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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

冬のお天道様 第23回

混乱、激動の寅年の年末が過ぎ、新しい卯年の新春を迎えた
『卯』の語源は神への供え物として、肉を真二つに切り両手で差し上げた姿だという


新藤は仕事始めに予定していたとおり、「地域政党」立ち上げの記者発表を行う予定だ
だがその席には、朱美の叔父の県議会議長は顔を出さないという連絡が入っている
当然だろう!
正月の挨拶に新藤の屋敷を訪れた議長は、姪の朱美も清子もいない屋敷にいる瑞希に逢って、かんかんになって帰って行ったのだ


新藤は、副知事の優子と土方を召集していた


 「知事!
 議長が離反するということになれば、新党創設の根本基盤が崩れてしまいますが・・」

 「土方さん、説得できるかどうか・・今、美樹に叔父さんを迎えに行かせています」



知事執務室のドアが荒々しく開くと、叔父の議長が新藤を睨みつける


 「進君!君という男は政治家には到底なりえん!
  政治家にとって一番大切なものは、何だと思っているんだ!
  教えてやろう、『信頼』と『節操』だ・・・・君にはそれが全くない
  なんなんだ、正月に見た子どもと女は?それで姪の朱美を追い出したのか?
  清子ちゃんも屋敷を飛び出したと言うじゃないか!
  君は、親として、夫として、いや人間として失格だ・・そんな人間など世間は認めん!」



朱美の親族である議長は、新藤を厳しく叱責する
確かに言われていることは正当であり、優子も土方も新藤を擁護できない



 「叔父さんの言うとおりです・・・私の火遊びから朱美と清子を酷い目にあわせました
  だから叔父さん!私は、何としても二人を探して見つけ出したいのです」

 「詭弁だ・・・あの女が言ってたぞ、離婚届を出し、君が妻にすると約束したと!」


 「それは彼女を信用させるために、やった方便です
  離婚届を彼女自身に提出させ、待婚期間が過ぎれば結婚すると嘘の約束をしました
  朱美と清子を連れ去ったヤクザは、恐らく彼女の手先
  裏の世界に入り込んだ女は、表の世界に戻って来る可能性はほとんどありません
  彼女を見張っていれば、手掛かりが見つかるかも知れないと思ってしたことです」

 「裏の世界だと?」


 「清子を連れ去ったのは・・瑞希を調教していたヤクザ男
  朱美を誑かしたのは、その瑞希と同僚の元部下です・・これは完全に仕組まれたもの」

 「そんなに怨まれるとは、彼らに何をしたんだ、君は?
  ・・それで、姪の朱美と愛娘の清子ちゃんを助けられるのか!この浮気者が!」



参謀格の土方は、もう黙ってはいられなかった


 「議長さん、それと副知事も、美樹さんも驚かないで聴いて下さい
  知事には決して他言無用と口止めされていますが、お話しした方がよさそうです
  実は、清子さんは、知事のお子さんではありません・・勿論、知事の子と言われている進一君も」

 「な、なにを馬鹿な?!・・土方先生」

 「新藤知事は、それを承知の上でおっしゃられている
  そのことを隠していた奥様と、血のつながらない娘の清子さんを探し出すと
  自分の罪を詫び、恥を忍び・・朱美奥様と清子お嬢さんを助け出したい一心なんです
  そうですね・・知事」



一同全員が、新藤を見つめている


 「私は情けない男だ
  どうしようもなく暢気で、他人の心の傷みを机の上で理解していた男だった
  今のこの事態は、裕福な家庭環境で驕った私の傲慢な行為への天罰だ
  全ては、私に責任があり、朱美や清子に・・必ず逢って謝罪しなければならない
  恥をかこうが、全財産を失おうが・・・何年かかろうとも、必ず二人は助け出す!」
  1. 2014/11/16(日) 13:50:48|
  2. 冬のお天道様・道明
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冬のお天道様 第22回

 「瑞希!どうして君がここにいる?・・・その子は」

 「この子は進一、もうこんなに大きくなった・・抱いてあげて、あなたの息子を!」


新藤の屋敷で主を出迎えたのは、妻の朱美ではなく瑞希だった
リビングの机の上には二通の離婚届
一つは、朱美のサインがあり、もう一つは瑞希夫婦のもので瑞希の夫のサインがある



 「瑞希、これはどういうことだ・・・話してくれ」

 「さて・・何からあなたにお話しすればいいか、とんでもない事態になってしまって
  そう・・なぜここに私と進一がいるのか?・・それからお話しします」



瑞希の話は、自分と進一のことから始まる・・・
夫が進一の出生に疑念を持ち離婚を迫られていたこと、元同僚の沖田からも脅され
仕方なく沖田に従い、そこで沖田と朱美の関係を知ったと言う
朱美は沖田の子を宿しており、その子を新藤の子として騙して育てることも考えたが
沖田に肉体的にも精神的にも依存して離れ難く、新藤と別れる決心をしたという


 「何だと!朱美が妊娠していたと・・・」

 「ええ、奥様があなたより沖田を選んだ最大の理由、ただ運悪く・・
  お嬢さんにそのことを知られてしまい・・・・お嬢さんにも災難が飛び火した」



清子は拓也の淫行現場を目撃してしまい、そのショックを受けたまま帰宅したところ
母の朱美と沖田が不貞行為の最中で、その会話から朱美の妊娠を聞いてしまった
呆然自失となった清子を、沖田と行動をともにしていたヤクザ男が逃走の駄賃にと連れ去り、進一を連れた瑞希は彼らには邪魔でしかなく、ここに残されたという訳だ・・・・



 「拓也君が清子以外の女と淫行?・・・それで、清子もあのヤクザ男と
  うぅぅぅむ・・・この期に及んでは如何しようもない、裏世界に潜ってしまう」

 「進一を連れた私一人では、どうすることもできなくて・・ごめんなさい」




沈痛な表情を見せる新藤を横目に、瑞希は一枚の写真を取り出した


 「この写真のお相手は、確か副知事の高遠さんよね・・・・
  沖田があなたを脅すために大事に隠していたのを、私が何とか取りかえしたのよ」

 「この盗撮写真を利用して、朱美も拓也も淫の世界へ引っ張り込んだか!・・沖田」



沖田一味にしてやられ、怒り心頭の新藤を見ながら
ヨチヨチ歩きの進一をしっかりと抱き、瑞希が懇願する



 「あなた・・お願いです、この子を認知してやって
  お願いです、このとおり・・・・・・私はなんとか自分で生きていきますから」


と、深々と頭を下げる
瑞希は泣いているのか、身体を小刻みに震わし新藤の言葉を待つ・・・
暫し沈黙が流れ、瑞希の耳に願ってもない朗報が届く



 「事、此処に至りて、為すべきことは決している
  私は、今からこの進一と人生をやり直す・・
  もちろん進一の母の瑞希は、私の妻として共に人生を歩んでもらいたい」

  1. 2014/11/16(日) 13:49:50|
  2. 冬のお天道様・道明
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冬のお天道様 第21回

身支度をしている朱美を、ベッドの中から沖田が眺めている
自分の子を宿し、我が精をたっぷりと女陰の中に収めた女が
後ろ向きにブラを付け、パンティを身に付ける・・・鏡の前で髪を整え、ルージュをひく


 「それでは・・・これでお別れです・・・どうか、お元気で・・・・」



沖田は応えない・・・
そう、直ぐに戻ってくる・・・そして、この女は完全に自分のものとなる
だが眺めている女は、これまでの因縁を断ち切れる安心感で満ちていた



朱美は、フロントで支払いを済ませて振り向くと、信じられらい光景が目に写った
娘の清子がこちらを見て立っている・・・その後ろには、厳つい見覚えのあるヤクザ男


 「不潔よ!・・淫乱!澄ました顔をしてあんなこと、お父さんが可哀そう!」




『パーン』・・と頬が打たれた音が、ロビーに響く
清子がホテルから走り去っていく
ヤクザ男が首を傾け、朱美に向かってヘラヘラと笑う


 「楽しい夢の後は、現実が待ち構えている・・奥さん、世の中そんなもんですよ
  先ほどの情交は生で覗かして貰いました・・お嬢さんと一緒にね
  凄い逝きっぷりだった・・これからのことは、沖田の兄とよく相談するんですね
  お嬢さんのことは心配いらねぇ・・・一人前の女に、あっしが育てますから」



バイバイと片手を振りながらヤクザ男もホテルから去っていく
その場で、呆然と立ち竦む朱美がいた



悪党どもが、沖田のアジトに集合した
もはや完全に、瑞希が仕切っている


 「じゃ・・これで皆取りあえず、解散しましょう・・・その方が間違いなく安全
  念願かなって朱美と家庭を持つ男、拓也という美男子を手に入れた女
  これからレディになる清子を思いのままにできるヤクザ
  それぞれ、これから先十分にやっていけるわね
  朱美は金持ちだし、拓也もしっかり働いている・・・ただ清子は」

 「それは心配いらねぇよ、瑞希姉さん
  あの玉は高く売れる・・間違いなく処女だし、俺が仕込んでたっぷり稼がせる
  そのために、あの場は我慢したんだぜ・・・この俺が」

 「ほうぅぅ・・あなたも、少しは成長したようね
頼んだわよ・・あの娘に屋敷に居られちゃ、この私が困るんだから」


 「しかし、瑞希・・お前という女はとんでもない・・・」

 「悪女だって?
  あなたには、感謝して貰いたいわ・・・朱美をものにできたのは誰のお陰かしら」

 「ああ、そうだな
  ホテルで呆然自失の朱美に離婚届にサインをさせ
  その後、ねっとりと夫婦の契りを交わす・・これまでで最高のセックスだったぞ
  必死でしがみ付いてくるわ、狂ったようにしゃぶりつくわ、ぎゅっと締め付けるわで
  男冥利につきたとは、このことを言うんだろうな」


 「それはそれは、沖田の兄貴、念願が叶っておめでとうございます」

 「あたいも、あの拓也を気に入っているし・・・あたいの身体で虜にしてみせるわ」

 「みんな、その意気よ!誰にも等しく陽が当たって当然よ
  金持ちや家柄の上に、胡坐をかいてのうのうとしている人間には鉄槌が下ればいいのよ!
  私もこれから本当の大一番・・・・
  上手くいったら声を掛けるから、楽しみにしてて・・・じゃ、これで暫くお別れよ」


悪党全員が再会を期して、『オー』と気勢をあげた

  1. 2014/11/16(日) 13:48:52|
  2. 冬のお天道様・道明
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冬のお天道様 第20回

清子のいる覗き部屋の両サイドの壁は、大パノラマの実演セックスショーの最中
それも、一人は実の母の浮気現場、もう一つは恋人の拓也の裏切り肉交場面なのだ
部屋中に双方の部屋から女と男の淫声が、絶え間なく伝えられる
性交渉の経験のない清子でなくとも、正常ではいられない
全身が振るえ、ただただ首を小刻みに振り続けている
それをいいことに、ヤクザ男が清子の衣服を剥ぎ取っていく
抵抗することも忘れ、裸にされても清子は立ち竦んでいる



 「お嬢さん・・・素晴らしい!
  この見事な乳房の形・・・そして、このヒップの肉付き・・・・」



清子の性感度を確かめるように、ヤクザ男がゆるゆると淫手を這わす
女の抵抗を予防するように、時折、顔を隣室に無理やり向けさせ、情景を見せ付ける



 「ほら、よくご覧・・・お母さんのあの腰の動き
  あの男の豪棒を女陰に受け入れ、感極まって痺れている・・ほら、顎があのように」



そう言いながら、ヤクザ男の手が清子の首筋を撫でる
乳房を優しく揉み、乳首を摘む
大きな両手で清子の裸の肢体全体を隈なく愛撫している



 「ああっと・・・あんたの好きな優男もそろそろ限界のようだ・・
  早いね・・・・二度目だよ」

 「嫌!・・・もう」



ヤクザ男の手が清子の陰核を擦っている
円を描き、ちょんちょんと撥ねる



 「心配しなくていいよ・・・実は、俺は紳士なんだ
  こんなところで、お嬢さんを犯すなんて野暮なことはしない
  今は、こうでもしないとお嬢さんの気がふれる・・・だから、やってるんだよ」

 「あっ、あぁぁぁ・・・ん」


 「今まで、こんなことやった事がないんだろう?・・・気持ちいいだろう!」

 「そ、そんなことない・・・・・あぁぁぅ」



覗き部屋に流れる、隣室からの淫声のトーンがクライマックスに近づいている


 「おおっと・・・時間が来たようだ
  お嬢さんには、隣室のお二人の逝くところをじっくりと見学願おう」



そう言うなり、ヤクザ男は強引に清子の舌を吸い上げる


 「あぁっ・・うぅぅぁ」



甘い、清らかな舌の感触を楽しんだヤクザ男は
清子を立たせたまま、少し両脚を広げさせ、その正面に潜り込むと
露に濡れる処女の女陰に刻印を押すかのように、ヤクザ男が舌を伸ばしていく



 「あっあぁぁぁぁ・・・駄目ぇ・・・」
  1. 2014/11/16(日) 13:48:07|
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冬のお天道様 第19回

大きな体躯で、がっしりと清子の細身が締め付けられている
清子がいくら男から逃げようとしても、その腕の中から離れることが出来ない
何とか首を振り、ふさがった口が自由になると、必死で拓也の名を呼ぶ


 「お嬢さん、そんなにあんな優男がいいのかなぁ?
  助けを求めても無駄だよ・・・あの男はお嬢さんを嵌めた男なんだから」



ヤクザ男が清子を腕から逃がし
ニタニタと笑いながら、舌で唇を舐めている


 「嘘、嘘よ・・・拓也さんが私を騙すなんて、絶対にない!」



獲物を捕らえて離さない、男の鋭い視線が清子の肢体を見定めている


 「あんたはあの母親の血を引いている・・だから、自然とからだが疼く
  今度は、もっと活きのいい情交場面を見せてやろうか?
  ほれ、よーく視てみろ・・・・愛しい男がそこに居るかもな」



ヤクザ男がもう一方のカーテンを開けると
ベッド中央で、男に跨り男根を扱くケバい女が見える
仰向けに寝ている男の顔に臀部を押付け、緩やかに揺すり
男の顔は見えないが、硬くなった男根の亀頭部分を口に含み精を搾り出そうとしている
何度も舌で舐め上げ、指で男根を上下に扱くと、勢いよく白濁の精液が噴射した


男はその部屋のスピーカー音量を上げる


 「拓也、凄い!・・・・ほんとに、凄い量だね
  これだけ出せば、後は長持ちするから・・・たんと、あたいを喜ばしておくれよ」


 (拓、拓也さん・・・・何しているの!)



ケバ女は、マジックミラーの向こう側から覗いている清子を意識して
ことさら、未だ萎えない拓也の男根を舐め上げ見せつける


 「若いことの象徴ね、この男根の元気よさ・・・直ぐに、あたいの中に入れてあげる
  あんたの童貞を奪ったお姉さんが言ってたわ、早漏だって
  だから、あたいは先に一度、抜いてあげたのよ・・優しいでしょ、あたいは」



そう言って、ケバ女が騎乗位になり拓也の男根を女陰に含ませると
マジックミラーの方に拓也の顔を向け、その口に長い舌を這わせていく


 「もう・・嫌!・・嫌、嫌」



両手で、清子は顔を塞ぐ
その手はヤクザ男に簡単に剥がされる



 「お嬢さん、あれがあんたの好きな優男か?早漏だって言ってるぞ
  今やってる、あのケバ女で二人目の経験だとさ・・・
  よーく、視ておくんだ!優男の逝くところを・・・それで、あんたも吹っ切れる」



ヤクザ男が清子の反応を楽しむように、身体中に手を這わしていく
  1. 2014/11/16(日) 13:47:20|
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冬のお天道様 第18回

清子と拓也が入った部屋
なんの飾りもなく、大きなソファが二つ、夫々左右の壁に向かって背合わせに並んでいる
その正面には、壁一面に黒く長いカーテン・・・ここは集団での利用もできる覗き部屋だ
時には貸切りのお客もいて、他人の情交の様子を覗きながら楽しむカップルもいる


 「清子ちゃん、少し待って
  自動販売機で飲み物を買ってくるよ・・・」



拓也はドアを閉めるとき、入り口から左のカーテンを指差し照明を切って出て行った
清子が一人で確認できるようにとの、拓也の思い遣りに感謝した


清子は拓也が出て行くと、居ても立ってもいられずカーテンを開ける
薄暗い明かりの中で、裸の男女が立ったままキスをしている様子が見える
その女性が母の朱美かどうか、ハッキリしない・・・暗すぎる
壁にスピーカー音量と書かれたスイッチがあり、恐る恐る音量を上げると
女の艶ぽい息遣いが部屋中に漂う
男が女の背後に回り、両手で乳房をねっとりと揉み乳首を指先で撥ね
口は吸血鬼のように、女の項に吸い付いている



 「そろそろいいでしょうか・・・朱美奥様、ベッドの方で楽しみましょう
  今は、ご主人や娘さんのことは忘れて・・・私だけの女になってください」



 (朱美奥様!?・・・私だけの女!だなんて)



男が女を抱き上げベッドへ運ぶ
女の首筋に再び吸い付き、女の顔がこちらの正面を向かされる
枕元のスタンドの淡い明かりが、女の顔を浮かび上がらせる


 「あっ、お母さん!・・・・」




清子の居る覗き部屋のドアが開き、一人の男が入ってくる
清子は恥ずかしくて、男に顔を合わせられない
視線正面のベッドの上で、母の乳房から臍へと這わす男の指の動きに目を見開いている
男が母の乳首を口に含むと『あぁぁっ』と言う喘ぎ声が漏れる
男は母の乳房を口一杯に含み、吸い上げ、指先で女陰を甚振りだした


興奮とショックで固まる清子、それでも女の生理だろうか
目の前の母の艶姿に、乳首が反応し、女の芯が疼きが起こる

スピーカーからの母の喘ぎ声は、一段と高くなり娘の清子が聴くに耐えない言葉が出る



 「お願い・・・早く、来て」



母が父ではない男を受け入れようとしている
自ら両脚をM字に大きく広げ、その間に男が腰を入れていく・・・



 「あっ、あぁぁぁぅ・・・堪らない」

 「朱美・・・お腹の子に、父親である私の逞しい豪棒で挨拶するよ、コンニチワとね」



 (えっっ!?・・・お腹の子?・・妊娠してるの、お母さん!!)




