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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

役員会 第86回

「素直に答えるんですよ、奥さん」
「に、24歳のときですわ……」
「なんですって?」

道岡が聞きとがめます。

「それでは結婚するまでずっと処女だったんですか?」
「そ、そうです……」
「ご主人がはじめての男性というわけですね」
「は、はい……」

妻は改めて私を裏切ったことを辛く思い出すのか、シクシクとすす
り泣き始めます。男達は嵩にかかったように妻を責め立てます。い
ったん火のついた身体は燃え上がるのも早く、妻は「ああ……」と
悩ましげな声を上げながら診察台の上で裸身を悶えさせています。

「それでは、奥さんの2番目の男性は誰ですか?」
「……」
「長尾先生ではないんですか?」
「……そ、そうですわ」
「少し答えにためらいがありましたね。何か隠しているんじゃない
ですか」

道岡は妻のクリトリスにローターを強く当てます。

「ああっ、な、何も隠しておりませんっ!」
「嘘でしょう。淫乱なマゾの奥さんはひょっとしてローターや指で
責められるだけでは物足りないのですか?」

道岡は診療ユニットからクリップを何個か取り出し、2人の男に渡
します。犬山と毛塚はニヤニヤ笑いながらクリップを、屹立した妻
の乳首に取り付けます。

「い、痛いっ!!」

敏感になった乳首をクリップで責められ、妻は苦痛の悲鳴を上げま
す。道岡も大きめのクリップを2つ手に取ると、充血のため肥大を
見せている妻の左右の大陰唇を挟みます。

「おおうッ!!」

激痛のため妻は首をのけぞらせます。クリップにはそれぞれ細い紐
が取り付けられており、道岡は大陰唇を挟んだクリップから伸びた
紐を、診察台の肢受けに固定します。これにより妻の秘園は無理矢
理に全開させられた形となりました。

「オシッコの穴まではっきり見えますよ、奥さん」

道岡は綿棒を取り上げるとアルコールに浸し、露わになった妻の尿
道口を軽くつつきます。妻は「ヒッ!」と悲鳴を上げて下半身を捩
らせます。すると大陰唇がクリップに引っ張られて激しい痛みが走
るのか、再び「おおっ!!」と悲鳴を上げます。

「痛いですか? 奥さん」
「は、はい……痛いです」
「どこが痛いですか?」
「え、絵梨子のち、乳首とオマンコが……」

消え入りそうにつぶやく妻の乳首を、犬山と毛塚がいっせいに引っ
張ります。

「い、痛いっ! 許してっ!」
「奥さん、医師の問診に答える時はオマンコなんてあいまいな言い
方はだめですよ。ここは大陰唇というんです。わかりましたか?」

道岡は大陰唇に取り付けたクリップをぐい、ぐいと引っ張ります。

「は、はいっ! わかりました」
「それじゃあ言ってみなさい。絵梨子の大陰唇が痛いです、と」
「絵梨子の……だ、大陰唇が痛いです……」
「良く言えましたね」

道岡が淫靡な笑みを浮かべます。痛いと言えたからといって紐をゆ
るめてくれる訳ではありません。妻は苦痛の中にも諦念と、被虐性
の快感を感知し始めた微妙な表情を浮かべています。

「それでは問診を続けますよ、奥さん。おりものの量や色、匂いは
どうですか?」
「え?……ふ、普通ですわ」
「普通とはどういうことです? もう少し具体的に答えてください」
「そんな……具体的と言われても……特に多くはございません。に、
匂いや色もありません……」
「本当ですか? ちょうどいいから検査しましょう」
「あっ、ああっ……そんな……」

道岡は綿棒を妻の膣の中に挿入します。妻の秘苑はすでにすっかり
潤っているのか、キラキラと愛液に光っており、細い綿棒をするり
と受け入れます。

「会長、毛塚さん、ちょっと手伝ってください。奥さんのおりもの
を採取するんです」
「面白そうだな」
「お手伝いしましょう」

犬山と毛塚も手に取った綿棒を妻の全開にされた膣口に伸ばします。
3本の綿棒に同時に膣内をほじくり回される妖しい感覚に、妻は豊
満な双臀をブルブル震わせます。

「あっ、ああっ、嫌っ! ゆ、許してっ!」
「奥さん、量は多くはないと言ってましたが嘘ですね。後から後か
ら流れ出してきりがありませんよ」
「そ、それは違いますわっ、あ、ああっ。お、おやめになって!」

  1. 2014/06/16(月) 01:10:55|
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役員会 第85回

「どうですか、奥さん。今の気分は……」

道岡が妻の乳房を指でつつきながらさも楽しげに尋ねます。

「は……恥ずかしいです」
「そうでしょう。ここに来る女性患者は問診のときは平気な顔で自
分のセックス体験などの質問に答えていても、この台に乗せられて
大股開きのポーズをとらされると、恥ずかしさに実に情けなさそう
な顔になりますよ」

道岡はそういいながら診療ユニットを診察台の傍に引き寄せると、
そこに取り付けられた無影灯の前に手をかざします。

「あっ……」

照明器が自動点灯し、妻の股間が煌々と照らし出されました。道岡
は診療ユニットから電動ローターを3個取り出すと、犬山と毛塚に
1つづつ手渡し、残りの1つを自分で持ちます。妻は脅えたような
表情で男たちを順に見つめています。

「奥さんには特別サービスをしながら問診をしてあげましょう」

道岡はローターのスイッチを入れ、妻の羞恥の茂みの生え際の辺り
にそっと触れさせます。

「あっ!」

妻はいきなり敏感な箇所を攻撃され、電流に触れたようにぴくっと
身体を震わせます。

「会長、毛塚さん、奥さんのオッパイをお願いします」
「よし来た

犬山と毛塚は舌なめずりをするような表情で妻の左右から、両の乳
首に同時にローターを触れさせます。

「あっ、あっ……」

妻は再びぴくっ、ぴくっと身体を震わせます。男たちは互いに顔を
見合わせ、ニヤニヤ笑いながらローターで妻を責めつづけます。道
岡の持つローターは徐々に妻の羞恥の中心部に向かい、クリキャッ
プで引き伸ばされ続けて未だ鞘から露出したままのクリトリスの亀
頭にちょん、ちょんと触れています。犬山と毛塚が操るローターは
妻の乳首を触れるか触れないかという微妙さで愛撫しつづけます。

最初は嫌悪の表情を見せていた妻の顔はローターの刺激に徐々に被
虐性の快美感に蕩けていき、診察台の上の裸身は海草のようにゆら
ゆらと揺らめき始めます。

「だいぶ気持ちが良くなってきたようですね、奥さん」

道岡の問いかけに妻ははっきりと頷きます。

「それでは問診を始めます。いいですか」
「は、はい……」

妻は溜息をつくように答えます。

「奥さんの初潮年齢は何歳ですか?」

いきなり極めてプライベートな質問をぶつけられた妻は一瞬戸惑っ
たような表情をしますが、道岡が催促するようにクリトリスにロー
ターを強く押し付けられると、「ああンっ」と甘い悲鳴をあげて、
身悶えします。

「じゅ、15歳ですわっ」

妻は悲鳴のような声をあげます。

「ほほう……随分奥手ですな」

毛塚がそう言いながら妻の乳首を責め続けます。

「この奥さんみたいに身長の高い女性は往々にしてそういうことが
多いんですよ。初潮が来るとその後女はあまり背が伸びませんから
な」

道岡がローターでクリトリスを責め、妻に「あっ、あっ」と甘い悲
鳴をあげさせながら解説します。

「月経周期はどれくらいですか?」
「さ、32日ですわ……」

少し長めですかな、いや、正常の範囲でしょうなどと男たちが批評
を加えます。

「性病の経験はありませんか?」
「ご、ございませんわ」
「初体験はいつです?」

妻は一瞬辛そうに眉をしかめますが、男たちが目配せをしてロータ
ーを妻の身体から離します。

「あ……嫌……」

いきなり快感を中断された妻は戸惑ったような声をあげます。妻の
緊張が緩んだところを見計らって、3人の男たちはローターで一斉
に攻撃を再開します。

「ああっ!」

ローターの攻撃に男たちの指先による責めが加わり、妻の身悶えは
一層激しくなります。
  1. 2014/06/16(月) 01:04:18|
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役員会 第84回

道岡はさすがに呆れたような表情を犬山に向けます。私は涙と胃液
で顔をどろどろに汚しながら、犬山の肉棒をしゃぶりぬく妻の姿を
想像すると、さすがに痛ましいような気持ちになります。

「奥さん、いつまでオッパイを揉まれてよがっているんですか。早
く同意書を仕上げて下さいよ」

道岡は毛塚に乳房をもまれている妻に声をかけます。

「あっ……で、でも……認印は……」
「そうですね、認印を持っていないんだったら、奥さんの肛門拓で
いいことにしましょう」
「え、えっ?」

妻は何を言われているのか分からず、おろおろした表情で道岡を見
上げます。

「肛門美容が終わったら奥さんのお尻の穴にたっぷり朱肉を塗って
あげますから、魚拓のようにしてこの同意書に押してください。そ
れを認印代わりにするということでいいでしょう」
「そ、そんな……」

さすがに妻は激しい羞恥に顔を赤らめます。

「なに、皺の一本一本まで綺麗にとってあげますよ。そうだ……こ
れを見て下さい」

道岡は机の中から一枚の紙を取り出してきます。紙の中央には菊の
蕾のような肛門が鮮やかな朱色で浮き出しています。紙には黒々と
「たかこ」という署名まで記されていました。

「どうですか、綺麗に取れているでしょう」
「こ、これは……」
「去年の会計を担当した江藤さんの奥さんの肛門拓ですよ。なかな
か形がいいと思いませんか?」

道岡はくっ、くっと不気味に笑います。

「私は女性のマン拓や肛門拓を収集するのが趣味でね。このクリニ
ックに来る患者さんも、綺麗な女性なら麻酔をかけている間に素早
く採集したりしているんですよ。もう100人分はたまったかな。
奥さんの肛門拓も私のコレクションに加えてあげますよ」

妻はあまりのことに唇をブルブルと震わせています。

「とんだ変態医師もあったもんだ」

犬山と毛塚は顔を見合わせて苦笑しています。モニターの中の橋本
が複雑な笑みを浮かべています。

「それじゃあ念のために同意書を読み上げて下さい」

道岡は妻が署名した同意書を突きつけます。

「ああ……」

妻は覚悟を決めたようにそれを手にもち、読み上げ始めました。

「同意書 道岡美容クリニック御中 私、○○絵梨子は道岡美容ク
リニックにおいて以下の手術を受けることに同意いたします。1.
肛門拡張手術、2.肛門美容整形手術、3.クリトリス包皮切除手
術……。な、なお、道岡美容クリニックとの診療契約を取り消すこ
とはいたしませんし、施術されたことについては一切異議を申しま
せん」

そこまで妻は読み上げるといったん言葉を切りました。

「じゅ、住所、K県Y市I区○丁目、Iパークホテル内、○○絵梨
子……」

読み上げた住所は妻が軟禁されている犬山の経営するホテルのもの
でした。それは妻がもう私の家に帰ることはないという決意を表明
しているように思えました。

「いいでしょう、それではいよいよ施術を始めましょう。台の上に
乗って下さい」

妻は道岡の指示に従い、全裸のまま診察台にあがります。性器の美
容整形用の診察台は施術台兼用になっており、産婦人科の診察台と
同じ肢受けの付いた電動式の本格的なものです。両肢を肢受けに固
定された妻は羞恥に赤く裸身を染め、露骨な姿を男たちの視線に晒
しています。

「○○さんと藤村さんの施術には看護婦は使いませんので、恐縮で
すが犬山会長と毛塚さん、助手をお願いします」

道岡が2人の男にブルーの施術衣とキャップを渡します。

「一度お医者さんごっこというのをやって見たかったんだ」
「橋本さん、見ているだけとは残念ですな」

男達はモニターの中の橋本に笑いかけながら施術衣の袖に腕を通し
ています。

「それでは肢を開きますよ。いいですか、奥さん」

道岡が診察台のスイッチを入れると肢受け機械音を立てながらが左
右に開きます。妻の両肢は極端なまでに開かれ、女の羞恥の2つの
源泉は野卑な男たちに丸見えになってしまいました。

  1. 2014/06/16(月) 01:02:41|
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役員会 第83回

「印鑑も持っていないんですか、しょうがないですね……」

道岡はわざと溜息をつくように言います。妻はもはや着るものも財
産もない、文字通り裸一貫の身の上が改めて身に染みたのか、悲し
げに俯いています。

「あ、あの……拇印でよろしいでしょうか」
「奥さんのオッパイはとてもボインとは言いがたいですな」

毛塚はそう言うと妻に後ろから抱きつくようにして小ぶりの乳房を
揉み上げます。

「あ、あっ……やめて下さい……毛塚様」
「どうしてですか? 奥さんはもう我々の奴隷になることを誓った
んでしょう?」
「で、でも……これから絵梨子は道岡先生に手術を受けなければな
らない身ですわ……お願い」

妻は身を捩じらせて毛塚の手を避けようとしますが、その仕草はか
えって嗜虐者を焦らしているようでもあり、むしろ挑発的にも思え
ます。それが証拠に毛塚が妻に抱きつくようにして乳房を揉みつづ
けると、いつのまにか「あっ……嫌ン……」などと甘い鼻声をあげ
始めているのです。

「手術を受けなければいけない身はよかったな」

道岡は犬山と顔を見合わせて笑いあいます。

「しかし、考えてみれば大変な変わりようですな。あの清楚な人妻
といった感じの○○さんの奥さんが、完全にセックス奴隷に変身し
てしまっているじゃないですか。そういえば、会長。昨夜はあれか
らどうしたんですか?」

道岡は、朝方まで続いた犬山と妻の激しい肉交の後、このクリニッ
クに来るまでの2人の様子を聞きます。それは私も興味があるとこ
ろでした。

「昨夜……といっても今朝方ということになりますか、年甲斐もな
く午前5時まで絵梨子と頑張りましたが、さすがにその後は疲れ果
てて眠り込みました。しかし、どうもこの年齢になるとどんなに遅
くまで起きていても決まった時間には目が醒めてしまうものですな。
いつも通り7時には起きてしまいましたよ」

毛塚に乳房を揉み続けられている妻を楽しそうに見ながら犬山が話
し始めます。

「隣を見ると、絵梨子がまだ寝ていたんで叩き起こしてやりました。
ご主人様よりも奴隷の方が朝寝をするなんてのはとんでもないこと
です」
「なかなか厳しいですな」

毛塚が笑います。

「当たり前ですよ。奴隷のしつけは最初が肝心です」
「会長のことですから、何かお仕置きしたんでしょう」
「もちろんです」

犬山が淫靡な笑いを口元に浮かべました。

「素っ裸のまま浴室へ連れて行き、土下座で詫びを入れさせた後、
イラマチオの特訓をしてやりました」
「イラマチオ?」

道岡が不思議そうな顔で聞き返します。

「おや、道岡さん、ご存知ないんですか?」
「いや、聞いたことはあるんですが……フェラチオとどう違うんで
すか?」
「イラマチオって言うのは女がチンポを咥えて頭を動かすんじゃな
くて、男が女の口の中にチンポを突っ込んで、頭を掴んで動かすこ
とですよ。騎乗位と正常位みたいなもんですな」
「そんなことをしたら苦しがるでしょう」
「苦しがるくらいじゃないとお仕置きになりませんよ。ただ、窒息
しそうになって思わずチンポを噛まれてしまう危険がありますから、
噛めないように絵梨子には開口具をつけさせました」
「開口具をですか?」

道岡が驚いたような顔つきをします。

「歯医者で使うようなプラスチック製の簡単なものですよ。それで
も口がかなり大きく横に広がります。素っぴんのまま歯茎まで剥き
出しにして泣きべそをかいている絵梨子の顔はなかなか見ものでし
たよ。あんな顔はご主人にも見せたことがないでしょうな」

犬山が残酷そうな笑みを浮かべます。

「それはまたマニアックな責めですな」
「そうでしょう。開口具をつけた絵梨子を浴室のタイルの上に正座
させたまま、唇から喉の奥まで思い切り犯してやりました。いや、
朝から実に痛快な気分でした」
「……犬山会長は昨夜あれだけハッスルされてたのに、今朝はちゃ
んとナニが立ったんですか?」
「朝勃ちしなくなったら男はおしまいですよ」

犬山はヘッ、ヘッと下品な声で笑います。

「絵梨子のやつ、私のチンポの先でのどちんこまでぐいぐい突かれ
て、涙目になりながらも一生懸命尺八の練習をしていましたよ。最
後にはゲロゲロ吐くまで絵梨子の喉を突きまくってやりました」
  1. 2014/06/16(月) 01:01:14|
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役員会 第82回

妻は代金を受け取ると深々と頭を下げますが、素っ裸のカバンも財
布も持たない身で、受け取ったお金を持て余しておどおどと犬山の
方を見ます。

「おやおや、お金をしまう場所もないんですか」

妻の戸惑う様子を見ながら道岡が楽しげに笑います。

「い、犬山様……絵梨子のお金を預っておいて頂けますか?」
「パンティを売った金を俺に預れというのか?」
「で、でも……絵梨子、しまっておくところがありません。裸のま
まだと道岡先生に失礼ですし……」
「裸のままで失礼しているのは奥さんのほうでしょう」

男たちはそういうとゲラゲラ笑いあいます。

「絵梨子、女には男と違ってしまっておく場所があるだろう」
「えっ……?」

妻は一瞬何のことか分からない、という怪訝な表情をしますが、犬
山に「そこだ」と股間を指差されて、顔を真っ赤に染めます。

「で、でも……こんなところでしまったら」
「感じやすい奥さんのことですからせっかく稼いだお金がびしょび
しょになってしまうでしょうな」

毛塚がおかしそうに笑います。妻は消え入りたそうな風情でこくり
と頷きます。

「いい方法がありますよ」

道岡は机の中からコンドームを取り出すと、5枚の1万円札をくる
くると筒型に丸めてその中に入れ、先端に結び目を作ります。

「どうです、これならしまえるでしょう? タンポンよりは大き目
かもしれませんがね」

妻はその子供のペニスほどの大きさの棒状のものを呆然とした表情
で見つめていましたが、やがて「わ、わかりました……」と頷いて
受け取り、それをゆっくりと秘苑の中にしまいこみました。

「少々のことで落ちないかどうか、そこで2、3回飛んでみなさい」
「ハ、ハイ……」

妻はその場でラジオ体操をするように両足をそろえ、2、3度垂直
に飛びます。妻の膣内に挿入された紙幣は最初の位置で維持された
ようです。

「これで奥さんのマンコは財布としても使えることが証明できたわ
けだ。時々そのまま買い物に行ってもらいましょうか」
「支払をするときには股を開いて、店員にマンコの中のお金を取り
出してもらえば良いでしょう」
「ストリッパーとして実演を披露して、チップを受け取るときもそ
こにしまうようにすると客に受けますよ」

男たちはそんな野卑なからかいを妻に浴びせながら、さもおかしそ
うに笑いこけます。妻はさすがに屈辱に裸身を震わせ、涙を堪える
ような表情になっています。

「それでは奥さん、いよいよ施術を開始しますが、その前に当クリ
ニックの規則ですので同意書を書いていただきます」

道岡は便箋とボールペンを妻に渡します。妻はおろおろとした表情
を道岡に向けます。

「私が言うとおりに自筆で書いて、署名捺印をしていただきます。
いいですか?」
「は、はい……」

妻は裸のまま机の前に座り、ボールペンを取ります。

「まず、一番上に『同意書』と書いて下さい。その下に『私、○○
絵梨子は以下の手術に同意いたします』と続けてください」

妻は言われたとおりに便箋に書きます。

「次は同意する手術の内容です。1.肛門拡張手術、2.肛門美容
整形手術、3.クリトリス包皮切除手術……」

いよいよ冗談ではなく自分の身体に肉体改造手術が施される……妻
はさすがに恐怖を感じているのか、裸身が小刻みに震え始めます。

道岡に言われる通りの内容を書き終えた妻は、今にも涙がこぼれそ
うな表情になっています。

「最後に住所、氏名と認めの印鑑を押してください」
「あの……印鑑を持っていないんですが」

妻は涙に潤んだ瞳を道岡に向けます。

「奥様のあの表情、たまらないわ……」

モニターを見ながら里美が溜息をつくように言います。

「こんなときに何を言っているんだ」
「だって……」

里美は妻が男たちによって精神的に嬲られている様子に本当に嗜虐
心が刺激されているようで、私の隣で身体をもじもじさせています。

  1. 2014/06/16(月) 00:59:48|
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役員会 第81回

私はそんな漠然とした不安まで感じます。毒を持って毒を制すとい
いますが、里美の嗜虐性は妻に対する倒錯した愛情のせいで犬山た
ちよりもより過激なものになる可能性があります。妻ははたしてそ
んな里美の嗜虐性に耐えることが出来るでしょうか。

しかし今はとにかく里美の力を借りるしかありません。私は再びデ
ィスプレイに視線を戻します。

妻は次に前を向き、クリキャップを外した後の陰核を突き出すよう
にしています。男たちは軽くそれに触れ、妻に甘い悲鳴を上げさせ
ながら「随分大きくなりましたね」とか「これなら手術してもしな
くても同じじゃないですか」などとからかっています。

「絵梨子、道岡先生にお渡しするものがあっただろう」
「あ……ハイ……」

妻は頷いて、自分が口に咥えてきたビニールの袋を手に取りました。

「道岡先生……これ、昨日先生が競り落としてくださった、絵梨子
のパ、パンティとブラですわ。どうもお買い上げありがとうござい
ました」
「ほう、わざわざ持ってきてくれたのですか」

道岡はビニールの袋を受け取ると、中を覗き込むようにします。袋
は食物の保存用に使うファスナー付きのもので、中に妻の白いパン
ティとブラが入っていました。

「どうしてこんな袋に入れてきたのですか?」
「は、はい……中に入っているパンティが良く見えるように透明の
ものを使い、絵梨子のに、匂いが出来るだけ逃げてしまわないよう、
密閉式のものにしました」

道岡はファスナーを開くと、中の匂いをかぐようにします。それを
見た犬山と毛塚がゲラゲラ笑い、妻は羞恥に身を捩じらせています。

「なるほど、確かに奥さんのアソコの匂いがしますよ……おや、写
真が入っていますね」

道岡は袋に入っていた数枚の写真を撮り出しました。写真がCCD
カメラの前に順にかざされます。

最初の写真はパールホワイトのシャツブラウスと薄いグリーンのスー
ツ、そして同系色のスカーフを身につけて恥ずかしそうに微笑んで
いる妻の姿でした。

「あの写真は……」

私は思わず画面に身を乗り出します。

「どうしたの?」
「確か3月に絵梨子が藤村さんに呼び出されて、PTAの書記を引
き受けさせられたときに着ていたものだ」
「そんなの覚えているの?」
「出かける前に妻が、ファッションショーをするみたいに俺に見せ
ていった。とても似合っていたので思わずぼおっと見とれてしまっ
たのを覚えている」
「そうなの……」

今思えばあの日が全ての始まりでした。しかし、妻や藤村さんを嬲
るときは凌辱の証拠を残さないよう気を配っていたはずの犬山たち
でしたので、写真を撮っているとは思っていませんでした。

「どうですか、懐かしいでしょう、この写真。まさに貞淑そのもの
の人妻って感じですな。まだほんの3ヶ月前のものとは信じられま
せんよ。この頃はまさか奥さんも、今のように尻の穴まで広げられ
ることになるとは夢にも思わなかったでしょう」

道岡は笑いながら、ことさらにその平和な頃の妻の写真を、いまや
男たちの性奴隷に落ちた妻に見せつけるようにします。さすがに妻
も辛いのか、写真から顔を背けます。

2枚目の写真は、純白のブラとパンティを身に着けた妻が、まるで
囚人のようにホテルの壁際に立たされている写真です。

「……なるほど、確かに奥さんがこの下着を身に着けていたという
証拠がないと、値打ちがないですからな」

道岡と毛塚が感心したように笑います。

最後の3枚目の写真は、同じ場所で妻が全裸で直立不動の姿勢を取
っている写真でした。いかにも女奴隷らしいその写真は妻の見事な
までの転落を鮮やかに物語っています。

「これは今朝撮影したばかりのものですよ」
「なんとなく奥さん、痩せたように見えますな」
「見えるんじゃなくて実際に痩せています。ホテルに転がり込んで
きたときにはろくろく食うものも食っていなかったようですが、そ
れでも体重は58キロもありました。今朝出る前に体重計に乗せた
んですが、54キロまで減っていましたよ」
「昨日の責めは奥さんにとっては実に効率的なダイエットだったわ
けですな」

男たちはしばらくの間その3枚の写真を見比べ、しきりに妻をから
かっていました。やがて道岡が財布から1万円札を5枚取り出し、
全裸の妻に押し付けるようにします。

「ほら、これが奥さんの下着の代金ですよ。女子高生が穿いていた
パンティならともかく、42歳の主婦の使用済みパンティとブラを
こんな高値で買ってもらえるんだから、ありがたいと思うんですよ」
「は、はい……有難うございます」
  1. 2014/06/16(月) 00:58:46|
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役員会 第80回

「は、じゃありませんよ。奥さんの尻の穴のサイズを聞いているん
ですよ」

道岡の突飛な質問に、犬山と毛塚はゲラゲラ笑い出します。妻は真
っ赤な顔で俯いて「ぞ、存じませんわ……み、道岡先生が後で詳し
くお調べになって下さい」と答えます。

「くそっ、変態医者めっ」

私はTV画面を見ながら怒りにテーブルを叩きます。

「落ち着いて、○○さん。こうなったら連中のお下劣なところを出
来るだけ記録しておいた方が、後々脅すのに役に立つわ」
「しかし……これでは絵梨子が……」
「大丈夫よ」

里美は妙に自信ありげです。

「だけど、確かにこの道岡って男、犬山とはタイプが違うけれど相
当の変態ね。類は友を呼ぶってよく言ったものだわ」

私は再びモニターに視線を戻します。妻は手首を縛った縄をようや
く解かれています。手首に縄の痕が赤くついているのが痛々しいで
すが、そういったものが嗜虐心をそそるのか、里美は真剣に画面に
見入っています。

「股縄も解いてやろう、こっちを向け」

犬山は妻のヒップをパシンと平手打ちします。

先程から事あるごとに妻はその大ぶりの尻を男達から叩かれており、
その度に妻の大柄な裸身がブルッと小さく震え、白い尻は少しずつ
桜色に染まって行きます。

妻は素直に犬山に陰部を向け、股縄を解かれ、クリキャップとアナ
ルストッパーを外されます。無言のまま犬山に身を任せていた妻で
すが、ストッパーの一番太い部分が肛門を過ぎるときに、さすがに
辛いのか「うっ」と小さな声をあげます。

「尻の穴がどれくらい開いたか、皆さんにお見せするんだ」

妻は素直に「ハイ……」頷くと道岡や毛塚に尻を向け、両手で尻た
ぶの肉を押し広げながら身体を大きく前に倒します。CCDカメラ
が妻の肛門をアップで映します。

Sサイズとはいえ、アナルストッパーを長い間押し込まれていた妻
の肛門は確かに心なしか口を広げ、男達の目に晒されて恥ずかしげ
に息づいているようです。股縄の刺激で潤んだ秘裂から流れ出た蜜
が蟻の門渡りの辺りでキラキラと光っています。

隣の里美が食い入るようにディスプレイを眺めています。里美がレ
ズだと言うのは確かにウソではなさそうです。しかも妻が辱められ
れば辱められるほど里美は興奮しているようで、随分息遣いも荒く
なっています。

「み、皆様、絵梨子のお尻の穴……いかがですか? 少しは拡がっ
たでしょうか」
「そうですな……」

道岡はもっともらしい顔つきをして妻の尻を覗き込みます。

「前回の役員会のときと比べると、だいぶ大きくなったようですが
……奥さんの希望はどれくらい広げることでしたかな?」
「は、はい……前回のオンライン役員会では、お尻の穴でプチトマ
トを呑み込ませていただきましたが、今度はぜひピンポン玉をお尻
の穴で呑み込んでみたいと思います」

