主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。
私も少しでも激しく動いたらすぐに爆発してしまいそうで、ゆっくりとした
動きしかできません。それがまた焦らしているような効果を生んで、妻は自分
で無意識に腰を動かしています。
「三沢さん、腰が動いてる」
「ああ・・・だって・・・」
「だって、何?」
「もっと・・・強くして・・・」
「中川さんに見られてますよ」
「・・・ああ・・・いやあ・・・」
最初に貴子を犯した二本指の『中川氏』を妻の鼻先に突きつけます。
貴子の奥深くまで挿しこまれ、今夜最初に貴子を絶頂に導いたそれは、まだ
妻の愛の蜜で湿っていました。
その指で貴子の頬を撫で、唇に触れると、また貴子はビクッ、と体を震わせ、
「ああ・・・」と切なげな声を漏らします。
「三沢さん、おしゃぶりしたいんでしょう?」
奥深くまで突き上げながらそう言うと、貴子は反射的に顔を背けます。
二本指で貴子の頬に触れ、動かさずにしたまま、私はさらに妻をいたぶりま
した。
「中川さんのおちんちんに犯されて、さっきはすごく感じてたじゃないですか」
ビクビクビクッ、とまた妻の体が大きく反応します。
「こうやって犯されながら・・・おしゃぶりしたいんでしょう?」
そんなことない、と言わんばかりに、貴子は首を振ります。でも、その時も
一瞬、唇が突きつけた指の先に触れるのです。
「見ててあげますよ」
「や・・・ああ・・・あああっ・・・!」
見られてる、と想像したのでしょう。貴子は数回、激しく腰を振り立てて、
何度めかの絶頂へと昇りつめます。私は容赦なく腰を突き出して責め続けまし
た。嫉妬の怒りに似た、残忍な思いを感じていたのです。
しかし同時に、味わったことのない興奮を覚えていました。
貴子にいやらしい視線を向けていた先輩と後輩の表情に、頭の中に鮮明に浮
かび上がっていました。中川氏と大村君に犯されて、何度も何度もイカされて
いる妻、貴子の姿を想像しました。
「ああ・・・もう・・・ダメ・・・」
貴子が泣くような声でそう言いました。何度も昇りつめて力尽きたのか、と
思いました。が、そうではありませんでした。
貴子は唇を開いて、二本指を口に含んでいったのです。
(ああ、貴子・・・)
嫉妬と興奮で、気がおかしくなるかと思いました。「もうダメ」と言ったの
は、我慢がしきれなくなった、という意味だったのです。
イクたびに、淫らに変身していく妻の姿に、戸惑いなど感じている暇はあり
ませんでした。大きな興奮が波のように押し寄せてきて、私はさらに激しく妻
を突き上げました。
「んんっ・・・あんっ・・・」
くわえたまま、くぐもった声で貴子は悶えました。
口から二本指を抜いても、舌を出して舐め続けます。
「三沢さん、今何してるのか説明して」
「ああ・・・大村君に・・・犯されながら・・・中川さんの・・・おちんちん
を・・・舐めてるの・・・」
素直に答えながら、貴子は激しく舌を動かして夢中で舐めています。
「中川さんのおちんちん、舐めたかったの?」
「うん・・・」
「犯されながらしゃぶるの、興奮する?」
「ああ・・・うん・・・すごい・・・」
私ももう、我慢の限界でした。
妻の口から「すごい」と聞いた瞬間、妻の体の中に大量の精液をぶちまけて
果てました。
- 2014/05/25(日) 04:57:38|
- 妻は銀行員・貴子の夫
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私が二本指で作った『中川氏』は貴子の入口を押し広げ、いつでも突き入れ
ることができるように待機していました。妻の頬が私の唾液に濡らされていき
ます。
一分、二分ほどだったでしょうか。
貴子は下唇を噛みしめて耐えていました。あるいは妄想の世界からつかの間
呼び戻され、夫である私に自分の肉欲を見せることをためらっていたのかもし
れません。
暗闇の中、瞼を固く閉じて耐えている妻の気配がしています。
そのいじらしさに、虐めている私の中に妻に対する愛おしさが満ち、ここで
中断しようかとさえ思い始めていた、その時、妻の陥落の瞬間はふいにやって
きました。
「ああ・・・」
と大きな喘ぎを漏らした妻の顔が角度を変え、その唇が私の唇に重ねられたの
です。妻の迷いに対する私の感動は、一瞬のうちに嗜虐の悦びに押し流されて
いきました。
私は妻の唇の隙間から舌を挿しこんで、淫らな妄想に墜ちていった妻の舌を
ねぶり回しながら、二本の指を淫裂の奥へと挿入しました。
「んんっ・・・!」
貴子は全身をのけぞらせて声をあげました。唇を解放してやると、妻の喘ぎ
は一段と高まります。
「ああっ、ああっ、ああっ」
『中川氏』のピストン運動に合わせて、妻の唇からは絶え間なく喘ぎ声が出
ています。
私は体を起こしました。
二本指のピストン運動を続けたまま、貴子の顔をこちらに向かせ、左耳に口
を寄せていきます。
「三沢さん、中川さんに犯されてそんなに感じていいんですか?」
「あああ、いやあ・・・」
すすり泣いているような声を出して、貴子が全身を波打たせています。
先輩の中川さんに犯されている。
そしてそれを後輩の大村君に見られている。
そんな妄想に、妻は淫らに乱れ、悶えていました。
大村君の囁きを消そうと顔を背けて左耳を庇うと、右耳がこちらに現れます。
するとまた、その耳元に、
「三沢・・・」
と呼ぶ中川氏の声が吹きかけられるのです。ここまで悶え乱れる妻の姿を私は
今まで見たことがありませんでした。
「中川さん、やめて、って言ってごらん」
「えっ・・・ああ・・・」
規則正しくピストンの動作を繰り返しながら、さらに妻の被虐心を煽ってい
きます。ためらう貴子に、再度、
「言ってごらん、中川さん、やめて、って」
と言うと、妻は乱れた呼吸で喘ぎながら、
「中川さん・・・やめて・・・」
と小さく言いました。
「もう一回」
「なか・・・がわさん・・・やめて・・・」
「もう一回」
「中川さん、やめて・・・あああっ!」
三回目にはっきりと言った直後、貴子は大きくのけぞってイキました。かつて
見たこともないほどに全身を震わせて・・・。私が二本指の抽送を止めてから
も、貴子の体は小さな痙攣を何度も繰り返していました。
一度イッた後の貴子は、従順そのものでした。
どんなセリフも、命じればためらうことなく口にしましたし、なんでも言う
通りに従いました。
「三沢さん、ボクともキスしましょう」と囁けば唇を開き、舌を絡ませて濃厚
なキスをします。
私がペニスを貴子の頬に突きつけながら、「三沢、大村のおちんちん舐めて
やれよ」と言えば、素直に舌を出し、口に含みました。
おしゃぶりをさせながら、貴子の手を陰部に導き、「自分でしてごらん」と
言えば、その通りにします。
「三沢さん、おしゃぶりしながらオナニーしてるの、中川さんが見てるよ。」
「んー、いやあ・・・」
「中川さんに見られて恥ずかしい?」
「はずかしい・・・」
「じゃあ、中川さん見ないで、って言って」
「中川さん・・・見ないで・・・」
そう言うと、見られている自分を想像するのでしょう。興奮して体を震わせる
のです。貴子の秘部からは、クチュ、クチュ、と卑猥な音が聞こえてきます。
「三沢さん、何をさせられてるの?」
「・・・おしゃぶり・・・」
「何をおしゃぶりしてるの?」
「・・・おちんちん・・・」
「誰のおちんちん?」
「大村君の・・・」
「三沢さんにしゃぶってもらうの、いつも想像してたんですよ」
「ああ・・・いや・・・ん・・・」
いつしか、貴子の声は甘えるような喘ぎに変わっていました。
「入れてほしい?」
「・・・うん・・・」
「何を」
「これ・・・」
「これって?」
「おちんちん・・・」
「誰の?」
「大村君の・・・」
「お願いしたら入れてあげるよ、三沢さん」
「・・・入れて・・・」
「それじゃダメ」
「え・・・」
「ちゃんと、誰の何をどうしてほしいか、言って」
「・・・大村君の・・・おちんちん、入れて・・・」
私は心の中で快哉を叫びました。
「妻を他人に抱かせる」という私の欲望が覚醒した瞬間でした。
私は妻の体にのしかかっていきました。
「ボクが三沢さん、って呼んだら、大村君、って返事するんだよ」
「・・・うん・・・」
挿入の前に、もう一度キスをします。
「三沢さん」
「大村君・・・」
後輩の名を呼びながら、妻は私の舌に夢中でしゃぶりつきました。
「三沢さん、入れるよ」
「ああ・・・大村君・・・入れて・・・」
燃えるように熱くなった膣に、ペニスを挿入すると、それだけでまた貴子は
身を反らして絶頂を感じたようでした。
- 2014/05/25(日) 04:56:26|
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妄想の世界に浸っていく妻に、私は激しい興奮を覚えながら、一方で呆れる
ほど冷静に観察していました。
パジャマの上から、固く閉じた両脚のつけ根に中指を差し入れ、その指先で
割れ目をなぞるように撫で、そうしながら耳元で囁きます。
「力を抜いて」
私の言葉は、今の貴子には先輩・中川氏の命令と聞こえているはずです。
貴子はためらいながら徐々に両脚の力を抜いていきました。
「三沢、かわいいよ」
旧姓を呼ばれるたびに、貴子は身を震わせて小さく吐息を漏らします。
「脚を開いて」
「・・・いや・・・」
貴子は身をよじってかぶりを振りました。
妻が羞恥に震える姿を久しぶりに見て、私の嗜虐心はいっそう燃え上がりま
した。
私の胸に顔を埋めた貴子の、もう一方の耳が私の顔のほうに向けられたのが
わかりました。すかさず耳に舌先を入れ、舐めながら息を吹きかけ、それから
今度は、
「三沢さん」
と呼びかけました。右側から後輩・大村君の登場、というわけです。
「ああ・・・」
はっきり喘ぎとわかる声を貴子が出しました。大村君は、貴子のお気に入りの
後輩なのです。
「脚を開いて」
もう一度、同じセリフを言ってみます。
「いや・・・」
貴子も同じように答えましたが、力を失った脚が少しずつ開いていくのがわか
りました。
私は貴子の太腿に軽く手を添えてやるだけで充分でした。
先輩と後輩に触られる妄想を抱きながら、貴子は少しずつ両脚を開いていき
ました。
私はすかさず、パジャマのズボンの中に手を潜りこませました。
今度はショーツ越しに、貴子の恥丘を手の平に包みます。
指先は割れ目に届かないところに浮かせてあります。
「三沢さん、触ってあげますからね」
貴子の耳に吐息と一緒に囁いてから、指をゆっくりとショーツに食いこませて
いくと、そこはもうショーツの上からもはっきりわかるほどに濡れていました。
結婚してからこんなに濡れている貴子は初めてのことです。
「グショグショになってますよ、三沢さん」
「あああっ・・・」
貴子の喘ぎが大きくなりました。クリトリスも、ショーツの上からでもわかる
ほど固くなっています。
私も興奮して、貴子を焦らしているだけの余裕がなくなりつつありました。
薄い布地の脇から指先を侵入させ、その部分に直接触れます。
(すごい)
そこはすでに洪水状態でした。トロトロに熱くなり、ぬるぬるとした感触が
指にまとわりついてきます。
固くなったクリトリスをこすり上げるたびに、貴子は全身を痙攣させるよう
に震わせながら、ああ、ああっ、と声を出します。
私は体を起こし布団をまくり上げると、貴子のパジャマとショーツを脱がせ、
妻を全裸にしました。それから今度は再び左の耳に口を寄せ、
「きれいだよ、三沢」
と中川氏の口調で囁きます。依然として部屋は真っ暗。見えるはずもないので
すが、そんなことは今は関係ありません。
妻は顔を背けて、羞恥に身を震わせるばかりです。
貴子の陰部へと手を伸ばします。太腿を少し押してやるだけで、妻は簡単に
両脚を大きく広げました。
「ほんとだ、すごく濡れてる。エッチだな、三沢は・・・」
「ああ・・・いやあ・・・」
ビショビショになった襞の内側を指の先でくすぐるように刺激すると、貴子の
腰が自然にせり上がり、太腿がブルブル震えるのがわかります。顔はのけぞり、
息苦しそうに喘いでいました。
私は中指と人差し指を伸ばして『中川氏の陰茎』を作りました。それを妻の
クリトリスに押しつけ、溢れ出てくる愛の蜜をたっぷりと塗りつけます。
「ああ・・・ああ・・・」
妻の言葉にならない喘ぎ声も大きくなってきました。
私は二本指で作った『中川氏』を貴子の入口にあてがいました。
妻の腰は切なそうに震えて、それが挿し入れられるのを待っています。
「三沢、ほしいのか?」
「ああ、いや・・・」
かぶりを振る妻の首筋に這わしていた舌を顎から頬へと移していきます。
「欲しかったらキスしよう」
「え・・・」
妻の動きが止まります。
「三沢・・・キスしたら犯してやるぞ」
私の舌はもう貴子の唇のすぐ近くを舐めています。少しでも妻が顔をずらせば
唇を重ねることが可能な位置関係でした。
(さあ、どうする?)
