主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。
「みんな帰った。戸締りもしてきた。これで純子さん、あなたと私だけだ」
「・・・・」
「どうしたんだ?元気がないなぁ・・・無理もないか。ところで健吾君は離婚のことを言ったかい?」
「・・いいえ、なにも」
「えっ!そう・・」
大沢は純子に近づき、法被の襟から手を差し入れ
Tシャツを盛り上げている乳房を揉み始める
大沢はもう純子を愛人の如く扱い
純子はされるがまま、顎を上げ拝殿の奥をじっと見つめている
「なんと揉み心地のいい乳房だ・・・この感触、たまらん。健吾君との交わりは言い付けどおりにしているだろうな?」
「・・・はい」
「それでいい・・・離婚する彼には、ここを使う必要はない」
大沢は、右手でジーパン越しに純子を擦り上げる
「止めてください。目の前にこのお宮さんの大神が・・・大神の怒りが」
大沢は、純子から離れた
「おおぅ・・そうだった。この間、慶子さんと話し合ったんだが・・・彼女は相当な悪だ。平気であなたから健吾君を奪うつもりでいる。前にも言ったが彼女は経済的に苦しい。兵糧攻めが一番こたえる。兵糧さえ断っていれば心配ない。自滅する・・・あなたは健吾君が融通しないように気をつけておくんだ。別れる時の財産分与のためにもな」
「わたし・・主人とは別れたくない!今でも主人を・・」
「な、なにを言い出すんだ。健吾君は既にあなたを裏切り、慶子さんと一緒になる約束をしているんだぞ。あなたも聞いただろう?そんな夫に未練が残っているのか?憎らしいと言ったんだぞ!」
「あの時は確かに・・でも、主人も一時の気の迷いであのようなことを・・」
「うむ・・こちらにおいで。今更迷ってはダメだ!あの二人を酷い目にあわせて恨みを晴らすんだ」
大沢は、純子の手を引いて薄暗いトイレに引っ張り込む
そして、純子の法被を剥ぎ取り、ジーパンを膝まで引き降ろす
むき出しになった白い尻肉が薄明かりに浮ぶ
(まったく女はこうだから厄介だ・・・)
「純子さん、あなたも以前のあなたでないことを、忘れている」
「あっ、痛い!」
「直ぐに、慣れてくるさ・・あなたの肢体は私のものだ。さぁ・・思いっきり善がるといい!純子さん、あなたと私はこんな関係になっているだ・・・あなたが今更、寄りを戻そうとしても彼が許さんぞ。そんな女を」
「それは、あなたが、あなたが・・」
女の切ない淫声と男の激しい罵声が拝殿に流れた
- 2014/10/19(日) 12:31:03|
- 夫婦模様
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大沢が自室で鏡に映る自分の顔をみて、ため息をついた
夫を慕っている人妻を強引に盗んだ
未亡人となったがそれを餌にして、もう一人の人妻も手に入れた
慶子と純子・・・
二人とも、いい女だ。56歳の男にこんなことをやらせたんだ
女の色香とは・・・
しかし、所詮続かないのが当たり前・・・
心の通い合わない人間関係は空しい、無理やりの肉交、金銭での肉交
私はこうなることを望んでいたのだろうか?私はいったいどうしたいんだ!
