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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

不倫していた人妻を奴隷に 第12回

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  1. 2014/07/06(日) 17:16:04|
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不倫していた人妻を奴隷に 第11回

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不倫していた人妻を奴隷に 第10回

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不倫していた人妻を奴隷に 第9回

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不倫していた人妻を奴隷に 第8回

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不倫していた人妻を奴隷に 第7回

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不倫していた人妻を奴隷に 第6回

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不倫していた人妻を奴隷に 第5回

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不倫していた人妻を奴隷に 第4回

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不倫していた人妻を奴隷に 第3回

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不倫していた人妻を奴隷に 第2回

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不倫していた人妻を奴隷に 第1回

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  2. 不倫していた人妻を奴隷に・単身赴任男

見えない支配者 第19回

憲子の両胸が服から飛び出たまま、お尻も丸出しで車まで走ったので、多くのトラック運転手に見られてしまいました。
それでもとにかくこの場を逃げ出す事が何よりも先決でしたので、もう人目など気にする余裕すらありませんでした。
きっとさっきの運転手の男達や、他の運転手達にも大勢に憲子のはしたない格好を見られたに違いありません。
それでも今こうしてあのコンビニから車で走り去って、しばらくするとようやく心が落ち着いてきました。
助手席では憲子が俯きながら唇や顔についた他人の精液を車に積んであったティッシュで拭い取っていました。
私はその姿に何も言うことはできず、ただ2人で黙ったまましばらく車を走らせるしかありません。
家にも帰る気すら起きず、とにかく何もかもから逃げ出したいという思いが突き上げて、気付くと隣町まで着てしまっていました。
私は割と閑静な住宅街の中にあった公園の脇に車を停めると、助手席の憲子の様子が心配になって、声をかけました。
「・・・大変・・・だったね」
「・・・」
「つらかったろう?」
「・・・」
憲子は黙ったままです。
どう返事すればいいの?とでもいいたげな無言の表情は、それでも私に一度も目を会わせることもありません。
気まずい雰囲気に包まれたまま、しばらく押し黙ったままでいると、私の携帯にメールが届きました。
Kからです。

《フフフ 憲子、とっても淫らだったな。
最高に興奮するシチュエーションだった。
あの調子でこれからもお願いするよ。》

(くそっ・・・馬鹿にしやがって)
私はこんな事をこれからもさせられると思うと、耐えられない気持ちになり、憲子に言葉をぶつけました。
「もう憲子をあんな目に遭わせたくないよ。」
「・・・」
「あんな屈辱を受けて、もう沢山だ!」
「・・・」
私はハンドルに向かって両手を叩きつけて、Kに対する憤りをぶつけました。
それでも憲子は黙ったままです。
「一体どんな秘密があるっていうんだ!あんな目に遭わされて、それでも隠さなきゃいけない秘密って何なんだよ!」
「・・・」
「何とか言ったらどうなんだっ!憲子っ!」
憲子は深いため息をつくと、震えるような声で小さく返事しました。
「・・・私・・・我慢する・・・」
「何?何だって?」
「こうするしかないの・・・言う事聞くしかないの・・・」
「一体、憲子が握られてる秘密って何なんだよ? 教えろよ!」
「・・・」
「なぜ黙る? Kには知られててもよくて、俺は駄目なのか?」
「そんなんじゃないわ・・・でも・・・でも」
憲子はかたくなになると意地でも押し通す所があり、最早これ以上問いただしても答えは返ってきそうにありません。
「じゃあ、そいつのいいなりになって、あんな淫乱な事ずっとし続けるのかよ!」
「したくはないけれど・・・」
「あんな知らない男達に胸やお尻を触られて・・・指を突っ込まれて、挙句の果てにフェラチオして精液まで飲んで・・・」
「・・・」
「もっともっと要求されたらどうするんだ? 憲子にできるのか?」
「・・・その時になってみないと分からない・・・」
Kに従順に従わざるを得ないと決心した憲子には、何を言っても最早無駄なのかもしれません。
しかし、それでもあそこまで言いなりになる憲子にも次第に腹が立ってしまいました。
「それとも、憲子もそれが望みなのか? もっとあんな事されたいっていうのか?」
「まさか・・・」
「だってあんなに興奮しながらしゃぶってたじゃないか!」
「そんな・・・」
「嫌がる風でもなく、喜んで4人もの男のチ○ポを交互に咥え込んで・・・そうゆうのが好きなのか!?」
「・・・ひどい・・・」
しばらく沈黙が続きました。
私も言いすぎだったかもしれませんが、敢えて罵声を憲子に浴びせた事を撤回はしませんでした。
それよりも、この事態からとにかく脱出しなければという気持ちが高まり、私は最早このKという男の正体をまず掴むしかないという思いが湧いてきました。
それしかその時は考えられませんでした。

第1部 完
  1. 2014/07/06(日) 16:00:52|
  2. 見えない支配者・愚者
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見えない支配者 第18回

私の不安は的中しました。
しばらく憲子の口に押し込まれていた状態が続いたかと思うと、ゆっくりと男がペニスを抜き出し、憲子の口の中からドロリと大量の精液が零れ落ちてきたのです。
(そんな・・・)
今目の前にある光景がまるでアダルトビデオを見ているかのように、淡々と行われている行為は、その主役が私の妻の憲子なのです。
「はあ・・・最高だよ」
男は満足げに自分の男根を処理し出すと、もう一人の男が「へへ すげえな」と言いながら、もうガチガチに固くなっている男根をグイッと憲子の口の中に押し込みました。
憲子はまた無造作に、当然のように男の男根を口に含むと、「今度は俺な」と果てた男に変わって順番を待っていた男が憲子に自分の男根を握らせて、やはり同様に2本のペニスを交互に口で愛撫させました。
憲子は男根をチュパチュパと交互にペニスを数回ずつ喉まで押し込んで、いやらしい音を鳴らし、男を刺激しているようにすら見えます。
すると後から入ってきた男が興奮するのが早かったようで、先ほどの男と同様に天を仰ぎながら憲子の頭を両手で押さえ込んで、無理矢理自分勝手に憲子の頭をグイグイと前後に動かし始め、呻き声に近い声で、その憲子の唇と喉の感触を表現しながら、「俺も・・・口で発射させてくれ」と声を上げると、腰を浮かせて一瞬にして昇
天してしまいました。
そして、しばらく呆然としながらも憲子の口の中に男根を押し込んだまま放心しきったままでした。
男は憲子の唇の感触を確かめるようにゆっくりと男根を引き抜くと、やはり前の男と同じように憲子の口からドロリと精液が零れ落ちました。
「じゃあ、今度、俺、俺」
こうして次の男も最後の男も憲子の唇に全て交互に納められ、合計4本の男達のペニスを口で受け入れ、口の中に発射されてしまったのです。
男達は処理し終わると「いやあ、サンキュー。最高だったよ」とKに携帯で告げると、私に向かって「またお願いしたいね」「また会ったらよろしくな」等と言って立ち去っていきました。
憲子は男に返して貰った携帯でKから何らかの言葉を告げられた後、私と目を合わせないまま携帯を切り、「今日は帰っていいそうです」とボソリと言いました。
路上にバイブが転がり、ピチピチに張ったコスチュームはお尻が捲られ、秘部は丸出しになり、その大きな胸は両方とも飛び出していて、おまけに憲子の顔にはさんざん発射された男達の精液が口の周りにベットリとついた
ままでした。
それでも私は憲子に駆け寄り、へたり込んでいる憲子の手を持つととにかくこの場から逃げ出したいという思いのまま、引きずるように車に乗せ、逃げさるようにコンビニを離れたのです。
  1. 2014/07/06(日) 16:00:06|
  2. 見えない支配者・愚者
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見えない支配者 第17回

「おお」
「すげえ 割れ目、パックリだぜ」
その男達の指先が、今憲子の、私だけの憲子の秘部をなぞっているのがその言葉ではっきりとわかりました。
そして憲子の秘部に伸ばされた男の手は小刻みに揺らされ、それを継続されることによって次第に憲子も呼応するように「あっ」とか「うふん」と吐息を漏らし始め、更にはそれまで仕方なしに動かされていた憲子の手も自らの意思で男根を刺激するようにすらなっているのです。
「おお、気持ちいい」
そう言いながら天を仰ぐ男達の男根は憲子の手によって刺激されたことによって、それまでのものとは明らかに違い、全神経をそこに集中させたかのように凄まじく硬直した男根を憲子に向けて突きたてているのです。
特にKと直接携帯で話しながら憲子の奉仕を受けている男、40代から50代位の体格のガッチリした男のモノは、他の誰のよりも大きく猛々しいのです。
憲子の手では包み込めない程の大きい男根。
それを敢えて苦痛の表情を浮かべて刺激を続ける憲子でしたが、その男のペニスに刺激されて自ら喜んで奉仕しているようにも見えるのです。
それを遠目に見ている私も、その男のモノが私のよりもはるかに大きくたくましいのはハッキリと見てとれましたし、憲子がしっかりと握りしめている光景に、嫉妬と興奮が突き上げてきました。
いえ、もうこの時点では嫉妬もすでに興奮の一部となってしまっていたのかもしれません。
「じゃあ、ボチボチ・・・口でしてもらってもいいかなぁ?」
巨根の持ち主の男は携帯でKにそう尋ねると、どんな返事が返ってきたのか、「へへへ」とはしたない笑みを浮かべて、「奥さん、じゃあ頼むよぉ」と言いながら、グイッとその大きな男根を憲子の手から離して、憲子の顔
に近づけました。
憲子はその男根をジッと見つめ、少しでも躊躇の表情を浮かべるのかと思いきや、顔を斜めにしながら舌を伸ばして、その男の男根に舌が触れていきました。
そして口を大きく開いて、およそ憲子の小さな口では収まる筈もない巨大なペニスをゆっくりと納めていくのです。
まるで憲子はそんな巨大なペニスをいつかはフェラチオしたかったという願望でもあるかのような、喜びと感激が満ちているような風に、でした。
「お、おおお」
再度天を仰ぐような格好をした男はその男の癖なのか、何の遠慮もなく憲子の頭を両手で持って引き寄せ、ズブズブと憲子の喉奥まで突き刺していきます。
もう顎がはずれんばかりの大口を開けた憲子は眉間にしわを寄せながらも、頭を引いて逃げる素振りをするわけでもなく、男の手に命じられるまま、頭を前後させてそのペニスを唇で味わっています。
「すぅげえ、気持ちいいぜぇ おおお」
男は歓喜に満ちた声を上げると、私に向かって
「奥さんのフェラチオ、最高だぜ。 旦那さん・・・」
と妻のフェラに満足顔で言い、それにつられて周囲の運転手達も次に自分がしてもらえるんだという期待感でいっぱいの眼になっています。
そして憲子の手に収まっていない男達は、各々が自らの男根を手で刺激しながら、片手で憲子の胸と秘部を撫でまわすのです。
そしてさきほど憲子の片手に握られていたバイブが路上にころがっているのに憲子のお尻を触っていた男が気付いたのか
「へえ、これで刺激して欲しいんだろう・・・奥さん!」
と言ってバイブを拾い上げ、スイッチを入れ始めました。
ブインとモーターの回転する音が聞こえ出すと、それを憲子のお尻に近づけました。
憲子はその振動が直接自分の大事な秘部に触れた瞬間、「んんっ」と声を上げ反応します。
男は憲子の反応に、更に今度はお尻に突きたてるように秘部に押し込めだしたのです。
「こんなでかいモノが好きなんだ、奥さん・・・」
「んっんんー」
憲子の口は限界まで男根で封じ込まれているのに、そこから喘ぎ声が立ち込めてきます。
「ほらぁ 奥さん、バイブ。 オマ○コが美味しそうに咥え込んでいくよ」
「すげえよ、こりゃすげえ」
男は憲子のお尻がバイブを受け入れていく様を見ながら片手で自分の煮えたぎったような男根を激しく刺激し続けています。
何と言う光景でしょうか。
私はまさか自分の妻が、まるでアダルト映画の女優のような姿をさせられ、それを自ら目の眼で見る事になるなどと、つい先日までは思いもしなかったことでした。
それが今、目の前で見知らぬ男達に取り囲まれて、憲子が自ら望んだような設定さながら、男達のペニスを口で握り締め、手でしごき、胸とお尻、大事な秘部までいじられているのです。
私はそれを遠巻きに見ながら嫉妬と興奮で勃起しているしかないのです。
しかも暗がりとはいえ、コンビニの裏です。
他の運転手達が気付いたら、もっととんでもないことになってしまうかもしれません。
(はやくこんなこと終わらせてくれ)
そう思う気持ちはあるものの、目の前で自分のいとおしい妻が他人の性欲の捌け口にされている姿に、興奮を覚えてしまうのです。
「おおお、すげえ・・・」
携帯を持った男はそう言葉を漏らすと次第に憲子を掴んだ両手を激しく動かしはじめて、グイグイと一突きずつ口に押し込めて喜んでいます。
他の男達もその光景に刺激されてか、憲子のお尻と秘部を刺激していた男は、しゃがんだ姿勢の憲子のお尻を持ち上げて立たせて、男に丸見えになるようにお尻を突き出させました。
私の位置からは横になっていて見えないのですが、男は憲子の陰部を眼で確認すると、今度はバイブを抜き取り、男の人差し指を突きたてて、憲子の割れ目の奥へ突きこんだのです。
「んふぅ」
憲子の口は塞がれたままでしたが、その深く入れられた指の感触に反応してしまったのでしょう。
男は憲子の反応に気をよくしたのか、何度も指を出し入れしだしました。
「おお、すげえ グチュグチュに濡れてきたぞぉ」
「ほんとだ。たまんねえなあ。すげえ、俺にも指入れさせてくれよ」
2人の男達が交代で憲子の秘部に指を入れはじめ、その都度憲子は「んんぅ」と反応します。
更に指の出し入れを激しくすると、流石に憲子も反応が大きくなっていき、口に含んだ巨大なペニスを自ら攻め立てるように音を立てながらフェラチオをしはじめました。
「ああ、もう最高。舌が絡み付いてくるよぉ 奥さん・・・」
激しく息をしだした男は携帯でKに息を荒げながら「このまま口の中に出してもいいのか?」と聞きます。
Kは何と返事をしたのでしょうか。
「へへへ そりゃいいや」
そう男が返事すると他の男達に「飲んでくれるってよ」と話しかけ、その言葉に歓喜したかのように他の男達も、急かす様に「俺のも交互に、しゃぶってくれ」と言い出しました。
すると憲子は、それまで口に含んでいた男根を抜き取ると、もう片方の手で扱いていたペニスを頬張り出したのです。
「ああ、すげえ」
憲子の唇の感触を初めて味わったその男は、さっきの男程の男根ではないものの、長さは私よりはるかにあります。
男が喉の奥まで突き刺そうとすると、憲子はむせてしまうようで、男はそれを自慢げにしているのか「へへ、ディープスロートやってみてくれよ」と憲子にわざと要求しています。
憲子は交互に男達2本の男根を口の奥まで含み込み、次第に喉を鳴らせながら刺激し始めています。
すると1人の方が憲子の口の中で急に腰を激しく動かし始め、「おおっ いいっ」と言ったかと思うと、数秒後に「おおおっ」と声を上げて腰をヒクヒクッとさせ、動きが止まったかと思うと、目を瞑ったまま憲子の口の中に納まっているペニスの感触を確かめているようでした。
(まさか・・・)
  1. 2014/07/06(日) 15:59:15|
  2. 見えない支配者・愚者
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見えない支配者 第16回

私は唖然とするしかありませんでした。
私の車の助手席側のドアが開いたかと思った瞬間、何と憲子がスッと車から出てきたのです。
しかも、しかもその姿はさっきアダルトショップで購入した、あの社長秘書をイメージしたというコスチュームで、手には黒々としたバイブを握っているのです。
私はショックのあまり、不覚にも「あっ」と思わず声を上げてしまいました。
すると両脇で立ち読みしていた運転手達も私の声に反応するように私の視線の先に眼を向けてしまったのです。
運転手達はすぐに憲子に気づいたようでした。
当然の事ではあると思います。
まさか夜のコンビニに、しかもトラック運転手ばかりが集まっている中に、強調された大きな胸を突き出し、お尻丸見え状態のミニの服を着た女がバイブを片手に握りながら車の横で突っ立っているのですから。
それはまた、コンビニ店で買い物を済ませた運転手の目にもすぐに晒され、わずか数分の間に数人の運転手達の眼に憲子は晒されてしまったのです。
憲子は携帯電話を持ったまま、その場でKからの指示をまだ受けているようで、顔はさすがに恥ずかしさからか、真っ赤になっていました。
しかしそれでも男達の視線を浴びせられる事を、受け止めろとでもKから指示されたのでしょう、わざと胸やお尻を強調するようなポーズで立っています。
(やめろ、やめてくれ。 みんなも憲子を見ないでくれ!)
そんな私の心の叫びに反して、運転手達は憲子を遠巻きにしながら、ニヤニヤしながら見入っています。
私は焦りました。
いくら何でもこんな場所で、複数の男達に憲子が晒される事は、それ自体危険極まりないのです。
私はコンビニの出入り口の付近まで駆け出してコンビニのドアを開くと、そこから憲子を見て更にギョッとしてしまいました。
何と憲子は下着を着けていないのです。
超ミニのスカートからは憲子のむっちりした桃色のお尻が丸見えで、また胸も服でギュッと押し込められて谷間がはっきりと出ていて、今にも飛び出しそうでした。
そんな女を見れば、誰もが淫らな女だと思うのも当然でしょう。
ふいに私の車のすぐ傍に停めていたトラックの中から運転手が降りてきて、憲子に声をかけたのです。
「よーねえちゃん。凄い格好してるねー どうしたんだい?」
そう言いながら憲子の傍に寄っていくと、運転手は物凄い近距離から憲子をジロジロと舐めまわすかのように上から下まで見回していきます。
そしてそんな格好でいながら、携帯電話で話をしている憲子が変に思えたのでしょうか、「誰と話してるの?」
などと問いかけていました。
憲子はKから何かしらの指示を受けたのでしょうか、「はい・・・」と返事をすると、何とその運転手に携帯を渡したのです。
「えっ」と一瞬驚いた表情をした運転手でしたが、憲子が何かボソボソとその運転手に小声で話すと、運転手は「へえ」と言って素直に携帯を持ちました。
そして何回か小声でやりとりを済ませると、ニヤリといやらしい笑みを浮かべて、一旦周囲を見渡して、私の存在に気付くとなぜか私に手招きをし始めたのです。
私は何の事だかわからずに居ましたが、運転手が強く私を手で呼ぶ仕草をするので、恐る恐る近づいていくと、運転手はニヤニヤした顔をしながら私に言いました。
「あんたがこの奥さんの旦那なんだって?」
「・・・え、あ・・・」
「今の電話の奴が『御主人様』ってやつか。へへへ。この奥さん、おしゃぶりが大好きなんだって?」
「えっ?」
「いいのかなぁ こんな綺麗な奥さんに、マジで。ラッキーだな」
「いいって・・・?」
「へへへ・・・じゃあ、早速だけど・・・付いてきなよ」
そう運転手は舌なめずりをしながら憲子の手を引いてコンビニの裏まで連れて行きました。
私もオロオロしながらも後を付いていくしかありません。
うっそうとした草むらが広がるコンビニの裏は真っ暗で、多少の事では誰も気付く者もいそうにありません。
憲子に気付いた他の運転手達も、全部で4人いましたが、何が起こるのかとワクワクした様子で付いてきます。
憲子は黙って運転手の言うがままに手を引かれ、改めてKからの指示を受けると携帯をまた運転手に渡しました。
運転手は「おう、じゃあ、遠慮なく・・・」といいながら片手で携帯を持ちながらズボンのベルトをカチャカチャと緩め始めました。
そして憲子の手を引いてしゃがませると、いきなり憲子の目の前に運転手の男根を出してきたのです。
「この奥さん、オマ○コは駄目だけど、フェラチオならしてくれるってさ・・・大好きなんだとさ」そう他の運転手達に告げると、「へえ」とか「おお」等、小さな歓声を上げて、ぞろぞろと憲子の周囲を取り囲んでしまいました。
「さあ、ほら」
運転手はだらしない程垂れ下がった男根を憲子の顔の前に突き出すと、憲子は意を決したように、ゆっくりと男根に手を差し伸べていきました。
(やめろっ やめてくれっ)
私の心の中の悲痛な叫びなど届くはずもありません。
今現実に目の前で起きている事は、たとえ眼を背けたとしても、受け入れなければならないのです。
複数の見知らぬ男達に取り囲まれて、その中心でしゃがみこんで男根を自ら手を差し伸べていく憲子の姿をただ
じっと数メートル先でポツンと立ったまま見届けるしかできないのです。
他の運転手達も最初は遠慮がちだった態度が、憲子のその行動に刺激されたのか、一人、また一人と憲子の目の前に立ちはだかり、ズボンから各々の男根を憲子の目の前に差し出しはじめました。
憲子はそれをあるがまま受け入れる風に、2つの手を使って2人の男根を手で刺激し始めました。
すると何もされていない老けた男が「ちょっとオッパイ触らせてくれよ」と言って憲子の今にも飛び出しそうな胸を無造作に服の上から揉み始めたのです。
こうなるとどんどんエスカレートし始め、しゃがんだままの憲子のお尻を鷲づかみにする者も出てきました。
更には「奥さんのここも触らせてくれよぉ。入れないからさぁ」としゃがんでいる憲子の秘部に手を伸ばして始めたのです。
  1. 2014/07/05(土) 04:26:55|
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見えない支配者 第15回

