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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

夢うつつ 第16回

桜井は、暫し言葉を捜している様でしたが、何を言っていいのが解らないのでしょう。
私が問いかけないと、言葉を発する事すら出来ない様子でした。
「兎に角、奥さんと子供さんには辛い思いをさせるかも知れないが、一度話しをしなければならない。」
「それは・・・妻には私から話しますので・・・」
「そうは行かないな、君が話せば都合の良い話をするだろから、この録音を直接聞いて
 貰うのが一番だ、違うか?」
「・・酷すぎます、妻は何も知らないんです、いきなりそんなものを聞かされたら。」
「だから直接聞いてもらうんだ、その方が奥さんも正確な判断が出来るはずだ。」
突然妻が大きな声で泣き叫び出しました。
「何でこんな事に、何で・・・・
 貴方許して、私どうかしてました。
 貴方を裏切ってしまったけど、桜井さんのことが好きな訳じゃないの。
 信じて下さい。
 どうすれば、許してもらえるの貴方。
 何でもします、言ってください。
 お願いします。」
妻にしてみれば、桜井との関係が白日の下にさらされた今、何不自由ない今の生活と
離婚後の桜井との生活を天秤に掛けたのか、或いは不倫という関係が夫である私に
知られてしまった事で背徳感が一気に冷めしまったのかも知れません。
何れにせよ、私にとって妻のしてきた事は、過去の事として簡単に許せるものでは
無いのです。
信頼してきた妻が、他の男と性交を重ねる、一時の迷いとは言えども決して有っては
ならない事なのです。
「奈美、大人として、妻として、してはいけない事をお前はしたんだぞ。」
「・・・ご免なさい、許してください。」
「・・・無理だ・・・」
「いや・いや・いやー。」
我が儘としか言いようの無い妻の発言、だが彼女には他に術を知らないのでしょう。
理不尽といわれようが、何と言われようが彼女には泣き叫ぶしか方法が無いのです。
しかし、私は二人に対して、不貞の代償として罰を科していくのです。
二人はこの段階では、その事を知らない、ただ夢から覚めた今、目の前に起こっている
ことを直視するのが精一杯の筈です。
追い討ちを掛けるように、その後に起こる現実の厳しさを知る事になるのです。
「桜井さん、貴方の会社は、私の会社の商品を扱っているのは、ご存知ですね。」
「・・・はい、関西支店が、代理店契約を頂いています。」
「ご存知ですよね。」
「貴方の居られる、関東支店でも、私の会社に地域代理店契約の営業に沢木部長さんが
来られているのを、ご存知でしたか?」
「・・・いいえ・・・。」
「そうですか、ご存知なかった?」
「・・・えぇ・・・」
「営業課長の貴方がご存知無いとは問題ですな!」
「では貴方の会社の関西支店の代理店契約がこの秋に契約期限が切れるのも、ご存知無い
 ですね。」
「・・・はぃ・・・」
桜井は、私の話の意味が理解できたようで、膝が振るえて来ているのが解りました。
「それは、会社同士の契約で、個人の問題とは関係無いことでは・・・」
「桜井さん、何を仰っているのか・・・・」
「・・それは、私の会社との契約を破棄すると言うことを仰っているのかと・・・。」
「察しが早いですね。」
「そんな事をされたら、うちの会社の経営が!」
「そんな事を!私にした事を棚に上げてよく言いますね。」
「しかし・・・それだけは・・・」
「大人として、社会的な責任は取って貰いますよ、桜井さん。」
「阿部さん、貴方個人でそんな事が出来る筈が無い、プライベートと会社は別の筈です。」
「私個人に決定権が有ったとしたら・・どうします、桜井さん?」
桜井は、落ち着きが無いというよりは、恐怖に慄いている様子でした。
「・・どうして、そんな事が・・・」
「ご存知無いのは、当然ですが、私は今年の春に常務に昇進しました。」
「・え・あなた・・・」
「奈美にもその事は話してないな。」
「・・・何であなた・・・」
「その頃お前は既に、桜井君といい関係だっただろ!」
「阿部さん、私が責任を取ればすむことでしょー、会社の事は勘弁してください。」
「桜井さん、まだ解ってもらえないようですね、社会的な責任とは、他人を巻き込む
 事も有るんです、それを承知の上で行動するのが大人なんじゃないのかな。」
桜井は、すすり泣きを始めました、奈美はその姿を見て一瞬顔を歪め桜井とは反対の
方向に顔をそむけるのでした。
  1. 2014/11/21(金) 12:28:05|
  2. 夢うつつ・愚か者
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夢うつつ 第15回

二人は、俯いたまま顔を上げようとしません。
私の頭の中では、今までぼかされて見えなかった夢の中の妻と相手の男の
顔がはっきりと映し出され、創造の域を超えなかった夢が現実になった瞬間でした。
レコーダの電源を切り、興奮を抑えるためにタバコに火を付けて、白い息を一息吐くと
私は話し出しました。
「お前たちは、これからどうする気なんだ?」
「・・・・」
「質問に答えてくれないか。」
「・・・ご主人、申し訳ありません、許し下さい。」
「貴方、ご免なさい、許してください。」
「二人とも、許してくれって、何を許せって言ってるのかな?。」
「・・ですから、今回の私たちのこの関係を・・・」
「私がどう許せば良いのか解らないな?」
「・・・もう二度と、この様な事は致しません、本当に申し訳ありませんでした。」
「ほー、もう二度としないから、何も無かった事にでもしろと言うのか?」
「貴方、ご免なさい、許して下さい、お願いします。」
「お前たちの許すという事は、俺が一人我慢しろって言う事だな、妻に浮気されても
 俺一人か我慢して、何も無かった事にすれば丸く収まるという事か。」
「・・・ご主人、そういう意味では・・・」
「奈美、お前もこいつと同じ考えなのか、ばれたら謝れば済むとでも考えていたのか?」
「・・・貴方、ご免なさい、二度とこの様な事はしません、私が馬鹿でした。」
「お前らこれからどうすると俺は聞いたんだぞ、意味が解らないのか?」
「・・・ですから、もう二度と・・・」
私は桜井の答えを遮るように、怒鳴りました。
「どう責任を取るかって言ってるんだよ!」
私の声と勢いに圧倒された二人は、一瞬背筋を伸ばし私の顔を見つめていました。
今更ながらに、事の重大さに気付いたのか、二人はそわそわし始めました。
「桜井、お前の奥さんはこの事を知っているのか?」
「いいえ、女房はなにも・・・。」
「そうだろうな、知っていたら大変だよな、だが内緒にしておく訳にも行かないな。」
「・・・すみません、それは許してください。」
「貴方、それは勘弁して下さい、奥さんには関係無いことですから。」
「奈美、奥さんには関係無いことだって、関係はあるだろうが、お前の言ってるのは
 奥さんにはばらさないでって言ってるだけだろ、虫のいいことを言うな。
こうなった時のことをお前らは何も考えて無かったのか?」
「・・・いえ、そういう積りでは・・・」
「桜井、奥さんと別れる気は有るのか?」
「・・・いゃー・それは・・・」
「奈美と一緒になる気は無いのか?」
「・・・それは・・・」
「まぁ、お前の奥さんが承知すればの話だがな、奥さんがこの録音聞いてどう判断するかだ。」
「貴方、私は何も桜井さんと一緒に成りたいなんて・・・・。」
「奈美は、俺よりこいつのことを好きなんだろー、俺と別れた後どうする気だ?」
「貴方、別れるって?」
「奈美、このままやっていけるとでも思っているのか?」
「ご主人、出来る限りの事はしますので、どうか許してください、お願いします。」
ついに桜井の目からも涙がこぼれ始めました。
妻は私の離婚を意味する言葉に呆然としているばかりでした。
言葉は出ず、うつろな目からはただただ涙か流れるばかりでした。
  1. 2014/11/21(金) 12:27:15|
  2. 夢うつつ・愚か者
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夢うつつ 第14回

レコーダーからは、お互いの性器を舐め合ってでもいるのでしょうか、
くぐもったピチャピチャと言う様な音や、時折妻の喘ぐ声が続きました。
その後、体位までは解りませんが、レコーダーの音は、肉と肉のぶつかり合う音
ピタ・ピタいう音に変わり、妻の喘ぐ声はいっそう大きさを増して行き、桜井の
荒くなった息遣いがそれと重なり合います、この段階の二人は肉を貪る獣の様でした。
「奈美ちゃん・いいよ・いい。」
「あぁ・私もいい・・う~う。」
「君のおまんこ、最高だよ。」
「あぁ~もっと・もっとー」
「こうかい?・・・」
「ああああぁ・いい・いいわ。」
「気持ちいいよ、最高だよ。」
「あぁー、もっと・もっと・もっと突いて~」
「こう・こうかい・ほらーっ・・」
何時しか、肉のぶつかり合う音は、その音色を変えてリズミカルにパンパンと
部屋中に響かんばかりの音を発していました。
「そうよー、いいわ・気持ちいい・・あぁー・もっと。」
「奈美・・・いくよ・いいかい・いくよ・いく。」
「あああああぁー・う~う・まだよ、まだ・まだよー。」
「ああ・駄目だ・出る・・・出るよ。」
「まだ駄目よ・・・私申し少し・・もう少し・・・。」
「ご免・・・駄目だ 駄目 俺我慢できない・・・出る。」
「中に出しちゃだめよ!」
「あ~あ・出る・出る・・」
「駄目、中は駄目よー、駄目。」
桜井は妻の制止も聞かずに妻の中にはてた様でした。
「もー、知らないから。」
「ご免、つい出しちゃった。」
「子供出来たら、どうするの?」
「本当にご免。」
「責任取ってくれるの?」
「責任って?」
「私に貴方の子供生ませる気なの?」
「危ない日なの?」
「そうじゃないけど、もし出来たら大変でしょ。」
「君だって、コンドーム嫌だって言ってたじゃない。」
「だからって、中に出して良いっては言って無いでしょ!」
この会話の後、ベッドの軋み音と共にどちらかがベッドから降りたようで、
寝室の扉の開閉音がし、レコーダーからは微かに人の気配を感じられる程の
音が流れるばかりでした。
  1. 2014/11/21(金) 12:26:05|
  2. 夢うつつ・愚か者
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夢うつつ 第13回

レコーダーからは、衣擦れの音やベッドの軋む音に続き、妻の甲高い声が
飛び出して来ました。
「あああぁ・・・んーん あっ あっ・・・」
「奈美ちゃん いいかい 良いだろ?」
「んぅー あっ あっ ああああ 」
「好いんだろ、奈美ちゃん・・・・」
「あ・あ・あ・うぅ・・・」
妻は両手で顔を覆い、手の隙間から涙がこぼれ落ちて来ます。
桜井の顔を見ると、下唇を噛み締め、焦点の定まらない視線を天井や壁の方に
向け落ち着きの無い様子です。
手はスラックスの折り目を親指と人差し指で何度もなぞっています。
「いやー、貴方止めて、もう止めてください。」
「うるさい。」
妻がレコーダーに手を掛けようとした瞬間、私は妻の手を平手で叩き、
払いのけていました。
私とて、妻と桜井の性交渉の実況など聞きたくも有りません。
私の顔は血の気が引き、まるで鬼の様な形相だったことでしょう。
「これから良いところだ、邪魔をするな。」
「貴方・・・お願いですから、もう止めてください、お願いです。」
またレコーダーに妻が手を伸ばしかけたとき、今度は妻の頬を殴っていました。
桜井は、妻を庇うでもなく呆然として座っているだけです。
「触るな、何度言ったら解る!」
「ご免なさい、ご免なさい、ご免・・・」
「お前は、奴の隣に座れ。」
妻は、泣きながら私の顔を見ています。
こんな状況下においても、私の妻という位置に居た奈美にとって、私の隣から
桜井の隣に席を移すようにいわれる事は、妻の座から追い出される様な感じが
したのでしょう。
妻の見開いた目は、私の目を捕え、頭を大きく左右に振り動こうとしません。
「聞こえないのか、奴の隣へ行けと言ってるんだ!」
「嫌です、ここに居させて、お願いします。」
「いいから、行け!何度言わせる。」
私の口調から、居座る事を断念した妻は渋々桜井の居るソファーに足を進めました。
妻は桜井の座っているソファーの端に腰を下ろします。
それにつられる様に、桜井もソファーの反対側に座り直すのでした。
その間も、レコーダーからは淫らな音が流れ続けています。
「別に、くっ付いて座ったらどうだ、お二人さん。」
「・・・・」
「こんなに、仲がいいのに、遠慮しなくてもいいぞ。」
「・・・出来ません、貴方、簡便してください。」
「まぁ、あまりくっ付きすぎて、ここでセックスされても困るがな。」
今まさに、レコーダーから流れる淫らな声の主が二人揃って、私の目の前に神妙な
面持ちで座っているのです。
この二人が、こいつらが、私はレコーダーから流れる音から、場面を想像しながら
二人の顔をそれに当て嵌めるのでした。
悔しさと共に、吐き気をもようしながらも、冷静を装うのが精一杯でした。
それにも関わらず、レコーダーの中の二人は性欲の塊と化し、この場の押し詰まった
空気など無視し続け、上り詰めていくのでした。
  1. 2014/11/21(金) 12:25:13|
  2. 夢うつつ・愚か者
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夢うつつ 第12回

私はこれから二人に対して、何を聞こうとしているのか自分自身解らないの
ですが、勢いが止まりません。
興信所の報告で、妻と桜井の不貞は明白な事実であり、今更何を聞く必要も
無いのかも知れません。
ただ、今まで何度と見て来た悪夢に、二人の行って来たであろう不貞行為を
重ね合わせて、自分の悪夢を現実のものに仕上げて行こうとしているように、
夢の中の二人の行為を問いただして行くのでした。
「お前達、もう嘘は言うなよ。」
「・・・・。」
「聞いているのか、お前ら。」
「はい・・・」
二人は、声を揃える様に答えるのでした。
それが、また私の気持ちを逆撫でするのです。
「ほー、仲の良い事で・・息もピッタリってか?なるほどな。」
「・・・・。」
「身体の相性もさぞかし良かったんだろうな、えっ奈美。」
「・・・そんなことは・・・別に・・・」
「別に何だよ、俺とセックスするより、こいつとする方が良かったんだろが、
 違うのか?」
「・・・いいえ・・・そんなことありせん。・・・」
「それなら何故、こいつと何度も寝たんだよ 言ってろ!」
「・・・それは・・・解りません、ごめんなさい。」
「お前は、理由も無く男に抱かれるのか? 男なら誰でもいいのか?」
「そんな事はありません。」
「じゃ 何故なんだ?俺が解るように説明してみろ!。」
「ごめんなさい、・・・何故なのか私にも解りません・・・」
「なら、身体じゃなく、こいつのことが俺よりも好きになったからか?」
「そんなこと、思ったことありません。」
「奈美、嘘はつくなと言った筈だぞ。」
何の準備もしていない妻の口から満足な答えが出て来る筈はありません。
私は、また茶封筒の中に手を入れて、銀色のボイスレコーダーとCDを
数枚取り出しました。
二人がその意味を理解するのに時間は必要有りませんでした。
「これを再生すれば、二人の関係が良くわかるよ、聴いてみるかい お二人さん。」
「貴方、止めてください、お願いですから。」
「解りましたご主人、何でも答えますから。」
私は、制止する二人を尻目にボイスレコーダーのスイッチを入れました。
  1. 2014/11/21(金) 12:24:22|
  2. 夢うつつ・愚か者
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夢うつつ 第11回

二人の口からは、謝罪の言葉すら出てきません。
ただ泣くだけの妻と言い訳を探しているかのような落ち着きの無い桜井を目にして
いた私は、ついに自分にコントロールが聞かなくなり、大声を上げていました。
「お前ら何か言う事は無いのか。」
「貴方ご免なさい。」
妻は私の目を見つめ叫びます、まるで子供が親の摂関から逃れようとするかのように
上体を後に反らし、手は頭を庇っています。
妻にしてみれば、この様な私を見るのは初めてだったでしょうから無理もありません。
桜井といえば、背筋を伸ばし私のほうを見て固まっています。
「ご主人、申し訳ありませんでした。」
「今更遅いんだよ。」
「すみません、もう奥さんとはお会いしません。」
「さっきのお前らの話は何だ!。見苦しい言い訳しやがって。」
桜井の煮え切らない態度や言動がさらに拍車を掛けて行きます。
私の言葉遣いは、エスカレートしていくばかりです。
「おい、どうする気なんだ・・桜井!」
「泣いてばかりいないで何とか言えよ、奈美!」
報告書を開きながら、二人を追い詰めていく私がいました。
2,3ページ捲り、写真の入った日時のページを指差し、妻と桜井に罵倒を浴びせます。
「初めてこの家に来ただと!」
「おいこれは何だ、前にも俺の家に来てるじゃないか。午後2時から5時半まで、何をしていた。」
「ご主人すみません、弁解のしようがありません。」
「桜井さん、何をしていたと俺は聞いてるんだ!」
「それは・・・」
「それはじゃ分からないぞ。」
「ご想像の通りです。」
「馬鹿やろう・・・」
「貴方ご免なさい・・ご免なさい・・ご免なさい・・」
「奈美、何をしてたんだ、言ってみろ、桜井さんは応えられないらしい。」
暫し私の目を凝視していた妻は、桜井の方を見やってからやっと口を開きました。
「エッチしてました。」
正直に答えようが何だろうが、今の私にはこれで良いという答えはないのです。
「エッチしていただと、子供みたいな言い方は止めろ!」
「ご免なさい。」
「セックスだろうが、セックス! 違うか、どうなんだ、奈美!」
「はい、セックスしてました。」
「桜井さん、セックスしてたと奈美は言ってますが?」
「・・そ、そうです・・ご主人。」
「それくらいの事、女の奈美に言わせてどうする。男のあんたが言えよ。」
ここまで来ると私は精神的に壊れ、サディステックになっていました。
  1. 2014/11/21(金) 12:23:34|
  2. 夢うつつ・愚か者
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夢うつつ 第10回

桜井と妻の顔を見ていると、無性に腹立たしくなってきた私は、二人に
対して問いかけをしました。
「桜井さん、今日お呼びした用件はお分かりですよね。」
「・・はぁ~」
「奈美、お前は解るな?」
「・・・・」
「桜井さん、妻とはどういう関係ですか。」
「・・・・高校時代の同級生です。」
「そんな事は聞いてません。」
「奈美、お前はどうなんだ?」
「同級生です。」
「桜井さん、高校の同級生という事はわかりました。私が聞きたいのは最近の
 二人の関係をお聞きしたいんです。」
「そういえば、最近偶然町で逢うことが有って、お茶をご一緒した事が。」
「ほう~、お茶を一緒に、本当か奈美? 俺は聞いていないが。」
「そうそう、言い忘れてたかも。」
「私が、知っている二人の関係はそんなものとは程遠いけどね。」
「何かの誤解ですよ。」
「そう、何て聞いたか知らないけど、誰かが変な噂を流しただけでしょ。」
「一度お茶を飲んだだけ、それで間違いないね。」
「貴方に、言っておけばそんな誤解をされなくても良かったのに、御免なさい。」
「私も不注意でした。久しぶりに奈美さんと遇ったので、昔の乗りで馴れ馴れしく
 し過ぎたかも知れません。それで誰かに誤解をされてしまったかも知れません。」
「桜井さん、貴方はこの家の住所はご存知だったんですね。」
「・・・奈美さんとお会いした時、お聞きしてましたまで。私の家も近いですから。」
「お見えになるのは、初めてですか。」
「もちろん、初めてです。」
このとき妻の顔を見てみると、桜井の言う事に同調するように、首を立てに振って
いました。
「それでは、二人に説明してもらいたいものがあります。」
そう告げると私は席を立ち書斎に入って行き、茶封筒一つ手に持って戻ってきました。
「先ほど。お聞きした事が正しければ、これはどう説明して頂けますか。」
私が封筒から、A4サイズの綴りをテーブルの上に置いた瞬間、二人の顔は見る見る
うちに青褪めて行くのが解りました。
綴りの表には、報告書と○○興信所の文字が書いてあり、二人は瞬時にその意味を
悟ったようです。
妻と桜井は、茫然自失の状態でただうな垂れているばかりでした。
「奈美、桜井さん、子供騙しは止めましょうよ。」
「中を見なくても、この意味はお分かりですね。」
ほどなく、妻は嗚咽にも似た泣き声を発して床にへたり込んでしまいました。
  1. 2014/11/21(金) 12:22:43|
  2. 夢うつつ・愚か者
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夢うつつ 第9回

受話器を置くと、我に戻った妻が私に質問を浴びせかけてきます。
「知らない人じゃなかったの?」
「俺は、会ったことはない。」
「どうして、桜井さんなの?」
「桜井さんじゃ、何か都合が悪いのか。」
「そんな訳ではないけれど。」
「お前の同級生だったな。」
「どうして知ってるの?」
「人から聞いてね!」
「何の用事なの?」
「何をそんなに気にしてるんだ。」
「別に、何でもないけど、びっくりしただけ。」
間も無く、玄関のチャイムが鳴りました。
さすがに妻は、玄関に足が向かない様子なので私が出る事にしました。
玄関の扉を開けると、顔を引きつらせた桜井が立っていました。
「桜井です。」
「阿部です、どうぞ。」
「失礼します。」
桜井の狼狽ぶりは、顕著なものでした。
手は小刻みに震え、靴を脱ぐ時などは余りの緊張からか、よろける始末です。
桜井が靴を脱ぎ終えるのを待ちリビングに案内すると、そこにはこれまた緊張
しきった妻がソファーの脇に立っていました。
「桜井さん、お掛け下さい。」
「・・はい、失礼します。」
「奈美、桜井さんにご挨拶して。」
「・・・いらっしゃいませ・・・」
「どうも、お邪魔します。」
桜井はある程度の覚悟はしているのでしょうが、妻は何が何だかわからない
状態のようです。
「立ってないで、お茶でもお入れして。」
「・・・はい、失礼しました、今お持ちします。」
「御構い無く。」
妻は下を向いたまま、キッチンに向かいました。
次に妻がお茶を持ってくる間、桜井も私も一言も喋ることなく数分が過ぎました。
ようやく妻がお茶を持って来たとき、桜井が口火を切りました。
「今日はどの様なご用件で?」
「妻が何時もお世話になっておりまして。」
「ですから、別にお世話など何も・・・」
「奈美お前もここに座りなさい。」
「私は・・・・」
「お前にも関係する話だ。」
「・・・はい」
妻も何となく、事の成り行きが創造できる様な精神状態に成って来たようです。
「・・失礼します。」
妻も席に着きお互いが相手の様子を見るような沈黙が暫く続きました。
  1. 2014/11/21(金) 12:21:38|
  2. 夢うつつ・愚か者
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夢うつつ 第8回

そうこうしている内に、昼食の時間になりました。
「貴方、お昼どうします?」
「食べたくないな。」
「そう、私もあまり食べたくないんだけど、簡単なものなら直ぐ作るわよ。」
「いや、要らない。」
「じゃ、作らないわね!」
「あぁ・・・」
本当に食べたくなかった。
数時間後にここでどんな事が起こるのか、まんじりともしないで考えていると
ただ時間だけは過ぎて行きました。
その数時間の間、妻は料理の合い間にリビングの掃除やトイレの掃除やら、忙しく
動き回っていました。
ふと気づくと私は、リビングのソファーで眠ってしまっていたようです。
体には毛布が掛けられており、慌てて体を起すと妻の姿を探しました。
キッチンのオーブンを覗き込んでいた妻が、私の目覚めに気付いたようです。
時計を見ると5時を少し過ぎたところでした。
「目が覚めました?」
「あぁ」
「やっぱり、少し疲れているようね。」
「そうだな。」
「お水でも飲みますか?」
「ありがとう。」
コップ一杯の水を私に渡した妻は、ダイニングの方へ行きデーブルの上に
食器を並べ始めました。
私はそれを無表情のまま見つめていると、妻と目が合いました。
「どうかした?」
「・・・別に何も。」
「何か今日は変ね。」
妻は屈託のない笑顔で話しかけてきました。
「貴方、お向かいで、お花買ってきてもいい。」
「・・・ん、花。」
「だって、殺風景でしょ。」
「・・あぁ、そうだな。」
「じゃ、買ってきますね。」
エプロンを外して、髪型を気にしながら玄関に向かう妻の後姿は、
これから起こるであろう事に対する準備など一切されていない。
その姿はあまりにも無防備に見え、私には哀れに思えてなりませんでした。
私たちはマンションの一室に住まいを設けていました。
10階建ての最上階にあるこの部屋からは、向かいの花屋は手に取るように
見る事が出来ます。
マンションのエントランスから出て来た妻は、小走りに道路を横断すると
前髪を耳に掛ける仕草をしながら、花屋に入っていきました。
ベランダから覗くこと10分少々、妻が小脇に花を抱えながら、斜め後に会釈
しながら出てきました。
花屋を出た妻は、まもなく家に戻ってきました。
「早かったな。」
「お向かいだもの、そんなに時間は掛からないわよ。」
妻は買ってきた花をすばやく花瓶にいけると、ダイニングテーブルの真ん中に
置きました。
「こんな感じかな~。」
「いいんじゃないか。」
妻は、突然思い立ったように言うのでした。
「もうこんな時間、私着替えて来ますね。」
「そのままでいいんじゃないか?」
「だってこれ部屋着よ、お客さんに失礼でしょ。」
「そうか。」
妻は、クローゼットからなにやら持ち出すと、寝室に入って生きました。
5分も経ったでしょうか、黒のワンピース姿の妻がリビングに戻ってきました。
化粧は、さっきと差ほど違いは無いものの、少し清楚な雰囲気を漂わせている
感じがしました。
「どうかしら。」
「・・すてきだよ。」
「ありがとう。」
「妻は、耳にピアスをしながらキッチンに行くと、オーブンの中を覗き込んで
いました。
そのとき、インターホンが鳴りました、時計の針は5時55分を回った位のところです。
「私が出ますか。」
「あぁ、そうしてくれ。」
妻は、また髪型を気にしながらインターホンの前に立ち、ゆっくりと受話器を
取りました。
「はい、阿部でございます。」
その言葉の後、インターホンのモニターを見たままの妻は、言葉を発しません。
「どうした、入ってもらいなさい。」
私はそう言いながら、インターホンの受話器を妻から取り上げ、オートロックを
解除し、インターホンの受話器を置きました。
  1. 2014/11/21(金) 12:20:15|
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夢うつつ 第7回

私は電話の音に少しびっくりしていると、妻は電話の方へ歩みを進めます。
桜井からの電話だと思った私は、とっさに妻を制止します。
「俺がでる、お客からかも知れない。」
「そうですか。」
妻は私の言葉を簡単に受け入れ、また携帯を探す素振りを見せました。
この様子を見た私は、やはり妻と桜井はまだ連絡を取り合っていない事を
確認できたように思いました。
ゆっくりと電話の前に進み受話器を手にした私は、相手の声を確認する為に
少しの間無言でいました。
「・・・阿部さんのお宅ですが?」
「はい、阿部です・・・」
私の声を聴いた瞬間、相手は電話を切りました。
やはり桜井でした、妻に連絡の取れない桜井は、仕方なく自宅にまで電話を
して来たのでしょう。
受話器を置いた私は何故か少し心に余裕が出来てきました、一応は妻と桜井
が話し合う機会を阻止する事が出来たのですから。
「どうしたの、誰から?」
「切れてしまった。」
「そう。」
後は、妻の方から桜井に連絡を取らない様にしなければなりません。
「貴方、お客様何時に来られるの?」
「あぁ、6時に来る。」
「それじゃ、お食事はどうします。」
「何か適当に頼むよ。」
「だったらお買い物をしてこないと、私行ってきますね。」
「有る物で、済ませれば良いよ!」
「そうは行かないわよ。」
「酒も食べ物も、買い置きで何とかなるだろう、わざわざ買ってこなくて良いよ。」
妻を外出させたくない私は、少し口調が荒くなっていたようです。
「解りました、それで何人いらっしゃるんですか。」
「あぁ、一人だよ。」
「一人ですか、それなら何とかなります。」
「すまないが、頼むよ。」
「それじゃ、支度しないと。」
「まだ、早いだろう。」
「ちょっとは、良いもの作らないとお客さんに失礼でしょ、いつもと一緒って言う訳にも行かないし、私が恥ずかしいもの、結構時間掛かるのよ。」
「そうか、任せるよ。」
妻は、いそいそと料理の準備を始めました。
「貴方、ところで、今日のお客さんはどんな人なの?」
「・・俺は、初めて会う人なんだ。」
「えぇ・・・」
そうです、私は始めて桜井に会うのです。
写真では、その容姿は知っていますし、電話越しでは有りますが声も聞いています。
しかし、本人と会うのは今日が初めてなのです。
「初めての人で、ここに来れるの?」
「大丈夫だろう、それに近くに住んでいるようだし。」
「そうなの?」
「解らなければ、電話でもして来るだろう。」
妻は小首を傾げながらも、それ以上は聞いて来ませんでした。
  1. 2014/11/21(金) 12:19:05|
  2. 夢うつつ・愚か者
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夢うつつ 第6回

家に戻った私には確認しなければならないことがありました。
私の移動中に、桜井が自宅に電話を入れたかも知れないため、妻に探りを
入れてみる必要がありました。
「携帯が無いと不自由か?。」
「えぇ、急ぎなら、自宅の電話に来るだろうから良いけど、
相手の番号が解らないのよ。」
「友達に用事があったから探したんだけど・・・」
「誰からか、電話でもあったのか?」
「誰からも無いわよ。」
「アドレス帳で見れば解るだろう。」
「そうなんだけど、やっぱり不自由で。」
妻の表情から察するに、桜井からはまだ連絡は来ていない様です。
私は、少し安堵しながらも確信がない為、妻がトイレに行ってる隙に
自宅の電話の着信履歴を確認しましたが、私からの電話が最後でした。
もしやと思い、書斎の鞄から妻の携帯を出してみると、やはり桜井からの
着信が数件入っていました。
妻の携帯を鞄に戻しリビングに戻ると、妻がソファーの下を覗いています。
「まだ、携帯を探しているのか?」
「うん、家の中に有る筈なんだけど。」
「携帯呼び出してみたら。」
「あ、そうね、気が付かなかった。」
妻は、自宅の電話に自分の携帯番号を打ち込みます。
受話器を外したまま、トイレや洗面所などあらゆる所に行き、妻の携帯の
着信音がしないか確認していますが音はしませんでした。
私の鞄の奥のその携帯は、マナーモードにして有ります。
多少の振動音はしても、妻の耳に届く筈も無いのです。
そうこうしていると妻も諦めたのか、受話器を直しました。
「どうしよう。」
「家の中にあるんだろう?」
「その筈なんだけど・・・」
「落ち着いて考えたら。」
「契約し直そうかな。」
「2,3日待って見たら」
「・・・うん・・・」
妻は直ぐにでも、携帯が欲しいようですが、それ以上は言いません。
その時電話が鳴りのした。
  1. 2014/11/21(金) 12:18:00|
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夢うつつ 第5回

