2ntブログ

闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

雲の上を歩く 最終回

妻は涙を流しながらも、しっかりとした口調で話し出しました。
「脅されながら毎日の様に抱かれていても、最初の一ケ月ぐらいは、そんな池村を
怨んでいても、それ以上に憎い池村に感じさせられてしまう自分に戸惑い、そんな
自分に対する嫌悪感と、あなたに対する罪悪感の方が強かったです。早くこんな日
々は終わって欲しいと思うだけで、自殺を考えた事は有っても、人を殺そうなどと
いう恐ろしい考えは有りませんでした。しかし、その後池村の要求は序々にエスカ
レートし、縛られ、色々な道具も使われ、信じられない様な恥ずかしい事もさせら
れる様になり、次第に自分に対する嫌悪感や罪悪感より、池村に対する憎しみだけ
が大きくなって行きました。」
「弥生、もういい。やめておけ。」
「いいえ。あなたに聞いておいて欲しいのはここからです。その様な行為をされ、
池村をどんなに憎んでも、一方ではそんな辱めに感じてしまい、大きな声を上げて
喜んでいる私がいるのです。このままでは私が私でなくなり、私そのものが壊れて
しまうと思いました。池村さえいなければと思う様になったのはその頃からです。」
「弥生。」
「その頃には、池村が帰って来ると玄関で出迎え、その場で、麻子さんが見ている
前で、旦那様、失礼させて頂きますと言わされてから池村のズボンを下げ、口に含
んで綺麗にさせられるのも日課となりました。ある時、このまま池村のを噛み切っ
てしまえば、これでこの様な事は終わるかも知れないと思ったのですが、私には出
来ませんでした。何故だか分かりますか?」
「そんな残酷な事は、弥生には出来なかったのだろ?」
「違うのです。頭ではそう思っていても、口でさせられながら次を期待している私
がどこかにいるのです。池村の汚い物を口に入れられながら、下着を濡らしている
私がいるのです。毎日が嫌で、今日はどの様な辱めを受けるのか。明日は何をされ
るのか。いっそ死んだ方が楽になれると思っていても、いざあの部屋に入れられる
と、逃げ回りながら頭では拒んでいても、次の瞬間には喘ぎ声を上げている私がい
るのです。池村がいる限り永久に慰み者となり、こんな生活から抜け出せない。池
村さえ死ねば元の私に戻れる。池村さえ殺してしまえばと思いました。」
「池村が生きている限り、身体が求めてしまうという事か?誘われれば、また抱か
れてしまうかも知れないという事か?違うのだろ?」
「違います。それは絶対に有りません。憎んでも憎み切れません。ただ、あなたが
いない時に、もしも池村が来て無理やりされたら、またきっと感じてしまうのかと
思うと、自分が怖くて仕方がないのです。一生脅えて暮らすのは嫌です。池村がい
なくなって欲しい。池村を殺したい気持ちは今も変わりません。」
私は妻を抱き締め。
「弥生、もう大丈夫だ。俺にはもう、何が有ってもお前を守る自信が有る。何もか
も捨てて守る自信が有る。それに俺達には強い味方もいる。」
「あなた。」
「もう、前みたいにパパでいいぞ。ママ。」
「パパ。」
その後の妻は私が会社に行っている間、家に一人いるのは不安だと言って、気持ち
が落ち着くまでの間恩返しを兼ねて、娘が帰って来るまでの短い時間ですが、社長
の家へお手伝いに行く様になりました。
奥様も、何も手伝ってもらう事は無いけれど、気楽に遊びに来なさいとおっしゃっ
てくれ、妻は料理を教えてもらったりして毎日が楽しそうです。
私も何も無い普通の日々が幸せで堪りません。
帰った時に、普通に妻と娘がいる事が、こんなに幸せな事だとは今まで気付きませ
んでした。
ただ一つ、池村に抱かれていると知ってからも、妻を取り戻したいと思っていた時
は大丈夫だったペニスが、今は硬くなりません。
最初は、このままでは駄目だと焦ってしまいましたが、最近では毎晩妻とどうすれ
ば良くなるか考え、妻も硬くなる様に色々努力してくれるので、二人に変な目標が
出来てしまい、今まで以上に絆が強く成った様で、この様な事も有りかなと考えら
れる様になれました。

夜の生活を除けば、そんな平穏な日々が続いていたある日、仕事が終わり、私が車
に乗り込むと同時に、どこかで私の行動を見ているかのように携帯が鳴りました。
今回の事の始まりも、この時間の一本の電話からだった事を思い出し、一瞬固まっ
てしまった自分が可笑しく、笑いながら携帯の発信者を見ました。
「あいつらが怖くて、もうわしからは母ちゃんには連絡もとれないし会えない。だ
から君に頼むしかない。もう一度、わしの所へ母ちゃんを通わせてくれ。もう何も
しない。指一本触れない。ただ来てくれて顔を見ながら話が出来ればいい。絶対に
何もしないと約束する。給料も五十万出す。いや、百万出す。頼む。母ちゃんに会
わせてくれ。母ちゃんを返してくれ。わしの母ちゃんを返してくれ~。」

  1. 2014/07/04(金) 07:59:50|
  2. 雲の上を歩く・MMさん教えて
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 序章

私の母には歳の離れた信夫と言う兄がいて、その伯父の13回忌の法要が有るという事で、私が出席する事になりました。
伯父は着物の行商をしていて、私の家の近くまで来ると必ずチョコレートをおみやげに持って来てくれ、いつしか私は伯父の事を『チョコレートの伯父ちゃん』と呼ぶ様になっていて、それは大人になっても変わらず、法事の話を聞いた時も『チョコレートの伯父ちゃんの法事』と言っていました。
私が幼い頃、当時チョコレートは、そうそう口に出来る食べ物では無かったので、私は伯父が来るのを心待ちにしていた覚えが有ります。
私が大学生になって下宿をしていた頃は、伯父は下宿の近くまで仕事に来ると必ず立ち寄ってく
れ、その時もおみやげはチョコレートだったのですが、違うのは板チョコの包み紙の中に、1万円札をそっと入れてくれていた事でした。
ほとんど仕送りを受けずにやっていた私には何よりも有り難く、伯父に感謝したものですが、薄情な事にこの法事を聞くまでは、ここ数年伯父がいた事すら忘れていました。
伯父の法事に向かう電車の中で、私はずっと伯父が入院していた時に、お見舞いに行った日の事を思い出していました。
伯父には伯母が付き添っていたのですが、伯父は私の顔を見ると、まるで人払いをするかのように「暫らく真司に診て貰うから、半日ほど家でゆっくりとして来い。」と言って、伯母を家に帰してしまいました。
伯母が病院を出た頃に伯父は昔話を始めたのですが、その内容は壮絶な物で、伯父の性的なものも多く含まれていた為に私は何も言う事が出来ないで、ただ伯父の話に聞き入っていました。
伯父の性的な話を聞くのは、最初は恥ずかしかったのですが、伯父にとって私はいつまでも子供
で、私が結婚して子供をもってからも会えば子ども扱いされていたので、もう大人だと認めてくれているようで、嬉しい気持ちも有りました。
伯父は私を1人の男として話してくれた様ですが余りの内容に、伯父が眠った後、寝顔を見ながら伯父の人生に涙した事を、昨日の事の様に思い出します。
この様な話は一人娘の従姉にも出来ず、ましてや伯母には話せないので、死期を悟っていた伯父は、死ぬ前に誰かに自分の思いを伝え、自分の存在を残したかったのでしょう。
そう言う私も、妻や母にも話し難い内容なので、誰かに聞いて欲しくて、想像を交えながら伯父の物語をここに書く事にしました。
  1. 2014/07/04(金) 08:15:57|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第1回

私が14歳の時に私の母が子供を身篭ったのですが、身体の弱かった母は何度も流産をしていて、生まれれば2人目の子供となります。
今度は無事に元気な女の子が生まれたのですが、その1ヵ月後に、妹の誕生を1番喜んでいた父が心筋梗塞で急死してしまいました。
幸い父親の実家は、使用人が何人もいるほどの大きな農家で、家の跡を取っていた伯父も良い人で、大黒柱を失った私達一家を引き取って面倒をみてくれ、私達は生活に困る事は有りませんでした。
ところが、私が17歳の時に叔父が亡くなり、私達の生活は急変します。
残された伯母は18歳で伯父の所に嫁いだのでまだ若く、色白でふっくらとした美人だったのですが、見掛けとは違って気性は荒く、特に私の1つ上の一人息子を溺愛していて、私達に辛く当たりだしました。
それと言うのも、この従兄は小さい頃から伯母に甘やかされて育ち、自分は何もせずに全て伯母や奉公に来ていたお手伝いさん達にさせていたせいか太っていて、その為に足の関節が悪く、余計に何もし無くなり、いつも家でゴロゴロとしていたので、亡くなった伯父が常に私と比べては、従兄や伯母を叱っていたからです。
あまり外に出たがらず、学校にも行かない従兄に対して、伯父の勧めで私が上の学校に行かせて貰っていたのも、伯母には面白く無かったのでしょう。
私達は離れと言えば聞こえの良い納屋のような所に追いやられ、食事も1日2食にされ、私は学校も辞めるように言われました。
それでも行く所の無い私達は、耐えるしか生きて行く術が有りません。
私は学校を辞めて近くの呉服屋に勤めましたが、まだ見習いの奉公人という感じで、ここを出て母と幼い妹を食べさせて行くのは無理なので、毎日勤めに出る前と休みの日は農作業を手伝っていました。
私が呉服屋の仕事に慣れ出した頃に日本は戦争に突入し、徴兵検査で甲種合格となった時には一人前の男と認められた様で嬉しかったのですが、その事で更に伯母の心象を悪くしてしまいました。
それと言うのは前年に従兄が丙で不合格とされ、その上太っている事を非国民呼ばわりされて殴られて帰った為に、従兄の事と成ると異常な伯母は、私の合格が面白くなかったのです。
従兄も自分の不合格は、これで戦争に行かなくても良いと言って喜んでいたのですが、私の甲種合格が面白くなかったようで「お前なんか早く戦争に行って死んでしまえ。」と嫌がらせを言って来ましたが、従兄にはここに来てからずっとその様な扱いを受けてきた私は、左程気に成りませんでした。
当時清子という、伯母の遠縁にあたる身寄りの無い、小柄で可愛い娘がお手伝いとして住み込みで働いていて、いつしか私は彼女の事が好きになったのですが、私には生活力も無く、おまけに病弱な母親と幼い妹までいては、彼女に想いを打ち明けられる訳も無く、またその様な世間の風潮では無かったので、ただ目で追って、彼女の可愛い仕草を見ているだけでした。
ある夜、呉服屋から帰った私は、翌朝の農作業の準備をする為に農機具小屋に行くと、中から男女の争う声が聞こえて来ます。
「お許し下さい。お願いですから、お許し下さい。」
「駄目だ。俺は欲しい物は必ず手に入れる。黙って言う事を聞け。今から試して、清子のオメコの具合が良ければ、俺の嫁にしてやる。」
「嫌です。許して下さい。」
中にいるのは従兄の勘一とお手伝いの清子だと分かった瞬間、私は中に飛び込んで、汗だくの太った体で彼女を押さえつけている勘一を引き離していました。
  1. 2014/07/04(金) 08:17:10|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第2回

従兄の勘一に対する噂は本当の様でした。
その噂と言うのは、従兄は使用人で気に入った女には、必ず弱みに付け込んで犯し、結婚を迫るという話です。
それもほとんどが伯母に頼み、伯母が手引きして犯行に至るというもので、従弟に手を付けられた女の中には、使用人の奥さんもいたと聞きました。
従弟は結婚願望が強かったのですが、女性を遊び道具の様に思っていて、その上働きもせずに絶えず何か食べながらぶらぶらしていたので自分が、好きになっても気に入ってくれる女性などいません。
現に従弟の毒牙に掛かってしまった使用人は、みんなこの母子に恐怖を感じ、結婚など考えられずにこの家を去って行ったと聞いたのですが、そう言われてみれば、突然この家を辞めて去っていった女の人は、私が知っているだけでも3人はいます。
しかし伯母はそんな従弟を不憫に思うのか凝りもせず、1人去るとまた貧しい家の娘などを雇っていました。
「信夫、この事は誰にも言うなよ。言えばここにはいられないぞ。清子、今日は許してやるが、諦めた訳では無いぞ。」
私は勘一が去った後、泣いている彼女を抱き締め、皮肉にもこの事が切欠で彼女と付き合う様になりました。
付き合うと言っても夜に裏の畑で落ち合い、話をするだけなのですが、私は彼女の隣にいるだけで幸せでした。
しかしその事を知った従兄は嫉妬に狂い、欲しかった玩具でも取られたかのように、伯母に不満を漏らし、彼女を自分の物にしたいと頼んだのです。
「信夫、清子は勘一ちゃんの嫁にする事に決めた。勘一ちゃんには良家の娘さんをと思っていたけれど、どうしてもと言って愚図るから仕方がないわ。今夜2人には仮の契りを結ばせる予定だけらど、まさかもう関係を持ったなんて事は無いだろうね?お前のお下がりなんて勘一ちゃんが可哀想だから。」
私は彼女を守る為に咄嗟に嘘を吐くと、伯母は私の頬を叩き、怒って母屋に帰って行きました。
次第に戦局は激しくなっていて、私に赤紙が届いたのはその1週間後の事です。
急遽勤めていた呉服屋の大旦那さんの配慮で、彼女と式を挙げる事になり、死んでしまうかも知れない私と夫婦になる事は、彼女にとって幸せかどうか最後まで迷ったのですが、彼女は逆に、だからこそ今私と一緒になりたいと言ってくれました。
式から私が部隊に配属されるまでは2日しか無く、彼女と夫婦だったのは2晩だけで、しかも最初の夜はお互い初めてだった為に、興奮した私は彼女と1つに成る前に出してしまい、その後何とか1つになれたのですが、何をどうしたのかも覚えていません。
この時は妻の身体を見る余裕も有りませんでしたが、2日目には多少余裕も出てきたので妻の浴衣を脱がせ、初めて見る女性の身体の美しさに感動していました。
妻の体は白く透き通り、私がじっと見ていると徐々にピンクに変わって行きます。
「そんなに見ないで下さい。私恥ずかしいです。」
「ごめん。清子の身体を脳裏に焼き付けておきたいんだ。」
そう言うと妻は隠す事もしなくなり、私と1つに成った時もまだ痛いのか顔を歪めていましたが、痛いという言葉は1言も口に出さずに「絶対に死なないで。必ず帰って来て。」と言いながら私にしがみ付いていました。
私の体は死を覚悟していて本能的に子孫を残そうとしていたのか、1度出してしまっても繋がったまますぐに回復してきて、腰の動きが止まりません。
翌日、大勢の人に送られて、配属となった部隊に入隊したのですが、余程戦局は不利になっていたのか、もう一度妻と会えるはずの休暇も取り止めとなり、そのまま南方へと送られてしまいました。
半年もすると物資の補給も止まり、食べる物にも事欠いて、私の部隊は玉砕覚悟で敵に突入し、生き残ったのは私の他に1名だけで、2人で山奥に逃げ込んだのですが、彼もその時に負った傷が原因で、間もなく死んで行きました。
それから間もなく終戦と成ったのですが、私にはその事が分からず、結局半年も山の中を逃げ回り、畑の農作物を盗もうとした時に現地の人達に捕まり、日本に帰って来られたのは終戦から7ヶ月も経った後でした。
  1. 2014/07/04(金) 08:17:58|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第3回

私は妻や母や妹に一刻も早く会いたくて、戦死した戦友のご家族に報告するのも後回しにして、急いで家に帰ると、庭先で伯母が野菜を洗っていました。
伯母は私を見るなり持っていた野菜を落としてしまい、驚きの表情を隠し切れませません。
「信夫、無事だったのか?死んだのでは無かったのか?」
「無事帰ってまいりました。妻達は何処にいるのですか?」
伯母の話によると、私の部隊が全滅したと思ったらしく、1年前に私が戦死した事を知らせる電報が届いたそうです。
ただでも病弱だった母は酷く落胆し、その後起きられなくなってしまい、2ヵ月後に他界してしまいました。
妹の今日子は母屋の掃除をしているとの事で呼んでくれたのですが、継ぎだらけの服を着て、私に抱き付いて泣きじゃくる妹を見ていると、この家でどの様な待遇を受けていたかは、聞かずとも分かります。
ただ妻の居場所だけははっきりと言わず言葉を濁し、最後には、私が戦死したと電報が来た翌日に、何処かに出て行ってしまったと言いましたが、嘘を吐いている事は態度から明らかです。その時妹が。
「清子お姉ちゃんは畑にいるよ。」
伯母が止めるのを無視して、妹の手を引きながら畑に行くと、鍬で畑を耕している妻を見つけたのですが、その横には何もしないで立って見ている、赤ん坊を抱いた従兄の勘一もいます。
「清子。」
その声で私に気付いた妻は鍬を落とし、私が近付くに連れて泣き声も大きくなり、終には畑に座り込んで土を握りながら泣き崩れてしまいました。
「信夫、生きていたのか?」
「心配をお掛けしました。清子、心配を掛けたな。さあ帰ろう。」
私が妻に手を差し伸べると、勘一がその手を払い除け。
「俺の妻に触るな。それに、清子さんと呼べ。」
「俺の妻?清子は私の妻です。」
「今は俺の妻だ。おまえは死んだのだ。清子とは娘が生まれる少し前に正式に籍も入れた。法律上も今は完全な俺の女房だ。」
私は愕然としました。
「清子そうだよな?返事は。」
しかし妻は泣いているだけです。
「返事をしろ。返事はどうした。」
「はい。」
妻は泣きながら小さな声で返事をしました。
その時勘一に抱かれていた赤ん坊が泣き出して、親だから分かるのか、その子は私の子供だと直感しました。
「その赤ん坊は私の子供なのか?」
「違う。俺の娘だ。」
「おかしいだろ。どう見ても生後3・4ヶ月だ。」
「違う。信夫が戦争に行ってすぐ、清子が寂しいと言って来たので、可哀想だから俺がオメコしてやった。それから毎晩俺の濃いのを注いでやり、その結果出来たのがこの娘だ。そうだな、清子?」
妻に限ってその様な事は絶対に有り得ません。
嘘は明らかなのですが、妻は泣いているだけで肯定も否定もしませんでした。
私は従弟を殴りたくなり、右の拳を握り締めましたが、左手を力いっぱい握り締めている妹の事を考えると、感情だけで動く訳にも行きません。
「どちらにしても、私はこうして帰って来た。清子は私の妻だ。返して貰う。」
「わからん奴だな。もうお前の妻ではない。戸籍上も、清子の気持ちもお前の妻ではない。そうだな清子。俺と約束したよな。それに毎日俺とあんな事をしていた清子が、信夫に戻れるのか?
信夫に聞かせてやれ。毎晩何をしていたのか言ってやれ。俺が言ってやろうか?」
「言わないで。何も言わないで。」
「何があったか知らんが、そんな事はどうでもいい。清子こちらに来てくれ。」
しかし妻は私に謝りながら、従兄の太った大きな体の後ろに隠れてしまいました。
「信夫、そう言う事だ。」
私は絶望感に包まれましたが、諦める訳には行きません。
妻の為に生き、妻の為に半年も山の中を逃げ回っていたのです。
妻に会いたくて、蛇やトカゲや虫までも食べて生き長らえて来たのです。
何よりも、私の娘だと思われる赤ん坊とも離れる事は出来ません。
  1. 2014/07/04(金) 08:18:38|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第4回

伯母はすぐに妹を連れて出て行ってくれと言いましたが、私1人ならともかく、幼い妹を野宿させる訳にも行きません。
何よりも、妻や娘の近くにいたいと思い、今迄通り納屋の様な離れに住まわせて欲しいと頼もうとした時、以外にも勘一が口添えをしてくれました。
「母ちゃん、そんな薄情な事を言うな。戦地から帰って来たばかりで、行く所も無いのだから此処においてやろう。信夫、その代わり明日から畑を手伝え。それで良いならおいてやる。お前達が暮らしていた離れは物置小屋として使っているから、母屋に部屋を用意してやる。今まで妹の今日子が使っていた部屋は狭いから、お前達の為に2階の広い部屋を1部屋空けてやる。」
母屋は大きくて1階には、以前お手伝いさんが使っていた部屋がいくつか有る筈です。
2階は主に家族が使っていました。
それなのに何故2階の部屋なのかまで、少し不思議には思っても深くは考えませんでしたが、その夜妹が寝静まった頃、わざわざ2階のこの部屋にした訳を思い知らされます。
私は長旅の疲れから早い時間に床についたのですが、妻の事を考えてしまい眠れません。
すると襖1枚隣の部屋に誰かが入って来た気配がし、暫らくすると、具合でも悪いのかと思えるような、押し殺した唸り声が微かに聞こえてきました。
私は少し心配になり、布団を抜け出して静かに襖の近くまで行って耳を澄ますと、唸り声に混じって話し声も聞こえ、その声の主は妻と勘一だと分かりました。
「嫌。堪忍して下さい。大きな声が出てしまいます。こんなの嫌。」
「我慢しないで出せばいい。いつもの清子のように、大きな声を出せばいい。」
「ここでは堪忍して下さい。隣に主人が。もう止めて。ここでは嫌。」
「隣に主人?お前の主人は俺だろ?」
「ごめんなさい。言い間違えました。」
「いや、許さん。お前の主人は誰なのか分からせてやる。これで、俺が本当の主人だと分かるだろ?清子はここをこうされると、すぐにスケベ汁を出すなんて、亭主以外に知っている奴なんているか?」
「嫌、嫌、堪忍して。そこは嫌。声が出てしまう。堪忍してください。」
妻との2晩だけの経験しか無い私にも、2人が何をしているかぐらいは分かり、すぐに止めさせたかったのですが、妻が私に1番見られたくない姿を見られた時の気持ちを考えると、私には襖を開ける事は出来ませんでした。
そうです。この部屋は夫婦の寝室の隣だったのです。
おそらく勘一は、私に妻を諦めさせる為に、わざとこの部屋を私達の部屋に選んだのです。
「清子、いつに無く頑張るな。しかしいつまで頑張れるかな?それならここはどうだ?清子の身体を知り尽くした俺から、逃げる事など出来ないと知れ。もう清子は完全に俺の妻だと言う事を思い知れ。」
「もう駄目。声が出てしまう。」
私は布団に戻ると頭まで布団を被り、両手で耳を塞いだのですが、妻の声はそれでも聞こえて来てしまうほど大きな声になって行きました。
そんな夜が3晩も続き、朝早くに顔を洗おうと井戸まで行くと、妻が野菜を洗っていました。
常に勘一の監視の目が光っていたので、妻と2人きりになれたのはこれが初めてです。
「清子、どうしてだ?俺とこの家を出よう。」
「許して下さい。もう駄目なのです。私はふしだらな女です。どの様な理由が有ろうとも、私はあなたを裏切って、楽な方へ流されてしまった女です。もうあなたの元へは戻れません。昨夜もお聞きになられたでしょ?私はそんな女になってしまいました。」
妻は私と目を合わせずに、野菜を洗いながら話していましたが、涙を流しているようでした。
「何をしている。早く飯の仕度をしないか。」
その時後ろから声がして、妻は前掛けで涙を拭くと走って行ってしまい、残された私はまた絶望感を味わいましたが、それでも諦める事は出来ずに、何とか妻を説得しようと考えていました。
伯母と従弟は、ろくに働く事もせずに贅沢な暮らしは続けたいらしく、所有していた半分近くの土地を売ってしまっていましたが、それでも可也の田畑が有り、使用人がいない今、そのほとんどは荒地に変わってしまっています。
普段子供の面倒は伯母がみて、妻は従弟と畑で野菜などを作っていましたが、従弟は少し動いては暫らく休み、ほとんど妻が1人で働いている状態でした。
  1. 2014/07/04(金) 08:19:18|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第5回

私は妻から遠ざけられ、荒れた畑を1人で元の状態に戻す仕事をさせられていましたが、仕事は辛くても食事などの待遇は良く、私が戻ってからは妹も学校に行かせてもらっています。
今になって思えば私が出て行って他の所で生活力を付け、妻が後を追って出て行くのが怖かったのでしょう。
その為にも私を監視できる手元に置いて、その様な事が起こる前に完全に妻への想いを断ち切らせたかったのだと思います。
勘一は妻が私への未練を断ち切れないでいる事も感じていて、同時に妻の私への想いも断ち切らせるために、異常な行動はエスカレートして行きます。
それは私が作業をしている隣の畑で、妻と勘一が収穫をしていた時でした。
「おい、小便がしたくなったから俺のチンボを出して持っていてくれ。」
しかし妻は勘一を見るのでは無くて、一瞬私の方に目をやると、返事もせずにまた作業を続けていました。
「おい、聞こえなかったのか?俺は手が汚れているから清子がしてくれ。お前が小便をした後、俺が拭いてやった事だって有るだろ。」
「大きな声で言わないで下さい。あれは勘一さんが無理矢理。分かりましたから大きな声を出さないで下さい。」
私は作業をする振りをしながら横目で2人の様子を見ていると、妻は勘一の前にしゃがみ、どうやらズボンの前のボタンを外してフンドシをずらし、取り出そうとしているようです。
「キャー。」
その時悲鳴がしたので作業を止めて見ると、どうも取り出した瞬間に勘一がオシッコをしてしまい、妻にかかってしまったようです。。
「清子がいけないのだぞ。つべこべ言って早く言われた通りにしないから。」
「ごめんなさい。」
「もう日が暮れるから今日はここまでにしよう。今日子がもう風呂を沸かし終えた頃だ。小便で汚れた身体を俺が洗ってやる。」
「いいえ、自分で洗いますから。」
「駄目だ。今日は俺が念入りに洗ってやる。そして今夜は久し振りに、俺の言う事をすぐに聞けなかったお仕置きをする。どうした。お仕置きと聞いただけでスケベ汁が出てきたか?」
「もうお仕置きは許して下さい。私が悪かったです。今度からすぐに言う事を聞きますから、お仕置きだけは許して下さい。」
お仕置きと言われただけで、妻の顔が見る見る蒼ざめて行くのを見ていると胸騒ぎがします。
「それに昼飯の後で、母ちゃんからい良い物を貰ったから、早速それも使ってやろう。清子も必ず気に入ってくれる筈だ。楽しみにしていろ。」
私が帰ると2人はお風呂に入っていて、小窓から勘一に呼び止められました。
「信夫、今夜から今日子だけは、お前が帰って来る前まで使わせてやっていた、下の部屋に戻そう。そこは狭くてお前と一緒は無理だが、あいつは勉強が好きだからその方が、気が散らなくて良いだろう。」
私もその方が気楽でした。
何故なら、2人の声でいつ起きてしまわないかと、いつも冷や冷やしていたからです。
「湯がぬるくなった。薪をくべていってくれ。おい清子、休むな。もっとチンボの裏側にも舌を使え。」
私は薪をくべながら、どうして妻と従兄のこの様な行為を聞かされながらも、ここに居座っているのか考えていました。
勿論幼い妹の為でも有るのですがそれだけでは無くて、やはり妻と私の娘に未練が有るのだと思います。
この様な行為を聞かされながらもここにいられたのは、女性経験が無いに等しく、声だけで想像するのには限界が有ったのも要因です。
何よりも心と身体は別で、いくら身体を勘一に汚されようとも心はあの日のままで、妻はまだ私を愛してくれているという様な、純な考えも有りました。
しかしこの夜、私は衝撃的な妻の姿を目の当たりにしてしまうのです。
  1. 2014/07/04(金) 08:20:01|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第6回