憲子はKから何らかの指示を受けると、虚ろな瞳で運転席側のドアの外に立っていた私に向って「あなたはコン
ビニの中で待ってろって・・・」と言い出しました。
こんな憲子の淫らな姿を置き去りにして、どうして私がコンビニなどに行けるでしょうか。
しかし二度三度と拒んでも、かえってKからの要求が酷くなるのは分かっている以上、行くしかないのです。
私はハラハラしながらも憲子がコクリと頷く姿を見て、意を決してコンビニに入ることにしました。
コンビニは相変わらずトラックの運転手達がウロウロしていました。
私は取り合えず車の様子が一番良く見えそうな雑誌等が置いてある本棚へ向うことにしましたが、コンビニの中から車を見ると、コンビニの店内のライトがガラスに反射してよく見えないのです。
ようやく目を凝らして見て、何とか車と中の様子は雰囲気が伺うことができる程度なのです。
私は、コンビニからあまり車内がよく見えていなかったという安心感と、しかしこれからの憲子の様子が私にはあまりよく見えない事に困惑を覚えました。
そして雑誌を一つ取り上げると立ち読みしているフリをしながらジッと車内の様子を観察し続けることにしました。
車の中では相変わらず何か憲子がモゾモゾと動いているようでしたが、はっきりした状態は分かりません。
それでも何か今までとは違った事をさせられている風にも見えるのです。
私は一体憲子がどんな命令を受けて、どんな行動を取っているのかとても不安でいっぱいになりました。
(一体何をさせられているんだ?)
コンビニのガラスの照り返しが邪魔で、コソコソと頭を左右させて車内の様子を伺おうとしても容易には見られません。
逆に他の立ち読みをしている運転手達からは、私の動きが異様にさえ思われる始末で、かえって私の挙動不審な行動から車を気にされても困ると思い、それ以上はできません。
ただじっと憲子一人でKからの指示に応対しなければならないのかと思うと、憲子が可哀想で仕方ありません。
いや、本音を言えばもうこの時から少しずつ、そんな指示を受けて淫らに反応する憲子がどうなのか、見たいと思っていたのかもしれません。
しばらくの間、何か車内でモゾモゾと動く人影だけを追っているしかありませんでした。
しかしそれもつかの間のことでした。
それは唐突に、衝撃と共に私の目の前に現実を曝け出されてきたのです。
  1. 2014/07/05(土) 04:26:09|
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見えない支配者 第14回

(何してるんだっ!)
さすがに私は驚いて助手席で指示されたまま淫らな行動を取る憲子ぬ向かって叫ぼうとしましたが、はっと我に返り思いとどまりました。
憲子の位置はコンビニから少し離れているとはいえ、周囲に注意深い人ならばきっと憲子の姿は視界に入ってしまうはずです。
今私が大声を上げたら、それこそ周囲にいる人達に憲子はさらされてしまうのです。
それだけは避けなければならない、そう思うものの、次の手立てが見当たりません。
もし車の中にでも入って憲子を叱咤したならば、それはKに対する背任行為と受け止められ、私も憲子も秘密を暴露されてしまうかもしれないのです。
車外でオロオロするばかりの私に相反して、憲子は携帯を握りつつも、下から左右からゆっくりとすくい上げるように、その大きな胸を繰り返し揉み上げています。
いかに憲子の上着がニットのセーターとはいえ、その艶めかしい姿はもし男がその姿を見るならば、間違いなく興奮してしまうはずです。
始めは緊張からか、助手席の背もたれから離れて直立させていた憲子も、次第にもたれかかるような格好になり始めています。
きっとコンビニや周囲から人目を避けるためにわざとそうゆう格好になったのだと思いますが、それがかえっていやらしく見えてしまうのです。
ゆっくりと、そして丹念に自らの胸を揉みあげる憲子の姿に、私は呆然となり、またその姿に興奮と嫉妬が波のように繰り返し去来してきました。
憲子自身もまたこんなシチュエーションでの行為が、たとえ自らの意思でなく命令されてしている事ではあっても、始めは抵抗感もあったのでしょうが、それでもやはり女なのです。
自ら感度の良い胸を揉みながら恥かしい言葉を強要されていれば、”女の部分”が出てきてしまうものなのでしょうか、次第に「ん・・・んん」とか「あふ・・・」などという吐息を漏らしてきたのです。
その姿はまさに”淫ら”としか形容できません。
私は次第に背を反らせながら強く胸を揉みしだき吐息を漏らす憲子の姿に勃起していきました。
しかし、それはKにも同様に伝わっていることなのです。
そしてKは確実にこの周辺から憲子の姿を完全に捉えて見ているのです。
それは分かっているのに、どうしようもなく”男”の私の部分が、憲子の”女”を見てしまい、それがまた普段では絶対見せない女の姿であればあるほど、興奮を覚えてしまうのです。
そしてKは更に憲子の女の部分を曝け出そうと指示した事が憲子の返事から分かり、更に私の興奮は高まっていきます。
「ああ・・・はい・・・します・・・あん・・・したいです・・・」
そう憲子は気が遠くなっているかのようなか細い声を出しながら、その大きな胸を揉みあげていた手を今度は次第に胸から腰へと移動させ、ジーンズのジッパーを緩めてその中へ手を入れていったのです。
私は憲子をなるべく刺激の少ない格好をさせていくことで、性的欲求を避けようという狙いがあったのですが、それがかえってジーンズ姿にさせることで、何ともいえない淫らな悩ましい姿になってしまった事に、後悔を覚
えました。
が、それはまた私自身を興奮させるシーンにもなっていたのも事実でした。
憲子はジーンズの中に手を押し込んで、ゆっくりと憲子の秘部をなぞっているようで、そのジーンズに手が入って盛り上がっている部分がまた、夫の私ですらドキリとする程の色気を出していきます。
「ああ・・・気持ち、いい・・・はい・・・凄く感じてます・・・」
か細い声でありながら、上ずったような吐息を奏でる憲子の姿は、まるで普段からは想像することもできないような姿でした。
そしてKもそれに反応しているように、どんどん要求もエスカレートしていきました。
  1. 2014/07/05(土) 04:25:27|
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見えない支配者 第13回

《これからその携帯に直接電話をかける。勿論非通知だが。
ただし電話に出られるのは憲子だけだ。男の声など聞きたくもない。
いいか。これからかける電話にお前がほんの少しでも出たら許さないからな。》

私はメールの内容を助手席の憲子に見せ、それから携帯電話を渡しました。
「いいか。本人の声をよく聞いて覚えておくんだ。 思い当たる声とか、よく考えてみてくれ。俺は出ることができないから、憲子が聞き留めておいてくれ。」
「わかったわ・・・あんまり自信はないけれど・・・」
「でもそれだけが人物特定の鍵に繋がるんだ。誰なのかがわかればまた対処の仕方だってある筈だろうから。」
「・・・うん」
相手が誰なのか分からないというのは、本当に不安なものです。
その不明の人物に秘密を握られ、あれこれ要求され、更には憲子が辱められているのです。
その不安は何ともいいようがありません。
せめて、どんな人物がこんな酷い事を要求してきているのかさえ分かれば対処のしようもあるのに、と思うのも無理からぬことでしょう。
2人で携帯電話が鳴るのを待つ間も、コンビニの周囲では多くのトラック運転手がひっきりなしに出入りしています。
そんな彼らは弁当を買ってトラックで食べている者もいれば、酒まで買って飲んで寝てしまう者もあったり、或いは雑誌を立ち読みしている者など、様々です。
その為、トラックばかりが停車している中で、ポツンと乗用車の中で待機している私達が変に見えるのでしょう
か、私達の車に気付くトラック運転手は少なくとも車を見たり、人影に気付いた者は中まで覗いてくる者までいました。
そんな人がいると、私も憲子も怯えるような気分になったりするのです。
(さっさとこんな場所から移動したい)
そう思うのはごく自然なことでした。
さっきのアダルトショップの客にしても、もし私達がこの車にいると知ったら、きっとその後が気になるでしょうから、尾行してくるかもしれません。
そんな恐怖と疑心にさいなまれているところへ携帯が着信したことを音楽とバイブレータで知らせてきました。
私と憲子は顔を見合わせてから、憲子がゆっくりと携帯を持ち上げました。
「・・・はい・・・」
憲子は恐る恐る返事をする感じで、たまに私の顔を見ながら応対しています。
私はKがどんな声の主なのか、或いは私が知っている声なのかを探ろうと憲子の持つ携帯に耳を寄せたりもしま
したが、容易には声が聞き取れません。
「・・・はい、いえ。・・・はい、わかりました」
憲子は何か指示を受けているのでしょうか。
私はもっとよく聞き取ろうと携帯に耳を押し付けようとすると、憲子はそれを静止するような仕草をしながら、
「・・・はい・・・わかりました」
と、憲子は慎重になりながらも、Kへ服従しているかのような態度で応答しました。
「・・・はい。 えっ!? ・・・はい・・・」
驚いた様子の憲子は携帯から受話器を押さえると、私にこう言うのです。
「あなたは車の外で待機するようにって・・・」
「車の外って・・・出ていろってことかよ!」
「ええ・・・」
「・・・じゃあせめて、窓だけは少し開けておいていいな。会話が聞き取れないから。」
そう言いながら、私は運転席の窓を少しだけ開けると、仕方なく車外に出る事にしました。
車外から中の憲子ははっきりと見えますが、会話はさっきよりも把握できません。
会話したまま憲子は何かKから指示をされているようにも見えますが、一体どんな指示をされているのか、不安でいっぱいになりました。
すると憲子は急に妙な言葉を携帯に向って口走りだしたのです。
「はい・・・え?・・そんな!・・・は、はい・・・・・・私は・・・今から、い、淫乱な女になります・・・見て下さい・・・」
(何を言ってるんだ!)
「・・・はい・・・淫乱な女に仕立てあげて・・・下さい・・・」
きっとKからの指示で言わされているのでしょう。
憲子に自らいやらしい言葉をしゃべらせようとしているのは理解できましたが、それでも次々に飛び出してくる隠語の乱打に、私は呆然と窓に耳を当てて聞く他ありません。
「・・・私、お、おま○こ・・・大好きです・・・。大勢の男の人の・・・ち、ち○ぽをしゃぶりたいし・・・ズ・・・ズコズコ・・・入れられてみたい・・・です」
そんな言葉を助手席の憲子は俯きながらもKに伝えているのです。
それは私が妻の憲子と行為をしている時ですら聞いたような事のない淫らな言葉の羅列でした。
その言葉を憲子が、恥かしげに口にしているだけで、かえって私も下半身が熱くなってきてしまう程で、しかしそれが私に対するものではなく、Kに対して吐いている言葉だと思うと、嫉妬と興奮が混在してくるのです。
Kは更に無理難題を憲子に要求しているようでした。
憲子は「・・・はい、わかりました」と答えると、耳に携帯を片手で押し当てている憲子は、何ともう片方の手で胸を自らゆっくりと揉み始めたのです。
  1. 2014/07/05(土) 04:24:32|
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見えない支配者 第12回

憲子は車の前に紙袋を持って恥かしそうに突っ立っていました。
私はとにかく車内に入れようと促すと、憲子は俯いたまま席に入ってきました。
「さっきは・・・随分大変な目に合ったね」
私は自分でも何だか慰めているのか、それとも憲子の恥辱的な行為を馬鹿にした言い方なのかわからない言い方になってしまいました。
「・・・」
「それにしてもなんであんな奴にお尻とか胸を平気で触らせたんだ」
「・・・だって」
「だって?」
「あの店員に言われたの。『さっき電話をかけてきた人がいて、私が来たらちょっといたずらしてくれって頼まれた』って。『そうゆう趣味の女だから』って・・・」
「それって・・・」
「きっとあの人だと思うの」
それであんなに容易く店員の言いなりに憲子がなっていたのかが、ようやく納得できました。
きっとKが先に店に電話してきて店員に妙な事を含んでいたのです。
全て先回りして、憲子を辱めようとしていたのですから、何と用意周到な人物なのでしょう。
それでもあの程度で済んだ事は、不幸中の幸いだったのかもしれません。
そんなことを思っているところにKからメールが届きました。

《憲子、いい思いをしただろう。
恥かしい目に晒された気分はどうだ?嬉しかっただろう?
旦那のお前も憲子が見知らぬ男達の性欲の対象にされて興奮したことだろうな。》

「何を言ってるんだ!」
私は実際に憲子のそんな辱めを受けた事に、本当は興奮していた事を憲子には悟られまいとして怒気を込めた口調で叫びました。
それにしてもKは一体憲子と私に何をさせたいというのでしょう。
私はKの目的を探ろうと思い、柔らかく問いかけてみました。

<憲子が恥かしい思いにさせられるのには、私には耐えられません。
一体、何をさせたいというのでしょうか?>

携帯からのメールはすぐに返信されてきました。

《憲子を淫乱な女に仕立てあげる為だ。》

(何てことを・・・)

こんな屈辱的な目に合わせて、しかも人の妻を捕まえて『淫乱な女に仕立てあげる』などとは。
こんな事をまだ続けさせるとでもいうのでしょうか。
(そんなことなら、いっそのこと・・・)
私はあんな屈辱的な事を憲子が強いられるのならば、決して望む形ではありませんが、いっそのことKだけに憲子を抱かせてしまわれた方がましだとすら考えたのです。
私は夫としてあるまじき考えをKに提案しました。

<もしあなたが憲子を気に入っていて、憲子を望むがゆえにこんな行為をさせるというなら、いっその事、あなただけが憲子と2人きりで会って頂ければいいと思うのですが・・・
どうか、これ以上変なことを憲子に強要させないで欲しいのです。 お願いします。>

私は精一杯の譲歩策として、これ以上赤の他人に憲子が晒し者になるのだったら、せめてKが憲子に性的欲求があると分かっている以上、Kが満足するようにしてしまえばいいと思ったのです。
それが憲子にとっても私にとっても一番苦痛が少ないはずだったからです。
ところがKからは恐るべき答えが返ってきました。

《私は淫乱な女が好きなんだ。
だから憲子には変態的淫乱女に成長してもらってから味見させて貰おうと思っている。
それにはまだまだたくさんの恥辱好意をしてもらう。
それを受け入れられないというなら、止めればいいだけだ。
ただし、その時に全ての秘密は明らかになってしまう事を覚悟するように。
その覚悟があるならいつでもやめろ。
覚悟がないなら、私の命令にこれ以上質問するな。
ただ言う事を聞け。いいな。》

(!・・・)
私は絶望の淵に追いやられた気分でした。
(このままKの言いなりにするしかないというのか・・・そしてKの望むままに憲子は辱めを受けなければならないのか・・・)
最早逃げ場の全くない四面楚歌状態の私は「絶望」しか頭に浮かんできませんでした。
そして更にKは無遠慮に私達に要求をつきつけてきました。
  1. 2014/07/05(土) 04:23:47|
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見えない支配者 第11回

「あの、多分・・・もう、これで大丈夫ですから・・・」
憲子は男達の視線に耐え切れなくなったのでしょう、胸とお尻を手で隠しながら「もう勘弁して下さい」と言いたげに、着替え直そうとしました。
すると店員は今度は試着室の前に立ちはだかって着替えなどさせまいとしています。
「いやぁ こんなに魅力的な奥さん、久しぶりに見ましたよ」
などと訳のわからない褒め言葉を並べています。
「あ、もう・・・これでいいですから・・・あの、もう、着替えます」
「へへへ そう。残念だなぁ もう少し見ていたかったのに」
店員は平然とそう言いながら憲子が試着室に入ろうとするのを残念がっています。
憲子はそれでも少々強引に試着室に入るとカーテンをサッと引いて着替えを始めました。
私はホッと胸を撫で下ろすと、少しでも何か憲子に対して羞恥的な姿に晒されていた事に興奮していた自分が情けなくなりました。
(良かった。助かった)
そんな思いがよぎった途端、事態はまた急変してきたのです。
店員は着替えている最中の憲子のいる試着室に何の声もかける事無くカーテンをサッと開いてしまったのです。
「きゃっ」
憲子の声が店内に響いたかと思うとその瞬間、服を脱いで下着姿になったままの憲子が男達の前に現れました。
客の男達は「おっ」と歓声を上げて目を剥いて憲子の姿を見ています。
私は一体どうしてそんなことになっているのか、事態の把握ができずに咄嗟に試着室の方へ近づこうとすると、店員はニヤニヤしながら憲子に告げました。
「いやぁ、ごめんなさいねぇ うちは万引きとか多いんで、着替え直す時はこうさせて貰ってるんですよねー」
(そんな馬鹿な店があるものか!)
傍で隠れて見ていた私はそれでも最早我慢できないという思いはあるものの、そんな非常事態にすら『Kに暴露される』という思いが脳裏に浮かんでくるのです。
そして唇をかんで我慢するしかない自分が情けなくて仕方ありませんでした。
憲子は咄嗟にブラジャーとパンティを手で覆い隠して抵抗しようとしていますが、言葉で反論しようとはしませ
ん。
ただ男達の前で呆然と恥らいながら立っているだけでした。
「どうぞ、このまま着替えになって下さいよ。へへへ」
もうこの状態では客であった男達も商品を探している”フリ”すらしていません。
じっと憲子を凝視してその体を上から下まで舐めまわすように見入っています。
憲子は意を決したのか、カーテンをしめ直すこともせずに、そそくさと服を着だしました。
下着姿から服を着ていくという姿は、何だか妙に艶めかしいものなのかもしれません。
男達は口を開けたまま、ジッと憲子の着衣の様子を観察していました。
ようやく憲子が服を着終えると、真っ赤な顔をしながらピンクの服を腕に取って、俯いたまま試着室を出てきました。
「へへへ。凄く美味しそうですねぇ 奥さん」
店員は容赦なく憲子を辱めます。
「・・・これで結構です。おいくらでしょうか?」
憲子は下を向いたまま恥かしそうに店員に服を差し出すと、途中で他にも買い物があることに気付いたのでしょう、「あ、あと・・・」と言葉を濁しながら他にも購入するものがあることを店員に告げました。
「他にも何か?」
「え・・・と」
「何ですか?」
「バ、バイブを・・・」
「ああ、バイブねぇ。 こちらに色々ありますよぉ」
憲子が小声で呟くのに対し、店員はわざと声を張り上げて客の男達に聞こえるように言いました。
そして最早わざと憲子を辱めようとしているとしか思えないような言葉を続けるのです。
「奥さんが使うんですか?」
「いえ、その・・・」
「奥さん、こうゆうの、使ったことありますか?」
「・・・」
押し黙る憲子に店員は黒く巨大なバイブをガラスケースから取り出して、わざと憲子の目の前に差し出します。
「この位の、どうですか? いいですよぉ 大きいでしょう?」
「・・・」
「奥さんの手で握って確かめて下さいよぉ ほら、ここがスイッチね」
そう言って店員は憲子の左手を取ると、バイブにスイッチを入れて手渡したのです。
バイブはただ操縦された通り正確に機能しようと憲子の手の中でグイングインと勢いよく動きまわっています。
客達も片手にバイブを持っている憲子の姿に妄想を膨らませているのでしょう。
鼻息を荒くしながら、ジッと見つめています。
「これなら奥さんをきっと満足させられますよ。いかがですか? へへへ」
店員の侮辱的な応対に憲子は、手に握っているバイブを持ったまま、とにかくこの状態から脱出しようと「これでいいです」とだけ呟いて店員に差し出しました。
「へへへ、そうですか。こいつも奥さんを喜ばせられるんだから、羨ましいですね。バイブになってみたい位ですよぉ」
「お、おいくらですか?」
憲子は服とまだ動いた状態のバイブをレジのガラステーブルに乗せると、財布を取り出してさっさと清算したいといわんばかりに店員に促しています。
そしてだらだらとした店員の清算を済ませると、真っ赤になった顔のまま、一目散に店を出ていってしまいました。
私はその一部始終を怒りと嫉妬と興奮が入り乱れた状態で見続けていましたが、事態が終焉した事に我にかえって、憲子の後を追って店を出て行きました。
きっとあの店員も客達も、憲子を淫らな女だと思ったに違いありません。
そしてそんな淫らな女だからこそ、恥かしがりながらもバイブや服を購入する憲子を遠慮なく視姦していたのでしょう。
私はくやしい思いでいっぱいでしたが、とにかく憲子が心配で、車まで戻ったのです。
  1. 2014/07/05(土) 04:23:08|
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見えない支配者 第10回

