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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

薬剤師 第24回

「~~いいっ~~いいっ~~の~~気持ち~い~いっ~~」
妻の反応に満足したのか、村澤はニコッと笑みを浮かべ打ち込みペースを猛然と速めていきました。

「~~あああっ~~あああっ~~イッちゃう~~イッちゃう~~ああん~~」妻は身体を反らし淫らな声をあげています。
「これがいいのか?イッテいいよ、イキなさい~~」村澤は懸命に打ち込みながら妻に話しかけています。

「あああんっ~~イクゥ~~イッちゃう~~イ~イクゥ~~」村澤に10分以上も突き込まれ、妻は大きな声をあげた後、温和しくなりました。

その後村澤は2分ほど打ち込んでいたが、「ううぅ~~ううん~~」と呻き声をあげながら肉棒を抜き、妻のお腹の上に射精しました。

やはりいい女だったな。予想外に色っぽい下着を着けているので、村澤はちょっと驚いています。もう俺の女だな、村澤は自信を深めた様子です。もっともっと俺好みの女にしてやると村澤は心の中で呟いています。

妻は、村澤とのこの行為で初めて絶頂を知ってしまったのです。雌としての快感の世界をこれからも見ずにはいられなくなってしまうでしょう。

 事実、妻は私や子ども達への罪悪感を感じながらも、それから2カ月余りは村澤の思いのままに淫靡な世界へと導かれていくのです。

「お前がヤツにそんな簡単に身体を許したなんて俺には信じられない。人妻なら夫以外の男性に身体を求められたら、それを阻止しようと必死に抵抗するだろ!お前は舞い上がっていて隙だらけじゃないか!」
 
 私は怒りと嫉妬で興奮し捲し立ててしました。私には妻が村澤に抱かれた理由が分からないのです。何で必死に抵抗しなかったのか不思議なのです。もっとスッキリとした理由が妻の口から聞きたいのです。

「今考えると私はどうかしてました。夜になると欲しくてあなたに抱いて欲しかった。でもあなたは中国へ行っていました。本当に寂しかったです。そんなときあなた以外の男の人に褒められて舞い上がってしまったようです。頭の中では拒絶しなければと必死でしたが、全身が性感帯になったような感じで、快感が全身に伝播し抵抗できなくなり易々と受け入れてしまいました。ごめんなさい。」
 涙を流し謝罪する妻の回答が、今ひとつ理解できないのです。

私にはなるほどそうだったのかと納得できる合理的な理由が聞きたいのです。でもそんな答えは妻の口から返ってきません。男には分からない女心というのでしょうか?
  1. 2014/06/01(日) 21:40:34|
  2. 薬剤師・津島正義
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薬剤師 第23回

シックスナインの姿勢を取り、「咥えなさい!」と言ってから妻の股間を舐め始めました。妻もそれに気づき大きな肉棒を咥え顔を動かし始めました。

「菜穂子さん、欲しくなってきただろ!」
「ああんっ~~ああんっ~~」妻は言葉にならない声をあげています。

「咥えているものが欲しいだろ!何が欲しいか言ってみなさい、菜穂子さん。」
「あああんっ~~欲しい~~これ~欲しい~~です~~」妻は咥えているものを離して言いました。

「菜穂子、何が欲しいのか言うんだ!」村澤は妻を呼び捨てにして、卑猥なことを言わせようとしています。

「このオチン〇ンが~~欲しい~~です~~」
「オチン〇ンをどこに欲しか言わなければ分からないだろ!」

 「菜穂子の~~オマ~~〇コに~~~オチンチンを~~入れ~~てください~~ 」妻は陥落しました。村澤が期待していた卑猥な言葉を口にして挿入をお願いしました。

この時妻は気持ちよくなりたいとばかり考えていて、他のことは何も考えられませんでしたと述懐しています。妻は自分が何をしているのか分からないほど欲情していたのです。

「オチンチンが欲しいのか?それなら入れてあげよう!」村澤はそう言いながら身体の位置を変え、妻の股間に割って入り、逞しく天を仰ぐ肉棒を妻の蜜壺にあてました。

「あああんっ~~」村澤が妻を貫いたとき、妻は大きな叫び声をあげました。今までに経験したことのない、蜜壺が裂けるような圧迫感を股間に感じたからです。

村澤が妻の豊かな乳房を握りながら、ゆっくりとしたテンポで抜き差しを始めました。
「あああんっ~~ああん~~~」妻は早くも喘ぎ声をあげ始めています。

村澤は妻の声を楽しむかのように、深く突き浅く突く動作を交互に繰り返している。
 「~~あああんっ~~もっと~~もっと突いて~~」妻は頻りに何かを言っています。

 妻の声に反応するかのように村澤はスピードを上げて腰を突き込んでいます。
「菜穂子、どうだ、気持ちいいだろ!」打ち込みながら村澤は妻に話しかけました。この時から村澤は妻を菜穂子と呼び捨てにするようになりました。さらに村澤は妻を追い込みある卑猥なことを約束させたのです。
  1. 2014/06/01(日) 21:39:44|
  2. 薬剤師・津島正義
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薬剤師 第22回

 村澤は股間から手を離し両手でブラウスの裾を捲り上げ、左手を背中に回し、右手をスカートの中から股間へと忍び込ませました。右手指を蜜壺に入れ掻き回し始めたのです。

「ああぁ~~ほん~ぶ~ちょう~~ダメ~~です~~」妻はかろうじて抵抗を見せていますが、本部長の行為を咎めているようには見えません。

「どうだ?気持ち~いい~だろ~菜穂子さん~~」村澤本部長が妻を名前で呼んだのはこの時が初めてです。
「ああぁ~~」妻は小さな声をあげ目を瞑り抗うことをしません。

「もっともっと気持ちよくしてあげるからね、これ脱ごうか?」村澤本部長は妻のカーディガン、ブラウス、ブラジャー、スカートを次々にはぎ取り、ショーツ姿にしてしまいました。

「イヤ~~ダメ~止めて~~~」妻は抵抗しましたが、形だけの抵抗で、大の男にかなうわけはなく瞬く間に裸に剥かれてしまったのです。

村澤本部長は妻の上に覆い被さり、キスをしてから両手で乳房を優しく揉みしだき、やがて口唇を乳首に咥え扱き始めました。両方の乳首を丹念に舌と唇で愛撫しています。

「ああぁっ~~あぁっ~~」妻の喘ぎ声が大きくなってきました。

村澤は身体をずらし、ショーツを脱がし、股間に顔を埋めた。左手指でクリトリスを弾き、右手指を蜜壺に挿入し手掻き回し、舌で秘裂を舐め始めたのです。

「あああぁっ~~ああぁっ~あぁ~イイ~~」妻は頻りに何かを言いながら叫んでいます。

村澤の愛撫は丁寧で、妻の顔や仕草を見ながら延々と続けるのです。妻の歓喜に満ちた顔を見て、いつ脱いだのか、村澤は裸の股間を妻の顔に近づけました。
  1. 2014/06/01(日) 21:38:42|
  2. 薬剤師・津島正義
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薬剤師 第21回

私には妻の心境がよく分かりません。静岡の時の件もあるのですから、村澤にはもっと用心すべきだと思うのですが、妻にはまるで警戒心がないように見えるのです。

食事が始まってから既に1時間15分が過ぎています。食事がほぼ終わり、この後はデザート、紅茶が出てくる予定です。「ちょっと失礼します」と言って妻は化粧室へ向かうため席を立ちました。

妻が席に戻ったときには、ケーキと紅茶が準備されていました。それをいただきながら2人は談笑しています。それから10分ほどして会計を済ませて2人は店を出て、歩いてホテルに帰りました。

その帰る途中、妻は動悸が激しくなり、身体全体が火照り、下半身が疼き、蜜壺を何かで掻き回して欲しくなってきたのです。最初は我慢していたのですが、ホテルに着いた頃には、下半身の疼きでしゃがんでしまいそうな衝動に駆られ始めていたのです。

 妻がこんな症状を体験したのは初めてです。ホテルで村澤は妻の異常に気づき、自分の肩に捕まらせて、「とにかく少し休みなさい」と言って村澤は自分の部屋に連れて行きました。

後日、村澤は妻をものにするため、薬効の相乗効果を考慮し、何種類かの薬剤を調合した強力な媚薬を用意していたことが分かりました。個々の薬剤はどれも合法のようなのですが、村澤の調合した媚薬は薬効が異常に強すぎて違法になるようです。