自ら唇の陵辱を許して身を委ねるのか、それとも最後の一線で踏みとどまる
のか、妻の貞節を信じる気持ちと、淫らに乱れていく妻の痴態を望む気持ちと
が半々でした。
いや・・・半々だったのは最初の一瞬だけで、私は貴子が我を忘れて乱れる
姿を期待していました。そしてその気持ちの昂ぶりが、妻の秘部を愛撫する手
に乗り移っていました。
さらに私はすでに貴子の夫ではなく、真面目で大人しく品のいい後輩を辱め
ている中川氏になりきっていたのです。
- 2014/05/25(日) 04:55:05|
- 妻は銀行員・貴子の夫
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「そうだ、ねえ、さっき何話してたの?」
案の定、貴子は私と中川氏、大村君との会話が気になる様子です。
「なんのこと?」
ちょっととぼけて焦らしてみます。
「ほら、さっき、中川さん達と楽しそうにしゃべってたじゃない。」
「ああ、あのことか、なんだっけなあ」
「あ、ずるい、家に帰ったら教えるって言ってたのに。」
「中川さんも大村君も貴子が美人でスタイルがいいから羨ましいってさ。」
「また、嘘ばっかりー」
暗闇のベッドの中で貴子は笑いましたが、満更でもなさそうです。
「夜はどうなんですか?って聞かれたよ。興味津々、って感じだったなあ」
「もー、そんなこと言うわけないでしょ。」
とても紳士的な二人ですから、貴子が信じないのも無理はありません。それ
に二人姉妹で育った貴子は男性心理についてほとんど無知なのです。
「ほんとだよ。『風呂場でしたこともあるんですか?』なんて聞かれて、返事
に困ったよ。二人とも、貴子の方をチラチラ見ながら、そんなこと話すからさ、
なんか複雑な心境だったな。」
そう言いながら私は貴子の体の上に手を置き、ゆっくり愛撫を始めました。
愛撫といっても、脇腹から肋骨のあたりを優しく撫でるだけのソフトなタッチ
です。
「えー、ちょっとショックだなー」
貴子はときどきくすぐったそうに身をよじりますが、それ以上の抵抗はせず、
私の手の動きに身を委ねています。
「普段からそういう目で見てるんじゃないの?気がつかない?」
「そんなことないよ。二人とも優しいもん。」
「貴子は男の心理がわかってないからな。優しく接しながらこのあたりに視線
を走らせたりしてるんだよ。」
このあたり、と言いながら胸の膨らみを撫でると、貴子はピクッ、と体を震わ
せました。
「やだ、もう」
「こんな風に貴子の体に触りたいんじゃないかな」
「・・・」
貴子が返事しなくなったので、眠ったのか?と思いましたが、パジャマの下
で乳首がつんと固くなっていました。それから「ハー」と小さな吐息。
(感じてるのか・・・?)
貴子の反応は私には意外なものでした。
正確に言うと「意外にも期待通り」だったのです。
私はまるで悪戯でもするようにパジャマのボタンの間から指先を潜りこませ、
柔らかな素肌の上を滑らせて立ち上がった乳首をツンとつつきました。
「こうやってイタズラしたいんだ、きっと」
「や・・・」
貴子の声が小さくなりました。
片方の乳首を指先で弄んだまま体の向きを妻のほうに向け、もう一方の手で
もう片方の胸を少し乱暴に掴んで揉みあげました。
「二人がかりで両側から、こんなふうに・・・」
「・・・」
もっと抵抗するかと思いましたが、戯れとわかっているからなのか、貴子は
じっとしてなすがままになっています。
Cカップの胸は量感には欠けるものの形がよく、初めて貴子のヌードを拝ん
だ時の感激は今でも記憶に残っています。銀行の制服姿の貴子を眺めながら、
彼らは貴子の白い裸体を想像しているのかもしれない、とふと思い、私も激し
い興奮を覚えました。
パジャマのボタンを外し、胸を露わにして直接揉みながら乳首を口に含むと、
貴子の体は素直に反応します。んん、と鼻にかかった吐息を漏らして上体をわ
ずかに反らせました。
真っ暗な寝室の中で聞こえてくる妻の息づかいは、いつもよりも乱れていて、
彼女の興奮が伝わってきます。
先輩の中川氏と後輩の大村君に悪戯されている光景を想像しているのが、私
には手に取るようにわかりました。
胸を触っていた手をパジャマのズボンに移し、太腿に手の平を這わせていき
ます。
「脚もキレイだって褒めてたよ」
「や・・・ん・・・」
膝のあたりがピクピクと震え、私の手から逃れるように脚の位置をずらします
が、もちろん私の手が逃すはずもなく、むしろ太腿から少しずつ上へと指先を
にじらせていきました。
柔らかく盛りあがった恥丘は、私が貴子の体の中でも特に気に入っている所
です。パジャマ越しに細いヘアに覆われたその部分に軽いマッサージのような
刺激を与え、ときどきグッと恥骨に届くほどに力を加えます。
貴子の吐息がますます荒く乱れてくるのがわかります。
貴子は両脚を固く閉じていました。そのことが「会社の同僚の触られている
自分」を想像していることを物語っています。
わずかな嫉妬と、それ以上に大きな興奮が私を襲いました。
固く尖った乳首を転がしていた舌先を胸から離し、鎖骨から首筋へと移して
いきます。耳の後ろが貴子の感じる部分なので、そこを舐めながら、私は小声
で「三沢」と囁きました。
中川氏が貴子を呼ぶとき、今でも旧姓を呼び捨てにするのを知っていたから
です。
「え・・・」
さすがに戸惑う貴子の声を無視して左の耳朶に息を吹きかけ、もう一度、
「三沢・・・」
と呼んでみました。妻の反応は予想以上に大きなものでした。体がビクビクと
波打ち、イッてしまったのかと思うほどでした。
- 2014/05/25(日) 04:53:36|
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私の妻・貴子は27歳。銀行に勤めています。
厳格な両親の躾の甲斐あって性格はいたって真面目で浮ついたところもなく、
おとなしそうな瞳が優しげな雰囲気を醸し出しています。
私にとっては少々自慢の愛妻で、友人や知人からお世辞を言われるのも心地
よく感じています。
昨年結婚してもうすぐ一年ですから新婚ですが、学生時代からの交際なので
あまり新婚らしい新鮮さはないのかもしれません。その分、気心が知れていて
気楽でいいのですが。
私は一つ上の28歳。ごく普通のサラリーマンです。
結婚して三ヶ月ほど経ったある朝、妻が今夜は同じ支店の同僚と飲みに行く
と言うので「じゃあオレも行っていい?」と冗談で聞いてみました。妻はそう
いう公私混同に近いことが嫌いな性格でしたから、当然断られると思っていた
のですが、案に相違して
「うん、来れば?」
と気軽な返事が返ってきました。
「一応みんなにも聞いてみて、いいって言ったら電話するね。」
年齢の近い人ばかりの気楽な飲み会ということもあり、私も結婚前に何度か
会ったことのあるメンバーなので、あまり気遣いしなくていいと考えたのだと
思います。
昼休みに貴子から「みんなも大歓迎だって」と嬉しそうに電話がありました。
午後は仕事が立て込んで、開始時間から30分ほど遅れて会場に着いたのですが、
お堅い銀行員ばかりの飲み会ですから場が乱れるということもなく、遅着した
私も実に爽やかな雰囲気で迎えられました。
男性陣と女性陣は分かれて座っていて、貴子も当然同期や後輩の女性に囲ま
れて楽しそうに笑っています。私はさすがに女性ばかりの中に入るのも気が引
けて、男性陣の中に席を作ってもらって腰を下ろしました。
右隣は貴子の二年先輩の中川氏。左隣は一年後輩の大村君。
結婚式での話やら仕事の話、スポーツの話など、他愛ない会話がしばらく続
きましたが、さすがに酒が入ってお互いに打ち解けてくると、銀行員といえど
も会話がだんだん会話はシモのほうに下りてきます。
「いやー、三沢さん(貴子の旧姓)の結婚を聞いた時はショックでしたよぉ」
と、後輩の大村君が言うと、中川氏もすかさず同調して、
「ボクらの同期の間でもけっこう人気があったんですよ。」
などと言います。夫の私にすれば多少複雑な心境ではありましたが、彼らにし
てみればただのお世辞のつもりなのでしょう。酒の席のことでもあり、気分を
害してみてもつまらないので、
「そういうことは本人に言ってあげてください」
と笑って聞き流していました。
「美人だしスタイルもいいし、脚なんかもキレイですよねえ」
中川氏の口調が妖しくなってきて、見るとかなりできあがっています。爽やか
青年で容姿も悪くないのですが、少し前に貴子に聞いたところによると、最近
大失恋を経験してから荒れ気味なのだそうで、なるほどこのことか、と思わず
苦笑してしまいました。
後輩の大村君もほどよく酔っ払って、
「でも中川さん、いっつも『三沢はきっとマグロだな』とか言ってるじゃない
すかあ」
と先輩をからかいます。真っ赤になって怒る中川氏を想像したのですが、意外
にも中川氏はうろたえる様子もなく、真顔で私に向かって、
「そうなんですよ。実際のとこ、どうなんですか?」
と聞いてきたから、さすがの私も面食らいました。
何も話さないのも場を白けさせるし、かといって貴子の同僚にいろいろ話す
わけにもいかないですから、
「マグロってことはないですよ、気分が乗ってくれば」
と思わせぶりに返事をし、それ以上は「あんまり話すとあとでカミさんに叱ら
れるから」などとお茶を濁すつもりでした。
「へー、そうなんですかぁ」
二人は無遠慮に貴子の方に視線を向けます。妻の裸体やベッドで乱れる様子を
想像でもしているのでしょうか。
若い大村君はそれだけでもう興奮しているのか、コップに残っていた焼酎を
飲み干して、
「やっぱり一緒にお風呂入ったりするんですか」
なんて聞いてきます。
「うーん、ユニットバスで狭いですからねえ」
「でも一度や二度はあるんでしょ?」と中川氏。
中川氏は私よりも年上だからか、さらに遠慮がありません。
「まあ、そのくらいはありますね」
「そうするとお風呂の中でそのまま、なんてこともやっぱりありますよねえ」
「あはは、ご想像におまかせします」
笑ってごまかすしかありません。新婚家庭なんだから家の中では一通り、する
ことはしてますが。
「もしかして裸エプロンなんていうのも?」
「いや、そんなことはしないですよ」
「えー、三沢さん、似合うと思うけどなあ」
と大村君が言えば、中川氏がすかさずツッコみます。
「バカ、大村、そんなもんに似合うも何もあるかよ」
私と中川氏と大村君はいつしか三人で顔を寄せ合って、コソコソと話しては
大笑い、という会話を繰り返し、端から見れば意気投合しているように思えた
ことでしょう。
実際そんなキワどい会話も別に不快というわけもなく、私も酒席での猥談と
割り切って楽しんでいました。
それから間もなく会は解散になり、私は妻と一緒に家路に向かいました。
「なんかずいぶん楽しそうだったね。」
貴子はほんのりと頬を桜色に染めて、私の顔を覗きこみます。
「うん、まあね。」
「ねえ、三人でコソコソ何話してたの?」
夜の営みについてちょっとね、とも言えないので、
「家に帰ったら教えてやるよ。外じゃ言えないような話だから。」
と適当にごまかして、家に帰りました。
二人で交代にシャワーを浴び、仲良くベッドに入ったのは深夜過ぎ。
少しでも明るいと寝苦しい、という貴子の希望を入れて窓には遮光カーテン
が吊ってあるから寝室の中は真っ暗です。
普段、エッチの時まで真っ暗では興が乗らないから、小さなサイドランプを
つけるので、そのサイドランプが「今晩どうよ?」の合図になっているのです
が、この夜はあえてサイドランプを消して真っ暗にしました。
その寝室で、私は妻の意外な一面に出会うことになるのです。
- 2014/05/25(日) 04:52:11|
- 妻は銀行員・貴子の夫
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妻が目の前で高崎部長にハメられている姿を思い出して私は会社のトイレで2回もオナニーしてしまった。
妻が私の元からドンドン離れていくような気がした。
自宅に帰るといつもと同じ笑顔で妻が迎えてくれた。
「ねえ、部長から話し聞いた?」
「え、何の話?」
「北海道出張の事よ」
「ああ、その事か・・・聞いたよ」
妻はニコニコしながら私の着替えを持ってきた。
「部長もいいとこあるじゃない、と思ってね」
「いいところ?」
話が全然見えてこない。私が難しい顔をして私は尋ねた。
「部長、なんて言ってた?」
「うん、今までセクハラしてすまなかったって。水に流してくれって。なんでも奥さんにばれたらしくて・・」
「それで北海道の出張の後半3日って特に仕事の予定もないからあなたと北海道観光でもしろって」
(そんなはずはない・・あの部長にかぎって絶対そんなはずは・・)
しかし妻は根が単純なのか完璧に信じているようで、北海道のガイドブックをひろげてはどこを観光しようか迷っているようだった。
(いったい部長は何をたくらんでいるのか・・・)
私は妻をこのまま部長に寝取られるのではという焦燥感と嫉妬でソファーで本を読んでいる妻に襲い掛かった。
「・・ねえ・・あなた。どうしたの?」
私は無言で妻のスカートをたくし上げパンティーを引き下ろすとクリトリスを激しく愛撫した。
「ちょっと・・食事もまだでしょ?・・だ・・だめよ」
私は何も答えずひたすら妻を愛撫した。
やがて妻の陰部からは愛液がゆっくりと溢れ出してきた。
「ああ・・あなた・・きょうはへんよ」
妻の股間への愛撫を続ける私に、私の髪の毛をかきむしる様に妻が言う。
私はクリトリスを舐め上げながら部長とのSEXの時の妻の反応と比べていた。
(明らかに妻はさめている・・俺じゃ感じないのか?)