「きゃっ」
憲子がカーテンの奥で小さな悲鳴を上げると、無遠慮にカーテンが引かれた小さな試着室からとんでもないあられもない憲子の姿が晒されてしまいました。
(何するんだっ!)
私がそう思ったのも束の間、そこにいるのは普段の憲子ではなく、キャバクラなどで見かけるような、悪趣味な服で男にセックスアピールをする水商売のような女のようでした。
ムッチリとした胸は、今にも制服を引きちぎってしまわんばかりで、またミニはもうミニとは呼べる代物ではなく、下着は丸見えで、ほとんど憲子のお尻を申し訳程度に隠しているだけのものでした。
それには店員はおろか、客の男達もさすがに興奮したようで、「おお」と小さな歓声を湧かせて、目をギラつかせて、まるで憲子を視姦でもしているかのようでした。
(ああ、何てことを。そんなに憲子を見るな。見ないでくれ)
私の思いとは裏腹に、男達はギラギラした目で憲子の胸やお尻を見続けます。
すると店員は、今度はそのやらしい手で憲子のお尻を手で撫で始めだしたのです。
「うーん、ここのお尻とオッパイのところがきついかなぁ」
などといい出しながら憲子のお尻を手で味わうように撫で続けます。
(何を触ってるんだ! 憲子も何で平然と触らせてる!)
私はあまりに信じられない光景に怒りが頂点に達してきました。
しかし、と同時に、何だか妙な気持ちも徐々に湧き上がってきたのです。
なぜか知りませんが、そんな光景に私は勃起をし始め、それはやがてマスターベーションしたい衝動にすらかられてくるのです。
店員は憲子のお尻を撫でながら今度は胸も下から揉み上げるように撫ではじめました。
憲子はそれには一切抵抗する気配もなく、顔を背けるだけです。
(なぜだ。なぜあんなことをさせてるんだ! すぐにその手を払いのけろ!)
私の無言の叫びは憲子に届くべくもなく、以前として店員は憲子を手で撫で回しながら、あれこれと話しかけています。
唖然としていたのは私だけではありませんでした。
客の2人の男達もまた、さすがに憲子のお尻や胸などを撫で回している店員に驚いている様子で、しかし、すぐにそれが合意の上のものであるのだろうと勝手に判断したのでしょう。
自分達もあわよくば、とでも言いたげに、どんどん憲子の方へ近づいていくのです。
今、私の目の前で、私の妻がアダルトショップの中で見知らぬ男達の目の前で淫らな服を着て、慰めものになっているのです。
夫としてこれ程屈辱的な事があるでしょうか。
・・・しかし、それなのに、私の愚息は私の意に反して更に勃起を続け、興奮しているのです。
やめて欲しい・・・しかしそんな理性と裏返しの嫉妬と欲情が突き上げてきてしまうのです。
私はただあのKという人物の命令だから仕方がないのだという「言い訳」を傘に、その光景に興奮と嫉妬を混在させながら見続けるしかないのだと言い聞かせていました。
  1. 2014/07/05(土) 04:22:26|
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見えない支配者 第9回

店内はバラのような甘い香りがいっぱいに立ち込めていて、少し薄暗い雰囲気でした。
しかし、イメージしていたよりも店内は割と広く、20m四方の部屋の中で商品がたくさん陳列されていました。
ビデオやDVD、雑誌などが多く陳列されていて、どれもこれもみなアダルト関係の商品で、更にその奥に行くとボンテージ物やSM系の服や道具がありました。
その横にレジがあって、店員らしき中年の男はレジの脇に揃えられていたアダルトグッズを整理していました。
憲子は既にそこに陳列されている商品の前で躊躇しながら立って、店員に対してドギマギしながらも何か話しかけている様でした。
私はすぐにDVDなどが陳列されている棚の陰から憲子の様子をじっと伺うことにしました。
客は他に私と同じ陳列棚の前でビデオを探している中年の男と、若い男性がいましたが、幸いにもその位置から憲子が店内に入ってきた事に気付かなかったようで、夢中でDVDを探しています。
(このまま気付かないでくれ・・・)
私が祈るような思いでいると、憲子の方は何やら店員がいやらしい目で食い入るように憲子を上から下まで見回しながら、会話をしています。
「具体的にどんなのをお求めなんですか?」
明らかにいやらしい目で見る店員の視線は、憲子の胸やお尻に今にもむしゃぶりつきそうな表情をしています。
「いえ、その・・・」
さすがに憲子もはっきり口になど出して言えるはずもありません。
店員の粘りつくような視線を敬遠しながらも、それでも早くこんなところから出てしまいたいという気持ちが憲子に優先させたのでしょう、
「あの・・・服を・・・社長秘書のような・・・ピンクのを探してます。」
と、小声で店員に告げています。
「ああ。へへへ。コスチュームね。それならここだよ」
そういって店員が上から吊るされて飾ってあった多数の服を指差して示しました。
「へへ、社長秘書ねぇ・・・お姉さん、サイズは?」
「は?」
「かなりバストおっきいよねぇ。それに合うサイズってあるかなぁ」
「あ、Mサイズで大丈夫だと思います」
「んー 服はMサイズでも胸はLLサイズだもんねぇ。へへ、こんなのでどうかなぁ」
そういって店員が取り出したのは、信じられない位露出の多い制服でした。
「ピンクのはねぇ・・・スカートが極端に短いんだよ。あ、でもそうゆう方のがいいんだよね?」
それはまるでお尻丸出しのようなミニとすら呼べない程の短さで、あんなものを憲子が履いたらどんな格好になってしまうのかと思うと、ゾクッとする気分になりました。
「あ、じゃあこれで結構です。これ下さい」
憲子がさっさと決めてしまおうとして、そう言うと店員はそれを制止して、「そこに試着室があるから、試着してみなさいよ。後で小さかったら困るでしょ?」
と足止めしてきます。
「いえ、大丈夫だと思います」
そう抵抗する憲子の言葉を全然聞いていない風に店員は憲子をさっさと試着室へ押し込めてしまおうと、背中を押して試着室のカーテンの奥へ閉じ込めてしまいました。
「あの、ちょっと・・・」
カーテン越しに憲子が言うものの、店員は言う事を聞かずに、「とにかく着てみなって・・・へへ、とにかく着てみないと。」
「いえ、本当に・・・結構です」
そう何度も抵抗する憲子に、店員はもういい加減に言う事聞いて着替えろよ、といったため息を一息つくと、なぜかカーテン越しの憲子にボソボソと話しかけはじめました。
すると憲子は忽然と黙ってしまい、着替え始めてしまったのです。
(何してるんだ! そんなのすぐに『これ買います』で終わらせてしまえばいいのに!)
私はハラハラしながら遠巻きに見ているしかありません。
するとDVDや雑誌を探していた2人の男達も、奥で女の声が聞こえたということで、覗き込むように試着室を見始め、どうやら何かが起きているのだと察知すると、試着室の近くに場所を変えて商品を探しているフリを始めました。
(とにかく、こんな所からさっさと出てしまいたい)
そんな風にハラハラしながら待っていると、カーテン越しの奥から憲子の声が聞こえました。
「何とか着られると思います・・・」
私も少しホッとしました。
このままカーテンの中で試着して大丈夫そうだと憲子が確認してしまえば、もう一度着替え直して出てくればいいだけのことです。
ところが店員は憲子に何の問いかけもすることなく、「どれどれ」といってカーテンを引いて開けてしまったのです。
  1. 2014/07/05(土) 04:21:31|
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見えない支配者 第8回

夜9時半になると、私達は車に乗って相手の指示通り、コンビニに向いました。
ここのコンビニは国道沿いの深夜近くということと、高速道路の出入り口付近という利便さも手伝ってか、大型トラックの運転手達のトラックがたくさん止めてありました。
その中にポツンと私達の乗用車だけが止まっているのは、妙に不似合いな光景で、私達は少し恐々としながらも、支配者Kにメールを打ちました。

<今指示通りコンビニに到着して待機しています>

すると相手からすぐに連絡が入りました。

《待機しているのは知っている。
それではお前達の誓いが本物であるかどうか、これから証明してもらおう。
まず、憲子と2人で、コンビニの3軒隣りにある『ナイトキャット』という店に行って次の物を購入して来い。
・バイブレーター
・コスプレ用ピンクの社長秘書制服(マイクロミニ)
但し、購入は必ず憲子がすること。
また、お前は憲子と行動を共にするな。近づくな。憲子に話しかける事も禁じる》

「何だよ これ!」
私は車内で思わず憲子とメールを見合わせて怒声を荒げてしまいました。
一体Kは私達に、いや憲子に何をさせたいというのでしょうか。
私は車内からコンビニの並びにある店舗を目で追っていきました。
すると、確かに3軒先に『ナイトキャット』といういかにも怪しげな看板があるのです。
「もしかして、アダルトショップなのか?」
「・・・そうみたい・・・」
憲子も愕然とした雰囲気でその店舗を見つめています。
「そんなところに憲子を行かせるわけにいかないよ。」
「でも・・・」
「他にも客がいるかもしれないんだぞ!」
「・・・うん、恥ずかしいわ」
「だいたい・・・」
そこで私はふと思いました。
さっきのメールで、確かKは私達が車で待機している事を知っている風な事を言っていました。
とすれば、この近くにKはいるのです。
そっと私達の様子を伺っているのでしょう。
しかし、トラックばかりで周囲もあまり見えず、それらしい車も見当たりません。
「ヤツはこの近くのどこかにいるんだ・・・そっちをよく見てくれ」
「でもわかってても、どうしようもないわ・・・」
「誰がこんなメールしているのか知りたくないのか!」
「そうじゃない。でも、相手だってすぐに分かりそうな場所にはいないと思うの」
確かに憲子の言う通りでした。
そうやすやすと発見されやすい場所でこちらの様子を伺っているとも思えません。
するとすぐにKからのメールが入ってきました。

《私を探そうとしても無駄だよ。そんなことをしている暇があるなら、すぐに向かえ。》

「くそっ こっちの様子をずっと見てるんだ。」
それなのにこちらからは相手の様子も何もかも把握することができないのです。
「とにかく行かないと・・・怒らせちゃうことになるわ・・・」
憲子は既に観念しているのか、相手の言うがままになっていて、何ら抵抗する気すら伺えません。
「行くって・・・あんなところで変な物を・・・買い物してくるっていうのかよ!」
「・・・仕方ないわ・・・他にどうすれば?」
「・・・」
屈辱感一杯のまま、それでも何か行動を起こさねば仕方ありません。
私達は渋々車から降りると取り合えずコンビニの前まで行きました。
コンビニでは大勢のトラック運転手がいて、絶えず人の出入があります。
しかも、そのほとんどの運転手は憲子の姿に気付くと見てニヤニヤしていくのです。
確かに憲子の姿はニットのセーターからでも、はっきりと飛び出てしまう程の憲子の胸は確認できるので、男であれば誰でもそうなるのかもしれません。
トラックの運転手達は憲子の隣にいる私になど、一切遠慮することなくジロジロと憲子を、まるで舐めまわすかのように見入ってきました。
「ここにいても・・・恥かしいし・・・行きましょう」
「行くって・・・おい」
憲子はそんな視線に晒される恥ずかしさからか、躊躇する私を無視するかのように、例の店の方向へ向って歩き出しました。
(憲子から離れて・・・しかも話しかけてはいけない・・・なんて)
店の前で一つ深呼吸をすると、憲子は意を決したように店内に入っていってしまい、私も仕方なしに追いかけるように店内へ入ることにしました。
  1. 2014/07/05(土) 04:20:48|
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見えない支配者 第7回

憲子は寝室で一人考え込んでいるようでした。
私が寝室に入ってきたと気付いてもこちらを振り返ろうともせず沈黙したままです。
きっと憲子はまた私に詰問されると思っているのでしょう。事態が急変したということにも気付かないまま。
私は憲子に私自身の事を話せませんでした。
こんな所にも私の姑息さが浮き彫りになっているような気がして 更に自己嫌悪に陥っていました。
それでもとにかく憲子に私の事を気付かれないようにしながら話を進めざるを得ません。「・・・なあ」
「・・・」
「憲子が言いたくないのはよくわかる。ただこれだけは約束してくれないか?」
「・・・」
「いつかきちんと全てを話してくれる、と・・・」
「・・・あなた」
「それまではもう聞かない事にする。憲子が困っているのだから、今はとにかく相手の要求を聞いてみようと思うんだが・・・」
「・・・あなた・・・」
憲子はそれまで気丈にも唇をキュッと噛み締めて耐えていたのでしょうか、「ううっ・・・」と嗚咽を漏らしながら「あなた、ごめんなさい・・・ごめんなさい」と何度も背中を揺すりながら私に謝ってきました。
私は私自身の事は伏せた上での事ですから、憲子の姿を見て、胸が締め付けられる思いがしましたが、今はとにかく時間が切迫している以上、事を進めばなれませんでした。
「実は・・・すぐに返事を出さないと・・・とんでもない事になる、と言ってきているんだ・・・」
「え・・・」
憲子はようやく振り返り私にすがりつくような目をしながら驚いていました。
「返事をすぐに出さないと憲子の事を暴露する、と。それで・・・服従を誓え・・・と言ってきているんだけど・・・どう返事すればいい?」
「・・・と、とにかく・・・今は相手の言う通りにして下さい・・・」
「わかった・・・じゃあ、とりあえず返事をする・・・その返事を見てから・・・だな」
「あなた・・・ごめんなさい」
憲子の懇願するような瞳の奥に、私に申し訳ないと謝罪する気持ちが痛く心に響きました。
それと同時に憲子自身の秘密も、きっと私と同じようなレベルなんだと私は悟りましたが、今はお互いの秘密の比重よりも、支配者Kにとにかく暴露させてはならないとの一心でリビングに戻ってメールの返信をしました。

<誓います。私と妻はあなたに服従いたします>

短い文ではありましたが、何と屈辱的な文なのかと自分でも思いながらも、それでも今は支配者Kの気分を害してはいけないとばかりに、支配者Kが指摘するままの文章でメールを送信しました。
すると支配者Kは待っていたとばかりに、わずか数分でメールの返信をしてきたのです。

《ようやくお前も事態が把握できたようだな。
よろしい。これからたっぷり楽しもうじゃないか。
ではまず、お前とお前の奥さんの誓いが本物かどうか、早速試させてもらおう。
ただの言葉上で誓うなどいう事は簡単だからな。
本心から誓い、それを実行できるかどうかは別物だ。
お前達の誓いの証明を行動で示してしてもらおう。
まず、これから私の携帯のメールアドレスを提示する。
お前はすぐにこのアドレスに携帯からメールしろ。
文面は【以後宜しくお願いいたします】として。
その後は、携帯のメールを通じて連絡することにしよう。
さあ、すぐに携帯にメールしたまえ。》

私はどうしようかと迷いはしましたが、ここはとりあえず支配者Kのいう通りにしておいた方が懸命だと思い、すぐにメールを打つことにしました。
すると、即座に携帯の方へメールが届いてきたのです。

《ようやく私の意を汲む態度になったな。よろしい。
それでは、早速だが今日の午後10時にお前と憲子の2人で車で出かけろ。
向う場所はお前達の自宅に近い国道から北上し、15km程行った左手にあるコンビニだ。
そこで待機しながらメールしてこい》

(くそ!何だっていうんだ! そんな時間に何しに出かけなくちゃいけないんだ!)
私は内心この支配者Kと名乗る人物の命令的な文調に腸が煮えくり返る思いをしましたが、しかし言う通りにしないとまた脅かしてくるに違いありません。
私は納得もできませんでしたが、指示通り憲子と出かける事を決心しました。
憲子もただうなずくのみです。
そんな素振りを見る限りでも、憲子にとっても余程公開されたくない秘密があるのでしょう。
しかし、私にも公表されたくない秘密がある以上、どうにもなりません。
完全に相手のペースのままに行動するしかないのです。
  1. 2014/07/05(土) 04:20:10|
  2. 見えない支配者・愚者
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見えない支配者 第6回

(なんてことだ・・・このメールの主は何を私達夫婦にさせようというのだろうか。服従だなんて・・・。)
金銭の要求でもしてくるのだろうか、或いは他に何か要求してくるのだろうか、そんな不安が過去の私の恐怖と重ねて襲ってきました。
(もうあんな恐ろしい思いはしたくない・・・)
そうは思うのですが、きっとメールの主はこの分だと私の仕事場も妻の仕事場も生活全て知っているでしょうし、自宅だって実家だって、情報を掴んでいるに違いありません。
この家から逃げ出すといったって、ようやくたどり着いたマイホームを今更手放すなんて事はできるはずもありません。
(とにかくメールをしなければ・・・)
そう思った私は必死になってパソコンに向き合い、キーボードに打ち込みました。

<私達に一体どうしろというのでしょうか?
何か目的があっての事なのでしょうか?
先ほどは感情的になって失礼な言い回しをしてしまいました事は本当にお詫びいたします。
どうかその点については平に御容赦下さいますようお願いいたします。>

私はそれでもいきなり平身低頭の構えを見せては、相手がどんどん付け入ってくると思って、謝罪は含めるものの、相手の目的を聞き出そうと必死になっていました。
すると支配者Kからはすぐに返事が届きました。

《貴様はまだわかっていないようだな?
私に対して服従を誓えといっているのだ。
最終タイムリミットをあと30分伸ばしてやるからよく奥さんと話し合って決めろ。
最早余計なメールを送るならば話し合いによる解決は即刻中止する。
いいか、これが最終通告だ》

居丈高なこの支配者Kの態度に、私は本当に恐怖を感じました。
(もうメールで言われた通り服従する以外にないのか?)
私はガクガクと揺れる指先でキーボードを震わせながら、どう決断を下すべきか迷いました。
そして、今はとにかく相手の出方を見るしかないと判断し、とにかく服従する姿勢を出しておくことに決めました。
しかし・・・しかし、妻には何と言えばいいのでしょうか。
あれほど憲子に過去を追求した私が今更何と言えばいいのでしょう。
私は私自身の過去の件を憲子に一切話す事なく、闇から闇に葬り去ってしまったのです。
その件を今更憲子に話せるはずもありません。
私はこの時、この支配者Kなる者がかなり頭の切れる人物である事を知りました。
もしも支配者Kが先に私の秘密を知っている、というメールを届けてきたら果たしてどうなったでしょうか。
きっと私は恐怖に慄き、メールの事を一切憲子には伏せて、支配者Kとだけのやりとりで済ませてしまったのではないでしょうか。
ところが支配者Kは最初に私宛のメールに「憲子の秘密を知っている」と言ってきたのです。
そのことにより私は憲子に怒り、責め、事実を知りたがりました。
そして支配者Kに対しても結局は私自身の事ではないという浅はかな考えから、居丈高に支配者Kを責め、脅迫など屈せずという態度を取ったのです。
とこらが、そのタイミングを支配者Kはきっと待っていたのだと思います。
そして私が支配者Kの思い通りに脅迫に屈しない頑固な態度を取った私のタイミングを見計らって、私自身の秘密も握っていると言ってきたのです。
そうすることによって、私自身が恐れおののき、結局は支配者Kに屈しなければならなくなったのです。
つまり支配者Kは私だけをターゲットにしたのではなく、妻の憲子をも巻き込んで何かを企んだゆえに、私一人で解決させない方法としてあのようなメールの送り方をしてきたのだと思えました。
勿論、支配者Kが何を目論んでいるのかは皆目検討もつきませんし、何のために私ばかりではなく憲子をも巻き込もうとしたのかわかりませんが、この結果私達夫婦2人に対して完全な拘束力を持つことができたわけです。
私は不安感と焦燥感にかられたまま、そして憲子に自分自身のことをどう説明するかも見当もつかないまま、とにかく返事を出さなければいけないと思い、寝室にいる憲子の元へ向かいました。
  1. 2014/07/05(土) 04:19:31|
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見えない支配者 第5回