この日は妻達が風呂からなかなか出て来ず、私は汗を洗い流す間もなく夕飯と成ってしまい、食べ終わってから風呂に入り、とにかく疲れた身体を横にしたくて、部屋に行って布団を敷いて横になると、隣では既にいつもの行為が始まっているのを知りました。
「それだけは嫌です。それだけは堪忍して。ここでは嫌。」
「ここでは嫌?他の所でなら、して欲しいと言う意味か?」
「違います。縄は嫌。縛るのだけは堪忍してください。」
「駄目だ。今後の為にも、俺に逆らったお仕置きだけは止める訳にはいかない。それにしても今日はやけに抵抗するが、そんなに信夫のいる部屋の隣でお仕置きされるのが嫌か?逆に余り騒ぐと、信夫に聞こえるぞ。清子がお仕置きをされて喜んでいるなんて知られても良いのか?」
その言葉で妻は抵抗を止めてしまったのか静かになりました。
暫らくすると今度は妻の低い唸り声が聞こえてきます。
「嫌がっていたのにこのスケベ汁はどうだ。尻まで垂れているぞ。やはり清子の白い肌には縄が良く似合う。今日は特別にこの張り形を使ってやろう。どうだ、立派な張り形だろう。黒檀で出来た高級品だ。これは死んだ父ちゃんが母ちゃんに使っていた物を今日俺が貰った。これを使えば、これで清子も立派な我が家の一員に成った事になる。母ちゃんが何度も気を遣ったこの張り形で清子も気を遣れば、母ちゃんとも本当の親子になったのと同じだ。」
「嫌、嫌、そんな物使わないで。堪忍して。そんな太いのは無理です。怖いから入れないで。嫌、嫌、私怖いの。怖い、ヒィー。抜いて、きつ過ぎる。」
「大丈夫だ。太いと言っても俺のよりも少し太いだけだ。その内馴染んで良くなる。」
「嫌、きつ過ぎます。嫌、嫌、止めて、嫌。」
いつもには無い、妻の鬼気迫る大きな声で私は布団を飛び出し、助けようと襖を開けたとたん、私の身体は固まってしまいました。
10畳の広い部屋の中央には座敷机が裏返しに置かれて、その上には布団が敷いてあり、妻はその上に全裸で寝かされ、手足はその机の4本の足にそれぞれ縄で縛られていて、妻は身動き出来ません。
おまけに腰の下には枕が2個も入れられているために、妻の恥ずかしい部分が足の間に胡坐を掻いて座っている勘一には丸見えの状態です。
妻の乳房には押し潰すかのように上下に縄がかけられ、尖った乳首からは母乳が滲み出ていました。
妻は私に気付いて狂わんばかりに泣き叫んでいますが、勘一は私に動揺する事も無く、妻の中に入れられた黒光りした木片を動かしながら笑っていました。
「見ないで。嫌、嫌、お願いだから見ないで。」
「おう信夫か。清子がうるさくて眠れないか?どうせ眠れないならそこに座ってお仕置きを見ていけ。お仕置きと言っても、何も清子が嫌がる事をしている訳では無い。むしろ気持ち良くさせてやっている。この太い張り形は初めてだから今日は騒いでいるが、いつもは縛られただけで、スケベ汁を垂らすくらい喜んでいる。今は嫌な振りをしているが、すぐにヒーヒー言い出すぞ。縄を使うと清子の乱れようも凄いから、そこでゆっくりと見物していけ。」
私は耐え切れずに、勢いよく襖を閉めると布団に潜り込みましたが、いくら耳を塞いでも妻の許しを請う大きな声は、はっきりと聞こえて来てしまいます。
しかし勘一の言うとおり、妻の嫌がる声は次第に喜びの声と変わり、最後にはあの大人しい妻からは想像出来ない獣が吠えるような声になり、その声が一段と大きくなったと思ったら、急に静かになってしまいました。
「信夫、聞こえただろ?どうだ、凄い気の遣り様だっただろ。気を遣ったばかりなのに、もう腰を動かして次を催促しているから、今度は俺のチンボで虐めてやるがこれも凄いぞ。縄で縛られてされるのは余程気持ちが良いのか、いつもとは反応が全然違う。よく聞いていろよ。」
私は勘一を殺したい衝動に駆られ、同時に妻を哀れに思いましたが、その様な感情を持ちながら、下半身は私の気持ちとは別の生き物の様に硬くなっていて、知らぬ内に右手で強く握り締めてしまっていました。
  1. 2014/07/04(金) 08:20:44|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第7回

次の日から妻は、私と一切目を合わさなくなってしまいました。
何とかして妻と話しがしたくて、ずっと2人だけになれる機会を伺っていたのですが、極少ないチャンスも妻に避けられてしまいます。
あれから3日経ち、話しをするどころか挨拶さえもして貰えず、私の少し前を歩く妻と勘一を見ながら、もう妻の事を諦めた方が良いのかも知れないと思いながら、畑仕事が終った薄暗い道を歩いていると、いつもは勘一の話しに返事をするだけの妻が、珍しく自分から何か話しかけていましたが私の位置からでは何も聞こえず、今までの様に何を話しているのか知りたいという気持ちも起こりません。
しかし、もう少しで家に着くという時になって2人は立ち止まってしまったので、近付く私に、少しづつ会話が聞こえるようになって来ました。
「そんなに母ちゃんの部屋にお乳をやりに行くのが嫌なのか?どちらにしても、オメコをするのに和美が横で寝ていては気が散る。俺が今のままで良いと言ったら良いのだ。口答えするな。」
「それなら以前のように、せめてお乳をあげるだけにさせて頂けませんか?お願いします。」
「そうか。母ちゃんにされるのが嫌なのか。清子には母ちゃんの好意が分からないのか?情けない嫁だ。」
「お願いします。お願いします。」
私には2人の会話の意味が分かりませんでしたが、必死に何度も頭を下げている妻の様子から、それが普通の行為で無い事だけは分かりました。
私は2人に追いついてしまい、立ち止まる事も無く追い越そうとした時に、勘一は私の顔を見ながら微笑んで。
「清子はお仕置きをされたくて、本当はわざと俺に逆らっているのだろ?今夜は消防団の集まりが有るから、先に床についていても良いが、枕元には縄とあの張り形を用意だけはしておけ。」
妻は横目で私を見ると、何も言わずに俯いてしまいました。
夕飯が終ると従兄は消防団の集まりに行き、私は部屋に行って横に成っていましたが、妻が伯母に何をされているのか気になって仕方が有りません。
階段の所まで行き、耳を済ませて下の様子を伺っていると伯母の声が聞こえて来ました。
「清子、そろそろ和美がお乳を欲しがる頃だから、もうお湯を使って来なさい。私はいつもの様に和美と部屋で待っているから。」
妻は2階に上がって来たので私は慌てて部屋に戻ると、着替えを取りに来ただけなのか、慌しくまた下りて行ってしまいました。
妻が伯母の部屋で何をされるのか余計に気になり、妻が伯母の部屋に行った頃を見計らって、足音を忍ばせて、1階の1番奥に有る伯母の部屋の隣の部屋に入り、襖に近付いて耳を澄ませていたのですが、微かに人の気配はしても誰の話し声も聞こえません。
余りの静けさに私の息遣いが隣に聞こえてしまいそうで、襖から離れようとした時、伯母の怒った声が聞こえました。
「もう和美は寝てしまっているじゃないか。早くそこに寝かせていつもの様にここに来なさい。」
「お母様、今夜は堪忍下さい。」
「信夫が帰って来てから清子が動揺していると聞いたから、あんな男に惑わされずに夫婦仲良く出来る様に気を使ってしてあげているのに、堪忍してなんて言われては、私が虐めている様に聞こえるじゃないか。」
「ごめんなさい。そんな意味では有りません。でも、本当に結構ですから。」
「勘一ちゃんからも聞いたが、清子はそんなに嫌かい?私がしてあげるようになってから、口では多少嫌がっても身体は最初から俺を求めてくると、勘一ちゃんは凄く喜んでいたよ。」
確かに妻は、最初の日とお仕置きと呼ばれる行為をされた日を除くと、最初は拒否する様な事を言っていても、すぐにその声は喜びの声に変わっていました。
「分かった。途中で止められるのが嫌なのだね?オメコが疼いたまま、2階の部屋まで行くのが辛いのだね?でもその方が、勘一ちゃんに疼きを癒してもらった時の喜びは大きいだろ?」
「もう言わないで。もうやめて下さい。」
「何が、もうやめて下さいだ。我慢しろと言う私の言葉も聞かずに、3回に1度は気を遣ってしまっている事を、私が気付いていないとでも思っているのかい?いいからここに寝るんだよ。」
「今日だけでも堪忍して下さい。今夜は勘一さんがいないので、そのご心配はいりませんから。」
「そう言わないで。きつい事を言ったが私だって女だから、寝巻きを汚さないようにオメコを押えて2階まで歩く辛さは分かっているつもりだよ。いつも辛い思いをさせているから、今夜は途中で止めずに思い切り気を遣らせてあげるから、私の言う事を聞いてここに寝なさい。勘一ちゃんはたぶんお酒を呑んでくる。あの子はお酒に弱いからおそらく今夜はして貰えないよ。何も無しでは寂しいだろ?いつもよりもうんと気持ち良くしてあげるから、早くここに寝なさい。」
伯母は怒っていたかと思えば優しく宥め、優しくしていたと思えばまた怒るを繰り返し、何とか妻に言う事を聞かせようとしていましたが、妻が返事をする事は有りませんでした。
「もう分かった。私の好意が受けられないのだね?それならそれで良いよ。私に逆らったと言い付けて、明日は離れでお仕置きをしてもらおう。信夫が帰って来てからは使わなかった離れで、久し振りにお仕置きされるといいさ。」
痺れを切らした伯母がそう言うと、妻はあっさりと伯母に従う言葉を言ってしまいます。
「お母様、ごめんなさい。離れは嫌です。勘一さんには言わないで下さい。もう逆らいませんから、離れだけは許して下さい。」
少しすると静かだった部屋からは、毎晩隣の夫婦の寝室から聞こえてくる今では聞き慣れた、妻の唸り声にも似た低い声が聞こえ出したので、私は音を立てないように襖を少しだけ開けて中を覗きました。
  1. 2014/07/04(金) 08:21:24|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第8回

私が襖の隙間から見たものは、娘から離れた所に敷かれた布団の上で、寝巻きを着たまま前だけを開かれて、仰向けに寝かせられている妻の姿でした。
伯母はその横に正座していて、マッサージでもしているかのように、妻の両乳房を揉んでいます。
「お乳が沢山出てくるね。和美は余り飲まなかったのかい?乳腺炎にでもなるといけないから、今日は念入りにしておかないと。」
最初の頃はこの様な理由を付けられて、伯母のこの様な行為を受けるようになったのかも知れません。
しかし、伯母の指はお乳を搾り出すような動きでは無く、あくまでも優しく、時折乳首を摘んだりもしています。
「気持ち良いかい?そろそろ下もしてあげようね。どれ、足を開いてごらん。」
妻が従わないでいると叔母が乳首を抓ったので、妻が顔を歪めて足を開いたのを見た伯母は、左手は乳房を揉んだまま右手を下腹部に持って行って、手馴れた仕草で動かすと、妻のそこは既に濡れていたのかクチュクチュと音までたてています。
「何てはしたない嫁だろう。姑にお乳を触られていただけで、こんなに濡らすなんて。」
「お母様、言わないで。恥ずかしいから言わないで。」
「本当に恥ずかしいのかい?それなら、この腰は何だい?」
確かに妻の腰が、少し上下に動いているように見えます。
「お母様、言わないで。もう堪忍して。」
しかし言葉とは裏腹に腰の動きは激しくなり、唸るような声も次第に大きくなっていきます。
「さっきまで嫌がっていたのは何だったのだろうね。私にされるのが嫌だったのだろ?もう止めてしまおうか?」
妻は嫌嫌をするように、激しく顔を左右に振っていました。
「それなら約束どおり最後までしてあげるから、早く気を遣っておしまい。早くしないと止めてしまうよ。ほら、早く気を遣らないと止めてしまうよ。ほら。」
そう言いながら指の動きを早くすると、妻は叫ぶような大きな声を上げ、次の瞬間一気に全身の力が抜けてしまったようでした。
伯母はそんな妻を残して立ち上がり、小さな桐の箱を持ってくると中の物を取り出して、妻の目の前に持って言ったのですが、妻は目を閉じていて気付きません。
それは勘一が妻に使っていたのと同じで、やはり黒檀で出来ているのか黒光りした、木製の男根でした。
「目を開けて見てごらん。この張り形は勘一ちゃんにあげた物よりも少し細いけど、あれよりも雁の部分が張っていて気持ち良いよ。私はこの方が好きだから。」
伯母はその後の言葉を濁してしまい言いませんでしたが、おそらく自分を慰める為に、今でも伯母が使っている物なのでしょう。
「嫌。」
妻は目を開けて見た瞬間、そう一声上げると横を向いてしまいました。
「清子、まだ終ってはいないよ。今日は思い切り気を遣らせてあげると言っただろ。今度はこれでしてあげるから四つん這いになってごらん。」
「お母様、そんな物は使わないで。」
そう言いながらも、もう妻は快感を与えてもらった伯母の言い成りで、ゆっくりとうつ伏せになると膝をついて身体を起こし、言われた通りの格好になってしまいました。
伯母は妻の後ろに回ると、お尻の方に垂れた寝巻きの裾を腰まで捲くり、いきなり濡れた部分に張り形を入れてゆっくりと動かしています。
「オサネで気を遣ったから、中が寂しかっただろ?この張り形の具合はどうだい?」
妻が答えないので、叔母が黒光りした張り形を引き抜こうとすると、妻のお尻は張り形を追い掛けてついて行きます。
「気持ち良いです。凄く気持ちが良いです。」
そう言いながら、動きを催促でもするかのようにお尻を振る妻を見て、伯母は満足そうな笑みを浮かべると、徐々に動きを早くしていきました。
妻はまた声を上げ始め、その声は伯母の手の動きに合わせるかのように大きくなっていくのですが、その時私は、後ろで正座している伯母が寝巻きの裾を割り、空いた片方の手を股間に入れて、もぞもぞと動かしている事に気付きました。
伯母はその様な自分の姿を妻に見せたくなくて、後ろからする事にしたのでしょう。
早くに嫁いだと言っても、もう40歳を少し過ぎている伯母ですが、見え隠れする太腿は妻よりも白く、鼻の穴を広げ、時折目を閉じて顎を上に向ける仕草には怪しい色気が有り、私はこの時初めて伯母に異性を感じたのです。
私はそんな妻と伯母を交互に見ている内に、両手で股間を押さえていました。
「ほら、もう気を遣っても良いのよ。今日は我慢しなくても良いから、早く気を遣りなさい。思い切り大きな声を出しながら気を遣りなさい。」
伯母の言葉は、伯母自身も最後に近付いている事を意味しています。
妻が先程よりも大きな、唸るような声を出して崩れ落ちたのと同時に、正座していた伯母のお尻も横に崩れ落ちたのですが、興奮していた妻は気付かなくても、伯母が妻よりも高音の可愛い声を上げて崩れ落ちたのが、私にははっきりと分かりました。
  1. 2014/07/04(金) 08:22:03|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第9回

暫らくは妻と同様、伯母も肩で息をしていました。
「清子のお汁で手が汚れてしまったから、私はもう1度お湯を貰ってくるよ。」
何も知らない妻にはそう言っていますが、汚れてしまったのは手だけでは無いはずです。
伯母が出て行き、勝手口の戸が開く音がしたので、伯母が薪をくべに行った事が分かり、私は伯母の部屋に入って行って妻に声をかけました。
「清子。」
妻は私を見ると、驚きの声を上げそうになったのを堪えて、這いずって逃げようとしています。
「清子は勘一だけで無く、伯母の慰み者にもなっていたのだな。俺とこの家を出よう。俺と逃げよう。」
この言葉で妻は動きを止めると畳に伏せ、声を殺して泣き出したので私は側まで行き、肩に手を置いて思いの丈を全てぶつけましたが、妻はただ泣いているだけでした。
「この家の奴らは異常だ。私とここから逃げよう。」
ようやく顔を上げて私を見てくれたのですが、その目は寂しそうで、口からは諦めの言葉しか出て来ません。
「もう遅いの。私がどの様な思いでこの家で暮らす事を決心したか。どの様な思いで耐えて来たか。お願いですから、もう私の事は忘れて下さい。」
私が戦地へ行ってから、私よりも妻の方が、何倍も辛い思いをして来たのかも知れません。
「私だってあなたと暮らしたい。好きなあなたと暮らしたいです。でも今までに色々ご覧になったでしょ?私がどの様な女になってしまったか、ずっとご覧になって来たでしょ?こんな私を愛せますか?こんな私と暮らせますか?」
「ああ、愛せるとも。暮らせるとも。私はその為に生き長らえて来た。1人密林をさ迷いながら、もう死んだほうが楽だと何度も思った。あの時、戦友達と死んでいた方が良かったと思った。今日は死のう。明日は死のうと毎日の様に思ったが、その度に清子の顔を思い出して耐えて来た。
清子にもう1度逢いたい一心で生き長らえて来た。」
「もうやめて。全て遅いの。私も和美もあの人の籍に入れられてしまいました。私だって信夫さんと暮らしたい。本当の親子3人で普通に暮らしたい。好きな人と一緒にいたい。でも、もう遅いの。」
「やはり、この子は私と清子の子供だったのか。」
これで私は諦める事が出来なくなりました。
「今夜逃げよう。街まで逃げればどうにかなる。とにかくこの家から逃げよう。」
妻は涙を流しているだけで返事をしません。
「伯母さんは今、おそらく風呂を沸かし直しているから、風呂に入ったらその隙に逃げよう。今を逃したら、もう清子と暮らせる事は一生無くなるかも知れない。頼む私と逃げてくれ。」
私は妻を抱き締めて唇を重ねました。
「こんな私で本当に良いのですか?本当に私と逃げてくれるのですか?」
「私は妹に言って来るから、清子は和美に必要な物をまとめておいて欲しい。それと言い難いのだが、お金が置いてある所を知っていたら教えてくれ。なにも盗もうと言うのでは無い。少しの間借りるだけだ。必ず後で返す。私も清子もあれだけ働いていても何も無い。そのぐらいは神様も許してくれる。」
伯母がお風呂に入ったのを確認して、私は娘の和美を抱き、妻は妹の今日子の手を牽いて、人目を避けながら駅に急ぎました。
しかし、まだ臨時列車などが多くてダイヤが一定しておらず、不運にも1時間も前の列車が今日の最終との事です。
私達は線路沿いの道を、出来るだけ遠くに行こうと歩き出したのですが、赤ん坊を抱き、小さな妹の手を牽いて、曇っていて月も出ていない真っ暗な夜道を行くのには限界が有り、人里離れた所にあった農作業小屋で夜明けを待つ事になりました。
まだ肌寒く、妹を真ん中にして身を寄せ合っていたのですが、妻が娘の和美にお乳を飲ませている姿を見ていて、このような状況の中でも、私は言葉に出来ないほどの幸せを感じていました。
私の横で、私の子供に最愛の妻がお乳を与えている。
これは私が、真っ暗な夜の密林の中で1人脅えながら、毎晩夢見ていた光景なのです。
妹が寝息を立てだしたので、私が着ていた上着をかけてやり、妻の横に座って妻に尋ねました。
「どうしてこの様に成ってしまったのか聞いても良いかな?」
すると妻は、私が派兵されてからの話を、涙を堪えながら話してくれました。
  1. 2014/07/04(金) 08:22:47|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第10回

私が南方に派兵された翌日には、早くも勘一は妻に迫って来ました。
勘一にとっては、お気に入りだった自分の女を、他の男に盗られたという感覚だったのでしょう。
しかも盗った相手が、伯父にいつも比べられて、いつしか勝手にライバル心を持つ様になってしまっていた私では、尚更面白くなかったのです。
妻が畑に通じる道を歩いていると、待ち伏せしていた勘一に呼び止められ、逃げられないように腕を掴まれてしまいました。
「信夫のチンボは気持ち良かったか?信夫と何回オメコした?」
「変な事を言わないで下さい。畑に行きますから腕を放して。」
しかし勘一は放すどころか、より強く掴んできました。
「信夫は清子としか経験がないから下手だっただろ?俺がもっと気持ちの良い事を教えてやるからそこの小屋に行こう。俺が本当のオメコを教えてやる。」
「やめて下さい。私はもう信夫さんの妻です。」
「あいつはもう帰っては来ないさ。南方へやられて生きて帰った奴なんかいない。」
「そんな事は有りません。私に何かしたら舌を噛みます。」
勘一は妻の気迫に押されて、その場は不機嫌な顔をしながらも引き上げたのですが、この事で妻への嫌がらせが始まります。
すれ違いざまにお尻を触られ、乳房を掴まれる事などは序の口で、便所に入っていると間違えた振りをして扉を開けられ、風呂を覗かれる事も度々でしたが、それでも飽き足らない勘一は、入浴中に裸で入って来た事も有りました。
「清子が入っていたのか。俺も急に湯が浴びたくなった。」
「嫌です。出て行って下さい。」
「俺の風呂に俺がいつ入ろうと勝手だ。それよりも俺のチンボは大きいだろ?信夫のと比べて、どちらが大きい?」
勘一は太っていて体も大きかったので、余計に小さく見えたのかも知れませんが、決してお世辞にも大きいとは言えません。
その訳は後に分かるのですが、自分の物は他の者より可也大きいと思い込んでいるのです。
「知りません。お願いですから出て行って下さい。」
「俺と入るのが嫌なら清子が出ろ。さあ、俺も湯に浸かるとするか。」
妻は恥ずかしくて、湯から出る事が出来ませんでしたが、太った勘一に入って来られては身体が完全に密着してしまいます。
妻は意を決し、手拭と手で前を隠して飛び出して行きましたが、後姿は全裸そのものです。
「オメコをよく洗ったか?俺のチンボを入れて欲しくなっただろ?今夜あたりどうだ?」
妻を目で追いながら、微笑む勘一の緩んだ口元からは涎が垂れていました。
しかし妻にとってそれ以上に辛かったのは、ただでさえ1日2食にされていた食事の量を、妹や母まで減らされた事です。
自分の分を妹に与える事も禁じられ、この事は妻や母には我慢出来ても、育ち盛りの妹が不憫でなりません。
そんな中、腹を空かせていた妹が、新しい大根を隠れて食べた事が伯母に知れ、激怒した伯母は罰だと言って、更に妹の食事の量を減らしてしまいました。
「何という子だろう。空腹ぐらい我慢出来ないのか?戦地の兵隊さん達は食べる物も無く、お国の為に戦っていると言うのに。この子はとんだ非国民だよ。」
その癖自分の息子は戦争に行かなくても良い事を喜び、軍需工場へ行く代わりに与えられた農作業も、自分達はほとんどしていないのです。
おまけに従兄はお腹が空くとその都度腹いっぱい食べ、1日何食も食事をしています。
耐えられなくなった妻は、勘一に頼みに行きました。
「お願いですから今日子ちゃんの食事の量だけでも、もう少し増やして頂けませんか?」
「ああ良いぞ。その代わり清子が余分に仕事をするのなら。」
「ありがとうございます。」
「そうか。それなら今夜から俺の布団へ来い。」
妹には申し訳ないと思いながらも、妻にはその様な事は出来ません。
諦めた妻は野菜の捨てる部分を炊いたりして、こっそりと妹に食べさせる事で、どうにか凌いでいたのですが、そうこうしている内に、妻が私の子供を身篭っていた事が分かります。
妹と母の他にもお腹の中の子供という、守らなくてはならない存在が1人増えた事で、妻は嫌がらせにも耐えて、人が変わった様に人間的に強くなって行きました。
しかしお腹が少し目立ち始めた頃、私の戦死を知らせる連絡が入ってしまいます。
妻は三日三晩泣き続けた後、お腹の中にいる私の分身を守る為に、何とか立ち直ろうと元の生活に戻ったのですが、今までの様な気丈さは影を潜めてしまいました。
  1. 2014/07/04(金) 08:23:29|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第11回

今まで寝たり起きたりの生活を送っていた母は、私の戦死という誤報で酷く落胆し、寝たきりになってしまい、日に日に衰弱していきました。
そんな母の姿を見ている事が辛く、まさかお腹に子供のいる自分には何もしないだろうと油断していた妻は、ある夜、勘一の部屋に行ってしまいます。
「お願いです。お母さんに玉子を食べさせてやって下さい。このままでは死んでしまいます。毎日でなくても良いです。せめて2日に1度は食事の時に玉子を下さい。」
「あいにく、余分な玉子は無い。」
「勘一さんと伯母様は毎日食べているじゃないですか。お願いします。お願いします。」
「俺達が何を食べようと、清子にとやかく言われる筋合いは無い。そうは言っても俺にとっても大事な叔母さんだ。玉子ぐらいは仕方が無いか。その代わり分かっているな?」
「やめて下さい。何をするのです。私のお腹には子供がいます。」
「それがどうした?俺の部屋に来たという事は、清子もそのつもりだったのだろ?」
「違います。やめて下さい。」
妻は自分の考えが甘かった事を知りましたが時既に遅く、抵抗も虚しく押し倒されて、上から勘一に押さえつけられてしまいました。
「どうした?舌を噛んで死なないのか?信夫に対しての操を守らなくても良いのか?」
普段の勘一は余り知恵が働く方では無いのですが、何故かこういう事には知恵が働き、今までの妻なら舌を噛み切る事が出来ても、お腹に子供がいては、その子まで死なせるような事は出来ないと分かっていたのです。
勘一の思惑通り、妻はお腹の子供を守る為に、勘一の体重を両手で支えようと必死で、自分の貞操を守る事など二の次でした。
「待って。お腹の子供が、お腹の子供が死んでしまう。」
すると勘一は膝をついて腕を伸ばし、巨体を浮かせて言いました。
「それなら自分で脱げ。早くしないと、いつまで支えていられるか分からないぞ。言う事を聞けば玉子も毎日やるし、清子や今日子にも毎日腹いっぱい食わせてやる。清子だって腹の中の子供の為に、沢山食いたいだろ?早くしないともう腕が痺れてきた。」
玉子の事などもう妻の頭の中には無く、ただお腹の子供を守る為に涙を流しながら、勘一の下で服を脱いでいきました。
妻が全裸になると勘一は起き上がり、自分も裸に成ると妻の足首を掴んで足を大きく開かせ、その間に座るとじっと妻の中心を見ながら笑みを浮かべています。
もう抵抗する気力も無く、ただ両手で顔を覆って涙を流す事しか出来ない妻の気持ちを弄ぶかのように、勘一はじっと見たまま何もしません。
何もされずに、ただじっと見られている方が妻にとっては恥ずかしく、辛い事を知っているのでしょう。
妻が耐えられなくなり、顔を覆っていた片方の手で、じっと見られている部分を隠そうとすると、勘一はその手を払い除け、ようやく妻の固く閉ざした花弁を左手で開き、右手の指を厭らしく舐め回すと唾液をたっぷり付けて、開かれた花弁の内側に塗りこんでいきます。
勘一はまた自分の指を舐めて唾液を付けると妻に塗り込み、何度かその行為を繰り返されている内に、妻のその部分はべとべとになってしまいました。
「どうだ清子。濡れているのはもう俺の唾だけでない。清子のスケベ汁も混じっているのだぞ。
これを誘い水と言うのだ。よし、そろそろ入れても大丈夫だな。」
そう言うと今度は掌に唾液を垂らしてそれを自分に塗り、妻の中に強引に突っ込んで来ました。
「痛い。痛いです。止めて痛い。」
「我慢しろ。その内良くなる。余程信夫のチンボは小さかったのだな。」
自分で大きいと勘違いしている勘一の物を入れられて痛かったのは、妻は私との2晩だけの経験しかなく、それも私との行為から間が空き過ぎていた事も有ったのでしょうが、それよりも勘一の事を生理的に受け付けず、1番嫌いな相手に辱められているという思いが、更に痛みを増幅させたのでしょう。
「このぐらいの太さで痛がっていてどうする。ここから赤ん坊が出てくるのだぞ。これから毎晩、赤ん坊が通り易い様に、俺が道を広げてやる。」
妻にはまだ痛みが有り、この行為は苦痛でしか有りません。
「勘一ちゃん何をしているの。止めなさい。」
その声で伯母が入って来たのに気付いた妻は、恥ずかしさよりも、これで助かったという安堵感を覚えました。
  1. 2014/07/04(金) 08:24:07|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第12回

