストは!!」
「あぁ・・・ろっ、65センチですぅ!本当ですっ!!」
「はい~!よく言った!そんな恥ずかしいことよく言った!次はお待ちかねのヒップいってみよーーー!小学生アイドル、大山今日子ちゃん!言って!!」
「ダッ、ダメですぅ・・・こればっかりは、だめですぅ!一番、気にしてるんですぅ・・・」
「な~に言ってんの、奥さん!奥さん最大のチャームポイントじゃぁないか!こっちはこれから、そのヒップでプロモーターに売り込んでいかなきゃならないんだよ!アイドルの世界は厳しいんだよ!奥さん!町内ナンバーワンの巨尻奥さん!はいっ!自慢して!!みんなの前で!言って!!!」
「あぁ・・・ヒッ、ヒップは・・・きゅっ、95センチですぅーーー!!みっ、みなさん!ごめんなさいぃ!!」
そのまま今日子はワッと両手で顔を覆い、テーブルにうつ伏せた。
「・・・この、スケベッ!!小学生アイドルのくせして!なっ、なんて事言うんだ!おっ、おいっ!!ドスケベッ!!!」
ビデオカメラが今日子を捕らえたまま、すぐ傍まで高橋が歩んでいく。そのまま空いている左手でショートカットの綺麗な髪を鷲?みにした。
「はい!その顔カメラに見せて!!ママッ!!!」
今日子の顔がテーブルから引っこ抜かれ、上を向かされ、アップになる。大きな両目からは涙がツッーと流れ出ていた。
「やっ!止めて下さい!こっ、怖いっ、もう、帰ってくださいっ!」
「そうはいくかっ!このスケベママがっ!今からボコボコにしてやる!大人しくしろっ!!」
「イヤー!!いっ、痛いっ!助けてっ!!」
今日子が必死になって、両手で高橋の胸を押すが、今日子の髪の毛を鷲?みにした左手だけの力で、引き寄せて、離さない。それを右手のカメラが伸長差30センチはあろう上空から見下ろして、捕らえていた。
「しょ~がねぇなぁ!ちょっと、・・・大人しくさせるか!!」
高橋がそういった瞬間、画面がぷつりと消え、真っ黒になった。
そして、その暗闇から、見覚えのある文字が次々に浮かび上がってくる。

大山今日子・・・
専業主婦・・・
30才・・・
B90 W65 H95・・・
平成○○年7月30日 自宅にて撮影・・・

何かアダルトビデオのオープニングタイトルのようなそれが、テレビ画面いっぱいに広がる。
そしてそれが段々と消えかかった時、私は震える手でビデオの停止スイッチを押した。
“きょっ、今日子が・・・今日子がこんな事・・・あの日、こっ、こんな事が・・・やっぱり、あの日・・・今日子が、高橋に・・・それなのに、あいつ・・・気丈に、私に・・・こんな、後なのに、・・・私に、悟られまいと、・・・気丈に、振舞って・・・小学生アイドルだって・・・スケベママだって・・・高橋に、いっ、隠語をさんざん言わされて・・・怖がりの今日子を脅かして、あぁ・・・これから、大人しくって・・・この、ビデオの先、今日子は・・・無事に・・・俺の今日子は・・・止めさせないと!・・・この・・・先は・・・”
いつからかは知らない。私の右手は、ずり下げたブリーフの間から突き出たペニスを、ゆっくりと、じらすようにこねくり回していた。
そして私は、再び、震える手で、再生ボタンを押した。
  1. 2014/06/10(火) 03:57:36|
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悪夢 第5回

8月に入った。暑さが全開となって、町中を駆け巡る。
あの日から4日、経過していた。別に今までと変わりない毎日だ。只、あの日以来、今日子とのセックスはない。体調があまりよくないらしく、昨日、迫ってみたが断られた。
元々、付き合っていたときから、あんまり求めると助平と思われて、嫌われるのが怖かったため、あんまりセックスに関心がないように振舞っていた。それは結婚してからでも同じ事で、私のそういうイメージが壊れるのを恐れ、今までどおりだった。大体、セックスのペースは週1.5回ペースで、私が迫ったり、たまには、今日子のほうからくることもあった。
正直、昨日したかったのだが、無理強いをせず、夜中にこっそり起きだして、一回のリビングのテレビでアダルトビデオを見て処理した。
今日は金曜日、私の会社は創立記念日で休みだ。昼近くまで寝て、起きた。今日子は隣のベッドでまだ寝ている。健司の夜鳴きが激しかったからだ。その健司もこれまた今日子の隣のベビーベッドで寝ていた。
“今日も外は暑いだろうな・・・”
そう思い、寝室の窓のカーテンを開ける。一斉に日差しが差し込んできた。ふと、前の通りを見下ろしてみると、家の前に一台の小型トラックが止まっていた。
“んっ!?宅急便?”
途端に、下から玄関のチャイムが鳴り響いてきた。
“やっぱり”
私は寝室を出て、階段を下りた。は~いと返事をしながら玄関の鍵を外す。
「はい・・・んっ!?」
玄関前には、誰の姿もなかった。そればかりか、さっきまで止まっていた宅急便の車も見当たらない。
“あれ?荷物じゃなかったのかな?”
そう思っていると、玄関横の郵便受けに何やら突っ込まれて、半分はみ出しているものを見つけた。手にとって見ると、さっき止まっていた車に描かれていた名称ロゴと同じものが印刷された紙袋だった。
“やっぱり荷物じゃないか・・・”
それを持ってリビングに入る。
“今日子宛にか・・・”
ここの住所、そして受け取りの欄に今日子の名前が入っている。
差出人は東京の方からで株式会社「小学アイドル」となっていた。
そして、品名の欄には「嗜好品」となっている。
“なんだこりゃ?コーヒーかな?”
そう思っていると、パジャマ姿の今日子がリビングに入ってきた。
「なに?」
「あぁ、荷物・・・今日子宛・・・」
「えっ?私、何か頼んだっけかなぁ?」
荷物を受け取り、そのままキッチンの方に歩いていく。そして、冷蔵庫の中から麦茶を取り出し、それを飲みつつ、紙袋を開けていった。ビリビリとガムテープを破り、中を覗き込む。そして、しばらく中を見つめた後、その袋を持ったまま、こちらに引き戻り、私をスルーしてそのまま、リビングを出た。トントントンッと階段を上がる音が、かすかに響く。
“健司を連れに行ったのかな?”
そう思った私の頭の中に、疑問が浮かび上がった。
“あれっ?荷物の受け取りのハンコ・・・いるんじゃなかったっけ・・・確か・・・いるよな?”
しばらく考え込んでいると、今日子が健司を抱えて降りてきた。
「なぁ、あれ、何の荷物?」
「えっ?・・・あぁ、あれ・・・化粧品!買っちゃった!」
ちょっと申し訳なさそうに言いながら、テレビ前のソファーに座っている私の隣に腰を下ろした。
「あのさぁ、宅急便ってさぁ、受け取りハンコいるんじゃなかったっけ?」
「えっ?そりゃあ、そうよ・・・」
「でも、さっきの荷物、郵便受けに突っ込んだまま、宅配便行っちゃったけど・・・」
「そっ、・・・あぁ、そういう会社もあるわよ、かっ、会社によって違うみたい。ねっ、ねぇ、今日、駅前に買い物行こうか!パパ!」
「・・・うん、いいけど・・・」
私は今日子の様子に何か違和感を感じた。
「今日子、まだ調子悪いのかい?」
「えっ!?どうして?私、何かおかしい?行くでしょ?買い物!健ちゃん、行こうね~買い物!」
そう言って今日子は健司のほっぺたにチューをした。