 それも通常の2倍に相当する量を紅茶の中に入れて妻に飲ませたことが判明しました。それが不倫の引き金になったのかどうかは分かりませんが、妻の性的欲求はこの時異常に高まっていたようです。

 これも後日分かったことですが、村澤は媚薬の達人なのです。村澤が媚薬を扱い出したのは18年ほど前のことで、最初は市販の媚薬を興味本位に風俗店の女性や素人の女性に使用して効き目を確認していたようです。

 しかしそれでは飽きたらず、何年も掛けていろいろな市販薬を混ぜ合わせたりして、実地に試しながら強力な媚薬を作り出せるようになったのです。そして輸入ブローカーから世界各国の媚薬を調達するだけでなく、催淫効果のある各種成分そのものを調達し、独力で強力な媚薬を作るようになっていったようです。

村澤は妻をベッドに寝かせ休ませたとき、妻の唇を吸い始めたのです。手を妻の胸に這わせ揉みながら妻の口に舌を入れているのです。妻は抵抗せず自分の舌を差し出しているのです。

本部長の右手は相変わらず妻の豊かな乳房を掴み、揉みしだいています。妻は抵抗しなければと思いましたが、全身が性感帯になったような感じで、快感が全身に伝播し抵抗できませんでした。

妻の甘い吐息に刺激されたのか、本部長は妻のタイトスカートの中に手を入れ、股間を撫で始めました。妻の抵抗はなく、次第に息づかいが激しくなってきました。両足も少しずつ広がってきました。
  1. 2014/06/01(日) 21:37:57|
  2. 薬剤師・津島正義
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薬剤師 第20回

妻は8時半頃に1階に下り、展示即売会をお手伝いするため早めに会場に向かいました。村澤本部長は朝9時過ぎの新幹線で社に戻るとのことです。

 その日の午後3時半の新幹線で帰った妻は、最寄り駅のスーパーマーケットに寄って、午後6時過ぎに自宅に着きました。着替えを済ませ居間で一息入れていると、頭に昨夜の村澤本部長との行為が蘇ってきました。

 キスをして舌を絡ませたところまでは思い出せるのですが、その後のことが思い出せないのです。もしかしたら村澤と関係を持ってしまったのかも知れないと身体を震わせました。ですがそれも一瞬のことで、何も記憶にないこともあって、そんなに深刻に考えることも、また罪悪感に苛まれることもありませんでした。

その翌日、出社すると、広島、福岡、大阪と、お得意様対象の展示即売会が開催されるスケジュールが組まれておりました。その予定表に添って妻は村澤とほぼ毎週1泊2日又は2泊3日の予定で出張することになっています。

「4月19日(土),20日(日)に広島で展示即売会を開催することになり、19日(土)だけ我々も手伝うことになっている。ついては、18~20日の予定で出張してくれ!私も一緒だが、ただ私は東京に用事があり19日の夕方の新幹線で帰るつもりだ。」と村澤はカレンダーを見ながら説明しました。

「津島さんは19日(土)フルにアテンドして、20日(日)に帰るようにしてくれ。月曜日は代休を取っていいよ。人事課に説明してあるので、届けを出しておきなさい。出張の件は佐藤課長に既に話してあるので、津島さんは出張申請書を出すだけでいい。」

「分かりました。それでは人事課に届けを出しておきます。」妻は村澤にそう返事をしました。

4月18日午後2時前に社を出て、村澤と一緒に新幹線で広島に向けて出発しました。泊まるホテルも今晩食事するところも広島営業所を通じて手配済みとのことです。妻は何故か静岡で着たものと色違いの勝負下着を着けています。

午後6時に過ぎに広島に着き、会場となる〇〇ホテル広島に向かいました。ホテルには広島営業所長が待っており、簡単に打ち合わせした後、ホテルの部屋に入って、荷物を置いてすぐまた1階のロビーに下りました。

所長は明日の準備等があるため遠慮するとのことで、2人でホテルから歩いて5分ほど離れた割烹店に入り、2階の個室に案内されました。本来は4人席のようですが、今日は2人が差し向かえにセットされています。窓側の部屋で窓を開けると夜景が一望できます。料理はすでに予約されており、着席と同時に次々と料理が運ばれてきます。

所長が出席しないのは、全社的に接待費削減のため身内間の接待は原則禁止するとの社長の方針に従ったもののようです。営業成績のよい営業所でも最近では社の方針が徹底されるようになっているのだそうです。

ビールで乾杯した後、食事を取り始めました。村澤はすぐワインに切り替え、2人で談笑しながら食事を取っています。とにかく村澤の話は巧みで面白いのです。その上、妻をいろいろ褒めるものですから、妻の気持ちは高揚しています。好感を持っている男の人に褒められると女は嬉しくなるのでしょう。
  1. 2014/06/01(日) 21:36:58|
  2. 薬剤師・津島正義
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薬剤師 第19回

それを知ってか知らずか、村澤本部長は鞄から書類を取り、それを妻に渡しました。
 「一覧表、良くできているね。さすが津村さんだ。この赤字のところを修正してくれるとさらに良くなると思う。明後日までに直しておいてくれないか?」と本部長は言いながら妻の隣に座ってきました。

「はい、分かりました。明後日までに直しておきます。」
「さあ、今日はまだ時間があるからゆっくりして行きなさい。」と言いながら本部長は妻を抱き寄せ唇を重ねました。

 妻は吃驚して「いけません、本部長!」と拒否する言葉を吐きましたが、この時妻の瞼が何故か重たくなり、夢うつつになってきたのです。現実なのか夢なのか分からなくなっていたと妻は述懐しています。

 妻は意識を失ってしまい、以降のことは記憶にないのに、自分がセックスをしている夢を見ていて全身に快感が走り、心地よい時間を過ごしていたと言うのです。

妻が気がついたのは、朝方のことで村澤の部屋のベッドで下着姿で寝ていました。村澤の姿はありませんでした。妻が眠ってしまったため、村澤は妻の部屋に移って休んでいたことが後で分かりました。

昨夜何があったのか、妻は覚えていません。でも夢の中でセックスをしていて快感に浸っていたことを覚えています。あれは夢の中かしらと妻は一瞬考えました。でももしかしたら現実の出来事かも知れないと思いながら、妻は起き上がり、シャワーを浴びるため、浴室へ向かいました。

その時妻はあることに気づいたのです。何故かブラジャーをしていないのです。ショーツがずれていて、その他の下着も自分が着けたのではなく、誰かに着せられた感じなのです。うまく説明はできないのですが、寐てる間にずれたのか下着の着心地にどこか違和感があるのです。

シャワーを浴びてから、部屋の屑籠を調べてみました。妻はもしかしたらと思ったのです。ティッシュのゴミがいくつか捨ててあり、妻はそれを拾い上げ調べています。精液を拭ったと見られる何枚かの丸めたティッシュがありました。

 ブラジャーもベッドの近くに置いてありました。妻は村澤に犯されたのではと思いましたが、それを証明するものがありません。捨てられたティッシュはDNAを鑑定しない限り証明にはならないでしょう。村澤のことですから、詰問しても巧みに言い逃れるでしょう。

その日の朝8時頃、妻は村澤と一緒に1階のコーヒーラウンジで朝食をとりました。
「昨夜は津島さんが眠ってしまったので、そのまま寐て貰い私が津島さんの部屋に移動をして寐たんだ。」村澤は真面目な顔をしてそう説明しました。

「ご迷惑をお掛けしました。不覚にも寐てしまいました。」妻はそう言って謝りました。しかし、本心は睡眠薬を飲まされ、眠ったところを犯されたのではと考えています。でも証拠がないのでこの時は黙っている以外になかったのです。
  1. 2014/06/01(日) 21:35:59|
  2. 薬剤師・津島正義
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薬剤師 第18回

店には既に3組のお客が座っていました。店の一番奥に個室風の席があり、そこが妻たちの予約席となっていました。窓から夜景が一望できる特別席のような感じです。コース料理が既に予約されているようで、飲み物を注文しました。先ずビールで乾杯し、ワインに切り替える段取りとなっています。

ビールで乾杯した後、食事をしながら仕事のこと、静岡のこと、それぞれの家族のこと、趣味のことなどを話しました。山口という姓の静岡所長は父親が病気で入院しており、下着を届けることになっています。山口所長の話によると、面会時間が通常は午後8時までなのだが、今晩だけは特別に午後9時まで延長していただいたとのことで、急いでいるのです。