電話を切った私は、今度はポケットから携帯電話を出すと自宅に電話を入れました。
呼び出し音が数回続きやっと妻が電話に出ました。
「もしもし、阿部です。」
「僕だ。」
「あぁ、貴方どうしたの。」
「今日は、珍しく身体の調子が悪い。」
「どうしたの、大丈夫。」
「大した事は無い、風邪でも引いたかな。」
「身体、気を付けてね。」
「大丈夫だよ、今日は休みを取ったから。」
「そう・・・」
「ところで、夕方お客さんが来るのを言い忘れていた。」
「お客さん?」
「仕事のお客だから、断れなかったんだ。」
「解りました。」
「詳しいことは、返ってから話すよ。」
妻との話を終えると、自宅に急いで返りました。
自宅に戻った私は、直ぐに書斎に入り素早く着替えると、リビングに
行きました。
リビングに居た妻が、私の帰宅に気付くとすばやく駆け寄って来て、
私の額に手をあてます。
「熱は無さそうね。」
「大した事は無いよ。」
「ならいいけど。」
「お医者さんは。」
「一晩寝れば直るよ。」
「ところでね、私の携帯見なかった。」
「知らないな。」
「何処行ったんだろう?」
「良く探したのか。」
「無いのよ。」
ある訳が無いのです。
妻の携帯電話は私が持っているのです。
夕方来るであろう桜井と妻が連絡を取る事を避ける為、私が朝隠し持って
出たのですから。
  1. 2014/11/21(金) 12:17:06|
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夢うつつ 第4回

今日は金曜日、普段なら週末の慌しさの中仕事に追われている私ですが。
有給休暇を取り会社を休みました。
奈美には何も告げずいつもの様に家をでて、9時の時報と共に駅の公衆電話
から桜井の会社に電話を入れていました。
何れの会社も一緒ですが、受付の女性が機械的に電話に出て応対します。
「恐れ入りますが、営業一課課長の桜井浩さんいらっしゃいますか。」
「恐れ入ります、どちら様でしょうか。」
「私、○○コーポレイションの阿部雄二と申します。」
「ご用件の方は。」
「大変申し訳ありませんが、プライベートな用件なのですが。」
「用件が、解りませんとお繋ぎ出来かねますが。」
「決して怪しい者では有りません。私の名前を伝えて頂ければ
お解かり頂けますので。」
「それでは確認いたしますので、少々お待ち下さい。」
程なくして桜井が電話に出てきました。
「もしもし、桜井です。」
「もしもし、お忙しいところ申し訳ありません、阿部です。」
「阿部さんとおっしゃいますと・・・」
解っている筈なのに、桜井は始めて聴く名前のような口調で聞き直してきました。
「奈美の夫です、これでお解かりですか。」
「あぁ、失礼しました。お会いした事が無かったものでつい・・・」
「奈美が何時もお世話になっております。」
「いや別にお世話など何も・・・」
桜井は突然落ち着きが無くなって来ました。
「ご用件は・・・」
「お話が有るので、今日私の家にお越し頂けないでしょうか。」
「急に言われましても、私にも都合がありますので。」
「お忙しければ、こちらから伺いますが。」
そこまで言うと、桜井は観念したのか。
「かしこまりました、何時に伺えば宜しいでしょうか。」
「そちらの都合もあるでしょうが、夕方6時にお願いします。」
「・・・6時ですか。」
「解りました、6時ですね。」
「えぇ、6時です。」
  1. 2014/11/21(金) 12:16:12|
  2. 夢うつつ・愚か者
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夢うつつ 第3回

今まで何度となく見た夢、私にとっては悪夢である。
つい数ヶ月前に不意な事から妻に持ってしまった疑いのこころ。
それから繰り返されたこの悪夢は、妻の顔は解っても、相手の顔は
何時も暗闇の中であった。
しかし、今日は男の顔が遂に夢の中に出て来たのである。
それは鮮明に私の夢の中に現れました。
その相手の男は妻の高校時代の同級生で、桜井浩という男である。
男は31歳の妻子持ちである。
桜井は28歳の妻と、3歳になる長女、生後6ヶ月になる長男と
4人で暮らしている男である。

夢から覚めた私の傍らには、妻の奈美が私の顔を沈黙のまま覗き込んでいた。
「・・・大丈夫ですか」
「何が・・・」
「・・・魘されていたから」
おそらく、私が夢で魘される声に起こされたのであろう妻の手には
洗いざらしのタオルが握られていた。
妻のその手が、私の額の汗を拭おうとした瞬間、私の左手は妻のタオルを
持つ手を払いのけていた。
「大丈夫だ」
「だも・・・ひどい汗・・・」
そう言うと妻はまた黙り込んでしまった。
私が大量の汗をかき、夢に魘されていたことが自分に原因がある事を
妻は察したのでしょう。
「・・奈美・」
「気持ちは、落ち着いたか。」
妻からの返事はない。
俯いて、ただ一点を見つめているばかりで、まるで抜け殻のような妻の姿。
「サインは済んだ。」
「奈美。」
「・・・まだ書いてません」
「書いてくれないか。」
「・・・もう一度・・・」
「もう一度だけ・・・お願いします。」
私は、数時間前までこの部屋で行われていた、出来事を思い出していた。
  1. 2014/11/21(金) 02:40:04|
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夢うつつ 第2回

ここは何処なのだろうか?
妻は、一糸纏わぬ姿でベッドに横たわっています。
良く見るともう一人裸の男が妻の横にいます。
その男が私でないことは、少し離れた位置に居る私にも何となく
男の体形等から認識出来るのでした。
どちらからとも無く唇を重ね合い、程なくして二つの身体は
一つになって行きます。
次第に激しく縺れ合う身体と身体は、時には頭と足がお互いの
反対の位置にあり、男の頭は一点に集中し大きな動きはしない、
しかし妻の頭は、上下に激しい動きを繰り返す。
次の場面は、四つん這いになった妻の後ろに男が膝を付きながら
近づいていく。
妻は、男の方を振り向き何か話し掛けている。
その瞳は潤み、唇は少し震えるように、何かを哀願する様に男に
向けられている。
次の瞬間、男の腰は大きく前に押し出され、妻は髪を振り乱しながら
歓喜の声を上げている様な顔に変わる。
男の腰に手を回し、自らの身体を男の下腹部に押し当て、まるで
もっと自分の身体の奥底に男のものが入り込む事を催促するように、
その前後の運動は激しさを増していく。
妻の動きに合わせる様に、男の繰り出す腰の動きにもスピードが
増していく。
私は、息苦しくなり妻の名前を呼ぶが声にならない。
二人の動きは、激しさを増すばかりで、私の制止する声など届く
様子は無い。
私は二人に近づこうと必死になって前へ進むが、中々前に進まない、
まるで水の中を必死に歩いているように、その歩みは苛立つ程に
遅く感じられる。
やっと二人を触れるくらい近づいた頃には、二人とも行為の頂点を
迎えていた。
事を終えた二人は、私のことなど無視するかのように、余韻を楽し
むようにキスを始める。
私は必死になって男の顔を覗き込む、次の瞬間私は体中から汗を
噴出しながら夢から覚めたのでした。
  1. 2014/11/21(金) 02:39:07|
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夢うつつ 第1回

一枚の紙の前で沈黙が続く。
一体どの位の時間が過ぎたのだろう。
ほんの数秒で他人に成れる、いや他人に成る。
数年前、笑顔で書き記した二人の名前。
今は笑顔など何処にもない。
私には一滴の涙すら残っていなかった。
意を決してペンを握る私・・・・
息を呑み込み呼吸を止め、目を瞑る妻。
自分の名前を書き終え、薄いその紙を180度ゆっくりと回し、妻の前にペンを沿えて少し押し出す。
また目を瞑り俯く妻、スカートの裾を強く握り締める。
言葉は何も無かった、ただ握り締めた妻の手の甲には大粒の涙が
落ち続けた。
やがて妻は、俯いたままの頭を大きく左右に振り出した。
もう終わりなんだ、元には戻れない。
妻はソファーに泣き崩れ、暫く嗚咽にもにた声で鳴き続けた妻は
まるで現実から逃避するかのように、深い眠りに入った。
私はその姿が哀れに思え、揺り起こすことも無く、妻の目覚めを
待つことにする。
もう結論は出ている、急ぐことはない・・・
何故か自分に言い聞かせている私が居ました。
妻に毛布を掛けながら、出る筈の無い涙か頬を伝う。
何時しか私も眠りに入り、何度も見た悪夢をまた見てしまう。
見たことの無い現実を・・・
  1. 2014/11/21(金) 02:31:54|
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強がり君 第17回

さーて。早く帰らなければ妻が心配だ。
「このまま帰ります?」
そうか。食事がまだだった。
このまま帰れば、ただエッチがしたいだけの男だと思われる。
「寿司でも食べに行きましょうか?」
しまった。寿司の前に回転を付け忘れた。
「お寿司もいいけれど、焼肉でもいいですか?凄く疲れちゃって。早く体力
を取り戻したい時はお肉ですよね?」
肉は、食べてすぐにはエネルギーに変わらないと聞いた覚えが有るぞ。
消化も良くて、すぐにエネルギーになるのはバナナだ。八百屋に行こうか?
「大丈夫ですか?」
「私、あんなに、激しくされたの、初めてだから。」
激しくされた?誰が?
最後は一方的に、俺が犯されていた様な気がするのだが。
「ご主人が、あんなに激しく責めるから、もう腰だって、フラフラで。いや
だー、私ったら。恥ずかしい。」
恥ずかしいと言って可愛く手で顔を隠しているが、本当に覚えていないのか?
腰がフラフラなのも、勝手に俺の上で激しく腰を使っていたからだぞ。
その時私の脳裏には、若年性アルツハイマーという病名が浮かんだのであった。
「来週の金曜日に、また会って頂けますか?ウフッ。」
これは少しまずいぞ。ウフッ。
自分の山のマツ茸しか知らなかった奥様が、出来心で隣の山のマツ茸をとっ
て食べた。
すると、自分の山のマツ茸より美味しかったので、隠れて隣の山のマツ茸ば
かりを食べる様になってしまった。
最初はそれで良かったが、次第にそれでは満足出来なくなり、最後には隣の
山そのものが欲しくなってしまう。
訂正、マツ茸をナメ茸に直して下さい。お手数をお掛けします。
いかん、このままでは深入りしそうだ。分別の有る大人ならここが退き際だ。
「駄目ですか?私、良くなかったですか?私の事嫌になりました?」
「とんでも有りません。来週では無くて、出来るなら毎日でも会いたいです。」
おい、おい。分別の有る大人はどうなった?
すまん、急に気が変わった。
家には、垂れてはいるが巨乳の若い妻がいて、外にはムチムチで美人な年上
の浮気相手がいる。
おまけに、その美人熟女はチンチン帽子無しで出来る。
美人に中出し。熟女に中出し。人妻に中出し。ナースに中出し。
ウーン、マンダム。まさしく男のロマンだ。
俺はいつまでも少年の様な心を持ち続け、男のロマンを追い求めたい。
いかん、すっかり遅くなってしまった。
さーて、妻に何て聞こう。奥様との事も有るから気が引けて、どうも問い詰
め難いぞ。
そうだ、少し重いがヨイショと。これでいい。自分の事は棚に上げた。
「今日はずっと家にいただろうな?」
「いいえ?役員仲間のお母さんに誘われたヨガ教室に初めて行って、その後
お茶に誘われたので10時ぐらいに帰って来ましたけど?」
「なにー。」
「えっ?私が断ったら、その後あなたが行って来いと。」
一昨日妻の携帯に電話が有った時、その様な会話が有った様な気がする。
「私が、もう役員会には行かないから付き合いも薄くなるだろうし、夜1人
で出掛ける様な事はしないと言ったら、あなたが、2人が同時に出なくなった
ら他の人が変に思うから、今後もお前は役員会に出ろと。その為の多少の付
き合いはしても良いと言って。」
そうだ、自分の気まずさから、確かにその様な事を言った覚えが有る。
たいして気にもしないで言ってしまったが、まさか今日だったとは。
携帯の番号も変えたし、メールや電話の送着信記録はいつでも見られる約束
をしたので安心していたが、俺が得意先に行っていない時や、こいつが買物
に行った時に、公衆電話から市役所に電話をすれば証拠も残さずに連絡はと
れる。
新しい番号を教える事だって可能だ。
表示された名前だけ確認して俺は風呂に入ったが、本当にあの電話は女から
だったのか?
確かに女の名前だったが、もしもあの男からだとすると、登録名に何か関連
性が有るかも知れない。
表示された名前は確かナオコだった。あいつはヒデオ。
やはりオが同じだ。3文字の内1文字も同じだという事は3割3分3厘。
松井秀喜選手がジャイアンツにいた頃、この打率で首位打者をとっている程
の高打率だ。
考えすぎかもしれないが、ナオコにはナメクジ男のナの字も含まれている。
まさかヨガには行かずに、ヨガりに行っていたのでは?
うまい。山田君、座布団を2枚持ってきてあげて。
  1. 2014/11/20(木) 08:12:51|
  2. 強がり君・強がり君
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強がり君 第16回

あのナメクジ男は何と贅沢な奴だ。国生さゆりでも飽きたと言うのか?
俺なら毎日、朝昼晩と3食美味しく頂くぞ。
「奥様を裏切らせてしまってごめんなさい。」
「いいえ、お互い様ですよ。」
「今日会う約束をしたのも、本当はあの人を嫉妬させたいだけだったの。約
束してから毎日の様に、あと何日でデートだと言って反応を見ていて、今日
は行かないでくれと言ってくれるか、明日はやめろと怒り出すかと毎日待っ
ていたのに一向にその様子は無くて、今日会う前にも、今から会ってきます
と携帯に電話したの。そうしたら止めるどころか、俺も出掛けるからゆっく
りして来てもいいぞ、ですって。もう頭に来たから、それで私。」
そうか、そうか。理由は何でもいい。
俺に抱かれる気になった事に意義が有る。
そう言えば妻も、今から会うと言って俺がシャワーを浴びていたのに、何も
言わなかったぞ。
今頃、俺達がいない事を良い事にナメクジ男と会っていて、ナメクジが妻の
身体を這いずり回っているのでは?
いかん、もう帰ろう。
いや、チンチン帽子がまだ1個残っている。
いや、妻が心配だ。でも、国生さゆりが。いや妻が。でも、国生が。
おや?奥様、そんなに恥ずかしいのですか?
布団に潜って顔を隠してしまって。カッワユーイ
ちょっと奥様、やめなさい。俺は今考え事が。
お口がお得意なのは分かりましたから、今はやめなさい。
いくらそんな事をされても、2回も出してすぐには。
えっ、元気になってきた?ロッキーの奴、勝手な行動をしやがって。
奥様、何とはしたない。自分から跨って腰を使うんじゃない。
分かりましたから、せめてチンチン帽子を。
駄目だ、犯されてしまうー。
フー。この歳で流石に3回連続はきつい。
俺は3回できついのに、いくら若かったとは言っても、夏の甲子園40回記
念大会、坂東英二投手の延長18回引き分け、翌日再試合の凄さが分かる。
そんな事よりも、チンチン帽子無しで出してしまったぞ。
可愛いベビー誕生か?
奥様に似ていれば良いが、俺に似た女の子でも知らないぞ。
「奥さん、中に出してしまいました。ごめんなさい。」
「最初つけてくれた時に言おうかどうしようか迷っていたけど、恥ずかしく
て言えませんでした。実は、今年の春頃に、終ってしまって。」
「終ったって生理の事ですよね?いくら何でも早いのでは?」
「ええ、早いと思いますが個人差が有るから。この歳なら特別不思議な事で
はないです。」
「失礼ですが、奥さんはおいくつですか?」
「先月48歳になりました。」
ヒエー、ウソー。俺より3つもお姉たま?
若いナース達に囲まれて、一緒に仕事をしていると若くなる?
身体だってどう見ても48には見えない。
俺は42歳ぐらいだと思っていたんだぞ。
よくも今まで6歳も鯖を読み、俺を騙し続け、若い身体を弄んだな。
勝手に俺が思い込んでいただけだが。
「ご主人はおいくつなのですか?」
「主人は50歳です。」
つまらん奴。見たままだ。何も面白い事を言えない。
どうせ見たままなら、せめて51歳にしておけ。妻と12歳違いという事は
同じ干支?奇遇だと言えたのに。
それにしても、よくも2人して俺達夫婦の若い肉体を弄んだな。
あの男が妻の身体を弄ぶ事は金輪際、絶対、絶対、ゼーッタイ、許さーん。
俺はもう少し奥様に弄ばれていたい。
  1. 2014/11/20(木) 08:11:37|
  2. 強がり君・強がり君
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強がり君 第15回

俺はまだ出してもいないのに、この心地良い達成感は何だ?
「恥ずかしいです。私だけ、あんなに。」
そうか。そうか。自分だけ乱れた事がそんなに恥ずかしいか?
それなら、おじさんがもっと恥を掻かせてやろう。
いかん、奥様の奇襲攻撃。いや、奇襲口撃だ。
何としてもカップラーメンだけには負けたくない。
ウッ、完敗だ。おじさんは恥を掻いてしまった。
なにー?飲んじゃったの?うそー。
嬉しい。苦節45年、妻にさえも飲んでもらった事は無かったのに。
「飲んでくれたのですね。凄く嬉しいです。」
「えっ?お口でした時は普通飲むのじゃ?主人にそう教えられて。」
何と気持ちの良い事を教え込んでいるんだ。
歳が歳だからやる事は多少大胆だが、意外と初心で何も知らない?
全国のナースの皆さん。わたくしは今まで、ナースの皆さんは凄くエッチで
セックスに詳しく、初心な方などいないと思い込んでいた事を、ここに深く
反省すると共に、お詫び申し上げます。
ウワッ。こら、キスをして来るな。やめろ、舌まで入れるな。
自分の出した物を舐めているようで気持ち悪いじゃないか。
こうなれば“レスリング、バックをとればポイント追加”攻撃で。
背筋をチロチロ、時には強く、お手々はお尻を触りましょ。
あら奥様お恥ずかしい。腰が上下に動き出していますわよ。
それならお尻を持ち上げて、後ろに回ってペロペロと。
「イヤー。コンナノハズカシイデス。ヤメテー、イヤー。」
嫌と言いながら、俺の口に自分から押し付けて来ている様に感じているのは、
気のせいだろうか?
エイドリアーン。
おっ、ロッキー。今日は復活が早いな。
今エイドリアンに会わせてやるから少し待て。
外は日差しが強いから、ちゃんとお帽子を被って。
よし、会いに行ってもいいぞ。
気持ちいいー。超気持ちいい。
いかん。出したばかりでも余り耐えられそうに無いぞ。
では、最初は三拍ー子。
スロー、スロー、クイック。スロー、スロー、クイック。
「アッ、アッ、アーン。アッ、アッ、アーン。」
奥様もこのリズムに慣れて来たな?それなら四拍ー子。
スロー、スロー、クイック、クイック。スロー、スロー、クイック、クイック。
「ダメー。ソンナノダメー。ソンナニツヨクサレタラ、コワレチャウ。」
えっ、今何と?確か壊れちゃうと言いました?
男の夢だ。
俺のお粗末な物で、こんな言葉を聞く事は一生無いと思っていた。
これもナメクジ男が、奇跡的に俺のよりも小さかったおかげだ。
頼む。もう一度でいいから聞かせておくれ。
スロー、スロー、クイック。クイック、クイック、クイック、クイック。
「ダメー、コワレチャウ。ワタシモウダメ。イヤ、イヤ、イヤ、イヤー。」
危なく奥様に合わせて、俺まで終わってしまうところだった。
チンチン帽子を着けていなければ、確実に終わっていたな。
やはり最後は、奥様の顔を見ながら終わりたいからひっくり返して。
「スコシヤスマセテ。イヤ、イヤ、マタダメニナル。ヤメテ、イッチャウ。」
今気付いたが、奥様は感じてくると言葉が全てカタカナになってしまうな。
「オレモデソウダ。イッショニイコウ。ダスゾ、ダスゾ。」
いかん。俺までカタカナになってしまった。
「ダメ、ダメ、マタ、イッチャウヨー。イヤ、イヤ、イヤー。」
美人はいく時の顔も美しい。
待てよ。最近妻とは顔を見なくて良いように、逆に最後は後ろからして終る
事が多かった様な?まあいいか。
「私恥ずかしい。凄い乱れ様だったでしょ?」
何て答える?何て?何て?ここは石田純一になり切れ。
「いいえ、とても素敵でしたよ。乱れた奥さんも凄く魅力的でした。」
「あんな姿を見られて、消えて無くなりたいほど恥ずかしいです。」
そんな事は、俺のロッキーを掴んでいる手を放してから言え。
「主人とはここ3ヶ月ほど無かったから、余計に感じてしまって。」
3ヶ月も?そんな勿体無い事を?信じられん。
3ヶ月と言うと、妻と浮気をし始めてから?
国生さゆりを抱かずに、あの。あの、あの、難しい。妻を誰に例える?
そうだ、この書き込みが見つかってしまった時の為に優香にしておこう。
優香なら妻も喜ぶだろう。顔は全然違うが、乳の大きさは似ている。
国生さゆりを抱かずに、優香を抱いていたのか?
いや、文章としておかしい。
優香ならそれも有りだな。
  1. 2014/11/20(木) 08:10:38|
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強がり君 第14回

何だー?この柔らかい唇は。
この唇が後で俺の。ワオー、ワオー、ワオー。
先ずは、まな板に乗せて。前を開き。次に皮を剥ぎ。
おっ、下着を着けていない。下着を脱がす楽しみは1つ減ったが、目の前で
国生さゆりの裸を見られるとは、あの当時では想像も出来なかった。
乳は妻ほど大きくは無いが、さほど垂れてはいない。マル。
乳首は妻よりも小さくて、色も黒くない。マル。
やはり腹の周りは多少肉が付いているが、それでも充分括れている。マル。
いよいよ、本日のメインイベント。
薄い陰毛の下には。国生さゆりのオ○○コクラブが。マルー。
マル4つ頂きました。
何よりも、この肌の白さはなんだ?透き通る様な肌とはこの事だな?
身体を透して下のシーツがはっきりと見える。
そんな訳無い?当たり前だ。それほど白くて綺麗だと表現したかっただけだ。
「そんなに見ないで下さい。こんなおばさんに成ってしまった身体、恥ずか
しいです。」
「いや、凄く綺麗だ。こんな綺麗な身体を、今までご主人1人が独占してい
たのか?罪な事だ。こんなおばさんに成った身体って言ったが、昔はこれ以
上に綺麗だったのか?信じられん。」
いかん、あの変な台詞が頭に浮かんでしまっていた。
「私1人が裸なのは恥ずかしいです。ご主人も脱いでー。」
ついに私の恥ずかしい物を見せる時が来てしまった。
心の準備が整うまで、ここは時間稼ぎを。
「ご主人はやめて下さい。出来れば名前で呼んで下さい。」
「だったら私の事も奥さんはやめて、里美と呼んでね。」
いやだ、おれは里美よりも奥さんの方が興奮する。
よし、いよいよお披露目といくか。どうにでもなれ。玉砕じゃー。
「まー、立派。こんなの怖いわ。ここに寝てみて。少し触ってもいいですか?」
そんなに触るな。今はチョウチョがとまっても出そうなんだから。
「主人のより、長くて太ーい。」
嬉しい。生まれて初めて言われた。でも、出来れば「主人のより」は外して
欲しかった。
俺のが大きく見えるという事は、よほどナメクジ男のは小さいのだな。
それよりも「恥ずかしくて。」「私怖いの。」はどこへ行ったの?
このままでは本当に出されてしまうぞ。何か話して気を紛らわそう。
「大きいなんてからかわないで下さい。病院にいると色んな人のを見る機会
も多いでしょ?何か皮肉を言われているようで。」
「皮肉なんて。よく見ますが、大きくなった時のなんてほとんど見ません。
たまに剃毛している時に元気になってしまう患者さんもみえますが、私には
八百屋さんのナスやキュウリと同じです。八百屋の奥さんがナスやキュウリ
を見て、いちいちそんな事を考えていたら仕事にならないでしょ?」
何と言う例えだ。近所の八百屋の若奥さんが、ナスやキュウリを使って楽し
んでいるのを想像してしまって、余計に危なくなって来たじゃないか。
「でも仕事を離れれば別。今からこれがと思うと、主人のより大きくて怖いの。」
何が「怖いの。」だ。怖い奴がそんな触り方をするな。
いかん、このままでは本当に俺だけいかされてしまう。
誰か助けてくれー。
何をやっておる。
あっ、隊長。来てくれたので有りますか。
黙って敵の作戦に合わせていないで、すぐに押し倒して形勢を逆転せんか。
了解。
次はどの様な攻撃を仕掛けましょう。
馬鹿者。
お前は、確かに実戦経験は不足しておるが、あれだけの訓練を積んで来ただろ。
AVを教官に招き、エロ本を教科書にし、妻を実験台として、血の滲む思い
をしながらやって来た、あの特訓は何だったのだ?
そうでした。忘れておりました。
さっそく“デリケートな部分は後でね。舐め舐め焦らし作戦”を決行致します。
「アーン、アーン。」
隊長、敵が根を上げ出しました。もうそろそろ宜しいでしょうか。
もう胸の山頂にいる敵は攻めてもよいが、谷間の敵はまだだ。
了解。
「アー、アー、イヤーン、アーン。」
隊長、逆に敵が腰を振って、谷間への攻撃を催促しております。
今一気に攻めれば、敵は降伏するかと。
いや、まだだ。まだ攻めるな。まだだぞ。よし、今だ。
徹底的に攻めろ。徹底的に攻め続けろ。
了解。
「アーン、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメー。」
隊長、やりました。敵が降伏致しました。
よくやったぞ。辛い戦いだったが、よく迫撃砲を温存した。
後はもう大丈夫だな?困った時はまた特訓を思い出せ。
了解。有難う御座いました。
  1. 2014/11/20(木) 08:08:51|
  2. 強がり君・強がり君
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強がり君 第13回

本当に来てしまったのか?夢じゃ無いか一度オチンチンを抓ってみよ。
いかん。奥様が腕を組んできて乳を腕に押し付けるから、早くもロッキーが
目覚めてしまい、大きく膨らんでいて歩き難い。
ここまで来て見栄を張るな。歩き難いほど大きいか?
本当はパンツに擦れるだけでも、出てしまいそうで歩き難いのだろ?
早くこの後のシュミュレーションをしておかねば。
部屋に入ったら奥様の両肩に手を置いて瞳を見詰める。
奥様は目を閉じるから、最初はそっとソフトなキスをする。
次に。いかん、最近のエレベーターは早いな。もう部屋に着いてしまった。
先ずは奥様の肩に。あれ、どこに行った?
「これは何?カラオケだ。これは?最近のラブホテルって凄いんですね。お
風呂は?ひろーい。シャワーはやめてお風呂に入ろう。うわー、蛇口が大き
いから見る見るお湯が溜まっていくわ。」
小学生の社会見学か?完全に国生さゆり奥様のペースだ。
「お風呂お先に頂いてもいいですか?ごめんなさいね。」
お先にと言う事は俺も入るの?やはりその気は有るようだ。
よし、今の内に確認を。チンチン帽子は2個か。足りるか?
足りなければまた貰えるのか?おかわり自由か?
何だ?いざとなったら妻の顔が浮かんできたぞ。
こら、今は忙しいんだ。あっちへ行け。シー、シー。
お前だって俺を裏切って楽しんだだろ?あっちへ行け。シー。シー。
しつこい奴だ。お前がその気なら、俺は奥様と一緒に風呂に入ってやる。
そうすれば流石のお前もどこかに行くだろう。
待てよ。入って行く時は前を隠すのか?いや、隠すのは変だな。
そうかと言って堂々と見せる自信は無いし、その上既に目覚めてしまってい
るのもばれて恥ずかしい。
これは大問題だぞ。
「お先にごめんなさい。」
えっ、もう出たの?それなら俺は、出掛けにシャワーを浴びてきたから、別
に入らなくてもいいや。
いや、やはりロッキーだけでも、もう一度洗っておくか。
いかん、自分の手で洗っているだけでも出そうだ。
おや?奥様はやけに静かになったが、まさか俺を置いて?
良かった。ベッドに座って俯いている。
「あっ、出られました?ご主人、せっかくカラオケがあるから一緒に歌いま
せん?そうしましょう。曲は何がいいかな?」
“セーラー服を脱がさないで”を久し振りに聞いてみたい気はするが、温厚
な俺でも流石に怒れて来たぞ。
奥さん、あなたはついに、眠れる獅子を起こしてしまいましたね。
これでも学生の頃はみんなから、羊の皮を被った狼と恐れられたのですよ。
修学旅行の風呂場ではみんなから、皮を被ったホワイトアスパラだと、笑わ
れましたが。
「奥さん!」
「ごめんなさい。私、恥ずかしくて。」
おっ、大きな声を出したら、急にしおらしくなったぞ。
つーかまえたー。おー、いい香りだ。
「待って下さい。私、主人以外は初めてなの。正直に言うと主人の前に付き
合っていた彼と1度だけ有ったけれど、その時はただ痛かっただけでよく覚
えていなくて。だから主人しか知らないのと同じなの。私怖いの。だから私。」
本当にー。カッワユーイ。
大丈夫ですよ。俺に全て任せなさい。
いや、大丈夫だろうから。俺に全て任せなさい。
いや、大丈夫だと思う。いや、大丈夫かも知れない。いや、大丈夫だといいな。
  1. 2014/11/20(木) 08:07:52|
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強がり君 第12回

