主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。
私にとって、順子に対し、何か心の底にわだかまっているものが、一つあります。
娘の幸恵が生まれて3歳になるころ、次子を生もうと話し合い避妊リングを外しましたが、妊娠しません、幸恵のときは、結婚まえで、コンドームや安全日等妊娠しない様に気をつけていたのですが、妊娠し、出来ちゃった婚となったのにどうしたんだろうと産婦人科での精密検査を受けさせました、卵管采周囲癒着だとの診断結果がでまして、医師に説明を受けました、それは、卵子をキャッチする機能が炎症を起こし癒着しており機能不全になったというものでした。
機能が回復すことは無く、子供は諦めてくれと云はれ、その原因を聞きますとクラミジアトラコマチスという細菌の子宮内侵入だそうで、無症候感染で、つまり感染しても症状が殆ど現れないので、ここまで悪化したものだと云はれました。
そして、私も検査を受けたのですが、私の検査結果は陰性で、その結果を聞いた時私の表情が一瞬変わったの見た医師が、このクラミジアは他の疾患で抗生物質を服用しても治ることが多く、最近抗生物質を服用したことはありませんかと聞いてきましたので、歯の治療の時に貰った抗生物質を服用したことを思い出し、有りますと答えその時はそれで終わったのです。
しかし、順子と出来てからは、順子一筋で他の女性とは、有りませんでしたし、順子の妊娠検査に私も立ち会わされ、その時念の為と云はれ性病の検査もうけさされ、結果、陰性で性病なしでした。その後も娘の幸恵も可愛く、順子を愛していましたし、何より順子の名器に嵌まり、浮気はありませんでした。
原因が私でないとしたら、順子は原因、順子がどこかで性病を移されたと、考えた始めた時から、心の底にわだかまりが出来ました。
その頃から、浮気に対する倫理観は薄くなり、妻に対する罪悪感はなくなりました。
私はそれほどもてる男とは思っていませんが、他人の妻が、時、場所、方法を選べば簡単に落ちることに驚きました。
その後、妻の行動に不信なことがあっても、浮気を疑うに足りることも、深く追究せず、心を奪われ、家を出て行くようにならない限り、まあいいかと思ってきました。
パソコンを使いクラミジアについて調べました。
インターネット上に氾濫する情報に対し信頼できないところもあるため、同じ事を何度も他の情報と比較しクラミジアについての正しいと思はれる知識も得られました。
- 2017/09/24(日) 12:35:38|
- 名器・北斗七星
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男が浮気をするのは、なぜかと云う事は、おおよそ見当がついたと思ってい
ます、それは、いくら美しい女であろうと、いくらいい体をしていようと、飽
きが来ることは避けようのないもので、たまには、違った女としてみたい、と
いう、美醜、年齢にかかわらず、新鮮味ということが大きな要素になっている
と思っています。
女の浮気、不倫は男とは少し違うのでしょうが、夫とのセックスは満足のい
くものであるとしても、他の男にちやほやされると、自分の中の女が蘇り、い
い気分になり、違う男を試してみたいと思うのではないでしょうか、特に酒が
はいると、好色のスィッチが入り、夫とは違う男に抱かれたいという浮気心が
がおこるのだと思います。
それは、私が、新車で感じたものと同じ、新鮮味というものではなかろうか
と思っています
女も、慣れ親しんでマンネリになり飽きが来た夫の物より、新しい物を味わ
ってみたいと心の底で思っているのでしょう、男にちやほやされる事が新鮮な刺激なのでしょう。
妻は夫に対して貞節を守るかという事ですが残念ながら、順子は夫に貞節を守るという倫理観は持ち合わせていないと思いますし、浮気をしたとき罪悪感を感じるのかという事も、バレなければいいと思っているように感じています。
一夫一婦制という比較的新しい制度の維持のために、夫婦がお互いに貞節を守るという倫理観を作りだし、その倫理観が社会の規範となっていったといえますが、順子にはその倫理観は希薄ですが、社会規範を完全に無視し、自由奔放に生きるには、払う代償が大きすぎるという事で、社会規範も守っていますと繕う事に熱心なのでしょう。
不倫を隠す、つまり繕うことは、薄くなってきたとはいえ、社会規範がまだ存在している現在、社会規範逸脱の代償を払いたくないからでしょう。
また、不倫は夫に対する裏切りであり、不倫そのものが罪悪であるという強い倫理観を持っている女性なら、罪悪感に悩む前にその様な事をしないでしょう。
飲み屋の女に平気で触る、いい加減なこと云って口説く等は何も悪い事では無い、相手もわかっていることで、その為に高い酒代を払っているんだという男は知り合いに多く居ます、水商売の女はプレイの対象だというのです。
飲み屋の、あの女を誰が落とすかで賭けしている友人達もいます。
水商売の女は、売りものに買いものや、それを解かっていて店に出てるんやと風俗と同様にしか考えていない知人もいます。
飲み屋に女だけが目当てではないでしょうが、酒を楽しむとき、女がいればなお酒が旨いという男を多く知っている私はそのような危険がいっぱいという処へ、妻を送り出すのですから、浮気、不倫をされる事は覚悟しておく必要があります、まして妻の順子は尻の軽い女ですから。
私が、心配しなければならない事は、妻が多くの男に抱かれることではなく、そのことが広まり、私の男としての面子が潰れ、笑いものにされることで、会社の仕事にも、娘の将来にも悪い影響の出ることです。
妻が考えこんでいる私に笑顔で話しかけてきました。
「コーヒーを、もう一杯飲みはらへん、何やら真剣な顔で考え事をしたはったようですが、なにか、心配ごとでも有るんですか」と聞いてきます。
「コーヒーはもうええ、ちょっと仕事の事考えてたんや、書斎でパソコンにむかって、纏めるものがあるさかい、上にあがるわ、それから、明日ちょっと相談に行きたいとこがあるんで、出かける」
と云って書斎にあがりました、順子は今日も抱いてくれるのかと期待していたようですが、夫がパソコンの前に座りこむと、集中し他の事には見向きもしなくなるので、諦めたようで、
「うち、先にお風呂に入り寝ますね、隆さん、今日はほんまにおおきに」
- 2017/09/24(日) 12:33:41|
- 名器・北斗七星
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書斎のシングルベッドに寝転んで考えようと思っていましたが、いつの間にか、寝てしまっていました。
順子に起こされたのは、まだ日は残っていましたが、夕方6時でした、
「寝てられるのを起してすいません、夕食のことがあるんで起きてもらいました」
「うん、よく寝た、ご両親はお帰りになったんか」
「はい、父さんの知り合いの書道展をみてから、家に送っていき、うちは帰って来たんですけど、隆さんが寝てはるので買い物にいってきました」
「朝からお義母さんのサンドを食べただけで、お腹がすいた、順子といろいろ話があるんで、久しぶりに加納屋の鰻と櫃まぶしでも食べにいこうか」
寝起きながら、亭主の機嫌がよさそうで安心したのか、
「やったー、加納屋の鰻、うち大好き、でもこの頃鰻高いんとちゃう」
「車の値引きがあって、その分予算がういたんで、鰻ぐらい平気や」
市内の鰻屋に 新車でいきました、クラウンマジェスタに対する順子の反応は、「この車、静かやなー」ぐらいで、私の感じた事とは違いました。
鰻屋に着き、中に入ると、順子の知り合いがいました、順子はその方にかけより、愛想よく挨拶をし、この店の女将にも機嫌よく挨拶していました、やはり順子は、客商売に向いた女なのでしょう。
小部屋に案内され、鰻のかば焼きと櫃まぶしに、順子には酒を注文し、待つ間にはなしかけました。
「俺に話した事と、ご両親に話した事は内容が違っているな、」
「ごめんー、あの固い両親が心配するんで、お手伝いだけといいました、悪気はありません」
この返答は、理屈が通りませんがそれ以上の追求はやめ、
「俺も、いろいろ考えた、これだけ順子が行きたがっているのに、止められん、好きにしたらええ、しかし俺は、女房を水商売に出す甲斐性なしと思われるんやでー、それに客にいいようにされ股を開く尻軽女と思われるんやでー、世間とはそんなもので幸恵の結婚にも悪い影響を与える」
「隆さん、ほんまにごめん、うちは他人に後ろ指さされるようなことは絶対にせえへん、うち農家の手伝いは嫌やないけど、ほんまに安い、安過ぎると思うんや、手に職のないうちが稼げるんは、こんな事しかないんでスナックに行こうと思たんや」
「それで、そのスナックには、週何日いくんや、何時から、何時まで勤めるんや、まずそのへんからハッキリしてほしいんや」
「隆さん、うちがスナックに行ってもほんまにええん、ママさんは、旦那さんのお世話もあるやろから、週3日でもええと云うてはります、時間は、つきだしやら料理をつくるんで、4時頃から、店のおわる12時までやそうです」
反対していた亭主が、何とか許してくれそうなので喜んでいました。
「時間はわかったがな、3日とは何曜日と何曜日にいくんや、俺の仕事とも関係するんでそのへんををハッキリしてほしいんや、ママさんに聞いてくれへんか」
順子うなずいて、携帯を取り出し、席をたちました、廊下でママさんと電話していたようで、少したって部屋に戻ってきました。
「ママさんが、隆さんの許しが出そうというたら喜んでくれました、お勤めの日数と曜日を聞いたら、できたら週4日、曜日は火水木金にして欲しいといわれました、父ちゃんにお願いして欲しい、ママも直接会ってお願いしたいというてはります」
と、こちらの顔色を窺うように聞いてきます。
「うん、水商売の女将なんてそんなものや、一つ譲れば、また一つ譲れと云うてくるんや、そんなもんやろなー」
急に機嫌だ悪くなったのかと心配しているようですが、その時、料理が運ばれてきました。
ここの、櫃まぶしは名古屋のほうから来たものだそうですが、鰻のかば焼きをご飯に混ぜたもので、最初の一杯はそのまま、2杯目は白ネギを細長く刻んだものを上にのせて、3杯目はダシをかけてお茶ズケ風に食べると云うもので、
三回変わった味を楽しめるものです。
順子は、美味しい美味しいと呟きながら、櫃まぶしの間に、鰻のかばやきを食べ、自分で日本酒を大きめの、お猪口についで美味しそうに飲んでいます、健啖家というのか、大ぐらいと云うのか、普段肥えるのを嫌って摂食していますが、好きなものがでると、本当によく食べます、私のかば焼きの下半分をそっと順子にまわしてやると、
「ええの、うちが貰うてええの」
と喜んでいます、
「これから、スナックで頑張るんやから、栄養つけとかんと」
さも妻の健康に気配りをする夫を演じていますが、やはり、大阪の老舗うなぎやで食べた鰻とは違いだいぶ味が落ちているので、順子に回してやったのです。
家に帰ってきましたが、一合程度の酒では顔にすら出ていない順子は、サイフォンで私の好きなブルーマウンテンのコーヒーを煎れてきます。
美味しいコーヒーを飲みながら
「あんなー、俺も8月で42や、順子が週に4日もスナックに行って、仕事がすんで帰って来ても、順子はおらんし、電子レンジでチンしたものを独りで食べるなんて侘しすぎると思うんや、それに、俺の商売も野菜と果物だけなく、塩干物も扱おうかと考えてたんや、それをやると忙しなると思うんや、そうなると片道一時間かかる通勤の時間も勿体ないんで、神戸の会社の近くの寝るだけのアパートかマンションでも借りようかと思ってるやんけど、順子はどう思う」
と考えてきた計画をはなしました、順子は驚いたような、表情をうかべ、考えているようでした、
「そうやなー、うち、隆さんの事、あんまり考えてなかったんやなー」
と、スナックに行くために夫の許しをどう得ようかと考えていて、その後のことはあまり考えていなかったようです。
「それで、うちがスナックにいきだしたら、いつ家に帰ってきてくれはるの」
「うん、順子が家にいる日は俺も家にいるようにする」