自宅への帰り道に病院があり、風邪を引いている母親から、病院に寄るよう頼まれているというのだ。病院へ行くのは3日連続とのことです。

 「病院は実家からだと遠いので手伝わないと……。新しい替え下着は自分が運び、汚れ物は私が持って帰ってきて妻が洗います。」山口所長は言い訳を言っています。

「家族なんだからそのくらいは協力しなさい。私たちのことは気にせず病院へ行きなさい!」村澤本部長が当然だという顔をして言いました。

デザート、紅茶が運ばれてきました。時計を見ると8時が過ぎ、所長がソワソワして席を立った。「津島君、店の出口まで見送ってあげなさい!」村澤本部長が妻に指示しています。

「はい、明日もお手伝いに上がりますので宜しくお願いします。」と言いながら席を立ち、所長の荷物を持って出口へ進みました。
その時村澤本部長が妻の紅茶に小瓶に入った錠剤を入れたのを誰も見ていませんでした。

村澤の奥さんが後日告白したところによると、村澤は15、16年ほど前に自分の男性機能を強く、太く、長く、そして持続力を増強するため、医者に掛かったり男性用精力剤を愛用してきました。本部長の奥さんによると、見違えるような逞しい肉棒を手にしたとのことです。今でも時々その種の薬剤を口にするそうです。

 しかし逆に夫婦関係は良くなくなったといいます。村澤が以前にも増して女性にだらしなくなってしまったからだといいます。いろいろな女性をつまみ食いするようになったのです。それが理由で夜の夫婦生活も遠のいていったといいます。だから奥さんは昔の彼の方が誠実でよかったと言っています。

その夜8時半頃お開きにしてレストランを出ました。「話があるので、ちょっと俺の部屋に立ち寄ってくれないか?」村澤本部長は妻に言いました。
上司からの命令であり、妻はもちろんそれに従い、「はい、分かりました」と返事をしました。

レストランに入る前に受け取っていたカードキーを持って10階に上りました。まず本部長が部屋に入り、妻がその後に続きました。部屋はスイートルームで、部屋の隣に応接セットのある部屋がついていました。窓からは静岡の街の夜景が広がっています。

応接ソファーに座り、妻は本部長の話を待ちました。実はこの時妻は少し目眩がするなど、身体の変調を自覚しおかしいなと思っていたのです。
  1. 2014/06/01(日) 21:35:12|
  2. 薬剤師・津島正義
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薬剤師 第17回

「佐藤課長の指示どおりこのホテルに確保してあります。本部長のお部屋は津島さんの部屋の斜め前になります。」
「そうか、ありがとう。夕食は?」本部長が畳み掛けるように聞きました。

「このホテルの近くのフランス料理店を予約してあります。社の方針もありますが、私もご一緒させて頂きます。ただご説明したとおり用事が入っておりますので、8時過ぎには退席させていただきます。予めご了承下さい。」

「分かっている。話は佐藤課長から聞いている。お勘定も私がやっておけばいいんだな?時間が来たら遠慮なく席を立ってくれ。」村澤本部長は所長にそう返事をしました。

「それでは時間になりましたら途中退席いたしますので、お許し下さい。お会計は店側と話がついていますのでそのままにしておいてください。後で私がサインするようになっています。それと急で申し訳ありませんが、地元のドラッグストアの社長にご挨拶をお願いしたいのですが……。先月から取引をしていただいておりますので………。」

「いいよ、それも私の仕事だ。先方の都合のいい時間に訪問するので、アレンジしてくれ。それから身内間の接待になるから私は遠慮する。支払いは私が自分でやるから心配しなさんな!」
 「分かりました。すぐアレンジします。支払いの方は大変申し訳ありませんが、お願い致します。」

その後村澤本部長は、顧客に挨拶し、妻のところに来て、「明日もお願いしたいというので、午後3時まで会場の方を手伝ってくれないか?夕方の新幹線で帰ってきたらどうかな?社には戻らなくてもいいよ。」

「はい、それでは午後3時まで会場の方を担当します。」と妻は村澤に返事をしました。
「それじゃ宜しく頼む。」と言って村澤本部長は所長のところへ歩いていきました。

午後6時になり会場を閉める準備を始めました。その頃タイミングよく村澤本部長と所長が挨拶回りから戻ってきました。

「津島さん、一旦ホテルに戻って、午後6時半にロビーに集合しよう。夕食を予約してあるようだ。」と村澤本部長が妻に言いました。

職員が帰ってから、所長が村澤本部長と妻を宿泊ホテルに案内しました。チェックイン後、所長を待たせて2人は荷物を部屋に置いた後、またロビーに戻ってきました。そして所長の案内でホテル最上階のフランス料理店に入っていきました。妻はこれから自分の身に何が起こるのか知る筈もないのです。
  1. 2014/06/01(日) 21:34:31|
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薬剤師 第16回

4月9日水曜日、妻は役員会議室で村澤と打ち合わせをしています。

「4月6日(日)~8日(火)まで営業部の人事関係の話で大阪、神戸へ行ってきた。大阪支店長や神戸営業所長とも話したんだが、今後、本社では通信販売とネット販売に力を入れていく。

 それと訪問販売が重要だ。特に地方ではマンツーマンによる適切な商品説明と日常のアフターフォローにより顧客のネットワークを拡大していくつもりだ。」村澤本部長は今後の販売戦略についてこう説明した。

 「各営業所に会員と潜在会員をターゲットにした展示即売会を開催するよう指令を出した。会員は20%引き、新規会員は10~15%引きにする。新規会員については購入額に基準を設けて、基準以上か以下かによって差を付けることにする。初日は私たちも応援に駆けつける。津島さんは初日に商品の効能・品質説明を担当してくれ。」村澤本部長は説明を続けます。

健康関連食品は医薬品のように即効性がないから、長期にわたって飲用・服用することによって徐々に体質改善をしていく商品であるため、すぐ効果を確認することは難しい商品です。

 そこで一般消費者の多くは販売員の説明やパッケージされている成分名を頼りにして商品を選択する。選択したら、その商品を長期に愛用することになります。

それゆえに愛用者や会員を増やすため、こういう機会を戦略的に増やすことにしたというのです。

「静岡営業所から15日(火)~16日(水)に開催を要望している。津島さんは都合つけられるか?」
「はい、大丈夫です。」

「出張の時は佐藤健一営業課長に相談してくれ!私から適切に処理するよう言ってある。」と村澤本部長は妻に言いました。

4月15日朝早く、妻は新幹線で静岡へ向かいました。到着後、静岡営業所に寄って、現地スタッフとともに会場に向かいました。場所は駅前のホテルのパーティ会場を利用しています。これから午後6時まで会場にいて会員様に商品やその効果を説明することになります。 

午後3時頃、村澤本部長が激励に駆けつけてくれました。早速、静岡営業所長と話をしています。
「本部長、手応えがあります。既存会員がもう80名ほどいらしていますし、新規会員も40名近く登録がありました。会員は値引きもあり、まとめ買いしているようです。津島さんは商品知識が豊富で、説明も上手で、会員の評判がいいです。明日も是非お願いしたいです。」

「そうか。津島君の意向もあるので聞いてから返事する。それから宿泊の方は押さえてあるかな?」
  1. 2014/06/01(日) 21:33:53|
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薬剤師 第15回

「あああっ~~ああっ~~」妻が喘ぎ声をあげています。乳首とクリトリスは特に敏感で、今もその辺りを中心に手指を忙しく動かしています。顔を上げ目を瞑り快感をどん欲に貪っている風情です。

 その夜は自分を慰め快感に浸りながら眠りにつきました。この日を切っ掛けに妻はちょっとエロティックな下着を何着か購入するようになります。心の中でいつか村澤に抱かれることを意識して、村澤に会うときはその下着を着けるようになったのです。

私に内緒にしておきたかったためか、妻はその下着類を引き出しの奥に仕舞っていたのです。中国から帰って妻の告白に基づき引き出しを覗いてみました。そこにはコード刺繍の入ったストレッチ素材のレース付きショーツと乳房が半分見えてしまいそうなブラジャーが仕舞われていました。

 ショーツも透き通っており、肝心の所が透けて見えるのです。ショーツとブラジャーがセットになっており、色違いのものが3~4セットありました。相手に見せることを意識したエロチックな下着でした。

 「お前は、こんなイヤらしい下着を着けて村澤を誘惑していたのか?」
「誘惑なんかしていません。でも心の中のどこかで、求められるのを期待していたのかも知れません。」

「出張のときはこの下着を着けていたんだろ?お前は出張前からヤツに抱かれるつもりだったのか?」
「無意識にそんな気持ちをもっていたのかも知れません、ごめんなさい!」