この歳になって、若い女の心を掴もうと、できもしない夢を追ってしまったのか・・・
いいじゃないか・・・それでも、夢を追う・・・
玄関のチャイムが鳴る
ドアを開けると健吾が立っていた
「少しご相談が・・・」
「やぁ・・健吾君、有馬温泉以来だね、まぁ、あがってあがって」
大沢は自室に健吾を招きいれた
「娘の由佳と母子で楽しく振舞っている純子を見ていると・・・・とても、離婚なんて・・・しかし、慶子さんとの約束が・・・」
健吾はとりとめもなく話し出した
「健吾君、悩んでいるんだ・・・・君らしいな、私が君ならハッキリしている」
「どうされるんですか?」
「私なら慶子さんに対して言った事は本心ではないから、そんな約束は守らない」
「約束を反故にですか?純子を見ていると胸が苦しくなって・・・慶子さんに会うのはもっと辛くて・・」
「健吾君、君は純子さんと別れるなんて考えるな!それが普通だ!告別式の夜の慶子さんを見ただろう。私との肉交も・・・あれで清楚で、貞淑な女性だと思うか?とても愛妻を捨ててまで再婚する相手とは常識的には思えないよ」
「はあ、でも・・・」
「誠実な君のことだ。慶子さんに約束したことに責任を感じているんだろうが、ここは慶子さんにも最低の男にならざるを得ない。君は純子さんに対してはとっくに酷い夫になっているんだよ。わかるかい?」
「えっ・・・」
「妻を捨てると言って、よその女を抱いたんだ。これほどの裏切りはないだろう?純子さんに内緒で済ませられれば、表面上は酷い夫の方は免れれるが・・裏切りは裏切りだ」
「・・・・・・」
「不倫なんて、本気にならないとできるものではないし、誰かが不幸になる、やった者は善人ではおれないんだよ。しかたがない一度、私が慶子さんと話してみよう。難しいとは思うが、ひょっとしたら金銭で片がつくかもしれない」
「お金で解決?」
「そうだ・・・案外旨く行くかもな。当分は慶子さんとは接触しないで・・任しなさい、私は自治会長だ。誠意を尽くして旨く話をしてみよう」
健吾は当事者でありながら、自分で解決する道を選ばず第3者の立場に身を置いた
- 2014/10/19(日) 12:31:51|
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慶子の自宅のリビングテーブルの上に、100万円の現金が置かれていた。
「慶子、楽しい夢を見て、100万円の金も入る。こんないい話は2度とないぞ」
「そんな・・」
「考えても見ろ・・無理があるだろう。相手は妻帯者だ。あの雰囲気でのぼせてしまっただけだ。お前に心底惚れているなんて考えられるか?彼は妻を捨てられない。そんな男なんだ」
「私は何度も尋ねた・・健吾さんには純子さんがいるでしょうと!」
「だから逆上せていたんだ・・・男なら誰でも、美味しい女体を目の前にしたら何とでも言うものだ。特にお前のようないい女ならなお更だ・・」
「そんな・・・あの人はそんな人じゃない」
「馬鹿だなあ・・お前も逆上せているな。健吾君も普通の旦那なんだ。遊ぶことはできても家庭は捨てられない、それに妻を愛している」
「でも純子さんも私と同じよ・・・あなたに弄ばれている」
「慶子、健吾君にとってお前と妻の純子さんは違うんだ。・・・私がやったことでは同じであってもだ・・・健吾君には純子さんとの間に愛娘もいるんだぞ。私は、健吾君に頼まれて来ているんだ。彼は結局そんな普通の男だ・・・・もう諦めろ」
「ああぁぁぁ・・・」
慶子は肩を震わせて泣き出した
「この前は私もどうかしていた。酷いことを言ってすまなかった・・・慶子。私は札束でお前の肢体を弄んでいる、確かに私は女が好きだ。だが、誰でも相手にするわけではない。女房の園子以外に関係した女性はお前と純子さんだけだ・・・私は、お前が健吾君に好意を寄せれば寄せるほどお前を離したくなくなる・・・・」
「うぅぅぅぅ・・・」
