主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

主人が座っている私の膝元ににじり寄ってくれます、傷口の絆創膏を剥がしてくれます。
傷口から新しい血が流れ出てきます。主人はその血を吸い取ってくれるのです。
私の太腿に頬を寄せて傷を舐めてくれるのです。太腿に主人の髭がチクチクと心地良い
のです。
これで許してもらったとは思いません。でも嬉しいのです、自然と涙が出てきます。
今までの涙とは違います、暖かい涙が主人の首筋に零れ落ちます。
「有難う、貴方」
抱きしめて欲しい、でも抱いてはくれません。
「今日はこれで帰る。明日の朝また来る」
じっと私の顔を見つめて、そう言って帰って行きました。明日の朝また来ると言って
くれたのです。
明くる朝、5時に起きます。朝ご飯の用意をします。昨日炊いたご飯があります。
でもそれは昨日までの物です。パンを買いに行こうと思いました。近くに6時開店の
パン屋さんがあります。そこまで自転車でパンを買いに行きます。家に帰ると主人が
水遣りをしてくれています。この3日ほど私は水遣りを忘れていました。大好きな
クリスマスローズに水遣りをしてくれていたのです。
「貴方、水遣りして頂いてるのですか」
「ああ、俺も水遣りが大事だと解った、花にも、女にも男にもな」
この日から主人はアパートを引き払い、この家で一緒に暮らしてくれます。
許すと言う言葉は言ってくれません、でも幸せです。この幸せを何があっても壊しません。
その後、間もなく佐伯が大阪に赴任しました。主人と私の心に影として残るでしょうが、
現実としてもう影響を受ける事はありません。
松下さんがご結婚を理由にお辞めになります、私は主人の会社に勤めだします。
松下さんは私が不倫した事をご存知です。ご結婚はお目出度い事です、でも私の為に
席を用意してくれたのです、いつも主人と一緒に居なさいとお辞めになってくれたのです。
私は周り人の気持で生かされているのだと思いました。
以前のような普通の夫婦の生活が始まりました。朝10時から夕方4時までが私の勤務時間です。
朝ご飯を作り、主人を見送った後会社に向います。帰りにスーパーに寄り、晩ご飯の
用意をして主人を迎えます。どこにでもある、ごく普通の夫婦生活です。
主人はいつもの様に優しく私に接してくれます。でも私の仕草に女を感じた時、主人の
表情が曇ります。佐伯との事を思い出しているのだと思います。私に女を感じてくれなく
ても十分幸せです。でも主人の気持を思うととても辛いのです。どう償っていけば良い
のか解りません。
夜も以前より多く抱いてくれます、色々試してもくれます。私の感じ方も以前より強く
大きくなっています。主人にそれをしてもらっていると思うと至福感に包まれます、これ
以上の幸せは無いと思います。でも主人が最後までいくのは3度に1度もありません、最後
までいく時はお酒を飲んでいる時です。
時々、「お前は佐伯に変えられてしまったな、この体はやっぱり佐伯のものなんだ、
佐伯と一緒になったらどうだ」
と言われます。
以前はこんな嫌味な事が言える主人ではなかったのです。主人には話していない事が
ありました。面と向っては話せません。主人が何とか私を信じようとしてくれているのは
解っていました。でも私の口が出ると全て嘘になってしまうと思ったのです。
サイトを検索しました、同じ様な方がいらっしゃるかも知れない、その方達の経験を
見る事が出来るかも知れない、そんな思いで検索しました。妻物語に行き着きました。
BBS4よりもBBS1に目が行きました。不倫した女の方の気持より、不倫された男の方の
気持を知りたかったのです。
BBS1の新しい更新のものから見てみました。直ぐに水遣りを見つけました。1を読んで
これは私達の事かも知れないと思いました、2を読んでそれは確信に変わりました。
酷い、私達の事をこんな場所に晒して、圭一さんは何て酷いだんと、最初は思いました。
でも最後まで読みました。ショックでした。佐伯とのSEX描写がショックでした、佐伯の
ザーメンでの私のオナニー描写がショックでした。でもその時の私の気持が恥かしい
くらいありのままに書かれていました。オナニーのシーンはもっとショックでした。この
オナニーを主人に見られていたのは自殺未遂する前に知っていました。でも水遣りで読んで
みて本当に私は酷い事をしていたのだと改めて知らされました。主人がどんなに悩んで
いたか改めて解りました。
皆様のご感想欄も読みました。主人は私に言えない事を皆様に言い、聞かれない事を聞かれ
それでも答えていました。時には私を守ってくれていました。水遣りと皆様のご感想を
読んでいくうちに、私はこんなにも愛されていたんだ、主人はこんなにも辛い思いを
していたのだと改めて知らされました。
私も決心しました。主人に言えない事はここに書かせて頂こうと。主人に相談しました。
反対されました、もうお前を晒したくないと。でも主人に言えない事も全て書くからと
お願いして、納得してもらいました。その代りにと条件を出されました、ご感想を頂いた
皆様に出来るだけお返事しなさいと。本編よりも皆様へのお返事で見えてくるものある
と言われました。
沢山の方から色々なご感想、ご意見を頂きました。私の事を本当に考えて下さっていました。
でもお返事を書くのが苦しくなってきました。余りにも核心を突いたご質問、優しくて
涙が出そうなご感想、私はお返事が出来なくなりました。途中主人が私に代わってお返事
をしてくれました、そしてここまで来ることが出来ました。
最後まで書けて良かったと思います。ここまで来る途中、自分の気持が少し変わったよう
な気がします。主人の私を見る目も変わってきたように思います。まだまだ乗り越えて
行かなければならない山が沢山あると思います。でももう大丈夫です。何があっても
主人について行けます。
今では、主人は抱きしめてくれます、私の目を見つめて口づけもしてくれます、まるで
少年と少女のような口づけです。「許す」「愛している」はまだ言ってくれません。
でも解ります、許してくれなくても、愛してくれている、主人の顔がそう言ってくれて
います。
『洋子、良かったわね、圭一さんのお傍で暮らせるのね。償いは考えた?』
『うん、嬉しいわ。償いはまだ解らない。でも圭一さんの好きな女になるの』
どうしたら償えるのかまだ解りません。でも素直な女になります。賢い妻にもなりたいの
です、でもそんな事より主人に素直な女になりたいのです。
私に与えられた主人の罰、恥ずかしくて書けません。主人に感想欄で書いてくれるよう
お願いしました。
皆様有難う御座いました。
- 2014/08/17(日) 14:02:04|
- CRの妻・洋子
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「あっ、貴方」
「洋子、こんな時間まで何処に居た?何をしていた?」
「佐伯のところへ行ってきました」
「思い出して、体が疼いて慰めてもらったのか?」
「違います、話を聞いて頂けますか?」
「いいから、こっちへ来い」
スカートとショーツを脱がされます。私は無抵抗です、主人のなすがままにされていました。
私の部分を見ています。
「抱かれなかったようだな。この傷はどうした?」
私はそれには答えません。
どうして佐伯に抱かれるようになってしまったのか、自分の気持を話します。主人も
言葉を荒げずに聞いてくれます。話していて気が付きました。大きな深いセックスへの
期待があったのです。主人に試して欲しいと言えなかったのです、言えば淫乱な女
だと思われるかも知れません。それが怖くて外に求めてしまったのです。自分をごまかし
佐伯が特別な存在だと思い込ませてしまったのです。そして佐伯にのめり込んでしまった
のです。
「正直に話します。中条さんともお会いしました。由美子さんにもお詫びをしました」
「何故そんな必要がある?」
「私は大きな罪を犯しました。もし、貴方が私を許してくれるなら、私はその前に
償いをしなければいけないと思いました」
「それにしても、中条さんにまで」
「中条さんにお会いしたのは別の意味がありました。私を抱いた男が、
どんな男か知りたかったのです。済みません、こんな言い方をして」
「洋子、君は変わったな、いや変な意味じゃない、少し前までの佐伯に
抱かれていた頃のあの弱々しい君が今は随分毅然としている」
「病院に居た時に思いました、私が愛しているのは圭一さんだけだと、
切ないくらいに思いました。許してくれなくて、離婚されても、ずっと
貴方のお傍にいたいと」
「・・・・・」
「最後に会わなければいけないのは佐伯でした。逃げたままでは嫌でした。
佐伯に抱かれたのは私が馬鹿だったから、間違いだったと言いたかったのです。
それで自分の気持にけじめをつけたかったのです」
「しかし、してしまった事は戻らない」
「はい」
「ブラウスのボタンがとんでいた、佐伯に何かされたのか?」
「私を抱こうとしました、私が抵抗して、それで」
「それで傷がついたのか。あいつは・・」
「いいえ、違います。鋏を持っていきました。もしそうなったら佐伯を刺そうと
思っていました」
「・・・・・」
「でも、それは出来なかった・・・」
「自分で太腿を刺したのか」
「佐伯から何度も何度も電話がありました。家にも何度も来ました」
「家に入れたのか?」
「いいえ、入れません。ここは貴方と明子と・・・私の家です」
「お前が抱かれていた時にも、この家ではしてないと言うのだな」
「家には入れていません。佐伯はこの家で抱きたいと言っていました。
それだけは絶対に出来ません」
「今日が3度目です。佐伯のマンションに行く決心をしました」
「離婚届けを残してな」
「もし佐伯に抱かれたら私はそれまでの女です、貴方の元へは帰れません」
- 2014/08/17(日) 14:00:51|
- CRの妻・洋子
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残したメモを見て主人は何と思うでしょうか。佐伯の所へ行ってしまったと思うの
でしょうか。
貴方、私は大丈夫です。貴方の元に帰る為、私は佐伯に会うのです、何があっても
帰ります。
佐伯の車に乗りました。車の中でも佐伯は、言葉で手で私を甚振ります。必死で
堪えます。
「まあいい、部屋でたっぷりお仕置きしてやるからな」
部屋に着くと、佐伯は私を抱きしめにかかります、服を脱がそうとするのです。抵抗
しましたが、男の力には適いません。ショーツだけの姿にされてしまいます。佐伯は
私の乳房、女の部分を甚振ります。媚薬の影響ももうないのでしょうか、何も感じません、
ただ気持が悪いだけでした。でも体は反応していました、女の部分も潤いだしました。
この甚振りから逃げようと佐伯の急所を思い切り掴みました。驚きました、佐伯の
ものは柔らかいままでした。
「そうか、洋子もこれが欲しくなったか」
佐伯は私の手を、その印だと勘違いしたのです。私のショーツを脱がせようとしました。
私はバッグの中から鋏を取り出し自分の太腿に突き刺しました。血が流れ出てきます。
佐伯も驚き行為を中断しました。頭が体に勝ったのです。
「そうか、それほど俺が嫌になったか。それほどの覚悟をしてきたのか」
佐伯は薬箱を持ってきてくれ、傷の手当をしてくれます。
「もう誘わない、電話もしない。しかしご主人が許してくれるとは思えない。
その時は何時でも来てくれ」
「主人が許してくれるかどうかは、私達の問題です。
例え、許してくれなくても、部長の所へ行く事はありません」
「俺といた時は楽しかったか?」
「・・・・・」
「楽しいと言ってくれ」
「言えません」
悄然としている佐伯を残し、私は家へと帰りました。
まだ主人は家に居るかも知れません、早く家に帰りたい。信号で停まる度に気持が
焦ります。家に着きました、私がタクシーを降りるのと同時に主人が玄関から飛び出て
きました。
- 2014/08/17(日) 13:59:46|
- CRの妻・洋子
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一人になって夜眠れません。今までの事、これからの事、頭を駆け巡ります。
主人が家を出て行って一週間が立ちます。その間、毎日電話をかけてくれます、毎朝
立ち寄ってくれます。2日に一度は夜来てくれます。大した話はありません、ご飯は
食べているのか、体の方は大丈夫かと私の事を気遣ってくれます。時間にすれば
ほんの2,3分の事です。私が佐伯と会っていないか、変な事をしていないか確認して
いるのです。嫌ではありません、いいえ嬉しいのです、私の事を気に掛けてくれている
のだと思っています。
この一週間の間も時々、発作が私を襲います。買い物に出かけても男の方の腰を見た
だけで、欲情してきます。私が変わりすぎてもう元に戻らないのか、まだ薬の影響が
残っているのか解りません。薬の影響ならそれは何時なくなるのか、それも解りません。