「この淫売女!恥を知れ!お前は高揚していてスキだらけじゃないか!」私はその答えを聞いてまた声を荒げてまた怒鳴ってしまいました。
  1. 2014/06/01(日) 21:33:14|
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薬剤師 第14回

妻は最初何が起きたのか分からず、無意識に村澤の行為を受け入れ、事態が飲み込めたときも抵抗するつもりはありませんでしたと、告白していますし、原稿用紙に書いてもいます。

 村澤に好感を持っていたし、上司に恥を掻かせられないという思いや、媚薬の影響もあったと思います。でも正直に言うと快感に浸り、もっともっと気持ちよくなりたい、気持ちよくしてくれるのではと期待していたと言うのです。村澤と抱き合い、キスをしている時間は3~4分だったと妻は述懐しています。

「ごめん、ごめん、私としたことが。津島さんが余りに素敵だったもので遂……」村澤は言い訳をしながら、妻から離れていきました。

「3番の部屋、終わりました。」村澤が店の人に電話連絡をしました。

妻はもっとして欲しかったと正直に言っています。私以外の男の愛撫を抵抗もせず受け入れていたのです。私には妻がその気になっていたなんて信じられないことでした。

 妻は上気とした顔をあげ、「今日はご馳走様になりました。」と言って立ち上がり、帰り支度を始めました。

「自宅まで送っていこう!」と村澤は言って、待っていた車を呼びました。
「今晩は遅くまでありがとう。自宅近くで降ろすね。」と言って村澤は妻の太ももに手をやりました。でもそれ以上の行為は何もして来ませんでした。

「こちらこそありがとうございました。今日はとっても楽しかったです。」妻は手を払うこともなく村澤に礼を言いました。

長男は大学の近くのアパートを賃借しており、長女も今日は実家にお世話になっています。誰もいない家は静かで寂しいです。ソファーに座っていると、罪悪感が頭を過ぎりましたが、その時は夫がいないこともあり、深く考えることはありませんでした。

着替えてソファーに座り直しました。身体がまだ疼いています。下着を捲り、片方の手で胸を揉み、他方の手で股間をまさぐっています。股間は粘液でビッショリと濡れています。

身体を横たえ、自分の身体を慰めています。妻がオナニーを覚えたのは、5、6年前のことです。身体が敏感になり、自分で慰め快楽を追求するようになったと言います。私はこの時まで妻が自分で慰めているとは夢にも思いませんでした。
  1. 2014/06/01(日) 21:32:28|
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薬剤師 第13回

妻は、一緒に仕事をしていくうえで必要な情報だと思い、みんな正直に話しました。話の過程で、夫が今日3カ月間の予定で中国へ出張したことも話してしまったのです。

「それはしばらく寂しいね。」村澤は真顔で言ったが、その目が輝いたことに妻は気づきませんでした。

妻が話したこれらの情報がどう使われどんな結果をもたらすのか、妻には分かる筈もないのです。

食事が進み、妻は手洗いのため席を外しました。席に戻ると、村澤が「これはある会社が売り込んできた美容に効果のある飲むヒアルロン酸とコラーゲンだが、味に特徴がないんで取り扱うかどうか決めかねているんだ。ちょっと飲んで意見を聞かせてくれないか。」と言って50mlの小瓶を妻に手渡しました。蓋は既に開けてありました。

妻はその小瓶が市販の健康食品であることを確認し、何の疑いもなくその液体を飲みました。「飲みやすいですね。でも他社商品を飲んだことがありませんので比較はできません。感想は後日でもいいですか。」と妻は聞き返しました。

「もちろんだ。そんな急ぐわけではないから。会社に確か他社の商品があったと思うので明日にでも試飲してみてくれないか?」と村澤は言いました。
「はい、その上で私の感想を申し上げます。」妻は笑顔で返答しました。

話を続けていると、村澤は「ちょっと失礼」と言って席を外し、手洗いに行きました。ついでに会計を済ませてきたのか、10分ほどして戻ってきました。

 その頃から妻の身体に異変が起きてきたのです。鼓動が異常に高まり、身体が火照り、下半身が疼いてきたのです。股間から愛液が流れてくるのが自覚できるのです。「私の身体、どうしたのかしら?」と妻は焦りました。

村澤は妻を見て、頃はよしと思ったのか、立ち上がり、「どうしたの?」と言って肩を抱きました。そして、妻が顔を村澤の方に向けたとき、村澤は妻の唇に吸い付いてきたのです。

暫くすると村澤の舌が妻の口に入ってきました。妻は無意識に舌を差し出し、村澤の舌に絡ませました。夫とのキスとは違い、音がするほど激しく吸い、舌を絡めたディープキスです。

村澤の唾液を妻がゴクリ、ゴクリと呑み込んでいます。ディープキスの最中に村澤の手が妻の胸にあてがい、乳房を柔らかく揉み、乳首を指で扱きました。その動きは巧みで、快感の波は全身に波及し、妻は官能の渦に身を任せているのです。
  1. 2014/06/01(日) 21:31:40|
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薬剤師 第12回

妻の告白を聞き、そして妻の書いた文章を参考にしながら、妻が何をしでかしたのかを私なりに客観的に書き纏めてみました。私は現場にいたわけではありませんから、意味の分からない点は妻に聞きましたが、それでも創作部分や表現を誇張した部分が出てしまいました。この点は予めお断りしておきます。

 私が中国に出発した日の夜、妻は村澤本部長に食事に招待されました。午後6時20分頃2人はこの地域で最高級と評判の料亭に入りました。

村澤と妻は女将風の人に個室に案内されました。テーブルの下は堀コタツ風になっており、足が伸ばせるようになっています。テーブルには2人がすぐに飲食できるよう準備が整っています。
食事が順次運ばれ、ビールで乾杯し、2人は食事を始めました。

「こんな凄いところへご招待していただきましてありがとうございます。」妻は心より感謝の意を示しました。妻には初めての高級料亭であったから、本当に凄いところに来たと思ったのです。

「さあ、時間はたっぷりあるからゆっくり食事を楽しんでくれ!ところで、津島さんはアルコールは飲めるの?」村澤本部長が笑みを浮かべながら妻に聞きました。

「少しだけですが飲めます。ビールでしたらコップ2~3杯が限度です。」妻も笑いながら答えました。

「それじゃ時間をかけて、自分のペースでゆっくり飲んだらいい。無理に飲ませるつもりはないからね。」村澤も笑いながら言いました。

妻には村澤がますます頼もしい男に見えてきたのです。仕事はできるし、包容力はあるし、自分の能力を評価してくれると妻は思っています。

 何よりも自分を女性として見てくれています。仕事の成果を誉めてくれるだけでなく、髪型、服装、靴などが変われば、すぐ気づきいつも誉めてくれます。それが妻には何よりも嬉しいのです。夫以外の男性にトキメキを感じてしまっているのです。妻の髪型の変化にも気づかない夫とはだいぶ違うと思ってしまうのです。

話はもっぱら妻のプライベートなことでした。趣味は何か、夫はどこに勤めているのか、毎日何時頃に帰るのか、休みは何をしているのかなどです。出張は子どもの世話に差し障えないのか、また出張は何曜日がもっとも都合がよいかなども聞いてきました。

それは村澤が欲している情報なのでしょう。妻を知れば知るほど、妻を連れ回せる機会が増えるはずです。何時どのように妻を落とすかを考えるには妻にかかわる情報が必要なのでしょう。妻は何の疑いもなく聞かれるままに話してしまうのです。
  1. 2014/06/01(日) 21:30:53|
  2. 薬剤師・津島正義
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薬剤師 第11回

 「あなた、ごめんなさい。あなたの留守中に、私、不倫をしてしまいました。相手は会社の村澤本部長です。これ以上あなたを裏切れません。あなたへの罪悪感にもう堪えきれません。本部長とのお付き合いを辞めるため会社に退職願いを出し、あなたにすべてをお話ししてお許しを請おうと決心しました。
 私は6月20日付けであの会社を退職しました。でも退職後もあなたにすべてをばらすと脅迫されていて、関係を強要されています。何とかこの関係を断ち切りたいです。もうあなたにすべてをお話しする以外に選択肢はありません。あなた、ごめんなさい。」妻は涙を流しながらここまで話し、泣き崩れたのです。

 妻は告白するかどうか散々迷ったようです。このまま不倫を続けることもできるとも考えたようです。でも毎週外出するとなれば早晩不倫を知られてしまうでしょう。隠していても普段の素振りでバレてしまう恐れもあります。精神的に疲れて体調を壊してしまう恐れもあります。私に騙し通せる保証はどこにもないのです。もし村澤と会う機会が増えたら、それだけバレる危険が膨らむことになります。