支配者Kと名乗るメールの主から私のメッセージに対する返信があったのは、それから1時間後の事でした。

《お前はどうやら相当のマヌケなんだな。
非常手段に訴えるだと? フフフ 上等だよ。
やれるものならやってみたまえ。
その代わりにお前に面白い情報を一つ提供してやろう。
その情報を聞いて訴えるかどうか判断してみたまえ。
もしお前が悪かったと思うなら、これを読んだらすぐに返信しろ。
お前の言葉から「失礼な事を申し上げてすみませんでした」と言え。
ではその情報のヒントをやろう。

スナック『ゆう』のミカの事。

これでお前は全てを理解できるだろう。
奥さんの事で頭がいっぱいだったようだが、愚かな男だ。
お前のような男はだから扱い易い。
まだまだお前の事を知っているぞ。そう、お前の全てを。
それでは1時間の猶予を与えるので即返事をしろ。
もし無視をするならばこれに加えてお前と奥さんのすべてを暴露してさしあげよう。
それともまずお前の件を奥さんに教えてあげようか?》

(!!!)
私はそのメールを見たとき、あまりの恐ろしさに背筋が凍ってしまい、しばらくはメールをじっと見つめたままでした。
そう、支配者Kと名乗る男は妻の憲子の1年前の秘密どころか、私の秘密まで全て知っていたのです。
スナック『ゆう』のミカという女は、実は誰にも話さずに闇に葬り去った私の思い出したくない過去の秘密だったのです。
7年前に以前勤めていた会社の指令で東北に出張に行った際、『ゆう』というスナックで毎晩飲み、酩酊してしまった私は半ば強引にミカという女の家に誘われ、そのまま眠ってしまった事があるのです。
すると翌朝にはミカの男と名乗る者が突如乱入してきて、ミカを殴る蹴るした挙句に寝ている際に名刺を抜き取られたらしく、会社に何度も男から電話がかかり「ミカが妊娠した 慰謝料を払え」と威されていたのです。
典型的な美人局なのですが、困り果てた私に挙句、何度も慰謝料として10数万円の要求をされ、仕方なく受諾してしまったのです。
しかし数ヶ月に一度金銭を要求してくる男に怯え、結局その時の会社を辞め、マンションも引っ越した事があったのです。
その時は妻の憲子に一切秘密にして事を進めていたので、憲子に悪いと思いながらも一切詳しい事は話す事無く事を終わらせてしまったのです。
その時の心労はひどいもので、憲子に一切話せないで脅迫をされる苦しみは、表現しようのない程でした。
しかしまたそれに似た恐怖が現実のものとなってきたのです。
それも私のみならず妻の秘密までも握っている・・・と。
この時の私は既に妻の秘密など、ほとんど意識することなく自分の事で頭がいっぱいになっていました。
他にも何か私の秘密を知っているのだろうか・・・。
私自身、大した人間ではありません。
ですからごくごく一般的な人達と同様に、時には姑息になったり、卑劣になったりもします。
そんな時、後で後悔ばかりしては自分を戒めたりもします。
どこにでもいるごく普通の男なのです。
しかし、どこにでもいるごく普通の人々でも、やはり誰にも言えない秘密の一つや二つはきっとあることでしょう。
大抵はそんな過去の傷などもそっと自分の胸の内にしまってしまうのでしょう。
ですが、私はそんな誰にでもあるような秘密の一部を他人に知られてしまったのです。
私はしばらく頭を抱え込んで呆然としていました。
(或いはあのミカの男と名乗る男なのか?)
その線も考えてはみましたが、あの男なら間違いなく直接的にお構いなく金の要求をしてくるはずです。
今回の人物はその男とは質の違うものだと思えました。
途方に暮れる私の元に、支配者Kから追い討ちをかけるように催促のメールが届いてきたのです。

《あと30分で全てを終わらせてしまおう。
こちらも気が長い方ではないのでね。
少しは冷静になれただろうが、貴様は私に対して暴言を吐いた。
その償いはしてもらおう。
誓いたまえ貴様と貴様の奥さんは私に服従いたします、と。
一言一句文言を変えずにな。
話はそれからだ。
では、賢明なる返事を期待している》
  1. 2014/07/05(土) 04:18:50|
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見えない支配者 第4回

私はメールを送信し終わるとすぐに憲子に事実確認を問いただそうとしました。
「返信はしておいたよ。 だからきちんと話してくれないか? 1年前に何があったっていうんだ?」
「・・・」
「言われた通り返事出したんだから。ちゃんと話してくれよ。何もかも。」
「その・・・」
憲子は口ごもるばかりで話は進展しません。
「まさか本当に何か隠し事、してたんじゃないだろうな?」
「・・・隠し事するとか・・・しないとか・・・そうじゃなくて・・・」
どうも話を濁らせて曖昧な返事しかしてきません。
私はカラカラになった喉を潤そうとキッチンへ出向いて水をコップ一杯に汲んで飲み干しました。
(まさか、本当に何か隠し事があるんだろうか?)
そんな焦燥感が私を包み込みます。
(浮気?)
一瞬過ったその二文字に嫉妬が湧き上がり、そしてもしそんな事をしていたのなら絶対に許せないという怒りが同時に心に宿ってくるのが分かりました。
私は寝室に戻ると、もうすっかり外出する用意がされていた私用の背広と妻が着ていく予定だった2つのハンガーを見つめました。
(何もなければ、もうきっと出かけている頃だった・・・)
そんな風にハンガーを見つめながら、ハプニングというものは、いつも突然襲ってくるものだと思え、何か虚しさすら込み上げてきます。
「なあ、話してくれないか? こっちに聞く権利はあるし、憲子は話さなければならない義務があると思う」
私は必死になって事実を知りたいと憲子を説得しました。
しかし憲子は頑なに事実を話す事を拒み続けます。
「とにかく私にも事態がよく飲み込めていないの・・・だからお願い。とにかく返事が届くのを待ってからにして」
「だって1年前のことって憲子は何の事だか、よく分かってるんだろう? 自分の事なんだから。 事態が飲み込めないのはこっちだよ。きちんと話して欲しい」
「とにかく返事を待って。 必ずきちんと話すから・・・ごめんなさい 今はそれしか言えない・・・」
堂々巡りのこの会話に嫌気がさした私は、パソコンを持ってリビングのソファに移動して一人でドッカリと座り込んでしまいました。
(一体何があったんだ? あの憲子の慌てぶりようから見ても尋常ではない。1年前に何かがあって、それを憲子は私に言えない秘密にしている。)
私は宙にある空気でも見つめるような目で、事態を理解しようと頭の中で整理していました。
メールの主、支配者Kと名乗る人間は1年前に憲子が何かを起こした事を知っていて、しかもそれを”暴露する”とまで言ってるわけです。
つまり、憲子が何か起こした事はそれは世間に対してか、夫の私に対してなのかはわかりませんが、ばらされると憲子にとってはとても不利になるような出来事であったということになります。
しかもそれは夫の私にもちゃんと話せないような出来事であるということ。
(やっぱり浮気しか考えられない・・・まさか、とは思うが・・・)
不安な気持ちをよそに、定刻で受信をする私のパソコンにメールが再度届いていることに気付きました。
それは私が返信を出してわずか30分余りのことでした。
メールは案の定、支配者Kからのものでした。

《奥さんはやっぱり理解してくれただろう。言った通りだろう。
返事を出さずにはいられない奥さんの苦渋の決断、よくわかるよ。
ただ夫のお前は何も知らないから納得できず、きっと奥さんに問いただしたんだろうな?
だがな、それは止めておけ。
奥さんにこれ以上何も聞くな。私にも何も聞くな。いいか、これは命令だ。
私の命令に従わなければ結局はお前が困る事になるぞ。
私の名前を知りたいだと? 私は支配者Kだと名乗っただろう。
それと私の目的は、お前達夫婦とゲームを楽しみたいんだ。それだけだ。
とりあえず奥さんは私にはもはや逆らえないという自覚があるのは確かなようだな。
いいか、繰り返すがこれ以上奥さんには何も聞くな。》

(くそ。何だっていうんだ。聞かなければならないに決まってるだろう。
何を馬鹿なことを言うんだ。それに第一、この命令口調は一体何だというんだ、偉そうに。)
私は感情的になってすぐに返信メールを返しました。

<事情がよく飲み込めない状態で、貴方が何を私達に要求したいのか、何をさせたいのか理解に苦しんでいます。
私は妻の夫なので、妻に何か非常事態が起きている以上、私は妻を守らねばならず、またその為には全てを知る必要があります。
妻から全てを聞き出してこそ、対処できるわけですし、何だかこれ以上妻を困らせるようなメールはやめて頂きたいものです。
また妻が何らかの事を起こして、あなたが卑劣にもその事で妻や私達を困らせようとするならば、非常手段にも訴える覚悟です。
これ以上、関わらないで頂きたいと存じます>

私はメールの主に対する腹立たしさと憲子の頑なな態度に、何かあるのだろうとは察してはいますが、今は何よりもこの支配者Kという陰湿なメールと徹底的に戦わなければならないと思い、厳しい内容のメールを送りつけたのです。
”非常手段に訴える”とまで言えば相手もからかい程度のものなら大人しく引き下がるでしょう。
そう思って打ったメールに対する返信は、更に私を、そして憲子を脱出不能の深い迷路へと迷いこませていったのです。
  1. 2014/07/05(土) 04:18:08|
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見えない支配者 第3回

「いや、最近のは手が込んでるからな。うっかり『事実だったらどうしよう?』なんて内心ドキドキしてたんだよ」
「やだ、もう。あなたみたいな人、きっといつか振り込み詐欺とかにあっちゃうわよ。気をつけてね」
「そうだよな。ああゆうのってやたら本人に切迫感を与えて動揺させる手口だものな。あのメールだって、何だか憲子に後ろ暗い過去があるような言い回しをして脅迫してきたんだよ。」
「そうゆう手口って多いよね」
「何でも”1年前の件をばらされてもいいのか”って。それを憲子に聞いて確かめてみろ、なんていうんだよ。
だからこれは何かあるのかなって思ってさ」
「!・・・」
この瞬間、憲子のフォークは止まり、顔面を硬直させたのです。
まだ私はこの時はそんな憲子の素振りに気づかず、言葉を続けてしまいました。
「その上、その事を憲子に聞いてみろって書いてあるんだ。”そうすれば全てがわかる”なんて。バカみたいだろ、なあ 憲子」
「・・・」
「憲子?」
もうこの時は完全に憲子は顔面蒼白となっていて、硬直したまま返事もできないような状態になってしまっていました。
「ん? どうしたんだ? おい、憲子!」
「え・・・あ、ああ・・・」
「急に固まっちゃったみたいになって・・・一体どうしたんだ?」
訳がわからない私に対して憲子は「ちょっと・・・」と言って席を外してダイニングキッチンを出て行ってしまったのです。
私はそれでも憲子の異変にその時は気付かず、そのまま朝食を平らげて、外出する仕度をしようと寝室に着替えに行きました。
すると憲子がベッドの奥の三面鏡の前でじっと俯いて篭っていたのです。
「憲子、どうした? もうそろそろ出かけるから着替えなくちゃ・・・」
私がそう促しても憲子はピクリともしません。
「俺、何か変な事言ったか? おい、返事しろよ・・・!」
その時でした。
(ま、まさか・・・)
安堵となっていた心が一瞬にして揺らぎ出し、思い出した事は先ほどの憲子との会話と、そして「1年前のこと」というメールの主の文面でした。
「・・・憲子、まさか・・・」
「・・・」
私は寝室に突っ立ったまま、鏡に向かって俯いている憲子に問いかけましたが、何ら返事が返ってきません。
「おい、1年前って・・・本当に何かあったのか? 憲子! 返事しろよ!」
「・・・その・・・メールって他に何が書いてあったの?」
こちらに背を向けたままでいる憲子の返事が、私の問いに対する回答ではなかった事に私は更に腹を立てました。
「聞いてる事に答えろよ。 1年前って本当に何かあったのか?」
憲子はそれには一切答えず、ただ「そのメール見せて」とだけ繰り返しました。
「一体何なんだよ! ちゃんと答えろよ! 1年前って何があったんだよ!」
「・・・とにかく、ちゃんと話すから・・・メールを見せて・・・」
憲子はそれを繰り返すばかりです。
私は憲子から分かる様にきちんと話して欲しいと思い、ノートパソコンをリビングから持ってくると、憲子にそのメールの内容を見せてみました。
憲子はメールの内容を何度も何度も繰り返し読んでいるようで、黙ったままです。
(本当にメールの主が言うように、憲子に1年前、何かあったのか?)
私はその憲子の様子を見ながら、次第に不安と焦りを覚えてくるようになりました。
「・・・一体・・・何があったんだ?」
私はできるだけ冷静さを失わないように言葉を少なく、柔らかい口調で憲子に問いかけました。しかし憲子からくる返事はありません。
「・・・」
「きちんと話してくれるって言っただろう? 何が起きてるのかきちんと話してくれ。」
私は憲子に再三、理解できるように全てを話して欲しいと言いましたが、それでも憲子は押し黙ったままでしかありません。
そしてようやく重い口を開きはじめまたのです。
「・・・あなた、と、とにかくメールに返事をして・・・」
「誰なんだよ、このメールの主は? それに何を返事しろっていうんだ! こんなのイタズラメールだって憲子も言ってただろう?」
「とにかく・・・お願い・・・メールの返事を出して・・・」
「一体何て返事しろっていうんだ!」
「お願い・・・返事をして・・・それからきちんと話しますから・・・」
「一体誰なんだよ、こいつは!」
「分かりません」
「分からないって・・・誰かも分からない奴に、何の返事をしろっていうんだ!」
「お願い・・・とにかくメールの返事をして・・・それからきちんと話すから・・・」
「本当だな? ちゃんとメールの返事を出したら、一体メールの相手は誰で、1年前に何があったのか話してくれるんだな?」
「今は何も聞かないで・・・とにかく返事をして・・・お願い・・・」
涙が溜まっていたのでしょうか・・・憲子の瞳は潤みきってしまっていて、私はその憲子の真剣さに何かただならぬものを感じて、とにかく返事を書いてメールを送ってみることにしました。
「一体何て書いて送ればいいっていうんだ? なあ、憲子」
「・・・とにかく・・・その、そう、メールを拝見しました・・・って。」
私はとりあえず憲子の言う通りの文面でメールの主に返信してみました。
ただし、憲子の見ていないところで、私の文面も追記した上でですが。

<メールを拝見しました。
決してイタズラメールではないということ、私は理解しています。 憲子
***以下は憲子には内緒で送信しました***夫の元と申します。
妻にメールを見せたところ、返事をして下さいとの事でしたので、上述のごとく妻からメッセージを送らせて頂きます。
ただ、私には事態が全く把握できておりません。
妻に聞いても1年前に何があったのか、まだきちんと話して貰っていません。
何か貴方に失礼な事でもしたのでしょうか?
それとも何かあったのでしょうか?
今の現状では何の目的で貴方がメールをしてきたのかさえわかりません。
どうか、貴方は一体どなたで何が目的なのか教えて頂けませんでしょうか?>
  1. 2014/07/05(土) 04:17:21|
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見えない支配者 第2回

翌日、休日であったので早速パソコンのメールの送受信を行ってみると、既にメールは昨日私が送信した1時間後には届いておりました。

《これをイタズラメールか何かと勘違いしているようだな?
まだ奥さんにはこの事を知らせてないのか?
それとも奥さんも「何のことだか分からない」としらを切っているのか?
よろしい、それでは奥さんに問いただしてみるといい。
私は奥さんの秘密を全て知っている。
1年前のあの件を全てばらされてもいいのか?と告げたまえ。
取り合えず明日中に返事をすること。
連絡がない場合は奥さんが苦しむことになるから、そのつもりで。
Mr.支配者K》

「1年前の事って何だ?」
或いはメールの主はカマをかけているのでしょうか。
1年前に憲子が何かしでかしたとでも言いたげなこのメールに、無性に腹が立ち、また不安も覚えました。
私はすぐにキッチンで朝食を作っていた憲子にこの事を問いただしました。
憲子はエプロン姿で鼻歌交じりで朝食を作っているところでした。
「あら、あなた。おはよう。もう朝食できるからね」あどけない笑顔で挨拶をする憲子を見て、私は少し安堵しました。
(憲子に限って何か後ろめたい事などあるはずもない)そう、私達夫婦はお互いを信じ愛してきたつもりなので、何か不安に思う事の方がおかしいんだ、という信頼感
が私をホッとさせたのです。
しかし、それでもやはりメールがインチキである事を確信して安心したいと思い、きちんと聞いておこうと言葉を繋げました。
「お腹、ペコペコだよ。 ところでさ」私がそう切り出すと憲子はニコリと涼んだ笑顔で「なあに?」と聞き返し、以前から憲子が見たがっていた映画を今日見る約束をしていた件だてと勘違いして返事をしてきました。
「家を出る時間のこと? 何時に出れば間に合うかしら? その後食事もしたいし・・・もう一つ早い回の上映にする?」
「あ、いや、その事じゃなくて・・・」
私は妙に歯切れの悪い言い方しかできませんでした。
憲子に何か人に知られては困る後ろ暗い事などあろうはずもなく、身元不明のメールの主の言葉を真に受けて「何かあったのか?」とも聞きずらかったのです。
「ん? どうしたの? 具合でも悪いの? ちょっと変よ」
「あ、ああ」
とにもかくにも直接憲子に聞いてみる以外はありません。
メールの主は今日中に返事をするようにと催促していますし、万一憲子に本当に何か後ろ暗い事があったならば、メールにあった通り憲子が困る事になってしまいます。
(いや、何かあるはずなんてない。ただ聞いて安心したいだけなんだ)私はそう心の中で呟いて思い切って聞きだしました。
「なあ、憲子、何か俺に隠し事、あるか?」
「えっ?」
突然何を言い出すのか、という程度のリアクションだった憲子は笑いながら言葉を続けました。
「なあに、それ。変なの」
「いや・・・何ていうのか・・・俺が知らない事、いや、憲子が俺に言えない事、あるのかと思って」
「言えない事って何、それ。全部話してるじゃない。突然何を言い出すのかと思えば。」
「そ、そうだよな。ごめんな、いきなり」
(やっぱりそうなんだ。何も憲子に隠し事なんてある訳がない。)優しく微笑む憲子の顔を見て、私は安堵でいっぱいになるのを覚えました。
やはり何もなかったという喜ばしい気持ちと、憲子を信じてよかったという気持ちが私の心を安らげてくれたのです。
ですから、すでに安心しきった気持ちでいっぱいになった私は憲子に遠慮なくイタズラメールが届いてきた事を打ち明けることができました。
「どうしちゃったの?朝から、変よ あなた・・・」
「ああ、いや・・・実はさぁ、最近になってイタズラメールが届くようになってさ。」
「ふうん」
憲子は聞き流しでもするように朝食をテーブルに運び続けます。
「送り主も誰か分から0ないようなヤツなんだけど。」
「そんなの一々相手しててどうするのよ。最近多い詐欺の類じゃないの?」
「そうだよな。いやでもこっちの名前も憲子の名前も知ってて名指しで言われたものだからさ」
「もう、しっかりしてよー」
「ハハ」
そう笑い飛ばすと、すっかりホッとした私はテーブルに並べられた朝食をムシャムシャと食べながら、メールの主に内心で”ざまあみろ 騙されやしないぞ”と叫んでいました。
憲子も自分の朝食の支度を済ませてテーブルの向かいに座ると朝食を一緒に食べてはじめます。
私は憲子の顔をじっと見ながら、そのメールの内容とメールの主の事を考えていました。
確かに憲子はもう38歳ですから、若い頃と比較するのはよくありませんが、それでも夫の私が言うのも変ですが、前よりも増して綺麗になっていると思っている程です。
少なくとも近所の奥さん達などよりも遥かに綺麗だと思いますし、実際憲子の仕事側の人間や私の友人ですら、綺麗だと褒めてくれます。
何より憲子は綺麗でいる事に人一倍気をかけているので、体だって昔の体型に近いものを維持していると思います。
そんな憲子だからこそ、私はメールに一瞬でも(もしかしたら)と気を引かれてしまったわけです。
或いはメールの主は私達にごく身近な人間で、憲子を羨んでいる男性が意地悪をしようとして私に送ってきたのかもしれないとすら思えたのです。
いずれにせよ、憲子と私の関係を嫉んだものか、またはたまたまどこかで私達夫婦の名前とメールアドレスを入手した者が何らかの目当てを目論んで出したものでしかないのでしょう。
ところが、そんな軽くなった気分でいた私にこの後、信じられないような事実が待っていたのです。
  1. 2014/07/05(土) 04:16:26|
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見えない支配者 第1回