いつの間にか清子の長い髪を男が撫でていた
その手が脇と腕の隙間を抜け、未だ男を知らぬ乙女の乳房を、直に揉みはじめた
歯をくいしばって、清子は愛しい男の愛撫を受け入れた
目の前では、母が男の豪棒の挿入に身を任せ全身で性の喜びを表している
そして、清子の心には母から子へ、男女肉交の歓喜と愉悦が、淫声とともに伝授される

清子の乳房への男の愛撫は下へと伸び、乙女のパンティを潜り抜ける



 「お嬢さん・・・濡れてるね」

 「えっ?!!あなたは、誰?・・・うっっ」



清子の口を男の口が被さり、後は言葉にならない

  1. 2014/11/16(日) 13:46:36|
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冬のお天道様 第17回

沖田に呼び出された朱美が、古びた喫茶店の奥の席で向かい合わせに座っている


今まで本当に酷いことをしてきた、妊娠させたことを心から謝りたい
しかし、宿った子に罪はなく、子の父として堕胎して命を奪うことは忍びない
不貞の子を出産するということが、あなたにとってどんなに辛いことかは想像できる
そこを曲げてお願いしたい、なんとか新藤の子として育ててもらえないか
自分は、今後一切・・・新藤と朱美の前には現れない



 「あなたは・・・このお腹の子の前にも二度と現れないのですね」

 「はい・・・その子に人生を与えたい、あなたを不貞の妻にさせたくはない
  今まで、憎い上司の妻である奥様には酷いことばかりしてきました・・ですが
  いつしか私は、奥様を本気で愛してしまいました・・・お腹の子はその証
  その子とあなたのためなら、私は消えていく・・・・・ですから、その子の命だけは」



 「・・・分かりました・・今、言った事に嘘、偽りはないですね」

 「はい、今の私は奥様を愛しています、本心です・・・これで、今生のお別れです
  最期のお別れに・・・・お願いです、我が子が宿る奥様をもう一度だけ」



沖田に何度も犯された朱美である
『今生の別れ』の言葉に、感傷的になっていた




 「あら・・・お母さんだわ」

 「そうだね、側にいる男の人・・・誰なの清子ちゃん」

 「知らない・・初めて見る人」


朱美とヤクザな男が寄り添って、喫茶店から出てくるところを清子と拓也のカップルが見かけたのだ
不思議な取り合わせに清子の心は乱れ、拓也の『後をつけようか』の誘いに従った
その二人の前で、周囲を気にしながら、朱美と男はいかがわしいホテルへと入って行く
暫く間をおいて、拓也がホテルに入りフロントで何やら聞き込み清子に伝えた



 「清子ちゃん・・・このホテルは・・・その」

 「嫌、そんな筈ない・・・お母さんはそんな人じゃない」


 「そうだよね・・君のお母さんが不倫などする訳がない、きっと人違いだ
  今、入った二人の部屋には仕掛けがあるらしいんだ・・覗きの趣味のお客用に」

 「今の二人の様子を、他人に視られてしまうの!?」


 「そうらしいよ・・・いつもは何人か待機しているらしいが、今は居なくて・・
  あっ!あの男、怪しいね」

 「ねぇ、拓也さん・・・その部屋に誰も入れないようにして頂戴」

 「ああ、分かった!」



拓也がホテル玄関を入ろうとする男を押しのけ、先にフロントへ走る
清子の心臓は、破裂しそうな勢いで脈を打っていた
  1. 2014/11/16(日) 13:45:51|
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冬のお天道様 第16回

知事執務室に職務復帰した副知事の優子、秘書の美樹、土方医師そして叔父の議長の4人が集まっている


 「私は年頭の記者会見で、地域新党の結成と次期総選挙への立候補
  そして、それに伴う知事後継について表明したいと考えています」

 「進君、年頭の記者会見の場はいいとしても、タイミングとして今の情勢では総選挙はもっと先ではないかね」

 「叔父さん、政権党は既に分裂状態ではあるものの、政権与党の甘みに取り付かれ負けると分かっている選挙をするはずがない・・・という見方ですね
  しかし私は、春に解散総選挙があると見ております
  真に、この国を憂う思いのある人ならば、もう一度選挙で戦い政界再編してでも、この国を良き国に導くのが本来の政治家の姿
  少なくとも、与党の政治家の中にはこんな思いの人たちもいる
  私は誰よりも先手を打ち、統一地方選挙前に仕掛けるのがタイミングと思っています」



そして
新藤は自分の後継に高遠副知事を指名、また選挙事務長は土方病院グループ代表の土方医師にお願いし、二人は快諾した



 「私の苗字の『新』が『近』なら、『誠』の旗の下に結集した新撰組の結成なんでしょうが・・
  ねぇ、土方先生・・・」

 「ははは・・・面白いことをおっしゃる、私は最期まで戦い続ける土方ですか
  それなら、一番隊は沖田、二番隊は斉藤・・・・いや、余計なことを申しました」


 「いいえ、あなたには私が倒れた後も最期まで夢を追い続け闘っていただきたい
  沖田に斉藤ですか・・・斉藤?・・そうだ、中国地方からも一人立てましょう
  少し若いですが、協力してくれそうな若者がいます・・彼の親族の力は強い」




とうとう、表の舞台でその時が来たのだ
今の新藤には迷いがない、かつて知事選に出馬した時の勢いを感じさせる
皆が退室すると、美樹が尋ねた



 「知事・・・私は今後どのように?」

 「君は、ずっと私の側に居ろ
  国政の場で、君は働いてもらう・・・・県のことは、優子に任せておけばいい」


 「私をお忘れかと思いましたが、それで安心しました
  ずっと最期まで、私も知事について行きますから・・・・・」

 「頼むよ、美樹・・・あの選挙に勝利し知事になれたのは君のお陰なんだから」



 「でも・・奥様と沖田のこと、そして瑞希さんのことなどまだこれからですが・・」

 「そのことだ・・・美樹、今から話すことを心に刻んでおいてくれ
  優子はもう大丈夫だ、我々とともに同じ目標を頂く同志だ・・・土方さんもそうだ
  だが、叔父さんは分からない
  叔父さんが選んでくれた候補者を、今から君がしっかりと手懐けてくれ」



 「親族である議長が離反する?・・と言う事は、まさか奥様との縁を切る・・」

 「可能性があるということだ・・・」



 「知事・・・もしかして、それほどまでに瑞希さんを?」

 「美樹、私は女性が好きだが溺れたりはしない
  私が欲しているのは、母が子を慈しむような誠実な愛だ
  彼女にそれがあるかどうか・・嘘、偽りはどうしても許せん」



美樹は新藤の中に、今までにない恐ろしいほどの強い闘志を視た

  1. 2014/11/16(日) 13:44:53|
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冬のお天道様 第15回

沖田のアジト
アジトといっても、賃貸のぼろアパートだ
その方が、新藤の網の目から逃れやすいと沖田は判断した
そこへ、瑞希が昨日の首尾の報告に訪れている


 「あなたに言われるまま、そのようにしてきた
  拓也は大事な姉を弄んだ新藤への恨みから、もう私の言いなりに動く忠実な僕になったわ」

 「そうか・・・」


 「どうしたのよ?・・・上首尾よ、いつもと様子が変よ」

 「実は・・・・朱美に子ができた」


 「子?・・・その子は、もちろんあなたの子よね!」

 「・・・・ああ、そのように朱美は言ってきた」


 「やったわね!・・うふふふ、風はフォロー・・で、どうするつもりなの」

 「それを、朱美に迫られている・・迷っているんだ」



沖田の言った『迷っている』の一言で
瑞希は悪党ぶっても悪党になりきれない、沖田という人間の弱さを感じ取った


 「何を迷うことがあるのよ、決まってるでしょう!
  産ませなさい・・・あなたの子でしょう?・・そして、新藤から朱美を奪い取るのよ」

 「お前・・・何を考えている?」


 「当然でしょう、私は進一の母・・・進一を新藤の正当な跡継ぎにしたい
  そのためには何だってやるわ・・・計画どおりに、清子を犯してちょうだい」

 「待て・・急ぐな」




弱気になっている悪党チームの大将に、ここぞと瑞希は攻めかかる



 「あなたがそんな弱気じゃ、あのチンピラとケバ女はついて行かない
  この計画から降りなさいよ・・・後は私が上手くやる」

 「瑞希!お前は」


 「そうよ・・所詮、あなたと私は初めから意気が合わない
  悪党に成りきれない中途半端な男は、さっさと朱美奥様と駆け落ちすればいいわ
  そうしたいんでしょう!・・あの奥様に情が移っているぐらい分かっているんだから」

 「そんな無謀なこと・・・あの人がするはずない」



瑞希は沖田の本音を引っ張り出して、ニタッと笑った


 「私の言うとおりにすれば、大丈夫
  朱美奥様が、あの屋敷に居場所がなくなるようにすればいいだけのこと
  奥様があなたと逃げたいと思うように、仕上げてあげるわ
  その代わり、最期まで奥様を離しちゃ駄目よ・・・・・ふふふふふ」

  1. 2014/11/16(日) 13:44:07|
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冬のお天道様 第14回

こちらは優子の弟の拓也のマンションだ
姉の優子と清子の父が公園のベンチで睦みあう盗撮写真
これでは新藤の許しなど出るはずもなく
この事実を知った以上、拓也は清子を幸せにする自信が揺らいでいる
肩を落とし、その写真に見入っている拓也の側で瑞希がゆっくりと服を脱いでゆく


 「拓也さん・・・」



後ろ向きで振り返りながら、拓也に声をかける
力なく瑞希を見つめる拓也に、優しく微笑みを送ると
自慢の臀部を魅せつけるようにして、パンティを長い脚から抜き去る
男を誘うあの流し目だ・・・髪を掻き揚げ『私を視て』とでも言いたげなポーズをとる
ブラを落とし、裸体のビーナスは拓也の正面を向く


 「さあ・・拓也さん、気が済むように私を抱いて」



恥ずかしがる様子もなく、ごく自然のままだ
美形の乳房が拓也の視界に飛び込み、両手を広げて悩む男を誘い込む
二人の子の出産を通じて垢が抜けた見事な女体
程よい肉付きの両太腿の上には、爽やかに絹草が光って見える
拓也はチラッと瑞希の裸体を見たものの、再び姉と新藤の写真に視線を戻す


 「何故だ?姉さん・・・・どうして、新藤さんなんだ」



いつの間にか瑞希が拓也の側に寄り、髪を撫でている
拓也の視界の中に息づく女の薄桃色の乳首が映る


 「あなたのお姉さんも女、強い男に抱かれた女はみんな、その男の虜になるの
  お姉さんも私と同じようにあの人に魅かれたのかしら・・でも、お姉さんはお姉さん
  あなたとは、違う人生を歩むのだから許してあげなくちゃ」



そう言いながら、瑞希が拓也の指先を自分の乳房に引き寄せると
20代の女性にはない柔らかな感触に、指が震える
耳元まで近づいた鼻先からでる淡い息が、拓也の心を擽っている


 「あなたも・・・私を抱いてごらんなさい
  きっと、お姉さんや新藤の気持ちが少しは理解できるようになる
  その行為と、清子さんを妻にしたいということとは別のこと・・・」



瑞希が赤子を抱くように、拓也の頭を胸に抱きしめる
どうも拓也はまだ女を知らないようだ


 「うふふふ・・・・硬くなって、いいわ・・・私に任せて」



裸の熟女が男の背後に回り、衣服を脱がしていく
ベルトを緩め、ズボンを脛まで下ろし拓也の怒張の先を指のひらで擦るように扱く
精神と生理は別のもの
既に拓也の怒張は白濁の放出まで、秒読み状態だ
男の背に乳房を擦りつけ、肩を抱き指で怒張を扱く
性技に精通した熟女の手管で、経験のない男の怒張は天を突く勢いを得る


 「可愛い・・・さあ、一度抜きましょう・・・・ね
  何も罪悪感を持つ必要はないのよ、私は清子さんとあなたの結婚を応援するわよ
  その代わり、私の息子の進一は義兄弟になるんだから・・進一を助けてあげてね」



この後、拓也は瑞希の口奉仕を受けそこで2度目の放出
3度目は、騎上位で瑞希の女陰に精を吸い取られ、この女体の虜となってゆく
拓也も義理の父の子を宿した女性との性交渉に及ぶという
どろどろの淫靡な世界に足を踏み入れた
  1. 2014/11/16(日) 13:43:20|
  2. 冬のお天道様・道明
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冬のお天道様 第13回

緊張感漂う演説会場の舞台の上で、凛とした女性候補が対立候補を舌鋒鋭く追及している
知事選終盤クライマックスの録画映像だ


『新藤候補!・・・・あなたは卑怯な人です
  自分の口からは何も言っていない・・・そんな男なのですか?
  あなたのご家族にもわかるようにお話し下さいませんか
  改めて、お聞きします
  あなたは知事になるために、愛人の女性を部下と結婚させようとしたのですか?』



愛人と呼ばれた女性は新藤の乳首を唇で愛撫し、男の分厚い胸に乳房を押し付けている遼子のこと
この追及の叫びは、ひたすらに男の剛直を口に含み扱きたてる優子の耳にも届いている


 『・・私は、自分の選挙のために家族を利用した
  相手候補の高遠さんが持っていない、夫婦や親子の幸せな家庭を見せつけようとした
  これは、卑劣な行為だ・・・・私は男らしく、高遠さんと同じ条件で戦うべきだった
  そんな行為の報いがきたようだ・・みんなを苦しめてご免よ・・・・・許してほしい
  いいかい?・・・よーく、聞いてほしい
  神に誓って、私はお母さんを泣かすようなことはしていないし、これからもしない
  私には、お前たちの笑顔が命なんだ』



会場にいる新藤の支持者はもちろん、高遠候補の支持者からも感動の拍手が起こる
真実がどうであれ・・・全ての者はこれでいいと思った
壇上で優子が新藤に歩み寄り手を差し延べ、二人は無言でしっかりと握手を繰り返した



 「これは茶番だ!・・・真実を知る者から見れば、私はピエロだ、はははぁ・・」



優子を甚振るつもりでビデオを流したものの、逆に新藤の心の傷を深くする結果となった


 「何物にも代えようのない宝物・・・そう信じてここまで頑張って来たのに
  不実、虚偽・・・・そんな土台から築き上げた家庭だったとは!」



新藤の声の大きさに、優子も遼子も何事かと主人の顔を窺がうと
大粒の涙が鬼の目から流れていた



 「もういいよ・・・二人とも私の腕の中に来なさい」



言われるまま、右腕の中に遼子・・・左腕の中に優子が納まる
主人の新藤がなぜ泣いているのか理由は分からないが、心底から悲しんでいることは感じ取れる
二人の女は、そんな主人を慰めようと肌を寄せてくる



 「そうか・・・お前たちはこんな惨めな私を慰めてくれるのか
  私は自分勝手で酷いことをした男だ・・・なのに、私を・・・有難う
  ・・・・・・・今夜だけ、私と共に泣いてくれ」



優子がキスの雨を降らす


 「思い出したかい・・・自分を?
  あの凛とした女性が君なんだ、全ての女性がそんな君の出現を待ち望んでいたんだ
  明日から、復帰しろ・・・・闘え、闘うんだ優子・・・それが君の天分だ」



新藤の右頬には遼子が顔を寄せ、真上から優子が見つめている
その優子の目からも大粒の涙が零れ、新藤の厚い胸板を濡らす
そして・・・・優子が新藤に唇を合わせてゆく



 「お願い・・・私を打ち負かした、あなた・・・・あなたにも、天命がある!
  今、あなたは全ての県民の父・・・・県民はあなたの子ども達なのよ!」
  1. 2014/11/16(日) 13:42:15|
  2. 冬のお天道様・道明
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冬のお天道様 第12回

広い屋敷で夫の帰りを待つ妻・朱美
拓也とのデートから帰宅した一人娘の清子と談笑している


 「お母さん、拓也さんとのことでお父さんが反対する理由がよく分からないの」

 「そうね・・」


 「拓也さんは本当にいい人・・・優しいし、お姉さんに似て凛としてて
  お願いよ、お母さんからなんとかお父さんを説得して欲しいの」

 「ええ、折を見て話してみる・・・お父さんは、あなたのことを大切に思っているから
  あなたが幸せになれると分かれば、必ず許してくれると思う・・・・
  お父さんは、心の広い温かい人だから安心して大丈夫よ」



今の朱美の正直な気持ちだ
沖田との関係を告白した時に見せた夫の態度と言葉


 『沖田のことは任しておけ・・・お前は何があっても二度と沖田と接触してはならぬ
  私にもお前には謝らねばならないことがある・・だから、心配せずに屋敷に居ろ』



嫌らしい性癖はあるにしても、沖田と関係を持った妻を許してくれた・・・・・
夫が謝らねばならないこととは、恐らく沖田が言っていた『女遊び』
そんなことを考えていた朱美を、新婚の時に覚えのある急な悪心と嘔吐が襲う


 「お母さん!?・・・どうかした?」


 (まさか!・・・妊娠悪阻?)



心配げに見つめる清子に、大丈夫よと言ったものの嘔吐は治まらない
洗面室に駆け込み、はぁはぁと息苦しさを堪える
その時、携帯の着信が点滅する・・・・・・・・沖田からだ
青ざめる朱美だが、発信者は諦めようとしない



 「・・・・朱美です」

 「奥さん、やっと出てくれましたね・・・離れようったって土台無理なこと
  あなたとの濃密なセックスビデオ、それにあの爺さんの腹上死の記録まであるのを忘れてもらっちゃ困るんですよ」



突然の悪阻で気が動転していても朱美は、新藤の言葉を忘れていたのではない
ハッキリとした意思をもって電話に出ていた



 「逢いたいなぁ、奥さん・・・・・私のこの豪棒で善がり狂ったあなたを忘れられない
  ふふふふ・・・・・・我慢できないでしょう?あなたも・・どうなんです・・・・」

 「私はどんなことがあっても、あなたに逢わないつもりでしたが・・・
  もう一度、逢わなくてはならなくなりました」



 「そうこなくっちゃ・・このままじゃ、頭隠して尻隠さずの状態ですからねぇ」

 「そう、私ももう逃げたりはできない・・次に逢うまでに考えておいてください
  私のお腹の中に宿った命をどうするか・・・父親としての覚悟を示して頂きます」



ツー・・ツー・・・
昔から言われている・・・『女は弱い、されど母は強し』と
電話の向こう側では、身篭る母親の強い剣幕に押され、沖田は立ち尽くしていた

  1. 2014/11/16(日) 13:41:32|
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冬のお天道様 第11回

一方、京都の妾宅・遼子の家では・・・


 「あっ、あぁぁーん・・・・強い、強すぎる・・・」


アルコールを浴びるように呑み、夕食の途中で新藤が遼子を相手に火がついた
しかし女を孕ます能力が無いという現実は、『女を犯す』という醍醐味が失せ、やるせない空しさを感じさせる
衣服を剥ぎ取られ、立ったまま両手を壁につき臀部を突き出している遼子
その腰を抱きこみ、それでも新藤は激しく剛直を突き入れていた


 「あぁぁう、あぁぁん・・・・ねえ、激しすぎる、痛い・・・」



女の善がる声はこれまでと変化なく・・・・高く、大きい


 「痛いぐらいがどうした・・・・辛抱しろ、もっと、もっと・・苦しませてやる」

 「駄目、駄目!!・・・もう、堪忍して」



その部屋のドアが少し開いている
聞き耳を立て、その様子を覗いている女がいた
ドス、ドスと突き刺さる剛直は女の喜汁で濡れ光っている


 「うむ・・・」


激しくピストンを繰り返す男の腰の動きが止まる
強靭なオスの太腿にメスの指が触れる・・・オスの尻肉にメスの頬が密着する


 「未だ、痴情の世界から抜け出せないようだな・・・優子」
 


その声は優子には届かない
ひたすらに舌を伸ばし、恥穴を舐めようとする
もう一人の女、遼子が新藤の責めから解放され、正面を向いて剛直を咥える
仁王立ちしている新藤は、前後から妙麗の熟女の口奉仕を受けている


 「これで少しは気分も晴れようが・・・・・決して爽快にはなれぬ
  私を馬鹿にする奴らには、とことん思い知らせてやる・・・・・・」



人間の精神に活を与える最上の良薬は、『喜』『怒』『哀』『楽』という感情である
その中でも『怒り』は人間という動物を野生に戻す・・・
それでも、土方から『欠陥男性』と烙印を押され、由緒ある資産家の『新藤家』の血筋は自分の代で絶えてしまうという事実は変りようが無い
新藤は、自分を騙し続けている妻と、さも新藤の子を身篭った振りをする瑞希への激しい怒りが沸々と湧き上がり、『沈下する気』を転換しようとしている
憐れなのは、その鬱憤晴らしの対象とされる遼子と優子の肉体だ


 「おぅぅ・・込み上げてくる・・・遼子!
  お前は私を裏切らない従順な女・・お前に飲んでもらう、混ざり物の無い男の精だ」

 「お願い・・私にも下さい」



新藤の思いなど知る由も無い・・憐れな女、優子がオスの精を強請った


 「そうか・・なら、後でたっぷりと可愛がってやるぞ、優子」
  1. 2014/11/16(日) 13:40:46|
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冬のお天道様 第10回