外出を控えるようになりました。男の方を見たくないのです。
夜、我慢を出来なくなってオナニーをする事があります。主人の顔を思い浮かべます。
花芯を触ると佐伯の指の感触が蘇ってきます、主人にはしてもらった事がないのです。
男の方のものを思い浮かべても、主人のものの記憶がありません、佐伯のものが浮かん
できます。途中で止めます、でも我慢が出来ません。主人の写真を出します、顔の大写し
の写真と、スイムパンツ姿の写真です。我慢出来なくなった夜は写真を見つめて慰めて
いました。
ある夕方の事です。電話がありました。主人だと思って電話に出ました。
「久しぶりだな」
その声は佐伯のものでした。
「ご亭主と別れたんだってな。淫乱な洋子の事だ、夜が寂しいだろう」
「別れてなんかいません、主人は暫くアパートを借りているだけです」
佐伯は主人の後をつけ、別居している事を知ったようです。
「今から行って慰めてやろうか」
「寂しくなんかないわ。顔も見たくない、来ないで。電話もしないで下さい」
それから毎日、電話がかかってきます、多い日には3度も4度もかかってきます。
主人だと思うと出ない訳にはいきません。抱いてやるから俺のマンションに来い、
亭主と別れて大阪に一緒に行こう、しつこく誘います。
家の電話は古い電話です、相手の番号表示が出ないのです。新しい電話に変えました。
主人と知り合いの方以外の電話には出ないようにしました。佐伯から何度も電話が
ありますが、私は出ません。その内に佐伯は家に来るようになりました。抱いてやる
から家の中に入れろと言います。私が拒んでいると車のクラクションを鳴らし続けます。
佐伯と一度は会わなくてはと思っていました。3度目に来た時、私は気持を固めました。
佐伯の車で佐伯のマンションに行こうと決めました。
「行きます、貴方のマンションに行きます」
「そうか、やっぱり我慢出来ないか」
佐伯を待たせて、離婚届けに自分の名前を書き、判を押しました。200万の入った封筒を
離婚届の脇に置き、メモを残します。
ー 今日、佐伯が来ました。マンションに行ってきます。もし私が帰らない時は
この離婚届を ー
その後には言葉が続きません、もしそんな事になればと思うと涙が出てきました。
もし佐伯の口を、指を、そのものを私の体が思い出したらどうしよう、頭が体に
負けてしまったらどうしよう、そんな思いで行きました。
もし抱かれるような事になれば、私は生きていられません。バッグに鋏を忍ばせました。
- 2014/08/17(日) 13:58:49|
- CRの妻・洋子
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中条さんに会いに行きます。玄関の前に立っても声を掛けられません、呼鈴を押せない
のです。興信所のドアーの前の比ではありません。門前払いされてもと思い切って
呼鈴を押しました。
「はい、どちら様でしょうか?」
勇気を振り絞って名乗ります。
「宮下洋子と申します」
「みやした ようこさん?」
「はい、あのー・・・」
「ああ、宮下さんの奥さんね。奥さんが私に何かご用?」
「はい、お詫びとそれから・・・」
「まあお入り下さい、今開けます」
中条さんは、私が想像していた通りの人でした、目元の涼しい爽やかな人です。
顔を見てほっとしました。居間に通して頂き、お茶を出してくれます。
中々話し出せません。
「中条さん、申し訳ありません。こんな事になってしまって」
「話は山岡さんから伺っています。あっ、山岡さんの事は知らないわね」
「存じ上げています、山岡さんからこのお住まいをお聞きしました」
「そうですか、私に謝る必要はないわ、佐伯と別れてもう何年にもなるわ」
「私は人の道に外れた事をしてしまいました」
「佐伯が企みそうな事です。あの人は女の人をオモチャのように扱う」
その後、佐伯の事、別れたいきさつを話して頂きます。改めて佐伯の人間性、自分の
愚かさに気づかされます。
「洋子さん、貴女がご主人を愛してるのは良く解ったわ。ご主人もきっと
貴女を許してくれる、時間が掛かると思うけどきっと許してくれると思うわ」
「私、佐伯に会おうと思っています」
「どうして?お止めになった方がいいと思う。あの人また何をするか解らないわ」
「自分の気持にも踏ん切りをつけたいんです。このままでは主人に許して
もらえないと思っています」
「貴女がそう思うなら仕方がないけど、危険よ。気をつけるのよ」
「はい」
中条さんにお会いして、気持が固まりました、いつか佐伯と会うつもりです。
松下さんの携帯に電話をしました。松下さんは私の電話に驚いたようです。松下さん
は私と佐伯の事を知っています。その私が何の話があるのかと不思議に思われても
仕方のない事です。主人は遠方に出かけて夜遅くまで帰らないようです。事務所に寄り
松下さんに会ってもらいます。
事務所に私を迎え入れても、二人共暫く黙ったままです。松下さんがお茶を入れてくれます。
中々、切欠が掴めません。思い切って話し始めます。
「松下さん、実は貴女にお話があって来たの」
「えっ、私にですか?」
「松下さん、恥ずかしいんだけど、貴女にも謝らなくてはいけないの」
「この前、Uホテルで主人と食事をするのかと聞いたの覚えてるかしら?」
「覚えています」
「佐伯が貴女と主人が食事をしている写真を撮っていたの」
佐伯が写真を改竄した事、その時間で私が主人と由美子さんのありもしない不倫を
疑ってしまった事を話しました。
「松下さん、貴女を疑ってしまって御免なさい。こんな素敵な人を
疑って本当に御免なさい」
「奥さん、話して頂いて有難う御座います。奥さんは酷い人だと思っていました。
あんなに誠実な社長を裏切るなんて許せないと思っていました。でも今お話を
聞いて何分の一かは許せるような気がします。済みません、生意気言って」
「いいの。私はお詫びがしたかっただけ。聞いてもらって本当に有難う」
- 2014/08/17(日) 13:57:52|
- CRの妻・洋子
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広い家に一人取り残されてしまった私。主人の残り香が、主人の思い出がそこかしこ
に残っています。耐えられません。主人のアパートは教えられていません、教えられても
私の方から行く訳にはいきません。主人は拒む事でしょう。
いつか帰って来てくれる。主人を待ち続けます。朝、昼、晩と食事の用意もしています。
2日目の夕方、主人は帰ってくれました。丁度夕食の支度をしている時です。主人は、
毎日作っているのか聞いてくれます、でも食べてはくれません。会社には退職願を
出した事も伝えました。
主人は鞄から封筒を出し、私に渡します。佐伯からの慰謝料の一部です。
「佐伯ももう終わりだな、今は200万しか用意できないようだ。お前のものだ」
テーブルに放り投げられます。
「俺は暫くアパートで暮らす、自分なりに心を見つめてみる。朝と夜は
一度此処に寄る。電話もする。お前が何をしても見張ってるからな」
行かないで下さいと叫んでも、主人はその声を背に出て行きました。
私は二人の女性に会うことを決心しました。中条佳子さんと松下由美子さんです。
自分の気持に決着をつけたかったのです。お詫びもしたかったのです。どうして
こんな気持になったのか自分でも不思議です。佐伯の以前の奥さんだった中条さんには
にはどうして離婚されたのか、聞いてみたい気持もありました。松下さんには主人との
不倫を疑ってしまったお詫びの意味もありました。
報告書には中条さんの住所までは書かれていません。興信所の所長を訪ねます。
興信所のドアーの前でさすがにドキドキしています。ドアーを開けると、60才くらい
の男性が椅子に腰掛けていました。所長のようです、私が解ったみたいです。
「宮下洋子さん?どうして此処に?」
「恥を押して、お願いに来ました」
「どんなお願いかな?」
「中条佳子さんのお住まいを教えて頂きたいのです」
「それは又、どうしてかな?」
「離婚されたとは言え、前の奥さんです。その方のご主人だった人と
不倫をしてしまいました。お詫びをしたいのです」
「佳子さんは離婚されてもう何年も経つ、その必要はないと思うがね」
「いいえ、私の気が済まないのです。それに離婚の理由もお伺い出来ればと」
「そうですか。しかし佳子さんにとっては迷惑かも知れない」
「そう思います、でもお願いしたいのです」
「そうか」
そう言いながらも、所長は佳子さんのお住まいを教えてくれました。
「貴女は珍しい方だ。貴女の浮気、失礼、しかしこの言葉しかないですな。
浮気を暴いた興信所に来るとは。一番来たくないところでしょう?」
「はい、迷いました、来たくはなかったです。でも主人に許してもらうには
こうするしかなかったのです」
「ご主人は出て行かれたそうだね」
「はい」
「アパートの住所は知っていますか?」
「いいえ」
「お教えしましょうか?」
「いいえ、その必要はありません。主人の気持を待ちます。
私から訪ねて行くわけにはには行きません」
「ご主人と言い、貴女と言い、二人とも頑固な方だ」
「私は待つしかありません、許してくれるのを待つしかありません」
「最後に一つ言っておきましょう。私の勘に間違いがなければ、
ご主人はまだ貴女を愛しています。許す切欠を探しています」
- 2014/08/17(日) 13:56:46|
- CRの妻・洋子
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涙を拭いて、心を整理してバスルームを出ます。主人が待っているリビングに向います。
テーブルを挟んで主人の正面のソファーに座ります。切欠から一部始終話した後、関係
した時の気持を聞かれます。
「結局、佐伯が好きだったから抱かれた訳だ」
「最初はそうだったかも知れません、でも途中からは何度も止めようと思いました」
「何故、止めなかった?」
「・・・・・」
「好きだったから止められなった。違うのか?」
「・・・・・」
「好きか嫌いか聞いているんだ」
「好きではありません」
「じゃあ嫌いだったんだな?」
好きとは言えません、でも嫌いだったとも言えませんでした。
「した事を貴方に教えるって、佐伯に言われました」
「脅迫されていたのか?」
「佐伯が貴方にどう言ったのか解りませんが、最初の出張の時は抱かれていません。
二度目の出張も断りました。でも佐伯に言われたのです、車の中で私が感じた事、
最初の出張でされた事、全部貴方に教えるって」
「その時、どうして俺に言わなかった。その時、お前はまだ佐伯に抱かれていなかった。
そうだろう?」
「まだ抱かれていなかった、その通りです。でも言えなかった、怖かったんです」
「それでズルズルと関係を続けてしまった、媚薬まで使ってな」
「・・・・・」
「お前は佐伯のおチンポ様の奴隷になってしまった」
「・・・・・」
「俺はお前の汚れたオマンコでは立たなかった、さっき見た通りな」
「私もっと努力します」
「努力するだと、佐伯と会うといつも濡らしているお前が、俺には努力しなければ
出来ないわけか」
「違います、私、私・・・・・」
その後、もう出て行ってくれと言われます、娘の明子には主人が言っておくと。
主人はやはり別れる積りなのです、こんな私をもう傍には置いてくれないのです。
もう一つ主人に隠していた事がありました、テレビ電話の事です。
「佐伯がテレビ電話の内容を保存してあるって、それをみんなにメールするって、
貴方や会社のメールにばらまくって」
「それで脅迫されてたのか?あのブタ野郎」
主人は家を飛び出ました。
3時間ほどして帰ってきます。
「佐伯が慰謝料として500万出すそうだ。お前が体で稼いだ金だ、全部くれてやるから
出て行ってくれ。それからテレビ電話の保存は出来ない。ショップにも寄ったが、
どこをどういじっても出来ないそうだ。残念だったな、俺も見たかった」
主人は私の為に携帯ショップにまで寄ってくれたのです。
こんなになってしまうまで、どうして主人に相談しなかったのでしょうか?佐伯との
関係を楽しんでいたのです、主人に解る筈はないと思い込ませていたのです。
明くる日、主人が短期滞在型のアパートを借りた事を告げられます。
今日からそこで暮らすと言われます。主人は身の回りの物を纏めて出て行きました、
一通の離婚届けを残して。離婚届けは白紙です。お前が書いたら俺も書くと言い残して
主人は出て行きました。
「いやーっ、行かないで下さい。一緒にいて下さい」
泣き叫ぶ私を背に主人は出て行きました。
- 2014/08/17(日) 13:55:30|
- CRの妻・洋子
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「聞きたい事が山ほどある、全部正直に答えてくれ」
主人に色々聞かれます。
切欠は何だ?
初めて抱かれたのはいつだ?
その時は気持が良かったか?
今まで何回した?
どんな事をした?