「私の目は間違っていないと今でも思っている。お前は他人を傷つけてまで、旦那を横取りする女性ではない。たまたまあの時あんなふうになっただけだ。少し他人の幸せを妬んだだけだ。冷静になるんだ・・・・・悪人は私だけでいい」
大沢は震える女の肩を抱いた・・・・見上げる女の目には涙が溢れていた
「・・・・そのお金は、受け取れません」
大沢は何度も頷いて・・・そして
「いいんだよ。そのお金は・・・私の金だ。酷いことをしたのは私だ・・その償いに、お前がもういいと言うまで助け続ける・・・慶子、慶子。お前はいい女だ」
- 2014/10/19(日) 12:32:47|
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健吾の携帯に大沢からメールが届いた・・・・安心していいと
しかし、健吾には遣り切れない寂しさが込み上げていた
今は冬・・・
純子が会長を務める子ども会は年度末に向けて、1年間の行事、会計の締めくくりと新年度に向けての役員改選の時期となった。
大沢は純子と関係を続け、一方で慶子への経済的支援は律儀に守っていた。
健吾は漸く平静を取り戻し、会社の事業に積極的に取り組んでいると純子は思っていた。
そして、健吾の慶子への思いも消えたと・・・・だが
「大沢会長、少し心配なことが・・・」
純子は、大沢の自宅の仕事部屋にいる
「どうしたんだい?何でも言ってごらん」
「この頃、主人が何となく冷たいような気がして・・・」
「健吾君が?」
「ええ、思い過ごしならいいのですが・・・娘にはやさしい父親として接しているのですが、私には何というか・・・」
「はっきりしないなぁ・・・どうなんだい。夫婦の営みはあるんだろう?」
「それが・・疲れたと言ってあまり・・何か、私を避けているみたいで」
「うーん・・あれほど君に惚れていたのに、おかしいな、それは」
「慶子さんは今は・・・」
「慶子か?慶子は頑張っているよ。私からの経済的支援を何時までも受けていられないと・・・今度、自分で事業を始めたいから少し金を借用したいと言っているぐらいだ」
大沢は純子を引き寄せ、肩を抱きスカートの中に手を滑り込ませる
「会長・・実は、私・・・妊娠したみたいで」
純子の太腿を摩っていた大沢の手が固まる
「えっ!ほんとうか?」
「たぶん・・・・あなたの子が・・」
大沢の手は固まったまま、少し震えていた
- 2014/10/19(日) 12:33:33|
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大沢は久しぶりに慶子を誘って有馬に来ていた
大沢と純子、そして健吾と慶子が絡み合った部屋の窓から
冬の六甲山系の景色を眺めている
大沢は優しく慶子の肩を抱き、髪を撫でる・・・
今日の六甲山は何年か振りの雪が舞っていた
大沢は曇り空から降り注ぐ雪の中に純子を見ていた・・・
「秋祭りの宵宮祭の日・・・・・危ない日だったの」
「ほんとうか?本当に私の子か?」
「間違いなく・・・あなたの子ども!」
「・・・・・・で、どうするつもりだ」
「もちろん産みます。私たち夫婦の子として」
「健吾君は気づかないか」
「大丈夫、あの人はいい人だけど鈍感だから・・それに、子どもが欲しいと言っていたから、喜ぶと思う・・これであの女には負けない・・・・それで、あなたとの関係もこれで終わりにしたいの・・・・いえ、終わりにするわ!」
・・・・・・・・・・
慶子の肩を抱く大沢の手が震えた
「慶子、冷えてきた・・・風呂で温まろう。少し聴きたいことがある」
「ええ」
- 2014/10/20(月) 00:09:44|
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露天風呂の湯気の中に、白い女体が浮ぶ
その女体が金泉の土色の湯に沈んでいく
この湯は人間の心とからだを芯から温めてくれる・・・・
