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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

嘱託輪姦 第5章 敗北者

「ケン、お前の番だぜ。そのデカイやつが欲しいって、奥さんはせがんでんだ。早くぶちこんでやれれよ」
 一人の男に犯され、陵辱のかぎりを尽くされた後で、傍若無人な新たなる闖入者が現れても、全裸のままのサチ子は身体を開いたまま動く気配もなかった。
 そげたような、内股のそけい部のうすい筋肉がひきつってブルブルとふるえており、朱唇を裂くような悲鳴をあげた後の、せわしない息づかいに胸を大きく揺らせていた。その胸の白い肌も、烈しい交接でバラ色に染まり、全身から噴き出る汗で艶やかに光り輝いていた。
 V字形に割られた大腿の間にしゃがみこんだケンが脚に手をかけると、サチ子は物憂げにその白い脚をひねり、よじり合わせてわずかに抵抗を見せたが、ケンは苦もなく両脚を肩に担ぎ上げ、蒼筋を浮かべて脈打っている、漆黒の巨大な肉塊を手にとり、赤黒く張りテカテカと光った先端をサチ子の亀裂にあてがった。
 さっきまでは、つつましやかにぴったりと閉じていたであろう花びらが、ヤスシの陵辱によって今は濡れて輝きながら、内側の肉壁がまるで大きな大輪の紅い花を咲かせたように、内腿の白さと対照的な真紅の美しさを、惜しむことなくさらけだし、たるみのない脂ののった下腹部から股間にいたる淫らな斜面の草むらに、ヤスシの精気の名残の白液が、にぶく光っているのが痛々しくもエロチックであった。
いまはもう抵抗するすべもないサチ子の股間に向けてケンが腰に力を入れた。赤黒く肥大した先端がじょじょに亀裂を割っていく。
「ううっ! むはっ!」
 ケンが腰に力を入れるたびにサチ子は腰を引きながらも重苦しそうな生臭いうめき声をあげている。
 すでにヤスシのものによって道を付けられているとはいえ、そのヤスシのものとは、一回り違う隆々として巨大な黒い肉塊が、しだいにサチ子の亀裂の奥深く沈み込んでいくさまを、私はかたずをのんで見守った。
 固くかみしめたサチ子の口から、
「ううう…」
 と、うめき声が洩れる。ケンがゆっくりと腰を動かし始めた。
「ようし、いいぞケン、奥さんの腰をかかえこめよ!」
「なにするの? いやあっ! やめてぇっ!」
 放出した後の虚脱感で、一休みというところだったヤスシがポラロイドカメラをかまえると、ケンの巨大な肉塊を、もうすでに根元までくわえ込んでいたサチ子が、ひときわ高い悲鳴をあげた。
「奥さんよぅ、ケンのようなデカイやつをぶらさげた男には、めったにお目にかかれないんだからさ、記念に写真を撮っといてやっからな。後で、旦那と見ろや」
「そんな、やめて! おねがい、写真だけは…」
 腰をよじり、身体を捻じ曲げてカメラのレンズから避けようとするサチ子だったが、その身体の中心に巨大な肉塊を打ち込まれている身ではなすすべもなかった。
ピカッ! ストロボが閃く。
「そうら、もうすぐできるぜ…」
 おそらくヤスシの手にしている印画紙には、ケンの肩に両脚を乗せて、その股間の付け根には巨大な肉塊を没入させた、サチ子のおぞましい淫らな姿が、しだいに鮮明に浮き出ているだろう。
「だめだ! ケン! 今のは、お前の立派な代物が見えないや。ちょっと抜いて、そのままにしてろ」
「やめてぇ! おねがい…」
ヤスシは手にしたカメラをかまえなおし、
「ようし! いいぞ…」
ふたたび、閃光が走り、サチ子の身体から力が抜けた。
「おねがい…写真だけは…」
「へえー、写真は駄目だけど、本番のほうなら、いくらでも俺達とやるってのかい?」