これは現実だ・・瑞希の脛から血が流れている


 「擦り傷で幸いでした・・瑞希さん、消毒をしましょう」

 「はい、有難う・・・」



姉の優子よりは少し年下だが、拓也からは年上の女性だ
33歳で2度の出産経験はあるが、知事の秘書を務めた女性
流石に、スタイルは抜群で独身の姉の優子にも勝るとも劣らない
拓也は、リビングの床に腰を降ろし・・・瑞希はソファーに座って脚を伸ばしていた


拓也は家庭用の救急箱の中から消毒薬を取り出し、傷口に塗りつけようとした



 「待って、拓也さん・・・その前に、ストッキングを脱ぎます」



そうだった、薬を塗るにはその方がいい・・・・
瑞希は拓也に背を向けて立ち上がり、ごく自然にスカートを足元に落とすと
ハッとして卓也は顔を背けた
一瞬だがブラックのパンストに包まれた豊満な白いヒップの輪郭は視覚に刻まれる
初対面の若い男の前で、これほど警戒感や恥じらいの風情を見せずにスカートを脱ぐ女性
自然と・・こんな感覚を持った女性といる拓也は普段と異なる感覚の中に入っていく



 「自分で、消毒します・・・それ、貸して」



瑞希は下半身がパンティのみの姿で拓也の方に手を伸ばしていた
消毒薬を受け取ると、再びソファーに腰を降ろし傷口に薬を塗りはじめた
そして・・・・瑞希は空ろな表情で身の上を独り言のように話し出した

落ちぶれた元同僚の沖田に、『息子の進一に危害を加えるぞ』と脅かされ
警察に訴えようとも考えたが、やけっぱちの沖田なら本当に進一を襲うかもしれない
仕方なく沖田の言うなりに従いながら様子を窺がっていたが
収入のない沖田からまとまった金銭を要求され、そんなお金のあてもなく
今夜は、とうとう『肉体を金にしろ』との強制をされたがそればかりは従えなかった・・・・



 「あのう・・・その進一君は、確か・・・ご主人との子と言われてましたが」

 「ええ、演説会の大勢の人の前でそう言いました・・ですが、本当は新藤の子なんです
  そのことも、沖田には勘付かれてしまっていて・・・・なにやら悪巧みを企てている」



新藤の娘の清子と将来を誓い合う仲の拓也にとっては、相手の父の浮気の告白だ


 
 「知事がまさか・・・・いや、清子さんのお父さんがそんなことをするなんて」

 「あなた・・・もしかして、清子さんと?」



あの激戦知事選の演説会で、瑞希との不貞を姉の優子が切り札として追及した時
妊婦の瑞希が現れ、お腹の子の父が新藤であることを否定し、新藤を擁護したのだった
あくまで疑いは疑いにすぎず、姉の優子は選挙に破れた
しかし、今・・・・真実を明かされ、拓也も清子との付き合いのことを瑞希に語りだした



 「そうなんだ・・・あの時にいた、清子さんを好きになったのね
  純真そのものの乙女・・・・分かる・・・・でも、新藤の許しはでないでしょう?」



その通りだ・・・姉と、母親の朱美は了解してくれた、父親の新藤が認めてくれない



今夜、ヤクザ男の世話したお客の趣味だろう
瑞希の服装は銀行OLの事務スタイル
上半身は上着を纏っているものの、下半身はパンティのみ
ソファーに浅く腰を掛け、見事なラインの長い美脚を拓也に曝している
こんな不自然な身なりの中で、身の上話はクライマックスに近づいている
拓也の話を聴きながら、太腿の辺りを手で摩り下半身の構えを変化させると
自然と拓也の視線が、吸い寄せられている



 「拓也さん・・・・可哀そうに、あなたは好きになってはならない女性を求めている」



えっ!と驚きの表情で瑞希に視線を向ける拓也



 「あなたも大人の男性だから、今から話すことをしっかりと受け止めてね
  沖田が言ってたわ・・・あなたのお姉さんと新藤とは男と女の関係ができているのよ」



今まで、美脚を摩っていた瑞希の白い指が拓也の肩先に伸びる



 「姉と知事がそんな関係に?!・・・そんなこと有り得ない」

 「新藤は女性から見て嫌な男じゃない・・・理性と清廉さ、それに野性的なオスの魅力
  私は新藤に主人のいる自宅で犯され、妊娠させられた・・・でも、憎んではいない
  恐らく、お姉さんも同じ思いなのね・・彼はとても優しい、女性にとことん優しいのよ」



拓也の頭は完全にパニック状態だ
違う違うと、首を左右に振りながら俯いている拓也の前に
瑞希が一枚の写真を置いた・・それは優子と新藤とが公園のベンチで睦み会う盗撮写真
食い入るようにじっと見つめる拓也の耳元で、瑞希が囁いた



 「清子さんとはまだなんでしょう?溜まっているものを・・・私の中に出させてあげる」
  1. 2014/11/16(日) 13:39:52|
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冬のお天道様 第9回

高遠拓也は新藤清子との交際を新藤に許されないまま、清子とデートを繰り返していた
清子の母、朱美と姉の優子は既に賛成してくれた
だが、反対の理由を明かさないまま、清子の父である新藤が許さないのだ
それでも、清子とは互いの心の絆を深め合っていた
今夜も、清子を屋敷に送り届けたあと自宅マンションまで戻ってきたところだ



 「おい、瑞希さんよ・・・確りと働いてもらわないと、俺が困るんだよ!」



エントランスに入ろうとした拓也の後方から、怒鳴り声が聞えてきた
振り向くと、見るからにヤクザとわかる厳つい男が30代女性の腕を掴んでいた



 「働くと言っても、そんなお仕事はとても出来ません」

 「なに甘えてんだ!・・なぁ、少しぐらいお乳を吸われたって生娘じゃあるまいし
  そんなこと言ってると、坊やの身になにが起こってもしらねぇぞ
  これ以上は、こちとらも容赦はしない・・・なあ、お客が待ってるんだぞ」



男が威圧するかのように、女の顔を覗き込んだ瞬間に拳骨が男の顔面に入った


 「痛ってて・・・な、何をしやがる、待ちやがれ!」




女が拓也の方へ走って逃げてくる、その後をヤクザが追いかける
女は拓也の目の前で、男に取り押さえられた
女に馬乗りになった男が振り上げた手を、拓也が掴んでいる



 「どんな事情か知りませんが・・・女性に暴力はいただけません」

 「なにを!」



ヤクザ男は身を翻し、もう一方の手で拓也めがけてパンチを放つ
しかし、拓也は軽々と身をかわし次の攻撃に対する防御の構えをとる


 「警察を呼んだわよ・・・もう直ぐ駆けつけるわ!」



携帯を手にした女を見て、ちぇ、と唾を道路に飛ばしてヤクザ男が走って逃げていく
道路に座り込んでいる女に、卓也が手を差しだした



 「あっあぁぁ・・・あなた・・もしかして、新藤知事の・・・」

 「えっ?・・・・どこかであなたにお会いしましたか?」

 「ええ、私はあなたを存じております
  ひとまず、私の部屋へ避難しましょう、警察への通報は芝居なんでしょう?瑞希さん
  私は副知事の高遠優子の弟です・・安心してください」



ストッキングの破れた穴から流れる血が美脚を濡らしている
拓也は瑞希を抱きかかえてエントランスに入っていく

その様子を遠くから眺める沖田がいた



 「どうでしたか?・・・私の演技」

 「やあ、お疲れ・・・お前も立派な役者だ、わっはははは・・・
  後は、瑞希が関が原の小早川秀秋にならなきゃ・・・いただきだ」
  1. 2014/11/16(日) 13:38:39|
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冬のお天道様 第8回

 ・・・木戸老人
戦後の関西経済界を牛耳り、政界にも影響力を行使した人物だ
資産家の新藤家は、子孫の繁栄を願ってそんな木戸家とも交流を深め
新藤の父母がひとり息子の進の仲人を、木戸老人にお願いしたのだった
しかし、波乱万丈な人生を好む本人と平凡であっても安定を望むその家族との乖離
木戸老人の晩年は、家族から離れひとり寂しく余生を送る境遇となった
そんな彼が、このホームで書き綴っていた『我が生涯記』
  

土方は、木戸老人の最期を看取ったとき、それを見つけて隠し持った
なぜなら、内容があまりにも非道徳的で、とても遺族には見せられない
恩のある木戸老人の名誉を傷つけないように、始末するつもりでいた


  「その中に・・・・新藤進の妻、朱美の貞操を奪うという記述がありまして」

  「そ、そ、そんな馬鹿な話・・・とても信じられん!」


  「その記述が事実かどうかは別としても、清子さんはあなたの子ではありえない
   はっきりとお伝えしませんでしたが、先だってのドック検査の結果から
   あなたには、女性を妊娠させるだけの男性能力が備わっておりませんでした」

  「間違いだ、そんなはずがない・・・・朱美とは清子のほかに子を為さなかったが
   元秘書の瑞希との間にも、男の子がいる・・・」
 


必死に否定する新藤の目を見つめて、土方は首を横に振る


  「あなたのような傑出した人物の子孫を世に送れないことは、誠に残念なことです
   私は医者です・・事実は事実としてあなたにお伝えせねばなりません」


新藤は、目の前のテーブルを思いっ切りひっくり返した
興奮し肩で息をしている



  「ここまでお話しした以上、私は残りの人生をあなたに捧げて尽くしたい
   私にも子は無く、妻は先立っています・・・この世に何の未練も無い」

  「やめてくれ!・・・私は、他人の哀れみなど決して欲したりしない
   誰が何と言おうと、清子は私の娘、瑞希の産んだ進一は私の息子だ」


  「知事・・・」

  「はぁぅぅ・・・いいですね、土方さん・・・今の話は絶対に他言無用に願います
   それと、こんな私でも助けてやろうとのあなたのお心は、あり難く頂戴致します」




強がってみても、事実は事実・・途轍もない孤独感が新藤を押し潰そうとしていた
こんな時、新藤の向かう先は京都の妾宅・遼子の家
こんな精神状態でとても公務に復帰できない


  「あら!こんなお昼の時間帯にお立ち寄りとは・・・・」

  「ああ、少し飲みたい気分なんだ・・・なんだか少し疲れたみたいだ」



遼子の前では、虚勢の必要は無い
では、ゆっくりと休んでくださいと、遼子は微笑みながら温かく迎え入れた
  1. 2014/11/16(日) 13:37:54|
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冬のお天道様 第7回


その頃、新藤は美樹に怒りをぶつけ叱り付けていた

  「私がどんなに君を信用して、ここまで重用してきたと思っているんだ
   今からでも遅くはない、得た情報を全て話せ・・これからの嘘は許さんぞ!」


一日の内に、どうして知事が妻や優子のことを知り得たのか?
そんなことは、今の美樹にとってはどうでもよい
絶対権力者の信頼を繋ぎ止めなくては将来がない
こんな時には、言い訳は無用だ・・・・・・・・美樹は心得ている


  「結果的に、偽りの報告をしたことになり、申し訳ございません
   知事には新党結成に全力を挙げておられる最中であり、裏の仕事は私の責任で対応しようと考えておりました
   ・・・浅はかな判断で、私自身情けなく思います」


美樹は即座に謝罪すると、調査報告の詳細を新藤に説明をし
その後、自ら調査し新たに判明した情報を報告する


1朱美が慰問と偽って出かけていた老人ホームは、有名な土方医師がオーナーであること
2また、所在不明だった伊藤瑞希が何らかの関係で沖田の元に居ること


  「その老人ホームが土方医師の持ち物だと?それに、やはり瑞希もそこに居たのか!」



迅速果敢な行動は新藤の本領である
知事公用車が土方の老人ホームに着いた
もちろん、沖田の情報を得るために土方医師には電話をかけここで逢うことになっている


  「土方さん、ここに私の元部下の沖田がお世話になっていると聞きまして」

  「はい・・・それが、その・・・」


土方は新藤に一枚の紙を手渡した
それは、姿を消した沖田から土方宛の『お世話になった』との礼状であった


  「ほぅぅ・・逃げ時の勘も鍛えられ、抜け目なく姿をくらましたか!
   それにしても、人間らしいこんな心遣いがまだ残っていたとは」

  「彼を拾ってきたのは私・・彼のしたことの全責任は私にあります」


  「私は、土方先生をどうこうしようとは思っていませんよ
   昨夜、朱美からこれまでのことを聞き、全ては沖田が私を恨んでの復讐と思っています」

  「では・・木戸老人とのこともお聞きになったのですか?」 

  「木戸さん?・・と妻の朱美?」



やはり新藤の妻は話していない・・・いや、話せるものではない
いずれ分かること、自分から伝えるしかない

土方は木戸老人の最期の模様を伝えると同時に、土下座して詫びたのだ
流石に、この事実は新藤を震撼させる


  「あの木戸さんが・・・朱美に?そんな、まさか・・朱美はそのことはなにも・・」

  「奥様を責めないでください・・・こんなこと、夫のあなたには死んでも話せません
   どうかあなたの怒りは、手を貸した私に向けてください」



木戸老人が最期に抱いた女性が新藤の妻であることが判明してから
土方が行った独自調査の内容も新藤に伝えた


  「何だって!?・・それじゃ・・朱美は木戸さんに以前にも抱かれていると・・・
   その時に出来た子が清子だと言うのか!?・・・・そんな馬鹿な」
  1. 2014/11/15(土) 02:57:19|
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冬のお天道様 第6回

なんとタフな夫だろう・・・今朝も何時もどおりに出勤して行った


昨夜、朱美が沖田とのことを告白した後は、夫は獣と化した
何度目かの絶頂を極めさせられた朱美は、ベッドの端に両手足を縛られ恥穴を弄られる


  「なあ、朱美・・・お前の話では、この穴はまだ健全ということだな
   よその男にさんざ遊ばれた身体になっても、性技の奥は深い
   ここで私のものを受け入れれば、また新しい夫婦関係の絆が築けるぞ」

  「あなた・・・まさか、そんな?・・・・あっぁぁ、嫌、嫌っ!」


嫌がる朱美の言葉を無視し、夫はひたすらに剛直を挿入しようとする
到底無理と思っていた恥穴に、執念が剛直を結合させると
激痛が朱美を襲い、後は気を失った
朝、目覚めると夫が言った


  「沖田のことは任しておけ・・・お前は何があっても二度と沖田と接触してはならぬ
   私にもお前には謝らねばならないことがある・・だから、心配せずに屋敷に居ろ」



夫が何を謝るのか?今の朱美には分からない
激しい叱責と罰を覚悟していた朱美には、思ってもいなかった労りの言葉に思える
『これで良かった』と安堵の思いに涙し、朱美はベッドの中でまどろんでいた



一方、沖田の管理人室にはヤクザ男とケバ女の悪ども3人が集まっていた
これまでの作戦が順調に進んだこともあって、有頂天で悪乗り気味だ


  「まったく流石というか・・・沖田兄の段取りには感心しますよ
   なんせ、理性ある高級美人を二人とも、身も心も金も『整いました』にするんですからね」

  「ほんとよね・・・あの副知事、さっと500万円を持参するんだから堪んない
   責め甲斐のある肢体してるし、バーで2本の豪棒でヘロヘロにされちゃって
   ・・あの後、坊や上手く犯ったかしら」

  「おいおい、その辺にしとこうぜ・・ここにはもう1人、出番を待つ美人の姉さんがいるんだから」


姉さんとは瑞希のことだ
その瑞希は、ここでは沖田の情婦扱いだ


  「さてさて、次の第3幕はその瑞希姉の出番ですね・・・
   かつて、プロのあっしが調教係を務めましたが、逆に返り討ちにされてしまいまして
   それは、それは凄い姉さんで、天性のエロ女体の持ち主・・・お恥ずかしい限りで」

  「あら、そんなに?でも、清子のフィアンセを誑し込む役はあたいにさせてくれない」

  「お前じゃ、無理だ・・・優子の弟は瑞希姉でないと落とせない」



そこへ瑞希がビールとつまみを運んでくる
平日の昼間だというのに、この連中にはアルコールが欠かせない



  「いよいよ真打に登場してもらう・・・段取りはつけた
   瑞希、お前の力で、息子の進一を資産家『新藤家』の跡取りにのし上げるんだ
   フィアンセの拓也を誑し込み、清子を狂わせれば新藤家を乗っ取ることができる」



瑞希は何も言わずに俯いている
その瑞希に覚悟を迫り、沖田が浴びせるように言葉を放つ


  「二度と裏切るな!そんなことをしたら、進一の身の保障はない
   さあ、みんな・・気合を入れろ!ここを引き払うぞ・・・・・・」
  1. 2014/11/15(土) 02:56:14|
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冬のお天道様 第5回

これまで夫は、このように自分の身体を見つめたことがない
夫に愛された無垢の身体に戻ることの出来ない悔しさが、朱美の胸に込み上げてくる
独占欲の強い夫のこと、許してくれる訳などないと自然に涙が頬を伝う


 「朱美・・・どうした・・・泣いているのか?」

 「御免なさい、あなた・・・私の、私の身体は穢れている・・他の男の手で・・」


正直に、告白する朱美・・・・そんな朱美の女陰を新藤の指が擽る
凄惨な妻の告白が始まった


 「この中に・・・私以外の男の男根が入ったと言うのだな」


意志に関係なく、もう既に朱美の女陰は蜜を含んでいる
複数の男との同時プレイを強要され、沖田の豪棒を何度も含まされた女陰は敏感に反応する
新藤の2本の指が、膣道を掻き回すと


 「あっあぁぁ・・・ん・・・・・御免なさい、あなた」


腰が痺れ、女体が揺れる
新藤は狂ったように、指で妻を責め続ける
朱美の目には、大粒の涙が溢れている


 「御免なさい、御免なさい・・・あなた」


身体が夫の指の動きに反応し、快感が女の芯から込み上げてくる
もう居ても立ってもいられぬ思いで、朱美が新藤の頭を抱きしめた


一度は、夫には隠し通すことを考えた
しかし、それは甘かった・・・・・・・
老人ホームで、医師たちが見守る中、木戸老人との臨終肉交をさせられ
『もう・・生きていけない』と身も心もずたずたのところを、沖田の豪棒でトドメをさされたのだ
憐れ、死を覚悟したものの、夫に詫びずにこの世を去ることなど出来ぬ・・・・


激しい挿入を繰り返す指先を、熱く、熱い膣道が捕まえる
朱美の蜜壷はとろとろの淫汁で溢れかえり、その一部が太腿を伝って湯面に落ちる


 「ねえ、あなた・・・こんな淫乱な私を、お願い・・・私を殺して!」



朱美の心と体が離れ始めている
四十歳を超えた熟女の肢体に染み付いた、夫以外の男の味
淫乱な女体が、目の前の男の剛直を自分の蜜壷に入れて欲しいと疼いている


 「朱美・・・僅かな間に随分と淫らな女になったもんだ
  私が長年かけて出来なかったことを、いとも簡単に他人が変身させるとは」

 「御免なさい!あぁぁっっ」


新藤の指が容赦なく朱美の蜜壷を責め続ける
知らず知らずに責めが激しさを増す・・・・新藤にとっても、こんな興奮は初めてだ
愛妻をサディズムに責めることで、じりじりと剛直が痛いほどに硬くなり、涎を垂らす


 「朱美・・・お前の希望通りに、この剛直で嫌になるまで刺し殺してやる」
  1. 2014/11/15(土) 02:55:12|
  2. 冬のお天道様・道明
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冬のお天道様 第4回

優子の部屋で斉藤青年が、大声で泣いて詫びている
斉藤の郷里の実家は名士の家柄という調べは、美樹の報告の中にあった
そのことを、新藤が聡く利用したのだ
新藤の脅しが、この青年が知っていることの全てを自白に追い込む
根っからの悪人でない人間は、怯みだすと敵味方の区別なく助けを求めて右往左往
挙句の果てに、全てを白状させられる