「慶子、私の側にこないのか?・・・・いやか?」
「私はもう、あなたとは・・」
「そうか・・頑張っているらしいな・・園子から聞いたよ。慶子さんはいい人よって」
「ええ、私、頑張っています・・私の新しい人生が始まったところですもの」
「そうか・・・・で、健吾君とは終わったんだろうね?」
「・・・・・私はそのつもりです」
「私は?・・・・か。それじゃ、彼に逢ったんだね。彼、何と言っているんだ」
「私のことが忘れられないと・・・・」
「・・・で、君は私と純子とのことを彼に話したかい?」
「いいえ・・・そんなこと、私にはもう関係ないことです」
土色の湯の中から、白い女の肢体がゆっくりと立ち上がる
小ぶりだが形のいい乳房から湯が滴り落ちる
そして淡い陰りを覗かせ見事な曲線を描く豊満な尻肉と太腿
ああ・・ほんとうにいい女だ、肢体もだが心も強くなった
金と暴力とで従わせた女・・・しかし、別の女に、本当に強くなった
「慶子、もう一度抱かせてくれないか・・今の君を」
「・・・・・・」
「君は以前の慶子ではない・・・私は、今の君を抱きたい。抱かせて欲しい」
「あなた・・私の気持ちを尋ねているの?他人の気持ちを思いやれる人間に少し近づいたのかしら・・・」
「他人を思いやれる人間?」
「そうよ・・・自分の本能のまま、自分本位に物事を考え行動し、全く回りの人のことを考ない、あなたの場合は、お金があり地域の実力者だからなお更だけど・・・そんな人間だったわ」
「・・・すまない。ただ、本当に君を私のものにしたかったんだ。私の中の男が我慢できなくて、理性を超えてしまった・・・・言い訳はよそう、私は酷いことをした・・」
「いいわ・・・でも私の条件がきけるかしら・・・あなたはこれまでのことを隠さず、あなたの奥様に話すこと」
「慶子・・・それは・・・」
「それができれば、あなたも生まれ変われる!人の心の痛みがわかる人間に・・・」
「うーん・・・・・・・・」
「ここの温泉・・・ほんとにいい湯ね・・」
- 2014/10/20(月) 00:10:44|
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純子が健吾の様子を窺っている
健吾はただ黙々と食卓に並んだ料理を胃に流し込んでいる
「あなた・・・」
「・・・・・・」
「あなた・・私、子どもができたの・・・妊娠3カ月だって」
「えっ、今何と言ったんだ」
「由佳がお姉ちゃんになるのよ」
健吾の箸を持つ手が震える
「あなたは二児のお父さんよ、頑張ってね。明るくて楽しい家庭を・・」
「ま、待ってくれ・・・僕は、僕は・・・」
「どうしたの?あなた・・・二人目の子どもをあれほど欲しがっていたじゃないの」
「いや、違うんだ。子どもの話じゃない・・・女の人の話だ。僕には好きな人がいる」
「やっぱりそう・・・やっと言ったわね・・その女は慶子さんね。で・・どこまでいってるのよ」
「すまない・・・互いに愛を確かめ合った。僕はあの人と一緒になりたい・・しかし、あの人は・・・」
「なんという人なのあなたは!随分と前から私を裏切り続けていたのね・・・」
「いや、一度だけだ」
「バカじゃない?あなたの心が私を裏切り続けているのよ。いやなのそんなの!」
「僕は慶子さんが忘れられない・・・あの人の魅力に・・」
「もういい加減にして!妻と子がある身で他の女に惚れたなんて、よくぬけぬけと言えたものね」
「あの時、彼女は私と結婚して欲しいと」
「やめて!聞きたくない。あなた、今何を言っているのか分かっているの?あなたの子どもを身ごもった妻の私に」
「ああ、わかっている・・・でも、どうしようもないんだ」
- 2014/10/20(月) 00:11:39|
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園子、園子に・・これまでのことを全て話す?私はできない、とてもできない