外では社長と呼ばれているが、今までは事務所の掃除まで俺の仕事だった。
ところがもう掃除はしなくてもいい、何故なら社員が1人出来たから。
乳は垂れて乳首は黒いが、言われた事は何でもする無給の社員。
しかし、社員が出来ても今週は流石に疲れた。
熟睡出来ないと、この歳では仕事が辛い。
俺は国生さゆり奥様の夢が見たいと、寝る前にはあれだけ神様にお願いして
いたのに、何で妻がナメクジ男に舐められている夢ばかり見るんだ?
神は我を見放したのか?
それにしても奥様は遅いな。
仕事が終わってから、一度家に帰ってシャワーを浴びたいので、7時にして
下さいと言ったのはそっちだぞ。
もう18秒も過ぎているんだぞ。
時間にルーズな女は、お股もルーズだと良いのだが。
しかし遅い。お股を想像している間に、もう2分37秒も過ぎてしまった。
待ち合わせの場所は合っているのだろうな?
この前の公園でと言っていたが、コノマエノ公園という名の公園が有るんじ
ゃ無いだろうな。
おっ、やっと来たな。やはりこの公園で合っていた。
今日は最初にガツンとかまして俺のペースに持って行くぞ。
先ずは遅れて来た事をそれと無く責め、優位に立ってから何が何でも俺の車
に乗せる。
喫茶店にでも行きましょうと言いながら、ホテルの有る方向へ車を走らせ、
ホテルが近付いたらスーピードを落とす。
えっ。そんな。まさか。何と言って断ろう。
しかし車はホテルを通り過ぎようとする。
良かった。そうよね。喫茶店に行くんだもの。
ほっとしたその瞬間、急ハンドルを切ってホテルに入る。
当然奥様は急ハンドルに驚き、そこがホテルの駐車場だと知って動揺する。
駄目。私、そんなつもりでは。
しかし、まだ心臓がドキドキしている奥様は正常な判断が出来ない。
どうしよう。部屋まで来てしまったわ。
ダメ、そんな事されたら私。ダメ、ダメ。
「遅くなってごめんなさい。」
ウワー、ビックリした。
「事故の患者さんが入ったもので、いつもの時間に帰れませんでした。待た
せしてしまいました?ごめんなさいね。」
「いいえ。私も今来たところです。」
いかん、計画通り進まない。急に声を掛けられて俺が動揺してしまっている。
「慌てて来たもので喉が渇いてしまって。私の車で喫茶店にでも行きましょ
う。どうぞ乗って下さい。どうぞ、どうぞ。」
「いいんですか?申し訳ないです。」
駄目だこりゃ。
「本当にごめんなさいね。帰ろうとしたところに救急車が入って来て、ケガ
人が2人いると言うもので、帰れなくなってしまって、結局家にも帰らずに、
シャワーも浴び無いまま急いで来たので汗臭いでしょ?」
「いいえ、別に。」
何だその、素っ気無い返事は?そんなに落ち込むな。
今日が駄目でも、まだチャンスは10回残っているだろ?
次回に繋がる会話をしないか。一緒に食事もするのだろ?
今日のところは、奥様が食べ物を口に入れる様子をよーく見て、想像力を最
大限に発揮させて楽しめばいいじゃないか。
もういい。どうせ後の10回も駄目に決まっている。
帰ったら邪念を振り祓う為に、頭を丸めて仏門に入る。
「汗臭いからシャワーを浴びたいわ。シャワーの有る所に入ってもいいで
すか?」
おい!何をすねてボーとしている?聞こえなかったのか?返事をしないか。
奥様はシャワーを浴びられる所に行きたいと、おっしゃっておられるのだぞ。
喫茶店やレストランでシャワーを借りている人を見た事有るか?
えっ、ウソー。本当にそう言った?間違いない?確か?確か?
「今何て言われました?」
「恥ずかしいから、何度も言わせないで。」
ヤッター、ヤッター、ヤッターマ止めた。ふざけている時では無い。
途中で止めてしまって気持ち悪い?
俺は今それどころでは無いので、気持ち悪い方は各自で叫んで下さい。
  1. 2014/11/20(木) 08:06:47|
  2. 強がり君・強がり君
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強がり君 第11回

表彰状。あんたは偉い。
そんな見え透いた事を平気で言える神経は只者では無い。
何か眠くなって来たぞ。
昨日寝ていないからか?それも有るが、それだけでは無い気がする。
きっと、この馬鹿馬鹿しい話のせいだ。
詳しい様子は第二回で聞く事にして、1番気になっている事だけ聞いて早く
寝よ。
「あいつのは大きかったか?俺のより大きくて気持ち良かったか?」
嫉妬心とコンプレックス丸出しじゃないか。やはり寝不足の時は駄目だ。
「いいえ、あなたの方が、大きかったです。」
お前、顔が赤くなって来たぞ。酒でも呑んだのか?
まさか、俺が楽しみにしていた、冷蔵庫の中の最後のビールを?
「俺の機嫌をとりたいのか?正直に言ってみろ。大きかったのだろ?」
「本当です。」
嘘をつくな。本当は分かって聞いているんだぞ。
自慢では無いが、俺は仲間と温泉旅行に行くと、おしゃべりだからいつも皆
の輪の中心にいるが、温泉に入る時だけは皆の輪から離れて、1人だけ1番
隅の籠を使うんだぞ。
体をタオルで洗ってからは、そのタオルはお湯に入れないのがエチケットだ
から、みんなはオデコに乗せたりしているが、俺なんか前を隠したまま入っ
ていて、隣にいた爺さんに注意された事も有るんだぞ。
行った温泉が濁り湯だった時は凄く嬉しいんだぞ。
どうだ?それでもまだ、俺の方が大きいと言い張るのか?。
「本当です。離婚だけは許して欲しいから。もうあなたに嘘はつきません。」
本当なのか?俺の勝ちか?奇跡だ。
「でも、お前はあいつに抱かれて気持ち良かったのだろ?気持ち良くも無い
のに、何回も抱かれたりしないだろうからな。それとも、セックスは関係無く、
あいつを愛していたのか?」
「正直に話しますから怒らないで下さい。5月の役員会の時にお茶に誘われ
ました。何人か誘われているのだと思って喫茶店に行くと、そこにいたのは
彼だけでした。あなた以外の男性と2人だけで喫茶店にいると思うと、何故
か凄くドキドキしてきて、久し振りに女で有る事を思い出してしまいました。
彼は私を見詰めながら凄く綺麗だと褒めてくれて、帰り際に、以前からずっ
と私が気になっていたと告白され、悪い気のしなかった私は、つい次の約束
もしてしまい、妻で有る事も忘れて恋愛ゴッコをしていました。彼を愛して
はいません。今思うと、彼では無くて他の人だったとしても、同じ事をして
しまったかも知れません。ごめんなさい。」
女で有る事を思い出した?おい、お前は自分を男だと思い込んでいたのか?
駄目だ。妻の話が重すぎて、気の利いたギャグが浮かばん。
「恋愛ゴッコは分かったが、どうして抱かれた?あいつにされて感じたのか?
気持ち良かったのか?やはり本当は大きくて、それの虜に成っていたのと違
うのか?」
「今は関係を持ってしまった事を凄く後悔しています。何回か2人で会って
いる内に、私には子供までいるのも忘れて、普通の恋人同士の様な感覚にな
ってしまいました。それと、これも正直に言います。彼のは決して大きくは
無かったです。いいえ、はっきりと言って小さかったです。でもそんな事は
関係無くて、あの前に長い時間を掛けて、優しく触ってくれました。気が遠
くなるほど延々と舐めてくれました。そうです。私感じてしまいました。凄
く気持ち良くなってしまいました。また抱いて欲しいと思ってしまいました。ごめんなさい。」
足りない物は、他の物で補う。うーむ、勉強になる。
俺もあんたの様な先生に教えてもらっていたら、また違った人生を送ってい
たかも知れない。
いかん。そんな事を言っている場合では無い。
つい妻の話にのめり込み、俺が反省する所も有ると思ってしまったが、やは
り怒りは収まらん。
確かに正直に話せと言ったが、こいつ惚気ているのか?
それとも、最近前半を手抜きしていた俺へのあてつけ?
お前だって最近料理を手抜きしているからお相子だろ?
気が遠くなるほど延々と舐められた?まずい。その光景が浮かんで来た。
また怒りで眠れなくなるぞ。
あれ?怒りより、どうして寂しさが?
今後あの男の事をナメクジ男と呼ぶ事にして、今日のところは寝よう。
待てよ。国生さゆり奥様との事で、まだ完全には興奮が醒めていない今、前
回の様に赤いパンティー攻撃を食らったら?
いや、ベージュのおばさんパンツ攻撃でも、今の俺には持ち堪える事が出切
るかどうか疑問だ。
俺の迫撃砲で敵を粉砕したいが、隊長の命令は絶対だし。
ここは一先ず敵を避けて、逃げるしか無いな。
「1人で色々考えたい事も有るから。お前は他の部屋で寝ろ。」
やっと眠り掛けたのに、こんな時にメールして来るのは誰だ?
おっ、国生さゆり奥様からじゃないか。
帰る前にアドレス交換したばかりなのに、奥様って凄く積極的なのですね。
眠ろうとしても俺の顔が浮かんで来て眠れませんか?
俺に惚れてしまいましたか?そうだとすれば俺も罪な男だ。
いや、まさか俺の顔が浮かんでうなされたのでは?
金曜日の夜はご都合いかがですか?詳しくはまたお電話させて頂きますだと。
仕方ない、付き合ってやろう。
その代わり何が起こっても知らんぞ。
妻の話を聞いた今の俺は、今までの俺では無いぞ。
おばさんパンツを見られて恥を掻きたくなければ、今度は必ず勝負パンツを
穿いてくるのだぞ。
  1. 2014/11/20(木) 08:05:42|
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強がり君 第10回

美人だったが台風の様な奥さんだったな。
なんだ?この我が家の静けさは。これが台風一過という物なのか?
俺は寂しいのが嫌いだから、せめて妻を虐めて泣き声だけでも聞くか。
長らくお待たせ致しました。ただ今より第一回“垂れ乳妻と寝癖頭男のセッ
クスについて語る会”を開催させて頂きます。
しかし、聞き方が難しいぞ。嫉妬していると悟られるのも嫌だし。
よし、ここは遠回しに他の話題から。
「お前達は今までどんなエッチをしていたか、最初の日から順に詳しく話せ。」
いかん、焦ってしまった。何が遠回しだ。そのまんまじゃないか。
「ごめんなさい。許して。そんな事聞かないで。」
「言えない様な凄い事をされていたのか?」
「いいえ、違います。許して下さい。」
これはいい。嬉しい誤算だ。
俺が嫉妬心から聞いているのでは無くて、虐める為に話し辛い事を聞いてい
ると、勘違いしているようだ。
皆さん、覚えてくれました?それではご一緒に。
“相手に恐怖を与えたければ短い言葉に限ります。”
ご唱和有難う御座いました。
「そうか。離婚。」
「それだけは許して下さい。離婚だけは。」
「いや、離婚。」
「メールで6月10日に2人で食事をしようと誘われて、お寿司屋に行って
から、ホテルに入ってシャワーを浴びて、その後ベッドで。2時間ぐらいホ
テルにいて、私の車が止めてあった公園まで送ってもらい帰りました。」
そうか、そんな話し辛い事をよく話してくれた。
おい、違うだろ。
いかん。1人で乗り突っ込みをしてしまった。
「そんな大雑把な話を聞きたいと言ったか?もういい。」
「ごめんなさい。隠す気はないんです。でも自分からは話せません。あなた
から聞いてくれれば何でも答えますから、それで許して下さい。」
またまた皆さん、ご一緒に。
いや、飽きられると嫌だから今回はやめておきます。
よし、お前がその気なら、俺から質問してくれと言った事を必ず後悔させて
やる。
その時の指の動き、息遣いまで、じっくりと、詳しく聞かせてもらおうか。
どうせ最初は、寿司屋で酒を呑んで酒の力を借りたに決まっているが、分か
り切っている事でも、全てお前の口から白状させてやる。ムフフフフフ。
今夜は酔ってしまった。何もしないから、そこで少し酔いを醒ましていこうか?
良く聞くパターンだ。
「寿司屋で酒を呑んだのか?」
「いいえ、飲酒運転になるから呑みませんでした。」
おかしい。こいつら定石を知らんのか?
「ホテルに何と言って誘われた?」
「お寿司屋さんを出て、車に乗るなり手を握られて、君が欲しいと一言だけ。」
えっ、あの男があの顔で?いかん、耐えろ、気を取り直して次を聞くんだ。
まさかあの男、こいつの垂れた乳や真っ黒な乳首を見て、腹の中で笑わなか
っただろうな?
「お前は俺以外の男に、裸を見られて恥ずかしくなかったのか?最初に裸を
見られたのはベッドの上か?お前の裸を見てあいつは何か言ったか?」
危ない。我ながら良く我慢した。
「裸」の前に「そんな」を付けてしまうところだった。
「私がシャワーを浴びていたら急に入って来たので、恥ずかしくて手で身体
を隠しました。そうしたら、入り口の壁に片手を付いて、足を交差させて。
綺麗だ。その綺麗な身体を隠さないで、私によく見せておくれ。素晴らしい。
こんな綺麗な身体を、今まで1人の男が独占していたのか?何て罪な事だ。
と言われて。」
ヒエー、あの寝癖頭でか?
いかん、歯医者の予約をとらなければ。歯が浮いて来たぞ。
「私だけが裸で余りに恥ずかしかったので、また手で隠して。見ないで。こ
んなに崩れてしまった身体を、こんな明るい所で見られると恥ずかしいです。
と言ったら驚いた顔をして。なに?崩れてしまった?こんなに綺麗なのにど
こがだ?崩れてしまったと言う事は、以前はこれ以上に綺麗だったのか?信
じられん。もしそうなら、その頃の君も是非見てみたかった。と言われました。」
歯医者の予約はやめた。余りに馬鹿馬鹿しくて歯が元に戻った。
  1. 2014/11/20(木) 08:04:43|
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強がり君 第9回

この悔しさを、どうしてくれよう。
この悔しさを2人にぶつけて。駄目だ、もう奥様の芝居が始まっている。
「奥さん、ありがとう。ご主人凄く良かったわよ。うちのとは比べ物になら
ないぐらい良かったわ。こんなに感じたのは初めてだわ。こんなご主人がい
ながら、どうして浮気なんか?」
「里美ー。」
いよっ、流石大女優。俺まで騙した大女優。
「里美も凄く良かったぞ。里美を抱いたら、もうこいつを抱く気にもならん。」
「あなたー。」
どう?どう?俺の演技どう?少しわざとらしかった?
「里美って。お前達本当に?」
「何か文句が有るの?あなたは離婚したいの?私達は子供の為に何とか離婚
は避けようと、何とか我慢しようと思って、少しでも気が収まる様に。分か
ったわ。もう終わりね。」
「いや、文句なんて。何をしてもいいから、離婚だけは勘弁してくれよ。」
この旦那弱い、弱過ぎる。まるで俺を見ている様で情けなくなる。
「奥さん、いつからこの人と付き合いだしたの?」
あーあ、始まってしまった。またもや連続攻撃。
「それは、いつからと、言われても、そのー。」
いかん。妻よ、早く言うんだ。奥さんの顔を見てみろ。
切れるぞ。切れるぞ。5秒前、4、3、2、1、キュー。
「なんてフシダラな女なの。主人のペニスを始めて入れられた日も覚えてい
ないの?それとも他に何人か男がいて、誰といつしたかも分からないの?」
ペニス?流石看護師。
でも、出切ればペニスより、奥様の口からオチンチンと言って欲しかった。
しかし、興奮してくるとそのお綺麗なお顔で、何とお下品な事を。
でも、もっと興奮してもっとお下品な事を言ってくれないかな?
奥さんの口だけ見てよ。
「そんな事は無いです。お食事に行ったりして、2人だけで会い出したのは
5月の役員会の後からです。初めてホテルに入ったのは6月10日です。」
「覚えているならすぐに答えなさい。それから何回入れられたの?えっ?指
を折って何を数えているの。そんなに?」
「いいえ、ホテルに行ったのは6回です。でも1回に1度で済まない時も。」
馬鹿かお前は。そんな詳しい数を数えていたのか?
「6回ね。それなら倍返しで、あと11回旦那様をお借りしますね。」
お借りするったって、今日の様にデートだけだろ?
でもいいか。滅多にこんな美人とデート出切るチャンスは無い。
いや、待てよ。
今日は初めて会ったばかりだから、流石に奥さんもためらったとか?
もしかすると、今日は急な事だったのでおばさんパンツを穿いていて、それ
が恥ずかしかった?
そうだとすると、次からは本当にホテルへ?
そうだ、そうに違いない。
それなら、今日のはカウントしないで、あと12回にしてよ。
女に貢ぐ男達はこの様に、次こそは、次こそはと期待しながら、丸裸にされ
るまで毟り取られるのであった。
合掌。
  1. 2014/11/20(木) 08:02:21|
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強がり君 第8回

どうせ口だけだと分かっていても、想像出来ただけでも嬉しい。
「帰って来たらまだお話が有りますから、あなた達はここで反省しながら待
っていなさい。奥さん、ご主人を2時間ほどお借りしますね。文句は無いで
しょ?さあ、ご主人行きましょうか?私ではご不満?」
えっ、本当にー。
ご不満なんてとんでも御座いません。
私のお粗末な物で良ければ、いつでもご自由にお使い下さい。
でも本、本、本、本、本気?
「ご主人安心して。私もこの人の過去の浮気で色々勉強しました。不倫され、
離婚を考えているのだから今は夫婦関係が壊れていて、私達が関係をもって
も慰謝料は発生しないの。さあ、私の車で行きましょう。」
「さあ」って、言われても、俺は、分別の有る、大人、だから、今の、状況で、
いくら、何でも、そんな、事は。
えっ?もう助手席に乗っているって?そんな馬鹿な。
ウワー、本当だ。俺とした事がいつの間に。
それどころか、もう走り出しているじゃないか。
おい、何を黙っている?何か話せ。どうした?いつもの俺らしくないぞ。
何か話せ。どうした?どうした?どうした?立て、立て、立つんだジョー。
いかん、違う物が立って来た。お前はジョーでは無いだろ?
お前はロッキーのはずだ。大人しくしていろ。
エイドリアーン。
それみろ、ロッキーが目を覚まして、国生さゆり奥様のエイドリアンを欲し
がり出した。
えっ?こんな所にホテルが有るの?ここは公園では?
そうか。奥さんもやるなー。まずは夜の公園の駐車場で、星空を眺めながら
ムードを盛り上げてからってか?クー、流石熟女。
まさか、それとも、公園のベンチで開放的なエッチを?ヒエー、たまらん。
もうキスぐらいした方が良いのだろうか?
「さっきから何も話してくれないけれど、残して来た奥様の事が心配なの?
大丈夫ですよ。いくら2人きりにして来たと言っても、2人共離婚が怖くて
何も出来ません。今あの2人がその様な事をしたら、離婚確定ですもんね。
うちの主人もそこまでの根性は有りません。」
いや、そんな事はすっかり忘れていたのだが。
「怒っていても、奥様の事が心配?ご主人は奥様を愛してらっしゃるのです
ね。私もそんな人と結婚すれば良かった。」
今からでも遅くは無いです。2人で人生をやり直しませんか?
私のロッキーも妻以外なら、まだまだ毎日でもお役に立てそうです。
「子供の事を考えると、そう簡単に離婚なんて出来ないですよね?今ご主人
も、その事を考えていらっしゃったのですか?」
「まあ。」
嘘をつけ。今まで奥さんのエイドリアンの事しか考えていなかっただろ。
奥様、旦那様の今までのお浮気話はもう結構で御座いますから、そろそろ、
1発おかましあそばせないと、もうお時間が無いで御座いますですよ。
「そろそろ帰りましょうか。帰ったら私に話を合わせて下さいね。それと私
の事を親しそうに、里美と呼んで下さい。あの2人に、いっぱい焼き餅を焼
かせましょう。」
結局2時間話をしただけ?
最初からそのつもりだった?
俺の車だと、俺が勘違いをして本当にホテルへ入ると駄目だから、それで奥
さんの車だったの?
俺は奥さんの良い香りを2時間も嗅げたから別に文句は無いけど、ロッキー
が可哀想だとは思わないのか?
奥さんのせいで、完全に目覚めてしまったロッキーはどうすればいいの?
よし、こうなればエイドリアンは無理でも、せめてその可愛いお口にチュー
だけでも。
俺も男だ。腹を括った。このまま何も無く帰ったのでは男が廃る。
「奥さん、車を止めて下さい。」
「どうかされました?」
「いえ、缶コーヒーでも買って来ようかと。」
情けない。実に情けない。俺1人では何も出来ない。
隊長に無線で指示を仰ごう。
隊長、応答願います。
隊長、隊長、隊長ー
駄目だ。応答が無い。
撤退~。
  1. 2014/11/20(木) 08:00:49|
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強がり君 第7回

こんな美人の熟女看護士さんが奥さんなのか?
駄目だ。看護士という響きはどうも色気が無い。
やはり看護婦さんがいい?いやナースだな。
こんな美人の奥さんがいながら、俺の妻と浮気?
身体だってムチムチで熟女の色気丸出しじゃないか。
よし、妻は譲る。その代わり奥さんをくれ。頼むから交換してくれ。
分かった、ただとは言わない。1万円付けるから頼む。
「旦那様には本当に申し訳ない事を致しました。ただ、私も奥様の事は憎ん
でいます。」
いいぞ、憎め、憎め。好きなだけ憎んでもいいぞ。
その「憎んでいます。」と言って妻を睨んだ時のキリッとした顔がまた美しい。
何なら俺の事も憎んで、俺を睨んでもらえないだろうか?
そんな事よりも、この奥さんに注射されたい。
病院という所は、ナースの指名は出来ないのか?
「この人の浮気はこれで3度目なのです。3度目の正直では無いですが、今
回ばかりは私も離婚を考えています。」
なに?3度目?美人の奥さんがいて、その他に3人もの女と?
それに引き換え俺は、浮いた話の一つも無く、その上妻に浮気され。クソー。
許さん。こいつだけは絶対に許さん。
全国モテない旦那連盟のみなさん。安心して下さい。
会長である私が皆さんを代表して、とことん虐めますから。
「里美、離婚なんて言うなよ。許してくれよ。」
「知りません。前回約束したはずです。次は無いと。次は離婚だと。」
あれ?俺が虐めなくても虐められている。
俺の出番は無いのか?全国モテない旦那連盟のみんなと約束したのに。
「あなたはお金の心配でもしていたら?離婚してもしなくても、タップリ慰
謝料は頂きますからね。奥さん、あなたもですよ。」
いかん、一生の不覚だ。こんな分かり切った事に気付かなかった。
俺がこの男に慰謝料を請求する。当然妻も奥さんから慰謝料を請求される。
この夫婦はお互いに働いていてお金は別かも知れないが、うちの家計は一緒。
まずい。俺の車買い替え計画はどうなる?
もう車体の色まで考えていたんだぞ。
それにしても、興奮して来るとこの奥さんは速射砲だな。
1人で延々と2人を責め続けているから、俺の割り込む隙が無い。
頼む、俺にも話題を振ってくれ。
「ご主人もこの男に慰謝料を請求して下さいね。でも、私もそうですが、お
金なんか貰っても気持ちは収まらないでしょ?もしも殴って少しでも気が済
むなら、殴ってやって下さい。この馬鹿をどうしてやりたいか、他に有った
ら何でも言ってやって。」
キター。やっとしゃべれる。
「同じ目に合わせてやりたい。同じ思いをさせてやりたい。」
これだけか?こんなに待っていてこれだけ?
奥さんの、凄い連続攻撃に見とれていて、台詞を用意していなかった。
「そうね。そのぐらいしないと、この2人には分からないかも知れないわね。」
えっ、何を?何を?まさか、まさか。
「そうしましょう。ご主人、今から私とホテルに行きません?」
ウソー。こんな展開有り?このムチムチ美人奥さんと?
国生さゆりを抱けるのか?
ナース服は持って来ているだろうか?
もしも持って来ていたらそれを着てもらって、俺が院長先生の役で。
いや、患者役の方が絶対にいいな。
〔お体お拭きしますね。可也落ち込んでいたみたいですけど、少しは元気出
ました?まー、心配いらなかったみたいね。ここは凄く元気。〕
〔えっ、やめて下さい。そんな事をされたら、俺、俺。〕
〔大丈夫、私に任せて。もっと、もっと元気にしてあげるから。〕
いかん、どんどん変な妄想が。
俺は変態なのか?いや違う。神に誓って、決して変態なんかでは無い。
イチ、ニイ、イチ、ニイ、イチ、ニイ、ヘンターイ止まれ、イチ、ニイ。
サン、シー、ゴー、ロク、ナナ・・・・・・・・・・。
いかん、止まれん。
  1. 2014/11/20(木) 07:59:30|
  2. 強がり君・強がり君
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強がり君 第6回

もしかして、50万という金額は、奥さんに内緒で払える金額?
さては、奥さんに知られるのが怖い?
それならそうと最初に言ってくれよ。相手の弱い所を攻めるのが定石でしょ。
いや、待てよ。ラシュワン選手は山下選手の痛めた右足を攻めなかったな。
まあいいか。国際フェアプレー賞は諦めよう。
「その話は後にして、奥様を呼んで頂けませんか?奥様も被害者ですから、
こいつにも謝らせないと。今後の事は4人で話をしましょう。」
「どうか許して下さい。どうかそれだけは。どうか、どうか。」
惜しい。最後の「どうか、どうか。」を「ひらに、ひらに。」と言ってくれた
ら、奥さんには内緒にしてあげても良かったのに。
もしかしたら、お前も水戸黄門を見てないの?
それにしても、あんたも頑張るね。
1時間近くも謝り続けているのに、どうしても奥さんを呼ばない気?
もういいや。また俺の負けだ。後日妻を連れて俺が行くから。
「分かりました。しかし妻は看護士をしていて、今日は5時までの勤務なの
で今は来られません。妻が帰って来てから、私から全て打ち明け、7時頃に
妻を連れて出直して来ますので、どうかそれで許して下さい。」
あんたさ、どうして俺が諦めたら今度は連れて来ると言うの?
どうして俺の心が読めない?ひょっとして俺を舐めてる?
「7時は困ります。子供達が。」
おっと、久し振りの妻の声。懐かしいなー、元気にしていたか?
男ばかり虐めていて、すっかりお前を虐めるのを忘れていたぞ。
「別に良いだろ?離婚と言われて慌てているだけで、俺が気付かなければ罪
悪感も無しにまだ続けていただろ?本当は悪い事をしたなんて思っていない
だろ?別に聞かれても、お母さんは悪く無いと言って堂々としていればいい。
あとは子供達が判断する。」
嫌味な言い方。俺は虐めの天才か?
おい、お前の番だぞ。次の台詞も考えてたから、早くしろ。
「許して下さい。子供にだけは。」
「もう謝らなくてもいい。聞き飽きた。俺が気付かなくてもやめていたか?
俺が気付かなくても、もう会わなかったか?どうだ?」
「それは。いつかは。」
「いつかは?いつかはって何年後?嘘をつくな。そんな事は考えた事も無か
ったくせに。のぼせ上がっていて罪悪感の欠片も無かったくせに。」
「有りました。罪悪感は有りました。いつも、もうやめよう。こんな事はい
けないと思っていました。」
お前はなんて優秀な役者なんだ。台本も渡していないのに筋書き通りだな。
おっと、次は俺の台詞だったな。
「俺がいても、あんなに楽しそうにメールしていたのに?あれのどこに罪悪
感が有った?」
「メールが楽しくて仕方が有りませんでした。許して下さい。子供にだけは。
子供達には。」
よし、俺の最後の決め台詞だ。棒読みにならない様に気を付けよう。
「楽しかったのはメールだけか?まあいい。お前が何をしていたのか子供に
も聞いてもらおう。いや、子供だけじゃない。お前の両親にも聞いてもらう。
結婚の前には俺が頭を下げに行ったが、別れる前は逆に両親が頭を下げに来
なければならないか?お前も親不孝な娘だな。」
脳裏に両親の顔が浮かび、ここで妻は泣き崩れる。
よし、カット。上手い。完璧だ。
ここまでは良かったが、俺もたいした事は無いな。何が虐めの天才だ?
結局押し切られて子供達は実家じゃないか。
おっ、時間通り来たな。
どんな不細工な嫁を連れて来たかよーく見て、腹の中で大笑いしてやる。
おい、お前の横に立っているのは誰?国生さゆり?
これはいかん。色紙を買って来てサインを貰わなければ。
「妻の里美と申します。この度はうちの主人が大変ご迷惑をお掛けしました。」
里美?本名も国生さゆりだと記憶していたが芸名だったのか?
そう言えば年が合わん。よく見れば俺の少し下ぐらいだ。
待てよ。確か妻の里美と?なにー。この美人が奥さん?どうしてこんな男に?
俺には分からん。もしかすると、この頼り無さそうな所が母性本能を?
お前は氷川きよしか?いや、年が違う。
分かった。氷川きよしの叔父さんだな?絶対そうだ。そうしておこう。
  1. 2014/11/20(木) 07:58:09|
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強がり君 第5回

あんたがどんなに鳴らし続けても、妻は出ないぞ。
出ないと言うより、妻は出られないぞ。
何故か?妻の携帯は昨日取り上げて、俺のポケットの中で鳴っているから。
しかし、よく粘るなー。君の根性には負けた。おめでとう、君の勝ちだ。
今俺が出てやるから少し待て。
「あんた誰?どうして妻の携帯番号知っているの?悪戯電話?」
「あっ、ご主人?申し訳ございません。先程の加藤で御座います。私が午後
お伺い致しますので、どうかこちらには。お願いします。」
「ああ、あんたか。その話は済んだでしょ?私が2時に家を出てそちらに行
くから、それまで住民の為に一生懸命仕事をしていてよ。加藤課長。」
車が止まったぞ。あれー、やっぱり来たの?会議はさぼったの?
今何時?1時58分か。
俺が2時に出ると言ったから、何とか間に合う様に来たな。
うむ、車の中で何を考えている?2時まであと2分も無いぞ。
果たして2時までに入って来られるか?
加藤、頑張れ。よし、滑り込め。
9回の裏の攻撃。加藤選手ホームにヘッドスライディング。
タッチはどうだ?おっと、キャッチャーがボールを落としています。
セーフ、セーフ。加藤選手やりました。
でもまだ8点差で負けているから、ヒーローにはなれません。残念。
だって、最初から俺は行く気なんてなかったから。残念。
「この度はどうも。ご主人には大変ご迷惑を。」
えっ、誰?まさかこの男が?そんな馬鹿な。
俺はてっきり、俺でも勝てないカッコイイー奴か、筋骨隆々なムキムキマン
だと思っていたんだぞ。
もしも殴り合いにでもなったら、昔習っていて今では封印してしまった、ボ
クシングのテクニックを見せなければ成らないかと、これでも少し心配して
いたんだぞ。
えっ、ボクシングなんて聞いていない?そりゃそうだろ。1ヶ月習っただけ
で辞めたなんて、恥ずかしいから俺も話した覚えは無い。
どうでも良いが、この男は無いだろ。ヒョロヒョロで、顔だって青白いぞ。
それでもまだ若ければ良いが、どう見ても俺より少し上だろ?
おまけに、七三分けの髪形でも良いが、もう少し気を使えよ。後ろは寝癖で
好き勝手に立ち歩いているぞ。
お前の頭は、荒れた中学校の授業中か?
こいつならボクシングを封印したままでも勝てそうだ。
よし、隙が有ったらどこからでも掛かって来い。
それにしても、俺を裏切ってまでこんな奴と?
まさか俺とこんな男を比べて、こいつに惚れたんじゃ無いだろうな?
いくら俺でも、1ラウンド5秒KO勝ちだぞ。勘弁してくれよ。
「その様子だと、どうして呼ばれたか分かっている様だな。その通りだ。妻
が全て話した。あんたはどの様に決着を付けるつもりだ?」
「すみませんでした。もう2度と会いません。」
「そんな事は当たり前だ。もう2度と会うな。2度と連絡もするな。」
よーし、調子が出て来たぞ。この男なら虐め甲斐が有るかも知れない。
「1つ気になっていたのだが、俺は死んだ親父に、男が本当に悪い事をした
と思って謝る時は、土下座して謝れと教えられたが、あんたは何も教えられ
なかったの?」
そう、そう、もっと頭を下げて。そうだ、上手いぞ。
土下座選手権の全国大会が有れば、お前ならベスト4には入れるぞ。
ただ、額を床につけないから優勝は無理だ。
「申し訳ございませんでした。あとはお金で解決させて下さい。お願いします。」
えっ、早くも示談の話?いくら何でも早過ぎるでしょ。
ここで問題です。
なぜ私はこんな嫌な事をあえて長引かせたいのでしょう?
Aの、2人をもっと虐めないと気が済まないから。
ファイナルアンサー。
ファイナルアンサー。
正解。
「お金って慰謝料の事?」
「はい、50万でなんとか。」
ヒエー、桁が違うー、何だこいつは?
「俺の家庭を壊しておいて50万?頭大丈夫か?話しにならん。」
「それでは、おいくらなら許して頂けますか?」
「だいたい、お金で気が済むと思っているのか?」
「ごもっともです。しかし他には。そこを何とかお願いします。」
「お金で解決したいのなら1億500万。」
自分で言ってからビックリ。こんな高額出すはずが無い。
でも、相手も間違って「分かりました。」と言ってくれれば嬉しい。
「そんな無茶な。」
ガックリ。
それよりも、何も考えずに、つい言ってしまったが、500万という半端は
なんだ?
消費税か?
どうせ言うなら1億5000万だろ。
  1. 2014/11/20(木) 07:57:04|
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強がり君 第4回