「うう…」
「どうなんだ? 本番なら、いくらでもサービスしますって言いたいのかい?」
「おねがい…」
「ケンよ、奥さんがお願いしますってさ、充分に楽しませてやれよ。奥さんもケンにサービスしろよ!」
卑猥なことを口にしながら、ヤスシは次々といろんなアングルからストロボを閃かせていた。
「うううっ! やめて…くくっ! むうっ…」
 ケンの腰を突き出すテンポが速く力強くなるにつれて、もはや理性は姿を消し、官能の炎がサチ子の全身を芯からあぶっていくようだった。いくら歯をくいしばっても、洩れてくるのは喜悦のうめき声になり、いくら自制してもケンの腰が少しでも遠のくと身体がそれを求め、サチ子のほうからそれを追い求めていくようになっていた。
じっとりと白い裸の全身が汗ばんでいた。ただでさえ盛り上がっている乳首が、ケンの烈しい動きにつれて胸を張るたびにはちきれんばかりとなりキラキラと輝く。固くとがった乳首が私にはもぎとってしまいたくなるようなサディスチックな誘いを感じさせた。
それと同時に、ケンの両肩に乗せたサチ子の脚が快楽をあらわにし始め、ひきつってふるえているのを目の当たりにしていると、ふいに、他の男に自分の妻が、今は復習しようとしているサチ子ではあったにしても、そのサチ子が犯され、犯されながらも、しだいに燃え上がっていく姿に嫉妬を感じた。
 悲愴感を覚えているのは、むしろ私のほうだった。どう虐めたらサチ子は音をあげるのか、たとえ鞭でなぐっても、このサチ子は歓喜の悲鳴をあげて、もっと、と叫ぶかも知れない。そこには絶望しかなかった。
 ストロボの閃光が、烈しい律動で充分に潤んで卑猥な音をたてている部分の光景を浮き彫りにする。その閃光の度に浮き上がるケンの肉塊は黒々と濡れ光っており、異常なほどの大きさに隆々と怒張したその巨大な肉塊を抜き差しするたびに、
「ああっ、あうっ」
 と、サチ子は悲鳴をあげてのけぞり腰をゆさぶっている。まさに淫靡なその姿はすでに私という男の妻ではなく、女であり雌であった。いや、魔性の巣くう淫蕩な雌獣かもしれない。
 サチ子がこんなに簡単に、早く順応するとは思ってもいなかった。
「ああっ、あうっ…いいっ…」
 サチ子は唸った。うめき唸り、そして汗と脂でドロドロに光った身体を痙攣させて、連続的に絶頂を迎えている。
「あ、あっ…いいーくっ!」
「うっ、ぐぐ…うはっ、ああ、いいっ、いいわあっ…いくうっ! ねえ、いっくうっ!」
 サチ子がふりしぼるような悲鳴をあげて、何度目かの絶頂に上りつめた。
 柔らかい肉体も裂けよとばかりに攻め込み、サチ子を狂乱状態に落とし込んだケンは、そんなサチ子を無視してやおら立ち上がり、そのサチ子の身体を横にゴロリと廻したかと思うと顔を伏せさせ、腰を高く上げさせて四つん這いにさせた。メロンのような乳房が揺れている。ケンは膝で立ったまま、脈動している肉塊を力強くサチ子に押し付けた。
「あうっ、うううっ…」
 その巨大な黒い肉塊は、サチ子の悲鳴と共に消えた。ケンは強くその肉体でサチ子の大きく二つに割れた腰を圧迫しながら、両手でサチ子の乳房を弄ぶ。サチ子の顔は、まるで激しい苦痛を味わうかのように歪んでいる。
「あーーっ! いい、ねえっ、きて、きて…」
ケンの律動が烈しくなってきた。
「ああっ! もうだめっ! だめっ! ねえっきてっ! あうっ、うっ! いっくうっ! いいっ…」
 サチ子は狂ったように全身を震動させ、痙攣させ、のど首をぐうんと伸ばして反り返る。
続いてケンも、
「うおっ、ううーーむ…」
 と、獣の吼えるようなうめき声をあげて、のけぞった体を前に倒し、サチ子を押しつぶして果てた。