「どうしたの?・・園子さんに話す勇気がないの」
「勇気?勇気だって?そんな簡単な言葉で表せない・・・私は、妻の信頼、愛情を踏みにじる行為をしたんだ。園子は私を、私を・・・・」
「あなたと園子さんの夫婦には子どもがいない。園子さんは言ってたわ。子どもができない私を、離婚もしないであなたが愛してくれている。その愛に応えなければと・・」
「あああぁぁぁ・・違うんだ!」
「本当にどうしたの?」
「あいつは、園子は・・・・私のことを・・あああぁぁぁ、とてもできない!あいつに私の悪行を話すなんて」
「もしかして、子どものできない原因はあなたの方に?」
「あいつは自分に原因があると言った。それでも愛してくれるかと?」
「・・・・・」
「心の底から愛していたんだ園子を・・・私は即座に言ったよ、代々続いてきた家柄の家系が途絶えたとしても君を離さないと・・園子は号泣して私に抱きついてきた。でも違っていたんだ。原因は私の方にあった。妻の園子はそんな女なんだ・・・・」
「そんないい奥さんがいながら、あなたって人は・・・でも、なおさら園子さんに話さないと・・・・・」
慶子は、その白い胸に大沢を抱きしめた・・・・
脳死状態の亡夫に尽くしてきた女である
大沢の目に、白い透き通るような肌
右に振ると、なんとも柔らかそうな乳房が映る
自然とその先端を口に含んで吸い始めた
- 2014/10/20(月) 00:12:54|
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この部屋は慶子と健吾が契りを結んだところである・・
今、布団の上には乳房をさらけ出し、両脚を合せることもできずに慶子が横たわっている
先ほどの慶子の精神的優位な立場も、こと肉弾戦は大沢に軍配が上がる
大沢は、慶子の性感を何度も攻め立て、絶頂に導く
そして、思いのたけを放出した
性的満足感に浸る女体は艶かしく、大沢の手は再び慶子のしめやかに「く」の字を画く太腿に伸びる
「慶子・・満足したかい?」
「ええ・・・・あなたはお上手」
「なんだいその言い方・・・・・亡くなった旦那や健吾君と比べているのか?」
「うーん・・・」
「あれだけのことをしても、純子も私に馴染んでいると自負している・・・セックスでは十分満足させているから」
「何をのん気な・・・先ほどの深刻な話がまるで嘘のようだわ」
「今は君だけを見ている・・・なぁ慶子、こんな関係を続ける気はないかい?世間には上手くやればいいんだし」
「これからも、あなたとねぇ・・・」
大沢の手が慶子の乳首をくすぐる・・・・そして一方の手が髪を撫でる
「表は表としてやっていく、そして裏は遊びの感覚で楽しむんだ、慶子。気持ちよく遊んでまた表で頑張る・・・。表のやつらには分からないようにすれば何にも問題は出やしない。当事者二人だけの秘密で誰にも分からないことなんだから」
大沢は慶子の首筋から襟足へ唇を這わす
「あっ・・そこ・・・うーん」
「分かってるよ・・君のからだのことは・・・」
慶子の目が流れる・・
2回目が始まった
- 2014/10/20(月) 00:15:05|
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ここ藤沢夫婦の自宅では、夫婦の会話が続く
「どうだろう純子・・・慶子さんと私の今の関係は、喫茶店でお茶をし、映画を観たり、ドライブをしたりしているだけだ。彼女もそれ以上の関係を望んでいない。私もそれだけでいいんだ。だから、続けさせてくれないか?」
「それはどういうこと?あの人はあなたの何なの?あなたの心を癒すのは妻の私ではなくあの人なの?・・・そんなの絶対にいや!どうして私じゃだめなの!」
「駄目なんだ・・君とは何かが違う。彼女といると幸せな気分になり、何時まで話していても楽しいんだ。嫌なことも消えていくんだ」