「隆さん、うちがいいひんかったら寂しいの」
と自分の存在感と亭主の自分への愛情を確認しているのでしょう。
「うん、一人でいるより、仕事に打ち込んでるほうがええんや」
と返しますと、
私の条件をうけいれ、スナックに行く決心をしたよう
「順子、最後に云っときたい事がある、これが、スナックに行ってええ条件や」
「うん、なんやの」
「お前が言うとった事やが、だらしない女やない、後ろ指さされるようなことはせえへん、というたな、それを守る事を誓えるか」
「隆さん、そんな事あたりまえや、誓います」
「それから、もう一つ、順子がホステスをし出しても、客と変なサービスをしたりして俺の面子をつぶさんという事を誓えるか」
「隆さん、うちを信じて、そんな事はそんなこと絶対せえへん、誓います」
「うん、順子を信じる、しかしどれを破っても、離婚やで、それだけわかってくれたら、スナックに勤めるの、夫として許可するし、出来るだけ応援する、解かったな」
「ハイ、わかりました、誓います」
何を言っても、ハイハイで、順子にすれば、スナックに行ける事が、そんな
に、嬉しいのでしょうか。
- 2017/09/24(日) 03:25:45|
- 名器・北斗七星
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妻からスナックへアルバイトに行きたいと相談があったのが水曜日でしたが、この週の木金は、仕入れ先の開拓のため和歌山県に出張し、帰って来たのは金曜の夜でした。
電話で連絡を入れていたので、8時過ぎに帰宅しますと、ちゃんと夕食が整えられており、おいしく、いただきました。
この二日間、和歌山県の田舎を車で走り回っていたので疲れが出ていましたので、妻にそのことをいい私の書斎へいこうとすると、
「隆さん、お疲れのところすいませんが、明日朝、父さん母さんが来て、うちのアルバイトの事で父ちゃんと話したいそうです、いいですか」と聞いてきましたので、この二日間考えていた事もあるので、
「うん、いいよ」と返事をし、書斎に入りこの出張の間、見ていなかった為替相場を見、私のFXの状況をチェックするため、パソコンを立ち上げました。相場は殆ど持合いで動いていずパソコンの電源を落とし、妻順子のアルバイトに行きたいという事について出張中あれこれ考えていた事を纏めにかかりました。
民謡教室、カラオケ教室、エステに行きたいから稼ぎのいいスナックに行きたいという理由なら、私の稼ぎも増えたのだから問題はないはずで、自分が稼いだ金で行きたいという、この辺に鍵があるのではないだろうか。
順子は高校卒業と同時に、妊娠、結婚、大家族の中で主婦、母親を勉めて来て、若い女性の遊びをしらない。仕事と云っても農業の手伝いという地味なもので、華やかさのないものであり。収入も少ない。
自分を実の親以上に愛してくれ、大事にしてくれた、祖父母が相次いで往き、父母が交通事故で同時に往き、動物が好きな一人娘が、その理想とする獣医になるために旅立った時順子はどう思ったのだろうか。
家の嫁としての義務、責任を果たし、娘には、親としての努めを果たしたという達成感で満足したであろうか、そのように感じるには、順子は身も心も若すぎるように思います。
他方、愛する者が次々にいなくなり、仕事で忙しい夫と二人になったとき、自分の人生を振り返る事になったのではないかとも思う、女性が自分の女としての盛りがもうすぐ過ぎようとしている焦りを感じるのも、30代後半が多いという、普通はそう感じながらも子育てやら家事に追われ、収入の伸びない夫の為家計の為にパートの仕事に忙しい時期を過ごすという。
順子の場合、早すぎる年代で、殆どの義務から解放され、自分の中の女という部分に向き合う事になったと考えたらどうだろうか。
こう考えると、順子がスナックのアルバイトに拘る理由が見えてくるように思う、もう一度止めて見て、止まらない様なら、様子をみて、自分は自分の方向を進むしかないかと考え、書斎のシングルベッドに寝転んでいるうちに眠ってしまいました。
翌朝、9時ごろ目がさめました、会社は土曜日も営業していますが、半分の従業員は休みで、土曜日も営業している得の担当者だけが、出勤しています。私もこの頃は、土曜日は殆ど休みにしています。
下のバスルームで顔を洗いリビングにいきますと、義父、義母がもう来ていて、順子と何か話している最中でした。
私が入っていくと、くたびれた紺の背広にネクタイをした、義父が立ち上がり挨拶をしようとしましたので、それを手で制し、
「お義父さん、他人行儀はおやめください、どうぞお座り下さい、それにしてもご無沙汰して申し訳ありません」
と、永年農業をやってきて70歳になったいまも、市の高齢者事業団の仕事に出ている、固い一方の義父に敬語で話しかけます。
義母の方はくだけた性格の人で年の割には派手なワンピースを着ています。
妻の順子が、「父ちゃん、お母さんがサンドイッチをもってきてくれはったんでんで、朝ごはんは、特製サンドイッチとコーヒーにしますね」と云ってキッチンに立っていきました。
私はこの義父が苦手で、真正直、無口、勤勉という文字を辞書でひいたら、山口健一という名前が出てくると云うジョークがささやかれるほどの堅物で、順子との結婚に反対されて以来、こちらから進んでは、口をきこうとは思はない人です。
お義母さんと、娘の話、仕事の話等あたりさわりのない話をしていましたが、義父は多少うなずくか、うんうんというぐらいで、やはり無口です。
順子が今日はサイフォンで煎れたコーヒーのポットと義母の持ってきた特製のサンドイッチ、カップ、などをテーブルに並べ始め、4人そろっての朝食になりました。義父はただ黙々と食べていましたが、やはり何も言いません。
夫婦とはよくしたもので、夫が無口の分、妻のほうが喋ります、これで均衡が取れているのでしょう、義母と順子がたあいの無い会話をしています。
その時、車の販売店から電話がありました。
クラウン マジェスタで、FXで儲けた資金で、個人用に買いました、会社用の車は、広告の為、全てに大きな会社の名前とロゴが入っているので、個人がお忍びで使うにはちょっとという事がありました。
その車が、今日納車予定で11時頃になるが都合はどうかと聞いて来たので、了承しました。
順子はちらっと壁の時計を見、自分の母親をきつい目でみました、義母もその順子の態度でわかったのか、
「あのね、順子がスナックにアルバイトに行きたいらしんやけど、隆さんが反対しているので、説得して欲しいといはれましたんで今日来たんで
すけど、許してやってもらえませんか」
と切り出しました。
「あの。私は順子が水商売の夜の仕事に出ることには反対しました、しかし、お義父さん、お義母さんの意見も聞いて来いと云い、賛成なら考えなおしても良いといったんです、お義母さんは順子が水商売に出ることを賛成しているんですか」
と聞きますと、
「水商売とか、夜の仕事とかいいはりますが、お客さんに料理や、お酒を出すだけのスナックの仕事やそうで、隆さんの考えてはる水商売やないそうです」
と順子の説明を鵜呑みにしているようです。
「いやいや、順子の行きたいというスナックは、カウンターだけでなく、ボックス席といって、客の隣に座り酒を注いだり一緒に酒を飲んだり席 があり、客とダンスをする場所や、カラオケの装置もある、バーやクラブと同じ物です。
ママのほか、ホステスも4人ほどいるとこで、水商売そのもので、順子はホステスにいくんですよ」
とそのスナックの説明をしますと、義母は少し状況は解っていたようで、
「順子の話では、そのカウンターの中で、料理を作ったり、お酒を出す用意をするだけの仕事やそうで、カウンターからは出ないでよいそうです、 ホステスとは違います」
何とか言いくるめようとしている義母をおいて、義父の矛先を向け、
「お義父さんは、どう思っていらっしゃるんですか、ご自分の娘が、水商売
の女として夜の仕事に行くのを賛成されているんですか」
と聞いてみました、その時、順子が
「お父さん、あれほど説明したでしょう、うんと云ってくれたんと違うの、隆さんにきちんと説明して」
と父親にいいました、無口な義父はようやく、
「基本的に嫁いだ娘はその家のもので俺がとやかく言えるものじゃあないと思っている、娘の説明を聞いたかぎりでは、夜の仕事にはなるが、あ
くまでも、お手伝いで、隆君のいうホステスではないと思う」
と結論をハッキリ言わない、このひとらしい返答です。
「それでは、お義父さんは、客の接待をしないお手伝いなら賛成だと仰るのですね」
結局、順子は親には、ただのお手伝いと云い、私には、悪い客に騙されるよう
なことは無いとホステスとして客に接する事を言っていたことになります。
「順子、俺は水商売にいくのは、反対や、改めていっておく」
と順子の両親の前で反対の表明をしておきました。
この時、納車で車のセールスがやって来ましたので、この話はうちきりまし
た、義両親と順子が一緒に、義父の知り合いの書道家の個展に出かけまして、私は新車のクラウンマジェスタを受け取り、書類手続をすませました。
新車の試運転に出かけましたがやはり新車は気持ちよく、特にこの車は、静
かで、乗り心地がよく、加速がすごいと感銘をうけ、中年のおじさんが、運
転に夢中になっていました。
家に帰り、考えをまとめるため書斎に入り、新車で気づいた新鮮味という事を中心に、順子がスナック勤めに固執していることを考え順子のスナックのアルバイトにも一応の結論が私の中で確定しました。
- 2017/09/24(日) 03:20:50|
- 名器・北斗七星
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今年の4月に娘の幸恵が、念願の北大獣医学部に入学し、札幌のアパートで暮らす事になり、入学、引っ越しでばたばたしていた妻も4月の半ばには落ち着いてきました。
一方、私の商売のほうは、永年勤めた農協をやめ、果物と野菜の仲卸をしてい
ましたが、高級品に方向を切り替えて一年、面白いほど得意先が増え、注文量が
増加、仕入れ先の開拓に走り回る毎日です。
そんな訳で、全国の特級品を求めての出張は多いですが、以前のように、早朝
から、市場のセリに行くこともなくなり、体の方は楽になってきましたし、娘の
学費の仕送りも余裕で行う事が出来るようになりました。
娘が北海道にいってから、夫婦2人になりました。
私の方は、独立してから、早朝のセリに行くようになり、仕事が忙しすぎて、
自由な時間が取れない事で、浮気からは遠ざかり、妻とのセックスが多くなり、
週に3回はするようになり、妻の名器を楽しんでいます。
妻の順子は、私が農協の職員をしていた関係から、農家の手伝いのアルバイトをしていたのですが、忙しい時と、暇な時の差が激しく、平均しても月に10万に届かない安賃金です。
当地方の小規模農家は、殆ど兼業農家で慢性的に人手不足で田畑の日常的な手入れも怠りがちで、順子のように農家育ちのなんでもできるアルバイトの需要が多いのですが、農家の収入が低いのでアルバイト料は安いものです。
時間換算すると、スーパーのバイト代の半分以下のようです。
そんなある晩、順子が相談があるといってきました、その内容は、
娘が北海道に行き、母としての義務から解放された今、以前からやりたかった民謡教室とカラオケ教室に行きたいしエステにも通いたい、しかし、夫の収入で自分だけが贅沢するのは申し訳がないので、良い仕事を捜していたが、高校時代の友達の叔母さんのしているスナックで人を捜していたようで、週3日で月20万はくれるそうで、ぜひ行きたい、貴方には迷惑を掛けないよう、勤めに出る日は、夕食の準備もしておくので是非許してくださいという事で、全て自分で決めておいて夫の許可を得るというものでした。
「話を聞いたらさー、相談ごとじゃあーないやんかー、全部自分で決めて、俺には報告するだけのようで、俺は気に入らん。俺の仕事も順調で、幸恵の学費も、お前の民謡やカラオケの費用ぐらいへいきやで、なんでお前が夜の仕事に行かなあかんねん」
妻は困ったような顔つきになり、俯いて、何か考えている様でしたが、