伯母が入って来ても、勘一に止める気配は有りません。
「勘一ちゃん、止めなさいと言っているでしょ。あなたは体重を支えているつもりでしょうが、大きなお腹が清子のお腹に乗っているのよ。お腹の中の赤ちゃんにもしもの事が有ると、清子まで危ない事もあるのよ。そうなると、もう清子の身体で遊べなくなるのよ。良いの?」
ようやく勘一は腰の動きを止めて起き上がったのですが、勘一のそれはまだ中に入れられたままです。
「でも俺はしたい。もう我慢出来ない。」
「分かっているわ。母ちゃんが良い方法を教えてあげるから、言う通りにしなさい。勘一ちゃんのオチンチンは入れたまま、清子を抱き起こして向かい合ったまま抱き合う格好で、清子が動かないで良い様に、勘一ちゃんが清子を少し持ち上げて腰を動かしてごらん。」
「こうか?」
「駄目だわ。勘一ちゃんがお腹にいる時、母ちゃんは父ちゃんにこの格好でしてもらっていたのに、勘一ちゃんは太っていて、どうしても清子のお腹を押してしまう。」
「もうこれで良いよ。母ちゃんは出て行ってくれ。」
「駄目。それなら今度は勘一ちゃんだけそのまま後ろに寝てみて。」
「この格好なら何度か奉公に来ていた女にさせた事が有る。清子、お前も上で腰を使うのだぞ。」
「駄目なの。清子が激しく動いては、お腹の子供にさわるから、清子は動かずに勘一ちゃんが下から腰を使うの。清子、膝をついて少し身体を持ち上げなさい。勘一ちゃんの腰が動き易い様にしなさい。」
妻は呆然としていて上に座りこんだままでいると、伯母も妻の後ろで勘一に跨り、妻の両脇から手を刺し入れて後ろから抱きついた格好になって、妻を少し持ち上げました。
伯母を見た時に助かると期待しただけに妻の落胆も大きく、妻の緊張の糸は完全に切れてしまい、この異常な状態が理解出来ずにいつしか痛みも忘れ、妻のそこは勘一の動きを助けるかのように、濡れていってしまうのです。
そうなると出し入れする動きも滑らかになり、妻の口からは喘ぎ声すら漏れて来ます。
伯母も興奮して来たのか目の色が変わり、後ろから抱き付いたまま妻の頬に自分の頬を摺り寄せて。
「清子、気持ち良いの?良かったわね、勘一ちゃんにオチンチンを入れて貰えて。清子どうしたの?勘一ちゃんのオチンチンがそんなに気持ち良いの?もしかして、もう気を遣りそうなの?そうなのね?勘一ちゃん、腰をもっと早く動かして追い込んでやりなさい。清子はそろそろみたいよ。」
「だめだ、俺が先に出してしまいそうだ。」
「何言っているの。我慢しなさい。女は気を遣る事が出来たオチンチンをまた欲しがるものなの。
母ちゃんも父ちゃんのオチンチンで気を遣らされてから、毎日父ちゃんのオチンチンが欲しくなったわ。昼間からお強請りした事も有ったわ。さあ、母ちゃんも手伝ってあげるから頑張るのよ。」
伯母は妻を支える手を片方離したのですが、妻はほとんど自力で腰を浮かせていて、今自分が置かれた惨めな状態を忘れたいが為に、逆に我を忘れて快感を貪るようになっていきました。
伯母は離した手を妻の下半身に持って行き、後ろから妻のオサネを指で擦り出したので、妻は一気に駆け上がってしまいます。
「何、何、何なの。何か変なの。怖い、怖い、私どうなるの。怖い、怖い。」
「何も怖く無いのよ。怖がらないで身を任せるの。何も考えずに自然に身を任せるの。」
「母ちゃんもう出しても良いだろ?もう我慢出来ない。出してしまう。出る。出る。」
伯母は妻のオサネを擦る指の動きを早くして。
「清子も気を遣りなさい。怖がらないで思い切り気を遣りなさい。勘一ちゃんにおいて行かれるわよ。ほら、ほら、気持ち良いでしょ?ここも気持ち良いでしょ?」
「変なの。私変なの。どこかに行きそうなの。嫌、嫌、嫌、嫌。」
妻は生まれてから3度目、勘一とは初めて交わりで、早くも気を遣る事を覚えてしまいました。
これも母と子に責められるという異常な行為が、妻を違う世界に連れて行ってしまったからかも知れません。
伯母が異常にお腹の子供の心配をしたのは、従兄は16歳の時に重い耳下腺炎に罹り、子供を作る事は出来ないと思っていたので、この子を従兄の子供として、跡取りを確保したかったのでしょう。
翌日から、食事が3食になって量も増え、母には毎日玉子を付けてくれる様になったのですが、妻の寝室は勘一の部屋に移され、毎晩の様に勘一に入れられた状態で、仰向けに寝た勘一の上に座らされました。
その上、行為中は必ず伯母が側で2人を監視していて、妻は伯母の指示に従わなければならないという、普通では考えられない様な異常な行為を強要され、その行為は事も有ろうに、母が死んだお通夜の日や葬儀の日にも続けられた様です。
  1. 2014/07/04(金) 08:24:51|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第13回

妻の出産が近くなると、伯母は執拗に従兄との結婚を迫る様になっていました。
良家の娘と結婚させると強がっていても、本心は自分の息子の将来を気に病んでいたのでしょう。
男が少ない当時でも、有る程度の資産が有るにも関わらず、ブヨブヨに太っていて、脂ぎった顔の従兄とは、結婚したいなどと言う娘はいなかったのです。
学校へもほとんど行かず、その後もろくに働きもせずに女癖も悪いと評判になっていて、見合いの話を持って来てくれる人すらいませんでした。
その上、子供が出来ない確率が高く、妻と結婚させればその悩みも解消されます。
しかし妻は、結婚だけは頑なに拒んでいました。
籍を入れたら最後、1番嫌いなタイプのこの男から、一生離れられなくなると思ったからです。
ある夜妻は、業を煮やした伯母に呼ばれて部屋に行くと、そこには怖い顔をした勘一も座っていました。
「どうしてもこの家の嫁になるのは嫌かい?こんなお腹に子供がいる様な女を、我慢して貰ってやろうと言っているのだよ。」
「ごめんなさい。」
「そうかい、分かった。私の遠縁に当たり、甥っ子の嫁だからと思って甘やかせていたが、それならお前なんかに用は無い。すぐにこの家を出て行っておくれ。」
妻には身寄りも無く、ここを追い出されては行く所が有りません。
しかも身重の体では、尚更ここを出て行く事は出来ませんでした。
「一生懸命働きますから、どうか此処において下さい。せめてこの子が生まれるまでだけでもお願いします。」
「甘えるんじゃないよ。そんな身体で何が出切ると言うのさ。それに、勘一ちゃんの子でなくても、うちの嫁の子供ならいざ知らず、どうしてそんな子供の事まで考えて、私達が面倒をみなければいけないのか教えて欲しいよ。優しい勘一ちゃんは我慢して、お前の様な女を嫁に貰ってやろうと言っているのに、もう何処へでも行っておくれ。勘一ちゃん、それで良いね?」
「ああ、清子が駄目なら今日子がいる。おれは今日子と結婚する事にする。」
「今日子ちゃんは勘一さんの従妹です。それにまだ子供です。」
「言われなくても分かっている。何もすぐにオメコするとは言っていない。明日からでも、じっくりと手や口や舌の使い方を仕込んでやる。男の喜ばせ方を仕込んでやる。オメコが出切る様になった頃には、きっと床上手になっているぞ。」
妻の顔から血の気が引きました。
「そんな酷い事、そんな酷い事はやめて下さい。」
「ここを出て行くお前には関係ない。」
妻は暫らく何も話さずに必死に考えていました。
妹の事、自分自身の事、何よりも生まれてくる子供の事を。
「分かりました。ここで暮らさせて下さい。」
妻の出した答えは自分を捨てる事でした。
自分を捨てて、妹とお腹の子供を守ろうと決めたのです。
自分は何をされようとも、どの様な辛い思いをしようとも、私の忘れ形見を立派に生んで育てる事が、生き残った自分の使命だと思ったのです。
「それはどう言う意味だ?」
「今の、お話を、お受けします。」
「お受けします?俺は別に、無理に受けてもらわなくても良い。清子よりも今日子の方が、楽しめる気がしてきた。」
「ごめんなさい。私と結婚して下さい。こんな私で良ければ、勘一さんのお嫁さんにして下さい。お願いします。」
「そうか、そうか。最初から素直にそう言えば良かったのだ。俺の事が好きか?俺の事を愛しているか?」
「愛、して、いま、す。」
「死んだ信夫よりも好きか?答えろ。答えによっては考え直す。」
この世で1番嫌いな勘一に対して、愛していますと言わされただけでも屈辱だったのですが、私よりも好きだと言わされる事は、死ぬよりも辛い事でした。
しかし今の妻には他に道は無く、屈辱に耐えるしか有りません。
「信夫さん、よりも、好きです。」
「そうか。そんなに俺の事が好きなら、早速明日にでも籍を入れてやろう。さあ、そうと決まれば、1日早いが今夜は初夜だ。」
「勘一ちゃん、無事に生まれるまでは、もうしては駄目だと言ったはずよ。あと少しの辛抱だから、暫らくは我慢しなさい。」
「そのぐらい分かっている。今日からはオメコが出切るようになるまで、今まで嫌がって絶対にしなかった、手や口でさせるのさ。母ちゃんが手でするのは上手だと知っているが、口を使うのも上手かったのだろ?」
「そりゃあ女の務めだからね。嫁いで来た日から父ちゃんに仕込まれて、半月もすると、お春の口はどんな女のオメコよりも気持ちが良いと言わせたよ。」
「それなら母ちゃんが仕込んでやってくれよ。早速今から始めよう。」
2人の会話は、妻の決心をすぐに後悔させるものでした。
  1. 2014/07/04(金) 08:25:38|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第14回

2人の会話はただの嫌がらせでは有りませんでした。
椅子に座った下半身裸の勘一の前に座らされた、大きなお腹をした妻は、既に勘一のオチンチンを口の中に入れられています。
その横では伯母のお春が、仕切に妻に指示を与えていました。
「いつまでも咥えているだけでは、旦那様は喜ばないのよ。少しは口を動かすとか、舌を使うとかしなきゃ。」
妻がゆっくりと口を動かすと、不機嫌そうな顔をして伯母が言いました。
「清子は本当に旦那様を喜ばせる気が有るの?勘一ちゃんを愛しているの?勘一ちゃんの言う通り、今日子を仕込んだ方が早そうね。」
「今日子ちゃんには止めてあげて。私は勘一さんを愛しています。」
「それなら涙なんか流していないで、もっと一生懸命やりなさい。それに、口をオチンチンから離す時は代わりに手で握って擦るの。何が有っても旦那様のオチンチンを放っておいては駄目。」
言われたとおり妻が握って擦ると。
「駄目、駄目。もっと愛情を込めて。手でさせて貰っている時は、自分の手をオメコだと思いなさい。口でさせて貰っている時は口がオメコよ。分かったら手はそのまま動かしながら、オチンチンの先を舌で舐めてごらん。舌をもっと早く動かして」
妹の事を言われた後の妻は、勘一を喜ばす事に必死でした。
「流石母ちゃんだ。だいぶ清子も上手くなってきたぞ。」
「まだまだだけれど、初めてだから仕方ないね。清子、同じ事ばかりしいては駄目。深く銜えてみるとか、玉を触ってあげるとかしなきゃ。それと旦那様には時々こう言うのよ。」
伯母が妻に耳打ちすると、妻は手を動かしたまま口を離して、伯母に教えられた通りの言葉を言いました。
「勘一さんの、は、硬くて大きいです。」
「駄目、駄目。旦那様の目を見詰めて言いなさい。それに何が硬くて大きいの?言い直して。」
「勘一さんの、オチンチンは、硬くて大きいです。」
「次は?」
「こんな立派な、オチンチンの、旦那様で、清子は、幸せ者です。」
伯母の特訓は出産の前日まで続き、妻は無事に娘を出産したのですが、ゆっくりと休めたのは2週間ほどで、勘一の希望でまた伯母の特訓は再開し、産後一ケ月が経った頃、いつもの様に妻に口でさせながら、勘一は伯母に聞きました。
「母ちゃん、まだオメコしたら駄目か?」
「もうそろそろ良い頃だけれど、用心の為にあと10日我慢しなさい。」
勘一は、後何日と書かれた日捲りを作り、毎日1枚剥がしては喜んで妻に見せに来るのですが、勘一が喜べば喜ぶほど、逆に妻の気持ちは重くなっていくのです。
終にその日が来てしまい、今まで我慢していた勘一は、朝まで妻を放す事無く責め続けました。
次の日も、また次の日も、伯母の監視が解けたのを良い事に、妻を夜明け近くまで弄び続け、自分は昼過ぎまで寝ているから良いのですが、朝から畑仕事をしている妻は、作業中に立ったまま寝てしまうほど疲れ切っていました。
そんな事が5日も続き、妻は抱かれる為に裸で布団に横になっていても、勘一の愛撫に多少反応する程度で、すぐに寝息を立ててしまいます。
それでも勘一は止める事無く、強引に繋がって来たのですが、その頃妻は夢を見ていました。
私と2人で農作業をしていて、畦道に置かれた籠の中では娘が眠っています。
娘が目を覚まして泣けば2人で駆け寄り、交代で抱いてあやすのです。
そんな些細な事が、妻には凄く幸せに感じられました。
「清子出すぞ。」
しかし幸せな夢も勘一のこの言葉で壊されてしまい、朦朧としていた妻は、つい本音を言ってしまいます。
「出さないで。中に出さないで。あなたの子供なんて生みたくない。」
勘一には子供を作る事は出来ないとは知らない妻は、そう言うとまた眠ってしまいましたが、以外にも勘一は怒る事もせずに、この日はその1回の行為で止めてしまい、妻は久し振りにぐっすりと眠る事が出来ました。
  1. 2014/07/04(金) 08:26:21|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第15回

翌朝、昨夜の事を覚えていない妻は、不機嫌そうな顔をして口も利かずに、時折妻を睨み付ける勘一を気味悪く思っていました。
「今日子は母屋に移ってもらう。」
初めて口を開いた勘一は、一言そう言うと離れに行き、妹の物を全て表に放り出して何か始めたので、妻は放り出された物を母屋に運んでから畑に出ました。
昼に畑から戻った妻は、勘一が中で何をしているのか気になって仕方がなかったのですが、雨戸を閉められていて中の様子が分かりません。
昼飯の時も朝と変わらず不機嫌そうな顔をしていた勘一も、ようやく夕飯の時には満足そうな笑みを浮かべていたのですが、その事が逆に妻には気味悪く感じられました。
「清子、和美に乳をやったら離れに来い。今夜は楽しい夜になりそうだ。」
その夜妻は離れに行くと、中の異様な光景に恐怖感を覚えました。
「清子はそんなに俺が嫌いか?そんなに俺の子供を孕みたく無いか?」
「何の事ですか?」
「覚えていないのか?まあ良い。今からじっくりと本音を聞き出してやるから覚悟しろ。今日からここは、清子専用のお仕置き部屋だ。」

妻はその部屋の話になると、私がどの様に聞き出そうとしても、硬く口を閉ざしてしまいます。
「お仕置き部屋とは他の部屋と何が違う?」
私がそう言った瞬間、私達の隠れていた農機具小屋の扉が開き、眩しい明かりで顔を照らされました。
「ここにいたぞ。」
それは勘一に頼まれて、私達を探し回っていた村の消防団員でした。
その声で何人もの団員達が集まって来たので、赤ん坊と幼い子供を連れていては、抵抗して逃げる事も出来ません。
結局、後から駆けつけた駐在さんに逮捕され、私だけが本署に連れられて行きました。
「誘拐した事を認めろ。」
「誘拐では有りません。一緒にいたのは、私の妻と娘と妹です。」
「妻と娘だ?よその奥さんと娘を誘拐しておいて、まだそんな事を言っているのか?」
取調べとは名ばかりで、大きな声で終始怒鳴られながら、時には殴られ、時には蹴られ、どうしても私を誘拐犯にしたいようです。
食事もさせて貰えずに昼が過ぎ、また殴られそうになった時、片足を引き摺った大柄な、年配の刑事さんが入って来ました。
その人は私の殴られて腫れ上がった顔を見て、今まで私を殴っていた若い刑事の胸倉を掴んだかと思うと力一杯殴り付け。
「貴様はこの人に何をしたのだ。お前の様な戦地にも行っていない若造に何が分かる。俺が代わるから、貴様は自分の始末書でも書いて来い。」
余程この人が怖いのか、顔色が変わった若い刑事は大きな声で返事をして、慌てて部屋を出て行こうとしました。
「おい、その前に濡らした手拭を持って来い。」
私が濡れた手拭で腫れを冷やしていると、それを見ている刑事の目には涙が溜まっていました。
「色々調べさせて頂きました。それにしても、よくご無事で戻られましたね。ご苦労様でした。」
日本に戻ってから初めて聞く優しい言葉に、私の目にも涙が溢れて来ます。
「実は、私は元軍人で、私も南方に行っておりましたが、幸か不幸か足に被弾してしまい、本国に送り返されてしまいました。その後私のいた部隊は、全員玉砕致しました。あなたは最後まで戦い、やっとの思いで日本に帰って来られたと思ったら、最愛の奥さんが他の男の妻になっていた。その時のあなたのお気持ちを考えただけで私は。」
そこまで言うと、終に溢れた涙が頬を伝っています。
「はい、娘もです。」
「そうでしたね。あなたの言う事を私は信じます。でも、色々調べさせて貰いましたが出生届の時点で、既に父親の欄にはあなたの従兄、即ち奥さんの今のご主人の名前が書かれています。奥さんにしても、離婚しなければあなたと夫婦に戻る事は出来ず、奥さんの意思だけでは離婚も難しい。あの様子では今のご主人は奥さんを放さないでしょう。今回の件は私が調べた限り、断じて誘拐では無いので、この事は必ず私が何とかしますが、夫婦の事は私などではどうにも成りません。お力になれなくて申し訳ない。許して下さい。」
「どうか頭を上げて下さい。私の様な者の為に、涙を流して下さっただけで充分です。ありがとうございます。」
取り合えず誘拐の疑いは晴れ、私はすぐに釈放して貰えるものだと思っていました。
  1. 2014/07/04(金) 08:27:18|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第16回

刑事さんが出て行き、取調室に1人残されていた私は妻達の事が心配で、早く帰りたくてイライラしながら、部屋の中を歩き回っていました。
暫らくして戻って来た刑事さんは、何やら難しそうな顔をしています。
「お世話になりました。もう帰らせて貰っても良いですか?」
「お座り下さい。帰って貰う訳にはいかなくなりました。誘拐の件は奥さんも否定されていた事もあり、私の説得で取り下げてくれましたが、それなら窃盗で訴えると言われ。」
「窃盗?」
「家を出られる時にお金を持ち出しませんでしたか?あなたのリュックに入っていたお金と、盗まれたと言っておられる額も一致しました。」
「信じて頂けないでしょうが、落ち着いたら必ず返すつもりでいました。私も妻も、朝早くから日が暮れるまで一生懸命働いていましたが、一銭のお金も貰えなかった。」
私自身、この様な言い訳が通るとは思っていませんでしたが、とにかく悔しかったのです。
「私は信じます。しかし、残念ながらお金を持ち出した事実は変わりません。」
その夜留置所の中で、妻の事を考えていました。
妻はおそらく、離れでお仕置きをされている事と思います。
どの様な事をされているかまでは想像出来ませんでしたが、妻は縛られ、あの日隣の部屋でされていた以上の辱めを受けているかと思うと悔しく、何の計画性も無しに、一時の感情だけで連れ出した事が悔やまれてなりません。
翌日は朝から窃盗についての取調べが有り、今回も昨日の若い刑事だったのですが、昨日とは態度が変わり、お茶も入れてくれ、煙草も勧めてくれます。
私が罪を認めた事で、1時間ほどで取り調べが終わり、若い刑事が出て行くと入れ替わる様に、足の不自由な刑事さんが入って来ました。
「今あなたの従兄の方が来て、あなたと2人で話がしたいと言っています。本来規則で、2人だけで会わせる事は出来無いのですが、話によっては訴えを取り下げても良いと言っているので、私が何とかしますから会ってみますか?」
この刑事さんの計らいで取調室に入って来た勘一は、刑事さんが気を利かせて出て行くと、私の横に立って、勝ち誇ったような顔で見下ろしています。
「俺の身内に泥棒が居たとは驚いたぞ。ここから出して欲しいか?それとも刑務所に送られたいか?」
「出してくれ。」
「出してくれ?出して欲しければ、土下座をするとか違った頼み方が有るだろ?」
妻達が心配で、どの様な事をしてでもここから出たかった私は土下座をして、何度も頭を下げましたが、すんなりとは許してくれません。
「許してやっても良いが、それには条件が有る。もう一度俺の家で暮らして、荒れた田畑を全て元通りにしろ。それと清子の事は完全に諦めろ。もう一つ、今後俺の言う事に一切逆らうな。どうだ?この条件が全て飲めるか?」
妻の事を諦める事は出来ませんが、妻と娘の側にいられるこの条件は、こちらからお願いしたいくらいです。
私は嘘をついて全ての条件を飲むと言いましたが、その様な事は勘一にはお見通しだった事を、帰りの道で知りました。
「本当に清子を諦めるのか?出来ないだろ?だから俺の側に置いて、俺が諦めさせてやる。清子の身体は、もう俺無しではいられない事を、嫌と言うほどお前に思い知らせてやる。」
この時私は、勘一を殺して私も死のうと思いました。
どうせ1度は失ったはずの命なので、この男と刺し違えるのなら惜しくは有りません。
「今、俺の事を殺したいと思っているだろ?俺が憎いだろ?そんな事は百も承知で、俺の側にいろと言っているのだ。でもお前に出来るかな?俺を殺せば清子は喜ぶかも知れない。だが今日子はどうなる?俺の家を追われ、身寄りの無い今日子は何処に行く?おまけに、何処に行っても殺人犯の妹だ。それでも良ければいつでも殺せ。」
勘一は私の気持ちを知っていて、先手を打って来たのです。
妹には悪いのですが、確かに私は自分の事だけしか考えていませんでした。
他人の妻でさえ、妹の為に己を捨てて耐えて来てくれたのに、この時の私は、そんな事すらも考えていませんでした。
「殺せないだろ?それならまた逃げるか?逃げたければ逃げろ。俺もまた捕まえてもらうだけだ。
それに今度お金を盗んだら、どうなるか考えろよ。仮に盗まなくても俺が盗まれたと訴え出ればどうなるかな?俺はお前の身元引受人になった。どちらの言う事を信じるか良く考えてから逃げろよ。今回は俺のお情けで注意だけで済んだが、次はそうはいかない。」
それを聞いた私は八方塞でした。
しかし、何か方法は有る。いつかチャンスはやって来ると、絶対に諦めない事を心に誓いながら帰ると、妻と妹が井戸で何かしていたのですが、妹が駆け寄り、私に抱き付いて泣きじゃくっていたのに対し、妻は勘一の言い付けなのか私から顔を背けると、慌てて家の中に逃げ込んでしまいました。
その後も妻は私を避け続け、私と顔を合わせる事も無く、結局妻の顔をまともに見る事が出来たのは、皮肉にも1番見たくない夜の顔でした。
  1. 2014/07/04(金) 08:28:07|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第17回

午後から早々荒れた畑に出る様に言われ、言われた作業が終った頃には、辺りは真っ暗になっていました。
皆は先に食事を済ませていて、私は1人冷めたご飯を食べ、お風呂に入って部屋に行くと、隣の部屋では既に始まっているようです。
その時全裸の勘一が、部屋の境の襖を全て開けてしまいました。
妻から聞いていた様に、自分の物が大きいと思い込んでいる勘一は、私に見せ付けるかのように、こちらに向かって腰を突き出し、顔には笑みまで浮かべています。
妻を見ると、勘一とは違い、まだ寝巻きを着ていて、布団の上に正座をして俯いていました。
「この方が、開放感があって良い。さあ、続きをして貰おうか。」
そう言うと、妻の前に仁王立ちになって腰を突き出したので、丁度妻の顔の前に来てしまいます。
妻は俯いたまま目の前の物をそっと握りましたが、勘一に促されると顔を上げて、口に納めてしまったので私は耐えられなくなり、下を向いてしまうと勘一は怒り出し。
「信夫、見ていろ。俺の言う事は何でも聞く約束だろ。俺が見ていろと言ったら、最後まで目を逸らすな。」
私が顔を上げると、妻は必死に口を使っていました。
「どうだ?上手いものだろ。ここまで仕込むのに苦労したのだぞ。清子もようやく口に銜えながら、自分もスケベ汁を出すまでになった。今もオメコは俺のチンボを欲しがって、もうトロトロになっているはずだ。」
勘一は口での行為を止めさせると妻を立たせ、無理矢理嫌がる妻の寝巻きを剥ぎ取ってしまい、私の方を向いて胡坐を掻いて座ると、膝の上に座る様に指示をしました。
「何をしている。俺を跨いだ格好で、膝の上に座れ。」
しかし、それは私に向かって脚を大きく開いた格好になってしまうので、妻は胸と下腹部を両手で隠して、涙を流しながら立っているだけで動きません。
「俺には散々見せたオメコも、信夫に見られるのは嫌か?やはり信夫よりも、俺の事を愛しているのだな。でも、幼稚な交わりだったと言っても、信夫はお前の最初の男だ。懐かしいだろうから、少しぐらい見せてやれよ。」
それでも妻が動かないでいると、笑っていた勘一の顔が険しくなり。
「嫌なら昨夜の様にお仕置き部屋に行くか?清子の足を閉じられない様にしてから、信夫を呼んで見て貰うか?」
妻の涙を見ていて、妻の惨めな気持ちを考えると居た堪れなくなり、私は布団に頭まで潜り込んでしまいました。
「信夫、見ろ。これは命令だ。そこに座って見ろ」
私は耳を塞いで聞こえない様にしましたが、その時妻の声が、私の塞いだ耳に飛び込んで来ました。
「信夫さん見て。お願いですから私を見て。」
妻が勘一に脅されている事が分かり、仕方なく布団から出て妻を見ると、妻は勘一の膝の上で、大きく足を開かされています。
「信夫、見えるか?言った通り、俺のチンボを銜えながら濡らしていただろ?」
「それは、その前に勘一さんが。」
「なに!」
勘一は片方の手を前に回して、妻の陰毛を掴んで引っ張り、もう一方の手を妻の耳に当てて、何か耳打ちしています。
「信夫さん。勘一さんのオチンチンが欲しくて、口でさせて貰っていただけで、濡らしてしまった、清子の、スケベな、オメコを、見て下さい。」
「横を向いて言わないで、信夫の目を見て言わないか。」
そう言うとまた妻に耳打ちをして、妻は勘一に言われた通りの言葉を口にします。
「今から、勘一さんのオチンチンを、清子の、濡れたオメコに、入れさせて頂きます。よく、見ていて下さい。」
妻は1度立ち上がると向きを変えて、勘一に抱き付く格好で跨り、右手で持って自ら納めると、ゆっくりと腰を落として行きました。
「ただ座っていないで腰を使え。もっと早く。上下にも腰を使うんだ。」
勘一が何度も妻のお尻を叩きながらそう言うと、最初私の方を気にしていた妻も、いつしか私の存在など忘れているかのように動き出し、勘一が腰を使い出した頃には、頭を激しく振りながら髪を振り乱して、狂ったように声を出し続けていました。
次の日からも毎晩襖は開け放たれ、2人の行為を強制的に見させられて、いつか妻を取り戻せる日が来るという私の望みも薄れ掛けていた頃、勘一の持病だった右膝の関節炎が悪化し、10日間ほど妻と娘を連れて近くの温泉に、湯治に行ってしまう事になりました。
勘一は医者から減量するように言われているのですが、食べる量は増えているのに、間接が痛い事から逆に運動量は減っていて、今でも体重は増え続けている状態なので、湯治に行ったくらいでは治る筈が有りません。
「信夫、留守を頼むぞ。俺達は温泉に行って、毎日昼間からオメコ三昧だ。」
わざわざそう言いに来てから、頼んであったトラックの荷台に乗って出掛けて行きましたが、その夜私は、妻との行為を見せられる事は辛くても、私の知らない所で妻が抱かれている方がなお辛いという、可笑しな感覚に捕らわれていました。
妻の事が気に成ってしまい、仕事にも身が入らず、夜には気を紛らわせる為に妹の部屋に行って、妹から学校の話などを聞いていると、部屋の外から伯母の私を呼ぶ声が聞こえてきます。
「信夫、肩を揉んでおくれ。今日子はいつまでも起きていないで、さっさと寝るんだよ。」
寝巻き姿の伯母の後ろをついて行くと、そこは伯母の部屋で、部屋の真ん中に敷布団だけが敷いてありました。
  1. 2014/07/05(土) 00:37:53|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第18回