その夜は、さんざん今日子の買い物に付き合わされて、疲れて熟睡のはずだった。
ふと目が覚めてベッドの照明を付ける。壁時計を見ると、朝の三時だった。
“ノドが渇いたな・・・麦茶でも飲みに降りるか・・・”
私はベッドから降りた。
ふと隣を見ると、今日子のベッドも空になっている。
“あれっ、今日子も・・・下にお茶でも飲みに行っているのかな?”
私は寝室を出た。出るとすぐに階段がある。廊下の明かりをつけた。
「わっ!!」
階段に明かりが当たった瞬間、私はびっくりして声を出した。
「きょっ、今日子!」
今日子が、階段の横壁に寄りかかるようにしながら、半分くらいまで上がってきているところだった。
「どうしたんだい!電気もつけないで!」
「あっ、・・・ビッ、ビックリした・・・パッ、パパどうしたの?・・・」
「おっ、俺は・・・お茶を飲みに、下へ・・・」
「あっ、・・・そう、・・・私も!暑いとノド渇くねぇ!」
そう言う今日子の右手に、なにやら黒い物が見えた。私の視線に気付いたのか、今日子がサッとそれを後ろに隠す。
“ビデオテープ?”
今は隠れて見えないが、多分、そうだろう。なぜ、そんな物を持っているのだろう?持って上がってきても、2階にはデッキもテレビもない。テープはみんな、テレビ台の中に、しまってあるのに・・・只、私のアダルトビデオだけは違う。それは、寝室の押入れの奥のほうにしまってあるからだ。今日子に見つからないように・・・
「じゃっ、じゃぁ、私はこれにて!失礼!」
おどけながら、そう言って私の横を通り、寝室に入る。
“ビッ、ビデオテープを何処へ!?何のビデオ?”
私は気になり、寝室のドアをちょっとだけ、開けて中を伺ってみた。
壁際のタンスの前に今日子がしゃがみこんでいる。一番下の引き出しが開いていた。そこは今日子用の衣類が入っており、下着類もその段だった。ゴソゴソと手を動かした後、立ち上がり、すぐさま自分のベッドに飛び込んだ。
それを見届けた後、私はゆっくりドアを閉めた。
“あのビデオ・・・下で、今まで見ていたのか?”
階段を下りながらそう考える。リビングに入り、私はテレビの前に歩を進めた。テレビ台の中に収まっているビデオデッキを触ってみる。それは、燃えてるように熱かった。
“やっぱり、あのビデオを見ていたんだ・・・あれは一体なんのビデオ?私に隠したというのはどういう事だ?・・・今日、来た変な荷物・・・あれも、今日子が上に持って・・・変な宅急便・・・あっ!!”
その時、わたしの頭の中からとんでもない記憶が蘇ってきた。
“この間、・・・土曜日に、あの集会所で、その中の話で・・・確か、あいつと、自己紹介した時に、その時に、あいつが・・・運送会社に・・・勤めてるって!!・・・あぁっ!・・・あいつ!・・・家に来たときに、ビデオカメラ持って・・・あの日の!!!”
しばらく忘れていた、高橋の顔が脳裏に蘇ってきていた。
  1. 2014/06/10(火) 03:56:37|
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悪夢 第4回

“明らかに、おかしいじゃないか!”
私はリビングに入った。
手が震えている。怖かった。何があったのだ?何かがあったのだ、今日子と高橋の間で。
玄関がチェーンロックされた私の家の中で、居るなんて思ってもみなかった高橋と、チャイムを押してもなかなか出てこなかった今日子に、あたふたと狼狽したまま、出てきた今日子・・・
“今日子!私の今日子!いつも私の為にガンバッてくれている今日子が!かっ、可哀想に・・・何があったんだよ、今日子!”
とにかく問いただすしかない。今日子が泣き出してしまうかもしれないが、守れるのは私だけだ。
“ごめんよ、今日子・・・私がどうかしていたんだ。高橋の企みに気付いていたのに、ほったらかしにして!今日子はいつもの、今日子だったじゃないか!恥知らずなんかじゃない!恥知らずな事なんかした事ない!スケベなんかじゃない!スケベなことなんか言った事もない!只の、普通の主婦だったのに・・・”

今日子がリビングに入ってきた。
「あなた・・・ごめんなさいっ!」
そう言いながら子供を私に押し付け、深々と頭を下げた。
「きょっ、今日子・・・」
「夕御飯の支度、まだっ!」
と、今日子は冷蔵庫に向かって走り出していた。呆然と立ち尽くす私を尻目に、冷蔵庫から食べ物を取り出しながら、言葉を続ける。
「もう、健ちゃん、大変だったのよぉ!お医者さん行ったりで、一日中あたふたしちゃった!」
「えっ?・・・」
「お昼に抱き上げたら、体が熱くって、もう、怖くなってお医者さんに駆け込んだの!でねっ、お薬もらって帰ってきたんだけどさぁ、さっき、健ちゃんが咳き込んだのよ!私、もうびっくりしちゃって、でもっ、もうこんな時間病院やってないから、どうしようってなってたら、あっ、その時丁度、高橋さんが忘れ物を取りにいらしてたんだけどぉ、電話で聞いてみたらって高橋さんに言われて、もうっ、急いで電話して症状を説明していたら、あなたが帰ってくるし、もぅ、慌てちゃった!で、お医者さんが言うには、全然心配ないんだって!よかった、健ちゃん!」

いつもと寸分違わぬ妻が、そこにいた。
私は言い様のない脱力感に見舞われ、リビングの椅子に腰を下ろした。腕の中で子供がご機嫌な顔をしてこっちを見ている。
“全部、私の一人よがり妄想の勘違いじゃないか?”
現に、今日子はいつものように振舞っている。振舞っているというより、いつもの今日子そのものだ。
“もし、高橋に何かされていれば・・・”
こんな態度を取れる玉じゃないことは私がよく知っている。今日子は暴力的というか、ハードなシーンはからっきしダメな方で、テレビでそういうシーンがあってもすぐに目をそらし、「終わった?終わったぁ!?」と、聞いてくる。もし私が考えるようなことが少しでもあれば、そのダメージで今でも震えて、泣いているに違いない。
“何もなかったんだ!俺の考えすぎだったんだよ!”