全て答えるつもりでいました。でも実際その場になってみると答えられません。
私が答えられないでいると主人の気持がどんどん激していくのが解ります。
黙ったまま泣いているいる私の頭を主人は叩きます。叩かれて私の泣き声は更に
大きくなりました。また2度3度と頭を叩かれました。大阪から帰ったその朝に
頬をぶたれて、これで2度目でした。
結婚以来、20何年間どんな喧嘩、言い争いをしても叩かれた事はありません。
私が主人を変えてしまったのです。
貴方、御免なさい、そんな気持にさせてしまって、貴方までそんなに変えさせてしまって。
でも帰ってきて直ぐに責められてまだそこまで心の準備が出来ていなかったのです。
責められて嬉しいのです、未だ私に心が残っているような気がしたのです。
私と佐伯の事は会社の一部の人が知っている事、佐伯は会社の取引関係の事で会社からも
調べられている事、佐伯は私以外にも多数の女性と関係を持っていた事、佐伯は取引の
不祥事で会社から追われるかも知れない事、それらを主人から教えられます。
会社の人が一部にしろ、私の事を知っている、それはショックでした。もう外を歩けない。
何処か遠くへ行ってしまいたい、この時はそれしか頭に浮びませんでした。佐伯の事を
聞かされても、何の感情も湧きません、あの人がどうなろうと、もう私には縁のない事
そう思っていました。
主人は唐突に言います。
「自分のオマンコを見た事があるのか」
主人は見てしまったのです、私の変わり果てたその部分を。私が一番恐れていた事です。
これだけは見られたくなかったのです。それを知られては私に隠さなければならない
ものはもう何もありません。初めから終わりまで一部始終全て主人に話します。
「私のものが醜くなっているのを知っていました」
「それでもお前は平気だったんだ、佐伯に抱かれるのがそんなに良かったんだ」
「違います。今ははっきり言えます、好きではなかった」
「今は?抱かれていた時はどうなんだ?」
「あの時は・・・・寂しかった。構ってくれなくて寂しかった」
「寂しかった?断ったのは全てお前だろう。俺の言う事が聞けなくても、
あいつの言う事は全部聞いたんだろう。自分から進んでしたんだろう」
「私、貴方にそんな女だと思われるのが怖かったの。淫乱な女だと思われるのが
怖かったの」
「淫乱だと?夫婦の間に淫乱なんてないだろう。佐伯が好きだから出来たんだろうが」
「違います、好きではなかった」
「もういい」
「結婚してからずっと思っていました。貴方はずっと遅かった。外に女がいて
それで私には冷たいんだって」
「俺が冷たい、女がいる?そう思うなら、どうして俺に聞かなかった?」
「聞けません、そんな事聞けません。佐伯から写真を見せられた時、
やっぱりと思ってしまいました」
「それで抱かれる理由が出来たわけだ。ありもしない俺の浮気に復讐したわけだ」
「・・・・・」
「一度目からお前は気分を出していたんだな。クリを吸われて、あいつのを咥えて」
「でも最後までは」
「同じ事だ」
「御免なさい・・・こんな私の体壊してください」
自分の体を壊してしまいたかった。
主人にバスルームに連れて行かれます。
汚れを全部落としてやると言われ、頭からシャワーを浴びせられます。主人は手に
石鹸をつけ泡立たせて、私の乳房、女の部分を洗ってくれます。こんな時に感じては
いけないと思っても、私の体を触っているのは主人です、主人が洗ってくれている、
そう思うだけで、声が出てしまいます、あの部分も潤ってきます。
私はもう立っていられません。窓の枠を掴みよろぼいながら立っています。主人の手が
止みます。肩越しに後を覗いてみました。主人はトランクスを脱いでいます、主人の
ものも天を突いています。私の部分に入れようとしています。嬉しいのです、主人は
私を求めてくれたのです。
直後、主人はすっと引きます。
「何が、あぁ貴方だ。佐伯を思い出したのか?こんな汚れたオマンコに出来るか」
その言葉とバスタオルを投げつけて、主人はバスルームを出て行きました。
一人バスルームに取り残された私はただ泣き崩れるだけでした。
- 2014/08/17(日) 13:51:27|
- CRの妻・洋子
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また先生が入ってきました。先生の後ろに人影があります、主人です。先生は直ぐに
部屋を出てくれました。
主人はじっと私を見つめてくれます。佐伯と関係をもってからまともに主人の顔を
見た事がありません。主人に見つめられて涙が出てきます。
「貴方、御免なさい。私を許してください」
後は言葉が続きません。どんな言葉も足りません、どんな言葉を喋っても主人に謝り
きる事は出来ません。言葉が涙に変わります、今の私には泣くことだけが出来る事です。
主人は私を見つめ続けてくれます。優しい言葉を掛けてくれます。
「ご飯は食べているのか?」
「はい、食べています」
主人は暫く窓の外を眺めて、
「又来る」
そう言って帰っていきました。
主人の寂しそうな背中、その背中に縋りつきたい、許して下さいと何度も何度も
言いたかった。でも遠ざかるその背中を眺めているだけでした。
先生が入ってきます。
「奥さん、貴方の精神状態はまだ不安定です、まだ退院は出来ません。
心療加療をさせて下さい、3日程かかります」
主人が受け入れてくれたとしても、主人の待つ家にこのまま帰る自信がありません。
心のケアーをして頂きます。
主人の事ばかり考えています。主人はどんなに傷がついたのでしょうか?疑っていた
時の主人の気持、はっきり解った時にも堪えていた主人の気持、オナニーを見た時の
主人の気持、大阪に来てくれた時の主人の気持、私が薬を飲んで倒れているのを見た
時の主人の気持、主人の心の傷の大きさは私には推し量れません。
許してくれなくても、主人の傍にいたい、主人がどんな結論を出しても、主人に
従います。例え離婚されても、主人を感じられるところで生きていたい。
漫然と、佐伯、佐伯の離婚した奥さん、松下さんの事を考えていました。
佐伯が私の事を思ってはくれていなかった、それははっきり解りました。ではどうして
私は佐伯に抱かれてのでしょうか?ずっと自分の都合の良いように考えていました。
愛と言う言葉と、特別な存在と言う言葉で自分を納得させていました。深く考えるのは
辛い事でした。でも3日間もありました、いやでもそれを考えてしまいます。
解った事がありました。私にも自尊心がありました、二つの自尊心があることに
気がつきました。自分の欲求を満たしたかった、その相手が主人であればどんなに
良かったか。でも主人には20年間以上拒み続けてきました、いいえ実際に拒んだ
のは最初の数年間ほどでした、それ以後は主人が試んでくれなくなったのです。
して欲しい、させて欲しいと思っても自分から言い出せなかったのです。
私の欲求はどんどん大きくなっていきました。40になった頃から焦りだしました。
そんな時、佐伯の誘いがありました。私は受けてしまいました。佐伯は私の自尊心
を満たしてくれました。外見、知識、人望、優しさ、地位、佐伯でなくても良かった
のだと思います、佐伯のような人であれば他の人でも良かったのかも解りません。
佐伯でなければ関係を続けられなった、ずっとそう思い込ませていたのです。
圭一さんだけを見つめて生きていきます。妻として女として私をお傍に置いて下さい。
佐伯、離婚した奥さん、松下さんに会わなければいけない、自分の気持に偽りが
無い事を確認しなければいけない、そうしなければ主人に償う事も出来ない。
そんな事を考えていました。
水曜日のお昼過ぎ、主人が迎えに来てくれる事になっています。この3日間で心の
整理をつけたつもりです。主人がどんな結論をだしていてもそれに従おうと決心を
しました。
主人が来ました。
「迎えに来た」
「貴方、御免なさい。迎えに来てくれて有難う」
車の中では、主人は終始無言です。言いたい事が山ほどある筈なのにじっと前を見つめて
運転していました。私もただ俯いているだけです。
家に着きました。私の入院中の荷物を家の中に運んでくれます。私は家の玄関に入る
事が出来ません、玄関脇に佇んでいました。
「何をしている、早く入りなさい」
「私、この家に入って良いんですか?」
「当たり前じゃないか、ここは君の家だろう?」
「でも、私は・・・」
「僕はまだ結論を出していない、それまではここは君の家だ」
家に入り、主人は私の荷物を整理してくれます。
「整理は私がします」
「君は半病人だ。僕がやる」
主人が整理をしてくれている間、私はお茶の用意をします。
「俺は要らない、飲みたければ自分の分だけ入れればいい」
主人の感情が激してきたのでしょうか、言葉つきも変わってきました。
- 2014/08/17(日) 13:50:08|
- CRの妻・洋子
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目が覚めました。途中主人に声を掛けられ車に乗せられたような気がします。その後
薄く目が覚め又眠りに落ちたようです。時間の経過が解りません、ここが何処かも
解りません。殺風景な部屋のベッドの上に寝かされています。時間と共に感覚が戻って
きます。薬の匂いがします。ここは病院のようです。
私は生きていたのです、いいえ、死ねなかったのです。主人がここまで運んでくれたのです。
主人が私を助けてくれた。でも又主人に迷惑を掛けてしまった。私の思いは複雑でした。
死ねなかった事を悔やんだ方がいいのか、助かった事を感謝するべきなのか、その時の
私には解らない事でした。
今何日なのでしょうか、何時なんでしょうか?ベッドの枕元にカレンダー付きの時計
がありました。カレンダーは土になっています。2日間も眠っていたのです。
ベッドの脇のサイドテーブルに花瓶があるのに気がつきます。花瓶にはクリスマスローズ
が生けられています。今はまだ11月、花が咲く時期ではありません、硬い蕾がついています。
主人が持ってきてくれたのに違いありません。主人はこの蕾に託してくれたのです。
死んではいけない、生きるんだと。この時私は思いました、生きていて良かった、
助けて頂いて有難う御座いましたと、例え主人と別れる事になっても主人に償って
生きて行こうと。
大きな病室です。主人が気遣って大きな個室に入れてくれたのです。窓の際には小さな
テーブルと椅子が2脚あります。椅子に腰掛け外を見やります。公孫樹とプラタナス
がそろそろ秋の終わりを告げています。
暫く外を眺めていました。ドアーにノックがあります。入ってきたのは先生のようです。
「宮下さん、お目覚めですか?良く眠っておられました」
「はい」
「お話しても大丈夫ですか?」
「はい」
「私は医者です。事実をお伝えしなければなりません。聞き辛い事が
あるかも知れませんが、宜しいですか?」
「はい」
「貴方は致死量の睡眠薬を飲んでいました。ご主人が連れてくるのが
もう少し遅ければ死んでいた可能性があります」
私が薬を飲んだ時、それが致死量なのかどうか解りませんでした、あるだけの薬を
飲んだのです。
「何があったのかはお聞きしません、一つしか無い命です。
もっと大切にしてやって下さい。ご主人は貴方の名前を呼びながら、
死ぬな、こんな事で死ぬなと叫んでいました」
「・・・・・」
「貴方も圭一さん御免なさいと何度もうわ言で呟いていました」
「そうですか、私は・・・」
先生の前でも、私は涙を抑える事が出来ません。
「奥さんの血液と体について報告しなければならない事があります」
「何でしょうか?」
「こう言う事態で病院に運び込まれた場合先ず胃洗浄をします。奥さんの
症状から見て睡眠薬を飲んでいた事は検討がつきました。その後血液検査
をしました」
「それで?」
それでと言ったものの凡その検討はついていました。多分媚薬の事でしょう。
聞くのが恥ずかしい、医者の先生にまで知られてしまったのが恥ずかしいのです。
「限界を超えた媚薬を飲まされていますね、それも日本では認められていない
ものです。いわゆる非合法ドラッグです」
「・・・・・」
「辛い事かも解りませんが、聞いてください。この薬は飲んだ人に
一定の時間、高揚感、至福感と性衝動を与えます。それが過ぎると
酷い自己嫌悪に陥ります。そうではなかったですか?」
「そんな気がします」
「奥さんはこのドラッグを長期に渡って飲まれています。それからピル、
睡眠薬、抗鬱剤も常用されていますね」
「はい」
「体の中が浄化するのに時間が掛かります」
「・・・・・」
「これからも奥さんには突発的に性衝動が起きる可能性があります。
日常生活には気をつけてください」
「はい」
「それから奥さんにお詫びしなければいけない事が一つあります」
「えっ、何ですか?」
「お断り無く体を診ました」
「えっ、酷い」
「仕方がなかったのです、あれほどの媚薬を飲まされています。
どこにどう言う影響が出ているか診る必要があったのです」
「・・・・・」
「奥さんの陰部、乳首には大量の媚薬の残留成分が検出されました」
「・・・・・」
「奥さんは色んな薬を飲まれている。これ以上投薬をしたくありません。
自然治癒に任せる事になります。精神安定剤だけは処方しましょう。
えーっと、その、いい辛いんですが、暫く控えてください」
「・・・・・」
「それにしても、相手の男は酷い奴だ。一つ間違えば奥さんは廃人に
なるところでした。でももう大丈夫です、暫くすれば成分も消えると
思います」
「どれ位の時間が掛かるのですか?」
「解りません、病院で残留成分の検査は出来ますが、奥さんの自覚症状
が一番です。一週間に一度くらい病院にいらっしゃればいい」
「はい」
先生は出て行きました。先生の話された事を考えるともなしに反芻しました。
木曜日に主人に言われました、お前達は媚薬を使っている、そんなにまでして、
セックスを楽しみたいか、変態かと。
佐伯が私に媚薬を使っていた。主人に言われても信じられない事でした。あんなに
感じたのは佐伯が私を愛していてくれたから、私の心も佐伯にあったからと、ずっと
そう思っていました。佐伯と会って食事をすると心が高揚し、抱かれたくなったのは
薬のせいもあったのです。薬のせいだけにするつもりはありません。不思議と佐伯
に対する感情が湧いてきません。憎いとも思いません、卑怯だとも思いません。
5ヶ月も佐伯と関係を続けた私が悪いのです。セックスの喜びを得たいと思った
のはこの私です、それを主人ではなく、外に求めてしまったのは私です。
私がどうなってもかまいません、主人に償って生きていこうと思いました。
未だ頭も霞んでいます。夕方まで窓の外を眺めるとも無く眺めていました。
- 2014/08/17(日) 13:49:05|
- CRの妻・洋子
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佐伯と関係を続けている間も主人はいつも優しかった。疑いの言葉を掛けられた事も
なかった。それを良い事に私は主人を裏切り続けていたのです。私の何かが音を立てて
崩れます、その場にしゃがみ込んで泣き伏しました。これだけの事をしたのです、主人は
許してくれる筈がないでしょう。
「洋子、裸になれ。どう変わったか見てやる」
「出来ません、堪忍して下さい」
「堪忍だと、俺を馬鹿にするのか」
「違います。汚れてしまったこんな体をお見せできません」
以前手鏡で見た変わってしまった私の女、乳首。身に着けているブラとショーツ。
主人に絶対に見られたくなかったのです。
抗いましたが、とうとう主人に見られてしまいました。変わってしまった女の全てを
見られてしまったのです。たったの5ヶ月で佐伯にこんなにまで変えられてしまった、
主人には見せたくなかった。あんなに見て欲しかった派手な下着姿の私、それがこんな
時、こんな格好で見られてしまった。見せた後、優しく抱いて欲しかったのに、メス犬
になった変わり果てた姿を見られてしまった。
「変わってしまった。こんなにしやがって」
主人はその言葉を投げつけて、部屋を出て行きました。
「もういい。俺は出かける。自分が何をしたか、これからどうするのか
良く考えておけ」
主人はバスルームから持って来た私が普段身に付けている下着を放り投げ出て行きました。
『洋子、また出てもいいかしら?』
もう出て来ないでと言ってから、出て来なくなってしまったもう一人の洋子が顔を出します。
『貴方、さっき圭一さんに謝らなかったわね』
『えっ』
『先ず謝るのが最初でしょ。許してくれるくれないは
その後圭一さんがきめる事』
『謝りたかった、許して欲しかった。でも言えなかった』
『貴方、今後どうしたいの?圭一さんに許してもらいたいの?