妻は感じてはいるものの、その反応は私のSEXに付き合っているといった感じのものだった。
時折体を震わせ「あっ」と声を出すものの、妻の反応に私は次第にあせりを感じていた。
(なんで・・なんでだめなんだ・・・)
前戯もそこそこに私は妻の体にのしかかりペニスを挿入した。
「あ・・あなた・・あ・・あ」
妻はいつもと違う私に戸惑いながらも背中に両腕を廻し腰を振り始めた。
なんとなくではあるが妻のオマンコの中が変わったような気がした。膣壁はどろどろにやわらかくペニス包み込み、腰を振るたびにペニスをイヤというほど締め付ける。
他の女性とSEXしているようだった・・・
挿入して1分も経つか経たないかのうちに私は射精感に襲われた。
「あ・ああ。メグミ・・もう」
私は腰を引いた瞬間に射精してしまい、情けなくもオマンコからはじき出されたペニスは妻の腹・陰毛めがけて2度3度と射精を続けている。
「す・・すまない」
「いいのよ。あなた最近疲れてるから・・」
妻はあまりにはやく射精してしまった私を気遣うように背中に廻した両腕できつく抱きしめた。
最高に情けなかった・・妻をいかせるどころか、自分の男としての最高に情けない姿を晒してしまうとは。
「ねえ、明日早いしご飯食べて早く寝ましょ」
腹についた精液をティッシュでふき取りながら妻が言った。
「ああ、そうするか」
「本当に北海道楽しみね!」
私を元気付けるように妻が明るく話している。
部長の高笑いしている姿が頭の中に浮かんでは消えた。
- 2014/05/25(日) 04:50:42|
- デジカメ・龍
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妻は夜の12時頃帰ってきた。
「ただいま・・・」
「お、遅かったね」
「部長が返してくれなくて・・・」
妻は私と目を合わせようとしない。今日の事を聞きたい衝動にかられながらも、自分達のこれからの事を思うととても怖くて聞けなかった。
「私、なんだか疲れちゃった・・シャワー浴びて寝るね」
「ああ、明日も仕事だし・・俺も寝るよ」
妻は私から逃げるようにバスルームへと向かった。
いつもの妻の明るい笑顔は消えていた。
私は妻がシャワーを浴びている隙に、妻のパンティーを探した。
黒の小さなパンティーは小さく丸められ洗濯籠に入れられていた。
パンティーを裏返すとドロッとした白濁の液が付着していた、と同時に強烈なスペルマに匂いが立ち込めた。
(やっぱり・・やられたんだ)
そう思うと私の股間が再び熱くなってきた。
次の日妻と私は顔をあわせないまま家を出た。
こんなことは結婚以来初めてのことだ。
部長にやられた事を言えない妻、知ってても何も出来ない夫なんともやれ切れない。
午前中の仕事が終わりかけた頃、部長からの内線で部長室へ呼び出された。
「失礼します・・」
ドアをノックしながら部屋に入った。
「お、来たか!」
部長はイスに深く腰を掛け机とは反対方向、つまり私に背を向けたまま話してかけた。
「実は明日から北海道へ1週間の出張があるんだが・・」
「営業部からは君、あと秘書の工藤君を連れて行くつもりだから準備をしておけよ!」
「工藤君って・・妻ですか?」
「ああ、そうだ」
「君の奥さんはなかなかのヤリ手だね・・・」
高崎部長がいやらしい笑みを浮かべる。
「美人秘書の事を先方さんに話したらぜひ連れてコイってね!」
「いったい何を話したんですか!」
「何をって・・仕事が出来る・・胸が大きい・・あと、お借りしたデジカメの画像を少し送ったかな」
妻の裸を見ず知らずの男たちに・・・この男の考えている事はわかる。出張先でその男達と部長が妻をなぶりものにするに決まっている。
「おい、わかったか!」
「・・・はい」
また、逆らえなかった。
私がうなだれたまま部屋を出ようとすると部長が後ろを向いたまま手招きしている。
私は訳もわからず再び部長の前へ歩み寄った。
もっとこっちへ来いというのか・・更に手招きしている。
私は部長の机にへばりつくほどに立っている。
部長は股間を指差している。
(ん・・ナンなんだよ)
私は面倒くさく思いながらも身を乗り出すようにして覗き込んだ。
「ん・・・ん・・・」
(ジュボッ・・・ジュボッ・・・)
くぐもった声といやらしい音が静かにしかしリズミカルに聞こえてくる。
部長の股間をアイマスク・ヘッドフォンをつけられた女性が頭を前後に動かしフェラチオをしている。
思わず声を出しそうになると、部長は首だけで振り向き口元に人差指を立てて合図を送ってきた。
私はその行為に釘付けになった。
アイマスクをしているが妻のメグミに間違いない。
部長はイスからおもむろに立ち上がると、それに連れて妻も立ち膝をしながら懸命にフェラチオを続けている。
ヘッドフォンからは音楽が漏れ聞こえている。妻はこちらの会話は聞こえにくいはずだ。
部長が妻の耳元で大声で叫んだ。
「旦那は戻ったぞ!声を出してもいいぞ!」
「マスクとヘッドフォンはこのままにしておけ!」
妻を股間から引き離すと机に両手を突かせて部長は背後へと回った。
部長は妻のストッキングとパンティーを一気に膝まで下ろすと、ペニスを一気に突きたてた。
「あああ・・・・」
それまで黙っていた妻の口から艶かしい喘ぎ声が漏れだした。
私と妻は机を挟んでわずか数十センチの距離にいる。
部長は容赦なく腰を振り始めた。
「あ・・あ・・あ・・」
妻の喘ぎ声がだんだん大きくなってくる。
部長がピストンしながら空いている手でクリトリスも触りだしたのであろう・・妻が腰をくねらせ始めた。
「いい・・すごくいい」
「メグ・・気持ちいいよ・・・」
妻の片手がゆっくりと動くと、ブラウス越しに自分の胸をもみ始めた。
「自分ではじめやがったか!もっとヨガレ!」
部長はヘッドフォンの片方をずらすと耳元でなにやらささやいた。
はじめは妻はイヤイヤをしていたが再びささやくとイヤイヤをやめ絶叫した。
「メ・・メグミは・・ぶ・部長の肉奴隷です・・」
「次!」
「わ・・わたしは主人をうらぎった・・淫乱女・・です」
妻の中で何かが弾けたのか、喘ぎ声は更に大きくなり、胸をもんでいた手は自らクリトリスを触るために下半身へと移動した。
「ああああ・・きもちいい」
「オマンコきもちいい・・・」
部長のピストンが絶頂を迎えるためにその速さをいっそう増す。
「ああああああ」
気持ちよさに耐えられなくなったのだろうか・・妻は両手で机に端を持ち突き上げられる体を必死で支えている。
「いく!いっちゃうよ!」
「あ・・・」
妻と部長の動きがピタット止まると妻は机に突っ伏した。
だらしなく開かれた口からは唾液が垂れだし、体は何度も大きく痙攣している。
部長は妻の背中に覆いかぶさっていたが、ムクリと体を起こすと私に手で払うジェスチャーをした。
私は部長とのSEXに余韻に浸っている妻を置いて部長室をあとにした。
- 2014/05/25(日) 04:49:23|
- デジカメ・龍
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私は妻と部長の飲みのセッティングをしている。
先週末に妻が犯されかけた時も何も出来ず、酔いつぶれたフリをして逃げ、今度もまた片棒を担ぐようなまねをしている。
我ながら情けない夫である。
小料理屋の予約を終えると、部長に席を取った報告をしようと内線をかけた。
「あ、部長・・・予約とれました。」
「お前、ホテルはどうした?」
「え!ホテルって・・・部長お一人でですか?」
「馬鹿ゆうな!!頭悪いな~。俺とメグミに決まっているだろう!!」
「そ、そんな・・・メグミは私の妻ですよ!」
思わず声が大きくなり、あわてて周りを見回すと再び小声で話した。
「部長、ご自分で何を言っているのかわかりますか?」
「判ってるよ!もちろん彼女がイヤと言ったら無理にとは言わんよ」
「メグミが・・いいって言うわけないじゃないですか!」
「ま、部長命令だ。ホテルのツインを予約しておけ!」
「は、はい」
「あと、彼女に変な知恵つけるんじゃないぞ!なんか言ったらどうなるか覚えておけよ!」
「あくまでも知らんふりをしてるんだぞ!わかったな!」
ガチャン・・・一方的に電話は切られた。
パソコンに新着メールを知らせる音が流れた。
「・・・ん?」
相手を見ると高崎部長からである。
(ナンだ・・今度は・・)
メールを開けると短いメッセージと添付ファイルが3つほど付いていた。
《言うとおりにしないとばら撒くぞ》メッセージはそれだけである。
添付ファイルを開けると愕然とした。
私が妻のアソコを広げて妻がよがっている写真が1枚
妻のオマンコに中出ししてスペルマが流れ出している写真が1枚
最後は高崎部長のゆびで逝かされたときの妻の泣き顔が1枚
私は従わざる終えなかった・・・・
終業間際になって妻から携帯へ電話があった。
「あなた・・・あの・・・」
「ん、どうした?」
部長との飲み会を私に知らせる電話だろうが私は平静を装い普通に話した。
「今日・・部長が私の歓迎会をしてくれるって・・・」
「そ、そうか・・・よかったな」
「・・・行っていいのかな?」
「行って良いも悪いもないよ、せっかくの歓迎会だし・・楽しんでこいよ!」
「・・・判った・・・」
妻は自分の身の危険を感じているのであろう・・しかし、私には妻を助ける事が出来ない。