さて、そろそろ主演男優にもご登場頂こう。
違う、主演はあくまでも俺。あいつは助演男優。
「身体の関係が有ったのは分かった。相手は誰だ?徹底的に追い込んでやる。」
「それだけは許して下さい。相手の方にも家庭が。」
出ました、またもや必殺技。俺を怒らす必殺技。
「はー?相手の心配か?俺はどうなる?もういい。子供達はおいて今すぐ出
て行け。出て行ったら子供達の養育費と、俺に払う慰謝料の為に就職もしろよ、
長い付き合いだから分割にしてやる。」
おっ、分割と言う言葉が自然と出た。俺も案外いい奴じゃないか。
「はい。ごめんなさい、ここにおいて下さい。どこにも行く所が有りません。」
あービックリした。ただの返事か。
普通、後の言葉からして、最初に「はい。」なんて付けるか?
本当に出て行ったら、どうしようかと思ったじゃないか。
そうか、出て行けないのか。ムフフ、お前はまずい事を口にしたな。
そうと分かれば俺は無敵だぞ。
「行く所が有れば出て行くのだな?実家へ帰れば?」
「違います。こんな事をしてしまって信じて貰えないでしょうが、あなたを
愛しています。」
何が「愛しています。」だ。でも少し嬉しい。
「それなら、どうして相手を庇う?相手は誰だ?」
やはり相手は役員仲間だったか。なに?市役所の課長?
偉い。妻よ、良くやった。よくぞ市役所職員を選んでくれた。
もうお前達は負けている。おー、その胸の傷は北斗七星。
違う、勝手に決めるな。良く見ろ、乙女座だ。
これは攻め易いぞ。
他の真面目な公務員さん、ごめんなさい。
決して公務員さんを馬鹿にしているのでは有りません。
特に税務署員さん、いつも尊敬しています。
お願いだから俺を敵対視しないでね。
あれ、もう朝?
妻を一晩中責め続けていた事になるのに、少しも怒りが収まらないぞ。
「腹が減った。コーヒーとトーストを持って来い。」
おっ、命令口調。「持って来い。」いい響きだ。
今日の俺はお殿様か?いや、少し違うぞ。しまった、「持ってまいれ。」だ。
子供達は学校へ行ったな?よし、今から男の職場に行こう。
えっ、ここでは無くてお隣の市なの?自分の住んでいる所に就職しろよな。
そういえば、俺がわざわざどうして行くの?
やーめた。相手の役所に電話しよう。
凄んでやろうか?いや最初は丁寧に淡々と話した方が、こんな時は怖いはずだ。
「妻がPTAでお世話になっております。その事でお話が御座いますので、
お忙しいところ大変恐縮ないのですが、今から私の家までご足労お願い出来
ませんでしょうか?」
どうだ、一般人には「恐縮」「ご足労」なんて言葉はそうそう浮かばないだろ?
えっ、普通なの?そうなの?
「何の話でしょう?今は仕事中ですし、3時から会議が有って帰りも遅くな
ります。今日でなければ駄目なお話しですか?」
なにをコシャクなシマシマパンツ。
普通に話しているつもりか?声が震えているぞ。
「そうですか。妻がお世話になり過ぎていたようで、お電話させて頂いたの
ですが。分かりました、私がお邪魔します。そちらの市長さんとも面識が御
座いますので、午後の会議は出席しないでも良い様に、私からお願いしてみ
ます。何しろ私にとっては一生の問題ですから。」
返事も聞かずに電話を切ってやったぞ。怖いだろ。
市長なんかに知られたらお前の立場はどうなる?
ところで隣の市長って誰だ?
おっ、早速妻の携帯に掛けて来たな。
  1. 2014/11/20(木) 07:55:49|
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強がり君 第3回

子供達が帰って来たのに、どうしてまだ泣いている?
もう泣くな、俺が悪者になるだろ?
「いってきまーす。」
おや、長女に何か頼んだな。
分かった、夕飯を作らない気だな。買物に行っても結局コンビニ弁当か?
10円安い自慢の玉子はどうした?
いかん。じっと1人で寝室にいたら、妻が抱かれて悶えている姿が浮かんで
来た。
おや?男に顔が無い。そうか、俺は相手の顔を知らないんだった。
今度は男の上に跨って、腰を動かしているぞ。
あれ?自分で大きな乳まで揉みだしたぞ。
おい、お前怖くないのか?男を見てみろ。顔が無いぞ。
そんな気持ちの悪い男に跨って、激しく腰を振るなよ。
悔しくて泣きそうになって来たじゃないか。
なんだ?俺は早くも妻と男のセックスが気になるのか?
俺はいつから、こんなに情けない男になってしまった?
なってしまった?違うぞ。今に始まった事じゃない。昔から情けない男じゃ
ないか。
強がってそんな素振りは見せずに生きて来たが、昔からずっと女々しい男だ
ったじゃないか。
なーんだ。そうと分かれば心配は要らない。情けない男ついでに、後でお前
達のセックスを、必ず聞き出してやるからな。
ウワーッ。夜になって、ようやく寝室に入って来たと思ったら、真っ赤なパ
ンティー攻撃か?
隊長、敵が卑怯な手で攻めて来ました。
私の迫撃砲は準備が整ってしまいました。
いや、今回はそんな物を使ってはならん。素手で頬を張り倒して捕らえろ。
了解。
隊長、敵は頬を押さえて泣き崩れました。いかが致しましょう。
捕虜にして情報を聞き出せ。
了解。
「お前は淫乱か?よくこんな時にそんな事が出切るな。他の男に抱かれた、
汚れた身体を抱けるか。俺の機嫌をとりたいのか?」
隊長、偉そうに言ってやりましたが、私の迫撃砲が。
いかん、まずいぞ。何が有っても絶対敵に発見されないよう隠せ。
了解。
「正直に話してみろ。このままなら離婚だぞ。許すも許さないもそれから
の話だ。どちらにしても罪は償ってもらうが。」
「ごめんなさい。」
「認めるのだな?」
「はい。」
隊長、敵は条約に違反していた事を認めました。
よし、私の任務は終わったから帰国する。後は貴様の好きにしろ。
好きにしろという事は、迫撃砲を使っても宜しいのでしょうか?
これを使わないと敵に逃げられそうで、もの凄く不安であります。
それだけは使ってはならん。
好きにしろと言ったのは、後は好きな事を聞き出しても良いという意味だ。
それに今は使えそうに思っていても、いざとなった時に敵の仲間の事が気に
なって、使用不能となる恐れも有る。
戦いが終わるまでは絶対に使ってはならん。
了解。ご苦労様でした。
  1. 2014/11/20(木) 07:53:46|
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強がり君 第2回

疑い出したのは丁度携帯を買った頃だ。
電話はほとんどかかって来ないが、メールばかりが多過ぎる。
これも今時のご時世かと思っていたが、俺の我慢も限界だ。
なぜ食事中にもメールが入る?
それに俺がいる時メールが来ると、どうしていつもトイレに入る?
お前は食事の途中でも、漏らしそうになってウンコするのか?
まるで子供のオモチャだなと、しばらくの間は笑っていたが、笑ってばかり
はいられない。
相手の事を役員仲間のお母さん達だとお前は言うが、俺が覗こうとすると、どうしていつも隠して逃げる?
こんなに分かり易い嘘をつく奴はいないぞ。
嘘がつけないところも好きで、俺は結婚したのだぞ。
嘘をつくならもっと勉強をして、ばれない様に気を付けろ。
思い起こせば5月の頃から、役員会がやたらと多い。
おまけにお前は飲み会と言って時々出かけるが、月に2回は午前様。
役員会は夜ばかりするのか?親睦会も良いけれど、何の親睦を誰と深めて
いる?
やっと帰って来たか。
おいおい。帰るなりいつもの様に買物の自慢か?
隣町のスーパーへ行ったら玉子が1パック10円安かった?
ガソリン代はどうなるの?
今、1番卑猥なメールを開いて黙って机の上に置いてやるからな。
どうだ、まいったか?黄門様の印籠より怖いだろ。
おい、お前は水戸黄門を見た事が無いのか?
震えていないで、こういう時は「ははー。」と言って平伏すんだ。分かったか
悪代官。いや、悪妻。
それ見ろ。顔が見る見る青ざめているぞ。おっと、女の武器が出た。
とうとう泣き出したか。そりゃそうだ、泣くのが普通だ。
えっ、もう泣くのは終わり?
携帯を目の前に置いただけで俺が黙っているのを良い事に、今度は攻守交
代か?
「あなた、勝手に見たの?夫婦でもプライバシーは有ります。プライバシー
の侵害です。」
出ましたお決まりの必殺技。不倫をするとどんな奴でも、プライバシーとい
う言葉が急に好きになると聞いた事が有るが、お前は典型的な奴だな。
おっ、いつものお前と違うぞ。恋は女を強くするのか?
いつもニコニコして優しいのに、こんなお前は初めてだ。
でも本当は、それだけ焦っているのだろ?
「それはふざけてしていただけ。あなたが考えているような事は絶対にして
いません。あなたを裏切ったりしていません。あなたは私の事をそんな女だ
と思っていたのですか?」
危ない「はい。」と言いかけた。
今日の俺は何を言われても黙っているので、余計不安になるだろ?
普段おしゃべりな俺が、ただ黙っていると不気味か?
「どうすれば信用してくれるの?あなたはどうしたいの?」
どうしたい?そんな事を聞いても良いのか?震えが来ても知らないぞ。
相手に恐怖を与えたければ短い言葉に限ります。
「離婚。」
ほらみろ、聞かなければ良かっただろ?せっかく泣き止んで攻めていたの
に、また攻守交代になっただろ?
よし、駄目押しにこれでも食らえ!
「言い忘れたが、子供はおいて出ていけよ。」
また泣くのか。今出ているのは本当の涙か?
「許して下さい。離婚だけは許して下さい。」
えっ、もう俺が許すの?そんな馬鹿な。こんな簡単に許せる筈が無いだろ?
「いや、離婚する。子供達には正直に話しておけよ。お母さんはお父さんを
裏切って、他の男に股を開いて喜んでいましたと。お母さんの身体はお父さ
んだけでは満足しないの。もっともっと色々なエッチがしたいのと。」
いかん、口数が多くなり出した。
よし、タイキャクー。これだけ言えば、俺は寝室に退却ー。
残されたお前はただ泣くだけか?
いや、声が大きいぞ。
分かった。わざと大きな声で泣いて、俺に聞かせたい作戦だな。
  1. 2014/11/20(木) 07:51:43|
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強がり君 第1回

40才で独立して会社を興し、早いものでもう5年。
俺は代表取締役。
妻は美人で俺よりも6つも若い社長婦人。PTAの役員やっている。
「どうだ?凄いだろ。」と威張りたいが、社員はいない俺1人の小さな会社。
妻を美人だと言ったが、思っているのは俺だけで、他人に言われた事は無い。
ところが世の中広いもので、俺以外に妻の事を気に入ってしまった男がいた。
俺と趣味が同じで、妻を美しいと思ったのか?
それとも妻の身体だけが目的で近付いたのか?
妻の身体だけは自慢出来る。細身なのだが乳はデカイ。
俺もあの胸に、目が眩んで声を掛けた。
ただしそれは昔の話で、残念な事にデカイだけ余計引力には逆らえない。
腹の周りも多少肉が付きだし、3人の子供達と、この俺に散々吸われたので
乳首も黒くてデカイ。

あれは8月の蒸し暑い日だった。
妻はスーパーへ買物に行き、携帯電話をテーブルの上に忘れて行った。
必要ないから勿体無いと言って、俺が勧めても買わなかったくせに、1ヶ月
前に突然欲しいと言い出して、買ったばかりの携帯電話。
ドキドキしながら覗いてみれば想像通り、男と熱い熱いラブラブメール。
お前達は高校生か?
ロックの掛け方も知らないのなら、削除ぐらいしておけよ。
それにしても変換ミスが多過ぎる。
『あんなに乱れた私を見られて恥ずかしい。でも股抱いてね。』股を抱く?
何だそりゃ?表現としては遠くもないが。
相手はPTAの会長か、それとも他の役員か?もしかすると教師?
世間では最も有りがちな不倫のパターンだとすると、俺の妻はどこにもいる
普通の奥さん?
いや、違うだろ。危ない、危ない、変に納得するところだった。
冷静なふりをしてメールを見ているが、腹の中は怒り狂い出したぞ。
ここはじっくり相手を調べて、証拠を固めて追い込むか。
いや、そんな事は後でいい。分かった以上は我慢するのは体に悪い。
妻よ早く帰って来い。そんなにたくさん買わなくても、子供達の分さえ有れ
ば良いぞ。
どうせ俺もお前も、喉を通るはずが無いのだから。
  1. 2014/11/20(木) 07:49:56|
  2. 強がり君・強がり君
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官舎 送別会 第5回

智子は家に帰ると急いでシャワーを浴びて体中から男たちの匂いを消す。
ふと見た風呂場の鏡には体中にキスマークのついた牝がいる。
夫には決して見せることのない夜叉がこちらを見つめている。

「男一人で辛抱できないだろう。智子は淫乱が似合う女だ」

鮮烈に昨夜のその言葉が蘇ってきた。
男たちが膣一杯に出した精液を指で掻き出しながらシャワーで洗い流す。
掻き出しても掻き出しても溢れてくる。
指とシャワーの刺激で智子は逝ってしまった。

寝室にそっと入って夫の横にもぐりこむ。
男たちから言われたように全裸で、でも夫は全く気づかない。
疲れからすぐに落ちて揺すられて目が開いたのは九時近くである。

『遅かったな』とぐだぐだと始まった夫の悪態を上の空で聞きながら、布団の中の手で自慰をしていた。
昨夜の行為は忘れようとしても鮮烈に蘇ってくる。
結婚してからも浮気は何回はあったが今回のような複数の体験は一回もなかった。

遅い朝食を食べている最中の娘の視線は首筋と胸元に集中していた。
「夫がつけた」と言い訳が出来無い位幾筋もの赤い痣がついている。

「ママみたいなおばさんは付けてくれる彼がいなくて可哀相」

付き合っている彼に付けられて帰ってきた娘に「まだ早すぎる」と言ったときに言われた一言を思い出して見せ付ける。

どうだ、凄いだろう、つける人がいるのよ

現役の女のとしてのプライドがそうさせた。

「鈍感なあいつ、馬鹿みたい」

父親を毛嫌いしてる娘のその言葉が全てを物語っている。
一杯聞きたそうな娘に内緒のサインを送る。
娘には『離婚するかも』との話は前にしてあった。

キッチンで洗い物をしている智子をいつもはすぐ部屋に行く娘が手伝いながら話しかける。

「ママって大胆だね。ブラウスのボタン三つも開けてキスマークをパパに見せるなんて」
「パパがつけたの」
「嘘つき。ママ、離婚するの?だから見られても平気なの?」
「相手は私の知っている人?」

矢継ぎ早の質問に智子は答えをはぐらかすと娘はつまらなそうに部屋に行った。

智子は夫が鈍感というより全く関心が無いのだと知った。
もう何年も夫婦生活がないのだ。
男たちに指示されたように智子はキスマークを露にさせている。
小心者で出世欲の塊の夫にすれば家庭の醜聞は出世レースのマイナスになるので避けたいと思うだろう。
だから離婚は無いと踏んでの行動を智子にさせている男たちの意図を思うと昨夜の事が頭をよぎった。

夕飯の買い物にスーパーに出かけた智子は帰り際、二十歳くらいの男の子に声を掛けられた。

「智子さんですよね」
「はい、そうですが」

智子は夫の部下の一人と思っていた。

「昨晩はどうも」
「昨晩・・・・・・」

一瞬にして智子の脳裏に昨夜の悪夢が蘇る。

あの男たちの中にいた一人、不味いことになった

智子の心臓の鼓動が早くなる。
男の子が何を言っているのか気が動転して旨く聞き取れない。

慌てて智子は男の子の手を取ると自分が運転してきた車に連れて行った。
人目の無い公園の隅に車を停めて男の子と話をする。
声をかけた理由を聞かなければ思うが焦って言葉が出ない。

「僕、女の人知らなくて。智子さんが始めてなんです」
「智子さんが最初の人でよかった」
「前から官舎で見かけて、綺麗な人だなぁ~と憧れていた」

矢継ぎ早の彼の話と昨晩の余韻が智子を熱くさせる。

「私中年のおばさんだよ。もっと年相応の子を相手にしたら」
「でも、僕、智子さんが好きなんです」

目と目が合ったとたん突然興奮した彼に押し倒された。
キスをされ服の上から彼の乱暴な愛撫を受けると昨夜の事が重なって濡れてきた。

官舎の近くの公園で昼下がり人の目も気になる。
確かめたいと思う気持ちが拒否を上回る。
ここでは不味いと思った智子はホテルに彼を誘った。

ホテルに入ると服を脱ぐのも待ちきれずに彼が襲ってきた。
激しいキスに乱暴な愛撫、こんな時代も有ったと思いながら蒼い性をたっぷりと堪能する。
落ち着かせて服を脱がさせ、キスから始めて体中の愛撫の仕方まで智子が教えていく。

彼の堅くなったものを口にすると直ぐに口の中一杯に彼の精液が広がった。
若いせいか硬さを持続したままである。
智子の膣に導くと奥まで届いたとたん彼は逝きそうになる。
『駄目、外に出して』と言う暇なく大量の精液を子宮にかけられた。
智子の手の刺激で彼は直ぐに回復をする。
彼の精液を子宮で受けるたびに智子は体を仰け反らせて絶頂を迎える。

官舎の前で彼を見送ると慌てて部屋に戻った智子は体に彼の子種を残したまま夕食の支度をした。

娘を見ながら今日の事を思い出すと思わず「どうだ」と言いたくなる。
付き合っている娘の彼氏と同い年くらいの男の子に「好き、また会ってください」と言われそのことが智子を熱くさせる。

夕食後テレビを見ていても彼の言葉が頭をよぎる。
体の芯が燃え盛ったまま智子は全裸で夫の横に潜りこんだ。

横になった智子の体に偶然夫の手が触れたその瞬間ビックと体が反応をする。
智子自身がこんな反応をするとは信じられなかった。
以前は触れられるだけで鳥肌がたって体が嫌悪をしたが今日は違っていた。

触れた高木も妻の反応に驚いた。

全裸、何故?

寝返りを打つ振りをして強引に智子を押さえ込んだ。
二日間の忌まわしい出来事が智子から抵抗を奪っていた。
体が夫の愛撫に敏感に反応し出そうになる声を必死にこらえる、

高木の手が太腿に伸びる。
毛が剃られているのがばれると不味いと体を捩ろうとするが力が入らない。

遂に下腹部に手が触れた。
一瞬動きが止まったが何事も無かったかのように愛撫が続けられた。
膣の中に指が入ってきて掻き混ぜると愛液がシーツに大きな染みを作っていく。

つるつるの肌、嫌悪した私にさえ感じている体

ここで考えるのをやめた高木は智子を自分の上に乗せる。
今まで嫌がって決してしたことの無い行為であるが、今回は躊躇することなく智子は跨った。
ごく自然に高木のものを膣の奥深くに導いた。
腰を激しく揺する智子を下から見上げた高木は夜目に白く浮かぶ乳房、首筋に無数のキスマークがついているのに気がついた。

嫉妬に駆られた高木は体位を代えると智子を強く抱きしめると激しく動きながら逝った。
高木は初めて自分がまだ智子が大切だと感じた。

月曜日の朝、睦まじく見つめあう二人を不思議そうに見ながら娘は学校へと行った。

  1. 2014/11/20(木) 06:41:02|
  2. 官舎 送別会・公務員
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官舎 送別会 第4回

頭と両腕を男たちに押さえられ身動きの取れない愛美がもがいていた。
スカートを捲られ下着とガードルとパンストを太腿まで下げられ臀部を高く突き出している。
白い臀部を振りながら愛美は抵抗を続ける。

犯されて感じながら腰を振っている智子を見ながら高木の上司は呟いた。

「俺のする事なんか児戯に等しい。あいつは変態だ」
「エッ・・・・」
「見てろ。愛美が半狂乱になって男を求める姿を」

お偉いさんの部長は晒された白い臀部を優しく撫でながら不気味な笑みを浮かべている。

「あいつは女を嬲る以外は興味が無い」

その言葉に智子は敏感に反応を示して部長のすることをじっと見ている。
部長は指先に液体をつけると愛美の穴の周りをマッサージし始めた。
時折穴を指で強く押しながら丹念に液体を刷り込んでいる。

「止めてください。お尻なんて。汚いです」
「愛美ちゃんのお尻の穴、硬くて処女見たいだね。まだ誰も知らないのかな?」

「部長それって、押収品ですか?」
「そうだよ。今回初めて愛美の教育的指導に使う」

腰を振って激しく抵抗をする愛美の臀部を男たちが無理やり左右に開いて尻の穴を部長の前に晒した。
部長は粘着のある液体を小瓶から愛美の尾てい骨に一滴垂らした。

「この液体は押収品の中でも科捜研で特にヤバイとお墨付きの薬だ。分けてもらってきた」
「尻の粘膜から吸収されると男なしで生活できないと言われてる」
「確かめてみないとな。この体で・・」

そう言いながら尻の穴の淵に流れ来た液体を中指で広げ始める。
泣きわめいて愛美は抵抗をするが押さえられて身動きが取れない。

液が中指に纏わりついて潤滑油の役割を果たす。
第一関節まで指が入った。
指で穴の周りをかき回すと愛美が小刻みに体を震わす。

押さえていた男たちが力を緩めても抵抗はしない。
シャツとブラを取って上半身を裸にする。

だらんと垂れた乳を男たちが揉み始める。
愛美は肛門が少しづつ熱を持ってくるのを感じた。
掻痒で穴をすぼめ中指を締め付けると愛美の中で指の存在が大きくなっていく。

男たちが下着とガードルとパンストを脱がした。
愛美は腰にスカートを巻いただけの姿になった。

相変わらず抜くでもなく進めるでもなく中途半端な動きをしている。
肛門に塗られた媚薬が愛美の体の疼きを助長して膣の奥から愛液が垂れくる。

人差し指で弧を描きながら中指の周りを刺激する。
相変わらずのスローペースである。

見飽きた男たちは芳恵と玲子と犯しながら自分の順番が来るのを待っている。
二人は複数の男と関係することには慣れてしまっていた。

横で犯されている智子の声が愛美の体を更に感じさせた。
愛美が目を開けると智子は男に跨って腰を激しく振っている。

薬が肛門の疼きを加速させ腰を浮かせて指の動きの催促を愛美にさせる。

「お願いです。深く入れてください」
「まだ我慢が足りない」

部長が穴の周りに垂らし薬が中指で摺りこまれていく。
指が第二関節まで挿入された。

肛門の壁に薬をじっくりと摺りこんでいった。
子宮の奥の疼きと肛門のむずむずとした痒みに耐え切れず愛美は自ら部長の中指を中心に円を描くように腰を振った。

愛美の動きを否定するように部長は指を動かすのを中止する。
必死になって腰を動かして指を求める。

「動くと指を抜くよ。どうしようかな」
「言うことを聞きますので動かしてください」

プライドの全てかなぐり捨てて愛美は哀願する。
不気味な笑みを浮かべて中指を全部尻の穴に差し込んだ。
体を反らして感じる愛美の膣に阿吽の呼吸で男が硬くなった物を挿入する。
突然のことに戸惑う愛美の尻の穴に更に人差し指をねじ込んだ。

十二分に焦らされて濡れていた尻穴は抵抗無く二本の指をくわえ込んだ。
かき回す指を壁一枚で男のものが擦る。

半狂乱になって愛美は腰を振って射精を求めるが逝く寸前で抜かれた。
腰を激しく振って求める愛美の尻穴を二本の指でかき回し続ける。
尻穴に塗りこまれた薬は指で摺り込まれ益々体の疼きを増していく。

智子の目の前でうつ伏せになって腰だけを激しく動かして男を求める愛美がいた。

高木の上司が智子を犯しながら耳元で呟く。

「まだまだ序の口だ。これから変態の本領発揮だ」

高木の上司の精液を受け止めながらぼんやりと愛美たちを見ていた。

愛美は屈曲位を取らされ手足を首の位置で固定された。
明るい電灯の下で愛美は穴を全て男たちの好奇の目に晒した。

「良く恥ずかしくなく見せますね」
「お楽しみはこれからですと」

愛美は体の疼きに耐え切れず穴をひくつかせる。

「僕は愛美ちゃんに陰毛は似合わないと思う。剃って良いよね?」
「磯田君が愛美ちゃんのこの格好を見たら何て言うかな」

錯乱する愛美は剃ってくれと自分から哀願するしか道は無かった。
綺麗に剃られたあそこを見ながら部長が尻穴に挿入をした。
生まれて始めてのアナルへの挿入なのに愛美は腰を振って答える。
逝かせてもらえなかった欲求がすぐに爆発して愛美はあっけなく尻の穴で逝った。

お尻の穴で逝くなんて、淫乱な女になった。もう夫に顔向けが出来ない。

そんな後悔の念を引き裂くように部長は尻穴から抜くと膣に挿入をした。
奥まで刺さったものを愛美はきつく締め続ける。

激しく子宮の奥を刺激した部長は愛美が行くと同時にたっぷりとだした。
溢れた精液が糸を引き胸に垂れた。

興奮した男たちが我先にとのしかかって行く。
体が自由になった愛美は促されるままに男に跨って恥骨を擦り付けていた。

智子、玲子、芳恵、愛美に男たちが次々と群がり嬲っていく。
夜遅くまで四人は体中で快楽を貪った。
  1. 2014/11/20(木) 06:39:55|
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官舎 送別会 第3回

三月に入ると転勤の時期を迎える。
栄転で去る者、退職を迎える者悲喜こもごもの人間模様がここ公務員合同宿舎で見られる。

一棟の単身者用官舎と十棟の家族向けの官舎が立っていた。
単身赴任、独身者約ニ十名と百世帯近いファミリー層から団地が構成されていた。

三月に入ると男たちは妙にそわそわとしはじめ仕事が疎かになる。
転勤するキャリア官僚の奥様から誰を選ぶか気になるのである。

内示があった段階で極秘の話が独身寮の寮長の耳に入る仕組みになっているのである。
それによって寮長は送別会、引越しの手配を始めるのである。

二十日過ぎ、独身寮の男たちに団地の会館に集合するようにと回覧があった。
喜び勇んで男たちは集合した。

仕事で出張中の者以外全員が目を爛々と光らせて会が開くのを今か今かと待っている。
正面に寮長と単身赴任で来ている官僚の代表が何名か座る。
転勤内示の情報は彼らからなので持ちつ持たれつの関係である。

人事担当の人間から寮長に今年選ばれた転勤のキャリアの名簿が渡される。
寮長はそれを読み上げる。
転勤者の氏名とそれを担当する班長の名前と班員である。
今年は、加奈子・真弓・智子・愛美の四人に決まった。

これから無礼講が始まる。
これが送別会の前哨戦で良い景気づけとなる。

無礼講には内示で転勤が決まった二人が、高木の上司の依頼で自治会総会で転勤の挨拶と旨く言い含められ参加している。

智子と愛美である。
二人とも子供が中学生と手が掛からなくなった三十代後半である。

高木の上司も根回しが成功しいよいよかと舌なめずりをして二人を見ている。

みなの前で紹介をされた。

「高木智子さんと磯田愛美さんです。二人とも今年が転勤です」

二人はみなの前でお礼の挨拶をして、鬼畜の無礼講が始まった。

寮長の挨拶の後、乾杯の音頭を単身赴任できている一番のお偉いさんが取った。

高木の勤務する役所と違う役所の上から二番目の地位で智子も会ったことがない。

二人の間に座ると酒を勧め始めた。
参加した智子は酒がいける口なので甘口のワインを、飲めない愛美にはジュースを勧める。

暫くすると智子の意識が朦朧となりろれつが回らなくなった。
さすが押収した薬と男たちは関心しながら人妻を眺めている。


寮長が奥の部屋から女性二人を連れきた。
愛美は半裸に近い格好を見て嫌悪を覚えた。
芳恵と玲子はキャリアの妻ではない。

キャリアの奥様は転勤の年の三月に独身寮の男たちが送別会を開くことが不文律で決まっていた。
転勤が決まり男たちが奥様たちに感謝の意を示すのである。

普段の独身男たちの欲求の解消は。ノンキャリアか地方採用職員の奥様から寮長と管理職が吟味をして提供をした。
芳恵と玲子はその中の二人である。

四月に転勤してきて日が浅いうちに独身寮の男たちの玩具になった。
そろそろ一年になる。
男たちに二人は夫では決して知ることの出来ない性癖を体中に仕込まれた。
最初の頃は人妻の体に自分の置かれた立場を身をもって教えこむ。
多少は手荒なことをする場合も有ったが最近は人妻たちもこの環境に妙に染まった。