「あんなー、農家の手伝いはなあー、助平な男に媚びを売る夜の仕事と違い立派な仕事や、お前は仕事をただ金を儲けるだけのもんと思うてるのか」
今後の主導権の為にも、ここで簡単にスナック勤めを了解をするわけにはいきません、きつい事をいいました。
「あのー、全部決めてから報告してるんと違います、以前、同窓会の2次会で同窓生の朋美という子の叔母さんのスナックに行った時から、その ママさんに気に入られて、スナックで出す料理なんかのお手伝いでもいいからと誘われているんです、決めたわけではないんよ、それから、夜の仕事、夜の仕事って言いはるけど、風俗と一緒にせんといて、なんもやましい事も後ろめたい事もない仕事です」
と反論してきます。
「お前はスナックのお手伝いに行くというてるがなー、客に料理を出すだけ の料理屋と違って、酒のお相手をするホステスやー、その客は、俺に言わしたら、酒がすきなら家で飲んだら安いのに、わざわざ高い金はろうて、スナックやバーに飲みに行くんは女が目当てやないか、そんなとこに、俺の妻を行かすのは反対やと言うとるんや」
「父ちゃんは、スナックに行く客は、女が目当てというはるけど、そんなん偏見や、仕事の疲れや、ストレスを癒すために、美味しい食べもんを
食べ、お酒を飲むひと時で明日への活力を養っているんやと思います」
立派に、ホステス支援派になっていますし、論理構成もしっかりしています。
しかし、女房を水商売に出しているという私のプライドを傷つけること、助平
な男に言い寄られ、寝取られる事を心配をしなければならない私の立場を考え
ているとは云えません。
「そりゃあスナックのお客のなかには隆さんの言う女目当ての悪い客もいるかも知れへん、うちが悪い客に騙されるのを心配してくれはるのは、嬉しいんですけど、うちは父ちゃんの妻で、幸恵の母です、うちはだらしない女と違います、信用してください」
とあくまでもスナックに勤める事にこだわっています。
「お前のご両親に相談したんか、お前のお父さんもお母さんも真面目で立派な人や、ご両親が賛成するなら、俺も考えなおしてもええ、相談してこいや」
と云い、この日の会話を打ち切りました。
妻は、風呂にはいり、寝化粧をし、私の興奮するシャネルNo5の香水をつけ寝室に入ってきました。
妻の魂胆は解っていますが、久しぶりに香水までつけてまでサービスしよう
という妻に一物が敏感に反応しました。
妖艶な笑みを浮かべながら、ベッドに上がって来た妻は、私の寝間着を脱が
せ、いきなり私のいきり立った物にしゃぶりついてきました。
永年夫婦でいるとキスは重要な前技で無くなっているのですが、それでもいきなりチンポを音を立ててしゃぶり出すのはあまりありません。
私が仕込んだとはいえ、妻のフェラテクは上手なもので、ジュボジュボと唾
液を出して音を立てしゃぶっていたかと思うと、舌先でカリの裏側をなめ、手
を使いしごいてくるというもので、先走りの液が出だすと口をすぼめ吸い込み、
手で激しくしごきながら、袋をなめ、タマを口で頬張るという多彩なテクニッ
クを駆使してきます。
このころになると、妻の呼吸が興奮で激しくなり、咥えているときは、鼻で息をするので、馬の息のように、フーム、フームと聞こえます。
本当に、妻はフェラをするのか好きで、していると興奮するようです。
今日は特別サービスなのでしょう、私の両足を曲げ、上に持ち上げアヌスを
舐め始めました、アヌスの回りをなめ唾液を塗り付け、舌をとがらせ肛門の中
に入れてきます。
私はこのアヌス舐めで興奮はするのですが、何か感じる所が違うのか、チン
ポのほうが、柔らかくなります、そのこと知っている妻は片手で激しくしごい
てきます。
アヌス舐めをやめるとまた、蟻の門渡りと呼ばれる会陰舐め、カリの裏筋舐
め、ジュボジュボ音をたてた普通のフェラと連続技で、最後に妻得意のバキュ
ームフェラです、これにはたまらずチンポが大きく収縮し、精液を妻の口の中
へ送り出していました、この射精は7回ないし8回と続きま
すが、その収縮に合わせ口をグイグイと絞めてきますし舌が尿道口のあたりを
チロチロと舐めています。
荒い呼吸を止めていたのでしょう、チンポを喰えたまま、鼻でフームと大きく息を吐き出し、ゴクリと喉が動き、精液を呑み込みます、精液が多いのでしょう、もう一度ゴクリと喉がうごきます、赤い顔をしたまま、チンポから口を離し、お掃除フェラを始めてくれます、尿道に少し残った精液を吸い出し、亀頭周辺を綺麗に舐めとって掃除してくます。
ただ、ここからが、私の強いところで、この無反応期からの回復が早く、チンポが少し柔らかになるぐらいで、すぐに回復します。
ヌカ3が可能です、この射精後の無反応期を、欧米では、賢者タイムといい脳のある部分の活動が停止に近い状態になるそうですが、欧米の皮肉な言い方なのでしょう。私にこれが殆どないということは、もともと愚者で賢者にはどうしてもなれないという事でしょうか。
妻順子はゴックンとお掃除フェラが終わると、仰向けに寝転がり、私を股の間に導き、両の大腿を肩に挙げ、オメコを私の顔の前に持って来ます、クンニをしてくれという合図です、今日は、順子のオメコからシャネルのいい香りがします。
順子のオメコは普段は独特の匂いがし、下わきがというほどの臭さではないのですが、少し匂います。
陰毛は薄いほうで、陰阜の上の方に柔らかい短毛が生えており、割れ目の回りには毛が無く、肛門まで何も生えていません、クンニの時毛が口に当たりくしゃくしゃすることが無く、クンニ向きですし、挿入の時毛が巻き込まれチンポが怪我をするという、所謂、毛切れの心配のないものです。
オメコのビラビラ(小陰唇)は、使い込んだ割にはきれいで、色は茶色になっていますが、ドドメ色になるほど変色していません、まだ十分鑑賞に堪えるものです。
舌を出し、クリを舐めだします、順子は舌がクリに当たると「ヒー」と声をあげます、2人きりなってから誰もいないので、気にすることが無くなったのでしょう、嬌声が大きくなってきました。
突き出てきたクリを吸い込むように舐めますと、「ヒーヒー」と声が大きくなってきます、それにつれ、愛液がじわじわと出てきます、舌を,尿道口のあたりに突き出したり、膣の中に出し入れし、またクリをなめたりします。
クリに吸い付き、顎の下から指を膣の中にいれ、Gスポットのざらつくところを刺激します、このクリとGスポットの同時攻撃に加え、空いた方の手で乳房を揉みに行きます、この三処攻めは私の特技で両手がそれぞれ別の動きをしなければなりませんし、クリを攻める口の動きも忘れてはいけないのでなかなか難しい技です。
この三処攻めで、順子は、「ヒー」から「アンアーン」にかわり、びくと小さい痙攣が起こり膣がぎゅっとしまり、「イグー」とクリイキがはじまります。
クリイキが始まり出すと肩に担いでいた順子の両股をおろし、股を大きく、広げ、チンポを手で持ってクリと膣口の間を激しく上下させます、愛液で濡れたカリ先でのクリ攻めですが、これで2回目のクリいきをさせます、「イグー」という声を聴くと挿入に移ります。
順子のイク時、オメコは、ギュと締まり、またギュと締まる繰り返しが大体30回くらい続きます、順子の括約筋の痙攣は強く長いものです。
この痙攣の間に、チンポを抜き入れると中にあった空気が押し出されるのか、「ブチュー」というような、大きな音がします、まるでオナラに水気の多い内容物が混じったような音です。
ぐいぐいと奥に入れていくと、膣壁がチンポをくるむ様に巻き付いてきて、奥に引っ張りこむように動き、入口が締まり、次に中ほどが締まり、奥が締まるという締め付けがきます。
女性の括約筋は膣口と肛門に8の字状にあるそうで、膣壁にはない筈ですが、昔から言われている、3段俵絞め がなぜ起こるのかわかりません。
構造上はありない事だとは思いますが現実に起こっていることで、これが名器なのでしょう。
クリイキの最中に入れると、順子は過呼吸のように喘ぎ、「イーーイーー」と声が大きく高くなります。
順子の声は、若いときから、低音でハスキーな声ですが、歌を歌う時は男性も顔負けの低音から、ソプラノ歌手に近い高音まで出すことが出来るという声帯の強い女性で、マライア キャリーの低音版というところでしょうか。
射精感が近づくと、奥の子宮口のコリコリした処をグイグイとつつき、少し射精感が遠うのくと、ピストンを再開し出すという方法を続けていると、順子の、奥イキが始まります、全身を痙攣させ、「イグイグイグー」と大きな声でよがり、全身を痙攣させ、子宮が上にあがるのが感じられ、膣は3段俵締めがはじまります、これに堪えて子宮口をつついていると、すぐに次の絶頂がきて、「イグイグイグー」がはじまります、この連続が5回ほどで、最後は「ギヤー」という声で、私も精液を子宮に向かって放ちます。
奥までいれたまま、妻の膣の収縮が段々をゆるやかになり、呼吸が元に戻り出すと、また出し入れを始めます、2回放出した後ですので、ピストン運動を早く、激しくしますと、ブチュ、ブチュと大きな音がしだし、呼吸が激しくなり、イーイーと喘ぎだし、すぐに絶頂が来て、「イグイグイグー」が始まり、これが、5回ほど続き最後に「ギャー」という叫び声で終わります、クリイキを含めると、十三回はいきます。
順子の呼吸が落ち着いて来るまでじっと余韻をたのしんでいますが、順子は失神に近い状態になり、後始末をすことなく眠りにつきます。
私も、チンポを順子の柔らかい陰毛にこすりつけて簡単な後始末をし、眠りにつきます。
これが、私達夫婦の夜のフルコースです。
- 2017/09/24(日) 03:17:34|
- 名器・北斗七星
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私、渡辺隆42歳 学歴、神戸の国立大農学部卒、身長178センチ、体重75キロ、職業 神戸市で野菜果物の仲卸の自営業、住所、兵庫県の南東部の地方都市、年収約1600万
嫁、渡辺順子37歳 学歴高校普通科卒、身長167センチ、体重50キロ超、スリーサイズ 95-70-98、職業 主婦及び農業手伝い 年収約100万
娘、渡辺幸恵18歳、北大学生獣医学科在籍、札幌のアパート住まい・
妻の順子は、少しぽっちゃりですが、腰のくびれは十分残っており、オッパイは少し垂れだしてきていますが大きくて、お尻は幅も厚みもあるデカ尻です。女性としては大柄、色白で、美人ではないですが、男好きのする女だと思います、
性格は、明るく、社交的で、酒に強く、ハスキーな声でカラオケもこなしますし、皮膚が丈夫なのか、どう見ても40手前のアラフォーには見えず、アラサーぐらいにみえます。
順子の女としての最大の特徴は、名器の持ち主で、好色ということです。
20年近く夫婦をしていると、妻が他の男に抱かれたときは、なんとなく、変に感じるものですが、自分の浮気の事もあり、心まで持っていかれない限り、まあいいかと思っていました。
面白いことに、妻は浮気を隠し、絶対にバレないように用心に用心を重ねているようで、自分が好色で尻軽女である事は絶対に認めませんし、他人に知られないようにしているようです。
夫に対しては貞淑貞節な妻であり、娘には恥ずかしいところのない立派な母親であるかのようにふるまっています。
- 2017/09/24(日) 03:15:18|
- 名器・北斗七星
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電車で寝過ごしてしまった事から、チカン被害にあっている彼女に遭遇してしまった彼。満員電車で身動きもとれず助け出せずにいると、次の駅であろうことかチカンと連れ立って電車を降りてしまった彼女。
あわてて追いかけた彼は公衆便所に入った二人の隣で身を潜めることに。隣から聞こえてくる会話と擬態音に妄想を駆り立てられた彼は、興奮と鬱勃起の間に・・・・・・・・
(本文を読む)
さて、今回紹介する動画はこんな感じだ。チカンの常習犯のターゲットになった妻。後日、座席で居眠りをしている夫の傍でチカンの手管れで逝かされてしまった妻。そのことでチカンされることの快感に味をしめた妻は、加害者を挑発する行動に出る。
地味な感じの櫻井菜々子が中々捨てがたい!!!