「遅くなるようだったら電話しろよ・・・待っている」
「・・・・うん」
携帯電話はそこで切れた。
これから私にとっての長い夜が始まる。
早めに家に帰り、長男を託児施設へ迎えに行きあれやこれやとしているうちに時計は9時を回っていた。
(もう・・一次会はおわったろうなぁ)
妻のことを考えると何も手に付かず、ひたすら時計と電話が鳴るのを気にしていた。
夜の10時を回った頃だろうか・・ようやく電話が鳴った。
(あ、メグミからだ!なんとか帰って来れたか・・・)
安心したのと、はやく妻の声を聞きたいので急いで受話器をとった。
「もしもし!」
「お、元気に出たな~」
高崎部長の声である。
「あ、部長・・・・」
「メグちゃんが気になるか?」
「あ・・・はい」
「今代わるから」
「・・・もしもし」
「メグミ!・・・大丈夫か?」
「え、別に・・・ごめんなさい。少しだけ遅くなるかも・・」
「遅くなるって?」
「ぶ・・ぶちょうさんと・・あ・・あと」
「どうした?メグミ・・・少し変だぞ!」
「あ・・・ああ」
「メグちゃんは少し酔っているみたいだな!」
「メグミは・・・」
部長が急に声のトーンを落とし小声で話した。
(いいか・・今からいいもの聞かせてやる!電話切るなよ)
「・・はい」
「じゃあ、あとで送っていくからな!」
カタッ・・携帯をテーブルに置いたのだろう。
私は電話を切らずに部屋の様子に聞き耳を立てた。
「いや!部長・・許してください!」
「何を許すんだい?メグはホントに濡れやすいなぁ~」
「あ・・そこは・・ダメ!」
背後ではクチャクチャとアソコをいじっている音が聞こえる。
「あ・・ああ・・・」
「ほーら、あとからあとから溢れてくるぞ!」
「だめ、そんな事されたら・・・わたし・・・」
「この間借りたカメラ・・ここにあるぞ」
パシャ、フラッシュをたく音も聞こえてきた。
「だ・・だめ、主人に・・」
「旦那の事をまだ気にしているのか?」
「これを味わってからにして欲しいな!」
少しの沈黙のあと妻の絶叫が聞こえた。
「ああああ・・くう・・」
「でかいだろう」
「はあ・・・はあ・・すごい、大きい・・壊れちゃう!」
「ほら、奥まで味わえ!」
「ヒイーーアアア」
パン・パン・パン 妻のオマンコを突いているのであろう・・肉と肉とがぶつかる音が聞こえてくる。
「あ・・・ああ・・いい」
「ほら・・もっと・・泣け!」
「だ・・だ・・め」
舌と舌が絡み合う音、オマンコを突くペニスの音・きしむベット・妻が陵辱されているのにわたしは何も出来ない上に、自分のペニスをしごいている。
「旦那と俺とどっちが気持ちいい?」
「・・・ぶ、ぶちょう・・・です」
「そうか!俺の方が気持ちいいか!!」
「いくぞ!」
「あ・・ああ・・いっちゃう」
「中に出すぞ!」
受話器の向こうは静寂に包まれた。
私もほとんど同時に絶頂を迎えた・・・
- 2014/05/25(日) 04:47:59|
- デジカメ・龍
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高崎部長が帰ったあと、妻は泣きながらもテーブルの後片付けを始めた。
私は寝たフリをした手前、起きるタイミングを失っていた。
片付けも終わったのか、妻が私の肩を優しくゆすりながら
「あなた、こんなところで寝てると風邪引くわよ」
「・・ん?ああ、寝ちゃったのか?」
「さ、寝室へどうぞ」
明るい口調で話した妻の顔を見ると、さっきまで泣いていたせいか、目が赤く腫れている。
「あ、これ、コンタクトにゴミが入っちゃって・・・」
妻は努めて明るくしようと振舞っているが、動揺しているのは明らかにわかる。
妻が他の男に陰部を見られたのはこれが始めてで、しかも嫌悪している高崎部長にとなるとそのショックは計り知れないだろう。
改めて自分のふがいなさを痛感する。
(忘れるしかない・・俺も見なかったことにするしかない)そう心に決めると妻に明るく話しかけた。
「部長帰ったんだ。よかった~」
「いきなりついて来るって言うんだから、参るよな」
妻は部長にされた行為を私に見られたのかと心配してるらしく聞いてきた。
「・・・あなた、本当に寝てたの?」
「え?ああ、実のところビール3つ目くらいから記憶が無いんだ・・・」
「あ、そうなの?」
「部長怒ってなかった?」
「ええ、機嫌よく帰っていったわよ」
私は酒を飲むと寝てしまう癖があり、妻は私の嘘を信じてくれたようだ。
妻の顔に少し明るさが戻った。しかしその顔を見ると心苦しさと申し訳なさが私を支配した。
私の会社は週始に社員全員による朝礼がある。
各部の長が先週までの仕事の結果・進捗などを報告するのだがここでも高崎部長は持ち時間一人3分の所を10分は時間を使ってワンマンぶりを発揮している。
社長の親戚でもあり、成績もダントツの彼には誰も逆らえないのが実情だ。
「え~、先週の金曜日、私の部下の工藤君が○○社との大口の契約を取ってまいりました!」
私は狐につままれた思いだった。○○社との契約は高崎部長一人で進めていたもので、私は接待に付き合っただけのはずだった。
「彼は私の右腕として今後も益々わが社の為に働いてくれるでしょう!」
私は部長によって勝手に英雄扱いされてしまった。
しかし、同僚達の目はあざけりと嘲笑の冷たいものだった。
(腰ぎんちゃくになりさがったか)
(あの部長と手を結ぶとは・・・最低だな)
皆が私の耳元でささやくと、それ以降は私を無視する行動に出た。
「部長!あれどういうことですか!」
私は珍しく語気を荒げて部長に問い詰めた。
「ん?手柄を譲っただけだよ」
意に介せぬといった表情で受け流している。
「でも、あれは部長がとった契約ですし・・」
私の言葉をさえぎるように部長が切り出した。
「メグミさん、家ではいつもあんな格好してるのか?」
「え・・あの・・」
意表を突かれた質問にしどろもどろになる私に部長が続ける。
「内部の細かい人事異動なんだが・・・」
「秘書課の工藤さん」
「え?妻ですか・・・」
「あ、そうそう、君の奥さんだったね」
わざとらしく言うと
「私の担当になったから。君にも知らせておくよ」
心がざわめいた。私の顔が青ざめていくのが判った。
(お前達夫婦は私の手のひらの上だぞ・・)
部長は私の肩をたたくと高笑いしながら歩いて行った。
その日の午後、私は部長に呼び出され部長室に行くと妻の歓迎会をやるから飲み屋を用意しろと命令された。
人数は2人でと・・・
- 2014/05/25(日) 04:46:33|
- デジカメ・龍
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妻のスパッツはいつの間にか脱がされており、パンティー1枚になっていた。脱がされたスパッツは片方の太ももに小さく包まっていた。
部長の左手はパンティーを横にずらし、まだピンク色したオマンコを弄んでいた。
部長に指がクリトリスを軽くつまんだ。
「イヤッ」
妻が軽く身をよじり明らかによがり声を上げた。
私が寝たのかの思った部長はそれまでゆっくりと動かしていた指先を急に早くした。
「ピチャ・・クチャ・・・ヌチャ」
会話が無くなった部屋は妻の陰部が奏でる音と必死に喘ぎ声をこらえる妻のくぐもった声が静かに聞こえていた。
「あれ、デジカメか?」
パソコンの隣にあるデジカメに目をやり部長が言った。
「もう・・やめて・・ください」
「メグちゃんの旦那はこんなことされても酔いつぶれちゃうダメ亭主なんだよ。今更恥ずかしがるなって」
「いや・・かえって・・ください」
「あれで1枚写真撮らせたら帰るよ」
「もし、撮らせないのなら・・・あること無いこと言ってお前達夫婦を会社から追い出してやる!」
「そ・・そんな」
「1枚撮るだけだって・・・メグの綺麗な姿撮らせてろよ!」
半ば強引に話を締めくくると妻のアソコに右手の指を入れたままその動きを止めずに左手でデジカメを取ると、スイッチをいれカメラを構えた。
(1枚撮れば帰るって言ってるし・・・メグミ我慢してくれ)私は心の中で呟いた。
「じゃあ・・撮るよ~」
カメラを構えてからもう5分は経つだろうか。
妻の下半身は何も付けておらず、部長の中指と人差指が妻のオマンコにリズミカルに出入りしている。
時折付ける強弱にすでに妻は否定の言葉など発しておらず、喘ぎ声のみを出している。
「は、はやく・・とってください」
「撮りたいんだけど、メグがイカないとシャッター切れないな」
「いや・・・もうだめ」
「もうだめ?いくのかな?」
「お前らOLの嫌われ者の手マンコでいっちゃうのか!?」
「旦那の目の前で!え!!旦那起こすぞ!」
指は荒々しく妻を突き刺し、大きな胸はそのたびに揺れている。
「ほら、はやくいって終りにしようよ。メグちゃん」
「あ、ああ、だめ・・・いっちゃう」
ひときわ大きな声を出し妻がイッてしまった。
このときとばかりに部長がデジカメのシャッターを切る。
1枚の約束と言ったが、立て続けに10回ほどフラッシュがたかれた。
妻は屈辱感と恥ずかしさで嗚咽をしながら泣いている。
「なんだ、泣くほど手マンコ気持ちよかったか?」
「どれ、うまく採れたかな?」
部長はデジカメの再生ボタンを押した。
「ナンだ、お前ら。変態夫婦か?」
デジカメの再生を押した部長が妻に向かって話しかけている。
(しまった・・・前の時の妻とのハメ撮りを消してなかった!)