それとも佐伯のところへ行くの』
『いやっ、佐伯のところへなんか行きたくない。圭一さんと一緒に居たい』
『あれだけの事をしておいて、随分勝手ね。圭一さんの事はまだ愛してるの?』
『愛してるわ、前よりずっと愛してるわ。こんな事をしてしまっても
私を責めなかったわ。それに比べて私は、私は』
『そうね、圭一さんはそう言う人だわ。もし圭一さんが許してくれたら、
一生かけて償わなければね』
もう一人の洋子は一生をかけて償えと言いました。
ー こんな事をした私を圭一さんは許してくれるでしょうか?ー
ー 一生をかけて償えるものでしょうか?ー
ー 短期間でこんなに変えられてしまった私を道端に落ちているゴミでも見るよう
に思っているのでしょうか?ー
ー 20数年かけて築いた夫婦生活が一瞬で崩れ去ったと思っているのでしょうか?-
ー 世間の皆様に知られたら、私はどう思われるのでしょうか?ー
圭一さんはもう私の事を愛してはくれない、私に向けてくれたあの優しい顔を見る事
も出来なくなってしまう。
ふと自分の事ばかり考えていることに気がつきます。圭一さんの事は何も考えていない。
圭一さんがどんなに傷がついたか、崩れ去った夫婦生活にどんな思いを抱いているのか、
私には主人を思いやる気持がなかったのです。
それに気がついた私はつくづく自分が嫌になりました。生きていく価値も無いと思った
のです。
こんな時でも携帯が気になります。テレビ電話の内容と私の恥の記録です、主人には
知られたくありません。そしてこの携帯は私と佐伯の関係の印そのものです。ハンマー
で打ち壊しメモを添えてテーブルの上に置きました。主人の書斎に行きます、主人の
パソコンを開けます。死のうと思っても、私の事が何か記されていないか気になったの
です。主人のパソコンにはパスワードが設定されていません、主人には私に知られて困る
秘密がないのです。
行動の記録のファイルを開けました。仕事とプライベートの記録が日付順に書かれて
います。10月17日の記録が目に飛び込んできました。こう書いてありました。
10月17日:夜遅く帰宅。妻異変。ホテルに宿泊
10月19日:興信所に依頼
主人に見られていたのです。メス犬になった私を見たのです、その場で殺されても
仕方がなかったのに主人は何も言わずにホテルに泊まったのです。こんな時でも
私を気遣ってくれたのです。
私に選択の余地はありません、こんな女は主人の傍にいる価値はないのです。
私の命で主人の傷を購うしかありません。
バスルームで汚れた体を清めます、主人に渡された下着を履き、主人のお気に入り
だったベージュのスラックスと真っ白なブラウスを鏡の前のストールの横に揃えます。
鏡の前に座ります。主人が好きだった長い髪はもうありません。少しでも長く見せようと
必死で髪を梳かします。目の下に少しくまが出ています。こんな顔を主人に見せられ
ません、ファンデーションで隠します。
貴方が好きだったパールピンクのルージュ、これをつけた唇に
貴方もう一度キスして欲しい。
貴方が好きだったライトグリーンのアイシャドー、自慢の長めの睫には
少しきつめにカールをかけて、
貴方もう一度見つめて欲しい。
両頬にはライトオレンジのチークをつけて、
貴方もう一度頬ずりして下さい。
主人が好きだった薄めの化粧、以前に戻ったような気がします。楽しかった事が次から
次へと思い出します。もう戻れないのです。抱きしめて欲しいと願っても、それはもう
叶わないのです。
薄化粧した私の顔を眺めていると涙が止めども無く溢れてきます。
『洋子、死ぬつもりなの?』
『死にたくない。』
『そうね』
『圭一さんにもう一度、抱きしめて欲しい』
『そうね、私も抱きしめられたい』
『でも、もう無理だわ』
『明ちゃんはどうするの?』
『あぁ明子、こんなママを許して。もう貴方のママでいる資格もないの、
貴方にも死んでお詫びをします、貴方にはパパがいます』
『決心したの?』
『ううん、本当は怖いの。でも他に道はないの』
『私も一緒に死んであげる』
薬箱から睡眠薬を出しコップの水で一気に飲みました。
- 2014/08/17(日) 13:48:02|
- CRの妻・洋子
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主人を追いかけて夜行で帰ってきた事を説明します。主人は細かい事を私に尋ねます。
ー どうして佐伯と腕を組んで歩いていたのか? ー
ー 何故、主人の電話に出なかったのか? ー
私は主人からの電話には出なかった。いいえ、佐伯に携帯の電源を切るように言われて
いたのです。仕事の時は私用の携帯の電源は切るべきだと、そう佐伯に言われていた
のです。主人から指摘されます。俺が死んでも娘の明子が死んでもお前には連絡が
出来ないのだと、佐伯に抱かれている間に俺に明子に異変があってもお前は平気
なんだと。佐伯とこう言う関係になっても明子の事は考えた事はなかったのです。
明子の名前を聞いてあらためて現実の世界に引き戻されました。今頃、事の重大さ
に気がついたのです。
主人にはそんな細かい事はどうでも良い筈です。確証が無いと行動しない主人の事です。
大阪まで来たのは何か証拠を掴んでの事だと思います。主人が核心に触れないのは
私が言い出すのを待っているのでしょうか?でも私の方から言い出す勇気はありません。
そんな時、佐伯から家に電話があります。主人に出てもらいます。佐伯の電話で主人は
納得したわけではないでしょうが、解ったと言って主人は電話を置きました。
主人は2階に上がり封筒を持ってきました。
「これを見てみろ」
封筒には興信所の名前がありました。中身を見るまでもありません。私と佐伯の不倫
の記録です。この封筒を見た時に瞬時に過去の色々な事が頭を駆け巡りました。
ー A亭での食事の帰りにどうして佐伯の車に乗ってしまったのでしょうか?タクシーで
帰れた筈です。ー
ー 初めての大阪出張の帰り際に佐伯から渡された写真をどうして主人に見せ、説明
を聞かなかったのか? ー
ー 2度目の大阪出張を一旦断ったのに、佐伯に脅され受けてしまった。この時点なら
主人に相談出来た筈です。ー
今考えても仕方の無い事が浮かんで来ます。その時そうしなかったのは主人とでは経験
出来なかった性の快楽を知りたかったのです。主人に解らなければといいと思ってしまった
のです。
興信所の報告書を見せられて、私に反論出来る術はありません。せめて写真を見せる
だけです。バッグから写真を取り出し主人に見せました。
「この写真がどうかしたか?」
「貴方と松下さんが写っているわ」
「Uホテルに食事に行った時の写真だな。たまには松下さんを誘って外食する事
がある。それがどうかしたか?」
「入る時と出る時の時間が」
「時間?この写真では3時間ホテルに居た事になってるな」
ホテルを出る時、由美子さんは嬉しそうに主人を見上げています。主人は私が何を
考えていたのか解ったようです。
「洋子、君は私と松下さんに食事以外に何かあったと思っているのか?」
「3時間も居て、松下さんはあんなに嬉しそうな顔をしてる」
「馬鹿な。僕は浮気なんかした事もない。しかも松下さんは内の社員だ。そんな人に
手を出すわけがないだろう」
「・・・・・」
「つまり、君はありもしない僕の浮気に復讐したわけだ」
主人は2階からノートパソコンを持ってきます。パソコンには主人の過去の行動も全て
記録されています。
写真の日付の7月11日には主人は台湾にいた事、由美子さんとUホテルで食事をしたのは、
7月10日である事、しかもその日は台北行きのフライトに乗る為にホテルは13時前に
出なければならなかった事を説明されます。しかも11日には私は台北のホテルに電話
をかけ主人と話しをしているのです。主人に指摘されるまで忘れていました。
「佐伯が偽造したんだな、お前の気を引く為にな。お前もお前だ、どうして
俺に聞かなかった?」
「・・・・・」
「そうか、聞く必要もないか。佐伯の言う事は全部信用できるからな。
元々お前は佐伯に抱かれたかったんだ、写真を言い訳にしただけだ。違うか」
私には主人に答える言葉がありません。馬鹿だった私、ただ黙って泣いているしか
ありません。
「洋子、お前は俺との事は全て忘れているようだな。めったにくれない電話をかけて
くれた事も、10月17日の事も。もう俺との事はどうでも良くなったみたいだな」
「・・・・・」
「佐伯の事は何でも聞けるんだ。携帯の電源を切れと言われれば切る、スカートを
はけと言われればはく、髪を短くしろと言われれば短くする。お前はもう佐伯の
女なんだな」
「違います。許してください、私が悪かったんです」
「私が悪かった?それで済むのか?佐伯は悪くないのか?」
「いいえ、そんな意味ではありません」
暫く沈黙がありました。主人の次の言葉が怖いのです、別れると言う言葉が怖いのです。
「この写真は預かっておく、それと携帯もよこせ」
佐伯に専用の携帯を渡されていた事を主人が知っているとは思いませんでした。自分の
携帯を渡します。
「これではない。佐伯との連絡用の携帯だ」
「そんな物ありません」
この携帯だけは主人に渡せません。テレビ電話の内容が記録されていると佐伯に言われ
ています。佐伯に命じられての犬のような私のオナニー、佐伯とのやり取りの記録、
全て主人に見られてしまうかも知れないのです。佐伯との関係が主人に知れてしまっても
その全てを知られたくありません。それは私の恥の記録です、メス犬の記録です。
「まあいい、お前達にはもう用なしのものだ」
主人はもう携帯の事には触れません。
主人はテーブルに2つの小さな箱を置きました。
「お前達がいつも使っていたものだ」
「・・・・・」
「解らないのか?経口媚薬と塗布媚薬、しかも非合法のな。全くお前達は、
セックスに狂った変態だな」
「知りません、私そんなもの知りません」
「塗られて知らないわけがないだろう?」
本当に知らなかったのです、こんなに気持がいいのは佐伯が上手だから、佐伯が私の
事を思っているから、そして私の気持も佐伯にあるからだと信じていました。薬を
飲まされていた事は、この時初めて知りました。卑劣な佐伯に愚かな私は、そんな事
を知らずに、溺れてしまったのです。佐伯を殺して自分も死ぬ、そんな気持も湧きました。
愛しているから抱いてくれる、愛されているから抱かれる、ずっとそう思っていました。
いいえ、そう自分を思い込ませていただけかも知れません。そう思わなければ佐伯との
関係を続けられなかったのだと思います。
- 2014/08/17(日) 13:46:53|
- CRの妻・洋子
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主人だったのです。主人が二人の前に立ちはだかったのです。
「貴方、どうして此処に?」
主人は私を見ていません。
「佐伯、俺が解らないのか?」
佐伯も主人が解ったようです。二言三言、言葉を交わした後、主人は佐伯の顔面を
拳で打ちます。その後、佐伯の急所を蹴り上げました。佐伯は蛙のような声を出し
その場に蹲りました。
やはり主人は知っていたのです。この場で全て告白したい、そう言う思いに駆られました。
「貴方、聞いて」
「聞く事は何もない、もう帰ってこなくていい。佐伯と乳繰り合ってろ」
「佐伯、お前の女だ。可愛がってやるんだな」
起き上がった佐伯に捨て台詞を残して主人は去って行きました。一瞬私の方を
振り向いた主人の目には涙が毀れていました。
私は主人を追いました。タイトなスカートとハイヒール、主人の足には追いつけません。
「貴方、待って下さい」
精一杯叫んだ声は主人の耳には届いても、心には届かなかったのです。主人は足早に
に人ごみの中に消えていきました。
主人は来てくれました。どんな形にしろ来てくれたのです。連れ戻して欲しかった、
腕を掴んで引っ張って行って欲しかった。でも主人は去って行きました。主人の後姿
に私への決別の印が見えました。秋の風が主人の背広を揺らめかせています。はらはらと
公孫樹の葉っぱが舞い落ちてきます。
主人の後を追わなければと気持が焦っても、後には蹲った佐伯がいます。私は佐伯
の肩を担ってホテルへと戻りました。
「帰るのか」
「まだバレていない筈だ。明日朝ご主人に電話する」
「もう電話しないで下さい。もう主人は知っています、
それで主人が来たのです」
自分の荷物を纏めて新大阪へと急ぎました。駅に着いた時にはもう東京行きはありません。
名古屋停まりの新幹線に乗り、そこから夜行列車で東京まで帰りました。
6時半に家に着きます。主人はリビングのソファーで上着を脱いだだけの姿で眠って
いました。テーブルにはウイスキーの瓶とグラスが置かれています。私の事を考えて
酔い潰れて眠ってしまったのでしょうか。暫くその姿を眺めていました。自然と涙
が出てきます。
ー 貴方済みません、私のせいでこんなにしてしまって ー
私は恐る恐る主人に声を掛けました。まだ主人には佐伯の事が解っていないと自分に
信じ込ませようとしている私がいました。目が覚めた主人は一瞬、私がどうして此処に
いるのか解らないようでした。
- 2014/08/17(日) 13:45:24|
- CRの妻・洋子
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10月17日、それは25年前主人と私が始めて会った日です。主人と私の大学での対抗
水泳大会の初日でした。忘れていたわけではありません。佐伯とこうなってしまって
思い出す事がなかったのです。主人と出合った大切な日が遠くに行ってしまったのです。
主人は覚えていてくれました。私の事を疑いながらもこの日を大切に思っていてくれた
のです。それなのに私はテレビ電話で佐伯に指示されながらオナニーに耽っていました。
主人の思いが嬉しくて、私の行為が情けなくて涙が出てきます。押さえ切れなくなり、
テーブルにつけふして泣き崩れました。
「どうかしたのか?」
「嬉しいんです。それなのに・・・」
「特別な記念日でもなんでもない、君はこのところ忙しかった。
忘れる事もあるさ」
こんな私を主人は気遣ってくれます。こんな時でも時間が気になります。佐伯との
約束の10時にもう直ぐなります。私は決心します。電話に出てもう断ろうと。