DMMサンプル動画をチェック/夫の前でチカンに絶頂(いか)された妻 櫻井菜々子
次候補としては、女優だけで考えれば、佐々木あきのパイパンはちょっと魅力的だったがあまりにもストーリーが違いすぎて没に、浮上したのは松雪かなえだった。
チカンシーンを表情と、下半身の画面分割して編集された作品も「アリだよなこの演出」と思いながら見入ってしまった南まゆ主演の『2画面チカン OL編 南まゆ』はお奨め。
- 2017/09/18(月) 20:44:41|
- ■寝取られ動画
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翌日、沙羅ちゃんは、会社を休むと連絡入れ休むことになりましたが、担当の
人に理由を聞かれ嘘をつ
けない沙羅ちゃんは、顔を赤くしながら、もごもごと好きな人と一緒にいたいか
らといっていました、そ
の担当の人とは、あの時の課長のようで、連休の時の出勤の代休ということで、
今日を休みにしてくれま
したし、今度の月曜日も休みにしてもらっていました。
私のほうは、9時に会社に電話を入れますと、私の上司の所長が出てき、早く
会社に来てくれと云はれ
ましたが、のっぴきならぬ私用でおくれるが、一旦会社にいくと答えておきまし
た。
沙羅ちゃんは、マンゴージュースで汚れたブラウスのまま、一緒に区役所にい
き、幸子との離婚届けを
提出し、無事受け付けて貰うと、私を気にしてか、
「人の不幸を喜ぶのは、いけないことだと思いますが、私、嬉しいのは隠せな
い、こんな悪い女だけど、隆明さんを自分だけのものにするために戦うの、覚悟
してください」
といい、ほんとに、晴れ晴れとした、嬉しそうな表情をみせ、沙羅ちゃんのほ
うから腕を組んでき、仲
良く区役所を後にしました。
マンゴージュースで汚れた沙羅ちゃんのブラウスが気になり、
「その沙羅ちゃんのブラウスの汚れクリーニングでおちるかなー、心配だなー」
といいますと、
「ううん、このブラウス、クリーニングに出さない、上着とスカートをセット
でハンガーがけして直しておきたいの、私の大切な一生の思い出にしたいの」
と、少し遠いところを見るような目をしていました、沙羅ちゃんにとって私と
最初に結ばれた印が、あの口移しで飲んだ、マンゴージュースなのでしょう。
区役所の玄関で、沙羅ちゃんを送っていこうかと聞きますと、急にもじもじし
だし、
「あのー、隆明さんが迷惑でなかったら、あの家で隆明さんをお待ちしたいの
ですが、いいですか」
と聞いてきます、
「えっ、昨日お母さんにここに住むって言っていたんじゃなかったの、俺も嬉
しかったんだ」
「いいんですか、嬉しい今日から頑張って美味しい料理作ってお待ちしていま
す、今日は一旦実家に帰り、身の回りのものをもってきます、早く帰ってきてく
ださいね」
「あのー、言いにくいんだけど、赤ちゃんの素はどうなるの」
ツンと済ました顔で沙羅さんが答えました、
「まだ内縁関係ですが、夫が望むなら私に拒否権はありません」
といい、嬉しそうに笑います、朝抱いたばかりですが、私のものは大きくなり
はじめました、こんなに
美人で、見事なスタイルの女性を自分のものに出来た幸せでいっぱいでした。
今晩は心行くまで、あのオッパイを触り、吸い付きたいと思いました。
遅れて、会社に着くと、上司の研究所所長がまっていました、私は、昨日用意
していた、退職届けに今
日の日付を入れ印鑑を押し所長に提出しました。
所長から、引継ぎの事を言われましたので、ずっと以前から書いてきた、業務
日誌を渡し、これを読ん
でいただければ、完全な引継ぎになると思いますといい所長の部屋から、退出し
私の研究室の私物の整理
をはじめました。
お昼になり、例の3人組の沙羅ちゃんを除いた、2人を、例の蕎麦屋に誘い、
お世話になったお礼をい
い、沙羅ちゃんとのことを全て話しました。
3人組の、お姉さん株の滝川美奈さんが、
「沙羅さんからメールで聞きました、結ばれたそうで、おめでとうございま
す、離婚も完了して、沙羅さんから、一緒に住むと先ほど電話がありました、出
来るだけ早く籍を入れてあげてくださいね」
「有難う、お二人に何かとお世話になりそのお陰でこんなに早く沙羅さんと結
ばれました、お礼を申しあげます」
そういいますと、もう一人の石田恵子さんが、
「あのね、沙羅さんは入社以来ずっと渡辺次長の事好きだったんですよ、沙羅
さんにとっては、こんなに早くではなくて、やっと なんですよ、沙羅さんを大
事にしてあげてくださいね」
その時、美奈さんのスマホに電話がかかってきました、沙羅ちゃんからのよう
で、
「ハーイ、美奈です、いま沙羅の旦那様と例の蕎麦屋、恵子も一緒、うん、う
ん、そうなんだー でも積極的に行動してよかったねー、おめでとう、 うん恵
子に代わるね」
「恵子でーす、よかったねー うん うん あのね、渡辺さんとの仲がまずく
なったらいってね、次は私がいただくから、あはっはー 冗談ではないよ、こん
な男めったにいないから、大事にしなさいよ じゃねー 」
女どうしの仲の良い関係を見たようで、心が温まる感じがしました。
会社に戻ると、鈴木副社長、研究所所長、総務部長、からのお呼び出しがあ
り、会議室にいきました。
総務部長から、私が大学院の時、担当教授の指導で開発した、アクチュエー
ターとICのつなぎに関
する特許の件で、今までどうり、特許の無償使用を認めよというものでした。
私が会社を退職するので、今まで無償で使用してきたのが、気になりだしたの
でしょう。
私は、事情を知っている鈴木副社長に会社としての見解を聞きただしました
が、総務部長が、副社長
の発言を遮り、社員の発明に関しての報酬としては、地位と報酬で対価を払って
きたのでこの特許に関
しては決着済みであり、今までと同様無償使用が妥当であり、これが会社として
の結論である。
と高圧的な見解をのべました、その態度にカチンと来た私は、
「部長、基本的な誤解をなさっていますね、あの特許は、私が当社の社員に
なってから、当社の業務として開発したものではありません、大学院の時に教授
に指導で開発したもので、特許の申請者と所有者は、大学のベンチャーキャピタ
ルで、私が、一時使用を申請し許可を受けたもので、私が会社を退職すれば、当
然その権利は消滅します、あとはそのベンチャーキャピタルと交渉してくださ
い」
総務部長は、くどくどと同じ趣旨の話をします、
「まったく私の申しあげた事を理解されていないようですね、ご不満なら訴訟
されたらいかかがですか、私はもうこれ以上馬鹿馬鹿しいお話にお付き合いは御
免です、失礼します」
と席をたちました、やはり、その程度の会社です、部屋に帰り整理の残ったも
のを再開しました、完全
に整理するには、時間がかかり疲れましたので、沙羅ちゃんの声を聴きたいと思
い電話しました。
「沙羅ちゃん、別に用事はないんだけど、声を聴きたいと思って電話したんだ
今どこにいるの」
「何か元気ないよー、会社で嫌な事あったのでしょう、今家でお料理作り出し
たとこでちゅ、今日は早く帰ってきてくだちゃいね、ウフフ、帰ってきたらオッ
パイでヨシヨシしてあげまちゅ、私のオッパイ星人ちゃん」
「有難う、元気が出てきたよ、沙羅ちゃんのオッパイでヨシヨシしてもらいた
い、早くかえりたいよー」
もうすぐ30になる男のいう事ではないのでしょうが、沙羅ちゃんのオッパイ
を思い出し、元気が出て
きたのは、心だけではありません。
社内電話が鳴り、鈴木副社長からの電話で、今晩幸子と幸恵のことで、相談し
たいことがあるので、時
間を空けてほしいという事でしたが、今日はのっぴきならない用事がありますと
答え、お断りしました。
総務部から退職の日について連絡があり、有給休暇が残っているので、給料の
締め切り日の20日にしたいとの連絡がありましたが、残務整理も残っているの
で了承しました。
次の就職先のT自動車の副社長の秘書に電話を入れ、今月の20日に退職と
なった事を告げてほしい
と電話を入れて置き、私のスマホの電話番号、メールのアドレスを知らせてお
きました。
定時に会社を後にし、家に急いで帰りました。
家に着くと、沙羅ちゃんが、エプロン姿で出迎えてくれました、
「お帰りなさい、お帰りのチューをしてください」
といいますので、沙羅ちゃんを抱きしめキスをします、沙羅ちゃんの表情がさえ
ませんので、聞きますと
「今日お昼すぎ、幸子さんとお母さんが来られて、幸子さんの服、下着、身の
周りのものをもっていかれました、化粧台や、洋服箪笥、洗濯機、ベッドなど
は、明日引っ越し業者に来てもらい運んでもらう事になりました」
「ええー、幸子さんが来たの、沙羅ちゃんに迷惑を掛けたなー、何か言われな
かった」
「いろいろ聞かれましたが、黙秘権の行使ですぐに帰っていただきました、離
婚届けが提出されて、正式に離婚したことをご存じないようでした、それから、
正式に離婚されているので、勝手にこの家に入らないよう言っておきました、私
がこの家の主婦ですからといいますと驚いていました。
隆明さん、勝手な事をして御免なさい、でも、私は、戦うんです、あなたを
誰にも渡しません、幸子さんと幸恵さんこのことは、私が前面に出ます、
あなたに嫌な思いを出来るだけしてもらいたくないのと、私が押しかけ女房
で、あなたを奪った張本人ですから」
「沙羅ちゃん、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません、今後ともよろしく
お願いします」
といいますと、沙羅ちゃんが急に、吹きだし、笑いが止まらないようで、お腹
を抱えて笑っています。
「何か、おかしい事を云った」
と聞きますと、
「だって、自分の女房に、ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんだなんて、他
人行儀な、それに、よろしくお願いしますなんて、アハハハー」
とまた、笑いだします、そんなにおかしい事かなと思いましたが、まあ沙羅
ちゃんの機嫌が直ったのな
らいいかと思い、笑い転げる沙羅ちゃんの大きなオッパイがブラウスの下で揺れ
ているのに気が付きまし
た。
「沙羅ちゃん、ほかでもないんだけど、オッパイでヨシヨシしてもらいたいの
で、急いで帰って来たんだけど」
といいますと、沙羅ちゃんの、笑いが止まり満足気な表情になり、コクリコを
します。
「ウフフ、ちょっとだけよー」
といいながら、少しはじらいながらブラウスのボタンを外しました、ブラウス
の下には、下着もブラジャーもなく、見事なオッパイがボロンとでました、急い
で、オッパイに背中をまげて吸い付きますと、頭を優しく、なでてくれました、
これがオッパイでヨシヨシなのでしょう、
「あのね、あのね、おっぱいでヨシヨシは、オッパイの谷間に隆明さんが顔を
うずめるだけで、私がヨシヨシとなでなでしてあげるの、オッパイに吸いついて
はいけまちぇんー」
今度は私が笑い出します、この女性と一緒にいれば、一生退屈しないなーと思
いました。
私が着替えをし、キッチンに戻ってくると、沙羅ちゃんが、今日の料理を並べ
ていました、最初に会社
に持ってきてくれた思い出の海苔弁に、アマダイの潮引き、海老芋のあんかけ、
など豪華な夕食です。
「わー、沙羅ちゃん、あの時の海苔弁とおかずだねー、嬉しいなー」
「テヘヘ、今日は腕によりをかけてつくりました、ノリノリです」
海苔とノリを掛けているのでしょう、
「会社にもってきてくれた時から、お母さんが作ったものだと思っていたんだ
が、沙羅ちゃんがつくたんだー」
「あのね、あのね、私、お料理は得意なの、それに医食同源というでしょう、
私、隆明さんの健康のためにも美味しく健康にいいお料理をつくるから、てへ
へ、また売り込んじゃったかな」
「沙羅ちゃん、いただーきます」
と手を合わせて、のり弁からいただきはじめました、本当に美味しいもので、
次に海老芋のあんかけ、甘鯛の潮引きと愛情のこもった美味しい料理を口にして
いると、沙羅ちゃんがいかに私を愛してくれているか、私のためにどれだけ尽く
してくれているかが実感としてわかり、思わず涙がこぼれてきました。
自分は、この女性にどれだけの愛情を注いだのか、どれだけ尽くしたのかを考
えると、ほんとに自分勝手な、自分本位な人間であることが反省され、涙が止ま
らなくなり、祖母が死んだとき以来なかった大声で泣きだしました。
驚いたのは沙羅ちゃんで、なんで急に泣き出したのか解らなかったのだ思いま
す、ブラウスのボタンを外し、私の方に回ってきて、となりの椅子に座り、私の
顔を乳房の谷間に引き寄せ、優しく頭をなでつけてくれました、沙羅ちゃんの云
うオッパイでヨシヨシをしてくれました。
オッパイのヨシヨシで、心の中のわだかまりが、すっかりなくなっていきまし
た、私は立ち上がって、沙羅ちゃんを抱き上げ、キスをしました。
「沙羅ちゃん、やっぱり沙羅さんと呼ばしてくれ、君は私の天女だ、君にして
もらうだけの自分が情けなかったんだ、」
「隆明さん、そんなことで泣いたの、驚いたよー 、本当に私を愛してくれて
いるのが解って嬉しい、こんなに嬉しい、幸せな気分は生まれて初めて、私たち