  1新藤と優子の肉交の場面を盗撮し、それで新藤を脅迫したのは自分である
  2上手く行ったと有頂天で、優子を付けまわしているうちにヤクザ男に捕まった
  3優子を抱かせて貰えるという誘惑に負け、ヤクザ男の指示に従った
  4『女に慣れろ』と言われて、沖田が連れてきた熟年の女体で体験もさせられた
  5舞踊のできる貴婦人の奥さんで、老人ホームで他にも酷いことをさせられたようだ
  6さらに沖田は、元同僚の女性にも何かやらせようと監禁している・・・・



 「許してください、新藤さん・・僕はこんなことになるなんて思ってもいなかった」



新藤は優子をベッドで休ませていた
寝息を立てているこの美女は、恐らくここ数日間、媚薬とアルコールを飲まされセックス漬けにされていたのだろう
青年の相手をした熟女とは、妻の朱美
そして、監禁されている元同僚の女性とは瑞希のことと新藤は確信した


 「いいか小僧・・・私に従っておれば許してやる
  今すぐ郷里に帰り、私の連絡があるまでじっと親の傘の下で隠れて居ろ!」



斉藤青年は部屋から出ていき
先ほどの破廉恥バーで何をさせられたのか、憔悴したマドンナの寝顔を覗き込むと
優子が薄っすらと瞼を開いた



 「優子、安心しろ・・・君を安全なところに連れてゆく、そこでゆっくり休むといい」




新藤が屋敷に戻ったのは午前零時を回っていた
深夜だというのに、居間には明かりが灯っている


 「あなた・・・・お帰りなさい」



これまでのことを、全て打ち明ける覚悟を決めた妻が夫を待っていた


 「ああ、ただいま・・・・朱美、帰ってたんだ
  君の旅の話しは後で聴くとして、今夜はどうも身体が冷えたようだ
  ・・・どう、一緒に風呂で温まろうか・・・・朱美」


 「・・・・・ええ、そうします」




先に湯殿に入った新藤は、首の辺りまでどっぷりと湯に浸かっている
目を瞑ると、斉藤青年のショッキングな告白が頭の中でフラッシュバックしてくる
それでも、風呂場の扉が開き朱美の裸体が湯気に浮かぶと、妻の白い肌を舐めるように視線を向ける


女体とは不思議だ
不義とか不貞などの罪悪に関係なく、他の男の精を吸収して益々色艶が増したように思えてくる
40代後半の女体・・まさに円熟し、どんなものも飲み込み吸収する体
肌の艶、引き締まった腰周り、細身ながら臀部と乳房は女の完熟の域にある
 

  (見事な肢体だ・・・・)


肩から流される湯水が、乳房を渡り漆黒の絹草へと滴り落ち
能面のように物静かに、淡々と入湯の儀式を進めていく朱美
新藤に背を向け、白い脚を湯の中に沈めていく
肩先まで湯に浸かった女体を、新藤が背後から抱きしめる



 「朱美・・・すまないが、君の身体をよく見せて欲しい」



その言葉が、一瞬女体を震わせたが、夫の手から解かれた女体が湯面から浮きあがる
沖田に穢された妻の襟足、背中、臀部・・・そして太腿が夫の面前をすり上がって行く


 「そのまま・・・・朱美、こちらに向いてくれないか」



朱美は素直に従い、直立姿勢で両手を真下に伸ばし少し顎を上げたまま夫の正面に立つ
新藤の直ぐ目の前には、湯で洗われた漆黒の絹草が広がっている
朱美の臀部に手を回し、引き寄せ匂いを嗅ぐように自分の顔に近づける



 (この見事な身体・・・・それを・・・他の男に・・・・)
  1. 2014/11/15(土) 02:53:57|
  2. 冬のお天道様・道明
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冬のお天道様 第3回

 新藤の足が、優子のマンションに向かっている
 あの利発な優子が『気分が優れぬ』などという理由で、公務を投げ出す訳が無い
 きっと何かが起きている・・・・・自分の目で確かめるのが一番だ


  (むっ・・・あれは、優子じゃないか!?)


 マンションの入り口から派手な服装のケバい女が出てきた
 その後ろから、俯きながら続いて出てきた女
冬だというのにサングラスを掛け、皮のコートを羽織りホットパンツにTシャツ姿
惜しげもなく素肌の脚線を曝している
その両サイドに、見覚えのあるヤクザ男と隣人の大学生が脇を固めている


 (あのチンピラ男は、どこかで会っている・・・・)


新藤には見覚えがあった
県の本部長時代、悪徳職員の内定調査に瑞希を彼らの溜まり場に送り込んだ
その瑞希の素性が覚られ、あの男は裏の世界で監禁、調教を実行したやくざの子分だ
新藤は知事選最中の強請に応じず、師匠と呼ばれる老人を警察に通報、逮捕させた
子分のこのチンピラは、そのネタをもって相手候補の優子陣営へ走ったのだ
そんなことを思い出しながら、新藤は4人の乗った車の後を追う


 「ほぅぅ・・こちらが、坊やの初恋の女性か・・・なるほど凄い別嬪さんだ」


車の着いた所はJR駅裏のスナック街
この辺りはぼったくりバーが存在し、危なくて一般のサラリーマンは寄り付かない


 (あれは?!・・・沖田君じゃないか)


そのとおり・・・身なり、態度は変っていても沖田だ
合流した5人は、何度も警察に検挙されたことのある破廉恥バーの扉の中に消えていく


2時間が経った・・・
青年が優子にべったりと寄り添って出てくる
二人を乗せたタクシーは、自宅マンション前の大きな公園の入り口で止まり
足がふらふらの優子の腰を抱き、青年がマンションではなく公園の中へと歩いていく


 (たくっ?!・・・馬鹿な女だ・・私と張り合ったマドンナの見る影もない)


今、二人が座っているベンチ
かつて、新藤がそのベンチの上で優子を抱き強請りの写真を撮られたところだ
青年の手が優子の素足の感触を楽しむかのように、すべすべの太腿の内側を這いずり回る


 (やはり・・・写真の犯人はこいつだったか!)


青年の血はエスカレートし、朦朧としている優子のTシャツの裾を捲り上げる
何度かこの青年に吸われた豊満な白い乳房が、照明の中に青白く浮かび上がる
ホットパンツのバンドを緩め、手を差し込み熟女の急所を探しあて
大きく口を開き、揺れる乳房に吸い付いてゆく



 「そこまでだ、小僧!・・こんなお前の姿を親が知ったら、さぞ嘆かれることだろう」


優子の空ろな目が、声のする男に向けられる

 「こんな悪餓鬼のマス女に成り下がるとは、優子、お前のプライドは何処へ行った!」
  1. 2014/11/15(土) 02:52:07|
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冬のお天道様 第2回

ここは越前の東尋坊
海霧の混ざった寒風が絶壁から吹き上がり
その風に女の髪が恐ろしく舞い上がる・・まるで地獄の業火に焼かれんとする魔女の姿だ


 「お客さん、そんな所に立って下を覗いてちゃ・・・死人に引きずり込まれますぜ」


そうだ、ここは遠い昔から景勝地であるが自殺の名所でもある
ドドドッゥ・・・バシャ-ン・・ゴゥゥ
日本海の荒波が絶壁を洗い、眼下で渦を巻く
女からは返事が返らない


 「今日で2回目だ
  昨日も、同じ所に立って・・・下の深青の海流を眺めておられる
  何があったか知らないが・・ほれ、お天道様は今日もあのように笑っていらっしゃる」



それまで、ずっと俯いていた女が太陽を見上げた
手を翳し、じっと光が射す方角を見続ける
その美しい横顔が陽の光に照らされると、思いつめた鬱の相にも仄かな明かりが灯る


 「有難うございます・・・・運転手さん、少し遠いですが屋敷までお願いできますか?」

 「がってんだ・・・お送りしましょう」





   # 水の都の大阪は  僕にゃあんまり 広すぎて
     昨日ミナミに 今日キタへ 足も重たく なりまする
     一つ噂を 追いかけりゃ 嫌になります 淋しさで
     涙が泳ぐ この胸は いつになったらすっきりと
     誰かあの娘を  ああ  知らないか・・・・・ #


妻の状況を知る由もなく、この男は一体、誰のことを探しているのだろうか?
広い知事室で、昭和40年に流行った懐メロに耳を傾けている


 「知事、調査会社からの報告ですが・・・残念ながら未だに何も掴めておりません」



美樹が調査結果の概要を新藤に報告する

  1妻の朱美は、頻繁に老人ホームの慰問に出かけているが特に不審な男は見当たらない
  2副知事の優子の周辺も、隣人の学生以外はこれといった人物の気配が無い
  3元部下の瑞希の消息は依然として掴めない
  4同じく沖田についても、八方手をつくしているが手がかりがない


 などと、美樹は新藤に実際の事実を隠して報告をした
 しかし、『そんな筈は無い』と新藤は朱美が屋敷を飛び出し、5日目になることを告げる


 「奥様がお屋敷を?」

 「ああ・・美樹、その調査会社は一体どこで何を調べているんだ?
  もっと、徹底的に調査しろと発破をかけろ」



新藤の研ぎ澄まされた感性が赤信号を発している
妻の朱美に男の影・・・それだけではない
副知事の優子も出勤していないのだ・・・・それも5日になる
何やら自分の身近な女性周辺に異変が生じている
そんな時に政権党内閣への国民の期待が批判に変り、政治情勢は行方の見えぬ乱世に突入
新藤の新党旗揚げの時期は、目前に迫っていた


 「美樹・・・私の一世一代の勝負の時が近づいている、くれぐれも用心怠りなくだ」
  1. 2014/11/15(土) 02:50:17|
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冬のお天道様 第1回

雪が降る京都の夜にクリスマスソングが流れる
明るい展望が見えず閉塞感が覆う年末だが、流石にイブの夜は活気がある
肩を寄せ合う若いカップルたちよ・・旧時代の先人達を乗り越えて行く時が来た


居酒屋から一組の男女がでてくる・・若い女がその男の腕を取る
不見識だが、向かう先は男がドック患者として宿泊している高級ホテル
人生を賭けた戦いの前に、実年男の新藤が大金を叩いての全身精密検査
明朝に病院長の総合診断を受けるだけになっていた・・・・・・・


 「新藤知事、なんとも素晴らしい・・全くの健康体ですな」

 「有難うございます・・・土方先生のような名医にご診察いただいて安心して戻れます」


新藤と土方は、互いに恩のある木戸老人の葬儀で知り合った
その時、土方が新藤とのコネクション作りを狙って、人間ドックを勧めたのだ



 「それはそうと、知事・・・私の耳にも入っていますよ・・・新党の創設」

 「そのことは、身内の者しか知らないことですが・・・・・土方先生は地獄耳だ」

 「木戸さんのご恩を受けた者同士・・私にも是非に、お手伝いさせてください」

 「それは心強いお話・・本当にあり難い、いい歳をしてと、お思いでしょうが
  今の日本を蘇らせ、世界に恥じない国にという思いが込み上げてまいりまして・・・・」



目を細めて相槌を打ちながら、熱く語る新藤の抱負に聞き入る土方
あの木戸老人が見込んだ男・・なるほど、この男ならと可能性を十分に感じさせる
バリトンの効いた声音に気持ちがこもり、心からの笑顔と感謝の気持ちが聞き手に伝わる
そして周囲には、清々しい空気感が漂う
あの逆風の知事選で、強敵相手に勝ち上がったという強運の持ち主
それに、財力、知力も兼ね備えている・・・・


そんな男にも唯一つ、今回の検査で正常な男性が持つ機能が完全に欠けていた
だが、生命に関わるものではなく、意気揚々と語り続ける新藤に水を差す必要はない



 「人生は一度きり・・・・やれる事をする人間じゃなく、やりたい事に挑戦する人間でいたいと・・・・・」

 「頑張ってください、知事
  私は生殖機能に障害がありまして、それで、若い頃は随分と悩み苦しみました・・
  しかしながら、そのことで、今の私がある
  恐らく、知事も同じように悩まれながら、そこまでになられてなお上を目指す
  その精神力に心から敬意を表します・・・・この世のために共に頑張りましょう」



新藤は『はぁ?』と戸惑いの表情を見せたが、直ぐににこやかな元の表情に戻す
歳が1回り以上も離れた男同士だが、なにやら通じるものがある
土方は新藤を送り出すと院長室に戻り、腹心の事務長の報告を受けた


 「院長、やっとあの女性の調査報告が届きましたが、大変なことが分かりました
  沖田がご執心のあの奥さんは、実は・・・・知事夫人でした」

 「知事夫人・・・だと!?」

 「はい、名は新藤朱美・・それが今は、お屋敷を出られたようで行方が分かりません」

 「新藤!??・・屋敷を出てる?・・・・沖田は、沖田は今どうしている!」

 「うちの沖田ですか?
  それが・・管理人室に連れ込んでいる女性が言うには、昨日旅行から戻り
  『今晩は遅くなる』と言って・・・出かけたようです」


土方に、ほっと安堵の色が浮かぶ
少なくとも、新藤知事の奥方は失踪のままの事態にはならないと思ったのだ
それにしても、木戸老人が最期に抱いた女が、今まで話していた新藤知事の奥方だったとは


(このままでは厄介なことになる・・・・あの男は戦う相手ではない)
  1. 2014/11/15(土) 02:49:00|
  2. 冬のお天道様・道明
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それぞれの秋 最終回

 「まったく・・・こんな時に限って屋敷にいないとは・・もう10時じゃないか」



新藤は、朱美との結婚式の仲人
木戸老人の逝去の知らせを受け、朱美をさがしていたのだが連絡がつかない
携帯電話は電源が切られており、行き先の心当たりもなく帰りを待つしかない
朱美が戻ってきたのは、午後11時であった


 「朱美、こんな時間まで何処に行っていたんだ・・・携帯の電源も切って」

 「御免なさい・・・古いお友だちのお屋敷にいっていたの、話しが弾んでしまって
  携帯電話は充電を忘れていたものですから・・・・・・本当に、御免なさい」



 「もういい・・・それより、あのお世話になった木戸さんがお亡くなりになった
  明日の夜がお通夜式、明後日が告別式だ・・・・・ご遺族から弔辞を頼まれている
  あれほどのお人だったが・・家族から疎まれ、晩年は老人ホームに入っていたらしい
  ご恩がある人だ・・・大勢の弔問客だろうが、一緒に行くぞ」

 「それが・・・・今日、そのお友だちと約束してしまって・・・明日から」



 「なに!行けないというのか・・・恩人の葬儀より友達の約束を優先するのか?」

 「御免なさい、あなた・・・私はとてもそんな所に出てゆけません」



 「そんな所だと!!・・・もういい、お前の代わりに清子を連れて行く」



話はこれまでと、新聞に目を通す新藤
哀れな妻、朱美・・普通でない愛妻の様子に気付いてもくれない夫
その夫に目もくれず、寝室へと向かう朱美・・・・その後姿は孤独で寂しさが漂う




翌日の朝、早朝出勤した美樹が依頼していた身元調査の緊急報告を聞いている
なんでも、事態が急展開しているのでとのことだった
報告書類と証拠写真に目を光らせる美樹に調査マンが口を開く



 「ご依頼者にとりましては、大変深刻な事態かと
  まず、奥様には沖田というヤクザ男がいて既に肉体関係にあり、加えて・・
  次に、副知事の件についてですが・・・・・・」



美樹の耳に調査マンの声が届かない
事態が衝撃過ぎる・・・・これは沖田の復讐だ・・・それもここまで進んでいたのでは



 「このような事態ですので、緊急にご報告をと思いまして」

 「有難う・・私から知事にご報告します・・・この後の指示をお待ちください」



早朝の人気のない広い知事室
再び調査報告書を脳裏に刻み込むように読み込む美樹
美樹がつぶやいた・・・・


    現知事・新藤進・・・資産家であり、国政への転進を目指す男
    その準備も着々と進み・・・・衆議院解散と同時に新党の旗揚げをする
    県内の全選挙区に有力候補者を擁立し、全員当選を図る
    そして・・・いずれはこの国を代表する男にする

    そ、それを支える家族と親族・・・中でも・・・妻・・・妻・・・・・



この時、新藤の忠実な女性秘書、美樹に今まで思いもしなかった野心が芽生えた


 「妻・・・妻の座・・・凄い男の妻の座
  ・・・・・・人生って、本当にドラマ・・・私にもそれを楽しむ資格はある」



その頃、新藤の屋敷では一枚の手紙を残し、朱美の姿が消えていた


  『あなた、御免なさい
   しばらく、旅に出て心の整理をしてきます
   ・・・・・くれぐれも、清子のこと宜しくお願いします

                         朱美 』


早朝の街に雪が舞う・・・・


傷心で駅のホームに佇む妻の背にも、結婚を夢見る清らかな娘の心にも
罠に嵌められ疲れ果て眠りにつくレディの部屋にも、新たな野心に燃え立つ秘書の目にも

そして、もう1人忘れてはならない・・・・
不義の子に光を与えんと願う母の胸にも・・・・雪が舞う


今を生きる女たちに、野望と復讐に燃える男たちに
・・・・・・・・・・・・自然は早や厳しい冬の到来を告げる




    それぞれの秋   完
  1. 2014/11/15(土) 02:46:04|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第24回

 「お姉さん・・・こんなことになってしまって、本当にごめんなさい」

 「もう、仕方がないわ・・・・斉藤君、早く済まして帰りましょう」



努めて見せかけの平静を装っていても
下半身剥き出しの斉藤青年の若マラは、隆々と勃起しこの青年の本心を如実に表している
そうとも知らず、優子が醜い意志をもった若者の男根に手を添える
優子の視線が若マラに集中した隙に、青年は仲間のヤクザ男たちにVサインを送っている


ビンビンに勃起した若マラは鋭角に聳え立ち、優子は息を吹きかけ手淫を開始した
両サイドには介添え役宜しく、ケバ女がヤクザ男の太マラを扱きながら、自らの陰核を刺激している


優子には斉藤青年が先程射精しているとはいえ
新藤に教え込まれた手淫で直ぐに射精させる自信があった
ここに長く居れば居るほど
ヤクザ男たちに無理な要求が、次々と出されるのは目に見えている
一刻も早く、この青年に射精を促しここを抜け出すつもりでいる


だが、異様に表面がテカテカと黒光りしている若マラには、特殊な淫薬が塗られている
外見は見事で今にも射精しそうだが
青年は1度ではなく既に本日3度の射精を終え、長時間耐えうるように準備万端なのだ


優子の必死の手淫にもかかわらず、時間が5分、10分、15分と過ぎてゆく・・・



 「斉藤君・・・どうしたの、早く逝って・・・ねぇ、早く」

 「うん・・・・分かっているんだけど、みんなに見られて緊張してしまって・・」



若マラに射精を堪えさせ、優子に口淫をさせたい悪党たちが次の展開を急かす



 「そうよ・・・事務的に急かされても、その気になれないわよねぇ
  何といっても大切なのは、女の誠心誠意の気持ちなのよ・・・さあ、舌と喉も使って」

 「流石に俺の女だ、いいこと言う・・・俺の太マラを見て見ろ、気持ちが入ってるだろ?」



横目でも分かるヤクザ男の太マラ、ケバ女の唾に濡れ隆々とした威容を誇っている
もう猶予はない・・・・優子は若マラの先端に舌を伸ばし、亀頭部分を口に含む


 (あれ??・・何か、変な味・・・・あっっ!!もう・・この人たちは)



優子が口淫を始めたと見るや、ケバ女が優子の乳房を揉みはじめる
同時に、ヤクザ男の怒張が優子の背肌に押し付けられる・・・媚薬に気づかせないための陽動作戦だ



 「俺たちも協力してやってんだぞ・・・500万じゃ少ないくらいだ
  早く、その子の精を抜いてやれや・・それでお開きにしようぜ」



優子は先程感じた変な味のことを忘れ、青年を逝かせることに集中していく
竿を舐め上げ、口中深く咥え込む・・・睾丸を刺激し両手で青年の太腿を摩る


斉藤青年もここが勝負の分かれ目だ・・堪えに堪える
目指すは優子の女陰の中・・・こんな緒戦での快楽で妥協できない


 (耐えるんだ・・・もう少し、もう少しで薬が効いて思いのままに)



もう我慢できずに、ケバ女の手を押しのけ優子の乳房を揉みはじめた
驚き、口淫を止め見上げる優子の見開いた視線を無視し、若マラを喉の奥へ差し込む


 「うぐっぅ!!・・むはぁぅ!!」


息が詰まる苦しさと突然の青年の行動に、苦しさで涙が目に溜まる優子
それも無視し、強引に挿入を繰り返す斉藤青年


 「はぁ、はぁ・・・はぁ、うっっむぅ」



もうこれ以上は限界だ・・若マラを引き抜き、優子を押し倒すと太腿を大きく開く
初めて目にする憧れの女性の女陰・・・そこは蜜がしたたり、息衝いている


 (やれる、やれる・・・挿入するんだ!)