妻はゆらゆらと尻を振りながらそんな卑猥な言葉を吐きます。

「それはお前が命令したことでしょう。この変態医者っ」

私に落ち着けと言った里美が吐き捨てるように言いました。里美は
かなりのめりこんでいるようですが、私の方はこの場の展開に気が
気ではありません。

昨日は妻を完全に失ったという喪失感や敗北感がなぜか被虐的な快
感になったのですが、里美の力を借りて妻を助けることが出来るか
もしれないという期待が生まれると、途端に落ち着かなくなってし
まったのです。自分の気の小ささに嫌気が差してきます。

「ピンポン玉が呑み込めるようになれば、次はゆで卵ですな。そう
すれば会長の自慢の息子もこっちの穴で呑み込むことが出来るよう
になりますよ」

道岡は「どうですか、楽しみでしょう」といいながら、妻の尻を撫
でさすります。

「はい……楽しみですわ」

妻は男達のからかいにどのように反応すれば喜ばすことが出来るの
かを次第に身につけてきたようで、道岡の嘲笑まじりのからかいに
迎合的に尻をくねらせます。

里美は相変わらず夢中でモニターの妻の姿に視線を注いでいます。
それは、妻がどのような責めにどう反応するのかを自分の頭の中に
すべてインプットしようとでもいうかのようです。

(里美はひょっとして妻にとって、犬山たちよりも恐ろしい存在に
なるかもしれない……)
  1. 2014/06/16(月) 00:57:45|
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役員会 第79回

「あんなに長い時間クリトリスを吊られていたんですから、腰が抜
けたようになるのも無理がないでしょうな」

カメラが股縄をかけられた妻の股間に寄ります。なんと妻はまたし
てもクリキャップを装着されており、2本の細い縄がクリキャップ
を挟み込むように股間に通されていました。

「これでは歩くたびにクリが刺激されるでしょう、どうですか、奥
さん?」

道岡が尋ねますが、妻はビニールの袋を咥えたまま魂を抜き取られ
たように虚ろな表情を前に向けているだけです。

「……奥さん、責め過ぎておかしくなってしまったんじゃないでし
ょうね」

道岡が心配そうな声を上げます。

「まさか」

犬山は笑いながらそう言うと、いきなり青竹で妻の大ぶりの双臀を
ピシッと叩きます。

「うっ!」

妻の肉感的な尻がブルッと震え、小さく悲鳴を上げた拍子に口に咥
えていたビニールの袋が床に落ちます。ようやく妻は目を覚ました
ような表情になりました。

「あ……ここは……」
「何をボケているんだ、道岡先生のクリニックじゃないか」
「道岡先生……」

妻は靄のかかったようになっている記憶を必死で探るように眉をひ
そめます。再び犬山の鞭が飛びます。

「ひっ!!」
「今日は絵梨子が先生にケツの穴の拡張とクリの皮剥きをしてもら
うことになっていただろう。忘れたのか、この馬鹿女っ!」
「お、思い出しましたっ!!」

妻は悲鳴のような声をあげました。

「○○絵梨子は本日、道岡先生にお尻の穴の拡張とクリの皮剥きを
お願いするためにここに参りました。よ、よろしくお願いいたしま
す」

妻は叫ぶようにそう言うと深々と頭を下げます。男たちは笑いなが
ら拍手をしています。

「毛塚様、淫乱人妻絵梨子の肉体改造にお立会い願えるだけでなく、
道岡先生の助手まで買って出てくださったとのこと、深く御礼申し
上げます」
「橋本様、お仕事お疲れさまでございます。わざわざ出張先から絵
梨子の肉体改造をお見届けくださるとのこと、有難うございます。
最後までよろしくお付き合いくださいませ」
「車の中で何度も、挨拶の仕方を練習させたんですよ」

犬山が楽しげに笑います。

「道岡先生へお渡ししなければいけないものを落としやがって、そ
のまましゃがみこんで口で拾い上げるんだ」
「はい……」

妻は犬山に命じられたとおり後ろ手に縛られたまま床にしゃがみこ
み、床に落ちた袋を口でくわえて拾い上げようとますが、手が縛ら
れているためにバランスが取れず、なかなかうまく拾えません。妖
しく蠢いている妻のむっちりとした双臀の間にピンク色をした器具
が挟まっています。

「お尻に挟まっているものは何ですか? 奥さん」

毛塚が尋ねると、ようやく妻は口で咥えあげた袋をテーブルの上に
おき、小さな声で答えます。

「それは、アナルストッパーですわ……」
「アナルストッパー? 何でそんなものをしているんですか」

毛塚は道岡と顔を見合わせてクスクス笑いながら再び尋ねます。

「犬山様が、道岡先生のお手間を少しでも減らすために、絵梨子が
自分で拡張しておけとおっしゃったので……」

妻は恥ずかしそうに頬を染めて俯きます。

「なるほど、そうですか」

道岡は笑いながら妻の尻を撫でます。

「どうですか、だいぶ開きましたか?」
「……」
「尻の穴がだいぶ開いたか、と聞いているんですよ。医者の質問に
はちゃんと答えなさい」

道岡は厳しい声を出して、妻の大きな尻をピシャリと平手打ちしま
す。

「は、はいっ……だ、だいぶ開きましたわ」
「何ミリくらいですか?」
「は?」
  1. 2014/06/16(月) 00:56:54|
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役員会 第78回

「でも……あの上品そうな藤村さんや○○さんが、犬山会長たちの
調教でどんな風に変貌したのか、とっても興味があるわ」

江藤さんは妖しく瞳を輝かせながら言います。

「今日はとうとう藤村さんは豊胸手術を受け、○○さんはクリトリ
スの包茎手術を受けるって言うじゃない。○○さんはクリトリス包
茎って訳じゃないんでしょ?」
「違いますよ」
「包茎でもないのに皮を剥ぎ取って、常に剥き出しにしてやろうっ
て言うのですよ」

毛塚と道岡はそう言って笑いあいます。

「そんなことされたら女の身体ってどうなるのかしら?」
「ちょっと布に擦れると感じてしまうから、パンティも穿けなくな
るだろうな」

橋本は笑いながらそう答え、江藤さんを抱き寄せて大ぶりな乳房を
揉み始めます。
「嫌だわ……私、そんな風にだけはなりたくないわ」

江藤さんはくすくす笑います。

「そんなこと言って、お前だって道岡先生に豊胸手術をしてもらっ
たからこんなデカパイになったんだろう」
「いいのよ……主人だって喜んだんだから」

橋本は江藤さんのブラウスのボタンを外し、玄人っぽい黒いレース
のブラジャーに覆われた巨乳を露わにします

「久しぶりにみんなに自慢のオッパイを見てもらうか?」
「もう……エッチね……」

江藤さんはそう言いながらも強くは抵抗しません。ブラが外され、
ゴム毬のような江藤さんの乳房がこぼれ出ました。

「でも私、○○さんっていい年をしている癖に何だかぶりっ子で気
に入らなかったの。専門部会の懇親会でお酒が入ってエッチな話に
なっても、自分だけは関係ありません、なんて顔をして済ましてい
るんだから。長尾先生の餌食になったって聞いたとき、正直言って
痛快だったわ」

そう言うと江藤さんは橋本にしなだれかかり、キスを求めます。

「……この女、何なの」

江藤さんの態度に里美が怒りを露わにします。

「品がないし、全然可愛くないわ。○○さんの奥様と比べたら月と
スッポンよ。別の意味で徹底的に虐めたくなる女だわ」

確かに江藤さんの言葉の端々には妻や藤村さんに対する悪意が感じ
られます。昨年役員たちの慰み者になったはずの江藤さんは言わば
妻の同類と言えますが、それだけに倒錯した嫉妬心のようなものを
妻に感じているのでしょうか。

その時、道岡のクリニックのインターフォンがなりました。

「おや、会長の到着だ」

毛塚が液晶の画面で確認します。

「お前は隠れていろ。話がややこしくなる」

橋本に指示されて、江藤さんは渋々画面から消えます。

やがて施術室の扉が開き、妻と犬山が部屋に入ってきました。驚い
たことに妻は全裸に股縄をかけられ、さらに後ろ手に縄を打たれ、
片手に青竹の鞭を持った犬山に罪人のように引き立てられています。
おまけに妻は、口に何かビニールの袋のようなものを咥えさせられ
ていました。

「本当に素っ裸でつれてきたんですか……」

毛塚がさすがに驚きます。

「そうですよ。ホテルから車まではコートをかけてやったが、車の
中では素っ裸にしてやりました。いや、隣からやたらに覗かれるの
で大変でしたよ」
「そりゃそうでしょう」

毛塚が呆れたような声を出します。道岡が心配そうな顔で尋ねます。

「まさかクリニックの中も裸で?」
「そんなことをしたらさすがに道岡先生の営業妨害になるでしょう。
先に施術用の上っ張りをお借りして、駐車場の中でそれを絵梨子に
羽織らせました。部屋に入る直前に脱がしたんです」
「途中で縄が見えなかったかなあ」

道岡はまだ心配そうです。

「奥さんが口に咥えているのものはなんですか?」
「ああ、これは昨日道岡先生が競り落とされた品ですよ。後で本人
から直接渡させます」

犬山に縄を解かれ、妻はその場に直立不動の姿勢で立たされますが、
長く立っていることが出来ず、ふらついたところを犬山に抱きとめ
られます。
  1. 2014/06/16(月) 00:55:56|
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役員会 第77回

「……里美はレズじゃなかったのか?」
「男の人が全然駄目って言うわけではないのよ。セックスは出来れ
ばしたくないけれど」

里美は私の耳元で甘く囁きかけます。

「私は○○さんの愛人、っていうことにしておくと良いわ。不倫し
た奥様に対する復讐として夫が愛人を作り、その若い愛人と一緒に
罪を犯した奥様を責め上げる。考えただけでぞくぞくするシチュエ
ーションだとは思わない?」

里美という娘は相当変わっていると思っていましたが、ここまで来
ると私の理解の範囲を越えます。しかし、私は里美の熱気に当てら
れたのか、「目には目を」の言葉ではないですが、あの犬山達の異
常性に対抗するためには、それを超える異常性を持つ里美の力を借
りるしかない、という気分になって来ました。

「……わかった。里美の条件を呑むから協力してくれ」
「そう来なくっちゃ」

里美が喜色を露わにし、私の頬にキスします。その時私の携帯電話
が鳴りました。発信人を見ると例の興信所の男です。

「10分前に橋本が、女と一緒にホテルにチェックインしました。
聞いていた特徴から、相手は江藤という女性に間違いないと思われ
ます」
「写真は?」
「任せておいて下さい。ばっちり撮っていますよ。この蒸し暑いの
にべったり腕を組んで、どこからどう見たって不倫カップルですよ。
いつもの浮気調査もこれくらい楽だといいですね。引き続きホテル
で張ります」
「頼む」

私は電話を切りました。

「いよいよね……」

心なしか里美の表情も緊張してきたようです。その時、ノートPC
の画面が待ち受け状態から変わり、道岡のクリニックの一室が映し
出されました。部屋の中にはすでに道岡と毛塚がいます。

部屋の中にはCCDカメラが何台も取り付けられているようで、毛
塚がテストしている様子が映し出されています。道岡はさすがに施
術を控えて、用具の点検などをしているようです。

「里美、ビデオ録画を開始してくれ」
「OK」

PCとビデオを繋いだダウンコンバータによってデジタル映像がア
ナログ映像に変換され、部屋に置かれた大画面のTVに道岡のクリ
ニックの様子が映し出されます。相当画質が落ちるのかと思ってい
ましたが、モニター上ではほとんど違和感はなく、まるでテレビド
ラマの画像を見るような鮮明さです。むしろPCのディスプレイよ
りも格段に画面が大きく、スピーカーの質も良いため、いつもより
も迫力があるほどです。

「異常ないわ。ちゃんと録画できているわよ」
「よし……」

これで少なくとも犬山、道岡、毛塚の3人が揃った現場を押さえる
ことが出来ます。また、すでに興信所が橋本の不倫の証拠も押さえ
ることも確実なので、計画は今のところ順調といえます。

やがて橋本がホテルからログインしてきました。

「やあ、橋本さん。出張ご苦労様です」

毛塚がニヤニヤ笑いながら橋本に挨拶します。

「どうも、お手伝い出来なくてすみません」
「いいですよ。まだ会長がきていないから、久しぶりに江藤さんの
顔を見せてくれませんか」

毛塚の言葉に、橋本はどぎまぎしています。少したって妻より少し
年上と思える、派手な顔立ちの女性が画面に現れました。この女が
藤村さんの前に役員会で会計を担当していた江藤さんしょう。

「知っていたの……皆さん、意地が悪いわ……」
「江藤さん、お久しぶりです」
「橋本さんにたっぷり可愛がってもらっていますか?」
「いやらしいことおっしゃらないで……もう」

江藤さんはまるで男たちを挑発するように身体をくねらせます。江
藤さんの髪は綺麗にセットされており、巧みに化粧も施されていま
す。江藤さんが橋本との逢瀬を心から楽しんでいる様子が画面から
うかがえます。

「○○さんと藤村さんの肉体改造の様子を是非見たいって、橋本さ
んにおねだりしたんですって?」

毛塚に問いかけれれて、江藤さんは顔を赤らめます。

「そんなことまでお話ししたの、あなた?」
「いや、それは……」

橋本は再び慌てて、言葉を詰まらせます。

「いいんですよ、別に。ただし、今日のことは絶対秘密にしてもら
わなければ困りますよ」
「わかっていますわ。私も主人に知られたら大変ですもの」

江藤さんは微笑して頷きます。
  1. 2014/06/16(月) 00:54:33|
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役員会 第76回

「しかし、それならそうとどうして早く言わなかったんだ?」
「そんなこと、そう簡単にはいえないわよ。私、○○さんとは本の
趣味も合うし、仕事の話も面白いし、生意気な言い方だけれど、と
ても良い友達になれそうだって思っていた。そんな人に自分がレズ
だっていうことをカミングアウトするだけでも勇気が要るのに、お
まけに女のマザコン、しかもサドなのよ。変態の三乗だわ」
「確かに、そう言われればそうだな……」

私は妙に納得してしまいます。

「昨日、奥様が犬山に延々と責め立てられている姿から、私、目を
離すことが出来なかった。奥様をあんな目に合わせる犬山が許せな
かった。でも、本当は犬山じゃなくて私が奥様を虐めたかったの。
代わりに私がやりたくてしょうがないことをやっていたから、犬山
を許せなかったの」

「○○さん、奥様を犬山から取り返すのよ。西伊豆に行かされたら
奥様は色々な男たちから昨日のようなことを毎日のように続けさせ
られるのよ。あんな奴らに奥様をこれ以上自由にさせれば、奥様の
身体はボロボロになってしまうわ」
「里美……」

私は里美の勢いにたじたじとなります。

「俺も絵梨子を取り戻したい。しかし、絵梨子はもう以前の絵梨子
ではなくなっているかもしれない……」
「だからどうだっていうの? 奥様は奥様よ」
「それはそうだが……」
「○○さん、私は昨日奥様が犬山に責められている姿を見ながら、
何度も何度も自分を慰めたの。奥様をこれ以上、やつらの手にゆだ
ねるなんて我慢できないの。○○さんはもう奥様に魅力を感じてい
ないの?」
「えっ……」

私は里美の問いに咄嗟に答に詰まります。

「私、知っているのよ。昨夜○○さんが、犬山に抱かれている奥様
を見ながら自分を慰めていたこと……私と○○さんは同じだわ」

私を裏切って長男との不倫に走った妻、犬山の奴隷になると誓った
妻、どれも私にとっては腹立たしく、許せない行為です。

しかし私は里美に言われる通り、以前よりも一層、妻に惹かれてい
ることを否定することができないのです。

「そんなことはない……」

私は絞り出すような声をあげます。

「そんなことはないんだ……だが、絵梨子は俺で満足するだろうか」
「長尾や犬山を負かせる自信がないの?」

里美の問いに私は答えることが出来ません。里美は俯いている私を
黙って見ています。

「○○さん……レズの私から誉められても嬉しくないかもしれない
けれど、○○さんは長尾や犬山なんかより男としてずっと上よ」
「どうしてそんなことが言える?」
「伊達にチャットレディを長くやっているわけじゃないのよ。レズ
のせいで色恋が混じらない分、男を見る目は確かだと思うわ」
「それならなぜ……」

妻は私を裏切ったのか……私はその言葉を呑み込みました。

「どんなご馳走も毎日食べていると飽きるわよ。奥様、○○さんの
良さがだんだん分からなくなってきたのね。そこで新鮮な若い男に
誘惑され、ついふらふらと道を外す。そこに犬山なんてつまらない
男に付け込まれ、今まで経験したことのないようなプレイを仕込ま
れる──奥様は今、倒錯的なセックスの中毒になっているようなも
のよ」
「だからといって、俺は今回のことで絵梨子を簡単に許すことは出
来そうにない」
「簡単に許さなくたって良いじゃない」
「え?」

私は里美の意外な言葉に顔を上げます。

「簡単に許さなくてもいいのよ。奥様は不倫の罪を犯し、○○さん
やお子さんを捨てようとしたのだから。そんないけない奥様は、心
の底からよーく反省するまで徹底的にお仕置きしてあげればいいの
よ」
「犬山と同じことをやれって言うのか?」
「いーえ、同じことじゃないわ。もっともっときついお仕置きよ」

里美は口元に妖しい笑みを浮かべます。

「でも、奥様にとってはとっても楽しいお仕置きになるかもしれな
いわね」
「絵梨子を虐めるなんてそんなこと……俺には出来そうにない」
「私が手伝ってあげるわ。それが奥様にとってはつらいお仕置きに
なるのよ」

里美がベッドから立ち上がり、私にぴったりとくっつくようにソフ
ァに座りました。

「一緒に、奥様を虐めさせて……それが私が○○さんに協力する条
件よ。2人で力を合わせれば犬山なんて怖くないわ」

里美は私の身体に、ふくよかな乳房を押し付けるようにします。
  1. 2014/06/16(月) 00:53:33|
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役員会 第75回

ようやくセッティングを終えた私たちは念のためにテストをします。
いつものようにユーザー名とパスワードを入力し、オンライン役員
会にアクセスします。問題なく繋がったので私たちは安堵の吐息を
つきました。回線のスピードも十分なようです。

「これで準備は万端ね。興信所には連絡がついた?」
「ああ、大丈夫だ。30分ほど前に橋本が家を出たという連絡があ
った」
「やっぱり、開始時間は私たちが思っていたとおりね。たぶんあと
30分ほどかしら」
「里美、そろそろ説明してくれないか……」

私は冷蔵庫から缶コーヒーを2本取り出すと、里美に1本渡しまし
た。

「里美はこの件で、ずっと俺を助けてくれた。一時は里美が俺に好
意を持ってくれているからとも思ったんだが、どうもそういう訳で
もなさそうだ。単に正義感から行動してくれているのかとも考えた
が、そうとばかりも言えないようだ」

ベッドに腰をかけている里美は私の言葉を聞きながら缶コーヒーの
プルトップを空け、一口飲みました。

「里美の協力にはとても感謝しているが、俺たち夫婦のプライバシー
の問題に里美を引き入れすぎているんじゃないかとも思う。特に、
絵梨子が犬山達に責められている姿を見ている里美はとても辛そう
にも見えていた。しかし、昨夜の里美の行動でまたわからなくなっ
た」

私は出来るだけ穏やかな口調で聞きました。

「今日はやつらとの対決になるが、正直言って絵梨子を犬山たちか
ら取り戻すことが出来るかどうか自信がない。里美が一緒に戦って
くれるのは心強いが、それだけに味方のことは良く知っておきたい。
里美、どうして俺たちにこんなに肩入れする?」
「そうね……やっぱりきちんと説明しないと駄目よね」

里美は飲みかけの缶コーヒーをテーブルに置くと、私の方に向き直
ります。

「○○さん、私、レズなの」
「えっ?」

思ってもいない言葉が里美の口から飛び出したので、私はひどく驚
きました。

「男性が全然駄目って訳じゃないんだけれど……女性の方がずっと
好きなの。驚いたでしょう」
「……驚いたが、確かに里美と話していてもあまり色っぽい方向に
会話が行かなかったな。若い女の子とライブチャットで話しながら、
相手の服を脱がそうとも思わなかった。自分でも不思
議だとは思っ
ていたんだが、そう言われれば里美に女性を感じていなかったのか
も知れないな」
「若い女性としてはそういう評価は、本当はあまり喜ぶべきことじ
ゃないのかもしれないけれど」

私の言葉に里美は苦笑しました。

「オンライン役員会にログインして、○○さんの奥様がローターを
使ってオナニーをさせられているのを見たとき、私、犬山達に腹が
立って仕方がなかった。奥様にこんなことをさせるなんて許せない
って」
「そういえばあの時の里美は随分怒っていた。俺のために怒ってく
れているのかと思っていたが」
「違うのよ……私、奥様みたいな女性がタイプなの。○○さんには
申し訳ないけれど一目見たとたん好きになっちゃったの」
「しかし……絵梨子と里美は随分年が違うぞ」

私は頓珍漢なことを言ってしまいます。

「そう、多分母親と娘ほども年が違うわね。でも、私昔からそうな
の。母親くらいの年代の品のよい、綺麗な女性が好きなのよ。男と
女でもそんな関係はあるでしょう。こういうのも一種のマザコン、
っていうのかしら」

私はあまりにも突飛な里美の告白に呆気に取られていま。

「ローターを使いながら恥ずかしそうにオナニーをしている奥様を
初めて見たとき、私、身体に電流が走りそうになったの。そして、
そんなことを奥様にさせる犬山達が許せなかった」
「だけど、あの時○○さんが先にログオフしてしまって、奥様が茄
子やプチトマトを使って恥ずかしいことをさせられるのをずっと見
なければいけない羽目になったとき、私、自分の気持ちに徐々に気
づき始めたの。
実は私も○○さんの奥様を思い切り辱めたいと思っているんじゃな
いかって、犬山達の立場に嫉妬しているんじゃないかって。あとで
○○さんの前で奥様が犬山達に何をさせられたか演じて見せたとき、
私は奥様に感情移入しながらも、同時に奥様を虐める犬山達にも感
情移入していたの。それで自分の身体を奥様の身体と見立てて、○
○さんの目の前で責め苛んだ……そうすることで奥様と一体になれ
るような悦びを感じたの」

里美は頬を上気させて話し続けます。私の妻に対する愛情を私の前
で告白する──相手が男ならば許しがたい行為ですが、里美のよう
な美少女とも言ってよい若い女が相手の場合はなんとも現実味がな
く、どのように反応したらよいのか、私にはさっぱり分かりません
でした。
  1. 2014/06/16(月) 00:52:33|
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役員会 第74回

「それじゃあ、里美はコピーガード外しの方法に気がついていたの
か?」
「つい最近よ。水曜日の藤村さんが参加したオンライン役員会が終
わった後で、知り合いのビデオ録画に詳しい人に聞いてみたの。も
ちろん内容は伏せて、コピーガードがかかったストリーミング映像
を録画する方法はないかって。その人はとても単純な方法で外せる
んだけど、一般にはあまり知られていないと言いながら、具体的な
やり方について教えてくれたわ」
「それなら、昨日の映像は……」
「頭から全部記録出来ているわ。2時間のVHSビデオテープを1
0本も使ったわ。デジタル映像に比べると画質は落ちるけど、そう
……ビデオで3倍速モードで録画したような感じかしら。音声もか
なり鮮明よ」
「里美……しかし、どうして……」
「ちゃんと説明するから、今はとにかく色々なことが手遅れになら
ないように行動しましょう。とりあえず○○さんは例の知り合いの
興信所に連絡して、橋本の尾行の手配をして。橋本の不倫の現場を
押さえるのよ」
「えっ? そ、そうか……」

昨日の彼らの会話では、橋本は道岡のクリニックには行かず、オン
ラインで役員会に参加することになっています。橋本は昨年度の役
員をしていた江藤さんとの関係が続いており、妻が肉体改造を受け
るシーンを彼女とともにホテルで鑑賞しようというのです。

私は里美に言われたとおり、知り合いの興信所に連絡しました。休
日の朝の7時過ぎではオフィスに連絡しても捕まりませんので、直
接担当者の携帯にかけます。眠そうにしている担当者にPTAの役
員名簿に記載してある橋本の住所を告げ、なんとか緊急の尾行を依
頼しました。

「役員会はいつもは夜だったよね?」
「ああ、しかし今日はもっと早いかもしれない。絵梨子と藤村さん
の2人の手術を済ませてししまおうっていうんだから」
「道岡のクリニックの営業時間は午前10時から午後7時までか……
美容クリニックって、結構遅くまでやっているのね」
「そういえば橋本が『早めにホテルにチェックインして……』と言
っていたな。すると役員会の開始は午後2時か午後3時あたりかな」

里美と話しているうちに私は徐々に元気が出てきました。妻を取り
戻せるかどうかは分かりませんが、やれるだけのことはやってみよ
うという気分になっています。とにかく、犬山達にやられっぱなし
になっているというのはどうにも気持ちが収まりません。

「道岡のクリニックのあるC駅の近くに、光ファイバーのブロード
バンド対応のラブホテルがあるわ。『ラブマシーン』っていう名前」
「凄い名前だな」
「住所と電話番号が載ったアドレスを送るわ。ここから役員会にア
クセスしましょう。○○さん、ノートパソコンを持ってこれる?」
「ああ」
「私はビデオデッキとダウンコンバータを持っていくわ。午後1時
にC駅の改札で待ち合わせをしましょう。VHSビデオのテープを
たくさん買ってくるのを忘れずにね」

そこで里美はいったん言葉を切って俯きます。

「……私の気持ちと、昨日取った行動の理由についてはその時に説
明するわ」

そう告げると里美はログオフしました。


私は車でC駅まで向かうとコインパーキングに停め、里美と待ち合
わせをした改札口へ向かいます。時間より少し早く着きましたが、
里美は既に待っていました。ビデオデッキとダウンコンバータが入
っているのか、大きなキャンバス製のバッグを抱えています。

「里美」

私が声をかけると、里美は少し恥ずかしげに微笑みます。考えてみ
ると里美とは常にライブチャットでのやりとりばかりで、リアルで
会うのは初めてです。

里美は思ったよりも小柄で、ボブヘアのせいかディスプレイで見る
よりも子供っぽく見えますが、なかなかの美形であることは間違い
なく、女優の栗原千明に少し似ています。

男物のような白いシャツブラウスにデニムのボトムという里美の姿
は、顔立ちの綺麗な少年のようにも見えます。

「○○さん」
「わざわざ付き合ってもらって申し訳ない。俺のために」
「奥様のためよ。行きましょう」

私は里美のバッグを手に持つと、パーキングへ向かいます。道岡の
クリニックはC駅の駅前にあります。まだこの時間なら毛塚や犬山、
そして妻はクリニックには現れないとは思いますが、道岡とはひょ
っこり顔を合わせる危険もあり、私たちは『ラブマシーン』に急ぎ
ました。

『ラブマシーン』はC駅前から車で5分ほどの近さです。車を駐車
場に入れると私たちは部屋に向かいます。光ファイバーが完備され
ている最新式の部屋は建物が出来てから間もないこともあるのか非
常に綺麗で、いわゆるラブホテルのイメージとは随分違います。

道岡のクリニックで何かあったらすぐに飛び出せるようにあらかじ
め4時間分の料金を前払いしておきます。私と里美は部屋に入ると
早速PCをランケーブルにつなぎ、ダウンコンバータを使ってビデ
オデッキに繋ぎました。部屋には大型のテレビがあり、オンライン
役員会にアクセスしながら同時にビデオの映像をモニターすること
も出来そうです。
  1. 2014/06/16(月) 00:50:35|
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役員会 第73回