は、運命の赤い糸で結ばれていたんだと思います」
沙羅さんの顔は、嬉しさでいっぱいという、これ以上の幸せはないという満ち
足りた表情でした。
「隆明さん、これからは、アナタと呼ばしてもらいます、あなたご飯を食べて
ください、私も幸せを感じたらお腹がすいてきました、いっぱい食べて、赤ちゃ
んの素を私にください」
沙羅さん独特の気持ちの表現でしょうし、普通は幸せなら胸いっぱいで 食事
どころではないというの
が普通でしょうが、沙羅さんはやはり天然です、しかし、この時この天然にどれ
だけ救われたことか、言
葉にはなりません。
また、今後どれだけこの天然の性格に救われていくことでしょう、この女性を
大切にしていこうと思い
が、強くなっていきました。
二人で、美味しい夕食をいっぱい食べました、食事が終わるころ、沙羅さんは
冷蔵庫から、マンゴージ
ュースを取り出してき、マグカップにつぎ、顔を赤くしながら、
「飲ませてください」
と小さな声でねだります。
完
- 2017/09/16(土) 16:58:08|
- 夫婦の絆・北斗七星
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翌日は、寝不足でしたが、定時に会社に行き、昨日レストランのお世話を頂い
た方に、お礼の電話だけ入れて置き、近いうちにお会いする約束をしました、ま
た、沙羅さんに貰った手紙を銀行の貸金庫にいれてきました。
昼に、沙羅さんを誘い、いつもの蕎麦屋にいきました。
沙羅さんは、私の気持ちを昨夜のレストランの告白で理解してくれていました
が、やはり、私と会うのが、嬉しそうに、楽しそうで、そっと蕎麦に七味を入れ
てくれたりしてました。
「沙羅さん、頂いた手紙、私の宝物をさっき、銀行の貸金庫にいれてきた。そ
れから、こんな処で云うのは変なんだけれど、幸子と離婚の手続に今日から入
る、めどがついた時点で沙羅さんに結婚を申し込む」
といいますと、今日は、真面目な顔で、じっと私の目を見つめ、
「隆明さん、私にプロポーズのお話をしておられるのですね、嬉しいです、そ
の日を待っています」
といってくれました、
「それと、沙羅さんのお母さんに合わせて下さい、お母さんの御都合の良い日
にお伺いしますので」
「ハイ、母に伝えます、母も喜ぶと思います」
沙羅さんの目が、きらきら輝いているように見えました。
昼から、外出し、近くの区役所で離婚の用紙を、書き損じがあるかも知れないの
で2通貰ってきました。
それから、幸子の実家に電話をしますと、義母が出ましたので、お時間を頂き
たいと云いますと、義母は、
「今日はちょっと都合が悪いのですが、明日なら幸子も夫もいますので、明日
にして頂けませんか」
と云って来ましたので、明日夜7時にお伺いする約束をしました。
仲人をして頂いた、鈴木副社長(仲人して頂いた時は常務でしたが、その 後
副社長に昇格)の秘書の
処に行き、私用ですが、仲人をして頂いた副社長ご相談したいことがありますの
でいつでも結構ですのでお時間を戴きたいと申しこみました。
その後、副社長の秘書から、明日の昼に時間がとれるので、料理屋小松に昼の
12時にお出で頂きたい
と返事がはいりました。
これで、明日仲人に話をしてから、幸子の実家に離婚届けを持って、離婚の話
が出来る状況になると考
えていました。
沙羅さんは忙しそうに仕事をしていましたので、その日は家に定時に帰りまし
た、郵便受けに、郵便局からの通知書が届いており、本人限定受取の郵便物の案
内でした。
差出人が、親子鑑定のDNAの検査を受けたところの名前になっていましたの
で、いよいよきたかと、胸がドキドキするのを感じました。
明日のスケジュールを確認しますと、朝10時から、ティームの打ち合わせ会
議、11時30分まで、
昼12時料理屋小松にて副社長と面談、昼2時に来客、夜7時幸子自宅訪問となっ
ていましたので、朝9
時に郵便局へ行き、検査結果を受けとってから、会社に行こうと思い、副社長、
幸子の実家で見せる書類
の準備をした後、沙羅さんにメールしました。
メールに、明日娘の親子関係が明らかになる事、人間として、いけない事をし
たような罪悪感に悩んでいる事等、正直に述べました。
沙羅さんからの返事は、声を聞きたいので、夜遅いが、電話していいかという
事なので、沙羅さんのスマフォにこちらから電話をいれました。
「隆明さん、メールを読ませて頂きました、隆明さんの、純粋なお気持ち、幸
恵さんに対する愛情、責任感が感じられ、私が好きな隆明さんの本当の気持ちに
触れ、益々好きになりました」
「有難う、沙羅さん、自分自身が情け無くて、沙羅さんにこんな情けない自分
を見せてしまい、申し訳ないと思っている」
沙羅さんの声が少し高くなり、
「隆明さんが悩まれるのは、何も情け無いからではありません、隆明さんの心
が純粋で、優しく、人間
として立派だからです、私に打ち明けて下さって、有難う御座います、それか
ら、私を沙羅と呼んで
ください、さん付けは嫌です」
「うん、沙羅さん、いや沙羅・・・・、なんか勿体ないようで、呼びにくい
なー、やっぱり沙羅さんがいい」
「隆明さん、幸恵さんのことで私の考えていた事を話します、幸恵さんが、隆
明さんの子供なら、私の子供です、隆明さんと一緒に育てていきたいと思ってい
ます、もし隆明さんの子供でないなら、私が隆明さんの赤ちゃんを産みますの
で、その子を愛して下さい、もちろん私も愛してくださいね、
このように思ってますので、幸恵さんの事は、あまり心配せず、ハッキリさせ
ることは、ハッキリさせて下さい」
沙羅さんの言葉で、娘幸恵の事もなにかもやもやしていた事もすっきりしたよ
うに思い、明日クリニッ
クに結果を取りに行こうと決心がつきました。
もし私の子でなかった場合、私の子をうんでくれるという沙羅さんの、女とし
ての言葉に、私の全てを
包み込まれた様な安心感が沸き起こりました。
翌日、朝9時にクリニックにいき、検査結果をうけとり、会社に向かいました
が、電車の中でも、その封筒を開けられず、会社に着いたのが、9時半で、会議
まで、30分ほどあるので、沙羅さんに無理を云って、私の研究室にきて貰いま
した、
「沙羅さん、クリニックに行って検査結果をもらってきました、沙羅さんに開
けて貰いたいと思って持って来ました、最初に沙羅さんに読んでもらいたかった
ので」
「いいんですか、私が最初にみせていただいて」
「うん、沙羅さんとの子供として育てて貰うか、私の子どもを産んで貰うか、
どちらにとっても沙羅さんに重大な影響を与えるものですから、沙羅さんに最初
に読んでもらいたかったのです」
沙羅さんは、真剣な顔つきで、封筒を開封していき、眉をしかめて、読んでい
ました、最初パッと顔が明るくなり、次にその明るさを見ずから打ち消すように
難しい顔をわざと作ったようになり、
「隆明さん、私が隆明さんの赤ちゃんを産むことに為りました、どういったら
よいのか、隆明さんのお気持ちを考えると言葉が見つかりません」
と云って、封筒と中の検査結果を渡してくれました、検査結果を読んで、
「沙羅さん、本当に、私の子を産んでくれますね、あの言葉で救われました、
それまで、男らしくないとか、人間としてどうか等迷っていましたが、吹っ切れ
ました、沙羅さん、みっともないところを見せて御免なさい、そして有難う」
「前にも、申しあげましたが、幸江さんのことで悩んでいらっしゃる隆明さん
を見て、人間として立派だ思いました、決してみっともない事ではありません、
それと、私の母にお会いして頂くのは、土曜日でいいでしょうか、母が得意のす
き焼きを作るそうで隆明さんとお会いするのを楽しみにお待ちしています」
その時、ティームの女性の一人から電話で、お時間です、みんな揃って次長の
お出でをお待ちしておりますといってきました、すぐ行きますと答え、沙羅さん
に、
「すき焼き大好きです、何時にお伺いすればいいですか」
と聞きますと、
「すき焼きは、夕飯ですが、私は、朝からお待ちしていますので何時でも結構
です」
と云って、例の、頭全体を左右に振る、コクリコ(ジブリのコクリコ坂とは関
係なく、頭全体をコクリコクリと動かすので、私が勝手につけた名前です)を見
せてくれました。
この女性を、我が物にし、幸せにするぞという決意が全身に沸き起こってきま
した。
チームの会合は、大詰めに来ており、最後の試作品の制作と、特許の関連の最
終調査にかかる事を決め終了しました。
部屋に帰り、検査結果と封筒を2部コピーし、今日持っていく書類の中に入れ
ていますと、副社長の秘書嬢から電話があり、料理屋小松には、副社長は外出先
から直接行かれるので、社用車を用意しましたので車でご案内しますとの事でし
た。
小松という料理屋に着くと、鈴木副社長はすでに、来ておられ、小部屋で私を
待ってくれていました。
美味しそうな、鰻定食を頂きながら、妻幸子とのことを、旅行の事から話始
め、娘幸江の出生の事も全て話しました、その話の中で、興信所の報告書のコ
ピーとクリニックの検査結果のコピーを渡しました。
「ふーん、昨日聞いたところ夫婦喧嘩だという事だとも思っていたが、そんな
簡単な事では無かったのか、それで渡辺君はどうするつもりなんだ」
「ハイ、幸子とは離婚し、幸恵とは親子関係不存在確認訴訟で、私の子供では
ない事を裁判所に認めてもらいます、この決心を、仲人をしていただきました、
副社長にまず、報告し、ご了解を頂きたいとおもいまして、お時間を取って頂き
ました」
「うん、君の性格から、うやむやにしては置けない事だと思うし、仕方無い事
だと思う、話はわかった」
「最後に、副社長にお聞きしたいことが有ります、その興信所の報告書に記載
されております、武田冨士雄という人物は、副社長の親戚の人ですね」
鈴木副社長は、慌てて、報告書を見ていました、
「うん、確かに、武田富士雄は、私の姉の息子だ、元の姓は山本で、結婚して
妻の方の姓を名のったのだ」
「それから、幸子は、副社長の奥様の親戚ですね」
「うん、君のワイフの幸子は、妻の姪だ」
「この報告書によりますと、幸子と武田富士雄は、私と結婚する前から、親密
な関係にあったと報告されていますが、副社長も奥様もそのことをご存じでした
か、ご存じなく、私との結婚を進められたのですか」
いつも冷静沈着な副社長の顔色が変わりました、
「いや、私は知らん、知っていたら、君に結婚など勧めはせん、これは、家内
にも聞いてみる」
「いや失礼なことをお聞きしました、それに幸恵の父親は、この武田冨士をと
推測されます、裁判で問題となる事が予測されますので、お知らせしました、美
味しい鰻、ご馳走さまでした、これで失礼します」
と云い会社に戻りました、1時少し過ぎていましたが、沙羅さんは見当たりま
せんでした。
2時になり、社長室から呼び出しで、会議室に行きますと、T自動車の副社長
以下3人の重役が来られ、当社側は、社長、営業と技術担当の副社長2人、研究
室長、と私と5人でお会いしました、このT自動車の副社長が、この前フレンチ
レストランを予約して頂いた方で、私は、その副社長の処へ行き、お礼を申し上
げました、その副社長は、椅子から立ち上がり、私に、ニコニコと笑い、丁、寧
にご挨拶頂きました。
会合の内容は、当社との技術提携の話で、T自動車の技術の会社と当社との提
携の話で、驚いたことに、私が、当社在籍の侭、その会社に出向するという話で
した、当社の社長から、
「渡辺君、聞いているだろうが、君を専務取締役執行役員で迎えて下さるそう
だ、両者の橋渡し役を立派に果たしてくれ」
「社長、私が聞いておりますのは、そのような話ではありません、当社の技術
をT自動車さんの車に役立てるという事で、私がその窓口となるという事です、
出向の話は聞いて居りません。
また、これからの技術開発は、微妙に特許と関連してきます、そのような2
足の草鞋を履いた状況では新開発は困難です」
と話しますと、T自動車側の全員が頷いています、私はT自動車の副社長に、ニ
ヤリとサインを送りました。
「確かに、その話は私どもの社内で問題となりました、渡辺博士の言われると
うりで、特許の問題と企業機密が関係します、そこでどうでしょう、渡辺博士に
いったん御社を退社して頂き、私共の技研に入社頂くという事では、もちろん御
社に対する発注等は十分考慮させて頂きますし、包括的な技術提携をより一層緊
密にしていく所存でございます」
なかなか、T自動車の副社長も役者です、打ち合わせもしていない筋書きを、
私の態度見て、素早く書き換えてきます。
当社の社長が、
「私には依存はありません、しかし、そうなりますと、渡辺君個人の判断とな
りますので、後は、渡辺君と話し合ってください」
「有難う御座います、渡辺博士の引き抜きとなりますが、私共誠心誠意、博士
に来て頂けるように努力させていただきます、また御社との包括技術提携の証と
して、すぐに営業のものを差し向けます」
T自動車ご一行を全員でお見送りしました、そのさい、T自動車副社長から、ま
た電話を入れさせてもらいますと小声で囁かれました。
部屋に帰ると、鈴木副社長から、今夜話し合いたいから時間をあけて欲しいと