トイレに行きます。
「佐伯だ。もう四日も洋子を生の洋子を見ていない、
今日も君のオナニーが見たい。善がるところをたっぷり見せてくれ」
「出来ません。昨日もうしないと言ったわ」
「昨日は昨日だ。今日は気が変わった」
「絶対に出来ません」
「まあ仕方がないか、今日のところはいい。
その代り月曜日にたっぷり可愛がってあげよう。
それから火曜日と金曜日は出張だ」
「もう出来ません、出張にも行けません」
「来週は都合が付かないのか?」
「いいえ、違います、もう止めたいのです。もう会社も辞めます」
「それは困ったな、ご主人にお伝えしなければいけないな。それに
録画してあるテレビ電話のファイルを会社の皆に流さなくてはな」
「そっそんな酷い事しないで下さい」
「みんな喜ぶぞ、洋子の善がる顔は絶品だからな」
「酷いです。止めてください」
「じゃ来週はいいんだな。予定通りだぞ」
「解りました」
以前も録画してあるテレビ電話を楽しんでいると言われていました。佐伯の持って
いる携帯は私のものと同じです。取扱説明書を読んでもテレビ電話の録画機能の事
はどこにも書いてありません。でも何か方法があるのでしょう、佐伯はそれを録画
していたのです。断りたかった。主人に言われるのは仕方がありません、私が主人
に責められて離婚されても仕方の無い事です。でも会社のみんなに知らされるのは
耐えられません。主人も後ろ指を指されて生きてゆく事になります。これからも佐伯
に抱かれるしかないのです。
私は佐伯を愛している、佐伯も私を愛してくれている。だから抱かれている、そう
思っていました、そう思い込ませていました。でもそれは脆くも崩れてしまいました。
佐伯は私の事など何とも思ってはいなかった。只の遊び相手、それだけの事だったの
です。私の中にいた佐伯が嘘のように消えていきました。
トイレのドアー越しに主人の声が聞こえます。今日は疲れたからもう寝る、そう言った
主人は寝室へと階段を上がっていきました。一人リビングに残された私はただ茫然
としているだけです。何故こんな事になってしまったのでしょう、私にはもう明日が
ありません、主人との未来がなくなってしまったのです。浮かんでくるのは死ぬ事
でした。でも自殺する勇気もないのです。
日曜日の朝、いつも主人が用意してくれる朝ご飯がありません。当たり前の事です。
主人はもう気が付いています。こんな妻に食事を用意してくれる夫がどこの世界に
居るでしょうか。私が用意しました。でも手をつけてくれません。主人は自分で
コーヒーを煎れ、新聞を少し読んだだけで席を立ちました。
「どうされたのですか?具合が悪いのですか?」
「いや何でもない、見たい映画があるから見てくる。
体が鈍っている、その後水泳に行ってくる。晩飯も要らない」
「昨日の夜の事、怒ってるんですか?」
「いや。それから来週は台湾のメーカーが来る。朝も夜も食事は要らない」
主人は休みの日はいつも私に時間を作ってくれました。朝から晩まで私と一緒に過ごして
くれました。私はもう主人から見放されたのかも知れません。私は勝手な女です、淫乱で
エゴイストで、どうしようもない女です。主人は由美子さんと楽しくすごしているのかも
知れない、そんな事を思ってしまうのです。
主人は7時ごろ戻りました。ただいまの声も掛けてくれません。バスに入った後、リビング
で少しお酒を飲んで直ぐに自分の部屋に行きました。私にはおやすみも何の言葉も掛けて
くれません。
月曜日の夜、佐伯に抱かれます。主人には残業で遅くなると言ってあります。
止めたいと言った筈なのに、抱かれると安堵感に包まれます。中に精を放たれ何度
も絶頂に達します。心では止めようと思っても、体が佐伯の愛撫に反応してしまう
のです。完全に佐伯の女に成りきっていたのです。佐伯の本性が解っても次を期待
している私がいるのです。
「洋子、口ではもう止めたいと言っても、体はこの通りじゃないか。
もっと素直になれ、ばれたら俺のところに来ればいい」
「・・・・・」
その夜遅く帰っても、主人はまだ帰っていません。
11時頃主人が帰ってきました。険しい顔をしています。
「貴方、どうかされたのですか?」
「ああ、少し疲れただけだ」
「あのぅ、貴方、今日急に出張が決ったの。明日、大阪で一泊、
それから金曜に金沢で一泊なの、行っていいですか?」
「仕事だろ、勝手にしろ」
こんな険しい言葉を聞いたのは初めてでした。寂しさがつのります。
もう主人は私の事に気がついている、でも主人の気持を思いやれないでまだ佐伯に
抱かれようとしている私。主人がベッドについた後、睡眠薬を飲んで眠ります。
火曜日の朝、私が起きた時にはもう主人はいませんでした。主人に打ち明ける事も
出来ず佐伯に抱かれる為に大阪に行く私、主人に申し訳無いと思っている私とメス犬
の私、どちらも私です。死と言う言葉が大きくなってきます。でもメス犬のままでは
死にたくありません。そんな事を思っても、佐伯の腕の中にいると私のメス犬は目を
覚まします。帰りの新幹線の中では佐伯の肩に頭を預けて眠っていました。
水曜日8時頃帰宅しました。ベッドの支度をしようとして二人の寝室に行きました。
主人のベッドがありません、主人のものは仕事部屋に移されていました。
主人は2時頃帰りました。一言もなく仕事部屋に行きました。私から声を掛ける事は
出来ません。せめて出来る事は主人より早く起きて、主人より遅く寝る。朝晩の食事
を作らなくていいと言われていても用意する事でした。
木曜日、朝5時に起きて朝ご飯を作ります。主人は一瞥もせずに出かけました。木曜日
の夜、主人はついに帰宅しませんでした。もう私達は終ってしまったのかも知れません。
いいえ私が壊したのです。
金曜日に佐伯に抱かれ土曜日の夕方家に帰りました。主人はベッドで寝ています。
「ただいま、お疲れのようですね、大丈夫ですか?」
「いや、昨日徹夜で少し眠かっただけだ」
お粥を作りダイニングのテーブルに用意して主人に声を掛けます。
「いや、要らない」
主人から返ってくる言葉はそれだけです。今日もまた、最近常用するようになって
しまった睡眠薬を飲んで眠りました。
月曜日、主人が12時頃帰宅しました。私の顔をじっと睨みます。そのまま仕事部屋に
行きました。
『解っているのなら、責めて下さい。早く打ち明けさせて下さい』
いつもより沢山の睡眠薬を飲んで眠りました。
火曜日、課長から明日大阪へ出張してくれと言われます。佐伯と一緒です。
私には断る気力も理由もありません。
その夜、主人に伝えます。
「そうか、勝手に行けばいい」
一瞬、主人の顔色が変わりました。いつもの口調と違います、何か怖い感じがしました。
仕事で来た出張ではありません。私を一晩中抱く為に佐伯が作った空出張です。
6時過ぎ着替えをすませて、佐伯と二人でホテルを出ます。ホテルのエントランスを
出て佐伯と腕を組んで歩いていました。通りの向こうから横断歩道を横切って一人の
男の方が走ってきます、そして二人の前に立ちはだかりました。
- 2014/08/17(日) 13:44:03|
- CRの妻・洋子
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ホテルに入ります。佐伯は無言で自分の部屋へと向かい、ドアーを開けます。
「洋子も入るんだ」
「自分の部屋でバスを使いたいんです」
「そんなものは後でいい」
佐伯の指示に従います。
佐伯はドアーを閉めいきなり口づけをしてきました。
「俺と会った時の挨拶を教えてあげよう」
「先ず、上着とワイシャツを脱がせなさい」
私は脱がせたものをハンガーに掛けました。
「次はズボンとパンツだ」
佐伯は仁王立ちで立ったままです。佐伯のものは硬く天を向いています。
佐伯のものを見つめ圧倒され、ただ見つめているばかりでした。
「何をしている、解らないならこうしてやる」
佐伯は自分のものを掴み、膝立ちさせられた私の頬を打つのです。頬を竿の部分で
叩きます、正面から私の顔を突きます、首筋をなぞります。打たれている内にこれ
にお仕えしなければいけない、気持良くなって頂かなくてはいけないと言う思いが
私を支配します。佐伯にではありません、このおチンポ様にです。このおチンポ様
を気持良くする為には何でもしなければいけないのです。
この時、私が元々秘めていたMが一気に開花したのです。
佐伯は私の口に突き立てます。私は縋る思いで、口に含んだそれを夢中で舐め吸い
ます。両の乳首で佐伯のものを擦ります。何をしても足りません。夢中で佐伯の
ものにお仕えしていました。上から声が降りてきました。
「洋子、凄いぞ。堪らない、もう止めてくれ」
そのままベッドに連れて行かれ、佐伯のものを受け入れたのです。初めて佐伯に
抱かれたのです。最後に主人に抱かれてからもう2ヶ月以上も経ちます。私のその
部分は喜びに溢れていました。
「行くぞ、ゴムを着けるのは主義じゃない。中でいいな」
「はい、中に下さい」
この日私は安全日でした。中で佐伯の精を受けました。佐伯の精は壁を打ちます、
打たれた私のものはヒクヒクと震えます。大量の精です、膣の中では納まりきらず、
外まで溢れ出てきます。私は充足感に満たされました。佐伯の女になってしまたの
です。
それから夜明けまで何度も抱かれます。口の中にも、顔の上にも。
佐伯に言い渡されました。
「これからも中に欲しければ、工夫するんだな」
その後、ピルを常用するようになりました。
佐伯に抱かれて本当のセックスを知ったような気がしました。佐伯から誘われるの
を待ち焦がれるようになります。佐伯が大阪赴任中は、私が大阪出張の名目で佐伯
の常宿のホテルで抱かれるか、佐伯が本社に整理・報告で帰社した時に抱かれるか、
一週間に一二度は抱かれていました。
大阪赴任が終わり、本社勤務になってから毎日のように誘われました。佐伯に溺れ
ていたとは言え、それは出来る事ではありません。佐伯に指示をされます。
ー 毎日抱かれなくてもいい、その代わり抱けない日は、テレビ電話で君の
オナニーシーンを見せてくれ - と。
それからは、抱かれない日は佐伯の電話を待ち受けるようになります。決められた
時間に主人が傍に居る時は、主にトイレで待つようになりました。トイレ、家事室、
キッチンはリビングからかなり離れています。長い時間リビングを離れていても、
不自然ではありません、主人に変に思われる事もないのです。
佐伯に指示されるがまま、テレビ電話で見られながらオナニーをするようになりま
した。佐伯に言われるまま乳首、クリトリスを慰めるのです。俊夫さんと呼びながら
達してしまうのです。
自分でも佐伯好みの女に変わって行くのが解ります。常用していたスラックスも
ヒップが触りづらいからと、会う時はスカートをはくように佐伯に指示されます。
佐伯に指示されるのが嬉しかったのです、佐伯好みの女に変わって行く自分が
心地良かったのです。
一週間に一度は出張でホテルで旅館で佐伯に抱かれている私、出張以外にも残業、
会議の名目で郊外のラブホテルで佐伯に抱かれている私。私の体は、佐伯の手に、
口にそして佐伯のものに馴染んでいきました。
口経媚薬、塗布媚薬を使われているとは知りませんでした。私の体は佐伯によって、
作りかえられていたのです。この頃の私は会社の行き帰り、車の中からズボン越しに
男の方のヒップ、前の膨らみを見ただけで佐伯のものを思い出します。いいえ何方の
ものでもいいのです、男の方のその物に縋りつきたくなってしまいます。車の中で
一人で乳首を慰めていました。
こんな生活が二ヶ月、三ヶ月も続きました。淫乱な欲情のとりこにされてしまった
のです。私が最初の大阪出張から帰宅し、その夜、主人を拒んで以来、主人はもう
夜声を掛けてきません。家事をしている時も、テレビを見ている時も、ベッドに入
ってもふと我に帰る時がありました。私は何をしているのだろう?私は主人を愛し
ている筈なのに。眠れなくなった私は睡眠薬も常用するようになりました。
主人は私の変化に気が付いているのでしょうか?気が付いていても知らぬ振りを
しているだけなのでしょうか?佐伯に抱かれるようになってからも、主人は休日
には朝食と食後のコーヒーを用意してくれます。
ある休日の朝、コーヒーを頂いている時の事です。
「洋子、悪いが君が睡眠薬を飲んでいるところを見てしまった。何か変だぞ、
仕事が辛いのか?」
「ええ、最近、仕事が増えたし、それに神経を使う仕事が多いの。
御免なさい、ご心配掛けて」
「出張も残業も多すぎるんじゃないか?辛ければ辞めてもいいんだよ」
「それに最近スカートが多くなったな」
「えっ、これは課長さんに言われたんです。お客さんや業者さんと会うときは
スカートの方が良いって、その方が好感を持たれるって」
「最近はそんな事無いはずだがな。スラックスも立派な仕事の正装着だ」
「でも課長さんに言われると逆らえません」
「髪も短くしたな、僕は長い髪が好きだった」
「こっこれは、農場に行ったら埃まみれになるから、その方がいいと思って」
「君は僕以外の人の言う事は素直に聞けるんだな、仕事の為なら何でも出来るんだ」
「そんな事ないです、仕事だから嫌とは言えません」
「そうか、男でも出来たか。勝手にしろ」
主人は変化に気がついても、それ以上私を責めません。圭一さん、洋子を許して下さい。
その後主人はもう私の変化には触れてきません。以前と変わらない態度で私に接して
くれます。私がこんな事をしておきながら、どうして私をもっと責めてくれない
のか、私の事はもうどうでも良いのか、もう関心がないのか逆に寂しい思いがつのり
ました。
いつか佐伯に抱かれた時に、結婚をほのめかされた事があります。気を引く為に
言っただけかもしれません。でも私は本当に佐伯に愛されているんだと思い込んで
しまいます。佐伯との情欲にのめり込んでしまいました。多い時は一週間に三度も
抱かれます。
佐伯から抱かれる予定を聞かされると、その日を待ち望んでいます。でも家でご飯
の支度をしている時、洗濯をしている時、主人の世話をしている時、主人がリビング
で寛いでいる時、死んでしまいたい自分がいます。主人に解ったら、もうこの家
には居られない。早く主人に見つけてもらいたい、主人に見つかって早く終らせて
しまいたい。家の外にいる時の私と家に帰ってからからの私と、全く違った二人が