 知られたとき裏切り続けていたとなると、離婚を覚悟しなければならないでしょう。私や子ども達と別れることだけは絶対に避けなければならないと妻は考えています。それなら深みにはまる前にみずから告白すれば償いの機会を貰えるかも知れません。妻は自分の気持ちに素直になり、不倫を止め、謝罪し、償っていく道を選択したのです。

不倫を告白しようと思うだけなら、世の中にいっぱいいることでしょう。しかし思うだけでは意味がないのです。不倫をしている多くの女性は心の中で告白し謝罪しようと決めたり思ったりしているだけで、実行するだけの勇気がなく、ズルズルと不倫を続けてしまうのでしょう。妻は最悪の事態をも覚悟して、清水の舞台から飛び降りるつもりですべてを告白したようです。

冷静になれば、それがどんなに勇気のいることであったのか推測できますし、生半可なことではできないことはよく分かります。でもその時は冷静ではいられなくて感情を爆発させてしまいました。

「えぇ!何だと!やっぱりそうなのか!いつからだ!全部話してみろ!詳しく話せ!昨日の寝室での痴態を見ても何か様子がおかしいと思って、菜穂子に問い質そうと思っていたんだ。もしかしたら不倫ではと疑っていた。昨日のあの行為は村澤に教えられたのか?」俺は思わず大きな声を出してしまった。

 全身が凍りつき、全てが崩れ落ちていくかの様な感覚に陥り、すぐ裏切られたという想像を絶する感覚に襲われ、怒りと嫉妬で俺の血圧があがりました。

 暫くして、とにかく事実関係を妻から聞き出すことが先決だと思いました。とても冷静ではいられないのですが、事実関係を把握するために温和しくしていようと心に決めたのです。

 妻は「そうです。退路を断つために、あなたにおかしいと思っていただけるようにわざとあのような行為をしました。あなたにすべてをさらけ出し、お許しを請い、一生償っていくと決めましたが、私の心の中には隠そうとする気持ちが少しですけどまだ残っています。ですから私には逃げ道を塞ぐ必要があったのです。あなたに是非お見せしたいものがあります。」と言って、寝室に入り原稿用紙の束のようなものを持ってきました。

「これはあなたの留守中に私がどんな過ちを犯してしまったのかを正直に書きとどめたものです。あなたに告白して許しを請おうと思ったとき、反省の意味を込めて自分のしてきたこと、していることをすべて正直に書きとどめようと思いました。
 そしてほぼ1カ月を掛けて書きました。これからすべてをお話ししますが、同時にここに書きしたためてありますので、どうぞ後で読んでください。」妻は涙を流しながらそう言って、原稿用紙を私に差し出しました。

 それはA4の400字原稿用紙が30数枚綴じられていました。ざっと見るとびっしりと文字が書かれています。
  1. 2014/06/01(日) 21:30:11|
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薬剤師 第10回

妻は身体を起こし、自分の股間を処理した後に、快感に浸っている私のところに来て、肉棒を咥え清め始めました。舌と唇を使って器用に舐めています。やがて私の肉棒がまた目を覚まし勃起してきました。

妻は私の上に跨ぎ、腰を下ろして、自分の蜜壺に肉棒を咥え込んだのです。そして腰を上下に振り始めました。妻がこんな姿勢を取ったのを私は初めて見ました。

妻の身に異変が起きていることを私は改めて確信しました。妻が不倫をしている?私以外の男に教えられている?腑が煮えくりかえるような気持ちでそんなことを考えていました。冷静ではいられないのですが、旅の疲れと、この日2回して疲れが重なったのかいつの間にか私は寐てしまいました。

翌日私は7時半頃目を覚ましました。妻はもう起きて食事の支度をしています。歯を磨き顔を洗ってダイニングルームのテーブルに座って、私は新聞を読み始めました。

そこに妻が来て、「あなた、おはようございます。昨日はよく眠れましたか?」と聞いてきた。

「ああ、よく寝た。」
「朝食にしてもいいですか?」
「ああ、いいよ。」
 私は意識して冷静に振る舞うように腹に決めているのです。

私と妻、長女の3人で久しぶりに朝食をとりました。長女は朝9時頃地域の図書館に行くということでした。

長女が外出し、妻が掃除、洗濯をして居間に入ってきました。時刻は朝9時半を過ぎていました。

「話って何だ?俺も聞きたいことがあるんだ。」私は妻に話しかけました。

「はい、それでは私からお話ししてよろしいですか?ちょっと躊躇しますけど、お話ししなければなりません。あなた、聞いてください。」妻が真剣な顔をして私を見つめました。

「話してみなさい。」と私は静かに言いました。
  1. 2014/06/01(日) 21:29:29|
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薬剤師 第9回

 「あぁ、分かった。明日聞こう。」私は気軽に返事をしました。その時にでも留守中に何があったのかを妻に質そうと思いました。

夜10時頃私は寝室に入り、ベッドに横になって妻を待ちました。間もなく妻が風呂から出て寐化粧をして寝室に入って来ました。「お待たせしました!」と言って妻は、私のベッドに入ってきました。

「あなた、出発の時と同じように私をお好きなようにしてください。」妻は笑みを浮かべて言いました。

私は燃えに燃えました。妻を抱き寄せ唇を吸い、ネグリジェとショーツを脱がせ、全裸にしました。そして右の乳房を揉みながら、左の乳首を唇と舌で転がしたり、噛んだりして、長いこと乳房や乳首を愛撫しました。
「ああんっ~~ああん~~」妻は可愛い喘ぎ声をあげています。

散々乳房や乳首を愛撫してからお臍を舐めてから、下半身に移り、妻の両脚を広げて割って入り、左手でクリトリスを扱き、唇で秘裂を舐め、舌を蜜壺に入れ、右手指で肛門を悪戯しました。

妻の陰毛の上下左右が剃られ、秘裂を隠すような綺麗な縦長の陰毛が私の目に入りました。その時は漠然と自分で剃るわけないのにおかしいな、誰かに剃って貰ったのかなと思いました。でも場所が場所だけに他の人に剃らせるわけないし……。私はそんなことを漠然と考えていました。

 妻は肛門を触られて吃驚して腰を左右に振り、私の責めから逃れようとしましたが、私は妻の腰をガッチリと抱え、逃がしませんでした。

「嫌がった罰だ!」と言って人差し指を妻の肛門に入れたのです。「イタァ~~イタイ~~」と言いながらも、妻は私の言いなりになっています。

肛門に人差し指を入れ、蜜壺に親指を入れて交互に抜き差しを始めました。暫くして私はシックスナインの姿勢を取り攻撃を続けながら、肉棒を妻に咥えさせました。

妻のフェラチオの技術は驚くほど上手になっていました。亀頭を舌でぺろぺろして、肉棒を深く咥え吸い込み、そして解放する。出発時と雲泥の差だと私は思いました。

私は姿勢を変えて勃起した肉棒を妻の蜜壺にあて一気に挿入し、抜き差しを始めました。
「あああんっ~~ああんっ~~」妻は喘ぎ声をあげています。
抜き差しのスピードを速めて、私は懸命に打ち込みました。

「あああんっ~~いい~もっと~~もっと突いて~~」妻が催促の言葉を吐いています。妻がこんなことを言ったのを私は初めて聞きました。
私は猛スピードで腰を振っています。

「あああんっ~いい~イク~~イッちゃう~~」妻は頻りに大きな声をあげている。
 間もなく私は妻の中に射精して快感に浸りながら、妻の変身ぶりに驚いていました。妻が不倫をしている、もう疑いないと私は思いました。
  1. 2014/06/01(日) 21:28:46|
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薬剤師 第8回

そう聞かされても私は中国にいるのですから、日本へちょっと帰って、妻の様子を見に行くという訳にもいきません。私は妻にパソコンでメールをしたり電話をしたりして励ましてきました。

 電話で話した限りでは、「こちらは大丈夫ですから、何も心配なさらずにお仕事に頑張ってください。帰国するのを楽しみにして待っています。」と妻は元気そうにいいました。私に心配掛けないよう妻なりに気丈に振る舞っていたのかも知れません。

3カ月ぶりに日本の土を踏んだ時、これで本当に私に課せられた任務が終わったのだと思いました。そして空港から会社へ無事帰国した旨を電話にて報告した後、妻子の待つ自宅へと急ぎました。