電話がありましたが、幸
子の実家で、離婚について話し合う約束なのでと、出来るだけ、上司と部下とい
う感情の入りこまない答え方をして置きました。
それから、気になっていた親子関係不存在確認訴訟について、調べだしまし
た、法文主義、前例主義の
最高裁判所は、最新のDNA検査での親子関係の判定については否定的な見方を
し、判令でDNAの検査
結果を否定したと聞いていましたので、弁護士に依頼する前に調べようと思った
のです。
しかし、私もぬけていました、親子関係は血液型では範囲が広すぎると思い込
んでいたので、DNA検
査を受けたのですが、親子関係不存在確認の訴訟で、訴訟できる条件として、推
定される嫡出子に当たら
ない事、と実の子でない事実が明らかな場合、訴訟が受け付けられる、とあるの
を読み、血液型のチェッ
クをしていない事に気づきました。
早速、検査結果のコピーを取り出し、私がAB型、幸恵がO型、とあり、この時
点で私の子ではない事
が明確ですが一応念の為、妻幸子の血液型を母子手帳のコピーからB型とあるの
を引き出しました。
夫がAB型、妻がB型の場合、出来る子は、妻がBO型としても、AB、B、
A型でO型が出来るはずがありません。
私の固定観念にとらわれた失敗には、苦笑するしかありませんでしたし、沙羅
さんに、私の天女にどうい云えばいいのか、迷いましたが、本気になって心配し
てくれ、決心をしてくれた沙羅天女に黙っている事も嘘を吐くことになると思
い、
「今、喫茶室で5分でいいから会えないか」
とメールをいれました、すぐに、メールが入り、
「私は今、雑用でキーボードを叩いていますが、それももう終わりましたので
いつでもいいです」と返事が入り、不味いコーヒーの喫茶コーナーに行きまし
た、私が通るのが見えたのか、沙羅さんもすぐにやってきました。
「御免なー、急に呼び出したりして」
沙羅さんはニコニコ笑い、
「いーえ、さぼりの沙羅で有名ですから、気にしないでください」
と冗談で受け流してくれます、
さっきの、親子関係不存在確認訴訟を調べていたらと話し、初めから血液型を調
べていたら、沙羅さんに心配を掛けることも、沙羅さんを苦しめることもなかっ
たし、苦渋の決断を聞き出す事もなかった、許して欲しい、と謝りますと、沙羅
さんの美しい顔が、ぽかーんとした表情になり、
「隆明さん、それで、訴訟を受け付けて貰いやすくなったんですか、この手の
訴訟は、受け付けてもらえれば、勝つ確率が高いと聞いています、よかった
じゃーないですか、どうして、私に謝らなければいけないんです」
「いやー、沙羅さんに嫌な思いをさせ、心配させたことを謝ろうと思って」
「あのね、嫌な思いなんかしていません、隆明さんの心配ごとを、私に打ち明
けたくれた事が嬉しか
ったのです、それで、前から思っていた事を、私の本心を云っただけです」
「有難う、沙羅さんに謝りたいと思ったのは本当で、こんな先の見えない俺に、
優しい事を云ってくれて本当に嬉しい、早く俺の子どもを産んで欲しい」
というと、でました、コクリコが、これが会社でなかったら沙羅さんを抱きし
めていたでしょう、私
の一物が大きくなるのを沙羅さんにきづかれないようにするのが大変でした。
「それから、今日のT自動車の話も聞いて貰いたいので、幸子の実家での話と一
緒に沙羅さんに電話する、遅くなると思うので、休んでいて欲しい」
「ハイ、どんなに遅くなっても、連絡下さいね、待ってます」
定時に会社を退社し、一旦家にかえり、書類、ボイスレコーダーの準備をし、吉
野家で牛丼をたべ、幸
子の実家にいきました。
娘の幸恵に会うのが、どのような態度で臨めばいいのか迷いながら、実家に行
きましたが、幸いな事に幸恵は、お昼に遊び過ぎたらしく、寝ていました。
義母に応接室に案内されると、そこで、仲人の鈴木副社長の奥様の佳乃さん、
と義父、幸子が座っていました、そこに私と義母が入ると、義父が早速話し始め
ました、
私は、胸ポケットにいれたボイスレコーダーのスウィッチをいれました。
「隆明くん、君の言っていた、旅行会社に行って話をきいてきた、君のいうと
うりで、幸子が嘘をついていた、しかし、その旅行会社に一緒に行ったのは、幸
子が以前勤めていた、会社の同僚でよく知った人で、会社がおかしくなり、首切
りに合い、落ち込んでいて、幸子に相談して来たんだそうだ、そこで慰めるため
にも、旅行にいこうという事になって、君に嘘を吐いてしまたんだそうだ、それ
以外は、何も嘘はない、その元同僚とはただの親しかった友人で何も怪しい関係
ではない」
「幸子さんはそう云っているのですね、お父さんはそれを信じていらっしゃる
のですか、おかしいとは、思はれないのですか、それに、その旅行の申込書に
は、二人一緒に泊まるスィートルームが全行程で予約されていて、男と女が、旅
行で一緒の部屋にとまる、それが、お義父さんの常識では、何にもないただの親
しかった友人同士の行為だというのですね」
義父の顔が、苦痛で歪んできたのがわかりました、
「・・・・・・・」
「お義父さん、答えて下さい」
たまりかねたのか、義母が、
「隆明さん、苛めないで下さい、もう堪忍して下さい」
「お義母さん、苛めているのは、どちらです、妻の不倫に気づいた私が問い詰め
ようとすると、親子で嘘を吐く、その嘘を問い詰めるとまた次の嘘を吐く、それ
を、苛めというんですか、苛められているのは、私じゃありませんか」
幸子も泣きだし、義母も泣きだし、義父は堪えているようですが、爆発寸前のよ
うな表情をして、黙り込みます。
あと一歩です、離婚の承諾を引き出すのに、あと一歩です。
その時、仲人である鈴木佳乃さんが
「隆明さん、仲人として言わせてもらいます、幸子さんが浮気をする為に、海外
旅行に行こうとしたのですね、それに気がついた隆明さんが、問いただした、と
ころが、嘘ばかりを吐かれて、怒っていらっしゃるというのが、現状ですね」
「そうだと云えます」
「私は、幸子さんが、本当の事を云はない限り、解決はないと思います、隆明さ
んに本当の事を話しなさい、幸子さんのお父さんもお母さんもそれでいいです
ね」
義母と義父が頷きます、幸子は泣きじゃくりったままで返事をしません。
私は、仲人の佳乃さんに、
「鈴木さん、今回のことでは、いつもこうなんで話になりません、何がそんなに
悲しいのかわかりません、自分の都合の悪い事は泣いてごまかそうとしていると
しか思えません、この人は、なにをしても、何が起こっても自分が悪いのではな
い他人が悪いのだという人です、それに、平気で嘘を吐く人です、こんな人間性
の人と暮らしていけません、おわかり下さい」
「隆明さん、そのお言葉ちょっと待ってください、幸子さんに本当の事を云って
くださいとお願いしています、それを聞いてからでも遅くないでしょう」
「わかりました、待ちます、どれくらい待てばいいのでしょう、この前は一週間
まちましたが、また嘘を聞かされただけです」
「幸子さんのお母さん、幸子さんを寝室に連れて行ってください、幸子さん1時
間だけ待ちましょう、話す気になったら降りて来て下さい」
佳乃さんは、なかなかの貫禄で、この場を仕切ります、義母が幸子を残し、おり
てきました、4人がソ
ファーに座りますと、佳乃さんが、
「義治さん、妙子さん、こんなにこじらす前に、どうして私に相談してくれな
かったんですか、一つ嘘を吐く、その嘘をかばうために次の嘘を吐く、だんだ
ん,ひっこみがつかなくなる、そんな風にみえますよ」
義父が
「佳乃さん、幸子が嘘を吐いているとは、思っていなかったんです、ただの夫
婦喧嘩だ思っていたんです、それでつい幸子の言い分を信じて、隆明君を説得し
ようと思い、次々にこうなってしまったのです」
お義母さんが、
「私は、幸子が浮気するなんて、信じられないんです、いつも、隆明さん、隆
明さんで、ほんとに隆明さんを愛しているんです」
佳乃さんが、
「お二人とも、自分の子がかわいいのはわかりますが、そのことと、ちゃんと
娘の本心を見ていないと、かえって娘夫婦の中がうまくいかなくなりますよ、い
けない事はいけないと注意していかないと」
「一時間待つ間に、仕事の連絡を入れておきます」
と云って、応接室をはなれ、リビングにいき、
沙羅さんに、現状の話し合いと昼のT自動車との会談の内容をスマフォにイン
プットしだしました、スマ
フォでのインプットは苦手で時間がかかりましたが何とか、終わり送信しまし
た。
その時、幸子がおりて来たようで、義母が呼びにきました。
応接室にもどると、幸子が、私の方を見ながら、しっかりした声で、
「隆明さん、私が武田さんと旅行に行こうとしていたのは事実です、貴方に嫌
な思いをさせたくないと思い、嘘を吐いていました、旅行中の部屋の事を仰って
ましたが、スウィートで寝室は別々にある部屋を予約しました。
武田さんとは、親しい友人でやましい関係ではありません、武田さんが、上
司に押し付けられた事で会社を解雇され、苦しんでいるのを何んとか慰めてあげ
たいと思って、旅行を計画したのです」
私は鞄から、旅行申し込み書を取り出し、部屋の種類の処をチェックしまし
た、
「幸子さん、この旅行申し込み書によりますと、1BDスウィートとなっていま
すが、2BDスウィートにはなっていませんね、これは旅行直前の最終版で旅行に
も持っていくもののコピーです、」
佳乃さんが覗きに来ましたので、その箇所を指で示しました、お義父さんもお
義母さんも、顔色がかわ
りました、幸子は、前にも見たヒステリックな表情になり、
「あなたは、何を言っても信じないじゃない、人のあらばかり探して、そんな
とこが嫌い、そんなに信じられないなら離婚して」
慌てた、義母が、
「幸子何を云ってるのかわかっているの、隆明さんに謝りなさい」
「なんで、私が謝らないといけないの、友達と旅行に行くのに、グチグチ云っ
て、人の上げ足を取ってばかりで、私のいう事が信用できないのなら、離婚しか
ないじゃない」
私は、鞄から、緑の離婚届けを出し、ボールペンを差し出し、
「わかったから、これを書いてくれ、印鑑はあるんだろう」
義父が、
「隆明君、それはいくら何でも行きすぎだ、幸子の云う事も少しは聞いてやって
くれ」
義母が
「隆明さん、幸恵の事も考えて下さい、あんな可愛い子を父親のない子にするつ
もりですか、考え直してください」
「お義父さん、お義母さん、少し黙っていてくれませんか、幸子、何をためらっ
ているんだ、俺たちはもう一緒にやっていけないんだ、お前もそれを感じていた
んだろう、早く書けよ」
仲人の佳乃さんが、
「隆明さん、少し、待って頂けませんか、確かに、幸子さんは、嘘を吐き、男
と旅行に行こうとしていたのは事実のようですね、隠しきれなくなって、逆切れ
したようですね、確かにその態度はいけません、しかし、考えて下さい、幸子さ
んの浮気は未遂に終わったのですよ、もう一度元の夫婦に戻って考え直す時間が
あってもいいんじゃないでしょうか、また、幸子さん、ほんとに、その武田さん
と、ただのお友達なのでしたら、その事を、夫に詳しくはなし、了解を取る様に
しなければ、いけません、その為に時間を取る必要があります、わかりますか」
「佳乃さん、仲人としての、二人の為を思った温かいお話だとおもいますが、
幸子の不倫が、未遂でないとしたら、どう思いますか、それでも、離婚をもう一
度考え直せと仰いますか、お聞かせ下さい」
「幸子さん、隆明さんがああおっしゃってますが、どうなんですか」
「一旦思い込んだら、それが抜けない人で、誰がどういっても無駄です、叔母
様、私もこういう人と暮らしてはいけません、もう止めないで下さい、私は、書
きます」
と云って、離婚届けに向かい、自分のところを書き出しました、義両親は、オ
ロオロしながらそれを見
ていましたが、佳乃さんは、諦め顔で仕方ないという顔をしていました。
子供の親権のところで、幸子は顔を上げ、幸恵の親権は私でいいですね、と
云って書き終え、ハンコを
取って来ると云い2階へいきました、その離婚届を義両親に回し、証人としてサ
インをお願いしました、
二人ともしぶしぶ署名しました、
幸子がハンコを持って降りてきましたので捺印し、義両親の捺印で離婚届けが出
来上がりました。
なんとも、あっけないものでした。
離婚とはこんなものでしょうか、夫婦の絆とは、いったいどういうものなで
しょうか、自分自身に問いかけていました。
義母が保証人の欄に書き終わったとき、顔つきが変わり今まで見た事のない引
き締まった表情で、
「隆明さん、これで貴男と幸子の夫婦間関係は終わりますが、幸恵との親子関
係は終わりませんね、幸恵の親権は幸子となっていますが、父親としての責任は
どのようにとっていただけますか」
佳乃さんも
「そうですね、隆明さんの父親と責任として、幸子さんと幸恵の生活が成り
立っていくように、考えてあげてくださいね」
私は、離婚届けを鞄にしまい込みながら、鞄からコピーしたDNAの鑑定書を取
り出し、幸子にわたし
ました、幸子はそれを読み意味が理解できたのか、
「キー」と悲鳴を上げ、そのコピーをびりびりと破り出し、わけのわからない
事をくちばしり、顔つき
が正常でなくなりました。