いました。
佐伯に抱かれる時は、ホテルに行くまではこれで終わりにしたいと思っている私
がいます、でもホテルを出る時は佐伯に欲情を沈めてもらい又次に抱かれるのを
期待している私がいます。
そんな爛れた生活が3ヶ月も続いたでしょうか、女の部分に何か違和感を覚えました。
手鏡で見てみました。何と言う変わりようでしょうか、あの部分は赤く爛れ、捲れ
上がっていました。心も体も佐伯に変えられてしまったのです。引き返そうと思って
も、もう引き返せないのです。
水曜日から主人は三泊四日の予定で台湾に主張です。水曜日に出て、土曜日に帰る
事になります。佐伯もアメリカに出張です。木曜日に発って日曜日に帰る予定です。
水曜日の夜、朝まで佐伯に抱かれます。いつもは私の中に精を放つのですが、この時
はコンドームをつけています。次の朝、小さな紙箱に入ったガラス瓶を渡されました。
金曜日の夜、電話した時に開けなさいと指示されます。
金曜日の夜8時ごろ、佐伯から電話があります。
オナニーを指示されます。
「本当にもう出来ません。主人も気がついているみたいです」
「丁度都合がいい。僕から話そう、洋子をくれと」
「止めて下さい。そんな事されたら私は・・・・・」
「洋子は俺を愛しているんじゃなかったのか」
「愛していません、私が愛しているのは主人だけです」
「ふーん、そうか。涎を垂らしながら好き、愛していると言ったのは
洋子じゃなかったのか」
「あっ、あれは」
「まあいい、これを最後にする。もうしないから今日は頼む」
「本当ですか」
「そうだ」
瓶の蓋をとり、中身は佐伯のザーメンである事が解りました。明日主人が帰ってきます。
寝室のドアーを閉めたままではこの匂いで主人に解ってしまうかも知れません、
ドアーを半分開けておきました。佐伯に指示されるまま、乳首にザーメンを塗りたくり、
膣に擦り、小皿にあけたそれを犬のように舐めながら、逝ってしまいました。
人間性の欠片もありません、佐伯に飼われたメス犬になってしまったのです。
オナニーの興奮から覚めた私は抜け殻のようになっていました。情欲の虜になって
しまった女、醜いメス犬になってしまった女、こんな変態女は死んでしまえばいいの
です。主人の事を思い浮かべます。もう許してもらいようも無い事をしてしまいました。
佐伯とは何があっても決して会わない、そう決心しました。主人には許してもらおう
とは思いません。でもどうお詫びしたら良いんでしょうか、睡眠薬を飲んで泣きながら
眠りました。
土曜日の4時ごろ、主人が帰宅しました。いつもと表情が違います、とても疲れて
いるように見えました。直ぐバスに入り、出てきても用意した食事には手をつけて
くれません。用意したつまみでビールを飲んでいます。主人は無言です。主人の顔色
を窺いながら、私は編みかけの毛糸のマフラーを編むとも無しに編んでいました。
佐伯との事がなければ、普通の平和な風景がそこにありました。
主人はリボンで結んだ小さな包みをくれました。
「台湾で買ってきた」
「有難う。開けて良いですか?」
ブローチでした。
「君の好きなダークネクタリーによく似ている」
「そうですね、着けてみるわね」
ピンクのブラウスに着けました。真ん中の大きな紫水晶とその回りの小さな水晶が
ピンクにとても合っています。
「素敵、有難う貴方」
「本当は昨日渡したかった。だが昨日はまだ台湾だ」
どうして昨日渡したかったのでしょうか。私は昨日10月17日が何の日か忘れていました。
- 2014/08/17(日) 13:42:19|
- CRの妻・洋子
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それでも私に迷いはありません。今度の金曜日の出張は断るつもりでした。私の
ただ一度の過ちと由美子さんを抱いた主人。この二つを相殺するつもりはありま
せん。女の私の過ちの方が罪は重いと思います。それでも私の心は少し軽くなるの
です。
水曜日の朝、会社の駐車場に車を止めると携帯がなりました。
「佐伯だ。車の運転か?今話しても大丈夫かな」
「はい、今駐車場に停めたところです」
「そうか、今度の金曜日来てくれるんだな?」
「いいえ、お断りしようと思ってました」
「何か事情があるのかな?」
「いいえ。でも、もう・・・・・」
「そうか、仕方がないな」
「では行かなくてもいいのですね」
「来なくてもいい。その代り、ご主人に君が凄く感じたこと、俺のチンポ
を夢中でしゃぶってザーメンを喜んで飲んだ事、お伝えしなければいけないな」
「そんな事やめて下さい」
「そう言う訳にはいかない。君のような敏感な体をご主人は充分に
使っていない。勿体無い。ご主人が可愛そうじゃないか。洋子がどうしたら
喜ぶか、僕にはご主人に教える義務がある。ご主人もきっと喜ぶ筈だ」
「そんな事しないで下さい」
「では来てくれるんだな」
「・・・・・」
「僕はどちらでもいい。よく考えて課長に返事をしてくれ」
会社に着くと課長が言います。
「宮下君、先方の段取りもあるから、返事は12時までに頼む」
机に向かっても仕事が手につきません。仕事が終われば直ぐに帰れば良かった。
帰らなくても、写真を見せられた後、部屋に戻れば良かった。もう取り返しが
つかないのです。今主人に話されて一度の過ちを許してもらうのか、それとも
主人を騙しながらこれからも佐伯に従うのか、いくら考えても結論は出ないのです。
主人に解ってしまうのが怖い、そちらの方を選んでしまいました。佐伯に従う事
にしたのです。
「課長、今度の出張行かせて頂きます」
「良かった。僕も助かる」
家に帰ってもソファーに座っているだけで、何も手につきません。夕食を外で済ま
せた主人は10時ころ帰ってきました。
「ただいま、どうしたそんなところで考え込んで」
「貴方、また今度の金曜日出張なの」
「またか、いやに多いな。それで考え込んでたのか。辛いんなら
会社を辞めてもいいんだよ」
「一旦決めたから、続けます」
「そうか、頑張ってみるんだな。しかし本当に出張の事だけで考えこんでたのか?」
「はい」
「悩み事があったら言えばいい」
主人は私の顔を覗きこみました。佐伯との事を話してしまおうかと思いました。
でも結局言えなかったのです。
金曜日、大阪へ出張です。現地のスタッフの方が私を迎えに来てくれる事になって
います。新大阪駅のタクシー乗り場でお待ちしていました。2時の約束でしたが、
2時を少し過ぎた頃、高級車に乗った佐伯が現れました。
「宮下さん、悪い。急に先方の都合がつかなくなって農場の見学はキャンセルに
なってしまった」
「では私は帰らなくてはいけないですね」
「いや、それでは君にすまない。僕も時間が余ってしまった。
もう一つの契約候補の農場がある。そこを見るだけでも見てもらおう。
これも仕事の一環だ」
仕事ならお断り出来ません。佐伯の車に乗せられました。連れて行かれた場所は
六甲の中腹でした。10ヘクタール位の広大な畑がありました。日当たり、風通し
も申し分なく、水はけもいいようです。それより感激したのはこの見晴らしの良さ
です。大阪湾が一望出来、淡路島も海の彼方に浮かんでいます。暫く見とれていま
した。
「どうかな?」
「素晴らしいですね。ここなら美味しい作物が一杯採れそうですね」
「それだけでも君に見てもらった甲斐がある」
「いい農場が出来ればいいですね」
「もう5時も過ぎたか。そうだこの近くに美味しいレストランがあるそうだ、
少し早いが、折角だから寄って行こう」
美味しい食事と窓から見える眺望、ワインも頂き気持が高揚してきました。
食事が終わり車に乗せられます。運転する佐伯はワインを飲んでいません。
「駅まで送って頂けるのですか?」
「もう7時だ。遅くなるだろう、今日は泊まっていけばいい」
「遅くなっても帰りたいのです」
「2日前の電話を忘れたのかな?ご主人が喜ぶぞ」
「・・・・・」
「いいな、泊まるんだ」
佐伯に従うしかなかったのです。車は佐伯が常宿にしているシティーホテルに向か
います。車中、体が火照ってきます。佐伯がワインにしのばせた媚薬が効いてきた
のです。私の女の部分がジンジンしてきます、車の振動でブラに擦れた乳首も疼き
だしました。
佐伯は私の体の変化を知ったのです。
「どうした?体が疼いているのか?泊まると聞いてもう欲しくなったか?」
「・・・・・」
「俺のチンポを触ってもいいぞ」
「・・・・・」
「聞こえなかったか?触れと言っているんだ」
佐伯のものをズボン越しに触ります。まだ硬くなっていません、軟らかいのです。
「たたせてくれないか」
「・・・・・」
「言われなければ解らないのか?直接だ」
ベルトをはずし、トランクスの中に手を入れ、佐伯のものをそっと外に出します、
両手で包みます。皮を上下に擦ります、亀頭にそっと触れ優しく摩ります。佐伯
のものはまだ濡れていません。これで佐伯が満足する訳がありません。私は佐伯
のものに顔を近づけ唾を垂らします。その時、佐伯の男の匂いが私の鼻を刺激し
ます。その匂いは私の欲情を引き出したのです。頭ではいけないと思っても、それ
を見ると、匂いを嗅ぐと押さえられなくなりました。堪らなくなり佐伯のものを咥
えます。キャンデーを舐めるように舌を這い回します。
「食べたくなったのか、こんなところで。俺が運転できなくなる。
もうすぐホテルだ。それまでお預けだ、握ってるだけにしろ」
車は大阪の繁華街を走っています。赤信号で停まる度に人の波が車の横を通りぬけ
て行きます。見られているかも知れない、そんな思いが私を益々興奮させました。
片方の手で佐伯のものを握り締め、もう片方の手で自分の乳房を慰めていました。
ホテルで始まる事を期待しながら。
- 2014/08/16(土) 15:32:34|
- CRの妻・洋子
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佐伯にあそこを舐められながら私は泣きぬれていました。主人に後ろめたい事を
してしまったと言う思いと、ここまで来て佐伯を拒んでしまい申し訳ないと言う
思い、その二つです。
「なんで泣いてる?」
「こんな事になって済みません」
「いいんだ、今日はこのままお休み」
佐伯は優しく私を包み込むようにして抱いてくれます。佐伯の胸で眠ります。
『洋子、私との約束はどうしたの?』
『約束は覚えているわ、最後まで抱かれなかったわ』
『何をごまかしてるの。同じ事でしょ、佐伯の指で感じて、ザーメンまで飲んで』
『違うわ、貴方だってあの状況じゃそうなると思うわ』
『ならないわ、圭一さんに済まないと思わないの?
それに何あれは?佐伯のベッドで朝まで眠って、
抱かれるより尚酷いわ』
『偉そうに言わないで、二言目には圭一さん、圭一さんって。
圭一さんも由美子さんを抱いて寝ているわ。もう出てこないで』
もう一人の洋子に私は言ってはいけない事と言ってしまいました。その裏には今度
佐伯とこう言う機会があったら抱かれる覚悟の私が居たのです。もう一人の洋子も
私に愛想をつかしたのでしょうか、暫く出てくることはありません。
翌朝、佐伯とホテルのレストランで朝食をとりました。写真を渡されました。主人
と由美子さんがUホテルに入る時と出る時の2枚の写真です。
「何か心配事がある時はこの写真を見ればいい、いつでも僕は君を守ってあげる」
新幹線のグリーン車に乗ります。色々な思いが駆け巡りました。
主人に対する背徳感、最後まで抱かれていないとは言え、佐伯の指で達しました、
佐伯の精を飲み干しました。佐伯の胸で朝まで眠ってしまったのです。主人に
申し訳ない思いが一杯でした。
佐伯に対する違った意味での申し訳なさ、優しくして頂いて、気遣って頂いて、
それでも最後には拒んでしまった。佐伯を傷つけてしまったかも知れない。
私の変わりざま、クリトリスで感じてしまった、膣から流れ出る蜜を吸ってもらい
気持が良かった、男の方の精を飲み干してしまった。すべて初めての経験です。
たった一夜で変わったのです。女の本当の絶頂を知ってしまったのです。主人とは
永遠に味わう事が出来ない絶頂かもしれないのです。佐伯との次の機会を期待して
いる自分に気がつきました。
写真の事を主人に聞こうか迷っていました。でも主人に言えば出所を聞かれる
でしょう。結局、主人には聞かない事に決めました。
そんな事を考えている内に東京駅に着きました。ここからだと自分の家まで2回
ローカル線を乗り継がなくてはなりません。タクシーを使います。
自分の家までタクシーで帰るのも何か気詰まりで、近所のスーパーで降りました。
何かを買う目的ではありません。調味料を少し買いました。
顔見知りの奥さんが声を掛けてくれました。
「あら、奥さん、出張帰り?大変ね。さっきご主人と会ったわよ。
お宅のお花に水遣りしていたわ。優しいご主人で羨ましいわ」
一気に日常に引き戻されました。
スーパーから自宅まで歩いて15分くらいの距離です。自宅が近づくにつれ私の動悸
が高まるのが解ります。主人の顔を見る事が出来ない、主人は私の顔を見て何か変
に思うかしら。ドアーを開けるのを逡巡してしまいます。
思い切ってドアーを開け中に入りました。
「ただいま。ご不自由掛けました」
主人は私の顔を少し怪訝そうに見ています。何か変わったと思っている様でした。
「疲れたのかな、普段と顔色が違うようだな」
「初めての出張だったから、疲れたみたい」
これ以上私の変化には触れられたくありません。お土産を差し出しました。主人は
もうこの事には触れてきません。
夕食中も出張中の事を労ってくれます。話題は出張中の仕事の事でした。
風呂が終わり主人は私をベッドに誘います。私は体の変化を知られるのが怖く拒んで
しまいました。本当は主人に優しく抱いて欲しかった、私を捕まえていて欲しかった。
でもそれが出来なかったのです。この後主人が私を抱く事はありません、誘われる
事さえ無くなってしまいました。やはり主人は何か気がついたのです。私の変化に
気がついたのです。
家に帰り、主人の顔を見て、この次は佐伯に抱かれたい、その昨日の気持が嘘のよう
に引いていきます。もう主人を裏切る事は出来ません。佐伯の大阪赴任はまだ1ヶ月
ほど続きます。この間に心の整理をしなければなりません、主人の元に帰らなければ