伯母は何も言わずに、私に背を向けて布団に座ると、いつもは結い上げている長い髪を、1つに纏めて右肩から前に垂らしました。
私も何も言わずに、後ろで膝立ちになって肩を揉んでいると、指がツボに入った時なのか、時々妻の後ろで自分を慰めていた時のような、可愛い声を出します。
「信夫、上手じゃないか。それなら浴衣の上からよりも、直に揉んで貰おうかね。」
私はよく母の肩を揉んでいたので、ふと母の事を思い出してしまいましたが、伯母が衿を開いて胸の近くまで下げたので、日に焼けていない白い肌に女を感じてしまい、時々横から伯母の顔を眺めたり、肩越しに胸の谷間を覗いたりしていました。
私は怖い顔をしている伯母の顔ばかり見て来たので、鬼のような顔の印象が強かったのですが、こうして穏やかな時の横顔を見ていると、顔が小さく鼻筋がとおり、目は大きくてなかなかの美人です。
何よりも、伯母をじろじろと見たことの無かった私は、小顔なので痩せている印象を持っていたのですが、肩越しに見える胸の谷間も結構有り、肩を揉んでいても肉付きの良さが指に伝わって来ます。
「もう肩は良いよ。今度は腰を揉んでおくれ。」
伯母は浴衣の衿を直してうつ伏せに寝たので、私は腰を揉み始めたのですが、やはり腰も肉付きが良くて、毎晩妻達の行為を見せ続けられていた私は、下半身を硬くしてしまっていました。
血の繋がりは無いと言っても伯母である、母と同年代の女に欲情してしまっている自分に、強い嫌悪感を持ちましたが、その事をあざ笑うかのように、今度は脚を揉んでくれと言い出しました。
私は足首から順に上に向かって揉んで行くと、やはり時々可愛い声を上げます。
私は可笑しな気分になってしまい、脚の内側を揉んでみたのですが、手が脚の付け根付近まで行っても伯母は何も言いません。
調子に乗った私がお尻を揉むと、伯母は急に起き上がり、今まで出していた可愛い声とは違う、いつもの怒ったような声で言いました。
「もう良いよ。自分の部屋にお帰り。」
私は伯母の部屋を出ると便所に行き、憎いはずの伯母を想像しながら、情け無い事に右手を動かしていました。
翌朝、伯母はいつもよりも怒った顔をしていたので、お尻を触った事を怒っていると思っていた
のですが、夜になるとまた穏やかな顔になって、今日も肩を揉んで欲しいと言って来ました。
昨夜のように、伯母は布団の上に座ったのですが、私が後ろに行こうとすると、うつ伏せに寝てしまい。
「今日は背中を押しておくれ。」
私が背骨に沿って押していると、余り効かないので跨いで押して欲しいと言い、伯母は1度起き上がると、私に背を向けて袖から腕を抜いて上半身だけ裸になり、腕で乳房を隠しながら、またうつ伏せになりました。
私は伯母を跨いで押していたのですが、伯母の白い肌や、横から見える押し潰された乳房の膨らみを見ていると、また下半身が硬くなってしまいます。
私はその事を伯母に知られないように、必死に他の事を考えていると、伯母は急に起き上がって袖を通すとまたうつ伏せになり、足を揉むように言って来たので、私の下半身は納まりません。
「今日は脚も直に揉んでおくれ。」
私は裾を持ってお尻の下辺りまで捲り、伯母の白く肉付きの良い太腿を見ているだけでも、自分の股間を触りたくなってしまい、そのお餅の様に柔らかい太腿に触れていては、頭の中は、もはやマッサージどころでは有りません。
余程気持ちが良いのか、伯母は何度も可愛い声を上げながら、脚が徐々に開いていってしまうのですが、伯母の秘密が見え出すと、必ず我に帰った様に脚を閉じてします。
理性の飛んでしまった私は、ここにいるのが伯母で有る事も忘れてしまい、脚の付け根を揉む振りをしながら、閉じ合わさった太腿の肉を左右に開いて、何度もそこを覗いていました。
「もう良いから、私の前に立ってごらん。」
私は伯母に悟られないように腰を引いた格好で、座った伯母の前に立ちました。
「信夫。まさか私の脚を揉んでいて、変な気分になったりしていないだろうね。」
そう言うが早いか股間を掴まれてしまい、私の興奮がばれて伯母に罵声を浴びせられると思ったのですが、伯母の反応は私が思ったものとは違いました。
「えっ?なに?そんな。もう、良いから、部屋に、帰りなさい。」
伯母に知られた事で急速に縮んでしまい、気まずい思いで部屋に戻りましたが、次の夜、何故伯母があの様な反応をしたのかが分かりました
  1. 2014/07/05(土) 00:38:45|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第19回

次の夜は伯母の部屋に行くなり、私が布団に寝るように言われました。
「早く寝巻きなんか脱いで、ここに寝るのよ。」
「どうしてですか?」
一応そう言ったのですが、伯母の怪しい目の光から、何か性的な事が起こりそうな事は感じていました。
「信夫は私の言う事を聞いていればいいの。早くしなさい。」
私は褌だけになって仰向けに寝たのですが、伯母は褌も外せというのです。
「恥ずかしがっていないで早くしなさい。昨日私のオメコを見ていたでしょ。私の裸を見てオチンチンを大きくしていたでしょ。その事を皆に言っても良いの?」
私は伯母に従いましたが、股間だけは手で隠していました。
「その手を退けなさい。伯母の裸で興奮していたなんて知ったら、皆驚くでしょうね。」
私が手を退けると、伯母が唾を飲み込んだ音が聞こえました。
伯母は私の横に座り、そっと手で触れたのですが、私はその刺激だけでも充分反応してしまいます。
「凄い。どうしてこんなに大きいの?まだ大きくなっていくわ。こんなに硬く大きくなってしまって。信じられない。」
伯母は私をからかっているのでは無くて、真剣にそう思っているようでした。
勘一の物に比べれば大きいのですが、軍隊でも決して大きい方では有りませんでした。
それなのに伯母がこれほどまでに驚くという事は、死んだ伯父の物も勘一と同様に小さく、伯母はそれ以外、見た事が無いのでしょう。
「何なのこれは。張り形と大きさが変わらないじゃない。」
私は黒光りした張り形を見た時に、色と形の異様さに驚きましたが、決して太いとは思いませんでした。
伯父はあれを買って来た時に、伯母に自分の物が小さいと悟られないように、この様に太く大きな物を持っている者は、実際にはいないとでも説明したのでしょう。
その様な事を考えている内に、伯母が掴んでいた手を動かし出したので、私は早くも出してしまいそうになり、じっと見られている事以上にその事の方が恥ずかしく、目を瞑って必死に快感と戦っていたのですが、急に柔らかく暖かい物に包まれたような感覚になり、目を開けると伯母の口に含まれています。
その、今までに経験した事の無い感触と、妖艶な表情で私の物を口の中に入れている姿を見てしまっては、経験の無い私には耐えられるはずも無く、伯母が動く前に呆気なく出してしまいました。
「まだ何もしていないのに、もう出してしまったのかい。だらしの無い男だね。」
伯父に仕込まれたのか、私が出した物を顔色一つ変えずに飲み込んでからそう言い、急いで自分も裸になると、私に代わって仰向けに寝ました。
「今度は私を気持ち良くしておくれ。私のオメコが充分に濡れてきたら、もっと気持ちの良い事をしてあげるから。」
そう言うと脚を開いたので恐る恐る触ってみると、そこは言葉とは違い、既に洪水のような状態でした。
私は指示通り、伯母の身体に舌を這わせていましたが、その間も伯母は、私の股間を触り続けています。
やがて伯母は、可愛い声を出すだけで私に指示しなくなったので、乳首を吸いながら股間に有る膨らんだ豆のような物を触ると、伯母は悲鳴の様な声を上げました。
「駄目。まだオサネは駄目。止めなさい。そこは駄目。」
しかし私は、面白いように声を上げる伯母を見ていて、ここが伯母の1番感じる部分だと知ると、尚更止める事は出来ません。
「もう駄目。指では嫌。はら、もう硬くなっているだろ。早く入れて。駄目、駄目。おまえの指で気を遣らされるなんて嫌。早くこの太いのを入れておくれ。」
感じている時の伯母の声は、妻のその時よりも1オクターブほど高く、少女の様に可愛く感じられます。
「もう駄目。どうして、私の、言う事が、聞けない。もう駄目。いい、いい、いい、いい。」
伯母は気を遣ってしまったようで、急に静かになってしまいました。
  1. 2014/07/05(土) 00:40:53|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第20回

伯母は余韻を楽しむかのように目を閉じていましたが、思い出したように目を開けると、怖い顔をして私を睨みました。
「悔しい。よくも私の指示に従わなかったね。この家での、お前の立場を分かっているのかい?
お前に指で気を遣らされるなんて。今度私の指示に。」
私が伯母の下腹部に置いていた手の指で、またオサネに触れて動かすと、伯母の言葉は途中で止まり、それに代わってまた可愛い声が聞こえ、今度はすぐに限界が来たのか、私を押し倒して跨ると、自分で入れてしまいました。
「凄い。こんなに大きいなんて。こんなの、こんなの。駄目、駄目、壊れちゃう。そんなにされたら、壊れちゃう。凄い、凄い。止めて、そんなにされたら。」
伯母はそう言っていますが、私は寝ているだけで、伯母が勝手に腰を使っているのです。
下から伯母の顔を見ていると、やはり整った綺麗な顔をしていて、特に感じている時の、鼻の穴を少し広げた表情は魅力的で、その上40歳を過ぎているとは思えないような、張りの有る乳房が大きく揺れていては、私の我慢もすぐに限界を迎えてしまいました。
「伯母さん、出そうだ。もう駄目だ。」
「まだよ。まだ駄目よ。私ももう少しだから我慢しなさい。まだよ。出したら許さないからね。」
「駄目だ。出る。出る。」
「まだ駄目。出したら駄目。駄目、駄目、駄目。」
私が出してしまうと伯母は、まだ少し硬さの残る物に、4、5回腰を使ってから大きな悲鳴を上げると同時に、私の胸に崩れ落ちました。
翌日は大雨で畑にも行けず、妹が学校に行った後に土間で鎌を研いでいると、伯母が近くに来て、私を睨んで立っています。
沈黙が続き、昨夜伯母の指示に従わなかった事を怒っていると思ったので、私の方から謝る事にしました。
「昨夜はすみませんでした。」
しかし伯母の怒っている原因は、私が思っていたものとは違う様で。
「ああ。どうして我慢出来ない。1人放っておかれた私の惨めな気持ちが分かるか?それでも男なのかね。今度から私よりも先に終ってしまうのは、絶対に許さないからね。さあ、早速今から練習するよ。私がしっかりと仕込んでやるから。分かったら鍵を掛けて、私の部屋に来なさい。」
私にはもう、伯母と甥の関係など、どうでも良い事でした。
伯母の身体に触れている時だけは、妻の事を忘れる事が出来たのです。
散々妻の痴態を見せられた悔しさが、伯母によってその時だけは解消出来るのです。
何より、妻との2晩しか経験の無い私は、伯母の身体の虜になってしまったのかも知れません。
伯母の身体を使った特訓は連日続き、ある夜私が伯母の上になって繋がっていた時に、後ろから声がしました。
「お前達は何をしているのだ。」
伯母に乗ったまま私が振り向くと、そこには勘一と娘を抱いた妻が立っていました。
私は伯母から離れようとしましたが、伯母に下から抱き付かれ、脚も腰に巻き付いていて離れる事が出来ません。
「予定よりも早かったのだね。もう少しだったのに、お前達が入って来たから、信夫のオチンチンが小さくなってしまっただろ。終ったら居間に行くから、早く出て行っておくれ。」
「お前達のしている事は、どういう事か分かっているのか?」
「信夫さん。」
勘一が出て行くと妻はそう呟いて、悲しそうな目をして勘一に付いて行きました。
  1. 2014/07/05(土) 00:41:51|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第21回

伯母は2人が出て行った後も求めて来ましたが、何をされても硬くなる事は有りませんでした。
諦めた伯母は勘一の待つ居間に行ったので、私は自分の部屋に戻ると、隣の部屋から妻の啜り泣く声が聞こえて来ましたが、勘一のいない今が妻と話すチャンスだと分かっていても、私には何と話したら良いのか分かりません。
親子でどの様な話し合いがなされたのかは分かりませんが、翌日から私の部屋は伯母の部屋に移り、これで妻の心が離れてしまったのでは無いかと思った私は、その悔しさを毎晩伯母の身体にぶつけ、伯母の妖艶な身体に没頭していきました。
私に有るのは、目の前の伯母の身体だけになってしまい、伯母はその様な私を、自分好みの男にする為に、一生懸命手ほどきしてきます。
私は連日、女の扱いを嫌と言うほど仕込まれ、3ヶ月ほど経った頃には、夜に関してだけは伯母との関係が逆転しつつ有りました。
「信夫、もう出して。私はもう駄目。早く終って頂戴。」
「何を言っているんだよ。まだオチンチンで2回しか気を遣っていないじゃないか。」
「だってその前に、指とお口で。また、また。お願い、もう許して。」
「駄目だ。私をそう仕込んでくれたのは伯母さんじゃないか。今夜はあと3回気を遣ったら許してやる。ほら、もっと腰を使って。」
伯母は私の上で、半開きの口から涎を垂らして、狂った様に腰を動かしています。
「これで最後にして欲しければ、お願いしてごらん。」
「もう、許して。これ以上、されたら、死んでしまう。お願い。駄目、駄目。また来る。来てしまう。出して。お願いだから出して。」
「どこに?」
「もう駄目。私のオメコに、スケベなオメコに出して。ほら、来てしまう。駄目、駄目、いい、いいの、凄くいいの、いい、いい、ヒィー。」
この頃私には、1つの心配が有りました。
それは伯母が妊娠してしまわないかという事です。
昼間伯母を捕まえて聞いてみたのですが、やはり昼間の関係は以前のままでした。
「伯母さん。今まで、ずっと、伯母さんの中に、つまり、その。」
「お前は何も心配しないで、私の言う通りにしていれば良いの。父ちゃんと早くに死に別れて、その後オメコをしてもらえなかったからか、40歳の時に終ってしまったよ。そんな事よりも、昨夜はよくもあんな虐め方をしてくれたね。私に逆らったらどうされるか、今夜は嫌と言うほど教えてやるから、覚悟しておきなよ。」
私は何と無知だったのでしょう。
そう言われてみればこの3ヶ月の間、伯母に月の物はなく、1日の休みも無しに伯母と交わっていたのです。
その夜私は、伯母に虐められていました。
手や口を使って私を高めておいて、出そうになると、すっと手や口を離してしまうのです。
今までも、手ほどきを受けていた頃は何度か我慢させられましたが、今夜はそれが、もう10回以上続けられ、私は惨めな姿で1人身悶えていました。
「ほら、出したいかい?腰が動いているよ。そうかい。出させて上げようかね。おっと、駄目、駄目。そうはいかないよ。これは私に逆らったお仕置きだからね。」
しかし私は、以前の私では有りません。
服従する事を誓い、伯母に飲んでもらった後は、立場は逆転してしまうのです。
伯母はこの様な行為だけで満足出来るはずも無く、私に入れられたら最後、1度出させた事が災いし、今度は伯母が虐められるのです。
「お願いだから、もう終っておくれよ。これ以上されたら、気が狂いそうだよ。」
「駄目だ。今日は本当に気が狂うまで、何度でも気を遣らせてやる。」
そう言いながら腰を動かすと、面白い様に伯母は登り詰めます。
「もう駄目。それなら、せめて少しだけでも、休ませて。お願いだから、少しだけでも、嫌、また、いい、いい、もう私は、いい、いい、いい。」
「おっと、伯母さんの言う事は聞かないと駄目だから、少し休ませてやろう。」
「えっ、嫌、動いて。もうすぐだったんだよ。お願いだから動いて。」
「困った伯母さんだな。どちらだよ。」
「そう、いい、いいの、いい、いい、また、また、駄目ー」
しかし私は、動きを止めません。
「もう嫌。こんなのもう嫌。許して。もうしませんから堪忍して。私が悪かったです。」
「分かった様だから、これで終わりにしてやろう。最後だから思い切り気を遣れ。もう出しても良いか?」
「出して、中に出して。いい、いい、死んじゃう、死んじゃう、死ぬ、死ぬー。」
伯母との行為が終ってから、寝息を立てている伯母の横で私は、このままの生活を続けていても良いものかと考えていました。
  1. 2014/07/05(土) 00:42:55|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第22回

夜は伯母に対して主導権をとっていても、昼間の立場は何も変わりません。
妻と娘の事を諦められず、そのくせ良い方法も見つからずに、伯母との行為を見られてからは、私から妻を避け続けています。
私が1人畑にいると、珍しく叔母が昼食のにぎり飯を持って来ました。
「信夫、私は悔しくて仕方が無いのだよ。おまえの様な者に、身体を良い様にされてしまう。何度言っても、夜のおまえは言う事を聞かない。それで私は決めたよ。今夜から少しでも私に逆らったら、この家を出て行ってもらう。良いね?」
私も将来が開けずに、少し自棄になっていたので怒りに任せ、伯母に抱き付いて着物の裾から手を入れると、知り尽くした伯母の急所を、こうされると1番弱いというやり方で触りました。
「何をするんだい?やめなさい。やめな、さい。やめ、な。」
伯母はすぐに大人しくなり、嫌がりながらも私の指に押し付けています。
「ここでは嫌。誰かに見られる。ここでは、ここでは。」
「こんなに濡らして何が嫌だ。こんな畑の真ん中で、そんな声を出して恥ずかしくないのか?」
「だから、せめてあの小屋で。駄目、駄目、こんな所では嫌。駄目、駄目、駄目。」
「ここで充分だ。立ったまま気を遣ってみろ。」
「嫌。そんなの嫌。駄目、駄目、駄目ー。」
私は伯母を、抱きかかえる様にして小屋まで連れて行くと、下半身だけ裸になりました。
「今度は伯母さんが俺を気持ち良くしてくれ。」
「偉そうに私に命令するんじゃないよ。そんな事は私が決める。」
「そうか。丁度良い引き際かも知れない。私は家を出て行くよ。」
すると伯母は驚いた顔をして、腰に抱き付いてオチンチンに頬擦りをしてきました。
「さっき私が言った事を気にしているのか?あれは嘘だよ。おまえを私の思い通りにしようと思って、少し嘘をついてしまっただけだよ。出て行くなんて言わないでおくれよ。」
伯母が初めて私に縋ってきました。
この時私には、良からぬ思いが浮かびます。
「放してくれ。私は出て行く。」
「私が悪かったよ。もう出て行けなんて言わないから、頼むから出て行かないでおくれよ。」
伯母はそう言いながら、目の前の物を銜えてきました。
「それなら私の言う事を聞くか?今後逆らわないと誓えるか?」
「誓うよ。もうこれ無しでは生きていけない。信夫のオチンチン無しでは、寂しくて生きていられないよ。」
「口を離すな。今からは信夫さんと呼べ。分かったか?」
伯母は銜えたまま、何度も首を縦に振っていました。
この家での伯母と従兄の力関係は、ほとんど互角なので、伯母を私に従わせる事が出切れば、私も大きな力を得る事になります。
昼の態度だけではまだ半信半疑だったのですが、夕飯の時に、伯母が私に本気である事が分かりました。
「母ちゃん、信夫と俺の皿が逆だぞ。」
今日はメザシが付いていたのですが、私の皿には5匹乗っていて、勘一の皿には4匹しか乗っていません。
今までなら逆どころか、勘一が5匹なら私は2匹でした。
「これで良いんだよ。信夫は1日中畑に出ているからね。それにお前は、医者からあまり食べるなと言われているだろ?」
「信夫?」
私が伯母を睨んでそう言うと、伯母はすぐに謝りました。
「母ちゃん、どうしちゃったんだよ?」
「別に今までと変わらないよ。ただ、田畑を売らなくてもやっていけるのは、信夫さんがいてくれるからだろ?」
これで確信を得た私は、伯母に対しては更に強く出る様に成って行きます
  1. 2014/07/05(土) 00:44:03|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第23回

私が床につくと、伯母は私に擦り寄ってきて、私の股間を弄ってきます。
「今日は疲れたから、向こうに行ってくれ。」
「そんな意地悪を言わないで。私はこれが無いと眠れないよ。」
「今日は小屋でしてやっただろ。」
盛りのついた伯母は私の言う事など聞かずに、寝巻きの裾を割って口に含んでいます。
「仕方のない伯母さんだ。それならしてやるから私の質問に答えろ。」
伯母は口を離したのですが、私の気が変わらないように、手で扱き続けています。
「お春は、伯父さんとしか経験が無いのか?」
「お春?」
「ああ、今日からお春と呼ぶが気に入らないか?まだ分かっていない様だな?お春は誰の女か言ってみろ。」
「私は、私は。」
「もういい。」
伯母の手を振り払い、裾を直して背を向けると、伯母は慌てて後ろから抱き付いてきて、前に回した手で寝巻きの上から擦ってきました。
「私は信夫さんの女。機嫌を直して。私は信夫さんの女よ。」
私が向かい合って手を下に持って行くと、伯母はそこはすでに濡れていたので、指を2本捻じ込んで聞きました。
「ここは誰の物だ?今まで伯父さんと私以外に、誰に使わせた。」
「あっ、信夫さんの物です。死んだ旦那様以外には、あーん。」
「本当か?そうだ、伯父さんは死んでもういないから、他の者がいる時は信夫さんで良いが、今から2人だけの時は、私の事を旦那様と呼べ。腰を動かして感じていないで、もう一度誰の物かもっと大きな声で言ってみろ。」
「旦那様の、物です。旦那様の、オメコです。指を動かして。お願い、指を、指を。」
「伯父さんの他にも、勘一とした事が有るだろ?正直に言わないと。」
「していません。嫌。止めないで。息子と、その様な事は。嫌、もう少しだから、止めないで。」
「本当に勘一とは何も無かったのか?正直に言わないと、また止めてしまうぞ。」
「手で、手でしてあげた事は、何回か。嫌、どうして?言ったのに、どうして?正直に言ったのに。」
「俺は腕が疲れた。指はこのままにしておいてやるから、自分で腰を使って気を遣ってみろ。」
「あーん、上手く出来ない。旦那様が、旦那様がして。」
妖しく蠢く伯母の腰を見ながら、私の野望は大きくなって行きます。
それから数ヶ月が経ち、勘一の右足の間接はますます悪化し、それを庇う為に負担の掛かっていた左足の間接も悪くなってしまい、終には妻の肩を借りないと、1人では便所にも行けなくなっていました。
伯母はみんなの前でも、私の事を旦那様と呼ぶ様になっていて、ご飯の時の座る場所も私が一番上座です。
昼間は妻と私が農作業をして、伯母が娘の和美を見ながら勘一の世話をする事が多くなり、妻と話す事は自由に出来るようになったのですが、核心部分にはお互いに触れません。
妻が私と伯母の関係を、どの様に思っているのかが怖くて聞けないのもありますが、独占欲の強い伯母が、私と妻が仲良くする事を嫌っているからです。
伯母は私に逆らわないと言っても、私が伯母から少しでも離れる様な素振りを見せれば、恐らく今の関係は1日にして壊れてしまうでしょう。
  1. 2014/07/05(土) 00:45:27|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第24回

伯母とこの様な関係になっていても、妻に対する愛は変わらないつもりだったのに、妻と娘さえ取り戻す事が出来れば他は何も望まないと言う様な、純情な気持ちは無くなっていました。
その様な醜い心を知られるのが嫌だという気持ちが、更に妻へ気持ちを打ち明ける事を出来なくしています。
「お春、風呂に入るぞ」
私が風呂に入る時は、必ず伯母が背中を流すようになっていた。
「旦那様、清子と何も無いでしょうね?」
「何も無い。お春も知っているだろ?和美を抱いて、時々畑に様子を見に来ているのを知っているぞ。そんなに私が信用出来ないか?」
「ごめんなさい。でも、心配で」
「今日子はまだ勉強しているか?」
「今日は疲れて眠ってしまったみたいです」
「そうか。それなら久し振りに一緒に入るか。お春も着物を脱げ」
伯母は嬉しそうに、脱衣所に行きました。
「そこに立って、身体をよく見せろ」
流石の伯母も恥ずかしいのか片手で胸を隠し、もう一方の手はしっかりと閉じ合わされた、太腿の付け根に置いて腰をくねらせています。
「何故隠す?毎晩中まで見られているのに、今更何が恥ずかしい?隠すな」
潤んだような大きな瞳、感じてくると少し開く鼻筋の通った鼻、私の物を含むにはいっぱいに開かなくてはならない小さな口。
しかし、その小さな顔と違い、細い首の下には肉付きの良い身体がある。
丼を伏せたよりもやや小さい程度の豊満な乳房、少し触れただけで硬く尖る小さな乳首、肉は付いていてもしっかりと括れている腰、薄く柔らかい陰毛、今は見えないが、感じてくれば自分から包皮を押し退けて顔を出す淫核、普段しっかりと閉じていても私の為には濡れて開く襞。
とても40歳を過ぎているとは思えない、白くきれいな身体を眺めながら考えていました。
妻の気持ちを取り戻す事が出来たとしても、この身体を手放す事が私に出切るだろうかと。
あの鬼のような形相で私達を虐めぬいた伯母が、今では私の前で顔を赤らめ、少女のように恥じらいながら立っている。
血の繋がりは無くとも、20歳近く年下の甥に辱められ、何も言わずに耐えている。
このような伯母に対しての憎しみは薄れ、愛はなくても情のような物さえ出てきています。
正確には伯母にでは無く、私の思い通りに開く、この身体に情があるのかも知れません。
現に今も、触れてもいないというのに、身体は私を求めて悲鳴を上げ始めています。
「うっ、うーん」
「どうした?さっきから太腿を擦り合わせて変な声を出しているが、小便でもしたいのか?」
「違い、ます。何も」
慌てて片手を下に持って行ってまた隠したのですが、暫らくすると中指だけが、微かに動いているように見えます。
顎を突き出し、目を時々閉じながら鼻の穴を開き、半開きになった小さな口から、時折可愛い声が漏れ出すと、この女を手放したくないと言わんばかりに、私の身体も自然と硬くなっていきました。
私はその事を隠すように湯に浸かりましたが、その事で後ろ向きになった伯母は、私から見えなくなった指の動きを早くしたようで、丸いお尻が前後左右に動いています。
「お春、辛そうだな」
「立って、いるのが、辛いです」
「ずっと立っていたから、足が辛いのか?違うだろ?何処が辛い?正直に言ったら、お春も入って来てもいいぞ」
「オメコが、辛いです」
伯母は私を跨いだ格好で入り、次の瞬間、私は明らかにお湯とは違う、ぬるっと濡れた物に包まれ、それはもう放さないと言わんばかりに、きつく私を締め付けて来ます。
伯母は味わうかのように、ゆっくりと腰を前後に動かし、徐々に動きが早くなるとその声は大きくなっていき、勘一が動けなくなってから、1階の風呂と便所に最も近い部屋に移った妻にも、はっきりと聞こえているに違いありません。
この複雑な思いを振り払うかのように、私も下から伯母を突き始めていました。
  1. 2014/07/05(土) 00:48:09|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第25回