完全にヒステリーの発作です。
義父は、幸子の破いたコピーを見て何が書いてあるのかを確かめようとして
いましたし、義母はオロオロするばかりで、佳乃さんはポカンとした表情で口を
開け私を見ています。
これが修羅場というものでしょうか、冷静なのは私だけです。
私は、鞄からもう一通のDNA鑑定書のコピーを取り出し、義父に渡し、もう一
通の興信所の報告書のコピーを佳乃さんに渡しました。
「お義父さん、幸子に恥をかかせたくないと思い調べた事実を最後まで見せま
せんでしたが、幸恵の本当の父親の事を知っているお義母さんまでが、私に父親
の責任を言い出すのを見て、私の我慢の限界をこえました。
幸恵は武田富士雄、旧姓山本富士雄氏の子供と推察されます、幸子とその武
田氏とは、私との結婚以前からの関係で、結婚後も関係が続いていたようで、興
信所の調査報告で明らかです、
それから、お義母さん幸子が妊娠し幸恵を出産したときに、幸恵の父親が
だれであるのかご存じで、私の子供であるように、幸恵の血液型をごまかすため
に、お義母さんの昔の愛人の産婦人科医に頼んだのですね、これは、その産婦人
科の愛人であった看護師さんから興信所に証拠書類が提出されています。
義母さん、佳乃さんの顔色が真っ青になり、義母さんが、がたがたふるえだし
ました。
「それから、幸恵との親子関係ですが、親子関係不存在確認の訴訟を起こさせ
ていただきます、これは調停前置主義で、まず調停からはじまるそうですが、こ
の調停で合意にならない場合、裁判となります」
佳乃さんが、
「隆明さん、そんな裁判なんて大げさなことにならない解決方法はないのです
か」
「幸恵が私の戸籍から抜くのは、裁判所の判決が必要だそうで、それ以外私の
戸籍から抜く方法はありません、ただ、調停で幸子が同意すれば、裁判に行きま
せん、これが、一番簡単な方法だそうです」
幸子の表情は、虚ろな目をし、その顔からは一切の表情が消えていました。
義母は夫の方を向き、必死の表情で、
「違うの、違うの」
の繰り返しで、娘の幸子の事より、自分に降りかかってきた火の粉を払うのに
精いっぱいの様子で、義
父のほうは、調査書を握りしめ、怒りの顔つきで自分の妻をにらみつけ、言葉に
ならないようで、アウア
ウと口をパクパクさせていました。
私は佳乃さんに、
「ご主人の鈴木副社長には、今日のお昼にすべてを話してあります、帰ってよ
くご主人と話し合ってください、これで失礼します」
といい、胸のポケットにいれた、ボイスレコーダーのスイッチを切り、妻の実
家を後にしました。
自宅に向かって歩いている間、何もあんなことまでいう必要はなかった、祖母の
遺産までだまし取ろ
うとしたことに腹を立てて、つい言ってしまった、言うべきでなかったと後悔の
念でいっぱいになり、自分の器の小さいことに自責の念が沸き起こっていまし
た。
家に帰りついて、時計を見ますと10時になっていましたが、沙羅さんに電話
をいれました、
一回のコールで沙羅さんが出てくれ、私の電話を待っていてくれたのが解り、
「ハーイ、沙羅でちゅう、お電話有難うございまちゅー」
と明るい、冗談交じりの応答に胸がいっぱいになり、
「今かえってきました、結果として離婚届けをもらってきました、****
*」
どうも堪えきれず、情けない涙越えになりました、
「隆明さん、いま家にいらっしゃるのですね、すぐにそちらにいきますので、
待っててください」といい電話がきれました。
私の泣き声に何かあったと思ったのでしょう、行動力のある沙羅さんですので
車で向かったのでしょう、
ガレージの扉を開け、沙羅さんが来るのをまちました、男として、みっともない
泣き声を聞かせてしまい
恥ずかしさと沙羅さんに嫌われたらどうしようとの思いで、ガレージの入り口で
立ちすくんでいました。
沙羅さんが白いメルセデスでやってきたとき、私はぼんやりとガレージの前で
立っていました、ガレー
ジに車を入れ、沙羅さんがおりてきました、
「もうー 心配したんだからー」
というと、私に抱きついてきました、
「御免なー 御免なー」といいながら、沙羅さん抱き、キスをしました。
初めての沙羅さんとのキスでした、
「隆明さん、私を嫌いになったのではないのですね、奥様に取り戻されたので
はないのですね」
といいながら、沙羅さんの方からキスをしてきました、ガレージの扉を閉じリ
ビングに案内しました、また沙羅さんを抱きしめ、こんどは、ディープキスで沙
羅さんの少し開いた口から、舌を差し入れ、
沙羅さんの舌と絡ませました。
「フー」
と大きく息をついた沙羅さんが、目に涙をためながら話を聞かせてくださいと
いいますので、妻の実家
での一部始終を話しました、沙羅さんはじっと聞いていて、聞き終わると私の目
をみながら、
「隆明さんは、何も器が小さいのじゃない、純真で、優しすぎるのです、その
話を聞いて益々好きになったの、でも隆明さん、私がついていなければ、隆明さ
んは人に騙されダメになることだけは覚えておいてくださいね、私を生涯離し
ちゃあだめよ」
といいながら、キスをしてきました、
「うふふふ、ちょっと売り込んじゃったかな、テヘヘ」
と明るい沙羅さんに戻ります。
「あのう、私興奮しちゃったのか、喉乾いたの、お水いただいていいかしら」
というので、抱き合っていた手を放しソファーから立ち上がった時、沙羅さん
の手が、私の勃起した一
物がズボンを押し上げテントを張った状態にあたり、ズボンを押し上げている状
態を見てしまいました。
とたんに、沙羅さんの顔が真っ赤になり、両手で顔を隠し、恥ずかしがってい
ました。
大きな体を折り曲げるように恥ずかしがるのが可愛いく、立ったままもう一度抱
きしめ、私の大きくな
ったものが沙羅さんのおなかの下に当たるように腰を引き寄せました、恥ずかし
がっても、拒否はしま
せん、もう私は爆発寸前で今すぐにでも沙羅さんを犯したいと思いましたが、い
ままでの更紗さんの言
ってることや、キスの仕方などから、経験豊富な女とは思えず処女ではないかと
思っていましたので、
うまくもっていかないとトラウマになってしまっては、今後の二人の生活に影響
すると思い強引に犯すことはひかえました。
キッチンの冷蔵庫から、ポカリスウェットを取り出し、コップに入れて沙羅さ
んに差し出すと、嬉しそうに私を見て、グビグビと一気に飲み干しました、よほ
ど喉が渇いていたのでしょう。
「もう一杯のむ」
と聞きますと、
「ウーン ほんとは欲しいんだけどレデイらしくないので辛抱します、隆明さ
んに嫌われたくないので」
「なんで、喉が渇いたときに水を飲むのがレディーらしくないの、遠慮するな
よ、俺もレディとキスを
して、興奮してアソコを大きくしているのは、ジェントルマンらしくないから、
おあいこだよ」
沙羅さんが、また顔を真っ赤にし、恥ずかしがります、恥ずかしがると美人の成
熟した女性というよりは、幼さの残る可愛い少女のような顔つきになります。
冷蔵庫に輸入物のマンゴージュースの瓶詰めがありましたので、マグカップに入
れ、沙羅さんに見せびらかすようにし、ソファーに戻り、
「このマンゴージュース美味しいんだよ、でも沙羅さんはレディーだから飲まな
いよなー」
と、お遊びモードに入りますと、天然の沙羅さんです、足と手をバタバタさせ
子供がおねだりするように、
「頂戴、頂戴」
と叫びます、ほんとに可愛い人です、私は口いっぱいにマンゴージュースを含
み、沙羅さんの口にもっていき、口移しで沙羅さんの口に注ぎました、沙羅さん
は、子供モードから、女モードに切り替り、うっとりとした表情で、口移しでマ
ンゴージュースを飲み干します。
「美味しい、もっと頂戴」
と低音で、沙羅さんがおねだりします、何度も、何度も口移しでまぐカップが
空になるまで飲ませてあげました。
よくみると、口移しのジュースが沙羅さんの口から洩れ、顎を伝い白いブラウ
スを汚していました。
「御免ね、ブラウスを汚してしまったよ」
といいながら、ブラウスのボタンを外しにかかり、恥ずかしがる沙羅さんのブ
ラウスを脱がし、ブラジャーを外し大きな、きれいなオッパイをむき出しにしま
した。
ブラウスの汚れは口実で、オッパイを見たいのと、オッパイに吸い付きたいか
らで、沙羅さんのきれいで大きいおっぱいを触り、吸い付きました。
沙羅さんは、拒否をするどころか私の後頭部を優しくなぜ、呼吸があらくなっ
ていきました。
スカートのホックを外し、お尻を持ち上げスカートを脱がし、パンティとス
トッキングを一緒にぬがしました、女性の着ているものを脱がすことがこんなに
興奮するものだとは初めて知りした。
私はシャツを脱ぎ、肌着を脱ぐのももどかしく、ズボンを、パンツを脱ぎ全裸
になり、沙羅さんのオマンコをみました、陰毛は薄く、ふくよかな大陰唇に一本
の割れ目が見え、きれいなオマンコでした。
ソファーで挿入するわけにはいかず、沙羅さんをお姫様ダッコをし、夫婦の寝
室は沙羅さんに悪いと思い、書斎のシングルベッドに行き、ベッドにそっと下ろ
し、上から覆いかぶさり、オッパイにすいつきました。
嬉しかったのは、恥ずかしがりはしたものの、嫌がることはせず、私の後ろの
髪の毛を優しくなでつけてくれたことでした。
体を上にずらし、沙羅さんの唇に吸い付き、舌を絡ませディープキスをし、耳
元で、
「沙羅さん、好きだ好きだ、愛してる、もう辛抱できない、いいかい、いいか
い」
といいますと、呼吸を荒くした紗枝さんが目をつむったまま、ウンウンと頷い
てくれます。
沙羅の両股を大きく開き、オマンコにキスをしました、
「そこは、汚いですー」
といいますので、
「沙羅に汚いとこなんかあるものか、沙羅の全部が俺のものだ、いいだろう」
「好きです、好きです、愛してます、私は隆明さんのものです、隆明さんの好
きになさってください、でも初めてなので、優しくしてくださいね」
「沙羅のバージンを俺にくれるの、いいの、ほんとにいいの」
沙羅はウンウンと頷きます。
沙羅のオマンコが指で触るとぬるぬるになっていましたので、私のチンポをこ
すりつけ、愛液を亀頭に塗り付け、沙羅の割れ目の下の方におしつけました。
妻の幸子と違い、すんなり入っていきません、腰に力を入れ、強く押し付けま
すと、
「痛いー、痛いー」
といいながら、腰をひいて行こうとします、私は上からしっかりと肩を抑え上
にずり上がるのを抑え、
ゆっくりと奥に入れていき、何か奥に仕えたように感じたので止め、じっとその
ままにし、優しくキスを
し、沙羅さんが少し落ち着くのを待ちました、私のチンポ全体が強く包まれたよ
うな圧迫感があり、じっ
としていても気持ちのいいものです。
唇から離れ、入れたまま、沙羅の右のオッパイを左手で触り、左のオッパイを
に吸い付き、舌で硬くな
った乳首を舐めまわしました、沙羅の息がだんだん激しくなります。
オッパイを離し、正常位の体制でゆっくりとピストン運動を始めました、チン
ポ全体が強く包まれ、入り口付近がきつく締まります。
興奮のせいか、沙羅さんのオマンコがいいのかはわかりませんが、すぐに我慢
が出来なくなり、
「沙羅、気持ちいい、もう出そう、いきそう」
といいながら、ピストン運動を早くし、沙羅の子宮めがけ、精液をだしました、
沙羅さんも射精も感じた
のか、背中に回した手に力が入りました、射精がこんなに長く続き、こんなに大
量の精液を出したのも記
憶にありません。
本用に深いよろこびでした。
あまり長い間私の大きな体を沙羅の上にのせているのは重いだろうと心配にな
り、まだ大きなままのチ
ンポを抜き、ティッシュペイパーの箱を、パソコンの横から持って来、沙羅のオ
マンコを拭いてあげよう
としますと、オマンコから白い精液に血が混じったものが流れ出てシーツに垂れ
ていました、血の量はそ
う多くはなかったのですが、沙羅さんが処女であったのを確認しました、ティッ
シュペーパーで沙羅さん
のオマンコを優しく吹き、自分のチンポも拭き、沙羅を見ますと、涙をうかべて
いました。
「沙羅ちゃん、御免、痛い事をして、泣かしちゃったね、御免ね」
といい、沙羅にそっとキスをしました。
「ウウン、悲しくて泣いているのじゃないんです、私嬉しいんです、隆明さん
が私を抱いてくれて赤ちゃんの素を私に出してくれたの嬉しいんです、隆明さん
の女になれて嬉しいんです」
「赤ちゃんの素て、精液の事」
「ハイそうでちゅよ、私にとっては男の人の単なる精液ではないのでちゅ、隆
明さんの大事なお赤ちゃんの素でちゅ、なんか変でちゅか、テヘヘ」
もう沙羅は、すっかり可愛い女の子になりきっています。
「それから、沙羅さんの体の中に俺の赤ちゃんの素が入ったんだけど、やっぱ
りもったいなくて、呼び捨てにはできない、これからは二人のときは、沙羅ちゃ
んと呼ばしてもらいたいと思うんだけど、いいかな」
「あのね、あのね、隆明さんが私を好きだと云ってくれても、さんずけで呼ば
れていると、少しも近づいた気がしないんで、呼び捨てにしてくださいってお願
いしたの、口移しでジュース飲ましてもらったし、赤ちゃんの素もいただいたか
ら、呼び方なんてどうでもいいの、ママが私の事、沙羅って呼び捨てなの、ママ
も沙羅ちゃんに変えてもらいます」