なりません。この時の私はそう思っていました。只一度の過ちで済ませたかったのです。
一度の過ちなら主人も許してくれるかも知れません。
次の月曜日、課長に声を掛けられます。
「先週の出張はご苦労様。宮下君のお陰で随分と仕事がはかどったようだ」
「いえ、私は社の仕事をこなしただけです」
「そんな事はない。佐伯部長も褒めておられた」
「そうですか、有難う御座います」
「ついては、また関西の契約農家をもう2件見て欲しい。今週の金曜日だ」
「この課には経験を積まれた方が大勢おられます。私より仕事がはかどると
思います」
「部長の依頼だ。どうしても受けて欲しい。僕の査定にも関る」
「少し考えさせて下さい」
「水曜日までに返事を頼む」
断ろうと思っていました。断って会社を辞めなければならない様な事になれば、
主人の会社で働かせてもらおうと思っていました。
火曜日の午後、会社の社用で駅前のデパートの農産物物産展に出かけました。
私は駅前通りを俯きかげんに歩いていました。女性に声を掛けられます。
「奥様」
女性は由美子さんです。
「由美子さん、気がつかなくて御免なさい」
「いいえ、でも奥様、元気が無いみたいですね」
「先週の初めての出張で、疲れがまだ残っているみたいなの」
「社長も仰ってました。初めての出張頑張ってくるといいんだがって」
丁度、目の前がUホテルです。由美子さんをお茶に誘いました。
「ここのコーヒー美味しいですよね」
「そうね、値段も手ごろだし、雰囲気もいいわね。ここのランチも
美味しいのよ」
それとなく、お昼ご飯の事を話題にします。
「そうですね、社長に何度かご馳走して頂きました、御免なさい」
由美子さんはぺろっと舌を出しはにかみました。その笑顔もとっても素敵です。
「何も謝る事はないわ。お昼ごはんくらい、主人がご馳走するのは当然よ。
ここで仕事の打ち合わせする事はあるの」
「仕事のですか?ありません」
「お客様との打ち合わせは?」
「今まではありません、でもどうしてそんな事お聞きになるんですか?」
「ここなら打ち合わせもスムースにいくのかなと思ったの」
「いいアイデアですね。今度社長にお願いしてみます」
「でもお昼ご飯にはここはいいわね。主人の会社から近いし」
「そうですね、会社との往復の時間をいれても1時間も掛からないですから」
由美子さんは嘘をついています。打ち合わせもなく、1時間も掛からない食事に
3時間も掛けているのです。やはり主人は由美子さんと。
- 2014/08/16(土) 13:15:09|
- CRの妻・洋子
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ベッドで横抱きにされ口づけをされ、また佐伯の愛撫が始まりました。
「洋子のオマンコはもう洪水だぞ、少し冷ましてあげよう」
そう言った佐伯は何か透明なローションのようなものを自分の手の平に垂らして
いました。
「それは何ですか?」
「いや洋子のここはあまりにも熱い、冷まさないと傷をつけてしまう」
私には薬の事は解りません。そんな事より今の私は佐伯の言いなりなのです。
佐伯の言う事なら何でも聞いてしまいます。大量の透明なローションをあそこと
乳首に塗られました。初めはひんやりと冷たい感触が気持がいいのです。時間が
経つ内にジンジンと熱く火照ってきました。
「何だか熱いです」
「それでいいんだ、効果が出てきたんだ」
塗布タイプの媚薬だったのです。そんな事を知らない私は、その効果が出てきた
事を伝えてしまいました。佐伯は私の乳房で遊んでいます。弄ばれている感じが
私には堪らないのです。こんな感じ方は初めてでした。佐伯の指先からどんどん
快感の波が送られてきます。その波が全身に行き渡り、この人のものが早く私の
中に欲しいと思ってしまいました。
佐伯は私の体の上に乗ってきました。私の両足を肩に担ぎ上げます。佐伯のものが
私の中に入ってきました。佐伯は途中で止め私の体から降りるのです。何故だか
解りません。私に何か言い遺してバスルームへと向かいました。佐伯が何を言った
のかはよく覚えていません。
ベッドの上で私は一人取り残されていました。不思議です。あれほど燃えていた
私の体が潮が引いたように冷めていきます、私の頭も覚めていきました。こんな時
に主人の顔が浮かんできました。佐伯に抱かれようとしている私をいつもの微笑み
で私を見つめるのです。そのまま気を失ってしまいました。
戻ってきた佐伯に頬を叩かれ目を覚ましました。
「どうかしたのか?」
「何だか気分が」
佐伯はまた私の上に乗り、自分のものを入れようとします。
「痛い、何だか凄く痛い」
「どうした?」
佐伯は私から降ります。
「どうしたんだ?オマンコが痛いのか?」
「はい、何か刃物で切ったように痛いんです」
「そうか、じゃあ今日は止めよう。洋子はそれでいいのか?」
「はい、申し訳ありません」
「なにも謝らなくてもいい。今日で終わった訳じゃない」
痛いと言ったのはとっさに出た嘘です。主人の顔が浮かび抱かれる訳にはいかない
と思ったのです。佐伯は私の下半身に蹲りあそこを舐めてくれます。
こんな時でも佐伯はすっと引いてくれました。佐伯は優しい人、私の事を思って
いてくれる人、そう言う思いが私の心の中に刷り込まれていきました。
皆様はそんな筈は無い、そこで止められる筈が無い、抱かれている筈だと仰る
でしょうね。でもこの時は本当に抱かれていません。主人の顔が、私の心がそれを
止めたのです。でも佐伯の指で、口で逝かされ、佐伯の精を飲んで、抱かれてないからと
言っても同じ事ですね。
- 2014/08/16(土) 13:14:04|
- CRの妻・洋子
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時間の感覚が無くなった私には、佐伯に立たされて、体を鑑賞されてどれ位の時間
が経ったのか解りませんでした。この間に私は何度か小さく達してしまいました。
主人とは経験の無い事でした、立たされたまま、見られて少し触られただけで逝っ
てしまいました。
私は佐伯に抱き上げられベッドに運ばれました。
ベッドに寝かされた私に、佐伯はベッド脇のテーブルにあるブランデーを口に含み
口移しで飲ませます。一度佐伯の口に入ったものだと思うとアルコール以上に私は
酔いました。そのブランデーの中にも媚薬が入っていたのです。
乳首を乳房を甚振られ、その愛撫は女の部分に移ります。クリトリスを吸われ、
膣を舐めまわされジュンジュン、トロトロと蜜が溢れ出てきます。その蜜を佐伯は
吸い取って喉を鳴らして飲んでくれるのです。主人にされた事はありません。主人
との時は私が断っていたのです。佐伯になら何をされてもいいと思ったのです。
延々と続く愛撫に私の体はもう耐えられません。
「あぁ、嬉しい。感じます、もう逝かせて下さい」
「まだだ、今度は俺が気持ちよくなる番だ」
佐伯は体を入れ替えてシックスナインの形になりました。佐伯のトランクスに包ま
れた腰が私の顔の前にありました。佐伯の愛撫は続いています。佐伯に腰を抱かれ
私の左足は佐伯の左肩に抱きかかえられています。その姿勢で佐伯は膣を吸い上げ
クリトリスを舌でつっつくのです。両の手も遊んではいません。私の乳房、乳首を
を甚振るのです。目の前にトランクスに包まれた佐伯のものがあります。佐伯の
それが愛おしく、佐伯のお尻を両手で抱きしめ佐伯のものに縋りつくように頬すり
します。息を一杯吸い込み匂いを嗅ぎます。佐伯の男の匂いがしました。鼻一杯、
胸一杯に吸い込んだ佐伯の匂いは私の全身を刺激します。
でもそれから前には進めません。焦れた佐伯は言うのです。
「大事な事を忘れてるぞ、しゃぶるんだ」
佐伯はトランクスを脱ぎました。
私はどうしていいか解らないのです。主人とは経験が無かったのです。でも佐伯に、
40も過ぎた女がそんな経験もないのかと思われるのが怖く、佐伯のものの先っぽを
口に含みました。でも佐伯は解ったようです。
「初めてだな、ご亭主はそんな事もしないのか」
「私がさせなかったの」
「そうか、それは嬉しいな。洋子の口のバージンをいただけると言う訳だ」
初めて見る主人以外の男性のもの。主人のものより少し大きいかも知れません。
驚いたのはその形です。ゴツゴツしていました。先端部分は大きく膨らんで、中程
には丸い膨らみが何箇所かにありました。それは何かおどろおどろしく怖い感じが
しました。それでも私は舌を這わせます、横から口づけします。手で擦り、咥えた
口で擦ります、舌で先端を舐めまわしました。その内に怖いものと言う気持ちが
無くなってきます。愛しいもの、お仕えしたいもの、そう言う気持ちになってきま
した。私はもう佐伯のものに縋りついていました。
佐伯の愛撫は止みません。
「感じます、逝かせて下さい」
「感じやすいんだな洋子は、逝け」
佐伯の指に操られ、佐伯のものを握り締め匂いを吸い込みながら私は絶頂に達しま
した。
「今度は俺の番だ」
言われた私は意味が解りません。
佐伯は自分のものを指差し言いました。
「これを気持良くするんだ」
佐伯は仁王立ちしています。私は佐伯の腰ににじり寄り佐伯のものに頬摺りします。
口に咥えてしゃぶります。佐伯に気持良くなってもらいたい、これにお仕えして
可愛い女だと思ってもらいたい。そんな気持で佐伯のものに縋っていました。
「まだまだだな、俺が見本を見せてやる」
佐伯は私の頭を両手で掴みます。手に私の髪を巻き手綱のようにしています。腰を
振り、私の頭を前後左右に操ります。時々佐伯のものが喉につかえて苦しいのです。
佐伯はそんな事は斟酌していません。どれ程の時間が経ったでしょうか、佐伯から
声がかかりました。
「いくぞ、零さずに飲め」
私の口に男の精が放たれます。喉を打ちます。喉を鳴らして飲み干しました。量が
多すぎ口から零れます。佐伯はそれを自分の指で救い私に舐めとらせます。男の方
の精は生臭いものだと思っていました。佐伯のものだと思うとそれはとても甘美な
感じがしました。佐伯のもので全身を満たされたような気がしました。私は佐伯の
女になってしまったのです。
佐伯は優しく私の頭を抱いてくれます。
「洋子、お前は可愛い女だ。バスルームへ行こう」
ふらふらになった私を抱きかかえるようにしてバスルームに連れて行かれました。
「体を洗ってあげよう、その後もう一度な」
終わった後の佐伯はまた優しい言葉に戻っています。私は佐伯に甘えるように従い
ました。
バスに二人で浸かり、後抱きにされた私の体を佐伯は優しく洗ってくれます。
「可愛い女だ、あんな事は初めてなのか?」
「はい」
「クリトリスを触られるのも、オマンコを舐められるのも、チンポを
しゃぶるのも全部そうなのか?」
「はい」
「どうしてそうだったんだ?」
「そんな事解りません」
「で、気持よかったか?」
「言えません、恥ずかしいです」
「駄目だな、どうしても聞きたいな。触られたクリは何て言っていた?」
「とても感じるって、こんなに感じるのは初めてだって」
「舐められたオマンコは?」
「もっと舐めて欲しいって、全部吸い取って欲しいって」
「俺のチンポをしゃぶってる時は?」
「これにもっとお仕えしたい、私はこれのしもべですって」
「そうか、バスから出たらもっと可愛がってやる」
バスから出てバスタオルで私の体を拭いてくれます。そして抱き上げられてベッド
に運ばれました。
- 2014/08/16(土) 13:13:05|
- CRの妻・洋子
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『洋子、今なら未だ引き返せるわ。部屋に戻りなさい』
『もう駄目、私もう我慢出来ないかもしれない。それに佐伯は私の事を
好きだって言ってくれたわ。私の事を本当に心配してくれているの』
『何いってるの。男の常套手段よ。圭一さんの事、思い出しなさい』
『圭一さんも向こうで楽しんでるわ、もう言わないで』
佐伯にそっと肩を抱かれます。
「君の寂しそうな顔を見ているとたまらない。おいで僕が守ってあげる」
「部長さん」
じっとしているのが堪らなくなり、私の方から佐伯の首に縋りました。佐伯に抱き
寄せられ口を吸われます。佐伯の舌が入ってきます。私の舌に纏わりつきます、舌
と舌を擦り合わせるのです。佐伯は唾液を送り込んできます。愛しい人のものだと
思うととても美味しいのです。それだけで私はもう堪らなくなるのです。
佐伯は私のバスローブを脱がせます。私はもう逆らう事は出来ません。唯々諾々
なのです。
「見事な体だな」
自分でも体は自慢でした。それを佐伯から褒められるともっと見せたくなってしま
います。
「それにしても、バタフライか?俺に抱かれたかったんだな、洋子は。
このパンツのシミは何だ、こんなに濡らして」
僕から俺に、それに口調も変わっています。でもそんな事には気がつきませんでし
た。佐伯の言葉全てが私の体を刺激するのです。
私の体を鑑賞したい、立ってみろと言われます。私はよろよろと立ち上がります。
「正面を向きなさい、少し足を広げて」
私は目を閉じて、言われた通りにします。
「綺麗に括れた腰だな、ブラを取って」
「オッパイは未だ垂れていないな、乳首もピンクだ。
旦那さんに遊んでもらってないな」
佐伯は一々言葉で見た事を伝えます。それがまた私を刺激するのです。そう言い
ながら、手の平で乳房を包みます、揉みもします。乳首を摘みます。全身に快感が
走り私は立っていられません。つい膝を突いてしまいます。
「何をこれくらいで感じている、未だ鑑賞の時間は終わっていない。そこの
ソファーの肩につかまって」
「今度は後を向くんだ」
佐伯に背を向けます。
「パンツの紐が尻に食い込んでいるな、尻も上を向いてる。見事な尻だ。
この助平な紐を引っ張ってみようか」
そう言って、佐伯は紐を引っ張りあげます。大事な部分が刺激されて思わず声を
あげてしまいます。
「敏感な女だな、そんな洋子のオマンコをみてやろう。パンツを自分で脱げ」
命令されたとおり私はバタフライを脱ぎました。
佐伯は私のその部分を観察しているようです。声に出して私に伝えます。
「まるで使用前の状態だな。ビラビラもそんなに出ていなし、それにこのクリは
なんだ?」
そう言って私の花芯を触ります。クリトリスが女の大事な性感帯なのは私も知識と