私が激しく突けば突くほど、伯母の身体はお湯に浮いてしまいます。
伯母は動きを全て受け止めようと、私の首に手を巻き付けて抱き付いてきました。
私も伯母が浮き上がらないように、お湯の中で腰を抱いてやると、伯母の声は益々大きくなります。
「嫌、硬い、嫌、嫌、今日の、旦那様は、いつもより、硬い、嫌、嫌、嫌」
「本当に嫌か?硬いのは嫌いか?」
「違う、嬉しいの、硬いの好き、好き、好き、凄い、今日は、凄い、もう駄目、駄目ー」
伯母の身体を支えながら、勘一と妻の部屋の前まで行くと、私達に刺激されたのか、いつもよりも大きな妻の声が聞こえてきました。
「こんなの嫌、こんなのは嫌ー、もう嫌ー」
何度聞いても悔しくて遣り切れず、急いで一番奥の私達の部屋まで行くと、伯母の身体をまた虐めてしまうのです。
「旦那様、今日はもう」
「もう何だ?私はまだ出していないぞ。お春の夜の務めは何だ?言ってみろ」
「私の身体で、旦那様に気持ち良くなって頂く事です」
私に対して昔の様な気丈さは、今の伯母の何処にもありません。
私さえ伯母以外の女に目を向ける様な素振りを見せなければ、伯母は私に従順で有り続けるでしょう。
次の日、いつもの様に妻と畑に出た時、私が畑の隅に有る肥え溜めに小便をしていると、斜め後ろからの刺すような視線を感じました。
そちらに視線を向けてみると、妻が小便の出ているところを食い入るように見ていたのですが、私と目が合った瞬間、何も無かったかのように、また鍬で耕し始めました。
「清子、どうした?何か気になるのか?」
しかし妻は答える事も無く、黙々と作業を続けています。
「最近、毎日大きな声が聞こえるが、毎晩勘一兄さんに可愛がってもらっているのだな」
妻は一度大きく首を横に振ると、その後は私が何を言っても、私を無視して作業を続けました。
昼間の妻の態度が気になった私は、夕飯が終るとすぐに、妹の京子には2階に移った自分の部屋に行くように言い、早い時間から伯母を責めていました。
「あーん、また、今日の、旦那様は、激しすぎる、嫌ーん、これ以上されたら、本当に、あーん、死んでしまう、また、また、死ぬ、死ぬ、死ぬー、ひぃー」
そう叫ぶと伯母は、本当に死んだ様に静かになり、その内寝息を立て出しました。
私は足音を忍ばせて、妻達の部屋の前に行くと、勘一の怒鳴る声が聞こえてきます。
「お前だけ気持ち良くなりやがって。そんなに自分だけ最後までいきたければ、張り形を使って勝手にいけ」
「嫌ー、こんなの嫌ー。どうかなりそう。狂いそうですー」
「そんなに嫌なら後はこれで、自分でやれ。俺はもう駄目だ」
「自分でなんて出来ません。どうにかして、こんなの嫌ー」
「やめろ。そんな事をしても無駄だ。俺のはもう立たない」
「それならどうして毎晩途中まで。今ももう少しでした。せめて勘一さんがこれで」
「おまえには俺の悔しい気持ちが分からないのか。今日は立つか、今日は治っているかと思って。
でも駄目だ。もう男として終わりだ。足が痛くて動けない。唯一の楽しみだった、唯一男でいられたこれが」
妻は乱れた寝巻きの前を押えて、部屋を飛び出していきました。
  1. 2014/07/05(土) 00:49:28|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第26回

寸前のところで廊下の角に隠れた私は、妻の後を追って風呂の前まで行くと、中から妻の悩ましい声が聞こえてきます。
「あー、あーん、うっ、うっ、いい、あっ、あっ、いい」
それは妻が1人で慰めている声でした。
あの純情で、勘一に辱められては泣いていた妻からは考えられませんでしたが、私が変わってしまったのと同じ様に、妻も変わってしまっていたのです。
部屋に戻ると、物音で伯母が目を開けました。
「何処に行っていたのです?」
「便所に行ってきた。それよりも、部屋の前で聞いてしまったのだが、勘一兄さんはもう駄目みたいだぞ」
「何が駄目なのです?」
「あっちの方だ。もう立たないらしい。男として駄目になったらしい」
私が嬉しそうに話すのとは対照的に、一瞬驚いた顔をした伯母は、今にも泣きそうな悲しい顔に変わりました。
次の日、私はある事に気付きました。
あれほど私と妻の仲を気にして、隠れて何度も様子を伺いに来ていた伯母が、午前中一度も来なかったのです。
昼飯に帰ると、伯母は俯いて私と一度も視線を合わせず、勘一も食欲が無いという事で、妻はお盆に乗せていった食事を、手付かずのまま持ち返って来ました。
午後、私はわざと鎌を忘れて畑に行くと、妻には取りに戻ると言って、一人家に戻りました。
気付かれないように、勘一の部屋の前まで行って耳を済ませると、2人の話し声が聞こえてきます。
「母ちゃん、もういい。やっぱり駄目だ。俺はもう男に戻れない」
「そんな事はないから頑張って。もう少ししてあげるから、他の事は忘れて気持ちよくなる事だけを考えるの」
「昼前に散々してくれたじゃないか。それでも駄目だった」
「きっと精神的なものだわ。大丈夫、必ず良くなるから」
「それなら口でしてくれよ。母ちゃんの口でしてもらえば、もしかすると硬くなるかも知れな
い。それで硬くなったら、母ちゃんのオメコに入れさせてくれると約束してくれ。母ちゃんのオメコに入れられると思えば、硬くなるような気がする」
「それは駄目。親子だから手だけという約束だったでしょ?」
「伯母と甥なのに、信夫にはさせているじゃないか。母ちゃんはこんな俺を見捨てるのか?」
暫らく沈黙が続いた後、クチュクチュと口に唾を溜めながらしゃぶる、伯母が口に含んだ時の聞き慣れた音がしてきました。
「やっぱり駄目だ。母ちゃんの口でも硬くならない。俺はもう駄目なんだ」
私は畑に戻ると、妻の横に行って話し掛けました。
「勘一兄さんは、いつから駄目になった?」
「何の事です?」
妻は顔を背けます。
「もう硬くならないのだろ?それで清子は、一人風呂で」
「知りません」
妻は涙を流しながら、走って家に帰ってしまいました。
  1. 2014/07/05(土) 00:50:30|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第27回

農作業を終えて帰ると、伯母は以前の鬼のような形相になっていました。
「話があるから部屋に来なさい」
伯母が私に、命令口調で話すのは久し振りです。
伯母の後をついて部屋に行くと、伯母は上座に正座しました。
「そこにお座りなさい。畑で清子と何が有ったの?何かしたわよね?まさか小屋で」
「俺は何もしていない」
「それなら何故、清子が泣きながら帰って来たの?嘘をついても駄目」
「そんなに信用出来ないか?私はただ、勘一兄さんの事が心配で聞いただけだ。それよりも俺達が畑に行ってから、何をしていた?」
「和美の世話と、勘一ちゃんの世話を」
「勘一兄さんの、何の世話をしていた?俺が途中で鎌を取りに来たのも気付かないで」
「えっ?それは、その」
「お春は誰の女だ?お春の口は誰の物だ?お春のオメコは誰の物だ?もう関係はやめにしよう」
「待って。信じるから許して。私は旦那様の女です。この口もオメコも全部旦那様の物です」
「駄目だ。その口は私の物なのに、どうして他の男を咥える。俺のオメコに、どうして他の男を入れようとする?それも、ただの男ではなくて、相手は息子だろ」
「ごめんなさい。堪忍して下さい。勘一ちゃんが可哀想で、口ではしてしまったけれど、旦那様のオメコは使わせていません」
「それは硬くならなかったから使われなかっただけだ。もしも硬くなっていたらどうしていた?
俺は今日から2階で寝る」
泣いて縋る伯母を突き飛ばし、布団を持って2階に行きました。
これは明らかに嫉妬です。
情は有っても私にとって伯母は、この家での地位を維持する為と、性欲を処理する為の道具で、その他の感情は無いと思っていましたが、伯母と勘一の仲を嫉妬した事に気付き、自分でも驚きました。
勘一はその後、起きる事も出来無くなり、糖尿病だと診断されて入院してしまいます。
伯母は毎日泣きながら許しを請いますが、私は許しませんでした。
しかしこれは、毎日伯母に性を吐き出していた私にとっても辛い事です。
勘一に付き添いはいらなかったのですが、昼間妻が病院に行く時は伯母が娘を看て、伯母が行く時は妻が娘を背負って畑に出ていました。
本当の親子3人水入らずで畑にいる。
これは妻が、夢にまで見た姿です。
戸籍上は夫婦、親子でなくても、私も望んだ姿です。
しかし今の私は不純な考えが先に立ち、モンペに包まれた妻のお尻が、気になって仕方ありません。
そんなある日、夜から降り出した激しい雨が止まず、農作業に出られないので、朝から藁草履を編んでいました。
「今日は清子が、勘一ちゃんの様子を見てきて」
「今日は伯母さんが行くはずだっただろ?ここのところ畑で忙しかったから、たまには休ませてやれよ。」
私は伯母に手招きされて、隣の部屋に行きました。
「だって、今日は畑に行けないから、私がいなくなるとこの家には、旦那様と清子だけになってしまう。変な気でも起こされたら」
子供のように意地を張り、伯母と何日も交わっていなかった私は、この言葉で女としての妻を余計に意識してしまいました。
「伯母さんは自分のした事を棚に上げて、まだ俺を疑っているのか?それに和美だっているだろ。
勝手にしろ」
「ごめん。私が悪かったよ。今日は私が行くから機嫌を直して。せめて伯母さんなんて呼ばないで、前みたいにお春と呼んで」
和美が眠ると、妻は小雨になったのを見計らい、昼飯に使う大根を引きに家の前の畑に行ったのですが、また急に雨足が強くなったので、私は番傘をさして迎えに行きました。
大根を持って、私に寄り添う妻の横顔を見ると、濡れて解れた髪が頬に張り付いています。
それを見た時、私の妻を見る目は雄の目に変わっていました。
「手拭で拭いたぐらいでは、風邪をひいてしまうぞ。着替えたらどうだ?」
「そうします」
私は思い切って、妻の部屋の障子戸を開けました。
  1. 2014/07/05(土) 00:51:31|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第28回

そこには久し振りに見る、全裸の妻の姿がありました。
伯母ほど白い肌ではないのですが、それでも農作業で顔だけが日に焼けて浅黒い為、白さを際立たせています。
「嫌。出ていって」
妻は慌てて、身体を拭いていた手拭で前を隠すと、身を屈めました。
「どうしてだ?私は今でも清子を愛している」
「お母様に怒られる。もう私達は元には戻れません」
「そんな事は無い。俺はずっと清子を愛し続けていた。伯母さんとこうなったのも、清子や和美の側にいたかったからだ。他に方法は無かった。清子はもう、私を愛してはくれないのか?」
「でも駄目。こんな事は嫌です。出ていって下さい」
妻を愛しているのは本心だった。
しかし今は、口では愛を叫びながらも、その事よりも目の前の、牝の身体が欲しくて必死なのだ。
妻は私への愛を否定はしないのだが、これから起こる事を言葉で拒否し続けている。
もう自分を抑える事が出来なくなっていた私は、服を全て脱ぎ捨てて近付いた。
すると妻の目は、私の既に雄叫びを上げている部分に集中し、その目もまた、牝の目へと変わったように感じたので、押入れから布団を1組出して敷いたが、もう妻は何も言わない。
「清子、ここにおいで」
しかし妻は、何度も首を横に振る。
私の硬く大きくなった物を見た事で、自分が牝に変わってしまったという事を、隠したかったのだろう。
私は妻の腋に手を差し込んで、強引に布団まで引き摺って行き、押し倒して乳房に吸い付くとお乳が出てきた。
「あーん、駄目、こんな事は、駄目」
私は何故か娘に悪い気がしてしまい、乳房への愛撫はそこそこに、足元に回ると妻の脚を大きく割り、その付け根にむしゃぶりつく。
口での攻撃から逃れようと、私の頭を両手で押したり、身体を捻ったりしていたが、何日も途中までで放っておかれた身体は、すぐに抵抗を止めてしまった。
襞を開くと、そこは伯母の赤みを帯びたピンクとは違い、薄くきれいなピンク色をしている。
更に伯母と大きく違うのは、その上にたたずむ淫核が、もう感じているはずなのに、未だ包皮に包まれている事だ。
私は包皮を剥いて強制的に露出させ、舌先で突いたり舐め上げたりして、伯母に散々教え込まれたやり方で責め続けていました。
「恥ずかしいけど、感じてしまう、駄目、駄目、欲しい、もう欲しい、お願い、お願い」
口を離して指での刺激に切り替えて横に座ると、もう妻は牝である事を認めざるを得なくなったのか、手を伸ばして私を握り締めています。
「いつから入れてもらっていない?」
「もう、ひと月以上、あーん、これが、欲しい、欲しい、本当に、もう駄目なの、駄目、駄目、駄目ー、嫌ー」
妻は縋る様な目で私を見詰めながら、何度も腰を突き上げて気を遣ってしまいました。
「ひぃー」
休まず私が挿入すると、そう一声叫んで下から抱き付いてきます。
「なに?中がいっぱいになる、中がきつい、なに?なに?」
私は今までを取り戻すかのように、激しく突き始めました。
「嫌ー、奥まで来てる、嫌ー、そんな、奥まで、嫌ー、硬い、硬いのが奥までー」
妻はそう言いながらも、更に奥まで欲しいのか両足上げて、私の腰に絡めてきました。
「凄い、凄い、奥まで、駄目ー、ひぃー」
腕枕をした状態で、2人並んでぼんやりと天井を見ていましたが、その間も妻は私を掴んだまま放しませんでした。
「信夫さんは、変わってしまったのですね」
「それは清子もだ。今も清子の手は何を掴んでいる?」
「嫌。恥ずかしい」
そう言いながらも、更に強く掴んで放そうとはしません。
「でも、清子を愛しているという気持ちだけは変わっていない。ここにいる為には伯母さんとの関係もやめられないし、暫らくこんな生活が続くと思うが、私を信じて待っていてくれないか?
こんな私はもう嫌いか?」
妻は返事の代わりに顔を下腹部に持っていくと、優しく口に含んでくれました。
  1. 2014/07/05(土) 00:52:31|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 第29回

妻は夕方に帰ってきた伯母に捕まり、質問攻めにあっていました。
「私がいない間、何をしていた?」
「和美の面倒を看ながら、ゆっくりとさせて頂きました」
「まさか私の旦那様に、ちょっかいを出したりしなかっただろうね?」
「そんな事はしていません」
「本当だろうね?」
「本当です」
「2人で何の話をしている?」
「あっ、旦那様。別に何も」
「お春、疲れただろ?風呂を沸かしておいたから今から入れ。今日は私が背中を流してやる」
「えっ?旦那様にそんな事」
そう言いながらも嬉しそうに、小走りで着替えを取りに行きます。
「清子、悪いな」
「いいえ、勘一さんとの事で、ずっと信夫さんには辛い思いをさせてきました。私もこの方が、少しでも罪が軽くなるようで気が楽です。お母様と何があっても信じていますから」
私が背中を流している間、伯母はずっと泣いていました。
「今日子が眠ったらお春の部屋に行くから、それまでに化粧をし直して、布団を敷いておけ」
「本当ですか?嬉しい」
「ああ、だから今は泣くな。泣いていては化粧が出来ないぞ。その代わり今夜は朝まで、嫌と言うほど泣かせてやるから」
「旦那様、嬉しい」
毎晩伯母を抱き、伯母が勘一の病院に行く日は、昼間妻を抱くという生活が続きました。
勘一は合併症まで起こし、病状は思わしくありません。
「勘一兄さん、久し振りですね」
「信夫か。俺を笑いに来たのか?」
「とんでも無いです。早く良くなってくれないかと思って」
「心にも無い事を」
「本当です。早く良くなってもらわないと、私1人でお春と清子の相手をしていては、いくら私でも身がもちません。何しろ2人共激しいですから」
「なにー。俺から母ちゃんを盗っただけでは飽き足らずに、まさか清子まで。」
「盗ったとは人聞きの悪い。お春は自分から股を開いてきたから仕方なく。それに清子は、元々私のものだったのを、勘一にいさんが無理矢理犯して盗ったんじゃないですか。清子は、あんな男に触られるのは、気持ち悪くて二度と嫌だと言っていましたよ。思い出すのも気持ち悪いから、
何もかも忘れさせてと言って、毎日裸で抱き付いてきます。」
「くそー、殺してやる」
「その意気です。私を殺せるぐらい、元気になって下さいよ。早く治してもらわないと、お春にはいくら濃いのを注いでやっても心配ありませんが、そのうち清子には子供が出来てしまうかも知れません」
「絶対に殺してやる」
「私を殺すのは構いませんが、その前に死なないで下さいよ。さて、2人共身体を洗って待っていると思いますから、来たばかりで悪いのですが帰ります。何しろ、1晩に2人相手をしなければなりませんから。ゆっくり寝ていられる、勘一兄さんが羨ましいです。」
「おまえと言う奴は」
「そうだ。1つの布団に2人並べて、交互に嵌めてやればいいんだ。その方が楽ですよね?今夜はそうしてみます。じゃあまた」
「くそー、くそー」
病室を出ると、勘一の悔し泣きする声が聞こえてきました。
勘一の顔を見たら私も興奮して、伯母には聞かせられない事を言ってしまい、これが伯母に伝わっては不味い事になると心配しましたが、その心配はすぐに無くなりました。
私が興奮させたからだとは思いたく無いのですが、その夜少し落ち着いていた勘一の病状が急変し、明け方死んでしまったからです。
  1. 2014/07/05(土) 00:55:31|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チョコレートの伯父ちゃん 最終回

それから3ヶ月ほど経った頃、妻が妊娠している事が分かりました。
「おまえの様な嫁は出て行け。もう二度と顔も見たくない」
伯母は一人息子を亡くした上に、私まで失うかも知れない恐怖から、妻を責め続けました。
「お春、清子が出て行くなら私も出て行くよ。和美もお腹の中の子供も私の子供だ。世話になったな」
「清子だけ出て行けばいい。旦那様は行かないで。もっと尽くすから行かないで。何でもするから行かないで」
「それは駄目だ。私には子供達に責任がある。それに、俺もまだ若いからいつか所帯を持ちたいと思っていた。伯母と甥で、まさかお春と結婚する訳にもいかないだろ?」
結局、伯母と私が養子縁組をし、一周忌が終ったら妻と結婚をする。
結婚をしても私は伯母の部屋で寝て、伯母との関係を続ける代わりに、妻と関係を持つ事も認める。
この様な、常識では考えられないような条件で落ち着いたのですが、1番罪深いのは私です。
毎日違った味の、2人の女に奉仕させ、その上この家の資産も手に入れたのです。
その後男の子が生まれて清子と結婚しても、この様な関係は8年後に、伯母が脳溢血で倒れるまで続きました。
勉強の好きだった妹の今日子は、大学を出てすぐに結婚して子供を儲け、私は農業の傍ら、昔習った呉服の行商に出る様になり、南方で捕まった時に米兵からもらった、チョコレートの美味しさが忘れられずに、今日子の家に寄る時は甥の喜ぶ顔が見たくて、必ずチョコレートをお土産に持って行きました。


チョコレートの伯父ちゃんの事を思い出している内に駅に着き、改札を出ると後ろから肩を叩かれました。
「ご無沙汰。一緒の電車だったのね。」
それは従姉の和美姉さんでした。
「ご無沙汰しています。和美姉さん一人?」
「主人は久し振りに弟と酒が呑みたいと言って、一足早く昨日から車で来ているの。私は昨夜どうしても外せない会合があったから」
「そうなんだ。でも丁度良かった。まだ時間が有るから、先に伯父さんのお墓にお参りしたいけど、どの道を行けば良かったのかな?この辺りも、ベッドタウンになってしまって、すっかり変わってしまったから」
「私も一緒に行くわ。」
以前は気にもしないでいたが、墓石の後ろには〔信夫・清子〕とだけ書いてある。
「ご先祖様のお墓は?」
「それは他の所にあるのよ。入院する前に、父が先祖の墓とは別に建てたの。その時『私が死んだらここに入れてくれ。ここには私と清子以外は誰も入れるな。死んでからは、私だけの清子でいて欲しいし、清子だけの私でいたい』と言ったので『いい歳をして惚気ているの』と聞いたら『おまえ達には分からん』と言って2人抱き合って泣いていたわ。しっかりしていると思っていたけれど、もう呆けていたのかな?だからここは、翌年に死んだ母と2人だけのお墓なの」私はお墓に手を合わせると、自然と涙が出てきた。
伯父ちゃん、いつも美味しいチョコレートをありがとう。
  1. 2014/07/05(土) 00:56:29|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第1回

三度目のコール音でようやく受話器を取る音がした。
忠志の眠そうな声が聞こえてくる。
「なんだよ朝っぱらから。何か用なのか、母さん」
乱暴な口調で言う忠志に、美枝子は少しふくれて、
「あら、ご挨拶ね。昨夜もかけたのに、いつまでたっても応答がないから心配してたのよ」
「昨夜はサークルの飲み会があったの。あのなあ母さん、俺はもう十九歳だぜ。いちいちそんなことで心配する必要なんてないの」
そう抗議する忠志の様子に、しかし美枝子はかえって子供っぽいものを感じて思わずくすりと笑った。
「はいはい、分かりました。別にたいそうな用事があるわけじゃありません。ちょっと声が聞きたくなっただけよ。それはそうとして、ちゃんと食べてる? 食事をちゃんとしてないと、いくら若くてもそのうち身体壊しちゃうわよ」
「はいはい、分かりました」
「ふざけないの」
道化た口調でオウム返しする忠志をたしなめながらも、美枝子はまた笑ってしまう。

坂口美枝子は四十歳を前にして、家族と別れて一人で暮らすことになった。といって、離婚したわけではない。
夫の忠明は一年前から単身赴任で福岡へ行っている。息子の忠志はこの春、念願の名門T大学へ入学、東京で一人暮らしを始めた。一家三人、離れ離れで暮らしているわけである。
美枝子は結婚するまでは両親とともに暮らしていたし、結婚してからは常に夫が、そして息子がいた。したがって三十九歳になる今年になって初めて、一人暮らしを体験することになる。
最初は淋しかった。だが、美枝子にはまるきりやることがないわけではない。
美枝子は数年前から自宅で英会話教室を開いている。教室はジュニアクラスとシニアクラスに分かれ、いまでは下は小学生から上は中高年まで全部で二十数名の生徒を抱えていた。
シニアクラスは意外なことに男性の人数が多い。というのも、以前から近所で評判の美人妻である美枝子が教えるなら、とファンである妻子もちの中年夫たちがたくさん入会しているからだ。それについて、美貌で男の客をひきこんでいるなど、と口さがないことを言う人たちがいることも美枝子は承知している。
が、何はともあれ、いまはこの英会話教室の主催者兼ただ一人の教師として教室を運営していくことが、一人になった美枝子の楽しみであり、日々の目的だった。

「でもね、ちょっと最近、気になることがあって・・・」
美枝子はふとそこで声をひそめた。
「何?」
「あなた、岡くんを覚えてる? 岡祐樹くん」
岡祐樹は忠志の子供の頃の友達だった。優等生だった忠志とはちがって勉強が苦手、親の離婚など家庭の問題もあって中学あたりから不良になった。高校へも進学しなかったはずだ。
「ああ、岡ね。覚えてるよ。あいつがどうかした?」
「この前、駅前の商店街で岡くんとばったり会ってね。ちょっと話したんだけど、岡くん、わたしが英会話教室をやってるって知ってたの。それで、今度入会したいっていうの」
「へえ~、あいつが? どういう風の吹き回しだろ。たしか高校へも行ってないでぶらぶらしてるはずだったけど。母さんが会ったときには、真面目な感じになってたの?」
「そうも見えなかったけど・・・」
美枝子は遠慮がちに言ったが、そのときの岡の様子は真面目とは程遠かった。髪は金髪、耳にはじゃらじゃらといくつものピアス、ド派手な服装。どれをとっても、いかにもヤンキーといった感じだった。
「それで、どうするの母さんは。あいつを入会させるの」
「それは・・・だって断るわけにもいかないでしょ」
「でも下手をすると岡が入ったことで、他の生徒たちが逃げちゃうかもしれないよ。あいつ、けっこうやばいし」
「・・・とりあえず様子を見てみるわ。それに岡くんだって自分から入会したいっていうくらいだから、やる気はあるみたいだし。最初から偏見の目で見て、可能性の芽を摘み取ってしまうのは可哀相だものね」
「まるで教師みたいな口をきくんだね」
忠志がちゃかすのを、美枝子はぐいと胸を張って答える。
「もちろんよ。お母さんはいま、たくさんの生徒を抱える英語の先生なんですからね」
  1. 2014/07/07(月) 21:21:43|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第2回

その日は朝から気分が晴れなかった。
ベッドから出て狭い居間へ入ると、ソファの上で母親が寝ていた。昨夜も遅くまで仕事をして帰ってきて、そのままの格好でソファに寝たらしい。その疲れた横顔を見ても、祐樹にはなんらの同情も湧かない。ただ、いっそう不機嫌になるだけだ。
父と別れた後の母は、以前にもまして身なりにもかまわなくなった。どこからどう見てもただの醜い中年女だ。仕事をして、帰ってきて、豚のように寝て、起きて、また働くだけの生き物。
もっとも祐樹の母に対する軽蔑の念は、昔からあった。小学校のとき、すでに授業参観に母がやってくるのがいやだった。人の目を過剰に気にするたちである祐樹は、普段いきがって格好ばかりつけている自分の母が、なんの変哲もない平凡な女であると周囲に知られることが耐えがたかった。
授業参観といえば・・・祐樹は思い出す。その頃仲のよかった坂口という奴の母親は、凄い美人だった。すらっとしていて、しかもスタイルがよく、グラマラス。端正な容姿で性格も明るく、はきはきと喋る。何より、その切れ長の瞳の優しげな色合いが、今も心に残っている。
彼女こそ、祐樹にとって理想の母親像そのものだった。彼女はいま、自宅で英会話教室を開いているという。最近も二,三度、家の前を通りかかったが、中学生らしい自転車がたくさん停まっていたところを見ると、それなりに繁盛しているのだろう。
そこまで考えたとき、祐樹は少しだけ気分がよくなった。外へ出て行こうという気になった。
ソファで寝ている豚にはもう目もくれず、祐樹は玄関から外へ出た。

幸運というものは意外なときにやってくる。
駅前のパチンコ屋を冷やかしてから、近くのゲーセンへと向かっていた祐樹の目に、その幸運が歩いてくるのが見えた。
件の理想の母、そして現実には自分ではなく坂口忠志の母――坂口美枝子だった。
祐樹は深く考えることもなく近寄っていった。
「おばさん。お久しぶり」
突然、挨拶した祐樹に、美枝子は少しどぎまぎしたようだったが、すぐに明るい笑顔で
「お久しぶり。岡くん、でしょ?」
「そうです」
ふたりはしばらく雑談した。といっても、美枝子の息子である忠志と友達であったのは小学生の時期だけだったから、話す話題も少ない。
しかし、そのときの美枝子の話で、ちょっと衝撃だったのが忠志が今はあの名門T大の学生であるということだった。
(あの野郎・・・)
腹が立った。美人の母だけでなく、あいつは祐樹にとっては手も届かない学歴まで手に入れたのだ。奴の将来はきっとバラ色であるにちがいない。昔から要領のいい奴だった。たいていの奴に好かれ、たいていの奴より優れていた。そんなところがむかついてたまらなかった。
祐樹に問われて、ちょっと照れながら美枝子はそれでも少しだけ誇らしげに息子の行った大学について話したが、祐樹の現状については聞かなかった。高校へも行かず、働きもせずにふらふらしているとう風評を聞いているのだろう。
祐樹はそれに思い当たって屈辱でかっとなった。
「おばさんは今、英会話教室を開いているんでしょ」
気がついたら、そう口が動いていた。
「ええ、そうよ」
「俺も入っていいかな」
えっという顔で美枝子が祐樹を見つめた。
その顔を見ながら、祐樹は腹の底から湧き上がる邪悪な欲望を感じていた。
  1. 2014/07/07(月) 21:29:28|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第3回

朝起きた瞬間からわくわくしていた。その日は土曜日。土曜日は坂口美枝子の主催する英会話教室の授業がある。当初はシニアクラスの授業も、ジュニアクラスと同様、平日にあるはずだったが、入会希望者の多くが大宮同様に美枝子のファン、つまり妻子持ちの会社員だったために土日に変更することを余儀なくされたのだ。
せっかくの休みの日に、わざわざ英会話教室へ行くなど普通の人間なら馬鹿らしいと思うかもしれない。だが、大宮にとっては当然のことだった。一緒にいて少しも面白くない妻や子の顔を見ているより、美枝子の魅力的な笑顔を見ているほうがどれだけ心が安らぐことか。