そう思い直し、私はその確認作業に入った。
「なぁ?高橋さん、何忘れたんだって?」
「シャープペンシルよ!テーブルの下に落ちていたの!」
「高橋さん、ビデオカメラ持って来てただろ?あれ、何だったんだい?」
「えっ?あぁ、・・・実はさぁ、あれねっ」
今日子が料理を持ってリビングにやって来る。
「今度、習字教室の風景を撮りたいんだって!ところがね、高橋さん、使い方知らないんだって!で、教えてくださいだって!あんなの、簡単なのにねぇ。結局、それが一番知りたかったんじゃないの?・・・その後、10分くらい話して、帰っていったもん」

私は目の前で御飯を食べる今日子の顔を凝視した。
“普通の奥さんじゃないか”
今朝、あれほどいやらしく見えた服装も今は普通に見える。スカートにしたってミニではない。どこの奥さんも履いている普通のものだった。体つきだって、ポッチャリしているだけの事だし。
顔も人並みの顔だ、別に美人というわけではない。子供のような幼い顔と、張りのあるもち肌で、幼く見えるが、もう30才だし、実際は若くない。
“高橋にしたって・・・”
どこにでも居るような普通の奥さんに対して、どうこう言う物じゃ、ないだろう。今日子より欲望を刺激するような女性は、どこにでもたくさんいるじゃないか。
大体、不倫とか、レイプとかそうそうある物じゃないだろ?そんな物、普通にしてたら巡り会うことなんか、ない!そんな物、テレビの中の話だ。
なぜか、私はどうかしてしまっていたのだろう。ほら、いつもと同じ我が家の光景じゃないか・・・みんな、いつも通りじゃないか・・・

風呂にも入り、私は完全に平常心を取り戻していた。テレビの番組にも夢中になれている。
今日子が風呂から出てきた。
「今日は疲れたー!パパ、先に寝るね、おやすみぃ!」
そう言いながらリビングを出ようとする。
私は、あっ、と思い出し、今日子に声をかけた。
「そうそう!今日、帰ってきたら玄関のチェーンロックがかかっていたけど、どうしたんだい!」
ドアに手を掛けていた今日子の動きが止まった。
「・・・・えっ?あっ、・・・あれねぇ、・・・・さっ、最近、・・・この付近に不審者が出るんですって!高橋さんが、忘れ物取りに来たときに、そう言って、用心した方がいいって、・・・そっ、それで念の為に、かけておいたのよね!」
「・・・ふ~ん」
そう言って私は再びテレビに夢中になった。
  1. 2014/06/10(火) 03:55:46|
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悪夢 第3回

「あっ、高橋さんっ!昨日はどうもすみませんでした~!留守にしてて!」
と、今日子はペコリと頭を下げた。
「昨日、午後から集会所で打ち合わせって言ってたのお忘れでしたか?」
口元に笑みを浮かべながら高橋が言った。左手には、なにやら大きく膨らんだ紙袋を下げている。
「えっ、そう・・・でしたっけー?」
眉をひそめた今日子の目線が、昨日のことを思い出すように宙を泳ぐ。
「えぇ、お別れする際に・・・」
「・・・そうですかっ、私、忘れてしまっていたようです、すみませんでしたぁ!」
元気よくそう言ってまた、今日子が頭を下げる。
“本当にそんな約束があったのだろうか?”
今日子は別に忘れっぽい性格ではない。約束事を忘れるような事は、今までもそうそうなかった。恐らく、今日子にも自分が約束を破ったという確信は持ってはいないだろうが、元来、人を疑うという事のない、純な性格のため、高橋の言ったことを真に受けてしまったようで、すまなそうな顔をしている。
他の男にペコペコと頭を下げている妻の姿を見て、またあのなんとも言えない感情が噴き出してきた。怒りと、異常な興奮・・・心臓が壊れんばかりの速さで、脈を打つ。
「あっ、高橋さんっ、どうぞお上がりください!」
「はい。すいません御主人、お邪魔します」
靴を脱ぎ捨て、高橋が玄関を上がる。
「じゃあ、あなた、気をつけて!」
そう言って、今日子は子供を抱いたまま膝をつき、空いた手で高橋の靴を揃えなおし始めたのだ。その後ろで高橋が、今日子のその様子を見て、ニヤッと口を歪めたような気がした。
“あぁ・・・今日子が・・・高橋の言いなりに・・・ブッ、ブラジャーの線と、そんな・・・巨尻を高橋に突き出すように命じられて!この、スケベ!・・・オオッ、オナペットママ!”
「さぁ、どおぞぉ!」
そんな私を無視して、今日子が先立ってリビングに入っていく。恐らく、客としてやってきた高橋に失礼がないように、気を使って最優先しているのだろう。
そして、高橋がその後姿を眺めながら、リビングに姿を消そうとした瞬間、左手にぶら下げていた紙袋の片方の手綱がはずれ、こちらに向けて口を広げた。
なにやら、ゴチャゴチャと入っているようで、私の視界から消えるギリギリの所で確認できた物は、真っ黒い色をしたビデオカメラのような物だった。

会社のデスクに腰を下ろしても、私の異常興奮は一向に治まる気配はなかった。
“あのビデオカメラは一体何なんだ!打ち合わせに必要なんかないだろ!高橋の奴、あのビデオカメラで・・・きょっ、今日子のブラ線を盗撮する気だな!そっ、そして、今日子の目を盗んで・・・洗濯カゴの、きっ、近所の奥さんの、夏場のムレムレの、洗濯前の恥ずかしいママの、パッ、パンティーを盗み撮りする気だ!!!”
私の妄想は一日中、続いた。
“高橋の狙いは分かっている!それは、今日子の恥知らずな95センチヒップだ!なにかと言い訳つけて、きょっ、今日子の後ろに回り込み、タイトスカートが今日子の、ケッ、ケツのでかさに負けてバリィー!と破ける瞬間を待っているんだ!私がこうしている間もずっとカメラ片手に狙ってやがるんだ!わざと何かを落として、奥さん、ちょっとそれ取ってください、とか言って、子供を抱いたまま前かがみになった、無防備な目の前にあるいやらしい大山今日子のヒップを撮りまくる気だ!”