しては知っています。でも主人にそこを愛撫されても、なんだかくすぐったく、
むずかゆいだけでした。新婚のころ数回主人は試みましたが、私の感覚を伝えて
からは主人はもう試そうとはしませんでした。
佐伯のクリトリスへの愛撫はまだ続いています。
「部長さん、くすぐったいですわ。そこは嫌です」
「ここは女の一番感じるところだ。ご亭主とはしてないのか」
「はい、最初はされました。でも私がいやだって言うと、それからは」
「間抜けなご亭主だな、もったいない。俺が代わりに感じさせてやる」
そう言いながら、包皮を剥くのです。剥かれた花芯を親指で擦ります、親指と人差指
で摘みます、窄めた舌で突っつくのです。主人には気持が悪い、くすぐったいから
止めてと言っていたのです。最初は快感はありません、ただくすぐったいだけでした。
でも佐伯には止めてとは言えませんでした。これが不倫と言うものなんでしょうか。
長い時間そうされていました。その内にくすぐったいだけではなく、初めての感覚が
伝わってきました。経験した事のない感じです。初めて剥かれた花芯に息を吹きかけ
られただけでオシッコがしたくなるような感じになりました。それが膣にも乳首にも
快感となって伝わりました。佐伯はそれを唇に咥え、舌で転がします。もう愛液が
トロトロと流れ出しでいます。
「ほら見ろ、洋子のオマンコが涙を流して喜んでるぞ、どうだ気持がいいか?」
「・・・・・」
「黙っていては解らん、気持ちが良ければ、口でそう言うんだ」
「はい、とても気持がいいんです」
主人には拒絶していたクリトリスへの愛撫。佐伯にされるとどうしてこんなに気持
がいいんでしょう。
「ここはこれぐらいにしておこう」
佐伯は今度は膣に指を入れました。
「この穴が吸い付いて来るぞ。一本で足りなければ二本だ」
人差指の次は中指も入れてきます。
「締め付けもいいな、壁が纏わりついてくるぞ」
二本の指が中をこねくり回し、親指はクリトリスを擦っています。
私はもう堪らなくなってきました。
「部長さん、私もう」
「なにがもうだ?まだ洋子の体を全部見終わっていない。次だ。
後を向くんだ」
佐伯に言われ、私は後ろを向きました。
「尻が盛り上がってるな、割れ目も深いしな」
私のヒップを手で広げ、お尻の穴を見ているようです。
「いい尻だ。後で可愛がってやる」
- 2014/08/16(土) 13:11:45|
- CRの妻・洋子
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考えれば考えるほど、主人と由美子さんが抱き合っている光景が浮かんで来ます。
主人に抱かれて喜んでいる由美子さんの顔が、先程のホテルを出で来る顔と重な
って浮かんで来ます。
思案している私に佐伯が声を掛けてきます。
「どうかしたか?」
「いえ、何でもありません」
「この写真か?僕にも見せて」
佐伯は主人と、Uホテルで一度主人と会っています。佐伯は主人を覚えていたよう
です。食事をして打ち合わせしただけだろうと、私を心配して言ってくれます。
最後にこう言いました。
「仕事でなければ、何だと思う?」
「多分・・・・・」
「多分、何だね?男と女の秘め事かね?君のご主人に限ってそれは無いだろう」
佐伯の慰めの言葉が私の心に染み通ります。
「ホットブランデーでも飲みなさい。紅茶で薄めておこう。気分が落ち着く」
「はい」
事務スペースからベッドルームに移動します。手招きされてソファーに座ります。
暖かいブランデーが疲れた心に気持ちよく体がソファーに沈んでいくようでした。
ソファーに体を預けても先程の写真の事ばかりが浮かんで来ます、ぼうーっと
一点を見つめて考え込んでいました。
「ここは32階だ。夜景を眺めると気持ちが落ち着くかもしれない」
佐伯は私を窓際に誘います。佐伯は優しい人だと思いました。自分の時間を削って
私を心配してくれる、そう思っていました。
窓硝子越しに見る大阪の夜景は宝石をばらまいたように綺麗でした。でも私の気持
を和ませる事は出来ません。この夜景のずうーっと向こうで、この金曜日の夜を
主人と由美子さんは二人で過ごしているかも知れない、ベッドの中でもう由美子
さんは主人に抱かれ喜んでいるかも知れない。そう思うと涙が滲んできました。
『洋子、気を確かにしなさい』
『そんな事言ったって無理だわ』
『今日はもう遅いわ、自分の部屋に戻ってゆっくりお眠りなさい。
写真の事は明日帰ったら圭一さんに聞けばいいわ』
『聞けば仕事と言うに決ってるわ』
『それでいいんじゃないの、貴方、圭一さんが信じられないの?』
『違うわ、仕事じゃないわ』
いつしか私の横に立っている佐伯にも気がつきません。
佐伯は私の肩を抱いてくれます、優しく髪を撫ぜてくれます。放心していた私は
断る事が出来ません。佐伯の大きく暖かな手は私の心を癒してくれます。
「ご主人は誠実な人だ、君の考えているような事は無いはずだ」
「そう思いたいです。でも由美子さんの嬉しそうな顔を見ていると」
「そうか、でも冷たい言い方だが、そうであっても君には僕がいる。
君がパートの時からずっと君が好きだった。僕は独身だ、君さえ良ければ
僕は君を迎える」
君が好きだ、佐伯はそう言ってくれました。主人からその言葉を聞いたのはいつの
事だったでしょうか。20年も前の遠い昔のような気がします。その上、プロポーズ
さえしてくれたのです。主人には何の不満もありません、私は主人を愛しています。
でも佐伯の言葉は女心を擽るのです。
いつのまにか、私は頭を佐伯の肩に預けていました。
佐伯は私の顎に手を添えて顔を自分の方に向けさせます。そっと口づけをしてくれ
ます。頬すりして慈しむような口づけでした。主人は今頃きっと由美子さんを抱いて
いる、それを言い訳にすりかえて佐伯の口づけを受けました。
「私、わたし」
私は倒れこむように佐伯の胸に体を預けました。安堵感が心と体に行き渡ります。
優しく背中を撫でてくれます。まるで母親にあやされている赤子のように私は
佐伯の胸の中に溶け込んでいきました。
「落ち着いたか?今日はこの部屋で眠るか?僕はソファーで寝る」
「それは出来ません」
「そうか、じゃあバスは僕の部屋のを使うといい。君の部屋のバスより相当広いし
窓から夜景が見える。リラックスできると思う」
「でも恥ずかしいです」
「何を言ってる、君の気持を落ち着かせる事が一番だ。僕の事は気にしなくていい」
「はい、ではそうさせて頂きます」
佐伯の言葉に誘導されてしまいました。佐伯は私の事を本当に心配してくれている
と思っていました。
バスタブに浸かって夜景を見ていると心が解けてきます。それと同時に体が熱く
火照ってきます。動悸も早くなって、女の部分に疼きも出てきます。何か変です。
乳首を触ると全身に快感が走ります。媚薬を2度も飲まされていた事に私は気が
ついていません。どうしてこんなに敏感になってしまったのでしょう?優しい
佐伯がドアーの向こうに居るからだと思いこんでしまいました。
バスからあがり、下着を着けます。用意していたものはT-バックとバタフライです。
迷いますが、これしかありません。それに佐伯に抱かれるとは思っていません。自分
の部屋で寝るつもりでした。バタフライとそのペアーのブラを着けました。
その下着を着けると、益々体が火照ってきます、女の部分も潤い始めています。
何か自分が変わったようでした。佐伯に抱かれてしまってもいいと思い始めて
います、いいえ抱いて欲しいとさえ思ったのです。備え付けのバスローブを着けて
佐伯の居るベッドルームに戻りました。
テーブルにはワイン、ブランデー、チョコレートが用意されています。佐伯に
手招きされて二人掛けのソファーの佐伯の横に座ります。何故、正面でなかった
のか疑問にも思いませんでした。
「まだ9時だ。自分の部屋に戻る時間でもないだろう。
ここで少し寛げばいい」
佐伯の言葉は自然です。チョコレートを摘みにワインを頂きました。そのワインに
も佐伯は媚薬をしのばせたのです。佐伯は無言のままです。私もテーブルの上を
眺めるともなく、一点を見つめたままでした。次第に無言が耐えられなくなって
きました。
- 2014/08/16(土) 13:10:24|
- CRの妻・洋子
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9時の新幹線に乗り12:30に現地の女性スタッフの方に案内されます。どうして大阪
に泊まることになったのかは主人の物語に詳しく書かれていますので、割愛させて
頂きます。結局私は佐伯が常宿にしているかなり高級なシティーホテルに泊まる事
になりました。ホテルのレストランで佐伯と一緒に夕食を頂くことになりました。
佐伯と二人きりではなく女性スタッフ二人の方も一緒です。
食事が終わると二人の女性の方は直ぐに帰宅しました。佐伯は今日一日の仕事を労
ってくれます。それとなく私の能力を褒めてくれます。私は特別な事をした訳では
ありません。ごく普通に仕事をこなしただけです。それでも私は気持ちがいいので
す。佐伯に褒められると嬉しいのです。上司からのそれと頼もしく思っている男の
方からのそれと両方だったと思います。
私に見てもらいたいものがあると言われました。本社所在地の駅前にアンテナショップ
の建設計画があります。駅前の人の流れをビデオにとってあるからそれを見て欲しい
との事です。私は特別な知識もなく見ても解らないからとお断りしました。佐伯から
農産物の供給する立場と主婦としての意見の両方から見て欲しい、それは貴重な意見
になると説得されます。私は立ち仕事で疲れていましたので、短時間で済ませる事を
約束して頂いて、資料のある佐伯の部屋に向かいました。
『仕事だから仕方ないと思うけど、洋子、用心しなさいね』
『解ってるわ』
『でも変ね、出張先で貴方に見せることもないと思うけど』
『農産物を供給する立場と主婦としての立場と両方でと言っていたわ。
私がうってつけだって』
『洋子はほんと無用心ね、変な事になったら直ぐ自分の部屋に戻るのよ』
私の部屋は佐伯の隣です。まるで私が泊まるのを前々から予測していたみたいに。
先ず私は自分の部屋に入り、バッグを置き顔だけ洗い佐伯の部屋に行きました。
シティーホテルに何度か泊まった事がありますが、この用意して頂いた部屋は
かなり高級な感じがします。佐伯の心遣いが嬉しく感じました。
佐伯の部屋に入って少し驚きました。広いベッドルームにはキングサイズのダブル
ベッドと大き目の応接セット、立派なサイドボードもあります。ここは32階、窓
から見る大阪の夜景は私の疲れを癒してくれました。
「まあソファーに座って。紅茶でも淹れよう」
「はい、頂きます」
佐伯は紅茶にブランデーを注ぎます、もう一つの液体を数滴垂らしますが私には
見えていません。
「ふうー、美味しかった。ご馳走さまでした」
「落ち着いたら、早速資料を見てもらおう」
「はい」
ドアーの向こうの3畳程の事務スペースの部屋に通されます。そこには事務机と
ファイルキャビネットがあります。机の上にはPCがあります。パーテイションで
仕切られた向こうにはプリンターとプロジェクターがあるようです。
「ざっと見てもらうだけでいい。30分位かな。見終わったら君の部屋で
休んでくれていい。感想は明日の朝食の時にな」
PCでざっと駅前の人の流れ、建設予定地の人の流れを見ます。その次に主人がたま
に利用するUホテルの前の人の流れが映し出されました。
Uホテルの玄関前が遠景で映し出されています。人通りはそんなに多くありません。
早送りで見ていますので人の顔までははっきりとは解りません。主人に似ている人
が一瞬映りました。
「あっ、ちょっと止めて下さい」
「どうした、何かあったか?」
「ええ、主人に良く似た人がいたみたいなんです」
「解った、少し巻き戻してみよう」
巻き戻して画面を止めて頂きました。そこには主人と由美子さんがホテルに入って
行くところが映っています。時刻を見ようとしましたが、画面には時刻の表示は
ありません。
「時間は何時かしら?解りますか?」
私は何故か時間が気になりました、先日の主人と由美子さんのお昼ご飯が頭の中に
あったのです。
「人の流れの分析用に撮影したものだから、オリジナルには時間表示が
あるはずだが。生憎僕には操作が解らない」
佐伯は嘘をついたのです。人の流れを知る為に撮ったビデオなら時間の表示が
ない筈がありません。パソコンの知識がない私はそのまま信じてしまいました。
「そうだ、技術の者が言っていたが、プリントすればオリジナルの画面全体が
印刷されるそうだ。後でプリントしてみよう。念の為に二人の出てくるところも
プリントしておこう」
佐伯はプリンターのあるパーテイションの向こう側に行き操作をしています。
プリントが終わりコピー2枚を私に見せてくれました。
1枚はホテルに入るところ、時間は11:32です。もう1枚はホテルからでるところ、
14:23になっていました。ホテルから出てくる由美子さんは主人の顔を見上げ、嬉に
しそうに笑っています。
Uホテルはビジネスホテルです。遠方の方がこの土地に出張で来られる時よく利用
されているようです。又地元の方のランチでも賑わっています。男の方と女の方の
その目的の為に利用するホテルで無い事は知っています。
『洋子、何を心配しているの?』
『3時間の間、何をしていたのかしら』
『お昼ごはんとその後、少し打ち合わせでもしたのでしょう』
『打ち合わせなら、事務所でするでしょう?事務所が留守になってしまうし』
『お客様の一緒にランチして、その後打ち合わせと言う事もあるわよ』
『でも何かへんだわ。由美子さんがあんなに嬉しそうな顔をしていたわ』
『仕事がうまく行ったんでしょう。貴方まさか変な事考えてない?』
『うん』
『事務所を留守にして、圭一さんが変な事する訳ないじゃない。
貴方考えすぎよ』
頭では解っています。主人が仕事時間中にそんな事をする訳がない、でも先日、
事務所で見たコンビに弁当を一緒に楽しそうに食べていた光景と併せて私の心に
嫉妬心が湧いてきました。
- 2014/08/16(土) 13:09:22|
- CRの妻・洋子
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