「今日は完了不定詞の説明をします。これは少々ややこしいところですから、皆さん、集中して聞いていてくださいね」
坂口家の庭に造られたプレハブ小屋。そこが美枝子の教室だった。せまっくるしいその中で、いま数人の中年親父と年増の女が美枝子の話を聞いている。
大宮は話など聞いていなかった。美枝子が真剣な顔で話す顔に見とれながら、ちらりとこぼれる歯の白さに心を奪われていた。もっとも、この場にいる親父たちの誰もが大小同異であるにちがいない。
一時間半の授業が終わって、生徒たちの皆が帰った後になっても、大宮はまだその場に残っていた。
「坂口さん」
美枝子に声をかけた。怪訝な表情で美枝子が見つめ返してくる。
「なんでしょう。何かわたしの説明で分からないところがおありでしたか」
「いえ、そうではありません。実は最近、この教室のよからぬ噂を聞きましてね」
その噂を聞いたときから、大宮はこうして美枝子へ話しかけるとっかかりが出来たことにウキウキしていたのだ。
美枝子が顔をしかめる。
「噂ですか・・・」
「そうです。お宅のジュニアクラスの、初級のほうに新しい子が入ったそうですな。たしか、もう二十歳に近い年齢の子とか」
「岡くんのことですか」
「そう、その岡くん。わたしの聞いたところでは、彼が入ってから、他の生徒―――皆、小学生や中学生だそうですが、全員やめてしまったとか」
「・・・・そうなんです」
美枝子はうつむいた。そうして深いため息をつく。
「でも岡くんが何かしたわけではないんです。ただちょっと不良っぽい子なので、他の子の親御さん方が心配されたみたいなんです。岡くんも責任を感じたみたいで、友達を数人連れてきてくれたんですけど」
「その友達というのも、皆、不良仲間なのでしょう。いけませんな。このままでは、ここに悪い評判がたって、せっかくここまで築きあげた信用が台無しになってしまうかもしれない」
深刻な表情でそう言いながら、腹の中では愁いに沈んだ様子の美枝子もなかなか美しい、と大宮は考えていた。思わず知らず、サディスティックな気分になる。
「それだけならまだしも、その不良連中が近所で問題なんぞ起こしたら、あなたがその責めを負わされることになりかねないですぞ」
「そんなことは・・・」
強い口調で言いかけた美枝子だったが、途中で尻すぼみになる。馬鹿な女ではないから、無論そのことも考えて心配していたのだろう。
「何かあってからでは遅い。早めにしかるべき処置を取られるよう、わたしからもご忠告させていただきます。何かお力になれることがあったら、わたしも出来るだけのことはさせてもらいます」
「ありがとうございます、大宮さん」
「いえいえ」
もったいぶった口調で言いながら、大宮はこれで他の連中にはない美枝子とのつながりが出来たと思っていた。幸い、美枝子のそばに頼れる夫も子も今はいない。一人きりのか弱い人妻の力になってやろう。そしてあわよくば――。
そんな甘い夢に浸る大宮の口元は、無意識のうちに緩んでいた。
  1. 2014/07/07(月) 21:33:30|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第4回

自宅の居間でひとり座りながら、美枝子は今日の授業の予習をしていた。だが目はアルファベットの羅列をなぞるだけで、思考はまとまらない。
この前の土曜日に大宮に言われたことが、知らず知らずのうちに頭を巡っている。
美枝子は大宮という男を好きではない。授業の最中でも、鼻を伸ばして露骨にいやらしい視線で見つめてくる大宮は、美枝子にとって耐え難い存在だった。
だが、大宮が言っていた「わるい噂」を無視するわけにはいかない。
たしかに岡が英会話教室へ来ることになってから、もとからいた生徒は全員やめてしまっていた。かわりに入ってきたのは岡の知り合いで、皆、そろいもそろっていかにもチンピラ然とした若者ばかりである。
(やはり一度きっぱりと言うべきかもしれない)
だが、下手に彼らに何か言うと、逆上されてかえってひどいことになりそうな気もする。
美枝子は懊悩していた。
そのとき、電話が鳴った。夫の忠明からだった。
「どうした、なんか声が暗いぞ。何かあったのか。大丈夫かい」
ちょっと話しただけで、忠明は妻の異変を察したようだった。長年連れそっている夫婦だけに、お互いの心の動きが声だけでも分かるようだった。美枝子はふと胸をつかれる。思わず涙ぐみそうだった。
「なんでもないの。ちょっと疲れただけよ。心配しないで」
だが、夫に心配をかけまいとする心遣いが、美枝子に嘘をつかせた。
「本当に大丈夫なのか。何かあるんなら言えよ」
「本当に何もないわ。ありがとう、あなた」
「礼を言うことはない」
受話器の向こうで照れている夫の顔が目に浮かぶようだ。
(愛しています、あなたを)
美枝子は声に出さずに、強くそう想った。その想いが夫のもとまで届けばいい、と真剣に願った。

驚いたことに、美枝子が授業の始まる三十分前に庭にあるプレハブの教室へ入ると、そこにはすでに生徒全員――岡とその友達の藤吉、金田、元倉がそろっていた。
美枝子が入ってくるのを見て、岡たちは不意に黙り、ちらりちらりとお互いに目くばせした。美枝子はそれを敏感に見て
取って、急に胸が騒いだ。
「どうしたの、今日は皆、早いのね」
美枝子は努めて平静を装い、そう声をかけた。
返事はなかった。
かわりに、藤吉がさっと立ち上がった。そのまま敏捷な動きで出入り口へ向かった。
「何を・・・」
言いかけた美枝子は、そのとき残りの生徒たち全員が自分に向かって飛び掛ってくるのを見た。
  1. 2014/07/07(月) 21:34:37|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第5回

岡は興奮していた。小学生のときから憧れていた坂口美枝子が目の前で、三人の男に拘束されている。美枝子の右手は金田、左手は元倉、両足は藤吉と、それぞれががっちりと押さえつけていて、美枝子がいかに暴れようともびくともしない。それでも必死になって美枝子がもがく度、清楚な白いブラウスの上から、その下にある大きな乳房がぶるんぶるんと揺れるのが分かった。
このときを待っていた。なんの希望もない自分の将来に絶望したときから、岡の生きる目的はこの美しい生き物を自分のものにすることだけだった。自分のもの、自分の奴隷。美枝子を徹底的に蹂躙し、嬲りつくし、岡の快楽のためだけに生きる女に変える。そのために岡が引き込んだ三人の不良仲間もいまや、美枝子の魅力に酔いきっている。
「離して! 離しなさい!」
頬を紅潮させて美枝子が叫ぶ。
「叫んでも無駄だぜ。この部屋の中は防音設備がしっかりしてるんだろ。あんたが最初にそう説明してくれたじゃないか、センセ」
言いながら、岡は美枝子に近寄った。興奮で震えを抑えきれないでいる手を伸ばし、美枝子の乳房をブラウスの上からわしづかむ。
「ああ・・・っ」
美枝子がか細い悲鳴をあげた。
「う~ん、やっぱりたまんねえおっぱいだな。柔らけえ」
「おいおい、俺も触りてえよ」
「お、俺も」
興奮した金田と元倉も両側から手を伸ばし、美枝子のふくよかな胸の膨らみを乱暴にまさぐる。美枝子の尻に顔を押し付けるようにして、その両足を後ろから押さえつけている藤吉も、下から手を伸ばし、美枝子の乳房を狙う。何本もの腕が、人妻のまろやかな乳房を、夫のみが触れることを許されるそこを揉みしだき、いじりまわす。
胸乳を四人の男に一斉に蹂躙されて、美枝子は悲鳴をあげつつ首を激しく振って必死にもがく。
「や、やめなさい。これ以上は警察沙汰になるわよ」
「ならねえよ、先生が黙っていてくれるならな」
「・・・甘くみないで・・・あ、あううっ・・わ、わたしは理不尽な暴力に屈して・・・泣き寝入りするような・・・女じゃない」
涙ぐんだ瞳をきっとさせて美枝子は、岡を睨み返す。
「暴力じゃねえよ。今日は皆でいつもお世話になっている先生に、とびっきりの快楽をプレゼントしてあげようって企画さ。旦那ともずっとご無沙汰なんだろ」
美枝子の旦那である忠明は単身赴任で福岡にいる。愛する妻のこのような無惨な姿を見たらどう思うか。残酷な想像をしながら岡は邪悪な笑みを洩らす。
「今日は朝まであんたの身体で遊ばせてもらう。どうやっても逃げられないんだから、あんたもそろそろ覚悟を決めて一緒に楽しんだ方が得策だぜ」
美枝子はしばらく黙って岡を睨んでいたが、やがて震えるような声音で言った。
「わたしはあなたたちを許さない・・・たとえどんな目に遭っても、あなたたちがしたことの責任を取らせるわ・・。たとえどんなことがあっても、絶対に、絶対に」
痛切な決意を感じさせる美枝子の言葉を、しかし岡はせせら笑う。
「最後までその台詞を言い続けられるよう、せいぜいがんばってみるんだな。―――剥け」
岡の言葉で三人の飢狼の手が、美貌の人妻の衣服を剥ぎ取らんとして襲い掛かった。
  1. 2014/07/07(月) 21:35:25|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第6回

妻が電話に出ない。
坂口は虚しく響く何度目かのコール音を聞いた後、ようやく諦めて受話器を落とした。
深い、ため息が出る。
いったいどうしたのだろう。妻の美枝子は自宅で英会話教室を開いているが、それもいまの時刻にはすでに終わっているはずだ。どこかへ外出するにしても携帯電話くらいは持っていくだろう。
何かあったのだろうか。
この前電話したときの、なんとなく暗かった妻の声を思い出す。胸騒ぎがした。だが、自宅から遠く離れ、こうして一人、九州にまで単身赴任しているいまの自分にはどうすることもできない。
いたずらに心配するのはやめよう。忠明はしばらくぼんやりした後、そう決意した。きっと取り越し苦労だ。妻は今日は疲れて早めに寝ているだけだろう。
忠明はテレビをつけた。特に興味のないナイター中継。それをぼんやり見ながら、まずい缶ビールを飲む。
誰もいない部屋。
わびしい一人暮らしの生活。
もやもやした気分を抱えながら、忠明は床につく。眠れないので、久々にオナニーをした。想像の中の相手は、もちろん愛する妻である。その甘やかな肢体を抱き、愛らしい喘ぎ声を聞きながら、忠明は果てた。
自分の乱れた呼吸の声が、闇の中で聞こえた。
再び襲ってくる強烈な虚しさを感じながら、忠明は近いうちに一度我が家へ帰ろうと思った。
そこには最愛の妻が夫の帰りを待っている、はずだ。
  1. 2014/07/07(月) 21:36:13|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第7回

あれからすでに五時間が経過している。
もう何度、気をやらされたことだろう。
美枝子はいま、激しい絶頂の後で弛緩した身体を、部屋の中にある机の上に仰向けに横たえている。身にまとうものは何もない、素裸で。人妻らしく熟れた胸乳も、そしてむっちりとした腰まわりにも、まんべんなくびっしょりと汗をかいている。
両手、両足は強く引き絞られ、机の四本の脚に縛り付けられている。美枝子はもぞもぞと身動きすることしかできない。頬に張り付いたほつれ毛がなんとも哀れだ。
男四人がかりで、身体中の隅から隅まで激しく嬲られ、弄ばれた。この数時間の自分ほど、拷問的な快楽を与えられた女はいないと美枝子は思う。それほど強烈な体験だった。最初は激しく抵抗していたのが、しばらくして涙混じりの哀訴に変わり、そしてさらに後にはただただ快楽の波に翻弄されて、悶え狂う様を若者たちに曝し、嘲られることが美枝子に出来るすべてになった。
こんな無様な様では夫に申し訳ない。夫に会わせる顔がない。そう思い、涙まで流しながらも、もう今では愛する夫の顔を思い浮かべることすら出来なかった。
若者たちの嘲りの声がする。
「またイッちゃったか~、美枝子ちゃんも口ほどにもないよな~まったく」
「やっぱ旦那がいなくて、アレに飢えてたんじゃないの。さっきイク前に、バイブをもの凄い強さで喰い締めてたのが見てて分かったくらいだもんな」
「見ろよ、あの濡れ濡れのお**こ。まだまだイキ足りない感じで、ひくひく動いてるぜ」
「じゃあ淫乱な美枝子ちゃんのお**このご希望に応えて、もう一戦いきますか」
いやぁ、もうやめて、許してぇ―――そう叫びかけた美枝子の唇を、藤吉の口がふさぐ。ねちねちとした舌遣いで、藤吉が口内を蹂躙してくるのにたまらず、「んむむ・・」と呻く美枝子。その若々しくぷるんと張った豊乳に、金子の手が伸びる。じっとりと汗ばんだ熱い乳房を荒々しく揉みしだきながら、痛いほど勃起した乳首をちぎれんばかりに吸われて、美枝子は悶絶した。一方で元倉は、美枝子の健康美にあふれるなめらかな腹の臍あたりから腋までを、べろべろと嘗め回している。そのざらざらした舌の刺激に、産経後の人妻のたくましい腰がびくんびくんと跳ねる。
「さあ、美枝子の好きな特大バイブでもう一度気持ちよくなろうな」
「いやぁぁ!! もうやめてぇ!!」
美枝子の泣き叫ぶ声を心地よげに聞きながら、岡は黒光りする巨大なバイブを、美枝子のやや濃い目の翳りの奥に息づく、生々しく女の性を見せる鮮紅色の膣襞の中にずぶりと押し込んだ。
「ひぃ―――」
美枝子の腰がまたびくっと跳ねる。
「おいおい、大丈夫かよ。この奥さん、もうバイブを入れただけで半分イッてんぞ」
そうからかいながら、岡はバイブのスイッチを入れる。美枝子の膣内深くに侵入し、子宮を圧迫する凶棒が、うねうねと不気味な蠢きを開始した。
「ああああ・・・だ、だめええぇぇぇ・・・」
「何を言ってるんだ。これでまだ<弱>だぞ。スケベな淫乱妻の美枝子ちゃん」
笑いながら、岡はバイブのスイッチを<強>にする。さらに激しくうねくり、子宮を蹂躙するバイブに泣き狂わされる美枝子。その性器に挿さったバイブを、岡は残酷な激しさで抜き差しする。大量に溢れ出た愛蜜でねっとりとぬめ光る肉の割れ目。卑猥な感じにねじれた大陰唇が出し入れされるバイブの動きに巻き込まれ、めくり出される。それと同時に膣内の愛液がごぽっと音を立てて、外へ零れ出た。
「そろそろだろ、美枝子。また派手にイクとこを俺たちに見せな」
完全に狂乱状態に追い込まれた美枝子は真っ赤に紅潮した身体を、激しくのたうちまわらせる。むちむちとした身体から、汗が飛び散る様が見える。
「し、死ぬぅぅ・・ん、んふ・・・あ、あ、ダメぇ、あああああ、もうダメぇっ、イクっ、イッちゃううっ」
そう断末魔の叫びを上げた美枝子は、瞬間、襲い来る快楽の波にのまれ、狂いそうなほど激烈な絶頂を迎えた。
そのままがっくりと気を失う。
白目を剥き、大の字に身体を開きながら失神している人妻。その腰には、岡の手から離れたバイブがまだ深々と刺さっている。極太のバイブを貪欲に咥えこんだまま、美枝子のドロドロに灼けた性器は、まだひくひくと痙攣していた。
  1. 2014/07/07(月) 21:37:51|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第8回

大宮は会社からの帰り道、いつも少しだけ遠回りする。駅を降りてからまっすぐ家へ戻らず、わざわざ迂回して坂口美枝子の家の前を通るのだ。
かといって、たいした目的があるわけではない。夜、美枝子の家の前を通るとき、明かりの灯っている部屋を眺めて、
(ああ、いま美枝子は風呂に入っているな。あの大きなオッパイをごしごし石鹸でこすってやがるのか。くう、たまらねえ)
(もう全部の電気を消している。寝たのか。まさか、どっかの不倫相手とベッドでよろしくやってるんじゃないだろうな)
と、卑猥かつ低次元な妄想をして楽しむのが、大宮のさもしい日々の生活のちょっとした楽しみなのだ。
だがその日は様子が違っていた。
いまいましい残業が終わって帰宅の途についた大宮が、いつものように遠回りして美枝子の家のある通りの角を曲がろうとしたとき、いかにもちゃらちゃらしたヤンキー風の若者たちが連れ立って美枝子の家へ入っていくのが見えたのだ。
時刻は夜の十二時を回っている。一人暮らしの女性を訪ねるにはもちろん不適当な時間だ。それになんといっても相手はあの坂口美枝子なのである。
そういえば、と大宮は思う。最近の美枝子はどこかおかしい。授業中もすぐにつかえたり、とちったりしている。こんなことは以前にはなかった。普段の表情もはっきりと分かるほど暗い。たまに見せる笑顔も、以前のような大輪の牡丹のような笑みではなく、いかにも弱々しげだ。
考えてみると美枝子の異変は、大宮が「わるい噂」について話したその日あたりから始まった気がする。
もしやさっきの若者たちが問題の生徒なのか。彼らは何をしに美枝子の家へ行ったのか。
大宮は坂口家の門前に立った。窓はカーテンでぴっちり覆われていて中の様子は見えない。
悶々と不穏な空想が湧き上がってくるのを感じながら、大宮はいつまでもその場に立ち尽くしていた。
  1. 2014/07/07(月) 21:38:48|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第9回

「ああ。今月の生活費はもらったけどさ、それとは別にサークルの合宿費用がいるんだ。それも銀行から引き出したけど、一応母さんに言っておこうと思ってさ」
電話越しに聞こえる息子の忠志の声は、いつもと同じくはつらつとしている。
いつもと違うのは、美枝子のほうだった。美枝子は今、ベッドの上で裸のまま、携帯電話を握っている。その美枝子を後ろからかぶさるように岡が抱きすくめている。首筋にキスをされ、ぷるんと張った乳房をやわやわと揉まれながら、美枝子は息子に異変を気づかれないよう、必死で抑えた声音で話している。
「分かったわ。ねえ、今日は母さん忙しいのよ。あまり話していられないの」
それでもわずかに声が震えてしまうのが、自分で分かる。そんな美枝子にはおかまいなしで、右耳に寄せられた岡の口が囁く。
「そうそう。俺といちゃいちゃするので忙しいんだよな。忠志にもそう言えばいいじゃん」
美枝子は唇をぎゅっと噛む。岡はふふんと笑いながら、美枝子の乳房に回した指に力をこめる。尖った乳首が握りつぶされ、美枝子は喉の奥で「んんっ」と呻いた。
「へえ、珍しいね。友達と出かけるとか、そんな用事?」
「そ、そうよ」
「ふうん、分かった。じゃあ、また今度用事あるときに電話かけるわ」
そう言って忠志が電話を切る気配がしたので美枝子はほっとしたが、
「ああそうそう。この前言ってた岡の件はどうなったの?」
忠志がそう聞いてきたときには、思わず悲鳴をあげそうになった。反射的に電話を切ってしまった。

あの日、庭にあるプレハブの教室で、美枝子は女としての痴態のかぎりを曝け出させられた後、自宅のベッドで岡とその友人たち全員に美枝子は犯された。
すでに何時間にもわたる凌辱でへとへとになっていた美枝子は泣いて哀願して、今日はもう許してくれるように頼んだのだが、残酷な若者たちは
「自分だけあれほどよがり狂っておいて、それはないだろ」
「今日は俺たち全員が満足するまで許さないからな」
と平気な顔で言い放った。すべてが終わったのは翌日の昼近くだった。すでに美枝子は声も枯れ果てた状態で、全身は汗と涙と、そして大量の精液でぐちょぐちょになっていた。
あれから岡たちは、昼も夜も、時を選ばずに押しかけてきては美枝子の身体を弄んでいる。いくら若く見えるとはいえ、美枝子もすでに三十九歳。若者たちの果てしない性欲に応えるだけの体力はない。日々の荒淫でしだいにやつれの色を深めている。中に砂が詰まっているかのように、身体が重かった。
昨晩は岡が一人でやってきた。美枝子は岡に言われるまま、彼の夕食を作り、風呂にも一緒に入った。そのすべてがそれまで夫のためにだけやってきたことである。妻としての自分が完全に壊れてしまったように思える今の美枝子であったが、それでも岡の要求するそうした奉仕に応えることはなんとも切なく、辛いことだった。

岡たちの凌辱が続く日々に、美枝子が黙って耐えているのには理由がある。ひとつは岡たちに自らの痴態を写した写真を握られていることだった。それを見せられたのは、岡たちが二度目に坂口家へ侵入してきたときだった。
それは強烈な写真だった。机の上に横たわり、四肢を机の脚に固定されている全裸の自分。その顔は白目を剥いたまま気を失っていて、一見しただけでは狂女のように見える。開かれた股の間の女にとって最も隠したい部分は、自らの愛液でしとどに濡れそぼっていて、その中心にはあろうことか、ペットボトルくらいの大きさの巨大バイブが深々と刺さっていた。
失神していたときに撮られていたわけだから、むろん美枝子に記憶はないが、それにしてもまともな顔ではとてもみれない類の卑猥極まりない写真だった。
「旦那さんや忠志がこの写真を見たらどう思うかな」
面白そうな声で、岡は言った。そうやって自分を脅すのだろうと見当はついていたが、いざ写真を見ると、その脅迫にあらがう勇気は根こそぎ奪われてしまった。これほど生々しく淫猥な姿の、絶頂後の自分の写真。夫や子供に見られたら、と想像するだけでべっとりと厭な汗をかいた。
もう一つ、岡たちに逆らえない理由があった。それは精神的なものである。美枝子はもともと封建的な気風の強い地方の町で育った。幼い頃から女は男の後ろに付き従うものだと教えられていた。夫の忠明と出会い、愛し合って結婚してからも、美枝子に根付いた古い考え方はあまり変わらなかった。だが最近になってようやく、一人の自立した女性としての自信がつきかけていたのだ。言うまでもない、自らの英会話教室を開き、自分の手でそれを成功させることに熱中してからだ。
教室は成功した。同時に美枝子の女としての第二の生も、ようやくその地歩が固まった―――矢先だった。
凌辱の嵐が襲い掛かった。
それだけならまだしも、その凌辱の最中に自分の肉体は、意思とは正反対に燃え上がってしまったのだ。愛のない愛撫に悶え、挿入された夫のものではないペニスでよがり声をあげてしまったのだ。
美枝子は完全に自信喪失した。女とはなんと弱い生き物なのか、と思った。嫌いな相手の手管でも快感を貪ってしまう生き物。結局、女とは男の愛玩物にすぎないのではないか。
自分は何か大切なものを失ってしまった。そんな気分だった。意気消沈する美枝子に、男たちはますますつけこんだ。

美枝子の作った朝飯を岡が食べている。その間、裸にエプロンだけをまとった美枝子は岡の股間に顔を埋め、岡の疲れることを知らないかのような剛棒に、口での奉仕を強いられている。
「おい、今日も連中を連れてきて、お前の性感強化のための調教をいろいろやってやるからな。授業が終わったら、いつものように裸で待っていろ」
ぴくぴくと蠢く、美枝子の裸の尻を眺めながら岡が言った。
「ああ、もう堪忍してください・・・いつもいつもあなたたちがうちに入りびたっているのを、近所の人が見たらどんな噂が立つか・・・・」
「立ってもいいさ。事実よりはたいしたことのない噂だろうよ。ほら、口を休めるな」
残酷な年下の情夫を恨みのこもった目で一瞬ちらりと見て、美枝子は再び、岡のものを頬張った。一筋の涙が、その頬をつたった。
  1. 2014/07/07(月) 21:40:12|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第10回

最近、岡は上機嫌だ。理由はもちろん、念願の坂口美枝子をものにしたからである。
思えば、今までの人生はろくなものではなかった。中学生のとき、両親が離婚したことをきっかけに本格的にグレはじめ、あとはずるずると奈落へ堕ちていくような感じだった。周囲の友人たちは札付きのワルばかり、当然寄ってくる女たちだってスレッカラシもいいとこな牝猫ばかりだった。
岡自身、不良の中の不良でかっぱらいや恐喝は朝飯前、それどころか強盗や強姦に手を貸したことすらあったが、なぜか彼の女性の好みはわりに純情だった。清楚で優しげ、なおかつ内面に芯のある女性が彼の好みだった。そんな彼にとって坂口美枝子はまさに理想そのものだった。さらにいえば、岡は純情なところもあるワルだったが、やはりワルはワルで、おまけに重度のサディストだった。
篭絡してまもなく、美枝子はやつれ、弱々しげな女になった。夫に対する罪の意識に苛まれているのか、ときどき寝言で、
「あなた・・・・」
と呟いて、涙すら流していることがある。
だがサディストにとっては弱った者をさらに虐めることも快感につながるのだ。
(いつか夫のことも忘れて自分から腰を振りたくるような女に変えてやる)
そんな歪んだ欲望を抱きながら、岡は美枝子の調教に執念を燃やしている。

今夜は美枝子を外へ呼び出すことにした。近所の人の目が気になる、と度々訴える美枝子への譲歩として提案したことだったが、岡の内心は普段と違った場所、違うやり方で美枝子を調教したほうが真の奴隷化への道を早めることになるのではないか、と期待したのだった。
岡や美枝子の家のある町から三駅ほど行ったところにある、県で有数の繁華街が今日のプレイの舞台だった。
駅を出てすぐのところにある、待ち合わせ場所として有名な時計台の前に今、岡は立っている。周囲は恋人を待っているらしい若者や、サラリーマンたちでごったがえしていた。
やがて、美枝子がやってきた。季節外れのロングコートをその身にまとって。
「遅れたな」
「すみませんすみません。この格好で家を出るのが恥ずかしくて」
「じゃあ、言われたとおりに、そのコートの下は丸裸なんだな」
美枝子はうつむき、小さくうなづいた。
岡は美枝子に近づき、その身体を抱き寄せると唇を寄せた。周囲の目を気にして美枝子はイヤイヤする。いかにもヤンキーな若者と、奇異なロングコートを着た上品な奥様風の女が抱き合ってキスしようとするのに、周りの者たちは一斉に好奇の視線を向けていた。
「キスがイヤなら、ここでそのコートを剥ぎ取るぞ。美枝子はこんなところで丸裸になりたいか」
美枝子は泣きべそをかきながら、またイヤイヤした。
岡が再び口を寄せると、美枝子は諦めて瞳を閉じ、唇を寄せてきた。岡の舌がねっとりと美枝子の口内に侵入する。美枝子は羞恥に顔を紅潮させながら、それでも岡に応えて舌を絡めてきた。お互いの唾が混ざり、卑猥な音が洩れる。
周囲の者たちはいまや隠そうともせず、岡と美枝子のディープ・キスを見つめている。眉をひそめる者、にやにや笑いながら二人を指差す者。美枝子はキスをしながら薄目を開けた。そして周りの人々が自分の恥ずかしい姿を見つめているのを目の当たりにして、慌てて瞳を閉じた。「こくっ」と美枝子の喉がなった。
しばらくして、二人は相変わらず好奇な視線を注がれながら、その場を離れた。人気のない場所へ着くと、岡はすぐにしゃくりあげている美枝子のコートに手を入れた。美枝子は必死で抗ったが、そんなことは意に介さず、岡の指は美枝子の秘所へ伸びる。そこは性交の後のように熱く、潤っていた。
「濡れているぞ」
「いや・・・・」
「人に見られることで興奮したのか」
「いやいやいや!」
泣きじゃくる美枝子に改めて新鮮な欲望を感じながら、岡は次のプランを練っていた。
  1. 2014/07/07(月) 21:41:06|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第11回

美枝子は車の中で一人で震えていた。
車が停まっているのはどこかのパチンコ屋の駐車場だ。
美枝子は全裸で、おまけに車のシートの後ろで両腕を縛られたまま、助手席に座らされている。その股間には例の特大バイブが子宮深くまで埋められている。
公衆の面前でキスを強制された後、美枝子は離れたところに停車してあった岡の車へ乗せられた。それまで身に着けていたコートは、車に乗る前に岡に剥ぎ取られた。
全裸のまま助手席に座った状態でのドライブは、美枝子にとって地獄の時間だった。意地の悪いことに、岡は車や人の多そうな通りを選んで車を走らせるのだ。
美枝子が顔をうつむけていると、横で運転中の岡が、
「ほら見ろよ、横の歩道を通っているカップルが目を丸くしてお前を見てるぜ」
「隣のトラックの運ちゃんが、お前を見てニヤついてるぜ。もっと股を開いてサービスしてやれよ」
などと楽しそうにからかい、美枝子はますます顔を真っ赤にして恥じらいに悶えた。
そうして着いた先が、このパチンコ屋である。
「俺、ちょっとスロットやってくるからな。ここで待っていろ」
そう言って、車を降りた。しかもそのまま行こうとはせず、美枝子の腕を縛ろうとしたのには、さすがに驚いて散々抗った。だが若い男の力には勝てず、こうして腋までさらした格好でシートの後ろで両腕をくくられている。
「お前が淋しくないように、美枝子の好きな特大バイブを入れといてやるから、おとなしく待っていろよ」
呆然としている美枝子の股間にバイブを挿入し、笑いながら岡が立ち去っていったのは、もうずいぶん前だ。
(早く・・・早く戻ってきて!)
岡が戻ってくればまた新たな辱めが待っていると知りながら、美枝子はそう願わずにはいられない。パチンコ屋はなかなか盛況していて、人の出入りも多い。もし美枝子がいる車のあたりまで人がやってきたらと思うと、気が気ではなかった。
それにしても、と美枝子は下半身のバイブの刺激に歯を食いしばりながら考える。先ほど、人があれだけいる中でキスされたとき、自分はなぜあれほど感じてしまったのか。人にあんな姿を見られて、笑われて、イヤなのに。恥ずかしいのに。岡がその後で美枝子の秘所の反応を見てからかったが、自分でもあれはショックだった。
いったい自分はどうしてしまったのか。どうなろうとしているのか。
そんな物思いに耽っていた美枝子は、右前方で二人の若者が自分を指差して騒いでいるのに気づかなかった。