私達夫婦が愚かしい事は何とも言い訳のしようもありません。
何事も慎重に事を期すべきであるのに、私は安易に自分の感情に流されてしまった事により、お互いが愚かであったとしか譬えようもありません。
妻もきっと私と同じような気持ちでいると思います。
全ては些細な事が原因で何もかも失ってしまうことになるなどと、その時は思っていませんでした。しかし最早、なす術なくただ今ある現実を受け入れる事しか私達にはできないのです。


私は井田元と申しまして現在43歳。
中流商社に勤務する普通のサラリーマンで、趣味は釣りにたまにでかける程度のものしかありません。
妻は憲子と言って現在38歳で15年前に結婚いたしました。
子供には恵まれませんでしたが、それでも友人や会社の同僚などと家族ぐるみのお付き合いをしたり、夫婦仲良く旅行に行ったりと、それなりに楽しい夫婦生活を送ってきたつもりでした。
ところがそんな私達の生活、人生のささいな幸福だった事すらをも一変させてしまう出来事が起きたのです。
それは1年前のあるメールから全てが始まりました。
私はその日いつものように帰宅するとパソコンを開き、メールの受信を確認してみたのですが、送り主の不明なメールが一通届いておりました。
いい加減なメールが届く昨今ですので、いきなり削除をしてしまおうとも思いましたが、私はそのタイトルが妙に気になって、思わずメールを開いてみました。
すると次のようなメール内容が届いていたのでした。

《はじめまして 井田元さん
実はあなたの奥さん、憲子さんの件で重大なお話がありますので、このメールを確認した後、必ず返信を願います。
返信後、改めて御連絡します。
Mr.支配者K》

「何だ、これは・・・」
私はまた何だか意味不明の出会い系サイトの勧誘かその類のメールだとすぐに思いましたが、私の妻の事で、というのが妙に気を引きました。
しかも私の名も妻の名も実名を名指しで届いていたのです。
それでもいたずらメールの類か何かだと思い、この時はそれきりですぐにメールを削除してしまったのです。
とりわけ妻にも告げる必要もないですし、この件はこれだけのものだろうとその時は思っていました。
しかし、その3日後に改めて同じ送信先の主からメールが届いていたのです。

《私のメールを無視するのか?
もし無視し続けるならば、とんでもない事態に至ってしまうぞ。
困りたくなければ必ず返信したまえ。
猶予は3日与える。
それまでに返事がない時は奥さんがとんでもない事になってしまう事になる。
このメールをただのイタズラメールだと片付ける事のないように。
Mr.支配者K》

前回のメール内容とは明らかに違った、居丈高な内容と、そして何か脅迫めいた内容でした。
私は一瞬背筋が凍るような思いに駆られましたが、それでも憲子に何かあるとも思えず、どうしていいかと思った私は、相手の意図が何であるのか探ろうと取り合えず憲子には一切告げずに返信してみることにしました。

<御連絡頂いた内容につきまして
一体何の事なのか理解しかねております。
そもそも、貴方はどなたなのでしょうか?
このアドレスはフリーメールと思われますが、どなたかも名乗られずにおられる事と、申し上げられている内容が全く意味不明の為、返信するにもできませんでした。
貴方のお名前と、私達に一体何の関係があるのか、お教え頂けますでしょうか?>

何だか意味不明な不愉快なメールでしたが、とりあえずは丁寧に聞き返して返信したのですが、何だか気味が悪くて仕方ありませんでした。
或いは私を不快感にさせるのがメールの目的であろうかとも思いましたが、何か嫌な予感がしました。
  1. 2014/07/05(土) 04:15:28|
  2. 見えない支配者・愚者
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チョコレートの伯父ちゃん 最終回

それから3ヶ月ほど経った頃、妻が妊娠している事が分かりました。
「おまえの様な嫁は出て行け。もう二度と顔も見たくない」
伯母は一人息子を亡くした上に、私まで失うかも知れない恐怖から、妻を責め続けました。
「お春、清子が出て行くなら私も出て行くよ。和美もお腹の中の子供も私の子供だ。世話になったな」
「清子だけ出て行けばいい。旦那様は行かないで。もっと尽くすから行かないで。何でもするから行かないで」
「それは駄目だ。私には子供達に責任がある。それに、俺もまだ若いからいつか所帯を持ちたいと思っていた。伯母と甥で、まさかお春と結婚する訳にもいかないだろ?」
結局、伯母と私が養子縁組をし、一周忌が終ったら妻と結婚をする。
結婚をしても私は伯母の部屋で寝て、伯母との関係を続ける代わりに、妻と関係を持つ事も認める。
この様な、常識では考えられないような条件で落ち着いたのですが、1番罪深いのは私です。
毎日違った味の、2人の女に奉仕させ、その上この家の資産も手に入れたのです。
その後男の子が生まれて清子と結婚しても、この様な関係は8年後に、伯母が脳溢血で倒れるまで続きました。
勉強の好きだった妹の今日子は、大学を出てすぐに結婚して子供を儲け、私は農業の傍ら、昔習った呉服の行商に出る様になり、南方で捕まった時に米兵からもらった、チョコレートの美味しさが忘れられずに、今日子の家に寄る時は甥の喜ぶ顔が見たくて、必ずチョコレートをお土産に持って行きました。


チョコレートの伯父ちゃんの事を思い出している内に駅に着き、改札を出ると後ろから肩を叩かれました。
「ご無沙汰。一緒の電車だったのね。」
それは従姉の和美姉さんでした。
「ご無沙汰しています。和美姉さん一人?」
「主人は久し振りに弟と酒が呑みたいと言って、一足早く昨日から車で来ているの。私は昨夜どうしても外せない会合があったから」
「そうなんだ。でも丁度良かった。まだ時間が有るから、先に伯父さんのお墓にお参りしたいけど、どの道を行けば良かったのかな?この辺りも、ベッドタウンになってしまって、すっかり変わってしまったから」
「私も一緒に行くわ。」
以前は気にもしないでいたが、墓石の後ろには〔信夫・清子〕とだけ書いてある。
「ご先祖様のお墓は?」
「それは他の所にあるのよ。入院する前に、父が先祖の墓とは別に建てたの。その時『私が死んだらここに入れてくれ。ここには私と清子以外は誰も入れるな。死んでからは、私だけの清子でいて欲しいし、清子だけの私でいたい』と言ったので『いい歳をして惚気ているの』と聞いたら『おまえ達には分からん』と言って2人抱き合って泣いていたわ。しっかりしていると思っていたけれど、もう呆けていたのかな?だからここは、翌年に死んだ母と2人だけのお墓なの」私はお墓に手を合わせると、自然と涙が出てきた。
伯父ちゃん、いつも美味しいチョコレートをありがとう。
  1. 2014/07/05(土) 00:56:29|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
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チョコレートの伯父ちゃん 第29回

妻は夕方に帰ってきた伯母に捕まり、質問攻めにあっていました。
「私がいない間、何をしていた?」
「和美の面倒を看ながら、ゆっくりとさせて頂きました」
「まさか私の旦那様に、ちょっかいを出したりしなかっただろうね?」
「そんな事はしていません」
「本当だろうね?」
「本当です」
「2人で何の話をしている?」
「あっ、旦那様。別に何も」
「お春、疲れただろ?風呂を沸かしておいたから今から入れ。今日は私が背中を流してやる」
「えっ?旦那様にそんな事」
そう言いながらも嬉しそうに、小走りで着替えを取りに行きます。
「清子、悪いな」
「いいえ、勘一さんとの事で、ずっと信夫さんには辛い思いをさせてきました。私もこの方が、少しでも罪が軽くなるようで気が楽です。お母様と何があっても信じていますから」
私が背中を流している間、伯母はずっと泣いていました。
「今日子が眠ったらお春の部屋に行くから、それまでに化粧をし直して、布団を敷いておけ」
「本当ですか?嬉しい」
「ああ、だから今は泣くな。泣いていては化粧が出来ないぞ。その代わり今夜は朝まで、嫌と言うほど泣かせてやるから」
「旦那様、嬉しい」
毎晩伯母を抱き、伯母が勘一の病院に行く日は、昼間妻を抱くという生活が続きました。
勘一は合併症まで起こし、病状は思わしくありません。
「勘一兄さん、久し振りですね」
「信夫か。俺を笑いに来たのか?」
「とんでも無いです。早く良くなってくれないかと思って」
「心にも無い事を」
「本当です。早く良くなってもらわないと、私1人でお春と清子の相手をしていては、いくら私でも身がもちません。何しろ2人共激しいですから」
「なにー。俺から母ちゃんを盗っただけでは飽き足らずに、まさか清子まで。」
「盗ったとは人聞きの悪い。お春は自分から股を開いてきたから仕方なく。それに清子は、元々私のものだったのを、勘一にいさんが無理矢理犯して盗ったんじゃないですか。清子は、あんな男に触られるのは、気持ち悪くて二度と嫌だと言っていましたよ。思い出すのも気持ち悪いから、
何もかも忘れさせてと言って、毎日裸で抱き付いてきます。」
「くそー、殺してやる」
「その意気です。私を殺せるぐらい、元気になって下さいよ。早く治してもらわないと、お春にはいくら濃いのを注いでやっても心配ありませんが、そのうち清子には子供が出来てしまうかも知れません」
「絶対に殺してやる」
「私を殺すのは構いませんが、その前に死なないで下さいよ。さて、2人共身体を洗って待っていると思いますから、来たばかりで悪いのですが帰ります。何しろ、1晩に2人相手をしなければなりませんから。ゆっくり寝ていられる、勘一兄さんが羨ましいです。」
「おまえと言う奴は」
「そうだ。1つの布団に2人並べて、交互に嵌めてやればいいんだ。その方が楽ですよね?今夜はそうしてみます。じゃあまた」
「くそー、くそー」
病室を出ると、勘一の悔し泣きする声が聞こえてきました。
勘一の顔を見たら私も興奮して、伯母には聞かせられない事を言ってしまい、これが伯母に伝わっては不味い事になると心配しましたが、その心配はすぐに無くなりました。
私が興奮させたからだとは思いたく無いのですが、その夜少し落ち着いていた勘一の病状が急変し、明け方死んでしまったからです。
  1. 2014/07/05(土) 00:55:31|
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チョコレートの伯父ちゃん 第28回

そこには久し振りに見る、全裸の妻の姿がありました。
伯母ほど白い肌ではないのですが、それでも農作業で顔だけが日に焼けて浅黒い為、白さを際立たせています。
「嫌。出ていって」
妻は慌てて、身体を拭いていた手拭で前を隠すと、身を屈めました。
「どうしてだ?私は今でも清子を愛している」
「お母様に怒られる。もう私達は元には戻れません」
「そんな事は無い。俺はずっと清子を愛し続けていた。伯母さんとこうなったのも、清子や和美の側にいたかったからだ。他に方法は無かった。清子はもう、私を愛してはくれないのか?」
「でも駄目。こんな事は嫌です。出ていって下さい」
妻を愛しているのは本心だった。
しかし今は、口では愛を叫びながらも、その事よりも目の前の、牝の身体が欲しくて必死なのだ。
妻は私への愛を否定はしないのだが、これから起こる事を言葉で拒否し続けている。
もう自分を抑える事が出来なくなっていた私は、服を全て脱ぎ捨てて近付いた。
すると妻の目は、私の既に雄叫びを上げている部分に集中し、その目もまた、牝の目へと変わったように感じたので、押入れから布団を1組出して敷いたが、もう妻は何も言わない。
「清子、ここにおいで」
しかし妻は、何度も首を横に振る。
私の硬く大きくなった物を見た事で、自分が牝に変わってしまったという事を、隠したかったのだろう。
私は妻の腋に手を差し込んで、強引に布団まで引き摺って行き、押し倒して乳房に吸い付くとお乳が出てきた。
「あーん、駄目、こんな事は、駄目」
私は何故か娘に悪い気がしてしまい、乳房への愛撫はそこそこに、足元に回ると妻の脚を大きく割り、その付け根にむしゃぶりつく。
口での攻撃から逃れようと、私の頭を両手で押したり、身体を捻ったりしていたが、何日も途中までで放っておかれた身体は、すぐに抵抗を止めてしまった。
襞を開くと、そこは伯母の赤みを帯びたピンクとは違い、薄くきれいなピンク色をしている。
更に伯母と大きく違うのは、その上にたたずむ淫核が、もう感じているはずなのに、未だ包皮に包まれている事だ。
私は包皮を剥いて強制的に露出させ、舌先で突いたり舐め上げたりして、伯母に散々教え込まれたやり方で責め続けていました。
「恥ずかしいけど、感じてしまう、駄目、駄目、欲しい、もう欲しい、お願い、お願い」
口を離して指での刺激に切り替えて横に座ると、もう妻は牝である事を認めざるを得なくなったのか、手を伸ばして私を握り締めています。
「いつから入れてもらっていない?」
「もう、ひと月以上、あーん、これが、欲しい、欲しい、本当に、もう駄目なの、駄目、駄目、駄目ー、嫌ー」
妻は縋る様な目で私を見詰めながら、何度も腰を突き上げて気を遣ってしまいました。
「ひぃー」
休まず私が挿入すると、そう一声叫んで下から抱き付いてきます。
「なに?中がいっぱいになる、中がきつい、なに?なに?」
私は今までを取り戻すかのように、激しく突き始めました。
「嫌ー、奥まで来てる、嫌ー、そんな、奥まで、嫌ー、硬い、硬いのが奥までー」
妻はそう言いながらも、更に奥まで欲しいのか両足上げて、私の腰に絡めてきました。
「凄い、凄い、奥まで、駄目ー、ひぃー」
腕枕をした状態で、2人並んでぼんやりと天井を見ていましたが、その間も妻は私を掴んだまま放しませんでした。
「信夫さんは、変わってしまったのですね」
「それは清子もだ。今も清子の手は何を掴んでいる?」
「嫌。恥ずかしい」
そう言いながらも、更に強く掴んで放そうとはしません。
「でも、清子を愛しているという気持ちだけは変わっていない。ここにいる為には伯母さんとの関係もやめられないし、暫らくこんな生活が続くと思うが、私を信じて待っていてくれないか?
こんな私はもう嫌いか?」
妻は返事の代わりに顔を下腹部に持っていくと、優しく口に含んでくれました。
  1. 2014/07/05(土) 00:52:31|
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チョコレートの伯父ちゃん 第27回

農作業を終えて帰ると、伯母は以前の鬼のような形相になっていました。
「話があるから部屋に来なさい」
伯母が私に、命令口調で話すのは久し振りです。
伯母の後をついて部屋に行くと、伯母は上座に正座しました。
「そこにお座りなさい。畑で清子と何が有ったの?何かしたわよね?まさか小屋で」
「俺は何もしていない」
「それなら何故、清子が泣きながら帰って来たの?嘘をついても駄目」
「そんなに信用出来ないか?私はただ、勘一兄さんの事が心配で聞いただけだ。それよりも俺達が畑に行ってから、何をしていた?」
「和美の世話と、勘一ちゃんの世話を」
「勘一兄さんの、何の世話をしていた?俺が途中で鎌を取りに来たのも気付かないで」
「えっ?それは、その」
「お春は誰の女だ?お春の口は誰の物だ?お春のオメコは誰の物だ?もう関係はやめにしよう」
「待って。信じるから許して。私は旦那様の女です。この口もオメコも全部旦那様の物です」
「駄目だ。その口は私の物なのに、どうして他の男を咥える。俺のオメコに、どうして他の男を入れようとする?それも、ただの男ではなくて、相手は息子だろ」
「ごめんなさい。堪忍して下さい。勘一ちゃんが可哀想で、口ではしてしまったけれど、旦那様のオメコは使わせていません」
「それは硬くならなかったから使われなかっただけだ。もしも硬くなっていたらどうしていた?
俺は今日から2階で寝る」
泣いて縋る伯母を突き飛ばし、布団を持って2階に行きました。
これは明らかに嫉妬です。
情は有っても私にとって伯母は、この家での地位を維持する為と、性欲を処理する為の道具で、その他の感情は無いと思っていましたが、伯母と勘一の仲を嫉妬した事に気付き、自分でも驚きました。
勘一はその後、起きる事も出来無くなり、糖尿病だと診断されて入院してしまいます。
伯母は毎日泣きながら許しを請いますが、私は許しませんでした。
しかしこれは、毎日伯母に性を吐き出していた私にとっても辛い事です。
勘一に付き添いはいらなかったのですが、昼間妻が病院に行く時は伯母が娘を看て、伯母が行く時は妻が娘を背負って畑に出ていました。
本当の親子3人水入らずで畑にいる。
これは妻が、夢にまで見た姿です。
戸籍上は夫婦、親子でなくても、私も望んだ姿です。
しかし今の私は不純な考えが先に立ち、モンペに包まれた妻のお尻が、気になって仕方ありません。
そんなある日、夜から降り出した激しい雨が止まず、農作業に出られないので、朝から藁草履を編んでいました。
「今日は清子が、勘一ちゃんの様子を見てきて」
「今日は伯母さんが行くはずだっただろ?ここのところ畑で忙しかったから、たまには休ませてやれよ。」
私は伯母に手招きされて、隣の部屋に行きました。
「だって、今日は畑に行けないから、私がいなくなるとこの家には、旦那様と清子だけになってしまう。変な気でも起こされたら」
子供のように意地を張り、伯母と何日も交わっていなかった私は、この言葉で女としての妻を余計に意識してしまいました。
「伯母さんは自分のした事を棚に上げて、まだ俺を疑っているのか?それに和美だっているだろ。
勝手にしろ」
「ごめん。私が悪かったよ。今日は私が行くから機嫌を直して。せめて伯母さんなんて呼ばないで、前みたいにお春と呼んで」
和美が眠ると、妻は小雨になったのを見計らい、昼飯に使う大根を引きに家の前の畑に行ったのですが、また急に雨足が強くなったので、私は番傘をさして迎えに行きました。
大根を持って、私に寄り添う妻の横顔を見ると、濡れて解れた髪が頬に張り付いています。
それを見た時、私の妻を見る目は雄の目に変わっていました。
「手拭で拭いたぐらいでは、風邪をひいてしまうぞ。着替えたらどうだ?」
「そうします」
私は思い切って、妻の部屋の障子戸を開けました。
  1. 2014/07/05(土) 00:51:31|
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チョコレートの伯父ちゃん 第26回

寸前のところで廊下の角に隠れた私は、妻の後を追って風呂の前まで行くと、中から妻の悩ましい声が聞こえてきます。
「あー、あーん、うっ、うっ、いい、あっ、あっ、いい」
それは妻が1人で慰めている声でした。
あの純情で、勘一に辱められては泣いていた妻からは考えられませんでしたが、私が変わってしまったのと同じ様に、妻も変わってしまっていたのです。
部屋に戻ると、物音で伯母が目を開けました。
「何処に行っていたのです?」
「便所に行ってきた。それよりも、部屋の前で聞いてしまったのだが、勘一兄さんはもう駄目みたいだぞ」
「何が駄目なのです?」
「あっちの方だ。もう立たないらしい。男として駄目になったらしい」
私が嬉しそうに話すのとは対照的に、一瞬驚いた顔をした伯母は、今にも泣きそうな悲しい顔に変わりました。
次の日、私はある事に気付きました。
あれほど私と妻の仲を気にして、隠れて何度も様子を伺いに来ていた伯母が、午前中一度も来なかったのです。
昼飯に帰ると、伯母は俯いて私と一度も視線を合わせず、勘一も食欲が無いという事で、妻はお盆に乗せていった食事を、手付かずのまま持ち返って来ました。
午後、私はわざと鎌を忘れて畑に行くと、妻には取りに戻ると言って、一人家に戻りました。
気付かれないように、勘一の部屋の前まで行って耳を済ませると、2人の話し声が聞こえてきます。
「母ちゃん、もういい。やっぱり駄目だ。俺はもう男に戻れない」
「そんな事はないから頑張って。もう少ししてあげるから、他の事は忘れて気持ちよくなる事だけを考えるの」
「昼前に散々してくれたじゃないか。それでも駄目だった」
「きっと精神的なものだわ。大丈夫、必ず良くなるから」
「それなら口でしてくれよ。母ちゃんの口でしてもらえば、もしかすると硬くなるかも知れな
い。それで硬くなったら、母ちゃんのオメコに入れさせてくれると約束してくれ。母ちゃんのオメコに入れられると思えば、硬くなるような気がする」
「それは駄目。親子だから手だけという約束だったでしょ?」
「伯母と甥なのに、信夫にはさせているじゃないか。母ちゃんはこんな俺を見捨てるのか?」
暫らく沈黙が続いた後、クチュクチュと口に唾を溜めながらしゃぶる、伯母が口に含んだ時の聞き慣れた音がしてきました。
「やっぱり駄目だ。母ちゃんの口でも硬くならない。俺はもう駄目なんだ」
私は畑に戻ると、妻の横に行って話し掛けました。
「勘一兄さんは、いつから駄目になった?」
「何の事です?」
妻は顔を背けます。
「もう硬くならないのだろ?それで清子は、一人風呂で」
「知りません」
妻は涙を流しながら、走って家に帰ってしまいました。
  1. 2014/07/05(土) 00:50:30|
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チョコレートの伯父ちゃん 第25回