今日子にそれとなく聞いてみるしかない・・・
一体、高橋とどんな話をしたのか?あのビデオカメラは何だったのか?
家に着くまで、居ても立っても居られないやきもき感が、まとわり付いて離れなかった。
玄関の鍵を開け、ドアを引いた途端、ガリッという金属音に私は驚かされた。
“!?”
ドアの隙間から中を覗き込むと、チェーンロックが、施されていた。
“なぜだ!?”
目をむく私の前に、朝見た、きちんと揃えられた高橋の靴があった。
“まだいる!!”
無我夢中の私は、一心不乱に玄関のチャイムを鳴らしていた。
「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン」
「きょっ、今日子~!」
と、私は近所に聞こえないくらいの大きさの声で家の中に向かって叫んだ。
「はっ、は~い!いっ、今!・・・イキますーーー!!」
今日子の大声が、リビングのほうから飛んできた。いつものようなノンビリとした口調と違い、切羽詰ったような言いぶりが私を不安のどん底に落とし入れた。
“今日子!・・・”

呆然と玄関前で立つ、私の目前のドアが開けられたのは、それから5分も経った後だった。
「ごめんなさい~!ちょっと、健ちゃんにてこずっちゃって!おっ、お帰りなさい!」
健司を抱き、姿を現した今日子は、ひどくあたふたした様子に私には映った。息が荒く、大きい呼吸を繰り返している。ショートカットの髪の毛は、濡らしたようにベトベトで、前髪が束になって額に張り付いていた。
「今日子・・・一体どうしたんだ・・・」
「けっ、健ちゃんが・・・グズッて、しょうがなかったのよ、ねっ、ねぇ健ちゃん・・・」
そう言って健司をあやしながら、今日子は目を伏せた
「そうか・・・で、この靴・・・」
きちんと揃えられた高橋の靴を眺めながら、私がつぶやいた時、リビングのドアがスッと開き、高橋が姿を現した。
「たっ、高橋さん、忘れ物を取りにいらっしゃったのよ!朝、帰る時、忘れ物をなさって・・・」
「奥さん、どうもすみませんでした。それでは、よろしくお願いします。ご主人、お邪魔しました・・・」
そう言いながら靴を履き、高橋が出て行った。大事そうに、紙袋を抱えながら。
  1. 2014/06/10(火) 03:54:58|
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悪夢 第2回

「あっ、今日子は今、外出していますが・・・」
「帰りは何時になります?」
「いや、ちょっと・・・遅くなると思いますけど・・・」
「困ったな、もう」
怒っているのが分かるような声で、高橋がため息をもらした。
「あの、どういったご用件でしょうか?」
なぜか私のほうが下手になっている。
「いやっ、ちょっと早急に打ち合わせておかないとならない事がありましてねぇ、とにかく、明日そちらにお邪魔すると言っておいて下さい」
私の中で、言い様のない気持ちが一気に持ち上がってきた。
「えっ、明日ですか?月曜日ですか?」
「そうです。時間がないもので」
「あっ、そうですか・・・それで何時ごろ・・・」
「わかりません。私も仕事があるのでその合間にササッと行って、ササッと終わらせるつもりです」
「あぁ・・・はい、分かりました。伝えます」
「はい」
その一言でガチャリと電話は切れていた。

体のラインに沿って張り付いている真っ白なTシャツに、これまた今にも尻部分が張り裂けそうなピンクの膝上5センチのタイトスカート。
それが月曜日の今日子の服装であった。朝起きてその姿を見た時、私は腹が立ち、異様な興奮で心臓がバクバクし始めた。
それは朝食を食べる時も止むことは無かった。この服装の今日子を今まで何度も見たことがある。しかし、今までと今日とでは感じ方がまったく異なっていた。
“昨日、高橋が来るって言ってあるのに、なんというスケベな格好なんだ!私が戻ってくるまでに奴が上がり込んで来るかもしれないんだぞ!そんな事だから、近所の連中にオナペットにされるんだよ!大山のとこの息子の恥知らず巨尻嫁ってオナニーされるんだ!”
子供を抱いてあやしている後姿を見ながら、心の中で私は今日子の事を罵り続けた。
“あぁ・・・歩くたびに95センチの恥知らずヒップがムチッ、ムチッと鳴いているぅ!ぶっ、ブラジャーの線がムチムチの背肉に押されて・・・スケスケじゃないか!
このっ、スケベッ!スケベ人妻!!”
私は倒錯の世界をさまよい続けた。
「お父さん?今日はゆっくりしているのねぇ?」
現実に帰り、時計を見ると出掛ける時間を過ぎていた。
「あぁ・・・行ってくる」
ふらふらとリビングを出て玄関に出た。
「ちょっと、大丈夫?あなたフラフラしてるわよ~」
ニコニコ笑う今日子の顔を見て、私の口から言葉が出そうになった。
“ちょっと、その服装はまずいんじゃないか?今日、高橋さんが来るんだから・・・もうちょっと・・・”
やっぱり言っとこう・・・そう思った途端、玄関の呼び出し鈴がけたたましい音を立てた。
「ピンポーン!ピンポーン!!」
「は~いっ、ちょっとあなた、玄関開けてぇ」
私の体全体から汗が一気に噴き出してきた。
“もしや・・・もう、来たのか?”
次の瞬間、外からドアのノブがガチャガチャと回され、引かれたドアがドンドンッと音を立てた。
呆然と立ち尽くす私の背に今日子の声が届く。
「あなた?開けあげてっ」
「あっ、あぁ・・・」
力なく鍵を外し、ドアを押しやるとそこにはやっぱり、高橋が怒った顔で立っていた。
  1. 2014/06/10(火) 03:53:58|
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悪夢 第1回