男たちは二手に分かれて人妻を囲んだ。

高木の上司が智子の肩を抱くと無意識にもたれて来る。

「完全に酔ってるね。智子」
「いいえ、酔ってません。正気です」

高木の上司の出方を男たちが見ている。

首筋を優しく撫でると甘いため息をつく。
脇の下から手を差し込み乳房を掌で包んでも息を荒くするが抵抗はしない。
完全に薬が効いている。
男たちがいることなど智子の意識からは完全に消えていた。

顎に手をかけ上を向かせてキスをしようとすると弱々しい抵抗をしたが強引にして舌を絡めると絡め返してくる。
シャツの中に手を入れて乳房を荒々しく揉んだ。

「帰ります」

素面の愛美はそれを見て付き合いきれないと感じて立ち上がった。
その瞬間足をすくわれて床に押し倒された。

「きゃ~助けて~」

愛美は腕を捻られて動きを封じられ、シャツを捲りブラをずらされる。
大きめに乳房が電灯の下で大きく弾む。
男たちが乳房にしゃぶりつき、乳首を強く噛むと激しく抵抗をする。
首根っこを無理やり押さえつけられると睨みつけて愛美はおとなしくなった。

「絶対服従するように写真を撮っておこうね。役所で廻そうか?」
「お願いです。それだけは」
「言うことを素直に聞くか?」

お偉いさんの部長は携帯で写真を取ると愛美に見せた。

「よく撮れてるね。みんなに見せようか」
「言うことを聞きます」

唇を噛んで涙を浮かべて耐える勝気な愛美のスカートを捲るとガードルをしている。
部長はガードルの上から愛撫をしていく。
愛美の意思とは反対にガードルに染みが滲んできた。

それを見て興奮した男たちが智子に群がり、服を無理やり剥ぎ取ると男たちが体中に愛撫をしていく。
足の指をしゃぶる、乳房に吸い付く、太腿にキスマークをつける・・・
男たちの思い思いの愛撫に智子は敏感に反応をする。

最初の味見は高木の上司である。
股を大きく開いて挿入をしようとすると朦朧としていても抵抗をする。
他の男たちが手足を抑えて腰に手をかけて高木の上司は挿入をした。

「嫌~~勘弁してください」

まだ十分に受け入れ態勢の取れていない膣に無理矢理ねじ込むのが高木の上司の趣味である。
一番深くねじ込むと智子がじれて腰を動かすまで生殺しである。

耐えて動かない智子に阿吽の呼吸で足の裏をライターで炙る男がいる。

「熱い。嫌~~勘弁してください」

反射的に体を反らした途端に前より刺さる結果となった。

「腰を動かさないと今度は本当に足に火をつけるぞ」
「許してください。お願いです」
「駄目だ。激しく動かせ」

智子は嗚咽しながら腰を仕方なくもぞもぞと動かす。
男たちでも見とれるほどの逸物と言う形容がぴったりの持ち物で子宮までかき回されるのだからたまったものではない。
愛液が沸き出てきて高木の上司の逸物に絡みつくと動きが滑らかになってきた。
智子も高木の上司の動きに合せるように恥骨を高木の上司に擦りつける。

一度抜きかけて入り口で留めると堪えきれずに智子は自ら腰を動かして奥まで導いた。
それに合せて高木の上司が深く突き刺す。

「逝くぞ」
「駄目、外にだして~~~」

高木の上司はその言葉を無視して子宮の奥深くにたっぷりと射精をした。
智子は体を硬直させて全てを受け入れ絶頂に達した。

高木の上司が智子から体を離すとポッカリと開いた膣口から精液が多量に流れた。
ぐったりと横たわる智子をうつ伏せにすると班長がバックから挿入をした。
両手で乳房を指の痕が付く位強く握り首筋に無数のキスマークを付けていく。

吸われるたびに智子は弱々しく拒否をする。

「主人にばれる。付けないで」

そう言いながらも腰を班長が動きやすいように動かしていた。
班長が中で射精をした後は男たちがおもいおもいの体位で智子を犯した。

男たちは待つ間、芳恵と玲子に含ませ喉の奥まで差し込んで固くしてから智子を犯した。
終わった男たちは智子の愛液と男たちの精液で汚れたものを咥えさえ綺麗にさせる。
咥えられて再び硬くなった男たちは芳恵と玲子を犯した。

愛美の悲鳴で頭を上げた智子は空ろな眼で悲鳴のほうを見た。
  1. 2014/11/20(木) 06:38:39|
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官舎 送別会 第2回

真弓は悪夢のような昨夜の事を思い出していた。

田中が部下を突然連れて帰宅をした。
「栄転の祝いをしてくれるのだ」と喜んでいる。

酒も酒の肴も男たちが用意をしてきた。
真弓には日ごろの労いにとケーキとバラの花束を持ってきてくれた。

男たちは真弓に突然の訪問を謝罪ををする。
何となく嬉しくなり真弓も宴会の輪の中ではしゃいでいた。

宴が進むにつれ田中は無口になっていった。
酒に混入した薬のせいもあり勧められるままに酒を煽っていた田中は完全に酔いつぶれた。

「課長大丈夫ですか?」
「課長起きませんね。寝かせておいて我々だけで楽しみますか?」
「最近弱くなって、うちの人」

揺すぶっても起きる気配は全く無い。
男たちは顔を見合わせて薄ら笑いを浮かべた。

真弓を囲んでの宴会が続いている。
いつの間にか両端に男が座っていた。

決して酒に強くない真弓に男たちはカクテルを勧める。
甘口で口当たりが良い。
気がつくと意識が朦朧としている。

肩を抱かれて酔った勢いもあり抵抗無くもたれてしまった。
脇に廻された手が乳房に触れ太腿をパンツの上からさすられてはっと我にかえる。

「止めてください」
「奥さん、夜はこれからですよ」

機が熟したと見た男たちは突然真弓に遅いかかった。
必死に抵抗する真弓を男たちが押さえつける。

Tシャツは引きちぎられ無理やりブラごと剥ぎ取られた。
胸を押さえうずくまる真弓

「パンツを脱げ、早くしろ」
「嫌です」

抵抗する真弓の尻を男たちは平手で叩いた。二回三回と乾いた音が部屋中に響く。

「無理に脱がそうか?どうする」
「下着も一緒に脱げ」

更に真弓の臀部を叩いた。
男たちの恐怖に屈した真弓はパンツを下着ごと脱いだ。
真っ赤に腫れた臀部が男たちの目に晒された。

「手を頭の上で組め」

手を頭の上で組まされ、足を半開きにして均整の取れた体を男たちに晒す。
逆らえば尻を叩かれると思った。その感覚が真弓の体に微妙は変化をもたらした。

子供の頃悪戯をして、尻を叩かれたとき膣の奥から溢れるものが有って初めてオナニーを覚えた。
その記憶が鮮烈に蘇ってきた。

「あっ!」

あの時と同じような感覚に思わず声を上げてしまう。
声に気が付いた男たちが真弓の股を覗き込んだ。

太腿を一筋の液が流れている。
男たちが歓声をあげる。

「田中夫人、叩かれて濡れているぜ。淫乱な女だ」
「感じてるのかい?真弓さん」

何も言えずに俯いているしか真弓には出来なかった。
男たちに優しく尻を円を描くように撫でながら時々揉まれた。
揉まれる度に真由美の体は敏感に反応をする。
男たちにも真弓の息が荒くなって感じているのがわかった。

何も言えずに息を呑んで凝視する男たち

男たちの前で、足を半開きにして手を頭の上で組んで立たされている。
視線を強く感じるたびに益々体の奥が熱くなって濡れてくる。

「腰を突き出してあそこがよく見えるようにして欲しいな」
「嫌です。許してください」

男が真弓の前に座った。

「開け」

静かだが有無を言わせぬ言葉に真弓は腰を突き出した。
息が掛かるほど顔を近づけて覗き込む。

男は膝の内側に手を当てるとよく見えるようにと足を開かせた。
秘部を完全に男の前に突き出す形となる。
熱い息が膣の周りに吹きかけられる。

嫌だ感じてる。

そう思うと子宮の奥が熱くなる。夫にも感じたことの無い感覚である。

そう思って体を硬くした真弓の臀部を優しく円を描くように撫で始める。
時々指が膣の淵に触れるたびに真弓は体を硬くして声を飲み込んだ。
微妙は指使いで真弓の感触を確かめていた。
触れ具合で真弓が感じているのを確かめる。
感じている部分に触れると真由美は無意識で腰を動かす。

遂に指は膣の周辺を擦り始めた。
もう一人の男が後ろから倒れないように抑えながら乳房を揉みはじめた。
乳首を摘まれ膣の淵を強く押されるたびに声が漏れ膣から溢れた愛液が男の指を濡らした。

動きが止まると腰を振って男の指を求める。

「淫乱な真弓さん、男が欲しいんだ」

乳房を揉む男が耳元で囁くと大きく頷いた。

ついに指が膣の中をかき回し始める。
体を反らせて声を上げる真弓の首筋を男の唇が這い所々で強く吸った。
キスマークを付けられているとわかったが抵抗する気力が真弓にはもう無かった。

股に顔を埋めてきた男の舌で何回も逝きそうになるたびに中断された真弓は半狂乱になった。
羽交い絞めにされ腰を前に突き出し前に座った男の舌が舐めやすいようにする。

「男に跨るか?どうする」

真弓は徐々に体を低くしていき遂に我慢しきれずに夫の目の前で男に跨って自ら膣奥深く咥え込んだ。
腰を上下に揺らして快感を貪った真弓

男が下から激しく突き上げて真弓の奥深く射精をした。

「中にたっぷり出してやる」
「嫌ア~出さないで~出来ちゃう」

床に寝転んで息を荒くしている真弓の尻を高く上げさせ男がバックから挿入をした。
真弓は男が奥深くに入れ易いように腰を突き出す。
夫以外の男を知らない女とは思えない淫乱な姿である。

二番目の男が射精をすると流れないうちに次の男が穴を塞いで射精をするが繰り返された。
空いた男たちは乳房を揉んだりして暇を潰している。

全員が一通り出し終わった後真弓を浴室に連れていった。
歩くたびに精液が膣の奥からあふれ出して床に跡が点々と残った。

浴室で真弓は股を大きく開かされて毛を剃られた。
抵抗をすることすら忘れ浣腸をされ男をアナルで受け入れる。

ベッドに担がれきて裸にひん剥かれた夫の横で真弓は朝まで散々嬲られた。
次々と休むまもなく男たちが真由美の中に出していった。
夫が寝返りを打つたびに体を硬くする。
声を聞かせたくないと思えば思う程声が漏れてしまう。

男たちが行為を途中で止めると腰を振って催促した。
膣が精液で溢れシーツがべとべとになる頃真弓は意識が無くなった。
夫の愛撫で意識を取り戻したときはもう朝であった、
  1. 2014/11/20(木) 06:37:05|
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官舎 送別会 第1回

田中は二日酔いで痛む頭を抑えながらぼんやりと目をあけた。

もう朝か、昨晩は良く飲んだな、そんな事をぼんやりと考えていた。


横には真弓が全裸で横たわっている。
首筋から太ももにまでキスマークや噛んだ赤い痣が無数についている。
膣から流れ出た精液が腿を伝わってシーツに染みを作っていた。
それは昨夜の情交の激しさを物語る。

久しぶりにこんなに激しいSEXをしたかと思うと田中はまた勃起してきた。
真弓の体に手を伸ばして腕に触れたとたん体を痙攣させて仰け反った。

「嫌ぁ~お願い。許して」

真弓は自分の声で我に返った。
一瞬自分の置かれた状況が認識を出来なかった。

何も付けていない自分に気が付く。
夫にばれたくないと思うと同時に男がまだ欲しいと思う.
一晩中体の隅々にまでに快楽を教え込まれ覚醒をした牝がいる。

真弓はつい一時間ほど前まで男たちの玩具にされていたのだ。
男たちは体中にその名残を無数にのこしたまま帰っていた。

「あなた」

夫の硬くなった物を口に咥えて更に硬くして、自ら跨った。
真弓の膣の奥までめり込んでくる。
腰を落として膣の奥深くまで咥えようと試みる。

体中に痕跡を残しながら男たちが、夫が目覚めたら遣る様にと教え込まれた事をしているだ。

拒否という選択は真弓には無かった。

夫とは月の一度位の回数だが男たちからは一晩でその何倍以上も射精をされた。
真弓自身何回逝ったかは記憶が無かった。

口、膣、アナルと全ての穴が男たちの慰め物だった。
一番の屈辱は夫のものを口にして男たちに後ろから次々と犯されたことである。
真弓が感じる度に夫のものが口の中で反応をする。
喉の奥に出した夫のものをむせながら生まれて初めて飲み込んだ。

一人が射精をすると次の男が高く突き出した膣から今の男のものをかき出した。
指で捏ね回されるたびに体が反応して更に腰を突き出して男を誘った。
溢れたものが太腿に流れたのを見て男たちは興奮をしている。
十分に掻き出すと次の男が挿入をする、その繰り返しであった。

つい先ほどのことである。真弓は思い出すたびに体が反応をした。

真弓がこんなに激しい女だったのかと思いながら下から突き上げる。
田中は自分の勃起が昨晩の薬の効果の残りとは気がついていない。

真弓は子宮の奥から流れ出てくる男たちの精液が夫の物に纏わりついて卑猥な音を立てているのに興奮をした。
夫が男たちのつけた乳房のキスマークに舌を這わせるたびに感じて嬌声をあげる。

田中が真弓の奥深くで逝った。
一度射精をしても田中の物は勃起したままである。
真弓は腰を激しく動かし膣をきつく閉めて二回目を催促をする。

真弓の頭の中で男たちの言葉が渦を巻いている。

「俺たちの誰かの子供が出来ると良いね」
「絶対に孕ませるからね。誰の子を孕むか楽しみだね」

散々真弓を嬲って、今日が危ない日だと聞き出し、男たちはたっぷりと子宮の奥に射精をした。
何人もの男の精液で溢れる膣を見ながらの言葉である。

更に男たちの責め苦が続いた。

「奥に出して」
「出来ても良いから、早く入れて」

じらされ逝くのを中断され半狂乱の真弓は、挙句の果てに自ら男に跨って子宮の奥に射精を要求をした。
夫しか知らない清純な妻の面影はなかった。

昨夜の事を思い出せば出すほど、真弓の膣が夫を締め付ける。
夫が逝くと同時に真弓を崩れ落ちた。

田中が深い眠りから目を覚ますと、真弓は横にはいなかった。
寝ぼけ眼で居間に行くと、真由美は朝ごはんを作っていた。

笑顔での挨拶は先ほどまでの情交が嘘の様である。
真弓の格好を見て、田中はまた欲情を催した。

白いパンツにシャツというラフなスタイルは普段とは変わりが無い
ブラを付けていないので乳首が立っているのがはっきりと見えた。
下着を着けずにパンツを穿いているので溢れた精液が染みを作っていた。
その姿を見た田中は興奮をした。

「真弓」

嫌がる真弓を後ろから抱きしめて。パンツの中にに手を差し込むと下着をつけていなかった。
田中の予感は的中をしたのである。

夫と男たちの物が混じった精液がパンツに染みを作り夫の手を濡らした。
膣に差し込まれた指が男たちと夫の精液を膣の中でかき混ぜる。
その感じが真弓を更に熱く感じさせる。

興奮した田中は妻の毛が綺麗に剃られている事に気がついていない。
パンツを下げ後ろから挿入を繰り返すとあっけなく三度目が終わった。

喉も通らない遅い朝食
胸がムカついて洗面所で吐くと唾液と精液が混じる。
口一杯に男の匂いが広がった。

男たちからメールが入った。

メールを見た真弓は自分が置かれた立場を実感をした


夫のメルアドが書かれた一行のメールと添付された一枚の画像

送られてきた画像には、半開きの股から精液を流しながら笑顔で立っている自分がが映っていた。

真弓は慌てて画像の削除をした。
突然携帯が鳴った。それは男たちからであった。

「メール見ました?よく撮れてたでしょう。課長にも見てもらおうかな」
「お願いです。それだけはやめてください」
「言うことを聞いてくれるなら、課長には内緒にします」

それだけを言うと電話は切られた。

夫はエリート中のエリートで将来を嘱望されていた。

真弓は自分の今置かれた立場をよく理解している。
万が一犯された事が公になって世間で噂になった場合、夫の出世の眼はなくなる。

「転勤までの間言うことを聞いたら俺たちは二度と関わらない」
「俺たちはな」

二度繰り返した言葉の意味を後から真弓は知ることになる。
真弓は昨夜の事を思い出しながら男たちのこの言葉を信じるしかなかった。
  1. 2014/11/20(木) 06:35:57|
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新・不貞の代償 第77回

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  1. 2014/11/20(木) 05:28:12|
  2. 不貞の代償・信定

旅行 第12回

現実を受け止めた佐藤と倉田。
妻達の痴態を頭の中に叩き込まれた。
普通の夫婦なら終わっても仕方がない。

野口の見る目なのか、経験による勘なのか。
大きな波風は立たなかった。

特に佐藤はその潜在意識、願望が強かったのか瞳に強い独占欲を抱き、一緒に居る時は必ず瞳を求めた。
DVDを何度も繰り返し見ては激しく瞳を抱いた。
それでも、瞳の旅行を止める事はしなかった。

瞳にとっても夫公認となり付き纏っていた不安が消える。
最近のペースなら精神的にも特に問題はなかった。
恵子と一緒と言うのもありがたかった。

倉田の方は以前とあまり変わらない。
アナルSEXやソフトSMなどを恵子に要求しては、性生活を楽しむ。
以前より恵子を大切にしていた。

体を滅茶苦茶に使われ、疲れて帰ってくる恵子を労わった。

野口との関係も以前と変わらない。
全てを知った事も話した。

野口は辞めたくなったら何時でも言ってくれと伝えていた。
続けるも辞めるも倉田と佐藤に任せた。

「野口さんいったい何時からこれを」
「まぁ、昔からやってたよ」
「そうですか」
「しかし、そろそろ潮時だろうな」
「君らの奥さんで最後だ」
「何故あの町で・・・・」
「あぁ、あそこの頭はちょっとした知り合いでな」
「金握らして周りを丸めこました」
「元々異常な町だから楽だったけど」
「元々って、何ですか」
「う~ん」
「あの町には女が異常に少ないだろ」
「女は皆出て行くらしい」
「あの町の昔からの風習なのか」
「女は共有物なんだ」
「一応夫婦と言う形はあるんだがな」
「何時でも誰でも抱ける」
「夫はそれを断る事は出来ないんだ」
「断るつもりもないらしいけど」
「誰かがどこからか女を連れてきては町全体で共有する」
「それが当たり前なんだ」
「それでも足りないから旅行者を狙うんだ」
「あの町に残っている女はそれを承知で耐えられる女だよ」
「・・・・」
「そんな事が許されるんですか」
「いや、許されないだろうな」
「だから俺が話を持ちかけ無茶をやめさせた」
「裏も使って参加者も集めた」
「俺が降りても後は彼らが続けるだろう」
「君らの奥さん達は大丈夫だ」
「何時でも抜けられる様にしてある」
「あそこに来てる連中は漁師以外は身元も分かっている」
「自分の妻を抱かせたい奴とか、輪姦が好きな連中だ」
「現実社会でやれば当然犯罪だから、金を払って来る」
「そこら辺りは俺の管轄じゃないけどな」
「・・・・」
「野口さんもやはり、その・・・・」
「趣味で・・・・」
「・・・・」
「あぁ、それか・・・・」

古いビニールハウスの裏で人の気配がする。
何時もの帰り道。
もう使われていないハウス。
野口は気になってそっと近づいた。

男の声と女の泣く様な声が聞こえた。
やばい雰囲気を感じたが好奇心に勝てなかった。

想像の世界でしかなかった物が目に映った。

裸の女の尻に男が腰をぶつけている。
女は四つん這いで顔を伏せ泣いていた。

傍らに洋服やバックが無造作に置かれている。

女の尻から男が離れた。
崩れ落ちそうな女の腰を別の男が掴んで同じ事を繰り返す。
女がまた泣き始めた。

しばらくして仰向けにされ地面に転がされる。
その足の間に男が圧し掛かって行った。
ぶらぶらと揺れる足首。
泣いている女の腕が男の肩から外れ、地面を彷徨う。
少し泣き声が変わった様に思えた。

「あんたは、もう俺らの物だからな」
「呼ばれたら来いよ」
「旦那もいないしな」
「ちょっとこうやって穴貸してくれればいいだけだから」
「なぁ奥さん」

2人目が女から離れた。
3人目が圧し掛かり、仰向けの女を起こした。
胡坐の上で男と向かい合い顎を仰け反らせる女。
野口の母親だった。

呆然として動けない野口。
喉が渇き、足が震えた。

回復した男、いや、母が口で回復させた男にまた犯される。
繰り返される行為に母が女としての本能で応えていく。

「その調子、奥さんもその気になってきたな」
「あんたは、これから男に困る事はないぞ安心しな」
「しっかり可愛がってやるからな」

野口の母は夫と別れ、田舎に戻っていた。
山間部の小さな部落。
若い女は母以外いないと言ってもよかった。

若いといっても30台後半。
線が細く、色が白い。
物心ついて初めて見たが母の体は綺麗だった。

それなりの大きさの乳房と締まった腰、丸い尻。
その乳房や尻が男達の手によって形を変える。

母の甲高い声で野口は我に帰った。

急いでその場を逃げ出した。

部屋に戻り思い出す母の姿。
何度精液を放出しても硬くなった。

時々野口はあのハウスを覗く様になった。

裸で犯されている時もあれば、野良仕事の途中なのか股間だけを晒した男の物を洋服を着たまま咥えている時もある。

町役場の臨時職員で働く母は、町の男の目に常に晒されていた。

その後、高校に進学した野口。
通学の事を考え母と2人で学校の近くに引っ越した。

野口が知っている事を知らない母。
男達から解放された母との二人暮らし。
野口は複雑な気持ちで過ごした。
犯される所を見たい。
その願望は野口を歪めて行く。
野口は母に告白した。
全て知っている事と、奥にある願望を。

その夜母の中で童貞を捨てた。
複数の男に汚された母の中に自分の精子を撒き散らした。

ブレーキを失った野口は、さらにその欲望と願望を母に求めた。

狭い小屋の中で男達の欲望を満たしていく母。
咥え、しゃぶり、受け入れ。
射精のリズムに合わせて腰を押し付ける。
射精の瞬間を感じ取り頭を止め飲む。
男の手が頭から離れるまで吸い続ける。

「あんたもすっかり慣れたな」
「最初だけだったな抵抗したの」
「あぁ、いい女になったわ」
「これが、調教ってやつなのかな」
「女は、みんなこれが好きだからな」
「嫌がっても、最後は皆いっしょだ」
「自分から腰を振り出す」
「あんたみたいに戻って来るのは珍しいけどな」
「もう、普通のじゃ無理だろ」
「おぉ、上で腰振り出したよ」
「はははっいい玩具に育ったな」
「今日はまた一段と激しいな」
「欲求不満だったか」
「よし、今度は俺だ」

息子の見ている前で犯される事が、友子を押し上げていく。
異常な程取り乱した友子を残し男達が小屋から立ち去る。
それぞれに満足して、卑猥な会話をしながら消えた。

放心状態で精液にまみれ横たわる友子。
その脚を抱え一気に挿入した。
一心不乱で腰を振る野口。
最高の射精が直ぐに野口を襲った。

それ以来野口は普通のSEXでは満足出来なくなった。

倉田達には母ではなく知り合いの女性と偽って話した。
話せる部分だけ掻い摘んで。
近親相姦は告白する気にはなれなかった。

倉田と佐藤はなんとなく納得した。

「その後、その人に確認したんだよ」
「あんなことされていやじゃないのかって」
「最初はいやだったって」
「繰り返される内にどうでも良くなる」
「更に、与え続けられると自分でも分からなくなるらしい」
「最後は、当たり前になるそうだ」
「少なくとも今まではその通りになって来た」
「君達の奥さんもそうだった様にね」
「それと、なんとなく分かるんだ同類が」
「嫉妬を愛情が超える奴が」
「だから君達の奥さんを選んだ」

野口は淡々と語った。
ただ、どんな人妻で試してもあの時程の快楽は得られなかったらしい。
強烈に叩き込まれた記憶を超えることはなかった。

その後、佐藤は野口に頼み現場に参加した。
目の前で輪姦される瞳。
異常な興奮、嫉妬と愛情が入り乱れる中瞳を抱いた。
想像を超える射精が佐藤を襲う。
放心状態で他の男から押し退けられた。

部屋の隅で瞳が解放されるのを待った。
それを最後に瞳は佐藤の元に戻った。

しばらくして恵子も参加しなくなった。

倉田と佐藤は妻達と話し合い新たな生活を始めていた。
一人の女を輪姦するのではなく、夫婦そろって参加する形。
その性癖を愛好するグループを作った。
もちろん野口も参加した。
野口が満足する事はまだない。
金で買った女を同伴してくるだけ。
愛する者が犯される心理状態になる事が出来ない。

倉田と佐藤は互いの妻を交換しその親睦を深めた。
1週間程夫婦交換する事もあった。
妻が相手の家に泊まり込む、この企画はグループにも受け入れられた。
3日から1週間程妻を貸し借りする。

身元と素性と信頼性、それと人間性だけが頼り。
それでも、7組の夫婦が参加している。
映像や写真で後から自分の妻が何をしていたのか確認する。

やがて野口の参加する機会が減っていった。

週に1度送られてくるDVD。
久美子の夫は自己嫌悪感に包まれながら眺める。
5人の男に毎日の様に犯される映像。
それは、輪姦と言うより日課の様だった。
同時に犯す必要などなく、待っていれば勝手に久美子が空く。
したくなれば何時でもそこにいる女。
他にすることもない島の生活。
暇さえあれば誰かが久美子を犯す。
久美子も素直に男の言う事を聞く。
抵抗もしない。
要求されるまま、全ての穴を使ってそれに応える。
夫の事など忘れてしまったかの様に。
ふっくらと膨らんだお腹が夫を失意の中に落とし込む。

映像を見終わった男を里美が慰める。

咥えて立たせて、受け入れる。
男は里美を優しく抱く。
最初の頃の乱暴さが今はない。
まるで、自分の大切な女の様に抱く。
里美はしっかりと受け止める。
彼の精液を全て自分の中に受け入れる。
彼がいいと言うまで後の処理もする。
里美は幸せを感じていた。

美智子は相変わらず共有されている。
学生達の間でも噂になり、美智子の体が空く日はない。
里美が消えてから一人で引き受けていた。

野口は久美子の夫から連絡を受けた。
久美子と離婚したと告げられた。
久美子は産んだ子供の父親と暮らすと言ったきり連絡がなくなったらしい。
離婚届けが送られてきて、夫はそれを受け入れた。

今は里美と暮らしているそうだ。

一応これで良かったのか・・・・
誰も俺を恨んでないしな・・・・

少し早めに家に戻った野口。

ポストの郵便物が目に映る。
野口宛。
それを取ってから玄関を開けた。
妻の姿はなかった。

買い物か・・・・

封を開け中身を確認する野口。
DVD。
再生ボタンを押した。

見覚えの有る家が映る。
野口の家。

玄関の呼び鈴を押す手が見えた所で場面が変わる。

リビングが映し出された、キッチンからゆっくり回り込む。
女の足首が映った。

散らかった女物の洋服。

その先は想像できた。

嫉妬と興奮と怒り、愛おしさが入り混じる。
愛情などないと思っていた妻の無残な姿。

口を押さえられ押し込まれ犯される。
無理やりずらされたブラの上に男が射精した時、野口も射精していた。
激しく抵抗する姿。
挿入されても身を捩って逃げる。
力ずくで押さえ込み。
2人の男が代わる代わる犯した。
泣きながら力なく座り込む妻。

陵辱が終わる頃には力尽きたのか大人しくなっていた。

2枚目のDVDの再生を押した。
野口は確信した、妻も他と同じ。

その夜、久しぶりに妻を抱いた。
優しく激しく。
終わった後に妻に提案した。
最初驚いていた妻にDVDの事を伝えた。

自分の性癖についても語った。

次の日、野口は倉田と佐藤を誘い飲んだ。
二人は快くメンバーに加えてくれた。

野口の妻は乱暴に扱われるのが好きらしく、乱交の時は縛られて転がされている時もあった。

その妻が犯されるのを見ながら野口は満たされていく。

唯一気になったのは岩田の妻の事。
まったく行方が分からなくなっていた。

岩田の妻はインド洋で消息を絶った。
遭難したのか、海賊なのか・・・・

ジャングルの中で東洋人らしき女が抱けると噂になっていた。
小屋に繋がれて、縛られてるから何時でも抱けと。

何故そこまでなってしまったのか。
ただ運が悪かっただけだろう。
一歩間違えれば恵子が瞳がそうなっていたかもしれない。

倉田は久しぶりに家に戻った恵子を縛った。
縄で軽く縛り、自由を奪ってゆっくり抱く。
交換先でされて来た行為を聞きながら。

縛られて犯されながら恵子は切ない声を上げる。

「愛してるって言って」
「お願い」
「あぁ、愛してるよ」
「私も」

倉田は縄を解き抱きしめながら射精した。

「今度は露出プレイでもしようか」
「・・・・」

恵子は何も言わない。
それがOKのサインだから。
  1. 2014/11/20(木) 01:00:53|
  2. 旅行・妄人
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旅行 第11回

焼肉を食べながら倉田達4人は談笑していた。
ビールを飲み肉を食べ。

会計を済ませた倉田、次に向かったのは佐藤行きつけのスナック。
中年の女性と20代後半の女性がカウンターに居る。

軽い挨拶の後奥のボックスに4人で座った。
飲み物が運ばれてきたが、作るのは恵子と瞳が受け持った。
乾杯からしばらくして、数人の客が訪れた。
カウンターがにわかに盛り上がり始める。