携帯メールの着信音が耳元で響き、私は目覚めました。頭は重く、
身体は泥のように疲労しています。

時計は午前7時を指していました。夜明け近くまで起きていました
ので2時間ほどしか眠っていないことになります。頭が重いのも当
然です。

メールは里美からでした。里美は私に、自分の部屋にアクセスする
ように促していました。

そういえば昨日里美は、ダウンコンバータを買いに行くといってロ
グオフして以来、私に連絡を取ろうとしませんでした。里美によれ
ばダウンコンバータは、私にとって4人の役員の悪行の証拠を押さ
えるための重要な武器となるものでしたが、今の私にはもはやどう
でも良いという気分になっていました。

私は妻を完全に犬山に奪われてしまったのです。

仮に犬山の元から妻を取り返したところでどうなるでしょうか。妻
は犬山が与える嗜虐の悦楽の虜になり、犬山に身も心も捧げ、彼の
奴隷としていきたいとまで言っています。

妻は肉体だけでなく、その人格も犬山によって改造されてしまった
のです。もはや元の妻に戻すことは不可能でしょう。

喪失感と敗北感に苛まれながら携帯の画面をぼんやり眺めていたら、
再び里美からメールが入りました。

「何をぼやぼやしているのっ! 今すぐ私の部屋にアクセスしてっ」

里美に叱咤された私はのろのろとPCを立上げ、里美の部屋にアク
セスしました。Tシャツ姿の里美は艶やかなボブヘアーの下から私
を睨みつけています。

「遅かったじゃない。何をしていたの」
「何って……」
「奥様を助けに行くわよ」
「え……」

私は突然の里美の言葉に驚きました。

「絵梨子を助けに行くだって? どうやって……」
「○○さん、あなた、寝ぼけているの? 今日は奥さんがやつらに
肉体改造されてしまう日なのよ。助けないでどうするの」
「しかし……助けても……」

私は逡巡しました。仮に妻をやつらの手から取り戻しても、妻が落
ちた倒錯の性の蟻地獄から妻を救うことが出来るだろうか。妻は私
や息子を捨て、何度でも犬山のもとへもどろうとするのではないだ
ろうか。

「○○さん、いったいどうしたの?」
「里美……絵梨子はもう無理かもしれない」
「無理って……どういうこと?」
「もう以前の絵梨子じゃないんだ」
「だったらどうだっていうの? もう○○さんは奥様を愛せないっ
て言うの?」
「そんなことはないっ!」

私は叫ぶように言いました。

「そんなことなないんだ……でも、絵梨子は犬山を選んだ……里美
は絵梨子の変貌ぶりを見ていないから分からないかもしれないが……
もう元には戻らない」
「見ていたわよ」
「えっ」

私は思わず聞き返しました。

「ずっと見ていたわよ。といっても電気屋を往復する間、2時間く
らいは抜けたけれど、奥様への、その……浣腸責めの終わりあたり
からはずっと見ていたわ」
「どうして連絡しなかったんだ?」
「機械のセットや録画や……色々忙しかったのよ。その代わり、犬
山が奥さんに対してどんなことをやったか、そして犬山と奥様の不
倫の証拠も取れたわ」
「しかし……」

私には里美の行動が理解できませんでした。妻を救うために証拠固
めをしているのなら、どうしてそれを昨日知らせてくれなかったの
でしょう。そうすれば私は精神的にかなり楽になったはずです。

「ごめんなさい……」
「えっ」

里美が小さな声で私に謝ったので、私は再び驚きます。

「私……本当は、奥様が責められている姿から、眼を離すことが出
来なかったの」
「どういうことだ?」
「奥様が犬山の責めにのたうちまわり、身悶えしている姿、本当に
素晴らしかったわ……だけど、私、自分のそんな気持ちを認めるの
が怖かった。奥様がその……尿道責めを受けているあたりから私は
自分を慰めたくて我慢できなくなったの。だけど、○○さんの前で
そんなことは出来ないわ……それでダウンコンバータを買いに行く
って言っていったんログオフしたの。だけど、すぐにまたログイン
し直したの」
「電気屋に行ったんじゃないのか」
「いえ……ごめんなさい。それも嘘。ダウンコンバータは前日に手
に入れていたわ」
「何だって?」
  1. 2014/06/16(月) 00:49:40|
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役員会 第72回

「橋本様……橋本様が銀行で絵梨子の上司だったとき、課の飲み会
の後、せ、折角絵梨子をホテルに誘ってくださったのに、絵梨子、
つれなくお断りして申し訳ありませんでした。それと、エ、エレベー
ターで絵梨子の大きなお尻を触ってくださったとき、『セクハラで
す』などと失礼なことを申し上げ、すみませんでした。心よりお詫
び申し上げますわ。これからは絵梨子の大きなお尻でも、貧弱なオ
ッパイでも、いつでも好きなようにお触りになってください。絵梨
子の身体のどんな部分もご自由にお使いいただいて結構ですわ」

「道岡様……以前の役員会で道岡様が絵梨子のク、クリトリスの皮
を剥こうとされたとき、絵梨子、興奮してしまって道岡様の手の甲
に噛み付いてしまいましたこと、ふ、深くお詫び致しますわ。その
お詫びとして、明日は絵梨子のクリの皮を道岡様の手ですっかり剥
ぎ取っていただきますわ。な、なお剥ぎ取ったクリの皮は道岡様に
差し上げますので、ホルマリン浸けにして保存していただくなり、
わ、わさび醤油でお召し上がりいただくなり、お好きなようになさ
ってくださいませ」

妻の3人の役員に対する決意表明が終わり、男たちから妻に対して
拍手が湧き起こります。妻は拘束椅子からようやく解放されますが、
激しい責めのため身体がガタガタになっているのか、まともに立つ
ことも出来ず、犬山にしっかりと支えられています。

「それじゃあ、絵梨子との約束を果たしてやろう」
「嬉しいわ……犬山様」
「その前にどんな約束だったか、絵梨子の口から役員の皆さんに説
明するんだ」
「そんな……恥ずかしい」

妻は頬を染めて顔を伏せます。

「ちゃんと説明しないと、約束は守れないぞ」
「待って……駄目っ。ちゃんといいますから……」

妻はしっとりと濡れた瞳をカメラの方に向けます。

「皆様……犬山様は絵梨子に、犬山様の責めを12時間耐え、また
最後の50分のクリ吊りを一度もイカないで堪えることが出来たら、
犬山様のおチンポで絵梨子のオマンコを思う存分犯してくださると
約束してくださったのです」
「それは絵梨子がおねだりしたことだろう」
「だって、だって……」

妻がすねるように身体を捩らせます。

「犬山様ったら、絵梨子のオマンコをちっとも責めてくださらない
のですもの……」

絵梨子はそう言うといきなり犬山の下半身に巻き付けられたバスタ
オルを剥ぎ取り、屹立した肉棒を握り締めました。

「こら、絵梨子。あわてるんじゃない」
「だって、だって、ずっとじらされていたんですもの。早くちょう
だいっ」

13時間にわたる責めでくたくたのはずの妻の身体のどこにそんな
力が残っていたのか、妻は犬山の肉棒を握ったまま、ベッドの方へ
引っ張るようにします。

「わかった、わかった、慌てるな。その前に役員の皆さんに挨拶し
ないか」
「わかりましたっ、犬山様」

妻は犬山にしがみついたまま媚びめかしい表情をカメラに向け、犬
山に指示されたとおり観客の3人に挨拶します。

「役員の皆様……絵梨子はこれから、クリトリス吊りの責めに耐え
抜いたご褒美として犬山さまに抱いていただくのです。大好きな犬
山さまのおチンポで絵梨子のオマンコが串刺しにされる場面をご覧
になりたければ、引き続きオンラインで中継いたしますから、ぜひ
お楽しみになって……」
「よし、抱いてやるからベッドに横になれ」

妻は嬉々としてベッドに横たわると、大きく両足を開きます。犬山
は素っ裸の妻にのしかかり、ぐいと抱き寄せます。

「あーんっ! 嬉しいっ」

犬山の剛直が妻の中に侵入した途端、妻は喜悦の悲鳴をあげます。
犬山が腰を使い出すと、妻も応戦するように下から腰を突き上げま
す。

「あんなに長い間責めあげたのに、これほど腰を触れるとは、絵梨
子もたいした淫売女だ」
「ああっ、言わないでっ」
「このチンポが欲しかったんだろう」
「そ、そうよっ。おチンポが欲しかったのっ!! あ、あっ、犬山
様のおチンポが絵梨子の中に入ってるぅっ!」
「絵梨子のどこに入っているんだ、言ってみろ」
「絵梨子のオマンコ、絵梨子のオマンコよっ!!」

信じられないことに犬山と妻のセックスは途中何回かの休憩を挟み、
夜明け近くまで続けられました。犬山は妻の中に少なくとも3回は
発射し、妻は犬山の剛直で貫かれながら歓喜の声をあげ続け、7度
のエクスタシーに達しました。

荒淫の果てに疲労し切った2人が眠りにつくまで私はログオフする
ことが出来ませんでした。私は妻が犬山に抱かれ、悦楽の境地を極
めるのを眺めながら犬山と同じく、3度も射精したのです。

  1. 2014/06/16(月) 00:48:41|
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役員会 第71回

「絵梨子っ!」

私は思わず声に出して妻に呼びかけました。

「あなた……?」

ディスプレイの中の妻が不思議そうな顔をします。

「どうしたんだ、絵梨子」
「今、主人の声が……」
「そんなことがあるはずないだろう。おおかた絵梨子の罪悪感が幻
聴を生んだのではないのか。ぼうっとしていないで先を続けろ」
「はい、わかりました……」

絵梨子は再びカメラに顔を向けます。

「あなた……絵梨子は犬山会長様をどうしようもないほど愛してし
まったのです。いえ、愛という言葉では正しくない、愛と言う言葉
だけでは足らないかもしれません。犬山会長様にこの身も心も捧げ
たい──絵梨子は今、そんな気持ちなのです」

「最初絵梨子は自分の気持ちを、犬山会長様の妻になりたい、いえ
、それがかなわないのなら愛人になりたいということだろうかと思
いました。でも、自分の心とよく向き合ってみたら、それとは違う
のだということがわかりました」

「犬山会長様の目の前でに臓物まで露にして、女の穴という穴を──
あなた、はしたなくてすみません。絵梨子はこんな言葉も平気で口
に出来る女になってしまったのです──虐められ、極限の羞恥の姿
を晒した絵梨子は、犬山会長様のいわれるがままに生きることに悦
びを感じるようになり、会長様の奴隷として生きたいと真剣に思う
ようになったのです」

「絵梨子は明日、犬山会長様のお言いつけどおり、道岡様のクリニ
ックで肉体改造の手術を受けます。その後会長様のご指示により、
西伊豆の温泉にピンクコンパニオンとして売られていきます。これ
からはピンクコンパニオンとしてお客様の宴席で素っ裸で接待した
り、野球拳のお相手をしたり、殿方と混浴をするだけでなく、いわ
ゆる枕営業──つ、つまりお客様のセックスのお相手もすることに
なるのです」

「ま、また、コンパニオン業者が経営するストリップ劇場で、踊り
子として出演させていただくこともあるそうです。で、でも絵梨子
はまともなストリッパーとしての踊りは出来ませんので、そこでは
実演専門──つまり舞台の上で男優の方とセックスをお見せするこ
とでお金をいただくストリッパーになると思います」

「そ、そんなわけですから絵梨子はもうあなたの妻でいることは出
来ません。浩樹の母でいることも出来ません。私の勝手でお別れを
するのですから、慰謝料や養育費をお支払しなければならないとこ
ろですが、ピンクコンパニオンとしてのお給料も全て犬山様に捧げ
ることになっておりますので、も、申し訳ございませんが、絵梨子
への財産分与と相殺していただきたくお願いいたします」

これは妻の本心ではない、犬山から言わされているに違いないと私
は必死で自分を納得させようとするのですが、妻のすべてを諦めき
ったような静かな口調がそれを否定するようで、私の心は乱れます。

長い台詞を言い終えた妻に男たちの拍手が沸き起こります。犬山は
妻をいたわるように肩に手をかけて引き寄せます。

「よく言えたな、絵梨子」
「ああ……」

私に対する恥ずかしい告白を強いられた妻は、その場に私がいない
と思っていてもやはり心が乱れたのでしょう。妻は自分から犬山の
唇を求めていきました。犬山は妻を抱きながら妻に熱い接吻を注ぎ
込みます。

「いやいや、お二人はすっかり息が合っていますな」
「○○さんがこれほど犬山会長に首っ丈になるとは、さすがですな」

役員たちは口笛を吹いて犬山と妻を冷やかします。

熱い接吻を終えた妻は、犬山の胸にすがりつくようにします。

「ねえ、ねえ、犬山様……絵梨子、もう犬山様しかいないの。お願
い、絵梨子を捨てないで」
「ああ、わかっている。絵梨子は永遠に俺の奴隷だ」
「本当? 絵梨子、信じていいのね」
「もちろんだ。絵梨子が売られてからも、ちょくちょく西伊豆まで
行って絵梨子を座敷に呼んでやるし、ストリップも見に行ってやろ
う」
「嬉しい……絵梨子、犬山様がいらっしゃるのを毎日お待ちしてお
りますわ」
「まじめに働いていたら、いずれ買い戻してやってもいいぞ」
「本当? 本当ね? ああ……そうしてくださるなら、絵梨子、何
でもいたしますわ」

妻はすっかり気を高ぶらせて、犬山の唇、首、胸元など、ところ構
わず接吻を注ぎ込んでいきます。私は妻を完全に失ってしまったと
いう喪失感、そして犬山に対する敗北感に打ちのめされていました。

妻は続けて、それぞれの役員に対して「生まれ変わった絵梨子の決
意表明」をさせられました。

「毛塚様……絵梨子は明日の肉体改造が終わったら西伊豆に参りま
すが、毛塚様のブティックの下着モデルにお使いになりたいのでし
たら、いつでもお声をおかけください。絵梨子は藤村さんに比べて
胸が小さいし、お尻が大きく、み、見苦しい身体ですが、絵梨子で
お役に立てるのならどんなエッチな下着のモデルでも、絵梨子は構
いませんわ」
  1. 2014/06/16(月) 00:47:31|
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役員会 第70回

毛塚様…橋本様…道岡様…ご覧になっていらっしゃいますか?」

妻はそういうと悩ましげに大きな尻をゆらゆらとうごめかせます。

「おお」
「ちゃんと観ているよ、奥さん」
「マンコから尻の穴まで、よーく見せてもらっているよ」

3人の男たちが笑いながら返事をします。

「え、絵梨子、今日は皆様にぜひお伝えしたいことがあるんです……
聞いていただけますでしょうか?」

「なんだい、奥さん」とか「もちろん何でも聞いてやるよ」という
返事が聞こえます。

「○○絵梨子は夫のある身でありながら、息子の担任である長尾先
生との不倫にうつつを抜かし、あ、愛欲に溺れる生活を送っており
ました……」

妻がいきなり長尾との不倫について告白を始めたので、私は驚きま
した。

「わ、私は、学校の公的機関であるPTA役員会厚生部の副部長で
ありながら、若く将来のある長尾先生を、熟女の手管を使って篭絡
し、毎月2回ある懇親会を一次会で抜け出し、せ、先生を無理やり
いかがわしいラブホテルに連れ込み、若い男性の肉体を存分に楽し
んでおりました」

とんでもない女だ、とかB高PTAの面汚しですな、といった野次
が聞こえます。

妻の告白は犬山によって無理やり言わされているに違いない、真実
ではないと思いながら、あまりの露骨な内容に私は言葉もありませ
ん。

「こ、このような淫らな女を、犬山会長様と皆様におかれましては、
役員会の書記に任命していただいただけでなく、か、隔週の役員会
において厳しくも暖かいご指導を頂戴いたしました」

男たちはどっと笑いこけます。妻のこの言葉から、週末の役員会に
おいて役員たちから妻に対してどのような行為が為されたのか想像
が出来ます。

「このたび……そのご指導の総仕上げとも言うべき厳しくも暖かい
調教を犬山会長様自らの手によって行っていただいたことで、○○
絵梨子はすっかり生まれ変わることが出来ました。絵梨子はこ、こ
れまでの怠惰でおろか、またふしだらな生活とは一切決別し、会長
様および役員の皆様他の殿方を慰安するための性の奴隷として、こ
の身をささげる事をお誓いいたします」

男たちからいっせいに拍手が沸き起こります。

犬山はうっとりとした表情で男たちの嘲笑交じりの歓声を浴びてい
る妻の耳元に何事かささやきかけます。妻は犬山の言うことにうん、
うんと素直にうなずいています。

「それじゃあいいか、絵梨子」
「はい……犬山様」

私は先ほどから妻が犬山に対して「犬山さん」ではなく「犬山様」
とか「犬山会長様」と呼び、また犬山が妻に対して「奥さん」では
なく「絵梨子」と名前を呼び捨てにしているのが気になっていまし
た。また、犬山はこれまで状況に応じて妙に丁寧な言葉遣いをした
り、わざと乱暴な話し方をしたりと巧みに使い分けていたのですが、
調教終盤からの妻への言葉遣いからは丁寧さは完全に消えており、
まるで自分の所有物としてみなしているかのようです。

その変化の理由も、私はすぐに分かることになります。

「絵梨子から皆さんへお伝えしたいことはまだ途中ですが、ここで
少し絵梨子がこの場にいないご主人に対してぜひ言っておきたいこ
とがあるようです。皆さんに代わりに聞いてもらいたいとのことな
ので、よろしくお願いします」

犬山の言葉に他の役員たちはしんと静まります。

「ね、ねえ……あなた……絵梨子、あなたにこれを機会に是非申し
上げておきたいことがあるの……」

妻がいきなりカメラに向かって話し出したので、私はまるで自分に
話しかけられているような錯覚にとらわれ、どぎまぎしました。ま
さか妻は私がオンライン役員会にアクセスしていることは知らない
はずです。

「絵梨子……あなたをずっと裏切っていました。長尾先生と半年以
上も不倫の関係に浸り、妻としての勤めを怠っていたのです。これ
だけでもあなたに愛想をつかされても仕方がないことだと思います……」
「絵梨子はもう、あなたにお別れをしなければなりません。だけど
それは長尾先生との不倫が原因ではないのです」

妻の瞳から一筋、二筋、涙が零れ落ちてきます。犬山から妻に叱咤
の声が飛びます。

「絵梨子、泣かないでちゃんと話すんだ」
「はい……わかりました」

妻はうなずいて再び口を開きます。

「長尾先生との不倫のことなら、絵梨子が誠心誠意謝って、もしあ
なたが許してくれるなら、あなたとお別れをしない道もあると思い
ます。でも、今の絵梨子はもうあなたと一緒には絶対に暮らすこと
は出来ないのです」
  1. 2014/06/16(月) 00:46:31|
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役員会 第69回

「いや、奥さん、よく頑張りましたね」
「会長の12時間の責めに耐え切れるなんて、奥さんが初めてじゃ
ないですか」
「本当に驚きましたよ」

妻はついに延々12時間に渡る犬山の責めを耐え抜いたのです。C
CDカメラが妻の顔にズームインします。

(絵梨子……)

汗と涙、そして涎ですっかり化粧のはげ落ちた妻の素っぴんの顔が
ディスプレイに大映しになりました。その表情は長時間にわたる凄
惨な拷問を耐え抜いた貞淑な人妻のものではなく、なにか激しい疲
労の中にも幸福感を漂わせている、お産を終えたばかりの母親のよ
うな美しさを感じさせました。

「よく頑張ったな、絵梨子」

犬山が滑車からバケツを外し、妻の頬に軽くキスをすると、映像を
妻の股間に向けたCCDカメラに切り替えます。

妻の充血したクリトリスは完全に鞘から露出し、堂々とまで屹立し
た姿を見せています。私が知っているそれよりも随分肥大したよう
に見えるそれは、明日予定されている道岡による改造手術を待たず
してその大きさと形状を完全に変化させられたように思えます。

犬山は妻の陰唇を押し開き、尿道口を露わにします。メンソレやベ
ビーオイルを塗った綿棒で責め立てられたその部分は、排泄器官と
いうよりは妻の小さな性器というようなたたずまいを見せています。

それはとめどなく分泌される愛液にしっとりと濡れ、玩弄のためか
少し腫れた感じがあります。女のそんな箇所が性感帯になるとは私
にとっても驚きでしたし、もともと性に関して奥手の妻にとっては
さらに衝撃だったでしょう。

それ自身が一つの生き物であるかのように恥ずかしげに震え、息づ
いている妻の尿道口は、禁断の喜びを教え込まれて拘束椅子の上で
妖しい被虐の快感の余韻に浸っている妻自身のように思えました。

その下の、すっかり開花して悦楽の果汁をとめどなく溢れさせてい
る妻の女陰――犬山はなぜかそこへの刺激は入り口のみに止め、本
格的な責めは避けていました。そのためか妻の女の象徴は何かそこ
だけが取り残されたような不満を言い立てるように、ゆっくりと収
縮しています。女陰を取り囲む陰毛は汗と愛液でべっとりと肌に張
り付き、清楚な妻には似つかわしくないほどの野性味を醸し出して
います。

犬山は最後に妻の尻たぶを押し開き、双臀の狭間に秘められた肛門
を露出させます。私は妻の隠微なその部分の変容ぶりにも驚かされ
ました。

ピッカーカテーテルとエネマシリンジを使用した凄絶な浣腸責めに
耐え抜いた妻の肛門は、ふっくらと内側から膨らみ、まさに開花寸
前の菊の花のような風情を見せています。妻の荒い呼吸に合わせて
かすかに収縮するその姿は尿道口以上に性器そのものという感じで、
私が見慣れたつつましいそれとはまったく異なるものでした。

犬山が唇を求めると妻は潤んだ瞳を開け、うっとりとした表情を見
せながら唇を預けます。熱烈な接吻を交し合う2人を見ながら、私
は敗北感に打ちのめされるとともに、取り返しのつかない失策を犯
してのではないかという後悔に苛まれていました。

私は今日のところは軽率に動くのは控え、明日、肉体改造の場で4
人が終結したときに動かぬ証拠を押さえて彼らを一網打尽にし、妻
を救い出そうと考えていました。週末の役員会やオンライン役員会
ですでに妻は4人の嬲り者になっており、今日もう一度犬山から責
められてもたいしたことではないのではと軽く考えていたのも事実
です。

妻が犬山に進んで舌を吸わせている姿を見ていると、道岡のクリニ
ックで妻が改造されることさえ回避できればと思っていたのですが、
それがとんでもない間違いだったのではないかという疑念が湧いて
きます。

私は役員4人をセットで考えており、犬山はその中心的な人物では
あるが、特に彼だけを警戒するということはありませんでした。む
しろ妻の不倫相手であった長尾の方を警戒していたのです。

妻が12時間の責めに耐え抜いたことも驚きですが、52歳の犬山
が妻を12時間、いや、正しくは妻への責めは午前9時にはすでに
開始されていましたから13時間もの間責め続けることが出来たと
いうことのほうが驚異です。

明日の肉体改造を待たずして、妻は犬山の責めによってすっかりそ
の肉体も、また精神までも改造されてしまったのではないか、とい
う恐怖に似た思いがわきあがってきます。

いや、元々道岡のクリニックでの包皮切除手術や肛門の美容整形と
いうのは犬山が行う妻に対する徹底的な人格および肉体の改造の仕
上げを彩るセレモニーに過ぎないのではないでしょうか。

その証拠に、CCDカメラを通じて映し出される女の肉体は、どう
見ても私が知っている慎ましく清純な妻ではありませんし、犬山と
熱い接吻を交し合う女は私の愛する妻とは別人のようです。

「絵梨子ががんばりぬいたのだから、俺もちゃんと約束を守ってあ
げるよ」
「嬉しいわ……犬山様」
「その前に絵梨子を見守ってくれた役員の皆さんにご挨拶するんだ」
「はい、わかりました」

妻は恥ずかしそうにうなずきました。
  1. 2014/06/16(月) 00:39:40|
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役員会 第68回

犬山はピンクのローターを手にとり、スイッチを入れると妻のクリ
トリスに押し当てました。

「ああ、ああっ、あーーん!!」

限界まで引き伸ばされた花芯をローターで刺激される妻は明らかな
喜悦の声を上げ、双臀をもどかしげに揺らせ始めます。妻のその貪
欲なまでに被虐の悦びを求める姿に、私はただ呆然とディスプレイ
を眺めるだけでした。

「気持ち良いのか、絵梨子」
「は、はいっ、き、気持ち良いですぅーーっ」

妻は甘えたような鼻声を出します。10時間近くの間交互に訪れる
苦痛と快楽に悶え狂い、泣き叫んだためか、妻の声は随分ハスキー
になっていました。

「どこが気持ち良い?」
「絵梨子のクリが、クリがたまらないーー」
「バケツをぶら下げているのに気持ち良いのか」
「あーーん、クリが引っ張られるのが、痛くて、切なくて、変な感
じなんですーー」
「それじゃあ、今夜はずっとクリを責めてやろうか?」
「いやーん、それはいやっ」

妻は拗ねたような声を出し、腰部を切なげに悶えさせます。滑車か
らぶら下げられたバケツが妻の頭上でゆらゆらと揺れています。

「絵梨子、犬山様に言われた通り、頑張ったのよ……だから、約束
は守って」
「さあ、何の約束だったかな?」

犬山は会心の笑みを浮かべると、ローターを妻の秘園にずらします。
妻は「ああっ!」と鋭い悲鳴を上げました。

「そ、そこは駄目っ!」
「どうして駄目なんだ」
「だ、駄目っ、駄目なのっ!」

犬山がローターを置いて妻の陰唇を指で開きます。すると膣内に溜
まっていた愛液がどっとばかりにあふれ出て、蟻の門渡りを伝って
拘束椅子を濡らします。

「そ、そこを責められると、あと10分我慢できなくなっちゃうっ。
お願い、そこは今はやめてっ!」
「こっちはもう我慢できないな。さっきからチンポが破裂しそうだ」

犬山はそう言うと妻の股間に顔を沈めます。

「あ、あんっ!!」

妻は黄色い悲鳴を上げます。

「え、絵梨子も我慢しているのよ。お願い、終わるまで待って!」
「そう言っているうちにあと5分だ」

犬山はローターを妻の陰裂に当てて、優しく撫で上げます。

「いやんっ、そ、そこは駄目っていったでしょっ」
「あと5分このまま我慢して見ろ」
「そ、そんな、我慢できないわ」
「我慢できないのならこっちも約束は守らないぞ」
「嫌っ、そんなの嫌っ」

妻は駄々をこねたように下半身を揺らします。

先程から妻と犬山の会話に出てくる「約束」とは一体なんでしょう。
私がログオフしている間に妻と犬山の間にある取引が成立したよう
なのです。

妻が責めに耐え抜いたら解放する、あるいは少なくとも明日の肉体
改造を受けたら妻を温泉に売るようなことはしないとでも犬山は約
束したのでしょうか。

「しかし、変われば変わるもんですなあ。これがあの貞淑そのもの
と言った感じの○○さんの奥さんとは」
「会長の手腕も大したものです。さすがですな」
「いや、○○さんが会長の好みにぴったりだったんですよ。調教に
熱も入るはずです」

そんな役員の男たちの会話から、私は何かたまらなく不安なものを
感じていました。

「あっ、ああっ、あああっ!!」
「あと1分だ、耐えられるか、絵梨子」
「が、頑張りますっ、あああっ!!!」
「あと30秒」
「ひいいっ!!」
「もう降参かっ」
「ち、違いますっ。ああっ、そんなにローターを強くしないでっ!」
「あと15秒」
「あっ、ああっ! ひいっ!」
「こら、そんな風にケツを動かすな」
「だって……ああっ、もう駄目っ」
「あと10秒」
「ああっ、絵梨子、頑張るわっ、絵梨子、頑張るっ」
「あと5秒」
「ひいっ!」
「4、3、2、1、ゼロ!」