「もうやめて!・・・私を愛してくれた健吾さんは何処へいってしまったの、私だけを見つめていた健吾さんは?」
「僕は君が嫌いになったのではない。家庭も大事だし、娘も大切だ・・しかし、慶子さんはもっと別の・・・離れたくないんだ」
「その感覚は何?・・あなたは何かの病気?私にはとても理解できないし、そんなこと許せる訳が無い。お腹に赤ちゃんがいるというのに、慶子、慶子だもんね」
「どうする気だ、純子」
「そうね・・そこまではっきりと慶子さんと離れられないと言われたら、妻としてやらなければならないことはやらして貰うわ。まずは不倫の慰謝料請求かな・・」
「止めろ・・純子!彼女はなにも悪くない」
「全く倫理観がどうかしている・・他人の夫と肉体関係を結び、その家庭を破壊している。これは事実よね。許せない・・絶対に!」
純子は会話を打ち切り、一人で寝室に消えていった
- 2014/10/20(月) 00:16:00|
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慶子に健吾から今の純子の様子を知らせる連絡が入った
「そう・・純子さんが妊娠・・そして、私に慰謝料を請求する。でも、第2子が出来るなんて夫婦仲はいいんだ・・・えっ?あまりしていない!でも、思い当たるんでしょう?はぁ・・覚えが無い!??それはどういうこと・・はい、ええ・・そうなんだ・・わかったわ。えっ・・純子さんが私の家に」
玄関のチャイムが鳴る
慶子は健吾からの電話を終わらせ、ドアを開けると純子を招きいれた
「純子さん、お久しぶりお元気そうね」
「何なの・・あなた!その澄ました態度・・・他人の夫を手玉にとって、家庭を滅茶苦茶にして!美女のお面を被った悪女が!」
「いきなり酷いことを・・・まあ、落ち着いて」
「いいえ・・・あなたから慰謝料をもらわないと、健吾の妻としての当然の権利よ」
「待って・・健吾さんには確かによくして貰ったわ。主人が亡くなって気落ちしていた私の話し相手になって頂いて・・・」
「何をとぼけたことを言って・・その嫌らしいからだで主人に迫って肉体関係を持って、おまけに離婚してあなたと結婚するように言ったんじゃないの・・・なんて女なの」
「・・・・・・」
「哀れな女、不幸な女を演じながら・・・他人の夫をその気にさせる。なんて酷い女なの・・・私の夫は初心な女知らずの男。あなたがその太腿をさらすだけで逆上せてしまうわ」
「・・・・・・」
「私は今、妊娠しているの・・私の家庭、幸せな家庭をあなたは破壊したのよ・・どうしたのよ。何とか言いなさいよ」
「あなた・・相当誤解しているわ。思い込みし過ぎている・・・あなたのご主人と私はあなたが思っている関係ではないわ」
「何を空々しい・・主人が言ったのよ!肉体関係があると・・」
「健吾さんたら・・そんなことを奥さんに?安心していいわ・・それは嘘、健吾さんの妄想よ・・私と健吾さんは単なる話し相手としてのお付き合いよ」
「そんなことをよくも抜けぬけと言えたものね」
「だってそれが本当ですもの・・あなたのご主人とは楽しくお話しているだけよ。お話するだけで慰謝料を請求するなんて、あなたもどうかしているわ・・・それとも、あなた、私と健吾さんが抱き合っているところを見ていたのかしら?あり得ないわ」
「・・・・・・」
「それに、ご主人との二人目のお子さんが出来たんでしょう。羨ましいわ、ご夫婦仲が宜しくて・・・さぞ、健吾さん、お喜びね・・」
「・・・・・・」
「純子さん・・・あなた、ご主人をもっと大事にしないと。健吾さんをもっと深く理解してあげないと。大切なものを失うわよ・・・夫婦って二人の男女が努力しながら幸せを求めていくものよね・・。今の私は一人、淋しいわ・・・」
慶子の家を出た純子の足は、大沢の自宅に向かっていた
- 2014/10/20(月) 00:17:34|
- 夫婦模様