日曜日の昼下がり、燦燦と日の差し込むリビングのソファーでの昼寝を、一本の電話が終了させた。7月も下旬の夏真っ只中で、窓を全開にして扇風機を回していても、全身には汗が噴き出していた。
鳴り続ける電話音をうとうとと聞きながら今日子が外出していたのを思い出す。1才になる健司をつれて、近くに住む私の両親の家に遊びに行っているのだ。この家に住み始めて半年、それまでは東京にいた。私が東京の大学に入って、東京で就職し、結婚、出産と東京で行った。
親の切なる願いに負けるようにして、故郷に舞い戻ってきたのだ。子供のころは、この何もない町が恥ずかしかった。しかし、30歳を過ぎて、家族も持った自分にとって、この町は過ごしやすかった。父親の口添えで、この町ではそこそこの会社へ転職し、実家の近くの家を買った。同居という話も出たが、まだしばらくはこの三人で居たかった。ゆくゆくは両親がこの家に入り込んでくることもあるだろうが、まだまだ先のことであろう。ローンを背負いはしたが、今の生活が続いていけば、それほど重荷ではない、そんな毎日であった。
受話器から聞こえてきた声に目が覚め、そして、不愉快な気持ちになった。
「奥さん、お願いできますかねぇ・・・・」
高橋という男の声だった。私は昨日のことを思い出していた。
「町内の子ども会の寄り合いに出席してほしい」
子ども会会長と名乗る男から電話があったのは、昨日の昼前、土曜日の休日を三人で過ごしていた時であった。
”やっぱりきたか・・・”そう思った。
都会と違い、田舎ではこういうものがついてくる。予想はしていたが、実際、呼び出されるとやはり、うっとうしかった。嫌がる私とは対照的に、人懐っこい今日子は、平然とした様子だった。
翌日の日曜日に、私と今日子は健司を連れて近くの集会所に足を運んだ。
「わざわざすみませんねぇ・・・」
そう言って、会長と名乗った男が、この高橋であった。
木造平屋の古ぼけた集会所で、普段は月に一、二度近所の子供たちを対象に、習字を教えているということであった。
中に入ってみると、そこにいたのは、十人程度の老人の群れであった。私たちと同年代の人間はこの高橋以外、なかった。
そして、その老人たちが役員さん達で、その上に立つ会長さんがこの高橋という事だった。
「どうか役員になってもらえませんか」
ボロい習字教室用の長机をみんなで囲みながら高橋がきりだした。
「なかなか若い人たちはなってくれないんだよ」
老人たちの言葉が私と今日子にあびせられる。
「いやぁ、ちょっと・・・」
そう言いながら私は今日子のほうを見た。
その時、今日子は部屋の隅にあったポットと湯飲みをいそがしくあやつり、みんなにお茶をいれていた。今日子らしい気配りだ。
元々、人懐っこく、明るく、人に当てにされるといやと言えない性格の今日子ならこの厄介ごとを引き受けてしまうのではないか・・・そう思って見ていると、
「役員ですか、いいですよっ、どうぞ」
そう言って、高橋の前に湯飲みを置いた。
会ったばかりの男に、かいがいしくお茶を出す今日子の姿に、私はちょっと腹を立て、今日子が気付くはずもない嫉妬を起こしていた。
それからの一時間ほど、私と健司は退屈な時間をすごした。ブラブラと集会所の中を健司をあやしながら歩き回った。役員の老人たちは長机を挟んで世間話を繰り返している。その一番端で、今日子は高橋と向かい合っていた。
「とりあえず、奥さんには子供習字教室の手伝いをしてほしいんです。実は私が教えているんですけどね。とりあえず、その打ち合わせをしたいので大山さん、ちょっと奥さん借ります」
そう言って二人は話し始めた。はじめのうちは健司をあやして遊んでいたのだが、長くも続かず、まだ終わらないかな・・・と遠目に二人を見て、私は高橋の視線に気が付いた。
ぺらぺらと言葉を繰り出す口とは対照的に高橋の目は、今日子の胸元に釘付けになっていたのだ。黄色いノースリーブのポロシャツ風の服から今日子の乳が遠慮なく突き出ている。あきらかに高橋の目は今日子のそれに釘付けになっていた。
今日子はその視線に気付く様子もなく、高橋の繰り出す言葉に「はいっ、あっ、はいっ」と元気よく返事をしている。
”きょっ、今日子が高橋に視姦されている!”
申し訳程度にクーラーのきいているこの中で、一気に汗が噴き出してきていた。
“今日子は自分が視姦されている事に気付いていないのか?”
その答えは今日子の様子でわかった。自分が性的興奮の対象となっていることなどわかるような敏感な性格ではない。それほどおっとりと、心優しく、そういうことに関しては、無垢な女だった。
私は今日子が汚されているという腹立たしい気分になって”もう連れて帰ろう”そう決心して二人に歩みかかろうとしたとき、高橋が動いた。
湯飲みに残っていたお茶を一気に飲み干し、そのまま、湯飲みを「タンッ」と大き目の音が鳴るくらいに机に置いたのであった。世間話をしていた老人たちが一瞬振り向き、そしてすぐに話を再開させる。
目の前にいた今日子が一瞬、びっくりしたようにビクッっとしたが、その後、「あっ、はいっ」と笑顔で大きく返事をし、湯飲みを持って隅においてあるポットの元に歩き出した。
今日子が歩き出すとすぐに、高橋の視線が今日子の後姿にそそがれた。黄色いノースリーブのポロシャツの下で、白いホットパンツに包まれたはちきれんばかりの尻肉が、歩くたびにムチムチと音をたてて揺れ動く。
”きょっ、今日子がいやらしい格好をしている・・・”
なぜか私はその時初めて、そう思った。家を出て、ここに来るまではそんな事は思いもしてなかったのだが、普通の奥さんの普通の格好、ポロシャツにホットパンツ・・・それが高橋という男の目を通して見てみると、逆にセクシーな衣装よりもひどく、いやらしい格好であった。
今日子は小柄な女だ。身長は150センチくらいしかない。かくいう私も小柄で、165センチくらいだ。だから私と今日子はいつも「健司にはいっぱいカルシウムをとらせて大きくしよう」といっていた。
そして、今日子は特別に美人ということはない。人並みの顔だ。ただ、子供のような童顔で雪のようなもち肌の為、実際の年齢、31才よりも5つくらい若く見られる。本当にごく普通の奥さんだった。それなのに、今、私の目に映る私の妻は、はしたなかった。
”大山さんの奥さんはみんなのオナペット・・・身長150センチのスリーサイズは・・・バスト90センチ・・・ウエスト65センチ・・・ヒップは・・・95センチのムチムチ奥さんだ、ヒヒッ、子供のようなかわいい顔して、高橋のオナペットにされているのも知らないでニコニコと視姦されてるぞ・・・”
主人の私が、なぜだか知らないが、他人事のように、そう心の中でつぶやいていた。そして、私はその場から動けなくなってしまったのだ。
高橋の視姦は今日子が対面に戻ってくるまでそのヒップに釘付けであった。そして、打ち合わせが終わるまで今日子は高橋に目でファックされ続けたのだ・・・
その夜、私の今日子への性欲は、過去最高のものだった。いやらしく、そのムチムチな乳と尻肉をファックしてみたい気持ちで一杯だった。しかし、元々、私達の夜の営みのスケールはごく標準で、ノーマルなものであった為、私の姓に対するスタイルを変えることを今日子に見られることへの恥ずかしさから、結局、いつも通りのコースを辿った。
“ムチムチ奥さん!町中のみんなにオナペットにされてるよ、奥さんが商店街を歩くたびに店のおっさん達が振り返り、そのはしたない95センチのヒップを見て「なめやがってあの尻、ピチピチのホットパンツはいて、完全に挑発してやがる。大山のとこの息子の巨尻妻だぜ!子供みたいな顔して乳と尻ブルンブルンさせて歩いてやがる!」って言ってたぞ!この間も八百屋の親父が、奥さんが前かがみになった瞬間、強烈に突き出た巨尻を後ろからこっそり写真に収めていたぜ!”
心の中でそう叫びながら、三こすり半で射精した自分の不甲斐なさを恨みながら、昨日は眠った。
「あの、奥さんはー?」
高橋の催促に私は現実に引き戻された。それと同時に嫉妬心と、昨日の集会所での異様な興奮が蘇ってくる。
「あのっ、どちら様でしょうか?」
自分には分かりきった返事をしていた。
「高橋ですけど」
なぜか昨日のような低い物腰ではなく、邪魔くさそうな雰囲気が高橋の声にはあった。
  1. 2014/06/10(火) 03:53:07|
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友達 第13回