犬山がローターを離すと妻は力つきたようにがっくりと顔を横に伏
せます。男たちから拍手の音が湧き起こります。
  1. 2014/06/16(月) 00:38:48|
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役員会 第67回

あまりのことに妻は言葉もありません。

「まあ、かわいそうですからこの浣腸責めに費やした時間も責めの
時間に算入することにしましょう。今12時を少し過ぎたところで
すから、奥さんの排泄が終わったら10分休憩して、その後に責め
を再開します。終了時間は最初の予定の午後6時から、4時間延長
されて午後10時になりますからあと10時間弱頑張ってください。
しょうがないので私も付き合いますよ」

妻ははらはらと涙を流します。

「ああ……ひ、ひどいわ……あんまりだわ……」

哀れっぽくすすり泣く妻の乳房をやわやわと揉みながら、犬山が因
果を含めるように話しかけます。

「まあ、私も鬼ではありませんから、クリに繋ぐ錘は少し軽めにし
てあげますよ。苦痛がまぎれるようにアヌスやオマンコも一緒に、
バイブで責めてあげます。奥さんもゆっくり楽しむと良いですよ」
「ああ……犬山さん……も、もう……絵梨子、駄目なのね」

妻は涙にぬれた瞳を犬山に向け、ため息をつくように言います。

「絵梨子、もう、もう、どうなってもいいのです。犬山さん……絵
梨子を好きなように責めてください」
「そうですか……奥さんがそんな気持ちになってくれるのを待って
いたんですよ。ようやくマゾの悦びに目覚めてきたようですね」

犬山はそう言いながら、妻の膨らんだ腹部を撫で回します。

「クリトリス責めをされても良いんですか、奥さん」
「か、構いませんわ……」
「アヌスやオマンコを一緒に責められてもいいんですね?」
「お、お任せいたします……」
「ピンクコンパニオンになるのも承諾しますね」
「しょ、承諾いたします……」

犬山はにやりと笑って妻に接吻します。チュッ、チュッと音を立て
て接吻を交し合う妻と犬山を、私はすっかり虚脱した表情で眺めて
いました。

ようやくバルーンのの空気が抜かれます。妻の腹部は苦痛のため麻
痺したようになっており、すぐには排泄されません。やがて肛門が
ぷっくり膨らんで、腸内にたまった便が大量の浣腸液と共に堰を切
ったように吹き出してきました。犬山は妻の臀部に当てた洗面器で
それを受け止めています。

「あっ、あああっ……ああっ……」

妻は身も世もあらずといった感じで泣き崩れています。それが排便
の一部始終を見られることの恥ずかしさからなのか、ピンクコンパ
ニオンとして温泉へ売られると決まったことによる辛さなのか、そ
れとも犬山が言うとおり、マゾの悦びに目覚めたことに対する悲し
さなのかはよくわかりませんでした。

犬山は妻の排泄の始末を終えると、股間に装着されたままのクリキ
ャップを指で弾きます。

「それでは始めますよ、奥さん」
「お願いします……」

妻は犬山の言葉にはっきりとうなずきました。


その後延々と、犬山による妻に対する凄絶な責めが展開されました。
クリトリスを高々と吊り上げられ、苦痛と快楽の入り混じった強烈
な感覚に狂い泣く妻と、嗜虐の鬼と化して妻の女体を徹底的に責め
抜く犬山の、戦いとでも表現すべきぶつかりあいに私は完全に圧倒
されました。

妻は陰核を滑車で吊り上げられ、錘のバケツをぶら下げたまま大山
の手にするバイブ、ローター、綿棒といった責め具で、尿道口、膣、
肛門という女の穴という穴をかわるがわる責められ、数え切れない
ほどの絶頂に達し、数度にわたる失神を経験しました。

責めと責めの間の短い休憩時間に妻は犬山の手で、ミネラルウォー
ターやゼリー状の食物を取らされました。驚いたことに休憩の間も
妻はクリキャップをつけたままのことがほとんどでした。

私はとても全てを見る勇気はありませんでしたし、途中で他の役員
たちも犬山の熱気に当てられたのか、次々にログオフしていきまし
た。

浩樹の食事の支度をしたり、風呂に入ったりしているときも、私の
頭からは、犬山の責めに悶え狂う妻の裸身が決して離れることはあ
りませんでした。

犬山が宣言した責めの終了予定時間である午後10時近くに、私は
再びおそるおそるオンライン役員会にログインしました。他の役員
も犬山と妻の戦いの結末を見届けようというのか、すでにログイン
していました。

私の目に飛び込んできたのは、依然として素っ裸のまま拘束椅子に
固定され、全身に脂汗を流しながらクリトリスに繋がれた糸でバケ
ツを高々と吊り上げている妻の姿でした。

「あと10分で12時間だ、頑張れるか、絵梨子」
「は、はいっ、犬山様っ。頑張れますっ」
「クリは痛くないか?」
「もう、すっかり痺れてしまって……感覚がありませんわ……」
「どれ……感覚が戻るよう、ローターで虐めてあげよう」

  1. 2014/06/16(月) 00:38:03|
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役員会 第66回

「お、おおおっ!! お腹が、お腹が裂けちゃうっ!!」

犬山にぐいぐい腹部を押されるたびに妻は言語を絶する苦痛に泣き
喚きます。脂汗を流し、裸身を震わせながら苦悶する妻の様子を男
たちはさも楽しそうに眺め、談笑しているのです。

「い、犬山さん……絵梨子、もう、もう、限界です……」
「まだ10分もたっていませんよ」
「だって……だって……絵梨子、気がおかしくなりそうなんです」
「これくらいでおかしくなったりしませんよ。おかしくなるってい
うのはこういうことを言うんです」

犬山は再びクリキャップをつまみあげると妻の花芯に装着します。
その悪魔的な性具の刺激は浣腸の苦痛に戦っている妻の精神力を粉
々に打ち砕きます。

「うわ、あっ、あっ! あああっ!!」

無残に引き出された妻のクリトリスを犬山はキャップ越しに数度弾
いていましたが、やがてローターを当てて刺激し始めます。

「ひ、ひいいっ!! い、犬山さんっ、か、堪忍してっ!! 気、
気が変になるうっ!!」
「変になっても良いんですよ、奥さん。奥さんは温泉に売られるん
ですからね」
「い、嫌っ!! 売られるのは嫌っ!!」

妻は拘束椅子の上で泣き叫び、悶え苦しみ、そして快感にのたうち
まわりながら必死で犬山に哀願します。

「う、売らないっていってくれたじゃないですかっ!! え、絵梨
子をお妾さんにしてくれるって、いったじゃないですかっ!!」
「奥さん。奥さんをずっとここに置いておく訳にはいかないですよ。
いくら私のホテルとは言っても、監禁罪になってしまいます」
「そ、そんなっ!!」
「西伊豆のコンパニオン業者とは話をつけています。奥さんはピン
クコンパニオンとして売られて、温泉旅館の助平な客の接待をした
り、ストリップ小屋で実演専門の踊り子として働いてもらいます」
「い、嫌ですっ。売られるなんてっ!!」
「奥さんは42歳とかなり年齢はいってますが、若く見えるのであ
と10年は稼げますよ」
「ああ……そんな……」

妻は絶望の声を上げます。

「人間諦めが肝心ですよ、奥さん。だいたい、長尾先生と不倫した
ばかりでなくホテルの外で露出プレイをしているところまで見られ
て、これからどんな顔をしてご主人と暮らしていくんですか」

犬山はローターを止め、妻のぷっくり膨らんだ腹部を撫でながら、
因果を含めるように話します。

「おまけに奥さんは我々に調教されて、オシッコの穴や尻の穴で感
じる変態女になったんですよ。もう普通の生活を送るのは無理だと
思いませんか?」

妻はもはやシクシクとすすり泣くだけでした。

「ピンクコンパニオンとして売られるのを承知するのなら、バルー
ンの空気を抜いて楽にして上げますよ。どうですか、奥さん……」
「……嫌です……夫や子供と別れるのは嫌……」
「まだそんな強情を張るのですか」

犬山はエネマシリンジのゴム球をぐいっ、ぐいっと続けざまに押し
ました。激烈な苦痛に妻は「おおっ!」と獣が吠えるような叫び声
を上げ、恐ろしいほどの力で身体を捩じらせます。

「どうですか? まだ頑張りますか?」

犬山は再び、妊婦のように膨らんだ妻の腹を押し続けます。膀胱が
激しく圧迫されたのか、妻の股間から噴水のように尿が迸り出ます。

「ゆ、ゆっ、許してっ!! い、い、言う通りにしますっ!! だ、
だからっ、だ、出させてっ!!」
「浣腸責めを中止して欲しいということですか?」
「は、はいっ!」
「ピンクコンパニオンとして売られてもいいんですね」
「は、はいっ!! い、いいですっ!!」
「実演専門のストリッパーにもなりますね?」
「な、なりますっ!! だ、だからっ、もうっ!! 出させてっ!!」
「わかりました。女に二言はありませんよ」

犬山はピッカーカテーテルのゴム球を取り上げます。

「どうですか、奥さん。浣腸責めは辛かったですか」
「はい……つ、辛かったです」
「それでは、バルーンの空気を抜いてあげます。いいですか?」
「は、はい……お願いします」

妻はようやく浣腸責めの苦痛から解放されると知って、苦しげな中
にも安堵の響きが混じった声を出します。

「念のために言っておきますが、浣腸責めはクリトリス責めの代わ
りということで奥さんの希望で行ったんですから、これを中止する
ということは、代わりにクリトリス責めを再開するということにな
りますが、いいですね」
「え、ええっ??」

妻は恐怖と驚きに目を丸くします。

「それと手間をかけさせた罰として、クリトリス責めの時間は当初
予定の8時間から、12時間に延長することにします」
  1. 2014/06/16(月) 00:37:12|
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役員会 第65回

妻は悲鳴をあげて拘束椅子に固定された豊かなヒップを揺らし、必
死で抵抗しますが、所詮は自由を奪われた身の悲しさ、あっという
間に肛門にバルーンを挿入されてしまいます。

「早くしないと洩らしてしまいますからね」
「ああっ!!」

犬山がゴム球を2、3回握ります。たちまち妻の直腸内でバルーン
がふくらみ、妻は傷ついた獣のような悲鳴をあげます。あっと言う
間に妻の排泄口は内側から栓をされてしまいました。

「どうですか、奥さん、苦しいですか」

犬山はゴム球を片手で持ったまま、ブルブルと痙攣している妻の尻
を撫で回しします。

「く、苦しいです……」
「そうですか……」

犬山は口元に悪魔的な笑みを浮かべます。

「……それでは、もう少し膨らませましょうね」
「嫌っ、ど、どうしてっ!!」

犬山はもう一度ゴム球を膨らまします。ディスプレイに映し出され
た妻の肛門が、内側からの圧力で盛り上がっているように見えます。
余程苦しいのか、妻の丸い尻にたらたらと脂汗が流れ落ちます。

「どうですか? 奥さん」
「く、苦しい……ああっ…辛いわ……」

苦悶に歪んだ妻の表情を、犬山はさも楽しそうに眺めています。

「それでは高圧浣腸を始めますよ」
「いやーーっ!! も、もう許してっ!!」

犬山はぐいっ、ぐいっとエネマシリンジのゴム球を押し、妻の腹中
に浣腸液を注ぎ込んでいきます。先ほどのようなグリセリン溶液で
はなく、ただのぬるま湯ですが、量が多いため大変な圧迫感がある
ようです。

さらに先ほどのグリセリン浣腸によってすでに妻の大腸は刺激され、
蠕動運動に伴う激しい便意が起こっています。まさに「責め」の名
にふさわしい圧倒的な浣腸に、妻は哀れにもヒイ、ヒイと泣き喚い
ています。

私はディスプレイの中の妻のそんな苦悶の姿を呆然と見つめながら、
犬山や他の男に対する憎しみよりも、そんな妻の妖しいまでの被虐
美にすっかり魅了されているのを感じていました。私はいつの間に
かズボンを降ろし、剥き出しのペニスを片手で握り締めています。
先端は先走りの液で濡れ、爆発寸前といった状態です。

「どうですか、奥さん、相当苦しそうですが、大丈夫ですか?」
「い、いえ……も、もう限界です……」
「なに、遠慮しなくてもいいんですよ。こんなに立派なお尻をして
いるんですから、まだまだ入るでしょう」
「うーーっ!! ゆ、許してっ!!」

再びエネマシリンジのゴム球が押され、妻に浣腸液が注入されます。

「これでグリセリンが300cc、エネマシリンジで1リットル入
りました」
「そ、そんなに……」
「どうですか? 奥さん、もう限界ですか?」
「も、もう駄目……こ、これ以上入りません」
「折角だから2リットルまで頑張りましょう」
「あーーっ!! もう駄目っ!!」

犬山が再びゴム球を押します。再び妻の絶叫と男たちの哄笑が部屋
中に響きます。

犬山の見事なまでのサディストぶりに、私は驚嘆の念を禁じ得ませ
んでした。妻を好き放題に嬲られていることへの腹立たしさはもち
ろんあり、証拠を押さえた後は犬山や他の役員に鉄槌をくらわせた
いという思いもあるのですが、今は犬山に対してなぜか不思議な親
近感と畏敬の念すら感じます。

「これでグリセリンと合計して2リットルが入りました。今から1
時間頑張ってください。いいですね」
「そ、そんな……我慢出来そうにありません」
「今からそんな泣き言を言ってどうするんですか、情けないですよ、
奥さん。そんなことで私の妾は務まりませんよ」

そう言うと犬山はピッカーカテーテルのゴム球を持ちます。

「それじゃ、漏れないようにもう少し膨らませて上げましょう」

犬山はそう言うと2回続けざまにゴム球を押しました。

「ぐ、ぐふうっ……」

限界まで拡張される苦痛に妻は白目を剥きます。拘束椅子の上で妻
は、身体を固定した皮バンドを引きちぎらばかりの勢いで苦悶にの
たうちまわります。

「ああっ……辛いわっ!! お腹が……お腹がっ、ああっ、ど、ど
うにかなりそうっ」

脂汗を流しながら裸身をよじらせる妻の腹部は心なしかぷっくりと
膨らんでいます。犬山はそんな妻の腹部に手を当てるとぐいと押し
ました。
  1. 2014/06/16(月) 00:36:11|
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役員会 第64回

「あっ、あああっ!!! い、いっ、イクっ、イキますっ!! あ
ああっ!!」
「ちゃんとお礼の言葉をいわんかっ、この変態馬鹿女っ!!」
「ああっ! に、200cc、お浣腸、いただきましたっ!! あ
りがとうございましたっ!!」

直腸内に注ぎ込まれる浣腸液を膣内への射精のように感じた妻は、
そうほざくように叫ぶと、がっくりと首をのけぞらせました。


200ccの浣腸を施された妻は、うっとりと目を閉ざしたまま犬
山によって腹部を緩やかにマッサージされています。犬山に耳元に
何か囁かれた妻は微笑してうなずき、求められるままに唇を重ねま
す。妻は温泉に売られたくない一心で犬山に媚を売っているのかも
しれませんが、その様子はまるで仲の良い夫婦のようで、私は激し
い嫉妬に身体が熱くなります。

「どうですか、奥さん。そろそろ催してきたんじゃないですか?」

犬山が尋ねると妻は恥ずかしげにこっくりうなずきます。

「それじゃあ素直におねだりしなさい」
「ハイ……」

妻は羞恥に頬を赤らめてそう返事をしました。

「犬山さん……絵梨子、し、したくなったの……お願い……」
「何がしたくなったんですか?」
「ああ……意地悪……」

妻は裸身をうねらせ、ため息をつくように言います。

「い、犬山さん……絵梨子、う、ウンチがしたくなったの……」

妻がそんな言葉を吐くのを聞いた役員の男たちはいっせいに笑いこ
けます。

「通常の浣腸なら、大人でも50%グリセリン溶液で100cc注
入すれば排便を誘発できます。3分から5分我慢させれば十分排泄
の効果は得られます。奥さんの場合は倍の200ccを注入しまし
たから、排泄欲求が起きるのも当然でしょうね」

犬山は妻の苦痛をよそに、ペラペラと解説を始めます。

「さすが会長、お詳しいですな」
「これからは、浣腸博士と呼んであげましょう」

男たちは妻が苦悶する様子を楽しげに見ながら、そう言ってゲラゲ
ラ笑いあいます。

「それじゃあ、そろそろ始めましょうか」

妻はほっとした表情になります。真性のサディストといってよい犬
山にしては意外に早く解放するのだなと思っていたら、犬山は部屋
の奥の方から病院で使う医療用のワゴンのようなものを引っ張り出
してきました。

ワゴンの上にはぬるま湯の入った洗面器とエネマシリンジ、そして
片側にゴム球、もう片側に萎んだ風船のようなものが付いたチュー
ブ状の器具が乗せられています。

「奥さん、これが何だかわかりますか?」

犬山は片方のチューブの先に取り付けられたしぼんだ風船のような
ものを妻に見せ付けます。妻は首を振りますが、なにか不気味なも
のを感じているのか、表情は不安に満ちています。

「これはピッカーカテーテルという医療用の器具です。一般的には
バルーン浣腸と呼ばれています。こちらの萎んだ風船をお尻の穴に
入れて、このゴム球を押すと……」

しぼんだ風船が見る見る膨らみ始めます。妻の瞳が徐々に恐怖の色
に染まっていきます。

「こんな具合に肛門内部で膨らんで、便が洩れるのを防ぐことが出
来ます。また、このエネマシリンジをチューブの先に取り付けると……」

犬山がエネマシリンジのゴム球を押すと、バルーンの先からピュッ
とぬるま湯が迸り出ました。

「このままの状態で浣腸も出来るのです。どうですか? なかなか
便利なものでしょう」
「そ、それを私に使おうというのですか……」
「もちろんですよ。他に誰に使うのですか?」
「そ……そんな……さ、させてくれるんじゃないんですか」
「何を寝ぼけたことを言っているんですか、奥さん」

犬山は悪魔的な笑みを浮かべます。

「ただ単に浣腸をして排泄させてあげる、それでは奥さんの便秘の
解消を手伝っているだけで責めにも何もならないじゃないですか」

犬山の言葉に男たちはどっと笑いこけます。

「奥さんは『浣腸責めにかけて下さい』といいましたよね。責めと
いうからには苦しんでもらわないと意味がありません。今からこの
バルーンを奥さんのお尻の穴に挿入して、空気を入れて内側から拡
張します。そしてエネマシリンジを使ったぬるま湯での高圧浣腸に
かけます。たっぷり1時間は我慢してもらいますからね。楽しみに
して下さい」
「そ、そんな……い、嫌っ!」
  1. 2014/06/16(月) 00:35:21|
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役員会 第63回

「浣腸液はいつものように薬用グリセリンを2倍に希釈したもので、
このシリンダーには100ccの浣腸液が入ります。奥さんに施す
浣腸の量は200ccです。いいですか?」
「はい……」

妻はすっかり覚悟を決めたのか、拘束椅子の上に乗せられたままう
っとりと目を閉じ、浣腸を受けるのを待っています。

「100cc入れるごとにカメラに顔を向けて『○○cc、お浣腸
いただきました、有難うございました』とはっきりお礼を言うので
すよ、わかりましたか?」
「はい、わかりました……」

これ以上取り乱すのも見苦しいと考えたのか、妻は素直にうなずき
ます。いよいよ浣腸責めの開始です。

「あっ!」

浣腸器の嘴管が肛門につきたてられた瞬間、妻はうなじを見せて顔
をのけぞらせます。犬山がポンプを押すと、浣腸器の中の薬液がみ
るみる減っていきます。

あっという間に100ccの薬液が妻の体内に注ぎ込まれました。

「ひゃ、100cc、お浣腸、いただきました……あ、有難うござ
いました」
「よく言えましたね」

犬山は続けてシリンダーに薬液をたっぷりと吸い上げます。妻が顔
をこわばらせてそれを見ているのに気づいた犬山は、叱咤するよう
に言います。

「そんな硬い表情は気に入りませんね。奥さんがお願いするから浣
腸して上げているのですよ。もっと嬉しそうに、浣腸をしてもらう
ことへの感謝の気持ちを表さなければなりません」
「は、はい……すみません」

妻は無理やり作り笑いを浮かべます。犬山はそんな妻を見ながら、
再び嘴管を妻の肛門に突き立てました。

「あっ……」

妻は硬い嘴管で微妙な箇所を突き破られる苦痛に小さな悲鳴を上げ
ます。

「おや、どうしました。浣腸が嫌なんですか?」
「い、嫌じゃありません……う、嬉しいです」
「浣腸されて気持ちいいですか?」
「は、い……気持ちいいです」
「そうですか」

犬山は残酷な笑みを浮かべました。

「浣腸されるのが気持ち良いなんて、やっぱり奥さんは変態ですね」
「ち、違います」
「そんな変態女は私の妾になるより、温泉に売られる方がお似合い
じゃないですか?」
「嫌っ、売らないでっ!」

妻は幼児が駄々をこねるように、逞しいばかりに張り出した双臀を
揺らせます。

「それじゃあ、やっぱり浣腸は気持ちよくないんですか? クリ責
めに切り替えましょうか?」
「嫌っ! ク、クリは嫌っ……ああ……絵梨子、いったいどうした
らいいの……」

混乱の極致でシクシク泣き出す妻の菊蕾を、犬山は嘴管の先でくす
ぐったり、ぐいと挿入してはほんの少し薬液を注入したり、いった
ん浣腸器を外して指先でやわやわとマッサージしたりします。一寸
試し五分試しになぶり抜く犬山の手管に、妻は次第に狂乱状態に陥
っていきます。

「あ、ああっ、も、もうっ!! じ、じらさないでっ!! か、浣
腸するなら早く浣腸してっ!!」

双臀をうねらせて悶え泣く妻の陰裂からはとめどなく甘い果汁が滴
り落ち、こころなしか大きさを増したクリトリスは鞘を弾かせてフ
ルフルと震えています。それを見た犬山はクリキャップを取り出す
と妻の花芯に装着しました。

「ああっ、もうっ、そ、それは嫌っ!!」

再びクリキャップで花芯を吸い上げられ、妻はその鋭い感覚に絶叫
します。犬山はクリキャップを弾いては浣腸器のポンプを一押しし、
もう一度弾いてはまた押すという動作を繰り返します。

2つの性感帯を時間差で責められるたまらない感覚。シリンダーの
中の薬液が少しずつ減るにつれて、妻は快楽の頂上へと追い上げら
れて行きます。

「あ、ああっ、も、もうっ、イキそうっ!!」

クリトリスとアヌスを交互に責められる倒錯的な快感に妻はついに
断末魔の悲鳴を上げます。

「そらっ、とどめだっ!!」

犬山はニヤリと笑うとシリンダーに半分近く残った薬液を妻の体内
に一気に注ぎ込みました。
  1. 2014/06/16(月) 00:34:29|
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役員会 第62回

「あっ……」

妻の喉から小さな悲鳴が洩れます。

「おや、どうしたんですか? 感じるんですか」
「そ、そんなこと……ありませんわ」
「そうでしょう、お尻の穴で感じるなんて、奥さんはそんなはした
ない女ではないはずですよね」

犬山は意地悪くそんなことを言いながら、指で妻の菊の花弁を丹念
にマッサージしていましたが、それが徐々に粘っこい柔らかさを示
して来たのを見ると、おちょぼ口のような菊蕾に人差し指を差し入
れます。

「ああっ……」

再び妻は切なそうな悲鳴を上げます。犬山はそんな妻の反応を楽し
むように、ゆるやかに指先を抽送し続けます。

「おしっこの穴でも、お尻の穴でも感じるなんて変態女は私の妾に
するわけにはいきませんよ」
「は……はい……」

妻はそういいながら、つらそうに眉をしかめます。

「犬山さん……も、もう十分ですわ……」
「マッサージはもう良いんですか?」
「はい……」
「浣腸をして欲しいというんですね?」
「は、はい……」

そういいながらも犬山は淫靡な指の動きを止めません。妻は徐々に
切なげに豊満な尻をくねらせ始めます。

「あ、ああ……そんなにされたら……お、お願い……」
「感じてしまうというのですか?」
「ち、違います……」

KYゼリーでしっとりと濡れた妻の肛門は犬山の指の動きにあわせ
てまるで食虫植物のように収縮し、ぬちゃ、ぬちゃという音を立て
始めます。

「お願い……早く浣腸を……」

妻はその部分からはっきりと、妖しいばかりの性感を覚え始めたの
でしょう。もどかしく尻をくねらせながら浣腸を催促します。

「まだまだ……もっとお尻の穴をやわらかくしなければ……」
「ああっ……もう許して……」

犬山はピンク色をした小さなローターを取り上げると、妻の肛門に
当てました。ジーッという小さな音が響き、妻の肛門がひくひくと
収縮します。上方の陰裂から愛液がいわゆる蟻の門渡りを伝わり、
つーっと流れ落ちてきました。

「ああーーん」

妻は明らかな歓喜の声を上げて、双臀を蠢かせます。あの貞淑な妻
が自分を陥れた憎い男に排泄器官を責められ、喜悦の声を張り上げ
ている。私は悪い夢を見ているような気分になってきました。

「お尻で感じているんですね、奥さん」
「ち、違います……感じてなんかいません」
「それじゃあ、これは何ですか?」

犬山は指先で妻の愛液を掬い取ると、目の前に差し出します。妻は
嫌々と首を振りますが、犬山は濡れた指を妻の頬で拭うようにしま
した。

「感じたんですね?」

犬山に問われて、妻は赤く頬を染めてこっくりとうなずきました。

「はっきり言いなさい。尻の穴で感じたんですね」
「はい……お尻の穴で感じました」
「そんな変態女は私の妾にするわけにはいきませんよ」
「嫌っ」

妻は悲鳴のような声を上げて身体を悶えさせます。

「お妾にしてくださいっ、お願いですっ。絵梨子を犬山さんのお妾
にしてくださいっ!」
「駄目です。奥さんのような変態女はやはり、温泉に売り飛ばして
ピンクコンパニオンやストリップをさせた方がいいでしょう」
「嫌、嫌、お願い……売らないでっ!」

妻は「売られる」という言葉に反応するのか、裸身を激しく悶えさ
せて泣きじゃくります。

「お、お浣腸のお仕置きを受けたら絵梨子を売らないとおっしゃっ
てくれたじゃないですか。は、早くお仕置きをして。絵梨子にお浣
腸をしてっ!!」

妻の激しい乱れように、男たちの間からは嘲笑が洩れます。

「わかりました。それじゃあ、浣腸してあげましょう」

犬山はようやくローター責めをやめると、用意していたガラス製の
浣腸器を取り上げます。安堵のため息をついた妻に犬山はまたして
も難題を吹きかけます。
  1. 2014/06/16(月) 00:33:37|
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役員会 第61回

妻の瞳からポロポロと涙がこぼれ落ちます。

恐らく妻は不倫がばれた時には家族を捨てて家を出ろと言われてい
ても、しばらくの間犬山たちの言うとおりにしていればいずれ解放
されるだろうと甘く考えていたのでしょう。いかに嗜虐的な趣味を
もつとはいえ、社会的地位のある男たちが人妻を拉致するというよ
うなことをするはずがないと思っていたのだと思います。

解放されたら私のところに戻り「不倫という罪を犯したからには申
し訳なくて私とは一緒にいられないと思い、長尾とも別れて独りで
反省してしていたが、どうしても子供を捨てることは出来ないので
家に帰って来た」と頭を下げる。そうすれば私は一時は妻を叱るか
もしれないが、結局は長い不在を心配し、また子供を思う気持ちが
勝って自分を家に入れるだろう。それからゆっくり私に詫びれば良
いと安易に考えていたのかも知れません。