 「あはぁっっ・何をするの・・やめて、斉藤君!!・・・・むっふぅ、嫌っぁ」



優子が発した、無念の第1声だ
とろとろに蕩ける内襞の感覚に、がむしゃらにピストン運動を繰り返す青年
優子の意志に関係なく、肉体が反応し、襞肉がぴくぴくと若マラを締めつけていく


 「あっっっん・・・」

 「お姉さん、感激だ、こんなにぴくぴくしてる・・好きだよ・・・出る、出るよ・・・うっっっ」



そんな二人を、自分たちの出番を待つ悪党が眺めている
媚薬に酔い火がついた絶世の美女の肢体が、青年の早漏若マラで満足できる訳がない
この後、悪党3人によってとことん、女の精を搾りとられる
結局、優子がラブホテルから開放されたのは、翌早朝だ・・・・・
  1. 2014/11/15(土) 02:44:28|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第23回

こちらのラブホテルでは
絶世の美人副知事が、3人がかりの罠に嵌りピンチを迎えている

優子は湯上がりの濡れた素肌に
手ブラに手パンティで秘所を隠し、フェラチオなどとてもできないとヤクザ男に懇願する
自分の太マラを見せつけ、そんな美女の艶姿に悦に入るヤクザ男
憧れの女性のそんな姿に、再びギンギンに若マラを突っ立てる斉藤青年



 「おいおい・・早く始めねぇと、時間が経つばかりなんだよ
  もう、そろそろ観念してしゃぶってくれよ!なあ、副知事さんよ」

 「だから、お願いします・・・他のことならなんでもしますから」



 「舐めるんじゃねぇぞ!・・・なんでもしますって?
  そんな裸を見せ付けながら、俺のマラに辛抱しろってかい!」

 「・・・お願いします」



待ってましたと、ケバ女の出番がきた


 「あんた、今なんでもしますって言ったわね
  じゃ・・・そうね・・・示談金で手を打とうか・・500万」

 「おい、勝手な交渉をするな」



 「でも・・実際、無理なんでしょうよ、あんたのそのマラを咥えるのは
  こんな綺麗なお口にあんな醜い大きなもの・・・嫌で、嫌で、吐き気がするわよねぇ」

 「ええ・・とてもできない!!」



ケバ女が優子の背後に回り、ヤクザ男に『さぁ、これからよ』とサインを送る・・・身体も大金も頂く算段だ


 「仕方ないわねぇ・・・どう?500万出せるの?」

 「ええ、そのお金はなんとかします」


 「それじゃ、決まりね・・・500万頂くわよ
  ただ、あんたの弱味に付け込んで強要したみたいになってるでしょう
  あんたが、後からお恐れながらと警察沙汰にもっていかれては困るのよねぇ・・・」

 「絶対に訴えたりしませんから」

 「でも・・口約束だけでは安心できない・・・そうね、あんたアレ見える?
  あの子また興奮してる・・あの子はあんたに憧れている純な青年よ」



斉藤青年を視る優子の視線の先には
白濁のこびりつく若マラが息を噴き返し、いきり立っている

ケバ女が優子の耳元で囁く


 「できるでしょう・・あの子の若い男根を慰めるのって?
  それでこちらは、あなた方の秘密を握れるから安心よ
  あの人とするより、あの子の方があんたも気が楽でしょう」



ケバ女の新たな提案に困惑する優子
その優子の裸体に舐めるように手を這わすケバ女
いよいよ出番と一層いきり立つ若い男根・・ヤクザ男が思案の時間を与えない


 「なにをこそこそと・・・やるのか、やらないのか、愚図愚図するなって!」


もう限界だ、優子が項垂れた

観念したと視たケバ女が、優子の豊満な乳房を捉える
優子が隠していた女の秘所を、ケバ女の手が蹂躙し曝け出す
男たちの目は血走り、優子の見事な女体に釘付けだ
  1. 2014/11/15(土) 02:43:16|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第22回

腕利きの調査マンが朱美の入った特別室の入り口を見つめている


その視線の先のドアが開く
ベッドが運び出され・・・それには3人の医師が付き添っている
部屋に入る時と違うところは・・・・老人の顔に白い布が被されていた


暫くして、よろよろと呆然自失の朱美が沖田に抱きかかえられて出てきた
勿論、調査マンが二人の後をつけて老人ホームを出て行く・・・・・



 「院長・・・後味の悪い大仕事でしたね」

 「ああ・・・今度のことは大恩のある木戸さんのたっての願い
  なんでも・・あの女性の結婚の仲人をしたらしい、その新婦を最期に抱きたいなんて
  あんな立派な人でさえ、これが人生の終焉の望みとは・・・・人間は罪深い動物だ
  我々はその手助けをした・・同罪だよ
  でも、此れきりにしよう・・もう絶対に、こんなことはしてはならない」


 「それはそうと、院長・・・・沖田のことなんですが・・・
  あんな後で、ショックで半狂乱になっているあの奥さんとやってるんですよ
  人間じゃないというか、それに性質の悪い人間と組んで動き回っているようですし」

 「そうか・・まさか我々に恩を仇で返すことはしないと思うが、用心が肝要だ
  とにかく、彼がご執心のあの奥さんが誰か・・・調べておいてくれたまえ」
  

優れた医療も、悟りの宗教でも救うことのできない『人間の業』
君子と誉めちぎられた木戸老人ですら、良心も理性も醜い欲望の前にひれ伏した
土方院長は半狂乱の女性の顔が眼に焼きつき、自分の行為の罪深さに苦しんでいた


 (私のした行為は悪魔の所業だ・・どんな償いもあの奥さんは受け入れてくれまい
  あぁぁ、何ということを・・・・もう救われぬ、死ぬまで苦しみ続けるのか!)



その院長の恩に報えたと思っている沖田
もう完全に朱美の主人になった男は、タクシーの座席で物も言えぬ朱美の肩を抱いている
あの異様な雰囲気に呑まれた沖田の剛直はぎんぎんに突っ張り、すぐさま嫌がる朱美を強引に犯したのだ
今も、興奮の冷めぬ沖田の手が朱美の女陰を弄っている



 「奥様、大変お疲れ様でした・・・・気分転換に少し歩きましょうか?
  運転手さん、ここで止めてください」



涎が出そうな美熟女の腰に手を回し、逃がさぬように抱きかかえている男
そんな二人の行き先を、恨めしそうに運転手が見つめている

 (何が散歩だ・・・この辺りは連れ込みのホテル街じゃないか)




 「あの・・・運転手さん・・・私、こういう者ですが」

 「ああ・・・やはりそうか!?・・浮気してんだな」


 「お礼はします・・・あの二人、車の中で何か話してましたか?」

 「話どころか、旦那には気の毒だが・・・あの二人、とっくに出来ちまってる
  男は丁寧な言葉を使ってはいたが、匂いが漂ってくるんだ・・・女のあの匂い
  この車中でも、弄っていたんだろうが・・・恐らく乗る前にもやってるな、ありゃ」


 「そうですか・・・」

 「それと・・何があったか知らないが、女の方は凄く疲れて怯えていたようだ
  聞き取りにくかったが男が脅かしていたよ・・・『奥さんは人殺し』とかなんとか
  女は男に『あなたは人間じゃない』って・・それでも、あの鬼畜同士は今から一発やるんだろ!?」


 「ありがとう、ございました」

 「でも、あの奥さん、実にいい女だなぁ・・・地獄に落ちてもいいから、俺もやりてぇよ」



そう言い残して、タクシーが走り去る
調査マンは、もう二人の後をつけていかない・・・十分に証拠は揃った
  1. 2014/11/15(土) 02:42:19|
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それぞれの秋 第21回

ここ、土方老人ホームの医療棟の特別室では、一足先にクライマックスが近づいていた

皺と骨だけの指が、直ぐ目の前にある朱美の柔襞を標的にして震えている
余命を賭けて、少しずつ少しずつ・・・朱美の女陰に近づいてゆく指先
だが、挿入直前でストンと腕が落ちた
老人が再び死力を振り絞り、挿入を試みる



 「あっっ・・あん」



老人に背を向けて跨り、硬くなり始めた男根を咥えていた朱美がそれに応えた
入った!人差し指と中指の2本・・そのまま、老人の腕がローリングしている



 「あぁぁぁぁっ・・・・そこ」



また、朱美が声をあげた


 「奥様、お相手もその気になっておられます・・・ほら、こんなに硬くなって
  もう大丈夫です、奥様の女そのもので包み込んであげましょう・・
  向きを変えて、お相手に奥様の逝くときのお顔をお見せするのですよ
  さあ・・・体重を掛けずに、手を男根に添えて女陰に含ませるのです」



沖田に言われるがまま、朱美は老人の男根を女陰にあてる
先程の老人の手淫によって、そこは既に潤っている



 「むうぅぅぅ・・ん・・・はぁぁぁ」


死期が目前の老人と、未だ盛りの熟女の性器が繋がった
朱美は男根を女陰の奥深く招き入れ、腰を浮かしたまま上下運動を繰り返す



 「いいわ・・・強い・・・堪らない・・・・あぁぁぁ」



自分が良くならないと、相手も良くならない・・・
沖田の指示通りに朱美は快楽を求め・・・愉悦に浸っていく
老人の手を取り、揺れる乳房に導く
腰の動きがクイックイッと前後運動に変った



 「・・お願いです・・強く、強く・・乳房を掴んで・・お願い・・あぁぁ・・ん」



朱美がスパートしている・・・ゴールへ、ゴールへ一直線に
女陰の中で老人の男根がどくんどくんと脈を打っている
ますます硬く、そして大きく



 「ああぁぁはっ・・・いい・・いい・・逝く・・逝く」



首を振りながら、男の射精を促し昇天したい女
老人の指が美肌に食い込むように、乳房を握りしめている



 「あっっあん・・・あぁぁ」


朱美の顎ががくんと突き上がる・・・・老人の最期の精を受け止めた
老人の男根が射精とともに力を失ってゆく



 「うふぅぅぅ・・・ん」

 「終わったようですね、朱美奥様」



まだ、物足りなさを感じている女体
萎みかける男根に、未練を感じさせる豊満な熟女の腰が離れようとしない



 「ご臨終です・・・死亡時刻は・・・」

 「えっ!?・・・嫌、嫌っぁ・・・・」



初めて聴く声に、慌ててアイマスクを外す朱美、その目に映ったものは
大きく目を見開き、自分を見つめている老人の死顔と、合掌する3人の医師たちだった
  1. 2014/11/15(土) 02:40:57|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第20回

ここまでの出来は素人にしては完璧だ・・・後は、仕上げと喜ぶ悪党たち


 「おい、坊や・・・パンティを貸してやるから今の内に一発抜いておけ、門前で憤死じゃさまにならねぇぞ」


憧れの高遠優子の先程まで身に付けていたパンティ
斉藤青年はマラを取り出し、鼻に押し当て優子の顔を思い浮かべる


この青年がグルだとは思いもしない優子は、時間稼ぎにたっぷりと湯を浴びる
浴室に鍵とは珍しいが、きっちりと内鍵も閉めた
恐らくこんなホテルに連れ込まれた女に、安心感を与えて入浴させるためだろう
ケバ女に汗臭いと言われたことには腹が立ったが、脇の下、女の秘所・・項に踵と
丁寧に湯を肌に流していく


 「流石に元人気女子アナだ・・・・顔もスタイルも・・恐らく善がる声もいいんだろう」

 「そうね・・・性格も勝気だし、こんな飛切りの女、初めてよ・・・ぞくぞくするわ」



優子の見事な肢体を写している大きな鏡
その奥に小さな部屋があり、その部屋からはシャワー室が丸見えだ
連れ込んだ女をものに出来なくても、視姦ができる仕組み


 「まぁ・・あんなに丁寧に洗って・・美しい女は湯浴みも風情があるわね
  あら嫌だ・・・何してるの・・あんた」

 「この女が相手じゃ・・・俺も長く持たない・・・だからさぁ」



洗濯物が届くまで、ここにいればいい・・・そんな安心感からか
鏡に近づき、優子が見事なボディのラインを自己チェックしている
両手で白い豊満な乳房を持ち上げ、腰をひねった
その乳房に向かって、待ってましたとヤクザ男の白濁が飛ぶ



扉の外から『洗濯物が届いたわよ』の声がする
扉を開けて出てきた優子の背を、ケバ女がドンと押しだす
バスタオルを手に持ち、この女もまだ裸のままだ



 「何をするのって顔ね・・・決まってるじゃない・・・示談履行の続きよ」

 「続きって?」


 「ほら、あそこ・・ベッドの上・・私の彼があんたを待ってるよ」

 「そ、そんなこと!!」



優子の目が斉藤青年の姿を探す
居た!!裸で椅子に座り俯いている・・・そして直ぐに目を背けた
そう・・斉藤青年の若い怒張から精液の放出の跡が見て取れるのだ



 「どうやら解説が必要なようね・・あんたの長湯の間に抜いてあげたの、あの子の精
  だからその代償として、今度はあんたに彼の精を抜いてもらうのよ」

 「お姉さん・・御免なさい・・・その人に裸を見せ付けられて・・辛抱できなくて」



呆然と立ち尽くす優子
ベッドの上で待ち構え、刺青が鮮やかな上半身は鍛え上げられタフさが漲っている


 「さあ・・行くのよ!・こんな身体してんだから・・・好きなんでしょう?男」


既に、ケバ女の手が逃がさないわと優子のお尻を撫でている
  1. 2014/11/15(土) 02:39:38|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第19回

無用心に飛びついた示談の清算
その履行に迫られ、窮地に陥った優子を悪党たちが嘲笑う


 「高遠さん!早くお願いしますよ・・・こいつに風邪でもひかれたら困るんですよ!」

 「でも・・・いくらなんでも、そこまでは私・・」



男女の2ペアが、ラブホテルの一室に入った
すると、ケバ女は自分着ていた汚れた洋服をさっさと脱ぎ、下着まで全てを洗濯に出した
今、この女は素っ裸のまま、衝立の中にいる優子の下着と洋服の引き渡しを求めている


 「下着までなんて!・・・それに、それを今渡してしまうと私の着る物が・・・」


ケバ女が怒鳴りだす



 「今更何言ってんの!あんた・・着ている物の交換と現金5万円で示談したんでしょ!
  ねぇ、早く渡してよ・・・いらいらするわね」

 「おい・・そんな姿でうろちょろするなよ・・・坊やの目の毒だ」



斉藤青年を守るため自分が決断したとはいえ、こんな状況ではとても衣服を脱げない
じりじりと緊迫した時間が過ぎていく

 (そうだわ・・さっき出した衣服が届くまで時間を稼げばなんとかなる・・・)



 「おや・・坊や、そのズボンの出っ張りはどうしたんだ・・やりてぇのか?こいつと」

 「私はいいわよ・・あんたが許してくれるんなら・・この子可愛いじゃん!」


 「僕はそんな・・事故を起こしたのは僕だ・・・その人を苛めないで」

 「まぁ・・出来もしないのに、おとなを庇おうなんて・・・益々気に入ったわ
  どう??・・・触りたい?私のオッパイ・・・まあ、ズボンきつきつじゃない
  顔が赤くなっちゃって・・・脱がせてあげようか?」

 
このままでは、拙いと思った優子は2人の注意を自分に惹きつける
清楚だが高級なワンピースを脱ぎ、衝立に掛けた



 「どうぞ・・・これ、お渡しするわ!」


ヒューヒューと口笛が鳴る・・・衝立の中からは見えないが、鳴らしたのは斉藤青年
3人組は互いに上手くいったとゼスチャーで笑いこける



 「もう諦めがついたようだな・・・・じゃ、早いとこ、下着も渡してもらおう
  そいつが、届かないと・・・こいつは、裸のままで服が着れない
  それに、あんたの坊やがこいつの裸に釘付けなんだ・・・早くしないと暴走するかもな?」



3人組が再び指を指し合い、演技を続ける
そうとも知らず、優子は悲壮な覚悟を固めてゆく


 「分かったから・・斉藤君をからかうのは、もう止めて!
  何か身に付けるものを下さい・・・それなら私の下着を直ぐにでも」


優子が言い終わらないうちに、バスタオルが投げ込まれた
そして、斉藤青年が浴衣を探すという言葉を信じ、優子は下着を脱いだ
身に巻きつけたバスタオルは、長身の優子には余りにも短い
下肢の恥毛を隠そうとすると乳首が覗いてしまい、衝立の外にはとても出て行けない

脱ぎたてのパンティとブラは、男たちの格好のオカズと化している
まだ温もりのある優子の生の匂いは、男を奮い立たせ狂わせるのには十分だ



 「あら嫌だ・この下着、汗臭い・あんたみたいな綺麗な人でも汗の匂いは臭いものよね
  もう嫌ねぇ・シャワーでも浴びたらどうなのよ?・・もう直ぐ洗濯物も届くだろうし」



ヤクザ男は匂い愛好派だが、ケバ女は正反対のシャワー好き
優子からの返事はないが、『汗臭い』の言葉は清潔好きの美人には堪えた
暫くして、シャワー室から湯の流れる音が聞えてくる
  1. 2014/11/15(土) 02:36:47|
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それぞれの秋 第18回

その日の同じ時刻

ここ、土方老人ホームの医療棟の特別室の前で、沖田が朱美を出迎えていた
有頂天の沖田は、腕利き調査マンが今日も朱美を尾行していることなど気づきもしない
沖田は周囲に誰も居ないのを確認すると、朱美の腰を抱きキスをする
他人目からは、明らかに貴婦人とその情夫に映る、抱きしめたままドアが閉まった


30分経った頃
白髪の土方院長を先頭に、2人の医師が高齢の患者を乗せたベッドが部屋に運びこまれる


 「木戸さん・・・いよいよ、その時がきました、覚悟はよろしいですかな」


木戸と呼ばれた老人は両腕から点滴を受け、酸素吸入を受けている


 「むぐっう!!」

 「分かりました・・了解ですね、では今から、最終治療を行います
  あなたのお相手は、あなたのご希望どおりに準備してお待ちですよ
  いいですか・・・この薬の効力は1時間、この世に未練を残さぬようお楽しみください」


医師たちがベッドから離れると、沖田が抱きかかえるように朱美をベッドへ導く
朱美は耳栓とアイマスクをさせられている
赤い長襦袢を羽織り、下着は着けていない・・・ぷるぷると揺れる乳房が老人の視線が捉え、目を大きく開く