「メグちゃん・・このカメラ借りていくよ!」
「だ、だめ!」
「ダメ亭主のこと愛してるんだろ?リストラされたくなかったら黙ってろって!」
「・・・・・・」
「家も買うんだろ?だったらおとなしくしてろって!」
「こいつ酔っ払って何も覚えてないって!もし誰かにばらしたらただじゃ済まさないからな!」
「そろそろ帰るか・・・お楽しみはあとにとって置かないとな!」
「あ、この携帯返しておくからな!」
部長はそういうとポケットから私の携帯を取り出しソファーに放り投げデジカメを片手に家を出て行った。
時計は12時を回っていた。
- 2014/05/25(日) 04:45:05|
- デジカメ・龍
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「わあ、すごい綺麗!!」
パソコンの画面のデジカメの画像を見ながら妻が感嘆の声を上げている。
「買ってよかったろ!」
「うん、こんなに綺麗だとは思わなかったら・・ちょっと高かったけどこれなら許してあげる」
夏のボーナスでデジカメを買った。住宅購入のための貯金等使い道が決まっている中での大きな買い物に妻も最初は反対していたが今、画面に映っている息子の写真を見て十分納得しているようだ。
私がデジカメを買ったのは普通の写真を撮るのもあるが、妻のヌードを撮りたいそれが一番の理由だった。
妻メグミとは結婚して4年になる。私より5歳年下で今年27歳になる妻は私と同じ会社に現在も勤めており、結婚した今も会社のアイドル的存在である。
目が大きく綺麗というよりも可愛いタイプの女で笑ったときの八重歯が印象的だ。
顔はかわいい感じだかその体は一言で言えばイヤラシイそのものである。バストは93センチでありながら太っておらず、太もも足首も細く、体のラインがわかる洋服を好んできている為、すれ違う男たちに胸やヒップを舐め回すように見られているのが私にもわかる。
妻は私がはじめての男性であり、私も結婚してからは妻一筋で過ごして来た。
長男を寝かして妻が私の隣へやってきた。
Tシャツにショートパンツというラフな格好だが家の中ということもありノーブラで過ごしている。
「寝た?」
「うん、今寝かしてきたよ」
私は妻の体をぐっと引き寄せショートパンツのボタンをはずしファスナーをおろした。
「なあ、メグを撮っていいかな?」
私はデジカメをテーブルから取り出し妻の首筋にキスをした。
「え、撮るの?・・・ダメだよ」
「どうして?綺麗な体撮っておきたいな」
首筋から唇へと移って舌を絡めあう。
空いている手はショートパンツを下ろし、パンティー越しに割れ目の筋をなぞっている。
妻にはあとは返事を聞かないつもりで激しいキスを繰り返しボッキしてきたクリトリスを何度もはじいた。
「あ・・・」
母親の顔から女の顔になった妻にフラッシュを浴びせる。
どの口からは「ダメ」とは出てこず、ひたすらに快感に身を任せる妻がいた。
撮られていることを意識してか妻はいつもより多く濡れ、ペニスを挿入すると愛液が溢れ出して、アナルを伝ってシーツに大量に染み出し、お漏らしをしたかと思わせるほどであった。
写真は全部で30枚ほど撮った頃だろうか。私達2人はそのまま絶頂を向かえ、しばらく動けないほどの快感を味わった。
その後デジカメの画像をパソコンで確認し、そのあまりにいやらしい妻の表情に思わずオナニーしてしまった。
金曜の夜私は営業部の上司である高崎部長と接待を終え妻に帰宅の電話をしようと携帯を取り出した。
時間は10時を回った頃で、接待もうまくいき部長も上機嫌だった。
「もう、かえるのか?」
「あ、そのつもりです。部長も単身赴任で週末は自宅に帰られるんでしょうから、今日はこの辺で・・」
正直私も妻もこの高崎部長は大の苦手で私にいたっては蛇ににらまれた蛙になってしまう。
妻の所属する秘書課でも部長は有名で、女子社員特に妻に対してはセクハラまがいのことを今でも続けているとよくぼやいている。
「なんだ~。メグを独り占めにする気か!?」
「部長、酔ってますか?」
「うるさい!!これからお前の家に行くぞ!!」
「そ、そんな」
「こら!携帯かせって!!」
部長は携帯を取り上げるとポケットにしまいタクシーに私を乗せて私の家に走らせた。
ピンポーン
玄関のチャイムを押した。
パタパタと小走りに走ってくる音が聞こえると玄関の明かりがつけられた。
私の後ろには高崎部長が居る。
「がちゃ」玄関が開けられ、可愛い妻がいつもの笑顔で出迎えてくれた。
「今日は携帯くれなかったの?」
ドアを片手で開ける妻の格好はTシャツに黒のバミューダという格好だった。
まずい。部長がこんな格好見たら・・
後ろから部長がヒョイと顔を出しいやらしい目つきで妻を見ている。
「メグちゃん!こんばんわ」
「た、高崎部長さん・・・」妻は絶句していた。
妻はTシャツの下はノーブラで乳首の位置がわかるほどになっており、バミューダもピッタリと下半身に食い込んでおり割れ目がはっきりと確認できるくらいにエロいカッコウだった。
「メグミ。お前その格好?」
「今、ダンベル体操していて・・・」
視線が突き刺さっているのだろう。妻は下を向いてしまった。
「おい。はやく家の中に案内しろ!」
部長はそういうと一人でズカズカと家の中に上がりこんでいった。
「おつまみは何でもいいぞ!!」
部長はソファーに腰を下ろすなり靴下を脱ぎ、ネクタイをはずしている。
(あなた、これってどういうこと?)
(俺だって聞きたいよ!部長が急に来るって)
(携帯くらいしてくれたって!)
(部長に携帯盗られちゃって・・・)
「オーイ!!まだか~!!」
「あ、はい。今行きます」
リビングに戻ると部長は部屋の隅に干してあった妻の下着をマジマジと見て、時折匂いを嗅ぐしぐさをしている。
「メグは会社にこんな派手な下着をはいてきているのか?」
妻はあわてて洗濯物をとると寝室の方へ隠した。
「すごい下着だな!Tバックとかもあったぞ!」
妻は何も言えずに下を向いたまま突っ立っている。
「おい、君が酒を用意しろ!」
「メグは私の隣で酌をしていればいいから!」
部長は妻の腰に手を廻すとあぐらをかいて座り、その上に妻をちょこんと座らせた。
なんとも不思議な空間になってしまった。
妻は部長にあぐらの上に子供のように座らされ、腰に手を廻されている。
部長は話と言うよりも自分の自慢話を始めて私に一気飲みを強要する。
「私の若い頃はもっと気合が入っていたんだがな!!」
「飲め!!」
私は断ることが出来ず、すでに缶ビールを5本も空けている。
妻は時折バストや陰部を触られるのであろうか、顔を真っ赤にし必死に私に助けを求める視線を送ってきている。
飲みすぎで私を強烈な睡魔と吐き気が襲ってきている。
「仕事の出来んやつは酒もダメか!」
妻の表情が明らかにさっきまでとは違うのがわかった。
部長の両手は妻の下半身の方へ移動していた。
目をつぶり、口で息をしている。感じているときの妻の顔だ。
Tシャツ越しのバストは乳首がはっきりと勃起しているのがわかり、何よりも妻が腰をくねらせている。
私は酔った振りをして床に横になりテーブルに下を覗いた。
- 2014/05/25(日) 04:43:51|
- デジカメ・龍
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妻が、妻が大柄な男と2人倉庫に入ってきた。
「いや、、別に、、。男の夢っていうんですかねえ」
あの居酒屋で、ショックだよなーといっていた声だった。
「あと四十分しかないよ、昼休み。山口君のとこのチーフって
金さんでしょ?あの人きびしーよお?」
制服を着た妻を見るのは、実はそれが始めてだった。エレガが好き
、とか制服はいい、とか私はとても言えなかった。知的な会話をこころがけてきたのだ。しかし、モスグリーンのジャケットにピンクのスカーフ、そして黒のタイトミニの妻は、家にいる時の何十倍もいい女だった。
「大丈夫です。あの人俺がオールジャパンってことすっげえ自慢してるらしいですし、業者に。なんか妙に気に入ってくれてて」
「山口君、おじさんうけもいいんだねえ。でも、、昨日したばっかりなのに、、猿ってるよお」
妻は笑いながら彼の足元にしゃがみこむ。それが当然のことのように。
「あんなん、メシ食って、そのあとたった一時間だけじゃないすか。ダンナさん帰る前に家にいなきゃって、かなこさん早番だっていっても、帰るの8時は、、短すぎますって!」
妻はゆっくり彼のベルトをはずし、ズボンをおろしながら話す。
「しょうがないでしょ?今年の新人は生意気だなあ、、。悪いと思ったから、ホラ、今日は君の夢ってのをかなえてあげてるじゃない?」
トランクスだけになった彼の股間を、妻は細い手でなでまわしながら話す。
「ああ、、。マジすか、、。かなこさんって、なんでそんなエッチなんすか、、。」
「うーーんとね、なんでだろーねえ。でも、家庭とエッチはわけてるよん。ちゃーんと」
妻の手はトランクスを降ろし、とびでてきたものを軽く握る。
若いラガーのそのものは、昔のコーラのビンにそっくりだった。妻はおの剛棒を2,3回しごくと、ためらうことなく舌を先に這わせ始めた。私の3メートル先で、私の妻が他の男のものをしゃぶっている。私の、結婚4ヶ月の妻が。
あうう、、、。若い男は体を震わせている。モスグリーンのジャケットに、小柄ながらアクセントのある体をつつんだ妻は、白い手袋をし
たまま20センチ以上はある剛棒をしごきながら、舌を頭から括れ、そして根元へと丁寧にはわせている。私に気がつかず、目の前で。
「ここも全日本入りできそう」
妻は若い男を潤んだ目で見上げながら、先から根元、根元から先へと
何回もその柔らかい舌を往復させる。
私は、まだ彼女にその行為を頼む勇気がなかった、、。なんて気持ちよさそうなんだ、、、。
「あふ、、。ああ、、ホント、、夢かないましたって感じですよお、、、。制服だもんなあ、、あ、、あ、ダンナさんにはいてあげるんですか?」
妻は棒の中ほどまで咥えながら、たしなめるように頭の動きを早め始めた。
「あ、、やべ、、だめ、、、」
男は妻の頭をつかむと、軽く下半身を震わせていた。口に、、私の妻の口に出している。
妻は少し顔をしかめると、ゆっくり搾り出すように棒をしごき、何回か喉を振るわせた。飲みこんだのだ。
「さいこーですよ、、。でも、、まだ20分ある」
若い男は妻を強引に立たせると、硬くそびえたったままの剛棒を握って、彼女の両手を壁につかせ、パンストを丁寧に、しかしすばやくおろした。
「うわ、、いろっぽすぎますって、、、。」
彼は妻の腰をつかむと、そのままゆっくり腰を突き出して行った。
妻はくぐもった声を出しながら、彼を受け入れていた。
「うわ、、ん、、俺制服きたエレガとやってるよ、、それも、、人妻、、、しんじられねえ、、。」
彼は憑かれた様に腰を激しく動かしている。妻はときおり、喉の奥からくぐもった声をだしながら、快感に耐えているように顔を臥せている。
「ああ、、、山口君、、すごい、、、、。」
妻の黒いヒールは脱げそうになっている。若い男はどんどんスピードをあげて腰をたくましく動かしていた。
「ピ、、、ピル飲んでるんですよね、、いいですよね」
妻がうなずく。若い男は、妻の括れた腰の、細いベルトをつかみながら、低くうめくと下半身を細かく振るわせた。
中にそそぎこんでいる。私の妻の中に。
彼らが倉庫からいなくなってから3時間の間、私はめそめそ泣いていた。
妻が仕事をやめるまでの2ヶ月の間、私はそのあと一回だけそのデパートへと向かい、倉庫に隠れていた。その日も妻は来た。私に彼女を紹介してくれた男と一緒に。
彼は、あいつまじめだろ?絶対出世するし、、、。広い家に住んで、買い物いほうだいだぜ?感謝しろよな、、おい、、と乱暴に妻の胸を制服の上から揉みひしぎながら、柔らかい舌の動きを楽しんでいた。彼はラグビー部ではなかったが、、異様に大きなものを妻の口に出し入れしていた。