奥のボックスを気にする者は居ない。

倉田の役目。
佐藤とじゃんけんで決めた。
妻達の疑惑、いや、確信について恐る恐るきりだした。
上手い言葉など有るはずもなく、雑な問い掛けになる。

倉田達が妄想していた事を妻の前に吐き出した。

瞳も恵子も沈黙したまま。
大きく溜息をつく恵子。

「それで、それを聞いてどうするの」
「もし、そうだったらどうするの」
「・・・・」

倉田達はその問い掛けに対する答えを、中途半端に用意していた。

「いや、どうって」
「別に」
「ただ、もし本当にそうなら知っておきたい」
「佐藤君とも話し合ってるし」
「・・・・」
「本当に知りたいの」
「あ、あぁ」

この時点で妄想は現実だと理解出来た。

「ところで、何故今になって急に」
「前から気になっていたんだが」
「なんとなくな」
「そぉ」

野口から口止めされてはいたが、倉田は岩田の妻の事を話した。
佐藤も時々倉田を援護する。

佐藤の左手は瞳の手を、いつしかしっかり握っていた。
瞳も嫌がる素振りを見せず握られていた。

岩田の妻の話を聞き終えて、恵子は驚きを隠せなかった。

「君の事が大事だから知っておきたいんだ」

倉田はその言葉を告げて、水割りを一気に飲み干した。

「あなた達の想像通りよ」

瞳が口を開いた。
瞳は今日この話になる事を知っていた。
フライングして佐藤が昨夜瞳にしゃべっていた。
その場では全て聞く事を拒んだ佐藤。
一人で受け止める自信がなかった。

「ここで話す様な内容じゃないから」
「倉田さんの家にいきましょ」
「恵子さんいい?」
「そうね、仕方ない」
「まぁこうなる事は当然だしね」
「行きましょ」

佐藤と倉田は目を合わせお互いの動揺を確認しあった。

恵子と瞳は互いに事の始まりと成り行きを話し始めた。
少し想像と違う夫達の態度を不振に思いながら。

「いつ頃から気づいていたの」
「う~ん、結構早くに」
「毛がな・・・・」
「へ~っ良く問いたださなかったわね」
「いやぁ、なんとなく」
「言えない理由があるんでしょ」
「・・・・」
「恵子さん理由って何?」
「佐藤さんだけがあの状況知らないのよね」
「えっ?」
「内の旦那は知ってるのよ実は」
「・・・・」
倉田は確かにあの旅館で快楽に溺れた。
恵子が知っているとは思ってなかった。

「ここまで話したからもう充分ね」
「佐藤さん、気をしっかり持ってね」
「今から、証拠を見せるから」
「あなた、本当に大丈夫」
「あぁ、大丈夫だよ」

恵子は新しいお酒と氷を用意した。
リビングで二組の夫婦がこれから立ち向かう現実。
お酒の力でそのショックを少しでも緩和できれば。

DVDの映像が流れ始めた。
野口から毎回撮影した物を渡されていた。
瞳も持っている。

倉田が旅館での部屋でモザイク越しに見ていた映像。
今はモザイクがない。

恵子が船の上でその美しい体を揺らす。
散々使われた後、起こされ写メを取られていた。
上半身だけの画像。
下半身はむき出し、中に出された精液を太腿に伝わせながら写る。
倉田に送るための画像。

DVDは次への物に変えられる。
倉田も佐藤も止めようとはしない。

その映像には倉田の浮気も納められていた。
宴会場の場面。
美智子との絡み。
ステージに連れて来られた覆面の拘束された女を犯すシーン。
倉田は、うつむいて酒を少し飲んだ。
倉田が部屋を後にした後の映像で愕然とした。
拘束されていた女が恵子。
自分の妻を他の男達と同じ様に処理道具として使っていた。

「さすがにこの時はショックだったわよ」
「あぁ、ごめん気が付かなかった」
「・・・・」

次々と流れる輪姦映像。
瞳と恵子が同時に映る場面が多くなる。

「そう言えば久美子さん最近来ないわね」
「開放されたのかな」
「だったらいいけど」

野口が何故こんな事をするのかは不明だが、それに応える恵子達も驚きだった。

途中からは明らかに反応の仕方が違う。
膣の中であろうが、外であろうが口の中であっても射精させる事に喜びを感じている様に見える。

瞳も小さな体を玩具の様に扱われながら、精液を抜いていく。
恵子に挿入する男達が「締まる」「具合がいい」と口々に性能を褒めて射精していく。
瞳も同じ様な言葉を掛けられる事が多い。

どこから集めたのか全員が女性未体験の若い男達。
初めは恵子達がリードしていたが、一度覚えた快感に猿の様に女に群がる。
ボロ人形の様になる恵子達。
加減を知らない欲望の捌け口。
瞳と恵子の穴を奪い合う映像は衝撃的だった。

複雑な心境のまま映像を見続けた。
佐藤は今すぐにでも瞳を抱きたかった。
瞳じゃなくても女なら誰でも良かった。

「少し休憩しないか」
「あぁ、少し休もう」

映像が止められ、バラエティ番組に変えられた。

「どうだった」
「ふっ~」
「ちょっとショックだったよ」
「でしょうね」
「私達はもう慣れたけど」
「・・・・」
「避妊はしてるのか」
「えぇ、当然よ」
「そうか」
「まだ、これからも続くのかな」
「さぁ、でも最近減ってきたから」
「終わるかもね」

立ち上がり氷を取りに行く恵子。
その後ろ姿に倉田は欲情していた。
  1. 2014/11/20(木) 00:59:31|
  2. 旅行・妄人
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旅行 第10回

岩田の妻の生々しい映像から目をそらす事が出来なかった。
そこには特に取り立てて変わった趣向があるわけではない。
ただ体格の良い日本人女性が、明らかに肌の色が違う男達に犯されている。
順番待ちをする男達が女の体に擦り付け、咥えさせる。
強姦という印象はない。
ただ、喜んで犯されている様にも見えない。
ただ穴を使われている。

手足も自由で逃げ出す事も出来るはず。
薄暗い部屋で延々と続く行為。
精液は女の体に撒き散らかされ、女をドロドロにしていく。

次第に男の数が減り、転がされた女だけがベットに残った。

そこで映像が切れた。

次のDVDを野口がセットする。
海の映像。
船の甲板から取っている様だ。
やがて、そこに岩田の妻が映し出された。
腰の辺りにロープを巻きつけられ柱に繋がれている。
衣服を身に着けていない女にホースの水を浴びせ始めた。
2、3人の男が笑いながら水をかける。
水が冷たいのか女が身を捩って抵抗する。

逃げ場を失い座り込んだ女に更に水をかける。
足で転がされ仰向けになった体勢で、やっと水が止まった。

その場で輪姦が始まる。
女は黙って足を開き男が果てるのを待つ。
声もなく、男達が終わるのをびしょ濡れの体で耐える。
男達は中に射精する。
口々に意味不明な言葉を発しながら精液を垂れ流す。
男が変わり挿入する瞬間だけ女が反応する。
入ってくる感触に軽く背中を反らせ小さな呻き声を漏らす。

満足した男達が消えた後も映像はそのまま女を映す。
ノロノロと立ち上がり蛇口を捻る。
ホースの先を膣にあてがい流れ出る水で洗う。
自分の指で彼らの痕跡をかき出しながら洗う。

カメラの横から大きなバスタオルが女に投げられた。
そこで映像が終わった。

佐藤と倉田は黙ってソファーにもたれかかった。
言葉が出てこない。

奴隷・・・・
多分日本国内ではないだろう・・・・

「彼女はもう日本に帰ってくる事はないだろうな」
「私の手を離れてしまった」
「まぁ、岩田君が願った事でもあるんだが」

旅行の翌日、なんとなく覚えている記憶。
自分の行った行為。
妻に知られたのかもしれない。
それならそれで仕方ない。
帰ったら離婚の話をしよう。
居なくなった妻を捜しもせず勝手に帰ってきた。
妻は出て行ったものと決め付けた。

野口は岩田にチャンスを与えた。
妻を連れ戻す事は可能だが、岩田の気持ちしだいだと。
岩田の答えは、しばらくこのままで。
もし、戻ってきても離婚です。

野口は岩田の意見を尊重した。
妻が今どこに居るか知る権利はある。
慎重に岩田の様子を観察しながら、野口は話を進めた。

「奥さんが今どこで何をしているか教えようか」
「ん~、社長がそう言われるのであれば」
「ただし、これを他言されると困るんだが」
「・・・・」
「国内にはいない」
「有る場所で奉仕活動している」
「君の知る奥さんとは別人の様になっているが」

「どうゆうことでしょうか」
「その姿を納めた映像が有るんだが」
「君に見せるべきかどうか」
「出来れば話だけで納得してほしいんだが」
「・・・・」

野口の本心は岩田に映像を見せたかった。
ただ、一抹の不安が回りくどい言い方にさせていた。

映像が有るとまで言われたら見たくなってしまう。
既に愛情をなくしているとは言え一応妻である。

岩田は映像を見ても他言しないと野口に約束した。
岩田にとって野口の機嫌を損ねても何の得もない。
むしろ、社内で冷や飯を食わされる可能性さえ有る。

野口がリモコンの再生ボタンを押した。

顔に布袋を被せられた女が外国人男性複数に輪姦されていた。
抵抗も初めのうちだけで、その内力尽きなすがままに犯された。
岩田は直ぐに気が付いていた。
見覚えの有る体つき。
その体が、後ろから挿入され尻を叩かれながら突かれる。

顔が見えないが確信はあった。

あいつだ・・・・

映像が半分くらい過ぎた所で顔の布袋が外された。

そのまま行為が続く。
泣きながら、許して、ごめんなさいと繰り返す妻。
顔の前に突き出された物を力ずくで咥えさせられる。
必死でその長い物相手に頭を振る。
喉を突かれ吐きそうになりながら。

悪くもないのに誤りながら犯される妻。

岩田の様子を伺う野口がうっすらと笑った。
岩田の目は画面に釘付けになったまま動かなかった。

映像が終わった後も、岩田は画面を見つめたままだった。

あの、気の強い女が・・・・
泣きながら・・・・

「あいつはこのままどうなるんですか」
「さぁ、もう俺の力じゃ無理だ」
「そうですか」

しばらく沈黙が続く、思い出した様にテーブルに在ったコーヒーを飲み干した。

「ビールの方が良かったか」
「えっえぇ」
「・・・・」
「もし、どうしてもと言うなら半年後に交渉はしてみるが」
「えっ?」
「彼女を連れ戻したいならの話だ」
「・・・・」
「確約は出来ないが」

しばらく考え込んだ岩田。

「いえっそれは結構です」
「ただ、もし出来れば今後の映像貰えませんか」
「ん?」
「あぁ、それなら多分大丈夫だろ」
「その、権利はあるからな」
「ただ、完全にこちらの手を離れたら無理かもしれない」
「えぇ、無理は言いません」
「わかった、伝えとこう」

岩田が帰ったのはそれから直ぐの事だった。

野口の部屋を出た後、繁華街へ向かった。
目に付いた店に入る。

プロの女性をまるで狂った様に抱いた。
一度射精して落ち着きを取り戻したが、直ぐに硬くなる。
商売とは言え女性がその回復力に驚いていた。

その頃、岩田の妻は彼らの回復力の前にダッチワイフの様に動けなくなっていた。

「野口社長、あれはいったい」
「さぁな」
「俺もあまり詳しい事は分からない」
「どこかに売られたんでしょうか」
「かもな」
「・・・・」

それ以上は言葉が続かなかった。

野口の部屋を後にした二人は、妙な疲労感を覚えそれぞれ帰路についた。

お互いが複雑な心境で帰宅した。

中々寝付けない倉田。
間違いなく欲情している。
恵子を抱きたいが、なぜか我慢する。
手を伸ばせばそこに居る恵子。

もやもやしたまま無理やり目を閉じた。

恵子も同じ様に・・・・
俺以外の物を受け入れて・・・・

倉田は恵子が輪姦される場面を想像しながらそれを打ち消す。
眠りに落ちるまで何度も妄想を打ち消した。
酔ってなければ眠れなかっただろう。

佐藤も同じだった。
小柄な妻が複数の男に輪姦される場面を想像する。
暴力的に犯され、服従していく妻。

シャワーを浴びながら硬くなった物を激しく扱いた。

妻を輪姦する男達の輪の中に自分も登場する。
自分の番が来てボロボロの妻を犯しながら射精した。

その後も恵子は時々旅行に出かけた。
瞳も同じ様に出かける。
しかしその頻度はそれ程多くはなかった。
2ヶ月に1度程度。
一泊か二泊。
相変わらず疲れて帰ってくる。
一度何故そんなに疲れるのに旅行に行くのかと聞いた事がある。
恵子は、倉田を見て本当に知らないの?とだけ言った。
倉田は何も応えなかった。

いつかは確かめなければいけない。
しかし、まだその勇気が持てない。

佐藤とも飲む度に同じ話をしていた。

夫婦の性生活の為に確認するべきだろう。

男2人は意を決して聞くことにした。
倉田家夫婦と佐藤家夫婦で次に集まった時と決めた。

久美子が家に戻らなくなって1週間が過ぎていた。
夫の元に何時もの様に1枚のDVDが届けられた。

恵子や瞳と使用方法が変えられた久美子。

再生された映像には、信じられない所で生活する久美子が居た。

小さな島が映し出される。
島の中の映像は最低限の生活が出来る程度の設備と建物。
日本なのかさえも分からない。

久美子が映し出された。

「しばらくしたら帰ります」
「心配しないで下さい」
「元はと言えばあなたが言い出した事」
「最後まで見届けてください」

誰かに言わされているのか、淡々と語る。

テロップが流れた。

この島は私有地です。
今からここに男性5人が到着します。
あなたが望んだ通り奥さんは陵辱されるでしょう。
これはゲームです。
奥さんに怪我をさせる様な事は有りません。
ご主人、あなたに奥さんが誰の子供を妊娠するか当てて貰います。
見事あたれば奥さんをお返しします。
回答は今から送るメールアドレスに返信して下さい。
経過報告は10日に1回映像で送ります。
尚、ご主人の生活など身の回りの世話をする者を派遣しますので
自由にお使い下さい。

短い映像が終わった。

理解するのにしばらく時間を必要とした。
頭を抱えても後の祭りだった。
  1. 2014/11/20(木) 00:58:14|
  2. 旅行・妄人
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旅行 第9回

何時もの段取りで宴会が始まる。
岩田の妻以外はこの後の展開を理解している。
恵子もこの数日間で叩き込まれた行為を拒むつもりはなかった。

酒を注ぐ女達。
唯一知らん顔で食事をする岩田の妻。

岩田はイライラしながらビールを煽った。

1時間もすると岩田夫妻の様子がおかしくなってきた。
異常に酔いが回る。
妻の方は座っているのに揺れている。
記憶が消えた。

ぎこちない様子で酌をする久美子の胸が両側から揉まれる。
浴衣の後ろを捲くられ下着は丸出し。

直ぐに全裸にされるだろう。
久美子の夫は会場の隅でその光景を見ていた。
自分の妻が陵辱される姿を見たいと酔った勢いで野口に話した。

久美子の夫に何度か確認し、この場所に連れて来た。
初めはショックが強かったらしい。
無事に久美子が参加している。

恵子には既に数人が群がりやりたい放題。
瞳も男を受け入れ甲高い声を上げる。

久美子や里美、美智子も女としての機能を充分使う。

男達を次々に射精させながら次の欲望を受け入れる。

岩田の妻は意識のないまま船に乗せられた。
夫は同じく意識のないまま宴会場に放り込まれた。

久美子の夫は順番を待っていた。

やっと回ってきた順番に慌てて挿入した。
別人の様な久美子の体。
他の男の精液でずるずるになった膣に突き立てる。
久美子はそれが夫の物で有る事など理解していない。
誰かの欲望。

野口と共にこの宴会を眺めている男がいた。

岩田の妻を船に乗せた男。

里美がうっすら意識の戻った岩田の物を口に含んだ。
体の自由が利かない岩田はされるがまま口の中で果てた。

訳が分からないまま射精した岩田はもう一度意識をなくした。

たっぷり精液を浴びた人妻達をモニター越しに眺める男。

岩田の妻は沖で大きな船に移された。

「恵子と瞳は一旦夫の元に返そう」
「多分まともな生活には戻れんよ」
「こちらの指示に従うだろう」
「久美子はこのまま使えるだろう」
「別の場所でそれ専門で夫公認だからな」
「録画した物でも送ってやればいいだろ」
「他はこの町の物だからそのままでいいだろ」
「岩田はほっとけばいい」
「家出って事で」
「彼もそれを望んでいるんだろ」
「えぇ」
「しかし、良くこれだけ続いたな」
「えぇ、有る程度使ったら開放してきましたから」
「夫にばれずに生活してる女もいるかと」
「なるほどな」
「だが、何故急にやめる気になったんだ」
「えぇ、飽きてしまいました」
「そうか・・・・」
「最大の理由だな」

岩田の妻は水を浴びせられて起こされた。
ぼんやりとした視界の前に見た事もない男達が立っている。

何かしゃべっているいるが理解できない。
半年間彼らと一緒に航海する事になる。
18対1の割合で。

短かった旅行が終わり恵子は自宅に戻った。
帰ってからしばらくは体調が戻らず寝たり起きたりが続いた。

瞳も同じだった。

倉田と佐藤が妻の会話で気が付くのに1週間かかった。

夫婦揃って知り合っていた事。
夫達はこれ幸いと喜んだ。
お互いの家を行き来しながら親睦を深めた。

恵子と瞳が旅行に行くと告げると、駅まで2人で見送り行った。

二人の評判は良かった。
どんな要求にも応える人妻。

久美子と三人揃った時はその場で次の予約が入る。

恵子と瞳は無料で日本全国に旅行出来た。
久美子は1度使うとしばらく使えない程乱れる様になった。
3回に一回が限度。

倉田も佐藤も馬鹿ではない。
妻の変化にはとうの昔に気が付いている。

つるつるの体に完璧な反応とテクニック。

妻達の旅行の度に二人でその会話になる。
酒のつまみになっていた。
一度、妻のその現場を見たいとまで思っていた。

倉田と佐藤は野口に誘われた。
今回の仕事が完了した報告を兼ねてのささやかなお祝い。

12時を回り酒の量も増えてきた頃、野口が自宅に誘った。
自宅と言っても仕事用のマンションの一室。

高級な酒を出され2人は恐縮していた。

黙ってDVDをデッキにいれる野口。

洋物のアダルトが流れ始めた。
異常に長い物を突っ込まれ悶絶する女。
大柄な女は多分東洋系だろう。
取り立ててスタイルが良い訳でもない。
ただ、犯されている。

「岩田の奥さんだ」
「!」
「・・・・」
「岩田さんの・・・・」

岩田は最初こそ動揺していたが、見違えるように仕事に打ち込んだ。
元々能力があった男、足を引っ張る物がなければ伸びる。

二人は黙って画面を眺めていた。
  1. 2014/11/20(木) 00:57:07|
  2. 旅行・妄人
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旅行 第8回

浴場のドアを開ける恵子。
数段ある棚の左端のカゴに浴衣が見える。

誰か入ってるのか・・・・
まぁ今更どうでもいいけど・・・・

浴衣を脱いで簡単にたたみカゴに入れた。

カラカラとドアを開け浴場に入る恵子。
割と大きめの湯船に女性が一人浸かっていた。
軽く頭を下げシャワーへと向かった。

この旅館に来てから何度も使われた体。
恥部の毛は全て剃られ体には痣が残る。
無駄のない肢体にはっきりと残る陵辱の痕が鏡に映る。
伏し目がちに椅子に腰をかけ、シャワーの蛇口を捻った。

肩から浴び痕跡を消すように軽く手のひらで肌を擦る。

瞳はその後姿に視線を止めていた。
無駄がなく引き締まった体。
女性なら誰もが一度はあこがれるだろう。
決して痩せているだけではない、きちんと出る所は張りを保っている。
小柄で華奢な自分の体と比べる。
男なら自分より彼女を抱きたいと思うだろう。

恵子は視線を感じ鏡越しに後ろを見た。
振り返りはしない、髪を洗い体を洗い流した。

湯船に向かって歩く恵子と瞳の視線が合った。
瞳の視線が恵子から外れる事はなかった。

見れば見るほど美しい体。
その体に似合わない痣があるのが見えた。
およそ普通の生活ではここまでは付かない場所にまで。
毛のない恥部にはあまり驚かなかった。
この状況に巻き込まれてから何人も見ていた。

少し離れた所に恵子は浸かった。
お互いに声をかける事もなく時間が過ぎた。

二人の生贄がほぼ同時に立ち上がる。
見知らぬ男達の欲望を受け入れる準備を整えて湯船を後にした。
浴場を出て別々の方へ進む。

美智子と里美も遅れて旅館に入った。
美智子はここに来る途中で新しい男達に使われた。

ついこの前まで学生服を着ていた男の子達を男にした。
美智子の服を脱がした若者達は、はち切れそうな欲望を握り締め
美智子に迫った。

一つ深呼吸して美智子が彼らを制した。

「慌てないで」
「ちゃんとしてあげるから」
「乱暴はしないって約束して」
「怪我とかしたくないから」
「・・・・」

若者はじっと握ったまま固まってしまった。
実物の女の体を見て戸惑っている内に勢いが空回りしていた。

美智子が最初の若者を口に咥えゆっくりと頭を動かす。

じゅるるちゅくっちゅぼじゅぼじゃばずるるちゅぽちゅるじゅ
ずずっじゅるんくっちゅるんくじゅるじゅくじゅるるじゅぱ

一分もしない内にオナニーとは比べ物にならない快感が、若者の背中を突き抜けた。
あまりの量の多さに美智子も唇を離し、しごきながら乳房に向け
射精させた。

大量の精液を美智子に浴びせてもその硬さは維持している。
残りの精液を吸い取りながら美智子は次の欲望を握った。

吸い取った精液を飲み干し新たな欲望を咥えた。
彼の物は長く、時々美智子の喉を突く。
根元を握り亀頭を中心に攻める。
待ちきれなくなった若者が美智子の胸を揉む。
2人目の精液が美智子の顔に飛び散る。
喉を突こうとする物を唇から離し手でしごいた結果。

3人目はフェラチオの途中で腰が砕け、仰向けに寝た。
空に向かいそそり立つ物に美智子が舌を這わせる。
無防備に晒される尻に若者の指が伸びる。
やがてびっしょり濡れた膣を探し当て不器用な指が滑り込む。
乱暴にかき回される膣が若者に絡みつく。

3人目の精液は美智子の口で全て受け止められた。
射精が終わった物から唇を離し顎を上げ、目の前で飲み干した。
大人の女の貫禄に若者達は歓喜し勢いを取り戻した。

幼稚なリズムで美智子の膣を使う若者達。
感じてはいたが、昇り詰める事はなかった。

夜の事も考え、それぞれに1度づつ膣に射精させた所でその場を後にした。

見かけたら声を掛けてもいいと約束させられたが、美智子にとって
それは日常的な事、特別な事ではない。
ただ、一応町の大人には内緒という事にしておいた。

美智子が消えた後、童貞を捨てた若者達はそれぞれ家に戻り、思い出しては自分で最後の一滴まで搾り出した。

里美は湯船に浸かりながら、美智子の話を興味津々で聞いていた。
美智子に聞いた内容で彼らの大体の見当はついている。
里美は少し美智子が羨ましかった。
完全に玩具として扱われる自分より、美智子の方が楽しそうに見えていた。

里美の部屋には首輪と手錠が常に用意されている。
時には犬の様に宴会場を引き回され咥えさせられ、犯される。
無理やりビールを飲まされたり、バイブを入れたまま立たされ
落としたら罰としてアルコールを飲まされる。
トイレは何時も部屋の隅にある洗面器、中央で全員に見られながら
放尿させられる時もある。
同姓に見られながら放尿し問答無用で挿入される。
屈辱を感じる、屈辱が里美を追い込む。
追い込まれ開放されていく。
誰もが使える里美という玩具が出来上がる。

佐藤と倉田は異常に遅い昼食?を食べに出かけた。
ファミリーレストラン。
メニューのメインは殆どハンバーグ。
和食の定食を注文しあっと言う間に平らげた。

食後のコーヒーを飲み干し佐藤と別れた。
妙に気の合った2人はまた飲みに行く約束を交わしていた。
佐藤は妻が旅行の時を希望した。
理由は暇だからだそうだ。
倉田は割と自由に飲みに出る事が出来たので佐藤に合わせる事にした。
恵子はジムで気晴らししているから、その辺りは寛大な対応をしてくれる。

今度4人で飲んでみるのもいいかもしれないな・・・・
まぁ野口社長のおかげで仕事も上手く行きそうだし。
佐藤君もポジション上げてくれれば都合がいいし。
全て順調に行けばしばらく他の仕事取らなくてもいけそうだ。
忙しくなりそうだな・・・・

旅館の従業員達が慌しく動き回る。
宴会場に部屋の準備。
何度か見た顔がロビーに集まる。
それぞれの部屋の鍵を渡し宴会の時間を伝える。

「今日はこれで全員かな」
「えぇ多分」
「・・・・」
「女性の数が少ない気がするけど」
「えぇそのようですね」
「2人キャンセルでしたから」
「え~と、美智子さんと里美さんは決定でしょ」
「後は、倉田さんの奥さんと佐藤さん」
「それと、久美子さん」
「そう言えば久美子さんの旦那さんは大丈夫なの」
「さぁ、大丈夫でしょ」
「野口さんの関係の方ですから」
「そうね」
「あら、誰か来たみたい」
「いらっしゃいませ、ご予約の方は」
「いぇあの野口社長に呼ばれて」
「まぁそうですか」
「じゃあ空いている部屋にご案内します」
「あぁどうも」

40代の気の弱そうな男と、同じ頃の大柄な気の強そうな女
部屋に入り野口に到着した事を告げた。

宴会は7時からだと野口から聞き電話を切った。
女は温泉に行くと言い残して部屋を出た。

岩田は妻との離婚の理由を探している。
自分が出世出来ないのは無愛想で気の利かない妻のおかげだと思っている。
結婚した頃はそれなりに可愛い女だった。
今はその面影も無い。

部下を招いても見下したような態度で接する妻。
会社の集まりでも態度がでかい。
次第に連れて行かなくなり、部下を誘っても来なくなった。
野口社長の命令でなければ絶対連れて来る事はなかった。
久しぶりに社長からの誘いに岩田は一度は喜んだ。
妻同伴と聞いて落胆した。
ただ、社長の一言。
「君にとってマイナスにはならないから」
その一言でここに来た。
何が有るのかは聞かされていないが、岩田はやる気になっていた。
野口の小さくつぶやいた「多分」を聞き逃していたからだろう。

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旅行-9
妄人 5/6(金) 22:08:30 No.20110506220830 削除
何時もの段取りで宴会が始まる。
岩田の妻以外はこの後の展開を理解している。
恵子もこの数日間で叩き込まれた行為を拒むつもりはなかった。

酒を注ぐ女達。
唯一知らん顔で食事をする岩田の妻。

岩田はイライラしながらビールを煽った。

1時間もすると岩田夫妻の様子がおかしくなってきた。
異常に酔いが回る。
妻の方は座っているのに揺れている。
記憶が消えた。

ぎこちない様子で酌をする久美子の胸が両側から揉まれる。
浴衣の後ろを捲くられ下着は丸出し。

直ぐに全裸にされるだろう。
久美子の夫は会場の隅でその光景を見ていた。
自分の妻が陵辱される姿を見たいと酔った勢いで野口に話した。

久美子の夫に何度か確認し、この場所に連れて来た。
初めはショックが強かったらしい。
無事に久美子が参加している。

恵子には既に数人が群がりやりたい放題。
瞳も男を受け入れ甲高い声を上げる。

久美子や里美、美智子も女としての機能を充分使う。

男達を次々に射精させながら次の欲望を受け入れる。

岩田の妻は意識のないまま船に乗せられた。
夫は同じく意識のないまま宴会場に放り込まれた。

久美子の夫は順番を待っていた。

やっと回ってきた順番に慌てて挿入した。
別人の様な久美子の体。
他の男の精液でずるずるになった膣に突き立てる。
久美子はそれが夫の物で有る事など理解していない。
誰かの欲望。

野口と共にこの宴会を眺めている男がいた。

岩田の妻を船に乗せた男。

里美がうっすら意識の戻った岩田の物を口に含んだ。
体の自由が利かない岩田はされるがまま口の中で果てた。

訳が分からないまま射精した岩田はもう一度意識をなくした。

たっぷり精液を浴びた人妻達をモニター越しに眺める男。

岩田の妻は沖で大きな船に移された。

「恵子と瞳は一旦夫の元に返そう」
「多分まともな生活には戻れんよ」
「こちらの指示に従うだろう」
「久美子はこのまま使えるだろう」
「別の場所でそれ専門で夫公認だからな」
「録画した物でも送ってやればいいだろ」
「他はこの町の物だからそのままでいいだろ」
「岩田はほっとけばいい」
「家出って事で」
「彼もそれを望んでいるんだろ」
「えぇ」
「しかし、良くこれだけ続いたな」
「えぇ、有る程度使ったら開放してきましたから」
「夫にばれずに生活してる女もいるかと」
「なるほどな」
「だが、何故急にやめる気になったんだ」
「えぇ、飽きてしまいました」
「そうか・・・・」
「最大の理由だな」

岩田の妻は水を浴びせられて起こされた。
ぼんやりとした視界の前に見た事もない男達が立っている。

何かしゃべっているいるが理解できない。
半年間彼らと一緒に航海する事になる。
18対1の割合で。

短かった旅行が終わり恵子は自宅に戻った。
帰ってからしばらくは体調が戻らず寝たり起きたりが続いた。

瞳も同じだった。

倉田と佐藤が妻の会話で気が付くのに1週間かかった。

夫婦揃って知り合っていた事。
夫達はこれ幸いと喜んだ。
お互いの家を行き来しながら親睦を深めた。

恵子と瞳が旅行に行くと告げると、駅まで2人で見送り行った。

二人の評判は良かった。
どんな要求にも応える人妻。

久美子と三人揃った時はその場で次の予約が入る。

恵子と瞳は無料で日本全国に旅行出来た。
久美子は1度使うとしばらく使えない程乱れる様になった。
3回に一回が限度。

倉田も佐藤も馬鹿ではない。
妻の変化にはとうの昔に気が付いている。

つるつるの体に完璧な反応とテクニック。

妻達の旅行の度に二人でその会話になる。
酒のつまみになっていた。
一度、妻のその現場を見たいとまで思っていた。

倉田と佐藤は野口に誘われた。
今回の仕事が完了した報告を兼ねてのささやかなお祝い。

12時を回り酒の量も増えてきた頃、野口が自宅に誘った。
自宅と言っても仕事用のマンションの一室。

高級な酒を出され2人は恐縮していた。

黙ってDVDをデッキにいれる野口。

洋物のアダルトが流れ始めた。
異常に長い物を突っ込まれ悶絶する女。
大柄な女は多分東洋系だろう。
取り立ててスタイルが良い訳でもない。
ただ、犯されている。

「岩田の奥さんだ」
「!」
「・・・・」
「岩田さんの・・・・」

岩田は最初こそ動揺していたが、見違えるように仕事に打ち込んだ。
元々能力があった男、足を引っ張る物がなければ伸びる。

二人は黙って画面を眺めていた。

  1. 2014/11/20(木) 00:54:00|
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旅行 第7回