 「うぅっぐっう!!」


朱美の耳栓をはずすと、沖田が耳元で囁く


 「奥様、今日のお相手は非常にご高齢のお人・・・
  精一杯、心を込めてお相手するのですよ・・奥様のお力で生気を蘇らせるのです」


沖田が老人の前で、朱美の帯紐をすっと解く
まだ崩れていない美乳の全形が姿を現し、乳房から臍、そして艶やかな腰まわり
程よい太さの太腿は白く輝き、頂には逆三角の絹草が揺れる
まだ硬さの兆しが見えぬ老人の男根を一瞥した沖田は、朱美の乳房に手を這わし老人を促す


「ほれ、このように柔らかい・・・ほれ、このように」


震える老人の手が、朱美の乳房に引き寄せられる


 「あっっ!」

 「朱美奥様・・・奥様自身が気持ちよくならないと、お相手も良くなりませんよ
  自分から、自分から求めるのです・・快楽を・・・お手伝いしますよ」


乳房を明け渡した沖田の手は、朱美の尻肉へと向かう
前に回った手は、絹草を掻き分け老人に朱美の女陰の襞を露に見せる
ゆっくりと持ち上がる老人の男根
沖田の指はリズムを刻み、朱美の陰核を擦り始めた
堪らずに腰を引く朱美の尻を、もう片方の手が責める
肉付きの良い豊満な熟れ尻が前後左右に、逃げまどう・・・それを逃がさじと男の指が捉えて離さぬ


 「奥様、お相手のお方もお待ちかねのようです・・さあ、奥様のお口で完全に蘇らせるのです
  そのためには、先程も申しましたように・・・奥様が気持ちよくなること
  お願いしましょう・・・お相手に・・・どうぞ朱美の襞肉とお汁を召し上がれと」

 「ど、どうぞ・・・朱美の・・・朱美の・・・あっうぅぅ!」



それまで美乳に執着していた老人の手が、朱美の襞肉に伸びたのだ
  1. 2014/11/15(土) 02:35:36|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第17回

ピンポーン・・・ピンポーン・・優子のマンションのチャイムが鳴る

 「お姉さん、車で待っているよ」

 「ええ、直ぐに行くわ」


この週末は久々に公務が無い、斉藤青年とのドライブの日がやってきた
行き先は安芸の宮島
優子は手作りの弁当まで用意し、若い大学生の好意に応えようとしていた


青年の運転する車は二人乗りのフェアレディ、中国縦貫を西へと走る
途中、岡山の禅寺に立ち寄り、優子は1人で1時間近く座禅を組んだ
何も考えずに邪念を払う・・・・心が無になり、一時の安らぎを得た


駐車場に戻ると、斉藤青年が1組のアベックに責められ頭を下げている

 「このボンクラが!それでどうしてくれるんだい・・・兄さんよ」


どうも、斉藤青年が車を移動させようとして、連れの女性に接触したらしい
優子が見る限り、相手はヤクザのアベックだ・・・こんな相手には警察を呼ぶしかない


 「斉藤君、どうしたの?」

 「おっっ・・凄ぇ別嬪・・・あれ、この顔・・・あんた・・もしや高遠さん?」



そう言われて、ヤクザ男の顔を見る優子


 「あなたは・・あの時の・・・」

 「がっかりしたぜ、あの時は・・・俺の師匠の敵討ちにと思って提供した新藤の情報
  それが・・・選挙は負けるわ、今じゃ、あいつの子分じゃないか・・・あんた」

 「冗談じゃない・・・私は次期の知事候補よ・・あんな人の子分じゃないわ」



ヤクザ男の連れのケバ女が口をはさむ


 「ねぇ、あんた・・・そんなことより、私のこと」

 「ああそうだ・・・そこの兄さんが俺の女に車をぶつけやがった
幸い命は助かったものの・・・ほれ、こんなになっちまって」



命とは大げさなことを言う・・・よく見ると、ケバ女のスカートが泥まみれだ
どうやら車と接触した拍子に、水溜りに転んだようだ


 「それは申し訳ないことを・・・他に怪我などなさっていませんか?
  とにかく斉藤君、警察に電話をして、事故の届けをしないと・・・」

 「へへへへ・・・それがねぇ、高遠さん・・・その兄さん、無免許なんだって」

 「えっ本当なの!?斉藤君」

 「御免なさい・・・先週、下見で走っていてスピード違反に引っかかって」



優子が青ざめる
副知事である優子が、無免許の者が運転する車でドライブをしていたことになる
それに、この事故は人身だ・・・警察を呼ぶと斉藤青年に重い処分が待っている

ケバ女がヤクザ男に何やら耳打ちした


 「そうかい・・お前がそれでいいんなら・・・俺はかまわない
  高遠さんに、兄さんよ・・・あり難い寛大なお話だ
  こいつが言うには・・汚れた服のクリーニングの代わりに高遠さんが今着ている服が欲しいとさ
  そのセンスの良いワンピース、それに有名人着用が気に入ったんだって
  顔のつくりは相当な差があるが、体形はほぼ同じってことで・・・はははは
  あと、怪我は単なる擦り傷だ・・・まあ、5万でいいや・・・どうだいこれで示談にするか?」



俯いてただ震えている斉藤青年にかわって優子が応える


 「分かったわ・・・示談にしましょう、5万円は私が支払います」

 「そうと決まれば、着替えるところ・・俺が予約しているホテルで交換といくか
  高藤さん、あんた運転できるね
  その兄さんを乗せて、俺の車について来な・・・」



優子はほっとしていた・・
早く片付けたい思いが、何時もの冷静さを押しのけていた
斉藤青年の無免許運転というハンディがあっても、示談は慌ててはならない

ヤクザ男と優子が運転する2台の車が、禅寺近くのホテルに入っていく
ヤクザ男たちが予約したホテル?・・・当然ラブホテルだ
  1. 2014/11/15(土) 02:34:35|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第16回

 「あら?お珍しい・・・知事が私の執務室に来てくださるなんて
  どういう風の・・・恐らくあの秘書とのお楽しみの後の、ご一服でしょうか?」

 「何を嫌味なことを・・この前、弟さんが私の所に清子と付き合いたいって言ってきたぞ」


 「それで?」

 「それでって!・・君は二人の交際を認めるつもりか?」


新藤は自分の為した不貞行為から、娘の清子の想いを棚に上げようとしている


 「君と私とは・・・その・・なんだ」

 「知事、それが弟や清子さんの交際に不都合なんでしょうか?
  知事寵愛の女秘書を東京から呼び戻した時点で・・・それは過去のことなんでしょ!
  それに・・・二人の関係を私から言いふらす訳も無く、知られる筈がないじゃない」


 「甘い!全く甘い・・・何か、身辺で変ったことは起きていないかね?」

 「身辺でって?・・・・いたって平穏、職場と家の往復・・職場以外に言葉を交わす人も無く
  そうね・・お隣さんが時々郷里の産物をお裾分けに来る・・それくらいなもの」


 「お隣さん?・・・あっ、あの大学生か」

 「知事も出会ったの?・・・なんでも郷里の家は大家らしくて・・あなたが来なくなった後ぐらいかな、時々ノックしてくるわ」



新藤の危機管理能力は鈍っていない、一つの匂いを嗅ぎつけた


 「今度、気分転換にドライブにと誘われたわ・・・あんな、若い子から誘われてるのよ」

 「わっははは・・・まあ、なんと暢気だねぇ
  何処へなりと行くといいが・・・犯られるぞ、その子だけならいいんだが」


 「スケベな親父は直ぐにそんなふうに考える・・・清子さんが可哀そう」

 「聴く耳がないようだ・・・清子のことだが、私は反対だ・・君の弟に清子は嫁がせん」


 「そうですか?・・でも、もう成人した男女のこと・・・私からは何も言いませんよ」

 「無責任な姉だ・・・清子には私からはっきりと言っておく」


 「なら、私から清子さんのお父さんにはっきりと忠告しておきます
  もう、女遊びはお止めになさったら・・・・娘にとって父が男の理想ですからね
  それと知事・・・私があの選挙で負けたのは、あなたではなく娘の清子さんにですよ」


 「・・・・もういい、これまでだ!」



怒りをぶちまけて退出する新藤
理性の固まりのような優子が情を交わし、短いとはいえ互いに色欲を貪りあった相手
優子はこの男を肉体関係の継続は別としても、相互理解できる男になると思っていた

その男から、弟たちの結婚反対と絶縁の最後通牒
優子の心に冷たい風が吹き抜ける・・・

この日は日本列島の側を季節外れの台風が通り過ぎた
  1. 2014/11/15(土) 02:33:20|
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それぞれの秋 第15回

沖田が傷心の朱美の肩を抱きキスを迫ると
気を利かしたヤクザ男が、ケバ女と渋る斉藤青年を促し退出する


 「ご主人はご主人で楽しんでいらっしゃる
  奥様と私がこのように関係を深めても、なんら恥じるようなことではありません
  それに、私たちのことは絶対にご主人にはして悟られませんから・・安心して」


キスの雨を降らし、沖田は朱美を愛しく抱きしめ、衣服を丁寧に剥いでゆく
あくまで芝居のつもりだが、心の美しい素直な朱美に、沖田は自らの台詞に酔いしれる


 「さあ、奥様・・・私のものを咥えてください・・・私の想いが伝わる筈です」

 「沖田さん・・・・」


エステの店で初めて味わった沖田の豪棒
両手で支え、愛しく舌を這わせてゆく朱美
ブラウスのボタンを外し、ブラの上手から乳房を愛撫する沖田


 「こんなにご家族思いの奥様なのに、その心を踏みにじるようなご主人の行為
  もう既にご主人の心は、奥様からあの若くて美しい副知事に移っているのでしょう
  でも、奥様には私がいる・・・・私は、私は奥様の心を癒してあげたい」


ここまで言って、ふと瑞希の言葉が蘇る
今の台詞は心にもない嘘言?・・・

 『人と人は心の響きあい・・・男と女の関係も個性と個性の交わり』

(まさか・・・新藤の妻、朱美に・・・この俺が本気になるはずがない)


迷いを振り払うように、荒々しく朱美の顎を引き上げ口を吸う
目に涙を溜めている女・・・・・その健気な表情に沖田の胸が締め付けられる


 「奥様・・・ご主人は酷い男だ・・・私はあなたが妻なら、決して浮気などしない」

 「沖田さん・・・お願い・・・私を助けて」


甲斐甲斐しく沖田の男根を口に含む熟女
新藤の妻を完全に凋落させたことの喜びと充実感が、沖田の全身を覆う


 「この私がどれぼど奥様を愛しているか・・・今から、お見せしましょう」

 「沖田さん・・・思い切り、激しく抱いて・・・嫌なことを忘れさせて」


朱美が自ら、からだを開いていく・・・・
仇の妻が本気で自分を求めている・・・
ほんの少しの罪悪感がスパイスとなり、寝取りというものがこんな爽快な気分だとは
有頂天の沖田は、自慢の豪棒を朱美の女陰にあてがった


 「では・・奥様・・・苦しい嫌なことを、全て忘れさせてあげましょう
  私に、私に・・・・身を任せてください・・・さぁ、新しい世界へ」

 「あっ、ああぁぁぁぁ・・んんんん」


謀略で陥れ、不安で傷心の仇の妻を、漸くここに身も心も完全に寝取る


朱美が沖田に腰を抱かれて、タクシーに乗せられたのは2時間後だ
その様子は、もちろん張り込んでいた腕利き調査マンのカメラに収められた
それと、この2時間を待つ間に、ヤクザ男ら3人の立ち話も全て録音されている
  1. 2014/11/15(土) 02:32:11|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第14回

その日の午後
悲愴な覚悟を秘め、自宅からタクシーに乗り込む朱美

娘の清子から副知事の弟と付き合っていることを告げられた
母として、妻として・・家族の幸せのためには、沖田との不貞な関係を絶たねばならない
朱美が考え付いたのは・・・・いくら払っても良い、金銭による解決だ


タクシーは老人ホームの玄関に着き、朱美が中へと入っていく


 (老人ホームか?・・調べでは、慰問に何度か来られているようだが)


新藤の命を受け、手配された腕利きの調査マンが朱美を尾行していた
そうとも知らず、朱美は玄関を抜け渡り廊下を進み医療棟へと向かう
特別室の前で、出迎えたのはあのヤクザ男とケバ女それに斉藤青年のトリオだ
部屋の中では、沖田が待ち構えていた


 「やぁ、朱美奥様・・・お待ち申しておりました・・では、早速ですが」

 「待ってください・・・もう、こんなこと私できません」


 「またまた、奥様・・・この前と同じような駄々をこねて
  困るんでしょ!ご主人や娘さんに知られたら・・・今では、ビデオまであるんですよ
  それに・奥様、もう・・その・・私の処方なしでお身体の方が保ちますかねぇ?」

 「お願いです・・・沖田さん、お金は幾らでも用意しますから・・もう、こんなこと」

 
 「お金?・・お金ですか・・・そんなもの欲しくはありません
  私は、奥様に真の女の喜びを知ってもらいたい・・若い男や逞しい男・・それに老人
  色々な男と経験して、奥様の秘められた女が目覚める、そして女の快楽を極めさせたい」

 「やめてください!そんな卑猥な話・・・お願いします、娘が結婚するんです
  それに、主人は公職についている人なんです」


 「知っていますよ、奥様・・・それくらいは調べています」

 「それなら分かってください・・もし、聞き入られなければ・・私、私はもう」


 「まさか!?奥様、身を捨てるとでも・・・」

 「ええ、その覚悟です」


沖田が引き出しの中から一枚の写真を取り出した
その写真は新藤と優子の公園での情交の図
新藤が優子の乳房を握り締め、口の中で女の舌を捕らえている
二人の下半身は密着し、優子の恥毛で見えないが男根が挿入されているに違いなく
それを・・・・・・優子の愉悦の表情が証明している


 「あなた?!・・・そんな・・・この人は副知事の、清子の彼氏の姉!・・こんなこと」

 「そんなに驚かれなくても・・・世の中、こんなものなんですよ、奥様
  朱美奥様が身を捨ててまで家族のことを考えているのに
  ご主人は、奥様に内緒で遊んでらっしゃる・・・・これじゃ、奥様がお気の毒で
  でも、やはり私が見込んだとおり、あなたは素晴らしい女性・・良妻賢母そのものだ」



放心状態の朱美に沖田は囁き続ける

 「そんな奥様に、私は惚れたんです・・私は惚れた女を苦しめたりはしない
  奥様だけが家族の中で一人ぼっち・・あなたも自身の快楽を追求されたらいいのです
  私が最後までお付き合い致しますよ・・どうか、安心してお任せを」

 「あの主人が私を裏切ってたなんて・・・・あぁぁ、嫌」


瑞希には散々な目に遭う沖田だが、朱美は手のひらの上で転がせる
  1. 2014/11/15(土) 02:31:04|
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それぞれの秋 第13回

  (忘れもしない・・このとろとろの感触・・・・やはり、この女は特別だ)


調理台に手を突き、両足を揃えエル字型に突き出されたヒップ
その豊満な白い膨らみに両手を沿え、ゆっくりとした挿入を繰り返す沖田

  (ヤクザの師匠とチンピラ男に調教されたお前を・・・夢中になって抱いた)


瑞希の襞肉が反応し始める
じわっと熱く男根を包み込み、その小気味良さに射精を促されるのだ

  (おぉっと・・・来たな・・・あのチンピラさえも、この女には歯が立たなかった)


瑞希は余裕たっぷりに、沖田の豪棒を受け入れても平然としている
この肢体の反応は天性のもの、そして情交の感性は鋭い
大乱戦の戦場で、高台から情勢を見極める参謀の冷静さ、この女を逝かせられるのか・・


  「お前のこの肢体に吸い寄せられ、溺れた男はひとりを除いて皆、破滅した」
 
  「あぅぅぅ・・・」


瑞希が反応する
この淫声に、男が魅せられる・・・だが、此れぐらいでは今の沖田のピッチは変らない


  「いい声色だ、ずんと男根に響く・・・・昔の俺なら、猪突猛進・・即討ち死にだな」

  「女を抱いて経験を積み、私を逝かそうとでも思っているのね
いくらやっても無駄よ・・・・・・まだ昔と同じよ、あなたは」


  「言ってくれるね・・・どこが同じなんだ?違うだろうが・・ほら」

  「あぁーん・・・うん」


沖田の豪棒に捻りが加わり、身についたテクを繰り出す


  「無駄よ・・・やはり、足りない・・・・何も感じないし、響かないのよ」

  「なにを訳のわからないことを!」

  「あなたがやっているのは肉交で・・・私が求めているのは情交なの」

  「おい、今、繋がってんだぞ・・・エロらしく、善がってみな」


沖田の手が瑞希の乳房を絞り上げる


  「痛っ!・・・馬鹿ね、人は心で響きあう、男と女の関係も個性と個性の交わりよ
   それが合体し、新しい可能性を生み出すの・・まだ、あなたには分からないのね」

  「喧しい・・・とんだ能書を喋りやがって、新しい可能性?だと
   お前に関係した男はどうなった?みんな破滅したじゃないか」


  「そうかしら・・違う男もいる
   いい加減にしないと・・今のままじゃ、あなたはもっと酷い同じ道を辿るわよ」

  「じゃ、楽しみに待つとするか!残念だが、今は時間がない」


沖田は瑞希にまんまと乗せられた
肉交中に議論をしてしまった、誰とても脳に血が上り、肉交を続ける気力が維持できない
女が上手であることを再認識し、沖田は緒戦を切り上げた

  (まあ急がずともよい、お前への制裁はもう少し後だ・・・その時が楽しみだ)
  1. 2014/11/15(土) 02:30:02|
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それぞれの秋 第12回

全国でも屈指の大病院、土方総合病院の看護士寮
院長の職員に対する処遇は手厚く、そこに働く者の寮といっても、まるで立派なマンションだ

その管理人室のキッチンに立ち、遅い朝食の用意をする女
髪はストレートで長く、細く白い指が時折その髪を掻き揚げる
短いスカートから覗く見事な脚のラインは、モデル並みで素足の色は透き通る白さだ
ウエストは括れ、ヒップの揺れは男の視線を否応無く惹きつける


 (2度の出産経験があるというのに・・・全く、崩れずにいい身体をしていやがる)


リビングに寝転び、女の背を眺めているのは沖田
エリート公務員だった沖田の事務処理能力は衰えてはいない
沖田は、ここの病院の院長にその能力を買われ、この寮の管理人として働きだした
寮の看護士たちは、人間の生死に直面する緊張感の中で神経をすり減らし
職能として人間の身体の仕組みや生理の豊富な知識を備えている
そんな彼女たちのストレス発散の対象となり、沖田は自然と情を交わす男となった
その経験の中で、沖田は女性を楽しませるエステの技術を習得していったのだ


 「今日も、午後に大切な仕事が入る・・・・精のつくものを頼むぞ」


女は一瞬、手を止めたが再び調理を続けた


 「前にも言ったが、お前の亭主が捜索願いを出さぬように家には上手く連絡を取っておけよ
  俺の目的が果たせたら・・・・お前を自由にしてやるからな」


女は新藤の元部下の瑞希
瑞希は家庭の主婦、逃げも隠れもできない
沖田に第2子の長男・進一に危害を加えると脅かされ、否応無く従っているのだ


 「お前の魂胆はよく、分かっているつもりだ
  それを、俺はどうこうしようとは思っていないから安心しろ
  お前が俺に協力するなら、新藤の妻の座も狙えるが、俺に逆らっちゃそうはいかない
  もう俺には失うものは何も無いが、お前には進一が生命線だよなあ・・ははははは」

 「・・・・沖田さん・・・あなた、本当に酷い男になって」


 「なにが酷い!善人面した新藤や、打算で動くお前の方が相当な悪だろうが」

 「・・・・・」

 「俺が裁いてやる・・・・地獄の裁きだ」


返答をしなくなった瑞希の背を下から眺めている
かつて、ヤクザに拉致されたこの女を正義感から救出に向かい
それを覚られ、調教中の瑞希を相手にして、新婚の床入りを迫られた
そこで妖艶な瑞希の前に、なにもできずに惨めな思いをした沖田
瑞希は救出されると選挙戦最中の新藤の擁護に回り、沖田だけが闇の底に沈んだのだった