「あいつでも、、セックスへたそうだもんなあ、、。お前もあいかわらずビー部の連中くいまくってるんだろ?ええ?おい?」
男は妻の顔をつかんで、激しく上下させた。妻はまったくいいなりだ。男は妻をたたせると、壁に押し付け、胸をまさぐり、制服のタイトスカートをなでまわすと、パンストをおろし、妻の片足をもちあげ、前から挿入した。
「うちの制服は、、ん、、しめるなあ、、。マニアの中で一番人気なんだぜ?、、色っぽいモンなあ、、このスカーフも、、、」
男はやせぎすの体に似合わない動物的なはげしさで腰を送りこむ。
妻は男にしがみつきながら、微かに声を上げ、黒のヒールをぶらぶらさせながら、男のだしたものを中で受けていた。
今私の横で寝ている妻は、もう仕事を止め、専業主婦をしている。
こころなしか少しふとってきているような気がする。浮気もまったく
している気配がない。妻は残りの四ヶ月で充分その性欲を発散させた
のだろうか。私はあの時見た妻の姿、制服を着てひざまつき、男のものを咥えている姿、黒のタイトミニを捲り上げられ、後ろから責められている姿をどうしても忘れる事ができなかった。
私は仕事の合間に、ふらっと百貨店に入り、エレベーターに乗った。私の目の前に黒いスカートで包まれた、女性の下半身があった。私は無意識のうちに手を伸ばし、まくりあげようとしていた。
悲鳴がひびき、私は警備員につれていかれた。会社に電話しているようだ、、、、、。
- 2014/05/25(日) 04:42:35|
- 屋上・古屋二太郎
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結婚して半年、私は毎日が楽しくて仕方がなかった。
妻と知り合ったのは、いわゆる合コンという奴だ。私がいた支店の
取引先に、業界でも比較的老舗のデパートがあり、そこの経理部の
男に誘われたのだ。
「俺らの業界はだめっすよお。うちの店の女のこなんて、俺らのこと
なんて無視っすよ、無視。将来性ないから。Tさんがコンパきてくれたらサイコ―にモテるとおもいますよ」
彼は少し卑屈な笑い方をしながら言った。
「N銀行っつったら、最大手っすもんね。それもTさんはバリバリ出世
コースだし」
最近融資をしぶるようになった私の会社に気を使ってか、彼は必要以上にへりくだっている。
大学卒業の時彼女と分かれて以来、ほぼ10年きちんとした彼女を持っていない私は、そろそろ結婚を考えなければいけない年になっていた。妻帯者でなければ、海外赴任もままならず、なにより女性にも
てないダメな男と言われるのはプライドが許さなかった。
「じゃ、自己ショーカイっす。こちらがN銀行H支店、33にして副
支店長のエリート、Tさん!。」
流行のエスニック風居酒屋に集まったのは、私とその男、そして2人の女性だった。ひとりはどうも幹事の男とかなり親密らしく、やたら体を触りあっていた。もう一人の、栗色のショートの髪をした、顔の小さい女性が妻だった。
「かなちゃんはあ、コンパとか嫌いだからあ、慣れてないんですよお
、Tさんどんどん話してあげてくださいねえ」
妻の友達らしい、派手な顔をした女が、早くも酔っているのかそんなふうに私をけしかける。その横で妻は恥ずかしそうに笑っていた。
「Sさんは、エレガなんすよ、エレガ!でもってこんなに可愛いから社内でも社外でもファンが多いのに、真面目なんすよねこのこ」
男はそう言って、照れる妻に、Tさんは大丈夫、ちょ―真面目だから、と言った。
私は彼女を一目で気に入ってしまった。派手に遊んでる、といった
デパート業界への偏見も、話していくうちになくなっていった。
その後、数回デートを重ね、知り合って四ヶ月、私の隣の市への支店長としての転勤とほぼ同時に結婚式をあげた。すぐにでも家に入って欲しかったのだが、後任が決まる春まで働かないとお店に迷惑がかかるといって、しばらく妻は働く事に決めていた。そういうきちんとしたところも、私が彼女を妻に決めた理由のひとつでもあった。
ある日、私は前にいた支店に用事があり、妻の働くデパートの近くまで出かけた。稟議に時間がかかり、その日はその町で夕食を一人で食べるはめになった。妻は父親が入院することになり、一日だけ実家に帰っていたのだ。
和風のこぎれいな居酒屋で一人酒を飲んでいると、隣の個室が騒がしくなってきた。体の大きな男達が五,六人で騒いでいる。
すると私の耳に突然、妻の旧姓が聞こえてきた。
「ショックですよおー。本社研修から帰ってきたら、Yさん結婚してるんすもん。それもなんかどっかの銀行のやつですってえ?」
妻の会社の人達なのか?私はついつい聞き耳を立てていた。
「お前が全日本に選ばれるから悪いんだろ?おかげでこっちは一部守るのに大変だったんだぞ」
間違いなく妻の会社の連中だ。彼女の勤めるデパートのラグビー部は全国的にもトップレベルのチームで、有名大学から何人も選手がはいっている。
「ショック大だよなあ、、。俺すっげえファンだったのになあ、、。エレガであんだけ清楚な人もめずらしーのになあ、、。」
私が優越感に浸りかけた時、彼らが大声で笑い出した。
「Yが清楚?うはははは、、。お前ホントまだうちの店わかってないなあ。」
どういうことっすか?彼が聞いた。私も胸の鼓動が激しくなってきた。どーもこーもないって、同期のこいつに聞いて見たら?障子ごしに言葉が私の耳につきささっていく。
「ここにいるやつら、みんな兄弟だぜ?お前以外。あいつ、、うちの部のフィジカルマネージャーだもんな」
兄弟?みんな?私の疑問を仲間はずれの男が聞いてくれた。
「マジ?マジすか?倉田、、お前も?いつからだよ?結婚する前?」
私は手が震えてくるのを押さえられなかった。そんな、、ばかな、、。
「まえっつーか、いまもっつーか、、。俺、最近練習前に屋上でするのがくせになってるけど、、」
あ、お前も?あいつめちゃくちゃフェラうまいだろ?やっぱ制服立ちバックは男の夢だよなあ、、。
信じられない会話が障子の向こうで繰り広げられる。話しはどんどんもりあがり、男の一人が妻の携帯に電話をかけ始めた。
仲間はずれの男が妻と喋っていて、あさって飲みに行く約束をとりつけていた。私は、なにかのまちがえだ、同じ名字の同僚に決まってる。あの、清楚な妻が、、、と必死で自分を納得させていた。
障子の向こうから声が聞こえる。
「ま、うちのあの制服を着たYが、屋上で俺のをしゃぶってくれると思うと、俺もまだまだ現役続けなきゃって思うよなあ」
「ど、、ど、、どこうか?屋上のどこっすか?」
「お前もしてもらえるって。あの従業員用のCエレベーターをあがって、階段のぼった乾物倉庫あるだろ?あっこがナーイススポット。鍵もかかるし、ま、ほとんどつかってねーし。」
「俺、あそこでYさん後ろからしながら、ダンナさんの話し聞くのすきなんすよ。」
「お前ヘンタイだって。そーいえば去年までいたクインシーが、すっかり制服マニアになって帰っていったのは笑うよなあ」
「俺はホテル使うけどな。制服よりアイツのボディ、、さいこーだって」
私は、彼らの話しが、別の女にかわってもその店を出ることが出来なかった。
二日後、家を出る妻は、今日は送別会でちょっとだけおそくなる、といって家を出ていった。私が帰宅するころには帰っていたし、なにも変わった様子は見えなかった。私が聞いた話しはなんだったんだ、
、、。私はその翌日、入社以来始めて有給を取り、妻の勤めるデパートへ向かった。
従業員通路の警備員は、私の事を覚えていた。店長やブロック長と一緒に入る事の多かった私を、彼はVIPだと思っていたらしく、すんあり中へと入れてくれた。こんなことしてなにになる、、。私はつぶやきながらCエレベーターを探し、最上階まで行き、階段を上り右に曲がり、乾物倉庫へたどり着いた。ドアは開いていた。私は中に入り
積み上げられたダンボールに身を隠した。
こんなことして、、俺はどうしたっていうんだ、だいたい妻が浮気してたとしても、ここって決まってるわけでもないし、、大体あの話が本当だって証拠もないし、いや、あれは連中の願望、いや妄想だ、
私はそんなことを考えながらうずくまっていると、昨夜一晩中悩んだ
せいか眠くなってきた。
、、、、ガチャ、、、ドアが開く音で目を覚ました。自分がどこにいるのか、思い出すまでに少し時間がかかった。俺は、、ここで、、
ぼーっとしている私の耳に、聞き慣れた声が聞こえてきた。
「もー、、。誰に聞いたの?この場所の事、、。」
妻の声だった。
- 2014/05/25(日) 04:41:11|
- 屋上・古屋二太郎
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腰まで埋まりそうな皮張りのソファーに座り、腕時計を観る。
何度その行為を繰り返したのか。
昼間の休憩時間を使用した待ち合わせ。本当に彼は来るのか。
もう三年半振りの再開か。彼は私の事を覚えていた。
電話の向こう側、久し振りに聞く元部下の声は、幾ばくかの驚愕と
懐かしさが入り混じっていた。
無理も無い。呼び出す私でさえ、どれ程連絡を取る事に躊躇した事か。
記憶を無くし、その状況下の中、彼はどんな想いでこの私を観ていたのか。いや、どうでも良かった出来事なのだろうか。
「永瀬課長」
不意に背後から声が掛った。
「ご無沙汰していました」
そこには、あの懐かしい顔が微笑んでいた。
玄関のドアがゆっくりと開いた。
その他人の家に、一人の男が入っていく。実に無雑作に。
そして、靴を穿いた侭の格好で。堂々と。
永瀬麻利子は、廊下に響く足音を聞いた。
流し台に立った侭、食器を洗う手を一瞬止める。だが、その手は直ぐに皿を洗い始める。何も聞こえなかったかの様に。
しかし、その手は細かく震え、真一文字に噛み締めた唇の合間から、微かにその歯を鳴らせた。
名状しがたい興奮と、恐怖。背徳と裏切り。後悔と期待。
麻利子の眼はその皿を見てはいなかった。
脳裏に、昨日の電話での声が響く。
「明日の昼過ぎ、お前を強姦する」
「はい」
「自宅でだ。その方が燃えるだろう」
「はい」
皿を洗い終えた手は、いつまでもそれを置こうとはしない。
「手加減はしない。お前は俺の奴隷だ。縛り上げて責め続けてやる」
「・・・はい」
「どう犯されたい。白状してみろ」
「・・・・お任せ、致します」
「声が奮えているな。興奮するか」
「はい」
「はっきりと、言え。麻利子」
「興奮、しております」
キッチンのドアがゆっくりと開いた。
麻利子は気付かぬ振りで、背を向けた侭立っていた。脚が膝から抜ける勢いでガクガクと揺れ始める。
「どう、興奮するんだ?言えよ、淫乱女」
「自宅で、という事が・・・興奮、します」
「お願いしろよ、奴隷らしくな」
直ぐ背後に男の気配が在る。眩暈に似た動悸が襲う。
身体が傾いでいるのが分かる。
「主人と一緒に暮らす、この自宅で・・・私を犯して、頂きたいです」
不意に恐ろしい勢いで、麻利子の首が反り返る。
「あ、オウッ!」
束ねた髪が背後から片手でわし掴まれていた。大きく開いたその唇に真っ赤なギャグボールが押し込まれていく。一瞬で首をベルトが一周し、そのボールを噛ませた侭固定される。
「ン、ウ、ンッ、ンッ!」
赤いボールを咥えた顔を激しく左右に振り、男に許しを乞う。
男は何も言わず再び麻利子を流し台に押し付け、その両手を背後へと羽交い締めに固定していく。
始まった____。
両手を交差させられ、その部分を荒縄で縛られながら、麻利子は
さながら本気で陵辱される人妻を演じていた。
背後で犯そうとしている強姦魔は、あの榊であった。
麻利子を奴隷同然に扱い、週に幾度と無く犯すこの男は鬼畜と言える行為を繰り返す。
在りと在らゆる嗜好で、麻利子を陵辱し続ける。
そして今日、とうとうこの自宅にまで侵入した。
何故、抵抗しないの。本気で____。