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大沢は玄関のドアを開けると純子の目を見た
先だって、大沢とは「これきりよ」と去っていった元気は失せていた
「今日はどうしたんだい?」
「主人は子どもが出来たことより・・慶子さんとのことばかり気になっていて。慶子さんに会って話をしても自分のしたことを棚に上げて、もっとご主人のことを考えてあげてと言われるし・・・・もう、私どうしたらいいのか」
「はぁ・・・まあ、あがりなさい。美味しいお茶でも入れよう」
大沢は、慶子と寄りを戻し何とか園子への告白は誤魔化せていた
そこへ、もう一人の女がまた・・・・
大沢の仕事部屋で純子は健吾とのこと、慶子とのことを全て話した
「純子、いや純子さん・・何にも心配いらないよ。健吾君は私とあなたのことは知らないし、慶子さんも感ずいていたとしても言わないだろう。私たちが見た健吾君と慶子さんのあの濡れ場をあなたは知らないことになっている訳だ。問題は健吾君が正直に事実をあなたに告白したものだから表面化しているが、慶子さんは否定している。ということは第3者からみれば、事実かどうか判断できないということになる。放っておきなさい・・」
「そんな!私、本当に主人といい、慶子さんといい、腹が立って我慢が・・」
大沢は純子に近づきそっと肩を抱く
「はっはっはは・・・そんな我慢なんてたいした事じゃない。この世の中、死ぬしかないといった人たちが沢山いる。あなたも腹いせに私の子を身ごもったんだから、相手を張り倒してお釣りが来るよ」
「なんてことを・・・」
今度は純子の手を握って髪を撫でている
「純子さん、おとなになりなさい。ご主人の浮気の一つぐらい・・・世間の夫婦はみんな見て見ぬ振りをしているんだ。互いに心が離れてしまっても夫婦でいるものもいる。あなたの場合は、健吾君は家庭の外で気分転換に女性と遊びたいと正直に言っているんだ。そんな旦那なんてあまりいないよ。いいご主人と私は思うが・・・」
髪を撫でていた手は肩から腕へそして腰へと・・・
「私は主人が私以外の女性に逆上せていることが・・・」
「いいじゃないか・・・たいしたことじゃない。世の中は男と女しかいない。最愛の人と夫婦になっていることの方が少ないと思うよ。失恋して違う男や女と結婚している夫婦は沢山いる。それが同窓会などで火がついたりして・・・だから、夫婦といっても一心同体ではなく、夫も妻も個を大切にして夫々に自立していいと思う。夫々が幸せを求めて一生努力し続けるんだ。それが夫婦なんだと私は思っている」
大沢の手は純子の腹部を摩り始めた
そして、純子の耳元で囁く
「だから、私も・・・自分の歳を考えずに、あなたのような素敵な女性に恋をしてしまった・・・・そして、ここに私の子がいる」
「・・・・・・・・」
「あなたは何も悪くない・・・全て私が無理やりにしたことだ。どんな責任でもとるつもりでいる・・・・それが、あなたの幸せにつながるのなら」
大沢は純子の襟足に唇をあて、舌が首筋に沿って動き出した
- 2014/10/20(月) 00:18:56|
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「世の中にはあまり真実を追究しない方が、傷つかないで済むこともある。曖昧のままにしておく・・・それで、胸に収めておく。私は今まで何度そうしてきたことか。あなたの場合もあまり騒がずにいたほうが、あなたにとっても幸せかもしれない」
「・・・・・・・」
「もしも、健吾君が私とあなたの関係を知ったらどんなことになるか・・・ここは、慶子さんとのことも穏やかに収めるのがおとなの処方箋と思う。波風を立てると自分も傷つく可能性が広がる・・そうだろう?」
大沢は固まりだした純子の服の上から乳房を揉みだした
慶子と異なり揉み甲斐のある乳房だ
「いくら世間知らずの健吾君でも、黙ってはいない。私は罰を受けて仕方が無い人間だが、あなたも今のままでは済まないだろう」