「どうなんですか? ここで私の妾として暮らすといったのは嘘だ
ったんですか? ええ、奥さん」

犬山はそういいながら妻に迫ります。

「う、嘘ではありませんわ……」
「それなら私を愛しているというのも本当なんですね?」
「ほ、本当です……」
「ご主人よりもですか?」

妻は少しの間つらそうに顔を伏せていましたが、やがてさっと顔を
上げると「はい……主人よりも愛しています」と答えました。

(嘘だろう……絵梨子)

私は、妻が犬山を愛しているといったのはこの場をしのぐための方
便だろうと思いながらも、激しい衝撃に胸が痛くなります。しかし、
次に妻が取った行動はさらに私を驚かせるものでした。

「それじゃあ、愛している証拠を見せてもらえますか」

犬山はそういうと腰に巻いていたバスタオルを外します。52歳と
いう年齢が信じられないほどの逞しい男根が隆々と屹立していまし
た。犬山は先走りの液体にぬらぬらと光ったそれを妻の口元に押し
付けるようにしました。

「わかりました……」

妻はうなずくと口を開け、ピンク色の舌を出すと犬山の亀頭に這わ
せました。

「ああ……素敵……逞しいわ」

ため息をつくようにそう言った妻は、ぺろぺろと鈴口の辺りをなめ
上げていましたが、やがて大きく口を開け、犬山の肉棒を飲み込む
ようにします。

「犬山さん……好きよ……ああ……愛していますわ」

妻はさもいとおしそうに犬山の男根をしゃぶり続けます。

「玉袋も舐めるんだ」

妻はこっくりうなずくと犬山の男根から口を離し、チュッ、チュッ
と何度か再び口吻をしてから大きく口を開け、だらりと垂れた玉袋
を咥えます。

「もうご主人には未練はありませんね」
「は……はい……」
「ちゃんと答えるんだ」

犬山の声に妻はとろんと潤んだ瞳を向けます。

「……もう、主人には未練はありませんわ」

そういうと妻は再び犬山の肉棒に熱い口づけを注ぎます。犬山が何
事か妻にささやきかけると、妻はため息をつくように口を開きます。

「絵梨子が二度と主人のところへ帰れないように……絵梨子のオマ
ンコの毛を全部剃ってください」
「絵梨子は赤ちゃんのような身体になって、生まれ変わったような
気持ちで犬山さんに、お妾さんとしてお仕えしたいの」
「奥さんの気持ちはよく分かりました」

犬山はそういうとすっと身体を引きます。妻は一瞬きょとんとした
ような表情を犬山に向けます。私はそれがまるで、妻が犬山を最後
までイカせることが出来なかったことを残念がっているように思え
ました。

「これ以上私一人が楽しんでいては、他の皆さんに恨まれます。そ
ろそろ浣腸を始めましょう。いいですね、奥さん」
「ハイ……」

妻は素直にうなずきました。

嫌悪しているはずの浣腸責めを受け入れる──妻の現在の表情には
抵抗といったものは見られず、ただ気弱げに目を伏せ、羞恥に薄く
頬を染めているだけでした。

「浣腸の前にお尻の穴を少しマッサージしてあげましょう」

犬山はそういうとKYゼリーを指先に取り、露わになった妻の肛門
に塗り付けました。
  1. 2014/06/16(月) 00:31:34|
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役員会 第60回

「これからずっと、素っ裸で暮らしますか」
「はい……おっしゃるとおり、素っ裸で暮らしますわ」

妻は開き直ったような口調でそう言います。

「それなら、このワンピースはホテルの女子社員にあげることにし
ましょう。奥さんが身につけていたブラとパンティはどうしましょ
うか?」
「お、お好きなようにして下さい……」
「そうですか、それなら奥さんもこれから一文なしでは何かと不自
由でしょう。ブラとパンティをセットで役員の皆さんに買ってもら
うことにしますが、いいですか」
「け、結構ですわ……」
「そうですか……それならこんな風に言いなさい」

妻は犬山の言葉をハイ、ハイと頷きながら聞いていましたが、やが
て顔をCCDカメラの方へ向けました。

「や……役員の皆様……ひ、人妻絵梨子の使用済みのパンティとブ
ラのセット……い、いかがですか……ぜ、ぜひお買いになって」

妻は瞳を潤ませ、声を震わせながらそう言うとくねくねと豊満な尻
をゆすります。役員の男たちからどっと笑い声が湧き起こりました。

「お、おとといの朝、絵梨子が家を出てきてから……け、今朝、犬
山さんに脱がされるまで、2日間もはきっぱなしにしていたパンテ
ィなの……。しょ、証拠をお見せしますわ……い、犬山さん……す
みませんが……パンティのクロッチのところを……カメラに向けて
くださる?」
「こうですか?」

犬山は笑いながら妻の純白のパンティを取り上げるとカメラの前で
広げ、クロッチの部分を見せ付けます。そこにはわずかですが黄色
い染みが見られました。男たちから再びどっと哄笑が湧き起こります。

「ね……ねえ……おわかりになった? ほんの少しですけど、黄色
いシミがあるでしょう? い、淫乱人妻、絵梨子のシミ付きパンテ
ィ、ブラと一緒にお買いになって……お願い」
「いくらで買えばいいんだい?」

毛塚の声に妻は恥ずかしげに黙り込みます。

「せ、千円では……」
「染みのついたパンティを千円で買えっていうのかい?」

毛塚はわざとらしく驚いたような声をあげます。

「す、すみません……それじゃあ……ご、五百円で……」

妻が小さな声でそう言うと、男たちはたまらず笑いこけます。

「奥さん、そんなに商売が下手じゃ、先が思いやられますよ」

犬山はそういうと妻の尻をピシャリと平手で叩きます。

「奥さん、染みのついたパンティは値打ちものなんですから、もっ
と高く売らないと」
「そうそう、奥さんの財産はもう、そのブラとパンティしかないん
ですからね。真剣に売って下さい」
「ああ……すみません……」

妻は再び犬山から何ごとか言い含められ、自棄になったように激し
く尻を揺さぶりながら男たちに哀願します。

「ねえ、ねえ……42歳のエッチな人妻、絵梨子のパンティ、高く
お買いになって。お願いっ」
「お、お買いいただいた方には特別に、フェ、フェラチオもサービ
スいたしますわ。ねえ、ねえ、買ってーー」

「よし、俺が買おう」

毛塚が声をあげます。

「パンティとブラ、セットで3万円でどうだ」

妻はおどおどとした表情を犬山に向けますが、犬山は残酷な笑みを
浮かべて首を振ります。

「も、もう少し……高くならないかしら……毛塚さん」
「これ以上高くかい? それじゃあもう少しサービスしてもらわな
いと無理だな」
「サービスっておっしゃられても……どうやって……絵利子の身体
ならどこでも自由にしていただいていいわ」
「奥さんは我々の女奴隷なんだから、そんなのはサービスとは言え
ませんよ」

男たちはそう言って笑い合います。

「それじゃあこうしましょう。明日の肉体改造の前に奥さんの陰毛
を全部剃り取る。それと合わせて5万円ということにしましょう」
「そんな……」

妻の顔が羞恥のあまりさっと紅潮します。

「そんなことをされたら、しゅ、主人になんと説明すれば」
「おや、まだご主人のところに帰れるつもりなんですか?」

犬山が太い眉を上げます。

「温泉に売られるのを許されたとしても、奥さんはこれからずっと
このホテルで、私の妾として暮らすんじゃないんですか? もうご
主人に会うことはないはずですよね」
  1. 2014/06/16(月) 00:30:47|
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役員会 第59回

「いやはや、お暑いですなあ」
「お似合いですよ、会長」

やがて接吻を終えた犬山は、妻の背中をなでながら甘ったるい声で
話し掛けます。

「それじゃあお望みどおり、浣腸責めにかけてあげますよ」
「……お願いしますわ、犬山さん」

妻は長い睫毛で縁取られた瞳をうっとりと閉じ、今度は自分から積
極的に犬山の唇を求めていきました。


妻は再び拘束椅子に裸身を固定され、両足を高々と吊られたポーズ
をとらされています。椅子と妻の尻の間にはクッションが置かれ、
妻の肛門はまっすぐCCDカメラに向けられ、ディスプレイにはっ
きりと映し出されています。

その上部には木通の実のように開いた妻の女陰が、そして先程まで
糸に吊られて、いまだに充血を見せているクリトリスがはっきりと
その姿を見せています。それら女としての極限の羞恥の箇所の上に
妻のうっとりと目を閉じた顔が並んでいる様子は、何かオブジェの
ように見えます。

いよいよ浣腸責めにかけられることになった妻の表情はさすがに緊
張の色を隠せません。先ほどの犬山とのやり取りから、妻が役員会
で浣腸責めにかけられるのは初めてのことではないようですが、妻
にとって浣腸責めは苦痛と屈辱以外の何物でもなかったのでしょう。

しかし、繊細なクリトリスを8時間も吊られつづけるよりは、一時
の苦痛と屈辱に耐えた方がましだと考えたのでしょうか。そんな妻
の悲痛な覚悟が硬化した表情から伺えます。

「ところで奥さん、浣腸責めにかける前にひとつやっておきたいこ
とがあります」

これ以上いったい何をするつもりなのか。突然の犬山の言葉に、妻
は不安そうな表情を見せます。

「奥さんはさっき、私の妾になりたい、このホテルの部屋でずっと
暮らさせて欲しい、といいましたね。あれは本心ですか?」

「はい……もちろん本心ですわ」
「それなら奥さんが着てきた服、これももう要らないということで
すね?」

犬山はクロゼットの中から脱衣籠を取り出してきます。その中には
妻の外出用のクリーム色のワンピース、上下お揃いの白いブラジャ
ー、パンティ、そしてストッキングなどが入っていました。

「あ……それは……」

妻は慌てたような表情になります。

「どうなんですか? さっきのは本心ではないんですか?」
「で、でも……それがないと、絵梨子……ずっと裸で暮らさなきゃ
いけなくなります……」
「それでも構わないじゃないですか」
「そんな……困ります。お、おかしな女だと思われますわ」
「このホテルは私の持ち物です。部屋の掃除や奥さんの食事の世話
をする従業員には事情を良く言い聞かせておくから大丈夫ですよ」
「だって、明日の……道岡先生のクリニックは……」
「素っ裸のまま車に乗せていってあげます」

妻は目を丸くします。

「そんな……ひどいわ……今度の慰安旅行はどうするのですか……」
「それも素っ裸ですよ。なに、旅行といっても奥さんは最初から最
後まで素っ裸のままでなんら問題ありません。コンパニオンと一緒
にお酌をするか、我々と混浴する以外はセックス三昧です。服なん
て必要ありませんよ。宿の人間にはよく言い含めておきますよ」
「ああ……ひどい……そんなことって……」

妻は拘束椅子の上で身悶えします。なよなよと裸身を悶えさせるそ
の姿は困惑、苦悩といったものだけでなく、露出の快感に対する期
待のようなものまで感じさせます。私は一昨日「ホテル十番館」の
前で見た長尾たちとの妻の露出プレイの様子を思い出していました。

おそらく妻は、犬山に色仕掛けで妾になると迫りながら油断を誘い、
いざとなればホテルからいつでも逃げられるような方法を確保しよ
うとしたのでしょう。しかし、着るものを全て奪われてしまえばそ
れも難しくなります。

そんな妻の企みは犬山からあっさりと見抜かれていたのです。妻は
自らにあえて淫らな心を駆り立てて犬山を篭絡しようとしたのです
が、海千山千の犬山の敵ではありませんでした。むしろそんな浅墓
ともいえる手管を、犬山から逆に責めの手段として利用されてしま
ったのです。

「どうなんですか? やっぱり妾になるのはやめて温泉に売られた
ほうが良いんですか」
「嫌……それは嫌……お、お願い……売らないで……」

妻はさすがに温泉に売られて、子供とも二度と会えなくなるのは耐
え難いのか、嫌、嫌と首を左右に振ります。その顔には気のせいか
まるで現在の切羽詰まった状況を楽しむかのような、恍惚とした色
が浮かんでいるのです。

「それならもう、服は要りませんね?」
「はい……」

妻は頬を染めながら小さな声で答えました。

  1. 2014/06/15(日) 01:54:31|
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役員会 第58回

「そんな答え方は気に入りませんね。奥さんがクリトリス責めの代
わりならなんでもすると言い出したんですよ。もっと嬉しそうにし
て下さい」
「は、はい……すみません」

妻は無理やり作り笑顔を浮かべます。

「え、絵梨子を浣腸責めにかけて下さい……お願いします」
「さっきと比べると随分言い方が硬いですね。やっぱり奥さんは浣
腸が苦手なようだ。無理をしないでクリトリス責めにしますか?」
「い、いえ、ごめんなさい」

妻は慌てたように裸の犬山にすがりつきます。

「ねえ、ねえ、犬山さん……絵梨子にお浣腸をして。絵梨子、お浣
腸が大好きなの。絵梨子の大きなお尻を……お浣腸で思い切り責め
て」
「まだまだ、こんな風にしながらおねだりするんですよ」

犬山はまたしても妻の耳元で何ごとか囁きます。妻は「ああ……」
と溜息を吐くようにして裸身を捩じらせます。やがて妻は思い切っ
たようにCCDカメラに向かって豊満な尻を突き出し、両手で尻た
ぶをぐいと押し開きました。

双臀の狭間に秘められた妻の菫色の肛門が、ディスプレイ上に露わ
になったので私は肝を潰しました。

「み、皆様……ご覧いただけますか? こ、これが淫乱人妻、○○
絵梨子のお尻の穴でございます……いかがですか? 良く見えます
か?」

男たちから良く見えないな、とか、もっとケツの穴を開け、といっ
た野次が飛びます。

「ああ……」

妻は男たちにせき立てられ、再び限界まで尻たぶを開きます。身体
のバランスを崩してつんのめりそうになる妻を犬山がしっかりと支
え、やわやわと乳房を揉み上げます。

「ど、どうですか? こ、これでご覧になれます?」

妻は肛門をはっきりと見せたままくねくねと色っぽく尻を振ります。

「良く見えますよ」
「襞の数までくっくりとね」

男たちがからかうと、妻は「ああ……嬉しいわ」と再び尻をくねら
せます。菊の花のような縦皺に取り囲まれた肛門からその下部にく
っきりと開花した女陰まであらわにした妻。驚いたことにそんな羞
恥の極限といった姿を晒す妻の秘苑から、キラキラと光りながらね
っとりした愛液が滴り落ちているのです。

(妻はこんな姿を見られながら感じている……)

つつましく清楚だった妻が犬山に対して色仕掛けで迫り、男たちに
淫らな姿を見せつけて翻弄する。私は犬山たちの調教によって妻の
中の全く新しい人格が目覚めたのではないかと感じていました。

しかしなんと淫らで艶っぽいのでしょう。私は妻の逞しいばかりに
張り出した双臀が大好きでしたが、ディスプレイ全体を埋め尽くし
た迫力満点のそれに、今すぐすがりつきたいという欲求に駆られま
した。

私の股間はすでに、通常では考えられないほどの硬化を見せていま
す。憎い男たちに妻を淫らな手段で嬲られる、そのことに対する憤
りは確かにあります。しかし、それが今や自らの興奮を高めるため
のスパイスになっていることも否定出来ないのです。

「ね、ねえ……絵梨子のお尻の穴、可愛い? 藤村さんや江藤さん
のお尻の穴と比べて、色や形、大きさはいかがかしら? ねえ、ね
え……黙ってないで、感想をおっしゃって」
「お尻の穴では奥さんが一番ですよ」
「そうですね、色といい形といい、申し分のないケツの穴だ」

男たちは笑いながら妻の肛門に批評を加えます。

「ああ……嬉しいわ……」

妻はその言葉どおり、さも嬉しげに尻をくねらせます。

「こ、今度の慰安会では絵梨子は、前回のようにオマンコや、お口
だけでなく、このお尻の穴も使って皆様にご奉仕させていただきま
すわ……で、ですから明日は道岡先生のクリニックで、し、しっか
りと絵梨子のお尻の穴を開いて下さい……お願いします」
「よく言えましたね、奥さん」

犬山が妻の尻をポン、ポンと叩くと、妻は崩れ落ちるように倒れ、
犬山にしっかりと抱きとめられます。

「は、恥ずかしいわ……恥ずかしいのよ……犬山さん……」
「よしよし、良い子だ、良い子だ」

犬山は羞恥の極致で悩乱状態にある妻を子供のように宥めると、再
び唇を奪います。妻は躊躇わず犬山に唇を預け、甘えるように舌を
吸わせています。妻は犬山が送り込んでくる唾液を嚥下しているの
か、うっ、うっと喉を鳴らしています。

これまで妻が行ったことがないような熱烈なディープキスを、私は
呆気にとられて眺めていました。
  1. 2014/06/15(日) 01:53:41|
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役員会 第57回

次に私の目に信じられない出来事が映りました。

犬山が妻に何事か囁きかけると、妻は恥ずかしげにうなずいて犬山
の首の周りに腕を回し、ぶら下がるようにします。そこを犬山が妻
を抱き寄せるようにしてキスを求めると、妻はためらわず犬山の分
厚い唇に甘えかかるように唇を合わせたのです。

「いよっ、会長」
「お熱いですな」
「いつの間に○○さんと出来たんですか」

犬山と妻は長い接吻を男たちにわざと見せ付けるようにします。男
たちは口笛を吹いてしきりに犬山を冷やかします。

ようやく犬山は長い接吻を終えると、カメラの方に顔を向けます。
犬山は片方の腕を妻の裸の腰の周りに回して、ともするとバランス
を崩しそうになる妻の身体を支えながら、うなじのあたりにチュッ、
チュッと接吻を注いでいます。その様子はまるで仲の良い夫婦のよ
うです。私は怒りと嫉妬で胸が熱くなるのを感じます。

「いや、皆さん、お待たせしました。浴室で奥さんのおしっこの後
始末をしていたら、この奥さん、いきなり色仕掛けで迫ってきまし
てな」

犬山はそういいながら空いた片方の手を妻の股間に伸ばします。妻
は「あーーん」と甘えた声を出して身悶えしながら犬山にしなだれ
かかります。

「こら、しっかり立たんか、絵梨子」
「だって……犬山さんがあんなに長い時間クリを吊り上げるんです
もの。絵梨子、身体が痺れてしまって……」
「あれくらいで弱音を吐いてどうするんだ。まだこれから7時間は
吊られるんだぞ」
「いやーん、もうクリを吊るのは許して……絵梨子、何でもします
から」

妻の人格が全く変わってしまったような態度に私は驚愕しました。
自分のことを子供のように「絵梨子」といい、犬山に甘えるように
呼びかけるその姿は、私の知っている妻とは別人のようです。

「そうだ、絵梨子、風呂の中で俺に迫った言葉をここでもう一度繰
り返してみろ」
「そんな……恥ずかしいわ」

犬山に促された妻は言いにくそうにもじもじしていましたが、犬山
は散々責められた妻のクリトリスを再び嬲ります。

「あ、ああっ! い、言いますわ……そこはもう許してっ!」

クリトリスを責める手から逃れようともどかしげに腰を振った妻は、
犬山の指示に従います。

「ね、ねえ、犬山さん……クリばかりを虐めるんじゃあ面白くない
でしょう? も、もっと他の方法で絵梨子の身体を楽しんでみない?」
「絵梨子、オマンコとお口を使って、犬山さんにいっぱいサービス
致しますわ……ですから、もう、クリを責めるのは許して」

絵梨子は犬山にしなだれかかりながら甘い声でそう言い、ねえ、ね
えと下半身をバスタオルで覆われた犬山の下腹部にこすりつけるよ
うにします。

「他にもお願いしたことがあっただろう、絵梨子」

妻は言いにくそうに俯きましたが、豊満な臀部を犬山にパシッと平
手打ちされ、再び口を開きます。

「そ、それから……絵梨子を今日から犬山さんのお妾さんにしてく
ださらない? こ、このホテルのお部屋でずっと暮らさせて、毎日、
犬山さんに奉仕させて……」
「絵梨子、本当は犬山さんのようにお金持ちで、逞しい人が大好き
だったの……夫も子供も、長尾先生も捨てて犬山さんだけのものに
なりますわ……だ、だから……温泉に売るなんてひどいこと、なさ
らないで……お願い……」

妻はそんな風に言いながら、犬山に抱きついて首筋や胸元にキスの
雨を降らせます。

「さて、どうしますかな? 皆さん」

犬山は淫靡な笑いを浮かべながら他の男たちに尋ねます。

「会長にお任せしますよ」
「私もです」

男たちも意外な成り行きを楽しむようにニヤニヤ笑いあっています。

「何でもするといいましたね、奥さん」
「ハイ……」

妻は小さな声ですが、はっきりと答えます。

「それでは、浣腸責めにかけますが、いいですね?」

妻ははっとした表情になり、顔を上げます。

「嫌ならクリトリス吊りでも良いんですよ」
「い、いえ……」
「どうなんですか? どちらがいいんですか」
「……浣腸をお願いします」

妻は小さな声で答えます。
  1. 2014/06/15(日) 01:52:56|
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役員会 第56回

「本当ですか?」
「それでお願いなんですが、明日はブロードバンドがつながるホテ
ルに早めにチェックインしますから、オンライン役員会でも中継し
てもらえませんか」
「それはかまいませんよ。診察室にPCとCCDカメラをを持ち込
んでおきましょう。一部始終を中継される方が○○さんもきっと興
奮するでしょう」

3人は淫靡な笑い声を上げ合います。

「しかし今年は当たり年でしたな。藤村さんといい、○○さんとい
い、いかにも品のいい奥さんという見かけをしているのにかかわら
ず、マゾっ気も十分ある」
「責めれば責めるほどいい女になって行くようです」
「犬山さんはそう言ったところを見抜く天性の才能がありますから
ね」
「そういえば去年の江藤さんの奥さんもマゾっ気については十分で
したね」

江藤さんという名前が出たとたん橋本以外の2人はクスクス笑い出
します。

「何がおかしいんですか?」
「江藤さんの奥さんとはまだ続いているんですか? 橋本さん」
「えっ?」
「知っていますよ。今年の春に2人だけでデートしていたのを」
「明日の急な出張というのも怪しいもんですね」

毛塚と道岡はしきりに橋本をからかいます。橋本は真っ赤な顔にな
っています。

「心配しなくても、会長には黙っておいてあげますよ。会長は後腐
れが起きるのを嫌いますからね」

毛塚の言葉にようやく橋本は安心したような声を上げます。

「すみません……彼女、今年の役員会の様子をやたら聞きたがるん
ですよ。それでつい明日の肉体改造手術のことを話したらぜひ自分
も見たいって言い出して……」
「それでホテルからアクセスして2人で鑑賞し、興奮したところで
ベッドインするっていう訳ですね」

道岡が笑います。

「しかし橋本さん、江藤さんには念入りに口止めしておいてくださ
いよ。女は口が軽いですからな」
「わかってますよ。彼女も旦那にばれたら大変ですから役員会のこ
とは絶対他言しないはずです」

私は彼らの会話からかねてから想像していたとおり、妻たちが彼ら
の最初の犠牲者ではなかったということを確認しました。里美から
メッセージが入ります。

「江藤さんっていうのもPTAの役員だったの?」
「ああ、確か藤村さんの前に会計を担当していた人だ。去年の女性
役員は彼女一人だったはずだ」

しかし犠牲者だったはずの江藤さんと、現役員の橋本の関係がいま
だに続いているというのはどういう訳でしょう。それも今の橋本の
話だと、関係の継続については彼女自身の意志からでもあるような
のです。

それはともかく、これだ彼らの弱みをひとつ握ることが出来そうで
す。知り合いの興信所に連絡して、明日の橋本の足取りを尾行させ
れば江藤さんとの密会の証拠を押さえることが出来るでしょう。

もう一つの有利な情報は、明日の役員会もオンラインで中継されそ
うだということです。里美が言うとおりコピーガード外しが出来る
のなら、彼らの悪行の動かぬ証拠も押さえることが出来ます。

明日は妻を救うために道岡のクリニックに単独で踏み込むしかない
と覚悟を決めていた私ですが、タイミングを誤れば彼らにシラを切
られる可能性がありますし、仮に肉体改造手術が開始されていたと
しても、妻の同意を得て行っていることだといわれれば手詰まりで
す。

「そういえば江藤さんは妻と同じ銀行の融資業務部にパートで勤め
ていたはずだ。ということは当時の上司は橋本……」
「橋本は職場のパート社員と不倫の関係を持ったということね?」
「それで橋本が関係を持った江藤さんをPTAの役員に引きずり込
み、4人がかりで調教したというわけか」
「でも、その江藤さんがいまだに橋本と関係を持っているのはどう
してなの?」

私は里美のその質問には答えませんでしたが、先ほどの妻の様子か
ら江藤さんは犬山や橋本たちから調教されるうちに倒錯的な性の虜
となり、役員としての任期が終わっても通常の生活に戻れなくなっ
たのではないかと考えました。

犬山たちが本当に妻を温泉コンパニオンとして売り払うかどうかは
分かりませんが、現在の妻の様子では、いずれ少なくとも江藤さん
と同じ道を辿るかも知れません。今のうちに引き戻さなければ大変
です。

「しかし、会長と○○さん、随分長いシャワーですな」
「まったく、何をしているんでしょう」

男たちがそんな風に話をしていると、ようやく裸の下半身にバスタ
オルを巻いた犬山が、裸の妻を抱くようにして戻ってきました。妻
は妙に内股気味になっており、足元もおぼつかない感じです。
  1. 2014/06/15(日) 01:52:10|
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役員会 第55回

「あ、ああ、あっ、あーーんっ!! く、クリトリスだけじゃあり
ませんわっ。おしっこ、おしっこの穴が、た、たまらないっ!!」
「まったく、頼もしい奥さんだ」
「肉体改造してやるのが楽しみですな」
「どこまで淫乱になるのか、想像も出来ませんよ」

男たちは妻の狂乱状態にギラギラした瞳を向けながら、そんなこと
を言い合っています。

「あーっ!! だ、駄目っ、駄目よっ。い、犬山さんっ。そ、そん
なに深くしたら、え、絵梨子、おしっこを洩らしてしまいますわっ!」

妻はもはや懊悩の極致といった状態です。限界まで引き伸ばされた
クリトリスをバイブでなぶられ、メンソレを塗った綿棒で尿道口を
責められる、その倒錯的な快感に身も心もすっかり浸りきっている
のです。

そればかりか憎い責め手であるはずの犬山に対して、どこか馴れ馴
れしくその名を呼ぶ様子は、まるで主人の手によって調教される忠
実な飼い犬のようです。

「ああっ、いっちゃうっ!! い、犬山さんっ、え、絵梨子、ク、
クリと、お、おしっこの穴でいっちゃいますっ!!」

陰核と尿道の二箇所責めに妻は恥も外聞もないといった感じで泣き
喚き、快感を貪るように肉感的な裸身を悶えさせています。

「もっと、もっと深く、絵梨子の、絵梨子のおしっこの穴を虐めてっ!」
「深くしたら洩れちゃうんじゃないんですか」
「は、はいっ、洩れちゃう、洩れちゃいますっ! おしっこ、おし
っこ出させてっ!!」
「みんなが見てるけど良いんですか、奥さん、みんなの前でおしっ
こを出すんですか?」
「はいっ、いいですっ、だっ、出させてっ! もう、洩れちゃうっ、
あっ、あーーっ!!」
「いいですよ、さあ、出しなさい」

犬山は空のペットボトルを手に取り、妻の尿道口にぴったりと当て
ると一気に綿棒を引き抜きました。

「ああっ、ああーっ!! いくっ、いくっ!! 絵梨子、いっちゃ
うっ!!」

妻の尿道口から噴水のように水流がほとばしり、ペットボトルの中
を叩きます。尿道とクリトリスの同時責めの激烈な快感の中で妻は
勢い良く排尿しながら倒錯的な性の絶頂を極めたのです。