まあ~
今年は、いろいろあるもので・・・
昨年夏の妻レイプ以降、私には触らせようともしない妻が、
一つのきっかけで、ここまで崩れてしまうとは・・・・

人間関係を整理してみると・・・
私に内緒で妻を誘い、抱き、コンパニオンの仕事までさせている裕一
ただし、コンパニオンの仕事を紹介しただけだと思うが、
どういう経緯でそうなったのかがイマイチ不明

酔った勢いで妻を抱いた事で興奮し、またチャンスを狙っている友人
たぶん、そう機会はないはず・・・・

そして、今回、ちょっと驚いた、ネット上の飲み仲間
私の妻だと知らないし言えないから、ちょっと怖い。

最初は、裕一と妻の関係が面白いと思っていたが、
意外にも、最後のネット上の友達(ハンドル名:けい)
この男の存在が一番、面白くなってきた。
危険と隣り合わせ・・・が良いのか・・・

妻にも私のも秘密がいっぱい・・・

ここまでが、直近の状況
これから先、決まっているのは、
友人達とののみかが7月
裕一ファミリーとのキャンプが夏休み

けい達とは、月1くらいで飲んでるので、
妻と鉢合わせしないように気をつけねば・・・

では、しばらくお待ちください。
  1. 2014/06/10(火) 03:51:39|
  2. 友達・悦
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友達 第12回

ビデオを消そうとしてると・・・
「今から、代行で帰ります。」
「らんちゃんもお持ち帰り~」
酔っ払いの2人はハイテンション
代行の車の中でも、はしゃいでました。
また録画したまま床に置かれたようで、音声だけが記録されていた。

「やだやだ、見られちゃうぅ~」
「大丈夫だよ・・・・」
「あっ・・・うっ・・・」
なんとなく想像はつくが、友人に聞いてみた。
「もしかして、やっちゃった??」
「運転手がちらちら見てたよ」「気分いいよな~」
「この子は?」
「最初照れてたけど、すぐに大胆になったよ」「たぶん慣れてるんじゃないかな~」
で、友達の部屋・・・そう、この部屋である。
「おーーーー、ここか」
「そうだぞ、さっきまで、この子が・・・・いいだろう」
「セックスレスの私としては羨ましい限りだ・・・・」
ここからは、単なるハメ撮り、
友人が立ったまま妻が上半身裸でしっかり咥えていた。
その後、スカートをはいたまま挿入し、妻の喘ぎ声が延々と・・・
友人は、妻を、風俗嬢くらいにしか思ってないらしくsexは乱暴だった。
中出しした後、糸を引かせながら妻の口に押し込む。
ぐったりとした妻をビデオを撮りながら写真も撮っていた。
「どうするんだ写真??」
「どっかのエロ系サイトにでも投稿すっか・・・」
そんな事されてはたまらない・・・・
  1. 2014/06/10(火) 03:50:38|
  2. 友達・悦
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友達 第11回

当日、私は幹事を代わってもらい、なるべく妻の本性を見ようと思っていた。
お金とビデオカメラを渡して・・・・
自分も行って自分の目で確かめたいが・・・
妻の実態を知る事が目的なので我慢
「悪い、急用で間にあわないかもしれない」
「らんと言う子が可愛いらしいのでビデオ撮っといてね、もちろん他の子も・・・」

ついに宴は始まった。
また、悶々とした時間を過ごす。
予定では2時間
終わったと電話があったのは、ずいぶんと遅かった。
「わりぃ遅くなった」
「どうした?何かあったんか?」
「らんちゃん可愛いかったぞ~、今まで口説いてたんだけど・・・」
「面白かった??」
「いいね~、高いだけあるよ、お前もくればよかったのに」
「マジか~残念」
「今から持っていこうか?」
「いや、俺が行くよ」
「じゃあ酒買って待ってるな」

友達の家に到着
「なんか、楽しかったみたいだな・・・」
「すっげーぞ」
軽く乾杯した後でビデオを見る
「らんでーーーす」
いきなり妻の顔・・・・・
盛上ってからの撮影なんだろう、
「な、可愛いだろ、子持ちらしいけどな」
画面が引いていくと、妻の後ろに1人いて妻を抱っこしてるようだ
そして手は当然のように乳房のところへ・・・・
「らんちゃーん、反応しちゃってるから慰めてよ・・・・」
すっかりおやじのコメント
妻の手を半ば強引にズボンの上に・・・
「あらあら、ホントだわ・・・ふふふふ」
「らんちゃんは反応してないの?」
妻のブラウスに指をかけ襟ぐりを引っ張って覗きこむ。
また別の男が妻の後ろから抱きつき、
何気にボタンを外している。
男達は、コンパニオンの間をうろちょろしてるようだった。
「らんちゃん、もう下着だけでいいが!」
「ほとんど強引にブラウスは剥ぎ取られた」
「えー、いやだ、もう・・・・」
と口で言うだけで抵抗はしていない。
ブラの上からは、代わる代わる揉まれていた。
完全にトップレスにはならないが、
ギリギリまでは、されるがままになっていた。
1人が上半身を触れば、もう1人は、下半身・・・
「今日は何色??問題です・・・・」
くだらない事を言いながら、注目をさせといて
スカートを上までめくる。
妻は、動じない。
男にとって楽しい飲み会であり、
多少高い料金でも、納得はできるのだろう。
宴も終わりの頃のようだったが、録画になったまま忘れているのだろう
横になったままの画像が映っていた。
「あーわりぃ、後で気づいて消したんだけど・・・」
突然
「これ、どうして撮ってるの?」
「あー、幹事に頼まれたんだ」
「えっ、幹事の人は来なかったの?」
「急用だってさ」
「ふーん」
「そんな事よりさ、この後、どっか行こうよ」
「えー、私帰らなきゃマズイし・・・」
「旦那にはバレないの」
「うん、大丈夫」