後ろ手に縛られ、引き立たされたブラウスのボタンが左右に引き千切れて床に散らばる。
この日の為に用意していた黒いレースのブラが荒々しく掴まれ、首元に迄一気に引き上げられる。
「ン!ッグ!」
真白い喉元を反らし、麻利子は仰け反った。
先程風呂場で清めたばかりの乳房が、ぶらりと大きく弾んで露出する。
どうして、断らなかったの____。
「でけえ乳しやがって・・・ダンナにいつも揉ませてるのか」
強姦魔がその根元を掴み締めて言う。
麻利子は激しく首を振った。その動きに合わせて、掴まれた乳房も踊る。
「縛られたいンだろ、こんなデカイ乳だ」
麻利子はその眼を裂ける程に開いていた。首を振り続ける。
恐怖と、それ以上の興奮に今にも狂い出しそうな雰囲気で瞳孔が濡れ光っている。
夫にしか、触らせてはならないのに____。
しかも、ここは自宅なのに________。
何を、する気なの。
やめて。
床に引き倒され、腿の付け根迄を晒したタイトスカートを引き抜かれる。たっぷりと肉を纏った太腿の両脇に、黒いガーターベルトが減り込む様に食い込んでいる。
こんな下着を着けて。貴方は変態なの_____。
「おいおい。普通の主婦がこんな娼婦みたいな下着着けてるのか」
腰骨辺りまで切れ上がったV字の小さなショーツ。その三角形の部分を掴まれ、引き上げられる。
「ウグウウウ・・・」
反り上げた股間の亀裂に、その細いナイロン地は食い込む。そして更に細い一本の黒い帯と成って縦の割れ目に埋まり、麻利子を弓形に仰け反らせていく。
「へえ。お前、剃ってンのか?オマンコの毛をよ」
お願い。もう、やめて________。
嘘よ。もっと激しく・・・・虐めて_____。
死にたくなるくらいに。
- 2014/05/25(日) 04:39:34|
- 招かれざる、客・使徒
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永瀬麻利子は、鏡台に向かい座った。
サッシから刺し込む日差しは未だその角度を十分に保ち、午後への頂点に差し掛かろうと眩くその光を注いでいる。
時計を見た。十一時には未だ早い。
人々はその日常に追われ、働く者達はこれから多忙になるだろうとする午前の時刻。
自宅。その六畳間の寝室に一人で麻利子が居る事自体、然程不自然でも無い。子供は小学校に、夫は会社に。そして専業主婦とでも呼称すべき三十四歳の自分。
その三十路を過ぎた女の顔が、鏡に映し出されている。
幾分痩せたのか。いや、そうでは無い。
では、肌が荒れ始めたのか。違う。少なくともその張艶は以前よりも増した様な気さえする。
シャワーを浴びた侭の格好。そのバスタオルを自ら剥ぎ取る。
真っ白な肌が露出する。重たげに揺れ出した双の乳房は、その重さと軟さを誇張するかの如く、ゆったりと揺れ動く。
自身の蒼白な顔が、それを見つめる。
大きく見開いた眼が、その乳房を凝視する。
乳房の肉脂を包み込む透けた薄い皮膜の肌に、蒼い血管が幾重にも走っている。乳輪と乳首の太さが子を育てた経験を示していた。
麻利子は、その裸体を晒したまま鏡に向かい、その乳房を揺する様に左右に振った。微かな肉の打音。そしてグミに似た感触の太い乳首が頭を擡げ始める。その先端の感覚が鋭くなっていく。
淫売___。そんな言葉が麻利子の脳裏に浮かんだ。
いや、足りない。今の自分には足りない。
そして、この身体には相応しく無い。
もっとおぞましく、そして狂いそうな程の歪んだ性への狂気に満ちた言葉。
決して日頃では口にはしない、あらゆる隠語が脳裏で浮かんでは消える。
麻利子は、立った。そして鏡の中の全裸の女を凝視した。
直立不動になる。自身に縛めを掛けるが如く。
喉元が僅かに上がる。不意に湧き出した唾液を飲み下す。
華奢な両肩。浮き上がった鎖骨。
その下から急激に盛り上がり、そして幾分重みに耐え兼ねる如く瓜の形状を示した太い乳房。
滑らかに波打つ腹部。窪んだ臍。
そして左右に張り出した幅を持つ腰。更にそれより張り出した両腿の付け根。
そして、今は自ら剃毛を施している股間。その縦に深い亀裂。
盛り上がった恥骨の部分は真白い肌だけを曝し、女で在る事を象徴する深い亀裂は幼児のそれとは異なり、成熟し、男根を呑み込む為に造られた性器という機能を誇張している。
踵を反し、背を鏡に向けた。
肩越しにその背面を覗き込む。
深い正中線。その窪みが背中を真っ直ぐに割り、括れた腰の上部で止まっている。
その下に在る、重たげに爛熟した尻。歳を重ねる毎に幾重にもその脂を増し、柔さを増す。
麻利子自身、只恥ずかしくもどかしい存在で在る決して好きにはなれないこの肉塊を好み、糧とし、玩具とし、そして突き貫いた侭、跨って突き動かす乗り物として使う男がいる。
麻利子はゆっくりとその尻を左右に振った。
その度に、鈍痛にも似た重い快感がその腰を支配し始める。
奴隷___。いや、性奴隷、か。
そう考えると熱病にでも侵された様に身体全体が奮えた。
麻利子は、ゆっくりと眼を閉じ、どこまでも堕ちていく自身をその闇に観ていた。
どこまでも果ての無い、恐ろしい闇であった。
余りにも救い様の無い、強烈な自責の念、そして果てない痛みと終わりの無い快感を伴った闇。
その闇に夫の顔が浮かぶ。
あなた、助けて。
そう叫びながら、股間に自身の長い指が滑り込んだ。
- 2014/05/25(日) 04:37:48|
- 招かれざる、客・使徒
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未だ、日は高かった。
こんな平日に、街を歩く私を観ようとも誰も何も思わない。
当たり前の話だ。
スーツを着て、ネクタイも律儀に締めたサラリーマン。同じ様な格好の人種が、幾度と無く目の前を通り過ぎる。
極普通の光景。私も同じだろう。
只、違っている事は「彼らは今、仕事を真っ当に勤めている人種」で在り、私は「出張と称して、只ブラブラしているだけの人種」で在る事だ。
言わば「サボり」か。
思わず、自嘲の笑みに口元が歪む。奇妙な男に見えたのか、すれ違った女が露骨に眉を顰めた。
こんな事を始めて、もう二週間程に成る。
何時か会社にも、この放浪出張がばれるのではという危惧も、最近ではどうでも良く成りつつ在る。
【やはり俺は、頭がオカシイのかも知れんな】
無くした記憶。それはとうにこの手に掴んだと思っていた。詳細はともかく、大事な出来事、記憶、行動の大体は把握していると思い込んでいた。
<榊さんですよ、一緒に仕事をされていた>
あの、取引先で初老の紳士が放った一言。
この言葉が脳裏から離れない。悪質な腫瘍の如く、この頭の奥深く触手をべったりと伸ばし、爪を突き立てている。
あの時の、会話。
「あれから私も暫くして、転勤しましたもので。同じ様な時期ですな。永瀬さんが退社されたのと」
「そうでしたか」
「お礼もろくに言えず、せめて年賀だけはご自宅のマンションに出させて頂きましたが、ご転居されておられましたね」
「いや、それはありませんよ。ずっとあの一戸建に」
「一軒屋、ですか。マンションと聞いておりました。こちらの間違いでしたか、それは失礼しました。ではあの世田谷に」
世田谷では無く、練馬。マンションでは無く、一戸建。
現状と全てが全く異なる。
そして、何よりも。あの言葉。あの人物の名。
妻、麻利子の真っ白く盛り上がった尻に、掘られた文字。
右の尻たぶに、「榊五郎」。左には、「命」。
あれ以来、妻を抱いていない。
抱ける筈が無かった。あの文字は、本当に存在しているのではないのかという思いが、疑惑が、私の性欲を牛耳り、身動き出来ぬ様に拘束していた。
息子に聞こうかとも思った。あの一馬も今は小学生である。漢字を理解する能力は乏しいだろう。だが、妻と共に風呂に入る事の多い息子になら、見えている筈だ。あの尻に彫られた、墨黒の文字が。
だが、聞けなかった。あの字は何て書いてあるのと、逆に問われる可能性が高い。妻にも聞くだろう。いや、もう聞いているのか。
妻は、どんな言い訳をしているのか。
私にも見えていると知ったら、どう思うのか。
【いや、待て。本当にそれが在るという証拠は】
何処まで歩いたのか。
何時もこの事を考えては人込みの中をさ迷っている。
気が付けば、見た事も無い場所迄来ていた。目の前に大きな白い建物。病院だった。総合病院だろう。精神科も在るのか。
私の脚は、その方向へと向いていた。
同じ事を繰り返す懸念が在る。結局は、一番言いたい事が言えない。自分の妻の尻に、彫り物の文字が在る日唐突に見え始めたなどと、誰が正気で言えるというのか。
透明な自動ドア。これだけは、どの病院も同じ造りをしている。
冷たい緑色。一歩脚を踏み入れれば、何処かが必ず悪くなりそうな独特の空気、気配。
そのドアは左右に開いた。
女が現われる。
私は、その女を見て驚愕した。
女はビニールのような素材のホットパンツを穿いている。その丈は余りにも短かった。左右へと張り出す様に肉を付けた両腿は、その付け根迄を露にしている。その周囲を縛る如く、生地が食い込んでいた。
歩く動作に同調して、真っ白い素足の表面が波打つ。そのパンツは股上さえ異常に浅い。女の下腹部が、その半分程を剥き出させていた。窪んだ形の良い臍が見える。
鈍い光沢を放つ黒い素材は、ゴムではないのかとさえ思わせる。
上半身に張りついた白いカットソーは、その豊かな胸元を大きくU字に切り込んで開け放っている。血管が透ける程白い肌は、その谷間を誇示している。更には白い生地を突き上げる様に、双の乳首が突き上がって完全に透けていた。
大きな乳房を持っている事は、一見で確認出来る。但し、それは幾らかの張りを無くし、重たげに長い。
私は、声を掛けられなかった。
女が、真横を通りすぎる。太い茄子の様な乳が上下に揺れている。
下着を着けていないそれは、重力と自らの肉の重さを訴える。
その表情は、奇抜な容姿と反して堅かった。決して自らそれを楽しんでいる感は全く無い。俯き加減の、白い横顔が通りすぎる。
噛みつく様に、女を凝視した。
女の光沢の在る髪が、一束ねに結われている。馬の尾の如く揺れ、その細い項を見え隠れさせる。
抉れる様な曲線で窪んだ腹部。そして急激に肉を付け込んだ腰。
黒いホットパンツは、背後から見れば水着にしか見えない。
三十を過ぎた歳に見える女は、その盛り上がった尻の容量は遥かにパンツのそれを上回っている。黒い生地がそれを締めつけ、鬱血させる勢いで、女の尻に噛みついている。双の裏腿の付け根に、覆い被さって食み出した尻肉が、歩く度にブルブルと揺れ動いている。
私は何かを言おうと自身の口を開いた。だが、この状況に見合った言葉を私の脳は指令する事が出来なかった。
女の行き先には、一台のベンツが止まっていた。女の穿いているホットパンツと同じ素材で塗られているのではないかと思わせる色をしている。
そのベンツに凭れ、煙草を吹かす男。
その態度、風貌。
忘れていた何かが、地面の方から脚へ。そして脊髄を走り抜ける。
【お前か・・・・・・・・・・】
女がベンツに乗り込む。厚みの在る脂を纏った尻がこちらに向かって突き出された。息を呑む程の量感。
子供を造り、産んだ事の在る、爛熟した尻だった。
【そうか・・・・お前だったのか】
男は私に気付く事無く、ベンツに乗り込む。重いドアの閉まる音。
【榊・・・・・・・・・お前だったのか】
漆黒の車がタイヤを鳴らせて発進する。運転者の粗暴さが伺える動作で。
そのベンツに乗り込んだ、妻の麻利子を乗せて。
どの位、動けなかったのか。
数十秒。いや、数分か。
病院の前で突っ立ったまま、私は動けなかった。
そしてその間に、失われた記憶の断片が片っ端から脳裏に浮かんでは消えていった。
時には壊れかけたビデオデッキの如く、その再生画面に夥しい程のノイズを入れながら。
「あの」
「はい、何でしょう」
丸々と肥え太った顔がこちらを向く。
如何にも世話好きな風貌を持った、受け付けの中年女。