夕方5時頃自宅に到着し、妻と抱き合い無事に帰ったことを喜び合いました。その後風呂に入り、ビールで乾杯し、3カ月ぶりに妻と長女と一緒に食事をしました。食事後、長女に買ってきたおみやげを渡しました。
 
 「お父さん、ありがとう。」と言って長女はおみやげを受け取り包みを開けました。中味を見て、 「素敵なブラウスをありがとう、お父さん」と言って2階の自分の部屋に行きました。

 「これが菜穂子へのおみやげだ!」と言って私は小さな包みを差し出しました。
「あなた、このレースのカーディガン、素敵だわ、気に入りました。ありがとう。」妻はおみやげの中味を見て笑顔で礼を言いました。

妻は食後の片付けをした後、スーツケースを開けて、洗濯物や旅行用品等を片付けて、私と居間で寛いでいます。心配していましたが、妻は予想以上に元気そうなので安心しました。

「菜穂子、この3カ月間女性に触れていないんで今晩頼む。」
「はい、あなた。本当にご苦労様でした。それじゃ10時頃寐ましょうか?」妻は微笑みながら言いました。

「そうしよう。明日と明後日は休みだな。」私は意味深なことを言いましたが、特別な意味はありません。
「あなた、帰ってきた早々で申し訳ありませんが、私、お話があります。明日にでも聞いて欲しいのですが……。」妻は真剣な顔をして言いました。

  1. 2014/06/01(日) 21:28:01|
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薬剤師 第7回

「なんで俺に言ってくれなかったんだ。夫婦なのに!俺は昔からベッドでは少し淫乱な方がいいと思っていたんだ。でも拒否されてステレオタイプな形のセックスしかできなかった。俺は前からいろいろ試したかったし、もっと淫乱なセックスをしてみたかったんだ。」私は本音を吐露した。

「今からでも遅くないからいろいろ試してみような。夫婦なんだから恥ずかしいことなんかないんだよ。2人がよければどのようなことでも愛の行為として許されるんだ。自分に素直になってもっともっとセックスを楽しめばいい!」私は妻にそう訴えました。

「はい、あなた。帰ってきたらもっともっと試してね。私もして欲しいことを正直に言います。自分に素直になります。」と妻は約束してくれました。

嬉しい反面で、3カ月も留守をするのに、妻の身体に火をつけてしまってよかったのかなと私は少し後ろ髪を引かれる思いだったのです。その夜は心地よい疲れからかすぐ寝てしまいました。

出発前の3月30日の日曜日に私は、近くに住む妻の友人である井崎恵子43歳の夫慎次さん45歳と会って、3カ月の予定で中国へ出張するので、留守中宜しく頼む旨をお願いしました。留守中は妻子だけになるので、何かあったときは宜しく面倒見て欲しいといった趣旨の挨拶なのです。

慎次さんも心得ていて私の趣旨を分かってくれて、留守中はそれとなく恵子さんに面倒見させると約束してくれました。私は菜穂子が人事異動で出張するような職務に就いた旨を慎次さんに伝えました。

妻と恵子さんは子どもを通じて知り合った友人で、お互いの家を行き来する間柄です。その関係から旦那同士も知り合い、家族ぐるみでお付き合いするようになったのです。

翌日の4月4日朝、私は成田国際空港から飛行機に乗り、中国へ向かいました。中国出張の理由は私なりによく理解しています。中国には生産委託する協力工場がありますが、食の安全性についてもうひとつ信頼がおけないのです。
  
 ですから自社工場を建設し日本の製造技術や品質管理技術だけでなく、現地従業員の教育を通じて食の安全性を確保しようとしているのです。そのためには製造や品質の管理技術に明るい人が行かねばならないのです。私がそのお眼鏡にかなったというわけです。

 そして3カ月を中国で過ごし、7月4日金曜日に日本へ戻ってきました。中国では工場建設の最終段階を見届け、設備の搬入・据え付けを行い、試験生産を繰り返してから、商業生産させてきました。
  
 一方で中国人従業員の品質に対する考え方を変えさせるべく徹底した教育を実施してきました。意識改革のため生産したばかりの製品を廃棄したこともあります。私は廃棄するにあたって何故廃棄するのか、何故不良品と判断したのか、何故不良品が生産されたのか、従業員によく説明しました。

 製品は会社の顔です。その善し悪しが会社の信用・発展を左右します。徹底的に良品を生産することの必要性を強調してきました。そしてそんなことを繰り返しながら何とか本生産へとこぎつけ、新たに中国に着任した工場長(元製造部次長)にバトンタッチしました。

慣れない異国での仕事は言葉や文化の違いもあって気苦労が多く、私には本当に激務でした。当初中華料理が続いたためか下痢に悩まされました。それでも会社のため、家族のためと頑張ってきたつもりです。

 中国滞在中に井崎慎次さんから5月中旬と6月中旬に手紙による連絡がありました。恵子さんが土日にそれとなく妻の様子を見に行ってくれていたようです。直接会って話をするだけでなく、それとなく様子を見ていてくれたのです。

 直接話をしているときはいいのですが、離れて様子を見ているとき、妻が何か考え込んだり、涙を見せるなど、妻の様子が少しおかしいとそれとなく知らせてくれたのです。
  1. 2014/06/01(日) 21:27:14|
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薬剤師 第6回

妻は拒否するどころか、その行為を積極的に受け入れ快感に浸っている様子です。粘液が止めどもなく流れてきます。「あああんっ・・ああんっ・・・・」妻は頻りに可愛い声をあげています。

私は蜜壺から指を抜き、その指を妻の唇に持っていき、「舐めなさい!」と言ったのです。妻は目を開け3本の指を口に含み、舌を絡め、音を立てて、粘液で濡れた指を舐め始めたのです。

散々舐めさせてから指を抜き、肉棒を唇に突きつけて、「舐めて気持ちよくしなさい!」私は妻に命令しました。妻は肉棒を咥え、舌を絡め、顔を振り始めたのです。こんな行為をしたのは結婚以来初めてです。

 「菜穂子、気持ちいい~ああっ~~」俺は思わず声をあげました。私の肉棒は硬くいきり立っています。

「菜穂子、挿れるよ。」私はそう言って、妻の口唇から肉棒を抜き、妻の身体に割って入り、挿入しました。

私はゆっくりと腰を振り、突き入れ、次第に出し入れのテンポを早くしていったのです。豊かな乳房を両手で握り、懸命に腰を入れて打ち込みました。
「あああん~~ああん~~」妻が可愛い喘ぎ声をあげています。

突然私は肉棒を抜いて、妻を起こし、四つん這いにして、後ろから突き入れたのです。妻が犬みたいといって嫌がってきた体位を取らせたのです。妻はすんなりと受け入れました。
「あっ~~あっ~~あっ~~~」突き上げるたびに妻は短い叫び声を上げています。

「中でいいのか?」私は妻に聞きました。余裕がなくなってきたため聞いたのです。
「中に~~出~~し~て!あん~~ぜ~んび~~で~~す~~。」妻はたどたどしく返事をしました。

私は返事を聞いて猛然と腰を振りました。ラストスパートです。妻の大きな喘ぎ声を聞きながら、妻の中で射精しました。暫くしてティッシュを取り、妻の股間にあて、私は仰向けに寝ころびました。

余韻に浸っていると、妻は起き上がり、股間を拭い始めました。そして「あなた、とっても気持ちが良かったです。」と言いながら私に抱きついてきました。
「とっても良かったよ。」と言って私は妻をきつく抱き締めました。

「私、あなたに正直に言います。私は新婚の頃から、いろいろあなたを拒絶してきました。淫乱な女と思われたくなかったからです。そんな女になったら旦那様にすぐ飽きられてしまうと思っていたからです。ごめんなさい。
 でも35歳を過ぎた頃から、私は淫乱になってきました。雑誌に書いてあるような性の悦び、絶頂感を知りたくなりました。身体が欲求するようになってきたのです。
 あなたにいろいろ試して欲しくなりましたが、切っ掛けがなくてなかなか言えませんでした。今晩はいい機会だと思って、試していただこうと思ったのです。とっても良かったです。」と妻は告白しました。
  1. 2014/06/01(日) 21:24:58|
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薬剤師 第5回

「それじゃ4月4日金曜日はどうかな?夜6時頃からでどうかな?」村澤が妻に提案しました。村澤に下心があるとは妻には知る由もありません。

「はい、結構です。」妻は素直に答えました。
「それじゃ6時に地下の駐車場で待ってるね。」村澤が妻に言いました。

4月4日は私が中国へ出発する日です。朝早く妻と娘に見送られ家を出て、車で空港へ向かいました。妻は私が出発する日であることを村澤には言っていないとのことです。妻は空港で見送りたいと言い続けましたが、自宅から成田空港までは遠いので私が遠慮したのです。