この間、録画してないと思ってる友人は、
カメラのレンズ部分で妻のブラウスの中を覗いたり、
乳房に押し付けたり・・・・
全く気づかずに遊んでいた。

「でも、らんちゃんが一番可愛いよ」
「ホント?嬉しいわ」
「ちょっとだけでもドライブしようよ」
「だってお酒飲んでるじゃない?」
「あっ、そっか・・・」
「じゃあ、タクシーでドライブは(笑)」
「えっ???、面白い!じゃータクシーでね」
「ホント?どうすればいい??」
「ちょっとだけ、待ってて」
「わかった・・・あれ?、これ録画になってた。」

なんか、男が女を口説くビデオと言うのもめったに見れない・・・
しかも妻を口説いているのだから・・・・
  1. 2014/06/10(火) 03:49:51|
  2. 友達・悦
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友達 第10回

私がとった手段は、名刺に書かれてある番号へかけて見る事だった。
「ありがとうございます。○○○○コンパニオンサービスでございます」
「友達から名刺もらってかけてるんだけど」
「はい」
「今度、何人か呼びたいんだけどシステムを教えてくれない?」
いろいろ説明していたが、そんな事はどうでもいい事だった。
「そう言えば、名刺にらんって書いてあるので、この子も呼んでくれない?」
「らんさんですね、わかりました。」
あとは、日時、グループの人数と、女の子の人数を聞いて・・・
料金が提示され、支払方法が説明された。
思ったよりも高かった。

私は、その日から、ネット上の友達に声をかけた。
当然、妻のことなど知るはずもない・・・
多少の費用を私が負担することで簡単に集まった。

来るのは妻なのだろうか・・・・
  1. 2014/06/10(火) 03:48:55|
  2. 友達・悦
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友達 第9回

さて、面白い関係になった。
酔った勢いとは言え、妻を抱いてしまった友人
自分だけの楽しみだと思っていた妻を目の前で別の友人に抱かれてしまった裕一
全てを知っている私
それと妻、私の知らないところで昼間、裕一と会ってるのか
剃毛とは、どこまで剃られ、そんな状態になっているのか・・・
そして誰が剃ったのか・・・・

おそらく、2人は、私の事をバカな男だと思っているに違いない。
友人は、次のチャンスを狙い、裕一は嫉妬してしまうのではないだろうか??
私は妻に不信感を抱き、妻は・・・・

そんな複雑な関係のまま日々を過ごしているとは誰も思わないだろう

妻は裕一に会う時は、必ず私に言う、言っているはずだ・・・
最初の自信は、崩壊寸前ではあるが、信じたい気持ちも強かった。

夜のデートだと言って出かけた妻が帰宅したのは、かなり遅かった
その日は服は、かなり乱れ泥酔していた。
いつもとは違う雰囲気・・・
「おかえり」
「あー酔っ払っちゃった・・・へへへへ」
「珍しいじゃん、こんなに酔ってるの」
「まーね」
「何かあるの??」
「別に・・・」
妻は、さっさとシャワーへ
こんな時の最終手段は・・・・
バッグの検査
妻のバッグには、大量の名刺
ホステスか?
デートが嘘?
?????・
何がなんだかわからない。
ただ何らかの嘘をついてる事はわかった。
  1. 2014/06/10(火) 03:46:15|
  2. 友達・悦
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友達 第8回

妻が私に嘘をついてる・・・
そうなると、仕事どころではない。
自分が妻を掌握してるからこそ楽しめる嫉妬
ここで活躍するのがp-doko
一時間おきに妻の行動(正確には車の)をチェックする。
冷静に考えると単なるストーカー

ただ、所在がわかっても、そこに行けるわけでもなく・・・
結局、妻の昼間の行動は謎のままだった。
盗聴では、妻に対する疑念と電話代だけしか残らなかった。

このモヤモヤした気持ちを忘れるために・・・する事は一つ
とりあえず裕一と妻を盛上げていかないと・・・
私は、裕一と友達を家に呼んで飲み会をする事にした。

妻と友人と裕一と・・・
その状況だけでも興奮できる。
あえて友人をいれたのは、その方が不自然じゃないから・・・
そして宴は始まった。

この日は不思議なノリの飲み会になった。
友達の奥さんを弄んでる男と、それを楽しんでる夫
そして妻を私に紹介してくれた友人・・・・

当然、大学の頃の話で盛上る・・・
そして話題は恋愛や男、女の話に自然と移っていった。
男3人、女1人の状況では、ターゲットになるのは、当然、女である妻の男性遍歴・・・
酔っ払っていれば何でも聞けると言うものなのか・・・

「みーちゃんって学生の頃もてたんでしょ?何人くらい経験あんの?」
まさか裕一を入れて100人越してるなんて言えるわけないし・・・
まあ酔っ払いだから言っても忘れてるだろうが・・・

酔った友人は
「おい、みーちゃん、ちょっと、ここに来い・・・」
ついに絡み始めた。
裕一は飲まないので、笑ってるだけ・・・
妻が友人のとこへ行こうとしたところで偶然よろける

この辺から私は芝居をしだす。
そう、寝たふり・・・・
途端に友人の行動は大胆になるが裕一はまだ静観している。
妻は妻で、ホントに酔ってるのか酔ったふりをしてるのかわからないが、
されるがままになっている。

ホントに酔っている友人は
「なんで悦なんかと結婚したんだよ」
とわけのわからない事を言いながら、両手で妻の乳房を掴んでいた。
妻が何気なく手をどかそうとすると、妻の耳元で何か話しながらニヤニヤしていた。
何を言われたのか、その事が原因なのかわからないが、その後、手をどけようとするのを止めた。
しばらく友人は妻の乳房を揉み続け、服の中に手をつっこんで揉み始めた。
酔ってない裕一は心配そうに私を気にしていた。