私が激しく突けば突くほど、伯母の身体はお湯に浮いてしまいます。
伯母は動きを全て受け止めようと、私の首に手を巻き付けて抱き付いてきました。
私も伯母が浮き上がらないように、お湯の中で腰を抱いてやると、伯母の声は益々大きくなります。
「嫌、硬い、嫌、嫌、今日の、旦那様は、いつもより、硬い、嫌、嫌、嫌」
「本当に嫌か?硬いのは嫌いか?」
「違う、嬉しいの、硬いの好き、好き、好き、凄い、今日は、凄い、もう駄目、駄目ー」
伯母の身体を支えながら、勘一と妻の部屋の前まで行くと、私達に刺激されたのか、いつもよりも大きな妻の声が聞こえてきました。
「こんなの嫌、こんなのは嫌ー、もう嫌ー」
何度聞いても悔しくて遣り切れず、急いで一番奥の私達の部屋まで行くと、伯母の身体をまた虐めてしまうのです。
「旦那様、今日はもう」
「もう何だ?私はまだ出していないぞ。お春の夜の務めは何だ?言ってみろ」
「私の身体で、旦那様に気持ち良くなって頂く事です」
私に対して昔の様な気丈さは、今の伯母の何処にもありません。
私さえ伯母以外の女に目を向ける様な素振りを見せなければ、伯母は私に従順で有り続けるでしょう。
次の日、いつもの様に妻と畑に出た時、私が畑の隅に有る肥え溜めに小便をしていると、斜め後ろからの刺すような視線を感じました。
そちらに視線を向けてみると、妻が小便の出ているところを食い入るように見ていたのですが、私と目が合った瞬間、何も無かったかのように、また鍬で耕し始めました。
「清子、どうした?何か気になるのか?」
しかし妻は答える事も無く、黙々と作業を続けています。
「最近、毎日大きな声が聞こえるが、毎晩勘一兄さんに可愛がってもらっているのだな」
妻は一度大きく首を横に振ると、その後は私が何を言っても、私を無視して作業を続けました。
昼間の妻の態度が気になった私は、夕飯が終るとすぐに、妹の京子には2階に移った自分の部屋に行くように言い、早い時間から伯母を責めていました。
「あーん、また、今日の、旦那様は、激しすぎる、嫌ーん、これ以上されたら、本当に、あーん、死んでしまう、また、また、死ぬ、死ぬ、死ぬー、ひぃー」
そう叫ぶと伯母は、本当に死んだ様に静かになり、その内寝息を立て出しました。
私は足音を忍ばせて、妻達の部屋の前に行くと、勘一の怒鳴る声が聞こえてきます。
「お前だけ気持ち良くなりやがって。そんなに自分だけ最後までいきたければ、張り形を使って勝手にいけ」
「嫌ー、こんなの嫌ー。どうかなりそう。狂いそうですー」
「そんなに嫌なら後はこれで、自分でやれ。俺はもう駄目だ」
「自分でなんて出来ません。どうにかして、こんなの嫌ー」
「やめろ。そんな事をしても無駄だ。俺のはもう立たない」
「それならどうして毎晩途中まで。今ももう少しでした。せめて勘一さんがこれで」
「おまえには俺の悔しい気持ちが分からないのか。今日は立つか、今日は治っているかと思って。
でも駄目だ。もう男として終わりだ。足が痛くて動けない。唯一の楽しみだった、唯一男でいられたこれが」
妻は乱れた寝巻きの前を押えて、部屋を飛び出していきました。
  1. 2014/07/05(土) 00:49:28|
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チョコレートの伯父ちゃん 第24回

伯母とこの様な関係になっていても、妻に対する愛は変わらないつもりだったのに、妻と娘さえ取り戻す事が出来れば他は何も望まないと言う様な、純情な気持ちは無くなっていました。
その様な醜い心を知られるのが嫌だという気持ちが、更に妻へ気持ちを打ち明ける事を出来なくしています。
「お春、風呂に入るぞ」
私が風呂に入る時は、必ず伯母が背中を流すようになっていた。
「旦那様、清子と何も無いでしょうね?」
「何も無い。お春も知っているだろ?和美を抱いて、時々畑に様子を見に来ているのを知っているぞ。そんなに私が信用出来ないか?」
「ごめんなさい。でも、心配で」
「今日子はまだ勉強しているか?」
「今日は疲れて眠ってしまったみたいです」
「そうか。それなら久し振りに一緒に入るか。お春も着物を脱げ」
伯母は嬉しそうに、脱衣所に行きました。
「そこに立って、身体をよく見せろ」
流石の伯母も恥ずかしいのか片手で胸を隠し、もう一方の手はしっかりと閉じ合わされた、太腿の付け根に置いて腰をくねらせています。
「何故隠す?毎晩中まで見られているのに、今更何が恥ずかしい?隠すな」
潤んだような大きな瞳、感じてくると少し開く鼻筋の通った鼻、私の物を含むにはいっぱいに開かなくてはならない小さな口。
しかし、その小さな顔と違い、細い首の下には肉付きの良い身体がある。
丼を伏せたよりもやや小さい程度の豊満な乳房、少し触れただけで硬く尖る小さな乳首、肉は付いていてもしっかりと括れている腰、薄く柔らかい陰毛、今は見えないが、感じてくれば自分から包皮を押し退けて顔を出す淫核、普段しっかりと閉じていても私の為には濡れて開く襞。
とても40歳を過ぎているとは思えない、白くきれいな身体を眺めながら考えていました。
妻の気持ちを取り戻す事が出来たとしても、この身体を手放す事が私に出切るだろうかと。
あの鬼のような形相で私達を虐めぬいた伯母が、今では私の前で顔を赤らめ、少女のように恥じらいながら立っている。
血の繋がりは無くとも、20歳近く年下の甥に辱められ、何も言わずに耐えている。
このような伯母に対しての憎しみは薄れ、愛はなくても情のような物さえ出てきています。
正確には伯母にでは無く、私の思い通りに開く、この身体に情があるのかも知れません。
現に今も、触れてもいないというのに、身体は私を求めて悲鳴を上げ始めています。
「うっ、うーん」
「どうした?さっきから太腿を擦り合わせて変な声を出しているが、小便でもしたいのか?」
「違い、ます。何も」
慌てて片手を下に持って行ってまた隠したのですが、暫らくすると中指だけが、微かに動いているように見えます。
顎を突き出し、目を時々閉じながら鼻の穴を開き、半開きになった小さな口から、時折可愛い声が漏れ出すと、この女を手放したくないと言わんばかりに、私の身体も自然と硬くなっていきました。
私はその事を隠すように湯に浸かりましたが、その事で後ろ向きになった伯母は、私から見えなくなった指の動きを早くしたようで、丸いお尻が前後左右に動いています。
「お春、辛そうだな」
「立って、いるのが、辛いです」
「ずっと立っていたから、足が辛いのか?違うだろ?何処が辛い?正直に言ったら、お春も入って来てもいいぞ」
「オメコが、辛いです」
伯母は私を跨いだ格好で入り、次の瞬間、私は明らかにお湯とは違う、ぬるっと濡れた物に包まれ、それはもう放さないと言わんばかりに、きつく私を締め付けて来ます。
伯母は味わうかのように、ゆっくりと腰を前後に動かし、徐々に動きが早くなるとその声は大きくなっていき、勘一が動けなくなってから、1階の風呂と便所に最も近い部屋に移った妻にも、はっきりと聞こえているに違いありません。
この複雑な思いを振り払うかのように、私も下から伯母を突き始めていました。
  1. 2014/07/05(土) 00:48:09|
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チョコレートの伯父ちゃん 第23回

私が床につくと、伯母は私に擦り寄ってきて、私の股間を弄ってきます。
「今日は疲れたから、向こうに行ってくれ。」
「そんな意地悪を言わないで。私はこれが無いと眠れないよ。」
「今日は小屋でしてやっただろ。」
盛りのついた伯母は私の言う事など聞かずに、寝巻きの裾を割って口に含んでいます。
「仕方のない伯母さんだ。それならしてやるから私の質問に答えろ。」
伯母は口を離したのですが、私の気が変わらないように、手で扱き続けています。
「お春は、伯父さんとしか経験が無いのか?」
「お春?」
「ああ、今日からお春と呼ぶが気に入らないか?まだ分かっていない様だな?お春は誰の女か言ってみろ。」
「私は、私は。」
「もういい。」
伯母の手を振り払い、裾を直して背を向けると、伯母は慌てて後ろから抱き付いてきて、前に回した手で寝巻きの上から擦ってきました。
「私は信夫さんの女。機嫌を直して。私は信夫さんの女よ。」
私が向かい合って手を下に持って行くと、伯母はそこはすでに濡れていたので、指を2本捻じ込んで聞きました。
「ここは誰の物だ?今まで伯父さんと私以外に、誰に使わせた。」
「あっ、信夫さんの物です。死んだ旦那様以外には、あーん。」
「本当か?そうだ、伯父さんは死んでもういないから、他の者がいる時は信夫さんで良いが、今から2人だけの時は、私の事を旦那様と呼べ。腰を動かして感じていないで、もう一度誰の物かもっと大きな声で言ってみろ。」
「旦那様の、物です。旦那様の、オメコです。指を動かして。お願い、指を、指を。」
「伯父さんの他にも、勘一とした事が有るだろ?正直に言わないと。」
「していません。嫌。止めないで。息子と、その様な事は。嫌、もう少しだから、止めないで。」
「本当に勘一とは何も無かったのか?正直に言わないと、また止めてしまうぞ。」
「手で、手でしてあげた事は、何回か。嫌、どうして?言ったのに、どうして?正直に言ったのに。」
「俺は腕が疲れた。指はこのままにしておいてやるから、自分で腰を使って気を遣ってみろ。」
「あーん、上手く出来ない。旦那様が、旦那様がして。」
妖しく蠢く伯母の腰を見ながら、私の野望は大きくなって行きます。
それから数ヶ月が経ち、勘一の右足の間接はますます悪化し、それを庇う為に負担の掛かっていた左足の間接も悪くなってしまい、終には妻の肩を借りないと、1人では便所にも行けなくなっていました。
伯母はみんなの前でも、私の事を旦那様と呼ぶ様になっていて、ご飯の時の座る場所も私が一番上座です。
昼間は妻と私が農作業をして、伯母が娘の和美を見ながら勘一の世話をする事が多くなり、妻と話す事は自由に出来るようになったのですが、核心部分にはお互いに触れません。
妻が私と伯母の関係を、どの様に思っているのかが怖くて聞けないのもありますが、独占欲の強い伯母が、私と妻が仲良くする事を嫌っているからです。
伯母は私に逆らわないと言っても、私が伯母から少しでも離れる様な素振りを見せれば、恐らく今の関係は1日にして壊れてしまうでしょう。
  1. 2014/07/05(土) 00:45:27|
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チョコレートの伯父ちゃん 第22回

夜は伯母に対して主導権をとっていても、昼間の立場は何も変わりません。
妻と娘の事を諦められず、そのくせ良い方法も見つからずに、伯母との行為を見られてからは、私から妻を避け続けています。
私が1人畑にいると、珍しく叔母が昼食のにぎり飯を持って来ました。
「信夫、私は悔しくて仕方が無いのだよ。おまえの様な者に、身体を良い様にされてしまう。何度言っても、夜のおまえは言う事を聞かない。それで私は決めたよ。今夜から少しでも私に逆らったら、この家を出て行ってもらう。良いね?」
私も将来が開けずに、少し自棄になっていたので怒りに任せ、伯母に抱き付いて着物の裾から手を入れると、知り尽くした伯母の急所を、こうされると1番弱いというやり方で触りました。
「何をするんだい?やめなさい。やめな、さい。やめ、な。」
伯母はすぐに大人しくなり、嫌がりながらも私の指に押し付けています。
「ここでは嫌。誰かに見られる。ここでは、ここでは。」
「こんなに濡らして何が嫌だ。こんな畑の真ん中で、そんな声を出して恥ずかしくないのか?」
「だから、せめてあの小屋で。駄目、駄目、こんな所では嫌。駄目、駄目、駄目。」
「ここで充分だ。立ったまま気を遣ってみろ。」
「嫌。そんなの嫌。駄目、駄目、駄目ー。」
私は伯母を、抱きかかえる様にして小屋まで連れて行くと、下半身だけ裸になりました。
「今度は伯母さんが俺を気持ち良くしてくれ。」
「偉そうに私に命令するんじゃないよ。そんな事は私が決める。」
「そうか。丁度良い引き際かも知れない。私は家を出て行くよ。」
すると伯母は驚いた顔をして、腰に抱き付いてオチンチンに頬擦りをしてきました。
「さっき私が言った事を気にしているのか?あれは嘘だよ。おまえを私の思い通りにしようと思って、少し嘘をついてしまっただけだよ。出て行くなんて言わないでおくれよ。」
伯母が初めて私に縋ってきました。
この時私には、良からぬ思いが浮かびます。
「放してくれ。私は出て行く。」
「私が悪かったよ。もう出て行けなんて言わないから、頼むから出て行かないでおくれよ。」
伯母はそう言いながら、目の前の物を銜えてきました。
「それなら私の言う事を聞くか?今後逆らわないと誓えるか?」
「誓うよ。もうこれ無しでは生きていけない。信夫のオチンチン無しでは、寂しくて生きていられないよ。」
「口を離すな。今からは信夫さんと呼べ。分かったか?」
伯母は銜えたまま、何度も首を縦に振っていました。
この家での伯母と従兄の力関係は、ほとんど互角なので、伯母を私に従わせる事が出切れば、私も大きな力を得る事になります。
昼の態度だけではまだ半信半疑だったのですが、夕飯の時に、伯母が私に本気である事が分かりました。
「母ちゃん、信夫と俺の皿が逆だぞ。」
今日はメザシが付いていたのですが、私の皿には5匹乗っていて、勘一の皿には4匹しか乗っていません。
今までなら逆どころか、勘一が5匹なら私は2匹でした。
「これで良いんだよ。信夫は1日中畑に出ているからね。それにお前は、医者からあまり食べるなと言われているだろ?」
「信夫?」
私が伯母を睨んでそう言うと、伯母はすぐに謝りました。
「母ちゃん、どうしちゃったんだよ?」
「別に今までと変わらないよ。ただ、田畑を売らなくてもやっていけるのは、信夫さんがいてくれるからだろ?」
これで確信を得た私は、伯母に対しては更に強く出る様に成って行きます
  1. 2014/07/05(土) 00:44:03|
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チョコレートの伯父ちゃん 第21回

伯母は2人が出て行った後も求めて来ましたが、何をされても硬くなる事は有りませんでした。
諦めた伯母は勘一の待つ居間に行ったので、私は自分の部屋に戻ると、隣の部屋から妻の啜り泣く声が聞こえて来ましたが、勘一のいない今が妻と話すチャンスだと分かっていても、私には何と話したら良いのか分かりません。
親子でどの様な話し合いがなされたのかは分かりませんが、翌日から私の部屋は伯母の部屋に移り、これで妻の心が離れてしまったのでは無いかと思った私は、その悔しさを毎晩伯母の身体にぶつけ、伯母の妖艶な身体に没頭していきました。
私に有るのは、目の前の伯母の身体だけになってしまい、伯母はその様な私を、自分好みの男にする為に、一生懸命手ほどきしてきます。
私は連日、女の扱いを嫌と言うほど仕込まれ、3ヶ月ほど経った頃には、夜に関してだけは伯母との関係が逆転しつつ有りました。
「信夫、もう出して。私はもう駄目。早く終って頂戴。」
「何を言っているんだよ。まだオチンチンで2回しか気を遣っていないじゃないか。」
「だってその前に、指とお口で。また、また。お願い、もう許して。」
「駄目だ。私をそう仕込んでくれたのは伯母さんじゃないか。今夜はあと3回気を遣ったら許してやる。ほら、もっと腰を使って。」
伯母は私の上で、半開きの口から涎を垂らして、狂った様に腰を動かしています。
「これで最後にして欲しければ、お願いしてごらん。」
「もう、許して。これ以上、されたら、死んでしまう。お願い。駄目、駄目。また来る。来てしまう。出して。お願いだから出して。」
「どこに?」
「もう駄目。私のオメコに、スケベなオメコに出して。ほら、来てしまう。駄目、駄目、いい、いいの、凄くいいの、いい、いい、ヒィー。」
この頃私には、1つの心配が有りました。
それは伯母が妊娠してしまわないかという事です。
昼間伯母を捕まえて聞いてみたのですが、やはり昼間の関係は以前のままでした。
「伯母さん。今まで、ずっと、伯母さんの中に、つまり、その。」
「お前は何も心配しないで、私の言う通りにしていれば良いの。父ちゃんと早くに死に別れて、その後オメコをしてもらえなかったからか、40歳の時に終ってしまったよ。そんな事よりも、昨夜はよくもあんな虐め方をしてくれたね。私に逆らったらどうされるか、今夜は嫌と言うほど教えてやるから、覚悟しておきなよ。」
私は何と無知だったのでしょう。
そう言われてみればこの3ヶ月の間、伯母に月の物はなく、1日の休みも無しに伯母と交わっていたのです。
その夜私は、伯母に虐められていました。
手や口を使って私を高めておいて、出そうになると、すっと手や口を離してしまうのです。
今までも、手ほどきを受けていた頃は何度か我慢させられましたが、今夜はそれが、もう10回以上続けられ、私は惨めな姿で1人身悶えていました。
「ほら、出したいかい?腰が動いているよ。そうかい。出させて上げようかね。おっと、駄目、駄目。そうはいかないよ。これは私に逆らったお仕置きだからね。」
しかし私は、以前の私では有りません。
服従する事を誓い、伯母に飲んでもらった後は、立場は逆転してしまうのです。
伯母はこの様な行為だけで満足出来るはずも無く、私に入れられたら最後、1度出させた事が災いし、今度は伯母が虐められるのです。
「お願いだから、もう終っておくれよ。これ以上されたら、気が狂いそうだよ。」
「駄目だ。今日は本当に気が狂うまで、何度でも気を遣らせてやる。」
そう言いながら腰を動かすと、面白い様に伯母は登り詰めます。
「もう駄目。それなら、せめて少しだけでも、休ませて。お願いだから、少しだけでも、嫌、また、いい、いい、もう私は、いい、いい、いい。」
「おっと、伯母さんの言う事は聞かないと駄目だから、少し休ませてやろう。」
「えっ、嫌、動いて。もうすぐだったんだよ。お願いだから動いて。」
「困った伯母さんだな。どちらだよ。」
「そう、いい、いいの、いい、いい、また、また、駄目ー」
しかし私は、動きを止めません。
「もう嫌。こんなのもう嫌。許して。もうしませんから堪忍して。私が悪かったです。」
「分かった様だから、これで終わりにしてやろう。最後だから思い切り気を遣れ。もう出しても良いか?」
「出して、中に出して。いい、いい、死んじゃう、死んじゃう、死ぬ、死ぬー。」
伯母との行為が終ってから、寝息を立てている伯母の横で私は、このままの生活を続けていても良いものかと考えていました。
  1. 2014/07/05(土) 00:42:55|
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チョコレートの伯父ちゃん 第20回