3日の夜9時頃、出張の準備を整え、私たちは寝室に入りました。私は3カ月会えなくなるので、妻を堪能したかったのです。妻もその気になっているのはその素振りですぐ分かりました。

 「あなた、暫く会えなくなるわね。私寂しいです!」妻はそう言いながら私に抱きついてきました。

「暫く会えなくなるけどよろしくな!仕事はほどほどにしろよ!子ども達を宜しくな!」俺は妻を抱き締めながら言いました。

「はい、あなた。お仕事大変でしょうが、お元気でね。今晩私はお人形さんになりますから、あなたのお好きなようにしてください。何を要求されても、私、絶対にイヤと言いません。」妻は私の耳元で囁きました。

私は、ベッドでは少し淫らな妻の方がいいと思っています。新婚の頃、いろいろエッチなことを試みたのですが、妻はイヤがり拒否しました。

フェラチオを拒否され、妻のものを口唇で愛撫しようとしましたが拒絶され、お尻に指を這わせたときも変態扱いされ拒否されました。

ですから私たちのセックスは自然とキスして、胸を触り、挿入して腰を振り、射精するという紋切り型つまり決まり切った形のセックスを繰り返してきたのです。

妻は雑誌の記事に書いてあるような絶頂を知らないと思います。大きな喘ぎ声をあげたことも、イッタことも多分ないように思います。セックスの頻度は新婚当時で週2~3回、最近では週1回が精々で、妻にいわせると10日に1回だそうです。

絶対拒否しないということは、新婚当時拒絶していた行為も受け入れるというのでしょう。私は妻を全裸にして仰向けに寝かし、覆い被さりキスを楽しみ、乳房を揉み、妻の秘裂を口唇で愛撫しました。

左手指でクリトリスを扱いたり、摘んだりしながら、蜜壺に指を挿入し、掻き回し始めました。指を3本にして掻き回していると、妻はこれまでに出したことのない喘ぎ声を出し始めたのです。しかもその声はますます大きくなり、しかも切羽詰まったような喘ぎ声に変わってきました。
  1. 2014/06/01(日) 21:24:07|
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薬剤師 第4回

 営業部員を全員集め、本部長自らが今回の人事の狙いや業務などを、3カ年計画との関係から説明し、計画を成功裏に完遂させるためにも妻に協力するように全員に訓示したのです。

 部課長はこの人事を予め知っていたようですが、この人事を知らされていなかった一般社員は、営業本部長直属の津島職員に今後どのようなスタンスで接したらいいのかが分からず戸惑っているようです。

 役員が決めた人事に社員が口を挟むわけにはいきませんが、異例の職務や人事に「おかしい、役員と津島さんとの関係が怪しい。」と陰口する社員もいました。それだけ奇抜な人事異動だったのでしょう。

発令後、妻は同僚の動揺に気づいているようですが、自分ではいかんともできないので、気にしないでこれまでどおり同僚、先輩、上司に接するようにしています。早速役員室で事務打ち合わせをしています。

「そのカーディガン素敵だね。胸のブローチがアクセントになっていて魅力的だよ。それはそうと何か困ったことはないか?あったら何でも俺に言ってくれよ。」村澤本部長が妻に話しかけています。

「いえ、特にありません。気に掛けていただきありがとうございます。」妻は正直に答えました。

「3カ年計画は私が作成するので、津島さんは宣伝広告部とも相談して各商品の効能を端的に説明する文章を作って欲しい。今後全国で開催する展示即売会の場で、会員を始めお客さんにすぐ商品の成分、効能が説明できるようなものがいい。効能が端的に分かるキャッチフレーズのようなものがあると最高なんだけどな。とりあえずこのリストにある売れ筋の15商品だけでいいよ。」といいながら村澤本部長は書類のようなものを妻に手渡しました。

「はい、解りました。考えてみます。」妻は本部長にそう答えました。

「それと地域別に流通販売網の現状と改善点を一覧表に整理してくれないか?各営業所からの報告書はここにあるから、コピーを持っていっていいよ。こちらは急ぎで、今月15日までにお願いできるかな?」

「はい、分かりました。15日までに整理し、ご報告いたします。」妻は本部長にそう回答しました。

「話はそれるけど、これから一緒に仕事をしていくことになるので、挨拶代わりに津島さんを食事に招待したいんだけど、いつがいいかな?」

「本当ですか?お食事にご招待していただけるのですか?光栄です。日にちは本部長が決めて下さい。」妻は遠慮がちに本部長に答えました
  1. 2014/06/01(日) 21:23:17|
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薬剤師 第3回

「本部長が推進するプロジェクト業務を菜穂子が補佐するのか?。仕事の内容から言えば、営業企画的な仕事だろ!そんな仕事が菜穂子に務まるのか?適任者は他にいるだろ?」私はその職務は妻にはとても無理だと思ってそう聞いたのです。

「はい、本当のところは私も迷っています。村澤営業本部長が私の能力を買いかぶっているのかも知れませんが、私はやってみようとも思っています。無理ならその時に言ってくれたらよいと村澤本部長も仰ってくれていますし。」妻はそう答えました。

「菜穂子がやりたいなら引き受けてもいいけど、それには条件がある。やってみて無理なら変わって貰え!無理する必要はないのだから、子ども達や私に迷惑を掛けない範囲内でやりなさい。」俺は妻に条件付きで基本的に了承しました。

村澤本部長の狙いが本当は仕事にあったのではなく、菜穂子そのものにあったのです。それが解ったのはずっと後になってからでした。この時私には村澤がそんな邪な欲望を持っていようとは夢にも思っていなかったのです。ですから妻には荷が重いと思いながらも、条件付きで了承したのです。

妻は実際の年より若く見え、色白で、顔の彫りが深く、鼻筋が通おり、女優のような顔立ちです。身長165㎝、体重52㎏で、胸とお尻が大きくモデルのようなスタイルをしています。書類を持って社内を闊歩する妻は目立つ存在なのでしょう。村澤はその妻に目をつけ淫欲の標的にし、罠を仕掛けたのです。

よく考えればおかしな提案です。妻は社会経験は短く、営業の計画立案・実行を補佐する職が務まるほどの経験はないのです。薬剤師という国家資格を持っているだけです。特殊な専門職ですから営業というジャンルで応用が利くとはとても思えません。ですから何か裏があると考えるのが普通だと思います。

でもその時は、妻はもちろん、私もまったく気がつかなかったのです。会社の役員が部下の女性をものにするために、役職上の権限を行使するなど想像だにしていませんでした。今時そんな役員がいるとは私の想像の範囲外だったのです。なぜおかしいと気がつかなかったのかと、責められても私には抗弁できません。本当に解らなかったのです。残念でなりません。悔やまれます。

妻が入社したとき、村澤は既に取締役営業本部長で、雲の上の存在であったようです。ですから入社2年ほどは村澤とまったく顔を合わせることも口を聞くこともなかったと妻は言います。

 しかし、入社2年半を過ぎた頃、妻の仕事が変わり、全国の営業所の営業成績を集約する業務に関わるようになってから、その報告のため妻は村澤と顔を合わせるようになったようです。

そうした中で妻は村澤に好かれたのかも知れません。結局、妻は村澤の提案を引き受けたのです。4月1日、人事発令があり妻は正式に営業本部長直属の部下に就きました。辞令を持って挨拶回りに行こうとしたとき、村澤本部長が営業部に現れました。
  1. 2014/06/01(日) 21:22:31|
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薬剤師 第2回

村澤営業本部長は先頭に立って、健康関連食品メーカーからの販売代理権の取得や委託生産の拡大等を通じて取扱商品を増やす一方で、首都圏から地方まで全国的な販売網を拡大・整備してきました。

現在、 同本部長は訪問販売・通信販売・ネット販売などを展開する直販部と、医薬品量販店、スーパーマーケット、コンビニなどへの販売を担当する営業部を統括しています。

 私はというと、2008年初め上司から中国への長期出張を命じられました。中国で食品の現地生産を開始するため、現地企業と合弁で工場を建設しており、生産設備の据え付けや試験生産、本格生産を現地で指導して欲しいというものでした。

期間は2008年4月から約3カ月間ということです。このプロジェクトについては良く知っていましたが、自分が行くとは夢にも思っていませんでした。

上司の話では製造課長に出張させることに内定していたのですが、課長の奥さんが病気で入院しており、長引くという話なので、人道的配慮から私にお鉢が回ってきたというわけです。今回の任務から見て、製造技術や品質管理の技法に長けたものでないと務まらないので、私も納得せざるを得ませんでした。