自宅に戻った倉田は仕事の準備を整え野口の事務所へ向かった。
事務所に向かう車の中で恵子に電話をかけてみた。

電波の・・・・
繋がらない。

事務所の駐車場に車を止め玄関に向かう。
週に3日は顔を出す場所。

受付で挨拶を済ませ、佐藤と言う男を待つ。

やがて男が倉田を見つけて近づいて来た。

「どうも、倉田さんですよね」
「えぇ、佐藤さんですか」
「はい、よろしくお願いします」
「こちらこそ」

2人は簡単な挨拶を済ませ車に向かった。
車中で今回の企画の段取りを確認しながら目的地へ向かった。

佐藤は中堅社員らしい、今回の企画でチャンスを手に入れたと
興奮しながら語る。

会議は順調に進んだ。
佐藤も倉田も想定内の事案に的確にプレゼン出来た。
今回の会議で9割仕事が確定した。
残りの詳細な部分を詰めれば何の問題もない。

なんとなく気の合った2人は祝杯を上げていた。

佐藤には2歳年下の妻がいるらしい。
夫婦中は普通。
時々友達と旅行に行くのが趣味らしい。
佐藤も仕事優先のため、妻の行動をあまり束縛しない様にしている。
その辺りは倉田も同じ。
妻を信用している。

ちょうど今日から2泊の予定で旅行に出かけたらしい。

話の成り行きで佐藤の家で飲み直す事になった。

男同士の馬鹿話が深夜まで続く。
そのままソファーで眠りに落ちた。

意識が遠ざかる中で棚にある写真が目に映る。
どこかで見た記憶・・・・
どこ・・・・

翌日の昼前に目覚めた。
佐藤はまだ眠っている。
勝手に冷蔵庫から水を取り出し飲んだ。

タバコに火を付けぼんやりと部屋を眺める倉田。
棚の写真で視線が止まった。

・・・・

「あっ」

思い出した昨日まで居たあの町。
彼も行っていたのか。

小柄な奥さんと一緒に写っている。
後ろに移る漁船に見覚えがある。

しばらくして佐藤が目覚めた。

コーヒーを飲みながら昨日の飲みすぎを反省する。
倉田が写真の事を尋ねた。

3ヶ月程前に野口に勧められて行ったらしい。

到着して直ぐに、地元の漁師達に歓迎され船に乗せて貰った。
元々釣りが好きな佐藤。
沖に出る事が出来ると知ると、それを希望した。
釣りにそれ程興味のない妻は遊覧を希望した。

2人はそれぞれ別の船でサービスを受ける事になった。

佐藤の乗った船は順調に沖に出る、島の影も見えなくなった所で
釣りに夢中になった。
携帯の着メロが鳴る。
瞳から・・・・

瞳からの写メが届いた。
海をバックに髪の毛をなびかせた写真。

多分先に戻ると思います。
釣り楽しんでね。

了解。
漁師さんに迷惑かけるなよ(笑)

「そろそろ、戻って貰っていいですか」
「えっ」
「奥さんこれからいい所があるよ」
「えぇでも」
「すぐだよ」
「いぇあの・・・・」
「ん?もしかしてトイレかい」
「・・・・」
「だったら尚更都合がいいよ」
「あの島、上がれるから」
「帰るより早いよ」
船は速度を上げ島に向かった。

島の裏側に船を係留させる場所があった。

場所を教えて貰い、瞳が小走りで向かう。
急いで下着を降ろし放出を開始した。
勢い良く放尿する瞳が大きくため息をついた。

目線を上げた瞳の目に島に近づいて来る船が見えた。

下着を身に着け来た道を戻る瞳。
新たに到着した船から3人の男が降りてきた。
瞳と一緒に来た漁師達と新たな漁師達。

立ち止まる瞳の方に男達の視線が向けられた。

「奥さん、用は済んだかい」
「・・・・」
「んじゃ、そろそろ始めようか」
「えっ?」
男達数人が瞳の方に歩き始めた。

異様な雰囲気を感じて後ずさりする瞳。
男達がニヤニヤしながら近づいて来る。
瞳は振り返って走り出した。

やばい・・・・
何かされる・・・・
怖い・・・・

走る以外何も思いつかない。

男達はバラバラに別れ瞳を追った。

かなり小さな島、瞳に残された逃げ道は海しかなかった。
岩影に必死で身を隠し息を殺す。

「おーい、見えてるよ奥さん」
「!」
振り向いた先に男が笑いながら立っていた。
とっさに逆側に走る瞳。
男はゆっくりと追いかけて来る。
視線の先に別の男の姿が映る。
方向を変える瞳。
慣れない場所と追われる恐怖で足が重くなる。
大きな岩の陰に身を隠して息を整える。
足音が近づく、飛び出して全力で走る瞳。
目の前に船が見えた。
元の場所に戻っていた。

力尽きその場に座り込んだ瞳。
後ろから近づいた男に肩を掴まれ携帯を取り上げられた。

携帯・・・・
あぁ・・・・

「どこにも連絡してないみたいだな」
「残念だったね」
「旦那さんにでも連絡してるかと思ったけど」
「まぁ、まだ何もしてないから別に構わんけど」
「今度は刺激的な写メでも送るか奥さん」
「・・・・」

瞳は抵抗した、声を上げ手足をバタつかせ必死で。
洋服を剥ぎ取られ、下着を引き千切られながら抵抗した。
「やめて~」「おねがい」
「いや~」「もう、おねがい」

その声が男達に新鮮な興奮を与える。
今まで何度も繰り返してきた男達もこの瞬間だけは格別。
人妻を力ずくで輪姦する。
どの女も必ず抵抗しながら落ちていく。
男達には確信に似た自信があった。

男の腕を掴み押し退けようと力を込める。
抱え込まれた膝をバタバタと激しく動かす。

瞳の体に力が入り、呻き声を漏らした。
絶妙な角度に固定された膣に深々と欲望が押し込まれた。

小さな草むらで瞳の輪姦が始まる。
青臭い葉っぱの匂いと男達の吐く息が瞳を包む。
男達は瞳を自分の物の様に扱う。
ずぶずぶと挿入し、激しく腰を打ちつける。
代わる代わる射れ犯す。

体が反応するのに時間は掛からなかった。
あれから月に1度この町にやってくる。

夫には旅行と告げ出かける。

瞳が旅館に着くと男達が数人待っている。
毎回知らない男が加わる。

部屋で犯された後、宴会に参加させられる。
10人前後の時もあるが、もっと多い時もある。
女性は5人から10人程が毎回参加している。

最初の呼び出しの時、野口に犯された。
島で犯された時の映像を見ながら野口に抱かれた。

宴会の日時はメールで来る。
任意の時と必ずの時があるらしい。
瞳の場合はまだ一度も任意がない。
必ず参加。

瞳は慣れてしまった訳ではない、ただなんとなく断わるつもりもなかった。

浴場に浸かりながら宴会の時間を待つ。

恵子も浴衣に着替えて浴場に向かった。
  1. 2014/11/20(木) 00:52:14|
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旅行 第6回

倉田は酒池肉林の興奮の中で美智子を犯した。
自分の妻の膣で濡れた物を、そのまま美智子に使う。
ステージで犯されている女を、視線の端に捉えながら美智子の尻を抱える。

隣で久美子の腕が宙を舞う。
膝先がリズム良く揺れる。

美智子の中に残りかすの様な精液を吐き出して性を使い果たした。

強烈な脱力感に襲われその場を後にした。
部屋に帰り布団に横たわる倉田。
そのままゆっくりと深い眠りに落ちていった。

しばらくして倉田の部屋の扉が開いた。
1分程して扉が閉まる。

宴会場の恵子が拘束から開放された。
覆面も脱がされ顔を晒す。
口輪も外され自由になった。

仕事を終えた旅館の従業員達が、そっと部屋に侵入して来る。
恵子の夜がまた延長された。

膣からは既に精液が溢れ出し畳の上に滴り落ちる。
股間を硬くしながら従業員が恵子の前に立った。
今夜はまだ未使用の口に欲望が収まる。
舌と唇を巧みに使い吸う。

恵子、久美子、美智子、里美の穴は常に誰かに使われる。
甘美な声と荒い息使いが充満する部屋。

男達が満足するまで終わらない。
恵子の腰が浮く、引き付けられ恥骨を擦りつけながら昇り詰める。
男の痙攣に合わせる様に恵子も痙攣する。

男が離れると容赦なく次の欲望が挿入される。

4人の女のうめき声が延々と続く。

この短期間で恵子は男を受け入れるのに抵抗をなくした。
見知らぬ男達による輪姦に女として反応する。

恵子の体は男達を喜ばせるのに充分な変化を遂げていた。

乱暴に使われてもドロドロにされても奉仕をやめない。
恵子自身も突き抜ける快感に何度も気を失った。
意識をなくし尻の穴に挿入され覚醒する事もあった。

狭い部屋で男達の視線に晒され美智子にバイブで逝かされた事もある。
夫と隔離され陵辱され続けた恵子。
恵子の体を知らない男達はこの町の年寄りと子供だけだった。

ゆっくりと空が明るくなる頃宴会は終わりを告げた。

恵子は旅館の個室で意識をなくした。

倉田が携帯のなる音で目を覚ます。

ぼんやりとした頭で探す、手に触れた所で着信音が途切れた。
不在の宛名を確認する。
野口社長・・・・
・・・・
一呼吸置いて起き上がる倉田、タバコを探す。
火を付けゆっくりと吸い込む。

電話をかけ直した。

「もしもし、倉田君か」
「あっはい、社長どうされました」
「いや、ちょっとな旅行中悪いんだが」
「・・・・」
「急な仕事で悪いんだが、今すぐ戻って来れるか」
「えっ」
「いや、倉田君決して悪い話じゃないんだ」
「例の企画の件なんだが」
「急に話が進んで打ち合わせがな」
「今日の午後からなんだ」
「わしが行ければいいんだが、どうしても外せない会合があって」
「内の佐藤を付けるから一緒に行ってくれないか」
「はぁ・・・・」
「資料と流れは佐藤の方から説明させるから」
「そこからなら2時間で戻れるだろ」
「えぇまぁ」
「頼むよ、君にとっても大きな仕事になるから」
「えぇ」
「じゃぁ頼んだよ、会社の方に来てくれ」
「わかりました」

突然の野口からの話を理解するのに、もう一本タバコを吸った。

慌てて準備を整え、旅館の受付に恵子への伝言を残し車に乗った。

その走り去っていく車を見送る男。
窓辺で見送る男は恵子の頭を掴み咥えさせていた。

朦朧としながら奥まで飲み込む恵子。
喉を突かれダラダラと口元から涎を垂らす。

視界が鮮明になり男の顔がはっきりと見える。
ニヤリと笑った男が恵子を見下ろす。

驚いて目を見開いた恵子の喉に男の精液が叩きつけられた。
大量に吐き出される精液。
すぐに恵子の口の中が飲み干せない精液でいっぱいになる。
男が頭を解放した途端弾かれる様に仰け反る恵子。
咳き込む口元から唾液と混ざった精液が溢れ出した。

「奥さん、しっかり飲んでくれないと」
「・・・・」

びゅるっびゅっびび

男の物から残った精液が恵子の体に浴びせられた。

「野口社長・・・・」

男は黙って恵子の前に突き出した。

・・・・・

恵子の唇が野口の物に被せられて行く。
頭をゆっくり動かし軽く吸いながら野口の顔を見上げる。
最後の精液を吸い取り唇を離した。

「倉田君は先に帰ったから」
「・・・・」
「奥さんは何も心配いらない」
「しばらくここに泊まれる様に手配したから」
「まぁ色々あるだろうけど奥さんなら大丈夫だよ」
「中々いい反応するし」
「船の上は良かったかい」
「奥さんの働き次第で倉田君も旨く行くから」
「いったい・・・・」
「どういう事ですか」
「まぁ心配ないから」

野口はそれ以上口を割らなかった。

疲れからか、恵子もそれで黙った。

野口のリズムに合わせ声を上げる恵子。
回復した野口の思うがままに突かれる。
膣の中で脈打つ塊が子宮を押し潰し熱い精液を放つ。
恵子の膣が強烈に締め付け痙攣を繰り返す。

野口の胡坐の上で恵子は昇り詰め気を失った。

眠りに落ちた恵子を残し野口は部屋を出て行った。

野口と町の数人の男達が昼食を食べながら会談している。

「今夜到着するから」
「はい、野口社長」
「何時も通り段取りしてますから」
「あぁ、心配はしてない」
「長い付き合いだから」
「まぁでも今回は中々いい女を2人も送って貰いましたからね」
「倉田の奥さんはいいな」
「あれは充分使える」
「佐藤の方の奥さんはどうなんだ」
「久美子さんでしょ」
「使ってみたら分かりますよ」
「ありゃぁかなりの淫乱ですよ」
「もう、旦那一人じゃ満足出来ませんよ」
「定期的に使えるでしょうね」
「案外向こうから積極的に来るかもしれませんよ」
「ほうっ後で使ってみるか」
「どうぞ是非」
「後何人来るんだ」
「5人程都合つけてます」
「渋ったのも多分大丈夫でしょう」
「全員来れば8人くらいですね」
「ほう、盛大だな」
「えぇ」

話が終わると野口は男達を残し旅館へと戻った。

ごろりと横になり今夜の展開をあれこれ考えながら目を閉じた。
  1. 2014/11/20(木) 00:48:10|
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旅行 第5回

大人の関係・・・・
美智子と倉田はお互い理解していた。
この事は当然秘密。

妙な空気感で別れた2人。

今夜また顔を合わすのか・・・・
恵子がいたらなんだか気まずいな・・・・
まぁ今更どうする事も出来ないし。

部屋に戻り冷蔵庫のビールを開けた。
一気に飲み干し一息つく倉田。
すっきりした下半身とアルコールが倉田の頭をぼんやりとさせる。
普段仕事で緊張している分少しづつ感覚がゆるくなっていた。

ビールを2本飲み干し布団に横になった。
さっきのビデオの事を思い出したが、気だるさの方が勝った。

少し眠るつもりがしっかりと寝入っていた。

仲居さんが呼びに来なければそのまま眠っていただろう。
宴会場の場所を教えてもらいボツボツと向かった。

そこに入ると10人程のお膳が用意されていた。
先に来ていた男達に軽く挨拶して一番端の席に座った。

船に乗せてくれた男も来ていた。

ぼんやりしたまま酒を勧められ飲む倉田。
料理に手を付ける男達。

「あのー宴会って言われたんですけど」
「私来て良かったんですかね」
「あぁ、大丈夫だよ」
「ここ、月に1度か2度地元の奴らとか泊り客とか全員でやるんだ」
「遠慮しなくていいよ」
「結構評判なんだよここの宴会」
「一度参加すると仲間だから」
「へ~そうなんですか」
「ここに居る人達も半分地元で半分は泊まりの人だよ」
「奥さん連れてきたり一人で来たりね」
「釣りとこの宴会が目当てで来てるんだよ皆」
「何か特別な事でもあるんですか?」
「まぁ後のお楽しみだよ」
男は親切にビールを注いでくれた。

料理も運ばれてくる。

それぞれに箸を伸ばす。
取れ立てなのか魚はやはり旨い。
酒も進む。
やがてその場に居た男達と自然に打ち解けていた。

やがて料理が出揃い、大量の酒をテーブルに置いて仲居達が部屋を出て行った。

次に扉が開いた時倉田の視線が止まった。

2人の女性が入ってきた。
その中に美智子も居た。

コンパニオンなのか・・・・

男達の間に慣れたように座り酌を始めた。
短いスカートに露出の多い上着。
横から胸が今にも見えそうだ。
2人とも同じ格好をしている。

男達は盛り上がった。
体に触れられてもいやな顔一つしない女達。

露骨になっていく宴会。
さすがに倉田も対応がわからない。

美智子が横に来て少し落ち着いた。
体を密着させる美智子。
「楽しまなきゃ損よ」
「いや、しかし・・・・」
「大丈夫、皆分かってるから」
「遠慮はいらないわ」
「もうすぐもっと乱れてくるわよ」
そう言いながら美智子もビールを飲み始めた。

女達が着てから一時間程で完全に男達の理性は消えていた。

股間を晒し握らせながら酒を飲む。
上半身裸の里美と美智子。

散々男達の欲望を煽る。

倉田の股間も徐々に欲望を蓄える。
今にも輪姦が始まりそうな雰囲気。

突然部屋の電気が暗くなった。

ぼんやりとステージの辺りだけが明るい。
ぼんやりと。

男が一人現れる。

「皆さんこんばんわ」
「楽しんでますか?」
「・・・・」
「今日は特別にゲストが来てくれてます」
「おぉお」
「それでは入って貰いましょう」

ゆっくりと女性がステージに現れた。

髪はショートで色が白い。
顔はうつむいているので良く見えない。
浴衣から露出している部分はほっそりとしている。

「こちらの方は人妻さんです」
「名前は久美子さん」
「皆さん暖かく迎えてあげてください」
「それでは続きをお楽しみ下さい」

「おぉいいね」「奥さんこっち来て一緒にやろうや」
「それともそこでストリップでもするかい」
「あぁそれいいな」
「奥さんそこで脱いでよ」
「おぉおいいぞ脱げ脱げ」
「手伝おうか」
「わはは」
「・・・・」

倉田は事の展開にうまく反応できなかった。

男達の顔を見渡す倉田。

一人のまじめそうな男に視線が止まった。
ステージの女を食い入る様に見つめる男。

待ちきれなくなった男が2人女のもとに近づいた。
動かない女の帯に手を伸ばす。

肌蹴た浴衣の下は全裸。
濃い恥毛が白い肌に印象的に映る。

胸も大きい。

男達は遠慮なく乳房を掴み吸い付いた。
必死に絶える女。

下腹部を這う指が潤んだ場所に吸い込まれた。
体勢を崩しながらも耐える久美子。

激しく動く指に膝が揺れる。

「この奥さん感じやすいみたいだわ」
「今からそっち連れて行くぞ」

両脇を抱えられ男達の輪の中に久美子は入れられた。
お膳は隅に寄せられ、裸の久美子が中央で仰向けに転がされた。

観賞が始まる。
手が伸びる、至る所を触り引っ張る。

倉田はその光景を眺めていた。

硬く目を閉じる久美子。
体はピクピクと時折反応する。

美智子が倉田の股間を摩る。

「んじゃそろそろいこうか」
「あぁいいな」
「んじゃ奥さんから可愛がろうか」
「よっしゃ始めよう」

あっと言う間に男が久美子に押し込んだ。

あぁぅっ

男達の視線に晒されながら久美子が夫以外の欲望を受け入れた。

久美子への挿入が始まった途端に、ビールを煽る速度が上がった男がいた。
手酌で注ぎ飲み干す。

久美子は感じやすいのだろう。
異常な環境も久美子の理性を崩壊させていく。
日常の夫婦生活ではありえない。

目の前で人妻が輪姦される・・・・
想像すらした事がなかった倉田。
言葉に出来ない感情が倉田を包む。

もしも・・・・
恵子だったら・・・・

頭の中の混乱とは別に下半身は硬さを増す。
人の妻を犯す。
倉田の隠れた部分が理性を超え始めた。

人の奥さんを自由に犯す、性欲の向くままに。

誰かか布団を持ってきて敷いた。
久美子を移動させる。

そのついでに久美子は裏返され尻を抱えられた。
後ろから深く挿入され、とうとう夫専用の体を開放した。
久美子の気持ちの中までは判らないが、体は男達に提供する事を受け入れた。

里美と美智子ももじもじと体をくねらせ始める。

反応が良くなってからの久美子は男達を喜ばせた。
食い入る様に見ていた男が自分の股間を握り締め息を荒くする。

そこまで我慢しながら久美子の体には触れない。
挿入を待つ男達の輪から少しはずれ見ている。

膣を漁師に使われ、口は客を咥える。
突かれる度に大きな胸がタプタプと揺れる。

喘ぎ声と挿入のリズムがスピードを増す。

身勝手な欲望が久美子の奥に押し当てられる。
漁師の精液が子宮を激しく叩く。

終わった男が離れると次の男が乗る。
久美子の膣に休みなく送り込まれる欲望。

乳房や腰の辺りは赤く陵辱の痕が残る。

3人目の男が久美子を使い始めた時、輪から外れていた男が里美を
掴み挿入した。
パンパンになった欲望は直ぐに里美の中に放たれた。
何度も背中を走る射精感に、男はうなり声上げる。

久美子・・・・

あぁぁいぃいすうぅうごぉぉぃいかんじいぃぃいるうぅぅぅ
そぉぉおそぉっぉこぉぉおあぅぅぅっっうごっむぐうぅうぅ
んぐうっふうぅうぐぅぅうじゅるっじゅるあぁなぁたぁだぁあ

目の前で輪姦される妻。
想像を遥かに超えた。
物の様に扱われ声を上げる妻。
知らない男達を膣に受け入れ、舌を使う。

男は里美から引き抜くと、しばらく眺めた後フラフラと部屋を出た。

あぁぅううあんんあはぁああうぅううあぅうぅくぅぅう
いくぞったっぷり出すからな!

部屋を出た男の耳に入る。

久美子・・・・

男達が新しい人妻に欲求をぶつける。

酔いも手伝い扱いが次第に乱暴になる。
頭を掴み喉まで犯す。

半分程の男が久美子を使った。

ちょうどその頃ステージにまた男が現れた。

コロコロとタイヤの付いたベットを押しながら。

更に部屋の照明が落とされた。

ベットをセットした男が一度消える。

再び現れた時異様な格好をした女を抱えていた。
顔には覆面を被り口元には何か咥えさせられている。
体には革製のスーツ。
胸の部分と股間の部分が露出している。

手首と膝から下の部分がテープで巻かれ固定されている。
それはベットにそっと置かれた。

さらに足首をベットに固定される。
女の意思では足を閉じる事は出来ない。
仰向けで股を開いている。
膣とアナルを男達に晒しモゾモゾと動く。

「みなさん、この奥さんはこのままご使用ください」
「ほぉお」
「その女も使っていいのか」
「えぇ、ただし人妻さんなのであまり無茶しないで下さいね」
「ご主人はご存知ないんで」
「今日は膣とアナルだけでよろしくおねがいします」
「それではゆっくりお楽しみ下さい」

その男の去り際に倉田と目が合った。
男はニコリと笑い消えていった。

久美子の順番を待っていた男達が何人かステージに上がった。

充分硬くなっていた物を精液処理用女に挿入する。
女の口には穴の開いたボールの様な物が咥えさせられ閉じる事が出来ない。

呻き声を漏らしながら女は膣を締める。
人形の様にただ犯される。

「倉田さん、あんたも使ってきなよ」
「どうせ、美智子使ったんだから今更同じだよ」
「この奥さんしばらく空かないから」
「一回あっちで処理してきたらどうだ」

異様な空気が漂う部屋。
倉田の思考回路も狂い始めていた。
美智子の方を見る。

倉田の股間を摩る美智子、片方の手は別の男の物を握っていた。

そうか・・・・
いまさら・・・・

ゆっくりと美智子の顔が隣の男の下腹部に向かって降りてゆく。
昼間倉田を咥えた唇が別の欲望を咥えた。

のろのろと立ち上がりステージに近づく倉田。
薄暗い中で見るその光景は倉田を完全に麻痺させた。
自由を奪われた女に圧し掛かり腰を打ち付ける男。
明らかに歓喜の反応をする女。
男の物を向かえ入れる様に下から恥骨を押し上げる。

うっく

呻き声と共に男が震えた。

たっぷりと精液を送り込んでいるのが分かる。
中々終わらない射精。

ふぅぅっ
「この奥さん具合いいわ」
「やみつきになりそうだ」
「締まるし動くし」
「また後で使わせてもらうわ」

2人目の男が乗った。
次は倉田の番。
目の前で犯されている女に入れる準備は充分整っていた。

久美子は犯される程に崩壊していく。
夫の事など頭の片隅にもない。
男達の欲望を受け入れ射精させる。
乗っている相手が誰なのかは関係ない。
しがみつき子宮に浴びる。

声はかすれ、涙を流しながら昇り詰める。

遅れてきた男達が数人加わった。

男性従業員達も仕事の終わりをそわそわしながら待っている。

倉田の目の前で2人目が射精を始めた。
引き抜かれた物の先から精液が糸を引く。

倉田がベットに上がり毛のない膣に先をあてがう。
吐き出された精液がへばりつく膣。
入り口で軽い抵抗を見せるその穴にゆっくりと挿入した。
奥まで送り込み膣の圧力を味わう。
確かに締まる。
ゆっくりと動かすと吸い付く様に欲望を刺激してくる

本当にいい具合だ。
これが名器ってやつか・・・・

ふと倉田の脳裏に恵子の顔が浮かんだ。

今頃なにしてるんだろうな。
何だか大変な旅行になったな・・・・

「倉田さんどうですかその女」
「癖になりそうなぐらいいいでしょ」
「えぇ、あまり持ちそうにありません」
「あぁ何度でも使えるからすぐ出してもOKですよ」
「そうですね」
「まぁ遠慮なくやらせてもらいます」

倉田は腰のスピードを少しずつ上げながら恵子の事を忘れた。

うぅぅうううあぅぅぅうぅううぅうあぁぁぁ・あ・・ぁああ

うっ出そうだ。
くっうぅ

他の男達と同じ様に遠慮なく射精する。
倉田は痙攣しながら精液を膣の奥へと送り込んだ。

射精に合わせる様に締まる女の膣。
倉田の欲望の先が子宮を押しつぶす。

たっぷりと精液を垂れ流した倉田が満足げに引き抜いた。

恵子の膣から3人の男の混ざり合った精液が溢れた。

覆面の下で夫の挿入に驚いた恵子。
動揺しながらも体は反応する。
夫が離れた後荒くなった息を整える間もなく、次の男が恵子に圧し掛かる。

恵子の膣は素早くそれを締め付け始めた。

あなた・・・・

倉田は振り返り次の男が挿入するのを見ていた。

たっぷり出して貰えよ奥さん・・・・

視線の先には剥き出された美智子の尻が見えていた。
  1. 2014/11/19(水) 03:33:37|
  2. 旅行・妄人
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旅行 第4回

「さて、皆さん盛り上がってる所失礼します」
「これより抽選会を始めます」
「あらかじめお渡ししてある番号をもう一度確認願います」

幹事と思われる男がマイクでしゃべりだした。

「おおぉ、いいぞ始めろ」
「待ってました」
男達が更に盛り上がる。

「わかりました、それでは早速始めましょう」

男は箱の中に手を入れる。
ゆっくりと中の物を掴み引き上げる。

ボールに書かれている番号を読み上げる。
「6番」
「おぉお、俺だ!」「やったぁわははは」
「おめでとうございます」
「続いて」「・・・・」
「13番」
「来た!!」
今当った男と目が合う恵子
・・・・
つづいて・・・・

5人の男の番号が読み上げられた。
「いよいよ最後の一人です」
「22番」
「やった!当ったぞ」
「当った皆様はこの後別室の方でお待ちください」
「係りの者が案内します」
「残念ながら外れた方は、このままお楽しみ下さい」

抽選に当った男達が酒を片手にゾロゾロと移動する。
外れた男達はブツブツ言いながら宴会を続ける。

男が恵子に近づいてきた。
「さぁ行こうか」
「えっ」「どこにですか」
「来ればわかるよ」
「・・・・」

男に促され恵子は腰を上げた。
宴会場を出て行く恵子に男達が視線を絡ませニヤつく。

肌蹴た浴衣の前を合わせながら男の後に続く。

一番奥の部屋に恵子は入った。
和室の部屋。
中央に布団、その周りに先ほど選ばれた男達。

恵子が今夜過ごす場所。

女が1人と男が6人。
男に背中を押され中央に歩み出た恵子。
男達に腕を掴まれ無理やり座らされた。

案内役の男が部屋を出る。

異様な雰囲気の中で恵子の前にグラスが差し出された。

「まぁ、夜は長いからゆっくりやろうや」
「しかし、奥さんスタイルいいな」
「楽しみだ」
「まぁ一杯やろうや」
「さぁさぁ」
・・・・
断れない雰囲気の中グラスに口を付けた。

美智子の声が宴会場に響く。
里美の甘えた声が切なく漏れる。

年のせいなのか、酒のせいなのか軟らかい物を含ませる男。
里美が懸命に奉仕するが固くならない。
それでも男は里美の口を使う。
膣にバイブを差したまま咥える里美。

美智子も揺れながら中々終わらない男に使われる。
宴会場に置かれたテレビに昼間の恵子の映像が流れる。
男達から歓声が上がり、場が盛り上がった。

均整の取れた肢体が男達の物によって蠢く。
仰け反りながら声を上げ、引き締まった足が絡みつく。
程よく割れた腹筋に力が入り痙攣する恵子。

空を写していた瞳に男の下腹部が圧し掛かる。
声を上げていた口は塞がれる。

子宮に精液を浴び震える恵子に男達は拍手を送った。

「あいつら今頃楽しんでるんだろうな」
「あぁうらやましい」
「しかし、いい体してるなこの奥さん」

恵子は急激に酔いが回った。
酒のせい・・・・
それとは少し違う感覚・・・・

ニヤニヤした男達が恵子の体に触れ始めた。
ブラを剥ぎ取り乳房を揉む。
抵抗・・・・
力が入らない。
浴衣を脱がされ、下着も毟り取られた。
全裸の恵子に酒臭い息が浴びせられる。

乳首を摘まれ唇を吸われた。
恵子の意識があやふやになっていく。

触れられた部分の感覚だけが鮮明に伝わる。

あぅっふぅうっくっふううはぁぁあふうう
選ばれた6人の男が雄の顔になり恵子を見下ろす。

朝・・・・
「んん・・・・」

ここどこだ・・・・
倉田は目を覚ました。

どうなったんだ俺。

周りを見渡す倉田。
男が2人毛布に包まって眠っている。
あっ
そうか釣りの途中で・・・・
しばらく頭の中を整理する。

その内男が目を覚ました。
ん・・・・
あぁ眠っちゃったんだ。
ぼんやりとした雰囲気がしばらく続く。

もう一人の男も目を覚ました。
タバコに火を付け煙を風に流す。
倉田もタバコを吸った。

あ!恵子

「あぁ奥さんなら旅館に居るはずだよ」
「ご主人は島で釣りだって伝えといたから」
「多分女将達とのんびりしてるよ」
「結構こうゆうパターン多いから女将達も慣れてるし」
「奥さん置いといて男は釣り」
「ここ割と釣りのポイントで有名だから」
「あぁ・・・・」