沖田が起き上がり調理中の瑞希の背後に立つ


 「瑞希・・・もう、そろそろいいだろう?共闘の同盟を結ぼうや」


新藤の元部下同士、張合い敵対した相手
女は上司の寵愛をものにし、子まで身篭り、時を待つ身
一方、右腕とまで称されたエリート公務員の男は世を捨て転落の一途
しかし・・・この世は捨てる神あれば拾う神ありだ
今・・・激しい恨み、妬みの感情がこの男を復活させた


 「やめて・・・」

 「お前が俺を嫌っているのはよく分かっている・・そんなお前を息子が姦りたがっている
  同盟の証には、これが一番だ」


沖田の豪棒は天を突き、亀頭部は走水でぬるぬるだ
瑞希のスカートをたくし上げ、パンティを膝まで下げると白く豊満な熟尻を抱え込む
沖田がどうしても乗り越えたい壁、あの時の屈辱を晴らし、この女を屈服させることだ


 「無駄よ!・・・姦りたければ犯ればいい、でも私は絶対にあなたでは逝かないわ」


瑞希が冷たく言い放った・・・・この女も一筋縄では落とせない


 「ふん!・・・じゃ、別の証が必要だな
  いいことがある・・お前のこのスケベな肢体でやって欲しいことがある
  それは、お前にとっても、進一にとってもプラスになることだ・・・・それは」

 「何ですって?!・・・清子さんの付き合っている人を!」


 「ああ、そうだ・・・良い男らしいぞ・・お前のその肢体で誑し込め
  清子は一人娘、そんな男と結婚すれば・・・進一の将来は俺のように日陰のままだ
  母親のお前が、それでいいというなら・・・それまでだ」

 「本当に・・・あなたって人は・・・・あうっ」


瑞希の白い臀部に擦り付けていた豪棒を、一気に挿入する


 (瑞希よ・・今の俺はお前の知る沖田じゃない・・今、この場でお前を逝かして見せる)
  1. 2014/11/15(土) 02:29:08|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第11回

ここは知事執務室
新藤は叔父の県議会議長から、次期衆議院選の新人擁立計画の説明を受けたところだ


 「どうだい?このメンバー・・・・各選挙区で必勝候補だよ
  当選した議員は皆、君の言うとおりに動く・・彼らを束ねて君は総理を目指すんだ」

 「・・・・・・」


 「うん、どうした?進君、元気が無いじゃないか・・・困るよ!今更、尻尾を巻くのは」

 「心配要りません、叔父さん・・・少し考え事をしていたものですから」

 「どうもいつもの覇気が無いなあ・・・何かね、考え事って?」


お茶を運んできた美樹が口を挟む


 「議長様、知事に代わって私から・・」

 「美樹!余計な事を言うんじゃない!」

 「いいじゃないですか・・・お身内のお目出度い事ですし」

 「目出度い事?・・・いいから、君、続けたまえ!」


ではと・・・美樹が話しだす
今朝、副知事の弟が一人娘の清子と結婚を前提にお付き合いしたいと、新藤に会いに来た
そして、娘の清子もその気でいるという


 「ほぅぅぅ・・・清子ちゃんが、あの副知事の弟と付き合ってたのか?」

 「ええ、唯・・目に入れても痛くない清子さんを・・あの女狐の弟にとは・・ねぇ知事」


 「もういい・・・叔父さん、今の計画を進めてください、活動資金は全て私が用意します」

 「よし!了解した・・・・・・その進君、清子ちゃんのことだが
 相手が敵さんの弟なのは気に食わんが・・・子は何れ親離れするもの
  子どもを何時までも自分の持ち物と考えないことだ・・・親も子離れが肝心だよ」


叔父の議長が笑いながら執務室から退出すると、空いたその席に美樹が座り込む
どうも親分の様子がおかしい
勘の良い美樹には、他にも新藤が悩んでいることを見抜いている


 「知事・・・新たな気がかりな事でもあるのですか?」

 「君は余計なことをぽんぽんと話しよって・・・・それより、報告することは無いのかね」


新藤は美樹には隠し事はしない
既に優子との関係での脅迫案件と、かつての部下の消息を美樹に調査させていた


 「うふふふ・・まだ、報告の段階ではありませんが、少し分かりましたよ」

 「何だ・・・何か掴めたのか?」

 「知事にとっては、一番の気がかりの女・・・瑞希さんはまた行方が知れません」


瑞希は子どもを置いたまま、突然に行方知れずになっていること
沖田はエステの短期の特別講師をしていたが、店に登録した住所にはいなかったこと
そして、知事への脅迫者はどうもプロでなさそうだとのこと

 「そんな情報や分析では、全く役にたたん!
  美樹、もっと徹底的に調査するんだ・・・金も惜しむな、組織を使ってもいい
  大事なときなんだぞ・・・・・・・・そうか、また・・瑞希が消えた?」


しかし・・総選挙への出陣体勢を整えつつある新藤の、新たな気がかり・・・
目を瞑り、数少ない夫婦の契りを思い浮かべる・・そんな筈は無いと首を振る新藤


 「もう一つ、調べて欲しいことがある・・・今直ぐかかれ」

 「えっっ!!あの・・奥様を・・ですか?」
  1. 2014/11/15(土) 02:27:56|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第10回

 「あら?あなた、今日は早いお帰りですね」

 「ああ、たまには朱美とゆっくりしたいと思ってね」



玄関に出迎えた妻に声をかける
普段と変りの無い応対だが、新藤は心なしか朱美の目が泳いでいるように感じた


 「直ぐに風呂に入りたい・・・用意を頼む」


新藤の屋敷の風呂場は広い
かつて、夫婦一緒によく入ったものだ


 「おーい、朱美・・・久しぶりにお前も一緒に入ったらどうだ」

 「一緒にですか?・・今日は老人ホームの慰問で疲れましたのでお先にシャワーを使いましたので」

 「そう?・・・じゃ、酒のつまみを頼むよ」


公務を終えて新藤がまっすぐ自宅に帰る
そんな日の夜は、必ず朱美を抱く


 (主人は今夜、きっと私を求めてくる・・・・
  大丈夫かしら・・・昼間の余韻が、まだ身体に・・・・・)


男3人と女1人に弄ばれた
身体に入ってきたのは、沖田だけ
他の3人には、身体の彼方此方を悪戯され、沖田の豪棒に何度も追い詰められる度に
周囲から揶揄され、引き戻される・・・・それを繰り返し、とうとう上り詰めた
気がつくと、若い青年が乳房を嘗め回していた
それは、その青年が何度目かの精を腹部に浴びせた後のようだった
明日もこのホームに来るようにと沖田に命令された


 『大丈夫ですよ、朱美奥様・・・奥様が素直でいる限り、完全なる秘密
  ご主人に内緒で、お楽しみください・・・恐らく、ご主人も同じようなことを・・ふふ』

  
 (主人も私と同じように???・・・・若い女性と遊んでいる?)


沖田が別れ際に言った言葉が、朱美にある罪悪感と恐怖感への助け舟となっていた



この心地よさ・・・ゆったりとした安心感が朱美を包む
指を絡め、胸と胸が重なる・・舌が絡まり、首筋を夫の唇が這う


 「あぁぁっ・・・あなた」

夫婦の寝室で、朱美が至福の声をあげる
夫の硬い剛直がいつものように、女陰近くで跳ね回る
自然と指を解き、その剛直を握り締める・・・・これが、夫のもの
愛しく手で愛撫し、導いていく・・・・脈を打ち、硬く大きい・・これが、夫のもの


 「どうした?・・朱美」


しっかりと自分の剛直を握り締め、自らの女陰に導く妻に新藤が驚く


 「きて・・あなた・・・きて、思いっきり」


昼間の出来事が夢のように、追いやられていく


 「あなた・・・いい・・・あなた、あなた・・・思いっきり突いて」
  1. 2014/11/15(土) 02:26:37|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第9回



依頼者は不治の病に侵され、もはや生命が尽きようとしている
依頼内容とは、『この世の名残に天女を抱きたい』との淫妄
名声も財産も手にした男の最後の望み・・・それが女を抱くこととは世も末か
いや違う、死に直面してもなお、神にはなれぬ人間の業そのものだ


 「理事長、何とか命を繋いでおいてください」

 「きっとだよ、長く保って後1週間だ」



理事長室から朱美のいる部屋へ戻る沖田
既に30分は話し込んでいた

 
(天女だとよ、朱美・・薬を打って最後の精力を蘇らせ、お前を抱いてそのままあの世逝きか
 現世で悪行三昧して手に入れた金と名誉・・・そんな男の行き先は地獄と決まってらぁ)



ドアを開けると、流石にむっとする匂いに鼻を摘む
ベッドの上では、朱美がヤクザ男にバックから指で責められている


 「だらしが無いったらありゃしない・・触れる前に逝っちゃって、この童貞君
  さあさあ、早く回復させて第2ラウンドよ」


沖田は、このヤクザ男に朱美を犯すことを許していない
まだ、自らの豪棒で朱美の襞肉の感触を味わい尽くしていないのだ
この男は、興味が無くなるまで自分の持ち物を他人に提供はしない


 「お帰りなさい、沖田の兄」

 「どうだ?いい肉だろう・・・犯りたいか、朱美奥様と」


 「お許しがでれば、今からでも」

 「まあ、待て・・・もう暫くだ、そうしたらお前にくれてやる、好きにすればいい
  だが今は、朱美奥様には大事な仕事がある、誰でも受け入れられる心の修行が優先だ」


沖田の読みどおり、斉藤青年は挿入すらできぬ
この青年の出番はもう少し後、まずは朱美を相手に女体に慣れさせねばならぬ
かつて、自分も瑞希相手にヤクザの前で大恥をかいた
斉藤青年の本番は優子が相手だ、じっくりと訓練してやる


 「さあ、始めようか
  奥様はこの豪棒の挿入をお待ちかねのようだ
  みんなは思うところで好きなようにやればいい・・・さあ、姦るぞ」


まるで地に落ちた天女を、下界の性獣が寄ってたかって『清』を『淫』に染め尽くす
朱美の悲痛な叫びは獣たちを喜ばすだけだ
  1. 2014/11/15(土) 02:19:02|
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それぞれの秋 第8回

あの老人ホームの医療棟の豪華な個室

医療用ベッドとはいえ、ダブルの広さに高そうなカバー
その上に腰を降ろしているのは朱美
対面には床に敷かれた絨毯の上に、パンツ一枚で畏まっている斉藤青年
窓際で朱美の色男よろしくタバコを咥えているのは、沖田だ
その横でニタニタと笑いながらビデオカメラを回しているのは、ヤクザな男
ケバい若い女が朱美の肩を抱く


 「ねぇ奥様、そんな悲愴な表情をしなくてもぅ、もっと明るく遊び感覚にならないと
  これから奥様は、この青年に性の手ほどき・・・ふふふふ
  はっきり言うと、奥様がこの息子のような青年を大人の男にしてあげるのよ」

 「私・・・そんなことできません」


ヤクザな男が脅しをかける

 「おいおい、奥さん・・・・沖田の兄の命令に従わないと困るんだろう?」

 「そうよ・・私も観たわよ、奥様の凄いビデオ・・・あれに比べればどうってこと無いでしょ!」



朱美は縋る思いで、沖田の背を見つめる
その沖田は、窓外の遠くの景色を見つめたまま冷たく言い放つ


 「奥様、嫌なら嫌でいいんですよ・・・
今が駄目なら、あのビデオをご主人や娘さんに観てもらった後にしますか?
  結果は同じ、ここに来る前に、あれほど約束したじゃないですか・・・私に従うと」

 「あぁぁぁっ・・・沖田さん、酷い」


沖田にすれば、朱美が本番で躊躇することは想定内
嫌がる貴婦人の人妻を真綿で首を絞め、無理やり童貞男と絡ませようとしている
かつて、沖田の婚約者だった遼子の身体を性の捌け口に、男を磨いた新藤
今、その妻が童貞男に身体を提供するのだ・・・これで一矢報いることができる

泣き崩れる朱美の肩を抱く女の手が、ワンピースの内側に滑り込み
朱美の乳房を愛撫し始める
そう・・・この女はエステ店で朱美を弄った女


 「おい、小僧、若いな・・もう、ビンビンにいきり立ってるじゃないか
側に行っていいぞ、よーく絶品の女体を観察しろや・・触るも良し、舐めるも良しだ」

「嫌っ・・・やめて!」

「奥様、女も往生際が肝心・・・・見苦しいのは貴婦人には不似合いですよ
 私が、上手くご指導致しますので、何度でも逝って頂いてよろしくてよ・・・ふふふ」


斉藤青年と二人がかりで朱美の衣服を剥いでゆく
ここぞとばかりにヤクザ男はカメラを近づけた
女が朱美の口を捕らえ、童貞男が美乳にしゃぶり付いた
その様子を冷めた表情で沖田が眺めている

童貞男が露になった朱美の下腹部に舌を這わすと
ケバ女は朱美の両腕を抑え、優しく乳房をもみほぐす
朱美が観念するまでには、まだまだ時間が必要だ

 
 「少しの間、ここの理事長と話をしてくる
  その間に、その坊主に一発遣らせてやれ・・・精力を溜めに溜めてきたらしいからな」

部屋を出て行く沖田の背に、朱美の恨みの淫声が突き刺さる
  1. 2014/11/15(土) 02:18:08|
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それぞれの秋 第7回

 「おい、お前・・・・ストーカーか?・・何でもいいや・・・それより、いいものを持ってるじゃないか」


ヤクザに痛めつけられ、自分のマンションへ案内させられた斉藤青年
なぜ優子をつけていたのか、この男に暴力で吐かされた
ヤクザが手にしているのは、青年のとっておきの『優子と新藤のツーショット』


 「この写真はお前なんかが持っているより、俺たちが持つほうが値打ちがでる」

 「やめろ!あのお姉さんに手を出したら、僕は承知しないぞ」


 「何を小僧がえらそうに!俺の右手の1発で、のびやがったくせに」

 「僕はお姉さんをその親父から守ったんだぞ」


 「ふーん・・・て、ことは・・・新藤もお前に気づいてるかもな」

 「そんな筈はない!相手には社会的地位があって、脅してやったら逃げたんだ」


 「ほう・・なら、この女・・奴からすると、もう用済みってことだな
  いい身体してるし、遊んでやるか・・・それとも、仲間に引きずり込むか」

 「何を言うんだ・・・絶対にそんなこと許さない」


 「若いのに死にたいのか、お前?・・・秋とはいえ、海の底は冷てぇぞ」

 「嫌だ、死ぬのは嫌だ・・・・戦う、あんたと戦う」


 「止めろ、止めろ・・無駄なことだ・・それほどこの女を守りたいのなら俺に手を貸せ」

 「手を貸す?」


 「ああそうだ、俺のいうとおりやれば、お前にも良い思いをさせてやる、どうだ、乗るか?」

 「良い思いって?」


 「ふふははは・・・あーん、何だこの部屋の匂い、そこのゴミ箱からか・・
  お前、この女の写真でオナッてんだろう!いいか、今から2週間、無駄撃ちはするな
  何れ、この女を抱かせてやる・・・ははははは」

 「えっ、本当に?」

 「ああ、任せろ、その為にもトレーニングが必要だ
  いいか、もうこの女を着けまわすのは止めろ・・いいな
  相手を軽くみるな・・・酷い目に遭うぞ・・・奴は手ごわい相手なんだ」


ヤクザ男に頷く斉藤青年


 「じゃ、決行は2週間後として・・・・段取りはこうだ・・・」


ヤクザ男から優子の陵辱作戦が語られる
目を見開き、興奮する斉藤青年・・・・・この青年はまだ童貞だ
  1. 2014/11/15(土) 02:17:04|
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それぞれの秋 第6回

瀬戸内の夜空は下り坂・・南からの厚い雲は重なり、雨が降り始めるのは確実だ
目の前を歩く女性の後を、着かず離れず尾行する青年
ショーウインドの前で、その女性は立ち止まり手で髪を掻き揚げた



 (お姉さん・・・僕が、あのスケベ親父を退治してやった)


すらりとした涼しげな大人の女性の姿に、青年はため息を漏らす



 「おい、お前・・さっきからあの女をストーカーしているようだな」


その声に驚き、振り向いた斉藤青年に強烈なボディブローが炸裂する
この一撃で、頑強なヤクザ男の胸に、ひ弱な青年は倒れ込んだ



ショーウインドを見つめていた優子が呟いた

 「本当に忌々しい・・・嫌な秘書が戻ってきたわ」


目の前に飾ってある赤いハイヒールを睨み付けている
それは、新藤の秘書、芝田美樹が愛用している物と同じヒール


 「知事も、知事だわ・・・あの娘を呼び戻した途端に、私を避けて・・憎らしい
  それに、私を遠ざけて何やら議長らとごそごそと動いている・・・・・・・・全く」



そんな想いが優子を包んでいる
いくら美人であっても、気持ちが腐れば鬱が表面に現れる



 「姉さん、姉さんじゃない・・・どうしたの、こんなところで考え込んじゃって」


その声は、弟の拓也
優子が振り向くと、驚きで目が大きく開く


 「驚いた?・・・姉さん、知ってるよね・・・こちら、知事の娘さん、清子さんだ」


清子が拓也と腕を組んだまま、優子にお辞儀をした



 「あなた達、いつから・・・そんな、お付き合いを?」

 「姉さん、そんな目で見るなよ・・・清子ちゃんを知ったのは、あの演説会
  その時、一目惚れしちゃって・・・それから、アタック開始ってとこかな」


 「まあ!?演説会って・・・あの時は、私と新藤知事は敵味方で一騎打ちの最中よ!」

 「ああ、御免ね、姉さん・・でも、姉さんも新藤さんと清子ちゃんの絆には負けたんだ
  この僕でさえ、参ってたんだから・・・勝負はあの時で決まってたんだよ」


 「何てことをいうのかしら・・・まあ、拓也となら、まだ間違いはないでしょうけれど
  清子さん、このこと、お父さんはご存知なの?」

 「いいえ、まだ父には話していません」


 「姉さん、そのことは何れ僕がきちっと、新藤さんにはお話しにいくつもりなんだ」

 「そう、そうなんだ・・・姉さん、余計に疲れてしまったわ」

 「おいおい、姉さん、それは無いだろう?」


優子は、照れ笑いをする拓也と、恥らう清子の笑顔をじっと見つめていた
  1. 2014/11/15(土) 02:15:57|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第5回

 「あぁーん」

一度は手放そうとした女肉に、新藤は剛直を挿入した
その剛直を遼子の柔肉が包み込む


 「遼子はこの体位が好みだったな」


この夜のために、磨き上げている女の白い肢体
細い足首を両手に持ち、肩にかけ思いのままにピストンを続ける男
嫌々と首を左右に振り、喘ぐ女
時折、淫声を押しとどめようと自らの指を咬むと
声を聴きたい男が、その手を自分の口に運ぶ


 「あっっ・・うっっっ・・・ん」


愉悦に浸る女の顔を眺める新藤

 (そうだ・・・俺はこの女から肉交の魅力というものを学んだ・・それが人生を変えた
  それまでは、遊びらしい遊びもせず、良き夫、良き父を続けていたんだった
  いや違う・・俺を狂わせたのは別の女・・・この女はその性欲の代役となった女)


力強く、奥深く突くかと思えば・・入り口付近を軽く捏ねる
その王冠に縋り付く女陰の襞


 「あん・・・・うぅぅ、いい」


益々、紅色に染まる女の肌

 (真面目一筋でやってきた公務員人生
  そこへ現れた美しく悩ましい人妻の部下、男心を擽り惹きつけるのに長けた女
  初めて他人の妻を抱きたいと思った
  でも、それは現実にはできぬ・・その欲望の捌け口となったのが・・・この女)


 「あぁーーん・・・あなた」


眉を寄せ、切なく下から男を見つめる女


 「逝きたいのか・・・遼子」


頷くだけの女を、力一杯に抱き寄せる
剛直が女陰の奥を突き上げる


 「あぁぁぁぁ・・・・あなた」


 (切欠はどうであれ・・・こんなに従順な女、もう・・手放せぬ、遼子
  お前は一生・・・俺の側にいろ・・・・いいな)


 「もっと・・強く・・・・あなた、私と一緒に・・・逝って!」



逝く寸前の女の顔が、別の女の顔に変る

 (・・・瑞希、今お前はどうしている?
  俺の子を身篭り、出産・・・・確か、その子の名前は進一・・俺の息子だ
  逢いたい・・瑞希・・逢って、もう一度・・・お前を抱きたい・・お前は魔性の女!)