 二人の男にたちに存分に犯され、陵辱の限りを尽くされたサチ子は、再びカメラをかまえたヤスシに仰向けにされたが、それに逆らうことも起き上がろうとする気力もなく、度重なる陵辱に、いたるところ紅を散らしたように染まっている白い肌は、全身から噴き出る汗と脂で艶やかに光っていた。
 乱れたほつれ毛が、汗に光る額に何本かべっとりと張り付き、せわしげに吐く吐息や苦しげに波打つ胸のふくらみが、サチ子に凄惨とも思える被虐的な美しさを与えていた。
 ボロギレのように横たわっているサチ子に、ヤスシは容赦なくストロボを閃かせる。印画紙は次々と床に落ちてかってに卑猥な映像をつくっていく。
 ヤスシの手によって広げられたサチ子の亀裂は、さきほどからの烈しい陵辱を物語るかのように紅い花びらが咲き誇っていた。その開いた花唇からは若い二人の男が注ぎ込んだ夥しい精液が、花唇が息づく度にトロトロと流れ出ており、サチ子の身体全体から注ぎ込まれた精液の匂いがムーッと蒸れ立っているのを感じさせた。
 
 サチ子には魔性が棲んでいて、それが男を狂わしサチ子自身を淫らにしているんだ。その魔性を追い出すためには数多くの男のものによって魔性の穴を塞ぐしかない。
 サチ子を男たちに犯さすことによって、羞恥心を刺激し、虐めることによって魔性を追い出すのだ。これは復讐ではない。と、思う一方、多くの男たちを迎えて魔性のなにかは、かえってそれを悦ぶだけかも知れないと思った。
 今、私の真下でトオルに犯されているサチ子の表情には苦痛はない。最初、ヤスシに犯された時は、サチ子の表情は恐怖におののき、身体いっぱいで抵抗しており、それは強姦そのものであったが、その顔もだんだんと表情が変り、相手が変わって際限なく犯されていくうちには、どこか恍惚とした表情を浮かべ、トオルの背に双手をまわし、烈しく腰をゆすっているいまのサチ子には、淫蕩的な快美の表情を隠そうとする意図も見られなかった。
 私は敗北者だった。サチ子はもう私一人のものではないのだ。サチ子の身体に染み付いている精液の匂いは、夫の私からの贈り物ではないのだ。
 ただ、不思議なことに、私のこの絶望的な気持ちから、嫉妬の感情はわきおこってこなかった。いや、
わきおこってこない…と、言ったら、それは嘘になる。その嫉妬の感情に何か得たいの知れない病的な、そして情欲的な、快美と興奮を覚えている事実を私は否定できない。
 私は魔性に魅入られたのだろうか。しかし、魔性に魅入られるということは、なんと言う快美なんだ。私の心の奥にある嫉妬そのものが快美なんだろうか…

 髪を乱した頭を枕に乗せ、仰向けに寝たサチ子の上にトオルが両手を左右に突っ張って半身をもたげ、重みをサチ子にかけないようにしながら烈しく腰を上下させている。その横には、ヤスシが、サチ子の胸の白くむっちりと盛り上がった乳房に顔を寄せて乳首を口に含み、片手は下の女の内股に伸びている。
 サチ子は激しい息づかいをしながら、乱れた髪をふりみだし、うめき、絶叫し、腰を突き上げて狂乱している。
 淫乱の限りを尽くして執拗に展開される光景を後に、私は立ち上がった。ひときわ高いうめき声や、叫び声とも泣き声ともとれる激しい喘ぎ声を上げて狂乱しているサチ子の凄惨とも言える姿を、もはやこれ以上見続けるだけの感情の余裕が私にはなかった。
  1. 2014/07/11(金) 10:19:08|
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