「一服したら帰りましょうか」
「えぇ」

帰りの船の中から男が旅館に連絡を入れた。

午前9時頃旅館に戻った。
部屋に入ると恵子の姿はなかった。

直ぐに仲居さんがやってきた。
「奥さんから伝言です」
「せっかくの旅行だからお互い自由行動にしましょうって」
「携帯は緊急の時以外は使わないそうです」
「・・・・」
携帯・・・・
自分の携帯を見つけ開いてみた。
恵子からのメールが一通。

たまにはお互い羽を伸ばしましょう。

船から撮ったと思われる海の画像が一枚。
漁師に撮ってもらったのか、船の上で海をバックに写る恵子。
胸から上の写メ。
やけに肩が露出しているな・・・・
寒くないのか・・・・

笑顔で写る恵子の膣からは男達の精液が滴り落ちている。
揺れる船の上で足を開きバランスをとりながら撮影された。
全裸の恵子の胸が写らない様何度も撮り直した1枚。

倉田は返信を送った。

風邪引くなよ。
程々にな。

恵子の眠る部屋の隅でバイブが震えた。

たっぷりと輪姦され犯され何度も意識を飛ばした恵子。
屈辱と快楽を芯から味わった。
苦痛も不自由も快感に変わった。
混ざり合った精液が無毛になった膣から溢れる。

泥の様に眠った。

倉田も布団に横になる。
しばらくすると深い眠りに落ちた。

昼食の準備で倉田は目覚めた。

魚と味噌汁が妙に旨い。
満腹になり再び横になる。

田舎の少ないチャンネルを回す。

画面の殆どがモザイク・・・・
ん?
アダルトか・・・・


かろうじて見える女の体。
スタイルは良い。
輪姦物か・・・・
女の顔も男達の顔も全てモザイクがかけられている。
船の上で行われている様に見える。
次から次へと犯される女。

膣のアップが映し出される。
生々しい精液が溢れ出ている。
顔がモザイクで他は無修正か・・・・

場面が変わり部屋の中で先程の女が輪姦されている。
手足を縛られ、道具を使われる。
小便を飲まされながら犯される。
浣腸までされて、毛も剃られる。
尻の穴に入れられ精液を飲まされる。
淫乱な玩具に成り下がった女。
抜群のスタイルが艶かしく蠢く様子に、倉田は股間を握った。

ドアの外で人の気配がする。
握った股間を一度離す倉田。

ノックされドアを開けた。

「お食事終わりました?」
「えっ」
「あっあぁ」
部屋の中に流れるアダルトな雰囲気
さっきの仲居さんとは別の女性が立っていた。

慌ててテレビの電源を消す倉田。
お膳を片付けた女性がお茶を入れてくれた。
中々出て行かない女性との間に妙な空気が流れる。

「どうですこの町は」
「ゆっくりできました?」
「え、あぁそうですね」
「奥さんは楽しんでらっしゃるみたいですよ」
「ん?」
「妻と会ったんですか」
「えぇ」
「素敵な奥様ですね」
「何してました?」
「・・・・」
「船に乗られたり、お酒を飲まれたり」
「そうですか・・・・」
「ご主人も楽しまなきゃ損ですよ」
「えぇ、そうなんですけど」
「何していいのか」
「あぁ、そうですよね」
「ん~、もし良かったら私お付き合いしましょうか」
「え?」
「この後暇だし、町、案内しましょうか」
「・・・・」

倉田は美智子の車の横に乗った。
落ち着いた倉田の目には薄着の美智子の体が妙に刺激的に見えた。
短めのスカートから伸びた足。
薄いトレーナーに小さい膨らみ。
ついさっきまでビデオで股間を硬くしていた倉田。
隣にいる生身の女は妄想を膨らませるのに充分だった。

美智子は下着を着けていない。
軽く車の中で動く度に捲れるスカート。
太腿の奥まで距離が少ない。

やがて人気のない雑木林に着いた。

「ここ、抜けると景色いいんですよ」
「へぇ~」

車を降りた2人。
美智子の後ろについて歩く倉田。
尻にピタリと張り付いたスカートに視線を送る倉田。
意識的なのかよく左右に揺れる尻。
小さいが形がいい。
美智子が突然しゃがみこんだ。

「どうしたんですか?」
「ほら、これ見て下さい」
「ん?」
「タバコの吸殻です」
「せっかく綺麗なのに」

しゃがみこんだ美智子のトレーナーの胸元を、上から見下ろす形の倉田。
大きく開いたそこから美智子の胸が見えた。
ドキドキとする鼓動を抑えながら相槌をうつ。

ノーブラなのか・・・・
短いスカートがギリギリの所で止まる。
倉田の股間に再び血液が流れ込む。

美智子は吸殻を砂に埋め歩き出した。
林の奥に廃屋らしき物が見えてくる。

「あそこの2階から見ると最高に綺麗ですよ」
「ほぅ」
「さぁ」「鍵はないですから」
「あったまにカップルが居る時あるけど」
「今日は多分大丈夫」
「いきましょ」
「あぁ」

その小屋の窓から見た景色は生涯忘れない程綺麗だった。

窓辺に手をかけ尻を突き出す美智子。
その尻と腰のラインの先の景色に釘付けになる倉田。
手招きされ横に立った倉田。

小屋には何故かベットが置かれている。

倉田は自然に美智子の腰に手を添えた。
抵抗しない美智子。
倉田の手が尻の方に移動する。
美智子は景色に夢中になっている姿勢を変えない。

分かっているはず・・・・
気づいているはず・・・・

人生の中でこんな場面に出会った事のない倉田。
心臓はバクバクと音を立てる。
倉田の手が美智子の尻を這う。
直ぐに下着を着けていない事に気がついた。

美智子は倉田を見ない。
されるがまま。
じっと動かない美智子。

美智子の膣を探り当てた倉田は指を滑り込ませた。
ようやく美智子が動く。
その手が倉田の股間に伸び、硬くなった物に指を這わせた。

美智子の助けで倉田の物が外に顔を出した。
美智子の上半身は窓の外に向けられたまま、倉田の物が美智子の中に沈む。

華奢な腰を掴み深く深く膣を突く。
スカートを巻く利上げ尻肉を左右に開き突く。

射精は直ぐに始まった。

なかにだしていいかっ・・

無言で頭を縦に振る美智子。

うっいくよっ

結婚以来恵子以外の女を抱いたのは初めての倉田。
痺れる様な射精感が背中を走る。

放出が終わっても腰を振る倉田。
自分の精液を自分の物で美智子の膣からかきだす。

引き抜いた物を美智子はゆっくりと咥えた。
2度射精した倉田は正気に戻った。

旅館に戻る間に美智子から今夜宴会が有る事を聞いた。
その時また会えると。

宴会は7時から始まる。
  1. 2014/11/19(水) 03:32:11|
  2. 旅行・妄人
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旅行 第3回

美智子は完全にこの町に順応している。
夫の居ない寂しさなど少しも感じない。
満たされている。
美智子の体からはすでに夫の匂いは消え去り、ゴツゴツした男達の
感触が染み付いている。

不思議だが、男達の妻も感づいている様子だが何も言わない。
むしろ親切なくらいだ。
美智子のSEXを邪魔する者はいない。

宴会場では最初の男が美智子を使い始めた。

視界の端にその光景を捉えながら、恵子は男達に囲まれ酌をする。

「どうだね奥さん、中々良いだろ」
「・・・・」
「今更隠さなくても皆知ってるよ」
「船の上は良かったろ」
「随分激しかったからな奥さん」
「テレビで見てて興奮したわ」
「あぁ凄かったな」
「しかし、スタイルがいいな」
「スポーツしてるのか」
「・・・・」
「締まりもいいんだろな」
「ひひひっ」

うつむく恵子に酒を勧める。

首輪を嵌められた女が声を上げる。

声の方に視線を向けた恵子。

その女の膣にバイブが押し込まれている。

胡坐をかいて出し入れする男。
片手にはビールの入ったコップ。

「あぁ里美はあれで遊んでやると喜ぶからな」
「結構面白がってやる客多いんだよな」
「あれは淫乱だからなんでもありだわ」
「まぁお客さんが楽しんでくれればいいわ」
「奥さんも中々の素質がありそうだけど」
「まぁ後でゆっくりな」
「・・・・」

「里美も1年前までは普通の女だったけどな」
「あぁ」
「しかし、あの一件以来な」
「まぁ仕方ないな」
「・・・・」
「あの、あの一件って」
「あぁ、聞きたいか」
「えぇ・・・・」

里美はこの町の男と所帯を持っていた。
年は28歳。
一昨年の夏までは。

「すいません」
「?」
「道に迷ってしまったんですけど」
「え?」

黒い1BOXが里美に道を尋ねてきた。
助手席の若い男性が笑顔で話しかける。
その場所は町外れのあまり有名ではない場所。
うまく説明が出来ない。
この町で暮らして3年程、そこには一度しか行った事がない。
車で行けば20分程。
すっかりこの町に慣れていた里美は人を疑う感覚が鈍っていた。
自ら車に同乗し案内する事を提案した。

若者達は快くそれを受け入れる。
サイドのドアが開いた、後ろのシートにも2人若者が乗っていた。
少し驚いたが、そのまま後ろのシートに乗り込んだ。

夏。

里美はタンクトップの上に軽く上着を羽織っている。
下は短パン、素足。

露出度は高い。
浜にいれば普通の格好だが、密室の見知らぬ男達の前では充分な程
女の匂いを放つ。

町の話やその場所の話からだんだん里美の話に話題が移る。

短パンから見える白い太腿、タンクトップの膨らみ。

年齢や名前を聞かれ応える。
人妻だと分かった時、若者達から低い歓声が漏れた。

やがてその場所に到着。
確かに景色は抜群だがそれ以外に何もない。
全員で車を降り景色を楽しむ。

里美を囲んで撮影会が始まる。
一人ずつ里美と記念撮影。
何度も繰り返す内に、肩を抱かれたり腰に手を回したりと接触が増えてきた。
町の人以外と話す機会も少ないが、若い男達と話す事が久しぶりの里美。
雰囲気に流され、警戒心も薄らぐ。
なにより若者達の話が面白かった。

若者達が車の中からビールを取り出してきた。
それぞれが手に持ち乾杯で一気に飲む。
当然美里にも勧める。
笑いながら断る里美。

「大丈夫ちゃんと送るから」
「里美さんのお陰でこんな良い景色を見れたんだから」
「お礼ですよ」
「えぇっ」
「昼間からはちょっと」
「あぁ~あせっかくいい思い出が出来ると思ったのに」
「う~ん」
「でも」
「・・・・」

里美は夫の事を思い出した。
里美の夫はトラックの運転手。

市場に上がった魚を別の市場に運ぶのが仕事。
帰らない夜もある。

今夜は・・・・

まぁ少し飲んでも夫にはばれない・・・・
せっかく盛り上がってるし・・・・
ちょっとくらいいいか・・・・

「じゃぁ少しだけね」
「おぉお」
「じゃぁあらためて乾杯」

里美がビールを口にした事でまた盛り上がり始める。

周りに人影はない。

次から次へと出てくるビール。
つまみも有る。
若者達がシャツを脱ぎ捨てビールを煽る。
均整の取れた若者達の体に目が奪われる。

「みんないい体してるわね」
「なにかスポーツとかしてるの?」
「俺達がサッカーでこの二人が格闘技」
「へぇ~」
「里美さんの旦那さんて仕事なんなの?」
「ん?あぁトラック」
「へぇ、長距離とか?」
「うん、まぁ色々だけど」
「何時までに送ればいい?」
「ん~、今日は少しなら遅くなっても大丈夫」
「やっほい」
「んじゃまだ飲めるね」
「・・・・」

軽く微笑み返す里美。

やがて酔いが回ってきた里美、今夜夫が帰ってこない事を悟られた。

調子に乗る若者。

「暑いから車で飲もう」
「クーラー効いてるから」
「確かに暑いな」

若者達が車に乗り込む。
里美もその密室に自らの意思で取り込まれた。

雰囲気に押され少し飲みすぎた里美。
冷房の効いた車中が里美をゆっくり眠りに誘う。
上着ははだけ、タンクトップの膨らみが強調される。
Eカップの乳房。
白い太腿は大きく開かれムッチリとしている。
たっぷりと女を兼ね備えた里美が無防備に寝息を立てる。

若者達がお互いに確認し、残りのビールを飲み干した。

短パンのボタンに手を掛ける。
それは直ぐに里美の下腹部を開放した。
チャックを下ろす。
チラチラと見えていたピンクの下着が露出した。
地道な作業。
そっと手を伸ばしブラのホックを外す。
後ろかと思ったら、フロントだった。

開放感からか里美が体をモゾモゾと動かす。

中途半端な里美。

ゆっくりと時間をかけ里美を全裸にする予定だった。

我慢できなくなった若者が一気にタンクトップを捲り上げた。
短パンも引きずり降ろす。

胸に手が伸び下着の中にも同時に手が入る。

引き伸ばされる下着、毟り取られるシャツ。

シートが倒され里美はムッチリとした体を若者達の前に晒した。
意識を戻した里美に出来る事は・・・・
なかった。

いや~!!
やめて~っいやっ~だめ!
や~だめぎゃーたすけて~いや~むごごふご~

若者が里美の口を塞ぐ。

バタバタと暴れる足を押さえ込み膣に指を沈める。
激しく動く指に里美の言葉とは間逆の反応が始まる。
防衛本能なのか・・・・

ちゃくちゃくちゅくちゃちゃちゅぷ

それでも激しく攻め立てる指。
若者達に言葉はない。
豊満な人妻をレイプする興奮に彼らの思考は停止していた。
目の前で濡れていく膣。
強烈な弾力で応える乳房。
しっとりと汗ばんだ太腿。
薄い恥毛。
人妻の膣を陵辱する仲間の手。

ガチガチにいきり立った欲望が腹を叩く。

直ぐそこにある収まる場所、吐き出す場所を求めビクビクと欲望を膨らます。

ふぐ~っぐふっうぅううううぃや~

指と入れ替わる様に最初の欲望が入り口を塞ぐ。

ずるっぐりゅっずりゅずずっ

若者の腰が奥に達した事を告げる。

むぐ~っふぅうぅぅうぅうぐぅううんいや~~ぁ

若者が鉄棒の様な物を遠慮なく突き動かす。
次の仲間に早く渡すためなのか一心不乱に突く。
里美の膣壁をこすり、子宮を潰す。

はぅっぐっふはうっあぅうぅぐっぐっうぐっ

最初の若者が射精してから、今4人全員が里美に射精した。
時間にして30分程。

里美の目には涙の痕・・・・
叫び続けた声は枯れて時折咳き込む。
仰向けで犯された里美は顔を手のひらで隠し背けた。
里美の下腹部から胸には若者達の陵辱の痕が生々しく残る。
濃い粘りを持って里美の体にしがみ付く。

横たわった里美の足を抱える若者。

「!」
「もう、ゆるして・・・・」
「おねが・・・・い」

サッカーで鍛えた若者の欲望が里美の膣に押し込まれた。

はぁぁういや・・・・ぐぅううだぁああめぁああもぅうやぁぁ

鍛え抜かれた若者達のスタミナは里美を休む事無く攻める。

それなりにSEXは知っていた里美。
いや、知っていたつもり。

何度目かの挿入で里美の意識が彷徨い始めた。

その後彼らの宿泊するホテルに連れ帰られ抱かれた。
力強く抱きしめられ唇を重ね舌を絡ませ。
腰を掴まれ彼らの痙攣を膣の中で感じた。
何度も何度もビクビクと跳ねる彼らの欲望を締め付ける。

求められるがままに舌を這わせ口に含んだ。
短いインターバルの間に水を飲ませて貰い、直ぐに受け入れる。
夕食の後少し眠った。
2度目の射精から彼らは里美の子宮に直接精液を送り込む。
硬さを維持したままの欲望を里美の中で爆発させる。

もっとぉくださいぃぃぃぃ・・・・
なかにぃぃいだしていいですからぁぁぁ

散々里美を犯して満足した若者達は面倒臭くなっていた。
バイブを入れたり、咥えさせたりしていたがしだいに飽きる。

バイブで震える里美を眺めながら4人は呆れていた。

その内1人が部屋を出た。
仲間に不適な微笑みを残して。

しばらくして戻った男の指示に全員が従った。
そして笑った。

105号室に運び込まれた里美。

若者が男から金を受け取って部屋を出る。

後は知らない。
里美は売られた。
たまたま来ていた見知らぬ男達に。
タンクトップに短パン・・・・
下着は着けていない。
膣にはバイブを差したまま渡された。

2万円で・・・・

その男の仲間が何人居るのか若者は知らない。
ただ、デジタルビデオで撮った映像を見せ交渉した。
今、そこに居るから直ぐ使えると。

交渉はすぐに成立した。

半信半疑だった男は喜び金をくれた。
それだけの事。

里美は新しい欲望を膣に受け入れ、順番を待つ男達に見下ろされていた。

新たな男達は里美に次々と欲望を叩き込んだ。
精液を飲む事を教わった。
中に下さいと何度も言わされた。
尻の肉を掴まれ叩かれ懇願させられる。
尻の穴も使われた。
膣と尻の穴を同時に使われ震えた。

ボロボロになるまで使われた里美は、かろうじて洋服を身に着けた格好で翌日漁師小屋で見つかった。

全身に陵辱の痕跡を残し膣にはバイブを飲み込んでいた。
髪、顔、胸、腹、太腿に至るまで精液がこびり付いている。
膣は充分に濡れ精液と交じり合っていた。

町中に広がった噂をどうすることも出来ないまま、夫に捨てられた。
夫は町を出た。
元々夫には別の女がいたらしい。
一人残された里美。
はやさしく声をかける男達に体で応える。
町の男達の慰み者になるのに時間は掛からなかった。

美智子一人で担ってきた欲望処理に里美が加わった。
  1. 2014/11/19(水) 03:30:39|
  2. 旅行・妄人
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旅行 第2回

旅館に帰るなり、疲れたと言い布団にもぐりん込んだ恵子。

途切れること事のない挿入をすべて受け入れた恵子。
今までの人生で一番長かった性行為の時間。
一人ひとりの物を感じ取る暇はなく、膣から体全体に広がる快感
に支配され続ける。

強烈な記憶を体に植えつけられて開放された恵子。

すぐに寝息を立て始めた。
男達の捨て台詞の事を考える余裕はなかった。

私は仕方なく一人で散歩に出かけた。

まぁ、まだ来たばかりだから・・・・
今夜からゆっくり楽しもう。

海岸沿いから漁船が見える。
なんとなく漁船に引き寄せられ近づいた。

ん?
漁船から漁師数人が手招きしているのが見えた。
周りを見渡しても人影がない。
私を呼んでいる様だ。

ゆっくりと近づいた。

「観光の方でしょ」
「えぇ」
「べっぴんの奥さんの旦那さん?」
「?」
「ほら、倉田さんとか言ってたな確か」
「えぇそうですけど」
「妻をご存知なんですか」
「あぁ、今朝散歩中に会ってちょっと船に乗せましたよ」
「釣りして楽しんでもらいました」
「観光の方にはサービスする様に言われてますから」
「奥さんから聞いてませんか?」

「えぇ・・・・」
「帰って来てすぐ寝てしまったもんですから」
「あぁ、疲れたのかな」
「なんせ、がんばってらっしゃいましたから」
「大きな声上げて」

「そうですか・・・・」
「えぇ楽しんでらっしゃいましたよ」
「私達もがんばってサービスさせて頂きましたから」
「そうですか、どうも妻がお世話になりました」
「いえいえ、あの程度なら毎日でもOKですよ」
「暇な漁師は結構いますから」

「あっもし良かったらご主人もどうですか」
「今ちょうどいいのが釣れるんですよ」
「いゃ悪いですよ」
「気にしないで下さい」
「サービスですよ」

船が走り出した。
しばらく行くと、視線の先に島が見えて来た。
船は、その島にまっすぐ向かっていた。

「あの島の辺りがいいポイントなんですよ」
「へぇそうですか」

島が近づく。
今にも壊れそうな桟橋に船を着けた漁師。
釣り道具と餌を渡された。

冷えるといけないからと、一枚の毛布も渡される。
ポイントを伝えられ、なぜか一人島に降ろされた。

しばらくしたら迎えに来ると言い残し船は島を離れた。
旅行の気の緩みか、まったく抵抗せずこの状況が生まれた。

見知らぬ町の漁師に連れられ遠く離れた島に一人・・・・

携帯は旅館・・・・
湿気た毛布に釣り道具・・・・

気のせいか風が強くなってきた気がする。

「うまくいったぞ」
「そうか」
「旦那は島に置いてきた」
「そか、んじゃあの奥さん使わせてやるか」
「あぁ連絡してやれ」

午後3:00過ぎ
恵子の眠る部屋の扉が静かに開いた。

男が二人恵子を見下ろす。

「おぉ中々いい女だな」
「あぁ」
「起こして早速始めるか」
「あぁ今夜はお守りだからな」

無理やり起こされた恵子に再び陵辱が行われる。
布団を剥ぎ取られ、簡単に裸に剥かれる。
抵抗する手に力が入らない。

「さっきの続きだから観念しなよ」
「船の上はどうだった奥さん」
「結構楽しんでたらしいね」
「本当いい体してしてるわ」

恵子の膣は簡単に最初の男の物を受け入れた。
体に残る感覚が直ぐに呼び起こされる。
びっくりする程簡単に昇り詰めた。

「おぉ絞めすぎだよ奥さん」
「そんなに気持ちいいのか」

ふぐぅうううううぐぅううううううあっぐだぁああ
はぁひぃいいいぁぁあううぅうぅいひぃぃぃあぁぁうぐ

布団を大量に濡らす恵子。
反応の良さに大喜びする男達。
時間はあっと言う間に過ぎた。

島で一人ぼんやりと釣り糸を垂らす。
その目に遠くから近づく船の影が見えた。

まだ日は高い。

島に着いた船から男が二人降りてきた。

「倉田さんですか?」
「えぇ」
「どうですか、釣れましたか?」
「えぇ小さいのが少し」
「ん?おかしいな」
「今の時期形がいいのが釣れるのに」
「もう少しがんばりましょうか」
「・・・・」

男達は倉田を挟み釣りの講義を始めた。
やがて持ってきた酒を飲み始め倉田にも勧める。
温もるからと半ば強引に飲まされた。

やがて強烈な睡魔に襲われ意識が遠のいた・・・・

恵子の部屋に料理が運ばれる。
一人分。

あの主人は・・・・

仲居さんの目が少し歪んだ様に見えたが、何も言わず部屋を出た。

「旦那は完全に寝ましたよ」
「えぇ」
「朝、つれて帰ります」
「ちゃんと撮影しといて下さいよ」」
「えぇ、えぇ、んじゃこっちは任せといて下さい」
「新しいのが入ると盛り上がりますからね」
「あんまり無茶しないで下さいよ」
「俺達もその奥さんまだ使いたいから」
「それじゃ」

「いいよな、今夜はきっと盛り上がるだろうな」
「あぁ、美智子さんと里美さんが呼ばれたらしい」
「まぁ美智子さんは当然だし」
「里美さんも断れないしな」
「こっちは旦那のお守りだからな」
「まったくついてないな」
「まぁしかたないな」
「うまくやればしばらく使えるだろ」

一人で食事を済ませた恵子。
部屋でぼんやりと今回の事を考える。

・・・・

雄一さんには絶対悟れてはいけない・・・・
でも、あんなに強烈な感覚は・・・・
忘れなきゃ・・・・

その時部屋の扉が開いた。

船で恵子を輪姦した男達が目の前に現れた。

「奥さんシャワー浴びに行こうか」
「えっ」
「さぁぐずぐずしないで」
「みんな待ってるから」
「・・・・」
「みんなって」
「さぁさぁ急いで」

浴場まで連れて行かれ男達に体を洗われる。
しかも男風呂。
数人の見知らぬ男達の視線が向けられる。

恥ずかしさを通り越し、思考回路が止まりされるがまま。

ニヤニヤしながら見守る男達。
声をかける者はいない。

テキパキと体を洗われ浴衣を着せられた。

宴会場の真ん中辺りの席に座らされ両脇を男に挟まれた。

しばらくすると、ぞろぞろと客らしき人達が宴会場に集まってくる。

20席程の席が直ぐに埋まった。
顔見知りなのか挨拶を交わしながらビールを飲み始める。
ざわざわとしながらゆっくりと宴が始まる。

最後に浴衣姿の女性が二人入ってきた。

それぞれの場所に座り、お酌を始める。
コンパニオンなのか・・・・

宴会と言うにはお粗末な食事。
つまみ程度の物とアルコール。

「奥さん、旦那さんは別の所で飲んでるから」
「今夜は多分帰らないから」
「心配ないよ、ちゃんと若いのが一緒だから」
「奥さんはこっちで楽しみなよ」
「船の上みたいに」
「へへへ」
「・・・・」
「主人は大丈夫なんですか」
「そりゃどっちの意味だ」
「帰ってこない方か、体の方か?」
「体の方です」
「大丈夫だよ、奥さん次第だけど」
「・・・・」
「心配ないよ、ここで何があっても旦那は来ないから」
「明日になれば無事に戻るから」
「さぁ奥さんも楽しまなきゃ」
「さっそくだけど、みんなにお酌して貰っていいかな」
「・・・・」
「ここに居る皆さんは常連さんだから」
「それと、船の上の奥さんの映像皆さん見てるから」
「部屋のテレビで無料で流しといたから」
「・・・・」
「それじゃ、頼んだよ」
「潮でも噴いて盛り上げてよ」

そう言い残すと男達は離れていった。
直ぐに恵子と数人の客達の間隔が狭まる。
催促されコップにビールを注いだ。

目の端に映る2人の女性。
違和感の正体は直ぐに理解出来た。
浴衣の下は全裸。

お酌をする度に胸が見え隠れする。
移動の度に乱れる裾を直すがあまり意味を成さない。
男達はその姿が当たり前の様に、酒を飲み酌をさせる。

恵子もこの後に起こる現実を感じていた。
恵子の周りに集まる男達の数が増える。
尻に誰かの手が触れる。
太腿にざらついた感触が這う。
体を捩って何とか直撃を避ける恵子。

美智子さんと呼ばれていた女性の帯がどこかへ消えた。
全裸に浴衣を羽織っただけの姿。

小ぶりな胸と黒く茂った恥毛が晒される。
それでも男達は当たり前の様に宴会を続ける。

じっとりと男達の視線が恵子に絡みつく。

恵子に酒を勧める男達。
断れるはずもなく飲む。

立て続けに飲まされ男達の酒の相手をする恵子。
恵子の帯も引き抜かれ消えた。
上下黒で統一された下着が男達の目に映る。
引き締まった腹筋と太腿が男達の視線を集める。

アルコールも進み理性と秩序が壊れ始めた宴会場。

全裸の女二人と下着姿の恵子。
多数の男達。

中央に台の様な物が設置された。
その上に布団が敷かれる。

最初の女がその上に乗せられた。
仰向けの女の両手首が台に固定された。

もぞもぞと動く女を見ながら酒を飲む。

もう一人は首輪を付けられ柱に繋がれる。
まるで犬。

動けない女は全ての穴を晒しその時を待つ。

「奥さん、美智子さんもっと足広げてよ」
「よく見えないよ」

美智子は言われた通り足を開く。

「そうそう、直ぐに旦那の代わりに挿入てやるから」
「おいおいそりゃ違うぞ」
「旦那より俺達の方が美智子さん使ってるんだから」
「旦那の代わりじゃないわ」
「月に1度しか帰ってこない旦那だからな」
「女房が毎日誰かに使われてるなんて気づきもしないだろ」
「サラリーマンも大変だな」
「まぁそのお陰でこの2年俺達もいい思いしてるけどな」

美智子の夫は週末ぐらいのんびり暮らしたいと、この町に小さな家を買った。
引越した直後に夫の会社が開発した製品が大ヒットを飛ばし、単身赴任になっていた。
一人で知らない町で生活する羽目になった美智子。
不安を誰かに聞いて貰いたくて、自分から家庭の事情を仲の良い町民に話した。
噂は直ぐに男達の耳に入る。

気晴らしにと漁船に乗せられ釣りに出かけた。
細く華奢な美智子は船上で男達に力ずくで犯された。
恵子と違い、この町に家のある美智子は簡単に逃げられないと計算した上での男達の陵辱だった。

押し倒され手首を縛られ何度も犯された。
遠慮なく膣を使われ子宮に精液を浴びた。
旦那が戻らない事を知っている男達は美智子を何度も船に乗せ連れ出した。
船の柱に全裸で吊るされ代わる代わる突かれる。
無線で連絡を取り別の船に沖で渡される。

渡された漁師達がまた美智子を輪姦する。

尿意を催すとその場でさせられ、男達の視線に晒されながら用を足す。

小便をした後の男の物を咥えさせられ吸わされる。
やがて男達は美智子の口に小便をする様になった。
男達の精液と尿は全て美智子の体で処理された。

毎日の様に繰り返される陵辱に美智子の体が順応して行く。
今ではどこでも求められれば欲求に応える美智子。
美智子の穴は全てこの町の男達が、自由に使える様になっていた。

買い物帰りの美智子の車が林道の影に止まっている。
通りからは死角の場所。

しゃがみこみ男の物を咥える美智子。

んぐっちゅぱじゅるるんうぐっんんんうぐ
じゅるっ・・んんっじゅるじゅじゅじゅる
んぐじゅるっじゅぱじゅるじゅるうう

うっく出るぞっ
しっかり飲めよ

どりゅっ

んぐっごくっぐふふぐうんぐあぐごく

射精の勢いに飲む速度が追いつかない。
口の端から精液が溢れる。
それでも頭をがっちりと押さえ最後まで搾り出す男。
放出が終わった物を舌と唇で綺麗にする。
最後の精液を吸い取り唇を離す。

タバコを吹かしながら美智子の乳房を揉む。
やがて回復した欲望を美智子が舌と唇を使って硬くする。
下着を着けていない美智子のスカートを巻くりあげ膣にあてがう。
尻の肉を掴み一気に奥まで突き入れる。
両足が浮くほど引き付けられ突かれる。
斜面に両手を着き必死に受け止める美智子。
男の動きが激しくなり止る。
膣の中でビクビクと跳ねる欲望。
子宮に精液をたっぷりと流し込み果てた。

膝がガクガクと震える美智子をその場に残し、男は林道を上がって
いった。

美智子の日常がそこにあった。

夫はまだ気がついていない。
夫の前では良い妻を演じる。
布団の中でも以前のままの美智子。

美智子は外出する時、下着を着けない。
夫は何も知らない。
  1. 2014/11/19(水) 03:27:47|
  2. 旅行・妄人
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