すさまじいまでの妻の崩壊の様子を、3人の男たちは息を呑むよう
に見つめています。

排尿を終えた妻はシャワーで後始末するために、犬山に抱えられる
ようにして浴室へ連れ込まれます。その間毛塚、橋本、道岡の3人
はいましがた鑑賞したばかりの妻の狂態について、感想を述べ合っ
ています。

「しかし変われば変わるもんですな。あの清純そうな○○さんの奥
さんが、あれでは完全な淫乱女じゃないですか」
「30させ頃、40し頃と言いましてね、女はあれくらいの年齢が
最も性欲が激しいもんです。それに比べて旦那の方はだんだんセッ
クスが弱くなってくる年代ですから、欲求不満になるのも無理はあ
りませんよ」
「さすがは道岡先生、実感がこもっていますね」
「うちのクリニックにくる患者も、40台の女性が増えていますよ。
この前は処女膜を再生したいという女性がいたのには驚きました」
「40台で処女膜再生ですか?」
「ずっと旦那とセックスレスで欲求不満だったところに若い恋人が
出来て、その不倫の相手の誕生日のプレゼントに処女を捧げたいと
いうことらしいんです」
「そんなこと出来るんですか?」
「経験の浅い若い女ならともかくその年になるとかなり難しい手術
ですし、化膿しないような後の処理も大変なんですが、どうしても
っていうのでやりました。恋人を感激させることが出来たっていう
のでえらく喜ばれましたよ」
「感激したっていうより単に驚いたんじゃないですか」
「そういえばうちのランジェリーショップも、輸入物のセクシーな
下着を買う中年の女性客が増えました。50台でも平気でTバック
やGストリングを買って行きますね。試着をしたところを見てくれ
と言われるんで困りますよ」
「見てあげるんですか?」
「商売ですからね、しょうがないですよ。○○さんや藤村さんのよ
うな美人なら大歓迎ですが、腹の出た婆さんがTバックをはいてい
る姿は見られたもんじゃないですよ」
「○○さんや藤村さんを毛塚さんのショップのモデルに使えば、売
れ行きが上がるんじゃないですか?」
「もう使っていますよ」
「えっ?」
「いや、○○さんはまだですが、藤村さんはネットショップのブラ
のモデルにね。あの奥さん、オッパイがでかいからモデルにちょう
どいいんですよ」
「そんなことをして大丈夫なんですか?」
「顔出しはしていませんからご心配なく。本人にはちゃんとモデル
料も払っていますよ。○○さんは上背がありますしお尻が大きいで
すから、ボディスーツやTバック、Gストリングのモデルがぴった
りですな」

毛塚がそう言うと、後の2人は声を上げて笑います。

「ところで道岡さん、明日の役員会ですが、急に出張が入って出ら
れなくなったんですよ」

橋本がいかにも残念そうな声を上げます。

  1. 2014/06/15(日) 01:51:27|
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役員会 第54回

「ああっ!!」

犬山が綿棒で妻の尿道の周囲に触れたとたん、妻はつんざくような
悲鳴を上げます。犬山がニヤニヤ笑いながら周辺を撫で回すと、妻
はクリトリスが引っ張られるのもかまわず、綿棒を避けるように腰
をうねらせます。その様子が滑稽なのか、男たちからいっせいに笑
い声が起きます。

「静かにしなさい、ちょっとお仕置きされただけで責められただけ
で大きなお尻を揺さぶるなんて、みっともないですよ」

犬山の軽口に男たちはどっと笑いこけます。

「だ、だって……メンソレが……染みる……」
「こんなのはほんの小手調べですよ、奥さん」

犬山は妻を宥めるように豊満なヒップをパン、パンと叩きます。

「それでは、行きますよ」

犬山は悪魔のような笑みを浮かべると、綿棒をいきなり妻の尿道に
突き立てました。妻は断末魔のような声をあげ、拘束椅子に固定さ
れた双臀を激しく震わせます。

「し、沁みるっ!! 沁みるーーっ!!」

敏感な粘膜にメンソレがよほど沁みるのか、妻はとめどなく涙を流
しながらヒイ、ヒイと壊れた笛のような悲鳴を上げます。

「まだまだ、こんなのは序の口です」

犬山は綿棒を2センチほど押し込み、ゆっくりと抽送運動を開始し
ました。綿棒が妻の尿道口を犯している様子は、ペニスが女陰に出
入りしている様子にそっくりです。

「あ、ああっ!! し、沁みるっ!! 沁みるわーーっ!! あっ、
ああーーっ!!」

妻はもう恥も外聞もないといった風に悶え泣きます。秘部にぽつん
と開いた小さな尿道口を責められるだけでこれほどまでに女を乱れ、
狂わせることが出来るのか。私はディスプレイの中で白い裸身をピ
ンクに染めてのたうたせているのが自分の妻であることも忘れ、そ
の妖しいまでの乱れっぷりにすっかり目を奪われていました。

しかしもっと驚いたのは、時間が経つにつれて妻がそのすさまじい
尿道責めを受容し始めたことです。

「あっ、ああっ……ああーーっ、うっ、うっ、うーーんっ……」

犬山が綿棒を抽送し続けると、妻はメンソレの刺激に次第に慣れて
きたのか、声は徐々に甘い響きを帯びてきます。そして何と犬山が
操作する綿棒の動きに合わせて、腰を淫らに蠢かせ出したのです。
1.6キロの錘をぶら下げているクリトリスも、加減が分かってき
たのかそれほどの痛みは感じないようです。

犬山が手を離すと、綿棒は妻の尿道口に突き立ったままフルフルと
頭を震わせています。その様子がいかにも滑稽に見えるのか、男た
ちは手を叩いて笑いあっています。

「どうです、奥さん。ここの穴を虐められるのも、まんざら悪い気
分でもないでしょう」

犬山はそういいながら綿棒をくい、くいと指先で揺らします。妻は
その度に「あっ、あっ……」と切なげな声を上げます。

「どうですか、ちゃんと答えなさい」
「……あんまり……ひどくしなければ」

妻は真っ赤に染まった顔をさも恥ずかしげにそらせ、小さな声で答
えます。

「あんまりひどくしなければどうなんですか? はっきりいいなさ
い」

犬山が綿棒をぐいと押し込みます。妻は「ああっ!」と悲鳴を上げ
ると豊満なヒップをガクガク震わせます。

「あ、あんまりひどくしなければ……わ、悪い気分じゃありません
わっ! で、ですから、そんなに深くしないでっ。お、おしっこが
洩れちゃいますっ」
「そうですか、それならこれくらいの深さならどうですか?」

犬山は1センチほど綿棒を引き上げると、小刻みに抽送させます。
妻はすっかり尿道責めの快感に酔い痴れているのか、腰部をガクガ
ク震わせながら叫びます。

「あ、ああっ、そ、それくらいが、ちょ、ちょうどいいですっ」
「おしっこの穴を責められるのは気持ちいいですか?」
「き、気持ちいいっ」
「それなら、これはどうですか?」

犬山は小さなバイブを糸で伸ばされた妻のクリトリスに当てながら、
綿棒を激しく抽送させます。

「あ、ああ、ああっ、そ、そんな風にされると、た、たまらないわっ」
「どこがたまらないんですか」
「絵梨子のク、クリトリスが、たまらないっ」
「クリトリスだけじゃないでしょう」

犬山が再び綿棒を押し込みます。

  1. 2014/06/15(日) 01:50:37|
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役員会 第53回

「い……犬山会長様……B高校PTA役員会を代表して……じゅ、
重大なつ、罪を犯した絵梨子を思い切り罰して下さい……よ、よろ
しくお願いいたします」

男たちから一斉に拍手が湧き起こります。

すでに妻は、消極的ではありますが犬山の責めを受け入れるような
そぶりを見せ初めています。これは苛酷な責めを被虐の快味に転化
することで自分の精神の平衡を保つ、無意識的な自衛行為なのかも
知れません。

しかし、このまま責め続けられると妻はマゾヒスティックな快感の
中毒とでもいれる状態となり、ついには精神に異常を来たすかも知
れない、そんな恐怖が私を捉えました。いくら長尾との不倫行為で
私を裏切った妻とは言え、これ以上彼らの好き放題にさせる訳には
行きません。

「里美……俺はもうこれ以上我慢できない」
「駄目よ」
「しかしこのままじゃ、絵梨子の気が狂ってしまう」
「でも、証拠が……」
「証拠がなくても証人はいるだろう、里美、証人になってくれ」
「○○さん、連中はどうしようもない変態のサディストだけど、社
会的地位は十分すぎるほどあるわ。彼らの言葉とライブチャットの
チャットガールをしているフリーター女の言うことじゃ、どちらが
信用されると思う?」
「くそっ」

私は口惜しさに歯噛みします。

「この映像さえ記録できれば奴らを一網打尽にできるんだが……下
田の野郎、くだらない物を作りやがって」

私はつい下田に八つ当たりをしてしまいます。

「何でもデジタルでコピー出来るようになったから、それを防ぐ技
術が生まれるのは仕方がないわ」
「デジタルか……便利になるのも考えもんだ。俺がガキのころはラ
ジカセなんてのもなくて、テレビやラジオの前にテープレコーダー
のマイクをおいて好きな歌を録音したもんだが……」

私がそう口にすると、里美が「それよ!」と叫びました(実際のや
り取りはメッセンジャーを使って無言で行っています)。

「ど、どうした?」
「難しく考えすぎていたわ、私たち」
「どういうことだ?」
「下田さんの会社のコピーガードがあまりにも出来が良いので、簡
単な方法を忘れていたの」
「画面を直接ビデオカメラで映すのか?」
「そんなことをしたら画像がぼけちゃうけれど、理屈としてはそれ
に近いわ。デジタル映像だからといってデジタルで記録する必要は
ないのよ」

里美は説明を始めます。

「デジタル映像をいったんアナログ映像に変換する機械があるのよ。
パソコンに保存されているファイルをアナログテレビに出力すると
きなどに使うもので、ダウンコンバータと呼ばれているわ。DVD
のコピーガードはこれで事実上外すことが出来るの。もちろん画質
は落ちるけれど、証拠としては十分綺麗なものが撮れると思うわ」
「下田さんのシステムでは完全なデジタルファイルをコピーするこ
とはほぼ不可能だけれど、ディスプレイに出力されている映像をア
ナログ映像にすることは出来る。これをテレビの画面に出力して、
VHSビデオか何かで録画してしまえばいいのよ」
「そんな簡単なことで良いのか? それじゃあコピーガードにも何
もならないじゃないか」
「簡単だけれど面倒くさいわ。コピーガードというのはだいたいそ
んなものよ。面倒くさいことはビジネスにはならない。だから複製
する意味がない。私たちはビジネスをするわけじゃないんだから、
手間をかければコピーガードは実質的に外せるということ」

ちょっと今から電気屋に行って買ってくるわ、といって里美はログ
オフしました。妻を助けるために私に力を貸そうという気持ちはも
ちろんあったのでしょうが、それはそれとして女としてこれ以上妻
の痴態を見るのが苦痛だったのかもしれません。

「お、おい……里美……」

妻を救う希望が生じる一方で、私は当面PCの前に一人取り残され
たような心細い気持ちになりました。

画面では妻に対する尿道責めが開始されています。犬山は拘束椅子
に乗せられた妻の大陰唇を思い切り開き、メディカルテープで内腿
に固定します。犬山ははっきりと露出した妻の陰裂を押し開き、尿
道口を露出させます。

「ああ……や、やっぱりそこを責めるのですね……」
「今更何を言ってるんですか、往生際が悪いですよ、奥さん」
「お願い……せめてベビーオイルを塗って……」
「駄目です。今日はお仕置きですからね、奥さんがよーく反省でき
るように、メンソレを塗ってあげます」

犬山はそういうとメンソレータムの蓋を開け、綿棒の先にたっぷり
塗りつけます。

「ああ……嫌……メンソレは嫌……」

妻の様子を見ると、これまでも何度か犬山たちから尿道を責められ
たことはあるようです。妻のおびえた様子から、どのような責めに
なるのか非常に不安になります。
  1. 2014/06/15(日) 01:49:46|
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役員会 第52回

そしていったんバケツの水を捨て、1リットルのペットボトルの水
を入れなおすと、再び滑車に取り付けます。妻のクリトリスがまた
ピーンと伸び、「ああっ」という悲痛な声があがりました。

「バケツの重さが約600グラム、水と合計で1.6キロの錘をク
リトリスにぶら下げているわけです。これで50分間耐えてもらい
ます。大丈夫ですか?」
「は、はい……」

妻は必死で苦痛を堪えながら言います。

「それでは、それをこれから8セット繰り返します」
「え、えっ……?」

犬山の言葉を聞いた妻は驚きに大きく目を見開きます。

「ど、どういうことですか……」
「言ったでしょう、1時間の遅刻に対して10分の吊りですから、
40時間で400分、これを消化するためには50分の吊りを8回
行う必要があります。50分吊っては10分休憩を繰り返す。お仕
置きが終わるのはこれから8時間後、今が午前10時だから、午後
6時ですね」

あまりのことに妻はブルブルと震えだします。

「途中、食事をしたければ私がさせて上げますよ。赤ちゃんみたい
な気分になって下さい。おしっこは出来るだけ10分休憩の間にし
て下さいね」

犬山の言葉に男たちは一斉に笑い出します。

「そ、そんなことを続けられたら……き、気がおかしくなってしま
います」
「何、少しくらいおかしくなってもらった方がいいんですよ。その
方が温泉コンパニオンやストリッパーの仕事が辛くなくなりますよ」

犬山はそう言ってゲラゲラと笑います。

「それから、これはあくまで遅刻のお仕置き、藤村さんをそそのか
して我々を裏切ろうとしたのはそれとは別の重罪です。幸い未遂に
終わったとは言え罪は罪ですからね。遅刻とは別にしっかりと償っ
てもらわなければなりません」

犬山はそう言って妻の頬をぴしゃぴしゃと叩くと、机の中から綿棒
の束と何か大きさの違うビー球のようなものが連なった半透明の棒
状の器具を出してきます。それを見た妻は瘧にかかったように裸身
を震わせ始めます。

「い、嫌……そ、それは嫌……」
「駄目ですよ。罪は償ってもらわなければなりません」
「で、でも……今日はオシッコの穴とお尻の穴を苛めるのは許して
くれるといったでしょう……」
「それは奥さんが罪を自白する前の話です。今は事情が違います」
「ああ、そんな……ひどいわ……」

妻は絶望にうなじをのけぞらせます。

犬山という男は真性のサディストのようです。妻が苦痛と恐怖、羞
恥と屈辱に顔を歪め、裸身を悶えさせるるのをさも楽しそうに眺め
ています。

「奥さん、未練たらしいですよ」
「潔く罰を受けなさい」
「マゾっ気がある奥さんにとっては案外楽しいお仕置きかもしれな
いですよ」

男たちは犬山に煽られたように残酷な言葉を妻に吐き続けます。妻
は恐怖に震えながらもくなくなと裸身を捩じらせています。そんな
妻の姿からはどこか妖しいまでの色気が感じられます。

「ああ……絵梨子、も、もう駄目なのね……」

クリキャップによる責めで立て続けに4回イカされ、さらにクリト
リスを吊られ続けていることで、妻の被虐的な性感がすっかり目覚
めたのかもしれません。妻はシクシクとすすり泣きながらも腰部を
色っぽくくねらせ、そのたびに花芯につながれたバケツが妻の頭上
でゆらゆらと揺れています。

「ク、クリを吊られながら……オシッコの穴や、お尻の穴を責めら
れるなんて……え、絵梨子、いったいど、どうなるの……」
「そんな風に甘えた声を出しても許しませんよ。素直に罰を受けな
さい、さあ、こういう風に言うんです」

犬山は再び妻の耳元に口を寄せると何ごとか囁きかけました。妻は
すっかり諦めたのか先ほどのような抵抗は示さず、うん、うんと素
直に頷いています。やがて犬山に催促されて妻は口を開きました。

「ああ……み、皆様……○○絵梨子は、こ、これからは皆様には決
して逆らわない、従順な女奴隷としてお仕えいたしますわ……」

妻は自分のそんな屈辱的な言葉に、被虐性の性感が煽られたのか、
白い裸身が徐々にピンク色に紅潮していきます。

「こ、このたび……皆様のお言いつけに背いたお仕置きとして……
絵梨子のオシッコの穴とお、お尻の穴を、お、思う存分虐めて下さ
い……絵梨子が二度と皆様の言いつけに背かない、可愛い女奴隷と
して生まれ変われますように、よ、よろしくご指導願います……」

そこまで口にした妻は、ハア、ハアと荒い息を吐きながら潤んだ瞳
で犬山を見上げます。

  1. 2014/06/15(日) 01:48:50|
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役員会 第51回

ところが犬山達の計画は、妻と藤村さんが互いに連絡を取り合うと
破綻しかねません。「2人揃って夫に真実を告白しよう」という意
思統一がされてしまうと、2人を脅すネタがなくなるのです。

それで犬山達は、週末の役員会には妻と藤村さんを交互に呼び、オ
ンライン役員会でも2人を同時に参加させることは泣く、極力連絡
をとらせないようにしたのでしょう。役員会の場で妻と藤村さんそ
れぞれに対して、もう一方がより彼らに対して従順な態度を示して
いたと吹き込み、互いの不信感を煽っていたのかもしれません。

また、どちらか片方の不倫が露見してしまうのも犬山達にとっては
危険なことです。そのために犬山達は長尾や西岡には慎重な行動を
取るように言い渡したと思われますが、まさか私がオンライン役員
会に侵入するなどということを想定しなかったのでしょう。

「ホテル十番館」の前で長尾が妻に露出調教を行ったのは相当無謀
な行為のようですが、西岡が見張りに立っていたし、調教の間ほと
んどはサングラスもかけさせていた。まさか向かいの公園に夫の私
が潜んでいるとは思わなかったでしょう。

今でもどうして妻の不倫が私にばれたのか、犬山達は本当のところ
は知らないはずです。妻の態度のおかしさから私が疑念を抱いて、
興信所を使って行動を調査したとでも思っているではないでしょう
か。

とにかく片方の不倫がばれたら、ばれた側を自分たちの支配下にお
く必要があります。長尾や西岡との不倫から、犬山達の悪行にたど
り着かれては困るのです。西伊豆の温泉コンパニオン会社に身柄を
預けるというのは単なる脅しではないのかもしれません。

長尾との不倫関係が私に露見したとき、妻はパニックに陥ったでし
ょう。そうなった場合は夫も子供も捨てて身一つで犬山のところに
来るように散々いい聞かされており、逆らった場合はおぞましい電
気責めにまでかけられたのですから。妻は精神的にほぼ犬山達の支
配下にあったといえるでしょう。

私たち家族と別れたくなかった妻は散々迷い、最後の望みをかけて
藤村さんを訪ねたと思われます。妻はおそらく必死で藤村さんを説
得し、ともに夫に不倫の罪を明らかにして詫びようといったに違い
ありません。しかしそこで妻は藤村さんの拒絶にあったのでしょう。
藤村さんは妻が犬山達に従わないと、西岡と自分との関係が夫に露
見し、離婚されることを恐れたのだと思います。

藤村さんは、妻が温泉に売られることには同情したかもしれません
が、それよりもその恐ろしい運命が自分に降りかかったわけではな
いという幸運を喜んだのかもしれません。藤村さんの説得に失敗し
た妻はその夜、近くのファミレスで不安な一夜を過ごしたのでしょ
う。ひょっとして、翌日もう一度藤村さんに会ったのかもしれませ
ん。しかしそれも無駄な努力だったでしょう。

妻は結局、犬山のところに行かざるを得なくなるのですが、私や浩
樹と別れなければいけない辛さ、犬山のところで受けるお仕置きの
恐ろしさから逡巡します。行くのが遅くなればなるほど事態は悪く
なるのですが、それでも妻の足はすくみます。憔悴しきった妻がよ
うやく犬山の手に落ちたのが昨夜というわけです。

しかし私に理解できないのは、どうして妻が私に全ての真実を打ち
明けず、破滅の道を選んだかです。私に真実を打ち明けることで妻
の不倫が世間に知られ、また藤村さんの不倫も同様のことになった
としても、無理やり家庭を捨てさせられ、温泉に売られるよりはは
るかにましなはずです。どうして妻にその決断が出来なかったので
しょうか。

「さて、このように奥さんは罪を自白したわけですが、どうやって
償ってもらいましょうかね」

犬山はニヤニヤ笑いながら二条の赤い線が刻まれた妻の豊満なヒッ
プを撫でさすります。

「ああ……ですから、こうやって、お仕置きを受けてるじゃないで
すか……も、もう許して……」

限界まで糸で引き出された妻のクリトリスは、不気味なほど赤黒く
変色しています。

「そこをあんまり長い間きつく縛り付けていると、壊死が起きます
よ」

さすがに医師の道岡が不安げな声を出します。

「本当ですか」
「そこんところは男のペニスと同じですからな。勃起したペニスの
根元を輪ゴムで縛り付けるようなもんです。あまり長い間続けると
血が通わなくなって腐ってしまいます」
「どれくらいなら大丈夫ですか」
「そうですね……連続なら1時間が限界ですかね」

道岡が答えます。

「なるほど、そういうことなら50分吊り上げて10分休憩という
ことにしましょう。それならいいですかね? 道岡先生」

犬山が残酷な笑みを浮かべます。

「まあ、それなら大丈夫でしょう。10分の間は鬱血が収まるよう
にしっかりマッサージをしてあげることを忘れないで下さいね」

道岡も笑いながら答えます。

「奥さん、それじゃあ、40時間遅刻の罰として、1時間あたり10
分のクリトリス吊りということにしましょう」

犬山はそう言うといったんバケツを滑車から外します。
  1. 2014/06/15(日) 01:47:55|
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役員会 第50回

「も、申し訳ございませんでしたっ。私が悪うございましたっ」
「謝ったら済むものではないといっただろうっ」

再び青竹の鞭、妻の尻の赤い線が二条になりました。

「40時間の間、何をしていたのか話してもらいましょうか」
「ですから……最初申し上げたとおり……気持ちを整理するために
……一人でホテルに泊まっていました」
「ほう? どこのホテルですか」
「そ、それは……」

妻は口ごもります。

「ぱ、パークサイドホテルです」

(妻は嘘を言っている)

私は妻の口調とホテルの名前から、それがわかりました。長い付き
合いですので、はっきり嘘を言っているときの妻の様子は分かりま
す。妻はこのあたりにどんなホテルがあるかほとんど知らないでし
ょう。パークサイドホテルの名前を咄嗟に出したのは、私と妻が何
度かそのホテルのティールームでランチを取ったことがあるからに
過ぎません。

「ほう? パークサイドホテルですか。何階のどんな部屋でした?
 ルームチャージはいくらでしたか」
「お、覚えていませんわ……」
「奥さんが眠っている間に、手荷物検査をさせてもらいましたが、
ホテルのレシートはありませんでしたね」
「きっと、捨ててしまったんですわ……」
「本当のことを言う気になりませんか」

犬山はダンボール箱からミネラルウォーターのペットボトルを一本
取り出すとキャップを空け、バケツの中に半分ほど注ぎ込みます。

「あっ……ああっ……ああっ……」

妻のクリトリスにバケツと、500ミリリットル分の水の荷重がか
かることになります。妻の腰部は小刻みに震え始めました。

「代わりに、財布の中からファミレスのレシートを見つけましたよ。
時間は金曜の午前5時、奥さん、ホテルに部屋を取っておきながら
こんな時間にファミレスに行ったんですか?」
「お腹が……空いてしまって」

再び犬山がペットボトルの残りの水をバケツの中に注ぎ込みます。

「おおおおっ」

妻の腰部の震えが大きくなります。

「や、やめて……クリが……クリがちぎれる」
「これくらいのことではちぎれませんよ。本当のことを話したらバ
ケツは外してあげます」
「だから……本当です……おおおっ!!!」

犬山が2本目のペットボトルを空け、半分ほどをバケツに注ぎ込み
ました。妻のクリトリスは無残なまでに伸び、青黒く充血したまま
フルフルと震えています。

「ファミレスの店名から考えても、パークサイドホテルの近くのも
のじゃないですね。奥さん、可哀想にファミレスで夜明かししたん
でしょう?」
「は、はいっ! おっしゃるとおりですっ。嘘をついて申し訳あり
ませんっ」
「どうしてこのファミレスに入ったんですか」
「それは……」

犬山がペットボトルの水をドボドボとバケツの中に注ぎました。

「やめてっ、やめてっ」
「このファミレスの住所は、藤村さんの自宅のすぐ近くじゃないで
すか。藤村さんの家に行ったんじゃないですか」
「そ、その通りですっ。藤村さんの家に行きましたっ」
「何をしに行ったんですか」
「二人で……本当のことを全部……お互いの主人に話そうと……」
「要するに、自分の不倫が旦那にばれたものだから、藤村さんも旦
那に告白しろと言いにいったんですね」
「は……はい……そのとおりです」
「もし○○さんが私たちの言いつけに逆らうと藤村さんと西岡先生
の不倫の証拠を、旦那だけではなく藤村さんの息子、友人にまで送
りつける。逆の場合も同じ、藤村さんが私たちの言いつけに逆らう
と○○さんと長尾先生の不倫の証拠を○○さんの旦那や○○さんの
息子、友人にまで送りつける」
「しかし、もし一方の不倫が旦那にばれてしまった場合は、すぐに
家を出て私のホテルに来る、残った方は我々の言いつけに逆らわな
い限りは不倫のことはばらさず、1年間の役員の任期を終えれば解
放する。それがルールでしたよね」
「は……はい……」

私は犬山の説明でようやく妻を縛り付けていたからくりが分かりま
した。妻が犠牲になっている限りは藤村さんの家庭は守られる、ま
た藤村さんも私たちの家庭を守るために犠牲になりつづけてくれる。
犬山達の要求に1年だけ応じれば、すべてはうまくいく。妻と藤村
さんの2人の女性役員同士を、互いを互いの人質にする巧妙なやり
方でした。

長尾と西岡は、ラグビー部のOBのつながりから、犬山達から指示
されてされて妻たちと関係を持つようになったのでしょう。犬山達
の生贄を「おとす」役、それが若くてイケメンの2人の教師だった
のだと思われます。2人の教師と犬山達役員は完全なグルでしょう。
  1. 2014/06/15(日) 01:47:09|
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役員会 第49回

妻の大きく開いた股の間に犬山がかがみこみ、なにやら作業をして
います。妻は4回連続で頂上を極めさせられたことで、抵抗の意志
を根こそぎ奪い取られたといった感じで、犬山にすっかり身を任せ
ています。

「もうすぐ仕上がりますからね……」

犬山がそう言うと間もなく妻が「あっ」と小さな悲鳴をあげて、双
臀を震わせました。

「さあ、出来ましたよ」

クリキャップがかぶさった妻の花蕾の根元から糸が一本垂れていま
す。犬山はそれを手でしっかりと持つと、くいっ、くいっと引っ張
ります。

「うっ……うっ……」

そのたびに妻がくぐもったような呻き声をあげます。

「うまくいったようですな」

犬山はそう言うとクリキャップを一気に抜き取ります。スポッとい
う小さな音がして、妻のクリトリスが露わになりました。

「ひっ……」

妻の喉から小さな悲鳴が迸り出ます。クリキャップで吸引されつづ
けてきた妻のクリトリスは鞘からはっきりと露出し、ルビー色にキ
ラキラと光っています。何とその根元は犬山が持った糸でしっかり
と縛り上げられているのです。

「なかなか器用ですなあ」
「さすがは会長だ」
「そんなところが糸でつながれるのを見るのは初めてですよ」

男たちは口々に犬山を誉めそやします。

「この奥さんのは普段は鞘の中に隠れていますが、なかなか大きめ
ですからな。それにクリキャップで吸い出しましたし、糸で繋ぐの
はそれほど難しくはありません」

犬山はニヤニヤ笑いながら説明します。

哀れなのは女の羞恥の源泉とも言うべきクリトリスを絞りだされ、
糸でつながれた妻です。痛みよりは恥ずかしさが先に立つのか、妻
はシクシクとすすり泣きながら腰部をゆらゆらと揺らせています。