「さっきの、女性・・ですが」
「・・・・・え?」
「いえ、あの派手な格好の」
私は何を喋っているのか。だが、止まらない。
誰でもいい。今の女が妻で在る事を否定して欲しかったのか。
「ああ・・・・」
女は分かった分かったと、首を縦に振る。
「スゴイでしょう。お尻も胸も丸出しだもんね。もうブルンブルンって感じで」
女は小さな目を思い切り大きく開こうと頑張っている様に見えた。
「綺麗で上品だったのにねえ。あの奥さん」
「奥さん、ですか」
「で?貴方さんはどなた」
急に興味をこちらに移す。
「あ、いえ・・・あの女性が知り合いの方にそっくりだったもので」
疑われたか。こんな陳腐な言い訳は通用するものか。
「あ、そうなの。あの永瀬さんの御知り合い」
「あ、やっぱり」
声が上擦る。確認した筈なのに、念を押されたこの思いをどう処理すればよいのか。
「で、どこまで・・・ご存知なの、貴方」
女は又声を潜める。
「いや、それは」
わざを顔を顰めた。心臓は口から飛び出しそうに暴れている。この女は、何かを知っている。そしてその事を私は何も知らなかった。
「そうよねえ」
言えないわよねと、その顔が言う。
私の焦りは頂点に達した。
「で・・・永瀬さんのお見舞いの相手は」
「決まってるじゃないの、榊さんよ」
「・・・・・・・・え」
「旦那さんが、あの人を殴って植物人間にしちゃったでしょう?あれから、ずっと。そうね、もう三年位になるんじゃない」
「アイツ、中々死なねえな」
榊五郎は、ベッドに這い上がり、その中央に立ち上がった。
その手には、荷造り用の白いビニール縄が握られている。
ラブホテルの一室。その部屋は汗と熱気が充満し、温度が上昇している様に思えた。
榊は、真下で倒れる様にうつ伏せている全裸の女を仰向けに転がした。女の真っ白な裸体が翻(ひるがえ)る。双の乳房がゆらゆらと波打ち、力尽きた様に両脇へと流れる。
「しかし、麻利子。お前の声も相変わらずでけえな、そんなに俺のちんぽは具合いいのか」
永瀬麻利子は、その問いに答えられなかった。
榊の男根が、口に捻じ込まれている。顔を逆様に跨ぎ、たった今、麻利子に放出した男根を押し込んでいる。
「旦那の、短小ちんぽじゃあ、物足りねえよな」
麻利子は咥えた顔を持ち上げる様にして、唸った。左の乳房をわし掴まれ、上へと絞られていた。根元の部分に、ビニール縄が何重にも巻かれていく。
「三十四歳の人妻、SMに目覚めましたってか」
右の乳房も絞られる。呻く麻利子を余所に、根元を縛り上げていく。
榊は麻利子の顔に跨ったまま、その両脚を掴み持ち上げ折り畳む。逆上がりをする要領で、麻利子の尻が押し広がって天を向いた。
「なあ、今度温泉でも行くかよ、俺と」
そう言いながら、抱え上げた両足を中央で交差させる。
麻利子は首を左右に振った。身体が柔軟な麻利子でも、この体制で座禅を組まされる行為には、苦痛を感じざるを得ない。そして何より屈辱的だった。この体位には、どうしても慣れる事が無かった。
恐ろしい性癖を、榊は持っていた。
何処までも、際限無く辱められる。性欲以上の物を榊には感じる。自分に対し、その性器は愚か、口も肛門も、在りとあらゆる部分を使って犯してくる。
慣れれば、自身に対する自己愛も消えてしまうのだろうと、麻利子は思った。何故自分は一人身ではないのかと、自身の運命を呪った。
夫がいて、子供がいる。決して失えない大切な人物が。
死ぬ事は出来なかった。どんなに辱めを受けようと。
そして、心では全て否定し続ける榊を、麻利子の肉体はどう思っているのか。
聞けなかった。そしてその答えを導き出す行為こそ、麻利子が今、最も恐れる事だった。
光沢の在る廊下。
やはりこの部分も同じ造りだった。
あの中年女に聞いた、部屋番号。412号室。
私は夢遊病者の如く、その病院をさ迷った。
掃除婦は、溜息をついた。
又、あの男女が来ている。放つ、女の声で分かった。
「全く、どんな変態女だろうね」
女は、毒づいた。
永瀬麻利子は、叫び続けた。
乳房を個々に縛り、座禅を組ませるとうつ伏せに転がされた。形を崩せない両脚が交差したまま膝を付き、押し広がった尻を剥き出しにした。天を向いて晒した肛門に、何時ものローションが亀裂に伝い、ベッドに滴る程に垂らされた。身構えた時、何かを塗られた。冷たい感触に身を捩った。
「媚薬だ」
そう榊は言った。
そしてそのまま放置された。直ぐに肛門が熱くなってきた。堪らない感覚だった。熱く、そして猛烈に痒い。麻利子は嗚咽を放った。
榊は只凝視し続けた。触れもしなかった。
嗚咽を放ち、掲げた尻を振った。痒さは限界に来ていた。何でもいい、引っ掻くだけでもよかった。肛門がまるで呼吸するかの様に、蠢き、口を広げようとしていた。
「ああッ、ああああッ」
泣き喚いた。怒った様に両手を付き、その尻を振り、垂らせた首を振った。
両手は自由だった。縛られてはいない。その手を幾度と無く、尻に回しては止めた。指を入れ、掻き混ぜたかった。だが出来ない。どうしても羞恥と理性が、それに屈しない。
「お願い、お願いです!」
泣き声で訴えた。犯してくださいとも、叫んだ。
だが榊は背後に回り、もう一塗り今度は奥に捻じ入れた。
「アオオオオオッ!」
麻利子は尻を振りたくって叫んだ。両手を伸ばし切り、シーツを破れる程掴み締めた。
「お尻を、お願い!お尻を、犯して!」
涙が溢れている。その顔を狂った様に振った。
榊は未だ、犯そうとしない。
麻利子はついに、その手を掲げた尻に伸ばした。
折り曲がった指が、躊躇いながら激しく震えていた。
- 2014/05/25(日) 04:36:06|
- 招かれざる、客・使徒
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取引先の応接室で、私は又、あの嫌な汗を流していた。
その会社へ訪問した際、「私を知っている人物」に偶然出会ってしまったからだ。
「いや、そうですか。あれから体調を崩されて・・・大変でしたなあ」
もう初老と言っていいだろう、その人物とは約三年振りの対面だった。いや、らしかった。そう言われてもこちらとしては相手を思い出せてはいなかったのだが。
「申し訳在りません。色々在りまして」
その大崎という人物は、この会社の元取締役だった様だ。そんな重要なポジショニングの人物さえ、この頭は消去してしまっている。「覚えていない」とは正直言えなかった為、話の辻褄合わせには苦労した。
今迄の知識と過去の断片的な記憶を、脳裏でフル回転させて対応する他無かった。冷や汗ものだった。
しかし商社とは縁遠い仕事に就いたつもりだったが。世間は狭いと思った。この温厚そうな人も今やリストラの対象か。名刺に書かれた「課長」の文字が小さく見える。
「あの一件では本当に助かりましたよ、流石は商社マンのエリート課長だと思いました」
そう言い、静かに笑う。仕事を請け負ったのは、一度か、二度か。
それさえも思い出せない。
「私はエリートなんかじゃありませんよ。恐縮です」
【三年前か、いやな時期だ。その時の記憶が一番曖昧ときてる】
「時に、あの頃部下をされていた佐々木さんと遠藤さんもお元気でしょうか。私もあれから、こちらの支社に来ましたから、ご無沙汰しておりまして」
「どうでしょうか。私も退社してからあの二人に関しては面識も在りませんので」
【佐々木に遠藤。あの二人なら良く覚えている。元気なのだろうか】
妙に尖がった勤務態度で始めは困惑したが、いい部下達だった。
急に胸中を懐かしい感情が湧いてくるのを感じた。
会いたいものだが、記憶を取り戻した当時、そんな気分にはなれなかった。今なら会えるだろうか。
「あれから私も暫くして、転勤しましたもので。同じ様な時期ですな。永瀬さんが退社されたのと」
「そうでしたか」
「お礼もろくに言えず、せめて年賀だけはご自宅のマンションに出させて頂きましたが、ご転居されておられましたね」
【転居?どういう事だ。何か勘違いしているのか】
「いや、それはありませんよ。ずっとあの一戸建に」
「一軒屋、ですか。マンションと聞いておりました。こちらの間違いでしたか、それは失礼しました。ではあの世田谷に」
【マンション?世田谷?何を言ってるんだ、この人は】
「あの、大崎さん」
そう私が声を掛けたと同時に、初老の携帯が鳴った。
「はい・・・そうか・・・・分かった」
携帯を切る。
「申し訳在りません。急用が出来ました。では後は宮村が」
そう言うともう一人の社員を残し、席を立つ。
私は挨拶をした。
「そうそう」
大崎はドアの手前で踵を返した。
「あの方にも年賀を出しましたが、届きませんでしたわ。歳ですなあ、すっかりお世話になった方々の住所を間違えた様で」
「誰宛でしたか」
何気なく聞いた。そのつもりだった。
「榊さんですよ。一緒に仕事をされていた」
「しかし、この字が見えないとはなあ。マジかよ」
榊五郎は、眼下に在る盛り上がった尻を両手でわし掴んだ。
「・・・・だと、思います」
永瀬麻利子はベッドのシーツに顔を埋めた侭、答えた。
榊は今や週に二度程、自分を呼び出す。
あの時に在る条件と引き換えに、麻利子は永遠に消えない烙印を、その尻に彫られた。強烈な睡眠薬で眠らされ、気が付くと其処にはおぞましい文字が彫り込まれていたのだった。
死のうとさえ、思った。榊の奴隷となる事を誓いはしたが、こんなものを彫られるとは考えもしなかった。
この字が夫には見えていない様だった。何故だかは分からない。
見えていない素振りが出来る代物では無い。
「どうだ。この尻に俺の名を彫られて一生を過ごす気持ちは」
「死にたい程、辛いです」
ある意味本心だった。この文字が夫にも気付かれれば。
だが、自分には子供がいる。母として、守り、育てる義務が在る。
「嘘だな、それは」
掲げた尻を節くれ立った掌が、裂く様に中心から割って拡げる。
剥き出された割れ目の上部に在る肛門に向け、生暖かいローションが垂らされていく。
麻利子は身を捩った。動けない。その両脚は榊の手で座禅を組まされ、両手は背中で縛られている。榊の性癖は、あの頃より一層歪み、強暴な屈折を遂げていた。
「ケツの穴に突っ込まれて、ひいひい泣きたいクセによ」
麻利子は固く眼を閉じた。感情は捨てなければ、堪えられない。
「どうなんだ。麻利子」
答える代わりに、唸り声が出た。榊の人差し指が根元迄押し込まれている。初めてでは無かった。出会った頃から、その場所も榊に使われている。
「答えろ。どうされたい」
指が内部で捻る様に動かされる。掲げた尻が痙攣じみた動きで跳ね始める。その度に短く、吼えた。
「お、かし、て、いただ、き、たい、ですッ」
榊の口調に同調させた。半ば本気で言った。卑猥で最低な女だと、自身でも聞くに堪えがたい声を上げながら自らを胸中で罵った。
「何処を、だ」
「あッ、ああッ、お、し、り、を」
「ほら」
「あっはッ!」
麻利子はシーツに裂ける程開けた口を押し付けた。
掲げた尻に跨がられ、その剥き出された肛門に、毒蛇に似た榊の亀頭部分が押し込まれていた。
「ほら、ゆっくり味わえよ、このケツで」
内臓を抉る大きさの男根が、内壁を軋ませながら進入してきた。
尻の痙攣は、麻利子の放つ悲鳴と同調して、震えた。
従業員の中年女は、ベッドメイクを終え廊下に出た。
鋭い悲鳴が、隣の部屋から洩れていた。
泣き叫ぶ様な女の声だった。男に突かれ、喚いているのだろう。
ああッ、ああッ、とも、あはッ、あはッ、ともとれる声だった。
先程すれ違ったカップルか。
男はヤクザ風だったが、女は三十前後の清楚な感じだった。
声はより激しく、その放つ感覚が短くなってくる。
不倫か。とんでもない淫乱女だと、思った。
眉を露骨に寄せ、中年の女はその部屋の前を通りすぎた。
- 2014/05/25(日) 04:34:26|
- 招かれざる、客・使徒
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