服の下から手を入れると服がどんどん上がってくる・・・・
ブラジャーを外し、一気に妻を押し倒し・・・・・
もう、そこからはレイプに近い状況だった。
酔った勢いで・・・・
便利な状況、便利な言葉、私もよく使う・・・(笑)
それにしても、私でさえ最近触らせてくれない妻の体を・・・・
そして、友人はパンティを脱がそうとして・・・・
「こいつ剃ってる・・・」
また私の知らない事実が・・・
またもや身動きのとれない状況で・・・
そのうち、妻が喘ぎだしたので、友人は、妻を連れて隣の部屋へ行ってしまった。

翌日は何も無かったように帰っていった。
おそらく、バカな夫だと思いながら・・・・・

  1. 2014/06/10(火) 03:45:26|
  2. 友達・悦
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友達 第7回

友人にばれないように臨場感を味わいたい・・・・
となると声を聞くと言うのが手っ取り早い。
そこで通話中のままバッグにしまってもらう事にした。
裕一と会う直前に一度電話で確認する。
切るふりをしてバッグにしまう・・・
これが意外と明瞭に聞こえてきます。

「ごめん、大丈夫だった?」
「うん、友達とお茶してくるって言ったから・・・」
「そう、もう、会いたくて会いたくて・・・」
「ほんと、嬉しい・・・」
・・・・雑音・・・・
「ん・・・・・」
キスかな?
しばらくして、
「今日は、どこに行こうか?」
「行った事のない所にしよ!」
「了解」
単なる会話が続く
ホテルについたらしい
車のドアが閉まる音
しばらくして
「裕一君、今シャワーだよ、聞こえてんのかな」
もちろん
「呼ばれたのでお風呂入ってきま~す」
しばらくして雑音
この時間が、かなりの無駄

突然聞こえてくる声
「おいで・・・」
「ん・・・・あ・・・・」
妻が感じてる声
バッグをどこかに置いたらしく
声が聞きとりにくい・・・
しばらくして、声が聞こえやすくなった。
「ねえ、悦とは、どんな感じなの?」
肝心な部分が聞こえないまま雑談してしまう
どうもストレスのたまる盗聴になった。
切ろうかと思っていると・・・
「この前は誰にも見られてなかった?やっぱ昼は怖いね・・・・」
!!!!昼???
夜しか会ってないはずでは????
途端に退屈になりかけてた盗聴が疑心暗鬼に・・・・
もしして、手玉にとられていたのは私???
私はパニック寸前だった。
妻は昼間も会ってるのか・・・・
会話に耳をこらすと、すでに、その話題ではなく
次のsexが始まろうとしていた。
今度は、ちゃんと聞こえるが・・・
ここから先、覚えているのは、
裕一が意外に激しいsexをしていた事、すでに妻の口には発射経験済だった事
結局、興奮ではなくショックだけが残った。
  1. 2014/06/10(火) 03:44:33|
  2. 友達・悦
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友達 第6回

ようやく次のデートが決まった。
裕一も盛上っているだろうが私も盛上っている。
次は、どこまでやってくれるか・・
ここで盛り上がりすぎてがっかりするのが今までの私のパターンだった。
ここは少し気楽な気もちでいこう

裕一の場合、仕事柄か、残業という理由なので必然的に夜のデートになる。
そして当日・・・
妻は、割と早めに帰ってきた。
「どうしたの?」
「ホテルでエッチするだけだったから・・・」
「もう、そんなデートだったんだ・・・」
よく考えてみると、自分でも抱ける女がいれば、安上がりにホテルへ直行するだろう
ある意味、普通の行動だった。

その時点で、完全に冷めてしまったので、後は、妻の話を聞くだけだった。

「どうだった?」
「裕一君、バックからするのが好きみたい」
「私のおっぱいが揺れるのを見て
「凄い凄いって興奮してたわよ」
「あとはフェラチオさせながら、貴方のとはどうかって聞くの」
「よっぽど比較したいのね・・・男って不思議(笑)」
「口に出していいかとか顔にかけていいかとか・・・」
「なんか子供みたいだったわ」
「で、どうしたの?」
「じゃあ、話すからちゃんと聞いててね」

「会って車に乗ったんだけど、すぐに抱きしめてくれて、会いたかった~だって」
「で車の中で、すぐに脱がそうとするから・・・」
「しばらくしてホテルに行ったわ」
「部屋に入るとすぐに脱がされて、体中を舐めるの・・・」
「そうされてたら、私も気持ちよくなっちゃって・・・」
「あとは、誰でも同じだったかな・・・」
「誰でも同じと言われても・・・・」
結局妻の話では、いつも中途半端な気持ちになってしまう。
「あっ、でも、帰ろうと言う時間になって、服を着てるのに後ろから、抱きしめてきて」
「そのままパンティだけをずらしてエッチしようとするからドアの前でしちゃった」
「裕一君ったら、またイキそうとか言うから慌てたら・・・・」
妻がスカートを見せると、そこにはペコペコになった白い痕が・・・
「間にあわなくてかかっちゃうんだもん・・・」
そこだけ少し興奮できた。

結局、次は、電話で聞かせろと言う話をした。
しかし、この電話が最悪の37,000円の請求となった(涙)

  1. 2014/06/10(火) 03:43:41|
  2. 友達・悦
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友達 第5回

さて、この日から、妻と裕一のメールは激増した。
手に入りにくいものほど欲しくなる。
わがままというか、なんと言うか・・・

その後、裕一に直接会う機会はないが、どういう日々を過ごしているのだろうか・・・
ま、それより、次はどうなるのか・・・
裕一は、いつ会えるのかを仕切りに聞いているようだった。
妻は裕一を弄ぶかのように、煮え切らない態度をとっていた。
友達の妻を横取りする・・・興奮するに違いない。
いつ壊れてしまうかわからない相手だからこそ、早く時間は作っておきたいのだろう
きっと、私を想像しながら妻を抱くのだろう・・・・

ある日、偶然にも私がいる時に裕一から電話がかかってきた。
妻は、いつもとは違う甘えた声で話している。(ちょっと嫉妬)

「ただいま~」
わざと大きい声で言ってみた。
妻が「もう・・」と困った顔をした。
「誰?」またき手みた
「友達」妻が顔を横に振りながらダメという仕草をしながら
「友達だよー」

きっと裕一は慌てただろう・・・
でも、その後、凄い興奮を感じたはず
自分が抱いた女、自分が服を脱がし、乳房を愛撫し、自分のモノを咥えさせた女の旦那がいるのだから・・・

これが私流の気遣い・・・(笑)
  1. 2014/06/10(火) 03:42:49|
  2. 友達・悦
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