手を握っていた大沢の手はスカートの中に伸び、ストッキングの上から太腿を摩りだした
「ここは穏便に、穏便にだ・・そして、私たちの関係は完全に否定しておく。私とあなたは子ども会活動の打ち合せのために会っていただけなんだ。このことは私たちが他人に言わない限り絶対に分からないことだから・・・・」
「うっ・・・・」
大沢が直に乳房を揉み始め、もう片方の手はストッキング越しに陰核あたりを刺激する
同時に、白いうなじに舌を這わす
慶子同様、大沢は純子の弱点を知り尽くしていた
「あっあぁぁぁ」
「純子さん、いや純子・・・君が嫌でないなら二人の関係は誰にも知られず、これからも続けよう・・・そして、君が言うように、お腹の子は健吾君の子として生まれてくるのが一番幸せなんだ・・・・」
「うっ・・あーん」
「それじゃ、そろそろ本当のお父さんが子どもと対面といくか・・・さぁ、後ろを向いてお尻を高く上げなさい。純子はバックが大好きだろ・・」
「あぁぁぁ・・・・うーん」
純子は絨毯の上に額を押し付け、お尻を大沢に突き出した
大沢は、両手で抱えるとパンティごとストッキングを大腿まで引き摺り下ろす
そして、女の源泉に舌を這わしていく
「あん、あん、あーん・・・」
純子のお尻が上下左右に揺れる
「純子、今日は嫌なことを全て忘れるくらい、何度も逝かしてやろう・・・そして、二度とこれきりと言えないように、私のものをからだと心に染み込ませてやる」
ゆっくりと大沢の怒張が前進する
暫くして、純子の愉悦の叫びが繰り返し、いつ終わるともなく続いた
- 2014/10/20(月) 00:20:19|
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正月3日
大沢は妻の園子と豪華なおせち料理に箸をつけていた
「ねえ、あなた・・・慶子さん、本当に頑張っている。どうかしら、今度神戸に計画しているお店を、慶子さんに任してみようと思っているの」
「う、うん・・・」
「彼女、きっと私以上のやり手になるわ・・・」
「はぁ・・・・・」
「それに、妻の私の役目までやってくれてるようだし・・・・何かお返ししないとね」
「・・・・・・・」
「それと、もう一つ大事なことがあるの。実は私たち子どもがいないでしょ。それで、私考えたの・・・子ども会の会長さん、そう藤沢さんご夫婦を私たちの養子にしてはと」
「はあ?」
「あのご夫婦なら私たちの跡継ぎとしてもいいかなぁと・・・いい人ですもの、お二人ともあなたを心底信頼されているようだし」
「でも、それは受けてくれるだろうか?健吾君のご両親の意見もあるだろうし」
「それは大丈夫。養子縁組は養子が成人であれば最終的には本人次第だし、ご両親には私から筋をとおしてお話をしてみるわ。今は二人目のお子さん、ああ男の子だって分かって、健吾さん大喜びだそうで」
「そうか・・・・男の子か」
「いいでしょ・・・・私の考え。健吾さん夫婦が私たちの跡を継ぐ・・・最終的には、今から生まれる私たちの孫の男の子がこの家を継ぐ」
「えっ!」
「ねえ、あなた・・・あなたは子どものできない私を離婚もせずに、愛してくれました。私はその愛に応えようと頑張ってきました。でも、少し疲れました。縁組が成立したら私も少し休ませて・・ねえ、あなた」
「ああ」
「私たち、もう若くは無い・・・・二人でこれから楽しみたいの、あなたと」
「・・・・・・・」
「ねぇ、あなた・・・・あなたは私だけのあなた、私の愛したあなたは、私だけの・・」
「わかった、もうわかったよ・・・園子。私は君だけの私だ・・そして、君は私だけの君だ・・・・・これからずっと死ぬまでだ。そうだろ園子・・・・」
完
- 2014/10/20(月) 00:21:19|
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