「そんなにケツを振るんじゃないっ」

犬山は妻のヒップをパシッと平手打ちします。

「今さら色仕掛けで誤魔化そうとしても駄目ですよ。今までのはお
楽しみで、これからが本格的なお仕置きです。ホテルに来るのがど
うして遅くなったのか、白状してもらいますからね」

犬山はそう言うと、カーテンレールにつないでいる紐を外し何かを
手繰り寄せるようにします。

「どうなっているんですか、会長」
「この部屋の天井には滑車を付けたレールが取り付けてあるんです
よ」

妻の大きく開いた腿の間に下りてきた2本の紐のうち一方に、犬山
はクリトリスを繋いだ糸を結び付けます。もう一方には鍵型の金具
が取り付けてあり、犬山はそれに金属製のバケツを取り付けます。
バケツは拘束椅子に固定された妻の頭上、立ち上がった犬山の肩の
あたりで停止します。

これで妻は、滑車を介してクリトリスでバケツを吊り上げた状態に
なります。

一瞬画面から犬山が消え、大きなダンボール箱を重そうに抱えて戻
ってきました。箱を開封すると、1リットル入りのミネラルウォー
ターのペットボトルが12本入っています。

妻は一体今から何をされるのだろうかという不安と恐怖で、裸身を
小刻みに震わせています。

「さて、奥さん。奥さんが家を出たのは木曜の何時ですかな?」
「あ……朝の6です」

妻は震える声で答えます。

「6時ですか……始発の電車に乗れば私のホテルには遅くとも7時
には着いたついたはずですな。しかし、奥さんが実際に私のホテル
に来たのはいつですか?」
「昨日……金曜の午後11時です……」
「要するに一日と16時間、40時間の大幅な遅刻というわけです
な」
「は……はい……申し訳ございません」
「謝ったら済むものではないですよ」

犬山は手に持った青竹で妻の尻をピシャ、ピシャと叩きます。

「奥さんは人と待ち合わせをして、40時間も遅刻しても平気なの
ですか? それだけ遅れるのに相手に対して何の連絡もないという
のはどういうことなのですか」

妻は黙って首をうな垂れさせています。

「返事をせんかっ! この馬鹿女っ」
「ひっ!」

青竹の鞭が妻のヒップに炸裂します。ピシッという大きな音が響き、
妻の白い尻に一条の赤い線が刻まれます。

  1. 2014/06/15(日) 01:46:21|
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役員会 第48回

「これは凄い威力ですな」
「こんななんでもないキャップでこれほど乱れるとは」
「○○さんが人一倍淫乱ということもあるでしょうが、余程効くん
でしょう」

男たちは再び展開された妻の狂態に、満足げに頷き合っています。

「今度はこれと一緒に責めてあげましょう」

犬山が黒光りしたバイブを持ち出します。ちょうど、藤村さんがオ
ンライン役員会で使ったものと同じくらいの大きさです。犬山は妻
にその責め具を見せつけるようにするとスイッチを入れます。バイ
ブがまるで生き物のようにくねくねと動き出します。

「い、嫌……もう許して」
「遠慮しなくていいですよ」

犬山は笑いながらそう言うと、バイブをいきなり妻の秘部に押し込
みます。妻のその部分はすっかり潤っていたのか、あっけなくバイ
ブを飲み込みます。同時に犬山は、もう一方の手に持ったローター
をクリキャップに押し当てます。妻はつんざくような悲鳴をあげな
がら激しく腰部を痙攣させます。

「い、いやあーーっ!! ううっ! くうっ!! ああーっ!! 
いっ、いっ、いひいっ。ひいーーっ!!」

妻の顔は恐ろしいほどこわばり、今にも失神しそうになるのをはを
喰いしばって堪えているようです。

「も、もうっ、もうダメっ、いっ、イクっ、いっちゃうっ、イク、
イッちゃうよーっ!! あっ、ああっ、あぁぁ~っ!!」

妻は獣が吼えるような声をあげると、腰部をガクガクと震わせ、今
日三度目の絶頂に達しました。男たちは妻のあまりにも激しいイキ
っぷりに、からかうことも忘れて引き込まれています。

妻の陰唇はしばらくの間快楽の余韻を伝えるようにヒクヒクと収縮
していましたが、やがて収まってきたと見た犬山がバイブを引き上
げようとします。

すると妻は「あーーん」と甘えるような声をあげてバイブを締め付
けると、「うっ、ううっ」と呻きながら双臀を震わせます。

「おやおや、バイブを抜こうとしただけで気をやってしまうとは、
なんと淫らな奥さんだ」
「ああ……」

妻はさも恥ずかしそうに腰部をくねくねと捩じらせます。そうです。
犬山の指摘通り妻は責め具を身体から引き抜かれようとしたときに、
本能的にそれを離すまいと身体が反応し、絶頂に達してしまったの
です。

剥き出しのクリトリスを徹底的に責められていたことで身体が鋭敏
になっていたためもあるでしょうが、今までの妻では考えられない
反応に、私は驚愕の思いを禁じえませんでした。

「奥さん、今日はこれで気をやるのは何度目ですか?」

犬山は淫靡な笑みを浮かべて妻に問い掛けますが、妻は顔を羞恥で
赤らめたまま、嫌、嫌と首を振ります。私は妻のそんな態度になぜ
か、犬山に対する馴れ馴れしさのようなものを感じ、嫉妬で身体が
熱くなりました。

「ちゃんと言わないと駄目ですよ」
「ああ……恥ずかしいわ」
「さあ、大きな声で言いなさい。こんな風に」

犬山は妻の耳元に口を寄せ、何ごとか囁きます。妻の頬はますます
赤く染まり、ああ、という熱い溜息までが聞こえてくるような気が
します。

「○○さん……」

里美のメッセージが画面に現れます。

「どうした」
「私……なんだか身体がおかしくなってきちゃった」
「こんなときに何を言っている」
「だって……」

そうは言いましたが、里美の言うことも分かるような気がします。
私もさきほどから股間がすっかり熱くなっているのです。妻がとん
でもない目にあっている。それに対する怒り、嫉妬という感情はも
ちろんあるのですが、犬山の責めに対して妻の官能が鮮やかなまで
に開花していくのを見ると、なぜか見ているこちらまでがたまらな
い気分になっていくのです。

(馬鹿な……俺は愛する妻が凌辱されるのを見て興奮するような変
態ではない)

もしこれらの行為が自分の目の前で行われるのであれば、私は興奮
するどころか、とっくに犬山に掴みかかっているでしょう。しかし、
ディスプレイ越しに見る情景はどこか非現実的で、また当面は手も
足も出せないという事実がどこか諦めを伴った安心感のようなもの
を連れてきます。

犬山に催促された妻はようやく口を開きました。

「……い、淫乱な不倫妻、○○絵梨子は、く、クリを責められて4
回連続で気をやりました……み、皆様、絵梨子のイキっぷりはいか
がでしたでしょうか……」

  1. 2014/06/15(日) 01:45:35|
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役員会 第47回

「相変わらず感じやすいですね」

犬山は妻をからかいながら液体を塗りつづけます。特に妻のクリト
リスの周辺に集中的に塗りつけていきます。

「あっ……ああっ……」
「普通のローションよりは粘りがありますし、乾きにくく出来てい
ます。本当は奥さんの愛液で十分なんですが、この方が手っ取り早
いんでね……あれ、しかしローション以外のものも出てきたようで
すな」

敏感なところを責められて妻の腰部はヒクヒクと痙攣しつづけます。

「これはクリキャップといって、ここを責めるときにはなかなか重
宝するものなんですよ」

十分塗りつけたのを確認した犬山は、ピンク色の風船のようなもの
を手にとると、人差し指と親指で挟み、妻のクリトリスに押し付け
ます。

「あ、ああっ……」
「どれ、うまく吸引できましたかな」

犬山はCCDカメラを妻の股間にズームインさせると、「クリキャ
ップ」と呼ばれるピンク色の器具を指で持ち上げます。

「ひいっ」

妻はそれだけでつんざくような悲鳴をあげます。見ると、半透明の
クリキャップの中に妻のクリトリスが絞り出されるように吸い上げ
られています。妻のその部分がこれほどまでに露出するのを私は始
めて見ました。

「奥さんのここはなかなか大きいので思ったよりもうまくいきまし
た」

犬山はそう言うと指でクリキャップを弾きます。

「ひっ、ひいっ」

妻もその部分をそこまで引き伸ばされ、刺激されるのは初めての経
験なのでしょう。少し弾かれるだけで電流を流されたように腰部を
痙攣させます。

「どれ、少し楽しませてあげましょう」

犬山は机の中からローターを取り出すと、クリキャップに直接当て
ます。

「ああっ、ああああっ……だ、駄目っ……そ、そんな……ああっ……
い、いひいっ……あああっ……」

限界まで引き出されたクリトリスをローターで刺激され、妻は狂っ
たように悶え始めます。

「ああ、いっ、いっちゃうっ……いっちゃうよおっ……い、いひいっ
……い、いくっ、いぐっ、いひいっ……いくっ」

妻は驚くような速さで頂上を極め、全身をブルッ、ブルッと激しく
痙攣させました。

私は妻の狂態を呆気に取られたように眺めていました。他の男たち
も同じだったようで、クリキャップと呼ばれる性具の威力に声を失
っています。

「もういったんですか、○○さん」

犬山は目を閉じてはあ、はあと荒い息を吐いている妻の頬をぴしゃ
ぴしゃ叩きながら尋ねます。

「……い、いきました」
「随分今日は早かったですね。余程クリキャップが気に入ったんで
すか」

犬山はそう妻をからかいながら、ローターをクリキャップに当てた
り離したりします。そのたびに妻は再び快感が湧きあがってくるの
か、あっ、あっと切ない声をあげます。

「き……気に入りました……」
「そうですか、それは何よりです」

犬山がそう言うと他の3人は淫靡な笑い声を上げました。

「そんなに気に入ったのなら、もう少しこれでイカせて上げましょ
う。ただし、これはお仕置きではないですよ。気持ちのいいお仕置
きなんてないですからね」
「ああ……」

妻は今にも泣き出しそうな顔を犬山に向けますが、犬山はまったく
頓着せずにローターのスイッチを入れ、再びクリキャップに押し当
てます。

「あっ、ひ、ひいっ……い、いいっ、ああっ、も、もうっ……」
「どうしたんですか。もうイキそうなんですか」
「は、はいっ、い、いっちゃうっ、いっちゃいますっ……」
「どこがそんなに気持ちいいんですか」
「く、クリがっ、クリが、た、たまんないっ。あ、ああっ……いく
っ、いくっ、いっちゃうっ、またいっちゃうっ」

妻はあっけなく二度目の絶頂に達しました。
  1. 2014/06/15(日) 01:44:45|
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役員会 第46回

「ちゃんといえないと、今日も同じ責めをしますよ」
「嫌っ、い、いいますわっ」

妻は恐ろしさのあまり涙声になっています。

「オシッコの穴への……電気責め……」
「そうです、よく言えましたね」

犬山が手を叩くと、他の3人もつられて笑いながら手を叩きます。

「奥さん、胸や腿も責めてあげましたが、奥さんはオシッコの穴が
余程気に入ったみたいで、とうとう失神してしまったじゃないです
か。目を覚ましてもまっすぐ歩けないで、送っていくのが大変でし
たよ。まあ、旦那は飲みすぎだと思ったようですが」

先月の終わりの日曜日というと、夜の12時過ぎに妻が犬山に家ま
で送られた日です。妻の胸元や内腿に赤いしみが出来ていたのは犬
山から受けた拷問の痕だったのです。

私はその日の夜、妻がうなされて「やめて……もう許して……」と
か「お願い……もう帰らせて……」と口走っていたのを思い出しま
した。翌朝妻は、犬山に送られたことすら覚えていなかったのです。

「電気責めに比べればどうってことはないでしょう、さあ、奥さん、
言うんですよ」

妻はこっくりと頷き、口を開きます。

「……い、犬山会長様……約束を守らなかった罰として、○○絵梨
子に……ク、クリトリス責めのお仕置きをして下さい」
「おや、○○さんはクリトリスを責められたいんですか?」

犬山はわざとらしく妻に尋ねます。

「……は、はい」
「肛門や尿道は責められたくないんですか?」
「ああ……」

妻はさも辛そうに目を閉じます。

「お、お尻の穴や……オシッコの穴は許して……クリトリスにして
下さい」
「そうはいっても、明日はお尻の穴を責めるんですよ。それはいい
んですか?」
「そんな……」
「約束しましたよね、お尻の穴でピンポン玉を呑みこむことが出来
るようになるよう肛門拡張を施され、見苦しくないように肛門美容
整形を受けると、明日は道岡先生のクリニックでその2つだけでな
く、クリトリスの包皮切除手術も受けてもらうんですよ」
「そ、それは……わかっておりますわ……でも……今日は許してく
ださい」

妻は身悶えするようにしながら拒絶の言葉を吐きますが、どことな
く妻のそういった姿態に、男たちに対する媚びめいたものが含まれ
ているような気がしました。

「まあ、いいでしょう。その代わり今日は奥さんのクリトリスを徹
底的に責めますからね」

犬山は部屋の隅に置いてあった拘束椅子をPCの前に設置すると、
全裸の妻をその上に固定します。妻はほぼ犬山の言うなりになって
おり、それほど嫌がる風情は見せません。

(絵梨子……なぜ抵抗しない……)

「しかし凄い格好ですな。奥さん、恥ずかしくないんですか?」

妻はまるで産婦人科の診察台に乗せられたようなポーズを晒してい
ます。秘裂は心もち口をあけており、人妻らしい色素の沈着した陰
唇が覗いています。その下には指で押したような肛門まではっきり
と姿を覗かせているのです。

「女も40を過ぎると、恥じらいも何もなくなるんですかね」
「いや、むしろ人に見せたいという欲望の方が強くなるんでしょう。
特に○○さんの奥さんは」
「すると我々は人助けをしているようなものですな」

男たちはそんな風に妻に嘲笑を浴びせませす。

「水曜日に長尾先生と楽しんだホテルにもこれと同じような椅子が
あったんでしょう? 十分楽しめましたか?」

犬山はそう言うと机からピンク色の半透明の小さな風船に似た器具
と、薬の小瓶のようなものを出してきます。

「こんなもので楽しんだことはありますか? 奥さん」
「い……いいえ。ありません」

妻は首を振ります。バイブレーターやローターといった、見るから
に用途が分かるようなものではなく、何か実験器具のようなあっさ
りした外観ですが、それだけに何に使うものか分からず、妻の不安
は増しているようです。

「そうですか、それでは今日が初体験というわけですな」

犬山は小瓶の蓋を開け、掌の上に液体を垂らします。指先でその液
体を取るといきなり妻の秘部に塗り付けました。

「あっ……」

妻の下半身が電流に触れたように痙攣します。

  1. 2014/06/15(日) 01:43:49|
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役員会 第45回

「それじゃあ、いよいよ尋問です。奥さん、それだけわかっていな
がら、どうしてこのホテルにまっすぐ来なかったのですか?」
「ああ……」

妻の顔が恐怖に歪みます。

「良からぬことを考えていたんじゃないですか? 旦那さんに本当
のことを話そうとか、それとも警察に駆け込んで助けを求めようと
か……」
「ち、違います……」

蒼白になった妻の顔がディスプレイにアップで映ります。妻は必死
で首を振ります。

「き、気持ちを整理するために……ひとりでホテルに泊まっていま
した」
「ほう、ホテルに?」

犬山の目がキラリと光ります。

「ホテルに泊まるならうちのホテルに来ればよかったじゃないです
か。無駄なお金を使わないですむ。そもそも奥さんにはこれから自
分で自由に使えるお金など、一円もないのですよ」

犬山はそこで手に持った青竹でポン、ポンと妻の太腿を叩きます。

「立ちなさい」
「な、何を……」
「いいから立つんです」

妻は犬山から言われたとおり直立不動の姿勢をとります。いきなり
犬山は妻の太腿の裏側の、柔らかい肉をぴしゃりと青竹で打ちまし
た。

「い、痛いっ!」
「嘘を言うと、お仕置きはこんなもんじゃすみませんよ」
「う、嘘は言っていません……」

妻は涙で潤んだ瞳を犬山に向けます。

「こりゃあ下手なSMショーより興奮しますね」
「何しろ本物ですからね、迫力が違います」
「録画できればいいんですが」
「そういうシステムだからしょうがないです。ライブでしか見れな
いのがいいところですよ。我々4人のためのショーなんですから、
これほど贅沢なことはない」
「そういわれれば確かにそうですな」

役員の男たちはすっかり興奮してそんなことを言い合っています。

「いずれにしても、このホテルに来るのが遅れたお仕置きをしなく
てはなりませんね。どんなお仕置きがいいですか、ええ? 奥さん」
「ゆ……許して」
「何ですか? そんな小さな声では聞こえませんよ」
「許してください」
「ほほう、どんなお仕置きでも受けますから、皆さんでお決め下さ
いと言っているんですね。たいした度胸だ」

犬山の言葉に、他の男たちはゲラゲラ笑い出します。

「さあ、○○さんの奥さんをこれからこってりと責めあげますが、
どんな責めがいいですかな」

犬山の呼びかけに、男たちが口々に声をあげます。

「浣腸してからケツの穴を広げるってのはどうですか」
「それはどうせ明日やることになっているでしょう」
「マンコとケツの穴に山芋の汁を塗るってのはどうだ」
「それより、クリトリスの糸吊りってのを一度やってみたいんだが」

男たちはとんでもないことを言い出します。妻が残酷な拷問を受け
ようとしている、私はこれが現実のことだとは思えません。

「奥さん、みんなが奥さんのために色々とアイデアを出してくれま
したよ。どのお仕置きがいいですか」

妻はもはや言葉を失い、力なく首を振るだけです。

「ちょっとこの場で浣腸をするというのはどうかと思うので、明日
の予行演習をかねてクリトリス吊りといきましょうか。奥さんのは
大きめだから吊れると思いますよ」
「ああ……」
「いいですね、それじゃあカメラに向かってこういうのですよ。い
いですか」
犬山は妻の耳元に口を寄せると、何ごとか囁きかけます。妻の頬は
羞恥のあまり紅潮しています。

「い、嫌……そんなこと……言えません」
「おや、逆らうんですか? ○○さん。素直になれないようだと例
の責めをしなければならなくなってしまいますね」

妻の表情がさっと青ざめます。

「何の責めか分かったようですね。そう、奥さんが一番嫌がったあ
れですよ。先月の最後の日曜日、西伊豆への旅行に行くのを奥さん
が嫌がったときに受けたお仕置き、覚えているでしょう……」
「い、嫌……あれだけはもう……」
「どこをどんな風に責められたんですか。自分の口から言ってみて
下さい」

妻はそれがよほどおぞましい記憶なのか、うわ言のように「嫌、嫌……」
とくり返しながら首を振っています。
  1. 2014/06/15(日) 01:43:01|
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役員会 第44回

「丸2日近くも愚図愚図しておったわけを問いただそうとしたんで
すが、ホテルに着いたときは奥さんはフラフラだったもんで、尋問
するのはオンライン役員会を開いて皆さんの前でやれば良いと思い、
とにかくひとまず寝かせたわけです。奥さんは余程疲れていたのか
泥のように眠っていましたが、先ほど叩き起こして食事をさせ、シ
ャワーを浴びさせたところですわ」

犬山はそこまで説明すると「いつまでチンポにしゃぶりついている
んだ。この淫乱女め」と妻を怒鳴りつけ、足蹴にします。素っ裸の
妻はその場で尻餅をつきました。

「会長、乱暴はいけませんよ」
「奥さんはとりあえず、我々との約束は守ったわけでしょう」

男たちはこれから開始される妻に対する「尋問」をさも楽しみにす
るようにニヤニヤと笑みを浮かべています。

「さて、果たしてそういえますかな? どうですか、奥さん」

犬山は部屋にもう一台用意していたPCからログインし、妻を最初
のPCの前に正座させます。いつものように画面が5つ開き、最も
大きな画面には罪人のように正座した妻の姿が大写しになります。

「長尾先生との不倫が旦那にばれたら奥さんはどうしなければなら
なかったか、言ってみて下さい」

犬山は手に青竹を持って妻の背中を軽く叩きます。妻はじっと目を
伏せて押し黙っています。裸の肩先が恐怖のあまり小刻みに震えて
いるようです。

「忘れたのか、この馬鹿女めっ!」

犬山の怒声が響き、青竹の鞭が妻の背に飛びます。「ああっ」とい
う妻の悲鳴がヘッドフォンの中に響きます。私は我を忘れて「絵梨
子っ」と叫んでいました。

「駄目っ、○○さんっ」

里美からのメッセージが画面に現れます。うっかり声を出してしま
いましたが、私の声は妻の悲鳴に重なって男たちには聞こえなかっ
たようです。一人妻だけが不思議そうにあたりを見回しています。

「……あなた」
「ぼんやりしてないで、質問に答えないかっ」

再び青竹の鞭。妻は「ううっ」と苦痛に呻くと顔を上げます。

「ひ、ひとつ、夫に対しては不倫について一切の言い訳をせず、か
つ何を聞かれても黙秘します。ふたつ……不倫が露見した次の日の
夜明け前に『ごめんなさい』とだけ書置きをして家を出、まっすぐ
に犬山様のところに向かいます。みっつ、家を出てからは夫はもち
ろん家族、友人とも連絡を絶ち、今後の身の振り方はすべて犬山様
にお任せいたします」
「良く覚えていましたね。会議ではいつも他の役員に迷惑をかけて
いる、出来の悪い奥さんにしては上出来ですよ」

犬山は青竹の先で妻の頭をポン、ポンと叩きます。

「奥さんの今後のことはちゃんと考えていますよ。この前の週末に
行った西伊豆のD旅館、あそこで呼んだコンパニオンの会社の社長
にもう話をつけているんですよ。明日道岡さんに肉体改造をしても
らったら、その足で西伊豆まで送っていってあげますよ」

犬山のとんでもない言葉に私は驚きます。

「奥さんにはこれからそこでずっと住み込みで働いてもらいます。
なに、仕事は簡単ですよ。コンパニオンとして温泉客の接待をして
もらうこと、時々は奥さんの身体も使ってね。いずれはストリップ
小屋にも出演してもらうそうですが、踊りなんて出来なくても大丈
夫です。奥さんのその部分は見世物としても十分売り物になるよう
に改造してあげますから」
「ああ……そんな……」

妻の目からボロボロと涙が零れ落ちます。私はたまりかねて立ち上
がります。

「ど、どうするの。○○さん」
「どうするもこうするもない、絵梨子を助けに行く」
「だめよ」
「どうして駄目だ。この前ということが違うじゃないか」
「この前は奥さんがすぐ目の前にいたでしょう。今はそうじゃない
のよ。目の前にいるように見えるけど、それは画面の中にいるだけ」
「しかし……犬山のホテルにいるんだろう」
「どの部屋にいるのか分からないわ」
「片っ端から探せば……」
「捜査令状を持った警察でもあるまいし、そんなこと出来るわけな
いじゃないの。落ち着いて。○○さん」

里美は必死で私をたしなめます。

「仮に探すことが出来たとしても、奥さんの部屋にたどり着く前に
どこか別の場所に移されてしまうわ。そうなると奥さんには本当に
二度と会えなくなるかもしれないのよ」
「絵梨子……」

私は頭を抱えます。

「やつらは奥さんと長尾の不倫がばれたことは知っていても、○○
さんが自分たちの所へたどり着いていることを知らない。これを何
とか利用するのよ」
  1. 2014/06/15(日) 01:42:05|
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役員会 第43回

その日も、次の日も妻を捜しましたが見つかりません。携帯にかけ
ても電源がきられているようで繋がりません。妻が行きそうなとこ
ろ、友人の家や実家に連絡してみたのですが、すべて空振りでした。

長尾のマンションに転がり込んでいるのではないかと、妻のPCか
らPTA役員の名簿を引っ張り出し、長尾の住所を調べ、金曜の午
後には会社を早く抜けて周囲を張り込んでみたりしたのですが、妻
がいる気配はありませんでした。

里美も「出来る限りのことはしてみる」と言ってくれ、なにやら自
分のネットワークを使って調査をしているようですが、これといっ
て成果はありませんでした。私は里美に携帯のメールアドレスを教
え、何かわかったら連絡してくれるように頼みました。

金曜の夜遅く、焦燥しきった私が家に着くと、浩樹がまだ起きてい
ました。

「お父さん、お母さんは一体どこへ行ったの?」
「少しお父さんと喧嘩したから、実家に帰ったんじゃないかな……」

私は浩樹に、自分の母親がどんな状況に陥ったのかを知られまいと、
誤魔化します。

「おばあちゃんの家に電話したんだけど、お母さんはいなかったよ」
「そうか……」
「おばあちゃんも心配していた。どこにいるんだろう、って」
「実家の近くの友達のところに行っているんじゃないのかな。まあ、
いずれ帰ってくるさ」
「警察に届けたりしないでいいの?」

浩樹の顔は不安に翳っています。

「夫婦喧嘩くらいでいちいち警察に届けていたら、警察も忙しくて
しょうがない。週末には帰ってくるだろう。心配しなくていい」

私はそう言いましたが、浩樹は納得しなかったようです。不安な表
情のまま自分の部屋へ戻っていきます。

(絵梨子……どこだ)

私は妻を追い詰めてしまったことが後悔してなりません。まさか自
殺でもしているのではと思うと、胸が締め付けられそうな気持ちに
なります。

次の日は土曜日、その次の日はいよいよ妻が「肉体改造」をされる
役員会の日です。水曜日以来オンライン役員会は開かれていません。
姿をくらました妻も明日には犬山達の命令通り、道丘のクリニック
に現れるのでしょうか。

浩樹を学校に送り出してから、私は手詰まりから、いっそ長尾と対
決しようかとまで考えていました。その時、携帯に着信音がありま
した。里美からのメールです。

「すぐにオンライン役員会にアクセスして」

私は急いで妻のPCを立ち上げると、言われたとおり役員会にアク
セスします。そこには毛塚、橋本、道岡といった3人の副会長がす
でにアクセスしていました。

「夕べ犬山さんに急に連絡がありましたが、何ごとですかね」
「どうせ明日には集まるんですがね」
「私はわざわざこのために休日出勤ですよ」

3人は犬山に呼ばれたようですが、本人がまだアクセスしていませ
ん。画面に里美のメッセージが現れました。

「○○さん」
「里美」
「何か手がかりがつかめるかと思って、ログインしっぱなしにして
いたの。そうしたら連中が急にアクセスしてきて」
「何が始まるんだ?」
「彼らもまだよく知らないみたい……あっ」

その時、犬山がログインしてきました。犬山はいつものようにオフ
ィスからとは違い、ホテルの一室からアクセスしているようです。

「皆さん、おはようございます。急にお呼び立てして申し訳ない」
「どうしたんですか、会長」
「明日の役員会に何か不都合でも生じたんですか」
「いや、不都合というほどでもないんですが、ちょっとしたアクシ
デントがありましてな。○○さんの奥さんの不倫が旦那にばれてし
まったのです」
「なんですって」

男たちは驚きの声を上げます。

「いや、ご心配なく。明日の役員会も、来月の旅行も予定通り行い
ます。奥さんは事前に約束したとおり、私のホテルに駆け込んでき
ました。ほら……」

犬山はCCDカメラを下向きにします。ソファに深々と腰掛けた犬
山は下半身裸でした。犬山の前にお尻を突き出してひざまづき、剥
き出しにされた肉棒をしゃぶらされている素っ裸の女……それは紛
れもなく妻の絵梨子でした。