中国への出張が近づいてきた3月の中旬に、妻が相談事を持ってきました。
「仕事のことなんですが、村澤本部長から、自分の業務を補佐して欲しいと言われています。地方への出張が伴う新しい仕事です。出張が伴いますので、私の一存では決められなくて……」と妻は説明し始めました。

「営業本部長の業務を補佐する?。それって、どんな仕事をするんだ?秘書業務か?菜穂子に務まる仕事か?」私は妻に聞いてみました。というより問い詰めたという方が正しいかも知れません。

「営業本部長によると、うちは東京など関東圏の営業基盤は強く知名度も高いのです。しかし、地方ではまだ脆弱で知名度も低いのが現状です。それで3カ年計画で地方での流通販売網を抜本的に整備し、知名度を高め、販売力を強化しようとしています。
 最初の2年間は東海、関西、中国、四国、九州に重点的に取り組む計画です。それに伴い営業本部長の仕事を補佐することが必要なのです。それは秘書業務ではありません。3カ年計画を作成し、推進する業務補佐で、計画が軌道に乗るまでの期間ということです。
 各営業所からは顧客とのダイレクトな流通経路を確保した流通販売網の強化案を提出されています。それを参考にして本部長の下で3カ年計画の作成が進められています。私にそれを補佐して欲しいというのです。」

 妻は村澤本部長に教えられたのか、スラスラと説明しました。
  1. 2014/06/01(日) 21:04:32|
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薬剤師 第1回

私は津島正義46歳、〇〇食品株式会社の製造部長代理を務めています。ある国立大学の工学部機械工学科を卒業しました。理工系ですが、高校時代から空手をやっていまして2段の腕前です。もっとも文武両道は高校時代だけで、大学時代も社会人になってからも空手をやっていません。ですから今は単なるデブ(身長181㎝、体重90㎏)の中年男でしかありませんが、喧嘩には自信があり、これまで負けた記憶がありません。
 妻は菜穂子43歳で、子どもは長男18歳、大学1回生、長女16歳、高校2年生の二人です。

 私たちが結婚したのは19年前のことです。妻は大学で薬学を学んだ薬剤師で、大学卒業後、ある医薬品メーカーに勤めていましたが、結婚後すぐ子どもを身ごもり出産・育児のため退職しました。

子育てを終えた妻は、3年前から再び仕事に就き、現在は健康関連食品会社に勤務しています。妻と私はもともと幼なじみで、妻は幼稚園児の頃から「私は正義ちゃんのお嫁さんになる」と公言していました。

彼女が小学生の高学年になっても自分の両親にはそのことを言っていたようですが、私は直接彼女の口から聞くことはなくなりました。

 彼女が中学生の頃になると、挨拶する程度で、私と親しく会話することはなくなりました。しかし私はますます美しくなる菜穂子を嫁にしたいと本当に思うようになってきました。

私が大学を卒業する時に、思い切って彼女に思いを打ち明け交際して欲しいと話をしたのです。すると「私の気持ちは今も昔と変わっていません。でも恥ずかしくてそんなことを口に出すことはできませんでした。私は今年から〇〇大学の薬学部へ進学します。将来薬剤師になるつもりです。お友達からお願いします。」と彼女は私に応えてくれたのです。

 そして私たちは友達として交際を続け愛を育んできました。妻は目標である薬剤師になりました。お互いが社会人になって、暫くして結婚しました。嘘のような話ですが、本当の話です。

妻は長いこと家庭に入って子育てに専念してくれましたが、子ども達も大きくなったのでまた働きたいという妻の希望を私は受け入れました。そして自宅から電車で40分、車で25分ほどの距離にある現在の健康関連食品会社に勤めるようになったのです。丁度3年前のことです。

妻によると、健康関連食品という概念は極めて曖昧で、サプリメントなどの「健康食品」、1日に必要な栄養成分を補給・補完する「栄養機能食品」、生活習慣病の一次予防に役立つ「特定保健用食品」の3つを総称して「健康関連食品」と呼ぶ場合が多いそうです。

健康関連食品の市場規模は急速に拡大しており、既に2兆円をはるかに越えているといわれています。市場拡大の背景には高齢化社会の到来と女性の社会進出があるようです。

一生健康でいたいと願う高齢者が増え、病気を予防すべく健康関連食品を進んで摂取するようになりました。また女性の社会進出の増加に伴い、経済的に余裕が出た女性が、自らの健康と美容に気を使い健康関連食品を積極的に摂取するようになったのです。

妻の勤める〇〇株式会社もこの15年間に企業規模を急速に伸ばし、従業員数人の零細家族企業から、現在は従業員600名を超えるまでに急成長しました。

営業本部長の村澤剛48歳はその立役者の一人ということです。正式の肩書きは常務取締役営業本部長で、その妻の杏子さんは現三嶋社長の妹です。妹の七光りだけでなく、この男には実力が備わっているようです。
  1. 2014/06/01(日) 20:59:13|
  2. 薬剤師・津島正義
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薬剤師 はじめに

 不倫は他の夫婦の話であり、自分たちには関係がないと私は漠然と思っていました。結婚後、2人の子どもに恵まれ、19年間を夫婦仲良く過ごすうちに、そういう意識を私は知らず知らずに持つようになっていました。

 私は、わが社の中国工場を立ち上げるため、4月から3カ月間の予定で中国へ長期出張し、予定どおり任務を終えて7月初めに日本に帰ってきました。

しかし、この3カ月の間、妻は私以外の男に抱かれていたのです。私が異国の地で家族のために必死に頑張っていたときに、妻は他の男に抱かれ性の快楽に溺れていたのです。

 妻は私の帰国後自ら告白したのですが、、私は怒り・嫉妬・やるせなさから、自分の感情を抑えることができず、土下座をして涙を流しながら謝る妻に、複雑な感情を爆発させてしまいました。

それから約6カ月が過ぎ、私も落ち着きを取り戻し、「妻の不倫」という事実に真正面から向き合うことができるようになってきました。そんなある日ふとしたことからこのサイトを発見し作品を読み漁りました。このサイトで私と同じような経験をした人たちが本当に多いことを知りました。

 『インプリンティング』は主人公が海外勤務中にその奥さんが不倫をしていたという点で私たちのケースと似ています。また、『水遣り』、『CRの妻』は社内上司との不倫という点で、また媚薬を使われたという点でも、妻のケースと驚くほどよく似ています。もっともケースが似ているだけで、作品としてはこれらに足元にも及ばないと思いますが……。  

古くは『戦い』、最近では『白き花』、『再びの妻』、それから未完の『黒か白か』も奥さんの不倫を扱ったものです。その他にも不倫を扱った作品が非常に多いことを知りました。これらの作品を読むうちに、もう二度とこんな経験をしたくないとの思いから、私も「妻の不倫」の一部始終を書きとどめようと思いました。

 妻に話しましたところ、「恥をさらすようでちょっと抵抗がありますが、私が二度と不倫をしないことを不特定多数の読者の方に誓うことになるのなら、あなたのお望み通りにして下さい」との返事が返ってきました。それで私は投稿する気になったのです。

 「もし当時の私の心境について、お分かりにならないところがありましたら何なりと聞いてください。理路整然とお話しすることはできないと思いますが、当時の心境を正直にお話します。」という妻に後押しされる形で書き始めました。

私には書き下ろしながら投稿を続けるような芸当はできませんし、また途中で挫折するようなみっともない真似もしたくありません。このサイトでも途中で挫折した作品が実に多いことに本当に驚かされます。

 事故、病気等の不可抗力で未完となっているものから、自分の力量を度外視して無謀に挑戦して途中で挫折したと推測できるものまで、理由は千差万別なのでしょう。

 ですから私は事前に書きしたためておくことにしました。書いておけば途中で挫折する可能性は少ないし、また後で文章に手を入れることもできると考えたのです。こうして今年の正月明けからぼちぼちと書き始め、ようやくほぼ全文を書き上げましたので、そろそろ投稿を開始することにしました。なお、この話の時点は昨年、つまり2008年であることを予めお断りしておきます。
  1. 2014/06/01(日) 20:48:09|
  2. 薬剤師・津島正義
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嫁が俺の会社の先輩に、デートの練習をした 第4回

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  1. 2014/06/01(日) 20:46:54|
  2. 嫁が俺の会社の先輩に、デートの練習をした・不詳

嫁が俺の会社の先輩に、デートの練習をした 第3回

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