やはり、沙羅ちゃんは天然です、恋人がちゃんずけで呼ぶから、自分の母親に
もそうさせるという発想
が解りません、でも私には、本当に可愛いひとです。
沙羅ちゃんが裸のままで、シングルベッドの毛布を体に巻き付けて話してきま
す、私は、素っ裸で、ま
たチンポが立ったままなので、風呂場に行き私用のバスローブを2着取ってきバ
スローブをはおり、沙羅
ちゃんにも着せるました。
「沙羅ちゃん、明日朝いちばんで離婚届けを出しに行く、それと親子関係不存
在確認の訴訟を弁護士に依頼しにいく、沙羅ちゃんには、いろいろ嫌な話が続く
と思うけど、辛抱してほしい」
といいますと、沙羅ちゃんは、真面目な引き締まった顔になり、美人で冷たい
ばかりの表情になり、
「隆明さん、私のためにいろいろご迷惑をおかけして、申し訳ないと思ってい
ます、私、いい奥さんになりますし、私たちのために戦う女になります、ですか
ら、いやな話などと云わないでください、私に謝らないでください」
「沙羅ちゃん有難う、一生君をはなさない、俺の子を産んでもらう、いいね」
二人で、リビングに手をつないでいきますと、ソファーの周辺に、二人が脱ぎ
ちらかした服があり、沙
羅ちゃんがかたずけをはじめました。
その時、沙羅ちゃんのスマフォに電話が入りました。
「はい、沙羅です、ママ、うん今隆明さんと一緒、はい**はい**」
とお母さんと話しだしました、私は今、沙羅ちゃんのお母さんに合わせる顔が
なく、電話中の沙羅ちゃ
んに手を合わせました、私の意図を察してくれたのか沙羅ちゃんが、お母さん
に、
「彼、手を合わせてあやまっているよ、明後日の土曜日にはママの処に行くか
らそのときまで待ってあげてね、ハイ***ハイ***」
とママとの会話が続きます、時間は日付が変わり、1時まえになっていまし
た。
私は、風呂場に行って御湯はりをしておきました、風呂場から帰ってきます
と、沙羅ちゃんとママの電話が終わりかけていました。
「ママ、それから、隆明さんが、私の事呼び捨てにしてくださいってお願いし
たんですが、もったないからチャン付けでよんでくけることになったの、だから
ママも沙羅と呼び捨てにしないで、ちゃん付けで呼んでね、お願いしますではお
休みなさい」
やはり、天然です、言っていることは理解不能ですが、私を大切に思っている
ことは解りますので悪い
気はしませんし、沙羅ちゃんの見事なオッパイやお尻を見ると、もう一度、赤
ちゃんの素を沙羅ちゃんの
中に出したいと思いが強くなり、勃起がおさまりません。
結局、一緒にお風呂に入り、沙羅ちゃんの白い大きなお尻に魅せられもう一
度、翌朝目覚ましで起きた
時に、もう一度、沙羅ちゃんの中に、赤ちゃんの素をだしました。
やはり痛がりはしましたが、沙羅ちゃんは、私を喜ばそうという思いが強いの
か、抱かれると嬉しいと
いってくれました。
それでも、処女の女性に、私の大きい物を立て続けに挿入したので、沙羅ちゃ
んの膣を傷つけていない
か心配で、お風呂で見せて貰いました、処女膜が裂けて少し血が滲んでいました
が、膣に傷はないようで
安心しました。
沙羅ちゃんは、赤い顔で見せることを恥ずかしがっていましたが、
「あのね、あのね、そんなに心配してくれなくても大丈夫だと思います、女性
の膣は、人間の体の中で、一番の伸縮性があり、一番摩擦に強いんだそうです」
沙羅ちゃんがどこで調べたのか、私の心配を取り除いてくれます、優しい、気
配りの出来る女性です。
- 2017/09/16(土) 16:54:12|
- 夫婦の絆・北斗七星
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5月4日、会社に行きますと、保全課の職員が、略全員出勤していました。
昨日から、徹夜でウィルスチェックをやったようで、これでは、私のゴールデ
ンウイーク中の仕事はも
うなくなったと思っていました。
沙羅さんも忙しそうに、働いていました。11時過ぎに、施設担当の部長と保
全課の課長が私の研究室
にやってきました。
その部長が、コンピュータ本体の部品に不具合があるのを、3か月も見つけら
れないでいた事を詫び、
部品の選定にミスがあった事を詫びてました。
これは施設部の完全なミスで、本社に報告してもらっても良い、私の処分は覚
悟は覚悟している、と云
ってました、そこへ沙羅さんが、お茶を持って入ってきました、お茶を置くと出
て行こうとするので、
「藤田さん、もう少し、ここにいて頂けませんか、共同作業者としてお話を聞
いてください」
と云い、部長と課長に、
「今回の不具合の発見は殆どこの藤田さんが発見したもので、施設部が、発見
したものです、施設部の業務のお手伝いに私がきただけで、施設部がみつけた不
具合をなおすのも施設部の仕事です、機械部分が故障をおこすのは仕方のないこ
とです、本社に報告する必要はないと思いますし、故障を直すのは、施設部の仕
事で、本社の仕事ではありません」
と云い沙羅さんを見てニヤッと笑みをおくりました。
私の言っている意味が解ったのか、沙羅さんが、
「次長、ご配慮有難う御座います、感謝します、私たち施設部で修理します」
と云い、部長、課長に目配せをし、3人が退室していきました。
お昼に、沙羅さんが、中華料理のお弁当を、持って私の研究室にきてくれまし
た、本当に美味しいものでした、特に、肉団子の甘酢かけは、絶品でした、沙羅
さんの言葉や態度の中に、私に対する尊敬や信頼感が増してきたことが感じら
れ、私の方も、沙羅さんの頭の回転の速さ、周りの人に対する配慮に優しさがあ
り、人間としてもいい人であることを感じ益々引き付けられていきました。
この日は、施設部の殆どが呼び出され、遅くまで残業とのことで、沙羅さんを
送っていく事は諦めまし
た。
ゴールデンウィークが終わるまで会社に行く必要が無くなり、妻からも、妻の実
家からも連絡がなく、沙羅さんからのメールとその返信だけが楽しみという休日
を過ごしていました。
7日(土曜日)の10時頃、家の電話が鳴り、出ますと、弁護士の戸田という
女性からで、
「奥様のことで、重大なお話があります、今日にでもあっていただけません
か」
ということでしたが、誰の依頼で 、どのような重大な要件なのか、と聞きま
すと、会って頂いた時にお話しできると思うというので、
「誰の依頼かも云わず、重大な要件の内容も云はない、貴女にお会いする必要
は感じられません、お断りします」
「奥様との結婚生活の継続が困難な事態になりかねません、会って話を聞いて
頂けないのなら、当方が法律手続に入らねばならない事も考えられます」
「法律手続きがどういう事を意味するのかわかりませんが、必要ということな
ら、その法律手続きとやらをおやりなればいいです、それから、こんな電話を二
度としないで下さい、異論がおありなら、文章で私宛にお送り下さい」
と木で鼻をくくったような返事をして、電話を切りました、弁護士という名前を
出せば、自分の思いど
うりになるという、一部弁護士の思い上がった態度に腹が立ったのです。
妻幸子との距離はどんどん大きくなり、愛しい、という感覚は消え失せてしま
い、その分、沙羅さんに傾いていきました。
ただ、娘の幸恵に対する父親としての愛情は断ち切れず、悩む毎日でした。
ゴールデンウイークが終わり、通常の仕事が始まりました、私も普通どうりに
電車で会社にいきました。
仕事は、継続中のアクチュエーターの開発で、チーム全員での打ち合わせ、開発
の分担等の再確認をし、
それぞれの仕事に就きました。
お昼に、沙羅さんを蕎麦屋に誘い、その蕎麦屋でフレンチの夕食に誘いまし
た。
「えっ、次長さんが フランス料理を誘って頂けるんですか、嬉しい、私はい
つでもいいんです、連れっていって下さい」
と云いながら、嬉しそうに、頭を左右にこくりこくりと振ります、沙羅さんの嬉
しい時のしぐさで、美人の顔が、幼なさの残る可愛い顔になります、私の心が
ぎゅっと引き付けられますし、この女性を自分のものにしたい、あの可愛い唇
に、大きなオッパイに吸い付きたいと思い、私の一物は大きくなります。
昼からは、レストランの予約を仕事でお世話になっている方にお願いし、前日
にしらべておいた、私名義の給与振り込み口座の変更、と今までの口座のキャッ
シュカードの停止、家になかったVISAとアメックスの家族カードの停止の手続を
しました。
レストランの予約は、仕事上の知り合いに依頼した、ミッシュランの星のつい
た、フレンチレストランの予約が7時にとれたとの報告を受けたので、沙羅さん
に連絡しますと、
「ヒエー、あの銀座の有名なレストランですか、ウワー、行った事はありませ
んが、名前は知っています、ドレスコードのある店だそうですね、一旦家に帰っ
て、着替えてから行きます」
と興奮気味に喋っていました、沙羅さんが興奮気味に、ヒエーとかウアーとかの
感嘆詞を発するのを聞
いて、なんと、もの喜びのする可愛い女性だと思いました。
7時前に銀座のレストランに往きますと、丁度その時、ハイヤーで沙羅さんが
到着しました、40代
の綺麗な女性に送って貰ったのでしょう、その女性も降りて来て挨拶されまし
た、沙羅さんのお母さんでした。
「私は、沙羅の母でございます、いつも、沙羅がお世話になっており、またご迷
惑をお掛けしており恐縮です、一度ゆっくりお会いしたいと思っております」
「いえ、迷惑を掛けていますのは、私のほうで、今日は勝手に沙羅さんを食事に
お誘いして申し訳ありません、私も一度、お母さんにお会いしたいと思っており
ました」
と、しどろもどろの事を云っていましたが、お母さんは、にっこり沙羅さんの
方を向き、
「いい人ね、今日は失礼の無いようお食事をご馳走になりなさい」と云い私の
方を向きではまた、一度ゆっくり会ってくださいね
と云い、私が手に持っている花束をちらっと見て、ハイヤーで去っていきまし
た。
「御免なさい、突然母に合わせてしまって、母のお店がこの近くなもので、
送って貰いました」
「いやいや、突然お母さんにお会いして、あがってしまって、ちゃんとしたご
挨拶も出来ず、変な男と思はれたのでないかと心配です」
とにかく、レストランに沙羅さんを案内しました、受付の年配の女性が現れ、
「渡辺様で御座いますね、ご予約有難う御座いました、すぐご案内いたしま
す」
と云い、黒服の男を呼びました、その黒服の男に、持ってきた花束を預かって
貰い、エスコートの作法
に従い、案内の男、沙羅さん、私と続き、レストランの中を、歩いていきます、
沙羅さんは、白いシルク
のワンピースと白い上着、白のエナメルのハイヒールと、女性の準礼服で、ハイ
ヒールで身長は私より少
し低い程度で、胸があり、腰のはった長身の美人で、あたりにいた人が、驚きの
表情でみており、道をあ
けてくれます。
案内されたのが、このレストランの特別室のようで、紹介者の影響力の大きさ
さが解ります、またこの店のオーナーシェフがオーダーを取りに来てくれ、美味
しいステーキを中心のフレンチ料理とブルゴーニュの赤ワインオーダーしまし
た、しかし、会話の内容は、食事にふさわしいものではなく、私の沙羅さんへの
告白でした、真面目な顔で聞いてくれ、涙を浮かべ、嬉しい、嬉しいと私の告白
を受け入れてくれ、沙羅さんのクラッチバッグから、封筒に入ったものを取り出
し、恥ずかしそうに、
「おうちに、帰ってから読んでください、私の気持ちです、ラブレターです
し、奧様への挑戦状です」
それから、カサブランカの花束を沙羅さんに渡しました、
「これって、カサブランカですね、嬉しいー、でもよく5月によく手に入りま
したね、有難う御座います」
「どうしても沙羅さんに、カサブランカの花をプレゼントしたかったのです、
暖かい地方で栽培されたものらしいです、カサブランカの花言葉は、高貴、純潔
というらしいので、沙羅さんに、これほどぴったりの花言葉はほかに見当たりま
せん」
と無粋な私にすれば、一世一代の気障なセリフでしたが、沙羅さんの心に響い
たようで、涙を浮かべて、
顔を真っ赤にして喜んでくれました。
レストランの勘定を頼むと、オーナーシェフが現れ、勘定は紹介者の方で支払
い済みとの事で、そのま
まタクシーを呼んでもらいました、沙羅さんは、案内係の人が、花束を預かろう
としましたが、頑なに固
辞し、しっかり自分で持っていました、その姿を見た時、この沙羅さんに激しく
惹かれました。
沙羅さんを送り、家に帰り、沙羅さんのラブレターを読みました、沙羅さんが
入社以来、私に恋をして
しまったことが、面々と書いてあり、初めて好きになった男性であり、初恋の人
であるとも書いてあり、
私と妻との仲が破綻しかけ
ているということを聞き、連休の出勤をかってでて、私に接近したことが、筆で
きれいな字で書いてあり、
ワープロの書体を見慣れた私には、筆の直筆がなまなましく直接、話されている
ように感じました、また最後の、
いとしき隆明さまへ
沙羅まいる
と、昔の恋文をまねた結びに、激しく興奮しました。
- 2017/09/16(土) 16:48:28|
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