伯母は余韻を楽しむかのように目を閉じていましたが、思い出したように目を開けると、怖い顔をして私を睨みました。
「悔しい。よくも私の指示に従わなかったね。この家での、お前の立場を分かっているのかい?
お前に指で気を遣らされるなんて。今度私の指示に。」
私が伯母の下腹部に置いていた手の指で、またオサネに触れて動かすと、伯母の言葉は途中で止まり、それに代わってまた可愛い声が聞こえ、今度はすぐに限界が来たのか、私を押し倒して跨ると、自分で入れてしまいました。
「凄い。こんなに大きいなんて。こんなの、こんなの。駄目、駄目、壊れちゃう。そんなにされたら、壊れちゃう。凄い、凄い。止めて、そんなにされたら。」
伯母はそう言っていますが、私は寝ているだけで、伯母が勝手に腰を使っているのです。
下から伯母の顔を見ていると、やはり整った綺麗な顔をしていて、特に感じている時の、鼻の穴を少し広げた表情は魅力的で、その上40歳を過ぎているとは思えないような、張りの有る乳房が大きく揺れていては、私の我慢もすぐに限界を迎えてしまいました。
「伯母さん、出そうだ。もう駄目だ。」
「まだよ。まだ駄目よ。私ももう少しだから我慢しなさい。まだよ。出したら許さないからね。」
「駄目だ。出る。出る。」
「まだ駄目。出したら駄目。駄目、駄目、駄目。」
私が出してしまうと伯母は、まだ少し硬さの残る物に、4、5回腰を使ってから大きな悲鳴を上げると同時に、私の胸に崩れ落ちました。
翌日は大雨で畑にも行けず、妹が学校に行った後に土間で鎌を研いでいると、伯母が近くに来て、私を睨んで立っています。
沈黙が続き、昨夜伯母の指示に従わなかった事を怒っていると思ったので、私の方から謝る事にしました。
「昨夜はすみませんでした。」
しかし伯母の怒っている原因は、私が思っていたものとは違う様で。
「ああ。どうして我慢出来ない。1人放っておかれた私の惨めな気持ちが分かるか?それでも男なのかね。今度から私よりも先に終ってしまうのは、絶対に許さないからね。さあ、早速今から練習するよ。私がしっかりと仕込んでやるから。分かったら鍵を掛けて、私の部屋に来なさい。」
私にはもう、伯母と甥の関係など、どうでも良い事でした。
伯母の身体に触れている時だけは、妻の事を忘れる事が出来たのです。
散々妻の痴態を見せられた悔しさが、伯母によってその時だけは解消出来るのです。
何より、妻との2晩しか経験の無い私は、伯母の身体の虜になってしまったのかも知れません。
伯母の身体を使った特訓は連日続き、ある夜私が伯母の上になって繋がっていた時に、後ろから声がしました。
「お前達は何をしているのだ。」
伯母に乗ったまま私が振り向くと、そこには勘一と娘を抱いた妻が立っていました。
私は伯母から離れようとしましたが、伯母に下から抱き付かれ、脚も腰に巻き付いていて離れる事が出来ません。
「予定よりも早かったのだね。もう少しだったのに、お前達が入って来たから、信夫のオチンチンが小さくなってしまっただろ。終ったら居間に行くから、早く出て行っておくれ。」
「お前達のしている事は、どういう事か分かっているのか?」
「信夫さん。」
勘一が出て行くと妻はそう呟いて、悲しそうな目をして勘一に付いて行きました。
  1. 2014/07/05(土) 00:41:51|
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チョコレートの伯父ちゃん 第19回

次の夜は伯母の部屋に行くなり、私が布団に寝るように言われました。
「早く寝巻きなんか脱いで、ここに寝るのよ。」
「どうしてですか?」
一応そう言ったのですが、伯母の怪しい目の光から、何か性的な事が起こりそうな事は感じていました。
「信夫は私の言う事を聞いていればいいの。早くしなさい。」
私は褌だけになって仰向けに寝たのですが、伯母は褌も外せというのです。
「恥ずかしがっていないで早くしなさい。昨日私のオメコを見ていたでしょ。私の裸を見てオチンチンを大きくしていたでしょ。その事を皆に言っても良いの?」
私は伯母に従いましたが、股間だけは手で隠していました。
「その手を退けなさい。伯母の裸で興奮していたなんて知ったら、皆驚くでしょうね。」
私が手を退けると、伯母が唾を飲み込んだ音が聞こえました。
伯母は私の横に座り、そっと手で触れたのですが、私はその刺激だけでも充分反応してしまいます。
「凄い。どうしてこんなに大きいの?まだ大きくなっていくわ。こんなに硬く大きくなってしまって。信じられない。」
伯母は私をからかっているのでは無くて、真剣にそう思っているようでした。
勘一の物に比べれば大きいのですが、軍隊でも決して大きい方では有りませんでした。
それなのに伯母がこれほどまでに驚くという事は、死んだ伯父の物も勘一と同様に小さく、伯母はそれ以外、見た事が無いのでしょう。
「何なのこれは。張り形と大きさが変わらないじゃない。」
私は黒光りした張り形を見た時に、色と形の異様さに驚きましたが、決して太いとは思いませんでした。
伯父はあれを買って来た時に、伯母に自分の物が小さいと悟られないように、この様に太く大きな物を持っている者は、実際にはいないとでも説明したのでしょう。
その様な事を考えている内に、伯母が掴んでいた手を動かし出したので、私は早くも出してしまいそうになり、じっと見られている事以上にその事の方が恥ずかしく、目を瞑って必死に快感と戦っていたのですが、急に柔らかく暖かい物に包まれたような感覚になり、目を開けると伯母の口に含まれています。
その、今までに経験した事の無い感触と、妖艶な表情で私の物を口の中に入れている姿を見てしまっては、経験の無い私には耐えられるはずも無く、伯母が動く前に呆気なく出してしまいました。
「まだ何もしていないのに、もう出してしまったのかい。だらしの無い男だね。」
伯父に仕込まれたのか、私が出した物を顔色一つ変えずに飲み込んでからそう言い、急いで自分も裸になると、私に代わって仰向けに寝ました。
「今度は私を気持ち良くしておくれ。私のオメコが充分に濡れてきたら、もっと気持ちの良い事をしてあげるから。」
そう言うと脚を開いたので恐る恐る触ってみると、そこは言葉とは違い、既に洪水のような状態でした。
私は指示通り、伯母の身体に舌を這わせていましたが、その間も伯母は、私の股間を触り続けています。
やがて伯母は、可愛い声を出すだけで私に指示しなくなったので、乳首を吸いながら股間に有る膨らんだ豆のような物を触ると、伯母は悲鳴の様な声を上げました。
「駄目。まだオサネは駄目。止めなさい。そこは駄目。」
しかし私は、面白いように声を上げる伯母を見ていて、ここが伯母の1番感じる部分だと知ると、尚更止める事は出来ません。
「もう駄目。指では嫌。はら、もう硬くなっているだろ。早く入れて。駄目、駄目。おまえの指で気を遣らされるなんて嫌。早くこの太いのを入れておくれ。」
感じている時の伯母の声は、妻のその時よりも1オクターブほど高く、少女の様に可愛く感じられます。
「もう駄目。どうして、私の、言う事が、聞けない。もう駄目。いい、いい、いい、いい。」
伯母は気を遣ってしまったようで、急に静かになってしまいました。
  1. 2014/07/05(土) 00:40:53|
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チョコレートの伯父ちゃん 第18回

伯母は何も言わずに、私に背を向けて布団に座ると、いつもは結い上げている長い髪を、1つに纏めて右肩から前に垂らしました。
私も何も言わずに、後ろで膝立ちになって肩を揉んでいると、指がツボに入った時なのか、時々妻の後ろで自分を慰めていた時のような、可愛い声を出します。
「信夫、上手じゃないか。それなら浴衣の上からよりも、直に揉んで貰おうかね。」
私はよく母の肩を揉んでいたので、ふと母の事を思い出してしまいましたが、伯母が衿を開いて胸の近くまで下げたので、日に焼けていない白い肌に女を感じてしまい、時々横から伯母の顔を眺めたり、肩越しに胸の谷間を覗いたりしていました。
私は怖い顔をしている伯母の顔ばかり見て来たので、鬼のような顔の印象が強かったのですが、こうして穏やかな時の横顔を見ていると、顔が小さく鼻筋がとおり、目は大きくてなかなかの美人です。
何よりも、伯母をじろじろと見たことの無かった私は、小顔なので痩せている印象を持っていたのですが、肩越しに見える胸の谷間も結構有り、肩を揉んでいても肉付きの良さが指に伝わって来ます。
「もう肩は良いよ。今度は腰を揉んでおくれ。」
伯母は浴衣の衿を直してうつ伏せに寝たので、私は腰を揉み始めたのですが、やはり腰も肉付きが良くて、毎晩妻達の行為を見せ続けられていた私は、下半身を硬くしてしまっていました。
血の繋がりは無いと言っても伯母である、母と同年代の女に欲情してしまっている自分に、強い嫌悪感を持ちましたが、その事をあざ笑うかのように、今度は脚を揉んでくれと言い出しました。
私は足首から順に上に向かって揉んで行くと、やはり時々可愛い声を上げます。
私は可笑しな気分になってしまい、脚の内側を揉んでみたのですが、手が脚の付け根付近まで行っても伯母は何も言いません。
調子に乗った私がお尻を揉むと、伯母は急に起き上がり、今まで出していた可愛い声とは違う、いつもの怒ったような声で言いました。
「もう良いよ。自分の部屋にお帰り。」
私は伯母の部屋を出ると便所に行き、憎いはずの伯母を想像しながら、情け無い事に右手を動かしていました。
翌朝、伯母はいつもよりも怒った顔をしていたので、お尻を触った事を怒っていると思っていた
のですが、夜になるとまた穏やかな顔になって、今日も肩を揉んで欲しいと言って来ました。
昨夜のように、伯母は布団の上に座ったのですが、私が後ろに行こうとすると、うつ伏せに寝てしまい。
「今日は背中を押しておくれ。」
私が背骨に沿って押していると、余り効かないので跨いで押して欲しいと言い、伯母は1度起き上がると、私に背を向けて袖から腕を抜いて上半身だけ裸になり、腕で乳房を隠しながら、またうつ伏せになりました。
私は伯母を跨いで押していたのですが、伯母の白い肌や、横から見える押し潰された乳房の膨らみを見ていると、また下半身が硬くなってしまいます。
私はその事を伯母に知られないように、必死に他の事を考えていると、伯母は急に起き上がって袖を通すとまたうつ伏せになり、足を揉むように言って来たので、私の下半身は納まりません。
「今日は脚も直に揉んでおくれ。」
私は裾を持ってお尻の下辺りまで捲り、伯母の白く肉付きの良い太腿を見ているだけでも、自分の股間を触りたくなってしまい、そのお餅の様に柔らかい太腿に触れていては、頭の中は、もはやマッサージどころでは有りません。
余程気持ちが良いのか、伯母は何度も可愛い声を上げながら、脚が徐々に開いていってしまうのですが、伯母の秘密が見え出すと、必ず我に帰った様に脚を閉じてします。
理性の飛んでしまった私は、ここにいるのが伯母で有る事も忘れてしまい、脚の付け根を揉む振りをしながら、閉じ合わさった太腿の肉を左右に開いて、何度もそこを覗いていました。
「もう良いから、私の前に立ってごらん。」
私は伯母に悟られないように腰を引いた格好で、座った伯母の前に立ちました。
「信夫。まさか私の脚を揉んでいて、変な気分になったりしていないだろうね。」
そう言うが早いか股間を掴まれてしまい、私の興奮がばれて伯母に罵声を浴びせられると思ったのですが、伯母の反応は私が思ったものとは違いました。
「えっ?なに?そんな。もう、良いから、部屋に、帰りなさい。」
伯母に知られた事で急速に縮んでしまい、気まずい思いで部屋に戻りましたが、次の夜、何故伯母があの様な反応をしたのかが分かりました
  1. 2014/07/05(土) 00:38:45|
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チョコレートの伯父ちゃん 第17回

午後から早々荒れた畑に出る様に言われ、言われた作業が終った頃には、辺りは真っ暗になっていました。
皆は先に食事を済ませていて、私は1人冷めたご飯を食べ、お風呂に入って部屋に行くと、隣の部屋では既に始まっているようです。
その時全裸の勘一が、部屋の境の襖を全て開けてしまいました。
妻から聞いていた様に、自分の物が大きいと思い込んでいる勘一は、私に見せ付けるかのように、こちらに向かって腰を突き出し、顔には笑みまで浮かべています。
妻を見ると、勘一とは違い、まだ寝巻きを着ていて、布団の上に正座をして俯いていました。
「この方が、開放感があって良い。さあ、続きをして貰おうか。」
そう言うと、妻の前に仁王立ちになって腰を突き出したので、丁度妻の顔の前に来てしまいます。
妻は俯いたまま目の前の物をそっと握りましたが、勘一に促されると顔を上げて、口に納めてしまったので私は耐えられなくなり、下を向いてしまうと勘一は怒り出し。
「信夫、見ていろ。俺の言う事は何でも聞く約束だろ。俺が見ていろと言ったら、最後まで目を逸らすな。」
私が顔を上げると、妻は必死に口を使っていました。
「どうだ?上手いものだろ。ここまで仕込むのに苦労したのだぞ。清子もようやく口に銜えながら、自分もスケベ汁を出すまでになった。今もオメコは俺のチンボを欲しがって、もうトロトロになっているはずだ。」
勘一は口での行為を止めさせると妻を立たせ、無理矢理嫌がる妻の寝巻きを剥ぎ取ってしまい、私の方を向いて胡坐を掻いて座ると、膝の上に座る様に指示をしました。
「何をしている。俺を跨いだ格好で、膝の上に座れ。」
しかし、それは私に向かって脚を大きく開いた格好になってしまうので、妻は胸と下腹部を両手で隠して、涙を流しながら立っているだけで動きません。
「俺には散々見せたオメコも、信夫に見られるのは嫌か?やはり信夫よりも、俺の事を愛しているのだな。でも、幼稚な交わりだったと言っても、信夫はお前の最初の男だ。懐かしいだろうから、少しぐらい見せてやれよ。」
それでも妻が動かないでいると、笑っていた勘一の顔が険しくなり。
「嫌なら昨夜の様にお仕置き部屋に行くか?清子の足を閉じられない様にしてから、信夫を呼んで見て貰うか?」
妻の涙を見ていて、妻の惨めな気持ちを考えると居た堪れなくなり、私は布団に頭まで潜り込んでしまいました。
「信夫、見ろ。これは命令だ。そこに座って見ろ」
私は耳を塞いで聞こえない様にしましたが、その時妻の声が、私の塞いだ耳に飛び込んで来ました。
「信夫さん見て。お願いですから私を見て。」
妻が勘一に脅されている事が分かり、仕方なく布団から出て妻を見ると、妻は勘一の膝の上で、大きく足を開かされています。
「信夫、見えるか?言った通り、俺のチンボを銜えながら濡らしていただろ?」
「それは、その前に勘一さんが。」
「なに!」
勘一は片方の手を前に回して、妻の陰毛を掴んで引っ張り、もう一方の手を妻の耳に当てて、何か耳打ちしています。
「信夫さん。勘一さんのオチンチンが欲しくて、口でさせて貰っていただけで、濡らしてしまった、清子の、スケベな、オメコを、見て下さい。」
「横を向いて言わないで、信夫の目を見て言わないか。」
そう言うとまた妻に耳打ちをして、妻は勘一に言われた通りの言葉を口にします。
「今から、勘一さんのオチンチンを、清子の、濡れたオメコに、入れさせて頂きます。よく、見ていて下さい。」
妻は1度立ち上がると向きを変えて、勘一に抱き付く格好で跨り、右手で持って自ら納めると、ゆっくりと腰を落として行きました。
「ただ座っていないで腰を使え。もっと早く。上下にも腰を使うんだ。」
勘一が何度も妻のお尻を叩きながらそう言うと、最初私の方を気にしていた妻も、いつしか私の存在など忘れているかのように動き出し、勘一が腰を使い出した頃には、頭を激しく振りながら髪を振り乱して、狂ったように声を出し続けていました。
次の日からも毎晩襖は開け放たれ、2人の行為を強制的に見させられて、いつか妻を取り戻せる日が来るという私の望みも薄れ掛けていた頃、勘一の持病だった右膝の関節炎が悪化し、10日間ほど妻と娘を連れて近くの温泉に、湯治に行ってしまう事になりました。
勘一は医者から減量するように言われているのですが、食べる量は増えているのに、間接が痛い事から逆に運動量は減っていて、今でも体重は増え続けている状態なので、湯治に行ったくらいでは治る筈が有りません。
「信夫、留守を頼むぞ。俺達は温泉に行って、毎日昼間からオメコ三昧だ。」
わざわざそう言いに来てから、頼んであったトラックの荷台に乗って出掛けて行きましたが、その夜私は、妻との行為を見せられる事は辛くても、私の知らない所で妻が抱かれている方がなお辛いという、可笑しな感覚に捕らわれていました。
妻の事が気に成ってしまい、仕事にも身が入らず、夜には気を紛らわせる為に妹の部屋に行って、妹から学校の話などを聞いていると、部屋の外から伯母の私を呼ぶ声が聞こえてきます。
「信夫、肩を揉んでおくれ。今日子はいつまでも起きていないで、さっさと寝るんだよ。」
寝巻き姿の伯母の後ろをついて行くと、そこは伯母の部屋で、部屋の真ん中に敷布団だけが敷いてありました。
  1. 2014/07/05(土) 00:37:53|
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チョコレートの伯父ちゃん 第16回

刑事さんが出て行き、取調室に1人残されていた私は妻達の事が心配で、早く帰りたくてイライラしながら、部屋の中を歩き回っていました。
暫らくして戻って来た刑事さんは、何やら難しそうな顔をしています。
「お世話になりました。もう帰らせて貰っても良いですか?」
「お座り下さい。帰って貰う訳にはいかなくなりました。誘拐の件は奥さんも否定されていた事もあり、私の説得で取り下げてくれましたが、それなら窃盗で訴えると言われ。」
「窃盗?」
「家を出られる時にお金を持ち出しませんでしたか?あなたのリュックに入っていたお金と、盗まれたと言っておられる額も一致しました。」
「信じて頂けないでしょうが、落ち着いたら必ず返すつもりでいました。私も妻も、朝早くから日が暮れるまで一生懸命働いていましたが、一銭のお金も貰えなかった。」
私自身、この様な言い訳が通るとは思っていませんでしたが、とにかく悔しかったのです。
「私は信じます。しかし、残念ながらお金を持ち出した事実は変わりません。」
その夜留置所の中で、妻の事を考えていました。
妻はおそらく、離れでお仕置きをされている事と思います。
どの様な事をされているかまでは想像出来ませんでしたが、妻は縛られ、あの日隣の部屋でされていた以上の辱めを受けているかと思うと悔しく、何の計画性も無しに、一時の感情だけで連れ出した事が悔やまれてなりません。
翌日は朝から窃盗についての取調べが有り、今回も昨日の若い刑事だったのですが、昨日とは態度が変わり、お茶も入れてくれ、煙草も勧めてくれます。
私が罪を認めた事で、1時間ほどで取り調べが終わり、若い刑事が出て行くと入れ替わる様に、足の不自由な刑事さんが入って来ました。
「今あなたの従兄の方が来て、あなたと2人で話がしたいと言っています。本来規則で、2人だけで会わせる事は出来無いのですが、話によっては訴えを取り下げても良いと言っているので、私が何とかしますから会ってみますか?」
この刑事さんの計らいで取調室に入って来た勘一は、刑事さんが気を利かせて出て行くと、私の横に立って、勝ち誇ったような顔で見下ろしています。
「俺の身内に泥棒が居たとは驚いたぞ。ここから出して欲しいか?それとも刑務所に送られたいか?」
「出してくれ。」
「出してくれ?出して欲しければ、土下座をするとか違った頼み方が有るだろ?」
妻達が心配で、どの様な事をしてでもここから出たかった私は土下座をして、何度も頭を下げましたが、すんなりとは許してくれません。
「許してやっても良いが、それには条件が有る。もう一度俺の家で暮らして、荒れた田畑を全て元通りにしろ。それと清子の事は完全に諦めろ。もう一つ、今後俺の言う事に一切逆らうな。どうだ?この条件が全て飲めるか?」
妻の事を諦める事は出来ませんが、妻と娘の側にいられるこの条件は、こちらからお願いしたいくらいです。
私は嘘をついて全ての条件を飲むと言いましたが、その様な事は勘一にはお見通しだった事を、帰りの道で知りました。
「本当に清子を諦めるのか?出来ないだろ?だから俺の側に置いて、俺が諦めさせてやる。清子の身体は、もう俺無しではいられない事を、嫌と言うほどお前に思い知らせてやる。」
この時私は、勘一を殺して私も死のうと思いました。
どうせ1度は失ったはずの命なので、この男と刺し違えるのなら惜しくは有りません。
「今、俺の事を殺したいと思っているだろ?俺が憎いだろ?そんな事は百も承知で、俺の側にいろと言っているのだ。でもお前に出来るかな?俺を殺せば清子は喜ぶかも知れない。だが今日子はどうなる?俺の家を追われ、身寄りの無い今日子は何処に行く?おまけに、何処に行っても殺人犯の妹だ。それでも良ければいつでも殺せ。」
勘一は私の気持ちを知っていて、先手を打って来たのです。
妹には悪いのですが、確かに私は自分の事だけしか考えていませんでした。
他人の妻でさえ、妹の為に己を捨てて耐えて来てくれたのに、この時の私は、そんな事すらも考えていませんでした。
「殺せないだろ?それならまた逃げるか?逃げたければ逃げろ。俺もまた捕まえてもらうだけだ。
それに今度お金を盗んだら、どうなるか考えろよ。仮に盗まなくても俺が盗まれたと訴え出ればどうなるかな?俺はお前の身元引受人になった。どちらの言う事を信じるか良く考えてから逃げろよ。今回は俺のお情けで注意だけで済んだが、次はそうはいかない。」
それを聞いた私は八方塞でした。
しかし、何か方法は有る。いつかチャンスはやって来ると、絶対に諦めない事を心に誓いながら帰ると、妻と妹が井戸で何かしていたのですが、妹が駆け寄り、私に抱き付いて泣きじゃくっていたのに対し、妻は勘一の言い付けなのか私から顔を背けると、慌てて家の中に逃げ込んでしまいました。
その後も妻は私を避け続け、私と顔を合わせる事も無く、結局妻の顔をまともに見る事が出来たのは、皮肉にも1番見たくない夜の顔でした。
  1. 2014/07/04(金) 08:28:07|
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チョコレートの伯父ちゃん 第15回