物思いに耽っていた美枝子は、段々と近づいてきた男の騒ぐ声にびくっとした。
目線をあげると、右前方に二人のサラリーマン風の男たちがいた。明らかに美枝子が裸で車の中に放置されていることに気づいて、興奮している。
美枝子はパニックに陥った。縛られていることも忘れて身を起こそうとしたが、引き絞られた両腕がぎゅっと痛んだだけだった。
男たちが近づいてくる。美枝子は頬を紅潮させて顔をうつむけた。じわっと汗が滲み出てきた。
「おい、けっこう美人だぜ」
「何これ、プレイの最中なのか~」
男たちも最初は遠慮して遠目から美枝子を眺めて騒いでいたが、やがて美枝子のいる助手席の窓の外に近づいてきた。
「うっひょ~、この女、縛られてるうえに股にバイブ入れられてるぞ~」
「本物の変態だな。こんなとこで放置プレイとは」
岡が窓を少しだけ開けていったため、いやでも男たちの声が耳に入る。美枝子はどうすることも出来なくて、恐ろしいほどの羞恥に震えているだけだ。
「か~のじょっ。変態の彼氏さんはどこ行ったの?」
「どこかで見てて、興奮してんじゃねえの」
「じゃあもっと期待に応えてやらないとな」
そう言ってなんと男たちは車のドアを開けにかかった。そして、ドアがロックされていることを知ると、
「おい、なんとかしてそっちから開けてよ」
「縛られてるから無理じゃね?」
「スイッチ押すぐらいなら出来るだろ。早く開けて俺たちと遊ぼうぜ」
「早くしないと他の人が来ちゃうよ」
次第に興奮の度を増してきた男たちは、窓ガラスの隙間から手を入れてきたり、ドアを叩いたりし始めた。
(いやぁぁ・・・もう駄目ぇ・・・怖い)
美枝子はますます身を小さくして、ぶるぶる震えている。
「おい、いいかげんに開けろ。ケーサツ呼ぶぞ」
「その前に店員呼んでこようぜ。お宅の駐車場に変態女がいますってな」
男たちは無茶苦茶なことを言い出した。
そのとき、岡がやってきた。
「てめえら、俺の車に何してやがる!」
凄みの聞いた声に、思わず固まる男たち。見ると、いかにも危なそうなチンピラが歩いてくるではないか。
「さっさと消えないとぶっ殺すぞ」
岡が重ねてそう凄むと、男たちはすごすごと車から離れていった。
「おい、大丈夫か。どうだった」
岡が車に乗り込みながら、美枝子に言う。自分で美枝子をこんな状態で放置しておいて、「大丈夫か」とはよく言う。
だが、美枝子は安堵のあまり泣き出していた。
「おい、泣くな泣くな。もうあいつらは行っちまったよ」
「もういやあ・・・一人にしないで・・・怖い・・・凄く怖かった」
「それならホテルでも行くか」
「ホテルでもいい・・・一人にしないで・・・怖い、恥ずかしい」

その夜、国道沿いのラブ・ホテルに二人は泊まった。岡がコートを返さないため、美枝子は裸のまま、ホテルへ入った。いくら無人式のラブホでもいつ人が来るか分からない。
「早く、早く、部屋へ」
「そんなに俺に抱かれたいのか。しょうがないな、美枝子は」
岡がそうからかうのも、もう気にならなかった。
部屋へ入ると、シャワーを浴びることもなく、岡は美枝子を抱きすくめた。そのままベッドへ流れ込む。
美枝子も抗わなかった。というより、美枝子自身、何かよく分からない衝動を感じていた。本能のまま動き、積極的に岡の愛撫に応え、自分から腰も振った。
「あ~ん、イッちゃうう、あ、あ、イクッ、イキますっ!」
今まで感じたことのないほど激しいアクメを迎えて、美枝子は果てた。
「凄かったな、美枝子」
「言わないで」
恥じらいながらも美枝子は自分から岡の唇に、唇を押し付けた。そのまま舌を絡め、濃厚なディープ・キスに移る。
結局その日、美枝子は岡と三度、まぐわった。
すべてが終わったとき、美枝子は自分の中で少しだけ何かが変わったことを知った。
  1. 2014/07/07(月) 21:42:07|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第12回

大宮は最近、落ち着かない日々を送っている。
あの日見た、美枝子の家へ入っていく若者たちの姿が忘れられない。彼らが何をしにあの家に入っていったのか妄想するだけで気が狂いそうになる。
この前の日曜の英会話教室のときも、大宮は美しい人妻の姿を眺めながら、卑猥な妄想に耽っていた。いざ本人の姿を目にしていると、およそ不倫や乱交といったイメージとは程遠い清楚な女なので、余計に興奮してしまう。
近頃、美枝子はまた変わってきたように思う。ちょっと前まではどこか思いつめたような暗い表情をしていた。今でも時々ぼんやりとしているようだったし、悩ましげな表情も見せるのだが、それまでとはどこか趣きが違った。たまに見せる笑顔が、昔の華やかな笑みではなく、ぞっとするような妖艶さを帯びて見えた。あるいは自分の妄想がそう見せているのか。分からなかった。
「ここで皆様にお詫びしなくてはならないことがあります。急な用事でわたし、来週の土日は授業を行うことが出来なくなりました。皆様から頂いた月謝代から、その分を差し引いてお返ししますので、どうかお許しくださいませ」
その日の授業の最後で、美枝子はそう言った。おかしい。こんなことは今まで一度もなかった。美枝子は皆が少々呆れるほど英会話教室の運営に熱心だったし、よほどのことがなければ休みになどしないはずだ。
(来週の土日か・・・)
大宮は何を考えているのか読めない美枝子の美しい顔を眺めながら、ある決心をしていた。

そして次の土曜日がきた。
大宮は坂口家のある通りに車を停め、車内から様子を窺っている。サングラスに帽子と、いかにも安っぽいドラマで出てきそうな変装をしている。
時刻は朝の六時。
最初に坂口家から出てきたのは、若い男だった。そしてもう一人。二人の男は今、玄関の前に立っている。
(あいつら、美枝子の家から出てきやがった・・・ということは昨晩はあの家に泊まったんだな・・・)
妄想が確信に変わった瞬間だった。
しばらくして四駆の車が現れて、坂口家の門前に停車した。運転しているのは、やはりヤンキー風の若い男だった。二人の男たちはその車に乗り込んだ。
「お・・・・」
大宮は思わず声を出した。坂口美枝子が家から出てきたのだ。
驚いたのは美枝子の服装だ。首から腹にかけて縦に深い切れ込みが入った赤の上衣。しかもブラジャーをつけてないらしく、乳房が半分見えている。下半身に身に着けているのは黒光りする皮の激ミニだった。すらっとした形のよい足が惜しげもなく露出していた。
二十代の女でも着ないような過激な服装を、あの慎ましやかな坂口美枝子がしているのを見て、大宮は激しい興奮を抑えきれない。
(こ、これはどういうことなんだ・・・)
ごくっと喉が鳴った。
美枝子が後部座席に乗り込むと、四駆はすぐに発車した。その車体が小さくなるのを待ってから、大宮も車のギアを入れる。ハンドルを握る手は、すでにじっとりと汗ばんでいた。
  1. 2014/07/07(月) 21:43:25|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第13回

美枝子は自分自身が分からなくなってきている。
ここ最近の異常な生活で、正常な感覚が麻痺してしまったようだ。自分の中にある理性のたがが、ぎしぎしといびつな音をたてて緩んできていた。
いま、美枝子は四駆の後部座席に乗っている。運転するのは岡で、金子と藤吉は美枝子の両側を挟むようにして座っている。時々、彼らの手が伸びて美枝子の服の切れ込みから中に入り、ふくよかな乳房をまさぐっていた。
今着ているいかにもプレイ用の服は岡が買ってきたものだ。あの夜以来、岡は美枝子が露出の快楽に弱いと見抜き、そうした方面での調教を強いていた。
美枝子は元来、羞恥心が人一倍強い。そうした女性にとって自分の裸を他人に見られることは激しい苦痛だった。しかし一方でその焼けつくような羞恥体験の後で美枝子は、なぜか身体が燃え上がってしまうのを感じている。そもそも羞恥心が強いということは、それだけ「他人に見られている自分」というものを強く意識しているということだ。そんな女性が他人に向けて自分の恥ずかしい姿を「見せる」ことを強制される露出行為で感じてしまうのは、強い自意識がどこかで複雑に捻じれ現象を起こしているのだろう。
「なんで感じてしまうのかって? それは美枝子がマゾだからだよ」
岡は美枝子の心の葛藤をそんなふうに簡単に説明した。
「Hな姿を見られて恥ずかしい。でも恥ずかしければ恥ずかしいほど、美枝子は濡れてしまう。美枝子は恥ずかしい姿を人目に曝すのが、心の底では好きなのさ。つまり、マゾってことさ」
「わたしはマゾなんかじゃ・・・・」
弱々しく否定しながら、美枝子は冷え冷えとした懐疑が心にわきあがってくるのを感じていた。
(マゾ・・・・わたしが?)

車は高速道路に入った。
どこへ向かっているのか、美枝子は知らない。
ふと気がつくと、隣で金子と藤吉がにやにや笑っていた。
「なんだか暑くなってきたな」
「美枝子ちゃんもそろそろ上着を脱いで涼めよ」
露骨な意図の感じられる二人の言葉に、美枝子はか細く、
「いやです・・・」
と抗う。その瞬間、下半身に装着されたローターのスイッチが入り、美枝子は「あうっ」と小さく喘いだ。
「どうだ。これでホントに身体が熱くなってきただろ」
「脱いじゃえよ。好きなんだろ? 人前で裸を見せるのが」
「そんなことない・・・」
歯を食いしばって秘所の刺激に耐える美枝子の両側から金子と藤吉の手が伸び、美枝子の上着を大きく開いた。ポロンと豊かな乳房がまろび出る。
「いやいやいや!」
頬を紅潮させながら、美枝子は開かれた上着の前を抑えようとする。その顔に藤吉は手を回し、唇を寄せた。苦しげに眉をたわめる美枝子の口に、藤吉の分厚い舌が侵入する。
金子は金子で、露出した美枝子のまろやかな乳房をわしづかみ、そのすべすべした冷やっこい手触りを楽しんでいた。
「ん~、ん~」
口を塞がれた美枝子の苦鳴が車内に響いた。
「程ほどにしとけよ。今日はまだ楽しみがいっぱい残ってるんだからな」
運転を続けながら、岡はそう言ってにやっと笑った。
  1. 2014/07/07(月) 21:44:15|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第14回

岡は背後で金子と藤吉が好き勝手に美枝子を弄んでいるのを、余裕の表情で聞き流しながら、車を走らせていた。
美枝子をものにするために、岡は仕方なく仲間たちの力を借りたのだが、実のところ最初は複雑な思いがあった。幼い頃からの憧れの対象であった美枝子は、長いこと岡にとって別世界の住人だった。その彼女が、自分と同じくドブ川に住む鼠のような連中に汚されるのは、岡の中のサディスト的資質を喜ばせたが、一方で岡の中の別の部分、男として美枝子を愛している部分にとっては苦痛でもあったのだ。
だが、最近では少し事情が変わってきている。美枝子を裸のままでパチンコ屋の駐車場に放置したあの夜、岡は見たのだ。ベッドの中で、それまでとはまるで違う昂ぶりに悶える美枝子の姿を。
美枝子の中に、本人すら知らない別の人間がいるようだった。ちょうど、岡が心の中にサディストの人格と、一人の男として美枝子に焦がれる自分を持っているように。
それを知ったとき岡は美枝子への執着をより深めるとともに、そうした美枝子の本性をもっともっと曝け出してやりたい、と思った。美枝子が自分という人間の本当の姿を自覚したとき、彼女は新たな自分自身に目覚めるだろう。それは同時に美枝子の身体と心が、完全に岡のものになる瞬間でもある、と彼は考えていた。
 美枝子に与えられるあらゆる恥辱。美枝子が見せるあらゆる痴態。そのすべてが岡の目指す瞬間へ踏み出してゆくための一歩となる。

車は相変わらず、高速道路を歩いている。辺鄙な場所なので、行き交う車は多くない。
「すみません・・・ちょっと」
「どうした、美枝子」
「あの・・・すみません、おトイレへ行きたいです」
昨夜から朝にかけて男たちに一晩中嬲られていたので、美枝子はトイレへ行く暇もなかったのだ。
「なんでさっきパーキング・エリアで停まったときに行かなかったんだ?」
そう聞いたが、岡には分かっていた。美枝子が自分の過激な服装を恥じて、トイレへ行くことをためらったのだと。
「それで小便か、それとも―――」
「・・・お、おしっこの方です」
真っ赤になりながら、美枝子が答える。
「この先には当分、休憩所はないぜ。我慢できるか」
「・・・・」
我慢できるか、と聞かれても、我慢するより他はない。ミラーの中の美枝子が、唇をぎゅっと噛んだのが見えた。
「せめて・・・腰のお道具を外してもらえませんか?」
『腰のお道具』とは、美枝子の膣内を埋めているローターのことだ。
「これが入ってると下腹が圧迫されて・・・」
「洩れそうになるのか?」
美枝子は恥ずかしげにこくんとうなずいた。
「美枝子がそう言ってるぜ、藤吉」
岡がそう呼びかけると、ローターのリモコンを持った藤吉がニヤニヤ笑った。
「そうか、そうか。そりゃあ可哀相だなあ」
などと言いながらリモコンのスイッチを入れるところは、さすがに岡の友達だけあって根っからのサディストである。
「あううっ。い、いやっ! 止めてください!」
思わず股間を両手で抑えながら、美枝子が悲鳴をあげる。
「いーじゃん、いーじゃん。洩らしてもさ」
そう言って薄笑いを浮かべながら、金子が美枝子の乳房を持ち上げ、中心の突起に吸い付いた。
「ひっ!!」
「なーに感じてるの、美枝子ちゃん。乳首ぴんこ立ちじゃんか~、スケベだね~。こんなスケベなエロ妻にはお仕置きが必要だな」
ねちねちと美枝子を言葉で嬲りつつ、藤吉はローターのスイッチを<強>にする。
「あ、あ、あ、ダメぇ! ほ、本当に出ちゃいますっ、あ、ああああ」
顔をくちゃくちゃにして、美枝子はいっそう激しく悶える。目じりにはうっすら涙が浮かんでいた。

岡は車を道路の脇に寄せた。
「仕方ねえな。美枝子、さっさと済ませてこいよ」
「こ、ここで? そんな・・・出来ません」
「車の中で洩らされるよりましだ。見られないように俺らが壁になってやるから、ここでしな。それともあと一時間我慢できるか?」
「・・・・・」

車外へ出ると日の光が眩しい。もう昼だった。
美枝子は蒼い顔をして車から降りてきてきょろきょろと辺りを窺ったが、この高速道路は空中高い位置に造られていて身を隠すような場所はない。道路は一直線に伸びていて、どちらの向きからも車がきたらすぐ分かる。美枝子にとっては幸いなことに走っている車は少なかった。
「ほら、俺たち三人が周りを囲んでおいてやるから、さっさとしろ」
「ああ・・・・分かりました。でも、見ないでください、外を向いててください」
「分かった分かった」
道路の脇で岡、藤吉、金子が三方を取り囲むようにして美枝子に背を向けて立つ。美枝子は羞恥のあまり、「アアッ」と呻きながら身をくねらせて、黒皮のミニスカートに手をかける。
「とろとろするな。ほら、車が通るぞ」
「いや!」
一台の車が走り過ぎる。その間、美枝子は身を小さくして、顔をうつむけていた。
車がいなくなると、美枝子はようやくスカートを脱ぎ下ろし、黒のパンティーに手をかける。恥辱でその手はぶるぶる震えていた。やっとのことでパンティーを脱ぎさると、美枝子の生白く、肉付きのよい下半身と、その中心に息づく漆黒の叢が現れた。ローターの先がその叢からちょっぴりはみ出している。
美枝子は恐る恐るとした手つきで、ローターに手をかけ、ゆっくりと引き抜いていった。ローターは美枝子の愛蜜で、すでにびっしょり濡れそぼっていた。
邪魔なものをすべて取り去って、生まれたままの下半身になった美枝子は、不安げな瞳で周囲を見回し、それからようやく覚悟を決めてその場にしゃがみこんだ。
「お~い、まだかよ」
「ごめんなさい、もう少し待ってください。緊張して・・・出ないの・・・」
「そろそろ立ってるのも疲れてきたな~」
「ああ、動かないで。見られてしまう・・・あ・・・」
 しゃがみこんだ美枝子の股間からちょろちょろと液体が出始めた。すぐにそれは勢いよくほとばしり出す。
「お、ようやくションベンが出たか。どれどれ」
「ひえ~、凄い勢い。よほど溜め込んでたんだな、美枝子」
「いや~! 見ないでください!」
男たちが約束を破って振り返り、美枝子の放尿姿を眺めながら口々とからかうのに、美枝子はぶるぶると首を振って恥じらい悶えるが、一度出始めたものは止めることができない。
「そんなにいうなら、もう行こうぜ。美枝子、先に車に乗っておくからな。さっさと済ませろよ」
「やぁぁ・・・っ、待って、行かないで」
岡たちがぞろぞろと車へ乗り込んで行ってしまうのを見て、美枝子は狼狽した。折悪しく、一台の車が向こうからやってきていた。
「あ、あ、見られちゃう。戻ってきてぇ。イヤぁ!」
車は通り過ぎた。美枝子は放尿を続けながら、肩を震わせて泣いている。
「あ~らら、完璧見られちゃったね」
「今、運転してた奴の顔見た? 美枝子がスケベな下半身丸出しで小便してるのを見て ぶったまげてたぜ」
男たちの言葉に、美枝子はイヤイヤと首を振った。その身体の下のアスファルトには大きな水溜りが出来ていて、美枝子の熟れた尻肉を映し出している。
 それを見て、岡はにやりと笑った。
  1. 2014/07/07(月) 21:45:19|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第15回

車を走らせること、数時間。ようやくついた先は山深い別荘地にある、妖しげな洋館だった。くすんだ銀色の取っ手のついた大きな木製の扉の上に『グラスハウス』と書かれている。それが建物の名らしい。
岡に手を引かれながら、重々しい扉を開け、中に入る。入ってすぐのところにいたアイマスクを付けた不気味な男が、
「いらっしゃいませ」
と出迎えた。どうやらこの施設――何の施設なのか美枝子は知らない――の受付をやっている男らしい。
岡がその男としばらく話している間、美枝子は不安げな顔で辺りを見回していた。
「受付を済ませた。これから中に入るが、服はここで脱いでいく」
平然とそう言ってその場で服を脱ぎだした岡に、美枝子は仰天した。
「な、なんでここで服を脱いでいくんですか」
「規則なんだよ。ここで衣服を預けて中へ入るのがな」
金子や藤吉もすでに裸になっている。
「お前もさっさと脱げ」
「そんな・・・・」
だが美枝子に逆らうことは許されない。表情の読めないアイマスクの男を気にしながら、美枝子はおずおずと服を脱ぎだした。
四人は裸になった。
アイマスクの男に脱いだ服を渡すと、男は鍵を差し出し、
「お客様はD室です」
と告げた。そして、カウンターの向こうの扉を開けた。
扉の向こうは別世界だった。
かなり広い空間である。
その空間の中には四つの個室があった。個室と個室をしきっているのは透明な壁だった。だから、部屋の中にいる者の姿は丸見えである。ご丁寧なことに個室の四方には通路があってどの角度からでも、部屋の中が覗けるようになっている。
たくさんの裸の男女がいた。
ある個室の中では今まさに初老の男と、うら若い女が激しく交わっている。別の個室では若い男が、女にフェラチオを強いている。その個室の周囲の通路には裸の男と女が群がって、部屋の中で行われている痴技を眺めていた。
その空間のなかではプライバシーというものはかけらもなかった。本来、人がもっとも隠したがる自分のセックスの様子がすべて他人に向けて公開されている。そして普段は絶対に見ることのかなわない他人のセックスも、ここでは自由に眺めることが出来る。
覗き趣味、露出趣味。その両方の人種を満足させるために作られた快楽の施設。それが『グラスハウス』だった――。
岡は露出サイトをネットサーフィンしているうちに、この施設の存在を知った。まさにその趣味を抱く者にとっては混浴温泉などよりもずっと刺激的な場所であり、彼らの間で隠れたブームとなっていたのだ。
部屋の中のあまりに淫卑な光景にショックを受け、呆然と立ち尽くしている美枝子を急かして、岡たちは「D室」と扉に白く彫ってある一室に入った。
中には何もない。水道と大きなベッドがあるだけだ。念の入ったことにそのベッドもまた透明な材質で作られていた。シーツはなかった。
「いや!!」
急に狼狽した声をあげて、美枝子は裸の乳房と股間を両手で隠した。全裸の男が二人、部屋の外で下卑た笑いを浮かべながら、美枝子を見ていた。
「何を恥ずかしがってるんだ?」
ベッドに腰掛けた岡が面白そうに言う。
「だって・・・・」
「これから美枝子はアイツらの目の前ですべてを晒すことになるんだぜ。お上品そうな美枝子がどんなセックスをするか、アイツらも今から興味津々だろうよ」
岡の言葉の終わらないうちに、美枝子は思わず悲鳴をあげていた。
  1. 2014/07/07(月) 21:46:28|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第16回

部屋の電気を付けた。途端に目の前に現出する、ちらかった部屋の惨状に忠明は憂鬱になる。
最低な気分だった。今日はクレーム処理のため、取引先の会社に出向いて頭を下げてきたのだった。そもそも現実味のない,いい加減な企画書を出してきたのは向こうなのに、こちらがようやく捻り出した出した提案にいちいち文句をつけてきたのだ。
中間管理職というのは辛い立場だ。部下の不始末の責任も、取引先とのトラブルもすべてその責めを負わされる。先方に頭を下げ、ようやくのことで会社に帰ってきたら、今度は上司にどやされる。とてもやっていられない。
我が家にいたときは、こんな不機嫌な気分で帰ったときは妻の美枝子がすぐにそれと察して、優しくいたわってくれた。忠明の尽きない愚痴を辛抱強く聞き、ともに哀しんだり、怒ったりしてくれたものだ。
だが、今は誰もいない。
忠明は狭い部屋の中で寝そべって、黙然としていた。いらいらが収まらない。美枝子の声が聞きたくてたまらない。
携帯に手を伸ばした。遠く離れた我が家に電話をかける。
妻は出なかった。
「くそっ!」
思わず口走って、携帯を放り投げた。
この前から妻の様子がおかしい。以前ならどんな時刻にかけても、たいていは家にいて電話に出たものだが、最近はほとんどつかまらない。まれに電話が通じても、すぐにそわそわと、
「今日はちょっと忙しいので・・・・」
と電話を切ってしまう。
(どうなってるんだ・・・・)
不意に浮気、という単語が脳裏に浮かんで、忠明は狼狽した。まさか、あの妻にかぎってそんなことはありえない。美枝子は夫の自分が驚くくらい、潔癖な女だった。結婚するまでは処女でいなければならないなどというカビの生えた古臭い教えを守って、初夜の日に忠明を感動させたほどの女なのだ。
忠明はそう考えて、自分を納得させようとした。だが、胸のいらつきは余計にひどくなった。忠明は外へ出た。
バーでしたたかに飲んだ。酔いに任せて結婚してから一度も行っていなかった風俗へ行った。
どう贔屓目に見ても年の寄った女と寝た。いかにも嘘臭い、おおげさな喘ぎ声。コトが終わると不気味な笑顔で甘えてきた。忠明は女を突き飛ばして店を出た。
ひどく空しい気持ちだった。
何かにすがりつきたかった。妻の母性を感じさせるまろやかな身体に抱きつき、暖かい乳房に埋もれたかった。
マンションに帰り着くと、忠明はもう一度、家に電話をかけた。
妻は出なかった。
  1. 2014/07/07(月) 21:47:59|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 第17回

「コンドームを服の中に入れっぱなしにしてきた。お前、取りにいってくれ」
岡にそう言われて、美枝子はD室を出た。今日は危険日だったし、たとえ安全日でも美枝子は妊娠のリスクを犯したくなかった。もしも子供が出来てしまったら、と想像するだけで恐怖に身がすくんでしまう。
入り口に向かって歩いていると、透明な部屋の中から男たちが見つめてくる。美枝子は頬を染め、胸と股間を押さえて小走りになった。
入り口のそばの部屋で、女が初老の男に貫かれているのが目に入った。美しい女だった。女はいかにもいやらしげな初老の男の手管に酔って、髪を振り乱して快感に悶えていた。
思わず美枝子がその様子を見つめていたら、ふと女と目が合った。美枝子は慌てて目を逸らした。
入り口の扉を出て、受付のアイマスクの男に事情を話す。胸と股間はしっかり押さえたままだ。
ようやくコンドームを手に、再び淫風渦巻く部屋に戻る。これからのことを思うと、気が重かった。だが、逃げることはできない。
最初、岡の偏執的な調教は、美枝子にとってただの恐怖に過ぎなかった。今では別の恐怖がそれにとって代わろうとしている。岡が美枝子に次々と教え込む新たな刺激。その刺激に徐々に慣らされ、変わっていく自分への恐怖だった。
最初は岡たちに抱かれるだけで死にたくなった。抱かれた後は、岡たちへの嫌悪感と夫や子供への申し訳なさで気が狂いそうだった。しかし、今はもう美枝子の肉体が凌辱者たちの愛撫に馴染んでいた。気分が高まると、思わず腰を振って刺激を求めてしまう。与えられる快楽によがり声をあげてしまう。そんな罪深い肉の重みに、美枝子はいつか潰されてしまう気がした。
岡は美枝子が露出の快楽に弱いと見抜いたが、美枝子も近頃はそれを自覚しかけていた。高速道路で放尿することを強制され、その姿を道行く車のドライバーに見られたとき、美枝子は泣きたいほどの屈辱と同時に、激しい高揚を感じていた。下半身が熱く疼くのを自覚して、無意識に頬が火照った。
自分という女が分からなかった。
通路を通っていると、先ほど初老の男に貫かれていた女が部屋から出てくるところだった。目が合って、思わず美枝子は軽く頭を下げた。
女は不思議そうな顔をして、美枝子に近寄ってきた。
「あなた、ここは初めて?」
「そうです」
「指輪をしてるわね。となると、さっきの若い子たちは火遊びのお相手かしら」
女が使った『火遊び』という言葉に、美枝子はぴくりと反応した。何が『火遊び』なものか。わたしはそんな淫らな女じゃない。
わたしは―――。
「楽しむといいわ。ここでは何をするも自由よ」
「楽しむだなんて・・・」
美枝子の歯切れの悪い言葉に、女はおやっという顔をした。
「こんなところまで来といて、意外と古いのね、あなた。さてはあの子たちに強引に押し切られたのね? でも」
女は悪戯っぽく笑って、突然手を伸ばし、美枝子の乳房へ触れた。
「いや!」
美枝子は驚いて身を引いた。
「ふふっ。おっきなオッパイね。張りがあって、いかにもイヤラシイ感じ。あなた、口ではそんなこと言ってるけど、相当好きなほうでしょ」
「そんなこと・・・」
「隠してもダメよ。身体を見れば分かるわ。あなたの身体は淫乱の雰囲気があるわね」
(淫乱・・・・わたしが淫乱・・・・)
「体裁ばかり気にしてると、楽しさも半減しちゃうわよ。思い切って自分を解放してご覧なさいな。魂も吹き飛ぶほど気持ちよくなれるわよ」
「・・・・・・」
「後であなたのHを見に行くわ。可愛いよがり顔を見せてちょうだいね」
女はそう言って妖艶に笑うと、また部屋へ戻っていった。