「万が一旦那に不倫がばれたら『ごめんなさい』と一言書置きをし
て私のホテルに駆け込む──この奥さんは一応我々と事前に交わし
た約束を守ったようですが、家を出てからホテルにくるまでうろう
ろと道草を食ったようです。結局水曜の夜に旦那にばれ、木曜の朝
に家を出たのは良かったのですが、私のホテルに来たのは昨日の夜
更けになってからでした」
  1. 2014/06/15(日) 01:41:16|
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役員会 第42回

私はとにかく会社に向かいました。昨日、仕事を途中でほうり出し
て来たのが気になっていたこともありますが、妻がいなくなったこ
とについてそれほど深刻に受け止めていなかったせいもあります。

妻は私に不倫を知られたことにより混乱し、発作的に家を飛び出し
たのではないかと思っていました。また、その行き先も長尾の部屋
ではないだろうとも思っていました。なぜなら、長尾が妻に対して
本気だとは思えなかったからです。

昨日の長尾の妻に対する態度はあくまで露出プレイの相手としての
それであり、愛情は感じられませんでした。したがって、妻が長尾
の部屋に転がり込んでも迷惑以外のなにものでもないでしょう。そ
れがわからない妻ではないと私は思っていたのです。

行き先は友人のところか、実家か、それとも一人でホテルに泊まっ
ているかのどれかだろうと思いました。そうで有る限りいずれは帰
ってくるはずです。

私は仕事の合間に何度か妻の携帯に電話をしましたが、電源が切ら
れているようでつながりません。昼過ぎに念のためにオンライン役
員会に接続して見ましたが、今日はだれもアクセスしていないよう
です。

次第に不安になってきた時、里美からメッセージが入りました。

「○○さん、あれからどうなったの?」
「絵梨子のことか?」
「当たり前よ。それ以外に何があるの?」
「そちらこそ、役員会の方はどうだったんだ?」
「ああ……最低よ……」

里美は私が飛び出した以降の役員会の模様を話します。藤村さんは
バイブを使って激しいオナニーショーを演じさせられてから、前回
の続きということで彼女の趣味であるフラワーアレンジメントの素
材を使って、陰部や肛門での生け花を演じさせられたそうです。

「まったく、とんでもない変態たちだわ」
「週末の話は何かしていなかったか?」
「豊胸手術を受けることを誓わされていたわよ。手術は○○さんの
奥さんの……その……肉体改造の後で行うって」

里美は思い出すだけでも腹立たしいのか、あまり詳しくは語りませ
ん。

「それで、奥さんはどうなったの?」
「それが……」

私は昨日「ホテル十番館」で目にした光景、その時の行動、そして
帰宅してからの妻とのやり取りについて話します。里美はじっと聞
いていましたが、私の話が終わるや否や怒声を上げます。

「馬鹿っ」

私は驚きのあまり言葉を失います。

「馬鹿っ、○○さんの馬鹿っ」
「……里美」
「どうして奥さんを助けて上げなかったの」
「助けるって……間男との情事の場に踏み込むのが絵梨子を助ける
ことになるのか」
「そんなことを言っているんじゃないわ。長尾と犬山たちはぐるだ
ということを○○さんも分かっているでしょ」
「しかし……証拠がない」
「証拠、証拠って、○○さんは警察か何かなの? ○○さんの子供
が目の前で溺れていたとして、子供が誤って水に落ちたのか、誰か
に突き落とされたのか証明できないと助けられないの?」
「そんな……それとこれとは違う」
「違わないわよっ」

里美の叫び声がヘッドホンの中に響く。

「奥さんは人前で裸にされるのを悦ぶような人なの? ハイヒール
だけの真っ裸で歩かされるのを進んでやるような人なの?」

里美の声は泣き声になっています。私の声も自然大きくなります。

「そんなことはない……」

私は言葉を詰まらせました。

「……と……思う」
「何よ、と、思うって」
「わからないんだ……」

私は頭を抱えます。

「絵梨子と結婚して20年近くにもなるが、昨日のような絵梨子を
見たのは初めてだった。俺が知っている絵梨子とは違う女に見えた」
「○○さん……」

里美はさすがに興奮を鎮めます。

「ごめんなさい……」
「いや、いいんだ。里美の言うとおりだ」

私は里美に叱責されて、大事なことを思い出したような気がしまし
た。

「とにかく、絵梨子を探さなければ……」
  1. 2014/06/15(日) 01:40:23|
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役員会 第41回

浩樹は食事を終えて部屋に戻ったようです。私は風呂に入るとダイ
ニングに向かいました。妻は食事を取らずに私をずっと待っていま
した。

「待っていたのか? 先に食べれば良かったのに」
「あなたと一緒に食べたかったから」

そんな妻の言葉も私は素直に聞けません。すべてが自分の裏切りを
ごまかすためのように思えるのです。

妻は私の好物を何品か作り足したようです。しかし、これが妻と一
緒に取る最後の食事になるかもしれないと思うと、味も良く分かり
ません。

「ごちそうさま」

妻とほとんど言葉を交わさないまま食事を終えた私は、箸を置いた
妻の目を見て話し出しました。

「絵梨子、話がある」

妻の顔に緊張が走ります。私は席を立つと部屋から茶色い封筒を持
って来て、妻に渡します。妻は脅えたような表情で私を見ます。

「中を見ろ」

妻は封筒を開けて中の写真を取り出します。妻の指先が小刻みに震
えているのが分かります。写真を確認した妻の顔が愕然となりまし
た。

「どうして……」

妻の唇が震えています。私は何も言わずに妻の瞳をじっと眺めてい
ました。妻が耐えられなくなったように目を伏せます。

「ごめんなさい……」

妻の目から涙が零れ落ち、プリントされたばかりの写真を濡らして
いきます。涙はテーブルの上にまで滴り落ちました。

「何か他にいうことはないのか?」

妻はしきりに首を左右に振っています。しばらく私たちは無言のま
ま向かい合っていましたが、今度は私の方が沈黙に耐えられなくな
り、立ち上がりました。

「あ……」

妻が顔を上げて、何か言いたげに口を動かしました。妻の瞳は涙で
濡れています。扉を閉じると、背後に妻のすすり泣く声が聞こえて
きました。私はその声を振り切るように寝室へ向かいました。

ベッドに横たわった私は妻が口走った「どうして」という言葉につ
いて考えていました。

「どうして……気づいたのか」
「どうして……責めないのか」

妻は何を言いたかったのでしょう。

私はどうして妻の不倫に気づいたのか、また手渡した写真は私が撮
影したものかどうかすら話しませんでした。妻は今頃不安に苛まれ
ているでしょうか。

現在犬山達にどんな目にあっているにせよ、長尾との不倫は妻の私
に対する裏切りです。「ホテル十番館」の前で妻と長尾の痴態を目
撃したショックを思えば、妻が不安に苛まれようが自業自得といえ
ます。

しかし、私は妻の涙が頭から離れませんでした。

結婚当時、私しか頼るものがいなかった妻。妻を決して泣かせない
というのが私の信念でした。今日、妻が滂沱の涙を流すのを見た私
はなんともいえぬ後味の悪さを感じたのです。

犬山達に凌辱されるのも確かに腹立たしいことですが、それはいず
れ彼らにまとめて復讐すればよいことです。長尾に対する報復も同
時に行えばよいでしょう。私はこれ以上妻から、妻自身の意志で裏
切られる辛さに耐えることは出来ませんでした。

(しかし、これで妻はもう二度と長尾に会うことはないだろう……)

犬山達との問題は何一つ解決していません。しかし、私は今日、妻
と長尾の不倫を潰したことで妙に安心してしまい、いつの間にか眠
りに落ちていきました。

翌朝目覚めると、隣のベッドに妻の姿はありませんでした。朝食の
支度をしているのかとキッチンを覗きましたが、そこにもいません。
私はダイニングテーブルの上に一枚のメモが置かれているのを見つ
けました。

(ごめんなさい 絵梨子)

家の中、マンションの外、私は必死で探しましたが、妻の姿はどこ
にも見つかりませんでした。

私は昨日妻が「どうして……」と言った後の妻の唇の震えを思い出
していました。私はその唇の形が、ある言葉を示しているのだとい
うことに思い至りました。

(どうして……助けてくれなかったの)
  1. 2014/06/15(日) 01:39:36|
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役員会 第40回

私はプリンターに写真用の印刷用紙をセットし、デジカメで撮った
画像をプリントして行きます。排紙トレイにから妻の痴態が次々に
吐き出されて行くのを見ながら、私は先程見た光景が夢ではなく現
実のものだったのだとぼんやり感じていました。

玄関の鍵をガチャガチャ捻る音がした後、チャイムが続けざまにな
りました。その音で我に返った私は玄関に向かいます。

無意識のうちに内鍵をかけていたようです。扉を開けると驚いたよ
うな顔をした妻が立っていました。妻はベージュのサマーセーター
にグレーのパンツ、足にはハイヒールではなく、踵の低いウォーキ
ングシューズをはいています。もちろんコートは着ていません。

「あなた……帰っていたのですか」

私は無言で頷きます。妻は不安そうな表情を顔に張り付けたまま家
に入ります。

「身体の具合でも悪いのですが?」
「いや……」
「顔色がすぐれないようですが……7時には浩樹を迎えに行かなけ
ればいけませんのでそれまでに夕食の支度をします。少し待ってい
てください」
「ああ……」

私は生返事をするとソファに座り込みます、妻は手早く上だけ普段
着のTシャツに着替え、エプロンを身につけると夕食の支度を始め
ます。私はグレーのパンツに覆われた妻のヒップをぼんやり眺めて
いました。

妻は胸は小さめですが、尻は逞しさまで感じさせるほどの大きさで、
むっとするような女っぽさをたたえています。大きめの尻が好きな
私にとって妻のそれは理想と言って良く、それだけに長尾がまるで
妻の尻を自分の所有物であるかのように気軽に平手打ちしていたこ
とが許せません。それは私にとっては妻と長尾が関係をもったこと
以上に腹立たしいことなのです。

それにしても先程まで若い愛人と変態的なプレイに浸りながら、一
時間も経たないうちに家庭の主婦の顔に戻り、子供の食事の支度を
する妻の心理は一体どういうものなのでしょう。私は妻の厚顔さに
怒りがどんどん増していきます。

食事の用意を終えた妻がふと時計を見上げます。妻はこちらを振り
向くとエプロンを外しながら私に話しかけます。

「浩樹を迎えに行きます」
「ああ……」

妻は何か言いたそうに口を開きかけましたが、すぐに口を閉じると
玄関に向かいました。やがて車の発進音が聞こえます。

自分の部屋に戻ると、プリンターの排紙トレイには30枚ほどの印
刷済み用紙が溜まってたまっていました。

デジカメも性能が良くなり、サービス版サイズの写真用印刷用紙で
プリントすると、銀塩写真とほとんど変わりはありません。私は気
分が悪くなるのをこらえながら次々に写真をチェックし、決定的だ
と思われるものを数枚選び出すと、その画像について大きなA5サ
イズの用紙で印刷しました。

さらにその写真を茶色い、無地の封筒の中にしまうとSDカードの
中の画像ファイルをPCのハードディスクにバックアップし、カー
ドからは削除します。

そうこうしているうちに妻が帰って来たようです。居間から妻と浩
樹が話す声が聞こえて来ます。しばらくの後、妻が私を食事に呼び
に来ました。

「あなた、折角早く帰って来たのですから、浩樹と一緒に食事をし
ませんか」
「いや……いい」
「食欲がないのですか」
「今は食べたくないんだ」
「でも……浩樹も話があるようで……」
「放っておいてくれ」

妻はショックを受けたような表情になり、次に悲しげに歪みます。

「わかりました……」

妻は小さな声でそう言うと扉を閉めました。少し経って居間から再
び浩樹と妻の声が切れ切れに聞こえます。

「お父さんは……」
「疲れて……2人で……」

私は不意に涙が込み上げるのを感じました。

妻のあのような悲しそうな顔を見るのはいつ以来でしょうか。結婚
することで初めて親元を離れた妻は新婚当初、何かと心細いようで
しきりに私を頼る態度を見せました。若かった私は当時任されてい
た大きな仕事で頭が一杯で妻を構う余裕がなく、つい邪険にしてし
まいました。

ある日強い言葉を妻に投げかけた時、妻がちょうど先程のような表
情をしました。私はその後ずっと頭の中から妻のその悲しげな顔付
きが離れませんでした。その時の後味の悪さから、これからは決し
て妻にあのような顔をさせまいと心に誓ったのです。

しかしその時私は、妻のその表情の意味が本当にはわかっていなか
ったのだと思います。私の悲しみの大半は、妻から裏切られたと感
じたことが占めていました。
  1. 2014/06/15(日) 01:38:40|
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役員会 第39回

妻は両手でコートの前を開いたままホテルの前の道を歩き始めまし
た。私はしばらくの間呆然と妻の姿を眺めていましたが、やがて再
びデジカメを構えました。

シャッターボタンを押す指が思わず震えます。驚き、怒り、悲しみ、
戸惑い、嫉妬……様々な感情が私を次々に襲ってくるようです。妻
は私が隠れている樹の陰のすぐ近くを通りましたが、夢遊病にかか
っているような表情の妻は私がいることには気づきません。

妻は道の端まで行くと、そのままUターンして戻ります。私は憑か
れたようにシャッターボタンを押し続けました。

ホテルの前で待っている長尾の前に戻った妻は、長尾の腕の中にふ
らふらと倒れ込みました。長尾は妻をしっかりと抱き締めると唇を
奪います。妻の両腕が長尾の首の周りに回されるのを信じられない
思いで見ながら、私はシャッターを切ります。

もう独りの、西岡と思われる男は見張りに徹しているようで、ホテ
ルの前の道を通る人間がいないか確認していますが、私が潜んでい
る公園にまでは神経が回っていないようです。

ラブホテルの前だけあって、人どおりは多くないようです。長尾は
しきりに妻に何事か囁いていますが、妻は必死で首を左右に振り、
長尾の言うことを拒んでいるようです。長尾は苛立ちの表情を見せ
るといきなり妻の頬を平手打ちしました。

「パシッ」という音が響き、私は反射的にシャッターを切りました。
妻がひるんだところを長尾が押さえ込み、コートを脱がそうとしま
す。妻は両手でコートの布地をつかんで抵抗しますが、西岡までが
暴虐行為に加わり、とうとう妻は青天井の下でハイヒールとサング
ラス以外は何も身につけない全裸にされました。

長尾が「行けっ」と声を上げ、妻のヒップをパシリと叩きます。妻
は先程とは逆方向にふらふらと歩きました。全裸の妻が豊満な尻を
揺らしながら、誰が通るか分からない道路を歩かされている。私は
夢を見ているような気持ちがしました。

気が付くと妻が道の逆の端でUターンし、こちらへ戻って来ます。
長尾が携帯を取り出すと、妻の写真を撮り始めました。それに気づ
いた私も三度カメラを構えます。

夜、私とセックスする時でも決して電気をつけさせないほどの恥ず
かしがり屋の妻が、まるで露出狂のように全裸で公道を歩かされて
いる。妻の頬は興奮のためか明らかな紅潮を示しています。私はい
つしか股間の肉塊がズボンを突きあげんばかりに硬直していること
に気づきました。

再び長尾のところに戻って来た妻は、興奮を訴えるように長尾にし
がみつきます。

「……濡れて……絵梨子は」
「……あなたが……こんな……」

というような声が切れ切れに聞こえてきます。

長尾は妻のサングラスに手をかけると、さっと外します。妻の素顔
が遂に露わになりました。

「……!」

妻は何ごとか叫ぶと長尾の肩先に顔を埋めます。素顔を晒された羞
恥からそのようなポーズをとったのかもしれないのですが、私には
妻がこみ上げてくる情欲を長尾に訴えているように見えました。

長尾は妻に熱い接吻を注ぎ込むと、再びせきたてるように妻の尻を
叩きます。妻は全裸のままふらふらと歩き始めました。私は頭の中
が真っ白になり、ひたすらシャッターボタンを押しつづけます。

私の前を通って道の端まで行った妻は、くるりと方向を変えると引
き返してきます。妻が長尾のところにたどり着くと同時に、道の反
対側に車の影が見えました。西岡の合図に長尾は慌てて妻にコート
を着せ掛けます。2人の男は妻を両脇から抱えるようにして、ホテ
ルの中へ戻っていきました。

時計を見ると午後4時少し前を指していました。随分長いように思
えましたが、実際に妻が露出行為を演じていたのは10分ほどでし
ょう。

私はデジカメをカバンにしまうとその場を離れ、駅に向かいました。
その場から逃げ出してしまいたいという気持ちで一杯でした。

長尾達はホテルの部屋は押さえたままなのでしょう。2時間近くに
わたって長男と西岡に抱かれた妻は、男たちが回復するまでの刺激
剤として外へ連れ出されたのでしょうか。露出プレイで興奮した男
たちは再び妻を責め立てているのでしょうか。ホテルの中で演じら
れている3人の痴態を想像すると、私は気が狂いそうになります。

しかし、私にとってショックだったのは、露出行為を強いられなが
らも陶然とした表情で長尾にしなだれかかる妻の姿でした。私には
見せたことのない妖艶な姿を、他の男に見せている──私は夢の中
を歩いているような心地でいつの間にか家に着いていました。

家に帰ってもしばらくの間、私は今しがた見た光景が現実のもので
はなかったのだろうかという思いで一杯でした。それを確認するた
めにパソコンを立上げ、デジカメのSDカードを取り出してカード
ドライブに装填します。写真加工ソフトが自然に立ち上がり、カー
ドのフォルダの中のファイルのサムネイル画像が画面一杯に表示さ
れます。

私はその中の一枚をクリックし、絶望にうめきました。最新型のデ
ジカメはシャッターボタンを押すときの私の指先の震えを見事に補
正しており、道の真中で全裸で長尾と抱き合う妻の姿を見事なまで
に映し出していました。

  1. 2014/06/15(日) 01:37:51|
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役員会 第38回

「ホテル十番館」はターミナル駅の前を走る大きな環状道路の、コ
ンビニの角を二筋入ったところにありました。

幸い斜め向かいには小さな公園があり、樹木を目隠しに利用して張
り込むことは出来そうでした。

私が「ホテル十番館」の近くについた時にはすでに午後3時半にな
っていました。

(1時に会社を出たということは、1時半過ぎにはホテルに入れる。
家に6時までに帰ろうかとするとホテルは5時前には出ないと苦し
い。絵梨子が使える時間は3時間強か……)

妻と長尾(今日はさらに西岡が加わっているようですが)がどのよ
うな時間配分をするのか私は考えていました。

(ホテルでたっぷり3時間使うか……それとも……)

私は煙草を吸わないので、コンビニで買った缶コーヒーをすすり、
雑誌に時折目を落としながらホテルの入口を見張っていました。

私は役員とはいっても、小さな所帯の会社ですから営業担当を兼ね
ています。私は取材用のデジカメを取り出し、ラブホテルの出口に
レンズを向けてズームをかけてみました。

距離的には問題ありません。車で来ているのでない限りは、妻と長
尾がラブホテルから出てくるところを確実に撮影することが出来そ
うです。

2人がお酒が入る厚生部の懇親会終了後にいつも使用していたホテ
ルですから、車で来る習慣はないのではないか、と私は予想してい
ました。

(今頃絵梨子は……)

長尾と西岡に後ろから前から凌辱の限りを尽くされているのではな
いかと思うと、胸が焼けるような苦しみを覚えます。ホテルにはコ
スプレ衣装やアダルトグッズ、さらに拘束椅子まで備え付けられて
いるということが私の想像力をかきたてました。

いっそラブホテルに飛び込み、妻を救い出したいという気持ちに駆
られます。しかし、そんなことをしてももちろん、妻たちの部屋が
わかるわけはありません。

妻と長尾がホテルから出てくるところを押さえたところで、不倫の
証拠にはなるかもしれませんが、その背後にいると思われる犬山達
に鉄槌を食わせることは出来ません。それよりも長尾との関係が私
に発覚してしまうことでかえって妻を追い詰めてしまうことになる
かもしれないのです。

しかも、私の行動が犬山達を警戒させることになるかも知れません。
私は今この場で妻と長尾の不倫の証拠を押さえるのが正しい行動な
のか、分からなくなってきました。

(どうする……今、妻と長尾がホテルから出てきたら、俺はどうし
たらいいんだ……)

私は頭を抱えます。

まさに袋小路です。妻が蟻地獄に落ちようとしているのに何一つ打
つ手がない。

いや、蟻地獄に落ちようとしている蟻を残酷な笑みを浮かべながら
見守ろうとしている私がいるのです。私を裏切った妻はそれくらい
の報いを受けても当然だ、という悪魔の囁きが私の頭の中に響きま
す。

そんなことを考えていると、「ホテル十番館」の出口から一組のカ
ップルが現れました。

(……!)

私は反射的にデジカメを向けますが、出てきたのは見知らぬ中年男
女だということに気づき、胸を撫で下ろします。

一安心した私ですが、カップルの後に30歳前後の男が現れたので、
再び身構えます。男はきょろきょろ当りを見回しています。私は男
に気づかれないよう、必死で樹の陰に身体を隠しました。

回りを確認した男は、ホテルの出口の方を振り向くと何事か合図を
します。男の後に一組の男女が現れました。

(……絵梨子)

男はやはり30歳くらいのがっちりした体型で、ラフなカジュアル
のシャツにパンツという姿です。女は6月も後半になるにもかかわ
らず、膝の下まで丈のあるコートを身につけています。女は大きめ
のサングラスをかけていましたが妻の顔をよく知っている私にとっ
てはそれくらい変装にもはいりません。

私はデジカメを構え、2人がホテルから出る瞬間を撮影します。小
さなシャッターの電子音が響きますが、妻たちの位置までは聞こえ
なかったようです。

長尾と思われる男は妻の耳元に口を寄せ、何ごとか囁きます。妻は
しばらく逡巡しているようですが、諦めたようにうな垂れるといき
なりコートの前をはだけました。

私は目を疑いました。コートの下の妻は一糸まとわぬ全裸だったの
です。
  1. 2014/06/15(日) 01:37:04|
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役員会 第37回

男たちのとんでもない会話を聞きながら、私は腹が立つよりは妻の
ことについての不安で胸が押し潰されそうになっています。じりじ
りしながら里美が電話をかけるのを待っていると、ようやく里美か
らメッセージが入りました。

「お待たせ」
「どうだった」
「○○さんの奥さん、急用が出来たって言って1時前に早退したそ
うよ」
「なんだと」

私は全身の力が抜けていくのを感じました。

長尾との不倫関係については、オンライン会議の場で男たちから聞
いているだけでしたので、半信半疑といったところもありました。
仮に妻が長尾と関係を持っていたとしても、無理やり持たされてい
たのを不倫といわれているのかもしれない。仮に不倫関係であって
も、もう完全に終わっていることだ。そんなことで私は自分を誤魔
化してきたのです。

しかし今日、妻が長尾と会っているとしたら不倫関係は終わってい
ないということになります。画面の中では藤村さんの嬌声が響いて
きました。

「ああっ、尚子、いっちゃう、いっちゃいますっ」
「実にはしたない奥さんだ」
「どうせいくのなら西岡先生の名前を呼びながらいきなさい。わか
りましたね」
「は、はいっ」

藤村さんは切羽詰ったような声をあげるとブルッ、ブルッと裸身を
震わせます。豊満な乳房が波打つように揺れました。

「ああっ、け、啓太郎さんっ、尚子、いっちゃいますっ」

藤村さんはほざくようにそう言うと、蜜壷に含ませた黒いバイブを
しっかりと喰い占めながら昇天しました。

妻も今あんな風に、長尾の肉棒を食い占めながら何度も何度も気を
やっているのだろうか、と思うと居たたまれない気持ちになります。

「……里美、後を頼む」
「え、えっ? またなの」
「すまない……」
「いいけど……どうするの? 仕事?」
「いや、今日は会社には悪いがとても仕事をする気になれない」
「わかったわ……それじゃあ」

私はオンライン役員会からログオフしました。藤村さんの痴態をこ
れ以上見ていると妻のことが生々しく連想されて、耐えられそうに
ないのです。

私は部屋を出るとアシスタントの女性に、今日はこれから客先を回
ってから直帰するといって会社を出ました。もちろん客先回りの予
定などは在りません。

私の足は自然と家に向かいます。しかし、帰ったからといって妻の
不倫の証拠をつかめるわけでもありません。妻は通常のパートがあ
る日の予定通りに帰宅することでしょう。そして時間に妻に電話を
かけたのはあくまで私ではないのです。妻と長尾がホテルから出て
くるところでも押さえない限りは無理です。

(ホテル……)

ふと、私の頭の中にひらめきました。たしか里美の話によると、妻
と長尾は厚生部の懇親会がある日、一次会が終わったら抜けてラブ
ホテルで落ち合ったといっていました。今日も同じホテルを使うの
ではないでしょうか。

(里美が何か手がかりを持っていないだろうか)

私は里美の携帯の番号すら知りません。ライブチャットとメッセン
ジャーだけが里美との接点なのです。私は会社に引き返し、不思議
そうな顔をして私の顔を見るアシスタントの女性に「忘れ物だ」と
告げると、部屋に入ってPCを立ち上げました。

「どうしたの? ○○さん?」
「里美、絵梨子と長尾が行ったラブホテルについて何か覚えている
ことはないか?」
「いきなりそう言われても……」
「場所とか、名前とか」
「そんなことは言っていなかったわ……待って」

里美は何か思い出したようです。

「確か……コスプレをさせられたとか言っていたわ。それに変な椅
子に固定されて虐められたって……」
「何っ」

私は妻が破廉恥な格好をさせられてSMで使うような椅子に縛り付
けれている姿を想像し、頭がかっとなります。

「ちょっと検索してみるわ……○○さんの息子さんの学校の位置か
ら考えると、
C駅周辺が有力ね……あった、これかも」
「どこだ」
「ホテル十番館、コスプレ衣装のレンタルとアダルトグッズ、拘束
椅子まであるわ」

里美のメッセンジャーに表示されたホテルのURLを開きます。地
図と住所が載っているページをプリントすると、私は里美へあわた
だしく礼を言い、再び会社を飛び出しました。
  1. 2014/06/15(日) 01:36:13|
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夫の願い・願う夫 (6)
プライド・高田 (13)
信頼関係・あきお (19)
ココロとカラダ・あきら (39)
ガラム・異邦人 (33)
言い出せない私・・・「AF!」 (27)
再びの妻・WA (51)
股聞き・風 (13)
黒か白か…川越男 (37)
死の淵から・死神 (26)
強がり君・強がり君 (17)
夢うつつ・愚か者 (17)
離婚の間際にわたしは妻が他の男に抱かれているところを目撃しました・匿名 (4)
花濫・夢想原人 (47)
初めて見た浮気現場 (5)
敗北・マスカラス (4)
貞淑な妻・愛妻家 (6)
夫婦の絆・北斗七星 (6)
心の闇・北斗七星 (11)
1話完結■不倫・不貞・浮気 (18)
■寝取らせ (263)
揺れる胸・晦冥 (29)
妻がこうなるとは・妻の尻男 (7)
28歳巨乳妻×45歳他人棒・ ヒロ (11)
妻からのメール・あきら (6)
一夜で変貌した妻・田舎の狸 (39)
元カノ・らいと (21)
愛妻を試したら・星 (3)
嫁を会社の後輩に抱かせた・京子の夫 (5)
妻への夜這い依頼・則子の夫 (22)
寝取らせたのにM男になってしまった・M旦那 (15)
● 宵 待 妻・小野まさお (11)
妻の変貌・ごう (13)
妻をエロ上司のオモチャに・迷う夫 (8)
初めて・・・・体験。・GIG (24)
優しい妻 ・妄僧 (3)
妻の他人棒経験まで・きたむら (26)
淫乱妻サチ子・博 (12)
1話完結■寝取らせ (8)
■道明ワールド(権力と女そして人間模様) (423)
保健師先生(舟木と雅子) (22)
父への憧れ(舟木と真希) (15)
地獄の底から (32)
夫婦模様 (64)
こころ清き人・道明 (34)
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