 「あぁっっ・・・あなた・・逝く、逝きます・・・」
  1. 2014/11/15(土) 02:14:50|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第4回

一方、この京都には好いた男のため日陰の道を選んだ女もいる

夫に先立たれ、優しかった夫を忘れようと勤めだした「お恵の店」
そこで知り合い、深い仲となったのが新藤
新藤から部下の沖田を見合わされ、求婚されるも新藤への想いを断ち切れず
新藤の囲い者となった遼子

にもかかわらず、知事になった新藤は、仕送りはしても遼子のもとを訪れることはない
それでも自分から、訪問を強請るようなことをしない控えめな女
そんな遼子に、久方振りに新藤が立ち寄ると伝えてきた


 「お待ちしておりました・・・」

 「遼子、ご免よ・・・忙しくて、随分とご無沙汰にしてしまった」



遼子はまだ30歳、人生を何度でもやり直せる年齢だ


 「お恵ちゃんがね、君のことを大変気にしていたよ」

 「そうですか・・女将さんが・・・じゃ、寂しがってたと伝えてくださる」



新藤は、鈍感だ・・女の想いなどとても気付けぬ


 「寂しいって?・・君は若いし、今からでも何でもできる・・応援するよ」

 「まあ、優しい人・・・・」



しかし・・・遼子は素直に喜ぶ、いい女のままだ


 「ああそうだわ・・・この前、あの沖田さんをこの京都で見かけたの」

 「沖田君をか?」


 「ええ、すごく雰囲気は変っていたんだけど・・・間違いなく沖田さんよ」

 「変っていたって?」


 「黒いサングラスと派手な服装で、やくざな若者と・・・それと、ケバい女の人と歩いていた」

 「そう・・・残念だ、彼は違う世界に入ったようだ・・それには、私にも責任がある
  何とかしてやりたいが、手がかりはありそうかい?」


 「そうね・・・三人の会話の中で大阪の有名なエステの店の名前が出てた」

 「エステの店?・・・分かった、探してみよう」


男の手が女の肩を抱くと、女は頭を男の肩に置く
女にとって待ち焦がれた至福の時だ
そんな二人の前を、秋の涼風が心地よく流れる


 「遼子、不自由はないか?」

 「いいえ、十分に幸せです・・・あなたが、もっと来てくれたら・・もっと嬉しい」


これほど言ってもこの男には通じぬ
まだこの男は心の安らぎなどは求めてはいない
求めるのは己が性欲を満たす女肉、従順な若い女の身体

中秋の名月が、そんな二人の声を優しく青色の光で包みこむ
  1. 2014/11/15(土) 02:13:54|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第3回

 (・・・奥様・・・・奥様・・・・)

遠くで、自分を呼ぶ声がする・・・あっ!沖田さん


 「奥様!何が起きたのですか?・・・こんな、そんな・・お姿!!」

 「あっあぁぁ・・・・沖田さん」


首を左右に振り、起き上がろうとする朱美を沖田が抱きかかえる
朱美の髪は乱れ、唾の付いた乳房に絡み付いている
身に付けているものは白足袋のみ
高価な帯も、着物も周囲に投げ捨てられ、艶やかな襦袢がソファーに引っかかっている
その襦袢を手に取った沖田が、朱美の背に掛け優しく包みこむ


 「奥様、ひょっとして・・・ここの老人たちに、酷いことを?」

 「それ以上は言わないで!」


 「申し訳ございません・・・私が奥様にお願いしたばっかりに、こんなことになって
  此処にいるご高齢の方々は、確かに女性に飢えている・・でも、もう行為までは・・」

 「あっあぁぁぁぁん・・・・どうしましょう」



涙を流し、沖田を見つめる朱美の瞳からは、まだ薬の効果が消えていない
しっかと、朱美の女体を抱きしめる沖田



 「心配なさらないで・・・奥様だけを、惨めな目にはさせません、私がいます」

 「でも・・・私は、もう戻れない、以前の私にはもう・・・お、沖田さん」



大勢の老人に陵辱された女心をものにする方法、この男にとっては簡単なことだ

 「奥様、私も地獄に落ちます・・・あなたと同じところに参ります」



きざな台詞だが、老人たちの陵辱は唯の愛撫、前段に過ぎず
本格的な男女の交わりの醍醐味を朱美が知るのは、まだこれからなのだ


 「沖田さん・・・・」


 (何とも、男心をそそる風情・・・顎を突き出し、口を吸ってくれとばかりに
  何と艶っぽい奥様なんだ・・・・見下ろせば乳房の頂と滑らかな谷間
  とても40歳代の女性には見えぬ・・存分に倅を楽しませて貰うとするか・・)



朱美を抱きしめる沖田の胸に、押し付けられる熟女の乳房のなんとも柔らかい感触
悦に入った沖田の視線は、この部屋に取り付けられた隠しカメラのレンズに向く
それに向かって片目を瞑ると、朱美の口を甘く吸い始める
朱美の肌に掛けられた襦袢を剥がし、乳房を鷲?み、乳首を捻る


 「奥様、私の気持ちが嘘でない証拠を、今からお見せしましょう・・・」

 「沖田さん・・・・」


朱美は自ら身体を開いてゆく
エステの店で、既に口で体験させられたあの豪棒
それが今、天を突き、朱美の女陰に向かっている
その様子を余すところ無く、レンズが狙っている


 「あぁぁぁ・・・いい・・・沖田さん」
  1. 2014/11/15(土) 02:12:47|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第2回

朱美の額に汗がにじみ、夢でうなされている
自分の身体中をナメクジが這い回っている夢だ
特に、乳首や首筋そして太腿にそのナメクジが集中して這い回る
沢山のナメクジが、足の指先から徐々に女の中心部に這い登ってくる


 (あぁぁ・・嫌、そんなところを這い回らないで!)

ナメクジは朱美の女陰の突起部分に集まってきた


 「嫌、イヤー・・・」

 「朱美奥様、どうかされましたか?」


汗を吹き、喘ぐ朱美の顔を沖田が覗き込む


 「あっ・・沖田先生?・・私、今・・・変な夢を」

 「大丈夫ですよ、奥様・・・恐らく、演技披露の緊張でお疲れになったのでしょう
  さぁ、これをお飲みください、緊張が解れ元気回復の特効ドリンクです・・・さぁ、どうぞ」


 「ありがとう御座います、先生・・・それでは、これを頂いて帰らせて頂きます」

 「そうですね・・本当に本日は有難う御座いました
  これで、ここにいらっしゃる今の奥様とはお別れです
  まだ、私事が残っておりましてお先に失礼しますが、奥様はごゆっくりと・・・では」


沖田の挨拶も上の空で聞き流し
この場を早く立ち去りたい朱美は、強力な媚薬入りのドリンクを飲み干す
それを見届けた沖田の顔が卑猥に緩む

 (元上司の妻へのせめてもの情け、この薬無しではとてもショックに耐えられませぬ)



沖田と入れ替わりに、裸の老人たちが部屋になだれ込んで入ってきた
何事かと目を見開く朱美
お構い無しに、5人の老人たちは思い思いに朱美の着物を剥ぎ取ってゆく
帯がするすると引き抜かれ、下の襦袢があらわになる
その襦袢も広げられ、歓声が起こる・・・
当然だ、襦袢の下は生身のからだ、無粋なものは着けていない
手足を押さえつけられた姿は磔だ
足を『くの字』に曲げようとしても、待ってましたと片足ずつ分担される
声を上げようとする口を、萎びた老人の口が塞ぐ・・もう涎が垂れている
剥き出された二つの乳房にむしゃぶりつく二つの唇はもぐもぐと動き
露になった白い太腿に、頬摺りする二つの顔は狂喜に満ちている

競りで負け、見学の権利を得て、入室してきた老人たちの喉は鳴り、目は釘付けだ
まるでこの世の地獄絵だ

もはや老人に好き放題に蹂躙される朱美の口からは声も出ぬ
ただただ、朱美の目から涙が流れるばかり

一糸纏わぬ裸体を5つの舌と50の指が這い回る
まるで先程の夢の続きだ
女体は火照り、朱美は首を左右に振る
右を向けば舌が差し込まれ、左を向けば舌を吸われる

搾り出された乳首に噛み付く歯のない口、女臭を嗅ぐ鼻に淫核を突かれ
女体の穴という穴が老人たちの舌と指で嬲られ塞がれる
媚薬の効力が、じわりじわりと女体の羞恥を歓喜に変えてゆく・・・・
やがて朱美の気は弾け飛び、肢体が浮遊する感覚が支配する


 (あぁぁ何!?・・・もう、だめ・・・・)
  1. 2014/11/14(金) 08:06:29|
  2. それぞれの秋・道明
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それぞれの秋 第1回

   ♭ 鴨の河原の水やせて~・・咽ぶ瀬音に、鐘の声
     枯れた柳に、秋風が~~・・泣くよ、今宵も夜もすがら
     祇園恋しや、だらりの帯よ・・・ ♯


ここは京都、とある老人ホームの慰問会場

老人ホームといっても少し特殊?
通常の施設なら、順番待ちの痴呆症の老人たちをたらい回しにするのだが
ここの施設は医療施設も兼ね備え、お金があれば臨終まで丁寧にお世話をする
家族から厄介者として、このホームに送られてきた大勢の老人たち
当然ながら身内の訪問は日に日に足が遠のき、頼りになるのはお金のみ

そんな心の寂しさを、晴らしてくれる慰問ボランティアの演技披露
しかし、今日の出し物は特別の特別だ、老人たちの目の色が違う
今、小ホールの特設舞台の上で、『祇園小唄』の演奏で舞っているのは・・・朱美だ

超上流家庭の奥様が、暇とお金を費やし稽古で身に付けた舞踊
着物や帯に贅を尽くし、踊り子である朱美も艶やかで
ここの老人たちから見れば娘のような若い女だ
実際に趣味とはいえ、鍛え上げられた朱美の舞は素晴らしく
麗舞で粋がみなぎり、老人たちは息を呑んで見つめている



 「本当に素晴らしい・・・流石に新藤知事の奥様、お疲れ様でした・・暫くは別室でご休憩下さい」


舞台中央でお辞儀をし、拍手喝采で別室へ向かう朱美が振り返る
その見返り美人の後姿を、老人たちの視線が熱く追っかける



 「皆さん、如何でしたか?ただ今の奥様・・・・あの女性はその辺の方とは違います
  従いまして今回は、体験希望者を競りで決め、特別に見学希望の方も募集します」



そう言って、口元に笑いを浮かべる沖田
そうだ・・・・今、新藤の元部下による復讐劇の第1幕が開演した

これより遡ること1ヶ月前・・・・・


 「朱美奥様、よくぞお越しくださいました・・・あなたに一目お会いし、私の想いをお伝えしたい一心で・・・脅迫めいたことを致しました・・・このとおりお詫びします」


待ち合わせた喫茶店での、沖田の第一声だ
机の上に分厚い封筒を差し出し、隠し撮りをした写真の記録メモリーを朱美に渡す


 「私を信用してください・・・これが奥様関係の全ての記録です、なお一切プリントなどはしておりません」


嘘には聞えない・・・実際にそんな物は必要としていないのだから
そんな沖田の真摯な態度に、朱美の張り詰めた緊張が緩む

 (これで夫に知られず、全てが無かったことにできる・・・・)


 「そうだ奥様、お身体を拝見したとき思ったのですが・・その引き締まった肉体を維持されていらっしゃるのは、何かお稽古事でも?」

 「ええまあ、日本舞踊を少々・・」


 「うーむ、なるほど、それで素敵なプロポーションを保っているという訳ですか
あの、その・・・本当に厚かましいお願いなんですが」

 「何でしょう?先生」

 「こう見えて、私も社会に何か貢献をと老人ホームへ慰問に行ったりしているのですが
そこのお年寄りに、奥様の舞を見せてあげてはもらえないでしょうか?」

 「先生、それは良いことをなさってらっしゃる・・・私の踊りで宜しければお手伝いしましょう」


すっかり警戒感の薄れた朱美
この若い男に卑猥な体験をさせられたというのに、簡単に引っかかる上流の貴婦人だ
  1. 2014/11/14(金) 08:05:41|
  2. それぞれの秋・道明
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胎動の夏 最終回

「政権党内での権力闘争は、これからが本番・・水面下で激化の一途を辿ると思われます
 いつ出番が来てもよいように、常在戦場の心構えと選挙準備を急がれたし」


東京にいる美樹が新藤に送った第一報だ


 (そうか・・・出番が早くなるか・・・それにしても、美樹は本当に役に立つ)


大きな知事執務机に珈琲が運ばれる
優子の美脚はいつ見ても惚れ惚れする
今日は、タイトなスカート姿で身を引き締めているが、気だるい表情で精悍さがない
それもそのはず、新藤はこのところ毎晩、情夫気取りで優子の部屋に押しかけている
昨夜も、朝方近くまで優子の肉体を満喫したのだ


 「どうした?優子君・・・疲れているのか?いつもの緊張感がないようだが・・」

 「いいえ、大丈夫です・・私のことより、知事の方こそ、お疲れでは?お歳のことを考えるとハッスルし過ぎではないでしょうか」

 「優子君、ここは知事執務室だ、神聖な職場だよ・・・公務とプライベートをわきまえなさい」


優子は見返りながら、恨めしそうな視線を新藤に向け、退室していく
あの引き締まった足首にバストとヒップの芸術的な曲線、まさにビーナスだ

 (味わいのある、抱くにはいい女になったが・・・・もう私の後継を任せられる人間では無くなった)


新藤は引き出しの中から、一枚の写真を取り出す
それは匿名で送られてきたもの
男女のカップルが公園のベンチで抱き合っている
滑るような美脚の肌の上を男の手が這い、男女はディープキスの最中だ
男は後頭だが、女の顔はハッキリと優子と判る


『お前の身のためだ、この女から手を引け!・・さもなければ、このことを世間にばらす
 それで、お前はお仕舞いだ・・・いいな、必ず手を引け!』


この文章を何度も読み返し、送られた写真を睨み付ける男がいる



一方、朱美の携帯にメール着信の音が鳴る
今日もまた、エステの講師からの呼び出しメールだ
今回のメールには写真が添付されていた
男の男根を咥えてウットリとしている顔、口から精液が溢れ出ている写真の大写しだ

あの夜以来、朱美は家に閉じこもっている

なぜ、自分があんなことをしてしまったのか・・・・今でも、理解できない!
講師の精液を飲み込まされ、後始末と言われて舌で男根を清めることなど、絶対にできる筈がない!
それに、講師の指で女の愉悦を朝まで味わい続けたなんて・・・考えられない
これからもお付き合いをとの誘いに、安易にメールアドレスを交換してしまった・・全く自分が信じられない!

今は、自分の為した不遜の過ちに、付け入ってくる男の次の行動に怯えている
最初は紳士的にメールを送ってきたのだが、朱美が応じないとみると
とうとう、その時の写真を送りつけ、呼び出しに応じるよう暗に脅迫してきたのだ
このようなことを夫に打ち明けられるはずも無く、かといってこのままでは夫に何れ知れてしまう
最早、朱美には、知事である夫のためにも選択の余地はなくなっていた
その朱美にとって唯一の救いは、まだ男と肉の交わりがないことだけだ



 『もう一度だけでいい、奥様に会いたい・・・それで奥様を忘れます
  奥様に会って別れを言いたいのです・・・・もう一度だけお会いください・・・そう、これきりです』


信じてはならぬ男の言葉を、信じるしかない女がいた


        胎動の夏  完
  1. 2014/11/14(金) 08:03:25|
  2. 胎動の夏・道明
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胎動の夏 第24回

斉藤青年は二人に気づかれぬよう後をつける
公園の中央には円形の多目的広場があり、その周辺にはベンチが整備されている
ここは昼間なら母親が子どもと戯れる憩いの場所だ
しかし、こんな時刻になると
防犯灯の青い光だけが侘しく付近を照らし、さすがに誰も寄り付かない
そんな場所で二人は寄り添ってベンチに腰を降ろした
男が女の耳元で話しかけている、否・・・女の耳を咬んでいるようにも見える

 (間違いない・・・あの親父がお姉さんに厭らしいことをしている)


青年は、木陰から一歩一歩、二人の座るベンチに近づいていく
すると、フレアスカートを男がたくし上げ出した
徐々に、露になる見事で長い美脚
青い照明は白い両脚をことさらに白く浮かび上がらせ、幻想的な肉体がこの青年の脳をかき混ぜる
現実の至高のフェチ画像に、無我夢中でシャッターを押し続ける青年


 (値段も高かったが、それに見合う絶好の場面・・・頼むから、上手く写ってくれよ)


見るからに柔らかそうな美脚の上を、男の手が這い回っている


 (くそっ、あの親父!遣りたい放題しやがって・・・あっっ!お姉さんの今の顔・・堪らない)


青年の股間は高く、突っ張りだし痛みが走る
間違いなく今撮った写真はこの青年の永遠のズリネタとなる筈だ
男の手が捲れ上がったスカートの奥、両脚の付根辺りで上下している


 (ちくしょう!・・親父の手がお姉さんのあそこを弄っているんだ)


青年の見立てどおり、新藤はパンティの裾から指を捻じ込み、優子の女陰を弄っている
優子は俯き肩を震わせ、顔を上げると新藤の首に腕を回した
そして、自らキスを強請る


 (お姉さん、そんな!??・・・自ら、そんなこと・・こんな親父、厭じゃないのか!)


新藤の右手は優子の淫核を捕らえて離さず、左腕で上半身を抱きこんでいる
互いの舌と舌を刺激しあう激しいキスだ
優子の腕が新藤の股間に伸びる


 「もう、入れて欲しいのか?」

 「ええ、もう・・・だめ」


 「そんなにやりたいのなら・・・どうして、さっきは拒否したんだ?」

 「私は・・・今の、私は・・・私ではないの!」

 「そう?・・・私の腕の中で悶えている女は、レディの優子じゃないのか・・じゃ、相応しい所へいこう」


新藤は優子を抱きかかえ、薄汚い公衆トイレに引っ張り込む
一番奥の落書きだらけの扉を開ける
正面の壁には卑猥なマンガとエロ言葉の殴り書き、そして公衆トイレ特有の匂いが漂う


 「今のお前に突っ込むには、ここがお似合いだ・・・さあ、パンティを降ろして尻をこちらに向けろ!」


言われるまま、壁に手をつき見返りながら『どうぞ』とばかりにお尻を突き出す優子
ぞくっとするような色香が剛直を更にギンギンにする

 「さあ、味わうがいい・・・あれ以来、淋しくて、遣りたくて辛抱ができなかったんだろう?優子
  いいか、ここはトイレと言えども公衆の場・・決して、淫らな大声は出してはならんぞ」


そう、大声など必要ない
斉藤青年がすぐ隣の便器に座り込み、息を殺している
こちらも声をたてずに、若い精を壁にぶちまける用意が整った
  1. 2014/11/14(金) 08:02:17|
  2. 胎動の夏・道明
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