「ん・・・んふ・・・・」
美枝子のくぐもった声がD室に響いている。
今、美枝子は岡の足元に跪いて、その肉棒を口いっぱいに頬張っている。艶やかな朱唇でしごきたて、舌で亀頭を舐めまわしている。
「もういいだろ。コンドームを付けろ」
「はい・・・」
そう返事して美枝子は、先ほど取ってきたコンドームを指で広げた。
「失礼します・・・」
そう言って、岡の勃起したペニスにコンドームをかぶせていく。その白い手指に嵌まった結婚指輪がきらりと光った。
夫の忠明との閨房でも、美枝子はこうした行為をしたことがあった。あのとき美枝子は恥らいながらも、愛しい夫のものを優しく見つめたものだ。
だが、今となって美枝子は考え込んでしまう。性的にあまりにも初心だった美枝子は、結婚して夫と床をともにするようになってしばらく経っても、「イク」ということが分からなかった。夫も気にして、色々と愛撫に工夫をこらしたり、美枝子の気分を高めようと努力してくれたものだった。そうして、やっとのことで美枝子は「イク」ことを覚えたのだった。若妻だった美枝子は、それでやっと一人前の女になれたような気がした。最初に絶頂に達した夜、美枝子は恥ずかしいような、うれしいような気持ちになったことを覚えている。
だが、その後十数年も経って岡たちに与えられた快楽は、美枝子のそんな初心な思い込みを打ち砕くものだった。襲い来る快感で全身がばらばらになってしまうのではないかと恐怖に駆られるほどのアクメの興奮。自分の精神がどこまでも果てしなく高みに昇りつめていくようなあの感覚。夫とのセックスではありえなかった悦楽―――。
皮肉なことに女としての美枝子を開花させたのは愛する夫ではなく、愛のかけらもない凌辱者たちだったのだ。
そして今、美枝子はその凌辱者たちに嬲られている。
透明なベッドに仰向けに寝そべった岡。その身体の上に美枝子はまたがって腰を使っている。岡の若々しく引き締まった浅黒い肉体と、それとは対照的に生白く、むっちりと柔らかそうな美枝子の肉体。岡に豊乳を揉みまわされ、下から剛棒で突き上げられる度に、美枝子の顔が切なげに歪む。
美枝子の口は金子のものだ。金子の勃起した長大な肉棒を、美枝子は必死の想いで頬張り、しごきあげている。岡が下から突き上げる度、その刺激で思わず口の奉仕を忘れては、金子に後頭部を押さえつけられ、喉深くまで赤黒い肉棒を押し込められ、瞳に涙を滲ませている。
美枝子の細やかな形のよい手は、藤吉のものを握り締めていた。こちらもその手がペニスをしごきあげることを忘れると、美枝子の背中へばし~んと勢いよく平手が振ってくる。
三人の若者と、年増盛りの美女の壮絶極まりない4Pの光景に、壁の向こうには裸の男女がわらわらと集まってきていた。美枝子は全身で男たちに奉仕させられながら、時々その人だかりを見ては、頬を染め、ぱっと瞳を逸らした。
(こ・・・こんなところを知らない人たちに見られて・・・)
カァッと身体が熱くなる。
それは目も眩むような非日常的な体験だった。少し前までほんの小さな世界に生き、それに満足していた平凡な人妻の自分と、たくさんの人に見られながら獣のようなセックスに耽っている今の自分は、あまりにもかけ離れていた。
「見物人が集まってきたようだな。奴らをもっと楽しませてやるか」
不意に岡がそう言うと、身体を起こした。淫らな行為に熱中していた金子と藤吉も、ちょっと不服そうな顔をして美枝子から離れた。
「おい、ここで四つん這いになれ。見物してる奴らの方に顔を向けてな」
「そ、そんな・・・いやですっ・・・出来ません」
美枝子は思わずその場にへたりこみながら、全身で拒否の意を表した。今のままでも気絶しそうなほどの恥辱を感じているのに、この上、男たちに嬲られているときの顔まで、何の関係もない人々に晒すのは耐えがたかった。
「本当は期待してるんだろ? さあ、見せてやれよ。セックスしてるときのお前が、どんなにイヤラシイ顔をしてるか、はっきり見せてやれ」
「やめて・・・ああん・・・許してぇ・・・っ」
イヤイヤする美枝子を岡たちは無理に引っ張っていって、観客の前に四つん這いにさせる。顔を伏せられないように、美枝子の両手を背中の後ろに回させ、その両手を後ろから岡ががっしりと掴み、引っ張りあげる。美枝子の上半身が浮き上がり、観客の前に晒された。
(あ・・・ああ・・・・)
否応なく視界に入る透明な壁越しの光景。
鼻の下を伸ばした下卑た男たちが、若いカップルが、老人が。
先ほどの美しい女が、その相手の初老の男が。
美枝子を見ていた。興奮してペニスを勃起させながら、あるいは冷ややかな笑みを浮かべながら、彼らはじっと美枝子を見つめていた。
(み・・・見られてる・・・・わたし・・・見られてる)
(こんな姿を・・・・こんな恥ずかしい姿を・・・)
美枝子は、頭の中で何かがぷつっと音を立てて切れた気がした。
岡も見つめていた。魂が抜けてしまったような、呆けきった美枝子の表情。だがしかし、その美枝子の股間がじっとりと濡れを帯び始め、奥の女の命がひくひくと蠢きだしたのを。
「さぁ、いい顔を見せてやりな」
そう言うと岡は掴んだ美枝子の両手を手綱のように引き絞りながら、その四つん這いの尻に猛りたつ剛棒を押し当てて一息に貫いた。

異様な熱気がその場を取り巻いている―――。
岡の怒張が激しく美枝子の陰部に一突きをくれる度に、美枝子がうめき声をあげ、その顔が歪むのが見物している男女の目にはっきりと映っていた。
「ほうら、皆がお前のスケベな姿を見てるぞ。もっともっとよく見てもらおうな」
「いやいやいや~!!」
身体を激しく震わせて面を伏せようとする美枝子の両手を、岡は馬の手綱のようにぐいぐい引き絞りながら、その尻にますます強い打撃を加える。その度にばこん、ばこんと肉と肉がぶつかる音がする。
「ひい~っ」
状態をのけぞらされた美枝子の瞳に映る、透明な壁越しの人、人、人。
すでにそこには、その空間内のすべての人間が集まっていた。固唾を呑みながら、快感によがり狂う人妻の姿を見ていた。
不意に岡が美枝子の膣から怒張を引き抜いた。がっくりと腰が抜けたように倒れこむ美枝子の両膝に手を入れると、岡はそのまま美枝子を持ち上げ、観客のほうへ運んでいく。
「や・・・やめ・・・」
幼女のオシッコスタイルで持ち上げられ、両足を開ききった状態でしとどに濡れそぼった女陰を曝け出された美枝子は、もはや涙も枯れきった様子で弱々しい抵抗をする。
透明な壁の向こうで、男たちが一斉に美枝子の股間を凝視するのが見えた。壁越しとはいえ、その距離はわずかしかない。
岡がせせら笑う。
「皆が見てるぞ。お前の淫乱お**こを。ぐちょぐちょに濡れて、男を欲しがってひくひく動いているお**こをな」
「あああああああ」
呆けたような表情の美枝子の口から、よだれがどろりと垂れた。
(見てる・・・・皆がわたしのアソコを見てる)
「さて、ここでもう一回、観客にイクところを見せてあげような~、美枝子」
言いながら、岡は美枝子の開いた陰部にずぶりと怒張を差し込んだ。
「ふあああ・・・・っ」
途端に訪れる快感に、美枝子はうつつないよがり声をあげる。そのドロドロに蕩けきった表情の物凄さに、見物人たちはいっそう興奮した。男たちは激しく勃起した股間を、耐え切れずに擦ったり、女に口で奉仕させたりし始めた。
(興奮してる・・・・わたしを見て興奮してる)
(わたしのイヤラシイ・・・淫らな身体を見て・・・)
(夫のものじゃないペニスを入れられて・・・感じてるアソコを見て・・・)
(興奮してる―――)
『あなた、口ではそんなこと言ってるけど、相当好きなほうでしょ』
『あなたの身体は淫乱の雰囲気があるわね』
先ほど女に言われた言葉が頭の中でぐるぐる回る。
(淫乱・・・そうよ・・・わたしは淫乱なの)
夫以外の男に抱かれ―――
そうして悶える肢体を他人に見られ―――
どうしようもないほど性感を昂ぶらせてしまう―――
淫乱女。
『体裁ばかり気にしてると、楽しさも半減しちゃうわよ。思い切って自分を解放してご覧なさいな。魂も吹き飛ぶほど気持ちよくなれるわよ』
解放―――

「あ、は・・・っ、あ」

「み・・・見て・・・・美枝子の淫乱な肢体を・・・っ」

「オチンチンを咥えて・・・感じてる・・・イヤラシイお**こを見て・・・。ああん、見てぇ・・・っ」

ガクガクと身体を揺すりたてながら、美枝子はいつしかそう叫んでいた。
口元からよだれすら垂らしながら、狂ったように「見てぇ・・・もっと見てぇ」と繰り返している美枝子を見ながら、岡は満足の笑みを洩らす。ついに美枝子を堕としてやった。目の前の快楽のことしか考えられない、淫らな牝犬に変えてやった。
「よぉし、それなら皆の前で思いっきりイクとこを見せようなぁ、美枝子」
「はあああああ、たまんなぁい・・っ、・・・み、見て・・・・美枝子の思いっきりイクとこ見てぇっ」
岡はそんな愛しい女の狂態に欲情をかきたてられ、、美枝子の膣内に押し込んだ怒張を目茶目茶に突き動かした。
「あはっ、はあああん、イクッ、美枝子イクぅ~!」
快楽に顔を歪ませ、瞳からは涙をぼろぼろと零しながら、美枝子はこれまでで最高のアクメに達した。
途端にがくっと力の抜けた美枝子の身体を、岡が抱え下ろす。美枝子はそのままふらふらと透明な壁に倒れ掛かった。
見物人の前に、白目を剥いて喜悦の表情を浮かべたまま失神している美枝子の顔と、透明な壁にぐにゃりと張り付いた大きな乳房が晒される。
たまらずに何人かの男が透明な壁に、美枝子のもたれかかるその方へ射精する様子を、岡は満足げな顔で見ていた。
  1. 2014/07/08(火) 00:49:19|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒の凱歌 第一部 最終回

大宮はおろしたばかりの金を握り締めて、グラスハウスへと戻った。
先ほど岡たちの乗った車をつけてきて、一度はここへ来たのだが、この施設を利用するためには十万近くもの金が必要だと受付の男に言われ、入室を拒否された。しがないサラリーマンにとって十万は大金だったが、もう引き返すことは出来なかった。やむなくコンビニのATMを探しに車を走らせた。
そして、今、大宮はグラスハウスへ入った。
中は透明な壁でしきられた異質な空間であった。裸の男女が一つの区画に集まっているのが見えた。大宮は驚きに打たれながらも、D室と透明なドアに白く彫られたその個室へと入った。
目的の人物がいた。
美枝子は―――。
全裸だった。
全裸で、醜い中年男と激しくまぐわっていた。
そのセックスの様子を、周囲を取り囲む裸の男女たちが見つめている。
(な、なんだ・・・これは)
「あー、あー、ふううん・・・もうイクッ、美恵子またイクゥッ!」
汗まみれで中年男と絡みながら、美枝子は全身で媚びるようにして淫らな言葉を吐いた。大宮は今の言葉が、あの坂口美枝子の口から出たものだとは信じられなかった。
「またイクのか~、美枝子。もうこれで何十回気をやったんだ?」
「サカリのついた牝犬とはお前のことだなぁ? 美枝子」
「ああんっ、犬ですぅ、美枝子は牝犬ですぅっ・・・・あっ、あっ、あっ、イッちゃう!」
甲高く啼いて、美枝子は果てた。年増らしく、むっちりと脂ののった生白い肢体が、どっとその場へ崩れ落ちる。全身が汗と精液でてらてらとぬめ光っていた。
「まったく、こんなに凄く乱れる女は見たことがないな」
「本当ね。この奥さん、本物の淫乱だわ」
「もう自分が何をされてるのかも分かってないみたいだな」
見物人たちががやがやと騒ぐのを、大宮は呆然と聞いていた。
「これで男は全員、美枝子とヤリました? まだの方は?」
それまで黙っていたヤンキー風の男――車を運転していた男だ――が辺りを見回した。誰も反応しない。
「それでは、これでお開きということで」
「ま、待ってくれ」
大宮は思わず声をあげていた。
「俺はまだその女とヤッてないぞ」
岡たちは大宮を知らない。バレる心配はなかった。

全裸で死んだように倒れている美枝子。
その姿を目の前にすると、あらためて大宮の身体が震えた。
退屈な日常に咲いた一輪の花、何度もその肢体を妄想してはオナニーに耽った、手の届かない憧れ。
その美枝子があられもない格好で目の前にいる。
大宮はそろそろと美枝子の身体を抱いた。大宮だと気づかれないように、身体と身体を密着させ、顔を見せないようにする。
「あんまり時間かけないでくれよな、残り時間少ないんだから」
ヤンキーの若者の一人がそう声をかけてきた。しぶしぶ大宮はうなづいて、ぐったりしている美枝子の陰部へ、己の肉棒をぐいっと押し込んだ。
それまで死んだようだった美枝子が、途端に「ふあぁぁ・・・」と声を洩らし、もぞもぞと身動きした。
「おっきい・・・・おっきいオチンチン・・・・あ、イイ・・・」
うわごとのようにそう呟く美枝子。
「おやおや、美枝子はまだまだやる気満々のようだね」
見物人の一人がおどけた口調でそう言うと、どっと哄笑が沸いた。
「美枝子はおっきなオチンチンが好きか」
「好きっ、おっきいのが好きっ、あっ、あー、たまんない!」
興奮した大宮が怒張を激しく抜き差しし始めると、美枝子は大宮の身体に四肢をがっしりしがみつかせながら、また我を忘れてよがった。
「へあぁ・・・は、はひぃ・・・っ、あ~ん、気持ちいい~っ」
大宮は激しく昂ぶりながらも、どこか非現実的な気持ちでいた。
あの坂口美枝子が汗まみれ、精液まみれで大宮の腕の中にいる。快感に我を忘れ、淫乱そのものといった言葉を夢うつつで口走り、悶えまくっている。
「イケ! 美枝子。最後にもう一度、ド派手にイッてみせな」
岡が叱咤するように言うと、美枝子は身体を震わせながらがくがくっとうなづいた。
「ふあああああ、し、死んじゃうう、あ、あーっ、イキますっ、美枝子またイクぅっ」
ぶるぶるっと身体中を痙攣させながら、美枝子は昇天した。
同時に大宮もたまらずに果てた。コンドームをつけていない肉棒から放出されたザーメンは、美枝子の膣内をどろどろに汚した。
はぁっ、はぁっと激しく息をつきながら、大宮は身体を起こし、失神した美枝子の身体から肉棒を引き抜いた。栓の外れた美枝子の秘所から、どろりと白いものが垂れ落ちてくるのが見えた。
その様を見て大宮は激しい虚脱感と、それと同時にこれから自分の新しい人生が始まるのだという、確かな予感を感じていた。
(「黒の凱歌」第一部完)
  1. 2014/07/08(火) 00:50:21|
  2. 黒の凱歌・TELL ME
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
前のページ 次のページ

名作の宝庫リンクサイト

このブログをリンクに追加する

プロフィール

シーザー

Author:シーザー
闇文庫は個人文庫です。
非公開の記事を公開する事はありません。
もしお読みになりたい場合は下記メールフォームに作品を指定していただければ、可能な限り掲載しているサイトをお知らせいたします。
問い合わせされる前に、お読みになりたい作品は一部を除き「オナニー三昧」の”逝く”ボタンで掲載サイトにリンクしますので大半が閲覧可能です。

yahooメールでお問合せいただいた場合、当方からの返信が迷惑メールとして扱われている場合があります。
返信が無いと思われる場合、迷惑メールのホルダーを覗いて見てください。

メールフォーム

カテゴリ

■完結名作 (1784)
別れた妻・七塚 (34)
妻は銀行員・貴子の夫 (5)
夢の中・弱い男 (29)
変身・KYO (43)
変わってしまった・柴田 (27)
気持ちの置場に・レタス (23)
心の隙間・松本 (7)
薬剤師・津島正義 (49)
表裏・所 (24)
本性・拓也 (32)
蜃気楼・WR (63)
妻の想いは…?・ムーア (19)
彼方なら・マサユキ (13)
待っていてくれる紗代・呑助 (6)
水遣り・CR (73)
CRの妻・洋子 (35)
喪失・バーバラ (25)
永遠に夫婦でいるために・ルイ (11)
役員会・KYO (102)
隣の芝生・石井 (42)
留守番・赤とんぼ (15)
家主・えりまきとかげ (32)
雲の上を歩く・MMさん教えて (62)
Booby Trap・道化師 (51)
チョコレートの伯父ちゃ・思い出 (31)
立場・Retaliation (42)
白き花・男とは? (38)
黒の凱歌・TELL ME (35)
女友達と妻・KYO (49)
赦さない・・・・ヨシキリ (34)
戦い・MM (75)
誤解の代償・美鈴さんに捧げる (24)
子は鎹・種無し (10)
魔性・樹氷 (43)
品評会・ミチル (33)
帰省・N (5)
妻の同窓会・間抜けなそして幸せな夫 (37)
奈落・RHM (27)
侵略・流石川 (23)
二人の妻・桐 (93)
神の悪戯・弱い鬼 (36)
イヴとなった妻・忍兄さん (70)
インプリンティング・迷人 (64)
よき妻・BJ (26)
卒業・BJ(よき妻 第二部) (24)
卒業後・BJ(よき妻 第三部) (74)
2つの我が家・鎌田 (14)
ミコと美子・美子の夫 (21)
暗黙の了解・裏筋舐太郎 (34)
■職場関係 (591)
上司と妻・陽太 (6)
知らなかった・みつる (6)
妻の初体験・変な夫 (7)
堕ちていく天使の影・赤いかげろう (7)
私の妻・つよし (5)
僕の不貞な妻・カウニッツ (6)
招かれざる、客・使徒 (14)
屋上・古屋二太郎 (2)
デジカメ・龍 (6)
壊れかけの絆・叶 (34)
本当の妻・加藤 (17)
嫁が俺の会社の先輩に、デートの練習をした・不詳 (5)
二人の?妻・木下某 (27)
未完・修司 (19)
空白の2時間・ナガネギセブン (3)
妻・友子の不倫告白!・ヘタレ旦那! (18)
妻の浮気を知ってしまった。・美作 (2)
ピアノレッスン・悦 (5)
アルバイト・凛 (14)
元ヤクザの情婦にされた妻・574 (13)
観光温泉ホテル・公務員亭主 (16)
奥手でおとなしい妻が後輩に仕込まれた・名無し (6)
寝取られ妻が本気で妊娠まで・浩二 (5)
ナース妻を寝取られて・由美子命 (10)
写真館派遣の妻・無知な夫 (7)
私の身に起きた事実。・ファイター (10)
イケメン部下と妻・・・リュウセイ (9)
変貌する妻・雄治 (18)
僕の厄年・田舎おやじ (10)
訪問介護・サンコウシン (6)
狙われた人妻・亜紀・恋愛小説家 (7)
マラソンを愛する妻・スポーツトレーナー (3)
妻が汚れてしまった・常陸の親方 (10)
妻は専務のおもちゃだった・道騎士 (6)
妻の二人の夫・妻を愛する夫 (27)
見えない檻・生き物係り (30)
美樹がやられた・無能な夫 (41)
愛妻を・・・・川島クロード (12)
序破急・中務 (75)
月の裏側・久生 (14)
婚約者の調教動画が見つかって (12)
官舎 送別会・公務員 (5)
撮られていた妻・スネ夫 (8)
夫婦の恩返し・赤とんぼ (8)
1話完結■職場関係 (20)
■義父または近親 (65)
妻は義父のモノ・クスコ (3)
イトコと親友に、そして・・・ ・正光 (16)
巨乳妻・ゆうき (18)
家族遊戯・六郎汰 (14)
疑わしい行動・圭太 (9)
妻の絶頂・こうくん (5)
■隣人または友人 (491)
はちきれそう・ゆう (7)
仕掛けられた糸・赤いかげろう (6)
本当のこと。・一良 (14)
リフォーム・とかげ (22)
友達・悦 (13)
悪夢・覆面 (10)
ビデオ・はじめ (4)
言えない真実、言わない真実・JOE (17)
私しか知らなかった妻・一樹 (3)
妻の秘密・光一 (54)
清楚人妻 一夜の陵辱劇 ~親友に騙された~・仁 (6)
俺が負けたので、彼女が手コキした (5)
惨めな自分・子無き爺  (6)
田舎・マス夫 (16)
秘密・POST (14)
新妻の幻想・TAKA (4)
遠方よりの友・ちかこmy-love (11)
管理組合の役員に共有された妻・エス (136)
団地・妄人 (50)
抱かれていた妻・ミリン (18)
パーティー・ミチル (33)
友人・妄僧 (7)
甘い考え・白鳥 (22)
乳フェチの友人・初心者 (6)
1話完結■隣人または友人 (7)
■インターネット (54)
チャットルーム・太郎 (19)
オフ会・仮面夫婦 (10)
ターゲット・アイスマン (5)
奇妙な温泉宿・イワシ (14)
落書きの導き・マルタ (4)
1話完結■インターネット (2)
■旅先のアバンチュール (63)
バカンス・古屋二太郎 (7)
妻との旅行で・けんた (5)
無題・ざじ (10)
A温泉での忘れえぬ一夜・アキオ (18)
露天風呂での出来事・不詳 (2)
たった1度の体験・エロシ (9)
旅行・妄人 (12)
■医者・エステ・マッサージ (62)
孕まされた妻・悩める父親 (7)
とある会で。 ・けんじ (17)
亜希子・E-BOX (14)
子宝施術サービス・かえる (23)
1話完結■医者・エステ・マッサージ (1)
■借金 (56)
私達の出来事・不詳 (9)
私の罪・妻の功・山城 (9)
失業の弱みに付け込んで・栃木のおじさん (3)
変貌・鉄管工・田中 (5)
借金返済・借金夫 (5)
妻で清算・くず男 (5)
妻を売った男・隆弘 (4)
甦れ・赤子 (8)
1話完結■借金 (8)
■脅迫 (107)
夢想・むらさき (8)
見えない支配者・愚者 (19)
不倫していた人妻を奴隷に・単身赴任男 (17)
それでも貞操でありつづける妻・iss (8)
家庭訪問・公務員 (31)
脅迫された妻・正隆 (22)
1話完結■脅迫 (2)
■報復 (51)
復讐する妻・ライト (4)
強気な嫁が部長のイボチンで泡吹いた (4)
ハイト・アシュベリー・対 (10)
罪と罰・F.I (2)
浮気妻への制裁・亮介 (11)
一人病室にて・英明 (10)
復讐された妻・流浪人 (8)
1話完結■報復 (2)
■罠 (87)
ビックバンバン・ざじ (27)
夏の生贄・TELL ME (30)
贖罪・逆瀬川健一 (24)
若妻を罠に (2)
範子・夫 (4)
1話完結■罠 (0)
■レイプ (171)
輪姦される妻・なべしき (4)
月満ちて・hyde (21)
いまごろ、妻は・・・みなみのホタル (8)
嘱託輪姦・Hirosi (5)
私の日常・たかはる (21)
春雷・春幸 (4)
ある少年の一日・私の妻 (23)
告白・小林 守 (10)
牝は強い牡には抗えない。・山崎たかお (11)
堅物の妻が落とされていました・狂師 (9)
野外露出の代償・佐藤 (15)
妻が襲われて・・・ ・ダイヤ (6)
弘美・太郎棒 (11)
強奪された妻・坂井 (2)
痴漢に寝とられた彼女・りょう (16)
1話完結■レイプ (5)
■不倫・不貞・浮気 (788)
尻軽奈緒の話・ダイナ (3)
学生時代のスナック・見守る人 (2)
妻・美由紀・ベクちゃん (6)
押しに弱くて断れない性格の妻と巨根のAV男優・不詳 (8)
妻に貞操帯を着けられた日は・貞操帯夫 (17)
不貞の代償・信定 (77)
妻の浮気を容認?・橘 (18)
背信・流石川 (26)
鬼畜・純 (18)
鬼畜++・柏原 (65)
黒人に中出しされる妻・クロネコ (13)
最近嫁がエロくなったと思ったら (6)
妻の加奈が、出張中に他の男の恋人になった (5)
他の男性とセックスしてる妻 (3)
断れない性格の妻は結婚後も元カレに出されていた!・馬浪夫 (3)
ラブホのライター・され夫 (7)
理恵の浮気に興奮・ユージ (3)
どうしてくれよう・お馬鹿 (11)
器・Tear (14)
仲のよい妻が・・・まぬけな夫 (15)
真面目な妻が・ニシヤマ (7)
自業自得・勇輔 (6)
ブルマー姿の妻が (3)
売れない芸人と妻の結婚性活・ニチロー (25)
ココロ・黒熊 (15)
妻に射精をコントロールされて (3)
疑惑・again (5)
浮気から・アキラ (5)
夫の願い・願う夫 (6)
プライド・高田 (13)
信頼関係・あきお (19)
ココロとカラダ・あきら (39)
ガラム・異邦人 (33)
言い出せない私・・・「AF!」 (27)
再びの妻・WA (51)
股聞き・風 (13)
黒か白か…川越男 (37)
死の淵から・死神 (26)
強がり君・強がり君 (17)
夢うつつ・愚か者 (17)
離婚の間際にわたしは妻が他の男に抱かれているところを目撃しました・匿名 (4)
花濫・夢想原人 (47)
初めて見た浮気現場 (5)
敗北・マスカラス (4)
貞淑な妻・愛妻家 (6)
夫婦の絆・北斗七星 (6)
心の闇・北斗七星 (11)
1話完結■不倫・不貞・浮気 (18)
■寝取らせ (263)
揺れる胸・晦冥 (29)
妻がこうなるとは・妻の尻男 (7)
28歳巨乳妻×45歳他人棒・ ヒロ (11)
妻からのメール・あきら (6)
一夜で変貌した妻・田舎の狸 (39)
元カノ・らいと (21)
愛妻を試したら・星 (3)
嫁を会社の後輩に抱かせた・京子の夫 (5)
妻への夜這い依頼・則子の夫 (22)
寝取らせたのにM男になってしまった・M旦那 (15)
● 宵 待 妻・小野まさお (11)
妻の変貌・ごう (13)
妻をエロ上司のオモチャに・迷う夫 (8)
初めて・・・・体験。・GIG (24)
優しい妻 ・妄僧 (3)
妻の他人棒経験まで・きたむら (26)
淫乱妻サチ子・博 (12)
1話完結■寝取らせ (8)
■道明ワールド(権力と女そして人間模様) (423)
保健師先生(舟木と雅子) (22)
父への憧れ(舟木と真希) (15)
地獄の底から (32)
夫婦模様 (64)
こころ清き人・道明 (34)
知られたくない遊び (39)
春が来た・道明 (99)
胎動の夏・道明 (25)
それぞれの秋・道明 (25)
冬のお天道様・道明 (26)
灼熱の太陽・道明 (4)
落とし穴・道明 (38)
■未分類 (571)
タガが外れました・ひろし (13)
妻と鉢合わせ・まさる (8)
妻のヌードモデル体験・裕一 (46)
妻 結美子・まさひろ (5)
妻の黄金週間・夢魔 (23)
通勤快速・サラリーマン (11)
臭市・ミミズ (17)
野球妻・最後のバッター (14)
売られたビデオ・どる (7)
ああ、妻よ、愛しき妻よ・愛しき妻よ (7)
無防備な妻はみんなのオモチャ・のぶ (87)
契約会・麗 (38)
もうひとつの人生・kyo (17)
風・フェレット (35)
窓明かり ・BJ (14)
「妻の秘密」・街で偶然に・・・ (33)
鎖縛~さばく~・BJ (12)
幸せな結末・和君 (90)
妻を育てる・さとし (60)
輪・妄僧 (3)
名器・北斗七星 (14)
つまがり(妻借り)・北斗七星 (5)
京子の1日・北斗七星 (6)
1話完結■未分類 (1)
■寝取られ動画 (37)
■失敗しない為のライブチャット格安攻略 (5)

最新記事

月別アーカイブ

検索フォーム

訪問者数

現在の迄訪問数:

現在の閲覧者数:

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新コメント

QRコード

QR