翌朝、昨夜の事を覚えていない妻は、不機嫌そうな顔をして口も利かずに、時折妻を睨み付ける勘一を気味悪く思っていました。
「今日子は母屋に移ってもらう。」
初めて口を開いた勘一は、一言そう言うと離れに行き、妹の物を全て表に放り出して何か始めたので、妻は放り出された物を母屋に運んでから畑に出ました。
昼に畑から戻った妻は、勘一が中で何をしているのか気になって仕方がなかったのですが、雨戸を閉められていて中の様子が分かりません。
昼飯の時も朝と変わらず不機嫌そうな顔をしていた勘一も、ようやく夕飯の時には満足そうな笑みを浮かべていたのですが、その事が逆に妻には気味悪く感じられました。
「清子、和美に乳をやったら離れに来い。今夜は楽しい夜になりそうだ。」
その夜妻は離れに行くと、中の異様な光景に恐怖感を覚えました。
「清子はそんなに俺が嫌いか?そんなに俺の子供を孕みたく無いか?」
「何の事ですか?」
「覚えていないのか?まあ良い。今からじっくりと本音を聞き出してやるから覚悟しろ。今日からここは、清子専用のお仕置き部屋だ。」

妻はその部屋の話になると、私がどの様に聞き出そうとしても、硬く口を閉ざしてしまいます。
「お仕置き部屋とは他の部屋と何が違う?」
私がそう言った瞬間、私達の隠れていた農機具小屋の扉が開き、眩しい明かりで顔を照らされました。
「ここにいたぞ。」
それは勘一に頼まれて、私達を探し回っていた村の消防団員でした。
その声で何人もの団員達が集まって来たので、赤ん坊と幼い子供を連れていては、抵抗して逃げる事も出来ません。
結局、後から駆けつけた駐在さんに逮捕され、私だけが本署に連れられて行きました。
「誘拐した事を認めろ。」
「誘拐では有りません。一緒にいたのは、私の妻と娘と妹です。」
「妻と娘だ?よその奥さんと娘を誘拐しておいて、まだそんな事を言っているのか?」
取調べとは名ばかりで、大きな声で終始怒鳴られながら、時には殴られ、時には蹴られ、どうしても私を誘拐犯にしたいようです。
食事もさせて貰えずに昼が過ぎ、また殴られそうになった時、片足を引き摺った大柄な、年配の刑事さんが入って来ました。
その人は私の殴られて腫れ上がった顔を見て、今まで私を殴っていた若い刑事の胸倉を掴んだかと思うと力一杯殴り付け。
「貴様はこの人に何をしたのだ。お前の様な戦地にも行っていない若造に何が分かる。俺が代わるから、貴様は自分の始末書でも書いて来い。」
余程この人が怖いのか、顔色が変わった若い刑事は大きな声で返事をして、慌てて部屋を出て行こうとしました。
「おい、その前に濡らした手拭を持って来い。」
私が濡れた手拭で腫れを冷やしていると、それを見ている刑事の目には涙が溜まっていました。
「色々調べさせて頂きました。それにしても、よくご無事で戻られましたね。ご苦労様でした。」
日本に戻ってから初めて聞く優しい言葉に、私の目にも涙が溢れて来ます。
「実は、私は元軍人で、私も南方に行っておりましたが、幸か不幸か足に被弾してしまい、本国に送り返されてしまいました。その後私のいた部隊は、全員玉砕致しました。あなたは最後まで戦い、やっとの思いで日本に帰って来られたと思ったら、最愛の奥さんが他の男の妻になっていた。その時のあなたのお気持ちを考えただけで私は。」
そこまで言うと、終に溢れた涙が頬を伝っています。
「はい、娘もです。」
「そうでしたね。あなたの言う事を私は信じます。でも、色々調べさせて貰いましたが出生届の時点で、既に父親の欄にはあなたの従兄、即ち奥さんの今のご主人の名前が書かれています。奥さんにしても、離婚しなければあなたと夫婦に戻る事は出来ず、奥さんの意思だけでは離婚も難しい。あの様子では今のご主人は奥さんを放さないでしょう。今回の件は私が調べた限り、断じて誘拐では無いので、この事は必ず私が何とかしますが、夫婦の事は私などではどうにも成りません。お力になれなくて申し訳ない。許して下さい。」
「どうか頭を上げて下さい。私の様な者の為に、涙を流して下さっただけで充分です。ありがとうございます。」
取り合えず誘拐の疑いは晴れ、私はすぐに釈放して貰えるものだと思っていました。
  1. 2014/07/04(金) 08:27:18|
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チョコレートの伯父ちゃん 第14回

2人の会話はただの嫌がらせでは有りませんでした。
椅子に座った下半身裸の勘一の前に座らされた、大きなお腹をした妻は、既に勘一のオチンチンを口の中に入れられています。
その横では伯母のお春が、仕切に妻に指示を与えていました。
「いつまでも咥えているだけでは、旦那様は喜ばないのよ。少しは口を動かすとか、舌を使うとかしなきゃ。」
妻がゆっくりと口を動かすと、不機嫌そうな顔をして伯母が言いました。
「清子は本当に旦那様を喜ばせる気が有るの?勘一ちゃんを愛しているの?勘一ちゃんの言う通り、今日子を仕込んだ方が早そうね。」
「今日子ちゃんには止めてあげて。私は勘一さんを愛しています。」
「それなら涙なんか流していないで、もっと一生懸命やりなさい。それに、口をオチンチンから離す時は代わりに手で握って擦るの。何が有っても旦那様のオチンチンを放っておいては駄目。」
言われたとおり妻が握って擦ると。
「駄目、駄目。もっと愛情を込めて。手でさせて貰っている時は、自分の手をオメコだと思いなさい。口でさせて貰っている時は口がオメコよ。分かったら手はそのまま動かしながら、オチンチンの先を舌で舐めてごらん。舌をもっと早く動かして」
妹の事を言われた後の妻は、勘一を喜ばす事に必死でした。
「流石母ちゃんだ。だいぶ清子も上手くなってきたぞ。」
「まだまだだけれど、初めてだから仕方ないね。清子、同じ事ばかりしいては駄目。深く銜えてみるとか、玉を触ってあげるとかしなきゃ。それと旦那様には時々こう言うのよ。」
伯母が妻に耳打ちすると、妻は手を動かしたまま口を離して、伯母に教えられた通りの言葉を言いました。
「勘一さんの、は、硬くて大きいです。」
「駄目、駄目。旦那様の目を見詰めて言いなさい。それに何が硬くて大きいの?言い直して。」
「勘一さんの、オチンチンは、硬くて大きいです。」
「次は?」
「こんな立派な、オチンチンの、旦那様で、清子は、幸せ者です。」
伯母の特訓は出産の前日まで続き、妻は無事に娘を出産したのですが、ゆっくりと休めたのは2週間ほどで、勘一の希望でまた伯母の特訓は再開し、産後一ケ月が経った頃、いつもの様に妻に口でさせながら、勘一は伯母に聞きました。
「母ちゃん、まだオメコしたら駄目か?」
「もうそろそろ良い頃だけれど、用心の為にあと10日我慢しなさい。」
勘一は、後何日と書かれた日捲りを作り、毎日1枚剥がしては喜んで妻に見せに来るのですが、勘一が喜べば喜ぶほど、逆に妻の気持ちは重くなっていくのです。
終にその日が来てしまい、今まで我慢していた勘一は、朝まで妻を放す事無く責め続けました。
次の日も、また次の日も、伯母の監視が解けたのを良い事に、妻を夜明け近くまで弄び続け、自分は昼過ぎまで寝ているから良いのですが、朝から畑仕事をしている妻は、作業中に立ったまま寝てしまうほど疲れ切っていました。
そんな事が5日も続き、妻は抱かれる為に裸で布団に横になっていても、勘一の愛撫に多少反応する程度で、すぐに寝息を立ててしまいます。
それでも勘一は止める事無く、強引に繋がって来たのですが、その頃妻は夢を見ていました。
私と2人で農作業をしていて、畦道に置かれた籠の中では娘が眠っています。
娘が目を覚まして泣けば2人で駆け寄り、交代で抱いてあやすのです。
そんな些細な事が、妻には凄く幸せに感じられました。
「清子出すぞ。」
しかし幸せな夢も勘一のこの言葉で壊されてしまい、朦朧としていた妻は、つい本音を言ってしまいます。
「出さないで。中に出さないで。あなたの子供なんて生みたくない。」
勘一には子供を作る事は出来ないとは知らない妻は、そう言うとまた眠ってしまいましたが、以外にも勘一は怒る事もせずに、この日はその1回の行為で止めてしまい、妻は久し振りにぐっすりと眠る事が出来ました。
  1. 2014/07/04(金) 08:26:21|
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チョコレートの伯父ちゃん 第13回

妻の出産が近くなると、伯母は執拗に従兄との結婚を迫る様になっていました。
良家の娘と結婚させると強がっていても、本心は自分の息子の将来を気に病んでいたのでしょう。
男が少ない当時でも、有る程度の資産が有るにも関わらず、ブヨブヨに太っていて、脂ぎった顔の従兄とは、結婚したいなどと言う娘はいなかったのです。
学校へもほとんど行かず、その後もろくに働きもせずに女癖も悪いと評判になっていて、見合いの話を持って来てくれる人すらいませんでした。
その上、子供が出来ない確率が高く、妻と結婚させればその悩みも解消されます。
しかし妻は、結婚だけは頑なに拒んでいました。
籍を入れたら最後、1番嫌いなタイプのこの男から、一生離れられなくなると思ったからです。
ある夜妻は、業を煮やした伯母に呼ばれて部屋に行くと、そこには怖い顔をした勘一も座っていました。
「どうしてもこの家の嫁になるのは嫌かい?こんなお腹に子供がいる様な女を、我慢して貰ってやろうと言っているのだよ。」
「ごめんなさい。」
「そうかい、分かった。私の遠縁に当たり、甥っ子の嫁だからと思って甘やかせていたが、それならお前なんかに用は無い。すぐにこの家を出て行っておくれ。」
妻には身寄りも無く、ここを追い出されては行く所が有りません。
しかも身重の体では、尚更ここを出て行く事は出来ませんでした。
「一生懸命働きますから、どうか此処において下さい。せめてこの子が生まれるまでだけでもお願いします。」
「甘えるんじゃないよ。そんな身体で何が出切ると言うのさ。それに、勘一ちゃんの子でなくても、うちの嫁の子供ならいざ知らず、どうしてそんな子供の事まで考えて、私達が面倒をみなければいけないのか教えて欲しいよ。優しい勘一ちゃんは我慢して、お前の様な女を嫁に貰ってやろうと言っているのに、もう何処へでも行っておくれ。勘一ちゃん、それで良いね?」
「ああ、清子が駄目なら今日子がいる。おれは今日子と結婚する事にする。」
「今日子ちゃんは勘一さんの従妹です。それにまだ子供です。」
「言われなくても分かっている。何もすぐにオメコするとは言っていない。明日からでも、じっくりと手や口や舌の使い方を仕込んでやる。男の喜ばせ方を仕込んでやる。オメコが出切る様になった頃には、きっと床上手になっているぞ。」
妻の顔から血の気が引きました。
「そんな酷い事、そんな酷い事はやめて下さい。」
「ここを出て行くお前には関係ない。」
妻は暫らく何も話さずに必死に考えていました。
妹の事、自分自身の事、何よりも生まれてくる子供の事を。
「分かりました。ここで暮らさせて下さい。」
妻の出した答えは自分を捨てる事でした。
自分を捨てて、妹とお腹の子供を守ろうと決めたのです。
自分は何をされようとも、どの様な辛い思いをしようとも、私の忘れ形見を立派に生んで育てる事が、生き残った自分の使命だと思ったのです。
「それはどう言う意味だ?」
「今の、お話を、お受けします。」
「お受けします?俺は別に、無理に受けてもらわなくても良い。清子よりも今日子の方が、楽しめる気がしてきた。」
「ごめんなさい。私と結婚して下さい。こんな私で良ければ、勘一さんのお嫁さんにして下さい。お願いします。」
「そうか、そうか。最初から素直にそう言えば良かったのだ。俺の事が好きか?俺の事を愛しているか?」
「愛、して、いま、す。」
「死んだ信夫よりも好きか?答えろ。答えによっては考え直す。」
この世で1番嫌いな勘一に対して、愛していますと言わされただけでも屈辱だったのですが、私よりも好きだと言わされる事は、死ぬよりも辛い事でした。
しかし今の妻には他に道は無く、屈辱に耐えるしか有りません。
「信夫さん、よりも、好きです。」
「そうか。そんなに俺の事が好きなら、早速明日にでも籍を入れてやろう。さあ、そうと決まれば、1日早いが今夜は初夜だ。」
「勘一ちゃん、無事に生まれるまでは、もうしては駄目だと言ったはずよ。あと少しの辛抱だから、暫らくは我慢しなさい。」
「そのぐらい分かっている。今日からはオメコが出切るようになるまで、今まで嫌がって絶対にしなかった、手や口でさせるのさ。母ちゃんが手でするのは上手だと知っているが、口を使うのも上手かったのだろ?」
「そりゃあ女の務めだからね。嫁いで来た日から父ちゃんに仕込まれて、半月もすると、お春の口はどんな女のオメコよりも気持ちが良いと言わせたよ。」
「それなら母ちゃんが仕込んでやってくれよ。早速今から始めよう。」
2人の会話は、妻の決心をすぐに後悔させるものでした。
  1. 2014/07/04(金) 08:25:38|
  2. チョコレートの伯父ちゃ・思い出
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チョコレートの伯父ちゃん 第12回

伯母が入って来ても、勘一に止める気配は有りません。
「勘一ちゃん、止めなさいと言っているでしょ。あなたは体重を支えているつもりでしょうが、大きなお腹が清子のお腹に乗っているのよ。お腹の中の赤ちゃんにもしもの事が有ると、清子まで危ない事もあるのよ。そうなると、もう清子の身体で遊べなくなるのよ。良いの?」
ようやく勘一は腰の動きを止めて起き上がったのですが、勘一のそれはまだ中に入れられたままです。
「でも俺はしたい。もう我慢出来ない。」
「分かっているわ。母ちゃんが良い方法を教えてあげるから、言う通りにしなさい。勘一ちゃんのオチンチンは入れたまま、清子を抱き起こして向かい合ったまま抱き合う格好で、清子が動かないで良い様に、勘一ちゃんが清子を少し持ち上げて腰を動かしてごらん。」
「こうか?」
「駄目だわ。勘一ちゃんがお腹にいる時、母ちゃんは父ちゃんにこの格好でしてもらっていたのに、勘一ちゃんは太っていて、どうしても清子のお腹を押してしまう。」
「もうこれで良いよ。母ちゃんは出て行ってくれ。」
「駄目。それなら今度は勘一ちゃんだけそのまま後ろに寝てみて。」
「この格好なら何度か奉公に来ていた女にさせた事が有る。清子、お前も上で腰を使うのだぞ。」
「駄目なの。清子が激しく動いては、お腹の子供にさわるから、清子は動かずに勘一ちゃんが下から腰を使うの。清子、膝をついて少し身体を持ち上げなさい。勘一ちゃんの腰が動き易い様にしなさい。」
妻は呆然としていて上に座りこんだままでいると、伯母も妻の後ろで勘一に跨り、妻の両脇から手を刺し入れて後ろから抱きついた格好になって、妻を少し持ち上げました。
伯母を見た時に助かると期待しただけに妻の落胆も大きく、妻の緊張の糸は完全に切れてしまい、この異常な状態が理解出来ずにいつしか痛みも忘れ、妻のそこは勘一の動きを助けるかのように、濡れていってしまうのです。
そうなると出し入れする動きも滑らかになり、妻の口からは喘ぎ声すら漏れて来ます。
伯母も興奮して来たのか目の色が変わり、後ろから抱き付いたまま妻の頬に自分の頬を摺り寄せて。
「清子、気持ち良いの?良かったわね、勘一ちゃんにオチンチンを入れて貰えて。清子どうしたの?勘一ちゃんのオチンチンがそんなに気持ち良いの?もしかして、もう気を遣りそうなの?そうなのね?勘一ちゃん、腰をもっと早く動かして追い込んでやりなさい。清子はそろそろみたいよ。」
「だめだ、俺が先に出してしまいそうだ。」
「何言っているの。我慢しなさい。女は気を遣る事が出来たオチンチンをまた欲しがるものなの。
母ちゃんも父ちゃんのオチンチンで気を遣らされてから、毎日父ちゃんのオチンチンが欲しくなったわ。昼間からお強請りした事も有ったわ。さあ、母ちゃんも手伝ってあげるから頑張るのよ。」
伯母は妻を支える手を片方離したのですが、妻はほとんど自力で腰を浮かせていて、今自分が置かれた惨めな状態を忘れたいが為に、逆に我を忘れて快感を貪るようになっていきました。
伯母は離した手を妻の下半身に持って行き、後ろから妻のオサネを指で擦り出したので、妻は一気に駆け上がってしまいます。
「何、何、何なの。何か変なの。怖い、怖い、私どうなるの。怖い、怖い。」
「何も怖く無いのよ。怖がらないで身を任せるの。何も考えずに自然に身を任せるの。」
「母ちゃんもう出しても良いだろ?もう我慢出来ない。出してしまう。出る。出る。」
伯母は妻のオサネを擦る指の動きを早くして。
「清子も気を遣りなさい。怖がらないで思い切り気を遣りなさい。勘一ちゃんにおいて行かれるわよ。ほら、ほら、気持ち良いでしょ?ここも気持ち良いでしょ?」
「変なの。私変なの。どこかに行きそうなの。嫌、嫌、嫌、嫌。」
妻は生まれてから3度目、勘一とは初めて交わりで、早くも気を遣る事を覚えてしまいました。
これも母と子に責められるという異常な行為が、妻を違う世界に連れて行ってしまったからかも知れません。
伯母が異常にお腹の子供の心配をしたのは、従兄は16歳の時に重い耳下腺炎に罹り、子供を作る事は出来ないと思っていたので、この子を従兄の子供として、跡取りを確保したかったのでしょう。
翌日から、食事が3食になって量も増え、母には毎日玉子を付けてくれる様になったのですが、妻の寝室は勘一の部屋に移され、毎晩の様に勘一に入れられた状態で、仰向けに寝た勘一の上に座らされました。
その上、行為中は必ず伯母が側で2人を監視していて、妻は伯母の指示に従わなければならないという、普通では考えられない様な異常な行為を強要され、その行為は事も有ろうに、母が死んだお通夜の日や葬儀の日にも続けられた様です。
  1. 2014/07/04(金) 08:24:51|
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